箱根登山鉄道の新型車両3000形「アレグラ号」が1日、営業運転を開始した。強羅駅にて出発式が開催され、30組60名を招待してのデビュー運行も行われた。新型車両3000形の製造は川崎重工、デザイン設計は岡部憲明アーキテクチャーネットワークが担当。車体はステンレス製で、1両あたり全長14.66m、幅2.57m、高さ3.97mとされた。箱根の自然を体感できるよう、車体前面・側面の窓ガラスを大型化し、「バーミリオンはこね」と命名された車体色も外観における特徴となっている。車内は先頭展望ゾーンと中央のクロスシートゾーンに分けられ、急勾配やスイッチバック、車窓に広がる箱根の自然など、箱根登山鉄道の特色を生かせる座席レイアウトに。愛称「アレグラ号」は、同社の姉妹提携鉄道であるレーティッシュ鉄道が走るスイス・グラウビュンデン州の希少言語、レート・ロマンシュ語の挨拶言葉に由来しているという。1日は営業運転開始に先立ち、出発式とデビュー運行が行われた。来賓や招待客らが見守る中、「アレグラ号」は9時30分すぎ、2両編成(3001・3002)で強羅駅に到着。出発式では箱根登山鉄道取締役社長、府川光夫氏が、「当社25年ぶりの新造車両がいよいよ営業開始します。素敵な車両に仕上がっており、環境にも配慮しています。箱根の山にふさわしい、箱根の魅力向上に貢献する車両と自負しています。安全最優先に、これからアレグラ号を運行してまいります」と挨拶した。その後、テープカットが行われ、ホームに設置されたカウベルの音とともに、「アレグラ号」は強羅駅を発車。デビュー運行の特別列車には一般招待客30組60名が乗車し、箱根湯本駅到着までのひとときを楽しんだ様子だった。途中、車掌から新型車両の概要や箱根登山鉄道の歴史、沿線の名所をはじめ、「いま走行している区間の運転士と車掌の高低差は240cm」「出山の鉄橋はもともと天竜川に架けられていた」などの情報も紹介されていた。箱根登山鉄道の新型車両3000形「アレグラ号」は今後、従来車両2両に「アレグラ号」1両を連結した3両編成、または「アレグラ号」2両を連結した編成で、箱根湯本~強羅間を走行する予定。運行スケジュールは箱根登山鉄道ホームページにて、約3日前から確定次第掲載していくとのこと。
2014年11月01日JR西日本は11月16日、新幹線車両基地である博多総合車両所岡山支所(岡山県岡山市)を一般公開する。新幹線に親しんでもらうことを目的としたもので、新幹線車両展示や新幹線を支える技術の紹介などを行う。当日はN700系、700系、500系の車内や運転台見学のほか、車内放送も体験できる。岡山支所の車両検修係員による検査修繕の作業説明、保守用車の紹介と展示、レールカート乗車体験、新幹線床下機器見学などを通じ、新幹線を支える技術にも触れられるという。山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」ショーも11時・13時からの2回上演。新幹線との記念撮影、車両所や車内清掃などの仕事紹介といった車両基地ならではの体験も。その他、プラレールジオラマ展示、スタンプラリー、新幹線○×クイズなどを予定している。見学時間は10時から15時まで(雨天決行、荒天中止)。入場無料だが入場券が必要で、当日9時30分から会場最寄り駅の北長瀬駅で配布する。入場の際、入場券と引換えに記念品が手渡されるとのこと。
2014年10月31日JR西日本は11月1日、毎年恒例の吹田総合車両所一般公開を実施する。23回目を迎えた今年は、例年人気の鉄道車両のクレーン移動作業の見学や電車運転体験に加え、初めてのイベントとして車両との綱引きも実施するという。輪軸の削正とプレス作業の見学、踏切非常押ボタン体験、軌道自転車の運転体験といった、鉄道の仕事に触れる催しも用意。ミニSL・ミニ新幹線の運行、鉄道ペーパークラフト教室、ちびっこ電車塾、バルーンアート教室など、子供向けの企画も多くそろえる。事前応募制、小学生以下限定で電車運転台体験も実施。希望者は往復はがきにて、10月24日(消印有効)までに申し込むこととなっている。展示車両などの記念撮影会、鉄道グッズ販売など、大人の鉄道ファンが楽しめる企画も実施する。鉄道部品販売は行わない。見学時間は10時から15時30分(最終入場受付は14時45分)まで。
2014年10月22日JR東日本千葉支社はこのほど、JR東日本の旅行会員組織「大人の休日倶楽部」のラッピングを千葉モノレール車両(1編成2両)に施すと発表した。掲出期間は11月1日から2015年3月31日まで。「大人の休日?楽部」は、満50歳以上対象の会員を対象に、旅行商品や特典の提供などを行う組織。満50歳以上のミドル会員(年会費2,575円)は、JR東日本・JR北海道各路線のきっぷが何回でも5%割引に。男性は満65歳以上、女性は満60歳以上で加入できるジパング会員(年会費個人会員4,285円・夫婦会員7,320円なら、JR東日本・JR北海道各路線のきっぷが何回でも30%割引で購入できる。ラッピング車両運行に合わせ、新規入会キャンペーンも実施。運行期間中、びゅうプラザ稲毛駅またはびゅうプラザ千葉駅にて店頭入会し、同時に「『大人の休日倶楽部』のラッピング車両を見た」と申告した人に、トートバッグ・携帯スリッパ・ペットボトルホルダーなどの「大人の休日倶楽部」オリジナルグッズをプレゼントする。
2014年10月22日新潟県のえちごトキめき鉄道は、2015年3月14日の開業時に導入する新造ディーゼル車「ET122」の車両見学会を、11月1日に糸魚川駅構内で実施する。「ET122」は、JR西日本の姫新線に導入されたキハ122形をベースに、新潟トランシス社で製造した新造車両。車内空間を広く取るため、2列+1列シートの配置を採用しており、外観は鮮やかなブルーで日本海の波を表現した。開業と同時に日本海ひすいライン(直江津~市振間)に導入され、2両または1両編成で運転する。見学会では外観はもちろん、車内にも立ち入れるとのこと。当日は来場者全員に記念入場整理券を配布するほか、先着500名にえちごトキめき鉄道オリジナルクリアファイル、トキテツくんシール、新幹線開業クリアファイルを来場記念品としてプレゼントする。見学時間は10時から15時まで。
2014年10月17日パナソニックは10月14日、都内で11月2日に実施を予定している「エボルタチャレンジ 2014」で用いる架空の鉄道会社「エボルタ電池鉄道」の車両を初めて公開した。今回のエボルタチャレンジは3本直列×33列、合計99本の単一形の乾電池(エボルタ)を用いて特別に作られた総重量約1t(搭乗者約10名の重量含む)の車両を約8.5km走らせようというもの。使われる線路は、2009年に廃線となった旧小坂鉄道(小坂線)で、9月より地元住民の方々などの協力を得て、整備が進められている。一方の車両も、秋田県立大学ものづくりサークルなどの協力の下、約2カ月の製作期間を経て完成。具体的には車台には車輪、ブレーキ、ギアボックスのほか、駆動ユニットを搭載。ボディは耐圧強度と重量の兼ね合いから特殊強化ダンボールを採用。細かいデティールにこだわり、丸みを持たせつつ、高い剛性も実現したという。なお、11月2日当日のスケジュールは出発セレモニーの後、12時45分ころに雪沢温泉駅を出発、約2時間をかけて約8.5km先の大館駅に到着する予定となっている。天候としては、ボディがダンボールということもあり、小雨であれば決行するが、雨天であれば翌日に順延する予定だという。
2014年10月14日JR東日本とびゅうトラベルサービスはこの秋、マレーシアとタイで初の鉄道車両ラッピング広告による訪日旅行商品プロモーションを展開する。マレーシアでは、個人旅行向け鉄道利用パッケージ商品ブランド「Eastern Japan Tokyo Rail Days」のPRを目的に、クアラルンプールKLモノレールに車体ラッピングと車内広告を施す。第1弾として11月1日から、新幹線E5系とE6系をそれぞれ片面ずつに描いたラッピングで日本の高速鉄道をアピールする予定。12月からは、同ブランドの旅行商品の中から、「東京雪遊び(GALA湯沢)」をイメージしたラッピングに変更する。訪日旅行者数の伸びが著しいタイでも、同じく「Eastern Japan Tokyo Rail Days」をPRすべく、バンコク・スカイトレイン(BTS)スクムウィット線1編成に車体ラッピングと車内広告を施す。ラッピングデザインは、「東京雪遊び(GALA湯沢)」をイメージした雪山とウインターアクティビティのイラスト。掲出期間は11月1日から2015年2月までとのこと。
2014年10月08日10月1~3日までの3日間、有明にある東京国際展示場で「第41回 国際福祉機器展 H.C.R.2014」が開催されました。このイベントは、福祉機器の総合展示会でアジア最大規模を誇ります。最新の福祉機器の展示や介護・リハビリに関する情報を紹介する催しです。1日には、日本自動車工業会主催による「快適に!体に得するワザ教えます」と題されたイベントが行われました。福祉車両を、より多くの方に知ってもらう事を目的とし、古武術の技を介護に活かした“古武術介護”の実演など、盛りだくさん内容でした。開会の挨拶として、一般社団法人日本自動車工業会の児玉部会長の挨拶とともに、日本における介護を取り巻く現状について語られました。介護にあたる人の約70%が女性であり、さらにその60%が60歳以上なのだとか。介護が重労働であることは広く知られていますが、非力な中高年の女性に頼らざるを得ない、という現実があることがわかりました。こうした介護する側の負担を少しでも減らす手法として、介護福祉士・岡田慎一郎氏による“古武術介護”の実演が行われました。“古武術介護”とは、古武術を介護に応用し、少ない力でもラクに人の体を操れる技です。実演にはモデル・薗田綾香さんが高齢者の疑似体験装具を着用して登場。寝ている人を起こす技、移動させて椅子に座らせる技のほか、昇降シート車に乗車させる技などを披露しました。ポイントは「背筋をうまく使い、腕と連携して動かす」こと。これにより、介護を行う人の身体的な負担を軽減することができるのだといいます。イベントの最後には、福祉車両部会・大野部会長が登壇し、福祉車両の市場に関する説明がありました。福祉車両というと、老人保健施設での使用が多いイメージですが実際には全体の約6割が個人の購入なのだそうです。これは、いかに福祉車両を必要とする家族を抱えたご家庭が多いのかを物語っています。福祉車両を保有するにあたっては、費用負担が重いように思われがちです。しかし、自治体によっては補助金や減税・免税等の優遇措置を設けています。介護される人の介護等級によっても異なりますので、購入を検討する際には事前にお住まいの自治体へ問い合わせてみてください。
2014年10月07日JR東日本新潟支社はこのほど、今年度中に導入予定の新型車両E129系に関する今後のおもなスケジュールを発表した。新型車両E129系は新潟県内で普通列車として運用される115系電車の置換え用として、総合車両製作所新津事業所にて現在製作中とのこと。新潟支社によると、営業線での試運転は10月8日から開始し、信越本線新津~羽生田間を4往復運転するという。10月15日から営業線での車両性能試験を開始し、上越線、信越本線、越後線、弥彦線、羽越本線、白新線の各線を走行する予定だ。また、既報の通り、10月11日には総合車両製作所新津事業所公開イベント「レールフェスタ in にいつ2014」にて車両展示を行い、新型車両の外観を一般に披露する。新型車両E129系は、従来の115系の約5割の消費電力量で走行できるほか、車内照明のLED化によって照明の消費電力量を従来の約6割に抑えるなど、省エネ化を進めた車両。半自動機能付きの片側3扉タイプで、新潟地区の気候に対応した耐寒耐雪構造にもなっているという。ユニバーサルデザインを考慮したインテリアとなり、車いすのまま利用できる大型トイレも設置。座席幅の拡大により快適性も向上するほか、車内外の情報案内装置を充実させることで利便性の向上も図る。
2014年09月26日JR北海道は10日、新型特急車両の開発中止について発表した。今後は既存の最新型車両キハ261系気動車の製作を継続する。同社は高速化による到達時分の短縮などをめざして次世代の新型特急車両の開発に取り組み、2011年4月から試作車の設計・製作に着手していた。車両形式は「285系特急気動車」で、車両製作メーカーは川崎重工業、製作両数は3両で、複合車体傾斜システムとMA(モーター・アシスト)ハイブリッド駆動システムを採用し、スピードアップと省エネルギー化を両立させるという。この試作車は今月末に落成予定という。しかし、「現状としては、『安全対策』と『新幹線の開業準備』に限られた『人』『時間』『資金』等を優先的に投入する必要があります」と同社。新型特急車両の開発中止について、「コストとメンテナンスの両面から過大な仕様であること」「速度向上よりも安全対策を優先すること」「従来形式での車両形式の統一によって、予備車共通化による全体両数の抑制と機器共通化によるメンテナンス性の向上が図られること」を理由に挙げた。当面はキハ261系の製作を継続し、老朽化した特急気動車を更新するという。なお、今月末に落成予定の試作車3両は、「軌道および電気設備を検査する在来線用総合検測車として使用することを含めて具体的な活用方法を検討していきます」とのこと。
2014年09月10日福島県の会津鉄道はこのほど、昨年12月25日から1月27日まで実施した「車両ラッピングデザイン」公募の選考結果を発表した。ラッピングデザイン公募は、2015年4~6月に実施される「福島デスティネーションキャンペーン」と、今年4~6月に実施する「プレ・デスティネーションキャンペーン」に合わせた企画。「花咲く会津」をデザインテーマとして公募を実施した。応募作品の中から最優秀賞に選ばれたのは、会津若松市内の企業の作品。ピンクとパープルのグラデーションに県内のゆるキャラを配し、明るく楽しいデザインになっている。最優秀作品はAT500型車両(1両)にラッピングされ、この春から運行を開始。来年の「福島デスティネーションキャンペーン」期間中まで継続する予定となっている。
2014年02月12日JR東日本は2日、新潟地区向けにE129系一般形車両を、仙台地区の仙石線・東北本線接続線用にHB-E210系ディーゼルハイブリッド車両を新造すると発表した。E129系は2014年度から順次運転を開始する。運用区間は上越線水上~宮内間、信越本線直江津~新潟間、羽越本線新津~村上間、白新線、越後線、弥彦線。車内は従来の115系と同じくセミクロスシートだが、ユニバーサルデザインを考慮したインテリアとなり、座席の幅が拡大されて快適性も向上。2両編成の定員は273名、4両編成の定員は581名と、いずれも115系の定員(2両編成236名、4両編成490名)を上回っている。車内照明のオールLED化などにより、115系と比べて約5割の消費電力量で走行できる。E129系は2両編成を30編成、4両編成を25編成、計160両を新造する予定。新潟地区の気候を考慮した耐寒耐雪構造の車両となる。仙台地区では2015年、仙石線・東北本線接続線(塩釜~高城町間)の開業を予定しており、仙台~石巻間で、「気動車による直通運転」を行うことが発表されている。この仙石線・東北本線接続線用に導入されるのがHB-E210系で、小海線のキハE200形、盛岡地区・秋田地区・長野地区向けに導入されたHB-E300系に続くディーゼルハイブリッド車両に。車両の状況に応じ、2種類の電力源(ディーゼルエンジン発電機と蓄電池)を単独または組み合わせることで、必要な動力を発生させるディーゼルハイブリッドシステムを搭載する。燃料消費量が低減されるほか、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量も約6割低減。車内照明はオールLED化される。HB-E210系は2両1編成で計8編成を新造。片側3扉(半自動機能付き)で耐寒耐雪構造となる。仙石線・東北本線接続線が開業する2015年から運転開始される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月08日ジェイアール東海ツアーズは30日14時より、東海道新幹線にこの夏設定する子ども連れ専用「ファミリー車両」の旅行商品を発売した。同商品は、小学生以下の子ども1名以上と大人1名以上を含むグループが利用できる「ファミリー車両」の乗車・特急券がセットになったもの。7月20日から9月1日までの全44日間、上下各1本運行、合計88本の「のぞみ」に設定される。大きな荷物にも対応し、申し込み人数にプラス1席をサービス。また、有料人員分の1ドリンク引換券が付く。主な区間の片道旅行代金は、東京・品川駅と名古屋駅間が大人1万円、小児と幼児4,600円。新大阪駅間が大人1万3,200円、小児と幼児5,900円。名古屋駅と新大阪駅間は大人6,000円、小児と幼児3,000円となる。発売締切日は、出発日の4日前まで。同社の「旅の通販デスク」と、首都圏・名古屋地区・関西地区にある主な支店で発売する。利用特典として、全ての子どもに「新幹線プラレール・シール」を、抽選で総計50名に「プラレール新幹線セット」等を進呈する。また、子ども向け弁当「キッズランチ」の割引券を、子ども1名につき1枚進呈するほか、7月20日~31日または8月20日~9月1日に乗車した乗客には、「東海キヨスク1,000円分のお土産券」をグループに1枚進呈する。運行スケジュールなど、詳しくは、同社のホームページで確認することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月30日スズキは27日、福祉車両ウィズシリーズに軽乗用車「ワゴンR」をベースとした「ワゴンR 昇降シート車」を設定して発売した。価格は、2WD車が141万7,000円、4WD車が152万9,000円。同車は、スイッチ操作で助手席の昇降ができる、4人乗車可能な福祉車両。助手席を車外へスライドさせて車いすの座面に近い高さまで下げることで、車いす利用者の乗り移りと介助者の負担を軽減するよう配慮し、助手席の昇降を操作できる大型ボタンのワイヤレスリモコンが標準装備されている。さらに、電動シートスライドや電動リクライニングのスイッチを助手席足元の両側に設置し、運転席・助手席のどちら側からでも操作可能としたほか、シートの昇降に連動して背もたれが自動でリクライニングしてスムーズな乗り降りをサポート。胸部固定用ベルト、フロントピラーアシストグリップ(助手席)、左右アームレスト、専用フットレストも採用している。エンジンは 0.66L DOHC吸排気VVT、変速機はCVTを採用。ベース車の新型ワゴンR同様に、次世代環境技術「スズキグリーン テクノロジー」に基づくエネチャージ、エコクール等の低燃費化技術を採用しており、エコカー減税の免税対象となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日JR東海は22日、山梨県都留市の山梨リニア実験線車両基地にて、営業線仕様の超電導リニア新型車両「L0(エル・ゼロ)系」を初公開した。同社は首都圏と中京圏、近畿圏を結ぶ新たな高速鉄道として、超電導リニアによる中央新幹線計画の実現(第1局面は東京都から愛知県名古屋市まで)に取り組んでいる。中央新幹線の概略ルートにも含まれる山梨リニア実験線では、先行区間(18.4km)の設備更新工事と延伸区間(24.4km)の工事を実施。2013年末までの走行試験開始を目標としている。L0系は延伸後の新実験線(42.8km)を走行する車両として製作が進められ、完成したばかりの先頭車両がこのほど公開された。先頭車は滑らかな形状で、これまでの試験結果を踏まえ、先頭長は15mに。居住性向上のために角型の車体断面となり、東海道新幹線のイメージを踏襲したカラーリングとなった。白色の塗装範囲を増やして軽快さを、青色の塗装の配列で躍動感を演出している。今後、L0系は2013年度中に先頭車2両、中間車3両の計5両が完成する予定となっている。加えて2015年度までに、9両(先頭車2両、中間車9両)が順次投入される。新実験線では最長12編成とするなど、計14両をさまざまに組み合わせ、営業線へ向けた最終的な走行を実施。実用技術として完成した超電導リニア技術のブラッシュアップと、営業線の建設・運営・保守のコストダウンに取り組むという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月24日ジェイアール東海ツアーズはこのほど、小学生以下の子ども1名以上と大人1名以上を含むグループで利用できる、年末年始運行「ファミリー車両」の予約を開始した。同商品は、年末年始の帰省・旅行シーズンに運行される、子ども連れグループ専用商品。東海道新幹線のぞみ号に、子ども連れでも気兼ねなく利用できる専用車両を設定し、快適な旅を楽しんでもらおうというもの。有料乗客人数分のドリンク引換券が付くほか、1グループにつき1席が荷物用として提供されるという。特典としてすべての子どもに「新幹線プラレール・シール」をプレゼント。また抽選で50名に「プラレール新幹線セット」などが当たる。また、12月中の利用者グループには「プラレール展 in OSAKA」の無料入場券が1枚、往復分を同時購入したグループには「東海キオスク1,000円分のお土産券」が1枚、それぞれ添付される。運航日は12月22日~2013年1月14日(12月29日~1月4日は運行せず)。全17日間、上下各1本の「のぞみ」に設定される。主な区間の片道旅行代金は、東京・品川駅~名古屋駅が大人10,000円、小児・幼児4,600円。東京・品川駅~新大阪駅が大人13,200円、小児・幼児5,900円。名古屋駅~新大阪駅が大人6,000円、小児・幼児3,000円など。「大人+子ども」の2名以上からの発売となる。発売締め切り日は出発日の7日前までだが、人気が高いため早めの予約が望ましい。発売場所はジェイアール東海ツアーズ旅の通販デスク、主な支店(首都圏・名古屋地区・・関西地区)。詳細は「ジェイアール東海ツアーズのホームページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日仙台市交通局はこのほど、2015年度の開業を予定している地下鉄東西線を走る車両のデザインを発表した。車両の呼称は2000系で、15編成60両(1編成4両)が製造される。地下鉄東西線は、動物公園駅(仙台市の八木山動物公園付近に設置)を起点に、仙台市の市街地やJR線・地下鉄南北線と接続する仙台駅を経て、荒井駅(仙台東部道路の仙台東IC付近に設置)までを結ぶ約13.9kmの路線。リニアモーター式の地下鉄で、2015年度の開業をめざしており、現在は全区間で土木工事が進められている。新型車両2000系は車輪式リニアモーター車両で、車体はアルミニウム合金製。デザインコンセプトは、「自然と調和し、伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」。車両前面は伊達政宗の兜の前立てをイメージし、「調和」を示す円形ラインも取り入れられた。車両側面の上部には空・川・海を表す青のラインを施し、中央部には水を表す青、青葉を表す緑、街の活気や人のあたたかさを表す黄・オレンジによるスクエアドットを配した。車内は落ち着いた雰囲気の配色とし、座席は伊達の粋を感じさせる紺系でまとめている。乗降口は地下鉄南北線と同じ楕円形の扉窓を採用した。今年5月にメーカー(近畿車輛)と製造請負契約を締結しており、来年4月頃より順次製造に着手。2014年度に第1編成が荒井車庫へ搬入され、試運転を開始する予定だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日東武鉄道は6日、野田線(大宮~船橋間)の新型車両60000系を発表した。2013年度からの導入を予定しており、同社の車両では初となる公衆無線LANサービスも開始される。同車両は既存の8000系に代わる新型車両として、6両固定編成(3M3T)2編成、計12両が導入される。50000系を基本に、「人と環境にやさしい車両」をコンセプトに設計され、沿線の自然環境と調和したデザインに。車体前面と側面に東武グループのコーポレートカラーであるフューチャーブルーを、ドア脇にブライトグリーンを配した。環境に配慮した仕様として、VVVFインバータ制御装置やLED照明の採用、車体にアルミ合金を使用しての軽量化など省エネ化が図られた。これにより、8000系と比べて電気使用量が約40%削減されるという。モーターも密閉構造のものを採用し、車両内外への騒音を低減させている。同車両の定員は1編成あたり850名(先頭車133名、中間車146名)。車内の各ドア上部に車内案内用液晶ディスプレイを設置するほか、6両中4両に車椅子スペースを設けるなどバリアフリー化も進める。東武鉄道の車両では初めて公衆無線LANサービスを開始し、無線LAN対応端末により車内で高速インターネットも利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日JR東日本は6日、「蓄電池駆動電車システム」(車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするシステム)を採用した新型車両の先行車を烏山線に導入すると発表した。新型車両の車両形式は「EV-E301系」で、EV-E301とEV-E300の2両編成。各車両に大容量の蓄電池(600V、95kWhのリチウムイオン電池)を搭載し、EV-E301にはパンタグラフも装備している。運用区間は宇都宮~烏山間で、電化区間では通常の電車と同様、架線からの電力で走行。同時に蓄電池を充電する。非電化区間では蓄電池の電力で走行し、烏山駅の充電設備で走行に必要な充電を行う。同車両の定員の合計は265人(座席定員99名)で、ロングシートの座席配置に。室内照明をすべてLED化するなど、消費電力の低減を図る。最高速度は100km/h。営業運転開始は2014年春頃の予定で、最終的には烏山線の気動車全車両を新型車両に置き換えるという。JR東日本は、非電化区間の新たな環境負荷の低減方策として、「蓄電池駆動電車システム」の開発を進めてきた。これを採用したクモヤE995形「NE Train スマート電池くん」による走行試験が烏山線で行われ、烏山駅には専用の充電設備が設置されている。走行試験を経て実用性が確認されたため、烏山線へ新型車両の先行車が導入されることになった。なお、烏山線を先行投入区間に選定した理由について、JR東日本は、「CO2削減等の環境負荷低減効果が期待でき、線区長さも蓄電池搭載容量に適しており、かつ直流電化区間との直通運転を行える」と説明している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日千葉県佐倉市のユーカリが丘ニュータウンを開発する山万はこのほど、山万ユーカリが丘線の全車両(3編成9車両)のデザインをリニューアルすると発表した。自社が運営する新交通システムである同路線は、11月2日に開業30周年を迎える。これを記念してリニューアルが実施されることに。新デザインの車両は今月24日にデビューし、順次施工されて26日には全編成が新デザインとなる予定。ユーカリが丘のキャラクター「こあらファミリー」を車体全面に描いた意匠となり、「住民・利用者の皆さまに『山万ユーカリが丘線』により親しみを持っていただくことを目的とした」(山万)としている。なお、今月31日には、ユーカリが丘駅のホームにて開業30周年記念式典を行う。国土交通省をはじめ各官庁や日本民営鉄道協会、民鉄事業者、千葉県、および佐倉市などの関係者が列席し、新デザイン車両の試乗会などを行うとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日JR西日本は11月11日、岡山県岡山市の新幹線車両基地(博多総合車両所岡山支所)を一般に公開する「山陽新幹線ふれあいデー」を実施する。当日は岡山支所検修係員による検査修繕作業の実演をはじめ、検査・保守用車の展示、レールカート乗車体験などを通して、来場者に新幹線を支える技術を伝える。また、N700系(S編成)、700系(B・E編成)、500系(V編成)の各新幹線車両を展示。運転台見学と放送体験を実施する(700系B編成を除く)。700系E編成では床下機器も公開する。また、10月に誕生したばかりの山陽新幹線PRキャラクター「カンセンジャー」も登場し、握手会と撮影会を行ってイベントを盛り上げる。カンセンジャーの出演時間は11:00~11:45と14:00~14:45の予定。その他、新幹線パネル展示、ぬり絵、折り紙、ダーツ、ストラックアウトなど、家族で楽しめる催しが多数用意されているとのこと。焼きそばやホルモンうどんなどの軽食販売も行う。山陽新幹線ふれあいデーの開催日時は11月11日10:00~15:00。入場無料だが入場券が必要で、当日9:30~14:30の間、会場最寄り駅の北長瀬駅でJR西日本社員が配布する。北長瀬駅から会場までは徒歩約10分。荒天の場合は中止となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日JR東日本八王子支社は11月24日、東京都日野市の豊田車両センターを一般公開する「豊田車両センターまつり」を開催する。車両の展示やメンテナンス作業の実演、鉄道模型の展示・走行、鉄道グッズの販売などの催しが予定されている。車両展示には、115系(中央本線)、209系(武蔵野線)、E231系0番代(中央・総武線各駅停車)、E231系800番代(東京メトロ東西線直通用)、E233系(中央線快速電車)の各車両が登場する予定。一部時間帯のみだが、特急「あずさ」「かいじ」に使用されるE257系、特急「スーパーあずさ」に使用されるE351系も展示予定だ。検修庫内では115系とE233系を使用したメンテナンス作業の実演やジャッキアップ車両の展示を実施するという。その他、E5系ミニ新幹線の運転や子ども向けの写真撮影コーナーなどが企画されている。「豊田車両センターまつり」の開催日時は、11月24日10:00~15:00(入場は14:30まで)。雨天決行。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日JR東日本新潟支社は13日、国内の鉄道会社の中で唯一本格的に電車の生産を行っている新津車両製作所の一般公開を実施する。同車両所では、これまで3,900両以上(今年9月末現在)の電車を東京圏へ送り出しており、現在は宇都宮線・高崎線を走る最新鋭電車E233系を生産している。今回の一般公開では、電車組立ラインや部品生産ラインの見学などE233系の製造工程が間近に見られるほか、完成したばかりのE233系に乗車もできる。長さ20mの車体を2台のクレーンで吊り上げて移動する実演も行う。今年の目玉として、東京ディズニーリゾートで開催されているディズニーハロウィーンのデコレーションに包まれた「ドリームクルーザー」を展示。当日、先着順にて車内での記念撮影(ただしカメラ持参)も受け付ける。新津車両製作所の一般公開は10月13日10:00~15:30(入場は15:00まで)開催。入場無料、雨天決行。当日はJR新津駅西口から無料シャトルバスが運行される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日リサーチ事業などを展開するイードは、全国30~60代の男女(運転免許保有者)1,915名を対象に、「福祉車両に関する意識調査」を実施。調査の結果、福祉車両を「知っている」「保有している」人は76.3%であったが、購入時の消費税が非課税であると知らなかった人は85.6%にものぼったという。調査期間は8月9~9月2日。「あなたは『福祉車両』を知っていますか?」と尋ねたところ、全回答者数のうち76.3%が「知っている」または「所有している」と回答。また、「あなたにとって『福祉車両』のイメージはどのようなクルマですか?」という質問では、「車いすを乗せるクルマ」と答えた人が8割を超え、「高齢者の方が乗るクルマ」、「値段が高い」といった他の選択肢に対して大きく差を付けた。「福祉車両の購入時に、消費税が非課税になることを知っていましたか?」という質問では、85.6%が「知らなかった」と回答。購入時の優遇についてはほとんど知られていないことが明らかになった。「『福祉車両』はあなたや、あなたの家族の将来の利用に魅力的だと思いますか」という質問では、「思っていたよりも多くの車種で購入できる」、「施設(法人)だけでなく、個人利用にも向いている」、「車いすの方だけでなく、もっと多くの人が利用できる」が、いずれも7割を超えるなど、利便性や選択肢の多さに高い関心があることが分かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日トヨタ自動車は12日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で26日から28日の期間に開催される、国内最大規模の福祉機器展示会『第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012』に、同社のウェルキャブ(福祉車両)8台を出展すると発表した。同社は高齢化の進展等を背景に、年々高まりつつある高齢者や身体障害者の「快適で安全な移動に対するニーズ」に応るため、従来よりウェルキャブの開発に取り組んでおり、今回の出展においても最新の車両を展示して取り組みを紹介するとのこと。具体的には、7月に発売された新型ポルテの「助手席リフトアップシート車」や、脱着シートもしくは専用車いすのまま助手席の位置に乗車できる新型車スペイドの「サイドアクセス車」をはじめ、車いすのまま乗り降りが可能な「車いす仕様車」などのウェルキャブ8台を展示する。また、2011年11月に公表した介護・医療支援を目的として開発中のパートナーロボットのうち、改良を加えた「自立歩行アシスト」「移乗ケアアシスト」の参考出品も行われる予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日JR西日本は10月21日、博多総合車両所にて「新幹線ふれあいデー」を実施する。このほどイベント内容が発表され、各種車両の展示・見学、鉄道を支える技術の実演や展示、その他さまざまな催しを予定しているとのこと。車両展示を行うのは、新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」、0系新幹線、高速試験車両「WIN350」、グランドひかり食堂車(100N系)。WIN350と100N系は車内も公開する。また、当日10時の開門と同時に正門と北門にて配布する整理券を入手した人を対象に、N700系(N編成16両)と700系(B編成16両)の運転台見学も行われる。鉄道を支える技術の実演・展示としては、新幹線をリフチングジャッキで持ち上げる「車両ジャッキアップ」、新幹線の救援作業に用いる「救援連結器の取り扱い」を、それぞれ時間を区切って実演。見学者がスイッチを押してパンタグラフを上下させる「パンタグラフ動作体験」、台車走行試験装置や各種台車・モーターが見学できる「台車検修場開放」も行う。その他、本部棟の屋上展望台と展示室の公開、300系新幹線との綱引き大会、スタンプラリー、各種物販などが予定されている。また、事前申し込みが必要な催しとして、新幹線が洗浄機を通過する様子を車内から見学する「洗浄線乗車体験」も実施。参加希望者は郵便ハガキに郵便番号、住所、氏名(1組4名まで)などを記入の上、「洗浄線乗車体験事務局」まで郵送する必要があり、締め切りは9月30日(必着)。抽選で300組(1,200名)に参加権利が当たる。当選者には当選ハガキが郵送される。同イベントの開催時間は10:00~16:00。荒天の場合は中止となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日住友商事はこのほど、ウクライナで使用されている警察車両の更新プロジェクトに関して、警察車両仕様の「プリウス」1,200台を納入する契約を締結した。契約金額は3,400万米ドルで、来年2月頃から納入する。この警察車両更新プロジェクトは、独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構とウクライナ環境投資庁が交わしたグリーン投資スキームに関する契約に基づき、GIS事業として実施される。住友商事がウクライナ環境投資庁傘下のDERZHEKOINVEST社との間で、警察車両仕様の「プリウス」約1,200台を納入する契約を締結した。最新技術を搭載した「プリウス」を警察車両として採用することにより、大幅に燃費効率を向上させ、二酸化炭素排出を7割程度削減することが可能となる見込み。同国ではいわゆるエコカーに対する補助金制度が存在していないなどの理由で、ハイブリッド車、電気自動車の普及は進んでいない。1,200台ものハイブリッド車両を官公庁向けに納入することにより、温暖化対策に有効であることはもちろん、同国の環境意識の高まりを刺激することが可能となる。ウクライナは、ロシアを除く東欧地域では最大の人口4,500万人を有し、欧州およびユーラシア地域において地政学的に重要な地位を占めている。長期的には経済発展が期待されており、住友商事は1993年にキエフ事務所を開設し、自動車、建設機械、農薬、発電設備などのビジネスを展開しいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日東京急行電鉄はこのほど、東急線のマスコットキャラクターを発表した。同社の主力車両5000系をモチーフにしたデザインで、今後公募によって名前を決める。キャラクター設定は5000系車両に準じたものとなっており、設定上の誕生日は5000系が営業運転を開始した2002年5月。おちゃめだが優しくもの静かな(人と環境に優しい)性格で、何をするにもあまり力を入れずにサラッとやってしまう器用さ(使用電力40%削減)が特徴。人知れずダイエット(軽量化)に励む真面目な一面もあるとのこと。東急バスのイメージキャラクター「ノッテちゃん」とはいとこ同士。東急電鉄では、新キャラクターを東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転のPRや各種イベントに積極的に活用したいとしている。キャラクター名の公募は、8月28日から専用サイトにて受け付ける。締め切りは9月28日午後5時。選考の上、採用者(同じ名称が多数の場合は抽選)には東急グループ商品券5万円分を、応募者全員の中から抽選で50名に東急線オリジナルグッズをプレゼントする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日JR九州大分支社はこのほど、企画ツアー「国鉄色485系車両に乗って、改修前の門司港駅を見学しよう」を発売した。大分駅から同支社所属の国鉄色の車両に乗り、今秋から約6年間かけて大がかりな保存修理工事が行われる門司港駅を訪れるツアー。当日は車両にオリジナルヘッドマークなどを装着して運転する。車内では客室乗務員によるワゴン販売やイベントが実施されるほか、飲み放題のハイボール専用コーナーが設置される。目的地の門司港駅では、駅長が同駅に関する歴史的なうんちくや建物の案内を行う「駅舎バックステージツアー」や、485系車両の撮影会を実施。駅前広場などでも各種イベントが計画されている。ツアー実施日は9月16日。旅行代金は大人7,500~1万円(出発駅による)。参加特典として九州鉄道記念館の入場券と門司港駅記念乗車券が付く。募集定員は150名(最小催行人数50名)。参加申し込みはJR九州大分支社にて受け付けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日お盆の帰省ラッシュを前に、JAFは事前の車両チェックを呼びかけている。お盆期間中は救援依頼が急増するが、事前に車両をチェックすれば回避できるトラブルが多いためだ。JAFの発表によると、昨年のお盆期間中(8月12~16日)に高速道路でJAFが実施したロードサービス救援は全国で3,563件。1日平均では712.6件となり、これは平常時の2倍強となっている。トラブルの内容ではパンクが最も多く1,055件、ついで燃料切れの372件、バッテリー上がりの261件と続く。パンクは突発的なトラブルと思われがちだが、高速道路でのパンクは空気圧の不足が原因であるケースが多く、事前に空気圧をチェックすれば回避できる。空気圧の低下は燃費の悪化も招くので、その意味でもチェックは重要だ。バッテリーについては渋滞中に電装品の使いすぎに注意することも大切だが、事前にディーラーなどで専用のテスターを使ってバッテリーの状態をチェックしてもらい、必要なら交換しておくことでトラブルを防げる。なお、高速道路でのトラブルの際は、ガードレールの外など安全な場所に退避してから救援依頼をするように、JAFでは呼びかけている。路肩に停車している車両に走行している車両が衝突する事故は後を絶たない。安全な場所に退避するだけでなく、停止表示板を設置するなどして安全を確保するのがドライバーの義務だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日