二階堂ふみ&窪田正孝という、いま圧倒的人気を誇る2人の若手俳優を起用した、資生堂マキアージュ「スノービューティー」のWEB限定ショートムービー「逆さに降る雪」が解禁。主題歌を斉藤和義が書き下ろしている。舞台は、一面真っ白な雪景色の中に、ぽつんとたたずむ小さな駅の待合所。そこには、大雪の影響で来ない電車を待ちくたびれた客のユキ(二階堂ふみ)と、駅員のシロー(窪田正孝)の2人しかいない。ユキは暇つぶしにダンスを踊り始める。彼女に気を遣い、シローも踊ってみるが、上手くいかない。微妙な空気感をまぎらわすように、待合所の壁にペンキを塗り始めたシローは、誤ってペンキを壁にぶちまけてしまう。困り顔のシローを見て、ユキはある提案をする。色の上からペンキを重ね、窓の絵を描く2人。ユキは、自分は建築のデザインをやっているが、うまくいっていないことを打ち明ける。そんなユキに「夏の窓の絵を」と頼んだシローは、ひまわりを「見たことがない」と言う。夏の窓を再現しようと、窓ガラスを黄色く塗り始めたユキは、ふと強い日差しと蝉の鳴き声を思い出す。突如シローが、「どうやってここに入ってきたか覚えているか」とユキを問いつめ…。スノービューティー2016「逆さに降る雪」は、駅の待合所に2人だけという閉ざされた世界の中で起こる、ファンタジックなラブストーリー。「いつかは幸せになりたい」と願う女性に向けて、傷ついた主人公の心を癒やし、再び現実に立ち向かう勇気を与える物語にもなっている。主題歌を手がけたのは、斉藤和義が本作のために書き下ろした「ひまわりに積もる雪」。「二階堂さん演じる彼女のイメージが“ひまわり”でした」という斉藤さんの言葉のとおり、ユキを想うシローの一途な気持ちが切なく、そして力強い想いで書かれている。また、タイトルの言葉には、太陽に向かって真っ直ぐな“ひまわり”はユキの向かうべき道として、“積もる雪”は、ユキにふりかかるいくつかの試練や悩みとして表現されている。4年前に大河ドラマ「平清盛」で共演経験がある、いま最も多忙な若手俳優の2人。二階堂さんは「そのときはそんなにお話する機会はなかったんですけど、役者さんとして素敵な方だなとずっと思っていて、今回ご一緒させていただいていて楽しいです。 (衣装の)ブルーがお似合いで」と、窪田さんの印象をコメント。一方、窪田さんも「一応(自身が)年上なんですけど全然年の差を感じさせないすごくオーラをまとっていて、スタッフさんと笑いあっているときとかすごくかわいらしい笑顔ではにかんでいて。でも、いざこうカメラの前とかお芝居ってなったときになると、キリってスイッチが変わる印象があって。本当に今回ご一緒させてもらってすごく光栄」とリスペクトを明かす。そんな2人は本作のテーマでもある“運命の出会い”について、「あるのかなと思います」(二階堂さん)、「信じてます」(窪田さん)とそれぞれ告白。さらに窪田さんは、「運命っていう言葉は普段使わなかったりするけれども、こうやって、ふみちゃんとまたこうできたのも縁だと思うし。まあ言い換えれば運命というと、ちょっとなんか恥ずかしい感じがするけれども。でも、もしそれがそう言い換えられるのなら、あるかもしれないなと感じます」と思いを語り、ユキのように壁にぶつかっている女性の姿は「やっぱりね、ふみちゃんがやるとより倍の倍の倍になって、かわいらしい」と太鼓判を押した。このショートムービーの監督を手がけたのは、初監督映画『星が丘ワンダーランド』が第39回モントリオール世界映画祭ファーストフィルム・ワールドコンペディション部門に公式ノミネートされた柳沢翔。「オープニングとラストの二階堂さんの表情の差異です。シロー(窪田さん)が彼女に与えたモノの大きさが完璧に表現されていると思います」と見どころを明かしている。スノービューティー2016「逆さに降る雪」は資生堂のスペシャルサイトにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日モデル出身で女優としても活躍中の飯豊まりえが、藤ヶ谷太輔、窪田正孝がW主演を務める『MARS~ただ、君を愛してる~』にて、ヒロインの麻生キラに扮している。惣領冬実の人気コミックスを実写化したテレビドラマ版に続き、その半年後を描く映画版だ。衝撃の恋模様を体当たりで演じた飯豊が、現場で垣間見た藤ヶ谷と窪田の素顔などを明かした。その他の情報&画像光と影の二面性を持つ樫野零をKis-My-Ft2の藤ヶ谷が、零の亡き弟の親友で零に強い憧れと執着を抱く桐島牧生を窪田が演じ、零と恋に落ちたキラとの間でそれぞれの想いを交錯させていく。「映画の樫野くんは太陽みたいです。一途にキラちゃんのことを思ってくれて。本当にカッコいいです。やっぱりキラちゃんには樫野くんしかいないんだなって思いました。女の子だったら絶対に憧れてキュンキュンしちゃうところがいくつもありますよ」と目を輝かせる飯豊。ドラマ版では牧生をステキだと思っていたというが、キラの味方に見えた牧生は、一転して零への執着を露わにし、キラに憎悪をたぎらせる。牧生の豹変に、飯豊も「こんな人だったの!って感じですよね」と漏らすが、一方で「でも私が普通に映画を見ていたら、牧生くんの思いも応援したくなっちゃうかも。最後のシーンとか特に切なくって」と純粋さゆえに無軌道に走る牧生への理解を示した。また本作で飯豊は初のラブシーンに挑戦。キラの抱えるトラウマも描かれる。プレッシャーの連続となったが、藤ヶ谷の言葉に背中を押された。「“ドラマでもキラをずっとやってきたんだから。零とキラの関係性はまりえちゃんが一生懸命やってくれるから、俺もできるんだよ”って言ってくださって。気持ちが楽になりました」。そんな藤ヶ谷の素顔は?「いつも完璧なんです。共演者の方たちへの気遣いもすごいんです。でも1度、役に対して、すっごく悩んでいたところを見ちゃったんですよね。こんな一面もあるんだって嬉しかったのを覚えています」。窪田にはこんな一面が。「窪田さんはとにかくなんでも早い(笑)。メイクも洋服もなんでもいい、みたいな。あっけらかんとしてるんですけど、撮影がスタートするとスイッチが入ってめちゃくちゃ怖いんですよね。あと、私と一緒にその日の撮影が終了しても、よし終わったと思ったら、もう窪田さんは現場にいないんです。帰るのも早かったです(笑)」。常に笑顔で作品を振り返った飯豊が最後にメッセージ。「ハラハラドキドキする内容も多いですけど、メリハリがあって、全体的にキラキラした作品になっていると思います」『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』公開中取材・文:望月ふみ撮影:源賀津己
2016年07月02日小泉今日子の5年ぶりの映画主演作『ふきげんな過去』の完成披露試写会が5月31日(火)に行われ、小泉さんをはじめ、共演の二階堂ふみ、高良健吾、板尾創路、前田司郎監督が舞台挨拶に登壇した。劇団「五反田団」主宰の気鋭の劇作家・前田司郎のオリジナル脚本による、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』に続く映画第2作。毎日が退屈で不機嫌な果子の家に、かつて爆死したはずの伯母の未来子がひょっこりと現れ、奇妙な同居生活が始まる。しかも、未来子は果子にただならぬ事実を告白するのだが…。壇上に姿を現した小泉さんに客席からは「キョンキョン!」と歓声がわき起こる。小泉さんにとっては2013年の『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』以来の映画出演であり、主演は『毎日かあさん』以来となる。「台本をいただき、これは私にしかできない役かもしれない…という気持ちにちょっとなった」と明かし「監督は芝居の世界の人で、普通の映画監督とは全然違う発想がある。小っちゃな石を一緒に投げられると思いました。自信は…あります!」と充実の表情で語る。二階堂さんは、小泉さんとの共演を熱望してきたそうで、念願かなって現場で対峙し「ドキドキしました。優しくて、かっこよくて、生き様が現場で感じられました」と嬉しそうにふり返る。ちなみに、二階堂さんの父親役を演じたのが板尾さんだが、板尾さんは二階堂さんについて「(自身と)雰囲気が似てる。僕にもこんな子がおってもおかしくない。養女にでも来てくれたら」と語り「あとで電話番号聞きます」とニッコリ。二階堂さんは「目もとが似てるかも…と思うカットがありました。ぜひ養女に行けたら(笑)。お世話になります!」と返し、会場は笑いに包まれた。帽子の謎の男を演じた高良さんも、小泉さんとの共演を「ドキドキしました」と述懐。さらにこの日も「バスで『月9見てたよ』とおっしゃってくださり、メチャクチャ嬉しかったです!何も言えず『あ、あざーず…』とか言ってましたが(苦笑)、本当はすごく嬉しいです」と感激を口にする。小泉さんは、高良さん出演の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」について「メチャクチャ、ハマってました!」と明かした。前田監督は本作について、自身の家に近い北品川を舞台に「同じ時間に過去(=果子)と未来(=未来子)が同居していたら面白いと思った」と着想のきっかけを語る。また、前田監督に初めて映画作りを勧めた故・市川準監督の存在に触れ「一緒に映画を作ろうとして、もうすぐクランクインというところで市川監督は亡くなった」と説明。前作で監督デビューを果たすも「まだ市川監督に見てもらえるものができてない」と本作に取り掛かったと市川監督への強い思いを明かした。『ふきげんな過去』は6月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日人気漫画家・福満しげゆきの代表作を実写映画化した『ヒーローマニア-生活-』。主演の東出昌大をはじめ、窪田正孝、小松菜奈という勢いに乗る若手俳優が顔を揃え、これまでのイメージを覆す役柄と演技に挑んだ。日本版『キック・アス』ともいうべき異色アクション映画で3人が手にした“意外性”とは?その他の写真東出演じるうだつの上がらないフリーターが、驚きの身体能力を誇るニート(窪田)、情報収集力が抜群の女子高生(小松)、夜な夜なカナヅチで悪を退治するサラリーマン(演じるのは片岡鶴太郎)という個性豊かな面々と意気投合し、自警団を結成。街にあふれる小さな悪を成敗し、街の“ヒーロー”になるが…。豊島圭介監督がメガホンをとり、「正義とは?」「ヒーローのあるべき姿は?」を問いかける。「僕が演じた中津という男は、一言で表せばヘタレですね。こういう役柄に挑戦できる喜びを感じると同時に、初のコメディ演技で『こうすれば、面白く見える』という方程式がわからなくて…」と振り返る東出。「結局は普段通り、今回なら、ヘタレが精一杯生きる姿を演じきれば、笑ってもらえるかなと思った」と新境地に手応えを示す。窪田が演じるニートの土志田は、格闘マニアで下着泥棒という、これまた意外な役どころで「コミュニケーションは苦手だけど、武術に関しては努力家でストイック。そのギャップを表現するのは、役者としてとても面白い経験でした」。小松はキワドイ台詞にも果敢に挑み、「予告編を見た友だちが、ものすごく驚いてくれました。現場では皆さんをどう笑わせるかばかり考える日々。楽しくやりがいがあった」。東出同様、イメージを覆す演技を通して、新たな魅力を開花させている。日本映画界を担う次世代スター3人に、現場で得る喜びを問うと「新たな出会い」と口を揃える。「素敵な人たちと出会えるのが、俳優の一番の魅力」(東出)、「再会も含めた出会いは、俳優として、人間として大きな財産です」(窪田)、「先輩の方々のお話を、身近で聞くだけで刺激を受ける」(小松)。そんな彼らにとって、臆することなく意外性を追求した『ヒーローマニア-生活-』は転機であり、次なるステップへの通過点といえる作品だ。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田涼
2016年05月10日熊本地震発生直後から被災地で給水活動を行っていた熊本市出身の俳優・高良健吾が25日(月)、都内で行われた短編映画『うつくしいひと』のチャリティー上映会に、女優の橋本愛、行定勲監督らと出席した。同作は、昨年10月に熊本市出身の行定監督が、初めて故郷・熊本を舞台に撮りあげた地域発の短編作。今月21日に発売されたこの日の座席指定券218席は完売し、立ち見券32枚も完売した。劇中には、甚大な被害を受ける前の熊本の美しい風景や熊本城の姿が映されている。今年3月に熊本で行われた「菊池映画祭2016」で上映されたほか、6月2日から開催する「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」でクロージング作品として上映される。18日に博多経由で被災地入りしたという高良さんは「熊本で地震が起こるなんて誰も思わなかったし、地元の皆もそう言っていた。阿蘇大橋は小さいときに通っていた橋なので、そこがああいう景色になっているのはちょっと…」と変わり果てた故郷の姿にしばし絶句。一部被害を受けた熊本城は復旧まで約20年かかるといわれているが「熊本城は熊本のシンボル。直すのに20年かかると言われているけれど、それくらい長いスパンで支援していきたい。支援は今回だけで終わりではない。故郷は特別。長く育ててもらった気持ちが心の根っこにあるので、そこに対しての恩返しの気持ちが強い」と復興活動継続への思いを明かした。一部ネット上では芸能人による復興支援活動に対して懐疑的な声や批判もある。高良さんは「いいことも悪いこともジャッジされる仕事」としながらも「(復興支援している人は)応援したいという気持ちが真中にあるので、ちょっとしたミスや上げ足を取って批判する様な気持ちは分からない。批判されているのは可哀想」と述べた。これに現地で被災した行定監督も「相手の気持ちを考えれば、寛容になれるはず。それぞれが一度、相手の気持ちに立ってみるのは重要」と呼びかけた。同じく熊本市出身の橋本さんは、本作について「複雑な心境だけれど、この映画を撮って、映像として以前の景色を残すことが出来て良かったと思う。そしてこのようにチャリティー上映が実現出来て嬉しい」としみじみ。被災地には親族や友人もいるが「励ましの言葉や行動は、被災地の人たちを安心させる。これまではそういう力を甘く見ていたけれど、思い知らされた。心のケアも必要で、被災地の方々が安心して暮らせるように自分でも何かの助けになりたい」と想いを馳せた。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日爽やかな好青年のイメージを持つ東出昌大が、ヘタレで情けないフリーターを熱演するほか、小松菜奈、窪田正孝、そして片岡鶴太郎や船越英一郎までがこれまでにない役柄に挑む『ヒーローマニア-生活-』。このほど、主演の東出さんと本作のメガホンをとった豊島圭介監督の本音と暴露(?)が満載な、対談映像がシネマカフェに到着した。福満しげゆきの代表作を実写映画化した本作。東出さんがヘタレヒーローたちのリーダーとなるサエないフリーター・中津を演じて、驚きの新しい一面を披露。かと思えば、中津と偶然出会い、相棒として共に戦うことになる、ちょっと怪しいニートの土志田役を窪田正孝が抜群の身体能力でコミカルに演じ、さらに2人の仲間になる情報収集能力に長けた女子高生・カオリを小松さん、チーム最年長にして“若者殴り魔”の異名を持つ日下を、朝ドラ「とと姉ちゃん」にも出演中の片岡さんが演じて、絶妙な関係性を映し出している。今回公開された映像でも、東出さんと豊島監督が撮影時の様子や各キャストが演じた役柄について、実にリラックスした様子で語り合っている。長身の東出さんが頭をバンバンぶつける映画を撮りたいと、かねてから考えていたという監督。「東出くんのあんな表情がたくさん撮れて本当に僕は幸せでした」と、三枚目の主人公を演じて新境地を開花させた彼を称賛。ヘタレ役を演じて楽しかったと返す東出さんは、「本当に和気あいあいと撮っていたのが画にも出ている。みんな良きひと夏の思い出になっていると思います(笑)」と撮影をふり返り、笑いが絶えない2人のやりとりからも、明るい撮影現場の様子がうかがえる。また、中津の相棒・土志田を演じた窪田さんについて、「アクションがもう絶品です!それでまた土志田のド変態さが可愛いですよね」と東出さんがコメント。すると、「パンツに関する土志田の芝居は全部窪田くんのアドリブです。パンツをあんな丁寧に扱うと思わなくて僕もビックリしました(笑)」と、監督から意外な事実も告げられた。さらに、初のホームレス役に挑んだ船越さんの話題になり、撮影中も全ての要求に応えてくれたことを監督が明かすと、「あんな船越さん見たことなかったです。見ているこっちが、監督、そんなこと頼んでいいのかなと思うくらい。本当にすごかったな」と、東出さんもその役者魂に改めて感嘆。だが、ノリすぎて、ネタバレのピー音が入るひと幕もあった。「お客さんが知らない、キャストたちの表情を撮ることが狙いだった」と語る監督の言葉どおり、まさに各キャストの振り切った超個性的キャラ演技は、必見となりそうだ。『ヒーローマニア-生活-』は5月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月24日熊本出身の俳優・高良健吾(28)が16日、約2年ぶりにオフィシャルブログを更新し、地震で甚大な被害が続く故郷への思いと共に、「自分にできることはすべてやりたい」と決意のほどをつづった。2014年7月10日以来となる投稿で「熊本の皆さんへ」と題し、「自分の声出せるのここしかなくて」の書き出しから、「自分の大切にしてる場所が大変なことなってて九州のみなさん心配です」「熊本のみなさん心配です」と胸の内を明かした。記事よると、高良の実家は福岡にあり、阿蘇に住む祖父母や熊本の友人の無事を確認。明日、友人らと益城町で炊き出しをする話もしていたが、交通網に影響が出ていることから断念したという。高良は、「今この時点ではどうにもこうにも動けません」「ずっとニュースを見ているだけしかできなくて」「今の状況だと、気持ちだけで動くことがかえって迷惑になることもわかるから」など歯がゆい思いを記し、「なにが今必要ですか?熊本のみなさん」「タイミングは見極めて動きます」と呼びかけている。■4月16日付投稿の全文(アメーバブログより)熊本の皆さんへ自分の声出せるのここしかなくて自分の大切にしてる場所が大変なことなってて九州のみなさん心配です熊本のみなさん心配です今自分の実家は博多なんですけど、福岡もだいぶ揺れたみたいで、阿蘇に住んでる祖父祖母は無事でした熊本の仲間も無事でした熊本の仲間とは明日から益城で炊き出しを一緒にしようと話して動いてたのですが、熊本全域で被害が広がってて、今の時点で空港も高速も機能していないので、、今この時点ではどうにもこうにも動けませんずっとニュースを見ているだけしかできなくて今の状況だと、気持ちだけで動くことがかえって迷惑になることもわかるから大切な場所で感謝しかない場所で大好きな人達が住んでる場所だから熊本に自分はなにができるのか常に思うことだからなにが今必要ですか?熊本のみなさんタイミングは見極めて動きますもう少し落ち着いてからの動きは考えています、力を貸してくれる人達もたくさんいます自分にできることはすべてやりたい不安な時間を過ごしてると思います熊本の尊敬するところは隣にいる人を自然に自分の身内のように大切にできるところだと思います人と人とのつながりをめちゃくちゃ強く持っていてそれを意地でも大切にしてるところだと思っていますそれはめちゃくちゃな強さだからその心の強さがみなさんの側に常にありますように常に味方でありますように今は祈るばかりです届きますように
2016年04月16日福満しげゆきの人気マンガを、東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎らで実写映画化する『ヒーローマニア-生活-』の特別映像が公開になった。マニア4人の活躍を描く本作で、“格闘技マニア”を演じる窪田に焦点を当てた内容になっている。『ヒーローマニア-生活-』特別映像映画は、あることをきっかけに出会ったヘタレなフリーターの中津(東出)、身体能力の高い土志田(窪田)、情報収集能力に長けたカオリ(小松)、“若者殴り魔”の異名を持つ日下(片岡)が、中津の呼びかけで町を守る自警団を結成。社会が裁ききれない小さな悪事に天誅を下していく彼らの行為は、次第に市民の賛同を得るようになるが、事態はあらぬ方向へ転がっていく。土志田(窪田)は、あるときは下着ドロボーで、あるときは“格闘技マニア”として得た知識と訓練で、類まれなる身体能力を発揮する謎めいたキャラクター。人付き合いが苦手で内向的な性格だが、中津に誘われて自警団の一員となる。特別映像は、そんな土志田の人物像に迫った内容で、少しずつ仲間に心を開き始めた土志田が「今僕は中津さんの何なんですか…?」と、もじもじ問いかけるシーンも描かれている。『ガチバン』や『HiGH&LOW』など多数の映画やドラマでアクションシーンを演じてきた窪田。本作でも土志田役をほぼ吹き替えなしで演じており、メガホンを執った豊島圭介監督は「噂には聞いていたけれど、窪田くんのアクションは想像を越えて凄かった!」と、華麗な動きを絶賛している。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土) 全国ロードショー
2016年04月15日人気発泡酒「淡麗 極上<生>」の「キリン 淡麗 極上<生>新CM発表会」が4月4日(月)に行われ、新CMキャラクターとなった高良健吾がゲストで登場。新CMでは街中を馬で颯爽と駆け抜けるシーンがあるが、それにちなみ、高良さんは実際に馬に乗って颯爽と駆け付けてみせ、報道陣をにぎわせた。この日は、4月5日(火)より全国で放送開始される新CMシリーズ「淡麗侍」が先だって上映された。都内で働くサラリーマンに扮する高良さんが、同僚や部下のために日々汗を流す“淡麗侍”として働く姿が描かれている。慣れた手つきで馬を乗りこなし、戯れる姿がまぶしい高良さんだったが、「以前大河ドラマで馬に乗るシーンはありました。結構練習していたので、少しは慣れていました。僕自身、馬が好きなので抵抗もないんです」と話した。さらにCMでも共演した馬ということもあり、相性は抜群だと付け加えた。高良さんがCMで演じる「淡麗侍」はまさに現代の侍のような人物。周りにそのような人がいるかと尋ねられると、共演した俳優・松重豊の名前を挙げ、「大先輩ですけど本当にお芝居も大好きですし、現場のときの佇まいとか、寡黙でもやるときはやるというところ。実際、ユニークな芝居を毎回変えてやるんです。笑いそうになるんですけど、それより見入ってしまって」と悪代官役として絶妙な演技を見せた松重さんを絶賛した。イベントでは、新社会人へ向けたメッセージを毛筆で披露。書道は「小学生のころ唯一続いた習い事(笑)」とするだけあり、力強く男らしく書き上げた。高良さんが書いた文字は「考」。その真意を問われると、「いま、考えすぎるなとか、感じろとか、直感を大切にしろとか言われていて、考えることがネガティブに捉えられることがありますよね。でも自分はとにかく考えまくってからの先にある言葉だと思っているんです。変に最初から自分の勘や感覚を信じずぎず、その前に考えることはすごい大切なのかなって」と、「自分もまだ若いんですが」と前置きしながらも若者に警鐘を鳴らした。(cinamacafe.net)
2016年04月04日女優の有村架純が、主演ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)をふり返り、曽田練役を演じた高良健吾ら共演者との思い出をつづった。21日の放送をもって終了した同ドラマ。有村さんが演じたヒロインの杉原音と練、そして西島隆弘が演じた音の恋人・井吹朝陽による三角関係は、密かに思いを寄せ合った音と練が結ばれるというハッピーエンドで幕を閉じた。有村さんは24日に更新したブログで、「最終回が無事に終わった今、とっても気持ちが良いです!!燃え尽き症候群になりそうなくらい。笑」と、同ドラマで完全燃焼し、「約4か月、大恋愛しました」と音に成り切っていたことを明かした。そんな“大恋愛”を繰り広げた高良さんについては、「高良くんは、前にも言ったけど本当に練のような人でまっすぐ、ちゃんと言葉たちを大切に心に届けてくれる。スタッフさんたちのことも一人一人きちんと名前で呼んでどんな話も真剣に聞いてくれる優しくて優しくて優しい人でした」と人柄を明かし、「現場に入って、最後まで有村さん。って呼んでくれたのは今までで高良くんだけでした。年下だとか関係なく、いつも真摯に向き合ってくれました。きちんと人を尊重してくれる素晴らしい方でした」とつづった。西島さんについては「にっしーは6人の中で一番気遣いさんで、一番人のことを思って考えてくれて逆に気にしすぎて心配になるくらい自分のことよりも相手を優先してくれて人が落ち込んでたり、悲しい顔をしてると真っ先に声をかけてくれるような人でした」とコメント。音楽活動との両立で多忙な中でも“にっしースマイル全開”のムードメーカーだったとのことで、「どれだけ忙しくても、朝陽みたいに大人で柔らかくて笑顔が素敵な人でした」とつづった。(花)
2016年03月25日月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で主人公の若者を好演中、4月1日(金)からは二階堂ふみ主演『蜜のあわれ』の公開も控える高良健吾が、今週の「さんまのまんま」に初登場!28歳・熊本男児の若手演技派が「結婚願望あります」と打ち明けるも、明石家さんまから「お前、ちゃんと声張れ!」と“愛にあふれた”お説教を受けていたことが分かった。「さんまさんにお会いするの2度目です」と、緊張しながら登場した高良さん。飲み物を聞かれ「コーラで!」と元気に答えると、「いいねぇ、そのネタ、いただいておこう」と喜ぶさんまさん。若手きっての実力派俳優として、数々のドラマや映画に出演している高良さんは、今年の11月で29歳。「早く30歳になって、お父さん役とかやってみたいです」と、この年齢ならではの心境や、今後の芝居への願望などを打ち明けていく。現在、毎週「切なすぎる」と話題の月9、通称「いつ恋」に有村架純や高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎らと出演中だが、これから最終回に向け、ひと筋縄ではいかない展開が待ち受けていそうなところ。ドラマの撮影はすでに終了しており、「今日の朝まで打ち上げしてました」と、さんまさんに報告する。2次会はカラオケに行ったといい、さんまさんは「何歌うん?ちょっと歌うてくれ」と高良さんにまさかのリクエスト。急遽、アカペラで歌を披露することになった高良さんの歌声とは!?そして、その歌声を聞いたさんまさんからは、厳しいツッコミが飛び出し…!?さんまさんに笑いを伝授され、「バラエティーに出てしゃべれないのは嫌なので、こういうのも覚えていきたい」と意欲を見せていく高良さんだが…。そして、打ち上げには「有村架純ちゃんも来てたんか!?」と興味津々のさんまさん。すると、高良さんは「有村さんから預かってきました」と、1枚の写真をさんまさんに手渡す。その裏側には有村さんの直筆メッセージが!それを読んださんまさんは「LINEのIDが…」と暗号解読(?)を始めることに。また、端正な顔立ちの高良さんに対し、「キレイな顔やけど、俺は変わりたないわ」と言い放つさんまさん。さらに「女性は好き?」とストレートな質問をぶつけると、高良さんは「…(小声で)好きです」と答え、さんまさんを爆笑させる。だが、プライベートでは男友達と遊んでばかりだとか。地元の友達と一緒にいることも多いため、セリフでもつい熊本弁が出てしまい、苦労したことも明かす。その後、「上京してから1人暮らしをしている」と話す高良さんとさんまさんが、なぜか洗濯機の話で大盛り上がり!さらに高良さんの言ったひと言が、スタジオ中の女性のハートをキャッチすることに!?最後に、まんまコーナーでは、高良さんがドローンを使った3ショット撮影に挑戦!必死の表情の高良さんにも、ぜひ注目していて。「さんまのまんま」(ゲスト:高良健吾)は3月12日(土)13:56~関西テレビにて、3月13日(日)13:00~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日竹野内豊、窪田正孝、野村周平が資生堂「UNO」の新CMに出演することになり、3月9日(水)に行われた発表会に揃って黒のスーツで登場。“オトナ”をテーマに語り合った。新CMは3篇あり、3月11日(金)より順次オンエア。若者が大人に向かう空港という設定で、窪田さんと野村さんが大人へと進んでいく若者を、竹野内さんは“オトナゲート”の審査官を演じており、「UNO」でキメた2人の“オトナパスポート”にスタンプを押し、見送るという物語が展開する。窪田さん、野村さんにとっては、竹野内さんはCMでの役柄を超えた“オトナ”な存在だったよう。窪田さんは「最初の対面の時は緊張していた」と明かすが「ご挨拶すると『座んなよ』と言ってくださって『あの竹野内さんが…!』とビックリしました。(CMで)審査ゲートを通ると晴れやかな気分になって、勝手に大人になった気持ちです」と振り返る。野村さんも「ご挨拶に伺ったら、ボディタッチしてくださり、『よろしくね』のひとことで恋に落ちました!」と嬉しそうに語る。撮影でも「本当の審査官よりも竹野内さんは審査官ぽくて、緊張して力んでたんですが、セリフでも『リキんでるね』と言われるんですが、そう言われて気持ちが和らいで、笑顔を見て落ち着きました」と振り返った。2人が考える理想の大人は「決断力があり、気配りができて、弱い部分を見てもらい、指摘されて補い合って上がっていけるひと」(窪田さん)、「子ども心を忘れず、身だしなみと周りへの気配りがしっかりしてて、いつも笑顔で苦しさを出さない人」(野村さん)とのことで、共に具体的な存在として竹野内さんを挙げる。窪田さんが「自分もいつか、竹野内さんがやってくれたようなことをできるようになれたら」と言えば、野村さんは「これ以上の(理想の)人が見つからない!」とメロメロ。竹野内さんは「何も言うことはないです」と照れくさそうに語り「2人とも、大人の条件が備わっていると思いますよ」とにっこり。自らが「大人になったと感じた瞬間」について尋ねると「免許を取って初めて3年ローンで車を買ったとき」の思い出を披露。「当時、結構きつかったんですが、ここで手放したらそれが将来にも関わると思って、死に物狂いで払いました。終えたときは達成感がありました」と明かす。そして、若い2人に向けて「大勢の人と仕事をする立場なので、自分のことだけでなく、視野の広さや懐の深さも必要。少年の心を忘れないことも大事だと思います」とエール。そして世の若者たちにも向けて「新しいことを始める人も多いでしょうが、自分のペースとスタイルを見つけてやっていってもらえたら」と大人の立場からアドバイスを送った。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日高良健吾さんといえば、これまで映画中心の活動が多く、地上波民放のドラマにはほとんど出演してこなかった。そんな彼が、“月9”に主演。心境の変化が?「変わりたかったんです。30代になれば必ず役が変わります。そのとき今の勢いや感覚だけでは表現できないし、このスタンスではきつい。そんなときに、月9の話が来て。一瞬戸惑いましたけど、月9、しかもラブストーリーをやれる機会はもう一生ないかもしれない。これは絶対にやるべきだと。『変わるんだ』という目標があって、変われると確信もしているし、苦手なことをやれていることが、最高に楽しいです」苦手だったことのひとつが、主演として重要な役割でもある番宣。今、それさえも楽しめている自分がいる。「スタジオの景色は新鮮だし、話のプロはほんとうに面白い!作品を撮りながら演技以外のいろんなことをするのが苦手だったのですが、今回は番宣を頑張ると決めたんです。それ以外は、カメラの前に立ってやることは変わりません」脚本は、『東京ラブストーリー』や『最高の離婚』などで知られる坂元裕二さん。「坂元さんの書く台詞は、日常的でもありますが、実はすごくドラマティック。それをどう日常的に見せるか、役者としてチャレンジできる脚本です。僕の演じる練(れん)は、見ず知らずのヒロインの音(おと)に、ある手紙を届けるために北海道まで行くんです。だから“この人なら本当に届けに行きそうだな”と、練を表現しなければいけない。そこが難しいですね」練も音も、彼らを取り巻く人物も、それぞれに故郷があり、思いを秘めて上京。熊本から東京に来た高良さん自身にも重なる部分だ。「境遇は違えども、上京したときの寂しさやワクワクは誰しもが経験していると思うんです。うまくいかないことも、諦めたものもある。でも音や練は、僕らが忘れてしまった感情を大事にしている。このドラマの登場人物は、今いる場所をなんとか自分の居場所にしようと必死なんです。みんな懸命で好きだな」共演者には、音を演じる有村架純さんや高畑充希さん、坂口健太郎さんと気鋭の若手俳優が並ぶ。「有村さんは、必死で現場にいる人。音にぴったりです。高畑さんは実力があって、坂口くんは初々しくてかわいい。みんな根性ありますよ。僕は彼らより年上なんです。先輩から学んだことを、言葉ではなく、現場での居住まいで伝えられたら」実はインタビューで自分自身について語るのは、「役には関係ないことだから」と苦手。「すごく…恥ずかしいんです。けど、自分のことを知りたがってくれることは、めちゃくちゃありがたいし嬉しい」とも。そこであえて、高良さん自身が、ドラマのメインテーマである愛について、どう感じているか聞いてみた。「人と人がリンクしたときに、人生がよりよくなったり輝いたりするのは、愛の力でしかない。自分より人のことを想い、行動したり生きたり。愛は、いちばん大事だと思う」◇こうら・けんご’87年生まれ、熊本県出身。’15年には『悼む人』『きみはいい子』で日刊スポーツ映画大賞主演男優賞を受賞。’16年公開作品に『ふきげんな過去』『うつくしいひと』『蜜のあわれ』。◇北海道で、義父母にがんじがらめにされている音(有村架純)と東京で夢とは違う現実を惰性的に生きている練(高良健吾)。東京を舞台にした、若者たちの切ない恋愛群像劇。1/18より、毎週月曜21:00~放送(フジテレビ系)。※『anan』2016年1月20日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・澤田石和寛文・小泉咲子
2016年01月17日スクリーンを中心に、強烈な個性で存在感を放ち続ける高良健吾。昨年、念願だった呉美保監督とタッグを組んだ『きみはいい子』は国内外で高い評価を獲得し、デビュー10年余の節目を迎えた高良さんにとっても「いい作品に会えた」と自負できる作品となった。児童虐待をテーマに、2013年本屋大賞でトップ10入りを果たした中脇初枝氏の同名短編小説集から、3つのエピソードを抽出し映画化。高良さんはまじめだが、問題に真正面から向き合えず、肝心な場面で一歩を踏み出せない新米の小学校教師・岡野を演じている。「人と向き合う瞬間の大切さを改めて実感した作品ですね。そうすることで何かが始まる…。その上でやはりデビュー10年目で、この作品に出演できたのは大きな意味がありますね」。ただしデビュー10年という気負いは一切なかったという。「(演じた)岡野にとって、僕がデビュー10周年なんてこと、関係ないですからね。演技へのアプローチや向き合い方は、毎回違います。見てくださった方から『今回は、いつもと違うね』と言ってもらう機会が多い作品であったのも事実で…。きっと、この映画がもつ力強さが、これまでの僕とは違う雰囲気に見せているのかもしれません」と本作への特別な思い入れを明かす。昨年は本作に加えて、『悼む人』(堤幸彦監督)にも主演し、死を見つめ“悼む”放浪を続ける青年を熱演した。あえて重厚な作品にトライする理由を聞くと、「自分では意識していなくて…。僕らの仕事はあくまで作品に“選んでもらう”立場」。ただ、以前は「自分に向いていない」と感じる仕事を断ってしまったことも。キャリアを重ね「いまは逆に、苦手なことに挑みたいし、やるからには結果を残したい」と仕事への意識は大きく変わった。そんな現在の高良さんが、俳優という仕事に求めるものは何だろうか?「難しいですね…。でも、いまは『ワケがわかんないけど、すごく面白そうなもの』にすごく惹かれるんですよ。俳優として、一観客として『自分をどこに連れて行ってくれるんだろう?』とワクワク感を味わいたいのかもしれません。わかりやすいもの、安心できるものが人気を集める時代ですが、その人の意識をガラリと変えてしまう強い作品があってもいいと思います」。高良さん自身に強いインスピレーションを与えた作品のひとつが、2002年から放送されたテレビドラマ版「私立探偵 濱マイク」。映画監督の林海象が生み出した、永瀬正敏主演の探偵シリーズで、ドラマ版には行定勲、青山真治、石井聰亙、中島哲也、アレックス・コックスらエッジの効いた演出家が集結。「当時は中学生だったので、内容はよく理解できなかったけれど『なんか、すごいな』と。いま思うと、僕の原点ですね」と楽しそうに語る。映画俳優というイメージが強い高良さんだが、当の本人は「映画であれ、ドラマであれ、カメラの前で演じることに変わらない。作品を見てもらえるのが一番の喜び。もちろん、高良健吾=映画というイメージは嬉しいです。いまはその固定観念をあえて壊してみるとどうかな?と」。その言葉通り、1月クールの“フジ月9”「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で民放連続ドラマ初主演に挑む。さらなる転機で、輝きは増すばかりだ。ヘアメイク:高桑里圭(竹下本舗)スタイリスト:澤田石和寛衣裳協力:NEIGHBORHOOD(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2016年01月12日小泉今日子と二階堂ふみが母娘役を演じる『ふきげんな過去』。この度、追加キャストに高良健吾と板尾創路が出演することが明らかとなった。「あたし生きてたの」。大都会と下町が隣接する北品川の食堂で暮らす果子の前に、突然、18年前に死んだはずの伯母・未来子が戻ってきて、そう告げる。ある事件を起こして前科持ちになってしまった未来子の登場に慌てふためく家族と、自分の部屋に居候する図々しい彼女に苛立ちを隠せない多感な女子高生の果子。ただやり過ごすはずだった退屈な夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な時間に変わる。いまにも世界を爆破してしまいそうな未来子に反発しながらも、2人はひと夏をともに過ごす――。本作は、劇作家、小説家、シナリオライターそして映画監督とジャンルを超えて多才に活躍する、いま最も注目されている稀代のマルチプレイヤー・前田司郎監督が監督第一弾の『ジ、エクストリーム、スキヤキ』から満を持して挑む完全オリジナル脚本の監督第二弾作品。主演を演じるのは、映画やテレビ、舞台などジャンルを超え活躍する小泉さんと『オオカミ少女と黒王子』の公開も控える若手実力派の二階堂さん。そして今回新たに発表されたキャストは、小泉さん扮する未来子を連れ去りにくる謎の男・康則役に高良さん、二階堂さん扮する果子の甲斐性のない父親・タイチ役に板尾さんが抜擢された。『悼む人』、『きみはいい子』などに出演し、『蜜のあわれ』や『うつくしいひと』など話題作への出演が絶えない高良さんは、「とにかく不思議な居方でした。演る前までとにかく迷って、演るときにはなにも疑わずとにかく真面目にやりました。それがこの映画のズレになってればいいなと思います。とにかく前田さんの現場の中に、思い込みMAXで真剣にいれたのはとても楽しかった。この映画の中にあるズレ。それはもしかしたら日常の真ん中にあるのかもしれません」と語った。また「救命病棟24時第4シリーズ」、『地獄でなぜ悪い』など芸人でありながら俳優業もこなす板尾さんは「ずっと見ていられる心地いい感じで、もっともっと先を見たい映画。全体的に緊張感がありながらも、ニヤニヤさせてくれ、醸し出している雰囲気ややりとりから滲み出ている感じが、どんどん物語の奥の見えていない部分が気になる、釘付けになる作品です」と本作を絶賛。監督も「板尾さんは昔からファンだった。余計な芝居をしないのに、存在感のある人物をやれると思った。タイチは此岸と彼岸の間にいる不思議な人物だ」とコメントを寄せている。さらに、連続テレビ小説「花子とアン」で吉高由合子の幼少期を演じ、その演技力で話題を呼んだ山田望叶が小泉さんと二階堂さんの親戚の子ども役で出演し、シティボーイズの大竹まこと、きたろう、斉木しげるが三人揃って癖のある街の住人らを演じている。ここではない世界を求めては孤独になってしまう人たちの滑稽さと、家族だからこその辛辣な愛情表現を描き、クスクス笑えてほろ苦い涙が錯綜する、切なくも可笑しい人生の縮図のよう本作。向田邦子賞受賞など錚々たる賞を受賞してきた前田の真骨頂といえるその台詞、本作でもその巧みな台詞回しにも注目を集めそう。『ふきげんな過去』は2016年夏、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月10日大河ドラマ「花燃ゆ」で幕末の風雲児・高杉晋作を熱演中、主演作『きみはいい子』も高評価を受けている俳優の高良健吾が、本日8月28日(金)、日本テレビにて放送される「アナザースカイ」に出演。長年憧れの地だったというアイルランドを訪れた様子をふり返った。薩長同盟を終え、1つの山を迎えつつある「花燃ゆ」で、長らく高杉晋作を演じてきた高良さん。今回は、「いつか、必ず」そう思い続けた憧れの地で、氷河や火山など雄大な自然で知られるアイスランドを初訪問。国際免許でのドライブや氷河を見ながらのBBQなど、高良さんが自然体で楽しむ姿が印象的な旅となった。世界最大の屋外温泉施設、ブルーラグーンでは“犬神家”(!?)を披露したり、大自然を楽しむ観光地ゴールデンサークルにある北米プレートとユーラシアプレートの“地球の割れ目”=ギャウではびしょ濡れになったり、果てはアイスランド料理で食レポにも挑戦して見せるなど、どこまでも自由かつ、自然体の旅を楽しむ高良さん。そして、この旅のために取得した国際免許で、往復距離1,000km を駆け抜ける。移りゆく景色と目の前に在り続ける地平線に、いま、何を思うのか…。「やっとこれた」待望の地で感じたのは、想像を超える絶景と、想像できなかった現在の自分。デビューから10年、「いまが来るべき時だった」と語る俳優・高良健吾がこれまでの苦悩を激白、そして新たな“次”を決意する。「アナザースカイ」は8月28日(金)23:35~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月28日夜神月に窪田正孝、Lに山崎賢人を迎え、原作・大場つぐみ&漫画・小畑健による人気漫画を実写ドラマ化した「デスノート」(日本テレビ)。昨日5日(日)より放送が開始された本作が、初回16.9%と高視聴率のスタートを切ったことが明らかになった。どこにでもいるような大学生・夜神月。誰かに必要とされるわけでもなく、何かを必要とするわけでもなく、ただ安定した暮らしを求め生きていた。そんな彼がある日偶然手にした一冊のノート。それが“デスノート”だった。強大な武器を手にし、少しずつ変わっていく彼の「平和な日常」。気が付けば、彼はこの平和日常を脅かす犯罪者たちを、デスノートによって次々と裁いていた。彼は次第に世間から“キラ”として崇拝されるようになる。しかし、そんな彼の前に現れたのは、世界的に注目を集める名探偵・Lだった…。日本テレビ連続ドラマの初回視聴率としては、杏を主演に迎えて2014年4月16日に放送された「花咲舞が黙ってない」の17.2%以来、高視聴率となる(ビデオリサーチ調べ 関東地区 世帯視聴率)。これには夜神月役の窪田さん、L役の山崎さんも「たくさんの方々に見て頂けて光栄です」と感激の様子。窪田さんは、「漫画からアニメ、映画へと受け継がれ世界中で愛されてきた『デスノート』。漫画からのファンのひとりとして、改めて原作の底知れぬ魅力、力強さを感じています。『デスノート』が大好きなたくさんの方の印象や感想、イメージもあるかと思います。それでも、愛される『デスノート』を目標に、スタッフキャスト一丸となってみんなで想いを込めて作り上げています。あたたかい心で第2話も、そして最終回まで見ていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。メイクをしてLを見事に表現した山崎さんは「正直、放送まで不安もありましたが、みなさまのおかげでいいスタートが切れたと思います。新しいLを演じる上でまだまだ試行錯誤中ですが、ラストまで突っ走りたいと思います。これからどんな『デスノート』が出来上がっていくのか僕自身も楽しみです。今後も新しい『デスノート』がみなさんに愛される作品になれば嬉しいです」。12日(日)放送の第2話では、リュークのアドバイスで、FBI捜査官が自分を尾行していることに気付いた月。果たしてLはいまの段階でキラの正体をどこまで掴んでいるのか…。そんな中、これまでとは状況は異なるが明らかにキラの手によるものだと思われる怪死事件が続出。それが自分を殺すためのキラの“テスト”だと気付いたLは死亡状況の詳細を報道陣に知らせないように命じるが…。第1話終了間際には、優希美青扮するLの後継者・N(ニア)も登場したが、月とLの心理戦はまだ始まったばかり。“デスノート”を巡る戦いは今後ますます盛り上がりそうだ。「デスノート」は毎週日曜、22時30分~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月06日映画『きみはいい子』が6月27日(土)に公開を迎え、呉美保監督をはじめ、高良健吾、尾野真千子、高橋和也、喜多道枝、加部亜門、三宅希空が舞台挨拶に登壇。高良さんが、第一子を出産したばかりの呉監督を抱擁し会場をわかせた。『そこのみにて光輝く』の呉監督最新作で中脇初枝のベストセラーを実写化。子供たちに向き合えない新人教師、自身が親に虐待された過去を持ち、我が子に暴力をふるってしまう母親など、悩みを抱えた人々が他者とのつながりの中で光を見出していくさまを描き出す。本作は26日(金)に閉幕した第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で「最優秀アジア映画賞」を受賞したばかり。モスクワを訪れていた呉監督は現地ので反応について「日本の社会問題を描いたつもりでしたが、実はどこの国にもあることであり『世界のいろんな人に見てほしい』と言ってもらえて、モスクワに来れてよかったと思いました」と笑顔で語った。高良さんも「嬉しいです」と受賞に満面の笑み。「言葉も育った環境も違うのに、心に響き評価してもらえて、目には映らないかもしれないけど心に伝わると信じてやってきたことが、それでよかったんだと思えました」と充実の表情を見せた。尾野さんは「最高のご褒美をもらいました。美容院にいて受賞の結果を知ったんですがガッツポーズをして他のお客さんに迷惑をおかけしてしまいました(笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。映画にちなんで「いま、抱きしめたい人」を問われると、高橋さんは「うちは子供が多くて、あらかた大きくなって上はもう21で、向こうも嫌がると思うけど…でもやっぱり子供ですかね」としみじみ。呉監督は5月29日に第一子となる男児を出産したことを改めて報告し、会場は拍手に包まれたが、今回のモスクワ行きとこの日の舞台挨拶のために、三重県の姉のところに赤ちゃんを預けているそうで「今日、帰ったら抱き上げて、おっぱいをあげて、おしめを替えて…という日々に戻ります」と“母”の顔で語る。尾野さんは「(抱きしめたいのは)家族ですね。大好きな父母、姉が3人いるんですが、姉をハグすることってあまりないけど、それもありやなと思ってます」とニッコリ。高良さんは、以前の舞台挨拶で両親を抱きしめたいと語り、それを尾野さんから“宿題”とされていたが、宿題の成否を尋ねられると「あれからまだ会えてないんです。今日、会うのでやって報告します」と少し照れくさそうに語った。さらにその舞台挨拶で、呉監督の出産を祝福し「抱きしめたい」と語っていたが、この日はその公約を実践!壇上でがっちりと呉監督を抱擁し、会場は温かい拍手に包まれた。『きみはいい子』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月27日高良健吾&尾野真千子が出演する『そこのみにて輝く』の呉美保監督最新作『きみはいい子』が、6月19日~26日(現地時間)にて開催された「第37回モスクワ国際映画祭」にて、NETPAC賞(The Network for the Promotion of Asian Cinema / 最優秀アジア映画賞)を受賞したことが明らかとなった。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野(高良健吾)。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美(尾野真千子)。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知らない小学生のみ、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ(喜多道枝)。とあるひとつの街に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出す姿を、真摯にそして丁寧に映し出す再生と希望の物語。前作『そこのみにて光輝く』で、モントリオール世界映画祭最優秀監督賞をはじめキネマ旬報ベストテン監督賞など、あわせて41もの映画賞に輝いた呉監督が、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞第4位に輝いた中脇初枝の名著を映画化した本作。虐待やいじめ、独居老人といった現代社会における子どもと大人の問題を描きながらも、「ひとがひとを愛するということ」を真摯に、丁寧に紡ぎあげている。モスクワ国際映画祭には、呉監督とエグゼクティブ・プロデューサーの川村英己が参加し、23日に現地で会見を実施。本作のテーマについて質問を受けた監督は「これは世界の誰にでも当てはまるテーマなんじゃないかと思っている。ひとつでも救いになったり、何かの一歩になるきっかけになれば」とコメントしている。監督の言葉を示す通り、翌24日の公式上映終了後には呉監督のもとに大勢の観客が駆け寄り、「この映画を世界中のひとたちに観てほしい!」、「これは世界中、どこの国にでも当てはまる」と、本作のテーマに深く共感する感想を興奮気味に伝えていたそう。呉監督をはじめキャストの高良さん、尾野さんは27日に開催される本作の初日舞台挨拶に参加予定だ。『きみはいい子』は6月27日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月26日俳優の高良健吾、女優の尾野真千子が7日、東京・スペースFS汐留で行われた、映画『きみはいい子』のプレミア試写会に出席した。中脇初枝の同名小説を実写化した本作は、子どもと大人をめぐる問題を描く群像劇。問題に真正面から向き合えない小学校教師・岡野(高良)、自分の娘に暴力をふるってしまう母親・雅美(尾野)らは、悩みを抱えながらも小さな一歩を踏み出していく――というストーリーで、映画は27日から全国公開する。教師役に初挑戦した高良は、「子どもたちとちゃんと向き合えるか、すごく不安だったけど、素直にただ楽しく大変だった」と振り返り、「見て見ぬふりができないテーマ。『子どもたちを大切にすれば世界は平和になる』ってことを本当だと思いたい」と胸を張ってアピール。一方、虐待をする母親という難役を演じた尾野は、「見えないところで私の手や助監督の足を叩いてました。トラウマにならないように、1カット終わるたびにギュッとハグしました」と子役に気遣いながらの撮影を明かした。また、"抱きしめられたい"という本作のキャッチコピーにちなみ、尾野は、「実家から帰る時は、母親と『またね!』ってハグしてる。ここ1年は、父親ともやってる。寂しくなってきたのかな」と家族とのハグエピソードを披露。「男友だちとあいさつで抱き合う」と言う高良は、「自分も親にしてみよう」と触発された様子で、尾野は、「やってみよう! 宿題ね」とにっこり。イベント最後は、呉美保監督が、先月29日に男児を出産したことを手紙で報告し、尾野は「おめでとうございます! 早く会いたい」と笑顔で祝福していた。
2015年06月08日映画『きみはいい子』のプレミア試写会が6月7日(日)に開催され、主演の高良健吾、尾野真千子舞台挨拶に出席。つい先日、第一子となる男児を出産したばかりの呉美保監督からは赤ちゃんを抱いた写真とコメントが到着した。中脇初枝の同名小説を昨年公開の映画『そこのみにて光輝く』が絶賛を呼んだ呉監督が映画化。真面目だが優柔不断で真正面から子供たちに向き合えない教師やかつて虐待された経験を持ち、我が子に手を上げてしまう母親など、苦悩を抱えて生きる人々の人生の交錯、彼らが光を見つけ、一歩を踏み出すさまを描き出していく。高良さんは本作について「役者を始めて10年目ということで気合いが入った作品です」と強い思いを口にする。初の教師役となったが「子供たちと接した時間」が撮影中の何より忘れられない大切な思い出だという。「入る前は不安で、子供たちを目の前にしてその子たちと向き合えるのか?という思いでした。教師役をやった俳優さんたちからも『子供はバケモノだよ』と聞いてたので…。でも一緒にいて素直に向き合い、ただただ楽しく、ただただ大変でした」と晴れ晴れとした表情で語る。撮影を通じて「先生になれたんだと思います」と手応えを口にする。尾野さんは、子供を虐待してしまう母親という難しい役どころだったが、娘役の子とは「凄く仲良かったです」と笑顔で語り「大丈夫です!(実際は)たたいてません(笑)!」と説明。虐待のシーンでも「自分の手を(娘の)背中に置いて、見えないようにその手をバシッとたたいたり、助監督の足をたたいたりしてました」と明かす。それでも、つらいシーンが続くこともあり「カットがかかるとハグしていました」と心のケアをしていたと語り「らせん階段があったので、そこで『アナ雪』をしてました。『Let it go~』って(笑)。らせん階段が『アナ雪』にはいいんですよ」と語り笑いを誘っていた。「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。」というのが本作のコピーだが、2人とも最近、誰かを抱きしめたり、抱きしめられたりした経験は?と尋ねると、高良さんは「僕は男友達と久々に会った時に、握手して抱きしめるのは普通です」と語る。尾野さんは「奈良に戻った時、(東京に)帰る時に『またね』と母親をハグするのをここ何年も続けています。なぜかここ1年くらい、父親ともやってます。急に来まして…寂しかったのか(笑)?」と笑いながら明かす。それを聞いた高良さんは「自分も親にやってみます」と宣言した。呉監督からは5月29日に出産したばかりの赤ちゃんと一緒の写真と共にコメントが到着。「いまは、息子のおむつを交換するか、おっぱいをあげるか、共に寝ているか、泣き止まない息子をあやしているかです」「じっと見つめられると抱きしめずにはいられない」といった母の言葉に映画を見終えたばかりの客席は再び感動に包まれた。高良さんは「監督は小柄で、(出産前は)体の半分くらいがお腹で…(笑)。やっぱり生まれるんですね。嬉しいです」と笑顔。尾野さんは「(出産前は)お腹は大きいのに『まだ実感がない』と言ってたので、変化を聞きたいです。早く会いたい」と嬉しそうに語っていた。『きみはいい子』は6月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日より、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月07日俳優の高良健吾と女優の尾野真千子が主演する、呉美保監督作『きみはいい子』(6月27日公開)が、6月19日から26日まで開催される第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に、日本映画では唯一出品されることが19日、わかった。同映画祭は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンと並ぶ世界四大映画祭の1つとして知られ、ロシアのモスクワで開かれている。近年では、2013年に『さよなら渓谷』(大森立嗣監督)が審査員特別賞を、そして昨年は『私の男』(熊切和嘉監督)が金賞、最優秀男優賞を浅野忠信が受賞。呉監督は、前作『そこのみにて光輝く』でのモントリオール世界映画祭最優秀監督賞に続いての国際映画祭での受賞となるか、注目が集まる。呉監督は今回の選出を受け、「日本の、どこにでもある町の、どこにでもいる人を描きながら、この映画はもしかしたら、世界のどこかのだれかにも通じるのではと、その『だれか』にこそ見てもらえたらと、こっそり思っていました」と明かす。そして、「日本での公開直前に、モスクワでのコンペ上映だなんて、ワクワクさせてもらえることに心から感謝です」とコメントを寄せた。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝)が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも人が人を愛することについて描き、高良は問題に真っ向から立ち向かえない新米教師、尾野は自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親を演じる。(C)2015「きみはいい子」製作委員会
2015年05月19日俳優の高良健吾、女優の尾野真千子らが出演する呉美保監督映画『きみはいい子』(6月27日公開)の最新ビジュアルが6日、公開された。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝)が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも、人が人を愛することについて描く。高良は、問題に真っ向から立ち向かえない新米教師を演じ、尾野は、自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親に扮する。ほかにも、尾野演じる母親のママ友を『そこのみにて光輝く』で「第9回アジア・フィルム・アワード」最優秀助演女優賞を受賞した池脇千鶴が演じ、高橋和也や富田靖子などベテランの俳優陣が脇を固める。公開されたビジュアルでは、子どもに抱きしめられる高良と、池脇千鶴扮するママ友に抱きしめられる尾野が映しだされている。「どうしたらいい子になれるのかな?」という子どもの純粋な問いに戸惑う新米教師(高良)と、大声でわが子を叱責しながらもトイレでひとり涙を流す母親(尾野)の姿を捉えた、"静"を表現したビジュアルが先日公開されており、今回のものはそれに対する回答とも言えるエモーショナルなものに。「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。」のコピーが指すように、さまざまな問題を超えて、人とのつながりに光を見いだしていく本作にふさわしいビジュアルに仕上がっている。(C)2015アークエンタテインメント
2015年04月06日公開初日を迎えた映画『悼む人』の舞台あいさつが14日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、高良健吾、石田ゆり子、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、井浦新、堤幸彦監督が出席した。公開初日の舞台あいさつに、主演の高良健吾をはじめキャスト陣と堤幸彦監督が勢揃い。高良は「この映画が始まるのはうれしいですね。『悼む人』は自分が10年目の1発目の主役で力が入り、やっていることは楽しいことではなかったけど、振り返るとすごく幸せな時間を過ごせていただきました」と難しい役をやり切った様子。その高良扮する静人と悼む旅を共にする奈義倖世役の石田ゆり子は「この作品の生みの親が天堂さんだとしたら、育ての親が堤監督、私は乳母ぐらいの気持ちでいます。それぐらい私はこの作品に出られて幸せでしたし、自分からどうしても参加したいと志願して大胆な行動に出ましたので、この日が来て感無量です」と充実した表情を見せた。また、亡き夫役の井浦新について石田は「新さんとの雨のシーンで、新さんが『僕はこういうシチュエーションを楽しめるんで、ストーブには当たりません』と仰っていましたが、実際は死ぬほど寒くてものすごくストーブに当たってましたよね。ストーブがあって良かったですね。なかったら死んでましたよ(笑)」と撮影エピソードを披露して共演者や観客を笑わせた。公開初日となったこの日は、2月14日のバレンタインデー。共演者からチョコレートを手渡され、最後に石田ゆり子からもらったチョコレートをその場で口にした高良は「うれしいですね~。サプライズってうれしいですよ! ドッキリとかサプライズは初めてなのでビックリしました。下手なリアクションで最悪ですけど、心のなかでは跳ねるぐらいうれしいです。本当にありがとうございます」と感激しきりだった。天童荒太が7年の歳月を費やして書き上げ、2008年の第180回直木賞を受賞したベストセラー小説『悼む人』を、堤幸彦の手によって映画化した本作。縁もゆかりもない死者を悼む旅を続ける主人公の坂築静人(さかつき しずと)に高良健吾が扮し、静人の悼む旅を通して、生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマの果てに、という難しいテーマを感動的に描く。
2015年02月14日映画『悼む人』が2月14日(土)に公開され、主演の高良健吾をはじめ、石田ゆり子、井浦新、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇。高良さんにサプライズで共演陣ひとりひとりからバレンタインのチョコレートがプレゼントされた。天童荒太の直木賞受賞小説を同じく堤監督による舞台化に続いて映画化。不慮の死を遂げた人々を“悼む”という行為を続けて全国を巡る青年・静人、彼の存在を通じて命に向き合っていく周囲の人々や彼の家族の姿を描く。高良さんは、ついに公開を迎え「この日が来て本当に本当に嬉しいです。(キャリア)10年目の主演1本目の作品で、力も入っていたし『どうすればいいのか?』と考える毎日で、やっている最中はつらかったですが、ふり返ってみると幸せな時間を過ごさせていただいたと実感しています」と感無量の面持ち。各地を巡った公開前のプロモーションで、観客から様々な感想を受け取ったが「観ていて安心できる映画ではないかもしれないけど、温かい映画だと思います。時間が育ててくれる映画なのではないかと、みなさんの感想を聞いて思いました」と語る。石田さんも「生みの親が天童荒太さんで、育ての親が堤監督だとしたら、私は乳母くらいの気持ち。それくらい、出られて幸せでした」と本作への思い入れの強さを口にする。その石田さんを追い詰めていく亡き夫の役を演じた井浦さんは「監督から『思い切りやっちゃって!』と言われて、それに応えようとしていました。あるシーンを終えて、ゆり子さんが『難しいな…』とつぶやいてて、その姿に心打たれまして、愛情を持って追い込んでいこうと腹を括りました」と“ドS”な自身の演技をふり返る。石田さんは、特に井浦さんとの雨の中のシーンを述懐。「新さんは現場で全く動じることがなくて、雨のシーンでも『僕はこういうシチュエーションは楽しめるからストーブにもあたらない』と仰ってたんですが、ものすごく寒い日で、実際はすごくあたってて…(笑)。ストーブがあってよかったですよね」と現場の様子を暴露しつつ、厳しい環境の中での撮影をしみじみと思い出していた。貫地谷さんは出産シーンがあり、母親役の大竹さんの存在が大きな心の拠り所になったようだが「生むシーンで、しのぶさんが『こうなんだ』と教えてくださったんですが、助産師さんに『ちょっと違います』と言われて…(笑)。経験者ですよね?」と笑いながら明かす。大竹さんは「『いまは違います』『それは昔ですね』と言われました…」と苦笑していた。椎名さんは、以外にも初共演となった大竹さんとのシーンについて「あの大竹しのぶさんですからね。普段緊張しない自分が緊張して胃が痛くなって、撮影を中断していただいて病院に行きました」と大竹さんのせいで胃痛を起こしたと主張!しかし「本当の原因は前日に食べた焼いたカキだと思います(苦笑)」と告白し、会場は笑いに包まれた。その大竹さんは、がんを患う静人の母親を演じたが「死んでいく役ですが、生きることに感謝できた不思議な1か月でした」と嬉しそうに撮影の日々を振り返っていた。そして、舞台挨拶の最後にはサプライズで、椎名さん、井浦さん、貫地谷さん、大竹さんが順番に高良さんにチョコレートをプレゼント。最後に石田さんが、桜の花びらの形のチョコレートを渡すと、高良さんはガブリと噛り付く!「サプライズっていいですね!嬉しいです。どうしていいか分からないけど、跳ねるくらい嬉しいです」と喜びをかみしめていた。『悼む人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悼む人 2015年2月14日より全国にて公開(C) 2015「悼む人」製作委員会/天童荒太
2015年02月14日●死ぬ役への羨望に「じゃあ、やってみろよ」今年、俳優デビュー10周年を迎えた高良健吾。テレビドラマ『ごくせん』(05年)から役者としての道を歩みはじめ、2012年に『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、2013年に『苦役列車』で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、着実にキャリアを積み重ねてきた。演技力の高さが招いたことなのかもしれないが、彼のこれまでを振り返る上で、避けては通れないのが「死ぬ役が多い」ということ。『ノルウェイの森』(10年)では自殺、『潔く柔く』(13年)では事故死、『罪と罰 A Falsified Romance』(12年)では殺人者、現在放送中の大河ドラマ『花燃ゆ』で演じている高杉晋作は病死。『千年の愉楽』(13年)では死ぬシーンの撮影が自身の誕生日ということもあった。そんな「死」と向き合う日々を、「楽しくない毎日」と辟易していたこともあったが、思わぬ形で実を結ぶ。14日から公開される映画『悼む人』で彼が演じるのは、全国各地を巡りながら"悼みの旅"を続ける坂築静人。亡くなった人の生前「誰に愛され、愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか」を覚えておくために最期の地に赴き、片膝をつきながら魂を拾い上げるように胸に手をあて、その人物の半生を暗唱する。赤の他人へのその行為は初めのうちは「奇行」と受け取られるが、真摯に平等に「死」と向き合う姿勢は、次第に周囲の人々に影響を与え始める。役を通してさまざまな「死」と向き合ってきた高良は、この静人をどのように演じたのか。そして、多くの死を受け入れてきた彼の職業観はどのように自身の死生観へと繋がるのか。高良の「死」と「生」を探った。――「悼む」という言葉の意味を、もう一度見直すきっかけにもなる映画だと感じました。「悼む」という行為は、きっと誰もがしたことがあると思っていて。ただ、静人のやり方だから、ちょっと特別に見えているところがあると思うんです。でも、静人がやっていることは「命に差別をしない」ということ。例えば、幼児虐待のニュースなんかを見ると「きついな」と思ってしまいます。事件が起こるとだいたいの人は加害者の方に関心がいって、被害者の方はあまり覚えていないと思うんです。でも、静人は亡くなった命に対して悼んでいる。それはすごいことだなと思いました。この役をみんなで共有しようとしたり、この人間を分かってもらおうと思ってやると、外に気持ちが向きそうな気がして。静人の悼むセリフだったり、悼む行為が映画の中では徐々に理解されていく。だから、僕が必要以上に客観性を持ちすぎると、この映画の方向性が間違っていきそうな気がしたんです。「演じる」より、「居方」。僕はただただ主観で、自分が思う静人をやるべきだと思いました。――これまで役柄を通して多くの「死」と向き合ってこられましたが、本作を通じての変化は?同じ死は1つもなくて、いろんな死がありました。殺された人、自分で死んだ人、寿命で死んだ人、事故で死んだ人。でも、なんで「死」を考えないといけないんだろうと思っている時もありました。役のおかげで成長できること、気づくことはたくさんありましたが、役のせいで考えさせられたりもした。人を殺す時の気持ちなんて考えたくないし、自分から死ぬ気持ちも考えたくない。その役をうらやましがられるのがすごく嫌で、「じゃあ、やってみろよ」と思ってしまうこともありました(笑)。この映画でいえば、静人自身の死の向き合い方が2回ほど変わっていると思っているんですよ。母の死と妹の出産。物語はその手前で終わっていますが、それは静人だけが感じることができる死と生。そういう気持ちを現場でも感じていこうと思っていました。●役者にとっての「ご褒美」とは?――ニュースを通して多くの人の「死」が伝えられていますが、その見方は変わりましたか。変わりました。被害者の方が気になるようになりました。ほとんどの人が加害者とその家族に関心がいく。被害者のことは、たぶんほとんど知らないと思うんです。そういう見方をすると、ほとんどのニュースが加害者側のことを中心に伝えられているのが分かります。役によって死の向き合い方も違いますし、生の向き合い方も違います。全部の役で感じ方は違いますけど、すべて「通ってきた」と思っています。どんなにどうしようもない生き方でも、自分がその役をやらせていただいて死に触れると…やっぱり悲しいですよね。――大変な作業ですね。それは「仕事」と思うとできます。そして、大切なことだと思っています。やっぱり、「自分がやりたいことだけ」というのもすごく大切だけど、それは与えられたものの中でもできることだなと。「仕事」と思うことでプロにならなければいけない。それを最近感じることができるので、楽しいですね。――俳優としてデビューしてから10年の節目を迎えました。どの時期からそれを実感したのでしょうか。常に考えていたと思うんです。だけど、自分の場合は「やれるかわからないけど、現場でやってみよう!」という勢いがあった。勢いだけでいく瞬間。でも、それって確かなものではない。自分がずっと目指してたことなんですけれど、今は「呼ぶ」という感じ。責任感なのかもしれませんが、それは仕事で、やらなきゃいけないこと。気持ちを作った上で奇跡を待つこともたくさんありましたが、今は気持ちを作った上で「呼ぶ」という感じです。去年やった仕事は自分の中でそれが見えた気がしました。主演という立場で客観的になって考えると、伝えるということはすごく大切になってくると思うんです。でも、それが「この人間を伝える」というとはちょっと違う。芝居としては意図してやらないといけないので、大事なのはそのバランス。主観になれば自分が正しいと思うことを迷いながらやることができる。それをやったら誰かに伝わる。そして、映画の中に静人がいる。いつもそこを目指しているんですが、特にこの作品は主観を意識してやっています。この作品の僕を「抑え気味」という人もいましたけど、僕の中での静人はこれ以上できません。これ以上、僕が静人を主張するといやらしくなる気がするんです。だから、演じるというより「居方」の方を気にしています。ただ、静人がやっている行為は批判もされるだろうなと。それは自分でも分かっていますし、迷いもあります。誠実に命と向き合いながらやればその生き方は誰も否定できない。僕はそれは最低限しないといけないなと思っています。――自分が死んだ後も出演した作品が形として残り続けることについてどう思いますか?自分が死ぬ役をたくさんやらせてもらったからかもしれませんが、「いつかは死ぬ」ということは自覚しています。それは事故のように突然なのかもしれません。高倉健さんや菅原文太さんの作品を観ると、その当時の年齢でお二人が映画の中で生きていて、僕たちはそれを観て感動したりする。それはすごいことですよね。僕がやっているのは、そういう仕事なんだなと感じます。『M』(07年)を観ると18歳の僕が死なずにずっとそこにいる。何十年経ってもその時の僕はその作品の中で生きている。相当なご褒美だなと思います。それはこの世界に入ってから気づいたこと。好きな役者さんが亡くなった時に作品を見てこう思うんです。「でも、生きてる」と。■プロフィール高良健吾1987年11月12日生まれ。熊本県出身。2006年に『ハリヨの夏』で銀幕デビュー。2007年に『M』で第19回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞受賞以降、さまざまな話題作に出演。2011年にNHK連続テレビ小説『おひさま』で第36回エランドール賞新人賞・テレビガイド賞、2014年にブルーリボン賞主演男優賞など、数多くの映画賞を受賞した。今年は他に、主演映画『きみはいい子』が初夏に公開。
2015年02月14日天童荒太の直木賞受賞作を高良健吾、石田ゆり子の共演で映画化する『悼む人』が2月14日(土)より公開される。天童氏が7年の歳月を費やして書き上げたという原作小説は、生と死、愛と憎しみ、罪と許しをテーマに重厚な人間ドラマが展開されるが、この壮大な物語を映像化するにあたり、キャストとスタッフはどのような思いで作品に取り組んだのか? コメントが到着した。その他の写真映画は、事故や事件で亡くなった縁もゆかりもない人たちを悼みながら旅をする青年を中心に、生と死を見つめる4人のドラマが描かれる。堤幸彦監督が直々に指名した高良と、原作に惚れ込んで名乗りを上げた石田が主演を務め、井浦新、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶらが出演する。主人公・坂築静人(さかつきしずと)を演じた高良は「身近に死がある作品を多くやってきたので、すごく死生観を考えてきた。10代後半からそういったことを思わなきゃいけなかったし感じなきゃいけなかったので、今回の死を悼む役柄、その準備は出来ていたと思う。作品を観て“誰に愛され、誰を愛していたか”を覚えていてもらえるのは、かけがえのないことだと感じた」と話し、“他人を悼む”という主人公の行為について「共感されなくても、批判もされるだろうけど、否定はされたくない。自分だけじゃなく、大竹さん、桔平さんのシーンなど、どのシーンも見ごたえがある。答えのない旅を全員で精いっぱいやりました。観ればきっと心が動く作品」と語る。また、静人と出会い、彼の旅に同行する女性、奈義倖世を演じた石田は「どの役か、ということより、この作品に参加したかった。今までやってきたこと全部捨てて、引退してもいいつもりで、崖っぷちでした。静人を高良さんが演じたことで、『この人なら救ってくれるかもしれない』と思える。自分の心の奥底に眠る何かを掘り返す作品。ぜひ感想を聞きたい」という。原作者の天童氏は「キャスト全員の方の、命を、全存在を賭けるかのような演技は、演ずることを超えている。役を丁寧に生きるという事に非常に敬意を覚え、画面からひしひしと伝わってくる」と絶賛。堤監督は「いままでの自分のやり方を一回封じて臨んだ。(スタッフ全員が)この作品に対する想いが強く、こういう形でまとまりいろいろな力がひとつにまとまることができた。いい経験が出来たし、結果に表れている。“死”という捉えることのできない不条理なものに対して、ひとつの理解の仕方がそこにあり、決して難しいことでは無い。人々に観て頂けるよう、強く訴える作りになった。静人と一緒に、日本の風景の中を旅して頂きたい」と語っている。『悼む人』2月14日(土)全国ロードショー
2015年02月13日天童荒太の直木賞受賞作を高良健吾、石田ゆり子の共演で映画化する『悼む人』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、2月14日(土)に丸の内TOEI、新宿バルト9で開催される。その他の写真本作は、天童が7年を費やして書き上げ、2008年の直木賞に輝いた小説を、原作に惚れ込み舞台化も実現させた堤幸彦監督が映画化したもの。事故や事件で亡くなった縁もゆかりもない人たちを悼みながら旅をする青年を中心に、生と死、愛と憎しみ、罪と許しをテーマにしたドラマが描かれる。堤監督が直々に指名した高良と、原作に惚れ込んで名乗りを上げた石田が主演を務め、井浦新、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶらが出演する。丸の内TOEIと新宿バルト9で行われる初日舞台あいさつには、高良、石田、井浦(※新宿バルト9のみ登壇)、貫地谷、椎名、大竹(※丸の内TOEIのみ登壇)、堤監督が登壇する。チケットは、2月7日(土)午前10時より一般発売がスタートする。なお本イベントは15歳以上の観客が参加できる。『悼む人』初日舞台あいさつ2月14日(土)会場:丸の内TOEI9:30の回上映後/舞台あいさつ会場:新宿バルト912:00の回上映後/舞台あいさつ登壇者(予定):高良健吾、石田ゆり子、井浦新(※新宿バルト9のみ登壇)、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ(※丸の内TOEIのみ登壇)、堤幸彦監督料金:大人 2000円、大学・高校生 1700円、中学生(15歳以上)1200円、シニア 1300円、障がい者手帳お持ちの方(付き添い1名様まで同額)1200円チケット発売:2月7日(土)10:00AMより
2015年02月06日第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化した『悼む人』の完成披露試写会が1月26日(月)、都内で行われ、天童氏をはじめ、主演の高良健吾、共演する石田ゆり子、貫地谷しほり、大竹しのぶ、堤幸彦監督が出席した。俳優生活10年目という節目を迎える高良さんは、縁もゆかりもない死者を悼む旅を続ける主人公・坂築静人を演じ「タイトルから身構えてしまう人もいると思いますが、僕らは生や死、愛を押し付けがましくない形で描いたつもり。見終わってすぐに答えが出なくてもいいし、時間が育ててくれる作品」と熱っぽくアピールした。夫殺しの過去を背負う女性を演じた石田さんは原作に惚れ込み、「(出演を)立候補した」そうで、「チャレンジの多い役柄だったが、いまは無鉄砲だった自分を褒めたい。参加できて本当に幸せ」と感無量の面持ちだった。一方、高良さん演じる主人公・静人の妹を演じた貫地谷さんは「高良さんより年上なのに、妹役をやりました」と少々恐縮?堤監督とは天童氏の同名小説を映画化した『包帯クラブ』、映画初主演で高く評価された『くちづけ』などでタッグを組んでおり、「いままで、こんなに堤監督のパワーと気合いを感じたことはない」とふり返ったが、これには堤監督も「ちょっと…それは語弊がある(苦笑)」とタジタジだった。また、静人の母親役の大竹さんは「震災などで、いまだに誰かを悼むことさえできない人もたくさんいるはず。私自身は悼むということを、これまであまり考えてこなかったが、この映画をきっかけに誰かを思ってもらえれば、こんな嬉しいことはありません」と真摯に語っていた。『悼む人』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日俳優の高良健吾が1月26日(月)、主演作『悼む人』の完成報告会見に共演する石田ゆり子とともに出席。クライマックスで2人が披露するラブシーンについて「パッションです」と語ると、石田さんは「私が言ったコメント、取られた(笑)」と苦情(!?)を入れた。第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化。日本各地を旅し、名も知らぬ死者に追悼の祈りを捧げる青年・静人(高良さん)の放浪と、彼を取り巻く人々のドラマを通して、生や死、罪と赦しを問いかける。「“悼む”という行為は、生きているからこそできること」と高良さん。俳優デビュー10周年を迎え、「正解が分からぬまま、現場にしがみついた。僕にとっては特別な作品」と誇らしげに胸を張った。一方、石田さんはかつて夫を殺してしまい、主人公の旅路に寄り添う女性を演じ、「とても重く難しい役柄なので、自分を捨てて集中することでしか演じられなかった。高良さんと同じで、私にとっても宝物のような映画」。共演した感想を聞かれると「消えそうな儚さがある、まるで少女のような方」(高良さん)、「本当に清らかで、キラキラした空気が出ている」(石田さん)と話していた。都内で行われた会見には高良さんと石田さんに加えて、共演する貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ、堤幸彦監督が出席し、「熱意のこもった現場」(貫地谷さん)、「初めての堤組はいい緊張感に包まれながら、自由にいられた」(大竹さん)。本作が2月14日(土)のバレンタインデーに公開されるため、椎名さんは「ぜひチョコレートに映画のチケットを添えて、大切な人と観てほしい」とアピールしていた。「かれこれ40本近く映画を作ってきたが、初心に帰ったデビュー作のような存在。すでに完成はしたが、深い内容でもっともっと追究できる。もちろん、皆さんの演技も素晴らしかった」と語るのは、かつて本作の舞台版でも演出を手がけた堤監督。会見では平和への願いを込めて、キャスト陣が折鶴に挑戦していた。『悼む人』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日