「第10回イルミネーションアワード」が11日に「ナイトコンテンツMICE 2022 in 沖縄」内で発表された。イルミネーションアワードは、年々多様化するイルミネーション&エンターテインメント業界の新たな価値基準を創造するべく2013年より開催しているイベント。記念となる10回目は、国内の施設を対象に、全国6102人の夜景観光士に「実際に行ってみて良かったイルミネーション(前年対象)」をアンケートで聞き取り、得票ポイントによって各部門のランキングを決定した。本年は「総合エンタテインメント部⾨」「イルミネーション部⾨」「プロフェッショナルパフォーマンス部⾨」の ランキングが発表され、「関東三大イルミネーション」の改選発表および、新たな夜景観光ブランド「沖縄三大夜景」の発表も行われた。■総合エンタテインメント部門1位 ハウステンボス 「光の王国」 長崎県/佐世保市2位 さがみ湖イルミリオン 神奈川県/相模原市3位 日本庭園 由志園黄金の島ジパング 8thジャポニスムイルミIMPRESSIONISM 島根県/松江市4位 よみうりランドジュエルミネーション 東京都/稲城市5位 御殿場高原 時之栖イルミネーションひかりのすみか 静岡県/御殿場市6位 大阪・光の饗宴 OSAKA光のルネサンス 大阪府/大阪市7位 備北イルミ 広島県/庄原市8位 イルミネーション in 東武ワールドスクウェア 栃木県/日光市9位 フラワーイルミネーション in とっとり花回廊 鳥取県/西伯郡南部町10位 ミッドタウン ウィンターライツ 東京都/港区赤坂■イルミネーション部門1位 あしかがフラワーパーク 「光の花の庭」 栃木県/足利市2位 なばなの里イルミネーション 三重県/桑名市3位 東南植物楽園 沖縄南国イルミネーション 沖縄県/沖縄市4位 東京ドイツ村ウィンターイルミネーション 千葉県/袖ケ浦市5位 さっぽろホワイトイルミネーション 北海道/札幌市6位 SENDAI光のページェント 宮城県/仙台市7位 丸の内イルミネーション 東京都/千代田区丸の内8位 けやき坂イルミネーションRoppongi Hills Christmas 2021 東京都/港区六本木9位 横浜港フォトジェニックイルミネーション 神奈川県/横浜市10位 京都イルミネーション シナスタジアヒルズ 京都府/南丹市■プロフェッショナルパフォーマンス部門1位 湘南の宝石~江の島を彩る光と色の祭典 神奈川県/藤沢市1位 伊豆ぐらんぱる公園 「グランイルミ」 静岡県/伊東市3位 レオマリゾートレオマウィンターイルミネーション 2021 香川県/丸亀市4位 ラグーナテンボスラグーナイルミネーション 2021 愛知県/蒲郡市5位 グリーンランド Wonder illumination 熊本県/荒尾市6位 小倉イルミネーション 福岡県/北九州市7位 マザー牧場イルミネーション光の花園 千葉県/富津市8位 ローザンイルミ2021 ―ひかり奏でる丘― 滋賀県/米原市9位 ビッグツリーページェント・フェスタ IN KORIYAMA 2021 福島県/郡山市10位 国営讃岐まんのう公園 ウィンターファンタジー 香川県/仲多度郡まんのう町■関東三大イルミネーションあしかがフラワーパーク 「光の花の庭」(栃木県/足利市)さがみ湖イルミリオン(神奈川県/相模原市)江の島 湘南の宝石(神奈川県/藤沢市))■沖縄三大夜景<パノラマ夜景> 浦添の夜景~てだこの夜景~(浦添市)<夜祭> 琉球ランタンフェスティバル(中頭郡読谷村)<イルミネーション>東南植物楽園~沖縄南国イルミネーション~(沖縄市)「イルミネーションアワード」
2022年11月11日大会初フルマラソンの部スポーツ向けサプリメントや健康食品の開発及び販売を行うSAURUS JAPAN 株式会社が、2022年12月25日(日)に『第8回SAURUSマラソンチャレンジin長居公園~Break your limit ~今までの自分を超えよう~~』を開催します。同大会は自己ベストを目指すランナーに向け、挑戦する機会を提供することをミッションとして開かれるものです。コロナ禍における2020年11月のオンラインマラソン大会からスタート。リアルではこれまで4度開催され、今回初となるフルマラソンの部が設けられます。挑戦する人をサポート同社ではSAURUSシリーズのアミノ酸商品を燃料に挑戦し、結果を出し、周囲に影響を与えるランナーをSAURISTと呼び、SAURISTに2022年を締め括る「自己ベストを目指せる大会」を提供するため、フルマラソンによる第8回大会の開催を決定しました。一方で、ランニング初心者でも目標を持って挑戦できる場となるようハーフマラソンを同時開催し、幅広くランナーを受け入れます。現在、早割参加費での申し込みを受け付けており、11月21日(日)からは通常参加費にて12月18日(日)が申し込み締め切りです。完全フラットな周回コースを会場に、ペーサーがペースメイクをサポート、マラソン中や前後には同社のアミノ酸商品を提供。全部門男女優勝者には賞品、各部門男女1位~3位までに賞状、完走者全員に完走証が発行されます。(画像はプレスリリースより)【参考】※『第8回 SAURUS マラソンチャレンジ in 長居公園』大会HP
2022年11月11日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが2日、都内で開催され、最高賞である東京グランプリ/東京都知事賞はロドリゴ・ソロゴイェン監督の『ザ・ビースト』が受賞。『ザ・ビースト』は最優秀監督賞、そして主演のドゥニ・メノーシェが最優秀男優賞を受賞し、3冠に輝いた。ソロゴイェン監督はビデオメッセージを寄せ、「最優秀監督署と東京グランプリ/東京都知事賞の2つをいただけるなんて本当にうれしいです。この2つの賞を受賞できることを心より光栄に思います。東京国際映画祭と審査委員のみなさんありがとうございます。本当にうれしいです」と喜びを語った。スペシャルプレゼンターとして小池百合子東京都知事も登壇。「毎年数多くの新しい才能がここ東京から世界へ羽ばたいていることを大変うれしく思います。映画には、人々の心をつなげる大きな力があります。この映画祭を通じて相手の個性や考えを尊重し一人ひとりの夢、希望が育まれることを期待しています」と述べた。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)の3作品が選出されていた。
2022年11月03日10月24日(月)より日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第35回東京国際映画祭が、11月2日(水)に閉幕、東京国際フォーラムにてクロージングセレモニーを行った。【東京グランプリ/東京都知事賞】を受賞したスペイン/フランス合作の『ザ・ビースト』が、最優秀監督賞、最優秀男優賞も受賞し3冠。同作とグランプリを競ったイラン映画『第三次世界大戦』は審査員特別賞に。『半世界』『クソ野郎と美しき世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎が主演、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』が観客賞を獲得した。『窓辺にて』今年は10日間で169本の作品が上映され、上映動員数が59,414人と6万人近くとなり、昨年のほぼ倍に(第34回:29,414人/126本)。上映本作品における女性監督の比率(男女共同監督作品含む)は169本中25本で14.8%となった。ゲスト登壇イベントや海外ゲストは大幅に増え、そのほかリアルイベント動員数は50,842人、共催提携企画動員数は約20,000人の人手となった(速報値・11月2日は見込み動員数)。コンペティション部門の審査委員長を務めたジュリー・テイモアは記者会見で、東京グランプリ/東京都知事賞に輝いた『ザ・ビースト』について「音楽、撮影、物語、脚本、役者、そして演出も本当にすべてに感動したし心を動かされる、これこそまさに『映画』だと感じさせてくれる作品でした」とコメント。『ザ・ビースト』「最後まで競っていた『第三次世界大戦』は本当にワイルドで、『パラサイト 半地下の家族』や『ゲット・アウト』やチャップリンの『独裁者』のような映画で、本当にショックを受けましたし驚かされました。イランでホロコーストの映画が撮影されていて、現場の作業員が収容所の無理やりエキストラにさせられていたり、主人公の男性が困難な状況にある中でヒトラーにさせられたり非常に珍しい映画。ぜひ2本とも配給されてほしいと願っています」と希望を語り、「私たちは馴染のあるものに慣れてしまっている傾向があるが、それは問題だと思います。そうではなく、自分ではない他の人の人生を経験し歩むことで自分を豊かにしてくれるのが映画だと思います」と映画の多様性に触れることを示唆した。『第三次世界大戦』また、新人監督を対象に長編映画の企画を実現するチャンスを与えるAmazon Prime Videoテイクワン賞は、該当者なしという結果に。プレゼンターの行定勲監督は、「それに見合う実力を、この人に獲らせたいという想いを、今回のファイナリストの作品から見出すことが出来ませんでした」と明かし、「『それぞれの作品には良さがある、しかしそれは世界に繋がっていない、15分という短編には強い作家性が込められるべきで、それを感じられなかった』と審査会議では辛辣な意見も飛び交った」といい、「どの作品にもイメージの飛躍が我々の想像を超えるものではなかった」とコメント。「しかし、今はまだ賞に値するものではないが、今回のファイナリストに残ったいつか評価される才能が、この中にいるのではないかと期待したい」と思いを明かした。各賞の受賞者は以下のとおり。第35回東京国際映画祭各賞受賞作品・受賞者■コンペティション部門・東京グランプリ/東京都知事賞『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)・審査員特別賞『第三次世界大戦』(イラン)・最優秀監督賞ロドリゴ・ソロゴイェン監督『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)・最優秀女優賞アリン・クーペンハイム『1976』(チリ/アルゼンチン/カタール)・最優秀男優賞ドゥニ・メノーシェ『ザ・ビースト』(スペイン/フランス)・最優秀芸術貢献賞『孔雀の嘆き』(スリランカ/イタリア)・観客賞『窓辺にて』(日本)■アジアの未来・作品賞『蝶の命は一日限り』(イラン)■Amazon Prime Video テイクワン賞該当者なし■特別功労賞野上照代第35回東京国際映画祭主要受賞者コメント最優秀男優賞受賞『ザ・ビースト』 主演ドゥニ・メノーシェ東京国際映画祭は大好きな映画祭です。賞をいただくことができて光栄です。日本が大好きで、日本の文化を素晴らしく思っております。世界中が「日本的」だったらもっと住みやすくなるに違いありません。ですから受賞を大変喜ばしく思っております。残念ながら、今私はモントリオールにいます。また日本に行くことを楽しみしにしており、いつか日本で映画を作りたいものです。最優秀女優賞受賞『1976』主演アリン・クーペンハイムこのような素晴らしい賞をいただいて大変嬉しく驚くと共に、大変光栄に思っております。映画祭審査委員のみなさん、そしてこの役を私に託してくれたマヌエラ・マルテッリ監督、『1976』の素晴らしいチームの仲間たち、非のうちどころのない愛情に満ちたチームワークは改めてお礼を申し上げます。本当はみなさんと一緒に祝いたいのですが、私は文字通り地球の裏側にいるのです。とても遠いチリのサンティアゴからみなさんに暖かい抱擁を送ります。あなた方一人一人の幸運を祈ります。最優秀女優賞受賞作『1976』マヌエラ・マルテッリ監督私の作品を上映する機会を与えてくださった東京国際映画祭のみなさま、心から感謝しております。そしてまた、この素晴らしい日本という国、そして素晴らし日本のみなさまに心から感謝しております。実は、10歳の時にこの主演のアリンさんにインタビューをする機会があったんです。それで今彼女がこの作品で賞を獲ったと行くことが、とても感激しております。審査員特別賞受賞『第三次世界大戦』ホウマン・セイエディ監督(代理:主演マーサ・ヘジャズィ)残念ながら監督がこの場に来られなかったので代わりにメッセージをいただいているので私が読ませていただきます。“日本のために、そして全ての私の幻想のために。この世界は山であり、私たちの行動は呼びかけである。呼びかけは声として入ってくる、声には呼吸がないが、声は聞くことができる。私の声は、あなたの元に届くでしょう。私は今、この瞬間みなさんと一緒にいることができません。それは私が望まなかったからではなく、そうせざる得なかったからです。けれど私の声は、そこにあります。あなた方と一緒にいられなかったこと、あなた方の文化や伝統に触れられなかったことが、とても悲しいです。しかし私は何年も前からみなさんの声を聞いているのです。俳句読む度に、村上春樹やカズオ・イシグロの本を開く度に、黒澤映画をみる度に、私はみなさんのことをよく知っています。そしてもうすぐみなさんに会いに飛んでいきます。世界平和を願い、日本のみなさんに会えることを願い、私たちを受け入れてくれたこと深く感謝の気持ちをお送りします。”最優秀監督賞&東京グランプリ/東京都知事賞受賞『ザ・ビースト』 ロドリゴ・ソロゴイェン監督最優秀監督賞と東京グランプリ/東京都知事賞の2つをいただけるなんて本当に嬉しいです。この2つの賞を受賞できることを心より光栄に思います。東京国際映画祭と審査委員のみなさんありがとうございます。授賞式に参加できないのは残念ですが、『ザ・ビースト』や映画祭、そして素晴らしい東京という街を楽しんでいただければと思います。本当に嬉しいです。最優秀芸術貢献賞受賞『孔雀の嘆き』サンジーワ・プシュパクマーラ監督日本の政府・日本のみなさんに大変多くなサポートいただきましたことを心から感謝したいと思います。私たちの困難の間、みなさんから非常に強力なサポートを得ることができております、ありがとうございます。また、私の映画のまさに源となりました妹、兄弟に感謝しております。この映画を全てのスリランカの人に捧げたいと思います。私たちは税金で教育を受けることが出来ております。そういった意味で私はこの映画そのものをスリランカの人々に捧げたいと思います。観客賞受賞『窓辺にて』今泉力哉監督この度は、観客賞をいただきありがとうございます。私は東京国際映画祭のコンペティション部門は今回が2回目でして、それまでにも日本映画スプラッシュという部門で何度か参加させていただいております。私は個人的な悩みや、小さな悩みに焦点を当てた恋愛映画を作り続けています。世界には戦争やジェンダーなど様々な問題がありますが、本当に小さな、映画の題材にならないような悩みや個人的な問題などを、恋愛を通じて、また、笑いやコメディ的なことも含めて描こうと思い、作品を作っています。どうしても、映画や小説などでは、大きな問題を取り上げてそれについて語るという側面がありますが、自ら行動できない受動的な主人公だったり、見過ごされるような小さな問題について描きたいという思いがあります。最初に野上さんが特別功労賞を受賞していた場面が、今日のクライマックスなんじゃないかと思いながら見ていたんですが、自分も作品を通して同じ舞台に立てていることを嬉しく思いますし、今後も映画監督を続けていければと思います。また、今回ご一緒した主演の稲垣吾郎さんが新型コロナウィルスに感染され、初日にも大事をとって登壇できない状況があります。まだまだ戦争だけじゃなくて、コロナもそうですし世界にはいろんな問題がありますが、ネガティブに全部とらえるわけじゃなくて、そこにある小さな喜びとか、そういうものについて、これからも自分なりにできることを考えていこうと思います。本日はありがとうございました。<アジアの未来>作品賞受賞『蝶の命は一日限り』モハッマドレザ・ワタンデュースト監督この賞をいただくことはとても感銘を受けることなのですが、今は芸術性の高い映画が中々色んな映画祭で賞を貰ったりしないので、東京国際映画祭は今でも芸術性を大事にする映画、芸術の言葉で一つの物語を語る映画を大事にすることということに、私たちは感銘を受けました。私たちは監督として一つの社会問題を、映画の言葉で表現することはとても重要なことであると信じてます。この場を借りて、この賞をイランの大変素晴らしい女性たちに捧げたいと思います。世界の平和、そして戦争がない平和を願って、スピーチを終わりたいと思います。特別功労賞受賞野上照代ありがとうございます。なんて言ったって(今年で)95歳ですからね、よく保ったものです。私は、映画が本当に好きだし、映画という表現をここまで続けてきてくれた色々な監督たちに感謝します。いろいろな表現があるけれど、やっぱり映画ほどリアルで具体的で真実に迫るものはない、やはり素晴らしい表現だと思います。今年は、安藤さん(チェアマン)も来られて素晴らしい会になって良かったと思います、ありがとうございました。第35回東京国際映画祭は10月24日(月)~11月2日(水)まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催、閉幕。(text:cinemacafe.net)■関連作品:窓辺にて 2022年11月4日より全国にて公開©2022「窓辺にて」製作委員会
2022年11月03日女優のシム・ウンギョンが2日、都内で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーに登壇。10月29日に韓国・ソウルの繁華街・梨泰院で起きた雑踏事故の犠牲者を追悼した。コンペティション部門の審査委員を務めたシム・ウンギョンは、最優秀男優賞と最優秀女優賞のプレゼンターとして登壇。発表の前に「10月29日に発生した梨泰院の雑踏事故に心から哀悼の意を表します。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします」と神妙な面持ちで語り、頭を下げた。なお、最優秀男優賞は『ザ・ビースト』のドゥニ・メノーシェ、最優秀女優賞は『1976』のアリン・クーペンハイムが受賞した。
2022年11月02日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが2日、都内で開催され、『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)が観客賞を受賞した。ステージに登壇した今泉監督は「このたびはこのような光栄な賞をいただきありがとうございます」と感謝。「私の作品は個人的な小さな悩み、特に恋愛の映画をずっと作り続けています。世界にはさまざまな問題がある中で、本当に小さな小さな悩みとか個人的な問題を恋愛を通じて、コメディ的なことも含めて描こうと思って作り続けています」と語り、「ここに立てていることをうれしく思います」と喜んだ。主演の稲垣は、新型コロナウイルスに感染したことが10月31日に発表されたばかり。今泉監督は稲垣について「公開初日も登壇できないという状況があります」と話した上で、「まだコロナや、世界にはいろんな問題がありますが、そこにある小さな喜びとか、自分なりにできることをこれからも考えていきたいと思います」と語った。なお、今年のコンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)がノミネートされた。
2022年11月02日是枝裕和監督と俳優の松岡茉優が10月31日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた第35回東京国際映画祭公式プログラム・TIFFスペシャルトークセッション「ケリング『ウーマン・イン・モーション』」に出席し、それぞれの立場から芸術分野における女性の地位と評価について、意見を交わした。是枝監督はこの夏、新作映画に取り組んだ際に「インティマシー・コーディネーター」の浅田智穂氏に協力を求めたそうで、「裸だけの問題じゃなく、俳優さんがどこで精神的に負担がかかるのか脚本を読んでもらった」と明かした。「インティマシー・コーディネーター」とは、性的なシーンなどの撮影の際、制作サイドと俳優の間で調整を行う職業のこと。「撮影の時間帯やセットを変えたことも。やはり、調整役に入ってもらうことは必要」とその成果と意義を語った。また、日本でも問題が可視化されつつある「Me Too」運動については、「声をあげることはもちろん、声をあげた人を孤立させないサポート体制が必要」と指摘。現在は映画業界の労働環境改善を目指す「日本版CNC設立を求める会」(通称:action 4 cinema)の共同代表を務めており、「働き方改革は待ったなしの状態で、放っておくと映画業界は10年持たない」と危機感をあらわに。性別を問わず、子育てと両立できる職場作りが必要だとし「働く職場として、『入るの、やめなよ』って言われない環境を整備しなければいけない」と決意を語った。是枝裕和監督松岡は、現場で出会った女性スタッフの声として「家庭や子どもを持ちたいが、それではバリバリ仕事がしたいという気持ちと両立できず、とても不安で悔しいと言う人もいる」と現状を報告。若い世代の女性が“意見”を持つことに対し「私も生意気だとか、堅いって言われることがある」と、自身が抱く違和感を明かし「ゆっくり変わっていますけど、これからは、若い女性が発言してもビックリされない時代になってほしい」と期待を寄せた。「Me Too」運動に対しては、「言葉が日本に輸入されたとき、言葉だけを受け取ったから、いろんな誤解が生まれて、なぜか対立に向かってしまった。本来は話し合う目的だったはず」と現状を憂い、「話し合いができる映画業界になってほしい」と話していた。松岡茉優「ウーマン・イン・モーション」は、依然として男女間の不平等が顕著である芸術や文化の世界において、表舞台と裏側で活躍する女性たちに光を当てることを目的に、ケリングが2015年に発足させたプログラムのこと。同アワードでは賞を通じて、インスピレーションを与えた人物や才能ある若手女性たちを表彰している。第35回東京国際映画祭は、11月2日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。取材・文・撮影=内田涼
2022年11月01日松岡茉優と是枝裕和監督が10月31日(月)、第35回東京国際映画祭公式プログラムであるTIFFスペシャルトークセッション、ケリング「ウーマン・イン・モーション」に参加。日本映画界の課題を率直に語り合った。「ケリング(KERING)」は、2015年よりカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーを務め、「ウーマン・イン・モーション」は同映画祭の公式プログラムとして欠かせない取り組み。「ウーマン・イン・モーション」トークはゲストが映画業界や芸術全般における女性の貢献を強調する機会となっており、本年度、東京国際映画祭の公式プログラムとして2019年に続いて2回目の「ウーマン・イン・モーション」トークイベントを開催した。2018年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールをはじめ、国内外の数々の賞を受賞している映画監督・是枝裕和と、是枝監督の『万引き家族』などに出演し、その演技力が高く評価されている松岡さん。来年1月12日配信予定のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」でも一緒に仕事をした2人は、国内外を問わず活躍する映画人として、大きな拍手を浴びながら登壇した。フランス、韓国とは異なる日本の労働環境は「看過できない状況」パルム・ドールを受賞後、フランス、韓国と2作品連続で海外の制作現場を経験した是枝監督は、日本との大きな相違点として「フランスは原則8時間労働、韓国は週52時間という条件が決まっており、2国とも働き方の環境が整えられていてそこが大きな違い」と挙げ、「自分の撮影現場の環境をどのように変えていくか、というのが課題になった1年だった」と語る。俳優として日本映画界で活動している松岡さんが「日本では今までも2週間や10日ほどで映画を撮影することもあり、短期間で集中できる環境があることは必ずしも悪いことではないのでは?」と疑問を投げると、「文化祭を成し遂げたときのような達成感や仕事以上のつながりが生まれることもある」と認めつつ、「その現場に入ることで、何かを犠牲にしていることもあり、そのことは既に看過できない状況。韓国では適度に休みながら撮影したが、それでも一体感は生まれた」と監督。「次の世代が働く場所として『そんな大変な職場で働くなんて』と言われない環境を作る責任がある年齢になったと思う」と監督自身の経験をもとに意見を述べると、松岡さんもすかさず「年齢を問わず私にも責任を背負わせてください」とコメント。「若い世代がこのような発言をすると、生意気だとか硬いとか言われてしまう。私たちのような同世代の人が発言しても、びっくりされないような世の中になってほしい。まだ意見を言わないほうがベターだと思われる」と、松岡さんは語った。是枝監督「声をあげた人が不利益を被らないように」いまの日本映画界におけるパワーハラスメント、セクシャルハラスメントなどの問題に関して意見を求められると、監督は「声をあげやすいようにする、声をあげた人が不利益を被らないようにするサポートがもっと必要」と主張。「自分の現場でもリスペクトトレーニングを実施したり、(日本には2人しかいない)インティマシー・コーディネーターに入ってもらい、脚本のなかで感情に負荷のかかるシーンをチェックしてもらう作業からお願いした。どんな目が入ることで、どう現場に作用するか、良い現場になるように検証している」と明かす。松岡さんも出演する『万引き家族』の脚本についても、当時の撮影において何か改善点があったのかなどをインティマシー・コーディネーターに相談したと明かし、「話を聞くだけでも、女優さんが負荷を感じる点など自分では気づけないことを提案してもらえるので、相談がしやすい」とその役職の重要性を強調。加えて松岡さんも「心を使う仕事だから気持ちに浮き沈みがあるのは当たり前だと思っていたが、その当たり前も変わっていけるのならばとても喜ばしいこと」と俳優という立場からインティマシー・コーディネーターの今後の活躍に希望を示した。松岡茉優「お互いに耳を傾けられる映画界であってほしい」さらに、これからの日本映画界について聞かれると、是枝監督は「働き方改革は進んでいくが、進んでいくが故に作られなくなる映画が出てくる」と危機感を述べ、「このままの状態では、日本映画界は10年続かないだろうと危機感を持った監督が集まり、『action4cinema』を立ち上げた。若手の人材を集めるためにどうするべきか、未来図、危機感を共有して、まずは意識を高めていくという活動をこれからも続けます」と今後の展望を語る。松岡さんは「特に男性が多い役職の女性スタッフは、子どもを持ちたい時など育休制度が備わっておらず、仕事か家庭のどちらかしか選べない人も多い。男女問わず休めて、子どもを預けたり育てながらできる現場づくりをしたいと思います」と話す。また、これからの映画界で女性がより活躍するためには「話し合いができる、お互いに耳を傾けられる映画界であってほしい」と言う。未来を担う俳優として臆することなく自身の意見を主張した松岡さんに対し、「若い役者が自分の考えを違和感も含めて話せるようになってきたのは、とても素晴らしいこと。そのことを応援していただきたいし、そのためにはぜひ映画を観に来てほしい」と変わりつつある日本映画界を応援してもらうべく、観客に語る是枝監督。実際に映画界の第一線で活躍する2人の生の声は、映画界の穏やかながらも力強い未来を感じさせ、多くの女性、そして映画人を勇気づけるような貴重なトークイベントとなった。Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」は2023年1月12日(木)よりNetflixにて全世界独占配信(全9話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年11月01日「第18回東京蚤の市」が、2022年11月18日(金)から20日(日)まで、東京・国営昭和記念公園にて開催される。「第18回東京蚤の市」アンティーク&ヴィンテージが集結全国各地の古道具店や古書店、古着屋等が集結する「東京蚤の市」は、「紙博」などの人気イベントを手がける「手紙社」によるフリーマーケット。第18回目、そして3年ぶりの秋開催となる今回も、世界各国・日本全国から集められたアンティークやヴィンテージの品々が販売される。また、会場では丁寧に支度されたご飯やおやつ、コーヒーにお茶といった飲食物も販売されるほか、子どもと一緒に体験できる各種ワークショップ、品定めの合間に楽しめる音楽ライブやパフォーマンスも実施される。北欧の生活道具を集めた「東京北欧市」も同時開催また、北欧発のアイテムに焦点を当てた「東京北欧市」を同時開催。人々の暮らしを明るく彩る、北欧の知恵が詰まったテキスタイルや家具、生活道具もあわせてチェックしてみてほしい。開催概要「第18回東京蚤の市」開催期間:2022年11月18日(金)〜11月20日(日)会場:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば(無料エリア)時間:9:30〜16:00入場料:[前売券]1,200円/[当日券]1,500円
2022年10月30日井口理(King Gnu)が初主演を務めた映画『ひとりぼっちじゃない』が、第35回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門にてプレミア上映。井口さん、共演の馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督が舞台挨拶に登壇した。舞台挨拶に登壇した井口さんは、緊張の面持ち。「すごく緊張しています。でも今日皆さんにこの映画を見ていただくことができて本当にうれしいです」と語り、舞台挨拶はスタート。出演を決意させた理由について、井口さんは「原作を読んだのですが、自意識やコミュニケーションの難しさみたいなものを主人公のススメと同じように感じていたので、そういうところを表現できるのではないかと思い参加させていただくことにしました」とコメント。ススメが恋をする女性・宮子を演じた馬場さんは「これまで演じたことがないような難しい役柄だったので、ぜひ挑戦してみたいと思いました」と言い、宮子の友人でありながらススメを惑わせる蓉子役の河合さんは「脚本を3行読んだだけで『これは面白い!』と、自分の感性とバチッとはまり、すぐに『出たい』と思いました」と明かす。本作が初監督となる、原作・脚本も兼ねた伊藤監督は、「原作を書いていたときに編集者の方に『映画化しないんですか?』と言われていたのですが、自分が監督をするとは思っていませんでした。大好きなキャストの皆さんと一緒に映画が作れて本当にうれしいです」と感慨深げに語る。コミュニケーションが苦手な主人公ススメを演じた井口さんに、役作りについての質問がおよぶと「原作のススメは日記形式なので、撮影前に自分で日記を書きました」と打ち明け、「普段は自分の言葉をはっきり表すことはないのですが、日記を書くことでススメと自分をリンクさせていきました」と言う。馬場さんは「自分は普段は早口なんですが、監督から、宮子はとにかくゆっくり話してくださいと言われて、普段、友達と話すときもゆっくり話すようにしました。ゆっくり話すのは体力を使いました」と明かす。河合さんは「蓉子はトリッキーな人物像ではあったので、蓉子が聞いていそうな楽曲のプレイリストを作って聞いていました」と語り、撮影をふり返った。司会者から、馬場さんと河合さんに「俳優・井口さんを一言で表すと何という言葉があてはまりますか?」という質問が出されると、手を挙げて答えた河合さんは「真剣!」と答え、馬場さんは「普段、『King Gnu』の井口さんとして見ているのとは違う、一つのセリフ、一つのシーンに真剣に向き合っている役者・井口さんを見て、私もこうありたいと思いました」と回答。井口さんは「やめてくださいよ、そんなイメージないんだから。好感度あがっちゃうじゃないですか」と、少し照れたように返して場内を沸かせていた。上映後にはQ&Aトークセッションを実施、井口さんと伊藤監督が再び登壇。映画を見終わったばかりの観客からの質問に真摯に答え、会場は再び熱気に包まれる。最後に井口さんは、「『ひとりぼっちじゃない』に参加し、ススメと向き合って役と向き合うということはこういうことなのかと、役者としてのスタートが切れたのではないかなと思う。そして、普段歌っていることが『ひとりぼっちじゃない』に活きていると思うのと同じように、『ひとりぼっちじゃない』で得たものを歌に還元できるのではないかなとも思っています」と語り、トークセッションは終了した。『ひとりぼっちじゃない』は2023年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひとりぼっちじゃない 2023年春、全国にて公開予定©2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会
2022年10月29日10月28日(金)に、第35回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門『ひとりぼっちじゃない』公式上映において、井口理、馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督の舞台挨拶を行いました。『ひとりぼっちじゃない』は本上映がワールドプレミアとなります。舞台挨拶に登壇した井口は、緊張の面持ちで、舞台挨拶登壇の気持ちを「すごく緊張しています。でも今日皆さんにこの映画を見ていただくことができて本当にうれしいです。」と語り、舞台挨拶はスタート。出演を決意させた理由について、井口は「原作を読んだのですが、自意識やコミュニケーションの難しさみたいなものを主人公のススメと同じように感じていたので、そういうところを表現できるのではないかと思い参加させていただくことにしました。」、馬場は「これまで演じたことがないような難しい役柄だったので、ぜひ挑戦してみたいと思いました。」、河合は「脚本を3行読んだだけで『これは面白い!』と、自分の感性とバチッとはまり、すぐに『出たい』と思いました。」と語りました。本作が初監督となる、原作・脚本も兼ねた伊藤監督は、「原作を書いていたときに編集者の方に『映画化しないんですか?』と言われていたのですが、自分が監督をするとは思っていませんでした。大好きなキャストの皆さんと一緒に映画が作れて本当にうれしいです。」と語りました。コミュニケーションが苦手な主人公ススメを演じた井口は、役作りについての質問に対し、「原作のススメは日記形式なので、撮影前に自分で日記を書きました。普段は自分の言葉をはっきり表すことはないのですが、日記を書くことでススメと自分をリンクさせていきました。」、ススメが恋する謎の女性・宮子を演じた馬場は「自分は普段は早口なんですが、監督から、宮子はとにかくゆっくり話してくださいと言われて、普段、友達と話すときもゆっくり話すようにしました。ゆっくり話すのは体力を使いました。」、宮子の友達でありながらススメに近づく蓉子を演じた河合は「蓉子はトリッキーな人物像ではあったので、蓉子が聞いていそうな楽曲のプレイリストを作って聞いていました。」と語り、撮影を振り返っていました。司会者から、馬場と河合に「俳優・井口さんを一言で表すと何という言葉があてはまりますか?」という質問が出され、手を挙げて答えた河合は「真剣!」と答え、馬場は「普段、King Gnuの井口さんとして見ているのとは違う、一つのセリフ、一つのシーンに真剣に向き合っている役者・井口さんを見て、私もこうありたいと思いました。」と答えました。井口は「やめてくださいよ、そんなイメージないんだから。好感度あがっちゃうじゃないですか。」と少し照れたように返して場内を沸かせ、大きな拍手に包まれ舞台挨拶は終了いたしました。上映後にはQ&Aトークセッションに、井口理と伊藤監督が再び登壇。お客様のQAに真摯に答え、映画を見終わったばかりの会場が再び熱気に包まれました。井口は最後に、「『ひとりぼっちじゃない』に参加し、ススメと向き合って役と向き合うということはこういうことなのかと、役者としてのスタートが切れたのではないかなと思う。そして、普段歌っていることが『ひとりぼっちじゃない』に活きていると思うのと同じように、『ひとりぼっちじゃない』で得たものを歌に還元できるのではないかなとも思っています。」と語り、トークセッションは終了いたしました。作品情報■キャスト井口理(King Gnu)馬場ふみか河合優実相島一之高良健吾浅香航大長塚健斗(WONK)じろう(シソンヌ)盛隆二森下創千葉雅子峯村リエ■スタッフ監督・脚本:伊藤ちひろエグゼクティブプロデューサー:古賀俊輔倉田奏補吉村和文吉永弥生企画・プロデュース:行定 勲原作:伊藤ちひろ「ひとりぼっちじゃない」(KADOKAWA刊)製作:「ひとりぼっちじゃない」製作委員会(ザフールセカンドサイトダイバーシティメディアミシェルエンターテイメント)制作プロダクション:ザフール企画協力:KADOKAWA宣伝:満塁配給:パルコ©2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会---------■作品公式サイト: ■公式サイト: ■作品Twitter: ■作品Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月29日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の舞台挨拶に三浦大輔監督とともに登壇した。同作は脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを体現している。藤ヶ谷は、本作の撮影において何度も逃げたくなったという。「撮影の初日から逃げたいと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません」と笑いながら打ち明け、「北海道、寒かったですね。マイナス2度くらいでした」「走ったし濡れたし、自転車めっちゃこぎましたね。電動自転車じゃなかったのでめっちゃしんどかったです」と吐露した。さらに、「撮影が終わってからも通常の自分のテンションに戻るまで半年くらいかかりました。アイドル業に支障出ましたね。半年くらいは心も表情も動かず、三浦組を経験した人にしかわからない、しっかり役と向き合えた証拠でもあるかなと。そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな」とアイドル業に支障が出たと冗談交じりに告白。「自分がどんどん痩せていって、クマができる感じも役とリンクしていましたし、いろんなものを監督が引き出してくれました」と話した。三浦監督は「大変な思いをさせてしまったんですけど、見てくださってお客様には届いているかなと信じています。常人じゃないというか、後半になるにしたがって藤ヶ谷くんの顔つきが菅原でしかなくなっているので、そのへんを評価していただきたい」と藤ヶ谷の演技を称賛。「藤ヶ谷さんの頑張りも評価されてほしいですし、どうかヒットにつなげて。僕の作品の中ではすごく幅広い層に見ていただけるエンターテインメントになったかなと予感しているので、若い方から年齢層の高い方、地方にいる方とかまで届くような作品になってくれて、できれば2とかできたらうれしいなと思います」と続編に意欲を示した。監督の言葉に観客から大きな拍手が起こる中、藤ヶ谷は「2……」「2……」と繰り返し、監督が「あ、断られる感じですか?」と尋ねると、「ちょっと考える時間をいただいてもよろしいですか(笑)」と即答せず。そして藤ヶ谷は「チームで命を削りながら頑張ってつくった作品ですので、たくさんの人に届いたらいいなと思います」と願いを込めた。
2022年10月28日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年1月13日公開)の舞台挨拶に三浦大輔監督とともに登壇した。同作は脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔のタッグで2018年に上演された舞台の映画化作。自堕落な生活を送るフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷が、ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを体現している。藤ヶ谷は「撮影は2年くらい前。だいぶ前に撮ったのでやっと公開ができる。皆さんに見ていただけてこの映画がどうだったのか気になるところですね。いかがでしたでしょうか?」と問いかけ、観客が拍手で応えると「ありがとうございます」と笑顔を見せた。同映画祭初参加となった藤ヶ谷。「こうして選んでいただけて光栄です。チームで本当につらく苦しい撮影を乗り越えた作品ですので、選んでいただけたことがうれしいです」と喜びを語った。本作の撮影においては何度も逃げたくなったという。「撮影の初日から逃げたいと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません」と笑いながら打ち明け、「その瞬間瞬間での監督のOKが違うので、そこに当てていくというのと、本当にテイク数を……振り返りのシーンもリハーサルを入れると100回弱くらいしたと思います」と話した。また、「北海道、寒かったですね。雪のシーンとか印象的だったと思いますが、雪の動きや粒の大きさを決めるのも3、4時間くらいかかりました。マイナス2度くらいでした」と述べ、「走ったし濡れたし、自転車めっちゃこぎましたね。電動自転車じゃなかったのでめっちゃしんどかったです」と吐露した。さらに、「撮影が終わってからも通常の自分のテンションに戻るまで半年くらいかかりました。アイドル業に支障出ましたね。半年くらいは心も表情も動かず、三浦組を経験した人にしかわからない、しっかり役と向き合えた証拠でもあるかなと。そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな」とアイドル業に支障が出たと冗談交じりに告白。「そういう経験もなかったので、自分はどこまでだったら余白を残していろいろできるのかなとか、いろいろ気づけてよかったなと思いました」と振り返った。
2022年10月28日京都発の3ピースバンドHakubiが、2022年第4弾シングルとなる新曲「32等星の夜」を11月30日(水) に配信リリースすることを発表した。「32等星の夜」は、Hakubi初のクリスマスソング。あと1週間で1年が終わるクリスマスの時期に、誰もが感じたことのある年の瀬の不安にそっと寄り添って背中を押してくれる優しい楽曲となっている。併せて、本作のジャケットアートワークが公開され、Pre-add、Pre-save(楽曲の事前予約機能)もスタート。さらに、テレビ朝日系『BREAK OUT』内のマンスリーコーナー「FREAK SCENE」にHakubiの出演が決定した。11月9日(水) より4週にわたっての放送を予定しており、インタビュー映像などHakubiのことをより知ることができる内容となっている。■Hakubi片桐 コメントクリスマスの夜、色とりどりに飾られ賑やかになる街の中で疎外感を感じてしまう私たちの歌。もしかしたら楽しそうに見えるあの人も、幸せそうに見えるあの人も、本当は何か抱えていて、その感情をごまかすように歌い踊っているのではないかと思い作った曲です。世界が優しく彩られますように、そんな願いを込めたHakubiのクリスマスソングです。<配信情報>2022年第4弾 配信シングル「32等星の夜」2022年11月30日(水) 配信リリース「32等星の夜」配信ジャケットPre-add / Pre-save事前登録サイト:年第3弾 配信シングル「君が言うようにこの世界は」配信中※ABCテレビ / テレビ神奈川 10月クールドラマ+『青春シンデレラ』主題歌配信リンク:「君が言うようにこの世界は」MV2022年第2弾 配信シングル「あいたがい」配信中※電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」CMソング配信リンク:「あいたがい」MV2022年第1弾 配信シングル「Twilight」配信中※RPG『メメントモリ』 忠実な従者「アイリス」キャラクター主題歌配信リンク:「Twilight」MVCV. 水瀬いのり / Song. Hakubi「Twilight」(Special Ver.)MV<番組情報>テレビ朝日系列23局放送『BREAK OUT』マンスリーコーナー「FREAK SCENE」『BREAK OUT』ロゴ11月9日(水) 25:31分〜(予定)11月16日(水) 25:31分〜(予定)11月23日(水) 25:31分〜(予定)11月30日(水) 25:31分〜(予定)※地域によって放送日が異なりますので、詳しくは番組HPをご確認ください。※放送時間は変更になる可能性がございます。番組HP:<ライブ情報>『Noise From Here』告知画像『Noise From Here』HALL edition2022年11月3日(木・祝) 東京・恵比寿ザ・ガーデンホール16:00 開場 / 17:00 開演前売り:4,400円(税込・ドリンク代別)『Noise From Here』LIVEHOUSE edition2022年11月17日(木) 大阪・心斎橋BIGCAT18:00 開場 / 19:00 開演前売り:3,800円(税込・ドリンク代別)『one-man live “Noise From Here”』ティザー<イベント情報>『ボロフェスタ2022』11月4日(金) 京都KBSホール『MUSIC ZOO WORLD 太陽と⻁ 2022 YEAR OF THE TIGER』11月5日(土) 神戸ワールド記念ホール『ポルノ超特急2022』12月17日(土) 京都パルスプラザ関連リンクOfficial Site Twitter Instagram TikTok YouTubeチャンネル
2022年10月28日女優の井上真央が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『わたしのお母さん』(11月11日公開)の舞台挨拶に、杉田真一監督とともに登壇した。本作は、母との関係が苦しい娘と、悪気なく娘を追いこんでしまう母という、“親子のリアル”を描いた物語。主人公・夕子を井上真央、母・寛子を石田えりが演じた。井上は、最初に脚本を読んだときの感想を「母と娘の物語と聞いて、激烈な親子のドラマやドラマチックな何かがあるのかなと思っていたんですけど、そうではなくて夕子の気持ちもお母さんの気持ちもなかなか見えづらいなと思いました。心の底に抱えているようなものをゆっくり紐解いていく静けさがあってとてもいい本だなと思いました」と語った。そして、夕子役について「難しかったですね」と言い、「夕子としてふっと立っている、役としてただ存在しているだけということがこんなに難しいんだと感じましたし、この映画を通して改めて役との向き合い方をもう一度考えさせられた気がしています」と話した。自身の母との一番の思い出を聞かれると、「特に旅行に頻繁に行くとかはなかったんですけど、神奈川にいて、東京でお仕事や用事があると、よく母と2人で電車に乗っていて、だいたい1時間半くらい片道かかるんですけど、電車を乗り継いで、そのときに構内の売店で母がよくお菓子を、キャンディーとかキャラメルとかグミを買ってくれて、そのお菓子を見るといまだにそのときのことを思い出します」と言い、司会者から「懐かしい味?」と言われると、「そうですね」とほほ笑んだ。
2022年10月28日女優の井上真央が28日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『わたしのお母さん』(11月11日公開)の舞台挨拶に、杉田真一監督とともに登壇した。本作は、母との関係が苦しい娘と、悪気なく娘を追いこんでしまう母という、“親子のリアル”を描いた物語。主人公・夕子を井上真央、母・寛子を石田えりが演じた。井上は、母のことが苦手な娘役について「難しかったですね」と言い、「夕子としてふっと立っている、役としてただ存在しているだけということがこんなに難しいんだと感じましたし、この映画を通して改めて役との向き合い方をもう一度考えさせられた気がしています」と話した。また、石田演じる寛子との関係について「いいお母さんですよね。私もそう思いました。えりさんがやるとかわいらしいですし、完璧なお母さんというのも伝わってきましたが、他人から見ていいお母さんだなと思われていることが優子にとって重くのしかかっていたのだと思います。親を嫌いって言えない、言うことは間違っているし、あんなにいいお母さんだし、私が母のいいところを見られないのだというのをずっと積み重ねてきたのだろうなと思います」と語った。杉田監督は、井上と石田の起用理由について「この2人がいなければ成立しない映画。実力派と言われることに関しては疑うところもなく、そこへのリスペクトもあるお二人です。そしてもう一つずつ決め手をあえて言うならば、石田えりさんに関しては、年々増していくような現役感。井上さんは、佇まいの説得力です」と説明した。井上は、監督からの無茶ぶりを聞かれると「全部って言いたいところですけど、今思い出したのは、撮影が始まる前に監督が『僕は歩くシーンを大事に撮りたい』とおっしゃっていて、歩くだけで表現するのはすごく難しかったです」と回答。さらに、「母と大ゲンカになる前の歩くシーンが一番どうしていいかわからなかったところなんですけど、監督が『コップにたっぷり水が入っていて、それを持ちながら歩いている感じ』と言って、なんとなくそれが腑に落ちた。こぼれそうだけどこぼれないように、みたいな感覚。最初は何言ってんだって思いましたけど、そういう表現で腑に落ちるというのがありました」と笑顔で振り返った。
2022年10月28日女優の永野芽郁が27日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に、主演の戸田恵梨香、廣木隆一監督とともに登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。ショートパンツからすらりとした美脚がのぞくブラックコーデで登場した永野は、本作出演が決定したときの心境を「戸田恵梨香さんが主演だと聞いて、戸田さんだったらやりますっていうくらい、いつかご一緒したかったのでうれしかったです」と語り、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいな。恐ろしいんですよ! 誰も声をかけられないくらい入っていくので、それを間近で見させていただけたのはすごく貴重な経験になりました」と振り返った。自身の親子関係を聞かれると、永野は「私、いい娘だと思うんですよ! お母さんが喜ぶことをしたいと常に思っているので、行きたい場所に連れていきますし。運転手するので。いい娘ですね~私」と満面の笑み。「月1くらいでお母さんとどこかお出かけしたりご飯食べに行ったりします。出演作は初日に絶対お母さん見に行ってくれるんです。仕事があっても。母もいい母ですね~」と続け、本作も「すごく楽しみにしています」と明かした。また、タイトルにちなみ、母性を感じる瞬間を聞かれると、永野は「実家で犬を飼っていて、実家に帰ると、私が歩き回るとくっついてずっと歩いてくるんです。胸がぎゅ~ってなって……それが母性ですか!?」と答えた。
2022年10月27日湊かなえ原作映画『母性』に出演する戸田恵梨香と永野芽郁、監督の廣木隆一が、10月27日(木)本日、「第35回東京国際映画祭」において完成報告会を実施した。先日開幕した「第35回東京国際映画祭」にて、特別招待上映作品(ガラ・セレクション部門)に出品されている本作。用意された座席数を大きく超える取材申請を受けていた『母性』完成報告会。ブラック基調のエレガントな装いで登場すると、大きな拍手に包まれた。本作が初共演となった戸田さんと永野さん。母と娘の視点が交錯して描かれ、一つのシーンでも180度違った演技を要するという難役を演じきった2人は、劇中ではそれぞれの愛情がゆがんでスレ違ってしまう関係性ながら、戸田さんが「親子ほどの歳が離れているのか調べたくらい、永野芽郁さんの母なんて演じられるのか?と最初は心配もありましたが、私が演じた母・ルミ子が“(理想の)母になれなかった”人であるものの、現場では芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私もなんとか成立させられたなと思っています」と感謝を伝え、「永野さんはとにかく涙がポロポロ流れてくるので、どうやって泣いているんですか?と初めて役者さんに訊ねました。すると永野さんからは、“悲しいと思ってお芝居しています”と返ってきました(笑)」と明かす。永野さんも「戸田恵梨香さんが主演だと最初に聞いていたので、脚本も開く前に、戸田さんだったらやります!と決めたくらい、いつかご一緒したかったので純粋に嬉しかったです。スイッチが入った時の戸田さんは、“怪物”というか(笑)、おそろしいぐらいに誰も言葉がかけられないような感じでグワっと(役に)入っていくので、間近でそれを見させて頂けたのはすごく貴重な経験になりました」とふり返った。娘を愛せない母と、母を愛せない娘。それぞれどのように役づくりをしていたのか問われると、戸田さんは「役についてや、そのシーンをどうやって成立させようか、という話はしていたと思います」と言い、永野さんも「“これはどうしたらいいんでしょうか?”わたしからたくさん相談ばっかりさせていただいてました」と続け、廣木監督は「2人がとても良い感じで、かなりハードなシーンも距離をしっかりとってそこにいてくれたので、僕はすごくやりやすかったです」と讃えた。また大変だった撮影について、戸田さんは「火事のシーンは大変でした。私の目線と、娘の目線、そしてそこにある事実の3つの視点があって、自分の中でしっかり理解しながらその時々のお芝居をしなくてはいけないし、火事の演出も加わる。スタッフの皆さんとももちろん、大地真央さんや(子ども時代の)娘役の役者さんとも意思疎通を取ることをすごく大事にしました。ここだけは視点が3つあるので作品全体を通してみても面白いと思います」と語る。一方、永野さんは「落ち葉の上に倒れるシーンが、本当に虫がすごくて…動いちゃいけないのに耳のあたりで音がすると勝手に体が動いてしまう…(笑)。動きたいけど動けない葛藤が大変でけっこうドキドキしました」と明かすと、戸田さんは「顔の近くをちらちら飛んでるのを払ってました(笑)」と和やかな裏話を披露した。9月に開催された「バンクーバー国際映画祭」でのワールドプレミアをふり返り、湊さんと共に現地参加した廣木監督は、「現地の観客の反応が結構面白かったんですよ。ここで笑うのか!とか。高畑さんは、出てくるだけで観客が笑う準備をしているし、(祖母、母、娘の)3人で歩くシーンでも意外な笑いが起きていた。やっぱり親子関係のあり方は少し違うのかなと感じました」と生で体感してきた観客の熱を伝えた。このあとに迎える日本での初上映・ジャパンプレミアのチケットは即完。戸田さんは「私が作品を観て感じたことと、皆さんが感じる世界のギャップがある作品だろうと思い、皆さんの感想を聞くのがとても楽しみです」と心境を語り、永野さんも「私自身も、(演じていて)これで合っているのかな、と色々感情を駆け巡らせて挑んだ作品なので、皆さんがどう見てくださるかとても楽しみです」と上映にむけて期待を寄せた。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年10月27日女優の戸田恵梨香が27日、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた主演映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会に、共演の永野芽郁、廣木隆一監督とともに登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。また、自身の実生活での親子関係について、戸田は「箱入り娘じゃないですけど、すごく大事に大事に守られてきていたなと思います」と述べ、「幼少期はいつもプリンセスに憧れて、ドレスなんか着てそこらへんを走り回ったりしていましたけど、学生になると早く自立したくてしょうがないと思っていました」と明かした。さらに、タイトルにちなみ、母性を感じる瞬間を聞かれると、「愛犬を飼っているので毎日母性を感じます。寝ている姿を見ると、もうやられますね」とにっこり。最後に、「『母性』という作品ではありますが、実は父性のほうもやばいというお話になっておりますので、ぜひお父さんも見ていただけたらと思います」と笑顔でアピールした。
2022年10月27日「第35回東京国際映画祭」(TIFF)の「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』(11月23日公開)の完成報告会が27日、都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督が登壇した。本作は、湊かなえ氏による同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、母・ルミ子を戸田、娘・清佳を永野が演じた。戸田は、出演が決定したときの心境を「永野芽郁さんの母親にはなれないだだろうって思いました。嘘でしょ!? って。親子ほど年が離れているのだろうかって調べたくらい心配になっちゃって、成立させられるのかなって不安だった」と明かし、「現場に入っていろいろ考えていると、私が演じたルミ子自身が母親になれない人だったというのもありますし、芽郁ちゃんが私のことを母として見てくれていたので、私の精神的にはなんとか成立させられました」と語った。本作では学生時代から母まで、20年以上の年齢幅を演じたが、戸田は「そこに関しては運よく朝ドラを経験させてもらっていて、15歳から50代前半まで、40年近くの人生を体験させてもらって、一つの引き出しはあったので、その引き出しを今回開かせてもらいました」と、ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『スカーレット』が生きたという。一方、永野は「戸田恵梨香さんが主演だと聞いて、戸田さんだったらやりますっていうくらい、いつかご一緒したかったのでうれしかったです」と笑顔を見せ、「スイッチが入ったときの戸田さんは怪物みたいな。恐ろしいんですよ! 誰も声をかけられないくらい入っていくので、それを間近で見させていただけたのはすごく貴重な経験になりました」と振り返った。
2022年10月27日デヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』が第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて上映され、芸能界屈指の映画ファン“こがけん”が登壇したトークショーが開催された。アカデミー賞常連監督のもとに、クリスチャン・ベイルをはじめ、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、アニャ・テイラー=ジョイ、そしてロバート・デ・ニーロなど、これでもかというほど豪華すぎるハリウッドの名優たちが肩を並べている本作。日本のみならず、世界中から映画ファンが集結した会場に登場したこがけんさんは「こがけんと申します。お願いします!オーマイガー!」とステージに倒れこみ、早速お馴染みのハリウッド映画ネタを絡めて挨拶した。一足早く本作を鑑賞したこがけんさんは「めちゃくちゃ面白かったです!実話とフィクションが融合している作品を“ほぼ実話”で描いた物語なので、シリアスに描こうと思えばいくらでもそうなるところを、凄く軽妙な感じに描いているのがラッセル監督らしいなと思いました。あと、親友3人組を演じるキャストしか知らない状態で観たんですけど、次々に豪華すぎる面々が登場してきて痺れました!」と、本作の魅力を熱く語った。中でも特に気になったキャストについて聞かれると「選ぶのが本当に難しいんですけど、やっぱりマーゴット・ロビーですかね…!監督の過去作に出演経験のあるクリスチャンやデ・ニーロなど、今までの監督のベストメンバーを集めた感じはあったのですが、その中でもマーゴットの輝きと存在感が素晴らしいんです。マーゴット演じるヴァレリーは劇中で、環境や状況が変わった時に表情の変化が細かいのですが、そのうえしっかり統一感もあるんですよ」と演技を絶賛。ほかにも「実は劇中に登場するヴァレリーのアート作品の中に、マーゴットが役作りの一環で実際に作ったアート作品が登場しているので、必見です」と本作のトリビアを解説。続けて、「クリスチャン演じるバートも人間味あふれる魅力的なキャラクターなんです。クリスチャンって役作りがすごいなという印象でしたが、本作でもなんと戦後の身体を表現するために、コルセットをつけて5センチ身長を低くしていたらしいんですよ!やはりすごいなと思いました」と語った。超豪華キャストのこだわりの役作りが、劇中でどのようにキャラクターに反映されているのか、期待が高まる。そして、本作の主人公となる親友3人組にちなみ、同じように強い絆で結ばれた関係の人について聞かれると、「同期の芸人の“もう中学生”です。もう中は僕が全然売れてないときから仲良くしていて、今ではもう中は僕との2人の仕事を“ご褒美”と呼んでいます(笑)」と可愛らしいエピソードで会場を沸かせた。また、こがけんさんといえば“ハリウッドあるあるモノマネ”で人気を呼んでいるが、鉄板の持ちネタを披露し海外のお客さんも多い会場を笑いで温めた後、本作のお気に入りシーンもモノマネで披露。劇中のラミ・マレックの“目の動き”をハリウッドモノマネネタで披露するも、作品を鑑賞する前の観客には伝わらず…、「ちょっとこれはよくないね(笑)」と自身でネタを回収し、最後まで会場を盛り上げた。さらに、監督を務めたデヴィッド・O・ラッセルからこの日のためのメッセージ動画が到着。「この作品はライトなトーンのクライム・ストーリーで、仲のよい3人の男女がアメリカ史上最も衝撃的な陰謀に巻き込まれる物語です。信じられないと思いますが、登場するエピソードはほぼ実話です。そして“愛”もテーマの一つです。今夜は東京国際映画祭のガラ・セレクションでの上映をお楽しみください。“えいがをたのしもう”(日本語)」と監督から貴重なメッセージが贈らた。それにはこがけんさんも大興奮。「シリアスな内容でも、笑えちゃうような人間味あふれる題材の作品が得意なんですよ。センシティブな内容も笑える内容にするアプローチがすごく魅力的なんです。そしてものすごく温かい人っていうのを映画を通して感じます。それが本作にも踏襲されていたんだなと思います。これだけ豪華な面々が出演しているということ自体が、監督のすごさの表れでもありますよね」と、ラッセル監督ならではの魅力を力説し映画ファンっぷりを披露した。最後に「歴史が動くような出来事が起こっていながら、親友3人の友情の話から軸が絶対にぶれないところが作品の素晴らしいところなんです。ハートウォーミングな話なので、肌寒くなってきたこの季節にぴったりです!みなさん楽しんでください!」と締めくくり、本作の上映への期待が最高潮に高まった状態でイベントは幕を閉じた。『アムステルダム』は10月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アムステルダム 2022年10月28日より全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年10月27日女優の永野芽郁が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門で上映される映画『母性』(11月23日公開)に出演する永野。本作では、ある未解決事件の語り手となる母娘を戸田恵梨香と永野が演じているが、この日のレッドカーペットには、戸田、永野、廣木隆一監督が参加した。永野は、美しいスタイルが際立つタイトなドレス姿を披露。笑顔を見せながらカーペットを歩き、観客を魅了した。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日モデルで女優の玉城ティナが24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「コンペティション」部門に選出された映画『窓辺にて』(11月4日公開)に出演する玉城は、主演の稲垣吾郎、中村ゆり、今泉力哉監督とともに登場。ウエストや背中、美脚がのぞく大胆なデザインの黒ドレス姿で観客を魅了した。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻についてある悩みを持つフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、市川の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城ティナが演じた。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日関西ジャニーズJr.のグループ・Boys beの池川侑希弥が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「Nippon Cinema Now」部門に選出された映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』で映画初主演を務める池川は、共演の田代輝、白石葵一、松藤史恩、岩田奏、蒼井旬、坂元愛登、足立紳監督らとともに登場。堂々とレッドカーペットを歩き、笑顔で撮影に応じた。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日日本発ディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ『ガンニバル』(12月28日より配信)で主演を務める俳優の柳楽優弥が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「TIFFシリーズ」部門に出品された本作は、同名のサスペンスコミックを実写ドラマ化した作品。本作の主人公で狂気の世界へと誘われて行く警察官・阿川大悟役を柳楽優弥、大悟と対峙し、村を支配する後藤家次期当主役・後藤恵介を笠松将、大悟の妻・有希を吉岡里帆が演じた。共演の笠松将、片山慎三監督とともにレッドカーペットに登場した柳楽は「ディズニープラス『スター』から最高のドラマができました。ぜひ見てください」と力強くアピールした。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日第35回東京国際映画祭が10月24日に開幕し、東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われた。オープニング作品『ラーゲリより愛を込めて』に主演する二宮和也をはじめ、国内外130人を超える豪華ゲストが駆けつけ、10日間にわたる映画の祭典の幕開けを華々しく宣言。10月24日~11月2日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される。また、隣接する東京宝塚劇場ではオープニングセレモニーが行われ、二宮さんが「オープニング作品に見合う作品だと自負しております」と挨拶し、「たくさんの国から、すばらしい作品が集まったお祭りを楽しんでいただければ」と映画祭の開幕を祝った。メイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転して以来、3年ぶりに屋外での大規模なレッドカーペット開催が実現。そのラストを飾った二宮さんは「緊張しましたね。沿道の皆さんから声をかけていただき、『3年ぶりにやっているんだな』と思いがふつふつこみ上げてきた」と感無量。ただ、共演陣との登場は叶わず、「大人数でさぞ華やかになるんだろうと思っていたら、瀬々監督と二人だけで(笑)。ご想像と違う最後になってしまった」と思わず苦笑いだった。『ラーゲリより愛を込めて』は、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜の伝記映画。「戦争がもたらした後遺症を描いていますが、人間らしい感情が詰まっている。辛くて重たくてしんどい内容ですが、その先の希望や愛、絆は深く刺さるんじゃないかなと思う」とアピールした。2年連続でアンバサダーに就任した橋本愛は、「(配信などで)好きな時間に好きな作品を見られる時代だからこそ、時間や場所の制約がある映画祭での“出会い”は、とても特別なものになる」と映画祭の意義を強調。今年の映画祭は“飛躍”がテーマになっており、「まず、世界を見渡すこと。そして、世界を知ることが大事。現在地を見つめ、そこからどう世界を超えていけるか考えたい」と話していた。この日は会場となった東京宝塚劇場との“縁”で、男役として絶大な人気を博した宝塚歌劇OGの柚希礼音、紅ゆずる、美弥るりか、七海ひろきが華やかに登場。大ヒット映画を原作に宝塚歌劇で上演された舞台『オーシャンズ11』からの楽曲「FATE CITY」を、4人によるコラボ歌唱で披露した。今年のコンペティション部門は2022年1月以降に完成した長編映画を対象に、107の国と地域から1695本の応募があった。舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモアがコンペティション部門の審査委員長を務めるほか、シム・ウンギョン(俳優)、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(映画監督)、柳島克己(撮影監督)、マリー クリスティーヌ・ドゥ・ナバセル(元アンスティチュ・フランセ館長)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。さらに、2004年~08年の過去5回にわたり行われていた黒澤明賞が久々の復活。東京フィルメックス共催の「ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集」、Nippon Cinema Now部門の特集「追悼青山真治」、国立映画アーカイブ共催の「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」、ジャパニーズ・アニメーション部門など、世代やジャンルを横断した多彩なプログラムが企画されている。クロージング作品は『生きる LIVING』(カズオ・イシグロ脚本、オリバー・ハーマナス監督)。映画祭を盛り上げるガラ・セレクションには、全14本がラインナップされており、期間中に上映が予定されるのは、計169本にのぼる。「第35回東京国際映画祭」は10月24日(月)~11月2日(水)日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催中。(text:cinemacafe.net)
2022年10月24日俳優の鈴木亮平と宮沢氷魚が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「コンペティション」部門に選出された映画『エゴイスト』で主演を務める鈴木と共演の宮沢は、松永大司監督とともに登場。鈴木は「今日はこの場に立てて非常に光栄です。思い返せば3年前の東京国際映画祭で監督から『亮平と一緒にやりたい企画がある』と言われて出来上がったのがこの『エゴイスト』という作品です。それに宮沢氷魚くんという非常に強力な味方を得て、ここに立てて感無量です」と感慨深げに語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日女優の戸田恵梨香と永野芽郁が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門に選出された映画『母性』で母娘役を演じた戸田と永野。戸田はロングドレスで視線を集め、永野はシャンパンゴールドのドレスで輝きを放った。そして、代表して戸田が「本日はこのような映画祭に参加させていただき本当に光栄です。ありがとうございます」と挨拶した。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。撮影:蔦野裕
2022年10月24日第35回東京国際映画祭が10月24日に開幕し、東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われた。メイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転して以来、初めてとなる大規模な屋外イベント。国内外130人を超える豪華ゲストが駆けつけ、10日間にわたる映画の祭典の幕開けを華々しく宣言した。第35回東京国際映画祭は10月24日~11月2日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品『ラーゲリより愛を込めて』(二宮和也主演、瀬々敬久監督)、クロージング作品『生きる LIVING』(カズオ・イシグロ脚本、オリバー・ハーマナス監督)の上映をはじめ、映画祭を盛り上げるガラ・セレクションには全14本がラインナップされた。東京宝塚劇場では、オープニングセレモニーが行われ、二宮が出席。「オープニング作品に見合う作品だと自負しております」と胸を張り、「戦争がもたらした後遺症を描いた作品ですが、人間らしい感情が詰まっている。辛くて重たくてしんどい内容ですが、その先にある希望、愛、絆はきっと深く刺さるんじゃないかなと思う」とアピール。「たくさんの国から、素晴らしい作品が集まったお祭りを楽しんでいただければ」と映画祭の開幕を祝っていた。今年のコンペティション部門は2022年1月以降に完成した長編映画を対象に、107の国と地域から1695本の応募があった。舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモアがコンペティション部門の審査委員長を務めるほか、シム・ウンギョン(俳優)、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(映画監督)、柳島克己(撮影監督)、マリー クリスティーヌ・ドゥ・ナバセル(元アンスティチュ・フランセ館長)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。さらに、2004年~08年の過去5回にわたり行われていた黒澤明賞が久々の復活。東京フィルメックス共催の「ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集」、Nippon Cinema Now部門の特集「追悼青山真治」、国立映画アーカイブ共催の「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」、ジャパニーズ・アニメーション部門など、世代やジャンルを横断した多彩なプログラムが企画されており、期間中は計169本の上映が予定されている。取材・文・写真=内田涼■開催情報「第35回東京国際映画祭」期間:10月24日(月)~11月2日(水)会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催公式サイト: オープニング作品:『ラーゲリより愛を込めて』(二宮和也主演、瀬々敬久監督)クロージング作品:『生きる LIVING』(カズオ・イシグロ脚本、オリバー・ハーマナス監督)「TIFFCOM2022」期間:10月25日(火)~10月27日(木)公式サイト:
2022年10月24日俳優の眞栄田郷敦が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「Nippon Cinema Now」部門で上映される『彼方の閃光』で主演を務める眞栄田は、池内博之、尚玄、加藤雅也、Awich、半野喜弘監督とともに登場し、「個人的にこの作品が初主演作品で、この場に、このメンバーの間に立たせてもらえていることをすごくありがたく思っています」と恐縮気味に挨拶。「この作品は、半野監督を筆頭に、本当にやりたいことをやりたいメンバーでとことんこだわって実現した映画で、実はまだ配給会社すら決まっていない状況ではあるんですけど、世界中たくさんの人に見てもらいたい作品なので、今日をスタートに何かが動き始めればいいなと思っています」と本作への思いを語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日