話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はドキュメンタリー映画をご紹介します。■映画『福島は語る』(3月15日まで新宿K’S cinema、3月9日より渋谷ユーロスペースほかにて全国一斉公開)毎年この時期になると3.11関連のニュースが増えますが、被災地に住んでいれば震災のニュースは毎日流れ、「津波」「原発」「放射能」の言葉も日常的に耳にします。まだ震災は終わっていません。特に福島第一原発事故で故郷を離れざるをえなかった人々は、「放射能」「賠償金」といった言葉で現在も傷つけられているのです。ドキュメンタリー映画『福島は語る』は、原発事故で避難を余儀なくされた飯舘村や双葉町などの住人100人近くの取材から、仮設暮らしのお年寄り、避難先で出身地を言えない子どもたち、家も仕事も息子も失った男性……など。どの人たちも慣れ親しんだ日常を奪われ、想像だにしなかった環境に身を置き続けています。「ある程度の年配者が寿命が縮まってでも故郷に帰りたいという気持ちはわかるんです」「こんな狂った人生になるとは夢にも思わなかった」「汚染されても私の故郷なんだ」……。ふだん口にはしないけれど、カメラを向けられたことで話せる心のうち。ポロポロと涙を流して話す姿が胸に迫ります。監督の真摯な取材によって、悲痛な叫びが静かに語られていくのです。8年がたっても知るべきことがまだたくさんある。それを知らされる作品です。
2019年03月11日昨年インスタから火が付き、今年大ブレイク。きっかけは、船越英一郎さんの顔マネでした。笑いは哀愁と表裏一体、と語る福島善成さん。芸人として、目指す頂点はどこでしょう?インスタでボケてる芸人がいなかったので、そこだ、と思いました。芸人を志し、故郷の天草から東京に出てきて今年で23年目。友人たちから「絶妙におもしろい」と言われる顔と体を武器にしたモノマネで、今年人々の心をグッと掴んだガリットチュウの福島善成さん。昭和生まれの福島さんが、今をときめくツールの“インスタ”でブレイクしたという、そのサクセスストーリーの裏側に迫ります。――小さい頃から、お笑いが好きだったんですか?福島:そうですね。小学校1年生の頃から、芸人になりたいとずっと思っていました。人の笑い声がとにかく好きで、誰かを笑わせるのが楽しかったです。お調子もので、学校でいつもふざけていて、「ふ~く~し~まぁ~、また悪ふざけしやがってぇ~」みたいに言われる感じ。伝わるかなぁ、この言葉の感じ(笑)。――好きだった芸人さんは?福島:ちょうど、ドリフターズが出ていた『8時だョ!全員集合』と、ビートたけしさんや明石家さんまさんが出ていた『オレたちひょうきん族』の2つが流行っていた時代で。うちは親とおばあちゃんがドリフ派だったので、そっちを見てましたね。子供心に、“ドリフはしっかりネタを作る派、ひょうきん族はノリが重要で派手な感じだ”とか思ってました。――子供なのにすごい分析力です。福島:言われてみれば(笑)。それで、僕は中学を出たらすぐに東京か大阪に行って芸人になろうと思ってたんですが、母に「高校だけは出てくれ」って言われまして。地元の工業高校に行き、そのあと東京に出て、吉本の養成所のNSCに入り、今に至るって感じです。――なぜNSCにお入りに?福島:お笑いって、やっぱり相方がいないとどうにもならないじゃないですか。俺はピンでやるつもりはなかったんで。で、同じ夢を目指しているやつがいるのはどこかって考えた時に、やっぱり養成所なんじゃないかと。――入学当時の福島さんって、どんな感じだったんですか?福島:東京に行ったら1秒で売れると思ってました(笑)。――すごい自信!!福島:ホント、とんでもない自信家でしたね。当時は俺はマジですごいんだと思ってましたから。でも、入学して最初の授業を受けて、「ヤバい、これは長くなるぞ」と(笑)。――1秒じゃ売れない、と?福島:はい。全然俺、ダメじゃんって。でもその時そう思えた僕は、えらかったと思います。当時入学したやつらの半分くらいは、そんなこと思わず「イケる!」って思い続けますからね。1限目から、結構打ちのめされました。そこから売れるまで、22年(笑)。――あえて伺いますが、なかなか芽が出ない芸人さんたちは、どう日々を過ごすものなんですか?福島:生活が苦しくてもめっちゃ劇場に出まくるか、逆にバイトをしまくってたまに劇場に出るか…。僕はどっちかというと前者で、暇な時は、町で気になる人をスケッチしたりしました。何かネタにつながれば…と。今から4年くらい前までは、どんなオーディションでも全て受けに行ってたんです。でもある日、なんか心が折れちゃって。――なぜ?「俺、絶対売れる」って自信満々だったのに…。福島:例えばテレビのロケで3組枠があったとして、モデル、俳優、芸人、元スポーツ選手…、いろんな人たちと戦って、その枠を勝ち取らなきゃいけないわけですよね。しかも、吉本って、毎年1000人くらい新しい芸人志望者が入ってきて、所属している人数もものすごい数なんです。そんな中で自分が売れる席に座れるなんて、思えなくなっちゃった。正直、超恥ずかしいんですよ、芸歴1年目の20代前半の若者と、30代後半、子供が2人いるおっさんが肩を並べてオーディションって。なんかそこでね、はっと気がついた。これ、あんま意味ないなって。この時間をもっと別のことに使えばよかったなと思って、そこでインスタグラムを始めたんです。とりあえずインスタのフォロワー数が増えたら、誰か振り向いてくれるような気がして。――テレビ世代だった福島さんが、ネットに目を向けた。すごい方向転換ですね。福島:なんかね、時代が変わった気がしたんです。ちょっと真面目な話なんですけれど、昔は、客が入ってなくても、おもしろいライブをやったらOKだったんです。数字よりもおもしろさが評価されていた。でもいろんな数字が出るようになって、動員が見込めないとライブができなくなってきたんですね。キャーキャー言われるような芸人に対して斜に構えていましたが、よくよく考えたらそっちのほうが数字をとってるんです。じゃあ俺も、数字をとろう、と。――なぜインスタグラムで発信しようと思ったんですか?福島:芸人でインスタをやってる人はいましたが、みんな「地方行ってきました~」とか「先輩とごはんで~す」みたいな内容で、誰もボケてなかったんです。だから、そこなら行けるかなと思って。僕の家は東京まで往復2時間かかるので、まずは1年間、往復の時間を使って本気でネタを作りました。それで以前からやっていたモノマネの写真を上げるようになったんです。そうしたら去年、船越英一郎さんのモノマネ写真がニュースになって、次にダレノガレ明美さん…とつながって。あと貴乃花親方に昔から似ているとよく言われていたので、ちょうど親方がいろいろ話題だった時期、空港を歩く親方のマネをした動画を上げたら、2日で200万回再生されて。――売れましたね。福島:売れました(笑)。――まずは、どう思いました?福島:嘘だろ、って(笑)。あとは、ラッキー、ですね。コントや漫才をやりたくてこの世界に入ったのに、気がついたらモノマネばっかりやってるんですよね。特に得意だとも思ってないんですが。でも、さっき話したように、暇な時にしていた“今日見かけた人のスケッチ”という人間観察をやっていたことが、今のモノマネにつながっている気がします。芸能人、一般人にかかわらず、気になる人がいるとじっと見ちゃうし、その気になるところ、つまりおもしろいところを、誰かに伝えたくなっちゃうんです。その思いを僕は、“モノマネ”という形に落とし込んで表現してるんだと思います。強烈な人を見ると、モノマネしたくてしょうがなくなりますね(笑)。ふくしま・よしなり1977年10月6日生まれ、熊本県天草市出身。‘98年に結成した、お笑いコンビ「ガリットチュウ」のボケ担当。‘04年、TV番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』内のコーナー「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」の第2回大会で優勝。インスタグラムのアカウントは@fuushimayoshinari30万人以上のフォロワーがいる福島さんのインスタグラム。そこにアップされた“哀愁モノマネ”のよりぬきと、撮り下ろし作品を合体させた写真集『哀愁 ガリットチュウ福島のモノマネ人生劇場』が発売中。芸能人のモノマネから架空の誰かまで、全員福島!!眺めていると、笑いながらもなぜか切なくなる名著です。ヨシモトブックス1200円※『anan』2018年12月12日号より。写真・小笠原真紀(by anan編集部)
2018年12月10日大阪・福島エリア注目のビブグルマン掲載店すだちそばが看板の【蕎麦 まき埜】繊細な手仕事が映える【鮨 千陽】すだち蕎麦が看板の【蕎麦 まき埜】蕎麦好きが高じて蕎麦を食べ歩いたのち、西天満【なにわ翁】などで経験を積んだ店主の牧野龍滋さんが腕を振るう【蕎麦 まき埜】へ。大阪駅からも徒歩10分と、利用しやすい立地毎朝石臼で挽く蕎麦は、粗めの設定。細かく挽いた方が打ちやすく、無駄が出にくいところをあえて粗めにしているのは、蕎麦本来の味を感じてほしいからとのこと。「見た目や味、食感の違いも楽しんでいただけたら」と、十割、外一、二八を揃えています。目にも涼やかな『冷かけ すだちそば』1,150円(税込)長年人気の『冷やかけ すだちそば』は、最初は温かい蕎麦にすだちをのせてまかないで食していたのがメニュー誕生のきっかけという一品。甘さが引き立つよう昆布をしっかり効かせた出汁にすだちの絞り汁を少量加え、輪切りのすだちを贅沢に浮かべます。人気のため年間を通して提供しているメニューですが、暑くなるこれからの季節にこそ味わいたい逸品です。『自家製ごま豆腐』420円(税込)と『冷酒(一合)』880円(税込)朝挽き鶏のささみを湯引きした『からみ鶏』720円(税込)食べ進めると、じんわりと蕎麦の香りやうま味が口の中に広がる『盛りそば【外一】』940円(税込)は、リピートする人の多い一品。二種盛りも用意するので、食べ比べを楽しむのもよさそうです。ゆったり、蕎麦とともにぜひ味わいたいのが冷酒やおつまみ、作りたての柔らかな弾力が楽しめる『自家製ごま豆腐』や、朝挽きの新鮮なささみを湯引きして、辛味大根を添えた『からみ鶏』もさっぱりとした味わいが好評です。90ml(五勺)460円、120ml 620円、180ml(一合)880円(各税込)と細やかな設定が嬉しい冷酒は、こだわって選んだ倉敷ガラスの器も美しく、ゆるりと満足度の高い時間を過ごせる一軒です。繊細な手仕事が映える【鮨 千陽】【鮨 千陽】で江戸前寿司を握るのは、5代目店長となる竹口晃司さん。ネタに合わせて、漬け、煮る、茹でる、酢〆、昆布〆の5つの仕込みを施します。細やかな仕事が見られる、職人との距離が近いカウンター初めてでも訪れやすいのが、お値打ちなランチ。気後れする人も多そうなカウンター寿司だからこそ、そんな人にこそ楽しんでもらえたらと2,800円(税抜)のコースを用意しています。職人との距離も近いコンパクトなカウンターに、スガハラグラスの器で提供されるネタは、細やかな工夫が魅力です。2種の味わいを楽しめる『えび』『えび』は、大ぶりな海老を2貫に分け、それぞれシャリとネタの間に黄身そぼろを挟み、甘海老を殻ごと焼いて裏漉しした甘海老そぼろに煮詰めを塗ったものと、小海老そぼろをトッピングして醤油を塗ったものの2種類が味わえます。とろけるような柔らかさの『あなご』丁寧な骨の処理と、じっくりと煮ることでふんわりやわらかに仕上げた『あなご』は、握る前に笹の葉の上にシャリをのせ、炭火であぶることで香りを演出。煮詰めの上にかける粉山椒とともに、どこかほっとするような香りに心がほぐれていくはず。まるで肉のようなうま味を引き出した『漬けまぐろ』赤が漆器に映える『漬けまぐろ』は、柵のままさっと霜降りをし、4時間ほど醤油だれに漬け込んだ一品。「まるで肉のよう」とも評されるうま味が口いっぱいに広がります。ふんわりと卵の香りが広がる『けら焼き』デザートのように味わえる、〆の『けら焼き』は、江戸前ならではの玉子焼き。卵黄と卵白を別立てし、卵白でメレンゲを作って40分ほど焼くことで、卵と砂糖のみでふんわりと甘く焼き上げています。お店の魅力を知ったなら、次のステップは夜のカウンターへ。1階は3,500円(税抜)のコース、2階は7,000円(税抜)のコースが用意され、2階では2部制の各回が2時間15分という設定のゆったりとした時間を過ごせます。金沢の輪島塗の器にも特別感を感じられるはず。ワインは、1階は国産、2階は海外のビオとテーマを変えて用意されています。予約が先まで埋まっているというのにも納得です。2店の人気の秘密を目や舌で体感しに、大阪・福島エリアへ出かけませんか。「大阪・和食」関連記事
2018年06月24日強制わいせつ容疑で起訴猶予処分となった山口達也(46)が所属事務所と契約を解除し、4人になったTOKIO。だが、今後も福島県のPRキャラクターを続けることがわかった。福島県の内堀雅雄知事が5月7日に行われた定例記者会見で発表した。 内堀知事は「東日本大震災と原発事故後、風評被害に苦しむ時期に、払拭に全力で応援してくれた役割を踏まえ、引き続き力を貸してほしい」と起用継続の考えを明かした。さらに「4人が2日の会見で福島に対する思いを述べてくれたことが決め手になった」と説明した。 県は’12年から県農産物の安全性をPRするため、山口を含むTOKIOのメンバーをテレビCMやポスターに起用。山口の事件発覚後はポスターなどが撤去されたが、起用継続の可能性を検討していた。 ネットで「#今度は福島がTOKIOを応援する番だ」というハッシュタグが拡散され、TOKIOを応援する声が上がっていたことについても「ハッシュタグ、県に寄せられた意見などについては、できる限り目を通しております」と言及。県民や世間の声が継続の追い風となったようだ。 今後は収穫時期の7月頃を目指して新しいテレビCMやポスターを制作する予定。ネットでは「4人でこれからも頑張ってほしい」「よかった」「なんだか安心した」という反応があがっている。
2018年05月07日東日本大震災から7年を迎えた。その直前、両陛下が6月の福島県ご訪問の際に、原発周辺をご覧になると報じられた。6月9日にいわき市に入られる両陛下は、避難生活を送る原発事故被災者を激励される。その後、南相馬市で全国植樹祭、そして相馬市を訪れ、犠牲者を慰霊される予定だ。 「いわき市から南相馬市への移動には常磐自動車道を使うのですが、途中、福島第一原発が見えるほど接近するのです。両陛下の強いご希望もあり、自動車道から原発周辺の視察をされることが検討中です。来年4月末までのご在位中に、未曾有の事故を起こした福島第一原発を、ご自身の目でご覧になりたいとお考えなのです」(皇室担当記者) 実は、陛下と美智子さまは7年前の震災直後から原発ご視察を望まれていたのだ。東大地震研究所の地震火山情報センター長・佐竹健治さんが、震災翌月のできごとを語ってくれた。 「4月20日、私が震災被害の状況を説明するために皇居へ参内すると、当時の侍従長・川島裕さんが困惑した様子で『天皇陛下が、原発を見たいとおっしゃっているのです』と言うのです。当時は放射線量も高く、難色を示す川島さんに、陛下は『自衛隊の飛行機で上空から見るならいいだろう、それでもだめなのか』とかなり強硬なご様子だったそうです」 ’11年5月以降、両陛下はこれまでに5回、福島県を訪問されている。原発事故にお心を痛め、常に福島に思いを寄せてこられてきた両陛下が、7年間切望しながらも実現しなかったのが、原発のご視察なのである。おふたりの思いをより強くする出来事が昨年あったと、皇室ジャーナリストが語る。 「昨年7月、ご静養中に訪れた那須高原の『藤城清治美術館』で、両陛下が熱心にご覧になった作品があります。影絵『福島 原発ススキの里』です。荒廃した原発近くの川に鮭がのぼる様子が描かれ、事故の甚大さと同時に、再生への希望がこめられています。これは’12年11月、当時88歳の藤代さんが原発のある大熊町に防護服を着て入り、命がけで2日間デッサンしたものです。天皇陛下と美智子さまは、そんな藤代さんの行動力にふれて、さらに思いを強くされたのだと思います」 福島第一原発の事故を、絶対に忘れてはいけないーー。陛下と美智子さまが、自ら現地に足を運ばれることで、そのメッセージが国民にも伝わるはずだ。
2018年03月16日三瓶(41)が3月5日、福島県郡山市に開設された情報発信施設「福島よしもと」で会見。故郷である福島県に活動拠点を移すと発表した。 今後は福島県を中心に、東北6県にまたがる人気芸人を目指すという三瓶。既に福島や宮城のテレビ局の情報番組と、山形のラジオ番組2本のレギュラー出演が決定している。これを機に実家に戻ることも決めたそうだ。 「大きいことは言えないけど、少しでも笑ってもらえれば……。僕によって地元が活気づけばいい。吉本新喜劇みたいな劇団もやってみたい」 Twitterでは三瓶の“帰郷”に激励の声が上がっている。 《おお、福島出身の同い年として嬉しいニュースだね》《地元のために頑張って欲しい》《またテレビで見れるのかな?頑張ってほしいなー》 震災当日は膝の手術をしたばかりで、自宅でリハビリ中だったという三瓶。震災直後のインタビューでは、「膝に重りを載せたリハビリの最中だったので、びっくりしたし、とても怖かったです」とその恐怖を語っていた。福島に住む家族は無事だったものの、“原発事故”が襲いかかった。テレビで報道される故郷の変わり果てた姿に、三瓶は胸を痛めたという。 「東京に来る前、学校に通い、平穏な日々を過ごしていた町が、あんな風になってしまうなんて……」 金銭的に恵まれた状況ではない三瓶だが、震災以来「わずかばかりでも……」という気持ちで募金をしていると言う。 さらに福島にちなんだイベントに出演するようにもなり、昨年1月も「福島よしもと」の1周年記念イベントに参加。同年6月、福島の主婦がオススメ地元商品を選ぶイベント「よしもと福島シュフラン」に出席し「福島の商品を取り上げる機会をいただいてありがたい」と感謝の気持ちを述べていた。 調理師免許を持つ三瓶。昨年4月、長沢広明復興副大臣(59)と対談した際「福島のスイーツをつくったらどうですか?“三瓶で〜スイーツ”」と提案を受け「あぁ、いいですね!」と笑顔で返していた。夢の叶う日は近いかもしれない。
2018年03月05日2月17日、俳優の船越英一郎(57)が、以前から自身のモノマネを続けているお笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成(40)と初対面を果たした。福島のTwitterには船越とのツーショットが投稿され、ファンの間で反響をよんでいる。 福島のTwitterには「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!こんな日がくるとは…船越英一郎様!!!ありがとうございます!」とコメントとともに船越とガッチリと握手をしている船越に扮した福島とのツーショット写真を投稿した。 また、ハッシュタグには「#世界一受けたい授業 来週#船越英一郎 様」となっており、来週放送の日本テレビ系バラエティ番組『世界一受けたい授業』で共演を果たしたものとみられる。 船越と福島はこれまで面識がなく、福島は約5年前から船越の顔マネを始めていたが、非公認のネタであるとし、昨年からは離婚騒動に関連したコメントなどもしており、「(船越に会ったら)首をしめられると思います」と明かしていた。ファンからも「怒られるのでは?」など心配の声も上がっていたが、奇跡の対面となった。 このツーショットに対し「似すぎ!」「船越英一郎様かっこいい~」「なんか船越さん痩せたような」「…ってことは公認?」「すげえ!奇跡のコラボwww」「とうとう御本人に会えたのですね。おめでとうございます」「一瞬どっちが御本人様か本当に解らなかった!笑」などの反応を見せている。
2018年02月18日お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成(39)が自身のTwitterやインスタグラムに投稿している俳優・船越英一郎(56)のモノマネが「似すぎ」と密かに話題を呼んでいる。 福島は約5年前から船越の顔マネを始めており、当時の投稿には「#おしどり夫婦」「#ラブラブ」「#一代愛してるよ」といった船越夫妻の仲の良さに焦点を当てたハッシュダグがつけられていた。 しかし、今年の7月に松居一代(60)が突然、YouTubeで船越の不倫疑惑を暴露。その後も松居の暴走は止まらず、動画やブログは連日更新され、ついに泥沼の離婚騒動へと発展。世間の大きな関心を集めている。 これに比例して福島の船越ネタもヒートアップ。「バイアグラ男と呼ばないで」「謝ったら許してくれるの?一代。ねぇ。一代。愛してるよ」というコメントと船越に扮した写真をアップしている。 これをきっかけに、20日には都内で行われた『ルミネtheよしもとサマーオブラフ2017』の記者会見に船越のモノマネで登壇。船越とは面識がなく「(会ったら)首しめられると思います」と本人非公認のネタであることを明かし、「本当に頑張って耐えてほしいです。平和的解決を祈っています」と船越にエールを送った。 投稿をみたユーザーからは「似てる!」「ツボった(笑)」「旬すぎる!やばい(笑)」と面白がるコメントが多く寄せられるいっぽうで、「本家に怒られるよ」「面白いけど大丈夫?」と福島を心配する声もあがっている。
2017年07月20日俳優のディーン・フジオカが、生まれ故郷の福島県で初の単独ライブを行うことが23日、明らかになった。7月15日に須賀川市文化センター 大ホールで開催される。ディーンは、初の全国流通盤CDとなるEP『Permanent Vacation / Unchained Melody』を、7月5日にリリースすることを発表。6月24日公開の主演映画『結婚』の主題歌「Permanent Vacation」、テレビ朝日系『サタデーステーション』『サンデーステーション』のエンディングテーマ「Unchained Melody」、テレビアニメ『ユーリ!!! on ICE』オープニングテーマ「History Maker」を含む4曲が収録される。そして、7月にワンマンライブが行われるが、7月15日には生まれ故郷である福島県で初めて単独ライブを行うことが決定。ディーンは「2011年の震災以来、今もずっと、故郷のために自分は何ができるのか、と自問自答を続けてきました。今回このHomecoming in Fukushimaを通して、自分の生まれ故郷に住む方々も、または今現在は故郷を離れて暮らす方々も共感できるようなライブを、いつもとは少し違った形で参加者の皆さんと一緒に作っていきたいと思っています」と意気込みを語る。さらに、「特に、未来を築いていく子供たちと接点を深く持ちたい。今まで自分が各国で学んできたこと、海外から見た日本のこと、これからの世界で生きて行く上で必要不可欠なことなどを、カジュアルな形で伝えられたら、感じ取ってもらえたら」との考えも披露。「それが、いつの日にか子供たち自身の気づきにつながり、今はまだない未来の故郷の形につながっていくことを、心から願っております」と期待を込めた。
2017年05月23日福島県内に住む高校生たちが出演する演劇公演が4月1日と2日に都内で開かれた。汚染や将来への不安を発言しにくくなっているなか、心のうちを率直に伝えたいという思いが公演開催のきっかけになった。福島の現状がメディアでも取り上げられにくいことに危機感を訴え続けてきた作家の赤川次郎氏が、観劇後、若者たちと対話の場を緊急に設けた。 赤川次郎みなさん、今日は本当におつかれさまでした!演劇は今回初めてと聞きましたが、なぜこのお芝居を? 田中優奈(16)私は震災のとき小学4年生で、“原発事故”って聞いても“実感”がなかったんです。でも6年たって、参加しているダンスチーム「遊舞炎舞」で福島の状況を演劇で伝えようということになって。事故後のことはいろいろ勉強してきて知識も得たかなと思って、参加することにしました。 山口清香(15)私は演劇に興味がありましたが、迷っている間に、いつのまにかどっぷり参加していた感じです。 宮沢花梨(17)私は原発事故のあと、母に「被ばくするから、屋外の部活動に入っちゃダメ」って言われたので、バレーボール部に入って平凡に生きていました。 一同(笑) 宮沢けど、私が家でアイドルのマネをして踊っているのを見た母が、「室内でできるから」って、ダンスチームを探してきてくれたんです。おかげで今回の演劇にも参加させてもらえて、いまは楽しい人生を送っています。 赤川高校生に“人生”なんて言われたら、69歳の僕の立場がないですね(笑)。事故後、6年たちますが、汚染の状況など福島の現状があまり伝えられていないと感じます。そのなかで若い人たちが勇気をだしてこのような芝居を上演すると聞いて、ぜひ力になりたいと思って今日はやってきました。今回の劇(※あらすじ欄外)は、太平洋戦争のときのウラン採掘と今の除染作業がうまく対比されていると思いました。みなさんが芝居を通して伝えたかったことを、教えてもらえますか。 宮沢私は、日本もアメリカと同じように原爆を開発しようとしていたことを伝えたかった。台本を読むまで、その事実を知らなくて……。あと、放射能は、実際にそこにあるんだけど、目には見えない。だから、時がたつにつれて汚染の事実も忘れ去られてしまうっていう哀しさも伝えたいと思いました。 対談には今回の舞台にも立った、高校を卒業したばかりの若者も参加してくれた。 河田葉子(19)放射能は、健康に影響が出るのは、何十年先かもしれないから、すごく怖い。でもそういうことってなかなか言いづらいんです。お芝居の中では、戦争と原発事故を比較することで、異常なことがいまも起こっているんだよってことを、みんなに気づいてほしいと思いました。 田中私は戦時中と現代、どちらの時代にも矛盾があるってことを伝えたかったんです。 赤川矛盾、というと? 田中たとえば劇の中で戦時中のシーンには、「新型爆弾の開発に成功したら、ニューヨークも吹っ飛ばせる!」と言って、みんなが喜んじゃう場面があるんだけど、いま考えれば、それって喜ぶようなことじゃないですよね。 赤川そうだね、そういう“ノリ”はおかしいよね。 田中はい。けど結局、いまだって原発は事故を起こしたら大変だからダメだ、と言いながらも、現実には再稼働が進んでいるじゃないですか。 赤川原発が動いていなくても電力は足りていたのにね。 山口事故後、福島の実態を見てきて、ずっと「おかしいな」って思っていたけど、いままで行動していなかったから、今回、演劇を通して伝えられたのは、いい機会でした。 赤川山口さんが、「おかしいな」と感じていたことって? 山口まだ安全性が確認できていないうちから、「給食で福島県産を使います」っていう手紙が学校で配られたり、モニタリングポストが、実際に線量計で測った数値より低く表示されたり。 赤川僕も、原発事故後、いろいろ気づいたことがあります。そのひとつが「専門家はアテにならない」ということ。原子力の専門家は、「事故は起こらない」という前提で原発を動かしていた。人間が作ったものである以上、壊れるのは当たり前だし。それは科学者の態度じゃないなと思って。 河田この前ニュースで若い女性リポーターが、「原発周辺の線量が下がったので、作業員はマスク一枚で大丈夫になりました」と報道していたんです。最近まで白い防護服で完全防備していたのに、本当に大丈夫なのかなって。 赤川4月から、帰還困難区域以外の避難指示が解除されました。被ばく量が年間20ミリシーベルトを下回ったから大丈夫だと専門家は言いますが、ドイツでは原発作業員の年間被ばく許容量が20ミリ。なのに日本の専門家は、放射線の影響を受けやすい子どもや妊婦まで、大丈夫と言って帰らせようとする。いい加減なことを言うもんだと思ってね。 原明沙実(20)おかしいですよね。でも、福島に住んでいる若い人たちも、関心のない人が多いんですよ。だけど、未来をつくるのは私たちの世代だから、自分で発信するしかないなって。 赤川ある大物タレントが、「自動車事故で毎年、何千人も死んでいるのに、車に乗るのをやめようという人はいない。原発事故を起こしたからといって止めることはない」って言ったんです。でも、それって事の重大さがまったく違う。自動車事故を起こすたびに、その車の周りが汚染されて人が住めなくなるってなったら、みんな車なんか乗らないでしょ。人の言うことを鵜呑みにするんじゃなくて自分で考えないとね。 田中私は、福島だけ汚染されたわけじゃないのに、「福島県産のお米はダメ」とか、そういうのはイヤだなと思います。それに、避難した子がイジメられるのも、おかしいと思うし。 赤川あのいじめはひどいね。大人がきちんと教えていないからですよ。放射能はうつったりするものじゃないし、いっぽうで現実には汚染がひどくて帰れないところもある。ところで、みんなはどんな未来像を描いていますか? 山口こんなこと言っちゃダメなのかもしれないけど、私は福島に住み続ける気はなくて。「なんで引っ越ししないの?」って親に聞いたこともあるんです。 赤川人それぞれだから、福島から出たって、まったくかまわないと思いますよ。 山口でも、自分が福島から離れたからといって、自分にとっての福島の問題が終わるとは思わない。ずっと関わり続けようと思っています。 河田私はやっぱり、おかしなことはおかしいって言える大人になりたいです。 赤川とても大事なこと。でも、「これっておかしい、間違っている」という気持ちを持ち続けることは、簡単なようでいて、とても難しい。これからも、「おかしいな」と思うことをさせられることがあるかもしれない。けど、そのときに、「これはおかしい」と思う気持ちを絶対に捨てないでほしいんです。「キレイごとでは生きていけない」と、モノわかりのいい大人になってしまったら、そこで成長が止まっちゃいますから。 宮沢私は原発事故後、夏休みに部活動を休んで、被ばくを軽減するために県外の保養に参加したら、「なんだ、あいつ」みたいに言われて、友達に無視されたことがあって。そのときは、ダンスチームの友達だけが心の支えでした。だから、被ばくのことだけじゃなくて、他のことでも辛い思いをしている人がいたら支えてあげる大人になりたいと思っております。 赤川「おります」って、なんだか最後は文章調になっちゃったね(笑)。 一同(笑) 赤川とにかく僕も、若い人たちに「あとはヨロシク!」なんて無責任なことは言えないから、できることをやり続けたいと思います。 舞台『U235の少年たち』太平洋戦争中、原子爆弾を開発するためウラン鉱山の発掘を命じられていた福島県石川町の子どもたちの実話と、原発事故後の除染作業をモチーフに、過去と現在の福島の若者たちを対比させて描いた。大人たちによって、翻弄される苦悩と、それでも、みずからの生を謳歌しようとする子どもたちの様子を描く。
2017年04月15日「福島の人たちの苦悩や現状がしっかり伝わっているなら、私は行かなくてもいいかもしれない。でも……」 写真家として歩み始めてすでに50年。世界中の戦地・紛争地帯を取材し、紫綬褒章も受章している大石芳野さん(73)。そんな彼女がなぜいまも1人で被災地を撮り続けているのか。彼女を駆り立てているのは、生まれ故郷の“土”を汚された人々の涙だった−−。 大石さんが’13年に発表した写真集『福島FUKUSHIMA 土と生きる』(藤原書店)には、故郷を失った福島県飯舘村の高齢者や県内各地の仮設住宅で暮らす家族らの姿とともに、出荷できない原乳を捨てながら涙する住民の写真が掲載されている。 東日本大震災から1年後、20キロ圏内に初めて立ち入った大石さんは、こう感じたという。 「植物も育ち、鳥たちもさえずっているのに、人の声だけが聞こえない。その光景を前にして、“チェルノブイリの悲劇”が繰り返されてしまったと、胸を締めつけられるような気持ちになりました。これはもう戦争なんだ。相手は武器や銃弾ではなく、目には見えない放射性物質なんだと……」(大石さん・以下同) ベトナム、カンボジア、アフガニスタン、コソボ……と、世界でも珍しい女性の戦場写真家として、戦地・紛争地帯を取材してきた大石さん。戦争では女性や子どもたちの笑顔が踏みにじられ、民たちは生活の手段を奪われる。彼女の目に映った福島もまた戦場だった。 「福島では、人間にとって生きる原点である“土”が汚されてしまった」 こうして大石さんの福島通いが始まった。 「東日本大震災発生後、すぐに福島へ行きたいと思いました。でも、その直前に入院していたこともあって、医師に止められていたんです」 かつて阪神・淡路大震災では、すぐに現地入りするとかえって地元の人たちを混乱させると、あえて時間を置いて訪れた大石さん。なぜ今度は一刻も早く行きたいと考えたのだろう。 「やっぱり原発が爆発したからね。それに津波の映像はたくさん流れていたけれど、原発事故の映像は本当に限られていたでしょう。それでいいの?と思いました」 そもそも放射能事故の現場に足を踏み入れることへの恐怖はなかったのか。 「そうですね。若い人はよほどの覚悟がない限り、行ってはいけないと言っていました。でも私はもう年齢が年齢だからいいのではないかと。なぜあえて危険な現場に行くのかと聞かれれば、『この仕事を選んだから』と、答えます」 ドクターストップが解除された直後の5月2日、カメラ2台を肩にして、1人で福島行きの電車に乗った。 「最初のころは1週間以上の滞在で、福島だけではなく宮城のほうにも行きましたから、病み上がりでしたし、疲れ果てて東京に帰ってくるんですよ。やっと元気になったと思うと、翌月にまた福島へ行くんです」 前回撮影した写真をプリントして持参するのが大石さん流だった。 「海外でも同じようにしていますが、東北だとプリントを差し出すと、『写真代』って封筒に入れたお金を渡そうとする人がいて、あわてたりもするんです(笑)」 そんな大石さんに、初対面では口が重かった人も、徐々に心を開いてくれるようになった。そして、はじめは悲嘆にくれ、立ちすくんでいた人たちが、少しだけでも確実に前に進もうとしていると大石さんは言う。 「必死に生きる被災者の言葉を聞くと、私はほのかな明かりに出合ったような気がしますし、多くを教えられたり、考えさせられたり。絶望のなかで芽生える希望を、しっかりと写真にとらえていきたいんです」
2017年03月16日AKB48グループが4日、岩手・宮城・福島の東日本大震災被災地を訪問し、復興支援ライブなどを行った。同グループは、震災以降「誰かのために」プロジェクト立ち上げ、義援金の募集や定期的な被災地訪問活動といった復興支援活動を継続的に実施。この活動の63回目となる今回は、岩手・宮城・福島各県の被災地に、計47人が訪問した。各会場で行われるイベントの前には、メンバーが犠牲者への献花と1分間の黙とう。夕方からは、小学校や体育館などでライブ形式でのイベントを開催し、「ヘビーローテ ーション」「恋するフォーチュンクッキー」などのシングル曲や、震災復興応援ソング「掌が語ること」などを披露した。ライブの他には、各会場を電話でつないでメンバーがそれぞれの様子を報告し合ったり、じゃんけん大会でメンバーのサイン色紙をプレゼントしたりと、ファンとふれあい。終演後には、記念撮影会やハイタッチ会も行われ、宮城県では、イベント後に地元のラジオ番組の収録にメンバーが参加し、ライブの感想や震災復興支援活動への思いなどを報告した。なお、3月11日の震災発生当日には、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48が、各劇場やイベント会場で、復興支援特別公演を開催する(HKT48はAKB48劇場、NMB48は京セラドーム大阪で実施)。(C)AKS
2017年03月05日あのバットマンやスーパーマンが投獄したDCコミックスの悪党たちが、減刑を条件に自殺(=スーサイド)同然の危険なミッションに立ち向かっていく、かつてない"ヒーロー"映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)。その日本公開を前に霊長類最強のスナイパー、デッドショットを演じたウィル・スミスと、日本刀を冷酷に駆使して戦う女サムライ、カタナを演じた福原かれんに来日直撃取材!共演の感想や撮影現場でのエピソードなどをはじめ、デッドショット同様、自身も年頃の娘がいるという“父親”スミスの素顔にも迫った。――全米では、女性の支持も高かったそうですね。この大人気をどう分析しますか?ウィル:本当にブッ飛んだ悪い奴らだからね。特にハーレイ・クインはもっともクレイジーなキャラクターとして、スーサイドのメンバーのなかでも有名だ。そういう意味では女性たちが男性たちと対等な立場で戦いを繰り広げ、自分の決定権も持っている。誰かの恋人とかではなくて、個々が確立しているところがよかったのではないかな。福原:強い4人の女性キャラクターが出てくるけれど、メンタルもフィジカルも強い(笑)! 男性に頼らないキャラクターは映画ではめずらしいから、そこも理由だと思います。――悪党だらけで個性的なメンバーですが、一番魅力を感じるキャラクターは?福原:そうですね。皆怖いキャラクターなので、一歩間違えると殺されてしまいそうですよね(笑)。ウィル:(一番は決まっている! というような表情)福原:(笑)。デッドショットは、もちろんですが……。ウィル:僕らはディアブロが一番好きなんだよ。彼は皆に好かれていたからね。――激しいアクションや殺し屋の心情の表現など大変そうな役柄でしたが、そこでの苦労はありましたか?ウィル:いま言ってくれたように、人の金を取って赤の他人を殺すという心理が、まったく理解できるものではなかった。4カ月くらい、デヴィッド・エアー監督と話をした。そういう悪党は人を殺した後に、どうしてクリスマスショッピングに行けるんだってね。そこでいきついたことは、悪い人間は自分のことを悪い人間だと思っていないことだね。自分の行為を正当化しているんだ。そう考えたら、スッと楽に演じられたよ。福原:悪と悪が戦う変わったスーパーヒーローものですが、自分にとっての正義とは何かを考えさせられる作品だと思います。わたしたちは愛のある悪党を演じていますが、悪とは何かということも考えましたね。――反対に役作りで最初からスッと入れたところはありましたか?ウィル:彼には100パーセント闇の世界に入るという目標があったと思うけれど、娘がいるということで、それができないんだ。僕にも15歳の娘がいるので、お父さんにはよりよい人間になってほしいという、彼女の気持ちを受けた父親の気持ちはよくわかったよ。――今回、共演された感想と、撮影現場でのエピソードを教えてください。ウィル:彼女は美しいよ!福原:そんなの聞いたことないです(笑)ウィル:演技についての熱意があったね。初めての映画で、驚くほどすごいキャストがいて、中にはアカデミー賞を獲った俳優もいたけれど、そういうなかで自信を持って、強さを持って、個性を出していたことが素晴らしいと思ったよ。福原:撮影の最初から緊張はピークでしたが(笑)、監督のエアーをはじめ、ウィルさん、マーゴたち大作に出ている方たちが、わたしのようなホヤホヤの新人を歓迎してくれて、気持ちがいい環境を作ってくれました。ウィル:それはよかった(笑)!――ほかのメンバーとはいかがでしたか?福原:めちゃくちゃ仲良かったです! スパーリングなどのフィジカルなトレーニングも一緒に行って、最終的には家族のような、兄弟のような友情が生まれたと思っています。ウィル:いまのね、日本語だったけれど、わかったよ! 本当の兄弟みたいな絆があったと思うよ。それがスーサイド・スクワッドだ(笑)!福原:ウィルはセットに大きなジムを作ってくれたり、ビリヤードルームやDJブースがあるプレイルームや皆が御飯を食べられる場所とか、環境を整えてくれたんです。すごく楽しかったです!――えええ!!! ひょっとして自腹で、ですか?ウィル:そういうこと? なのかな(笑)。スタジオって、そういうことにお金を使うのかな? よくわからないな。余計なことは言えないけれどね(笑)。福原:でも、いま思うと、エアー監督の頭のなかには、初めからすべてがあったような気がします。監督が思うプロセスを言われるままに指導を受けてやっていたら、いつの間にか皆の間に絆が生まれていたような感じがしますね。ウィル:そう、サマーキャンプだ。福原:いま考えると、エアー監督は最初からそういうことを考えていた、とても頭がいい監督のような気がします。ウィル:まるでアクティング・キャンプだったね。トレーニングも一緒にして、その過程で友情が育まれていったんだよ。■プロフィールウィル・スミス『インデペンデンス・デイ』(96)、『メン・イン・ブラック』(97)、『メン・イン・ブラック2』(02)、『メン・イン・ブラック3』(12)、『アイ,ロボット』(04)、『アイ・アム・レジェンド』(07)、『ハンコック』(08)などの大ヒット作に出演するなど、アメリカを代表するスター俳優のひとり。演技面でも評価が高く、これまで『ALI アリ』(01)、『幸せのちから』(06)で二度、アカデミー賞にノミネート。俳優としてだけでなく映画製作者としても数々の作品を手がけたほか、グラミー賞に三度も輝くなど、ラッパーとしての顔も持っている。福島かれんロサンゼルス生まれ。英語と日本語を同時に学び、両国語とも流暢に話す。1998年、ディズニーのTV番組「Movie Surfer」で6年間番組ホストを務め、その後もTVCMなどでも活躍。本作で映画デビューを飾った。過去には日本のNHKで2010年、スポーツレポートを担当したこともあり、モデルとしても活動。国内外の極真空手の大会にも出るほどの実力も。
2016年09月08日『スーサイド・スクワッド』を引っさげ、ウィル・スミス、マーゴット・ロビーといった豪華キャストとともに来日を果たす新人女優、福原かれん。同作で女優初挑戦にしてハリウッドデビューを果たし、24歳という若さでアメリカン・ドリームを掴んだ彼女に注目した。あの「バットマン」や「スーパーマン」を生み出したDCコミックスが送り出す、“DCフィルムズ”の第2弾となる本作。主人公となるのは、DCコミックスを代表する人気ヴィラン(悪役)ばかり。自分の娘が最大の弱点という子煩悩な伝説の暗殺者デッドショット役にはウィル・スミス、早くも人気沸騰中の“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クイン役にはマーゴット・ロビー、泣く子も黙るスーパーヴィラン、ジョーカー役にはオスカー俳優のジャレット・レト、悪党たちのお目付役(?)リック・フラッグ大佐役にはジョエル・キナマンら、ハリウッド屈指の人気スターたちの出演も話題となっている。この超豪華キャストたちと肩を並べ、本作でハリウッドデビューを果たしたのが、福原さん。ロサンゼルス生まれの24歳。アメリカ育ちながら両親ともに日本人であるため、日本語も堪能だ。大学在学中には、ディズニーチャンネルやNHK BSのスポーツ番組でレポーターを務め、日本のテレビ番組にも出演経験を持っている。そんな彼女だが、女優としての経歴は本作からがスタート。演技初挑戦にしてハリウッド大作の主要ポジションを勝ち取った新人女優なのだ。演じるのは、無口で冷酷な女サムライ・カタナ。日本語の刺繍が入った特攻服に身を包み、日の丸の仮面でキュートな素顔を隠す彼女は、妖刀を武器に次々と敵を倒すクールビューティーなキャラクターだ。実は福原さん自身も、幼いころから極真空手を習い、刀殺陣では達人レベルの腕前という武道派な一面を持っている。福原さんは、「ハリウッドで、日本人が日本人の侍を演じることは稀なこと。今回、私が演じられたことは、とてもありがたいです」とコメント、カタナを演じられることを誇りに思っていることを明かしている。劇中で見せる、ほれぼれするほどの見事な刀さばきなど、福原さんが見せる“カタナ”の姿は、早くもファンたちの注目を集めている。さらに彼女は、北欧イケメン男子ジョエル・キナマン演じる政府の軍人フラッグ大佐の右腕として、寄せ集めの自由すぎる“スーサイド・スクワッド”メンバーたちの統率をはかるなど、ストーリー上で重要なカギを握っている存在でもある。女優初挑戦&ハリウッドデビューでありながら、豪華キャスト陣と堂々と肩を並べる注目の新人女優・福原かれん。そんな彼女の“カタナ”に会える日を、楽しみにしていて。『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月07日東日本大震災から5年を迎える3月11日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で、福島の原子力発電所の廃炉技術をレポートする特別番組『福島復興:最前線のテクノロジー』(11日18:00~19:00/24:00~25:00)が初めて放送される。番組ホストを務めるのが、元アメリカ海軍ネイビーシールズ隊員のジョエル・ランバート。世界各国の特殊部隊と"鬼ごっこ"を繰り広げる人気シリーズ『ザ・マンハント』で注目を集めた彼が、自ら原発に足を踏み入れ、福島の"今"を伝える。ジョエルは、廃炉作業の最前線で技術者や作業員に会い、除染や原子炉の安全対策、放射性廃棄物の処理、汚染水の浄化・貯蔵における技術革新を学ぶ。いまだに事故の爪痕が残る様子を伝える一方、生まれ育った町への帰還を待ち望む人々とも交流する。福島原発で活躍するロボットを見学し、「私も使ったことがある」「ただ、これは私が使ったものよりずっと大きい」と興味津々のジョエル。アイロボット社の「ウォーリアー」はリアクタービル内の除染を担い、「ASTACO-SoRa」は2本の腕で重い物を持てるのが利点。燃料プールの上にあった瓦礫の除去には、「ASTACO-SoRa」よりもさらに大きな装備が開発された。また、小名浜港も訪れ、漁業組合の職員とも接触。いわき市漁協管内の船は350隻から一時は100隻まで減ったが、現在は230隻まで持ち直したという。「一部の魚種以外は試験操業し市場で検査した上で販売している」と聞き、ジョエルは「食品中の放射性セシウムの国際基準値は1000ベクレルだが福島ではどうなっているのか?」と率直な質問をぶつけた。職員は「もう1年くらい100ベクレルを超えたものはない」と断言。「50ベクレルを超えるものも出荷しないという自主基準でやっている」としながら、「まだ原発自体がどうなるか、何とも言えないところでしょうから。急いでも仕方ないので、じっくりとやっていって、皆に安全な魚を提供できるように、焦らずにゆっくり安全なものをやっていきたいと思いますね」と答えていた。さまざまな角度から福島の"今"を知ったジョエルは、「これが私たちの文明、私たちが作り上げた電力に大きく依存している社会」と実感。「巨大な電力会社、個々の科学者、ロボットから僧侶まですべてがこの世界の一部」とし、「福島の除染は全力で進められ経済と環境の復興へと大きな一歩を踏み出しています。再び起こりうる原子力災害に備え、日本は手引書を書き直しているのです。この悲劇を繰り返さないために」と結んでいる。(C)Discovery Communications
2016年03月10日石鹸など3種発売農業、農地やコミュニティの再生活動を東日本大震災で多大な被害を受けた福島県で行っている2団体とコラボし、福島県内被災地の原材料を使用したソープ(石鹸)など3種の商品を東日本大震災から5年を目前に控える、2016年2月15日(月)からフレッシュハンドメイドコスメLUSHで順次発売される。なお、福島県、宮城県、岩手県の被災3県の中で、福島県は、農地再生率が現在、最も低い経過となっている。数量限定で発売今回発売されるのは、【3月1日発売】・「つながるオモイ」/ Drop of Hope/ソープ/1200円/100g【2月15日発売】・コットンフラワー KNOT WRAP / COTTON FLOWER KNOT WRAP/ノットラップ 700円サイズ:47cm x 47cm【2月15日発売】・ナノハナ KNOT WRAP / NANOHANA KNOT WRAP/ノットラップ700円サイズ:47cm x 47cm(プレスリリースより)の3商品となっており、いずれも数量限定発売だ。「つながるオモイ」(ソープ)は、福島県南相馬市の南相馬農地再生協議会が栽培、搾油した菜種油「油菜ちゃん」を石鹸素地の原材料として作られた潤いを与えるオメガ3・6脂肪酸を豊富に含んだ濃密で滑らかな泡を実現した商品。また、肌を柔らかくする効果のある「豆腐」や保湿性がある「しめじ」も原材料として使用している天然由来のソープ。「ナノハナ KNOT WRAP」と「コットンフラワー KNOT WRAP」は、日本の風呂敷にインスピレーションを受けて日本在来種「和綿」を使用して作られたラッシュオリジナルのエコなラッピングとなっている。LUSH店頭で実際に見て、是非ご検討あれ。(画像はプレスリリースより)【参考】・LUSH、福島の再生を掲げる2団体の商品原材料使用3商品発売・フレッシュハンドメイドコスメLUSH公式HP・一般社団法人 南相馬農地再生協議会公式HP・いわきおてんとSUN企業組合公式HP
2016年02月15日福島県は、東日本大震災後の同県を描くアニメーション制作プロジェクト「みらいへの手紙~この道の途中から~」を発表した。公開は2月中旬を予定。同プロジェクトは、東日本大震災以後の同県にまつわる、実話に基づいたオムニバス形式のドキュメンタリーアニメーションを制作するというもの。制作記者発表会には内堀雅雄福島県知事、 福島県クリエイティブディレクターを務める箭内道彦氏、福島ガイナックス代表取締役の浅尾芳宣氏が登壇した。内堀知事は、プロジェクトの目的は「東日本大震災から5年経とうとする現在の福島にある「光と影」の両面を伝える」ことであり、世代や国境を越えて直感的に伝わるアニメという手法を選んだ理由を説明。 箭内氏からは、「光と影」の要素を表現するコンセプトに基づき、当初あがっていた2案を組み合わせプロジェクト名を生んだ経緯などを明かした。そして、浅尾氏が各エピソード制作の参考に取材で訪れた際に感じた、福島県各地に溢れるエネルギーへの驚きなどについて言及。アニメーションのイメージボードとロゴも公開された。なお、2月中旬に東京都・秋葉原での完成披露会が行われ、その後全国での試写会が行われる予定。今後のイベントの予定や制作されたエピソードは、同プロジェクトのWebサイトにて公開されるということだ。
2016年01月12日福島県商工会連合会は11月28日~29日、「福島の美味しいものベストキュレーションフェア」を「代官山T-SITE GARDEN GALLERY」(東京都渋谷区)で開催する。時間は28日が10時~21時、29日が10時~16時。同イベントは、福島県産品の品質の高さと安全へのこだわりを伝えるために開催するもの。イベント中は、福島県産品のおいしさを実際に体験することができる催しを行う。「しぼりたての新鮮ミルクで手作りバター体験」は、会津地方下郷町の金子牧場直送のジャージー種から採れた牛乳を使って、バターを作るイベント。バターは、ペットボトルに牛乳を入れて振るだけで完成するので、その場でも食べることができるという。利き酒BAR「福・島・美・味」は、南相馬市出身の若手利き酒師とのコラボレーションで生まれた立ち飲みBAR。日本酒は、日本酒ファンから初めて飲む人、女性向けの軽めのものなど、さまざまな銘柄を取りそろえる。BARでは、2日間にかけて4つのイベントを開催。11月28日の11時~15時は、福島の日本酒「山の井」や「あぶくま」などを提供する「味わい酒セレクトタイム[味TIME]」を行う。同日16時30分~20時には、女性向けの日本酒を提供する「女性向けセレクトタイム[美TIME]」も実施する。11月29日の10時~12時は、「おとな酒セレクトタイム[福TIME]」を開催。純米吟醸の「磐城壽(いわきことぶき)」や「廣戸川 純米酒 悠久の里 石背(いわせ)」などを提供する。また同日13時~15時には、「日本酒ビギナー向けセレクトタイム[島TIME]」と題し、ビギナーでも安心して楽しめる日本酒を提供する。そのほか、生産者や開発者で行うトークショーや、みそソムリエが教える「みそボール作り」のイベント、「矢大臣うどん」「蔵醍醐クリームチーズのみそ漬」「阿武隈の紅葉漬」など、25種類の商品が並ぶ物産コーナーなども設置する。イベント参加の事前予約チケットあり。バターつくり体験、みそボール作り体験は無料。立ち飲みBARでの各イベントは、事前予約チケット(税込2,000円)。予定数に達し次第締め切りとなる。
2015年11月17日ヤフーとグループ会社のIDCフロンティア(IDCF)は9月17日、福島県白河市の環境対応型大規模データセンター「白河データセンター」に新しく3号棟を建設すると発表した。1棟50ラック・全6棟で構成される計300ラック規模で、10月1日着工、2016年2月末の竣工を予定している。白河データセンター3号棟は、増加するデータの格納や、Yahoo! JAPANが保有するマルチビッグデータを活用するための処理基盤強化を目的として、Yahoo! JAPAN向けに提供する。データセンターで、さまざまな企業が各種のIT機器を利用する場合と比べ、1社専用とすることで、設置する機器の画一化と動作環境を絞り込むことが可能となり、建物の工期短縮と効率の高いサーバーの収容を実現するという。ネットワークの伝送路を直線距離に極力近づける最短経路で設計し、中継ノードも可能な限り少なくすることにより、東京-白河間のレイテンシは、東京近郊に位置するデータセンターと同等の3.5ミリ秒前後の応答速度を実現。物理的な距離に比例しない高速なネットワーク環境を提供する。また、サーバーから出る排熱を冷やすための空調ユニットには、外気を導入して空調効率を高める間接外気空調方式を採用。空調ユニットはサーバールームのモジュールに直接接続され、白河の冷涼な気候を最大限活用して年間のPUEは設計値で約1.2を見込む。
2015年09月18日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は8月18日、東京電力福島第一原子力発電所(東電福島原発)南東沖の大陸斜面において、放射性セシウムが付着した東電福島原発沖の海底堆積物が沖合に向かって移動している様子を捉えることに成功したと発表した。同成果はJAMSTECと米ウッズホール海洋研究所(WHOI)の研究によるもので、8月18日付けで米国化学会の学術誌「Environmental Science and Technology」に掲載された。JAMSTECとWHOIは、2011年7月より、東電福島原発から南東へ約100km離れた大陸斜面の1点の水深500mと1000mに海中を沈降してくる粒状物を捕集する装置を設置し、同地点同水深の粒状物を継続的に捕集することで、2011年の東電福島原発事故により放出された放射性セシウムの量を測定してきた。その結果、粒状物からは事故から約3年が経過した2014年7月においても事故由来の放射性セシウムが検出された。放射性セシウムの沈降量と濃度は2011年9-10月に最大となり、その後、2012年9-10月と2013年9-10月に小規模な増加が観測された。特に、2013年9-10月の場合は、東電福島原発から100km圏内を複数の台風が通過しており、浅海域の海底堆積物が巻き上がり、海流によって沖合の観測点まで輸送されやすい状況にあったと考えられる。また、通常の海洋生物活動に伴う沈降量の季節変動では、9-10月に沈降量と濃度の増加が起こる可能性は低いという。JAMSTECは今回の成果について「今後の東電福島原発沖の海洋環境やその生態系への影響を評価するためには、海底堆積物に付着した放射性セシウムが今後どれぐらいの速さで減少していくのかを明らかにすることが重要です。そのため放射性セシウム濃度が低下するメカニズムである、海水への再溶解、底生生物による堆積物の攪乱による希釈効果に加え、本観測研究による海底堆積物の再懸濁と流れによる外洋域への水平輸送量をより定量的に明らかにしていきます。」とコメントしている。
2015年08月18日東芝と国際廃炉研究開発機構(IRID)は6月30日、福島第一原子力発電所(福島第一原発)2号機の原子炉格納容器内の状況を把握する調査のための小型ロボットを開発したと発表した。福島第一原発 2号機は、燃料デブリの取り出し手順や工法の検討に向けた燃料デブリの分布状況の確認が必要となっており、同ロボットは、今後の原子炉格納容器底部付近の調査に向けた容器内のプラットホーム上の落下物や損傷の有無、状態などの確認のほか、原子炉格納容器底部付近へのアクセスルートの状態を確認することを目的として開発された。機体サイズは長さ約54cm、幅約9cm、高さ約9cmながら、CCDカメラを2台、LEDライト(カメラ内蔵用12灯×2台+単体1台)、放射線量計を1台、温度計を1台搭載。有線ケーブルによる遠隔操作に対応し、直径約10cm程度のパイプの中を通り抜けて格納容器内に進入する予定だという。また、走行中に倒れた場合でも、自力で復帰することが可能な機構も取り入れられているという。なお、同ロボットは操作訓練が7月に実施され、8月中の現場投入が計画されている。
2015年07月01日福島洋上風力コンソーシアムは6月22日、2012年3月に経済産業省より受託した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」の第2期実証研究事業のうち、福島県・小名浜港における7MW油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備の組立作業が完了し、実証研究実施海域への曳航・設置作業を開始する段階に移行したと発表した。同コンソーシアムは丸紅、東京大学、三菱商事、三菱重工業、ジャパンマリンユナイテッド、三井造船、新日鐵住金、日立製作所、古河電気工業、清水建設および、みずほ情報総研にて構成されており、すでに第1期として2MW級のダウンウインド型風車が設置されている。第2期として設置が予定されている7MW浮体式洋上風力発電設備は世界最大規模のもので、風車は三菱重工業が製造を担当している。今後の設置スケジュールとしては、2015年6月30日に曳航作業および設置工事を開始し、同9月中旬に同工事を完了する予定。その後、各種の試験調整ならびに試運転を開始し、同12月中旬より実証運転を開始する予定だという。また同コンソーシアムでは、第3期として、5MWのダウンウインド型浮体式洋上風力発電設備1基の建設も進めており、浮体式洋上風力発電の安全性・信頼性・経済性の評価を行っていく予定としている。
2015年06月22日福島県は6月6日・7日の2日間、JR白河駅(福島県白河市)周辺等で「ご当地キャラこども夢フェスタinしらかわ~ふくしまから"元気"はじめよう。~」を開催する。同イベントは、今回で3回目の開催となる。全国から188体のご当地キャラクターが集結し、福島県の復興シンボルキャラクター「ふくしまから はじめよう。キビタン」と共に登場する。また、同県の観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の特別企画として、県内の観光と食の魅力も合わせて発信していくという。同イベントの開催に際して、福島県の復興シンボルキャラクター「ふくしまから はじめよう。キビタン」は「ご当地キャラをはじめ、ご当地ヒーロー、萌えキャラが、皆さんをお迎えするよ! 会場で待っているから、遊びにきてね! 」とコメントしている。なお、同イベントの開催時間は各日9:00~15:30となる。
2015年06月04日8月1日(土)から9日(日)まで、福島・猪苗代湖畔で開催されるイベント「オハラ☆ブレイク ’15夏」の第1弾参加アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】同イベントは、「ARABAKI ROCK FEST.」を主催するARABAKI PROJECTが中心となり開催。世界中のどこにもないカラフルで穏やかな空間で、来場者が思い思いの楽しみ方で過ごせる、「大人の文化祭」を目指し、音楽だけでなく、舞台、美術、写真、映画、小説、ファッション、食などをテーマに様々な催しを行う。実際にライブを披露する音楽枠には、安藤裕子、サニーデイ・サービス、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、トータス松本、ハナレグミ、ましまろ、MANNISH BOYS、LOVE PSYCHEDELICOなど20組の出演が決定。音楽枠のほかにも、展示など様々な形でイベントに参加する小説枠、美術枠、演劇枠などのカテゴリが設けられており、小説枠で伊坂幸太郎、技術枠でAR三兄弟などの参加が発表されている。チケットの一般発売は6月28日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャルホームページ先行を実施中。受付は6月1日(月)23:59まで。■「オハラ☆ブレイク ’15夏」8月1日(土)~9日(日)猪苗代湖畔天神浜(福島県)参加アーティスト:【音楽】outside yoshino / 青谷明日香 / あがた森魚 / 新谷祥子 / 安藤裕子 / 大木温之(Theピーズ) / 大島花子 / コトリンゴ / ゴンチチ / サニーデイ・サービス / 田島貴男(ORIGINAL LOVE) / トータス松本 / つじあやの / ハナレグミ / ましまろ / MANNISH BOYS / 憂歌兄弟 / YOK. / LOVE PSYCHEDELICO / 麗と蘭(仲井戸麗市・土屋公平)【小説】伊坂幸太郎【美術】忌野清志郎 / MIMURI / 百世 / 渡辺孝行【技術】AR三兄弟【写真】野口勝宏×「福島の花」プロジェクト【演劇】ペテカン
2015年05月28日糸井重里氏が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」はこのほど、自宅で簡単に、福島のコシヒカリを育てられる「ちいさな田んぼキット」を発売する。○種と土は放射性物質検査をクリアし安心同商品は、福島県・郡山の農家・藤田浩志氏をはじめとする「農のプロ」の協力を得て開発。プロが使う種もみ、肥料の入った用土、栽培用ケース、栽培マニュアルがセットされる。同商品の売上による利益は、福島の食関連のプロジェクトに寄付する予定とのこと。福島県産の檜に防腐性の塗料を塗り、木工メーカーが作ったカバー付きセットも用意。稲の栽培後には、鉢植えカバーとして利用が出来る。栽培は、太陽の光と水があればどこでもできる。種と土は放射性物質検査をクリア。また、昨年(2014年)には、同WEBサイトの「お米チーム」が東京都・青山のビル屋上で実際に栽培し収穫。その際に得たノウハウもマニュアルに盛り込まれている。○収穫期にはプロが作った新米3kgも届く栽培する米は、福島県産コシヒカリ。同商品を購入すると、稲刈りの時期に、福島の農家がつくったコシヒカリの新米3kgも届けられる。同WEBサイトを通じて、数量限定で販売。「あおむしくらぶ+ほぼ日 ちいさな田んぼキット スタンダード コース」は、7,560円(税込・配送手数料別)。限定100セットの「同 檜(ひのき)のいいカバー コース」は、1万2,960円(同)となる。
2015年03月27日JR東日本ウォータービジネスは、国産桃果汁シリーズ「福島あかつき桃」を発売した。○福島県産あかつき果汁100%の濃縮還元ジュース同商品は、福島県産あかつき品種のみを使用した100%果汁の濃縮還元ジュース。2010年より好評を得ている国産桃果汁シリーズだが、今回も福島県産あかつき品種のみを使用し、ついに果汁100%で登場。今まで使用していた安定剤は排除し、原材料には必要最低限の添加物のみを使用している。エキナカ飲料自販機「acure<アキュア>」の会員制度"acureメンバーズ"の女性会員による座談会を実施し、味やラベルデザインについてユーザーの生の声を聞き、その声を反映して作り上げたという。福島県産の農林水産物の魅力や、産地・県の安全に対する取り組みを広く発信する「おいしいふくしま、できました。」のロゴマークを使用している。280mlペットボトルで、価格は160円(税込)。販売場所は、JR東日本エキナカ飲料自販機「acure<アキュア>」、JR東日本ウォータービジネス通信販売、JR東日本のエキナカ店舗など。
2015年03月12日フジテレビは、東日本大震災からちょうど4年を迎える3月11日(水曜 14:00~16:50)に、原子力発電に焦点を当てる報道特番『震災と原発と日本の覚悟』を、福島から生放送する。キャスターは安藤優子と、福島テレビアナウンサーの坂井有生。番組では、原発事故での避難から帰還に揺れる福島県楢葉町や、廃炉作業を妨げる汚染水など、原発の現状や原発を巡る問題を様々な角度から取材。さらに、動物や昆虫におきた異変や、原発事故による甲状腺がんへの影響といった問題について、複数の専門家や研究者の見解を聞いていく。当日は、原発の廃炉作業と福島復興の拠点でもあるJヴィレッジ内の特設スタジオから生放送し、政府主催の追悼式典や、14時46分の被災3県の表情を中継。ゲストに福島県出身の西田敏行などを迎える。フジテレビの吉澤建一プロデューサーは「問題を未来へ先送りしたまま、原子力のエネルギーを享受するのか。『そうだ』との考えもあるでしょうし、反対の意見もあるでしょう。番組に求められるのは、人々の判断材料のよりどころとなる正確かつ幅広い情報、多様な視点を提供することかと考えています」とコメントしており、原発を含む今後のエネルギーについて、番組で問題提起していく考えだ。
2015年03月10日福島県喜多方市押切の喜多方プラザ文化センター東側の特設テントで、各地からおいしいと評判のラーメンが集まる「第15回 蔵のまち喜多方冬まつり 全国ラーメンフェスタ」が行われる。開催期間は2月21日~22日まで。○各地の"おいしいラーメン"が集結同イベントは「第15回 蔵のまち喜多方冬まつり」の一環として行われるもの。東京都の「麺匠 真武咲弥」、「麺屋 翔」、「ど・みそ」、「築地 えび金」、熊本県の「桂花ラーメン」のほか、地元喜多方市から「喜多方老麺会」が出店し、自慢の味を提供する。また、21日の10時~17時と22日の9時~16時には、喜多方プラザ小ホールにおいて「喜多方物産展」も開催。大ホールでは21日に「ふくしまスマイルキャラバン」、22日の13時30分から「郷土芸能フェスティバル喜多方の四季祭」なども開催される。時間は、21日が10時~20時(17時~は夜鳴きタイム)、22日は9時~16時(9時~10時は朝ラータイム)。料金はチケット制で一杯600円(税込)。
2015年02月20日日本の“フラ(ダンス)”ブームに火をつけた松雪泰子・主演の映画『フラガール』(’06)。この物語で描かれた、福島県いわき市湯本の大型レジャー施設・常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)で設立されたフラガールチームを始め、一般のフラ教室などの取材を通してフラの魅力を探るドキュメンタリー映画『Aloha mai ka Hula(仮題)』が制作中であることが明らかとなった。スパリゾートハワイアンズ創業50周年の記念すべき年となる、今年。日本のフラ人口は現在100万人とも言われ、なおも増加中。そのフラ人口の大半を占めるのは、30代~60代の女性たち。女性たちにとって、フラは仕事や子育てなどの日常から解放される貴重な時間なのだ。そんな人々を笑顔にさせるフラの魅力を探ってみたいという思いから、この企画はスタートしている。最初に、スパリゾートハワイアンズのフランダンスチームに密着取材したという本作の撮影部隊。総勢38名のダンサーたちの中には、映画『フラガール』を観てフラに憧れてダンサーになった者もいるそうだ。そんな彼女たちが、観客や3.11の大震災からの復興を応援してくれた人々への“感謝”を持って踊る新演目「BIG MAHALO!!(意味:大きな感謝)」のお披露目までの一部始終を追いながら、スパリゾートハワイアンズから引退していった元フラガールたちの人生も追いかけ、プロから引退してもなおフラに関わり続ける彼女たちの想いに迫っていく。これから各地の一般のフラ教室の取材が始まり、編集作業もすでにスタートし、完成は5月予定しているとのこと。映画に広がりを持たせるため、現在、サイバーエージェントがサービスを手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」で制作に必要な資金を募るためのプロジェクトを実施中だ。(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日インテリアショップ「House of Lotus」手掛ける女優・桐島かれんがサントリーのノンアルコールビール「サントリー オールフリー」の新テレビCMに黒木華と母娘役で出演している。このCM「母と空とワタシ」篇にこめられたメッセージは“自由って、おいしい”。桐島演じる母親の元に、娘役の黒木が訪れるところから物語は始まる。空と海を望む解放感溢れるテラスで、昼間からオールフリーを飲む桐島。そんな彼女の姿に「あー、まだ昼なのに」と微笑む黒木に、桐島は笑顔でグラスを手渡す。何事にも縛られず自由に過ごす母と、彼女の生き方にあこがれる娘。そんな2人の飾らない関係を、桐島と黒木が自然体のままに演じている。空と海を背景に、 まるで本当の母娘のようにグラスをあおる2ショットは、見ているだけで心が温かくなる光景だ。黒木の可愛らしい表情にも注目で、桐島から「飲む?」と誘われて、一言「うん」とうなずいた顔がなんとも愛らしい。CMソングには松田聖子の名曲『渚のバルコニー』を男性ボーカルでリメイク。2人のファッションも、ホワイトとネイビーを用いたリラックススタイルが印象的だ。優しい温もりにあふれる音楽と景色と、それに負けない親子のホッとするような一幕に、疲れた心も解き放たれそうだ。
2015年02月09日