爽やかでシンプルで清潔感があるカラーの白。やっぱり夏は「白」!と思っている方も少なくないはず。今回は身近な存在の【ユニクロ】から今夏ゲットしたい「ホワイトアイテム」をご紹介していきます。オシャレさんたちのコーディネート術にも注目です! 早速見ていきましょう。エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ出典:Instagram男女兼用アイテムの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」はそのシルエットを活かしてラフな雰囲気でまとめるのが今年っぽい! @kumika_iiio2さんのようにゆったりとしたパンツやサコッシュでリラックス感たっぷりにまとめたいですね。ボリューム感のあるコーディネートですがホワイトとベージュの明るいカラー合わせなので軽やかな印象を与えてくれます。エアリズム機能付きのアイテムなので夏も快適に過ごせそうですね。アメリカンスリーブブラタンクトップ出典:Instagram@ymk3rdさんがデニムパンツと合わせている爽やかなホワイトのトップスは、ユニクロの「アメリカンスリーブブラタンクトップ」。カップ付きのタンプトップでインナーのカラーや肩ヒモのことを気にせずに1枚でタンクトップスタイルが楽しめます。アメリカンスリーブの肩のラインやリブ生地の素材感など細かい部分にトレンド感が入っているのでシンプルなデニム合わせもサマになりますよ。リブボートネックノースリーブT出典:Instagramティアードキャミとのレイヤードにぴったりな「リブボートネックノースリーブT」。白を選べばレイヤードスタイルに活躍してくれます。横に広く開いたボートネックのラインが大人っぽく、ネックラインを美しく魅せてくれそう。可愛らしいティアードキャミとのレイヤードもクリーンな印象にまとめてくれますよ。3Dメッシュクルーネックセーター出典:Instagram女性のボディラインにフィットするように立体編みで作られた3Dメッシュクルーネックセーター。綺麗なシルエットなのでシンプルなパンツスタイルも上品なイメージです。爽やかなホワイトのメッシュセーターは、長袖なのにすごく涼しげ。オフィスで肌を出しすぎたくない方にもおすすめのスタイルですよ。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@kumika_iiio2様、@ymk3rd様、@midopei様、@shocogram__様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:yuka
2023年08月15日「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」の紫陽花やハーブガーデンが、2023年5月末頃より見ごろを迎える。「練馬区立 四季の香ローズガーデン」1,300株以上の紫陽花が開花それぞれテーマの異なる2つのローズガーデンとハーブガーデンを中心に、季節の移ろいに合わせて咲く花々を展示している「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」。初夏の園内には、山紫陽花を中心に1,300株以上の紫陽花が開花。様々な色彩や花形の紫陽花が、この季節ならではの風情ある一景を見せてくれる。また、その甘く華やかな香りで人気のユリも各所に開花。白やピンクなど様々な色で咲くユリは、品種により開花時期が異なるため、様々な色彩や香りを長い期間に渡って楽しめるという。ハーブガーデンも見頃に紫陽花の開花と合わせて、180品種以上のハーブが楽しめるハーブガーデンも最盛期となる。様々な料理を引き立てるハーブが咲く「キッチンガーデン」、ハーブティーに最適なハーブに焦点を当てた「ティーガーデン」、ポプリなリース、ハーブ染めなどに用いられるハーブを集めた「ポプリガーデン」の3つのガーデンに、個性豊かなハーブが咲く。開催概要「練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン」紫陽花・ハーブシーズン見頃:2023年5月末頃場所:練馬区立 四季の香(かおり)ローズガーデン(東京都練馬区光が丘 5-2-6)開園時間:9:00〜17:00休園日:毎週火曜日(火曜日が祝休日にあたる場合、その直後の祝休日でない日)および年末年始(12月29日~1月3日)入園料:無料
2023年05月26日ゴディバ(GODIVA)から新作ドリンク「津南の雪下にんじん ショコリキサー」「津南の雪下にんじん カカオフルーツジュース」が登場。2023年6月2日(金)より数量・期間限定販売する。“津南の雪下にんじん”のショコリキサー&カカオフルーツジュースゴディバから、新潟県・津南町で初冬から春にかけて3ヶ月間以上深い積雪下で栽培される甘いにんじん「津南の雪下にんじん」を使用した2種類の新作ドリンクが登場。「津南の雪下にんじん ショコリキサー」は、ゴディバのホワイトチョコレートに「津南の雪下にんじん」のソースを合わせたショコリキサーだ。ホイップクリームの上には、色鮮やかな雪下にんじんソースをトッピングした。一方「津南の雪下にんじん カカオフルーツジュース」は、ライチや熟したリンゴを思わせる甘酸っぱいカカオフルーツジュースがベース。そこに甘味のアクセントとして「津南の雪下にんじん」のソースをミックスした。なお、これらの新作ドリンクは、新しい食材や商品、地域の伝統文化など、幅広い視点でコラボレーションのアイデアを募る「ゴディバご縁プロジェクト」により、新潟県津南町とタッグを組むことで実現した。【詳細】ゴディバ新作ドリンク発売日:2023年6月2日(金)~7月27日(木)※数量・期間限定、無くなり次第終了。商品:・「津南の雪下にんじん ショコリキサー」レギュラーサイズ 700円/210ml、ラージサイズ 790円/ 350ml取扱店舗:全国のショコリキサー取扱いショップ・「津南の雪下にんじん カカオフルーツジュース」レギュラーサイズ 690円/210ml取扱店舗:全国のカカオフルーツジュース取扱いショップ※表示価格は消費税8%を含む税込価格。(イートイン利用の場合、 10%の消費税となる。)【問い合わせ先】ゴディバ ジャパン株式会社TEL:0120-116811(受付時間 10:00~18:00)
2023年05月22日近年カラー系のトップス人気が上昇中ですが、迷ったときはやっぱり「白」で決まり! そこで今回は、【ユニクロ】の「白リブT」をご紹介します。どんなボトムとも合わせやすく、クリーンな雰囲気をプラスしてくれる頼れるアイテムは一着持っていて損はないはず。この機会にぜひチェックしてみてくださいね♡一枚でもサマ見えしやすいリブクルーネックT出典:Instagramこちらが【ユニクロ】の頼れる「白リブT」こと、「リブクルーネックT(5分袖)」¥1,500(税込)です。公式によると「しっかりとした着心地でストレッチ感も抜群のコットンリブ素材」を採用したとのこと。程よい厚みで透けにくく、一枚で着てもサマ見えしやすいですよ。カジュアルにもきれいめにも振れるベーシックなデザインも魅力。カーゴパンツを合わせた上下ホワイトコーデは洗練された大人の魅力を引き出してくれそうですね。キャミワンピのインナーにもぴったり出典:Instagramすっきりフィットするシルエットなので、キャミワンピやサロペットのインナーにも重宝します。春夏に着るとちょっぴり重たく見えてしまうブラックのキャミワンピも、「白リブT」をインすることで抜け感をプラス。@midopeiさんも「Tシャツは5分袖っていうのがアラフォーも嬉しい二の腕隠せるやつ」とお気に入りの様子♡ストライプシャツを合わせてシーズンライクに出典:Instagramこちらは「白リブT」にブルーのストライプシャツを羽織った爽やかな着こなしが目を引きます。コンパクトなシルエットなので、シャツのインナーとして着てももたつき感ゼロ。パンツにタックインしてスッキリ着るのがおすすめです。インナーに合わせてホワイトローファーをチョイスすると、ヘルシームードが高まるはず。花柄スカートを合わせた春っぽフェミニンコーデ出典:Instagram@mami12170502さんは「白リブT」に花柄スカートを合わせた春らしい着こなしを紹介。「ちょうどいいフィット感で、柔らかく着心地もいいですよ」とコメントしています。普通のTシャツだとラフになりすぎる……というときも、リブ素材がきちんと感を演出。こちらはホワイトですが、オフホワイトも展開しているので要チェックです♡※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@neni.mo様、@midopei様、@mami12170502様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:nanami
2023年05月11日アロマには免疫活性やセルフメンテナンスの役割も!英国IFA認定アロマセラピスト 濱美奈子氏による『アロマ調香講座』が池袋コミュニティ・カレッジで開催されます。同講座は全3回で、開催日は5月26日(金)、6月30日(金)、7月28日(金)です。第1回は、調香の基本や精油を使った調香方法について学んだ後、アロマミストを製作します。第2回はロールオンアロマ製作、第3回はアロマフレグランス製作を予定しています。1回毎の申し込みも可能です。1回当たりの受講料は会員が5,610円、一般が6,160円、3回分の受講料は会員が16,830円、一般が18,480円となっています。1回毎の申し込みは電話(03-5494-5488)で、3回分の申し込みは池袋コミュニティ・カレッジのホームページで受け付けています。占星術アロマテラピー(R)などを考案濱美奈子氏は、航空会社在職中からアロマテラピーに関する勉強をはじめ、1996年から講師、セラピストとしての活動を開始しました。その後、1人1人の内面に寄り添う占星術アロマテラピー(R)と占星術アロマテラピー(R)精油を考案。2007年から、占星術アロマテラピー養成コースを行っています。2018年には、女優の羽田美智子氏とともにアロマテラピーブランド「M’s aroma」を立ち上げました。現在は、アロマセラピストや講師、コンテンツの制作、執筆など、多方面で活躍しています。(画像は濱美奈子オフィシャルサイトより)【参考】※池袋コミュニティ・カレッジ※濱美奈子オフィシャルサイト
2023年05月09日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)から、“白”にフォーカスしたユニセックスの限定カプセルコレクション「シグネチャーホワイト(Signature White)」が登場。2023年4月26日(水)より、メゾン マルジェラ直営店などで発売される。“白”にフォーカスした1度限りの限定コレクションメゾン マルジェラから新たに展開される「シグネチャーホワイト」は、メゾンの重要なカラーである“白”と、白い染料でペイントするテクニック“ビアンケット”にフォーカスした、1度限りのプロジェクトだ。現行から過去の復刻品まで、様々なウェア“白”にラインナップは、ウェアとシューズ、バッグ。まずメインとなるウェアは、現行品に加え、ブランドにおいてプレタポルテを指す「Co-Ed」コレクションや、ジェンダーレスなワードローブ・普遍的なスタイル・フォーマルウェアを再定義した「アイコンズ」コレクションの復刻品からもセレクト。アウターやテーラリング、ドレス、ジャージ、デニムなどのアイテムを“白”にアレンジし、メゾン マルジェラの根幹にある「ユニティとデモクラシー」を表現した。アイコンシューズは白でペイントまた、シューズは、「タビ」ブーツをはじめ、「4 ステッチデコルティケ」「レプリカ」、「50/50」スニーカーなどをラインナップ。アイコニックな「タビ」と「レプリカ」スニーカーは、“ビアンケット”によって“白”でペイントされている。アイコンバッグ「グラム スラム」も“白”にさらに、「グラム スラム」「5AC」といったメゾンを代表するバッグも用意。いずれも、メゾン マルジェラの本質を追求し、“白”で統一されている。【詳細】メゾン マルジェラ「シグネチャーホワイト」発売日:2023年4月26日(水)販売店舗:メゾン マルジェラ直営店、公式オンライン価格:・ロングジャケット 385,000円・ジャケット 179,300~273,900円・シャツ 169,400円・パンツ 126,500~152,900円・スカート 141,900~146,300円・シューズ 156,200円・「タビ」ブーツ 178,200円・ショーツ 97,900円・スニーカー 64,900円
2023年04月24日宝塚歌劇団雪組の新作公演『Lilac(ライラック)の夢路』-ドロイゼン家の誇り-、レビュー『ジュエル・ド・パリ!!』-パリの宝石たち-が、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。トップ娘役に夢白あやを迎えての新トップコンビ大劇場お披露目公演で、第109期生の初舞台公演でもある今作。稽古中のトップスター・彩風咲奈に、公演に向けての思いを聞いた。鉄道産業の成功を夢見て、真っ直ぐ突き進む新トップ娘役・夢白あやを迎えての大劇場公演。その第一作となる今作の舞台は、イギリス産業革命の影響を受けて目まぐるしく変化する19世紀初頭のドイツ。彩風は、騎士道精神を受け継ぐドロイゼン家5人兄弟の長兄で、鉄道産業を発展させることを夢見る青年ハインドリヒを演じる。「ポスターのビジュアルから、ゆめゆめしいお話をご想像される方も多いかもしれませんが、今回のお話は、宝塚らしい恋愛模様もありつつ、軸となるのは、5人兄弟が「鉄道を作る」という夢を叶えていくこと。ハインドリヒは、向こう見ずで、ひたすら、鉄道産業を成功させることに真っ直ぐ突き進んでいる人。その中で、兄弟たち、鉄道産業を通して出会う人たち、夢白演じるエリーゼなど、いろんな人たちとの交流によって、ハインドリヒが少しずつ成長していく姿が描かれます。真っ直ぐ突き進むことで見逃がしてしまった思いとか、忘れていた小さな気持ちとか。演じていてもふと気付かされることがあります」。『Lilac(ライラック)の夢路』-ドロイゼン家の誇り-(c)宝塚歌劇団彩風が役作りの参考にしているのは、作・演出・振付を手掛ける謝珠栄。その稽古場での姿が、ハインドリヒの理想像だと話す。「ハインドリヒは、鉄道を作るために、次々と周りを巻き込みながら進んでいく。稽古場では、謝先生がものすごいスピードでお芝居と振付を同時進行しながら情熱を持って次々といろんなことを提示してくださっていて、まさにハインドリヒのよう。役の理想像として、先生のお姿を参考にさせていただいています」。パリをテーマにした美しいレビュー。109期初舞台生もお披露目!第2幕は、パリの名所をテーマにしたドラマチックなレビュー作品。「パリと宝塚が融合したような」華やかなステージに仕上がっているという。「全体を通して、宝塚らしいレビューになっていると思います。近年、雪組はダンシングショーのような作品が多かったのですが、今作では、プロローグから大階段を使用していて、男役は黒燕尾にシルクハット、娘役さんはムーランルージュのようなドレスを着て踊ります。宝塚の男役ならやってみたかったと思うような、優雅で美しい男役の姿を表現できるプロローグになっています。主題歌も、おそらく一度聴いただけで覚えていただけるのではと思います」。さらに、本公演で第109期初舞台生がお披露目する。「集合日に初舞台生と対面して、自分たちもここから始まったんだと改めて感じました。ロケット(ラインダンス)を観るのが本当に楽しみです。今回の『Lilacの夢路』が、「みんなで協力してひとつのものを作る」、「これから先に向かっていく」というのがテーマなので、初舞台生にとっても、心に残る作品になってもらえたらうれしいですね」。組のトップスターとして、「最高に美しくいいものをお届けしたい」という思いを常に持つ。トップ娘役に就任した夢白ともその思いを共有し、日々研鑽を重ねている。「(夢白)あやちゃんは、すごく明るくて、度胸があって。学年差はありますが、それを感じさせないくらいいつも体当たりでぶつかってきてくれる。稽古場ではとことんふたりで話し合って、実践して、修正していくことを繰り返しています。何よりも、雪組の作品を一番いいものにしたい、最高のものにしたい、そのためにふたりで頑張っていこうという気持ちをしっかり共有して進んでいきたいです」。取材・文:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★彩風咲奈さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>宝塚歌劇団雪組『Lilac(ライラック)の夢路』-ドロイゼン家の誇り-/ファッシネイト・レビュー『ジュエル・ド・パリ!!』-パリの宝石たち-【兵庫公演】2023年4月22日(土)〜5月28日(日)会場:宝塚大劇場【東京公演】2023年6月17日(土)〜7月16日(日)会場:東京宝塚劇場
2023年04月22日株式会社 松栄堂(代表取締役社長:畑 正高)は、日本のお香文化を紐解く書籍『香が語る日本文化史 香千秋』を2023年2月25日に出版しました。『香が語る日本文化史 香千秋』は、2001年に刊行した『香千載』(光村推古書院)を大幅に増補改訂したもので、多くの資料を通じて、日本のお香文化へ多角的にアプローチします。URL: 『香が語る日本文化史 香千秋』表紙お香の歴史はいつから?平安貴族が作った香りとは?戦国大名とお香の関わりって?源氏香ってどんなもの?江戸時代から十二代続く京都の香老舗に生まれた著者が、100年ごとに時代を追って、香を軸に日本文化を見つめます。典雅な香道具や歴史的資料など、豊富なカラー図版も見どころ。巻末に「源氏香図・系図香図・三種香図」一覧つき。日英文併記。■3つの特長・「香」を軸に日本の文化史を通覧する、ユニークな構成。・これまでの関連書籍にはなかった「日英文併記」により、日本の香りに関心の高い国内外の読者へ訴求します。・豊富なカラー図版により、視覚的にも理解を促進します。■著者紹介畑 正高昭和29年京都生まれ。同志社大学卒業。1年渡英の後、香老舗 松栄堂に入社。平成10年、同社代表取締役社長に就任。香文化普及発展のため国内外での講演・文化活動にも意欲的に取り組む。著書に「香清話」(淡交社)、「香三才」(東京書籍)などがある。■翻訳者紹介マイケル ジャメンツ昭和23年アメリカ生まれ、ハーバード大学博士課程修了後、平成7年から京都に住み、京都大学などで非常勤講師をつとめながら、中世文学研究と英語翻訳に携わる。■ふたつの連動企画で、もっとお香に詳しくなる!〈新書籍発刊記念展「香千秋」〉会期:3月28日(火)~4月18日(火)場所:松栄堂 薫習館(京都市中京区烏丸通二条上ル東側)概要:松栄堂本店に隣接する小さな香りの博物館「薫習館(くんじゅうかん)」で開催します(入場無料)。本書に登場する香道具の展示をはじめ、手に取って本書をご覧いただけます。薫習館では他にも、貴重な天然香料の香りを体験できるスポットや、お線香作りのジオラマ展示など、日本のお香にまつわるさまざまな企画を展開中です。〈匂い香づくりワークショップ〉会期 : 4月17日(月)・18日(火)場所 : 大垣書店(京都市) 京都本店イベントスペース「催」参加費 : 1,980円(税込)概要 : タブレット状の原料を自由に組み合わせて、オリジナルの香りを作ることができます。仕上がった香りはカラフルな巾着袋に入れて、匂い袋としてお持ち帰りいただけます。詳細・お申し込み: 松栄堂ウェブサイトでご確認ください。 ■商品情報書名 :香が語る日本文化史 香千秋発売日 :2023年2月25日著者 :畑 正高訳者 :マイケル ジャメンツ定価 :1,980円(税込)版型 :B5判 並製ページ数 :116ページISBNコード:978-4-9912784-0-2 C0076 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月30日毎年2月に開催される岸谷香のスペシャル企画ライブを、今年も『岸谷香 感謝祭2023』として開催。相変わらずパワフルな歌とギター、ゲストとの趣向を凝らしたセッションで観客の興奮をあおり続けるライブは、選曲も歌も演奏もEX THEATER ROPPONGIという会場にふさわしく、高級感がありながら遊び心満載な“大人の祭り”となった。4回目となるこの感謝祭は、新作を引っさげたツアーや外部のイベント出演とは違い、岸谷の楽曲アレンジと構成で作られる内容となるため、場内には最初からどこかそわそわウキウキした空気が漂っている。自身のバンド・Unlock the girlsのメンバーとともに登場し、一曲目の「49thバイブル」から岸谷本人もいきなりトップギアに入ったのがわかった。というか、肩だしシャツ+穴あきジーンズ+チェーンベルトというファッションで、いきなりハイトーンボイスを披露されたら、観客だってトップに入れざるを得ない。「久しぶりだね、この感じ。今日は健康と、ライブができる音楽に感謝、来てくれたゲストに感謝、そしてみんなにも感謝!いろんな感謝を込めて。最後まで楽しんでください」歯切れのいい挨拶のあと、肩からエレキギターを下げて「MELODY MELODY」へ。年齢を重ねるにつれ声が甘くなり、むしろ少女のような可愛さが出てきているのはなぜなのだろうか。プリンセスプリンセス時代のハスキーなのに高音域に艶のある歌声も良かったが、現在の張りがありながらも滑らかな歌声も、岸谷香ならではの抑揚豊かなメロディをとても鮮やかになぞっていく。岸谷は今でもなおエレキをガンガン弾きまくるのだが、その歌声は激しい伴奏や緻密なソロといったロックサウンドと好相性だった。スペシャル企画ライブということで、この日はふたりのゲストを招き、それぞれとのコラボコーナーで盛り上がる。まず一人目は、10年ほど前のイベント出演を機に知り合い、これまで何度かステージで共演してきたという後輩世代の藤巻亮太。柔らかく、少し鼻にかかった藤巻の歌声は濃厚な甘さと渋さを持っていて、そのデュエットはなんだか豪華なスイーツのよう。岸谷香いわく「初めて聞いたとき、私マネしてないよ!って思わず言っちゃったくらい、私の世界観と似てる曲だなと思ったの」という藤巻の楽曲「南風」はもちろん、岸谷がKeyとコーラスを担当する「3月9日」も、どちらの楽曲であってもおかしくないくらいマッチしていて、ふたりが音楽人として惹かれあう理由を物語っていた。特に、岸谷のKeyによるイントロから始まった「粉雪」は鳥肌モノ。藤巻の歌声をサビから一斉に女性コーラスが包み込むアレンジは、これまでの同曲とまったく違う景色を見せた。藤巻が舞台袖に引いたあとすぐ、歌いだしが〈雪が降ってた〉から始まる「また恋ができる」に続いたのも、「粉雪」の風景を引き継ぎたい岸谷の計らいだったのだろう。「久しぶりに声出しOKだし、みんな“ああ”とか言っちゃったりして」と可愛らしくコールを促して、「Diamond<ダイアモンド>」をサービス。それこそ何十年も前に聞きまくった曲だから尚更思うのだが、昔の曲をなぜこうも懐メロ感なく聞かせることができるのか。もちろん楽曲そのものに対する懐かしさは、誰しもの中に回顧的なものとしてある。でもそれ以上に、今の自分の表現のひとつとしてこの曲と向かい合っている岸谷の姿勢が、きちんと楽曲に新鮮さを与えていたのだと思う。原曲へのリスペクトと音楽への探求心がバランスよく保たれた同曲は、これまでさんざん聴きまくってきた人の耳にも快適だった。そして後半には、二人目のゲストである荻野目洋子を招き入れ、ビート強めな曲を続けて盛り上がる。この土地で聞くことに感動すら覚える「六本木純情派」と、スパンコール攻めのスカート&ピンヒールブーティという荻野目ちゃんを目の前に、テンション上がらないわけがない。1992年に岸谷が楽曲提供したというキュートなポップス「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ演奏にあわせ、岸谷とバンドメンバー全員がコーラスに徹した「虫のつぶやき」など、一曲ごと様々なアプローチで楽しんでいく。聞けばふたりの出会いは岸谷が赤坂小町の頃で、歌番組での共演やラジオ出演、楽曲提供やスーパーでの遭遇など、ゆっくりながら大切に距離を縮めてきた間柄なんだそう。アーティストとして尊敬しあいながら、お互い女性として憧れを抱いている関係性が、見ていて微笑ましかった。何より岸谷と荻野目、キャラは違えど情熱の持ち方が似ているのだ。おそらくプリプリ時代以上にギターやピアノに対する熱意やこだわりが増している岸谷と、ここ数年になってギターをはじめ、全曲自作のアルバムをアナログ盤でリリースするに至ったという荻野目。いくつであろうが自分の興味関心にまっすぐ突っ込んでいくふたりのパフォーマンスからは、とてつもないエネルギーが伝わってきた。「それでは、全力でダンシングしてください!」という掛け声を合図に、本家はもちろん岸谷もダンスを披露する「ダンシングヒーロー」、荻野目がエレキギターをかき鳴らす「OH YEAH!」と続け、客席はこの日一番の歓声とジャンプを見せた。コラボ後は、再び岸谷とバンドメンバーだけで「Unlocked」「バタフライ」などロックチューンを続けてラストを目指す。疾走感ある曲でギターテクを見せつけたと思ったら、「Dump it!」ではハンドマイクで客に詰め寄り、豪快なシャウトを決める。これ、もはやあっけに取られるレベル。これだけの長い年月、ロックアーティストであり続け、演奏テクを磨き続け、声を張り上げられる自分をキープできている人はそうそういないのだ。ラストの「Signs」で見せた速弾きソロは鳥肌立つほどカッコよく、そのハードロック魂に心の底からしびれた。アンコールでは、再び藤巻と荻野目を呼び込み、今もなおあちこちで歌い継がれる名曲バラード「M」を全員で披露。やはり前述した「Diamond<ダイアモンド>」同様、この曲もじつに新鮮な響きを持っていいて、曲の素晴らしさにあらためて気づかされる。この『岸谷香 感謝祭』は、本人もMCで言っていたように、岸谷本人にとっての音楽やファンへの感謝を示すことを目的に開催された。しかし、岸谷香がこれまで築いてきた自分と音楽の絆の強さと、新たに描こうとしている世界観を感じられるライブから得られたものは、見る側にとってあまりにも大きい。情熱を注ぎ続けることの尊さを実感させてくれたことへ、こちらこそ感謝したくなるライブだった。Text:川上きくえ<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライブ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』※終了分は割愛3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION藤巻亮太『THANK YOU LIVE 2023』3月9日(木) 東京・I’M A SHOW関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年03月02日先日、ディズニー映画『アナと雪の女王』の第3作が制作中とのニュースが舞い込んできました。2014年に公開された第1作は、興行収入が212億円を突破し、まさに飛ぶ鳥落とす勢いの大ヒット作となりました。そんな『アナと雪の女王』、ディズニーのオリジナル作品と思っている人が多いでしょう。じつは、原作となった童話が存在するとまことしやかに囁かれているのをご存じでしたか。本記事では映画『アナと雪の女王』と、原作といわれる童話『雪の女王』との違いを紹介します。アナ雪の第3作の制作がスタート第3作品の制作が発表されたのは、2023年2月8日(米国時間)のこと。ウォルト・ディズニー・カンパニーCEOのボブ・アイガー氏が、収支報告会において発表したことが話題となっています。同報告会においては、『アナと雪の女王』のほかにも映画『トイ・ストーリー』の第5作や、映画『ズートピア』の続編を制作することも発表されました。アナ雪には原作があった?※写真はイメージ一部のファンの間では、『アナと雪の女王』には原作があるのではないかという憶測が飛んでいます。それはハンス・クリスティアン・アンデルセンによって書かれた『アンデルセン童話集』の1つである『雪の女王』。同作品はデンマークで生まれた童話であり、物語は全7章で構成された物語です。映画と童話ではストーリーが別物!?原作とはいっても童話のストーリーをそのまま映画にしたわけではなく「インスピレーションを与えた作品」と考えたほうが正しいかもしれません。というのも、童話『雪の女王』と『アナと雪の女王』では、ストーリーがまったく異なるのです。両者で大きく異なる点としては、以下の3つが挙げられます。物語の悪役ストーリーの本筋登場人物やキーアイテムまず物語を通した悪役についてです。映画ではハンス王子とされていますが、童話では雪の女王(映画のエルサ)が子供を連れ去ってしまう「悪い女王」として描かれています。そして童話は、ある魔女に連れ去られてしまった少年を少女が助けにいくというストーリーとなっているのです。2点を踏まえても、映画と童話ではストーリーに大きな違いがあると分かるでしょう。さらに童話には、映画に登場しない人物やキーアイテムも数多くあります。例えば雪の女王に連れ去られてしまう少年カイや、旅の途中で主人公(ゲルダ)を助ける山賊の娘、そして写すものの本質をあべこべにしてしまうキーアイテム「悪魔の鏡」などです。反対にオラフやトロールなど映画オリジナルのキャラクターも存在します。童話と映画では結末が違う!ストーリーの本筋が異なるため、当然結末もまったく違ったものになります。童話の場合は囚われてしまった少年カイを、少女ゲルダが救い出し、無事故郷に帰れるのです。映画の場合は多くの人がご存じのように、アナとクリストフが恋人となり、エルサは魔法を制御できるようになったことで、国民からも愛される女王になりました。映画ではアナとともにストーリー上、重要な役割を担うエルサが童話では悪役で、しかも登場シーンも極めて少ないことには衝撃を受けます。どちらもハッピーエンドですが、童話では男女の愛、映画では男女と姉妹の愛、どちらも描かれていることが、全体を通してもっとも異なる点ではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年03月01日2月23日(木・祝) に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された『岸谷香 感謝祭2023』のオフィシャルレポートが到着した。岸谷香が「元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に、毎回ゲストを迎え特別なセッションをする」、毎年2月に開催している年1回恒例のコラボイベント『岸谷香 感謝祭』。2月23日(木・祝) ソールドアウトの東京・EX THEATER ROPPONGIにて、自身のガールズバンド“Unlock the girls”とともに、荻野目洋子と藤巻亮太を迎え、全21曲を披露し、満員の観客を魅了した。プリンセス プリンセス時代の曲から現在のソロ曲など新旧織り交ぜ、今の岸谷香を真っ直ぐ表現するセットリスト。挨拶代わりに3曲披露し、「雨上がり」のギターの前奏に乗せて藤巻亮太を呼び込む。岸谷は、「ふたりの初めての出会い」や、「藤巻君の曲は大好きな曲が多い」というエピソードも披露。お互いの曲を組み合わせた「南風~ミラーボール」のメドレー、岸谷のピアノと藤巻のエレキギターというふたりだけで、しっとりと聞かせた名曲「3月9日」、新曲の「この道どんな道」、そして最後は今の季節にぴったりの「粉雪」と、誰もが納得の圧巻なステージを披露した。岸谷香×藤巻亮太藤巻を送り出した後、「また恋ができる」をしっとり聴かせ、「Diamonds<ダイアモンド>」で客席は一気に盛り上がる。続いて迎えたゲストは荻野目洋子。ご存知「六本木純情派」のイントロで呼び込まれた荻野目は、圧倒的なステージを披露し、観客も釘付け。岸谷が荻野目に提供した「ラストダンスは私に」、荻野目のウクレレ伴奏とヴォーカルをメンバー全員でコーラスで支えアコースティックに聞かせた「虫のつぶやき」、そしてお待ちかねの「ダンシングヒーロー」では、荻野目の切れのあるダンスに合わせて、ギターを降ろし自身も全力で踊る岸谷香。笑顔のふたりに満員の観客が大いに沸いた。ラストは「OH YEAH!」。荻野目はヴォーカルとともにエレキギターで、全員でセッション。息の合った、特別なコラボレーションとなった。岸谷香×荻野目洋子そこからは「Unlocked」「バタフライ」「Dump it!」と、自身のバンド「Unlock the girls」とともに、今の岸谷香の楽曲たちを披露。ラストの「Signs」では、圧巻のギターソロを魅せ、本編を終えた。Unlock the girlsアンコールはゲストも併せて、全員でステージに。岸谷のピアノの前奏が始まると、どよめきと大きな拍手が起こった「M」。荻野目、藤巻、岸谷の3人で歌い分け、ギターソロは藤巻と岸谷のツインを披露。ゲストを送り出し、岸谷のソロ曲「ハッピーマン」で終演。贅沢な一夜限りのステージとなった。予期せぬダブルアンコールを受け、ひとりでステージに出てきた岸谷から、「今年6月に自身の企画でアコースティックのツーマンライヴを東京、名古屋、大阪で開催します!対バン相手は全部違います!」と発表。満員の観客からどよめきと惜しみない拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。<公演情報>岸谷香 感謝祭20232月23日(木・祝) 東京・EX THEATER ROPPONGIセットリスト1. 49th バイブル2. MELODY MELODY3. STAY BLUE<w/藤巻亮太>4. 雨上がり5. 南風~ミラーボール6. 3月9日7. この道どんな道8. 粉雪9. また恋ができる10. Diamonds<ダイアモンド><w/荻野目洋子>11. 六本木純情派12. ラストダンスは私に13. 虫のつぶやき14. ダンシングヒーロー15. OH YEAH!16. Unlocked17. バタフライ18. Dump it!19. Signs<アンコール>1. M2. ハッピーマン<ライヴ情報>岸谷香 プレミアムアコースティック 2マンライヴ6月9日(金) 愛知・名古屋ダイアモンドホール6月11日(日) 大阪・BIGCAT6月18日(日) 東京・日本橋三井ホール※各地対バン相手は後日発表一般発売日:4月15日(土) 予定関連リンク岸谷香 HP:荻野目洋子 HP:藤巻亮太 HP:
2023年02月24日あまり雪の降らない地域に住んでいる人は、時々雪景色を見たくなることがありませんか。雪国出身の筆者は大人になった今でも、冬になると雪が恋しくなります。先日、「自分で雪のようなものを作れないかな」と思っていたところ、ピッタリのアイテムを発見!化学発光技術を生かした製品などの製造・販売を行う、株式会社ルミカから発売されている『【ふしぎな実験キット】溶けない雪』です。水と混ぜるだけで、触っても溶けない不思議な雪が作れるといいます。キットの中を確認すると、パウダーとかき混ぜ棒が入っていました。50〜200mlの冷水、1000ml以上の水が入る容器、新聞紙もしくはラップフィルム、ハサミを用意しておきましょう。それでは、実際にキットを使って雪を作ってみます。周りが汚れないように、新聞紙かラップフィルムをテーブルに敷き、容器にパウダーを入れます。容器に水を入れます。水の量はパウダーの様子を見ながら調節しましょう。かき混ぜ棒を使ってパウダーと水をよく混ぜると、どんどんふくらんできます。あっという間に、溶けない雪が完成!触ってみると冷たくはありませんが、ほろほろとこぼれる触感が雪に近いかもしれません。実験に使ったパウダーは、おむつなどにも使われる吸水性ポリマーだそう。ちなみに、思ったよりさらっとしているので、雪だるまは作れませんでした。ちょっと季節外れですが、ツリーとサンタのピックを刺してみたら、冬の雰囲気が出たような気がします。触っても溶けないので、クリスマスシーズンのインテリアにしてもいいかもしれません。筆者は子供の頃、遊び心で雪を食べたことがありますが、こちらの雪は食べないでくださいね。冬の気分を味わいたい時や子供の自由研究にぴったりなこのアイテム。雪が恋しい人や、暖かい部屋で冬の気分を味わいたい人は、試してみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年02月14日関東甲信の広い地域が雪に見舞われた、2023年2月10日。谷口 菜津子(@nco0707)さんは、積もった雪でオリジナルの雪だるまを作っていたところ、通行人からこんな声をかけられたといいます。「写真、撮ってもいいですか?」通行人が足を止め、さらには写真撮影を頼んできたという、その雪だるまを早速ご覧ください。猫ダルマを作っていたら通りかかった女性に「写真撮って良いですか?」と聞かれ、猫ダルマと自撮りしてくれて嬉しかったです。 pic.twitter.com/aVzD1JfGB4 — 谷口 菜津子 (@nco0707) February 10, 2023 ニャンともかわいい雪だるま…ならぬ猫だるま!耳や目、口元のふっくら感など、何から何までかわいらしく、通行人が一目見て、心を奪われてしまうのも納得です。ベンチの上で、お上品にお座りしている猫だるまは、Twitterを介して多くの人を魅了した様子。「かわいい!」というコメントのほか、『いいね』も多数寄せられています。学生や社会人にとって、雪は通勤通学の妨げになり、やっかいに思っている人も少なくないことでしょう。しかし、街中に目を向けると、もしかしたらこんなユニークで愛らしい雪だるまと出会えるかもしれません。そんな出会いに期待をすれば、雪の日でも外に出たくなってきますね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日フランフラン(Francfranc)から、新作白食器「ブランシェ」シリーズが登場。フランフランの新作白食器「ブランシェ」シリーズ耐久性の高いストーンウェア製の白食器「ブランシェ」は、フランフランの新たな定番シリーズだ。クロス、フラワー、ウェーブ、オクタゴンの4種類のデザインはどれもベーシック&シンプルで、食器洗浄機や電子レンジにも対応。料理を引き立てるデザイン性と、日常使いしやすい耐久性を兼ね備えたシリーズとなっている。全4種類のデザインから大小様々な食器がラインナップ食器の種類は、大小サイズのプレート、ボウル、ディープレートの3つで、様々なサイズがラインナップ。異なる形とサイズを組み合わせても自然に調和し、どんなジャンルの料理でも美しく引き立ててくれる。食卓を華やかに演出してくれるフラワー&ウェーブ、シックで上品な佇まいが魅力のオクタゴン、そして日常的な料理に最適なクロス。シーンに合わせて大小様々な形の食器を自由にセレクトして、その時々の食卓を自分らしく彩ってみてはいかがだろう。商品情報フランフラン 新作白食器「ブランシェシ」シリーズ発売日:発売中取扱店舗:全国のフランフラン店舗、公式オンラインショップ
2023年02月10日雪旅籠の灯り実行委員会は、「400年の宿場町、月山志津温泉の幻想的な雪旅籠の街並みを「冬の花火」で彩りたい」プロジェクトを、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて2月10日(金)まで実施しています。サイトURL: 【月山志津温泉 雪旅籠(ユキハタゴ)の灯りとは】月山志津地区は四百年以上前から三山行者の宿場町であり、冬場の6mにも及ぶ雪という資源を利用して、この地域でしかできないオンリーワンのイベントを開催したいという想いから、雪で旅籠の街並みを再現することになりました。一軒の旅籠作りから始まり、現在では趣のある旅籠が立ち並ぶ当時の宿場町を、期間限定で楽しんでいただいています。画像12006年から始めた「雪旅籠の灯り」は雪を観光資源にして、冬期間の誘客数を増やす目的で開催してきました。自然に降り積もった雪で昔の宿場町を再現しています。ノスタルジックな風景はここの土地でしか体感できないイベントであり、この雪で作られた幻想的な世界に、願いと感動を込めた花火を打ち上げたいと、クラウドファンディングで、協力者を募っています。ようやく完成した渾身の逸品がCAMPFIREで初お披露目となります。数量限定でご用意しております。■CAMPFIREサイトはこちらから<400年の宿場町、月山志津温泉の幻想的な雪旅籠の街並みを「冬の花火」で彩りたい> 目標金額600,000円(開催期間2022年1月29日~2023年2月10日)画像2画像3<雪と蝋燭で彩られた世界に、空高く『冬の花火』を打ち上げたい!>旅館だけが立ち並ぶ珍しい地域ですが、一年の半分は雪の恩恵をいただき営業を続けています。イベント期間中は、夜になると昔にタイムスリップした感覚になり、寒さを忘れるほどの感動を覚えます。雪と蝋燭で彩られた世界に、空高く打ち上げられた冬の花火は儚くも美しい光景です。週末二回分の費用は、実行委員会で確保できており、100%を達成したことで週末に2回打ち上げを追加することができます。今後も、『冬の花火』を回数多くご覧いただけるように邁進いたします。約1か月のイベント期間の中で週末ごと,更には祝日も打ち上げたいと思っています。そして、今回のクラウドファンディングのもう一つの想いは、西川町を期間中に訪れる方だけでなく、初めて雪旅籠の灯りを知る方にも、動画で雪と蝋燭で彩られた世界に、空高く上がる『冬の花火』を、西川町の名産品をとともにお届けし、西川町のファンになっていただきたいと、今回のプロジェクトを企画しました。【リターンの紹介】(1)雪旅籠の灯り動画と月山地ビール飲み比べセット(ピルスナー、ミュンヒナー、ラオホ)/10,000円(在庫状況により組み合わせが変わることもございます。)(2)雪旅籠の灯り動画と銀嶺月山純米吟醸酒(月山の雪)&月山漬物/10,000円(3)雪旅籠の灯り動画と地ワイン(月山の兎)/10,000円(今年は兎年、おすすめの一本です)(4)雪旅籠の灯り動画と月山蕎麦と麦切セット&月山なんば粉2種類/10,000円画像4<月山志津温泉 雪旅籠の灯り実行委員会>HP : Facebook: ~ 三山行者が訪れた昔の志津の町並みを雪で再現 ~月山志津地区は四百年以上前から三山行者の宿場町であり、冬場の6mにも及ぶ雪という資源を利用して、この地域でしかできないオンリーワンのイベントを開催したいという想いから、雪で旅籠の街並みを再現することになりました。一軒の旅籠作りから始まり、現在では趣のある旅籠が立ち並ぶ当時の宿場町を、期間限定で楽しんでいただけるようになりました。18回目の開催となる今回は、雪は宝であり大切な資源であることを多くの皆様にお伝えしながら、少しでも雪を好きになっていただければ嬉しく思います。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月09日北海道札幌市で、例年冬に行われるイベント『さっぽろ雪まつり』。話題の人物やものをモチーフに作られた雪像は、多くの人を魅了しています。2023年開催の『さっぽろ雪まつり』は、2020年以来、3年ぶりに会場で開幕。新型コロナウイルス感染症の拡大により、2021年と2022年時は、オンライン形式による無観客開催でした。おけら(@okera1127)さんも、現地に行き、それぞれの雪像観賞を楽しんだそうです。数ある作品の中で、おけらさんは気になるものがあったといいます。メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手の雪像がある中、それ以上に気になったものが…。(´-`).。oO(さっぽろ雪まつりの市民雪像…ちいかわやらアーニャやらオオタニサンやら載せたけど、やたら異彩を放ってるのは肺の雪像なんだよなぁ…気管支の造りが精巧なんよ) #さっぽろ雪まつり pic.twitter.com/5Rtv9bjez2 — おけら@臆トレManager4545 (@okera1127) February 4, 2023 看板に書かれた「健康であることが、私たちの願いです」という説明。なんと、肺の雪像だったのです!肺静脈や気管などがリアルに再現されています。肺は、生きる上で大切な身体の部分。『さっぽろ雪まつり』に来た一人ひとりに、改めて健康に気を付けてほしい願いが込められているようですね!肺の雪像はネットで人気を集め、「ハイクオリティ」「教科書に出てきそうなほど忠実!」「作り込みがすごい」と驚きの声が上がりました。3年ぶりに会場で開幕したとあり、多くの人が訪れている『さっぽろ雪まつり』。ほかにもどのような作品があるのか、見に行ってみたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年02月06日お香をたく時間を豊かに演出し、そのまま置いておくだけでインテリアの一部になる、個性派のインセンスホルダーをセレクト。美しいデザインを揺らめく煙とともに眺め、視覚でもお香を楽しんで。真鍮の輝きと、優美なラインが魅力的。ロンドンのデザインスタジオによる手作りのインセンスホルダーは、小ぶりながらも存在感のある真鍮製。経年変化して、使うほどにアンティークのような趣に。写真のようにいくつか並べて飾るのもおすすめ。各¥7,700(Subtle Bodies/JAU)シンプルで力強い形が、空間のアクセントに。ミニマルな形が目を引くインセンスバーナー。マットに仕上げたアルミニウム素材も、モダンなムードを演出するポイント。オーストラリア・メルボルンを拠点とするデザインスタジオから。¥5,500(Lightly/JAU)情緒深い月夜の景色をミニマルに表現。京都で安土桃山時代から続くお香の老舗による、香皿と香立てのセット。月が水面に映る様子から着想を得た、静寂を感じさせるデザインが美しい。香立ての位置は自由に配置できるので、自分好みに楽しみたい。¥4,620(薫玉堂 TEL:075・371・0162)独創的な世界観で魅了するドイツ発の陶芸ブランドから。デザイナー、ベルンハルト・クーンが生み出す作品は、ポエティックでどこかファニー。水鳥の形をしたインセンスホルダーは、愛らしい表情に注目を。他にゾウやライオンも。¥5,390(クーン ケラミック/エイチ・ピー・デコ TEL:03・3460・0313)ぴたりと合わせれば、キューブ形のお香立てに。淡路島在住の現代美術作家・南野佳英が作るインセンスホルダーは、台風で倒れた椨(たぶ)の木で作られたもの。お香の主原料としても使われる椨は、深みのある色合いが特徴。CUBE5955点セット¥13,750(√595)※『anan』2023年2月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月02日10年に一度と言われるほどの最強寒波に見舞われた日本列島。ふだんは雪の降らない地域でも積雪が見られ、通勤や通学をはじめとした日常生活に大きな影響を受けた方も多いのではないでしょうか。冬の風物詩でもある雪ですが、実際に降り積もると交通機関が麻痺したり雪かきという肉体労働を強いられたりと、のん気に「雪やこんこ♪」なんて口ずさんでいる場合ではありませんよね。そんな「雪やこんこ」という歌い出しが有名な『雪』という童謡ですが、「こんこ」の意味をあなたは知っているでしょうか。「雪がこんこんと降る」「こんこんと眠り続ける」「キツネがコンコン鳴く」…意外とよく使われている「こん」という言葉の意味を調べてみました。「雪やこんこ」は「来ん来ん」『雪』の歌詞の一説である「雪やこんこ」は漢字では「雪や来ん来ん」と書き、「雪よもっと降れ降れ」という意味なのだそう。雪に喜ぶ子供たちの様子を表した歌詞だったのですね。しかし、雨や雪が「こんこんと降る」という表現をする時に用いられる「こんこん」は、「さかんに降るさま」を表す擬態語なのだとか。「こんこんと眠る」、「こんこんと諭す」、「こんこんとわき出る」…まだまだあった「こん」の表現では「こんこんと眠る」とはどんな意味なのでしょうか。この時の「こんこん」は漢字では「昏昏」と書き、「意識を失っているさま」や「眠りの深いさま」、「暗くて物の区別がつかないさま」を表す表現なのだそう。また「こんこんと諭す」では、「心の込もったさま」や「心をこめて繰り返し説くさま」を表す「懇懇」という表現が用いられます。「滾滾」と表現するのは「尽きることなく盛んにわき出るさま」を表す時。「水がこんこんとわき出す」なんて言いますよね。「渾渾」や「混混」と書かれる場合もあり、こちらも「水がさかんに流れるさま」を表すほか、「物事の尽きないさま」を表現する時に用いられます。そして、キツネの鳴き声や咳払い、ドアをノックする音としておなじみの「コンコン」は擬音語です。ふだんあまり気に留めることなく使っていた「こん」という表現。ただのオノマトペかと思いきや、文脈によってさまざまな意味をもつ表現だなんてびっくりです。しっかりと意味を知ったうえで使えれば、日本語レベルが一段上がりそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月01日雪が降ると、街の景色が一変することは珍しくありません。建物の屋根や道路に雪が積もり、雪かきをする人や、慎重に歩行する人などが出てくるものです。吹雪が起きれば、数m先の視界が悪くなることもあります。吹雪の中、マクドナルドが?各地で厳しい寒さと雪が観測されている、2023年1月下旬現在。めかぶ(@aybena)さんが住む兵庫県神戸市でも、雪が降りました。雪は勢いを増し、吹雪になったといいます。吹雪の中、街を歩いていためかぶさんは、救世主のような存在感を放つ建物にたどり着いたのです…!吹雪の中、救世主みたいなマクドナルドがあった pic.twitter.com/y192V1OT0r — めかぶ (@aybena) January 25, 2023 辺りが吹雪で視界が悪くなる中、ポツンと光り輝くファストフード店『マクドナルド』の建物。めかぶさんは寒さのあまり、同店で1杯のコーヒーを購入し、身体を温めたようです。「吹雪の中、遠くからマクドナルドの灯りが見えた時の安心感はすごかった」とも振り返っています。ネットを通じて、同店の光景は「ゲームのセーブポイントみたい」「旅人にとって救いの世界のよう」「異世界に飛ばされたマクドナルドかな?」といった反響を呼びました。外出中に吹雪が起きると、自宅に帰るのが億劫(おっくう)になることもあるでしょう。そんな時は、マクドナルドのような飲食店で身体を温めてから、帰りたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年01月27日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。合計4回にわたってお届けしている記事、今回は岸谷×荻野目対談の後編だ。 前編() では、ふたりがいかに母親であることとミュージシャンであることを両立しているか、踏み込んだ話となった。今回は楽器、曲作り、バンド、さらにイベントに向けての思いなど、音楽に関するさまざまな話題について、話が広がった。――活動休止期間を経たことで、練習に対する意識が変わってきたとのことですが、ライブに対する意識で変わってきたところはありますか?岸谷ありますね。“ライブの出来”はもちろん重視しますが、自分が満足するだけじゃなくて、みんなに楽しんでもらいたいという思いが、より強くなってきました。大事にしているものも、少し変わってきた気がします。荻野目どう変わってきたんですか?岸谷子供がいなかった頃は、“音楽が私のすべて”という意識でやっていたのね。ところが練習はそんなにしませんでした。「練習通りに本番ができるわけないじゃない?」みたいな。当時の自分を叩きたくなりますけど(笑)。今はできるかぎり練習しないと、気が済まなくなりました。子供が熱を出して、「リハに行けないけど、本番は行きます」みたいな状況になったとしても、“これまでしっかり練習してきたから大丈夫”って、練習した事実が自分を支えてくれると、ステージに立てるんですよ。以前は怠け者でしたが、勤勉になりました(笑)。岸谷香荻野目そうなんですね。私は昔から練習は好きだったんですよ。ただ、若い頃はドラマの仕事など掛け持ちがあるので、思うようにいかないことが多々ありました。20歳のころに1度だけ武道館をやらせてもらったんですが、振り付けとか、覚えることがいっぱいあるのに、練習時間が限られていて。時間が全然足りなくて、“もっともっと練習をしなきゃ”ってところで本番を迎えたんです。不安とプレッシャーとの戦いがすごすぎて、自分が辛すぎる、みたいな。今の自分からすると、「そんなに力を入れなくていいよ」って声をかけてあげたいくらいでした。岸谷以前の自分を叩きたい私とは大違いですね。荻野目今も練習は好きなので、やりたいと思ったらとことん、ご飯も作らずにやりたくなります。さすがにそれは無理だから、今日は何時までって決めて、練習部屋で練習して、時間が来たら、家に帰り、母としてやるべきことをやっています。そういう意味では、切り替えがうまくなったのかもしれません。今日はここまでしか出来なかったけど、納得はしているということですね。荻野目洋子岸谷私が練習をよくするようになったのは、時間が限られていることも大きいと思いますね。今は子供たちが大きくなって、解放されましたが、ある時期は、限られた時間だからこそ、余計に大事というか、“練習をやりたい”という気持ちが強くなってました。荻野目確かに時間が限られていると、尊いものに感じますよね。練習している時間すらもキラキラしているなって(笑)。岸谷そうそう。以前は「練習、えーっ!」って言ってたのに、今は「みんな、練習しようよ」って率先してやっているという(笑)。――しばらく音楽から離れていたから、余計にそう感じるのではないですか?岸谷あとは、やっぱり家に帰ったら、やらなきゃいけない家事があるからじゃない?シンデレラの屋根裏部屋が待ってるからこそ、それまではキラキラしていたいということですね(笑)。――音楽の練習はどのようにやっているのですか?荻野目私はその時によって、今日は歌だけ、今日はウクレレだけって決めて、練習しています。サザンオールスターズの関口和之さんに声を掛けていただいて、一緒にウクレレバンドをやらせてもらっているので、ウクレレバンドの活動の前は、ウクレレの練習をしています。岸谷ウクレレ、難しくないですか?荻野目ギターよりも簡単だと思います。ギターよりもすぐに音が出るので。岸谷そっか。私、実はハワイで調子に乗って、割といいウクレレを買ったんですよ。でもギターを先に始めちゃってると、「なんでこれでDが出るんだろう?」って、違和感満載で馴染めませんでした。結局、ウクレレを始めたばかりのスタッフに、「貸してあげるね」って言って、結果あげたみたいな(笑)。荻野目えー、あげたんですか。ギターを弾くのが上手すぎるから、そうなるんでしょうね。岸谷弦の数も違うし、並びも違うでしょ。ミラレソシミ以外には弦が並んじゃいけないと思っているから。荻野目私はそういう覚え方をしてなくて、手でなんとなく弾いてます。岸谷そのほうがいいのかも。音で考えちゃうと、馴染めない。荻野目ウクレレバンドのライブが近づいてきたら、そっちに集中して、新鮮な気持ちで、高木ブーさんやよっちゃん(野村義男)たちと一緒に演奏させてもらっています。バンド活動って、楽しいですね。岸谷楽しいよねえ。――久々に音楽活動を再開して、時代の空気の違いを感じた部分はありましたか?岸谷今って、なんでもありだな、こうじゃなきゃいけないという枠がなくなってきたんだなと感じています。80年代の頃は“バンドはこう”、“アイドルはこう”というように型にはめる風潮があったじゃない?荻野目そうですね。岸谷今はみんなが自由に発信していますよね。ただし、この世代は知ってるけど、この世代は知らないみたいに、音楽を聴く層が細分化している難しさもあると思いますけど、自由なところはいいですよね。デビューした頃、「楽器なんか持ってないで、踊りなさい」と言われましたから。荻野目つい最近まで、アイドルと呼ばれる人たちは、「こうしたほうが売れるよ」って、型にはめられる傾向がありましたよね。でも最近は、わかりやすいところでは、BTSさんもある時から自分たちで楽曲を作り始めていますし、それぞれが自分たちのやりたいことをやれるようになってきたんだなと感じています。娘がその世代なので、全部教えてもらっています。「苦しいときは苦しさを歌詞に込めているんだよ」って娘が熱く語ってくれて(笑)。楽曲にその時の心情が反映されているから、お客さんも応援したくなるんだろうな、私も自分から発信しないといけないなあと思いました。香さんのように自分で曲を作ってやってこられている方とは違って、私は“作られる側”というところが最初にあって、その中でもがいてきたので、これからはもっと自分から発信しないといけないなって痛感しています。上手い下手じゃなく、発信したいことを形にしていくことが大事だなって。――荻野目さんの作ったNHKみんなの歌の「虫のつぶやき」、いい曲ですよね。岸谷虫の歌、作ったんですか?荻野目作ったんですよ。子供のころから虫が好きで。珍しいと言われるんですけど、虫の気持ちになると、言いたいことが出てくるんです。たとえば、蛾の気持ちになったら、“なんで蝶に似ているのに、蝶と違って嫌われるんだろう”みたいなことが出てくるので、そういうことを歌にしました。岸谷確かに蝶だと、急にかわいいイメージになるもんね。荻野目そういうことを人間界に置き換えてみると、共通項があるなって。あの曲を自分で作ったときに、言いたいことを言えた気がして、充実感がありました。多分、香さんはそういう充実感をいっぱい経験されていると思いますけど。岸谷歌詞はすごく時間がかかるし、言葉は果てしなくあるので、私にとっては、作詞を書くほうが大変ですね。作曲はドレミファソラシドの中で作るから、ひらめきとアイデアでの勝負みたいなところはあるんだけど、歌詞はどうにでも変えられるし、何でもいいから、逆にとても難しいです。だから、歌詞ができた時の充実感はよくわかります。“やっと生まれた~!”みたいな。あの感覚があるからこそ、次に向かえるんですよ。私の場合は、だいたい曲が先なんだけど、白紙の歌詞カードを見ると、先が遠すぎて、やる気が起きません(笑)。なんとか書かずにすませられないかって毎回考えるんですが、書かなければ終わらないので、頑張って書いています。荻野目同時に作ることはないんですか?岸谷ほとんどないかな。私はメロディや和声のジャンルのミュージシャンなので、本当は歌詞を書きたくないのね。PRINCESS PRINCESSの時は、作詞にこだわりのあるメンバーがいたので、「そっちは任す。私はこっち」という感じで分担作業をしてました。「たまには香が書きなよ」と言われて、「えーっ」って言いながら書くこともありましたけど。きちんとした内容の歌詞は、他のメンバーが書いてくれるから、私は「彼氏がほしい」とか、どうでもいい歌詞を書いたほうが、それぞれの違いが出て、おもしろいかなって、気楽に書いていました。でもひとりになったら、きちんとした歌詞も書かなきゃいけなくなったんですね。「ラララでいい」と言われたら、「ラララ」で出したいくらい。だから苦痛ですけれど、できた時の喜びが大きいので、頑張れるという。白紙の歌詞カードを見ると、気が遠くなるけれど、早くあの喜びにたどり着きたいと思って頑張っています(笑)。荻野目同時はないんですね。私は「虫のつぶやき」を書いた時は詞と曲が同時だったんですよ。できあがった時は、本当に言いたいことを言えたので、うれしかった。岸谷それは先に言いたいことを書いて、そこにメロディを付けるということではなくて?荻野目じゃなくて、ウクレレを弾きながら同時に作りました。――岸谷さんが荻野目さんを『感謝祭』に誘った経緯を教えていただけますか?岸谷『感謝祭』、コラボが楽しいからで始めたところがあります。バンドも楽しいんだけど、バンドだけだと、一緒にやる人が限られてしまうので、いろいろな人とコラボをしたくなるんですね。他の人のイベントに呼ばれるうちに、私もやってみたいと思うようになりました。自分が知らない世界を見たいという思いもあるので、自分の友達、好きな人、憧れた人などて、頭の中で思い浮かべて、この人と一緒にやったら、何か楽しいことができるんじゃないかなって感じた人をお誘いしています。2022年は根本要さんと和田唱くんという男性ミュージシャンをゲストとしてお招きしたから、2023年は女子がいいなあ、パフォーマンスとしても華やかなものにしたいなあと考えていたので、洋子ちゃんがぴったりだな、適任者だなって(笑)。荻野目ありがとうございます!岸谷洋子ちゃんとは前から接点はありましたけれど、最近になって赤い糸がより太くなってつながってきたので、いい機会だなと思い、お誘いしました。洋子ちゃんの曲は、ダンスビートのものもあるので、ダンスビートをやるのも楽しいですしね。それでスタッフを通じてお願いしたら、洋子ちゃんからすぐに、「声をかけていただいてありがとうございます」というメールをいただいて、「いえ、こちらこそ。楽しいことをやりましょう」って。荻野目以前からちょこちょこつながりそうで、でも仕事ではそこまでしっかりとつながれていなかったので、とてもうれしかったです。香さんとどういう曲をやったらいいかなって、ずっと考えていたんですよ。岸谷今朝もメールをいただいて、「今日は何を着ますか?」という流れから、「リンダ・ロンシュタットのカバーをしたら楽しいかなあと考えています」といったことも書かれていて。私からも、「ダンシング・ヒーロー」という曲から、バナナラマの「ヴィーナス」に通じるものを感じていたので、「『ダンシング・ヒーロー』と『ヴィーナス』をアレンジしてくっつけたら楽しいんじゃないかなって思うんですけど、どうですか?」って電話をしたんですね。そうしたら、「『ヴィーナス』、昔アルバムでカバーしてました」って。会話をしている段階からすでに楽しいですね。――第1回目の『感謝祭』では、岸谷さんが森高千里さんと一緒に「十七才」を歌って踊ったのは素晴らしいサプライズでした。会場内もとても盛り上がりました。荻野目それは楽しそうですね。岸谷いろいろな楽しみ方があると思うんですけど、観に来ている人たちも80年代を知っている人たちが多かったんです。ある程度、年を重ねてきている人たちが、少年少女の顔になって、うれしそうな表情を浮かべているのを見ると、やっぱり音楽って素晴らしいなあって思うんですよ(笑)。洋子ちゃんもヒット曲を持ってますし、やりたいこともたくさんありますね。『感謝祭』に来る方々が知ってる曲がいいだろうな、みんなが楽しめるのがいいだろうなということは考えています。うちのバンドは30代の女の子3人なので、女の園という感じになると思いますよ。――荻野目さんは女性バンドの中で歌った経験は?荻野目SHOW-YAさんと共演させていただいたことがあります。岸谷SHOW-YAは友達だから言うけど、今やっているUnlock the girlsは、SHOW-YAと真逆という感じですね。SHOW-YAはみんな、私よりもお姉さんだし、タイプがちょっと違いますよね。ああいう大人の感じはなくて、かわいい感じなんだけど、女の子のグルーヴがすごいんですよ。荻野目バンドはどういう風に結成したんですか?岸谷50歳になったときに、「よし!」って気合いを入れて新たにスタートを切れる最後のタイミングかもしれないなと思ったんですね。これはネガティブな意味ではないんですけど、長い年月をかけて熟成させていくものに挑戦するのは、気力的にも体力的にも50歳が最後かもしれないと考えたときに、やりたいなと思ったのが女の子バンドだったんですよ。荻野目そうなんですね!岸谷PRINCESS PRINCESSを解散した時には、“一生、女の子バンドはやらない”って思ったんですが、またやりたくなりました。まわりから反対されるかと思ったら、「いいじゃないですか」ってことになり、信用できる音響や楽器のスタッフから「香さんに紹介したいと思っていた子たちがいるんです」と言われて会ってみたら、この子たちとだったら楽しいことがやれそうだなと感じて、今に至っています。荻野目私は今、バンド編成でステージに立つ時は、ドラムはGRACE(ex.麝香猫)にお願いしています。ベースが御供(信弘)さんなんですよ。香さんの話をしたら、「えー!」って驚いてました。岸谷御供さんとは『Mt.FUJIMAKI』でもご一緒しましたね。GRACEは元気ですか?荻野目元気ですよ。実は20代でツアーを回った時に組んだバンドのドラムがGRACEだったんです。岸谷あっ、そうなんだ。やっぱり縁のある人って、どこかでつながりがあるんですね。大先輩のSHOW-YAもそうですが、GRACEがいた麝香猫、ノーマ・ジーン、Reg-Winkなど、女の子バンドのメンバーと、当時、家で飲んだりしていました。いろいろつながりがあって、おもしろいですね。荻野目私もバンドが大好きなので、『感謝祭』、とても楽しみにしています。岸谷ギターも弾くとのことですから、せっかくだからギターも持ってきてください。女の子全員でやるのも楽しそうなので。荻野目ギターは技術的には全然なのですが、簡単なものだったら弾かせていただきます。岸谷せっかくだから、「ここじゃなきゃ、こんなことはしないよ」みたいなことがあると、おもしろいですよね。ここじゃなきゃできないことをやれたらと思っています。荻野目踊りますか?岸谷死ぬほど恥ずかしかったけれど、「17才」も全力で踊ったんですよ。今回も何か、洋子ちゃんと一緒にやれたらいいな。荻野目じゃあ、ぜひ(笑)。岸谷「ダンシング・ヒーロー」のYouTubeを見たんですが、これは難しいなあ、「17才」のフリとはちょっと違うなあって、ひるんでますけど(笑)。でも、女の子たちだから、ステップだけでも一緒に踏んだら、楽しいと思うし、女の子らしい衣装を着たいですね。そういうことが好きなんでしょうね。荻野目香さんは、きっと私よりもそういうことが好きなんじゃないですか。岸谷そうだと思う。だからバンドの子たちにも、「足をこうやって、ステップを踏むんだよ」って言ったら、「弾きながら、やるのは無理です」「ダメダメ、練習してやるの」って(笑)。だんだん馴染んできてます。彼女たちも自分たちがやったことのないことを楽しんでくれているし、ダンスビートをやるとなったら、最高に盛り上がると思います。荻野目藤巻さんも参加されるんですよね。藤巻さんはどんな感じで?岸谷藤巻くんは対極の感じになると思います。こっちは“華やか”で、藤巻くんと一緒にやるのは“ストイック”な感じ。私がピアノを弾いて、藤巻くんがアコギを弾いて、ふたりだけでやるのも楽しいかなって考えてます。女の子だけでやるところでは、女の子の持っている魅力を最大限に発揮して、華やかにパフォーマンスをやるのが好きなんですよ。千里ちゃんのときも「絶対にミニスカートをはこう!」って言ってたのね。だって男の子にはできないんだよ(笑)。荻野目確かに。岸谷「千里ちゃんの衣装、借りていいですか?」ってお願いして借りて、ふたりでおそろいの衣装を着て、踊ったんですよ(笑)。一生のなかで恥ずかしい瞬間のランキングの上位何個かの中に確実に入るんですが、恥ずかしがっているよりも、楽しもうと思ったし、実際にとても楽しかったんですよ。女性としてパフォーマンスをやるのは、なんて楽しいんだろうと思いました。荻野目私も華やかな衣装も好きなんですけど、同じミニスカートでもティナ・ターナーみたいな感じ、ちょっとロックな感じが好きなんですよ。岸谷わかるわかる。洋子ちゃん、タイトなミニで、スパンコールのスカートとか、はいていましたよね。荻野目今、話をしていて、『感謝祭』で何を着ようかなって、いろいろイメージが広がりました(笑)。色でカラフルさを出そうかなとか(笑)。岸谷ゲストの方がステージに上がるだけで、色がパッと変わるんです。これは、自分がゲストをお招きする立場になって、初めて気づいたことなんですが、そこも楽しいところですね。みんな、存分にやって、という感じです。アレンジに関しては、Unlock the girls風に変えさせてもらいたいなと考えています。もし、いやだと思うところがあったら、はっきり言ってね。荻野目まったく大丈夫です。私もバンドでアレンジしてやるのは好きだし、そういうことも含めて、楽しみにしています。せっかくだから香さんと一緒に、普段はやれないコラボレーションをするのが楽しみです。――観にくる人に向けて、メッセージをいただけますか?岸谷こうやって話をすると、私と洋子ちゃんって、共通することもあるし、つながっているところもたくさんあることがわかるんですよ。でもふたりの名前をパッと言われた時には、“どこにつながりがあるの?”って思われる方もたくさんいらっしゃると思います。だからこそ、何をするんだろうというワクワク感が高いだろうし、おもしろいコラボをできる気がします。荻野目香さんが毎年やられているイベントに出させていただけることは光栄ですし、藤巻さんも同じ日に出られるということで、そちらも観たくなりますし、とても楽しみにしています。せっかくだから、意外性があったほうが楽しいだろうし、来て下さったお客さまに「おもしろかった」って思ってもらえるような選曲をしたいですね。ファンの方からのコメントで、「香さんが書いた『ラストダンスは私に』はやるんですか?」と書いてくれている人もいるんです。やるかやらないかはわかりませんが、香さんと一緒にやるからこそ、みたいなところも出せたらとも思います。岸谷5人のバンドだったら、どうやるか、みたいなことでアレンジを変えてやるのもおもしろいかもしれないですね。で、洋子ちゃんにもギターを弾いてもらって。荻野目いいですね!その時はコードと譜面をよろしくお願いします。早めにいただけたら、練習します!岸谷洋子ちゃんのファンの方々にも、「おもしろかった。かわいかった。楽しかった」って感じていただけるように全力でやります。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月26日毎年恒例になっている岸谷香主催イベントの4回目となる『岸谷香感謝祭2023』のゲストは荻野目洋子と藤巻亮太のふたり。イベント開催に先駆けて、岸谷×藤巻、岸谷×荻野目という2組の対談を前編後編に分けて、合計4回にわたってお届けしている。今回は岸谷×荻野目対談の前編。岸谷香と荻野目洋子には、80年代にデビューしたこと、2000年代に結婚、育児によって活動を中断した時期があることなど、さまざまな共通点がある。共演することで、華やかなキラキラしたステージのイメージも浮かんでくる。今回はふたりの出会いから、いかにしてブランクを経て音楽活動を再開したのか、母親であることとミュージシャンであることをどう両立しているかなどにも話題が及んだ。――荻野目さんのデビューは1984年で、岸谷さんのPRINCESS PRINCESSでのデビューは1986年です。しかし、岸谷さんは赤坂小町としては1984年デビューとなるため、同期という言い方もできます。岸谷同期と言っても、私たちはアイドルの端くれというか、イベントに出演する場合でも、人数合わせみたいな感じがあったので、洋子ちゃんとは全然状況が違いました。洋子ちゃんはすごかったもの。岸谷香荻野目いえいえ、全然、そんなことはないですよ。――そもそも初めての出会いは?岸谷同じテレビ番組に出演していたことはあったので、挨拶くらいはしたかもしれませんが、あれは出会いとは言わないと思うんですよ。となると、当時の洋子ちゃんのプロデューサーから、「荻野目さんの曲を書いて下さい」と依頼があって、楽曲提供させていただいたのが最初の接点ということになりますね。――その曲が「ラストダンスは私に」です。1992年11月21日リリースの荻野目さんの15枚目のアルバム『NUDIST』収録曲で、躍動感あふれるポップなナンバーです。荻野目あの時は直接、お会いしてないのですが、素敵な曲を提供してもらい、ありがとうございました。その時点で話したことはなかったけど、先にLINDBERGの渡瀬マキちゃんとは同い年ということもあって、仲良くさせてもらってて……。岸谷マキちゃんと一緒ということは、学年で私の2個下ですね。荻野目はい、マキちゃんから香さんの話はよく聞いていたので、お会いする前から、知ってます、みたいな感じでした(笑)。岸谷だからなのかもしれないですね。初めて会ったときも初めてという気がしませんでした。荻野目同じです!香さんとは最初から自然に話せる感じがしていました。荻野目洋子――おふたりが最初に話をされたのはいつ頃ですか?荻野目多分初めて話をしたのは、PRINCESS PRINCESSが震災の復興支援で再結成されて、音楽番組に出演された時なので、2012年くらいだったと思います。岸谷そのちょっと前、私が準備体操のライブをやっている時にも赤坂BLITZに観に来てくれたんですよね。その時は会えませんでしたけど。荻野目そうですね。その後、テレビの歌番組でお会いしたときも本当に自然な感じで、「あ、こんにちは」みたいな。岸谷確かに「ああ、どうも」という感じでした。荻野目プライベートではテニスの接点もありましたしね。岸谷そうなんですよ。洋子ちゃんから、「お子さん、○○テニススクールに行ってないですか?」って。「なんで知っているの?」と聞いたら、洋子ちゃんのご主人が関係しているスクールだったんですよ。そのご縁で、テニスの試合を観させていただいたり、スーパーでばったり会ったり(笑)。荻野目気がついたら、結構会ってますね(笑)。――おふたりは、もともとご縁があるんですね。荻野目香さんのアメブロも読んでました!私もアメブロをやっていた時期があって。子育てをするようになってからは、活動を休止していたので、せめて応援してくださっている方々とブログでつながれたらいいかなって。岸谷私もまわりのスタッフから、「せめてアメブロをやって、世間とつながっていたほうがいいよ。唯一、応援してくれる人とのダイレクトにつながるものなんだから」と勧められたことがきっかけで、アメブロを始めました。荻野目先輩の主婦の方のブログを読み始めて、とても参考になるなーと思っていて。香さんのブログを読んだら、読者数がすごくて、香さんの人柄が文章に表れていて、おもしろいし、楽しいし、お弁当のことやお子さんの話など、参考になりました。お子さんもほぼ同世代だけど、香さんのお子さんのほうがちょっとだけ年上で。だから先に受験の話をされてて、とても勉強になるなあと思って、ずっと読ませていただいてました。岸谷そうですか。あのブログはめんどうくさくなって、書かなくなったわけじゃないんですよ。上の子が男の子なんだけど、思春期になって、「ブログに書くな」って言い出したの(笑)。荻野目あーなるほど(笑)。岸谷ママ友たちが見るでしょ、そして自分の子供に言うでしょ。そうすると、子供同士で「お前のこと、書いてあったぞ」って言われるみたいで、だんだん嫌になってきたんだと思います。以前、母の日に息子からカードをもらったんですが、最後に「これをブログに載せるな」って書いてあったんですよ。この文章を載せたいんだけどなって(笑)。でもプライバシーの問題もあるので、中学にあがるころから、子供たちのことは書かなくなって。そうしたら、とたんにネタがなくなっちゃって。子育てブログとしては終わってしまったんです。荻野目男の子はそうなのかもしれないですね。うちは娘が3人なので、子供からのクレームはあまりなかったんですけど、ツールが増えてきて、Twitterとインスタもあるし、レコード会社から「インスタをやってもらったほうがありがたいです」という話もあって、私が不器用で同時にできないということもあり、文字数の多いブログをやめてしまいました(現在も閲覧は可能)。岸谷なるほど。同じような状況ですね。今やっているUnlock the girlsというバンドのメンバーは30代前半なんですが、その子たちに「香さん、今の時代はインスタですよ」って言われました。バンドでアカウントを作ってくれたので、だんだんインスタが多くなってきました(笑)。――それぞれインスタ配信やYouTube配信もやられていますね。荻野目私はコロナ禍になってから、インスタ配信を毎月1回やっています。岸谷私はコロナ禍の影響がとくに大きかった時期は、週1でYouTubeで配信していました。今はほぼやっていませんが、その時は1年くらい毎週やっていました。荻野目毎週って!すごい!1カ月に1回でも、「あ、もう来ちゃった」って思うのに……。岸谷やり疲れたところはありました。いい音でいい演奏でお届けしたいと思えば思うほど、やるべきことも増えてきて。自分のスタジオがあって、リハーサルができるようになっているんですが、PA卓を通して、ピアノにもマイクを立てて取ると、音がきれいすぎるというか。ライブとほとんど一緒だから、上手くいかなかったところが気になってしまうんですよ。「もう1回、やっていい?」みたいな感覚になってしまって、これは違うんじゃないかなって。最終的には、私もiPhoneで撮るようなったんですが、「音が割れている」とか、いろいろと言われることもあり、1年くらいで力つきました(笑)。荻野目私は香さんのように、今はまだライブで全国を回れていなくて、今後はライブハウスをもっと多く回れるようになりたいと思っているんですね。そのためにも、ウクレレを弾きながらカバーや童謡など思いつくままに配信で歌っています。ウクレレって、気楽にできるのが良さなので、ユルイ感じでやっています。毎月新たにウクレレで弾ける曲も限られているので、しっかりやるには練習する必要があるんですが、それでヘロヘロになったら、本末転倒じゃないですか。岸谷そうですね。荻野目なので、最近はポッドキャスト気分で、みなさんからテーマや質問を集めて、お答えしながらゆるいスタンスでやっています岸谷私たちって、“力尽きやすい世代”だから、ペース配分を考えることが大切ですよね。――おふたりとも音楽と真摯に向き合っているからこそ、頑張りすぎて、力尽きそうになるんだろうなと感じます。それぞれ、子育て中は音楽活動を中断されていましたが、その間、音楽との距離はどのような感じだったのですか?荻野目香さんはどれくらい休んでたんですか?岸谷私は10年くらいかな。荻野目えっ、そんなに!?岸谷子供が生まれたのが2001年で、2011年の震災のあとのPRINCESS PRINCESSの再結成まで、ほとんど公の活動はしていませんでした。夫が毎年12月1日に行われる『Act Against AIDS』というチャリティイベントに関わっていたので、5年すぎたあたりから、そのイベントだけはやることにしていました。直前まで子供の世話をし、ステージに上がって、「Diamonds<ダイアモンド>」1曲だけ歌って、すぐに子供の世話に戻るみたいな。ステージに立った直後は「音楽って、やっぱりいいよね。またやろうかな」って言ってるんだけど、次の日になると、育児の日々で、それどころではなくなるという。毎年12月1日以外は、屋根裏部屋に戻ったシンデレラみたいでした(笑)。子供たちが小学校にあがった頃に、それまでは自分の体の中にあった“ドレミファソラシドみたいなもの”がなくなってきたと感じたことがあったんですよ。常にあるもの、絶対に薄れないものだと思っていたのに、薄れてきたかなって。荻野目それはショックですよね。岸谷さびしくなっちゃって、「リハビリに付き合ってくれない?」って友達のミュージシャンにお願いしました。みんなにスタジオに集まってもらって、音を出すようになって、その流れの中で「リハビリのライブをやりませんか」という話が出てきたんですよ。それで、「もし直前に、子供が熱を出したりインフルになったりしたら、私、ライブに行けないからね。みんなに土下座して謝ってくれる覚悟があるなら、スケジュール切っていいよ」ってマネージャーに言ったら、「わかりました。そうなったら私が謝りますから」って。荻野目そう言えるのも、すごい!岸谷それで最初の年に1日だけやりました。翌年は東京と大阪もやろうということになり、その次の年は5本くらいやろうということになり、その後、震災が起こって、PRINCESS PRINCESSの再結成という流れになったんですよ。で、再結成して活動したら、“音楽をもっとやりたい!”と思うようになり、今に至っています。荻野目『Act Against AIDS』のとき、1年に1回だけ歌うことになって、「Diamonds<ダイアモンド>」をすぐに歌えたんですか?私だったら、「ダンシング・ヒーロー」は歌えないですよ。岸谷えっ、どういう理由で?荻野目テンションが上がらないから(笑)。岸谷そういうことね。私はそういう意味では、得な性格なのかもしれません。イントロを聴いた瞬間に、スイッチが入っちゃって、なんだったら「ギター貸してよ」って、昨日までやっていたような顔になるタイプなの(笑)。荻野目それはすごい!向いていますね。岸谷でも次の日になると、「また来年」という感じで、日常に戻ってしまうんですけどね。でもステージに立ったら歌えていました。洋子ちゃんはどういうふうに復活したの?荻野目私は4年間くらい完全になにもやってなかったんですね。子育て中は自分の歌も一切聴かないですし。岸谷私もそうだった。荻野目音楽に関しては、ポップスも流さず、子守唄系・教育テレビ系の音楽だけの生活でした。さびしいという感覚もとくになくて、子育て生活にどっぷり漬かっていたんですね。デビュー25周年になる時に、ありがたいことに、ビクターさんから「レコーディングしませんか」というお話をいただいて、「えっ、やっていいんですか?」という感じで始めました。でも、いきなりアップテンポの曲は歌えない気分で。ボサノバタッチの歌だったら、家でも聴いていたので、その流れで作らせてもらいました。岸谷そうなんだ。荻野目でもそうはいっても荻野目洋子とボサノバって、イメージ的には結びつかなかったと思うし、セールス的にも伸びなかったんですが(笑)、自分の中ではいきなりアッパーな曲に行けませんでした。で、その後くらいから、たまにテレビのオファーをいただくようになっていったんです。アイドルと呼ばれていた方たちが、子育てをしながら仕事を両立させていく時代へと、世の中が変わってきていたから、そういうスタンスでの活動が受け入れられるようになったのかもしれません。それで、単発の歌番組で80年代の歌を歌わせていただいたりしていました。30周年を迎える少し前、28周年くらいの頃に、“当時の曲を歌うからにはもっとトレーニングをしないと、無理だな”と思って、デビュー前に通っていた腹式呼吸の先生のところに本格的に通うことにしました。岸谷ボイストレーニングってことですか?荻野目いえ、歌は一切やらないんですよ。体育会系の先生で、もうおじいちゃん先生なんですが、ひたすら走らされて、呼吸だけ教えてくれるんです。岸谷えっ?走るの?荻野目そう。体育館が教室で。晴れの日は体育館の周りを走って、雨の日は体育館の中を走って、とにかくひたすら走って、ハアハア息が上がっている時に、跳び箱の一番上の部分みたいなものをお腹に乗せて、先生が押すんですよ。「息をお腹から出すんだよ」って言われて、頭で考えても、できないじゃないですか。でもそこでお腹をグッと押されるから、ワーッって声が出ちゃう(笑)。呼吸の仕方を体で覚えさせる教え方。岸谷へえ~。荻野目その先生のところに行くと、かなりキツいトレーニングだけど本当に声が出るようになるんですよ。久しぶりに先生のところに行ったときは、「完全に主婦の体になっている」って言われましたけど。岸谷だって、主婦なんだから、しょうがないよね(笑)。荻野目そうですよね(笑)。でもそこから、2年くらいかけて毎週通って、ひたすら走って、鍛えられて、ようやく歌える身体に戻って、デビュー30周年を迎えた2014年には、2時間のワンマンライブができるようになりました。2017年頃に、「ダンシング・ヒーロー」で再ブレイクした時には歌える状態になっていたので、すんなり対応できたのだと思います。岸谷それは良かったですね。私も同じで、リハビリライブをやって、年1回でも歌うことを続けていたので、震災後の再結成の時も、自然に入っていけたんだと思います。“おかあさんモード”のままだと、“歌うモード”に急に切り替えるのは難しいですよね。洋子ちゃんの「『Diamonds<ダイアモンド>』を歌えたんですか?」という質問も、1曲だから歌えたんであって、ワンマンのステージ2時間はできなかったと思います。1曲と2時間のライブは全然違うから。荻野目全然違いますね。岸谷あと、私は“おかあさんモード”になっている時は曲が書けませんでした。集中力がないというか、“曲を書こうかな”と一瞬思っても、子供たちギャーッって言ってると、今はそれどころじゃないなって。なかなかそういうモードにはなりませんでした。人間って、モードで生きている生き物なんだなって痛感した。荻野目わかります。部屋を変えたり、家から出たりしないと、なかなか切り替えられないですよね。岸谷“家を出たら奥居香になる”みたいなことをすると、つらくなると思ったので、名前も普段通りにしているし、日常の中で歯を磨くように自然体で音楽をしたいと思っていて、特別なことをしないようにしていたのね。でもさすがに子育てが大変だった時期に、ライブが連続してあったときは、都内でもホテルに泊まっていました。ライブが終わって、家に帰って、「お帰り~!」って言われると、モードが変わってしまうから。荻野目うん、うん、わかります、その気持ち(笑)。岸谷本当に不思議なもので、子供の顔を見ただけで、一瞬でガラガラッって、“おかあさんモード”に切り替わっちゃう(笑)。荻野目私はむしろ独身時代は意識的に切り替えていたんですよ。普段の自分はおっとりしていて、でも楽曲はダンスビートを求められることが多くて、テンションを上げる必要があったので、朝起きたら、走りに行ってテンションを上げて、なんとかスイッチを入れていました。それなりに準備が必要だったんです。でも結婚してからは、またちょっと変わって。子供が生まれてからは、自分がたくましくならなきゃいけないという意識が強くなっていたんですね。でもある時、主人に、「そんなに構えなくてもいいじゃない?自然体でやった方がいいよ」って言われたんです。自分ではピリピリしているつもりはなかったんだけど、ライブ前はやっぱり構えたところがあったんだなって。岸谷ピリピリするのは、わかりますよ。荻野目「ピリピリするんだったら、やめたほうがいいよ」と言われたことがあって、それは自分にとってはショッキングでした。でも香さんがおっしゃったように、ミュージシャンとして自然体でやることが理想だなって。主人がそう仕向けてくれて。岸谷うちでも、再結成の時には、家族にお伺いを立てました。「おかあさんは昔、PRINCESS PRINCESSというバンドをやっていたことがあってね」って、子供にゼロから話したんですよ。「あなたたちが自分のことを自分でやってくれないと、いろいろ大変なんだよね。やってもいいかな?」って。その時に夫に、「自分が困らなきゃいいけど、子供のこともある、仕事もある、ライブもある。テンパらずにできるの?」って言われました。母親とミュージシャンを両立するのは簡単ではないですよね。荻野目ほんっとに、そうです。――お互いにそういう状況があっても、音楽活動のペースを確立されてきたんですよね。荻野目私はようやくこの何年間かで、自然体で音楽ができるようになってきたので、続けられるようになったんだと思います。岸谷私も同じですね。以前はライブもレコーディングも120%の力を出さないと、やり切った感がなくて、とくにライブは“すごく良くないとダメ”という気持ちでやっていたんですね。でも今は肩の力が抜けてきたところがあって、完璧なんてもともとあり得ないのだから、その日できることのベストをできたら御の字だなって思えるようになってきました。荻野目まったく一緒です。その日できるベストを尽くすしかないですよね。岸谷一番いけないのとは、焦っちゃって、できることまでできなくなってしまうこと。そういう意味では、やっと音楽を楽しめるようになってきたのかなと思います。前も楽しかったのですが、さらに楽しくなっています。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子(後編に続く)<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:関連リンク岸谷香 公式サイト:荻野目洋子 Twitter:
2023年01月25日子供が雪を見て、はしゃぐのと同じく、犬も雪の日には気分が上がるようです。愛犬のまるくんと、ぺこちゃんと暮らしている飼い主(puipuipomecar_)さんが、1本の動画をTikTokに投稿。雪で遊んだ後のぺこちゃんは、体に雪玉をたくさんくっつけていました。飼い主さんのお姉さんが、記念撮影のため前脚を数秒だけ持とうとすると…。@puipuipomecar_ 自分の脇に付いた雪玉を食べる犬 #犬 #ダックスフンド #ブラックターン #雪 ♬ オリジナル楽曲 - まるくんとぺこちゃんぺこちゃんは、自分の脇に付いた雪玉を食べ始めました!まだ撮影していないと思ったお姉さんは、ぺこちゃんの予想外な行動を動画に収められるよう、飼い主さんを急かします。そんな様子も、飼い主さんはバッチリと撮影していました。雪を思う存分堪能しようとする、ぺこちゃんの姿に、人々は吹き出しています。・我が家の愛犬も雪が好きです!・うちの子も、体に付いた雪玉を食べていました。『あるある』なのかな?・ダックスフンドは、おなかが地面に近いから、雪玉がいっぱい付きますよね。なお、飼い主さんは、この後にタオルで、ぺこちゃんの体に付いた雪玉を取り除いたとのこと。雪の日には、また全身で雪を楽しんでね、ぺこちゃん![文・構成/grape編集部]
2023年01月21日2023年に4回目を迎える岸谷香が主催するイベント『岸谷香感謝祭』は、2023年は藤巻亮太と荻野目洋子をゲストに迎えることになった。イベントに先駆けて行われた岸谷と藤巻との対談。 前編() ではふたりの出会いから、藤巻が主催するイベント『Mt.FUJIMAKI』での共演についてが話題となった。後編もその『Mt.FUJIMAKI』の話からスタート。ふたりには、イベント主催者という共通点もある。『岸谷香感謝祭』に向けての思いも語ってもらった。――岸谷さんと藤巻さんは、バンドマン、シンガーソングライターという以外にも、イベント主催者という共通点があります。そのことについては、どう思っていますか?岸谷藤巻くんの『Mt.FUJIMAKI』についての話でいいなあと思ったのは、“原点に帰りたくなったときに、山梨があった”ということでした。ミュージシャンって、リセットしたくなることがあると思うんですが、帰るところがあるのは、いいですよね。LINDBERGの渡瀬マキちゃんも、三重県の鳥羽というところが田舎で、連れていってもらったこともあるんです。その場所から出てきたことで、自分の中での決意がより強くなるだろうし、うらやましいなあって思いました。藤巻くんもきっとそうなんですよね。岸谷香藤巻山梨から出てきたという感覚はありますね。岸谷さんは東京で生まれ育っていらっしゃいますよね。東京が帰る場所という感覚はないんですか?岸谷東京ってあまりにも日常になっているから、“帰ってきた”みたいな気持ちにならないんですよ。藤巻ああ、なるほど。岸谷私には戻るところがないから、リフレッシュしたくなったら、海外に行きたがる傾向があります。戻るかわりに、海外に行くということですね。でも私が『岸谷香感謝祭』を東京でやっているのは、そういうことなのかもしれません。故郷という意識はあまりないんですが、やるんだったら、東京は自然な選択というか。――もともと『岸谷香感謝祭』は、岸谷さんの誕生日の近くに開催されるイベントですから、日時的にもルーツに基づいたイベントと言えそうですよね。岸谷たまたま、第1回目の『岸谷香感謝祭』が私の50歳のお誕生日の日だったんですね。良い区切りだし、音楽を還元すること、つなげることも私の使命なのかなという気がして、イベントを始めました。20代のころは、自分のためだけに音楽を必死でやっていました。でもある程度の年齢になってくると、自分のためだけじゃないなって思うようになるんです。ミュージシャンを趣味ではなくて、天職としてやってきた人は、そういうこともするべきだし、したくなるんだと思います。藤巻くんもそうなんじゃないですか?藤巻わかります。僕の場合は、山梨のためにできることはなんだろうってことから始まりましたから。藤巻亮太岸谷私には、藤巻くんにとっての山梨みたいなものがないので、うらやましく感じました。山梨への愛が大きなモチベーションになっているんだなって。藤巻ソロは、モチベーションの持ち方が難しいところがありますよね。バンドの一員であるときには、自分のためでもあるんですが、バンドがうまくいくために頑張れる部分があるじゃないですか。でもソロになって自分ひとりになると、自分のためだけに頑張るのは難しいところがあるなあと感じました。バンドというひとつのコミュニティがあって、そのなかで役割があると、わずらわしさもあるんですが、モチベーションをエネルギーとしてもらってアウトプットできます。ところがひとりになったら、そういうものがないので、困ってしまうという。岸谷よーく、わかります(笑)。多分、わずらわしさこそがバンドなんだと思います。多分、ゼロから一緒に始めたバンドじゃないと、そのわずらわしさはないんですよね。友達のミュージシャンが「バンドは一生に1個しかない」って言ってて、そんなことはないと最初は思っていたんですが、やっぱりそうなんだなと思うようになりました。人間ってぜいたくな生き物だから、あるとわずらわしいと思うくせに、なくなると、そのわずらわしさがほしくなるところがあると思うんですよ。藤巻岸谷さんはそう思われて、どうされたんですか?岸谷もがいた時期もあったけれど、もう手に入らないとわかったので、じゃあ、その代わりに自分を満たしてくれるものを探そうと思いました。やっぱり私はバンドが好きだなと思ったので、YuumiとHALNAとYukoに、「すみません。年も違うけど、一緒にバンドをやって」ってお願いしました。少しずつバンドになってきて、ほんのちょっとですが、時々わずらわしいことが出てくるようになってきたんですよ。「えー、このコードでいいじゃん。なんで?」って思いつつ、“あっ、うれしい、このわずらわしい感じ”って(笑)。――バンドとソロって、他にもいろいろな違いがありそうですね。岸谷心の強さが違うと思います。私たちだって、心が弱いわけじゃないけれど、バンドって、“数で戦おう”みたいなところがあるじゃない?ソロの人って、最初からひとりだから、自分ひとりで戦うしかないので、自信の持ち方が違うところがありますね。藤巻確かに、そういうところは感じます。岸谷バンド出身者って、自信なんてないんだけど、イチかバチかだ、みたいなところがあるんじゃないかな。藤巻わかります。バンドの場合は、困難な瞬間をメンバー同士が共有して、一緒にジャンプしてきた経験が大きい気がします。裏を返すと、バンドをやっていた人間って、最後の最後には飛べる自分がいることを疑っていないというか。『Mt.FUJIMAKI』をやると決めたときも、「えいっ!」とジャンプする感覚がありました。岸谷昔、自分がバンドをやっていたときのイメージは覚えているから、ひとりでも最終的にはできるって信じているということですよね。でも自分でジャンプしないと、なかなかそこまで行けないところはあります。藤巻くんが『Mt.FUJIMAKI』をやっているのも、私が『感謝祭』をやっているのも、自分で頑張れる状況を作っていることなのかなという気もします。――ミュージシャンがイベントを主催するには、音楽への愛や郷土への愛などのモチベーションとジャンプ力が必要なのですね。岸谷バンドマンの特徴でいうと、トラブルが大好きっていうところもありますね。『Mt.FUJIMAKI 2021』の時、配信での開催で本番を倉庫のようなスタジオでやったんですね。「Diamond」の演奏の時、藤巻くんも参加していて、一緒にハモることになっていました。でも、本番中に藤巻くんのギターのストラップが切れて、ギターが落ちてしまったんですよ。そんなことがあるのかっていうトラブル発生。藤巻いや、僕も初めての経験でした。あんなところからストラップが切れるのかって驚きました。岸谷一瞬、私のギターを貸してあげようかなとも思ったんですが、そうしたら、私はギターが弾けないなって、いろいろ考えていたんですね。スタッフが駆け寄ってきたので、ギターを持ち換えるのかなと思ったら、藤巻くんがハンドマイクに持ち替えていました。結局、ふたりで見つめ合いながら、ハンドマイクでハモって、絵に描いたようなストーリーになったんですよ。藤巻くんがハンドマイクを持って、女性シンガーと見つめ合ってデュエットをするって、なかなかない構図でした。あれも「えいっ!」でしょ?藤巻「えいっ!」で乗り切るしかなかったですね。ハンドマイクでの歌唱も普段あまりやっていないので、慣れていませんでしたが、開き直りました(笑)。岸谷でも、藤巻くんが潔くギターをスタッフに渡して、ハンドマイクで歌うところが、かっこいいなあと思いました。その不器用な感じに、きっとファンのみんなは倒れそうだったんじゃないでしょうか。バンドのみんなも喜んでいましたし(笑)。藤巻そこがバンドのいいところですよね。ハプニングがあったことで、みんなが燃えて支えてくれました。岸谷あの時、藤巻くんはMCがあったので、ひとりだけステージに残っていたんですよね。演奏が終わって、私もバンドのメンバーと一緒にバンドの控室に行って、「びっくりしたよねえ~。藤巻くんのあんな姿、なかなか見ないよね」って、普通に盛り上がってしまいました。ふと我に返って、「私、ゲストなのに、こっちに来てしまって失礼しました!」って、あわてて自分の控室に戻りました(笑)。藤巻僕がMCをしてから控室に戻ったら、バンドの控室でメンバーと和気あいあいと話をしていて、空気がひとつになっていました。その時も、「来年は現地でできたらいいですね」ってお話をしてくださったことがうれしくて。“2022年こそ山梨にお招きしたい”という気持ちが強くなったオンラインライブでした。岸谷だから、2022年のリハのときは「あっ、久しぶり!」って、最初からバンドのメンバーとも打ち解けていましたね(笑)。藤巻いろいろと経て、ありがたいことに『Mt.FUJIMAKI 2022』では晴天に恵まれて、富士山をバックにした岸谷さんのステージが本当にパワフルでした。ちょうど夕陽になったタイミングで。山中湖は寒暖の差が激しくて、なめちゃいけないなと思って、僕は衣装を変えて上着を着たんですよ。岸谷さんは革ジャンで登場されたんですが、途中で革ジャンを脱がれて。タンクトップ姿でガンガン動かれているのを見て、“これだからオレはだめなんだ”と反省しました。お客さんの前で、着込んだ藤巻と、革ジャンを脱いだ岸谷さん。自分の中で“それはお客さんは熱狂するよね”“そうじゃなきゃダメだよね”と納得しました(笑)。岸谷自分のステージが終わったら、バンドのメンバーが「香さん、今日イチ……」って言うから、「良かったよ」って言ってくれるのかと思ったら、「今日イチ、薄着でしたね」って(笑)。藤巻それは間違いないです。すごい盛り上がりでした(笑)。念願が叶って、『Mt.FUJIMAKI』に参加していただけて、今後も縁が続いたらいいなと思っていたら、『感謝祭』に声をかけていただいて、うれしかったです。岸谷2022年の『Mt.FUJIMAKI』に参加させていただいた時点で、藤巻くんを『感謝祭』に誘おうと決めていました。音楽って、根底に人間があるものだから、“人として好きだな”って思えるミュージシャンじゃないと、本当の意味でのコラボレーションはできないと思っています。藤巻くんには、ずっと参加してほしいと思っていたので、こちらとしても念願が叶いました。――岸谷さんは藤巻さんをどんな言葉で誘ったのですか?岸谷普通にストレートに、「私のイベントにも出ていただけますか?」って聞いたら、「もちろんです」って。藤巻すぐに返事をさせていただきました。岸谷さんは、ツアー中の忙しい時期に、『Mt.FUJIMAKI』に来てくださったんです。しかも連休中で道が渋滞するタイミングだったので、岸谷さんのステージが終わって、すぐに次のツアー先に移動されたんですが、その時もお手紙を楽屋に残してくださっていて。あの手紙もとてもうれしかったです。岸谷『Mt.FUJIMAKI』で生藤巻くんのステージを観たかったんですが、翌日、上尾でコンサートがあったので、後ろ髪を引かれながら帰りました。時間的にご挨拶もできなかったで、楽屋に置き手紙を残したんですよ。藤巻僕としては『Mt.FUJIMAKI』に出てくださって、歌ってくださっただけで、うれしかったんですが、そのうえ、さらにお気遣いいただいて、手紙まで書いてくださって。自分もこういうことを大事にしなきゃなって思いました。――『岸谷香感謝祭』について、藤巻さんはどんな印象を持っていますか?藤巻東京出身の岸谷さんが東京で、これまで3回開催されて、今度、4回目の開催を迎えられるということで。継続して開催していらっしゃるのは、素晴らしいことだと感じています。岸谷東京以外でやる理由がなかったので、東京で始めたんですが、藤巻くんみたいな郷土愛がない分、将来的に広げることもできるかもしれないですね。先のことはわかりませんが、コラボレーションは積極的にやっていけたらと考えています。ソロはひとりだから、積極的に自分を刺激しないと、刺激がないですから。藤巻本当にそう思います。岸谷このミュージシャンが好きだ、この音楽が好きだって感じられる人たちと一緒にやることこそが最高の刺激だし、コラボレーションはたまらないものがありますね。――現時点で、“藤巻さんとこんなことがやりたい”というイメージはありましたか?岸谷「粉雪」はUnlock the girlsのメンバーもやる気満々なので、バンドでやりたいと思っています。藤巻くんとは弾き語りのイベントで出会ったこともあるので、ふたりだけの弾き語りでも何かやりたいなと考えています。藤巻ありがとうございます。一緒に歌わせていただいて感じたのは、岸谷さんの歌声は前に抜けていくというか。めちゃくちゃパワーのある歌声をお持ちだと思っています。岸谷私は藤巻くんの音楽から、スルメ的な魅力を感じています。“知っちゃったら、もう離れられない”みたいな(笑)。対極にあるのかもしれないですね。藤巻そうかもしれないですね。同じようにバンド出身ではありますが、3ピースと5人のバンドでは、意識がちょっと違うのかなと感じました。僕はギター・ボーカル担当なので、フロントマンと言えばフロントマンなんですが、その感覚があまりなくて。3人だと三角形になるので、どのパートもフロントになりうるという感覚があります。岸谷3ピースって、ドラムが真ん中に位置していて、後ろが尖っていますもんね。藤巻岸谷さんは、バンドの中でフロントマンとして旗を振っていた人なんだろうなと感じています。岸谷5人だったこともあって、私は五角形の真ん中の尖ったところにいたので、フロントという意識はあったかもしれないですね。――イベントで共演することによって、それぞれの違いや個性が見えてくるところもおもしろいですね。藤巻『Mt.FUJIMAKI』でもそこは感じますね。参加してくださるミュージシャンのみなさんは個性をそれぞれお持ちで、その中で「じゃあ自分の歌は?」というところに返ってくるんですよ。そういうことも含めて、開催する意義を感じます。『Mt.FUJIMAKI』の時の藤巻よりも成長している姿を見せられたらと思っています。岸谷歌ってほしい曲もあるし、藤巻くんに体験してほしいこともあります。去年、(根本)要さんと(和田)唱くんがゲストに来てくれたんですが、全員女子のバンドの中に男子が入ってくるのがなかなかおもしろかったんですよ。こっちもちょっとイタズラして、本番まで内緒にして、要さんを驚かせたことがあったんですね。バンドで要さんを囲んで振り付けして、「ご一緒に」ってお願いしました。テレてる要さんがめっちゃかわいくて、ああいう光景はなかなかないので、藤巻くんも楽しんでください(笑)。藤巻大丈夫かな(笑)。もうひとりのゲストは荻野目洋子さんですよね。岸谷男性と女性とで作ろうとする世界観がそれぞれまったく違うので、ゲストが男性と女性というのも、いいかなと思っています。それぞれが作る音楽を楽しみたいですね。藤巻自分にとっても新しい経験になりそうですし、とても楽しみです。「粉雪」は季節的にも合いますし、岸谷さんにほめていただいたので、やりたいなと思っています。岸谷ぜひお願いします。今悩んでいることがあって。「粉雪」は大好きな曲だから、私も歌いたい!ってことなんです。「同じイベントの中で、同じ曲を2度やるのって、変かなぁ?」ってみんなに聞いたのね。「それは変じゃないですか」って言われて、どうしようかって悩んでいます。藤巻どんな形でもやらせていただきますよ。岸谷さんのイベントでしか聴けないステージ、演出になったらいいなと思っています。岸谷Unlock the girlsのような女性バンドになると、グルーヴがまた違うんですよ。こんな感じなのかということを楽しんでもらえたらうれしいです。藤巻緊張はすると思うんです。でも逆に、男藤巻な感じでいこうかなと思っています。その姿勢でみなさんの中に入っていって、逆に染まっていくみたいな(笑)。岸谷私もPRINCESS PRINCESSからスタートしたから、男性のバンドの中に、女性ひとりで入るのはあまり経験したことがなかったんですが、紅一点になると、やっぱり自然に女性シンガーになるんですよ。黒一点になると、どう振るまっても、男藤巻になると思いますよ。藤巻本当に楽しみです。こんなに“緊張”という言葉をこんなにたくさん使ったのはひさしぶりですね。でもいくつになっても、緊張できるのは、幸せだなと思います。自分の中にないものと出会っているからこそ、緊張するわけだし、そこで「えいっ!」と思い切る必要があるわけですから。――おふたりのお話をうかがっていると、楽しみが広がります。2月23日の『岸谷香感謝祭』に向けて、それぞれ抱負を教えていただけますか?藤巻荻野目さんとはまだお会いしたことがないのですが、岸谷さんの『感謝祭』でご一緒させていただくのはとても光栄です。荻野目さんの音楽の世界観と、僕の音楽の世界観とはまた違うと思うので、ステージのグラデーションを楽しんでもらいたいです。どんな曲をやるのかは、まだわかりませんが、こんな曲、あんな曲って、岸谷さんとラリーをさせていただいて、イメージを固めて、ここでしかできないステージにできたらと思っています。岸谷私も何も固まっていませんが、楽しいに決まっているんですよ。今はメニューがたくさんあるレストランに来て、何を注文しようかと迷っている状態で、ただただ楽しくてたまらない時期です。リハに入ったら、気を引き締めてしっかり練習して、本番では、藤巻ファンのみなさんにも、「あの女性バンドも意外と良かったね」と言われるように頑張ります。藤巻僕もしっかり準備して、ステージに立ったら、ジャンプする気持ちで「えいっ!」と飛び込んでいきます(笑)。Text:長谷川誠Photo:吉田圭子<公演情報>『岸谷香 感謝祭2023』2023年2月23日(木・祝) OPEN 16:45 / START 17:30会場:EX THEATER ROPPONGI出演:岸谷香 / Unlock the girlsゲスト:荻野目洋子 / 藤巻亮太チケット料金:全席指定9,000円(ドリンク代別、税込)発売中:<藤巻亮太リリース情報>アルバム『Sunshine』1月25日(水) リリース藤巻亮太『Sunshine』ジャケット●初回限定盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CDのみ):3,000円(税込)【CD収録内容】■DISC1(通常盤・初回限定盤共通)01. この道どんな道02. Sunshine03. 裸のOh Summer04. 僕らの街05. まほろば06. ゆけ07. オウエン歌08. 千変万化09. Heroes (Album ver)10. サヨナラ花束11. 花びらのメロディー12. 大地の歌■DISC2 ~ソロ10周年記念ベスト~(初回限定盤のみ)01. オオカミ青年02. ハロー流星群03. 月食04. 光をあつめて05. 名もなき道06. 指先07. 花になれたら08. 8分前の僕ら09. 日日是好日10. Blue Jet11. マスターキー12. 北極星13. 3月9日(配信Sg/セルフカバー)14. 粉雪(「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」/セルフカバー)15. ウイスキーが、お好きでしょ16. Summer Swing藤巻亮太『Sunshine』全曲トレーラー映像<藤巻亮太ツアー情報>藤巻亮太 Live Tour 2023『Sunshine』2月25日(土) 東京・I’M A SHOW2月26日(日) 東京・I’M A SHOW3月3日(金) 宮城・仙台Rensa3月5日(日) 福岡・DRUM LOGOS3月10日(金) 愛知・新栄シャングリラ3月11日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO3月19日(日) 大阪・umeda TRAD3月21日(火・祝) 山梨・甲府CONVICTION3月22日(水) 山梨・甲府CONVICTION詳細はこちら:関連リンク岸谷香 公式サイト:藤巻亮太 公式サイト:
2023年01月19日カンロの新作スイーツ「あの日夢見た雪グミ」が、2023年1月16日(月)より、全国のコンビニエンスストア限定で発売される。“まるで食べる雪!?”ふわもち食感の「雪グミ」“まるでふかふかの雪を食べている!?”ようなふわもち食感で、2022年の発売後たちまち完売した人気グミ「あの日夢見た雪グミ」が、2023年も登場。フレーバーは、真っ白な雪の儚さをイメージしたやさしい甘さと、ほど良いシュワっと感が味わえる“ふかふかあわゆきソーダ味”だ。パッケージは、“雪グミ”が降り積もるような幻想的なデザイン。袋の中には、雪の結晶型グミ2種類のほか、出会えたらラッキーな“雪のなかま”のレア型グミも入っている。【詳細】「あの日夢見た雪グミ」 42g 168円発売日:2023年1月16日(月)販売エリア:コンビニエンスストア・レールチャンネル限定発売【問い合わせ先】カンロ株式会社 カスタマーセンターTel:0120-88-0422(受付時間:祝日を除く月~金曜日 10:00~16:00)※当面の間、受付時間は短縮して対応する。
2023年01月19日世界には美しいものがたくさんありますが、雪の結晶もそのひとつ。いろいろな形があり、見ているとうっとりしてしまいますよね。そこで今回は、どの雪の結晶を選んだかによって「隠れた落とし穴」がわかる心理テストをご紹介します。Q.次のうち、あなた一番惹かれる“雪の結晶”はどれですか?A:左上の雪の結晶B:右上の雪の結晶C:左下の雪の結晶D:右下の雪の結晶あなたはどれを選びましたか?さっそく結果をみてみましょう。この心理テストでわかるのは?「隠れた落とし穴」深層心理において世界を白く覆ってしまう“雪”は、汚れなきものを象徴すると同時に、汚れや臭いモノにフタをするという意味を持ちます。そして、一瞬で消えてしまう“雪の結晶”は、はかなさや危うい存在を投影するもの。そのため、選んだ答えからあなたがハマりやすい「隠れた落とし穴」がわかるのです。A:「左上の雪の結晶」 を選んだあなた…知らない間に人間関係がギスギスしがちこの答えを選んだあなたは、何事も合理的に考え、効果がないことはやりたくないタイプでしょう。生活においてもシンプル・イズ・ベストがモットーで、ミニマルライフを実践している人も多いかもしれません。あなたがハマりやすい「隠れた落とし穴」は、知らない間に人間関係がギクシャクしやすいところ。ムダを省くのがモットーだとしても、コミュニケーションまで“省エネモード”だと、誤解されて周囲の人と溝が生まれてしまうことも。面倒くさがらずに人の話をしっかりと聞く。それだけでも改善効果があるので、ぜひ試してみて。B:「右上の雪の結晶」を選んだあなた…ナメられて利用されがちこの答えを選んだあなたは、穏やかでふんわりした性格の持ち主でしょう。周りから無茶ぶりされても、決して怒ったりせず、いつもニコニコしていそうです。そんなあなたがハマりやすい「隠れた落とし穴」は、周囲の人にナメられやすいところ。そのせいで雑用や面倒事を押し付けられ、自分のやりたいことや本業がおざなりになりやすいのでは?優しいところはあなたの長所ですが、世の中にはそこに付け入る人も少なくありません。「できないことはできない」とハッキリ断ることがあなたの身を守り、また周囲から見直される良いきっかけにもなるはずです。C:「左下の雪の結晶」 を選んだあなた…チャンスに見えることこの答えを選んだあなたは非常にポテンシャルが高く、公私どちらにおいても目立つタイプのようです。注目を集めることが多く、あなたのことを密かに慕うファンもいるかもしれません。そんなあなたには、一見チャンスに思えることに「隠れた落とし穴」が潜んでいるようです。またとない誘いやビッグオファーなどの“美味しい話”は、実はあなたを陥れるための罠の可能性が……。むしろリスクが高そうなことやヘビーと思えるミッションを選んだほうが、あなたの高い潜在能力を存分に発揮できるかもしれません。D:「右下の雪の結晶」を選んだあなた…自立できていないところ甘え上手なところがあるあなたは、これまで周りを上手に頼って生きてきたのではありませんか?困ったことがあれば誰かに相談したり、手を借りたりして、危機的状況を回避してきたはず。そんなあなたの「隠れた落とし穴」は、自立ができていないところ。この先何らかの事情で周りに頼れなかったときに、窮地に陥る可能性が高いのです。今は大丈夫だったとしても、これからは何事も自分で解決できるように努力してみて。あなたは自分で思っている以上に優秀な人です。自信を持ってその有能さやパワーを発揮していきましょう。おわりに落とし穴と知らずにハマってしまうと、思いもよらないケガをすることもあります。失敗のない人生はありませんが、自分が陥りやすい罠を頭に入れておけば、痛い目にあう機会を減らせるはず。今回の診断結果を参考にして、上手に落とし穴を回避してくださいね。©DStarky/gettyimages文・月風うさぎ
2023年01月16日東京バレエ団のトップダンサー上野水香の、芸術選奨受賞記念公演であり、バレエ団規定により団員の立場を離れるシーズン最後の舞台ともなる「上野水香オン・ステージ」。ひとつの節目となる公演で、上野はベジャール振付の『ボレロ』、古典バレエの代名詞『白鳥の湖』、自身初挑戦となるヌレエフ版『シンデレラ』(Aプロのみ)、そしてプティ振付の『シャブリエ・ダンス』『チーク・トゥ・チーク』(Bプロのみ)を踊る。この5演目を選んだ理由を尋ねるうちに飛び出した、天性のバレリーナの謙虚すぎる発言の数々。「踊るために生まれてきたと思うことがある」一方で「自信なんてどこにもない」と語る彼女が、この公演で届けたいもの、そして思い描く今後の展望とは――?「私が力を出せるのは、本当にお客様のおかげなんです」『ボレロ』(2021年)よりPhoto:Shoko Matsuhashi――今回踊られる5演目は、ご自身のセレクトですか?はい。プティ作品は前のバレエ団にいた頃に初めて踊った私の“原点”で、『ボレロ』は東京バレエ団での私のキャリアのなかで最も大事な演目。『白鳥』は両方のバレエ団とほかの場所とで、一番多く踊ってきた古典作品です。そうした外せない演目とともに、こういう公演をやるからには新しい演目も絶対入れたいと思ったなかで、頭に浮かんだのがビデオを何度も観たヌレエフ版『シンデレラ』。私はシルヴィ・ギエムさんの大ファンなのですが、なかでも『シンデレラ』を踊るギエムさんは容姿や技術から感性、エレガンスに至るまですべてが完璧で、22歳にしてバレリーナとして極まっているんです。彼女のシンデレラを超える人はいないと思いますし、もちろん私も超えられないのですが、やりたいものはやりたいんだ!という感じです(笑)。――ではまず、“原点”とおっしゃるプティ作品について。その特徴や魅力を、バレエに馴染みのない方に伝えるとしたら?振付から漂うお洒落さが、私はなんとも言えず好きですね。素晴らしい作品はたくさんありますが、フランスらしいお洒落なニュアンスはやはり、プティ作品にしかないものだと思います。プティ作品に出てくる女性の多くは“大人”なので、若い頃はなかなか出せなかったそういう魅力も、年齢と経験を重ねた今なら少しは出せるのかなと。顔が丸いせいか(笑)、45歳になった今も少女っぽさが残っているのが私の個性なので、大人っぽいダンサーとは言えないんですけどね。――近年の水香さんは、少女らしさと色気を兼ね備えている印象があります。昨年『ボレロ』を拝見したときも、失礼な言い方ですが「いつの間にこんな色気を?」と。色気ありますか?そんなふうに言われたら図に乗っちゃいます(笑)。『ボレロ』は東京バレエ団に入ってから一番多く踊っている作品だと思いますが、自信が持てるようになったのはここ数年のこと。今回の公演が決まって、(芸術監督の斎藤)友佳理さんから何が踊りたいか聞かれたとき、最初に出したのが『ボレロ』だったのですが、数年前の私だったら出していなかったと思うんです。友佳理さんからも、「あら水香ちゃん、あんまりやりたくないんじゃなかったの?」って(笑)。踊る度に違うものになって、踊れば踊るほどその人だけのものが出てくるのが『ボレロ』。本当に、どれだけすごい作品なの!?と思わされますね。そしてもちろん、私がここまで来られたのは友佳理さんが私に色々な役を与えてくださり、導いてくださったからだと思っています。――実は『白鳥の湖』も、昨年全幕で観たときに「いつの間にこんな演技派に?」と思った作品だったりします。重ね重ね失礼な言い方ですみません……。『白鳥の湖』第2幕(2021年公演)よりPhoto:Hidemi Seto『白鳥の湖』第2幕(2022年公演)よりPhoto:Kiyonori Hasegawaいえいえ、嬉しいです(笑)。確かに全幕物のグランドバレエを踊る際、最近は以前より、皆さんと一緒にストーリーを紡ぐことが楽しくなっていますね。よく言われるように、そうやって表現が深まるにつれて技術が下がっていくのがダンサーの常ですが、今のところ身体もついてきている。もしかしたら、今が一番いい時期なのかもしれません。普通だったら下がってきていてもおかしくない年齢ですが、私の場合、技術が身につくのが遅かったから落ちるのも遅いのかなって(笑)。22歳にしてバレリーナとして極まっていたギエムさんとは、本当に雲泥の差!――身につくのが遅くもなければ、落ちないのもそれだけ資質に恵まれて努力もなさっているからだと思うのですが、いつもそうして謙遜・自虐をされますね(笑)。謙遜でも自虐でもなく、私には事実、大した力がないんです(笑)。踊っているときが一番自然な自分でいられますし、嫌なことがあってもバレエをしていると忘れられるので、そういう意味で、私は踊るために生まれてきたんじゃないかと思うことはあります。でも自信なんてどこにもなくて、メンタル面でもフィジカル面でももっとグッ!とした強さが欲しいといつも思ってる。私が自分の持っている以上の力を出せるとしたら、それはお客様のおかげなんです。客席にいらっしゃる皆さんの熱量が、どれだけ私のパワーになっていることか!いつも本当に感謝しています。「“水香の部屋”みたいな番組をやってみたいです(笑)」――ヌレエフ版『シンデレラ』の、作品としての魅力についてはどう感じていますか?ヌレエフの振付って古典とはまた違う動きなんですが、それをきちっとしたクラシックの技術で踊るととても美しいんです。私が何度も観たギエムさんのビデオはパリ・オペラ座の公演で、彼らが踊ると「こんなに複雑なパ(ステップ)がなんでこんなに美しいの?」と思わされる。そこに美学と醍醐味を感じますし、自分も体現できたらいいなと思います。それと私、この作品は森英恵さんデザインの衣裳も大好きで。森先生とは私、実は深いご縁があるんです。元々ずっと私を応援してくださっていたのですが、『シンデレラ』の来日公演を観に行ったら、たまたまお隣が先生だったんですね。私はその時、本気でバレエを辞めようとしていたのですが、それをお話ししたら「絶対ダメ!お願いだからやめないで」と、本気で止めてくださったのが森先生でした。――バレエを辞めようとされたことがあったのですね。私は常に前に進んでいたいというか、自分が良い方向に向かっていると思えないと安心できない性格。当時は、これ以上続けていても自分の納得いく飛躍や発展はないんじゃないか、別の人生を考えるなら30代前半の今じゃないかって、思ってしまったんですよね。辞めずに済んだのは、励ましてくださった森先生のおかげ。その森先生も亡くなり、プティさんもベジャールさんも、私に『ボレロ』をくださった佐々木(忠次/東京バレエ団創設者)さんも今はもういらっしゃいません。今回の舞台が、亡くなられた皆さんの魂が集まるようなものになったらいいですね。定年後もバレエ団の舞台には立ち続けるつもりですが、これがひとつの節目にはなりますので、お世話になったすべての皆さんとお客様への感謝の気持ちを込めて踊りたいと思っています。――この公演のあと、バレエ以外のことにももっと挑戦したい、という思いはお持ちですか?バレエ団を大切にしつつ、外にも目を向けて、自分を発展させられるような活動ができたらとは思っています。でも今は、とにかくこの公演に向けて全力で取り組んでいるところなので、具体的なことは何も考えていないですね。私、何したらいいですか?(笑)――飾らないトークが面白いので、個人的にはバレエ番組のナビゲーターとかやっていただきたいです(笑)。バレエ番組いいですね!実は私、色々な世界の方のお話を聞くのも好きなので、“水香の部屋”みたいなのもやってみたいです(笑)。私がバレエのひとつの“アイコン”としてメディアに出ていって、皆さんの目に触れることでバレエのお客様が増えるなら、それはすごく素敵だなと思います。――あとはもちろん、バレエ以外の舞台や映画などでも観てみたいです。あ、演技は私もやりたいですね。『ドン・ジュアン』(2021)でミュージカルには挑戦したんですが、踊る専門の役だったから、台詞はしゃべってみたいなって。『ドン・ジュアン』のときにも感じたんですが、バレエ以外の世界の方々の価値観に触れることって、自分を広げることにつながるんですよね。私の根底にいつもあるのは、バレエにとって役立つ存在でありたいという気持ち。でもバレエ界って世界を見渡しても狭くて、そこしか知らないで「役に立ちたーい」なんて言っていても限界があるんです(笑)。外に出て、外からバレエを見ることで浮かんでくることがきっとあるはず。そういう意味でも、どんどん色んなことに挑戦していきたいですね。取材・文:町田麻子Photo:NBS(舞台写真以外)<公演情報>東京バレエ団特別公演「上野水香 オン・ステージ」【Aプロ】2023年2月10日(金)・12日(日)【Bプロ】2023年2月11日(土・祝)会場:東京文化会館※2月24日(金) 福岡公演あり
2023年01月10日雪が積もり、一面白く覆われる街並み。豪雪地帯では、普段目にする光景が一変することがあります。雪が積もる地域として知られる、北海道旭川市を訪れたOTSUKA Akihiko(@otk)さんは、飲食店の光景に見惚れたようです。飲食店の入り口には、メニューを知らせる看板に、ラーメンなどで使われている器のサンプルが置かれていました。OTSUKAさんが訪れた日、辺りは雪が残っており、その器には…。雪のせいで大盛り自慢の店みたいになってる pic.twitter.com/9dK9z6j1Tf — OTSUKA Akihiko (@otk) January 9, 2023 大盛りメニューが誕生!白米をふんだんに盛り付けたように、器には雪が積もっていたのです。普段、器の上には何もなかったはず。しかし雪により、まるで大盛りを宣伝するような光景と化していますね。ネットを通じて、飲食店の器は反響を呼び、さまざまな感想が上がりました。・まさに雪のマジック!行ってみたくなった。・学生街の飲食店にありそう。・漫画で出てくる大盛りのご飯じゃん!・見ただけでお腹が空いてくるよ!雪によって景色が一変するのは、冬ならではといえますね![文・構成/grape編集部]
2023年01月10日「第47回つなん雪まつり&SNOWWAVE2023」が、2023年3月11日(土)に新潟・津南にて開催される。「つなん雪まつり」が4年ぶりに開催へ日本一の豪雪地帯・津南町の雪まつり「つなん雪まつり」が、4年ぶりに開催へ。広大なスキー場を舞台に、スノーボードによるストレートジャンプ大会「SNOW WAVE」をはじめ、かまくらに雪灯篭など、豪雪ならではの体験・雪遊びを実施。またフィナーレには、夜空いっぱいに幻想的なランタンを打ち上げる来場者参加型の人気イベント(※1)もカムバックする。一日を通して楽しめるコンテンツが用意されているので、冬の素敵な思い出作りにもぴったり。会場には複数の露店も出店するため、雪の中で"アツアツ”の食事を楽しむことも可能だ。【詳細】「第47回つなん雪まつり&SNOWWAVE2023」開催日:2023年3月11日(土)住所:新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡戊585番地TEL:025-765-5585内容:スカイランタン、SNOWWAVE、雪灯篭、かまくら、打ち上げ花火、露店、その他※スカイランタン、SNOWWAVEについては、ニュー・グリーンピア津南会場のみ。(住所:新潟県中魚沼郡津南町秋成12300)※内容が変更となる場合あり。※前夜祭は3月10日(金)に実施。(※1)スカイランタン参加者は、事前にチケットの購入が必要。チケットは全て、駐車場とスカイランタンのセットとなっている。駐車場は完全予約制のため、来場者は必ずチケットの購入が必要。チケット詳細:
2023年01月07日犬種や性格にもよりますが、好奇心旺盛な犬は、雪が大好き。童謡『雪やこんこ』の「犬は喜び庭駆け回り…」というフレーズを耳にしたことがある人は多いでしょう。Chiccolo(@chiccolori)さんの愛犬である、柴犬のまめちゃんも例に漏れず、雪が大好きなのだとか。ある日、まめちゃんは降り積もった雪の上で、ある行動を起こしました。飼い主さんがTwitterに投稿した写真をご覧ください。Merry Xmas❄️神々しい立ち姿のお犬さま。 pic.twitter.com/z5xH11ySdw — Chiccolo (低浮上中) (@chiccolori) December 25, 2022 降り積もった雪の上で直立し、手を合わせるまめちゃん。何かを願うように、目を細めて空を見上げています。辺りに散る雪や、まめちゃんのお祈りするようなポーズも相まって、神々しさを感じますね。まめちゃんの写真を見た人たちからは「美しい」「奇跡の1枚」などの声が寄せられています。・なんて神々しい姿。まさに奇跡の1枚ですね。素晴らしい!・絵本の1ページみたい。なんでも叶えてあげたくなっちゃう!・どんなお願いをしたのかな。撮り方もうますぎます!飼い主さんいわく、この写真は知り合いのドッグカメラマンに撮影してもらった1枚なのだとか。空にもっと雪が降るよう祈っているのか、はたまたまったく違うお願いをしているのか…真相はまめちゃんのみぞ知るところ。愛らしいまめちゃんの姿は、見た人に幸せを届けたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年12月27日株式会社ブルボンは、雪国ならではの天然の冷蔵庫“雪室”で熟成させたカカオ豆を原料に使用した「雪室ショコラ」2品を2022年11月29日(火)に新発売いたします。魚沼工場の雪室設備で熟成させたカカオ豆を使用当社魚沼工場の雪室設備で熟成させたカカオ豆を使用した「雪室ショコラ」は、雑味の少ないまろやかなチョコレートです。口の中で溶けやすく、風味や味わいを感じやすいように1枚を薄く仕立てています。雪という自然の恵みで静かに磨きをかけた、カカオの澄んだおいしさをお楽しみいただけます。【2品共通の商品概要】内容量:45g発売日:2022年11月29日(火)販売地域および販売チャネル(予定):ブルボンオンラインショップ、自動販売機プチモールおよび新潟県内を主体とするコンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア、小売店、売店など価格:オープンプライス賞味期限:12カ月商品名:雪室ショコラまろみミルクすっきりとしたカカオの味わいがミルクのコクと甘みを引き立てるこだわりのチョコレートです。商品名:雪室ショコラ熟成カカオ73余分な苦みや渋みが削ぎ落とされた、熟成カカオの深く澄んだ味わいをお楽しみいただけるチョコレートです。雪の結晶のように六角形に形どったチョコレートは、1枚ずつの個包装とし、雪をモチーフとしたデザイン6種類を模様づけしました。また、パッケージは、一面に広がる雪原を想起させるシンプルなデザインとし、雪が光を受けてきらめく様を表現しています。加えて、和紙調の風合いを生かした高級感のある手ざわりとしました。(画像はプレスリリースより)
2022年11月25日