言葉の遅れ(言語発達遅滞)とは出典 : 言葉の遅れとは、発語や言葉を理解することが、生活年齢から予測される平均的な状態よりも大幅に遅れることをいいます。専門的な用語では、言語発達遅滞(げんごはったつちたい)といいます。子どもが言葉を覚え、話し始める時期は個人差がありますが、おおむねの基準としては、子どもが以下のような状態である場合には、言葉が遅れていると判断することができると言われています。・1歳半で、言葉が、意味の伴った言葉が2つ以下である場合や、簡単な指示の理解ができない場合・3歳で、「ジュース のむ」など2つの単語による言葉である2語文が出ていない場合「言葉の遅れ」といったときに、そのパターンは大きく分けると2通りあります。ひとつ目は、乳児期の時点では言葉が遅れていても、育ちの過程において、遅れが目立たなくなるような場合です。この場合は、「ただ言葉の習得が遅いだけ」、「育ちのスピードの個人差の範囲」と言えます。もうひとつは、発達や聴覚に障害のある可能性があり、その兆しとして言葉の遅れが生じる場合です。言葉の遅れは、発達の早期である乳幼児期において生じやすいです。乳幼児期の子どもの育ちは個人差が大きく、また性格や環境など様々な要因が関わっているため、言葉の遅れの原因を明確に特定することは簡単ではありません。乳幼児健康診査マニュアル|鳥取県母子保健対策協議会・鳥取県健康対策協議会母子保健対策専門委員会日本精神神経学会/『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)2014年 医学書院/刊中川信子/監『ことばの遅れのすべてがわかる本』2006年 講談社/刊言葉が出るために必要な3つのこと出典 : 子どもは、言葉を話すまでに、日常生活でさまざまな経験をする中で、言葉を発するための準備を行っています。その準備とは、大きく分けて「意味の理解」と「コミュニケーション」、そして「発音」です。この3つの要素が整って、はじめて言葉が出るに至ります。子どもは、他者の言葉とふれあう経験から言葉の意味がわかるようになります。子どもの頭の中に言葉が蓄積され、記憶された言葉が積み重なることによって、言葉の意味を理解できるようになります。言葉が出るまでには、子どもと養育者のコミュニケーションの積み重ねがあります。コミュニケーションは、最初は、養育者とのふれあいを通じて、体温や匂いなどを感じることから始まります。そして養育者と微笑みを交わしあったり、そして声のトーンやしぐさを真似するという模倣の行為といったものへと進展していきます。こうした人と人の交流の発達の延長線上に、言葉の出現があるのです。自分の思い通りの音を発するためには、舌や喉を動かしたり、肺から息を出したりすることを含めた体の使い方、体の育ちに支えられています。発話のために正しい音を選び出し、作り出すためには脳の働きが深く関連しています。これら意味の理解、コミュニケーション、思い通りに音を出すことのできる体や脳の機能が整ってはじめて、子どもの言葉は花開くのです。言葉の遅れの原因とその確かめ方出典 : 言葉の遅れが見られるときには、聞こえに問題がないかどうか確かめておくことが必要です。難聴や聴覚障害の場合には、聞こえを改善する訓練や治療、視覚的な手段を使ったコミュニケーションの方法を取り入れるために早めの対応が必要になるからです。1歳半、3歳の乳幼児健診のときにも、耳のきこえのチェックが行われますが、耳の聞こえは家庭生活の中で見つかることも多いです。心配なときには、以下のチェックリストを参照して、聴覚に問題がないか確認してみるとよいでしょう。赤ちゃんの耳のきこえ チェックリスト|栗原市ホームページ脳の聴覚野での処理に問題があるなどで、子どもが言葉の意味が理解できていないと、子どもの中に言葉が蓄積されていかないために、言葉の遅れが生じやすくなります。言葉の発達においては、言葉を理解することが先で、言葉を話すようになるのはその次です。言葉の意味がわかっているかどうか確認するために、名前を呼んだら振り向くかどうかや、「こっち、おいで」と呼びかけるとこちらへ来るかどうか、などを確認してみるとよいでしょう。以下の項目のすべてに当てはまるような子どもは、性格や環境などの何らかの理由で言葉が出るのが遅れているだけであると考えられます。・養育者が子どもとのコミュニケーションに難しさを感じない・たいていの言語的な指示が分かっている・特別なこだわりがない・生活習慣にも気がかりな点がないこうした場合は、たいていは年齢が上がってくるとともに自然と話すようになります。2~3歳になっても言葉が出なかったり、遅れている場合には、知的障害や、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害などの発達障害の可能性もあります。発達障害は先天性の脳の機能障害であるといわれています。障害があるかどうかは、言葉の表出のみによっては判断することはできず、他者との関係性やコミュニケーションの領域の発達にも目を向けることが必要です。発達障害のある場合、言語、非言語に関わらず、人との関わりにおいて発達の遅れまたは困難さが生じることがあります。以下を参照してください。①他者との情緒関係の問題視線や表情や身振りをもちいることが難しく、他者との間に愛着関係を築きにくいといわれています。また、感情の共有や興味の共有がむずかしく、人間関係を拡大しにくいといわれています。②コミュニケーションの問題言葉に限らず、指さしや身振りなど、非言語なやりとりを獲得することが難しいです。相手に対してものの受け渡しをしたり、ほしいものがあるときにも要求の声を出すことが少ないです。③活動の対象や興味の幅が著しく限られる活動や物事への興味関心の範囲が著しく狭く、特定の事物へのこだわりがあります。変化することへの抵抗が強く、道順や日課、空間への位置関係など「おなじもの」にこだわるような行動があります。また、手をかざしたり、ひらひらさせたり、行き戻りを繰り返したりなどの、反復行動がみられることもあります。白石正久/著『発達の扉<下>』1996年/かもがわ出版/刊p181-182.以上の例に当てはまる場合でも、一概に発達障害だと断定することはできません。「言葉が遅い」といわれる子どもの中には、「障害の兆しとして、言葉が遅い」場合と「ゆくゆくは発達が追いついていくけれど、今は遅れている」という場合の境目にいることが多いからです。自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害を含む発達障害に関しては、診断規定こそあるものの、乳幼児期は児童期以降に比べると発達のスピードには個人差が大きく、発達障害であるかないかの境界は曖昧です。言葉の育ちのステップを知ろう出典 : 言葉が出ない、あるいは遅れているときには、子どもが発達のどの段階にいるのかどうか把握をして、子どもの生活全体に対して働きかけていくことが大切になります。「言葉」の領域のことについて考えるとき、子どもの運動能力の育ちや、情緒面の育ちについて同時に考えることが必要です。ここでは言葉の育ちのステップについてお伝えするとともに、そのステップごとにみられるコミュニケーションや身体の動きの特徴についてお伝えします。Upload By 発達障害のキホン生まれてきてすぐの頃には、赤ちゃんは空腹や排泄などの不快な状態を表すために泣きますが、これは体の内部の不快な状態を表しただけで、特に養育者に向かって訴えたものではありません。生後間もなくは、泣くことでしか自身の身体の状態を示すことのできなかった赤ちゃんはやがて、「くー」や「あー」などの、柔らかい声を出すようになります。これは、赤ちゃんが「心地よい」「気持ちよい」と感じるときに多く発する声でクーイングと呼ばれています。だいたい生後2ヶ月頃に見られます。音を作る器官を発声が少しずつ育ってきている証拠です。そして、骨格が整い、口の奥にある音を作る器官が成長することにより、「あむ」や「ばぶ」などの、2つ以上の音のある声である喃語を発するようになります。次第に、周りの人や自分が発した音声が、意味のあるものとしてとりいれられてきます。また、音の調節と発声、肺から出る空気のコントロールができるようになり、発する喃語の発音もはっきりしてきます。この頃には、身体の動きも活発になり、興味のあるものを目で追ったり、手をのばしたりし、表情も豊かになってきます。リズミカルに身体を動かすバンギングと呼ばれる行動とともに、けらけらと快活に笑うようになります。喃語が出るようになってから数ヶ月くらいが経つと徐々に喃語は少なくなり、その代わりに指差し、身ぶり手ぶりが増えていきます。この時期になると、言葉を話すまでの一歩手前だといえます。指差しが出るのは、認知機能が発達し、言語が芽生えるきっかけとなる行動です。知っているものと知らないものをはっきり分け、知らないものは不安になるという心の状態も発達します。指差しをして認識する対象はモノだけではなく人にも向けられ、愛着関係のある人とそうでない人との区別がつくようにもなり、人見知りが出だす頃です。他者の視線の方向に自分の視線の方向を合わせようとする行動も現れはじめます。これは「共同注視」と呼ばれる認知行動で、自分と他者、間にあるモノの三項関係が徐々に成立するようになります。「子どもと他者が物を介して経験を共にすること」がコミュニケーションを獲得するステップには欠かせないので、温かく見守りながら関わりを持っていくことが大切です。ある特定の音声(マンマならマとンとマという音の組み合わせ)が、どの人にとってもほぼ共通するモノと結びついていくことがわかってくると、一語文という意味をもった言葉になります。一語分が喃語と異なるのは、意味をともなう言葉であるという点です。例えば、犬という意味をともなった「わんわん」、ご飯という意味をともなった「まんま」などです。これは、子どもが伝えたい事柄に対して、大人がそのものの名前を「まんま、ほしいのね」や「わんわんだね」などと伝えていくことにより、言葉が獲得されていきます。一語文が出るようになってから、数カ月すると、「わんわん、いる」「まんま、ちょーだい」などの、名詞と動詞の2つの言葉を使い、助詞のない簡単な文を話すようになります。最初の段階では散発的にしか出ないものですが、二語発話が本格的に使えるようになるのは、二語文がはじめて出てからだいたい2~3ヶ月後です。田辺正友/著・発達における機能連関に関する研究書 一言語発達と手指の機能の発達 (1981)/『奈良教育大学リポジトリ』言葉を育む2つのポイント出典 : 日常生活の中でできる、言葉を育むための工夫をお伝えします。言葉の遅れの場合には、専門家の特別な指導に頼るのもひとつですが、毎日の生活のかかわりの中で、本来の力を伸ばしていけることも多いです。言葉の獲得は、大人とのコミュニケーションを通して、準備され促されるものです。子どもと養育者という二者間における気持ちのつながりや、気持ちを共有することへの心地よさ、また肯定的な応答を十分に感じて、「通じ合っている」という喜びを味わっていることが大切です。具体的な働きかけとは、子どもの表情や行動や気持ちを察して、「まんま、おいしいねえ」「イヤだったのね」などと言葉にしてあげることや、子どもの声や言葉をもう一度繰り返すなど、さまざまなものが挙げられます。■子どもの興味関心に寄り添い、主体的な言葉を引きだす子どもが自分から注意を向けた対象について話しかけてあげましょう。視覚的な注意が向いているときに、耳から情報が伝わってきてくることで、情報を頭に取り入れることができます。例えば・走っている電車を見つめる子どもに対して、「電車だね」「早いね」などと、実物や経験に対して名称や状態を言葉をかけてあげることなどです。大人からの働きかけになかなか応じてくれない子どもに対して、大人が子どもの興味関心に合わせて話しかけることで、子どもの記憶に言葉を蓄積させることができます。■わかりやすい、はっきりとした言葉でゆっくりと話す大人に比べると、乳幼児期の子どもの聞きとる力は未熟で、人の声を聞き取ることに慣れていません。いつも言葉が聞き取れずにいると、話しかけられることや言葉を聞くこと自体に興味を失ってしまう可能性があります。小さい子や、言葉の遅い子に話しかけるときには、ゆっくり、はっきり、繰り返して、単語と単語の間に適当な間をおいて話してあげることが大切です。■2つの中から選ばせる2つのものを対比させながら提示して、その中からひとつのものを選びとる際には、注意が集中しやすく、子どもの能動的な気持ちが働きます。例えば、りんごとみかんを見せて「りんごと、みかん、どっちがいい?」「大きいクッキーと小さいクッキー、どっちがいい?」など2つのものを示して子どもが主体的に選択できる機会を設けるといいでしょう。2つのものを提示して選ばせるという過程は、大きい小さい、高い低い、長い短いという対比の概念を理解することにもつながります。子どもが、言葉で他者に何か伝えたいと思う気持ちが、自然と引きだされるような環境を整えることも大切です。■豊かな体験や経験を味わう言葉が出始める、あるいはまだ出ていない段階においては、子どもが外界の世界に興味関心をもって、自らかかわっていこうとする力を育てることが大切です。そのためには、具体的にものにふれたり、身体を使った遊びや活動を行ったり、見たり、聞いたり、味わったりと、五感の器官を十分に使って世界にふれあうことのできる環境を作り、子どものやりとりや遊びを豊かで楽しいものにすることを意識します。豊かな生活体験の中で引き起こされる、他者に自身の感じていることを伝えたいという思いが生まれ、それが言葉を引き出していくきっかけになります。■テレビをつける時間を減らすテレビからは、言葉や音楽が絶えず流れだしています。言葉を学ぶ段階である子どもにとっては、とても刺激の強い存在です。テレビを見せることが、必ずしも言葉の遅れにつながるわけではありませんが、一方的に言葉や音楽が流れてくるテレビからは、会話に必要なコミュニケーションを身につけることはできません。テレビ番組は、大人と子どもが一緒に楽しく過ごすための道具のひとつなので、つけっぱなしにせず、適度に利用する程度に留めておきましょう。■視覚的な手がかりを使う子どもは、ひとつの対象に対して注意を向けにくく、また取り込んだ情報を頭に留めておくという力が未熟です。また、言葉の意味がまだよくわからない子どもの場合には、言葉だけでは説明や、意味が理解できないことがあります。ですので、このような場合には、聴覚的な情報に加えて、視覚的な手がかりを使うことが有効です。例えば、ジェスチャーや、指さし、絵を見せるなど、目で見てわかる情報を使い、子どもの頭に情報が入りやすい工夫をしてあげましょう。言葉の遅れに気づいたときには、専門機関に相談したほうがいいの?出典 : 子どもの発育や発達には個人差があり、今までなかなか出なかった言葉がある日に急に出るようになるという事例もたくさんあります。ですので、ゆったりとした気持ちで子どもとのやりとりを楽しみ、ゆっくりでも構わないので、子どもの着実な育ちを支えることが大切です。これまでに何度か述べてきたように、乳児期の赤ちゃんの発達には大きな幅があるため、身体の成長などとともに、急に話し始めることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、療育の機会の提供や、思ってもみなかった子育てに関する情報を得られることもあります。気になることがある場合には、以下のような専門機関を訪れてみるとよいでしょう。小児科は子どもの病気の診療だけではなく、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。より子どもの発達に詳しい専門機関などの情報も持っているので、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることができます。0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のウェブサイトなどを見て確認するようにしましょう。乳幼児健診は、各市町村の保健センターなどで行われているもので、赤ちゃんの病気の早期発見や予防と早期発見、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。保護者が普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。また、乳幼児健康診査は、同じ月齢期の赤ちゃんを育てる保護者も来ており、子育てを同じくする人と情報交換できる場所でもあるので、上手に活用しましょう。社会福祉法人やNPOが行っており、一人ひとりの子どもの発達について、言葉の面だけではなく、運動面やコミュニケーションの面についても総合的に判断して、個別、集団で発達を促す支援を行っています。また、子育てにおいての悩み事を相談することもできます。費用は、医師の診断書があれば、保険が適用され一部の負担で療育を受けることが可能です。言葉の遅れの気になる子どもに対して、言語聴覚療法というトレーニングを行っている施設もあります。詳しくは、施設にお問い合わせください。以下のリンクから、全国の子どもの発達支援を専門に行っている施設や機関を検索することができます。発達障害のお子さんが利用出来る全国の施設一覧 | LITALICO(りたりこ)発達ナビ子どもの言葉の遅れの相談については、言葉に関するものだけではなく、好きな遊びやコミュニケーションの様子を学校や幼稚園の先生から聞いてメモしておくとよいでしょう。普段の子どもの様子を伝えることは、専門家が子どもの発達段階を把握するために役立ち、生活の中で取り入れられる工夫や気をつけるべきことについて専門家から教えてもらいやすくなります。まとめ出典 : 子どもの育ちは停滞したり、急に進んだりと個々によってペースは様々です。発達の順路を把握することによって、適切なかかわり方を知り、子どもの中に育ちつつある力を確かなものにすることができます。言葉を話す前の子どもは体やこころのなかに言葉をためている段階です。言葉が遅れていたり出なかった場合には、つい言葉を教え込む方法に目がゆきがちですが、日常生活全体に働きかけるなかで、子どもとのやりとりを楽しんだり、子どもの経験を豊かにする環境を整えることで子どもの育ちを支えていきましょう。
2016年10月16日乃木坂46の白石麻衣(24)が、女性向け30秒動画サービス「HowTwo!」のイメージキャラクターに起用され、その記念として7日に第1弾ムービー「白石麻衣ちゃん一問一答」が公開された。アイドルのほか、ファッションモデルとしても活躍中の白石。普段使っているコスメとメイクのポイントや、美白の秘訣に迫るスキンケア事情のほか、"世界一かわいいゾンビメイク"なども「HowTwo!」から発信するという。近日配信予定のタイトルは「実演!白石麻衣さんの得意料理の作り方」「美白の秘訣に迫る!スキンケア丸わかりインタビュー」「もしもOLだったら?一週間コーディネート」。これらは、7日から毎週1本ずつ公開される予定となっている。撮影を終え、「無茶振りがありました(笑)!」と明かした白石。入念なスキンケアで本番に備えたと言い、「普段お見せしていない、プライベートや美容事情・ファッション・お仕事について紹介しています!」とアピールしている。
2016年10月07日喃語(なんご)とは?出典 : 喃語とは、赤ちゃんが言葉を覚える前に発する、意味を伴わない声のことを指します。「なむ」「ばばば」「だだだ」など、口や舌を使うことで出すことのできる声で、2つ以上の音がつながっているものです。赤ちゃんは、喉から出す音を変化させたり、違った音声を組み合わせたり、繰り返したりしながら、それを自分で聞いて楽しんでいます。一人でいるときにも、自発的に声を出すことが多くなるので「声遊び」をしていると考えられています。最初は「あう」、「まん」など短い喃語しか発することのできなかった赤ちゃんは、この「声遊び」をしていく中で、だんだんと「あぶぶぶ」「あむあむ」「んまんまんまんま」など長い喃語を発する機会が増えてきます。喃語が出るときには、新生児期のときよりも体の動きが活発となります。リズミカルに上下に手を動かすバンギング(bangging)が、機嫌のよいときに出るようになり、また顔の表情も豊かになってきます。そして、だんだんと手足を動かしながら、喃語を発することが増え、発声そのものが思いや感情を伝える「道具」としての役割をもつようになってきます。これまで泣くことでしか気持ちを伝えることのできなかった赤ちゃんは、喃語を発することも大好きな養育者と関わるためのひとつの方法であることがわかるようになります。それまでは大人の働きかけに受け身で反応するだけだった赤ちゃんが、自ら相手に対して働きかける、コミュニケーションの主人公に生まれかわろうとしているときであるといえます。赤ちゃんの喃語が出てきたときには、相槌をうったり、声をかけてあげたりと応答的に返事をしてあげましょう。相手と「通じ合っている」喜びや心地よさを体験することで、赤ちゃんはやりとりをすることに対して前向きな気持ちをもつことができます。赤ちゃんがよく育つためには、大人とのコミュニケーションが欠かせません。喃語はいつからいつまで?子どもの言葉の育ちのステップ出典 : 赤ちゃんが私たち大人のように、言葉を使いコミュニケーションをとることができるまでにはどのようなステップがあるのでしょうか。ここでは、赤ちゃんの言葉が育っていくステップについてご紹介します。Upload By 発達障害のキホン①泣く生まれてきてすぐの頃には、赤ちゃんは空腹や排泄などの不快な状態を表すために泣きますが、これは体の内部の不快な状態を表しただけで、特に養育者に向かって訴えたものではありません。②クーイング生後間もなくは、泣くことでしか自身の身体の状態を示すことのできなかった赤ちゃんはやがて、「くー」や「あー」などの、柔らかい声を出すようになります。これは、赤ちゃんが「心地よい」「気持ちよい」と感じるときに多く発する声でクーイングと呼ばれています。クーイングは、だいたい生後2ヶ月頃に見られます。音を作る器官が少しずつ育ってきている証拠です。③喃語そして、骨格が整い、口の奥にある音を作る器官が成長することにより、「あう」「あむ」や「ばぶ」などの、2つ以上の音のある声である喃語を発するようになります。やがて、8~9ヶ月頃を過ぎると、周りの人や自分が発した音声が、意味のあるものとして取り入れられてきます。また音の調節と発声、肺から出る空気のコントロールができるようになり、発する喃語の発音もはっきりしてきます。④指さし喃語が出るようになってから、3~4ヶ月くらいが経つ頃には、徐々に喃語は少なくなり、その代わりに指さし、身ぶり手ぶりが増えていき、嬉しい、楽しいなど自分の気持ちを伝えられるようになってきます。この時期になると、言葉を話す一歩手前だといえます。⑤一語文、やがて二語文へそして、ある特定の音声(マンマならマとンとマという音の組み合わせ)が、どの人にとってもほぼ共通するモノと結びついていくことがわかり、一語文という意味をもった言葉になります。一語文が喃語と異なるのは、意味のともなう言葉であるという点です。例えば、「犬」という意味をともなった「わんわん」、「ご飯」という意味をともなった「まんま」などです。言葉は、子どもが伝えたい事柄に対して、大人がそのものの名前を伝えていくことにより獲得されていきます。「まんま、ちょうだい」などの二語文が出るのは、一語文が出るようになってから、6~8ヶ月経過した頃です。最初のうちは片言でしか話すことができないですが、徐々にはっきりと話すことができるようになってきます。池川明 /監修『はじめてママの妊娠・出産・育児ブック』2010年/日東書院/刊喃語がなかなか出ない……。原因は?出典 : 母子手帳やインターネットや書籍には、月齢ごとの赤ちゃんの発達について沢山の情報が溢れています。子育てをする中で、そのような情報と比較して、不安になることがあるかもしれません。しかし、体重や身長、運動能力などと同じように、言葉の育ちのスピードは、赤ちゃん一人ひとり異なります。赤ちゃんの育ちにおいて、「この時期にこれこれができるようになる」という基準は非常に曖昧なものです。喃語も、おおよそ生後5~6ヶ月に出るという基準はあるものの、赤ちゃんによって生後6ヶ月よりも早く喃語の出る赤ちゃんもいれば、1歳頃になってから喃語が出る子もいます。赤ちゃんが喃語を発するまでには、体や心の中でいくつかの準備が行われ、整えられていく過程があります。一つは聴覚や、喉の筋肉、運動機能の発達などの身体的な基礎の発達です。二つ目は、社会的な基礎の発達です。例えば、養育者にあやしてもらえることが嬉しくて微笑みを返すなど赤ちゃんと養育者がお互いにやりとりを行っているという関係性の基盤が出来ていることが重要です。赤ちゃんの喃語が出ない要因には、以下のようなものが考えられます。人が声を発するためには、咽頭部という喉の奥のスペースが必要ですが、下顎や喉を包んでいる骨格が未成熟な場合には、その空間が狭いために、2つ以上の音からなる喃語を発することはできません。またその他に、2つ以上の音から喃語を発するためには、はじめに吐き出す空気の量をコントロールしてセーブしつつ、声を出すために必要な声門という部分を閉じたり開いたりする機能が整っている必要があります。赤ちゃんの骨格がまだ成熟していなかったり、声門の開閉機能が整っていないなど、身体的な基礎が未発達であるために、喃語が出ない可能性があります。言葉の獲得は、音を聞くことから始まります。赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいるときに耳の機能ができあがり、お腹の外の音を聞くことができるようになります。赤ちゃんが自発的に喃語を発するためには、聴覚の機能が整っている必要があります。周囲の大人の声や、環境音、自分の出した声を耳で聞き取ることにより、喃語は促されていきます。厳密には、聴覚に障害のある赤ちゃんも「あー」「うー」などのクーイングの音声は出ます。ですが、自分の出した声を聞き取ることができないと、自分が発声しているという感覚が薄まってしまい、次第に喃語を発することが少なくなってきます。赤ちゃんが喃語を発声しない原因のひとつとして、赤ちゃんと養育者の間にコミュニケーションをとる関係が築けていないということが考えられます。赤ちゃんは、養育者からお乳をもらったり、泣いているときにはあやしてもらったり、またクーイングの声をあげたら反応をしてくれたりと、お世話をしてもらう中で、養育者に対する信頼感を築いていきます。養育者のやさしげな表情や声、匂いなどの養育者の情報が赤ちゃんの頭の中に記憶され、「いつもの養育者=よい気持ちにさせてくれる大切な人である」と、なんとなくわかるようになります。赤ちゃんの養育過程では、養育者があやして赤ちゃんが笑顔で応える、そして、その笑顔に養育者がまた応えてあげるというやり取りが繰り返されます。他にも、「養育者が視線を合わせる⇒赤ちゃんも視線を返す」といった視線のやり取りもよく行われます。こうした養育者と双方向的なやり取りの繰り返しは、赤ちゃんにとって非常に心地のよいものです。こうした体験の積み重ねが、相手とコミュニケーションを交わし、再び心地よい気持ちを味わいたいという動機を引き出し、赤ちゃんの喃語を促します。心地よい気持ちの体験が積み重ねられていないときには、赤ちゃんの中にやりとりを行おうとする気持ちが芽生えないために、喃語が出ないということが考えられます。スターン,D.N.小此木啓吾他/著.訳『乳児の対人世界』1989年/岩崎学術出版社/刊秦野悦子/著『①ことばの発達入門』2001年/大修館書店/刊発達障害のある子どもの乳児期の特徴のひとつとして、喃語を含めて、言葉がなかなか出ないという症状があります。発達障害とは、先天性の脳の機能障害です。自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害のある赤ちゃんは、コミュニケーションや人との関わりを作ることなどの社会的な基盤が育ちにくいという特性があります。人と人とのコミュニケーションは、喃語を含む言葉によるものだけではありません。例えば、養育者と視線を合わせたり、養育者の働きかけに対して微笑みを浮かべたりすることもコミュニケーションです。養育者との間で視線を交わしたり、働きかけに対して微笑みを浮かべたりすることが少ないときには、発達に遅れがあることも考えられます。しかし、喃語が出なかったり、養育者とのやり取りを積極的に行うことのない場合にも、その赤ちゃんが必ずしも発達障害であるとは断定できません。乳児期の赤ちゃんの育ちには個人差が大きいため、医師や臨床心理士などの専門家でも発達障害があるかどうか診断を下すことは難しく、診断がおりるのは赤ちゃんの年齢が上がってきてからとなります。喃語や言葉の発達の相談先は?出典 : これまでに何度か述べてきたように、乳児期の赤ちゃんの発達には大きな幅があるため、身体の成長などとともに、喃語が急に出てくることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、療育の機会の提供や、思ってもみなかった子育てに関する情報を得られることもあります。気になることがある場合には、専門機関を訪れてみるとよいでしょう。小児科というと、子どもの風邪や病気の診断、治療をするイメージをもつかもしれませんが、子どもの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。より子どもの発達に詳しい専門機関などの情報も持っているので、地元の専門機関を紹介してくれる場合もあります。行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育て中の親子が気軽に集い、交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供 することを目的として各地域に設置されています。無料で相談をすることができます。0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて、発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、心理士、言語聴覚士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。乳幼児健診は、各市町村の保健センターなどで行われているもので、赤ちゃんの病気の早期発見や予防と早期発見、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。保護者が普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。また、乳幼児健康診査は、同じ月齢期の赤ちゃんを育てる保護者も来ており、子育てを同じくする人と情報交換できる場所でもあるので、上手に活用しましょう。赤ちゃんの育ちが「早い」か「遅い」かは判断できるの?出典 : 育児の中で、よく聞かれるのは「遅いか早いか」というスピードについて心配する声です。ですが、赤ちゃんの育ちを遅いか早いかというスピードだけで捉えるのは不十分です。赤ちゃんの育ちはそれほど単純ではありません。赤ちゃんの育ちは、「順序や方向性」という縦の関係と「他の領域の育ちとのつながり」という横の関係というふたつの軸から理解することが大事です。■縦の関係:順序や方向性子どもは発達していく際、ある一定の順序をたどります。わかりやすいのは、「ハイハイする→立つ→歩く→走る」という順序です。子どもが「走る」ことができるようになるためには、発達の順序をさかのぼって、乳児期に「ハイハイする」状態が達成されていることが大切であることはわかると思います。これが縦の関係です。赤ちゃんの育ちは、同じスピードで進むのではなく、あるとき急に前に進んだり、時にはしばらく停滞する時期があったりと、波があります。ですが、そこには決まった順序と方向性があるのです。■横の関係:他の領域の育ちとのつながりそして横の関係とは、子どもの育ちにおける、さまざまな領域の互いのつながりのことです。ここでいう領域とは、運動発達、他者とのコミュニケーション、言葉の発達などです。喃語が遅れている場合には、そのほかの領域でも遅れが重複してみられるケースがほとんどです。つまり、喃語という「言葉」の領域のことについて考えるとき、赤ちゃんの運動能力の育ちや、情緒面の育ちについて同時に考えることが必要です。ですので、赤ちゃんの育ちに寄りそう際に、喃語の発声のみを促そうとしても、発達を手助けすることにはなりません。喃語が出ないときには、赤ちゃんが発達のどの段階にいるのかどうか把握をして、赤ちゃんの生活全体に対して働きかけていくことが大切になります。お医者さんが教えてくれない発達障害についての疑問 - 自閉症 アスペルガー LD ADHDを含む発達障害児の発達促進の臨床開発研究機関|日米発達障害研究院喃語を引き出すための工夫出典 : 赤ちゃんの喃語が出てくるには、子どもと養育者のコミュニケーションの積み重ねがあります。最初は抱っこをすることによる養育者の体温や匂いを感じることから始まり、また、視線を合わせたり、微笑みがシンクロしたり、音声のトーンを真似したりという、やりとりが生まれ、進展していきます。人とふれあうことの心地よさこそが喃語の発声を促していきます。前の章で、赤ちゃんの生活全体に働きかけることが大切だと記しました。このような考え方をベースとして、喃語を引き出すための工夫についてお伝えいたします。赤ちゃんが喃語を発するためにはある程度の訓練が必要です。赤ちゃんは、喉の筋肉や音を作る器官の成長に伴い、思い通りの音を出すために準備をしている段階です。なので、大人はその準備を支える役割を担ってあげることが大切です。具体的な方法は、赤ちゃんに、口の動きがよく見えるようにゆっくりと、そしてはっきりと話しかけることです。生まれたばかりの赤ちゃんは視力が弱いために、遠くにあるものは見えないので、赤ちゃんの顔の近くで話しかけてあげるとよいでしょう。ある実験によると、母親が赤ちゃんに話しかけるときに特有の、ゆっくりとした抑揚のある少し高めの声は、赤ちゃんの注意を引きつけ、脳を活性化させる効果があると検証されています。このような働きかけを行うことで養育者の口元の動きに引きずられるようにして口を動かして模倣しようとする姿が見られます。また、赤ちゃんが声を出すための準備をお手伝いするために、赤ちゃんを笑わせる方法があります。ここで指している笑いとは、微笑みとは異なり、「キャッキャ」「ハッハッハ」と声をあげて笑うというもので、喃語と同じく2つ以上の音で構成されます。赤ちゃんが喃語を発するためには、息を吐き出すコントロールをすること、喉の奥の空間が広がっていることが必要な要素なのですが、笑うときにはそれらのことが赤ちゃんの体で行われます。よって、赤ちゃんの笑い声を促すことで、自然と喃語を発しやすくなるような赤ちゃんの体づくりをすることができるのです。正高信夫/著 0 歳児の言語習得と四肢運動の発達 2002年/『バイオメカニズム学会誌』Vol.26 ,No.1上記では、赤ちゃんが思い通りに声を出すための工夫についてお伝えしました。こちらでは、その「思い」を引き出すための工夫についてお伝えします。赤ちゃんの表情や行動から、その心を察して気持ちに寄り添い、働きかけを行うことによって、乳児に「通じ合っている」喜びや心地よさを体験させてあげます。具体的な働きかけとは、微笑みを返すことや、「そうなのね」と相槌を打ってあげたり、「気持ちいいのね」と赤ちゃんの気持ちを代弁するような言葉がけをするなど、さまざまなものが挙げられます。赤ちゃんはお母さんをはじめとする養育者からの働きかけによって、心地よい思いを経験します。その経験が積み重なることで、養育者ともっと関わっていきたいと、人とのコミュニケーションに対して強い欲求をもつことができます。このように外界への前向きな意欲をつくりあげていくことと結び合わせながら、子どもは育っていきます。育ちを考えるときに常に立ち返っていく原点は、養育者と赤ちゃんとの心地よいコミュニケーションなのです。加藤ひとみ・大國ゆきの/著 「幼児期の言葉の獲得 〜幼児期の発達特性と幼稚園での教育」2015年/『東京成徳短期大学紀要』48号白石正久/著『発達の扉<上>』1994年/かもがわ出版/刊まとめ出典 : 赤ちゃんの喃語は、言葉を話すまでの大切なステップのひとつです。このコラムでは、赤ちゃんの育ちを捉えるために大切にしたい視点を中心に、喃語が出ない・遅いときの原因や、喃語を引き出すために生活の中でできる工夫や相談先についてお伝えしました。乳児期の赤ちゃんの育ちは、身長や体重のように大きな個人差がありますので、長い目で見守ってあげることが大切です。養育者との心地のよいやりとりが、言葉の育ちを促していきます。赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげながら、一緒に過ごすことのできる時間を味わいたいものですね。
2016年09月30日女優・上白石萌音(18)が15日、オフィシャルブログ「Moneiro」を開設した。初投稿のタイトルは「はじめのいっぽ」。ブログ名は相当悩んだそうだが、高校時代の親友に相談したところ「Moneiro」に即決したという。「その子のセンスと言葉選び、本当に好きなんだ」「素敵な言葉をありがとう」と感謝の思いをつづっている。「Moneiro」には2つの意味が込められており、1つは「萌音の色。わたしの色を、わたしらしい色を、出せる場所になればいいな、という意味」、もう1つは「音色」「生活やお仕事の音色をそして音楽活動の音色を皆さんに届けられる場所であるようにという意味」。上白石は、沢口靖子や長澤まさみといった女優を輩出してきた第7回「東宝シンデレラオーディション」(2011年)で審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。初主演映画『舞妓はレディ』(14年)で第38回日本アカデミー賞の新人俳優賞に選ばれ、最近では大ヒット中のアニメ映画『君の名は。』の宮水三葉役で注目される存在に。名作映画の主題歌や挿入歌を集めたカバーミニアルバム『chouchou』(10月5日発売)で歌手デビューすることも決まっている。ブログのコメント欄には早速ファンからの書き込みが相次ぎ、「君の名はで声に酔いしれ」「『君の名は』とても良かったです。素敵な声をされていますね」「やっぱり新海さんは偉大だー!」「君の名は。で初めて萌音さんのことを知りました。映画を見終わったあともとても素敵な声が忘れられず」など、『君の名は。』の感想も寄せられている。
2016年09月16日きちみ製麺はこのほど、白石温麺「幸村の願い」(税込476円)を数量限定で発売した。同社は宮城県白石市に位置しており、400年の歴史を持つ白石温麺(うーめん)を製造・販売している。白石温麺は油を使用しない手延麺の製法による麺で、通常のそうめんに比べてひと回り太い。そのためコシが強く、舌触りがよいという。また長さは9センチと短いため、茹(ゆ)でやすく食べやすいのも特徴とのこと。今回販売を開始した同商品は、真田幸村とその娘・阿梅(おうめ)、白石城主の片倉小十郎公をイラストに使用した白石温麺のセット。イラストに描かれた「片倉小十郎公」は、仙台藩・白石城の主であり「白石温麺」という名称の名付け親でもある。「真田幸村」は、今から約400年前の大阪夏の陣で、片倉小十郎とは敵同士だった。激戦の末、自らの死を覚悟した幸村は片倉小十郎を知勇の兼備の将と見込み、娘の「阿梅(おうめ)」らの後事を託したという歴史がある。同商品には、真田幸村と片倉小十郎のイラストを描いた白石温麺各1束と、梅パウダーが入った阿梅姫柄のピンク色の温麺1束が入っている。3食分一緒に茹でれば白とピンクのコントラストが鮮やかな温麺に仕上がるという。冷やしでも温めてもおいしく食べることができるとのこと。同社直営売店、インターネット通販、各種販売店にて3,000袋限定で販売している。
2015年07月30日『仮面ライダーウィザード』の白石隼也主演映画『鏡の中の笑顔たち』の初日舞台あいさつが30日、東京・角川シネマ新宿で開催され、白石、夏菜、松下由樹、松原智恵子、喜多一郎監督が登壇した。本作は、白石演じるカリスマ美容師が、訪問美容を通じて技術より大切な物があることに気付き、成長していくという感動作。同僚美容師役に夏菜、母親役に松下由樹、キーパーソンのさくら役を松原智恵子が演じた。白石は、実際に美容室で実技訓練をしたそうで「ハサミの持ち方からカット、ブローの仕方などを学びました。カーラーを巻くシーンで、会話をしながら1カットでやるのが難しかったです」と撮影苦労話を語った。クロストークでは、夏菜や松原からシャイだと言われた白石は「お芝居でいっぱいいっぱいで。女性陣に囲まれて緊張して、自分を出してなかったです」と恐縮する。松原は夏菜について「ワンシーンだけいっしょでしたが、控室ですごく気を遣ってくれました。白石くんはすごくシャイなんですが、やさしいというか、そばにいても(松原を)邪険に扱わなかったです」とここでも白石をいじった発言をすると、会場は大爆笑。白石は「とてもシャイな役で、僕は現場でも役と正反対にすることができないタイプなんです。役に引っ張られおとなしくいたけど、夏菜さんや松原さんに盛り上げてもらって、感謝しています」と照れながら、夏菜たちに礼を述べた。
2015年05月31日アイドルグループ・乃木坂46の白石麻衣(22)が23日、都内で『乃木坂46 白石麻衣 1stフォトブック MAI STYLE』(主婦の友社刊)発売記念お渡し会の前に取材に応じた。11枚目のシングル(タイトル未定)で選抜メンバーに入った白石は、センターへの意欲を聞かれ「どこの場所でもやる気はあります。5作同じポジションなので、私なりにできることをしたい」と意気込んだ。【誌面カット】キュートな表情満載!ウエディングドレス姿もセンターは6thシングル「ガールズルール」以来経験していないが、「私はどこでもいいです。センターだけじゃなくて全員が輝きたい」と前向き。握手会などで「ファンの方から『まいやんのセンターをもう一度見たい』と言われることがあります。何て言ったらいいかわからないですが、私がどこの場所でも負けないように輝けばいい」と笑顔で、今年の目標に「乃木坂46の知名度を上げたい」と掲げるなど、グループへの貢献を誓っていた。同作は、ニューカレドニアで撮影を敢行。本人とスタッフが撮りためた私服スナップや、得意料理の写真などのほか、水着姿ではしゃぐシーンなどを収録し、憧れのウエディングドレス姿も撮影したが「私は仕事に没頭して結婚は遅くなると思う」と苦笑していた。
2015年01月23日アイドルグループ・乃木坂46の白石麻衣(22)が17日、都内で1st写真集『清純な大人白石麻衣』(幻冬舎)発売記念イベントを行った。2011年に結成された同グループにとってメンバー初のソロ写真集となった白石は、「初めて出せてうれしいです」とにっこり。篠山紀信氏が撮影した同写真集の出来栄えは「100点で!」と満点をつけた。【写真集カット】ボディラインあらわな水着ショットも披露お気に入りカットは、「おしりが写っているバックショット」といい、「生駒(里奈)ちゃんが『あれが一番好きだった』って言ってくれた」とメンバーからもお墨付き。褒め言葉も「メンバーからの言葉がうれしい」と喜んでいる。タイトルは“大人”とあるが、理想の女性像は「常識を持っていて、色気を出せる素敵な人」と明かし、「(自分は)中身が子どもっぽいので…。写真は清純なのかなって思うけど、私はしゃべったらダメなので…」と照れ笑いを浮かべた。
2014年12月17日俳優の白石隼也が14日、東京・新宿バルト9で行われた出演作『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の初日舞台あいさつに登壇。本作で“ウィザード卒業”を迎える白石は「さみしい気持ちもありますが、素敵な映画に仕上がったので楽しんでください」とアピール。客席からスタンディングオベーションが巻き起こると「皆さんの声援が僕らの大きなモチベーションになった。ぜひこれからも仮面ライダーを盛り上げていただければ」と感無量の面持ちだった。その他の写真仮面ライダー同士の豪華共演で人気の「MOVIE大戦」シリーズ最新作。映画の舞台は、仮面ライダーたちが“武神”と崇められ、武将たちの守護神となっている異世界の戦国時代。時空の亀裂から迷い込んだ鎧武の前に、ある巨大な力を求める“武神鎧武”が立ちふさがり、ウィザードを巻き込んだ激闘を繰り広げる。今年9月に放送された『仮面ライダーウィザード』最終回の直後という設定で、白石は「これで本当に終わりなんだという気持ちで、撮影に臨むことができた。これでウィザードは完結ですが、楽しみながら撮影できた」と達成感を示していた。舞台あいさつには白石をはじめ、10月から仮面ライダー鎧武役で出演中の佐野岳、劇場版にゲスト出演するタレントの敦士とJOY、主題歌を歌うhitomi、田崎竜太監督らスタッフ&キャストが勢ぞろいした。ウィザードからバトンを受け取る形で、鎧武として映画初登場を果たした佐野は「緊張もしたが、ウィザードとコラボできて嬉しかった。今後もテレビシリーズや春映画もあるので、気を引き締めたい。1年間応援お願いします!」とファンにメッセージ。田崎監督は「ウィザードにとってはいいゴールになったし、鎧武にとっては旅の始まり。素敵な映画になりました」と感慨しきりだった。『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』公開中取材・文・写真:内田 涼
2013年12月14日