俳優・満島真之介らが、オダギリジョーの主演で山下敦弘監督がメガホンを取る映画『オーバー・フェンス』(9月公開)に出演することが明らかになり25日、劇中で演じるキャラクターを捉えた写真が公開された。原作は、映画化されてきた『海炭市叙景』(10年)、『そこのみにて光輝く』(14年)に続く、作家・佐藤泰志氏による「函館三部作」の同名タイトルの最終章(『黄金の服』に収録)。主人公は、家庭を顧みず妻に見限られ、故郷の北海道・函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしている男・白岩(オダギリ)。毎日を無為に過ごしていた白岩はある日、訓練校の仲間にキャバクラへ連れて行かれ、風変わりな若いホステス・聡と出会い、強く引かれていく。満島と共に出演が発表されたのは、女優・優香と北村有起哉で、2人は山下監督作に初出演。満島は訓練校の生徒・森由人役を、優香は白岩の元妻・尾形洋子役を、北村は森と同じく訓練校の生徒・原浩一郎役を担当。公開された写真の中央では、森のタバコを吸う1シーンが映し出されている。逃げ場のなさから鬱屈(うっくつ)した表情が印象的だ。加えて洋子や原は、共に白岩の人生の過去と現在に関わり、函館の夏、同じ瞬間を生きる人間模様を捉えているという。訓練校で器用に作業をこなせず、度々鬼教官からの罵声を浴びている問題児の森を演じる満島は、自身の役柄を「自分にとって挑戦でした」と打ち明ける。それは、複雑なキャラクターであるがゆえに「悲しみ、孤独、僕の記憶の中にあるいろんな感情が森の行動に宿る気がしていた」からだ。本作については、「見る人、季節によっていろんな感じ方ができ、『今を生きている』そう強く感じられる映画」と表現している。優香は、現場を「山下監督の作品の中に、参加できる喜びと緊張が入り交じって、函館の風景や空気に触れながら、あっという間に過ぎていった数日間」と回顧。北村は、「ずっと皆で函館で合宿生活をしていたので、ファミリーのようでとても居心地がよかった」と満足気に振り返り、優香同様に「念願の山下監督ともついにご一緒できたのでうれしかった」と喜びの言葉を口にした。(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会
2016年03月25日映画『ドクムシ』のワールド・プレミアが2月27日(土)、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」にて開催され、主演の村井良大、秋山真太郎(劇団EXILE)、朝倉加葉子監督が舞台挨拶に登壇。ヒロインを演じた武田梨奈からはビデオメッセージが到着した。350万ダウンロードの電子コミックを実写化。気づくと完全に閉鎖された学校に閉じ込められていた7人の男女が、極限の中で生き残るために人間性をむき出しにしていく様を残酷に、生々しく描き出す。映像を見ればわかるように、かなり過酷な撮影現場だったようだが、村井さんは撮影での苦労について「たくさん血が出てくるんですが、一気に血を浴びるようなシーンは一発で成功させなくてはならず、プレッシャーがありました」と振り返る。秋山さんは、武田さんから放たれるビンタが「痛かったです」と苦笑。運動神経抜群の武田さんが本作では華麗なアクションを封印し、等身大の女性を演じているが、それでも彼女がビンタするシーンは「さすがと言うか…(苦笑)、『本気で来てください』と言ったら、すごい本気で来て…。そういうときに限って『もう1回、お願いします』ってなるんですよ」と振り返った。朝倉監督は、映画の中で重要かつ恐るべき(!)役割を果たす大鍋について言及。「なかなか大変なことに…(苦笑)」と言葉を濁したが、村井さんは「ニオイがすごいんです。夏で、(密閉された部屋のため)換気できないし、『鼻が曲がる』ってこういうことかと…」と顔をしかめ、秋山さんも「あの(部屋での)シーン、嫌だった」と漏らす。朝倉監督は「(映像用の)特殊造形物に加えて、本物の動物の内臓が入っていて、混ざり合ってます…(苦笑)」と映画の中だけでなく、撮影でも恐るべき光景が繰り広げられていたことを明かした。お気に入りのシーンを尋ねると、村井さんは全ての真相が明らかになった上でのラストシーンのある描写を挙げる。一方、秋山さんは映画を通じて描き出される「時間の経過」に触れ「順撮りで一週間、ヒゲも伸ばしっぱなしで、食事も基本は水分だけで固形物はなるべく摂らず、ゲッソリしていく姿は映画の中の7日間と合っていてリアルです」とまさに身を削って現場で過ごしていたことを告白した。一方、朝倉監督は武田さんが関わるあるシーンでの“首切り”描写をお気に入りにあげ「見事な首切りでした…」とウットリ。会場は笑いに包まれた。武田さんは、2月25日(木)の映画祭初日から夕張に滞在していたが、29日(月)の米アカデミー賞授賞式をレポートするためにロサンゼルスに行かねばならず、すでに夕張を発った。村井さんらは夕張入りし、わずか5分ほど武田さんと顔を合わせる時間があったそうで、村井さんは「ちょっとでも会えてよかったです」と笑顔を見せた。武田さんからはビデオメッセージが届けられ、映画について「人間の心理が見えて、いろんな意味でドキドキする作品で『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』にピッタリだと思います。ぜひ楽しんでください!」と呼びかけていた。『ドクムシ』は4月9日(土)から22日(金)まで2週間限定公開。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」は2月29日(月)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年02月28日1月7日(木)からスタートするTVアニメ『僕だけがいない街』で主人公・藤沼悟の声を俳優の満島真之介が演じている。満島は舞台と映像の両方で着実にキャリアを積み、観客から高い評価を集めているが、初めてアニメの声を演じるにあたって「この原作とスタッフ、声優の方がいるだけで他には何も言うことはないです。僕はそこに吸い込まれていけばいいだけです」と笑みを見せる。その他の画像原作は三部けいの人気コミックで、自分だけ時間が巻き戻る現象“リバイバル(再上映)”に悩まされる悟が、自らの過去と向き合おうともがく姿と、彼の少年期のドラマが平行して描かれる。満島がアニメの声を演じるのは本作が初めてだが「映画と違って、話数を重ねながら演じられるので、役と共に成長していける時間があることは魅力的ですし、うれしかったです」という。満島は「僕の見た目と悟の見た目が真逆なので、キャスティングの方が大きな挑戦をしない限りは実写では絶対に演じることはできないと思った」と分析するが、だからこそ演じる上では、自身の“ありのままの声”にこだわったという。「最初は『キャラクターに寄せた声でやらないといけないのかな』とも思ったんですけど、それではキャラクターの幅が広がらない気がしたんです。今まで生きてきた僕の声と、あの風貌と身体で生きてきた悟の動きが、同じ想いで重なると、実写では見えてこない幅が見えてくる気がしています」ちなみに、本作では青年の悟の声を満島が演じ、少年時代の悟の声を土屋太鳳が演じる。「実写では男の子の役は、本当に男の子が演じることが多いので難しいキャスティングですよね。でも、太鳳ちゃんと演じてみて、人として根本的なところが少し似ていると思ったんです。年齢も離れているし、育った環境も性別も違うのだけど、持っているパワーや、受ける印象が似ているなと思って『この人とだったら、さらに役が魅力的になる』と思えたんです。だから、すごく演じやすいですし、ふたりの声が重なるシーンでは、テストをしなくても呼吸が合う。今回は一緒に演じるチャンスがたくさんあるので、お互い成長していくだろうし、作品も深まっていくと思います」原作に惚れ込み、共演する声優陣に尊敬の念をみせる満島は「この体験は大切にしたいですし、おもいっきり楽しみたい。素晴らしい原作、スタッフ、キャストの力を借りて誠実に声を届けたいです」。彼は、作品のもつメッセージはしっかりと表現したいと考えているようだ。「過去への想いは色々ありますが、その時は全力でやっていたんですよね。だからこそ“いま”何ができるのか、どう生きていくのかを観ている人に感じてほしいです。そして、観ている人にキャラクターの“過去”をどこまで感じてもらえるのか。それが作品の核だと思うので、ひとつひとつ言葉を大切にしながら演じていきたいです」『僕だけがいない街』1月7日(木)より、毎週木曜24:55からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始
2016年01月05日ロバートの秋山竜次さんといえば、梅宮辰夫さんのお面芸や、オリジナルの歌を“なりきって歌う”芸などで独特の存在感を放つ存在。そんな秋山さんが今年新たに取り組んでいるのが、フリーペーパー『honto+』で、毎回秋山さんが架空のクリエイターになりきった状態でインタビューを受け、それを記事と動画で届ける「クリエイターズ・ファイル」。そこで、今回はそんな“紙のコント”にかける思いを詳しく伺った。***――もともとどういう経緯でこの連載が始まったんですか?自分はキャラクターに扮するのが好きなので、そういったことを誌面でできないかな、と思ったんです。実はコントって、テレビや舞台に向いているネタもあれば、そうじゃないネタもある。動きでは表現できないと諦めていたネタも、静止画しかない誌面でこそ面白くできる場合もあるのでは?と思い、この企画を始めました。最初はさじ加減が難しかったんですが、完璧になりきることが大事なんだと、2回目くらいで手応えが。“架空のクリエイターになりきっている”ということ自体が“ボケ”なので、細かいネタは一切必要ない。コントかつらではなく本物のかつら、セットではなくその職業の人が本当にいる場所で撮る。大垣節子さんの着物も、もっとわかりやすい着物にすることも考えたんですが、本当に女将が着てそうな地味な感じにした。リアリティを追求すればするほど、妙におかしさが増してくるんだってことがわかりましたね。この企画は、ふざけちゃいけないんです。――なりきるキャラクターは、秋山さんが考えるんですか?はい。企画の大前提として、クリエイターって人たちをいじりたかった(笑)。なんちゃらエグゼクティブとか、ハイパーなんちゃらとか、なんとも言えないポジションの職業の方っていらっしゃるじゃないですか。そういう人ってなんなんだろう?と前から思っていて。加えて、世界観を持っていて、なおかつ奥行きがありそうな職業がいい。とはいっても、本当に失礼極まりない話なんですが、何の下調べもしてないし、全部ただのイメージ(笑)。「こういうこと言ってそうだな~」って僕が想像してることを、羅列してるだけです。でも不思議なものでなりきって喋ってると、「めちゃくちゃいいこと言ってる、俺!」ってときや、「聞いたことある!」って自分で驚く瞬間がある。そのときがものすごく快感ですね。――11月配信の、<SHU‐ZO>さんの回の取材を拝見させていただきましたが、2時間くらい“なりきりインタビュー”を受けていて、次から次へと“それっぽい発言”をなさいますよね。よくそんなに考えつくな、と。自分としても、扮している職業について無知な秋山竜次が、2時間も、知識ゼロのまま答えられるのかなって思いますけど、そこに面白さがなんかあるような気がするんです。撮影に入る前に考えるのは名前くらい。あとは思いつくままにしゃべっていると、徐々にキャラの輪郭が見えてきて、自然に名言が出てくる。今日のSHU―ZOだったら、「踊らないのが本当のダンス」とか。クリエイターの人って、そういう極論を言いそうなイメージがあるんですよね。――磯貝KENTAさんの、「CGクリエイターになりたいやつは、CGクリエイターになれない」、みたいなヤツですね。そうですそうです。ルックスづくりと同じように、文章でも絶対にボケません。普通、芸人が取材を受けたらもっとボケると思うんですが、それをやらない面白さを追求したいんです。『honto+』の誌面上では文章で読んだときのそれっぽさを追求したいので、発言の書き直しや追加、写真のセレクトは、納得いくまで何回でもやります。だから、取材をそのまま切り取った動画と誌面では、言ってることが違ったりもするんですが、それぞれ別々のメディアとして楽しんでいただければと思ってます。ただ自分の中の優先順位は、絶対的に誌面が上。だからカメラマンも、その職業の人を普段撮ってそうな人に来ていただいてます。YOKO FUCHIGAMIさんのときは、20歳くらいの若い女の子が来て、「若いし話通じなさそうだし、大丈夫か?!」って思ったんですけど、彼女は実際アメリカでファッションをバンバン撮ってるらしく、写真を見たら、すげーって(笑)。たった4枚の写真から想像できる笑いって、相当面白いでしょう。動かないほうが面白いこともあるんです。――紙媒体の我々が言うのもなんですが、テレビや舞台以外の場所でも、笑いは表現できるんですね。できますよ!なんならこういうほうが、自分っぽいものが作れると思うし、規模が小さいぶん、アイデアをたくさん活かせる。あえて言いますが、たかがフリーペーパーの連載ですけど、お笑い容量も情熱も、めっちゃくちゃ詰まってますよ。面白度合い、相当高いと思います。もっと知名度上がるといいんだけどなぁ(笑)。◇honto+ 書店、通販、電子書籍のハイブリッド型総合書店「honto」のPRフリーペーパー。その中で秋山さんが連載しているのが、「クリエイターズ・ファイル」。全国の丸善、ジュンク堂、文教堂で毎月第1木曜に配布中。電子書籍も無料で配信中! honto.jp /cp/ebook/2013/hontoplus.html◇あきやま・りゅうじ’78年生まれ、福岡県出身。’98年にお笑いトリオのロバートを結成し、デビュー。惜しまれながら終了した番組『オモクリ監督』や、『ゴッドタン』で披露する自作の歌芸も大人気。◇ダンスパフォーマー兼振付師 SHU‐ZO米国で名振付師マイケル・ティン氏の元で研鑽を積み、映画の振り付けを中心に活動。帰国後は東京でダンススタジオを構え、活躍中。アイドルの振り付けや、海外アーティストからのオファーも。いま一番好きなダンスは、すべてを詰め込んだ「NOW」というジャンル。年齢非公表。※『anan』2015年11月18日号より。写真・内田紘倫
2015年11月12日内野聖陽が伊右衛門、秋山菜津子がお岩を演じる魅惑の『東海道四谷怪談』が6月10日(水)に新国立劇場で幕を開ける。演出は同劇場で上演された『エドワード二世』などで昨年、読売演劇大賞に輝いた森新太郎。稽古が佳境を迎える中、森に話を聞くとともに、稽古場をのぞかせてもらった。舞台『東海道四谷怪談』チケット情報元来、多くの登場人物たちの因果や運命が交錯する群像劇の側面が強いが今回、大胆にいくつかのエピソードをカットし、あくまで伊右衛門とお岩のふたりの関係性に絞りこんだ。森は「人々の人生を削って短く薄く詰め込むのではなく、ふたりの男女を軸に濃密なドラマにしたかったし、そこで人間の抱える荒んだ心の闇を見せたい。やればやるほど『あぁ、男ってこうだよな』と思うし(笑)、現実に対する南北の冷徹なまなざしを感じます」と語る。広さも奥行きも高さもある中劇場での上演だが「広漠と横たわる暗闇を活かしたい。なるべく具体的なものを排して、ごくシンプルにしている。必要最低限の小道具と俳優の肉体、テキストがあればやれる」とも。足し算ではなく引き算で、人々の心情を文字通り「浮かび上がらせていく」意図が感じられるが、その最たる部分が、秋山が唯一の女性キャストであり、男性がお岩以外の女性の人物を演じるという点。「リアルな女性の繊細さ――こんな状況に置かれた女性がどういう声を上げ、どんな目をして死に、どんな心理で復讐しようとするのか?僕も男なので、そこは謎を解き明かすような気持ち。“お岩対社会”という構図が見えてくる」と説明する。脚本を読むとネズミや鬼火を使った表現などどう見せるのかと気になるシーンも多いが「それが何かと言えばお岩の激しい情念の表れなので“温度”をそこに残したい」。有名な戸板返しや仏壇返し、面体の崩れたお岩の化粧のシーンなども「いろいろ考えてます」と不敵に笑う。お岩の存在を色濃く浮かび上がらせる最重要人物は言うまでもなく伊右衛門である。森は内野を「伊右衛門をやるために生まれてきたような男!」とまで言うが、稽古場をのぞいてみてその言葉に納得させられた。序幕の伊右衛門がお岩の父・左門にお岩との復縁を求めるごく短いやり取りの中で、内野は伊右衛門の卑屈さ、尊大さ、瞬時にわき上がる怒りなどいくつもの感情を巧みに表現。幕が上がって数分で、伊右衛門という人間の性根、小悪党ぶりがまざまざと理解できる。伊右衛門をはじめとする小さな悪の積み重ねを一身に背負い、ひとりの女性がどのような変容を遂げていくのか、仕上がりが楽しみだ。6月10日(水)から28日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。取材・文:黒豆直樹
2015年06月08日2015年夏には劇場版の公開も予定されている人気アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する「秋山優花里」が、1/8スケールで立体化され、2015年7月にコトブキヤから発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は8,424円(税込)。秋山優花里は、県立大洗女子学園・あんこうチームの一員で、戦車への愛情とともに造詣も深い筋金入りの戦車マニア。豊富な軍事知識や、戦術行動時には大胆なほどの行動力を見せることから、隊長の西住みほを戦術・精神の両面で支え、大洗の全国制覇に貢献した。漫画『コミックフラッパー』版では主人公も務めている。今回は「IV号戦車D型改(F2型仕様)」のキューポラに座り、元気いっぱいな笑顔の表情の秋山優花里を立体化。ユニークなシルエットのふわふわとした髪や衣装はもちろん、キュープラや脇に抱えた真鍮特有の鈍い輝きの砲弾など、無機物特有の色味にもこだわって造形されている。商品価格は8,424円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年7月を予定している。(C)GIRLS und PANZER Projekt
2015年03月10日3組に1組の夫婦が離婚し、生涯未婚率は上昇の一途をたどる昨今--このほど比嘉愛未と満島真之介を迎え、そんな現代の夫婦の“結婚”と“離婚”を考える大人のドラマ「恋愛時代」が、今春より読売テレビ・日本テレビ系にて放送されることが決定した。「青い鳥」(’97)や「眠れる森」(’98)などで知られる脚本家で小説家の野沢尚の同名小説を映像化する本作。比嘉さんと満島さんは初共演となるが、そんな2人が演じるのは、離婚した相手のために結婚相手を紹介することになった、ちょっとおかしな元夫婦の衛藤はると早勢理一郎。運命的な出会いを経て結婚したものの、ある悲しい出来事をきっかけに、離婚という道を選ぶ…結婚期間は1年半、離婚して2年だ。別れてからも結婚記念日は2人でディナーやカラオケを楽しみ、「別れても好きな人」をデュエットするこのちょっと変わった元夫婦はささいな口論がきっかけで、「お前の結婚相手を見つけてやる!」「とっとと幸せになれ!」と宣言し合うことに。御曹司にシングルマザー、妻と別居中の大学准教授、再会した初恋の相手…「この人ならアイツを幸せにしてくれるはず!」とお互いの恋を横目に見ながら、それぞれ再婚へと突き進むのだが…。比嘉さんが演じるのは、スポーツジムに勤務しヨガと水泳を教える体育会系女子・はる。一方、満島さん扮するは本屋勤務で文学を愛する男・理一郎。どんな生き物も自分に足りない部分を持った相手を愛するが、男と女、体育会系と文化系…性質の違うモノ同士が一つ屋根の下で暮らし続ければ、齟齬が生まれるのは必然とも言える。恋愛のように甘酸っぱく、切な楽しいだけでは終われない“結婚”という関係。本作への出演について2人からはコメントが寄せられている。■比嘉愛未「今は幸せな気持ちでいっぱいです。今までにチャレンジした事がない恋愛物ということもあり、楽しみで仕方ありません。この作品に全身全霊でぶつかっていきますので、私の奮闘を是非たくさんの方に見守って頂けたら嬉しいです」■満島真之介「野沢尚さん原作、まさか私が『恋愛時代』。だからこそ、張り切って男を磨こうと決めました。スタッフ、キャスト力を合わせて直球勝負、挑みます」ドラマ「恋愛時代」は4月2日(木)スタート/毎週木曜日23:59~読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月04日インテリアショップのIDEE(イデー)は6月4日まで、「Life in Art」の第19弾となるイラストレーターの秋山花展「A PAIR OF・・・」を、Cafe&Meal MUJI新宿で開催している。○「二組の・・・」がテーマ同社は、インテリアにアート作品を取り入れ日々を豊かにする暮らし「Life in Art」を提唱。これまでに様々なアーティストの展示会を行ってきた。第19回となる今回は、雑誌『暮らしの手帖』などで挿絵を連載中のイラストレーター、秋山花の作品が展示される。今回のテーマは「A PAIR OF・・・」。2本の木、2羽の鳥など、ペアならではのお互いの関係や距離が表現された作品が紹介される。同氏の淡々としながらも奥行き深い作品とともに、心軽やかな時間を過ごしてほしいとのこと。展示会の会場は、新宿区新宿3-15-15 新宿ピカデリーB1F、無印良品MUJI新宿/Cafe&Meal MUJI新宿。営業時間は11時~21時、ラストオーダーは20時。同企画の展示作品およびこれまでの企画の作品は、「IDEE Life in Art」サイトから購入することができる。
2014年05月02日満島真之介、佐々木希が出演する映画『風俗行ったら人生変わったwww』が間もなく公開になる。タイトルは刺激的だが、とてもユニークなラブストーリーに仕上がっている。そこで満島と佐々木に本作の観賞ポイントを語ってもらった。その他の画像本作は心優しい風俗嬢に恋した童貞青年の胸中をユーモラスに綴ったラブストーリー。満島が主人公の遼太郎を、佐々木が風俗嬢のかよを演じている。繰り返すが本作のタイトルは刺激的だ。しかし、満島は完成した脚本を読んで「驚きしかなかった」と振り返る。「一般の人が思っている童貞や風俗嬢、吃音を持っている人のイメージを完全に覆していて驚きましたし、男女の成長を描いた脚本になっていたので、読み終わった後にはすごく腑に落ちましたね」。脚本と監督を手がけたのは飯塚健。映像だけでなく演劇も手がけており、キャラクターをしっかりと掘り下げる監督だ。佐々木は「原作には描かれていなかった“かよの過去”が脚本にはちゃんと描かれていたので演じる上でもとても想像しやすかったですし、何よりうれしかった」と笑顔を見せる。現場でも監督と俳優が密に話し合って撮影が進められたようだ。「監督はすごく波長の合う人だから、自分が素直でいられるんですよね。撮影中はキャスト・スタッフのひらめきがカタチになっていったので、“ひらめき”にフタをしないでいることができた現場でした」(満島)。「過去と現在のシーンを一連の流れの中で撮ったり、監督の空間の捉え方はとても独特なんです。だから撮影に行く前も、撮影中もずっとかよのことを考えてましたね。でも最後の方は監督の目を見るだけで『あ、これは違うんだな』ってわかるようになった。本当に大きいものを得たな、という気がします」(佐々木)。本作で遼太郎とかよは“店”を通じて出会うが、多くの恋人たちと同じように一緒に食事をして、お互いを理解しようと試み、不要な想像で気をもみながら、様々な局面を乗り越えて、自身の感情を表に出していく。満島は「遼太郎は吃音に悩んでいてゆっくり喋ることしか出来ないけど、そのことが、かよを安心させる。自分がコンプレックスだと思っていることが相手にとってはプラスかもしれない。そんな瞬間がこの映画にはたくさん描かれています」と言い、佐々木は「タイトルで少し引いてしまう人もいるかもしれないけど、観るときっと考え方も変わると思う」と語る。ふたりが「とても純粋なラブストーリー」だと分析する本作。少し風変わりな出会いをしたふたりの普遍的な恋のドラマを観客はどう楽しむのか? 公開が楽しみだ。『風俗行ったら人生変わったwww』ネット先行配信中11月9日(土)より109シネマズほか全国ロードショー
2013年11月08日坂本龍馬や高杉晋作といった幕末の志士、そしてNHKで放送された「坂の上の雲」の秋山好古・真之兄弟ほど人に知られてはいない。だが“彼ら”は、こうした人物と同じ情熱を持ち、武力ではなく知力で時代を、そして新しい日本を切り拓いた――。三浦貴大は彼らを「スーツを着た侍」と表現する。法律と経済、当時の最先端の学問を日本語で教える日本で最初の学校を作った4人の男たちの姿を描いた『学校をつくろう』。4人のうちのひとりで、専修学校(現在の専修大学)の初代校長となった相馬永胤役で、映画初主演を果たした三浦さんが作品について、同世代の仲間たちとの撮影の日々について熱く語ってくれた。同世代の俳優との共演に“危機感”昨年『RAILWAYS 49歳で運転士になった男の物語』でスクリーンデビューを果たし、その後も次々と話題作に出演。早くも本作で初主演となったが、最初にオファーを受けたときの心境を三浦さんはこう語る。「いや、嬉しいよりも何よりも、自分の演技でいっぱいいっぱいなのに、さらに何をしなくちゃいけないんだろう?って(笑)。正直、不安が多かったです。脚本読んでみてもセリフ自体が長いし、説明のセリフや英語のセリフもあって…脚本を読んだ段階で、これまでで一番緊張した作品でした」。相馬という人物については「何かを成し遂げようとする情熱だけはずっと変わらず持ち続けた男。それから、言葉で人を誘うのではなく、行動で他人を引っ張る、背中で見せる人だったんだと思います」と語り、演じる上での様々な苦労を明かしてくれた。「やはり留学中のシーンの英語セリフは大変でしたね。意味は通っても彼の情熱や落ち込みといった気持ちをセリフに乗せるのは苦労しました。僕自身、常に自分なりの課題を持って現場に入るのですが、今回に関しては説明のセリフが多かったんです。それを語尾や言い回しを自分の言いやすいように少し変えることは許されていたんですが、それをあえて一言一句変えず、その上で自然に聞こえるように言う、ということを自分でルールとしてました」。「いっぱいいっぱい」と言いつつ、こうやって自分にルールを課して現場に入るというところが並みの新人俳優とはすでに違う!ちなみに、劇中では結婚のシーンも。年上の女優・近衛はなを相手に堂々の夫っぷりを見せていたが…。「結婚のシーンは…ものすごく緊張しましたよ(苦笑)。もう、ドキドキでしたね。ただ、その後のシーンについては守るべき人間ができた、ということで決して芝居を変えたわけではないんですが、自分の心持ちは変わったと思います。いや、自分なりに結婚したらそう思うんじゃないかと考えて…、もちろん知りませんけどね(笑)!」これまで落ち着いた口調だったのが、このくだりだけ突如、口ぶりに乱れが!さて、気を取り直して三浦さん自身の話を。デビュー以降、『FLOWERS −フラワーズ−』、『SPACE BATTLESHIPヤマト』と次々と話題作に出演。今年も本作を含めすでに4本(『BADBOYS』、『乱反射』、『忍たま乱太郎』)が公開を控えるなど目覚ましい活躍を見せるが、この1年ほどをふり返って三浦さんはこんな言葉を口にした。「毎回、『もっとしっかりしなきゃ』と感じています(苦笑)。今回は特に、これまでになく同世代の共演者が多い現場で、橋本(一郎)くんは同い年だし、(柄本)時生くんは僕より年下だけど、一緒にいてしっかりしてるな、というのをすごく感じた。芝居に対する姿勢がすごく真面目なんです。ほかの俳優さんがどんなふうに役に向き合っているのか、ということも今回の撮影を通じて初めて触れることができました。正直、俳優であることに慣れる以上に危機感や『もっともっと』という気持ちが高まっていますね」。父・三浦友和とは「仕事の話はしたことない」現在25歳。デビューは決して早くはない。俳優の道を志したのはもちろん、父親(三浦友和)の影響?と思いきや…。「実は、子供の頃は父の芝居をあんまり見てないんですよ。TV自体、ほとんど見てなくて、見てもお笑いばっかりで…お笑いじゃうちの父は見れませんよね(笑)。でも、やっぱり頭のどこか片隅にあったのかな。就職を考えていた時期には自然と選択肢の中にありましたからね。僕自身、人との関わりを大事にできる仕事がしたかった。それは(大学で打ち込んだ)ライフセービングもそうだし、大学では人間の心理の勉強をしていたんですが、本当にいろんな人がいて、いろんな性格があって、僕には理解できない人もいてそれってすごく面白い。そういう、いろんな“色”を持っている人物に自分がなりきる俳優っていう職業は面白いな、と思ったんです」。ちなみに、それまでほとんど見なかったという父親の出演作だが「最近は見るようになりました」とのこと。「でも、お互いの仕事の話はしたことないんですよ。父が僕の作品は見ているか?いや、どうでしょうね(笑)」。「この時代の人はやりたいことに対して命がけだった。こういう人たちの生き方に触れると、いま、どんなに頑張っていても『まだ努力できるはず』、『まだ足りない』って思っちゃいますね」と三浦さん。“やりたいこと”に行き当たった男の今後が楽しみだ。■関連作品:学校をつくろう 2011年2月19日より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開■関連記事:学校創設に奮闘した若者たちを描く『学校をつくろう』試写会に10組20名様ご招待『学校をつくろう』に“ある共通点”を持つ俳優たちがズラリ!「他人とは思えない」
2011年02月16日お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が3月28日(日)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内ほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭「Laugh部門」に出品中の出演映画『宇宙で一番ワガママな星』の公式上映で、ゴリ(ガレッジセール)、田中直樹(ココリコ)、監督を務めたテレビ朝日のディレクター、伊東寛晃と舞台挨拶を行った。宇宙旅行を夢見る5人の男の宇宙訓練施設での生活を描くコメディで、ゴリさんは5人のうちの一人。ほかにきたろう、マイケル富岡らが出演。秋山さんは「信者役で、10秒ぐらいで終わっちゃうんですよ。だから10秒に魂を込めました」と告白。ゴリが「自白しちゃった?俺も言いたくて言いたくて仕方がなかった。ほかに舞台挨拶に来るべきな長い時間出ている人たくさんいるのに、10秒だよ、お前」と可笑しそうに突っ込むと、「参加したんだから舞台挨拶する権利はある。前半10秒、後半3秒。とにかく13秒に魂を込めました。本当に信者で洗脳されているテイストを出したんで」と訴え、観客の笑いを誘った。一方で“熟女好き”で知られる秋山さんは、「沖縄は40代、50代のレベルが高い」とニンマリ。ゴリから「さっき楽屋に来た73歳のうちの母ちゃんをヘンな目で見てただろう!」と問われ「5年前ならギリですよ」と答えた。『宇宙で一番ワガママな星』は現在、劇場公開に向けて調整中。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日歴史好きと言えば、男性だけのイメージでしたが、最近は歴史好きを公言する女性も多く、彼女たちを総称する「歴女(れきじょ)」という言葉も話題になりました。では、そんな歴女たちが一番好きな時代はいつでしょうか?20代を中心とした女性にアンケートを採ってみました。男性編との違いはあるのでしょうか。>>男性編も見るQ.日本の歴史の中で一番好きな時代はいつですか?1位平安時代21%2位江戸時代15%3位昭和時代13%4位戦国時代12%5位明治時代8%平安時代・「『女性が男性を待つ』という風潮が好き」(22歳/商社/営業)・「『源氏物語』などから読み取れる、その時代の恋愛観や人間関係が面白い」(24歳/金融/金融系専門職)・「清少納言や紫式部の活躍(そしてバトル)が面白い」(25歳/官公庁/その他)・「文化が華やかで文学が発達した点がいい」(23歳/教育関連/サービス)・「平安貴族の優雅な暮らしぶり。衣装や行事などが趣深いから好き」(26歳/食品/研究開発)江戸時代:・「浮世絵が好きだから」(26歳/金属/財務)・「徳川家康から続く、葵三代が好き。彼らが江戸という時代の基礎を作ったから」(26歳/商社/総務)・「庶民が最もイキイキとしていた時代だと思う。江戸しぐさの話は大好き」(27歳/小売/販売)・「すごくエコな生活をしていることに興味があるから」(23歳/倉庫/事務)昭和時代・「高度成長期の家電やファッションの急成長、そしてバブル時代に興味があるから」(29歳/旅行/サービス)・「アポロ13号の、月面着陸に興味があるから」(26歳/精密機器/マーケティング)・「貧しかったかもしれないけど、人とのつながりが温かかったと思うから」(24歳/生保/その他)・「学生運動など、パワフルな時代だったと思うから」(23歳/不動産/営業)戦国時代・「自分の命を賭けて戦う姿に男らしさを感じる」(26歳/商社/財務)・「徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の3人の物語が好き」(23歳/運輸/マーケティング)・「夢や野望、理想を求めて知恵をフル活用する武将たちが好き」(24歳/その他/給食サービス業)明治時代・「幕末の維新志士。坂本龍馬や桂小五郎、吉田松陰などが好き」(24歳/医薬品/研究開発)・「近代化しようと頑張っていた時代だから。司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んで秋山真之にはまった」(24歳/IT/SE)・「明治維新。ここから現代へと時代の流れができてくるので興味がある」(27歳/金融/金融系専門職)・「建物や文化がオシャレで好き」(24歳/食品/企画開発)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月30日