フルーツタルトの専門店「白井屋 ザ・パティスリー(SHIROIYA the PÂTISSERIE)」が、2021年2月12日(金)群馬・前橋の白井屋ホテル内にオープンする。フルーツタルト専門店「白井屋 ザ・パティスリー」「白井屋 ザ・パティスリー」は、ミシュランレストラン出身のパティシエ延命寺美也監修のもとオープンする、前橋初の本格的フルーツタルト専門店。延命寺美也は、フレデリック・カッセルなどで修業を積んだパティシエで、“皿盛りデザート”の人気店・青山「エンメ(EMME)」を手掛ける人物だ。「白井屋 ザ・パティスリー」は、白井屋ホテル内の小さなタルト工房で手作りした新鮮なフルーツタルトを提供。旬なフルーツと厳選素材を贅沢に使用して、こだわりのスイーツを展開する。看板商品の一つとなるのが、苺の味をストレートに堪能できる「苺のタルト」。バニラビーンズをたっぷり使用したカスタードクリームと、ほんのり塩味を感じる“ホロホロ食感”のタルト生地を組み合わせて、スライスカットしたストロベリーを花のように盛り付けた。他にも、隠し味にほうじ茶を使用した「栗の渋皮煮のモンブラン」や、ハーブの清涼感を味わえる「ピスタチオのチーズタルト」など、スイーツファンを虜にする華やかなメニューを取り揃える。できたてのタルトは、テイクアウトだけでなく、白井屋ホテル内のオールデイダイニング「the LOUNGE」でも楽しむことができるので、白井屋ホテルの宿泊の思い出に味わうのもおすすめだ。また、タルト・ケーキ以外にも、ひとつひとつ丁寧に手作りした焼き菓子を用意。マドレーヌ、フィナンシェ、フロランタンなど全6種の焼き菓子は、いずれもバターをたっぷり使ったリッチな味わいとなっている。【詳細】白井屋 ザ・パティスリーオープン日:2021年2月12日(金)住所:群馬県前橋市本町2-2-15白井屋ホテルTEL:027-231-2020営業時間:10:00~18:00月曜定休(月曜日が祭日の場合は翌火曜日が定休)<価格帯>タルト 1ピース 550円+税〜、1ホール4,000円+税〜フロランタン200円+税/個マドレーヌ200円+税/個フィナンシェ220円+税/個マドレーヌ・フィナンシェ・フロランタン3個入り 700円+税
2021年02月13日『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』が1月16日(土)からKAAT神奈川芸術劇場にて開幕する。2020年4月、開幕直前に公演中止となった作品。KAAT芸術監督でもあり、今作の演出を務める白井晃の尽力で、中止から9か月という異例の早さでの上演が決定した。白井と、主演の南沢奈央に話を聞いた。時間を置いたことで、作品を俯瞰して見られた「稽古中も途中から時間を短縮したりしていて、少しずつ不穏な空気が忍び寄っていたんです。それでも初日が延期になったときにはまだ『上演できる』という希望があったので頑張っていられたのですが、中止が決まった瞬間に心が折れたのか、体調を崩してしまって。表現をする場がなくなってしまうのはこんなにもつらいんだ、と思いました」(南沢)「通し稽古も終えて、明日にも舞台での稽古をスタートするという段階で緊急事態宣言が出て延期になり、さらに中止が決定しました。でもこの難しい作品を南沢(奈央)くんや平埜(生成)くん、入手(杏奈)くんと力を合わせて作ってきた、スタートラインまできていたものがここで終わることはどうしてもできないと思いました。それだけの思いで1月の上演にこぎつけました」(白井)「こんなにも早く、もう一度やると決断してくださって、生きる気力が湧いてきました」(南沢)『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』は、2018年に上演された『バリーターク』で注目を集めたエンダ・ウォルシュによる戯曲。『バリーターク』で彼の作品の魅力にはまったという白井が再び挑む今作では、どこかに閉じ込められている若い女・アイーラと、それを監視する若い男が直接顔を合わせないまま会話を交わし合う。「本人は明言していませんが、彼にこれを書かせた背景は、たとえばヨーロッパに入ってきた難民たちがひとつところに集められて出ることもできないような状況だとか、社会の格差、紛争から生まれた弱者の有りよう……。そのようなことがあったと思うんです。それが、コロナ禍以降僕らが置かれた状況に酷似してしまった。感染を予防するために自分たちで決めたガイドラインによって圧力をかけあい、規制しあっている。人々が管理しあっている。それは、まさにアイーラがカメラでずっと監視されている状況と変わらないと思うんです。よくぞこんな凄い作品を書いたな、と思います」(白井)「私は閉じ込められている設定なので、声だけを聞いてやりとりしていかなくてはいけない。稽古を通じて、ふだんどれだけ直接顔を合わせることで影響し合っていたのかを実感しました。登場人物も少ないし、一見静かな戯曲に見えますが、白井さんも翻訳の小宮山(智津子)さんもこれはエネルギッシュな作品だとおっしゃっていて。稽古を重ねていくうちにその感覚がわかってきたんですが、広い空間に自分ひとりでエネルギーを出していくのは大変で、それだけにすごく面白い作品だと思います」(南沢)「直接会うことのない、声だけで心を通わす男女の物語に〔ラブ・ストーリー〕というタイトルがついているのが切ないよね。いちど時間を置いたぶん、今はいい意味でこの作品を俯瞰して見られている気がします」(白井)今の状況で観てもらうことで響くものがある白井が語るように、「直接会うこともできず、離れた場所から声だけで交流する」という今作の設定は、コロナによって切り離された人々と重なる。「以前稽古していたときは物語の中でしかありえなかったできごとが、とても現実的になってしまった。むしろ、今この時期にやるべきものとしてチャンスを与えられたんじゃないかなと思えるようになりました」(白井)「自粛期間中、『アーリントン』のセリフをことあるごとに思い出しては『これはまさにいまの私の気持ちだ!』と思っていました。良くも悪くも『この戯曲はそういうことだったのか』と改めて捉え直す感覚がありました。今の状況の中で観ていただくことで、お客様にも響くものがあるんじゃないかなと思います」(南沢)一度は「幻の作品」になりかけた『アーリントン〔ラブ・ストーリー〕』が、驚くほどいまの世の中に寄り添った作品として再起動する。「つい先日、自粛明け初の舞台(『ハルシオン・デイズ2020』)に立ちましたが、今までに味わったことのない気持ちでした。お客様の前に立って、直接演じられるこの舞台という場所は絶対になくなってはいけないと思っています。思い入れのある『アーリントン』が再びお客様に届けられるチャンスを得られたのは本当に幸せです」(南沢)「とにかく、劇場を開き続けること、演劇を上演し続けることのために戦った1年でした。表現衝動は人間が生きている限り止められないと思うので、今できることを精一杯やって前に進んでいきたいと思います」(白井)今作は白井にとって、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督として演出を手がける最後の作品となる。最後に、2021年4月に芸術監督のバトンを渡すこととなる長塚圭史へのメッセージを語ってもらった。「まさかこんな事態でのバトンタッチになるとは思っていませんでした。僕自身、もっとKAATに文化的な財産を蓄積し、それを渡していかようにも変容させてほしかった。もう少し華々しく迎えられたらよかったんですが……。けれど、長塚くんはきっと彼なりの展望をもって、新しい公共劇場のあり方、新しいKAAT像を作ってくださると思っています」取材・文:釣木文恵撮影:源賀津己『アーリントン』〔ラブ・ストーリー〕作:エンダ・ウォルシュ翻訳:小宮山智津子演出:白井晃出演:南沢奈央 / 平埜生成 / 入手杏奈声の出演:川平慈英 / 霧矢大夢 / 那須佐代子 / 伊達暁2021年1月16日(土)~2021年1月31日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
2020年12月28日7月18日から28日まで、東京・Bunkamura シアターコクーンで上演されている舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』。演出・白井晃、主演・安田顕より、公演に向けてのコメントが到着した。Q. 初日開幕ですが、お二人から意気込みをお願いいたします。白井晃: 50%とはいえ、やっと観客の皆さんに劇場で作品を見ていただくことができます。出演者と観客の皆さんが一緒にいる、この劇場の空気感を味わえることを楽しみにしています。安田顕: 困難な状況の中、まずは初日を迎えるにあたって、関わってくださった皆様に感謝申し上げます。全身全霊で、マイケルという役を務めさせて頂きます。Q.これまでも何度か日本でも上演し続けられてきた作品ですが、今回の作品の大きな違いはどこでしょうか。白井晃: 今までの上演は二幕ものでしたが、今回は一幕通しになっています。私は、青井先生の演出での上演を拝見できていないので、残念ながら比べることができません。ただ、50年前に初演されたこの作品が、今の日本にも通じる問題であることを大きく意識して創っています。Q. 安田さんは稽古前にも大変な下調べをされていたようだと白井さんも舌を巻かれていたそうですが、主人公を演じるにあたっては何か特別な思いがございましたか?安田顕: 自分が役を演じるからには、その人物のことを愛したいのですが、マイケルに関して並べる言葉は、実はマイナスな部分が多かったんです。孤独で、雄弁で、傍観者で、自分が傷つきたくないから人を傷つけてしまう。でも、なんだか憎めない人だなと。この人間臭いところが、共感できるところであり、不思議と愛せるところでもありました。Q. 今回の環境下では、ソーシャルディスタンスを意識して、演出的な部分でどういった部分に配慮されましたか?白井晃: キスなどの行為は無しにしました。また、ハグも顔を離しての軽めのものにしたり、対面の演技の場合、出来うる限り向き合う時間を無くすように心がけています。また、パーティーシーンでの食事は全てフェイク物で、タバコなども本火は使わず、口にはつけずに食べたり吸ったりしているように見える形で演技をしてもらっています。さらに、舞台美術を通常より、舞台面奥に設定し、観客席との距離を取るように図っています。Q. これからご覧になられる方々へ、お二人が感じる作品の見どころを教えてください。白井晃: 50年前、LGBTを扱った作品としては画期的なものだった本作は、社会の中でマイノリティとされた人々の苦しみと悲しみに満ちています。誰がマイノリティになるかは、その線引き次第でいつでも変化します。安田さん演じる主人公の切なさを、自分たちの問題として考えていただけたらと思います。全く個性の異なる9人の男優たちによる、舞台上での化学反応を楽しんでいただけたらと思います。安田顕: お客様には、役者同士のぶつかり合いの芝居の中で出てくるエネルギーや思いを生で感じていただければと思います。
2020年07月22日新型コロナウイルス感染状況や神奈川県からの外出自粛要請に伴い、より一層の感染予防・拡散防止のため、9月上旬までの主催事業を中止または延期としていた、KAAT 神奈川芸術劇場。この度、中止となった一部の公演について、日程を変更し公演の上演を調整することを発表した。それにあわせて、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督の白井晃よりメッセージが寄せられた。芸術監督 白井晃より新型コロナウィルス感染拡大に伴い、KAAT 神奈川芸術劇場は、観客の皆さん、そしてアーティスト、スタッフの安全を鑑みて、4月から9月上旬の主催公演は全て中止とさせていただきました。長い時間をかけて、アーティストの皆さんと検討して準備してきただけに、本当に胸の詰まる苦渋の判断でした。そして、今、緊急事態宣言が解かれ、劇場はゆっくりと再開の準備を始めています。今まで当たり前と思っていた環境を、もう一度見直し、劇場の安全性をより一層高めながら、皆さんと劇場の信頼関係を回復していきたいと思います。何卒、ご理解いただき、劇場再開にご協力いただければと思います。それに伴いまして、9月から劇場の主催公演を再始動したいと考えています。そして、4月から8月の期間に中止になった作品を順延し、スケジュールを調整して、プログラムを組み直すことにいたしました。こうして、中止になった作品に再生の機会を作ることも大切なことだと考えています。改めて、KAATの後期プログラムを発表させていただきます。また、諸般の事情から、今年度中に順延できない作品に関しては、2021年度以降に上演できるように調整しております。詳細が決まりましたら、改めてご報告させていただきたいと思います。自粛期間の間、改めて思うのは、私たちが作り上げているこの「現実」とは何かということです。作られた「現実」の中にある、真の「現実」を映し出す場所として、これからも劇場が機能していければと思っています。KAAT 神奈川芸術劇場の活動にご支援いただけるよう、スタッフ一同、最大限の努力をして参ります。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。すでに中止または延期を発表いたしました公演の新たな上演日程、9月以降の上演にっていにつきましては、KAAT神奈川芸術劇場HPをご確認ください。
2020年06月08日南沢奈央が、演出・白井晃のもとで再びKAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演に臨む。挑戦するのは、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュが2016年に発表した『アーリントン』。副題に“ラブ・ストーリー”と冠された日本初演となる戯曲を一読し、作品のイメージを膨らませる稽古前の心境に耳を傾けた。【チケット情報はこちら】高層ビルの中にある待合室を舞台に、自分の“番号”が呼ばれるのを待つ若い女アイーラと、隣の部屋でモニター越しに彼女を見つめる若い男を軸とした物語が描かれる本作。壁を隔てた2人の間に何が芽生え、アイーラの番号が来た時に男はどんな決断を下すのか──。共演者には平埜生成、入手杏奈が名を連ねている。2019年5・6月に主演した白井の演出作『恐るべき子供たち』を通じて、彼と「もっと一緒に仕事をしてみたい!」と直感した南沢。豊富なアイディアや戯曲解釈の多様性を体感するだけでなく、役や作品のバックボーンをわかりやすい形で共有し、キャストの表現力に委ねる白井の演出手法に「新しい一面を引き出していただけた」と信頼を寄せる。1年を待たずに迎える再タッグは、白井からのオファーで実現した。南沢いわく「戯曲を読んだ白井さんが、今回演じるアイーラに私が重なったとおっしゃっていて」──。感情を内に秘める南沢の性格が、さまざまな過去や思いを抱えながら少しずつ自分について語るアイーラの役どころに「近いかもしれません」と分析する。南沢は、劇中の監視体制を「投稿を楽しむ一方で自分も誰かに見られている」とSNSが隆盛する現代のインターネット社会に置き換える。同時に「自分の目で観る、耳で聴く、肌で感じる機会がどんどん失われている気がして」とバーチャルへ移行しつつある世界についてコメント。しかし『アーリントン』では、アイーラと男の間にリアルな心の交流が芽生える。「誰かにそばにいて欲しいと願う彼女が、根本的な人の“あたたかさ”に触れる姿を見届けてください」と呼びかけた。その様子を、説得力ある形で観客へ提示するには──。南沢は「相手役の顔が見えず、声だけ聴いて反応する芝居は初めて。きっと五感をフル活用しないといけませんね」と青写真を描く。「最初は居心地が悪いと思いますが、そのやり取りで揺れ動くアイーラがおもしろいはず。新たなチャレンジです」と笑顔を覗かせた。公演は、4月11日(土)~5月3日(日・祝)に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年03月10日草彅剛が、白井晃の演出で、ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作『アルトゥロ・ウイの興隆』に挑む。ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いた問題作に、ファンクミュージックを散りばめた斬新な演出で挑む意欲作だ。【チケット情報はこちら】草彅と白井が初めてタッグを組んだのは、2018年の舞台『バリーターク』。その時の経験が草彅の中には強烈に残っているようで、「すごく新しい感覚でした。読んでみて全く分からない内容だったんですけど、実際にやってみたらすごく楽しくて。だから今回、白井さんが声をかけてくれるということで、別に台本を読まずとも、やりたいと言いました」と出演を決めた理由を話す。本作は、1956年にブレヒトがこの世を去った2年後の58年にドイツ・ヴュルテンブルグ州立劇場にて初演された。日本では1969年に田中邦衛主演、劇団俳優座による『ギャング・アルトゥロ・ウイ~おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達』のほか、2005年に新国立劇場が招聘したマルティン・ヴトケ主演、ベルリナー・アンサンブルによる公演が上演されている。すでに稽古に取り組んでいる草彅は、難解な戯曲と向き合いながら「膨大なセリフの量だし、何を言っているのか、意味がよく分からないんです」と苦笑い。一方で、「すごく刺激的です。知らない扉を白井さんが開いてくれる感じがするし、自分が分からなければ、分からないほど未知の自分に出会える。舞台にはそういうところがある。今回もそれを期待しています」とも語っていた。劇中の音楽は、キング・オブ・ソウルと呼ばれるジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成され、オーサカ=モノレールによる生演奏というのも大きな見どころの一つ。『道(La Strada)』(2018年)で音楽劇に挑戦した草彅だが、改めて音楽劇の魅力を聞くと、「より僕の役の中の眠っている魂が、音楽によって呼び覚まされる。そんなことを白井さんは狙っているらしい。それができたら、観客の皆さんに新しい感動を届けられるのではないかなと思います」と話してくれた。公演は2020年1月11日(土)から2月2日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場大ホールにて。共演者には、古谷一行、神保悟志らベテラン陣のほか、渡部豪太といった若手キャストに加え、『バリーターク』でも草彅と共演した松尾諭、小林勝也など、個性豊かな俳優がそろっている。取材・文:五月女菜穂
2019年12月25日お笑い芸人の土田晃之が、27日に放送されたラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~)で、東京国税局から申告漏れを指摘され、当面の活動自粛を発表したお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実について語った。「一番今週気になったニュース」として徳井の騒動を挙げ、「3年間納税していない」などといった事実が明るみになったことについて、「どういうことか意味が分からなかった」と心境を述べた。土田は、先輩の芸人から若手時代に「確定申告してるか? しなきゃダメだぞ」と指摘され、テレビに多く出るようになってからも、先輩から「税理士を雇ったほうが良いよ」と言われるなど、その都度アドバイスを受けてきたという。「『これで済むんだ』って思ったのかな、あいつ本人が。3年くらいほったらかしにしても、言われて、プラスアルファになるけど、別にこれで払ったら。ちょこちょこ毎月やってるのも面倒くさいからってことなのかな?」と疑問を投げかけ、「いや、ちょっと、衝撃的なニュースでビックリしましたね」と漏らしていた。
2019年10月28日お笑い芸人の土田晃之が、20日に放送されたラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~)で、2020年東京オリンピックのマラソンコース変更問題に言及した。国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪のマラソンと競歩を札幌で開催する案を発表したことについて、「1つ文句というか、言いたいなと思っていたことが…」と切り出した土田は、「バナナマンと3人でロケに行ってるんですよ。東京オリンピックのマラソンコースを3人で下見みたいな。『ここだったら見られるよ』って」と振り返った。そのうえで、土田は「オンエア前よ? なのにコースを変えるって…」とポツリ。そして「変な感じだよね? 『ここだったら選手が3回くるから!』なんて言っていって。でも、来ないんだよ、そこには」と笑っていた。
2019年10月22日草なぎ剛主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」が、来年1月11日(土)より上演されることが決定。全キャストも発表された。シカゴギャング団のボス、アルトゥロ・ウイは、政治家ドッグズバローと野菜トラストとの不正取引に関する情報をつかんだ。それにつけこみ強請るウイ。それをきっかけに勢力を拡大し、次第に人々が恐れる存在へとのし上がる。見る見るうちに勢いを増していくウイを抑えることができるのだろうか…。ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作「アルトゥロ・ウイの興隆」。本作は、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程を“シカゴのギャングの世界”に置き換えて描いたこの問題作に、ファンクミュージックを散りばめた斬新な演出で挑む白井晃の意欲作だ。舞台「バリーターク」でも白井さんとタッグを組んだ主演の草なぎさんが演じるのは、シカゴのギャング。エンターテイナーとしての魅力を最大限に発揮する!そして共演には、「バリーターク」で共演した松尾諭や小林勝也をはじめ、「プロポーズ大作戦」や大河ドラマ「西郷どん」の渡部豪太、「深夜食堂」シリーズの中山祐一朗、俳優だけでなくナレーターとしても活動する細見大輔。そのほか、粟野史浩、関秀人、有川マコト、深沢敦、那須佐代子、春海四方、小川ゲン、古木将也、小椋毅、チョウヨンホ、林浩太郎、神保悟志、そして古谷一行が参加する。また劇中の音楽は、キング・オブ・ソウルと呼ばれるジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成。海外でも活躍する「オーサカ=モノレール」による生演奏というのも大きな見どころのひとつとなっている。KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース「アルトゥロ・ウイの興隆」は2020年1月11日(土)~2月2日(日)KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。(cinemacafe.net)
2019年10月01日お笑い芸人の土田晃之が、29日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~)で、ラグビーワールドカップに夢中になっていることを明かした。28日に強豪・アイルランド代表を相手に大金星をあげたラグビー日本代表。土田も「普段はサッカーばかり見ているんですけど、昨日は大興奮でございました」と話した。土田は、夜からの再放送も視聴したことを明かし、「本当にあの時、ラグビー部入っときゃ良かったなと思うぐらい」と漏らした。続けて「試合見てたら、すごいスポーツだよね。あんなガタイの良い外国の選手たちに、勇気もってタックルなんていけないじゃん! トラックにぶつかるくらいの感じじゃない。怖いですよ」と評していてた。さらに「スクラムの最前列の人、背骨とか折れない?」としつつ、「そのポジションに、ウチの後輩が背番号18番で途中出てきてやっててさ」と、同じ正智深谷高等学校出身のバル・アサエリ愛に注目しているようで、「愛ちゃん頑張れー!って」と応援していたことを告白した。
2019年09月30日お笑い芸人の土田晃之が、22日に放送されたニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~13:40)で、アイドルグループ・欅坂46の東京ドーム公演に参戦したことを明かした。欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)のMCを務めている土田。同じくMCを務めるお笑いコンビ・ハライチの澤部佑とともに、同グループ初となる9月18日・19日に行われた東京ドーム公演について、「一言で言ったら最高でしたね。近年見たライブの中でNO.1に良いくらい」と絶賛した。土田は「初っ端が『ガラスを割れ!』でファンの気持ちをガッチリ掴んで、中盤には、最近のライブではやらなかった初期の頃の可愛い曲とかもやって」とし、「最後のほうにかけては『アンビバレント』『風に吹かれても』『危なっかしい計画』とかライブ映えする曲で畳みかけてた」などと熱弁した。さらに「とにかくすごい良かったんですよ。東京ドームまでたどり着いたんだなって…」としみじみと語り、「2回くらい泣きそうになった」とも。さらに、「卒業した4人も観に来たからね」と明かし、「ドームまで来たということで、これからも頑張っていただきたいなと思っています」と話していた。
2019年09月24日ダンスカンパニー・Noismを経てフリーランスに転身後、近藤良平率いるコンドルズに参加し、白井晃らの演劇作品でステージングを手がけるなど、マルチに活躍しているダンサー・振付家の平原慎太郎。その彼が2013年、西村友美子(衣装)や熊地勇太(音楽)らとともに立ち上げた舞台制作団体・OrganWorksが、本日7月19日(金)より世田谷パブリックシアターにて『聖獣(リヴァイアサン)~live with a sun~』を上演する。〈リヴァイアサン〉と言えば、イギリスのトマス・ホッブズによる政治哲学書が知られるが、元々は旧作聖書に現れる怪物の名前。ホッブズは国民が集まってできた国家を「リヴァイアサンである」と形容し、またアメリカの作家ポール・オースターも、“国家”という概念を題材に同名の小説を著した。OrganWorksの『聖獣』もまた、“個と集団”を掘り下げることで、リヴァイアサンの姿を描き出す作品。ヒトとは全く異なる時間の流れを生きる存在として“虫”を登場させ、対比によってヒトの持つ様々な特性を浮かび上がらせていく。作品の初演は2017年。平原は、初演を「私平原慎太郎にとって、また、我々OrganWorksにとってターニングポイントになった作品」と、そして再演を「人間がダンスとどのように向かい合い、どのように社会に還元するかを示す機会」と位置づけた上で、「ダンスの本質・王道をおさえながら、ラディカルな視線を持つというダイナミックな公演になる」と、この再演に自信を覗かせる。OrganWorksの真骨頂が観られる舞台となりそうだ。文:町田麻子
2019年07月19日将棋の羽生善治九段(48)が6月4日、第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)を破り、通算勝利数1,434勝を達成。大山康晴十五世名人の持つ最多勝数記録を更新して歴代単独1位となった。対局後には会見が開かれ、羽生九段は今の気持ちを聞かれ、「大山先生と比較することは難しいとは思うんですけど、一応、数字の上では1つ先にいけたということは棋士として大変ありがたいことだなとも思っています」とコメントしたと各メディアが報じている。大記録を達成しながらも、謙虚な姿勢を崩すことはなかったようだ。今回の他にも永世七冠など数々の記録を残す羽生九段。次なる記録は通算タイトル100期の可能性が高く、6日には木村一基九段(45)との王位戦挑戦者決定戦が控える。今回の記録多成の熱も冷めぬまま、前人未到の新たな大記録を今年にも達成するかもしれない。ネットでは、ファンからも「羽生さんのタイトル通算100期が見たい」「タイトルホルダーに勝利して、新記録達成…このまま狙うはタイトル100期だ!!」と次なる記録を期待する声が上がっている。
2019年06月05日今季絶好調、首位を突っ走るFC東京のミッドフィールダー・大森晃太郎選手にお話をうかがいました。ちょいワルなルックスとは裏腹に中身は……!? ギャップありまくり&萌えまくりなエピソードが噴出した大森選手の素顔を大解剖しちゃいます!写真・角戸菜摘 文・伊藤順子サッカーを始めたきっかけは、好きな子に振り向いてほしくて…先月4月28日に27歳のお誕生日を迎えた大森晃太郎選手。クラブのSNSには仲間からのサプライズに茶目っ気たっぷりに応える動画が投稿され、寡黙なイメージとはかけ離れた姿が話題となりました。大森選手 人見知りなので最初はあまり話せないんです。だから、たいてい無口で悪そうに見えるんですよ。でも、話し出すとアホが出るから「かわいいね」とよく言われます(笑)。サッカーは、幼稚園のときに好きな子が「サッカーをやっている人が好き」と言っているのを聞いたので始めました。でも、それは僕の勘違いで、彼女の好きな子がサッカーをやっていた、っていうオチやったんですよ。ーー既に好きな男の子がいたんですね。でも、その子がきっかけで、いまの大森選手があるということですよね?大森選手 そうとも言えますが、やり始めたら、その子そっちのけでサッカーが大好きになりましたね。ーーサッカーのどんなところが魅力なのでしょうか。大森選手 野球などいろいろなスポーツもやってみたのですが、ずっと動いているのが好きだからサッカーがいいのかなと思います。僕の持ち味はドリブル。昔はなるべくドリブルで相手を抜きたいと思っていましたが、最近はパスをすれば楽やということを覚えました(笑)。あと気持ちあふれるプレーがウリです。あいつ頑張っているな、と思わせるのがうまいのかもしれません。もちろん、いつでも本気で一生懸命ですけれどね。ジャックナイフみたいに尖ってたから、母親は怒りたくても怒れなかったーーこちらの問いかけに、軽快なテンポで言葉を返してくれる大森選手。確かに、親しみやすい方なのかも……。大森選手 いまはかなり優しくなりましたが、昔、特に中高6年間はジャックナイフといわれるくらい荒れていたんです。あの頃があって、いまの僕がいるので、当時を否定はしませんが、とにかく頑固でしたね。周囲の声に耳を貸さず、自分の意見を絶対に曲げませんでした。人に謝ることなんかあり得なかったです。ーー先生や、お母さんに怒られても?大森選手 母親は、この子を怒ったら、何をするかわからない、と思っていたのかもしれません。それくらい僕は尖っていたので、怒るに怒れんかったと思いますよ。休みの日も「どこで何するかわからない」から、サッカーの練習に行っていると母親は安心していましたね。恋愛において、僕はチョロいですーーオラオラ気質だったんですねぇ。好きな女性のタイプもひょっとして……。大森選手 あ~、ギャルが好きなんやろなって感じします? はい、ギャルはほんま憧れですね。僕が小1のとき、小6が最後のルーズソックス世代だったんですよ。羨望の眼差しで眺めていました。いまで言うたら、菜々緒さんをもっと悪っぽくした感じが僕のギャルの理想。とはいえ、こう語っていますが、僕、根は真面目だから、実はギャルは怖いんですよ(笑)。だから、見ているだけで大満足です。ーーギャルは観賞用ですか(笑)。では、リアルな好みのタイプを教えてください。大森選手 年上が好きですね。いくつ上とか年齢は関係ないです。壇れいさんや井川遥さんといった、かわいいというよりはきれいな人が好みですね。ーーきれいのレベルが高いですね~!大森選手 でも、僕、実際はチョロいんですよ。例えば会話をしていて、「ちょっとぉ~」とか言いながら触れられるだけで、好きになりそうですもん。ただ、デートでいきなり手をつないでくるとかはナシです。押しが強すぎると警戒心が働いてしまうので、「ちょっと待って」や「なんか寒い…」という言葉とともに、腕を組まれると、もう降参です(笑)。こういうさりげないテクニックは大人の女性がうまいんでしょうね。ーー昔の話かもしれませんが、サッカー選手は遊んでいるイメージを持つ人もいるようです。大森選手 みんなまじめですよ。僕が独身だったら、新宿か渋谷、六本木あたりに住んで遊びまくりますけどね(笑)。結婚前は、大阪にいたのですが、街のど真ん中にマンションを借りて、ホームパーティをよく開いていました。でも、いまは練習後は帰宅して寝たり、子どもと過ごしています、ほんまに。サッカー選手は遊んでいると思わないでくださいね。みんな真剣にサッカーと向き合っていますよ。小野伸二選手のカッコ良さは反則級ーー昔と比べて、Jリーグの現状をどう思われますか?大森選手 海外のスター選手が来て、非常に盛り上がっていると思います。僕自身としては、試合に勝つことはもちろん、初めて観戦する人でもエキサイトできるようなプレーを心がけています。先ほども言ったような、アグレッシブな動きを見せたり、点が入ったら歓喜を身体全体で表現したり。そういったことで、サッカーへの関心を高めてもらえたら嬉しいです。応援は自由なスタイルで。おすすめはお酒を飲みながらの観戦ですね。ゴール裏のサポーターの応援も迫力があり、見応えがあると思います。ーーズバリ、ライバルの選手を教えてください。大森選手 ドイツにいる宇佐美貴史選手ですね。僕も宇佐美選手もガンバ大阪のジュニアユースにいて、中学の頃から一緒でした。彼に負けたくない一心でサッカーを続けていました。それがプロになれたいまにつながっていると思います。ーーでは、惚れてしまうような尊敬する選手はいますか?大森選手 北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手です。あの風貌であのカッコ良さは反則ですね。それに、人としても、とても素晴らしい方です。昔、成人式のタイミングで、当時オーストラリアでプレーしていた小野選手のもとに会いに行ったことがあったんですね。そしたら、練習があるにも関わらず、連日夜まで付き合ってくれてすべてごちそうしてくれたんです。「まだ若いし、もっとチャレンジしていけよ。お前のプレーは嫌いじゃないぞ」という言葉をいただけて、サッカーをやっていて本当によかったなと思いました。最後に、日本代表について「試合に出続けて、結果を出して目指したい」と力強く宣言してくれた大森選手。ピッチ上では、かつてのジャックナイフのような鋭いプレーでスタジアムを沸かせてくれるはず! そして、まだまだ華麗なドリブルも披露して、私たちを興奮させてくださいね。InformationFC東京LINE公式アカウントLINE ID:@fctokyoアカウント表示名:FC東京・友だち登録方法スマートフォンにて無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」をダウンロード後、下記の方法にて友だち登録を行ってください。【検索して友だちに追加!】1. LINEを起動し、[友だち]をタップ2.「FC東京」または「@fctokyo」と検索してください。
2019年05月11日演出家・劇作家・俳優の長塚圭史が4月1日よりKAAT神奈川芸術劇場の芸術参与に就任する。その記者懇談会が開かれ、同劇場の芸術監督・白井晃と共に取材に応じた。今回の就任について白井は「神奈川芸術文化財団には今まで“芸術参与”という役職はなかったのですが、この度、制度を整備していただきました」と説明し、その理由を「ひとつは、私の芸術監督の任期が2020年度までになっているので、それまで芸術面で私の仕事のサポートをしていただくことが目的です。もうひとつは、2021年度からの新監督就任を見据えての準備期間です」と話した。長塚は「(これから着手する)2021年度からのプログラムを一緒に作っていくという大きな狙いもあるのですが、それと同時に劇場にとってのインフラを整えていく力になれたらと考えています」と意気込む。それに向けてまずやるべきは「散歩かな」と笑い、「この街がどういう場所なのかよくよく見つめる時間が持てたらと改めて思っています。そしてこの場所にちなんだことを、長期的な展望の中でつくりたい」を語った。白井は長塚を「数少ないよく話す演劇人。私にとってよきパートナーでもありますし、相談相手でもあります」と話し、この抜擢の理由を「1番大きいのは、彼が僕より18歳も若いことです。私が経験してきた演劇的な経験と、長塚さん世代が経験されてきたことは違う。演劇観というものが徐々に変化していることを肌で感じており、そういう意味で長塚さんの若い視点が必要になると思いました。僕はこの劇場に“事件を起こしていきたい”と思ってやってきましたが、その事件を起こすためには馬力が必要です。今までが芸術監督ひとりでの1輪駆動だったとするならば、2輪駆動にして2年間走って、その状態で長塚さんに(芸術監督を)お渡ししたいという思いがあります」と述べた。自身が演劇で積んできた経験がこの新しい任務にどう活かされるかの問いに長塚は「僕は、習慣的になって慣れ親しんで忘れてしまうことに対していつも危機感を抱いていて、“このままじゃダメだ”と思ったら、それは時に乱暴なやり方でも、つくっては壊し、壊してはつくって、どうにかやってきました。そういう思い切りの良さを携えながら、まずは参与をまっとうし、その先に繋げていきたいと思います」と答えた。長塚はこれから2年間、芸術参与の任務を遂行する。また、同劇場で12月に上演される「常陸坊海尊」の演出を手掛ける。取材・文:中川 實穗
2019年03月27日お笑い芸人の土田晃之が、10日に放送されたラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~13:40)で、アイドルグループ・日向坂46のデビューカウントダウンライブを鑑賞して涙したことを明かした。テレビ東京のバラエティ番組『欅って、書けない?』で、欅坂46の妹分的グループ・けやき坂46として活動していた頃の日向坂46と共演していた土田。デビューカウントダウンライブに参戦し「ちょっと自分でもびっくりしたんですけど、冒頭で泣きましたね」と打ち明けた。普段はあまり感情が表に出てこないという土田は「何なんだこの感情は?」と考え、その結果「娘が嫁ぐ時の感じでしょうね」と結論付けていた。土田によると、2015年の発足当初から知るけやき坂46は「子供みたいなもの」らしい。それが先日、デビューに際して日向坂46に改名したため「名前変わるって、結婚と一緒じゃない? だから親としては寂しいのよ」と複雑な心境になったという。しかし、日向坂46としてパフォーマンスを繰り広げるメンバーを目の当たりにして「そのときの笑顔が良くてね」と一言。続けて「これだけ新婚生活に向けてウキウキとした楽しい笑顔を見せてくれるなら、こっちも安心だ」という理由で、想いがこみ上げてきたことを告白した。
2019年03月11日お笑い芸人の土田晃之が、17日に放送されたラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~13:40)で、アイドルグループ・けやき坂46が日向坂46に改名したことについて語った。テレビ東京のバラエティ番組『欅って、書けない?』のMCも務める土田。欅坂46の妹分的グループであるけやき坂46の改名に、「ビックリしましたけど。ぶっちゃけて言うと、うれしくもあり、悲しくもありという感じですかね。デビューした頃とかずっと一緒にやっていたので。名前変わっちゃうのは残念だなって思うけど」と寂しい気持ちがあることを告白した。しかし一方で「1期生なんて実は3年以上やっているんですよ」と前置きしつつ、「その彼女たちがようやくシングルデビューが決まったっていうのは、本当に良かったなぁと、うれしく思っています」と、感慨深げに語った。また、日向坂46への改名発表直後、バナナマンと仕事で一緒だったという土田。日村勇紀に対して「乃木坂ってシングルをリリースする時に選抜メンバーを選出して、そうじゃない子はアンダーメンバーになるわけじゃない? そのアンダーの子たちが急に名前変わってデビューするみたいなもの」などと、バナナマンと親交の深いアイドルグループ・乃木坂46を例に説明したことも明かしていた。
2019年02月18日KAAT芸術監督・白井晃が演出を手掛ける近現代戯曲シリーズ『春のめざめ』『恐るべき子供たち』が4、5月に連続上演される。その製作発表会が行われ『春のめざめ』に出演する伊藤健太郎、岡本夏美、栗原類、『恐るべき子供たち』に出演する南沢奈央、柾木玲弥、松岡広大、そして白井が登壇した。【チケット情報はこちら】白井は、今年この2作を続けて上演することについて「“生”と“性”シリーズといいますか、思春期の大人社会との対峙の中で子供たちがいかに戦っていくのか、どうやって自分の道を見つけていくのか。そういう若き日の葛藤を描く作品を、連続で上演する試みに挑戦します」とコメント。今回が2度目の上演となる『春のめざめ』は「昨今はミュージカルで有名になっていた作品ですが、もともとはストレートプレイだぞということをしっかり見せたいと思い、2年前に上演しました。そのときに好評をいただき、この作品をKAATで継続的に上演できたら、そして若き俳優の皆さんとこの作業を共有していくことができたらと、今回の再演に至りました」と話す。白井が初めて手掛ける『恐るべき子供たち』は「ジャン・コクトーの小説は若き頃から愛読しておりましたので、この作品を演劇にできないかと上演台本をノゾエ征爾さんに書いていただいています。これからいろんなアイデアを掘りながら、キャストの皆さんと一緒につくっていきたいです」と語った。『春のめざめ』の主演・伊藤は「僕は舞台が2度目なのでまだまだ素人のようなもの。白井さんやキャストの皆さんの胸を借りてしっかり演じていきたいです」と意気込み、岡本は「初演を客席で観劇したのですが、その日の日記には“ヴェントラ役をやりたかった”と書いていました」と明かす。初演に続き出演する栗原は「どんなに時代が進んでも、思春期に起こる身体の異変や、身体と脳の違いで、誰もが苦痛や葛藤を経験するのだと思いました。たとえ本が同じでもキャストが変われば完全に新作だと思うので、また一から皆さんとつくっていきたい」と話した。『恐るべき子供たち』の主演・南沢は「白井さんとはずっとご一緒したいと思っていたので、このお話をいただいたとき本当に嬉しかったです。白井さんから“大変だと思うけれど、覚悟して”と言われたので、心して挑みたいです」、映像を中心に活躍する柾木は「僕は最後の舞台出演が3年前。経験も浅いですが、一生懸命演じて素敵な作品にできたら」、松岡も「戯曲は初挑戦で緊張していますが、本番までしっかりがんばっていきたいです」とそれぞれ語った。『春のめざめ』は4月13日(土)、『恐るべき子供たち』は5月18日(土)に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕。取材・文:中川實穗
2019年02月08日俳優の飯島寛騎と鈴木勝吾が、舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』でW主演を務めることが31日、明らかになった。同作は、70万部を超えるベストセラーとなり、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞した北川恵海の同名小説を初めて舞台化。17年には映画化もされた。ブラック企業で働く若手社員の青山隆(飯島寛騎)は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い、電車にはねられそうになったところを幼馴染みのヤマモト(鈴木勝吾)と名乗る男に救われる。しかし、青山がヤマモトについて調べると、出てきたのは3年前に激務で鬱になり、自殺した男のニュースだった。飯島、鈴木に加え、元℃-uteメンバーの中島早貴が、常に優秀な青山の先輩・五十嵐を演じる。葉山昴、ケーナ奏者としても活躍をみせる実力派俳優の田中健が出演。劇団oneor8の田村孝裕が脚本、深作健太が演出を務める。公演はCBGKシブゲキ!!にて6月13日〜6月23日。
2019年01月31日KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>にて、白井晃演出の「出口なし」が1月25日(金)に幕を開けた。【チケット情報はこちら】哲学者としても有名なフランスの劇作家ジャン=ポール・サルトルの代表作である「出口なし」は、1944年の初演以来様々な形で上演されてきた。本公演では、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督の白井晃が演出し、世界的なダンサーで近年は俳優活動にも力を入れている首藤康之、ダンサー兼振付家としても活躍する中村恩恵、そして映像・舞台と幅広く活躍する女優・秋山菜津子が出演し、“演劇”と“舞踊”の境界を越える作品として創作されている。舞台は、そのタイトルどおり窓や鏡のない密室。主な登場人物はその密室に閉じ込められた素性の知らない男女3人のみ。スリリングな会話劇が有名なこの戯曲を、ダンサーと俳優の混合キャストで上演することで、“言葉”だけでは読み取れないもの、“身体”だけでは伝えきれないものが融合され、哲学者サルトルが戯曲にこめたメッセージが新たに立ち上がってくるのではないだろうか。ぜひその目で確かめてほしい。公演は、KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>にて2月3日(日)まで上演。チケットぴあにて現在チケット発売中。
2019年01月29日2017年に白井晃の演出で上演されたKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』が、2019年4~5月に再び上演される。主人公・メルヒオールを演じる伊藤健太郎に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『春のめざめ』は、白井が長年にわたり演出を望んでいたフランク・ヴェデキントの戯曲で、一昨年は志尊淳が主演を務め、連日満席となった話題作。今回は新たに主演を伊藤が、ヒロイン・ヴェントラ役はオーディションにより岡本夏美が、メルヒオールの友人モーリッツ役は初演に続き栗原類が務める。伊藤は今年2月の『続・時をかける少女』以来2作目の舞台出演となるが「舞台のライブ感に惹かれました」と笑顔をみせる。「舞台ってやり直しがきかないし、一挙手一投足が見られている。その緊張感がすごく気持ちよかった。目の前にお客さんがたくさんいて、自分の芝居が伝わって、生の反応がもらえることが楽しかったです」『春のめざめ』については「思春期の感情って時代や社会が違っても同じなんだ、ということはすごく感じました。心と体が離れていく感じとか、追いつかない感じとか…。僕自身も思春期はそうでした」と感想を語る。そんな本作で伊藤が演じるメルヒオールは、ギムナジウム(ドイツの中等教育機関)の優等生。友人の自殺を自分が渡した性知識のメモがきっかけではないかと疑われ、自分が強引に肉体関係を結んだ同級生も亡くなり、自分を責め、死と生のはざまで揺れる。「メルヒオールは考える人で、“身体”は子供だけど“心”が大人に近づいている。そういう思春期のマインドや行動が観ている方をどれだけ揺さぶれるかは重要だと思います。ただそのためには、今思春期の人には(それが日常だから)ドラマチックに感じないくらい同じ心にならないといけないんじゃないかと思うんです。過ぎ去った思春期の心に戻ることは難しいですが、それがやりがいになりそうな役だと感じています」白井とは初タッグ、キャストも全員初共演で、伊藤にとって新たな環境に飛び込む作品。昨年は特にその名前を見ることが増え「チャレンジすることも多かった」と語る。その経験は「自分はこんなこともやれるんだとか、やりたいと思うんだとか、実際にやってみて気付いたことがたくさんあって。毎日楽しいです」と自分の世界が広がっており、本作の稽古が始まるのも楽しみにしているという。Dragon Ashのファンで、音楽が降谷建志の書き下ろしであることに「やった!最高!」とこの日イチの笑顔をみせた伊藤の新たな挑戦となるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』は、2019年4月に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場大スタジオで開幕後、広島、兵庫を巡演。チケットぴあでは、WEB先行抽選を1月28日(月)午前11時まで受付中。取材・文:中川實穗
2019年01月22日お笑い芸人の土田晃之が、9日に放送されたラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~)で、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智が2日放送の『M-1グランプリ2018』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の審査員・上沼恵美子に暴言を放った騒動について言及した。「すごいことになってるっぽいですけどね。なんかネットニュースとかでも、すごいいっぱいあがってるけど、あんま興味ないなって思ってたんですけど」と切り出した土田。「僕個人としては、大先輩に対して意見を言うことは別にいいと思ってるんで。大御所さんでもね」としつつも、「ただ、その言い方、状況がやっぱりよくないっていうか。お酒飲んで、その勢いみたいな感じに見えちゃってるのは、大学生レベルですよね。しかもネットにあげてるんでしょ」と感想を述べた。その上で、「番組とかで言って、正面切ってけば、喧嘩売るじゃないけど、『僕はこう思います』みたいな。ガンガンになるんだったら、俺は全然いいと思うんですけど」と言い、「1人で意見を言ってるなら百歩譲っていいけど、数人でテンション上がって、みたいになってると、これは中学生レベルですよね。それはとにかくダッセェなと思って」と批判した。また、上沼も審査員就任をお願いされている立場であることを指摘し、「事務所を辞めるぐらいの覚悟で言うんだったら、俺は全然いいんだけど。あげてすぐ消去するとかって、ダッセェなって思ってて。だったら、最初からやんなきゃいいのに」と漏らしていた。
2018年12月10日お笑い芸人の土田晃之が、11月25日に放送されたラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~13:40)で、坂道3グループのメンバーが共演した舞台『ザンビ』を観劇したことを明かした。乃木坂46、欅坂46、けやき坂46のメンバーが出演するとして話題になり、11月25日に千秋楽を迎えた舞台『ザンビ』。欅坂46の冠番組でMCを務める土田は、番組スタッフから舞台の存在を知らされ、スケジュールを確認したらたまたま空いていたため、共演者のよしみで観に行くことになったという。その後、自宅で『ザンビ』を観劇しに行くことを子供に伝えると「マジで!?」と驚かれたという土田。なんでも、チケットの抽選に申し込んだものの外れていたらしく、改めて、坂道グループの人気に驚かされたと語った。そして、実際に舞台を観に行った土田は「ずっと俺『ザンギ』だと思ってて。北海道のから揚げのちょっとアットホームなお話なのかなと思ってた。全然違った。全然から揚げ出てこなかった」と笑いながら勘違いしていたエピソードを披露した。肝心の舞台の内容については、「一生懸命、稽古をしたんだろうなと感じた」と評価。上演直後にはメンバーとも会い、「どうでしたか?」と問われると、「練習をすごい忙しい最中に、やったんだろうなっていうのが伝わってきた」と激励したらしい。
2018年12月01日現在、人気ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』に主演している中川晃教。9月から続くこの公演がまもなく大千秋楽を迎えるが、その直後の11月16日(金)には、コンサート『I Sing ~Wonderful Wonder~』を開催する。コンサートへの意気込みから、現在の心境や見つめる未来について、中川に訊いた。チケット情報はこちら『I Sing』は2013年より中川が続けているコンサートシリーズ。今回は『Wonderful Wonder』とサブタイトルを冠しているが、その理由を中川は「『ジャージー・ボーイズ』が2年ぶりに再演になっていることもそうですが、BSの番組で司会をさせていただいたり、韓国のミュージカルフェスに初めて呼んでいただいたり、最近の僕は今までとはまた少し違うところに行くことができているなって思うんです。それを包括すると何だろうと考え、浮かんだのが“Wonder”という言葉。自分でも「素晴らしいじゃん!」って思うことばかり経験させてもらっているんです」と語る。中でも10月に韓国・仁川で開催された『2018スターライト・ミュージカル・フェスティバル』への出演は、大きな“Wonder”になったようだ。「一番に感じたことはフェスを楽しんでいるお客さんの熱狂です。ミュージカルで高揚する人たちが1万人規模で集まるフェスって、きっと世界でも珍しい。そこで歌うことで、「ここで俺、生まれ変わるのか?」ってくらい、気持ちが開放されたんです。そして韓国にいるのに、もっとその先――グローバルな“世界”も感じました。今までも世界は意識してきたのですが、確実に今、具体的に踏み込んだ思いになってきています」。コンサートでは新曲も披露予定。「今の僕のテーマが“ファミリー”、“愛”なんです。たとえば人のことを恋しいと思ったりする。それは本当は特別なことじゃないんだけど、時としてすごく特別なことになります。その感覚は言葉では説明しづらいのですが、ピアノや歌を通してだとあふれ出る。そして「恋しい」と思えた自分の気持ちが、なんて素晴らしいんだろうって思った。自分の気持ちがそういう素晴らしいものに向かっているということを、新曲を含め、コンサートで皆さんにお届けしたいです」。さらに、韓国で歌い「その時の歓声が凄かったので、この曲をまた日本でも歌いたいと思った」という『偉大な生命創造の歴史が始まる』(フランケンシュタイン)をはじめ、『My Eyes Adored You』(ジャージー・ボーイズ)などミュージカルソングも盛り込む。「世界を目指そうと思えたのは『ジャージー・ボーイズ』がひとつのきっかけでもある。その勢いは(初演の)2年前からまだ止まっていないし、進化しているんだっていうのはお伝えしたい! 世界を目指したいと思っていることも、プライベートが豊かに思えていることも、すべて繋がって今の自分になっています。ぜひ聴きにきてください!」『I Sing ~Wonderful Wonder~』は11月16日(金)に東京・オーチャードホールで開催。チケットは発売中。
2018年11月08日お笑い芸人の土田晃之が、28日に放送されたラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送/毎週日曜12:00~13:40)で、「お笑い界にもドラフト制があったら面白いのでは?」という提言をした。先日開催されたプロ野球のドラフト会議を受けて、「野球だけじゃないですか? こんな騒がれるのは」とその特異性を指摘した土田。「芸人とかあります?『あいつが今年ナベプロに入った』みたいな」と例え、さらには「ドラフトやればいいのにね! 芸人も」と語った。続けて土田は、芸能プロダクションが運営する芸人養成学校は数多くあるものの、そこにいる生徒は「プロ」ではないため、各プロダクション合同でドラフトが出来るのではないかと主張。「そんなのやってくれたらちょっと面白いですけどね。第1巡選択希望選手○○(ツッコミ)みたいな(笑)」と言い、「M‐1やR-1、キングオブコントみたいに、吉本さんあたりがこういうのやってくれたら」と、希望を述べた。また、土田がドラフトを指名する立場だったら誰を取るかという話になると「さんまさん取りたいです」と言い、「でも、さんまさんとかダウンタウンさんとかになっちゃうと、FA扱いというか…FA権も芸能界、欲しいよね!」と新たな提案をしていた。その上で「もしFA権があったら、ウチの事務所(太田プロダクション)なんか有吉とか必死で引き止めにいくでしょうね。『よそ行かないでくれ!』みたいな(笑)」と冗談交じりに話し「そんなのやってくれたら、芸能界もちょっと面白かったりするんじゃないかと思いますよね」と持論を展開した。
2018年11月01日お笑い芸人・土田晃之が、23日放送のニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~)にて、『キングオブコント2018』で11代目王者に輝いたお笑いトリオ・ハナコについて語った。土田は「ハナコは本当に売れる要素があるかなって思っていて」と切り出し、『にちようチャップリン』(テレビ東京系)に出演した際のネタについても、「まだ若いんですけど、やっぱり上手っすわ。普通に」と評価した。さらに土田は「やっぱり芸人さんってさ、センスがあるネタやフレーズがあったりとか。『こういうシチュエーションを選ぶんだ』とか、『こういう設定すごいな』とか、そっち側を芸人さんって評価しがち」であるが、「一般の人って、単純に面白さの中にあるポップさね。明るい感じだったりとか」を求めると分析した。そして、ラフレクランやネルソンズを引き合いに「ネタも面白いの。ただ、すごいセンスがあるって感じではないんだけど、でも単純に面白くて。あと、ポップさもあるんだよね。キャラも立ってるっていうか」と評し、「やっぱ、こういう人たちって、お客さんからも面白いって票も入るし、きっと売れるってこういう感じなのかなって思っていて。ハナコもまさにそんな感じで見ていた」と語った。
2018年09月25日ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の初日前取材が5日、東京・シアタークリエで行われ、中川晃教、中河内雅貴、伊礼彼方、海宝直人、矢崎広、福井晶一、spi、演出の藤田俊太郎が登場した。同作はフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズの名曲と物語で、トニー賞最優秀ミュージカル賞やグラミー賞などを受賞し、2014年にはクリント・イーストウッド監督による映画化も好評を博した。2016年に初演を迎え、数々の賞を受賞した日本版が、初演と同じメンバーのチームWHITE(中川、中河内、海宝、福井)、新キャストを加えたチームBLUE(中川、伊礼、矢崎、spi)の2チームで凱旋&全国ツアーを行う。中川は「初演の経験がすごく力になっている」と実感。チームWHITEについては安定感もあり、「初演より良いものにしようという向上心を感じるので、和気藹々としながらも良い意味でピリッとした緊張感がある」と表した。中河内は「研ぎ澄まされた白米のようになっています。白チームだけに」と周囲を笑わせる。伊礼から「何の白米?」とつっこまれると、「『新之助』です。新潟の新しいお米」と、米へのこだわりもある様子。さらに海宝は「初演はとにかく必死に食らいついていたけど、今回は新しい発見がたくさんあった」、福井は「あたたかい、ホームに帰ってきたような気持ち」と、それぞれ自信を見せた。一方、チームBLUEの魅力について話が及ぶと、伊礼が「言ってやれ、言ってやれ」とけしかけ、中川は「一筋縄ではいかない感じがあるんですけど」と苦笑する。中川は「物語の中でこの4人がどういう風に思っていたのかが語られているところと、4人が体当たりで役にぶつかっていくところがリンクした時に、感動につながっていくことを、稽古場で実感しています」と稽古を振り返った。初演から続いて出演する矢崎は、「(再演で)気張りすぎた時もあって、その時に助けてくれたのが伊礼さんとspiさん」と新キャストに感謝する。新たに加わった伊礼は「まさに僕らが今がむしゃらで彼ら(チームWHITE)は高みから見ている。いつかあそこにたどり着いてやろうなんて言ってます。BLUEのカラーもあって、クールでスタイリッシュに仕上がっていると思います」と闘志を燃やし、spiも「とても愛情の溢れる作品で、必死に作品に食らいつく気持ちで稽古させてもらっています」と意気込んだ。演出の藤田は初演時の好評を振り返り「受賞はとても嬉しいことですけど、甘えは全くありません」ときっぱり。「もう一度台本を読み直す、もう一度ハーモニーを追求する、この作品の意義や形作っているものを、チームそれぞれに追求しました」という。チームWHITEについては「まとまりのホワイトは、いつの間にかまとまりを飛び越えて、それぞれが荒くれ者になりました。それぞれの個性が、白米のように粒立って輝いています」と表した。またチームBLUEについて、藤田が「見ていただいてわかる通り、空気感がもう日本人ではないです」と紹介すると、伊礼が「日本もグローバルになってるんだよ!」とツッコミ。藤田は伊礼の勢いにたじたじになりつつ「アッキーさんは、アッキーさんという国から生まれた方だと思います。それくらいアーティストとして突出しています。ここに誇り高き東北出身の矢崎君、この4人が集まった時新たなハーモニーが生まれました」とメンバーを表現し、両チームともに「控えめに見て、世界中の劇場、どこに持って行っても恥ずかしくない作品を作りました」と語った。最後に中川は「ミュージカルは今本当に熱くなってきています。伊礼彼方さんも中河内さんもそうですし、本当に幅広いフィールドからこの作品に集まっています。ミュージカルがなぜ熱いのか、それは劇場に足を運んで体感していただけたらわかっていただけると思います。音楽、芝居、そして何よりもライブ感が熱くさせているのだと思います」と魅力をアピールした。東京公演はシアタークリエにて9月7日〜10月3日。さらに10月8日〜11月11日にかけて、秋田、岩手、愛知、大阪、福岡と全国ツアーを実施、最後に神奈川にて凱旋公演を行う。
2018年09月05日俳優・吉沢悠が面白い。主演映画『エキストランド』(17)では悪徳プロデューサー役と、“正統派イケメン俳優”の枠から脱することを恐れず、攻めの姿勢を見せている。この秋は白井晃×長塚圭史のタッグによる舞台『華氏451度』(9月28日~10月14日)の主演を務める。原作は、フランソワ・トリュフォーによって映画化もされたレイ・ブラッドベリの同名SF小説。舞台は徹底した思想管理体制にあり、本の所持が禁止された近未来。もしも本が発見された場合は「ファイアマン」が出動して本を焼却し、所有者は逮捕される。吉沢が演じるのは、ファイアマンのガイ・モンターグ役だが、1人の女性・クラリス(美波)と出会ったことで、運命が動き出す。吉沢は、白井からガイ・モンターグ役のオファーを受けた時「なぜ、自分に声をかけてくれたのか?」と、興味をそそられたとか。近年、チャレンジングな役柄が続く吉沢を直撃し、本作にどう向き合ったのかを聞いてみた。○“不確かなもの”への興味から出演決意!?――本作のストーリーについて、どんな印象を持ちましたか?最初に戯曲を読んだ時は「これ、どうやってやるの?」という怖さの方が勝っていました。長塚さんが書いた台本が「さあ、これをどうします、あなたたち?」と問いかけているような書き方をされていたので。そこから改めて原作を読んでいきました。――原作を読んだ時、どういう感想を持ったのですか?1953年に書かれた小説ですが、今の時代でも共感できる内容だなと。いろんなものが便利になっていくと同時に、人と人とのコミュニケーションのとり方や、繋がり方がどんどん形を変えていっている点が現代と似ているかなと。何十年も前に書かれた作品とは思えないほど、原作の力を感じました。――ガイ・モンターグ役のどういう点に戸惑われたのですか?「この役は自分にぴったり」という感じの役ではないのではと思い、不思議な気がしたんです。僕は、性格的に不確かなものに対して手を触れたくないタイプ。でも、30代くらいから、そういうものに触れて、受け入れることが、俳優としての魅力につながるんじゃないかと思い始めたんです。だから、逆に不確かなものに惹かれたというか、そこが今回やりたいと思った一番の理由かもしれないです。――白井晃さんとは、オファーを受けた際にどんなやりとりがあったのですか?白井さんは以前から「吉沢悠のなかに孤独が見える」と思われていたらしいです。また「そういう寂しさや枯渇したものをもっている人は、演劇で面白いものを生み出す可能性をもっている」ということで、そこに興味をもってくださったみたいです。――白井さんとは、以前から交流があったのですか?白井さんとは、役者さんとして違う現場でお会いしたり、白井さんの舞台を観てご挨拶に行ったりしたことはありましたが、どういう方なのかを知れるくらいにしっかりとご一緒したことはないです。ただ、僕自身も「白井さんとは相性が良さそう」と感覚的に思っていたところがあったので、「やっぱり白井さんもわかってくれていたんだ」とは思いました。言葉で説明しづらい感覚ですね。また、白井さんの舞台を経験したことがある知人からも「絶対にやった方がいい」と背中を押されたので、今回飛び込むことにしました。○主人公との共通点“再スタート”――ガイ・モンターグは有能なファイアマンでしたが、クラリスとの交流を経て、今の社会に疑問を抱き始めます。本作は「個を回復する自己回復の物語」となっているそうですが、吉沢さんご自身も、20代で一度芸能活動を休止され、改名もされて、リセットされたあとで再スタートをされていますね。確かにそこは、ガイ・モンターグに似ている部分かもしれない。人生において「ここは絶対に目を反らしてはいけない時」があると思うのですが、僕にもありました。20代であのままの流れでやっていったとしても、それはそれでなんとなくやっていけたかもしれないですが、あの当時の僕にそれはできませんでした。――芸能活動を休止された時はどんな思いを感じられていたのでしょうか?僕は今、作品作りについては、その場その場で作り上げていく作業、すなわち“生産”だと思っています。でも、あの当時の僕は、関わっている作品に対して“消費”だと思っていました。自分の持っているものを全部持っていかれるような感じがしていて。だから、その頃は「もうこれ以上、自分にはないから、ないものをやれと言われても、台詞を上っ面だけで言ってしまう感じになってしまう」という変な脅迫観念を覚えていたんです。俳優として、頭でっかちになっていたのかもしれない。今なら「そんなに難しく考えなくていいから」と思えますが、当時は「そこに目を背けてはいけない」と思っていました。――まさに、ガイ・モンターグ自身も、自分が抱いた疑問に向き合い、その後、ある行動に出ていきますね。クラリスが「私はこういうふうに世の中を見ています」と語った言葉が、きっと彼に響いたんでしょう。彼のなかで、何かがひっかかったと思いますが、僕はそういうことを感じ取れる彼の感性が好きで、そこは「ああ、すごくわかる」と共感しました。ただ、彼と僕が違うのは、彼は全社会を敵に回し、法律を犯してまでも、自分が気になったことを追い求めた点です。そこはすごいなと思いました。――今年は40歳という節目の年ですが、今後の抱負について聞かせてください。今回、こうやって本当に素敵なスタッフさんやキャスト陣と出会えていること自体がうれしいです。だから、この人たちと一緒にいる時間を、目の前に起こっていることをちゃんと受け止めていける自分でいたいなと思っています。■プロフィール吉沢悠(よしざわ・ひさし)1978年8月30日生まれ、東京都出身。映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍中。2002 年『ラヴ・レターズ』で初舞台を踏み、以降数多くの舞台に出演。主な舞台出演作は、『オーデュボンの祈り』(11)、『宝塚 BOYS』(13)『TAKE FIVE』(15)など。また、8月15日にNHK総合で放送されるミステリースペシャル『満願』第2夜「夜警」(22:00~)に出演。主演映画『ライフ・オン・ザ・ロングボード2nd Wave』が2019年公開予定。■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴
2018年08月14日俳優の高杉真宙が23日、都内で行われた主演映画『世界でいちばん長い写真』(公開中)の初日舞台挨拶に、武田梨奈、水野勝(BOYS AND MEN)、草野翔吾監督とともに登場した。同作は誉田哲也の同名小説を実写映画化。目標もなく、冴えない毎日を送る主人公・宏伸(高杉)が、祖父のリサイクルショップで世界一長いパノラマ写真が撮れるカメラを見つけ、だんだんと人生が変わっていく。互いの印象を聞かれると、水野は「真宙くんは物静かで人見知りするタイプなんですけど、すごくチャーミングで、すごい天然なんですよ。つつけばつつくほど色々な面が出てくる」と語る。高杉はその言葉に「フラグですね」と、今後の展開を予感させるように苦笑しながら頷いていた。その後、武田が15日に誕生日を迎えたことからサプライズでケーキが登場。出演者陣は「えっケーキがあるんですか!」「ちょっとこれ聞いてないよ!」「嘘〜!!」と口々に驚きを表し、会場も一体となってハッピーバースデーの歌を歌う。しかし武田は「本当だったら泣いてるはずなんですけど、実はある人がやらかしてしまって」と告白。「打ち合わせをする前に『はい梨奈ちゃん、台本』と渡されたんですけど、私が見てはいけない台本だったんですよ」と明かす。水野が「思いっきり赤字で『バースデーケーキをここで投入』って。誰かさんがね、お配りしたんですよね」とたたみかけると、下を向いていた高杉は「本当に、誰ですか!」ととぼけるが、客席にも伝わった様子。武田が「思わず私さっき、真宙くんの左腕パーン! って」と攻めると、高杉は「やっちゃったんですよね〜。みなさん、すいませんでした」と謝罪した。草の監督も「バレてから、スタッフも一切ケーキを隠さない」と苦笑。水野が「袖に置いてありましたもん。世界で一番驚かないサプライズ!」と作品名にかけて表すと、会場からも「うまい!」と拍手が起こった。フォトセッションでは、約2mのパノラマ写真が登場。実際に作中では145mのパノラマ写真が登場するため、「この173倍」という説明に、観客も驚いていた。
2018年06月23日お笑い芸人・土田晃之が、16日に亡くなった歌手・西城秀樹さんについて、20日放送のニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜12:00~14:00)で語っていた。西城秀樹さん子供の頃、西城さんと榊原郁恵が好きだったという土田は、西城さんについて「テレビで見てね、憧れ、アイドルな存在だった」と明かし、「そういう感じの人がやっぱり亡くなるって、ちょっと感慨深い」と、自らの心境を吐露。さらに土田は、「特に秀樹さんに関しては、まだお子さんがね、3人とも小さいから。やっぱ、子供の成長が一番見たかったんじゃないかなと思って」と語っていた。
2018年05月23日