元SMAPの香取慎吾(41)が2月25日、都内のホテルで開催された「第27回東スポ映画大賞」ならびに「第18回ビートたけしのエンターテインメント賞」の授賞式に出席した。 「話題賞」には引退した元横綱の元日馬富士(33)、元日馬富士に暴行を受けた貴ノ岩(33)、豊田真由子元衆院議員(43)、元SMAPの稲垣吾郎(44)、草なぎ剛(44)、そして香取が選出された。 そして受賞者の中で唯一、香取が登場。会場からはどよめきが上がったというが、それもそのはずで……。 「もともとSMAPにとって、東スポは“天敵”でした。これまで数々のネガティブな記事を報じられてきましたからね。関係の修復は困難に思われていましたが今回、香取さんが登場したのです」(会場で取材した記者) 受賞のあいさつで香取は東スポに早い段階で「引退」と書かれたことを振り返り、「このときに引退していたら、この舞台に立つことはできなかったんだなぁと思っています。引退しなくてよかったな」と笑顔を浮かべた。 また現在撮影中のオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)の撮影中についても言及。「次回は映画大賞の方に参加できたらな、と。きっと、ほかの賞はもらえないと思うので。ここだったら……。よろしくお願いします」と、受賞に期待を寄せた。 「香取さんが出席した背景ですが、東スポと関係が良好な爆笑問題・太田光が『クソ野郎と美しき世界』の1編の画監督をつとめたことなどから両者が歩み寄ったそうです。スケジュールが空いていれば、稲垣さんや草なぎさんも出席していたようです」(芸能デスク) 今後、東スポから元SMAP3人のネガティブな記事が減るかも?
2018年02月27日映画界最大の祭典である第90回アカデミー賞が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。昨年は「作品賞の発表ミス」という前代未聞のハプニングがあったが、記念すべき第90回授賞式では、どんなドラマが生まれるか?GG賞、英アカデミー賞に続き、アカデミー賞でも「黒の抗議」となるか例年であれば、女優たちが最新トレンドのドレスに身を包み“美の競演”を繰り広げるレッドカーペットだが、今年は黒一色になる可能性が高い。その理由はもちろん、長年映画業界に横行したセクハラを含めた、女性への性暴力撲滅を訴える「#Me Too」及び「Time’s Up」キャンペーンへの賛同だ。すでに第75回ゴールデングローブ賞、第71回英アカデミー賞で同様の現象が起こっており、この流れはアカデミー賞にも引き継がれるはず。授賞式では、オスカーを手にした受賞者がスピーチの際に、セクハラ問題に対し自分なりの主張を述べるかもしれないし、昨年に続き、司会を務めるジミー・キンメルがこの件をいかに“料理”するかも注目だ。ガル・ガドット、プレゼンターとして授賞式に参加すでに、過去のセクハラ疑惑が表面化しているオスカー俳優のケイシー・アフレックが、今年のプレゼンターを辞退したばかり。アカデミー賞では伝統的に、前年の主演男優賞受賞者が、主演女優賞のプレゼンターを務めてきただけに、「今年は誰がオスカー像を手渡すのか?」と憶測が飛び交っている。そんななか、『ワンダーウーマン』の主演ガル・ガドットが、プレゼンターとして授賞式に登場することが発表された。現時点でどの部門かは不明だが、力強い女性賛歌を体現した彼女は、主演女優賞のプレゼンターに適任かも。ほかにも、2月21日(現地時間)アカデミー賞の公式Twitterにて、マーク・ハミル、アーミー・ハマー、オスカー・アイザック、リン=マニュエル・ミランダ、ジーナ・ロドリゲス、エヴァ・マリー・セイント、ウェス・ステュディ、ケリー・マリー・トラン、ゼンデイヤがプレゼンターとして参加を発表した。人種差別・DV・セクハラ…“ハリウッド事情”が波乱を起こすか今年は主要部門の受賞結果に、大きな波乱はないと予想する。作品賞は『スリー・ビルボード』で決まり(加えて主演女優賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞も大本命)。監督賞は13部門にノミネートされた『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが輝くはず。番狂わせがあるとすれば、主演男優賞か。現時点では『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のゲイリー・オールドマンが本命だが、ここに来て元妻からのDV告発が…。影響は未知数だが、ぜひとも、同作でメイクアップ賞候補に挙がっている辻一弘氏とのダブル受賞を願いたい。本命が強すぎて、受賞には至らないかもしれないが、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督がアフリカ系アメリカ人として、史上初めて、作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞の3部門に同時ノミネートされたことは、かつて「白すぎる」と批判されたアカデミー賞の歴史をふり返ると、非常に意味深い。メアリー・J・ブライジ、オクタヴィア・スペンサーが候補に挙がる助演女優賞は、主要部門で唯一の混戦だ。(text:Ryo Uchida)
2018年02月25日第75回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞を、第70回カンヌ国際映画祭では主演女優賞を受賞したほか、数々の映画賞を受賞&ノミネートしたファティ・アキン監督最新作『女は二度決断する』。この度、アキン監督とデニス・モシットの来日と合わせて、主演のダイアン・クルーガーが、『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』より約11年ぶりに来日することが決定した。英国ロイヤル・バレエ団でバレリーナを目指すが、怪我のため断念し、その後パリでモデルとして成功を収める傍ら、有名な俳優学校ル・クール・フローランで演技を学び、『ザ・ターゲット』でスクリーンデビューを飾るダイアン。そして『トロイ』で国際的にブレイクし、以降、『ナショナル・トレジャー』『戦場のアリア』『イングロリアス・バスターズ』『パパが遺した物語』などに出演し、またヘアケアブランド「LUX」のテレビCM出演や、「CHANEL」のスキンケアラインの広告塔、現在も「VOGUE」「ELLE」で表紙を務めている。本作は、ドイツで実際に起こった連続テロ事件に着想を得たもので、ダイアンは突然のテロにより最愛の家族を失った主人公の女性・カティヤを演じている。またダイアンが初めて母国ドイツでドイツ語の演技に挑戦した野心作でもあり、見事カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。ダイアンは本作について「犯人側の動機は問題にしていません。ただ、家族を失った者が感じる悲痛な感情を描いています」と語り、「撮影に入る前に約6か月かけて30家族ほどのテロや殺人事件の犠牲者となった方々に話を聞いて、とてつもない苦しみや哀しみや重みを引き受けなければいけないと感じました。この経験は私の人生を完全に変えました。撮影中、何度も自分が演技をしているのではないような感覚になったんです。自分の目の前で起きていることに反応しているような…。いまも私の中にカティヤはいます。この作品は私にとってとても大切な映画になりました」とコメントしている。『女は二度決断する』は4月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月22日菅田将暉(24)が、「第72回毎日映画コンクール」の俳優部門で男優主演賞を受賞。神奈川県内で行われた表彰式に2月15日出席し、受賞作となった映画「あゝ、荒野」の岸善幸監督(53)と共に登壇した。菅田は「まさかこんな大きな賞をいただくとは想定外でした」と喜びを噛み締めた。 寺山修司原作の同名長編小説を現代的に再構築し、映画化した同作。二人の若者が、ボクシングを通して「自分とは何者か」を問い続けるストーリーだ。菅田は昨年10月のインタビューでも同作を「撮影前から代表作にしようと決めていた」と明かしており、意気込みは並々ならぬものだったようだ。 菅田の気合は、“濡れ場”にも現れている。菅田は作品内で共演の木下あかり(25)と複数回に渡り関係を結ぶが、岸監督も「濡れ場の演出は大変でした。主に菅田さんの意見を聞いて作りました」と同表彰式の壇上で明かしている。 菅田も続けて、その“思い”を語っている。 「濡れ場と言うものが動物的な欲求だったり……。抑えきれないもの(=欲求)を抑えてまでボクシングするという。(だからこそ濡れ場は)すごく描写として大事だった」 また関係を重ねることで木下演じる芳子への心情が変わっていくことも表現したかったと、昨年9月のインタビューで明かしている。具体的にどういった体勢からことを始めるか……といったことにも言及していたそうで、その“こだわり”は演じるにあたり必然的なものだったようだ。 同表彰式の受賞コメントを菅田は、こう締めている。 「映画を通してこれからの未来、可能性、日本というか、いろいろなものを、未熟ながら作っていければ。それが恩返しになればと思います」 謙虚な姿勢で語った菅田。これからの“恩返し”も楽しみだ。
2018年02月16日第72回毎日映画コンクールのオープニングセレモニーと授賞式が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われ、各賞を受賞した菅田将暉、長澤まさみ、役所広司、田中麗奈、高杉真宙、伊東蒼、大林宣彦監督らが登場した。今年で72回目を迎える同賞は、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。1935年に創設された「全日本映画コンクール」を前進に、第2次世界大戦を経て1946年に現在の「毎日映画コンクール」がスタートした。以降、時代の変化とともに選考方法や賞の区分を変えながら、作品、俳優、映画スタッフ、アニメーション、ドキュメンタリーなど幅広い分野において顕彰を続けている。授賞式の前には映画ファンが見守る中、オープニングセレモニーが行われ、各賞を受賞した俳優陣やスタッフらが登壇して報道陣向けの写真撮影。一際目立ったのが、『幼な子われらに生まれ』で女優助演賞に輝いた田中麗奈で、「今日のためにオートプチュールを作らせていただきました」というセクシーなドレスの胸元から谷間をチラ見せして、男性の視線を釘付けにした。授賞式で受賞のコメントを求められた田中は「このような素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しいです。選考委員の皆様、映画を観てくださった皆様、関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。主演の旦那様である浅野忠信様に感謝と愛を送らせていただきます」と感激しきりで、「カメラが回ってないところでも皆と話し合ったり作り上げてそのまま本番だったシーンもあります。やっぱりチームに恵まれたということに尽きると思いますね」と『幼な子われらに生まれ』の製作スタッフとキャスト陣に改めて感謝した。オープニングセレモニーには登場しなかったものの、授賞式に登壇した役所広司は、『三度目の殺人』の出演で助演男優賞を受賞。同映画賞は、1995年に公開された『KAMIKAZE TAXI』以来となる受賞で「初めてもらった映画の賞が、毎日映画コンクールでした。それ以来、この賞に恥じないように映画の仕事を中心に20数年頑張ってきました。そして今回、是枝裕和監督と出会い、『三度目の殺人』でこの賞をいただくことができました。本当についている男だと思っています」と笑顔を見せていた。なお、各賞の受賞者は、以下の通り。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日女優の長澤まさみ、俳優の菅田将暉が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた第72回毎日映画コンクール表彰式に登場した。第72回毎日映画コンクールで主演女優賞を受賞した長澤まさみ同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。主演女優賞には、黒沢清監督と初タッグを組んだ『散歩する侵略者』の長澤まさみが選ばれた。同映画賞の受賞は、2016年の『海街diary』で助演女優賞以来となる長澤。この日は赤系のスーツ姿で登壇して「私に演じさせようと思った黒沢監督に感謝しております」と初タッグを組んだ黒沢清監督に感謝の言葉を述べ、「まだまだ自分自身、このような賞をいただけるような器の人間だとは到底思っていません。ですが、この賞をいただいたことでまだまだ頑張ろうと日々精進していきたいと思っています」と自身に言い聞かせた。これまで数多くのキャラクターを演じてきた長澤は、過去と比べて「昔よりは自由に演じられるようになったというか、そういうことに向き合えるようになったと思います」とコメント。また、授賞式の前には大林宣彦監督と久しぶりに会ったといい、「『自分自身どういう人柄なのか、芝居に映し出されるものだよ』というお言葉をいただきました。そういうものが少しずつ出てきたかなとは思いますが、まだまだだと思っています」と大林監督から刺激を受けた様子だった。主演男優賞は、『あゝ、荒野』の菅田将暉が受賞。「まさかこんな賞をいただくなんて想定外でした。見てくださった皆さん、本当にありがとうございます」と観客に感謝し、「年間何百本と公開され、ベテランの役者さんが出ている中、選んでいただいて身に余る光栄ですごくうれしいです」と喜んだ。『あゝ、荒野』の岸善幸監督との関係にも触れて、「岸監督とは、この映画の前の映画(『二重生活』)で出会い、その時は2~3日の撮影だったんですが、『この人だ!』と感じるものがあったんです。それを雑誌のインタビューで『ロミオとジュリエットのようで、岸さんはジュリエットです」と言ったら、岸さんも気に入ってくれたのか、メールをくれる度に『ジュリエットより』と。それが若干気持ち悪いので、やめていただきたいんですけど」と話して会場の笑いを誘っていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日俳優の高杉真宙、子役の伊東蒼が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた第72回毎日映画コンクール表彰式に出席した。第72回毎日映画コンクール表彰式でスポニチグランプリ新人賞を受賞した高杉真宙毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催する「毎日映画コンクール」。第72回を数える今年、新人俳優と女優に贈られる「スポニチグランプリ新人賞」に、高杉真宙と伊東蒼が選ばれた。黒沢清監督作品の『散歩する侵略者』での熱演が認められた高杉は「こうやって新人賞をいただけてうれしく思います」と笑顔を見せて、「『散歩する侵略者』では得体の知れない人物でしたが、宇宙人なんてなかなか見たことがないと思うんです。どう演じたらいいのか不安を感じていましたが、こうやって賞をいただけて、自分が少しでも宇宙人ぽくなっていたと安心することができました」とあいさつ。「今後も努力をして、サボらずにもっと色んな演技をし、またここに立ちたいと強く思いました」と意気込んだ。授賞式には、高杉のお祝いに駆けつけた黒沢監督も登壇。「美しさと男っぽさを同時に持っています。こういう感じの俳優はそういません。日本で素晴らしい役を演じてもらいたいですが、もっと広く世界を目指してもらいたいですね。香港のトニー・レオンみたいになるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。『島々清しゃ』で繊細な心の内面を熱演したのは伊東蒼。その演技は、共演した安藤サクラからも絶賛されて話題を集めた。スポニチグランプリ新人賞の受賞に「新人賞をいただけてすごくうれしいです。ありがとうございます」と笑顔を見せ、「撮影中は(伊東が演じた)うみちゃんのことで、新藤風監督や安藤サクラさんら共演者の方やスタッフさんに色んなことを教えてもらったお陰で最後までうみちゃんでいることが出来ました。この賞はみなさんからいっぱい応援してもらったからいただいた賞だと思っています」と話しながら涙を流し、「"伊東蒼"という名前を聞いた時、私の顔が浮かぶようにこれからもっと頑張りたいと思います」と更なる活躍に意欲を見せていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日第72回毎日映画コンクールの表彰式が2月15日(木)、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された。■男優主演賞は『あゝ、荒野』の菅田将暉「まさかこんなに大きな賞をいただくとは本当に、想定外でした。この映画に関わった皆さん、そして観てくださった皆さん、ありがとうございます。この映画を撮影しているときは、こんなたくさんのフラッシュを浴びるなんて、思っていませんでしたし、年間で何百本も映画が公開されるなかで、選んでいただいたと思うと、身に余る光栄です。本当にすごくうれしいです。こういう場に立たせてもらったので、ちゃんとこれからも映画を通して、これからの未来や可能性…、いろんなものを僕自身、作っていければ、それが恩返しになるのかなと」。「岸(善幸)監督とご一緒するのは2度目ですが、初めてお会いしたときから何か運命的なものを感じていて、僕が取材などで勝手に『ロミオとジュリエットみたい』なんて言っていたら、それを聞きつけた岸監督がメールをくれるたびに『ジュリエットより』って書いてきて(笑)。あれはちょっと気持ち悪いので、やめてほしいですね(笑)」。■長澤まさみが『散歩する侵略者』で女優主演賞「この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。ありがとうございます。この役を私に演じさせてみようと思ってくださった黒沢(清)監督、スタッフの皆さんに感謝しております。まだまだ、こういった賞に見合う器だとは到底思えていないので、受賞をきっかけに、次に進んで日々精進していこうと思います。昔に比べれば、より自由に演じることに向き合えるようになったのかなと…。いまの状況はとてもありがたいですし、期待に応えていけるように、頑張っていこうと思います。本日はありがとうございました」。■スポニチグランプリ新人賞に『散歩する侵略者』の高杉真宙「今回、こうした賞をいただき、うれしく思います。いま、すごく緊張していて、ここに立っていいのかなという気がしますね。『散歩する侵略者』では得体のしれない宇宙人を演じましたが、宇宙人って誰も見たことがないので(笑)、何が正解なのか模索しながら、不安な部分もありました。けれど、こうやって賞をいただくと、自分なりの宇宙人が演じられたのかと安心しています。もっともっと前に進んでいきたいなという気持ちなので、サボらずにいろんな演技をして、またここに立てればと強く思っています。目標は『また仕事したい』と思ってもらえる俳優になることです。それはすごく難しいことだと思うんですけど、自分が求められているものを120%出し切る仕事ができれば」。第72回毎日映画コンクール 選考結果作品部門日本映画大賞『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督監督賞・脚本賞監督賞富田克也『バンコクナイツ』脚本賞石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』俳優部門男優主演賞菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞役所広司『三度目の殺人』女優助演賞田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞高杉真宙『散歩する侵略者』、伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞水野久美スタッフ部門撮影賞鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞Soi48(宇都木景一、高木紳介)、Young-G他『バンコクナイツ』録音賞加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞『三里塚のイカロス』代島治彦監督アニメーション部門アニメーション映画賞『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞日本映画部門『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督特別賞佐藤忠男(映画評論家)(text:cinemacafe.net)
2018年02月15日8月29日から9月8日(現地時間)まで開催する第75回ヴェネツィア国際映画祭で、ギレルモ・デル・トロ監督が審査員長を務めることが決定した。昨年の審査員長はアネット・ベニング。11年ぶりの女性審査員長であることが話題になった。今年、審査員長に選ばれたデル・トロ監督は「ヴェネツィアで審査員長を務めることは、大変光栄であり責任も重大です。尊敬と感謝の気持ちを持って引き受けました。ヴェネツィアは世界の映画に門戸を開き、才能や文化の大切さを世の中に知らせるチャンスを与えてくれます」とコメントしている。昨年、デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が同映画祭でデビューを果たし、金獅子賞を獲得。以降、ゴールデングローブ賞の監督賞、放送映画批評家協会賞の作品賞と監督賞などを受賞しており、18日に授賞式が行われる英国アカデミー賞では14ノミネート、3月4日に行われるアカデミー賞では最多13ノミネートを受けている。デル・トロ監督が初めてヴェネツィア国際映画祭に参加したのは、1997年。監督にとって初めて英語で撮った長編作『ミミック』が上映された。2006年には新人監督賞に相当する「ルイジ・デ・ラウレンティス賞」の審査員を務めていた。(Hiromi Kaku)
2018年02月13日アニメ界のアカデミー賞とされる第45回アニー賞が3日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、ディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』が長編作品賞を始め、候補になった全部門を受賞した。日本から片渕須直監督の『この世界の片隅に』と神山健治監督の『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が長編インディペンデント作品賞にノミネートされていたが、同賞は全9部門で候補になっていた『The Breadwinner』(原題)が受賞した。受賞スピーチには声の出演をしたアンジェリーナ・ジョリーも登壇し、監督や製作者、共演者と喜びを分かち合った。米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』は脚本賞とプロダクションデザイン賞2部門で候補になっていたが、残念ながら受賞はかなわなかった。最多11部門ノミネートで全部門を受賞した『リメンバー・ミー』。メキシコを舞台に、1年に1度だけ亡くなった家族と再会できるといわれる「死者の日」をテーマにした少年の物語で、3月4日(現地時間)発表の第90回アカデミー賞での長編アニメーション部門での受賞に向けて弾みがついた。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会ひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2018年02月04日第29回日本ジュエリーベストドレッサー賞の受賞者が決定2018年1月25日(木)、国際宝飾展 レセプションホールにおいて、「第29回日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が開催された。日本ジュエリーベストドレッサー賞は29年の歴史があり、過去1年間に「最も輝いていた人」、「最もジュエリーが似合う人」、「今後もさらにジュエリーを身に付けて欲しい人」を選出、表彰している。第29回は、10代部門が岡田結実、20代部門が菜々緒、30代部門が上戸彩、40代部門が遼河はるひ、50代部門が浅野ゆう子、60代以上部門が大竹しのぶ、男性部門は福士蒼汰が受賞。特別賞には、浅丘ルリ子と村田諒太が選出された。表書式には、受賞者が登場。宝飾関係者や政府関係者、多くのメディアが集まる中で、盛大に行われた。歴代受賞者日本ジュエリーベストドレッサー賞は、時代を彩る著名人を表彰し続けている。第28回は、福原愛、中条あやみ、石田ゆり子、桃井かおり、三浦春馬らが受賞。第27回は、市川海老蔵、松下奈緒、吉田羊、DAIGOらが受賞。桐谷美玲、宮沢りえ、吉瀬美智子、鈴木保奈美、浅野温子、松嶋菜々子、永作博美、武井咲らも、受賞経験がある。(画像は第29回 国際宝飾展より)【参考】※第29回 国際宝飾展
2018年01月31日ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が、1月25日に都内で行われた。この賞は、第1回国際宝飾展の開催と同時にスタートしたもの。毎年、「最も輝いていた人」、「最もジュエリーが似合う人」、「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を著名人の中から世代別と男性部門で選び、表彰している。今回は岡田結実(10代部門)、菜々緒(20代部門)、上戸彩(30代部門)、遼河はるひ(40代部門)、浅野ゆう子(50代部門)、大竹しのぶ(60代以上部門)、福士蒼汰(男性部門)が選ばれた。また、特別賞は浅丘ルリ子とWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太が受賞。お笑いコンビ・ますだおかだ岡田圭右の娘であるタレントの岡田結実は、「夢のよう。嬉しすぎて泣きそう」と喜びを語った。菜々緒は「誕生石が好きで、天然石も集めています。今日、たくさんのブースを見てより一層欲しくなりました。また、お店の1つに私をイメージしたジュエリーがありました。悪女役が多いので、どんなジュエリーかと思っていましたが、本当にきらきらした天使のようなジュエリーで涙が出そうになりました」と笑顔。「10代の頃から、これはと思う仕事が終わると自分への御褒美としてジュエリーを集めてきました」という浅野は「昨年末、とても大切な宝物が1つ増えました」と話し、会場を沸かせた。また、福士は「海外旅行に行ったときに、2人の姉と母にピアスを買ってプレゼントしたことがジュエリーの思い出。緊張しましたが、喜んでくれました。これからも家族などにプレゼントしたい」などと話した。
2018年01月30日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。あなたは、自分らしく幸せに生きていますか?あなたにとっての幸せとは?【シネマの時間】第21回は、自分らしく生きたいと願うすべての人に贈るヒューマンドラマ、映画『ナチュラルウーマン』をご紹介します。トランスジェンダーでナイトクラブの歌手マリーナは、歳の離れた恋人オルランドと暮らしていました。ある夜、オルランドが突然亡くなり、マリーナは思いもかけないトラブルに巻き込まれます。最愛の人を失った悲しみの最中に浴びせられる、不躾で容赦のない差別や偏見。愛する人の思いを胸に、マリーナは前を向いて歩き始めるのですが……。第67回ベルリン国際映画祭脚本賞受賞、第42回トロント国際映画祭SPECIAL PRESENTATIONS部門出品、第89回アカデミー賞外国語映画賞チリ代表作品となるなど熱い注目を集める話題作!2018年2月よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ「YEBISU GARDEN CINEMA」ほか全国にてロードショー公開です!■映画『ナチュラルウーマン』あらすじーー私らしく、私を生きるチリ、サンティエゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナは、テキスタイル会社を経営する年の離れた恋人オルラルドと誕生日を祝います。一緒に暮らす家に戻ったふたりは体を重ねますが、その夜中突然ベッドでオルラルドの具合が悪くなってしまいます。マレーナは、玄関を出て階段から転げ落ち、頭部などに怪我を負ったオルラルドを車に乗せて急いで病院に連れていったものの、彼は動脈瘤によって息を引き取ってしまいました。動揺のあまり一旦病院を離れたマリーナは、オルランドの死の関与を疑われ、警察から身分証の提示を求められることに。マリーナの連絡によって病院にやってきたオルランドの弟のガボは、「いろいろとありがとう。大変だったね。会えてよかった」と彼女を労いますが、悲しみに浸る間もなくオルラルドの元妻や性犯罪捜査官の女性刑事、オルラルドの息子が訪ねてきます。彼らの不躾で容赦ない差別や偏見。「このアパートをいつ出る?追い出すぞ。お前の家じゃない。信じられん。父は気が狂った。何も盗むなよ」と言い捨てて出て行く息子。ふたりで暮らしていた思い出が詰まった部屋から追い出されそうになり、葬儀に参列することも禁じられてしまった彼女は、どうにか最後の別れを告げたいと願うようになるのです。前向きに生きようとするマリーナは、歌のレッスンのために師の元を尋ねます。「何時に来ようと構わない。君の支えにもなる。だが私は歌曲の先生だ。サルサやメレンゲじゃない」という師。部屋にはピアノに合わせてマリーナが歌うヴィヴァルディの「sposa sondisprezzata」が響き、彼女は向かい風の中を進んでいきます。この映画の象徴的な場面です。ある日、帰宅すると家は荒らされ、愛犬ディアブラの姿が消えていました。マリーナは、身の危険を感じ荷物をまとめてアパートを引き払い、姉夫婦の元に身を寄せます。しかしながら愛犬のディアブラを取り戻しに行くと言って、来るなと言われていた通夜へ向かった彼女を待っていたのは、オルラルドの息子たちの手ひどい暴力でした。傷心のままクラブへと行った彼女は、音楽に身を任せながらオルラルドの亡霊を目にします。度々、幻影となって彼女を励ますように現れるオルラルド……。自分らしく生きるとは、愛するとは?『ナチュラルウーマン』は、法で守られていないパートナーシップの社会的な脆さや、マリーナのジェンダー・アイデンティティを拒絶し、ふたりの関係を理解しない人たちの姿を描いてます。一方で、彼女に対してフェアで温かな態度を示す人たちの存在も描き出し、リアルな世相を浮かび上がらせます。逆境に負けず、自己を肯定しながらまっすぐ前を向いて進もうとするヒロインから、きっと観る者は共感と勇気を感じることができるでしょう。自分らしく生きたいと願うすべての人への贈り物とも言える人生賛歌です。■新進気鋭の監督のもとに才能が集結!監督・脚本は、躍進めざましいチリ映画界が生んだ新鋭、『グロリアの青春』のセバスティアン・レリオ!主演のマレーナは、自身もトランスジェンダーの歌手ダニエラ・ヴェガが抜擢され、唯一無二の存在感を放ち、喜びと悲しみを繊細かつエモーショナルに演じて魅力を放っています。恋人であるオルラルドには、『ネルーダ大いなる愛の逃亡者』などチリを代表する演技派俳優フランシスコ・レジェス。また、『ジャッキーファーストレディ最後の司令』『ありがとう、トニ・エルドマン』などの実力派プロデューサー陣も集結。さらに劇中で流れる音楽もマレーナの心情を語り見所で、ダニエラ・ヴェガ自身が歌うヘンデルのアリア「オンブラ・マイ・フ」や、アレサ・フランクリンが歌う「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」(作詞作曲/キャロル・キング)は、どんなときも当たり前にありのままの自分を受容し愛してくれる人への深い思いに胸を打たれます。老若男女関係なく素晴らしい魂のつながりを感じつつ、広い世の中で偶然出会って、ありのままの自分を大切にし合える存在は、とても貴重でかけがえのない関係だと思わずにいられません。■映画『ナチュラルウーマン』作品紹介2018年2月よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!公式ホームページ原作:Una Mujer Fantastica監督:セバスティアン・レリオ脚本:セバスティアン・レリオ、ゴンサロ・マサプロデューサー:ファン・デ・ディオス・ラライン、パブロ・ラライン共同製作者:ヤニーネ・ヤツコフスキ、ヨナス・ドルンバッハ、マーレン・アデ、フェルナンダ・デル・ニド製作総指揮:ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、ロシオ・ジャデュー・Z、マリアン・ハート、ベン・フォン・ドベネック撮影:ベンハミン・エチャサレッタ美術:エステファニア・ラライン音楽:マシュー・ハーバート衣装:ミュリアル・パラ編集:ソルダット・サルファテ製作国:チリ・ドイツ・スペイン・アメリカ合作製作年:2017年映倫区分:配給:アルバトロス・フィルム上映時間:104分©️2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA■映画『ナチュラルウーマン』キャストダニエラ・ヴェガ=マリーナフランシスコ・レジェス=オルランドアリン・クーペンヘイム=ソニアルイス・ニェッコ=ガボニコラス・サヴェドラ=ブルーノ絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年01月27日あけましておめでとうございます!2018年こそ恋を成就させたい西山です。(毎年言っている気がする)昨年末のコラムで恋をしていると書きましたが、その恋は一応継続中であります。と言ってもほぼ片思いのようなもので、私が「付き合おうよ!ねえねえ!付き合おうよ!」とゴリゴリ押しても、向こうは相変わらず「不安要素がまだ多くて決断できない」と町工場の優柔不断な社長みたいなことを言ってくるのです。もう、決断できない間に倒産しちゃうわよ!と私としては思うのですが、彼いわく「今までもじっくり考えてから決めてきた」らしい。うーん、あまりにも自分と違いすぎて理解できない。私の恋愛は、出会った瞬間にアリ・ナシが分かれます。もう、これは本当に一瞬で。かといって容姿に恋をするわけじゃないので、一目惚れとは少し違う。こんなことを書くと痴女かと思われそうですが、アリ・ナシの境目って、その人とセックスできるかできないか、したいと思うかどうかなんですよね。それを会った瞬間に分別するって、もう己の動物っぷりにびっくりなんですが、狼に育てられた私としてはごくごく自然なこと。性的な魅力を感じるって男女間では大切なことだと思います。しかし私の場合、問題なのはそのアリ・ナシが絶対に覆らないこと。一度ナシと思ったら、命を助けられてもナシのままだし、逆にアリだと思ったらどんなに性格が悪くてもアリのまま。その旨を町工場の優柔不断な社長(片思い中の彼のことね)に話すと「そんなんだったから今までうまくいかなかったんでしょ?」と的を得たご意見。「だからちゃんと考えてから付き合わなきゃいけないんだ」と。うーん。でもそれって、自分を査定されている感じがして何だか面白くない。彼の家でブータレながらそんなことを話していた時、つけっぱなしのテレビに美味しそうなアイスクリームが映っているのが見えました。私が「あー、雪見だいふく食べたくなっちゃったー」とブータレたまま言うと、彼が「買ってくるよ」とすっとコンビニへ。買ってきてもらった雪見だいふくをもぐもぐしながら「優しい子だねえ」と褒めると、彼は顔色を変えることなく「だって、俺が買ってくるまで食べたい!食べたい!って言い続けるでしょ?」とな。やっだー、私の性格、ちゃんとわかってんじゃん!彼が買ってきてくれた雪見だいふくを食べながら、私は幸せな気分に浸っていたのですが、今振り返ってみると、またまた不安要素を増やしてしまったなあと思うのです。Written by 西山繭子
2018年01月25日21日夜(現地時間)、第24回全米映画俳優組合賞の授賞式(SAG賞)が開催された。今年のSAG賞では現在ハリウッドで騒動となっているセクハラ問題が色濃く影響し、さまざまな伝統を打ち破る変化がみられた。まずは、いままで司会者を立ててこなかった同賞でクリスティン・ベルが初の司会を務めた。受賞者を発表するプレゼンターたちもそれまでは男性と女性がペアで行うのが慣習だったが、今回はすべてのプレゼンターたちが女性のペアに。そして、この夜最初に賞を獲得したのは、女性がメガホンをとり、主役が女性のスーパーヒーローである『ワンダーウーマン』(スタント・アンサンブル賞)。例年より女性にスポットライトが当たった授賞式であった。受賞リストは以下の通り。【映画部門】キャスト賞『スリー・ビルボード』主演男優賞ゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』主演女優賞フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』助演男優賞サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』助演女優賞アリソン・ジャネイ 『I, Tonya』(原題)スタント・アンサンブル賞『ワンダーウーマン』【テレビ部門】男優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)アレクサンダー・スカルスガルド 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)ニコール・キッドマン 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」アンサンブル賞(ドラマ部門)「THIS IS US 36歳、これから」男優賞(ドラマ部門)スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」女優賞(ドラマ部門)クレア・フォイ 「ザ・クラウン」アンサンブル賞(コメディ部門)「Veep/ヴィープ」男優賞(コメディ部門)ウィリアム・H・メイシー 「シェイムレス 俺たちに恥はない」女優賞(コメディ部門)ジュリア・ルイス=ドレイファス 「Veep/ヴィープ」スタント・アンサンブル賞「ゲーム・オブ・スローンズ」(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2018年01月22日第29回全米製作者組合(PGA)賞が20日(現地時間)に発表され、劇場公開映画が対象のダリル・F・ザナック賞を『シェイプ・オブ・ウォーター』が受賞した。受賞したのは同作の監督も兼ねたギレルモ・デル・トロと製作のJ・マイルズ・デイル。デル・トロ監督はメキシコの自宅で父親に付き添うために式には出席せず、代理で出演者のリチャード・ジェンキンスが登壇。監督からの手紙を代読した。「出席できなくて、すみません。今夜、私はメキシコのホームタウンで父のベッドサイドにいます。この栄誉を、父と母に捧げることをお許しください。2人には尽きることなく感謝します。そして、父として私の子どもたちにも。彼らが夢とファンタジーを追い続けられるように、そして私の命が尽きようとしているとき、そばにいてくれるように」。1990年に始まったPGA賞の第1回受賞作は『ドライビング・ミス・デイジー』。同作は同年のアカデミー賞で作品賞を受賞、その後も19回、PGA受賞作がアカデミー賞で作品賞に輝いていることから、オスカー作品賞の行方を占う賞として注目されているが、2016年のPGA受賞作『マネー・ショート華麗なる大逆転』と昨年の受賞作『ラ・ラ・ランド』はアカデミー賞受賞を逃している(アカデミー賞作品賞は、2016年は『スポットライト世紀のスクープ』。2017年は『ムーンライト』)。そして、社会問題への関心を高めたとして、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督がスタンリー・クレイマー賞を受賞。クレイマー監督は1967年に、婚約者の白人女性と彼女の両親を訪ねる黒人男性が主役の『招かれざる客』を手がけている。ピール監督はスピーチで「『招かれざる客』がなければ、『ゲット・アウト』は生まれませんでした」と述べたうえで、「『ゲット・アウト』に着手したとき、何が本当に恐ろしいのかを自問自答しました。皆さんが何を思い浮かべてるかはわかりますが、それは白人ではありませんよ。それは沈黙です。『ゲット・アウト』は沈黙に対する私なりの抗議です」と語った。劇場公開アニメ映画部門では『リメンバー・ミー』のダーラ・K・アンダーソン、劇場公開ドキュメンタリー部門はイギリスの人類学者、ジェーン・グドールについての『Jane』(原題)が受賞。テレビ部門では、連続ドラマ賞に当たるノーマン・フェルトン賞を「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」が、連続コメディ賞に当たるダニー・トーマス賞を「マーベラス・ミセス・メイゼル」が、ロングフォーム・ドラマ部門に当たるデヴィッド・L・ウォルパー賞を「ブラックミラー」(シーズン4)が受賞した。(text:Yuki Tominaga)
2018年01月21日1月18日、「毎日映画コンクール第72回」の各賞の受賞者・受賞作品が発表され、俳優の菅田将暉(24)が男優主演賞を受賞したことが明らかになった。 「毎日映画コンクール第72回」の発表が毎日新聞の公式ホームページに発表された。日本映画大賞に輝いたのは大林宣彦の最新作『花筐/HANAGATAMI』。最多11ノミネートを果たした菅田とヤン・イクチュン(42)のダブル主演作『あゝ、荒野』が日本映画優秀賞に輝き、男優主演賞は菅田が獲得。 さらに、女優主演賞には『散歩する侵略者』の長澤まさみ(30)が、男優助演賞は『三度目の殺人』の役所広司(62)、女優助演賞は『幼な子われらに生まれ』の田中麗奈(37)がそれぞれ受賞した。 また、スポニチグランプリ新人賞には、『散歩する侵略者』の高杉真宙(21)と『島々清しゃ』の伊東蒼(12)に決定した。 菅田の受賞に対しファンは「菅田将暉バンザーイ」「菅田くんおめでとう!!おめでとういっぱい言えて凄く嬉しいのとストレスの多い世界で忘れさせてくれる瞬間があって、ファンで良かった。」「おめでとうございますー!!!!! まさに快進撃。 仕事終わりに幸せなニュースが届いててとっても嬉しいです」「毎日映画コンクール 男優主演賞 菅田将暉さん 日本映画優秀賞 あゝ、荒野 本当におめでとうございます! 映画=居場所にしたいところで評価して頂いて嬉しいとの言葉に胸熱です…」「ねえ、単純に 菅田将暉すごくね? あゝ、荒野すごくね?」などの喜びのコメントをしている。
2018年01月18日「怒り」そのものは、人間として、ごく自然な感情です。本質を知り、付き合い方を知っていればむやみに恐れるものではありません。そうは言っても毎日子どもを怒ってばかりという日々から抜け出したいと思っているママたち。では怒りの感情を持ってしまったら、どうすれば抜け出すことができるのか、最終回の今回は、アンガーマネジメントの手法を3つご紹介しましょう。NPO法人えじそんくらぶ代表の高山恵子さんにお話しを伺いました。■「アイメッセージ」で、「怒り」から抜け出す自分の中に怒りを感じ、「腹が立つ!」と言ったときは、「私=怒り」です。「でも、『私は、怒りを感じている』と言うと、『私=感じている』となり、感情(怒り)から少し距離をおけます」(高山先生) 自分と感情の間に距離ができて、少し冷静になったら、怒りの種である「第一の感情」を言葉にして、アイメッセージで伝えます。まず、「私は」と言い始めてください。次に「○○(思考)なので、●●(感情)です」と続けます。これが、アイメッセージです。自分の思考や感情を比較的冷静に、具体的に伝えることができます。●アイメッセージに言い換える方法「なんで、いつも遊びながらご飯を食べるの!」(本当の気持ち:ご飯をモリモリ食べてくれなくて悲しい)↓(言い換える)「ママ、○○くんが遊びながらご飯を食べていると悲しいな」(「ママは」「わたしは」を使うと、本当の感情が伝えられて、冷静な会話がなりたつ)「不満を言うだけでは、単なる親子げんかです。けれど、『ママは』をつけて、自分の気持ちを言い表すと、『意見』になり、子どもと少し冷静に話すことができるようになります」(高山先生)■「なんで」は失敗の原因を探る言葉怒っているときに、つい口から飛び出てしまう「なんで」という言葉。「なんで」、は、失敗の原因を探る言葉です。物事の解決につながりにくく、子どもや自分への怒りを招きがちです。このような後ろ向きの言葉が口ぐせになっている場合は、「どうしたら」を口癖にするように意識してみると良いかもしれません。「『どうしたら』は、物事を、『次の成功』に導くための、前向きな問いかけです」(高山先生)「どうしたら」と結びつくのは、「できる」です。「どうしたら」と自問すれば、「できるかな?」と、前向きな言葉が自然に出てくるのです。■怒りの記録をつけてみよう最後に長期的な視点にたった、怒りに対しての抜本的な方法をご紹介しましょう。それは、「イライラした」「腹が立った」「気持ちが落ち込んだ」といった出来事の記録である「アンガー・ログ」をつけること。ほんのメモ程度でかまいません<「アンガー・ログ」の5つのポイント>①いつ、どこで?自分が怒りやすい時間帯や、場所を見極めるための項目。日付だけでなく時間も書き、場所も具体的だとgood②どんなことがあったか?怒りを感じた場面を描写。感情は抜きにして、場面を描写することに徹します③そのとき自分が思ったことその時、自分が思ったことを素直に書き出します。自分で読み返すだけのものなので、人目を気にする必要はありません④どんな感情を持ったかイライラした、怒り、失望・・など、感情の種類を書きます。例)〈感情〉イラっとした⑤怒りのレベル感じた怒りがどのくらいか、ランク付けをします。ランクは目安を、前もって決めておきます例)〈怒りのレベル〉5点くらいだから、レベル2出典: 『イライラしない、怒らない ADHDのためのアンガーマネジメント』 (高山恵子監修/講談社)より抜粋 <怒りのレベル例>出典: 『イライラしない、怒らない ADHDのためのアンガーマネジメント』 (高山恵子監修/講談社)より抜粋■「怒りのきっかけ」を減らすには「アンガー・ログ」は、自分の観察日記です。書いたときには「怒るのは無理もない」と思ったことでも、あとで読むと「こんな些細なことで怒っていたのか」「このときに怒ったのは、第一次感情(※)が、こうだったからだ」など、気づくことがあるでしょう。こんなふうに、アンガー・ログを読み解いていくと、自分の怒りのパターンが見えてきます。「アンガー・ログから浮かび上がることのなかで、いちばん対策を立てやすいのが『怒りのきっかけ』です。きっかけを減らすと、行動も変えやすくなります」(高山先生) ※第一次感情とは怒りの下に隠れている感情を、第一次感情といいます。第一次感情のなかには、「不安」や「悲しみ」といったマイナスの感情だけではなく、「希望」や「期待」などの前向きな感情もあります。 ●「怒りのきっかけ」を減らす例例1)<自分の「怒り」の傾向>疲れがたまった夕方や空腹時にイライラして子どもに怒りやすい<対策>大切な仕事は午前中、少なくとも午後の早めには終わらせておく。夕方になったら軽食をとる例2)<自分の「怒り」の傾向>ママ友が思ったようなリアクションをしてくれないとき、怒りやすい<対策>「期待・希望」といった第一次感情が大きすぎる。無意識に自分の「期待・希望」が大きくなっていないかノートに書き出してみる「『アンガー・ログ』で怒りの傾向がつかめたら、まずは改善策をひとつ決めて実行してみましょう」(高山先生)「怒り」という感情は、価値観、いわば、「自分らしさの根っこ」に関わる問題と感じている人も多いでしょう。でも、自分が「価値観」だと思っていたことが、単なる「思い込み」の可能性もあります。「アンガー・ログ」を使って、「自分の考え方の癖」を意識してみるだけで、怒りを感じる回数は減っていくことでしょう。喜怒哀楽という感情の中でも、とりわけ強いエネルギーを持つ「怒り」。この「怒り」のエネルギーに自身が振り回されないように、「怒りとの付き合い方」を知り、コントロールできるようになっていけると良いですね。「ぜひ、ご自身に合った方法をみつけて、怒りと上手に付き合っていただきたいと思います。そして、みなさまのハッピーな時間が一秒でも長くなることを心から望んでいます」(高山先生)■今回のお話を伺った高山恵子さんのご著書 『イライラしない、怒らない ADHDのためのアンガーマネジメント』 (高山恵子監修/講談社)¥1300円(税別)高山恵子(たかやまけいこ)さんNPO法人えじそんくらぶ代表。ハーティック研究所 所長。臨床心理士。薬剤師。専門はAD/HD等高機能発達障害のある人のカウンセリングと教育を中心にストレスマネジメント講座などにも力を入れている。注意欠陥/多動性障害(以下、ADHD)の正しい理解の普及と、ADHDを持つ人々を支援し、ADHDを障害としてクローズアップするのではなく、豊かな個性の一つとして長所を伸ばし、弱点を克服できるよう支援する団体として「NPO法人えじそんくらぶ」を立ち上げる。NPO法人えじそんくらぶ公式サイト: <イベント情報> 「成人ADHD等の理解と対応」 (2018年1月~6月/全6回・東京)第1回 『アンガーマネジメント概論』怒りのメカニズムとクールダウンの方法を学び、自責・他責を減らしましょう。(2018年1月23日(火))
2018年01月17日ユニフランスが世界中で展開するオンライン映画祭「第8回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」の開催が今年も決定。日本劇場未公開のフランス映画を自宅で楽しめる本映画祭のラインナップも決定した。本国や国際映画祭で高い評価を得ながら、日本未公開となっている最新のフランス映画を日本語字幕付きで楽しめることで話題を呼ぶ「MyFFF」。2011年よりスタートし、昨年は200以上の国と地域でのべ670万回の視聴回数を記録した。第8回となる2018年は、コンペティション部門に長編と短編それぞれ10作品が出品されるほか、カナダやベルギーなど、フランス語圏の作品からの招待作品も。日本国内では長編12作品、短編11作品が視聴できる。配信作品は、マリオン・コティヤールのパートナーである人気俳優ギヨーム・カネの監督・主演による自虐コメディ『ロックンロール』、適応障がいを持った俳優経験のない男性が一躍有名人となった『ウィリー ナンバー1』、カンヌ映画祭「国際批評家週間」に出品された新鋭レア・ミシウス監督の『アヴァ』、移民が集まる地区の多様な子どもたちの個性をフィクションシーンも交えながら追ったドキュメンタリー 『スワッガー』、カトリーヌ・ドヌーヴや『夜明けの祈り』ルー・ドゥ・ラージュが出演するダークでファンタジックな短編『美味しい美女』など、注目作がずらり。審査員長のパオロ・ソレンティーノ(『グランド・フィナーレ』)ほか国際的な映画監督が決める「審査員賞」のほか、観客の投票による「観客賞」、各国のジャーナリストたちが決める「国際報道機関賞」など、会期後には各賞の発表も行われる。また、アンスティチュ・フランセ東京では過去の配信作を含めた特集上映(2月2日~4日)を実施し、都内各所の様々な場所で上映会を企画する「cafe de cinema」では短編作品を上映予定。スクリーンで鑑賞できる機会も要チェックだ。(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日第75回ゴールデン・グローブ賞が1月7日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門で最多受賞を果たした。テレビ部門では「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」が圧勝、ハリウッドにおける女性のパワーが大きく印象づけられた。マーティン・マクドナー監督が脚本賞を受賞したほか、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)に輝いた『スリー・ビルボード』は、アメリカ南部のミズーリ州の小さな町を舞台に、娘を殺された女性が地元警察に抗議する3枚の広告看板を立てる物語。2月1日(木)から日本公開される。最多7部門にノミネートされていた『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日(木)より公開)は監督賞(ギレルモ・デル・トロ)と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞した。ハリウッド外国人記者協会(HFPA)の投票によるゴールデン・グローブ賞は、映画とテレビの部をドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分けて選出。2月のアカデミー賞の行方を占う前哨戦のハイライトの1つだ。今年の最多受賞作はテレビ部門のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門 の「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」。作品賞ほか女優賞、助演男女優賞とノミネートされた全4部門を制覇。一見幸せそうな家庭を築く女性たちの隠された苦しみを描き、ハラスメントや虐待といったテーマに切り込んだ同作が大きく支持された。最初に発表された同女優賞受賞のニコール・キッドマンは「これは友情の物語です。団結し、支え合いました」とスピーチで女性のパワーを強調。活動家だった母についてふれ、「これは虐待を扱った作品です。私たちの作品を通して変革をもたらしたいです」と語った。ミュージカル/コメディ部門も、高校生の少女と母親を描いたグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』が作品賞と主演女優賞(シアーシャ・ローナン)を受賞。女優であるガーウィグの監督デビュー作だ。セシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「あまりにも長い間、女性たちの話に権力を持つ男性たちは女性たちの話に耳を傾けず、彼女たちは信頼されずにいました。でも、彼らの時代は終わるのです(Their time is up)」と高らかに宣言した。映画の部ドラマ部門作品賞のプレゼンターに登場したのは、ゴールデン・グローブ賞監督賞で唯一の女性受賞者のバーブラ・ストライザンド。「私が受賞したのは1984年です。34年も前?みなさん、Time is upよ」と語った。授賞結果は以下の通り。<映画の部>■ドラマ部門作品賞『スリー・ビルボード』女優賞フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』男優賞ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』■ミュージカル/コメディ部門作品賞『レディ・バード』女優賞シアーシャ・ローナン『レディ・バード』男優賞ジェームズ・フランコ『THE DISASTER ARTIST』(原題)助演女優賞アリソン・ジャニー『I, TONYA』(原題)助演男優賞サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』アニメ作品賞『リメンバー・ミー』外国語映画賞『女は二度決断する』(ドイツ/フランス)監督賞ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』脚本賞マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』作曲賞アレクサンドル・デスプラ『シェイプ・オブ・ウォーター』主題歌賞“THIS IS ME”『グレイテスト・ショーマン』<テレビ>■ドラマ部門作品賞「THE HANDMAID’S TALE」(原題)女優賞エリザベス・モス「THE HANDMAID’S TALE」(原題)男優賞スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」■ミュージカル/コメディ部門作品賞「マーベラス・ミセス・メイゼル」女優賞レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」男優賞アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門作品賞「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」男優賞ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」助演女優賞ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」助演男優賞アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」(text:Yuki Tominaga)
2018年01月08日アカデミー賞の前哨戦の1つとして注目されるトロント国際映画祭・観客賞を獲得した『スリー・ビルボード』。このたび、第75回ゴールデン・グローブ賞にも6部門にノミネートされている本作の新予告編が公開された。アメリカの片田舎、大通りに並ぶ3枚の看板にある日突然、現れた真っ赤な広告――。本作は、娘を殺された1人の母親をはじめ、大切なものを守るために予想もしない道へと外れていく大人たちを、ダークなユーモアを潜ませて描き、観る者を途方もない結末へと連れ去る究極のクライム・サスペンス。娘のために全てをかなぐり捨てて孤高の闘いを決意する母・ミルドレットを演じるのは、『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド。彼女と対立する警察官には、『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソン、『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』のサム・ロックウェルが扮し、圧巻の演技を見せている。ヴェネチア国際映画祭ではマーティン・マクドナー監督自ら手がけた脚本が脚本賞に輝き、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞ほか、マクドーマンドが主演女優賞(ドラマ部門)、ロックウェルが助演男優賞、脚本賞、作曲賞の6部門にノミネート。このたびの新予告編映像では、ミズーリ州の片田舎の町を舞台に、最愛の娘が殺されて7か月も経過したにもかかわらず、犯人は逮捕されないことに憤るミルドレッドを映し出す。彼女は、道路沿いの3枚の大型看板を買い、警察署長へ向けた怒りのメッセージを発表する。「逮捕はまだ?」「どうして?ウィロビー署長」。それを快く思わない警察官や住民たちとミルドレッドの間の諍いは、日増しにエスカレートしながらも、事態は思わぬ展開を見せていき…。いち早く本作を鑑賞した竹中直人(俳優・映画監督)からは、「とてつもない映画に出会った。最高のキャスティング!最高の演出!憎しみ 慈しみ 怒り 悲しみ 憤り何度でも観たい映画だ」とコメントが到着。また、映画評論家の町山智浩からも「3つのビルボードと3人の怒りと愛と秘密。この映画の行先は誰にも予測できない!」と、結末が気になるコメントが到着している。『スリー・ビルボード』は2月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月05日気づけば年の瀬。歳をとるごとに、どんどん一年が短くなっているので、もしかしたら365日ないんじゃないのと疑っている西山です。今年も恋をしたんだかしてないんだか、よくわからないけれど、クリスマスも大晦日も一人ってことは間違いなく成就はしていないということです。そして気づけば、三十代のカウントダウンが始まりました。1月21日で、私は40歳になります。ひえー!子どもの頃に想像していた40歳と全然違う!寒くて布団から出たくなくて、無理な態勢でテレビのリモコンに手をのばして背中を痛める40歳になるなんて思ってもいなかった!そして40歳なんて、もう女としてはとっくに終了していて、恋なんてしないものだと思っていた!とっくに終了している説は真実かもしれませんが、そんなつまらない説には目をつぶり、私は40歳になっても恋をする気マンマンであります。だってこの連載が続く限り、私には『恋をする』という使命があるのです。いや、ウソ。連載のためではなくて、自分のため。だって恋をしている方が人生は張り合いが出るから。デートに向けて可愛い洋服を買ってみたり、もっと綺麗になれるようにメイクを変えてみたり、おっぱいが大きくなるようにクラランスの美容液でケアしたり、おっぱいが大きくなるように腕立て伏せをしたり、おっぱいが大きくなるように豆乳を飲んだり。(おっぱいへの執念がハンパない)毎日の努力は大変だけど、恋をした時の綺麗になりたいという想いは必ず実を結びます。だって数日前、久しぶりに会った3歳の甥っ子に「あれ?まーたん、おっぱい大きくなった?」と言われたので。ちなみに甥っ子はそのあと私に「パンはパンでも食べられないフライパンは?」というかなり難しいなぞなぞを出してきました。その甥っ子の「いとこが欲しい」というシビアな願いを叶えるためにも、これまで以上に恋をしていく所存であります。ちなみに今はですね、はい、していますよ、恋。ただ先日、その人と付き合う付き合わないの話になった時、「不安要素が多すぎるから、もう少し様子を見させて欲しい」と告げられました。んー、相変わらず雲行きの怪しい恋ばかりしているなあ。まあ、そんなことにめげる私じゃないけどね!Grapps読者のみなさん、2018年もたくさん恋をしていきましょう!Written by 西山繭子
2017年12月30日@nifty温泉に掲載する12,134施設の中から選ばれるニフティ株式会社は、温泉・温浴施設情報専門サービス「@nifty温泉」にて「第12回 @nifty温泉 年間ランキング(2017)」を発表しました。同ランキングは、「@nifty温泉」に記載されている全12,134施設の中から、各施設閲覧数や利用者からの口コミ評価などにより2017年総合ランキング「TOP100」を決定しました。 集計期間は、2016年12月1日(木)~2017年11月30日(木)です。2017年人気温泉発表全国総合ランキング1位は「杉戸天然温泉 雅楽の湯(埼玉県)」となりました。同温泉は、源泉かけ流しの温泉にビュッフェレストランなど1日ゆっくりくつろげ豊富なお湯を楽しむことができる温泉です。2位は、天然温泉で岩盤浴やヨガが楽しめる「美楽温泉 SPA-HERBS(埼玉県)」、3位は、横浜駅から徒歩5分、天然温泉、源泉かけ流しカップルでのデートコースにも最適な「横浜天然温泉 SPA EAS(神奈川県)」となりました。「@nifty温泉」について全国12,134店舗(2017年11月現在)の温泉情報が集まる最大級の温泉サイトです。同サイトは、近くの日帰り温泉、スーパー銭湯、健康ランドなどを、ランキングや口コミから探すことができます。温浴施設をおトクに楽しめる割引クーポンも多数掲載しています。(画像はプレスリリースより)【参考】※ニフティ株式会社プレスリリース(PR TIMESより)※第12回 @nifty温泉 年間ランキング(2017)
2017年12月23日こんにちは、アートディレクターの諸戸佑美です。冬本番、寒くなってきましたがお元気でお過ごしですか?毎月、素晴らしい新作映画がどんどん公開されて気になるところですが、時代が変わっても魅力的な名作映画も観ておきたいものです。映画の魅力は、年齢性別関係なく一作の映画でいくらでも盛り上がれるところ。映画好きということで仲良くなったり、映画から教えられることも多く面白いです。というわけで、【シネマの時間】第19回は、クリスマスをテーマにした心温まる名作映画を集めてみました!数あるクリスマス映画から、人気の『ホリデー』『素晴らしき哉、人生!』『34丁目の奇跡』『ラブ・アクチュアリー』『めぐり逢えたら』『クリスマス・キャロル』『クーパー家の晩餐会』『ホームアローン』の8作品をご紹介しています。映画『34丁目の奇跡』©YUMIMOROTO■映画『ホリデー』一生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある映画の舞台はアメリカとイギリスのクリスマスシーズン。キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラックら豪華スターが競演する小粋でハートフルなロマンティック・コメディです。ハリウッドで映画予告編製作会社を経営するアマンダと、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス。クリスマス直前になってそれぞれ失恋したふたりは、ネットを介してお互いの家や車を交換して休暇を過ごす“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立ち、期せずして人生の新たな一歩を踏み出していきます……。監督は『恋愛適齢期』『マイ・インターン』のナンシー・メイヤーズ。大人の恋を丁寧に描き、心に響く名言や映画好きをニヤリとさせる小粋な会話、クリスマス気分を盛り上げてくれる音楽やインテリアも素敵でおすすめです!映画『ホリデー』作品紹介原題:The Holidy製作年:2006年製作国:アメリカ配給:UIP上映時間:135分監督:ナンシー・マイヤーズ製作総指揮:スザンヌ・ファーウェル製作:ブルース・A・ブロックナンシー・マイヤーズ撮影:ディーン・カンディ音楽:ハンス・ジマー美術:ジョン・ハットマン〈キャスト〉キャメロン・ディアス=アマンダケイト・ウィスレット=アイリスジュード・ロウ=グレアムジャック・ブラック=マイルズイーライ・ウォラック=アーサーエドワード・バーンズ=イーサンルーファス・シーウェル=ジャスパー■映画『素晴らしき哉、人生!』名匠フランク・キュプラ監督が贈る心温まるクリスマス映画の定番!1945年、クリスマスイブのニューヨークの街。誠実に周りのために真面目に生きてきた主人公のジョージは、人生に絶望し「生まれなければよかった」と自殺を図ろうとしていました。しかし、周囲の人々の祈りが天国まで届き、翼のないある老天使と巡り会います。天使はジョージの人生を振り返って、「あなたがいなければこの世はどんなに侘しいか」と主人公がいなかった世界を見せます。そして、ジョージは自分の人生がいかに素晴らしかったか、人生の意義を知ることにより、生きる喜びを取り戻すのでした。名匠フランク・キャプラ監督が贈るクリスマス映画の定番中の定番といえる永遠の名作です!映画『素晴らしき哉、人生!』作品紹介原題:「The Greatest Gift」原作者:フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン 脚本: フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット、フランク・キャプラ監督:フランク・キャプラ製作:フランク・キャプラ、リバティ・フィルムズ撮影:ジョセフ・ウォーカージョセフ・バイロック美術:ジャック・オッケイ音楽:ディミトリー・ティオムキン製作:1946年製作国:アメリカ上映時間:130分配給:日本RKOラジオ映画〈キャスト〉ジェームズ・ステュアート=ジョージ・ベイリードナ・リード=メアリー・ハッチライオネル・バリモア=ヘンリー・ポッターヘンリー・トラヴァース=クラレンストーマス・ミッチェル=ビリー・ベイリーボーラ・ボンディ=ジョージの母親■映画『34丁目の奇跡』夢を忘れた大人たちや夢を知らない子どもたちへ。 “サンタは奇跡を起こせるんだ"ニューヨーク、メイシー百貨店の催す感謝祭パレードの一番人気はサンタクロースの行進です。そのサンタは人事係のドリスに選ばれたクリングル老人。クリングルのサンタは評判を呼びますが、現実家のドリスはひとり娘のスーザンが彼を本物のサンタだと思い込んだため、クリングルに説明を頼みました。しかしクリングルは彼女の言葉に従わず、自分はサンタだと言い張ってしまいます。やがて、妄想狂と見なされた彼は精神病医を殴るという事件を起こし、ドリスのアパートの向かいに住む弁護士フレッドの助けを借りて遂に裁判が開かれるのですが……。本物のサンタクロースを自称する老人が巻き起こす騒動を通じて、夢を信じることの素晴らしさを歌い上げたハートフルな愛と奇跡の物語。ナタリー・コール、エルビス・プレスリー、レイ・チャールズなど、豪華アーティストの音楽が劇中で使われ、クリスマス気分をロマンティックに彩ります!映画『34丁目の奇跡』作品紹介原題:Miracle on 34th Street原案:バレンタイン・デイビス監督:レス・メイフィールド脚本:ジョージ・シートン、ジョン・ヒューズ製作総指揮:ウィリアム・ライアン、ウィリアム・S・ビーズリー製作:ジョン・ヒューズ撮影:ジュリオ・マカット美術:ダグ・クレイナー音楽:ブルース・ブロートン製作年:1994年製作国:アメリカ配給:20世紀フォックス上映時間:114分〈キャスト〉クリス・クリングル=リチャード・アッテンボロードリー・ウォーカー=エリザベス・パーキンスブライアン・ベッドフォード=ディラン・マクダーモットヘンリー・ハーパー= ロバート・プロスキースーザン・ウォーカー=マーラ・ウィルソンエド・コリンズ=J・T・ウォルシュ■映画『ラブ・アクチュアリー』クリスマスシーズンのロンドンを舞台に男女19人が織りなすアンサンブル・ラブストーリー!映画『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作スタッフが、クリスマス間近のロンドンを舞台に、男女19人が織りなすさまざまな恋愛模様を同時進行で描くアンサンブル・ラブストーリー!美しくロマンティックな12月のロンドン。新たに英国の首相となったデヴィッドは、国民の熱い期待とは裏腹に、ひと目惚れした秘書のナタリーのことで頭がいっぱいです。一方街では、義理の息子の熱烈片思いをサポートする父親、親友の新妻に恋した画家、言葉の通じないポルトガル娘に恋したミステリー作家など、年齢も職種も違う男女の恋物語は、切なくも心温まり共感できるエピソードばかり。ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソンなど、新旧の人気英国人スターを中心とした実力派俳優陣の豪華共演をどうぞお楽しみください!映画『ラブ・アクチュアリー』作品紹介原題:Love Actuary脚本監督:リチャード・カーティス製作:ティム・ヴィーヴァン、エリック・フェルナー、ダンカン・ケンワシー製作総指揮:モハメド・アル=ファイド、リチャードカーチス撮影:マイケル・コールター編集:ニック・ムーア音楽:クレイグ・アームストロング製作年:2003年製作国:アメリカ・イギリス合作配給:UP上映時間:135分〈キャスト〉ヒュー・グラント=英国首相デヴィッドリーアム・ニーソン=ダニエルエマ・トンプソン=カレンアラン・リックマン=ハリーコリン・ファース=ジェイミーローラ・リニー=サラキーラ・ナイトレイ=ジュリエット■映画『めぐり逢えたら』恋はクリスマス・イヴに始まり、愛はバレンタインデーに訪れる映画『めぐり逢えたら』作品紹介原題:Sleepless in Seattl原作:ジェフ・アーチ監督:ノーラ・エフロン脚本:ノーラ・エフソン、デビット・S・フォード製作総指揮:パトリック・クローリー、リンダ・オブスト製作:ゲイリー・フォスター撮影:スペン・ニクビスト美術:ジェフリー・タウンセンド音楽:マーク・シャイマン衣装:ジュディ・L・ラスキン編集:ロバート・ライターノ製作年:1993年製作国:アメリカ上映時間:105分〈キャスト〉トム・ハンクス=サム・ボールドウィンメグ・ライアン=アニー・リードビル・プルマン=ウォルターロス・マリンジャー=ジョナロージー・オドネル=ベッキーロブ・ライナー=ジェイシカゴに住む建築家のサムは、癌で妻を亡くしたばかり。ひとり息子のジョナは、落ち込む父親のために新しい奥さんが必要と、クリスマスの晩にあるラジオ局の相談番組に電話をします。同じ頃、ボルチモアに住む新聞記者のアニー・リード(メグ・ライアン)は、婚約者ウォルターを伴って実家のクリスマス・パーティに出席、母親から両親の運命の出会いを聞かされるアニー。その帰路、偶然聞いていたラジオの相談番組で、「落ち込んでるパパに新しい奥さんを」と語る8歳の少年ジョナーの相談と“シアトルの眠れぬ男”サムが切々と語る亡き妻の思い出に、アニーは思わず涙します。ラジオの反響は大きく、ラジオ局には電話が殺到、サムの下には大量のラブレターが届きます。アニーも心惹かれ、サムにコンタクトしようとするのですが……。トム・ハンクスとメグ・ライアンによる豪華共演で贈るハートフルな大人のラブ・ストーリー!ケーリー・グラント主演の1957年の名作『めぐり逢い』が物語全体のモチーフとなっているのをはじめ、『打撃王』『特攻大作戦』など引用した心憎い演出も見どころです。■映画『クリスマス・キャロル』英国の文豪チャールズ・ディケンズの同名小説をミュージカル映画化!英国が生んだ世界的文豪、チャールズ・ディケンズの代表作をロナルド・リーム監督がミュージカル映画化!19世紀半ば、クリスマス・イブを迎えたロンドンは街中に賛美歌が流れ、活気に溢れています。しかし、スクルージの事務所だけは、別世界。彼は徹底したケチで思いやりのない老人でした。街の人々からの悪口をよそに、スクルージが帰宅するとどこかから、自分を呼ぶ恐ろしい声が聞こえてきました。それは7年前に他界した共同経営者マーレイの亡霊でした。彼は、今夜3人のクリスマスの過去、現在、未来の亡霊が訪れると言い残して姿を消してしまいます。これは夢に違いないとスクルージは思うのですが……!ロンドンの下町に繰り広げられる人々の喜びと悲しみを慈愛に満ちたミュージカルに仕立てたヒューマンドラマ。家族や恋人、大切な人と観たい素敵なクリスマス映画の定番です!映画『クリスマスキャロル』作品紹介原題:Scrooge原作:チャールズ・ディケンズ脚本:レスリー・ブリッカス監督:ロナルド・ニーム製作:ロバート・H・ソロ製作総指揮:レスリー・ブリッカス撮影:オズワルド・モリス美術:テレンス・マーシュ音楽:レスリー・ブリッカス、イアン・フレイザー、ハーバート・スペンサー製作年:1970年、製作国:アメリカ上映時間:111分配給:東和〈キャスト〉アルバート・フィニーアレック・ギネスイーディス・エヴァンスケネス・モアマイケル・メドウィンスザンヌ・ネヴケイ・ウォルシュゴードン・ジャクソン■映画『クーパー家の晩餐会』クリスマスイヴの1日を舞台に愛とユーモア溢れる感動作!家族が一堂に集まるアメリカのクリスマスイヴ。クーパー一族がクリスマスの晩餐会に持ち寄ったのは、色とりどりの嘘。イブの朝、シャーロットは一大決心を固めていました。4世代11人の一族が集まる今日の夜を「完璧なクリスマス」にするのだと。夫のサムとの離婚が決まり、一家全員の団らんはこれが最後になるからです。しかし、秘密を抱えているのは彼女だけではありませんでした。最悪の晩餐会の最高に美味しい結末とは……?『I am Sam アイ・アム・サム』のジェシー・ネルソン監督のもとダイアン・キートン、ジョン・グッドマンなど豪華名優らが共演!ハッピーもハプニングも人生を丸ごと味わう術を教えてくれる愛とユーモア溢れるホームコメディ。劇中、クーパー家のクリスマスのインテリアの飾り付けや、美味しそうなクリスマスディナーの数々も見逃せません!映画『クーパー家の晩餐会』作品紹介原題:Love the Coopers監督:ジェシー・ネルソン製作:マイケル・ロンドン、ジェシー・ネルソン、ジャニス・ウィリアムズ製作総指揮:キム・ロス、アンナ・カルプ、テッド・ギドロウ、スティーブン・ロジャース、ダイアン・キートン脚本:スティーブン・ロジャース撮影:エリオット・デイビス美術:ベス・ルビーノ音楽:ニック・ウラタ衣装:ホープ・ハナフィン編集:ナンシー・リチャードソン製作年:2015年製作国:アメリカ配給:ギャガ上映時間:107分〈キャスト〉ダイアン・キートン=シャーロットジョン・グッドマン=サムアマンダ・セイフライド=ルビーオリビア・ワイルド=エレノアアラン・アーキン=バッキーエド・ヘルムズ=ハンクマリサ・トメイ=エマ公式HP■映画『ホーム・アローン』家族みんなで楽しめるクリスマスファミリー・コメディー!パリでクリスマスを過ごそうと慌てて飛行機に乗り込んだ15人の大家族。しかし、飛行機の中で思い出した大事な忘れ物は……8歳になる末っ子のケビン少年でした!家に取り残されたケビンは、うるさい家族がいなくなったことを喜び、ひとりの自由を満喫。なんとそこにふたり組の泥棒が現れて……!家族みんなで楽しめる、マコーレー・カルキン主演の大ヒットクリスマスコメディ映画シリーズ第1弾です。映画『ホーム・アローン』作品紹介原題:Home-Alone監督:クリス・コロンバス脚本:ジョン・ヒューズ製作総指揮:マーク・レビンソン、スコット・ローゼンフェルト、ターキン・ゴッチ製作:ジョン・ヒューズ撮影:ジュリオ・マカット美術:ジョン・ムート音楽:ジョン・ウィリアムズ編集:ラージャ・ゴスネル製作年:1990年製作国:アメリカ上映時間:103分配給:20世紀フォックス〈キャスト〉マコーレー・カルキン=Kevinジョー・ペシ=Harryダニエル・スターン=Marvジョン・ハード=Peterロバーツ・ブロッサム=Marleyキャサリン・オハラ=Kate■クリスマスに観たい心温まる名作映画クリスマスを舞台にしたお洒落なラブストーリーから、今後の人生のヒントになりそうな感動作まで素敵な作品ばかり。ひとりでも良し、お友達と、恋人と、ご家族で、どうぞお楽しみください!絵・文=諸戸佑美
2017年12月21日東京国立近代美術館フィルムセンターにて、シリーズで企画された展覧会「ポスターでみる映画史」の第3回目となる「SF・怪獣映画の世界」が、2018年1月4日より開催される。第1回の「西部劇の世界」、第2回の「ミュージカル映画の世界」に続き、第3回目の開催となる今回はフィルムセンター所蔵の日本版ポスターを中心に、SF・怪獣映画の系譜をたどる。宇宙への旅、時間の超越、地球の破滅、信じられない未来など、尽きることのない人間の想像力が、映画においてもっとも自在に発揮されてきた、サイエンス・フィクション(SF)という分野。私たちの現実をはるかに凌駕する、そのストーリーや映像表現は、今も世界の観客に圧倒的なインパクトを与え続けている。『スター・ウォーズ(スター・ウォーズ エピソード 4 新たなる希望)』(1977 年、日本公開 1978 年、ジョージ・ルーカス監督)フィルムセンターのコレクションを中心に、傍流からやがてメインストリームの地位を得た壮大なジャンルを取り上げる。『メトロポリス』や『キング・コング』といった古典作品から、1954年の『ゴジラ』の第一作以来、特撮技術の粋をつぎ込み、海外にも熱狂的なファンを生んだ日本の怪獣映画たち。そして、1960年代以降のスタンリー・キューブリック監督ら新世代の台頭、全世界を席巻した『スター・ウォーズ』シリーズ以降のSF映画の黄金期など、このジャンルの豊かな系譜をたどることができる。また、会期中には3回にわたりトークイベントも開催。1月13日はSF評論家の高橋良平を招いた「SF文学からみたSF映画の風景」、2月10日は評論家の切通理作による「日本の怪獣映画 ― 本多猪四郎から現代・未来へ」、3月24日には映画美術監督の三池敏夫を講師に「特撮映画の美術 ― 井上泰幸の時代」を行う。なお、詳細は後日ウェブサイト()にて発表。壮大なポスター・デザインに込められた、イマジネーションの飛躍を童心に返って楽しんでみては。【イベント情報】ポスターでみる映画史 Part 3 SF・怪獣映画の世界会期:2018年1月4日〜3月25日会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)時間:11:00〜18:30(入室は18:00まで)料金:一般250円、大学生130円(シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者、MOMATパスポート所持、キャンパスメンバーズは無料)休室日:月曜日
2017年12月20日心配事は現実のものになるとはよく言ったもので、「こうやってヨメのことをネタに原稿を書いていたら、いつかヨメにバレて怒られるだろうな」と心配していたら、先日、本当に怒られました。「わたしのことを書くのなら、先にわたしの許可をとるべきでしょ?」とだけぼくに言ってくるのなら、まだかわいげがあるというものです。がしかし、我がヨメはあろうことか、「良妻賢母として書いてよ」と、ケチをつけてきました。いや、リクエストをしてきました。びっくりぽん!です。さて、年上の女性を取材していたら見えてくる、良妻賢母という言葉のむかしながらの解釈があります。たとえば60歳の、見るからに良妻賢母そうな女性がスナックで働きはじめたところに以前、取材中に遭遇したことがあります。彼女は言いました。「夫は弁護士で、『おれの稼ぎだけでやっていくから、お前は(!)専業主婦になれ。おれが帰宅するまで寝るな(以下、ご想像のとおり)』と、結婚当初わたしに言ったので、35年間わたしはずっと専業主婦でした。でも、最近は夫婦愛も覚めて、子供もうちに寄りつかず、ゆえに夫に内緒で、若い頃にしたくてもできなかったことをしたいと思っています。そのひとつが、スナックでバイトすることです。」35年のあいだに、外で伸ばす羽が錆びついてしまったのか、彼女は3日でスナックを辞めていきました。妻のことを「お前」と呼ぶことがすでに物語っているとおり、むかしながらの良妻賢母の解釈が、今の時代に通用しないことを物語っている、典型的な例かもしれません。では現代版「良妻賢母の解釈」とは?これは、男女平等と言われている現代の風潮にならって(?)、あるいは女性の読者の反感を買わないようにするため(?)、まずは男のことを考えてみようと思います。つまり「良夫賢父」のことを考えてみる。「良夫賢父」をなんと読めばいいのか知りませんが、パソコンで1文字ずつ打つと、こういう文字列が完成します。良き夫であり、賢い父親である…これはたとえば理性がちゃんとはたらく男であれ、ということである、という仮説がすぐに浮かびます。理性なき「良」も、理性なき「賢」も、ともに成立しないから。理性をはたらかせるためにはなにが必要か?むかしの賢者たちはこう言います。「思い込みで判断しないこと」「つねに、正しい判断とはなにかを『意識すること』」「自己愛を少なめにして真理を追究すること」などなど。すべて、かの有名なデカルトさんと、その周辺の哲学者たちの言葉および、その意訳です。夫婦はお互いに、相手を映す鏡なのだから、ダンナが「良夫賢父」であろうと努力すれば、ヨメも良妻賢母であろうと努力するかもしれない。これも一般論として言えることだろうと思います。鏡であるというのは、こういうことですよね。「そうあろうと努力する」のに必要なことは、デカルトさんたちの言葉をお借りするなら、たとえば「思い込みで判断しない」ように日々「意識すること」となります。冒頭に戻ると、我がヨメはぼくの原稿を読みながら「良妻賢母として書いてよ」と、のたまわりました。我がヨメは「ぼくが彼女のことを良妻賢母として書いていない」と、思い込みで判断し、その判断が、ヨメをしてそう言わしめたのかもしれません。もしそうであるなら、そして、夫婦の鏡の法則から判断するなら、ぼくもヨメのなんらかを思い込みで見、判断している、ということになります。あるいは、ぼくがヨメのなんらかを思い込みで見、判断しているという、ぼくが意識していない事実を、ヨメはすでに知っている、ということになります。他人が意識していないことを知り、それを相手にうまく指摘できるというのは、先人いわく「良」き人であり、「賢」い人です。「人」を拡大解釈すれば、女性の場合、妻や母という言葉と入れ替え可能でしょう。ということは、ヨメはすでに良妻賢母だということになります。びっくりぽん!です。(追伸。我がヨメよ、こんなんでええか?)(ひとみしょう/文筆家)
2017年12月20日国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第72回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が発表!菅田将暉&ヤン・イクチュンW主演作『あゝ、荒野』が最多11ノミネート、次いで石橋静河&池松壮亮W主演作『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』が8ノミネートされたことが分かった。なお、発表は1月下旬となっている。毎日映画コンクールは、戦後間もない1946年に開催されて以来、国内で2番目に歴史のある映画賞として、俳優陣の演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などの映像スタッフ、日本映画史を代表する女優・田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けている。72回を数える今回は、今年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上劇場公開された映画(アニメーション、ドキュメンタリーは完成または上映した作品)を対象に選出。日本映画大賞・日本映画優秀賞には、『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』をはじめ、「モントリオール世界映画祭」で審査員特別賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』や、『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』が。外国映画ベストワン賞には、クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』、浅野忠信ら日本人も参加した『沈黙-サイレンス-』、『立ち去った女』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』が候補に挙げられた。また、男優主演賞には浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』)、生田斗真(『彼らが本気で編むときは、』)、池松壮亮(『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』)、菅田将暉(『あゝ、荒野』)、女優主演賞には蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)、長澤まさみ(『散歩する侵略者』)など。さらに、アニメーション映画賞・大藤信郎賞には、人気シリーズ『傷物語<3 冷血篇>』や、高畑充希や満島真之介が声の出演を果たした『ひるね姫~知らないワタシの物語~』、そして『BLAME!』『夜明け告げるルーのうた』などがノミネートされた。「第72回毎日映画コンクール」主なノミネート【作品部門】・日本映画大賞/日本映画優秀賞『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『幼な子われらに生まれ』『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』・外国映画ベストワン賞『立ち去った女』『ダンケルク』『沈黙-サイレンスー』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』【俳優部門】・男優主演賞浅野忠信生田斗真池松壮亮菅田将暉ヤン・イクチュン・女優主演賞蒼井優瀧内公美長澤まさみ水原希子満島ひかり・男優助演賞西田敏行松坂桃李役所広司ヤン・イクチュンユースケ・サンタマリア・女優助演賞木下あかり木村文乃田中麗奈筒井真理子橋本愛広瀬すず・田中絹代賞樹木希林白川和子寺島しのぶ風吹ジュン水野久美【アニメーション部門】アニメーション映画賞/大藤信郎賞『AEON』『怪物学抄』『癇癪だま』『観戦』『傷物語<3冷血篇>』『きみの声をとどけたい』『げんばのじょう―玄蕃之丞―』『こんぷれっくす×コンプレックス』『Cで失神』『地獄めたもる』『染色体の恋人』『大丈夫だよ』『ひるね姫~知らないワタシの物語~』『BLAME!』『Helpless void』『松が枝を結び』『闇の絵巻』『YUMTOPIA』『夜明け告げるルーのうた』(cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
2017年12月15日全米で『ムーンライト』『それでも夜は明ける』を超える大ヒット(初週末スクリーンアベレージ比較)を記録し、先日の第75回ゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演&助演男優賞にノミネートされた『Call Me By Your Name』が、『君の名前で僕を呼んで』の邦題で2018年4月に公開されることになった。イケメン実力派アーミー・ハマーと新星ティモシー・シャラメの共演に加え、脚色には今年89歳になった巨匠ジェームズ・アイヴォリー(『日の名残り』『モーリス』)、監督に『胸騒ぎのシチリア』のルカ・グァダニーノがクレジットされる本作は、全米で軒並み高評価のレビューが並び、賞レースの始まりとともにゴッサム賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞を制覇、来年2018年3月の第90回アカデミー賞最有力候補作として話題沸騰中。先日のゴールデン・グローブ賞において、作品賞(ドラマ部門)・主演男優賞(ドラマ部門)・助演男優賞と主要3部門にノミネート。インディペンデント・スピリット賞では6部門、ブロードキャスト批評家協会賞にも8部門でノミネートされ、全米俳優組合賞(SAG賞)でも、ゲイリー・オールドマンやデンゼル・ワシントンらと並んでティモシーが主演男優賞にノミネートされるなど、賞レースを牽引する注目作となっている。今回決定した邦題『君の名前で僕を呼んで』は、原題『Call Me By Your Name』の直訳であり、ティモシー演じる主人公エリオと、アーミー演じるオリヴァーが、互いの想いを確かめ合う印象的なシーンに登場する重要な台詞の一部。昨今、映画ファンの間でも話題に上るように、邦題決定にはさまざまな意見が交わされるが、本作の場合には「これ以外の邦題はない」と配給関係者満場一致で決定したという。どんなシーンに、その言葉が登場するのか、いまからも期待が高まる。『君の名前で僕を呼んで』は2018年4月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月15日2018年1月21日(現地時間)に開催される第24回全米映画俳優組合賞のノミネーションが発表された。テレビ部門で目を引くのは、候補者5人が2つの作品に集中しているテレビ女優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)。また、昨年わずか12歳で女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンが今年もノミネートを果たし、13歳で受賞となるかにも要注目だ。【テレビ部門】男優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)ベネディクト・カンバーバッチ「シャーロック」ジェフ・ダニエルズ「ゴッドレス -神の消えた町-」ロバート・デ・ニーロ「The Wizard of Lies」ジェフリー・ラッシュ「ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン」アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞(テレビ映画/ミニシリーズ部門)ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」ジェシカ・ラング「Feud: Bette & Joan」スーザン・サランドン「Feud: Bette & Joan」リース・ウィザースプーン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」男優賞(ドラマ部門)ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」ピーター・ディンクレイジ「ゲーム・オブ・スローンズ」デヴィッド・ハーバー「ストレンジャー・シングス」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」女優賞(ドラマ部門)ミリー・ボビー・ブラウン「ストレンジャー・シングス」クレア・フォイ「ザ・クラウン」ローラ・リニー 「オザークへようこそ」エリザベス・モス「The Handmaid’s Tale」ロビン・ライト「ハウス・オブ・カード 野望の階段」男優賞(コメディ部門)アンソニー・アンダーソン「Black-ish」アジズ・アンサリ 「マスター・オブ・ゼロ」ラリー・デヴィッド「ラリーのミッドライフ★クライシス」ショーン・ヘイズ「ふたりは友達? ウィル&グレイス」ウィリアム・H・メイシー「シェイムレス 俺たちに恥はない」マーク・マロン 「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」男優賞(コメディ部門)ウゾ・アドゥバ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」アリソン・ブリー「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」ジェーン・フォンダ「グレイス&フランキー」ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep/ヴィープ」リリー・トムリン「グレイス&フランキー」アンサンブル賞(ドラマ部門)「ザ・クラウン」「ゲーム・オブ・スローンズ」「The Handmaid’s Tale」「ストレンジャー・シングス」「THIS IS US 36歳、これから」アンサンブル賞(コメディ部門)「Black-ish」「ラリーのミッドライフ★クライシス」「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」「Veep/ヴィープ」スタント・アンサンブル賞「ゲーム・オブ・スローンズ」「GLOW:ゴージャス・レディ・ オブ・レスリング」「Homeland/ホームランド」「ストレンジャー・シングス」「ウォーキング・デッド」(Hiromi Kaku)
2017年12月14日12月13日朝(現地時間)、女優のオリヴィア・マンとニーシー・ナッシュがウェストハリウッドのパシフィック・デザイン・センターより第24回全米映画俳優組合賞(SAG)のノミネーションを発表した。授賞式は2018年1月21日に開催。同授賞式は24回目にして初めて司会者を起用することとなり、その大役をクリスティン・ベルが務める。アカデミー賞を予想する上で最も重要だと位置づけされているSAGの映画部門のノミネーションはこちら。■主演男優賞ティモシー・シャラメ (『Call Me by Your Name』)ジェームズ・フランコ (『The Disaster Artist』)ダニエル・カルーヤ(『ゲット・アウト』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)デンゼル・ワシントン(『Roman J. Israel, Esq.』)■主演女優賞ジュディ・デンチ(『Victoria & Abdul』)サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)マーゴット・ロビー(『I, Tonya』)シアーシャ・ローナン(『Lady Bird』)助演男優賞スティーヴ・カレル (『Battle of the Sexes』)ウィレム・デフォー(『The Florida Project』)ウディ・ハレルソン(『スリー・ビルボード』)リチャード・ジェンキンス (『シェイプ・オブ・ウォーター』)サム・ロックウェル (『スリー・ビルボード』)助演女優賞メアリー・J・ブライジ (『マッドバウンド 哀しき友情』)ホン・チャウ(『ダウンサイズ』)ホリー・ハンター(『ビッグ・シック』)アリソン・ジャニー(『I, Tonya』)ローリー・メトカーフ(『Lady Bird』)キャスト賞『ビッグ・シック』『ゲット・アウト』『Lady Bird』『マッドバウンド 哀しき友情』『スリー・ビルボード』(Hiromi Kaku)
2017年12月14日