映画『#マンホール』(2月10日公開)が第73回ベルリン国際映画祭(会期:2月16日~2月26日)「ベルリナーレ・スペシャル部門」に正式招待され、中島裕翔と熊切和嘉監督が日本時間21日に登場した。同作は脚本・岡田道尚×監督・熊切和嘉によるオリジナル作。川村俊介(中島)は営業成績はNO.1、上司や同僚の信頼も厚く、社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男だが、結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまう。ベルリンに登場した世界の映画ファンが見守る中レッドカーペットを闊歩し、記者会見では中島が英語で対応。上映後にはQ&A(質疑応答)にも参加した。本イベントのオフィシャルレポートを紹介する。○オフィシャルレポート前日に行われた海外プレス向けの試写会では、マンホールの中という限られたシチュエーションの中、ほぼひとりで刻々と変化していく人間の姿を演じ上げた中島の演技に対し「最高だったよ。普通の男性がどんどんクレイジーな人間になっていく様を、泣いたり叫んだりしてよく演じ切っていた」、「観客の視線は彼にくぎ付けだったね」など絶賛の声を集めていた。はじめに中島と熊切が現れたのは、マスコミ向けのフォトコール。海外メディアに囲まれ、最初は緊張した面持ちの中島だったが、徐々にマスコミからの英語での声かけにも指差しをしながら中島らしい爽やかな笑顔で応え「ラブリー! キュート!」の声を巻き起こすなど、トップアイドル姿はベルリンでも健在! 集まった人々を魅了していた。次にマスコミ向けの記者会見に登場した中島と熊切。まず、脚本について聞かれると熊切が「元々は岡田(道尚)さんが一年間くらい練ったプロットを読ませてもらって、最初は今まで自分が撮ってきた作品とは少し感じが異なっていたのでとまどっていたんですけど、何度も繰り返して読んでいくうちに狭い空間で描かれた作品ではあるけれど非常に広がりのある作品だと思い、これは是非映画にしたいなと思いました」とコメント。マンホール内という特殊な環境での撮影について聞かれた中島は「1か月間ずっと狭くて暗いセットの中での撮影はすごく大変でしたね。最初に脚本をもらったとき、まずタイトルを見て“マンホール!? ほんとに!?”って驚きました(笑)しかも男がマンホールに落ちて脱出しようと試みる話。こういう役をやってみたいという気持ちもあったけど、汚い泡に囲まれたり今までやったことないようなことばかりでトリッキーな撮影でしたね。肉体的にも精神的にも大変な撮影でした」と流暢な英語で回答。ベルリンを訪れた感想を聞かれた中島は「本当に夢のようです。世界中から俳優や監督が集まるこんな場所に招待してもらえるとは思ってもみなかったので、この作品に連れてきていただいたという気持ちです」と喜びを語った。『鬼畜大宴会』(97年)でベルリン国際映画祭のパノラマ部門に招待されていた熊切、今回ベルリナーレ・スペシャル部門正式招待という形で再びベルリンの地を訪れた心境を聞かれると「最初のベルリンの時は(クエンティン・)タランティーノ監督が『ジャッキー・ブラウン』でレッドカーペットを歩いていて、僕の映画のフライヤーを渡そうとしたんですけど受け取ってもらえなくて・・・、サミュエル・L・ジャクソンさんが受け取ってくれたんですけど(笑)その同じレッドカーペットを歩けると思うとすごく感慨深いですね」と、世界中の名だたるスターたちが訪れるベルリン国際映画祭ならではのエピソードを披露しながら答えた。劇中で非常に重要なツールとして登場するSNS。普段SNSを使っているか聞かれた中島は「僕は日本の『Hey! Say! JUMP』というグループのメンバーなのですが、僕たちはInstagramとYouTubeのアカウントを持っています。僕はただそれを見ていることが多いですね。でも観客の皆さんが作品をどう思っているかを知れたりするのでそういうときに活用したりします」と回答。メディアからの質問にも難なく英語で受け答えをしていた中島は今後の海外進出への展望について「元々英語を習い始めたきっかけが、海外でのお仕事への野望があったからなので、ゆくゆくは海外の作品にも挑戦したいと思っています」と思いを明かし、さらに音楽の仕事と俳優の仕事、どちらが好きかという難しい質問にも「僕としては両立させたいと思っています。事務所もそうさせてくれますし、素晴らしいことだと思います。俳優業のおかげで充実しているし、もちろんアイドルでいることも好きです。でも演じることは大好きですね。演じていると違う人間になれるし、今回の作品でも川村という人間はダークで本能的な面も持ち合わせています。僕はこれまでそういった役を演じたことがなくて、チャレンジしてみたかったので、この役ができて幸せです」と真剣な表情で答えた。大舞台でありながら時折ジョークも交え終始英語で真摯に質問に受け応えする中島の姿に、会場は温かく和やかな雰囲気のまま会見は終了した。そしていよいよベルリン国際映画祭のメイン会場となるBerlinale Palast(ベルリナーレ パレスト)のレッドカーペットに中島と熊切監督が登場。中島はブラックのタキシードを身を纏い、アン・ハサウェイやクリステン・スチュワートら大スターも数日前に歩いた大舞台を堂々と闊歩。中島はレッドカーペットを歩いた感想を聞かれると「とても楽しかったです!レッドカーペットは人生で初めてなんです。釜山国際映画祭のときも歩く予定はあったんですけど、フライトの関係で歩くことができなかったので、目に映るもの全てが新鮮で、ベルリン国際映画祭は三大映画祭のひとつでもありますし、すごく華やかな場所で、日本の作品としても7年ぶりに招待していただいたということもあって色々なものを背負ってレッドカーペットを歩かせていただいたという気持ちです」と興奮冷めやらぬ様子でコメントしていた。その後Kino International(キノ インターナショナル)にて行われた公式上映では会場は満席に!上映終了後には、会場が大きな拍手と歓声に包まれる中、中島と熊切監督が舞台上に登壇し鑑賞し終えたばかりの観客からの質問に答えた。・この映画にはどのような思いが込められていますか?熊切「人間はきれいごとだけでは片付けられないと思っていて、ある種極限状態に陥ったり、SNSのような匿名状態で悪意が芽生えたりすることってあると思うんですけど、それを隠すのではなく表現としてありのまま見せることによって、そことの付き合い方を覚えていくということが大事なんじゃないかなと思ってこの映画を作りました」・川村が舞と電話をしているときに流れている音楽はどのような意図があって選ばれたのですか?熊切「あれは舞の車の中でかかっている曲という設定なんですけど、映画の中に異化効果というか、あえてミスマッチな曲をつけることによって、さらに不思議な深みが出るんじゃないかとそういう狙いがあってあの曲をつけました」さらにQ&A後には、現地に駆け付けた日本のメディア向けの取材にも応じたふたり。上映を終えたばかりの感想を聞かれると中島は「現地の方々と一緒に作品を観て、どんな反応がもらえるのか、この瞬間が一番楽しみにしていた瞬間だったので。日本では珍しいシチュエーションスリラーという作品ではあるんですけど、海外では多くみられていると思うので、海外の方たちがどういうリアクションをするのかっていうことがすごく楽しみでした。僕は結構心配性なので色々とネガティブな方に考えてしまいがちですけど(笑)、こんなに温かい拍手と各所から笑い声も沢山起こったので、笑いが起こるポイントがいい意味で日本とちょっと違って独特だなと思って、一緒に観ていてすごく楽しかったですし、あの時間が最高でした」と感慨を語った。熊切は「僕は割と今までの作品はお客さんが沸くようなタイプの映画を撮っていなかったので(笑)、今回は比較的エンターテイメントなので、思った以上に反応が良くて嬉しかったです」とコメントしていた。超過密スケジュールの行程だったが、常に笑顔を絶やさずベルリン国際映画祭という大舞台の一瞬一瞬を噛みしめるようにしながら走り抜けた中島裕翔と熊切和嘉。両者にとってチャレンジングだったとも言える本作が、世界中に認められることとなった今回の第73回ベルリン国際映画祭。これから更に世界へ羽ばたいていくであろう中島と熊切の姿から今後も目が離せない。映画『#マンホール』は絶賛全国公開中。Photo by Getty Images for GAGA (C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2023年02月21日ブルガリのアンバサダーであり女優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)が第73回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として選ばれた“She Came to Me”のプレミアにてハイジュエリーのイヤリングを、同作品の記者会見ではセルペンティのリングとビー・ゼロワンのリングを着用しました。GETTY IMAGES着用商品イヤリングPT x DIAGETTY IMAGES着用商品セルペンティ ヴァイパーリングWG x DIAセルペンティリングWG x エメラルド x DIAセルペンティリングWG x サファイア x DIAビー・ゼロワンリングWG x DIAお問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2023年02月20日PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が、2019年に創設した映画賞「大島渚賞」の第4回受賞者が、山崎樹一郎(やまさき・じゅいちろう)監督に決定した。この賞は映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に対して贈られるもの。かつて大島渚監督が高い志を持って世界に挑戦していったように、それに続く次世代の監督を期待と称賛を込めて顕彰してきた。これまで、第1回は小田香監督(『セノーテ』)、第2回は「該当者なし」、第3回は藤元明緒監督(『海辺の彼女たち』)が受賞している。今回受賞した山崎監督は1978年、大阪府生まれ。2006年に岡山県真庭市の山間に移住し、農業に携わりながら作品に向き合うという、独自のスタイルで映画製作を続けている。対象作品となった2022年公開作の『やまぶき』は監督の長編第3作にあたり、日本映画史上初めてカンヌ映画祭のACID部門に選出されたほか、14の海外映画祭で話題をさらった注目作だ。監督は「このもやもやした生きづらさに一撃を!」のキャッチフレーズのもと、クラウドファンディングで資金を集め、16ミリフィルムで撮影に挑んだほか、主演に韓国人俳優を起用し、フランスの製作会社と共同製作を行うという国際色豊かな一面をもつ本作に対して、「段違いの大きなスケールをもった映画である」と審査員の意見が一致し、授賞が決定した。3月14日(火)に実施する授賞式では、審査員の黒沢清監督らから審査講評が発表され、翌15日(水)には、一般向けに記念上映会も開催。『やまぶき』の上映と山崎樹一郎監督らゲストによるトークショーに加え、今年も大島渚監督作品の上映を行う。上映作品やゲストなどのイベント詳細は、2月末に発表予定だ。※山崎樹一郎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記■ 「第4回大島渚賞記念上映会」()日時:3月15日(水)会場:丸ビルホール上映作品:『やまぶき』+大島渚監督作品※山崎樹一郎監督らによるトークショーあり
2023年02月17日WOWOWで独占生中継される「第95回アカデミー賞授賞式」のスタジオゲストとして、映画監督&演出家の大友啓史の出演が決定した。番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スペシャルゲストに中島健人(Sexy Zone)が出演する本番組。1月24日に発表されたノミネーションでは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最多となる10部門11ノミネート、『トップガン マーヴェリック』は6部門にノミネートし注目が集まっている。昨年のアカデミー賞授賞式では、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞し日本作品が評価されたが、今年も『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でミシェル・ヨーが主演女優賞にノミネートされ、アジアへの評価が高まっている。番組のスタジオゲストとして出演が決定した大友監督は、『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』などを手掛け、現在は木村拓哉&綾瀬はるか共演の時代劇『レジェンド&バタフライ』が公開中だ。さらに、中島さんがMCを務め、生放送・ライブ配信でオスカーの行方を徹底予想する事前番組「第95回アカデミー賞直前総予想」のゲストとして、『モテキ』『バクマン。』「エルピス-希望、あるいは災い-」の大根仁監督が登場。そのほか、海外のエンターテインメントにも造詣が深いタレントの関根麻里、映画評論家・町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)も参加する。「第95回アカデミー賞授賞式」は3月13日(月)7時30分~WOWOWにて生中継・ライブ配信(※日本時間)。「第95回アカデミー賞直前総予想」は2月26日(日)20時~WOWOWにて生放送・ライブ配信。(cinemacafe.net)
2023年02月16日「第77回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。映画『ケイコ 目を澄まして』が日本映画大賞となり、女優主演賞(岸井ゆきの)、監督賞(三宅唱監督)のほか、撮影賞、録音賞にも輝いた。同作でボクシングに挑戦した岸井はミット打ちも「ずいぶん練習しました。ボクシング自体は3カ月トレーニングして。1カ月くらいでコンビネーションミットが得意だということに気づいて、あとは追い込んでトレーニングしました」と明かす。撮影中も「"強くなりたい"の気持ち一つで、いい映画にしたい、強くなりたいという気持ちでやってました」と振り返った。現在国内の映画賞を席巻しており、岸井は「いろんな賞をいただけて、これからどうしようという気持ちはあるんですけど、いろんなアプローチができたら。パブリックイメージがないので、いろんなことに挑戦していけたらとは思っています」と意気込んだ。この日は著書が作品の原案となった聴覚障害のあるプロボクサー・小笠原恵子も登壇。その場でパンチを披露すると、会場がどよめく。岸井は「すごい速くて軽くてかっこよかったし、今もボクシングを続けているので、ちょっと嫉妬しました」と称賛し、「ボクシングのトレーニングはずっと続けてます。ただ好きになりました」と新たな趣味も見つけたという。また同作の評価について、三宅監督は「映画とは総合芸術だと思うんですが、やっぱりスクリーンの真ん中で輝く主演が素晴らしくないことにはこういった評価はいただけないと思うんですよね。映っている場面だけでなくても、岸井さんが本当に誠心誠意役に向き合ってくれたからこそ、結果として、映画全体を多くの方が受け止めてくれたのかなと。本当に岸井さんのおかげかなと思っています」と感謝していた。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)
2023年02月14日「第77回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。映画『ある男』で男優助演賞に輝いた窪田正孝は「大好きな映画に携われるだけで役者冥利に尽きるんですけど、こうやってスタッフさんやキャストの皆さんと一緒に作り上げたもので評価をいただいて、受賞まで至るというのは光栄なことですし、ここからまた一つ励みに頑張りたいなと思います」と喜びを表す。さらに窪田は「どこか一方通行の仕事でもあると思うんですよね。作品ができて公開されれば、自分達から離れてお客様のものになるので、ずっと映画に片思いの気持ちだったのが、反応が返ってくるっていうのは嬉しいです」と重ねた。また今後については「20代の時はガムシャラで、アウトプット化することがで精一杯で、そのおかげで今があると思うんですけど、30代に突入してもっとインプットの時間を増やしたい」と希望する。「お芝居の方は足していくのではなく、引いていくというか、もっと人間そのものをかけていけるように。自分が何か残したいとか思うこと自体がおこがましいというか、あくまで作品の一部になりきるというところにもっとフォーカスして、この先取り組んでいけたらなと思っています」と語った。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)
2023年02月14日「第77回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。映画ファンの投票で選ばれたTSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門には映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』が輝き、風間太樹監督が登壇した。風間監督は「2020年の秋、深夜の片隅で放送されたテレビドラマが始まりでした。OA中から、最終話の放送が終わってからも国内外、たくさんの方が言葉を届けてくださって、その熱量に背中を押される形で映画化が実現しました」と振り返る。「この受賞も、人の心根に寄り添いたいと思う人たちの愛情が並走してくださったからこそ、いただけた賞だと思います。チームに持ち帰ってみんなで喜びたいと思います」と受賞の喜びを表した。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)
2023年02月14日「第77回毎日映画コンクール」の授賞式が14日に都内で行われ、受賞者が揃って登壇した。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。これまでの功績と今後の映画界への貢献を期待される女優に贈られる田中絹代賞に輝いた寺島しのぶは、「このような伝統と格式のある毎日映画コンクールという映画の賞で、大変名誉ある賞をいただきまして。春からいいことあったなと思ってます」と喜ぶ。母の富司純子も第54回毎日映画コンクールで同じ賞に輝いており、初の母娘受賞となった。寺島は「私は母の仕事を見てスクリーンの中に入りたいなと思っていたので、母と同じ賞がいただけたことが嬉しく、田中絹代さんの名前がついている大きな賞なので、演技だけじゃなくて日本の女優として映画界に携わっていけたらいいなと思っています」と意気込んだ。2003年に主演した映画『赤目四十八瀧心中未遂』では国内外様々な賞に輝いたが、実は母が反対していたそうで「初めての主役でしたし、濡場のシーンもたくさんありましたし。ただ脚本に惚れ込んで『どうしてもやりたい』と言って、ユマニテの事務所で社長と母と私が三つ巴になって喧嘩しあったのをついこないだのように思い出しました」と振り返る。自身も母親となり、息子の寺嶋眞秀は5月より初代尾上眞秀を名乗り、歌舞伎役者として正式に初舞台を踏む。「母の心配とは全然違うと思うんですけど、親である以上、心配は心配ですよね。自分のことってどうでもよくなってて、こないだの記者会見とか吐きそうで、正直前夜に1回吐いたんですけど、子供のことになると苦しいんだなって。はじまったばかりで初日も迎えてないので、元気で5月までいたらいいなと思っています」と苦笑。5月まで歌舞伎俳優の母として過ごすそうで「私、6月から仕事をしますので、ご要望があれば、6月からよろしくお願いします」と映画関係者にアピールしていた。この日は盟友・廣木隆一監督が花束を持って登場し、寺島の魅力について「お芝居に対してのストレートな生き方。毎回苦しんで役作りをやってる姿が魅力的ですね」と表す。2003年の主演映画『ヴァイブレータ』については、寺島が「失恋したばっかりだったのかな。映画は失恋のボロボロの時に男が救ってくれるみたいな話で、超タイムリーな時に撮影があって、一期一会感がすごかった」と言いつつ、メガホンを取った廣木監督について「傷ついてる私の心をさらに塩を塗った人」と会場を笑わせる。「お互い年も取ってるし、労っちゃったりして、死なないようにしてほしいです」と案じていた。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)
2023年02月14日フランス発オンライン上の映画祭「第13回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」(MyFFF)が2月13日をもって閉幕。各賞の受賞作品が発表された。視聴者の評価からなる観客賞には、長編『行く先/後世』(2021)、短編『カタラクトぼやけた世界』(2020)。早川千絵、ユホ・クオスマネン、セルゲイ・ロズニツァらからなる国際審査員団が選出するグランプリには『そんなの気にしない』(2020)、国際報道機関賞には『マグネティック・ビート』(2021)および、短編作品の『パロマ』(2021)が輝いた。『パロマ』グランプリの『そんなの気にしない』について審査員は、「アデル・エグザルコプロスが絶妙に演じ、地に足のつかない現実離れした世界が見事に表現されています。確固とした芸術性と大胆で粗削りな映像が掛け合わされ、現代の病、すなわち地表を離れる必要性とそこから生まれる蜃気楼が独特のタッチで描きあげられています」と解説。『そんなの気にしない』また、国際報道機関賞の『マグネティック・ビート』には「80年代に対する強い愛情が伝わってきます」、『パロマ』には「2人の型破りな登場人物の間に繰り広げられる感動的なラブストーリーを見事に表現しています。感動、ユーモア、恐怖、希望など様々な感情が呼び起こされる、大作と呼ぶにふさわしい作品」と審査員からコメントが寄せられている。『マグネティック・ビート』また、「Amazon Prime Video」「U-NEXT」ほかパートナーサイトにおいて、来年2月13日まで(サイトにより異なる)長編作品が1年間延長配信される(※短編の延長配信はなし)。受賞作品★観客賞長編:『行く先/後世』監督:ルーダ・ベン・サラ=カザナス短編:『カタラクト ぼやけた世界』 監督:フォースティーヌ・クレスピー&レティシア・ド・モンタランベール※観客賞は、観客のオンライン投票(5段階の評価式)により決定。★グランプリ『そんなの気にしない』監督:エマニュエル・マール&ジュリー・ルクストル★国際報道機関賞・長編『マグネティック・ビート』監督:ヴァンサン・マエル・カルドナ★国際報道機関賞・短編『パロマ』監督:ユーゴ・バルダン(cinemacafe.net)
2023年02月14日Gi-FACTORYは、第11回となる和歌山・徳島で最大級のグルメイベント「全肉祭」を2023年3月25日(土)~4月2日(日)に開催いたします。第11回全肉祭in和歌山城会場:和歌山城砂の丸広場日程:2023年3月25日~4月2日9日間連続開催時間:土日 10:00~21:00/平日 12:00~21:00店舗数:約70店舗今年は最終日も21時まで目いっぱい走ります!!!■全肉祭とは畜産肉料理はもちろん、魚肉や果肉など、あらゆる肉をテーマとして全国を対象に出店を募集・選考し各地の美食が集う和歌山最大のグルメイベント。肉に付随しないサイドメニューも入れるとメニュー数300アイテム以上。■毎日通っても食べきれないほどのメニューをご用意・お食事の販売店舗の他に、企業ブースによる無料体験やサンプルプレゼント・ワインの無料試飲やお子様にうれしい遊びコーナー・観覧も無料の様々なステージ企画やライブパフォーマンスなどなど盛りだくさん!土日は家族や恋人・ご友人などワイワイと平日はランチや仕事帰り・学校帰りに同僚や友人と一人でがっつり食べ歩きも大歓迎連日連夜毎日楽しい9日間和歌山城さくら祭りも同時開催お花見に冷めたお弁当ではなくアツアツ出来立てのお食事やスイーツを楽しもう!大人気の大型エアー遊具もリニューアルしてますます楽しくなりました!春の全肉祭、存分にお楽しみください!(画像はプレスリリースより)【参考】※公式Instagram
2023年02月14日ブルガリ(BVLGARI)は、ジュエリーのアイコン「セルペンティ」75周年を記念したイルミネーション「セルペンティ スパークル 75」を開催。2023年2月9日(木)から3月31日(金)までの期間、ブルガリ 銀座タワーにてライトアップされる。「セルペンティ」75周年を記念したイルミネーションブルガリのアイコン「セルペンティ」は、古代ローマの時代から知性や生命力を象徴する“ヘビ”をモチーフとしたコレクション。ネックレスやリングをはじめとするハイジュエリーからウォッチ、レザーアイテムやアイウェアまで、ブルガリを表現するシグネチャーとして世界中で愛されて続けている。そんな「セルペンティ」の75周年を記念し、チームラボとコラボレーションしたイルミネーションが点灯。ブルガリ 銀座タワーの光る「セルペンティ」を自身のスマートフォンを通じて好みのカラーに変えて楽しめる仕様だ。来場者参加型イルミネーション「セルペンティ スパークル 75」が冬の銀座の街を輝かせる。【概要】ブルガリ セルペンティ スパークル 75期間:2023年2月9日(木)~3月31日(金)時間:17:00~24:00場所:ブルガリ 銀座タワー店住所:東京都中央区銀座2-7-12【問い合わせ先】ブルガリ ジャパンTEL:03-6362-0100
2023年02月09日第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞ほか、第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門フィンランド代表作品に選ばれた青春映画『ガール・ピクチャー』から、本予告編とシーン写真が解禁となった。17歳から18歳に差しかかる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する――。フィンランドのジェネレーションZによる青春映画となる本作。予告編は、最初の金曜日、「好きな男子にもっと近づいてみたい。だからパーティに行こうよ」と、恋愛とセックスに興味津々、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)が、同じ学校の親友、クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)をパーティに誘うシーンから始まる。精一杯のおしゃれとメイクアップを施し、パーティへと繰り出す2人。ロンコが宣言通り、理想の相手との出会いを求め、出会う男子にとにかく果敢にアタックしていく中、パーティの喧騒から離れた付き添いのミンミは、フィギュアスケーターの少女エマ(リンネア・レイノ)と出会う。「跳べなくなったの」大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなエマ、「男の人と一緒にいても何も感じない 自分はみんなと違うのでは?」と悩み続けるロンコ、「いつも壊しちゃうの」と自分の気持ちをどうしてもうまく扱えないミンミ。ありのままの自分、そして恋と向き合う覚悟を持った少女たちは、お互いを思いやり、時には衝突しながらも、たくさんの壁にぶつかっていく――。金曜日を迎える度に、少しずつ“自分”と向き合う力を手に入れていく3人の少女たちの、リアルで眩しいポートレートを捉えた予告が完成した。また、ミンミ、ロンコ、エマ、それぞれのキャラクターの印象的な表情を捉えたカットも解禁。劇中では、ミンミとロンコがアルバイトするパステルカラーのスムージーショップのほか、スパンコールが華やかなパーティシーンでのドレス、打って変わって通学時のデニムスタイルなどレトロキュートなファッションも必見となりそうだ。『ガール・ピクチャー』は4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガール・ピクチャー 2023年4月7日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2022 Citizen Jane Productions, all rights reserved
2023年02月08日「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」が9月9日(土)から23日(土・祝)まで、東京都・京橋にある「国立映画アーカイブ」にて開催されることが決定。自主映画のコンペティション「PFFアワード2023」の応募受付が本日2月1日にスタートした。「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、“映画監督への登竜門”として知られ、1977年にスタートした映画祭。メインプログラムとなる「PFFアワード」は、応募作品の長さやジャンル、応募者の年齢、国籍などの制限は一切なく、短編から長編まで、実写ドラマやアニメーション、ドキュメンタリーなどあらゆる作品が応募できる。これまでに黒沢清、塚本晋也、李相日、タナダユキ、岨手由貴子、石井裕也など170名を超えるプロの映画監督を輩出してきた。近年、「PFFアワード」に入選した作品の劇場公開も相次いでおり、 昨年は2021年の入選作から『ばちらぬん』、『愛ちゃん物語』、『距ててて』の3作品が公開され、さらに今年は「PFFアワード2022」グランプリ受賞作『J005311』の4月公開も決定 。また、「PFFアワード2017」でグランプリを受賞した、清原惟監督による第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』が、第73回ベルリン映画祭フォーラム部門に正式出品が決定するなど、 PFFアワードをきっかけに若い映画人たちの躍進が続いている。近年、デジタル機器の発達により、映画制作がより手軽になってきた。PFFでは一昨年より、高校生や中学生からの応募を奨励すべく、18歳以下の監督を対象にした出品料割引「U18割引」を実施。 また、入選・落選の結果に関わらず、審査を担当するセレクション・メンバーが可能な限り作品のコメントの執筆を行っており、応募者から好評を得ている。メインプログラムとなるコンペティション「PFFアワード2023」の応募受付は本日2月1日から3月23日まで。入選作品は第45回ぴあフィルムフェスティバルで上映され、グランプリを獲得すると賞金100万円が授与される。「第45 回ぴあフィルムフェスティバル2023」開催概要【会期】2023年9月9日(土)~23日(土・祝) ※月曜休館【会場】国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)公式サイト()■コンペティション部門「PFFアワード2023」作品募集概要【募集期間】2023 年2月1日(水)~3月23日(木)作品募集ページ()
2023年02月01日第75回カンヌ映画祭女優賞を主演のザーラ・アミール・エブラヒミが受賞した『Holy Spider』が邦題『聖地には蜘蛛が巣を張る』として4月14日より公開決定、ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、2000年から2001年にかけ、イランで16人もの犠牲者を出し“スパイダー・キラー事件”と呼ばれたサイード・ハナイによる娼婦連続殺人事件に基づき描かれた衝撃作。メガホンをとった北欧の鬼才監督アリ・アッバシは「連続殺人鬼の映画を作りたかったわけではない。私が作ろうと思ったのは、連続殺人鬼も同然の社会についての映画だった」と語り、構想に15年をかけたという。主人公の女性ジャーナリストを演じたのは、本作で第75回カンヌ国際映画祭女優賞に輝いたザーラ・アミール・エブラヒミ。「彼女の演技は息を呑むほどすばらしい」(20 MINUTES)と評されるなど話題となった。今回解禁となった日本版ポスタービジュアルは、オリジナルポスターを踏襲、色鮮やかで複雑な織りのペルシャ絨毯に描かれているのは、劇中に出てくる“娼婦”をモチーフにしたデザインで本作の世界観を表現した。邦題 『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、殺人鬼につけられた“スパイダー”という呼び名と、アッバシ監督が飛行機の上空からマシャハドの街を見た際、中心部にあるモスクから広がる街並みが、まるで「蜘蛛の巣」のように見えたという印象を受けて付けられた。さらに、「それは、一線を越える」というコピーが人間の深淵にある狂気と恐怖を予感させている。『聖地には蜘蛛が巣を張る』は4月14日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年01月27日歌舞伎夜話特別編『歌舞伎家話』の第22回が、2月1日(水) 20時より配信されることが決定した。2020年5月よりスタートした『歌舞伎家話』は、歌舞伎俳優が出演する、歌舞伎史上初のオンライントークショー。歌舞伎を中心に様々な芸能やエンターテイメントにまつわるトークが展開されている。今回は片岡仁左衛門が約1年ぶりに出演し、昨年を振り返ってのエピソードと、今年の公演に向けた意気込みなどを語る。なお聞き手は前回と同じくアナウンサーの中井美穂が務める。視聴チケットは現在発売中。なお配信終了後、2月7日(火) までアーカイブ配信される予定だ。<配信情報>歌舞伎夜話特別編『歌舞伎家話』第22回2月1日(水) 20:00~配信開始※2月7日(火) 23:59までアーカイブ配信あり。出演:片岡仁左衛門聞き手:中井美穂(アナウンサー)詳細はこちら:
2023年01月25日女優の福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか)の第80回が明日26日に放送される。1990年代から現在までを描く本作は、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞が大空に舞いあがる夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。舞(福原遥)たちが試作を請け負った飛行機部品は、扱ったことのない硬い金属のため上手く製造できない。そこで最古参の笠巻(古舘寛治)がよその機械を借りようと言う。そこはかつてIWAKURAで働いていた小森(吉井基師)の転職先だった。一方五島では、信吾(鈴木浩介)が皆を集め、五島に人を集めるアイデアがないか相談する。そこで「釣り教室」というアイデアが持ち上がり、祥子(高畑淳子)が舞に電話をする。(C)NHK
2023年01月25日第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した、国際的ベストセラー小説の映画化『帰れない山』(原題:Le Otto Montagne)の日本公開が決定。ティザービジュアルも公開された。都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な2人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めていく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など、数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」。今回これを、『ビューティフル・ボーイ』のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え映画化。本作は、北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、同い年の彼らの友情と成熟を描く、美しくもほろ苦い大人の青春映画。全てを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩。主人公のピエトロは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では第76回ヴェネチア国際映画祭で見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。親友のブルーノは、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。ほかにも、フィリッポ・ティーミやエレナ・リエッティといったイタリアの実力派名優が出演している。『帰れない山』は5月5日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:帰れない山 2023年5月5日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
2023年01月23日ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『トリとロキタ』よりショート予告と場面写真が解禁された。本作は、第75回カンヌ国際映画祭75周年記念大賞を受賞したダルデンヌ兄弟の最新作。寄り添って生きる偽りの姉弟の絆と、その身に降りかかる厳しい現実を、原点回帰ともいえる、BGMなし、演技未経験の主演俳優、無駄のない作劇と演出で描き出す。この度解禁されたショート予告では、トリとロキタの2人がドラッグの運び屋としてお金を稼ぐ姿や、ロキタが目隠しをして連れていかれる姿が映し出されている。「ビザがあれば働けるのに」と嘆くロキタと「僕が守る」とロキタに寄り添うトリ。「2人に生き抜く道はあるのだろうか」というナレーションとともに、過酷な運命に直面し互いを思いやる絆が引き裂かれていく2人の様子がとらえられた、スリリングな展開を予感させる予告となっている。これまでも『イゴールの約束』(96)、『ロゼッタ』(99)、『息子のまなざし』(02)、『少年と自転車』(11)など、少年少女と社会との関わりを丁寧な作劇と演出で描き出してきたダルデンヌ兄弟。本作ではトリとロキタの互いを思いやる揺るぎない友情と、2人を取り巻く容赦ない現実を絶妙なバランスで表現している。ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督ダルデンヌ兄弟は本作を製作するにあたり、「このふたりの若い亡命者とその揺るぎない友情に深い共感を覚えた観客が、映画を見終えた後で、私たちの社会に蔓延する不正義に反旗を翻す気持ちになってくれたら。それが、私たちの願いです」とコメントしている。併せて解禁された場面写真は、トリとロキタが仲睦まじく歌うシーン、トリがロキタの手を握り励ますシーン、2人をドラッグの運び屋として雇っているシェフ・ベティムとの金銭のやり取りを捉えたシーンなど計10枚。果たして写真に映る大人たちは2人にとっての味方になりうるのか…。2人の和やかな様子とは対照的な、大人たちが醸す不穏な気配に心が乱される場面写真となっている。『トリとロキタ』は3月31日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トリとロキタ 2023年3月31日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国にて公開© LES FILMS DU FLEUVE - ARCHIPEL 35 - SAVAGE FILM - FRANCE 2 CINÉMA - VOO et Be tv – PROXIMUS - RTBF(Télévision belge)
2023年01月22日「第77回毎日映画コンクール」にて『ケイコ 目を澄ませて』が日本映画大賞ほか最多5冠を達成。女優主演賞は同作の岸井ゆきの、男優主演賞には『土を喰らう十二ヵ月』沢田研二が選ばれ、日本映画優秀賞は『夜明けまでバス停で』が受賞した。そのほか、男優助演賞は『ある男』の窪田正孝、女優助演賞は『さがす』の伊東蒼が受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は『サバカン SABAKAN』の番家一路、『マイスモールランド』の嵐莉菜に贈られる。『ある男』『ケイコ 目を澄ませて』は日本映画大賞、女優主演賞、監督賞、撮影賞、録音賞を受賞して最多5冠を獲得。岸井さんからは「日々の私を見守ることで懸命に支えてくださり、映画ができていく瞬間を共にした大切な仲間です。このような賞を一緒に受賞できたことを心から嬉しく思います」とのコメントが到着。また、三宅唱監督は「岸井さんの受賞、そして月永さんと川井さんの受賞がとても嬉しいです。作品賞については、個別の部門が設定されてはいない各部のプロフェッショナルな仕事のすべてが結実したものとして勝手に受け止めさせていただき(総スケ賞、弁当賞、雨降賞etc.)、素晴らしい役者たち、スタッフたちとともに働くことができたことを誇りに思います」と喜びのコメントを寄せた。映画ファンが選ぶTSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門は、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)、外国映画部門は『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)が受賞する。『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月14日に開催が予定されている。第77回毎日映画コンクール受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演賞:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプル新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン・ヨンヒ監督)TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほかにて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ 2022年4月8日より全国にて公開©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMASPLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fuseeスープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghi土を喰らう十二ヵ月 2022年11月11日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2023年01月19日イエジー・スコリモフスキ7年ぶりの監督最新作『EO』より日本版ポスターが解禁された。本作は、第75回カンヌ国際映画祭では審査員賞・作曲賞2部門を受賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞/撮影賞の2部門を受賞するなど、本年度ポーランド代表作品として、アカデミー賞国際長編映画賞のノミネーションも期待されている話題作。サーカス団から連れ出され始まったロバの“EO”の予期せぬ放浪の旅を描く。人間のおかしさと愚かさを、全くの別視点から体感するような無比の映像体験には“鮮烈“、“近年の映画には希少な大胆さ”と、多くの称賛が寄せられている本作。観客は、EOの旅を見守りながら、ある時はEOの目線で予期せぬ荒波を潜り抜けることになる。御年84歳にして新たな世界を切り拓くスコリモフスキ監督のその感性と、独創性が大いに注目される。この度解禁となった日本版ポスタービジュアルは、ヴィヴィッドな赤色をバックに、こちらに無垢な眼差しを向けるEOの存在が目を引く1枚。EOの無邪気な目に人間たちはどう映るのか…。想像をかき立てられるビジュアルとなっている。『EO』は5月5日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:EO 2022年11月22日より東京写真美術館ホール「ポーランド映画祭2022」にて公開© 2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED
2023年01月18日2月16日(木) から26日(日) にかけてドイツで開催される第73回ベルリン映画祭のフォーラム部門に、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)が正式出品されることが決定した。本作は、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が製作から劇場公開までをトータルプロデュースする長編映画製作援助システム「PFF スカラシップ」の第26回作品で、清原監督とっては商業映画デビュー作品となる。清原監督は、「PFF アワード 2017」でグランプリを受賞した初長編映画『わたしたちの家』も2018年の第68回ベルリン映画祭の同部門で上映されており、カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつベルリン映画祭で、初長編から2作品連続で上映されることとなった。フォーラム部門は斬新な視点を提示する新進の映像作家たちを紹介するプログラムで、今回の招待については「選考メンバーの全員一致で決まった」とのこと。■清原惟監督 コメント『わたしたちの家』で初めて呼んでいただいた国際映画祭であるベルリン映画祭で、再び上映できること、とても嬉しく思います。一日の小さな旅の映画が、そのゆっくりとした歩みで海のむこうへと旅立っていくのを、楽しみに見守りたいです。<海外からのコメント>■ベルリン映画祭フォーラム部門ディレクター:クリスティーナ・ノード冒頭のカットから、これは特別な映画だ、と直感しました。3人の女性の一日を、離れたところから、ゆったりと見つめる。その「場所」の素晴らしさにときめきながら、一緒に歩いていく。『すべての夜を思いだす』は、眩しく、優しく、時に爽やかな風が通り抜けるあの夏の日、のような映画です。■クリチバ国際映画祭(※『わたしたちの家』がグランプリを受賞したブラジルの映画祭)プログラマー:アーロン・カトラー感動しました。極めて微妙なニュアンスと繊細さをもって、説明せずとも人々に深い共感を呼び起こすことに成功していることに。ずっと、ロベルト・ロッセリーニのこと、そして、歴史は常に我々を取り巻いている、ということを感じていました。<作品情報>『すべての夜を思いだす』2022年 / カラー / 116分監督・脚本:清原惟出演:兵藤公美/大場みなみ/見上愛/内田紅甘/遊屋慎太郎/奥野匡【ストーリー】世代が違う女性たちの一日の断片が響きあう。多摩ニュータウンですれ違う三人の女性たち。誰かにとって大切な記憶が、ほかの誰かの一日と呼応する。街に積み重なる時間の痕跡に触れ、小さな変化が起きていく、ある一日の物語。<監督プロフィール>清原惟(きよはら・ゆい)1992年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院の修了制作作品 『わたしたちの家』が「PFF アワード 2017」にてグランプリを受賞。国内外で大きな話題を呼ぶ。第26回 PFF スカラシップの権利を獲得して制作した本作『すべての夜を思いだす』が、商業映画デビューとなる。【お知らせ】「PFF アワード 2023」作品募集今年、第45回を迎える映画祭「ぴあフィルムフェスティバル」の自主映画コンペティション「PFF アワード 2023」の作品受付が、2月1日(水) よりスタートします。清原監督に続く、新たな才能の登場にご期待ください!受付期間:2023年2月1日(水)~3月23日(木)
2023年01月16日映画『CLOSE/クロース』が、2023年7月14日(金)に公開される。監督は、ルーカス・ドン。大親友同士の13歳を描く感動の話題作『CLOSE/クロース』映画『CLOSE/クロース』は、色鮮やかな花畑や田園を舞台に、大親友同士の13歳、レオとレミに起こる残酷な悲劇と再生を描く物語。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、グランプリを受賞している他、第80回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネート、第95回アカデミー賞では、国際長編映画賞のベルギー代表としての予備候補(ショートリスト)に選出されているなど、数々の賞レースに名を連ねている感動の話題作だ。主人公のレミと幼馴染のレミ、揺れ動く10代の心情を表現主人公・レオを演じるのは、エデン・ダンブリン。幼馴染のレミを演じるのは、グスタフ・ドゥ・ワエル。2人は、映画『CLOSE/クロース』で俳優デビュー。子供でもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を表現している。レオ…エデン・ダンブリン花き農家の息子。13歳。幼馴染のレミとは、親友以上で兄弟のような関係。しかし、レミと同じ中学校に入学後、クラスメイトからいじられたことで徐々にレミから距離を置くようになる。レミ…グスタフ・ドゥ・ワエルレオの幼馴染。花畑や田園を走り回ったり、寄り添って寝そべったり、レオと24時間365日ともに時間を過ごしてきたが、中学入学後にレオとの間に距離が生まれてしまい、親友の態度の変化に対して思い詰める。レオと大喧嘩になり、仲直りできないまま時間が経過したある日、課外授業に姿を現さず……。レミの母・ソフィ…エミリー・ドゥケンヌレオの母・ナタリー…レア・ドリュッケールレオの兄・チャーリー…イゴール・ファン・デッセルレミの父・ピーター…ケヴィン・ヤンセンス監督は『Girl/ガール』のルーカス・ドン監督を務めるのは、ルーカス・ドン。バレリーナ志望のトランスジェンダーの少女を描いたデビュー作の映画『Girl/ガール』は、第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し鮮烈な印象を残した。『CLOSE/クロース』では、ルーカス・ドン自身の幼少期や10代前半の頃を振り返り、不安だったことやつらかった日々の記憶をもとにして物語を構築していったという。尚、映画『CLOSE/クロース』は、気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことでも注目を集めている。映画『CLOSE/クロース』あらすじ13歳のレオとレミは、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友。ある日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩になり、仲直りすることができず時間だけが過ぎていった。ある日、課外授業にレミの姿はなく、心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。【詳細】映画『CLOSE/クロース』公開日:2023年7月14日(金)監督:ルーカス・ドン出演:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ、レア・ドリュッケール、イゴール・ファン・デッセル、ケヴィン・ヤンセンス配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES原題:CLOSE
2023年01月13日2023年1月10日にアメリカで開催された第80回ゴールデングローブ賞において、数々のセレブリティがヴァレンティノ(Valentino)を着用した姿を披露しました。歌手、女優として活躍するセレーナ・ゴメスは、2022-23年秋冬オートクチュールコレクション「ヴァレンティノ ザ ビギニング」のドレスを着まといイベントに出席しました。セレーナ・ゴメス (Photo Valentino GettyImages)俳優のエディ・レッドメインは、ヴァレンティノのクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリがエディのためにデザインしたタキシードを着用した姿を披露しました。エディ・レッドメイン (Photo Valentino GettyImages)エディ・レッドメインとともにイベントに参加したハンナ・バグショーは、2023年春夏コレクション「アンボクシング ヴァレンティノ」のドレスを着用しました。ハンナ・バグショーとエディ・レッドメイン (Photo Valentino GettyImages)女優のジェイミー・リー・カーティスは、2022年フォールコレクション「ヴァレンティノ プロムナード」のドレスをまといイベントに出席しました。ジェイミー・リー・カーティス (Photo Valentino GettyImages)カナダの映画監督、脚本家のサラ・ポーリーは、2022年フォールコレクション「ヴァレンティノ プロムナード」のドレスとケープを着用しました。サラ・ポーリー (Photo Valentino GettyImages)
2023年01月12日YOU-PROJECT 主催・京都芸術センター制作支援事業、YOU-PROJECT第24回公演 ソリテュード<孤独>一人芝居シリーズ最終章『ぐるぐる―countless traces—』桜守篇が2023年2月24日 (金) ~2023年2月26日 (日)に枚方市立楠葉生涯学習市民センター大集会室(大阪府枚方市楠葉並木2丁目29-5)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ コロナ禍になってから始まった、YOU-PROJECTによるソリテュード<孤独>という一人芝居シリーズの五本目であり最終章です。9月に同会場で上演した『ぐるぐる―countless traces—』さくらの森編の続編となります。【ストーリー】芝居が進行する最中、火災報知器が作動するが構わず演じ続ける俳優。孫が寂しいだろうと置いていったぬいぐるみが、チェーホフ「ワーニャ伯父さん」の登場人物ソーニャのセリフを話し出す。やがて、どこからかエレーナやワーニャ、前編のさくらの森編で自身が演じていたセレブリャコフの声が聞こえてくる。その上、俳優の姉や俳優自身の声まで聞こえてきて・・・。【さくらの森編】『ぐるぐる―countless traces?』は、4幕8場面あります。そのうち前半の2幕を、‘さくらの森編‘として上演しました。入院の顛末を語りながらも、チェーホフ戯曲の登場人物(『タバコの害について』のニューヒン、『桜の園』のフィールス、『熊』のスミルノーフなど)を演じ始め、次第に元気になっていくさまが描かれました。出演氏田敦(シダアツシ)劇団冬芽舎〈休止中〉代表・俳優京都市生。劇団京都小劇場を振り出しに活動開始。劇団カオスを経て冬芽舎へ 。劇団の中心俳優として京都を拠点に関西の舞台で活躍。一方で冬芽舎俳優教室(1 ~ 16期)指導。放送芸術学院・大阪アニメーションスクール専門学校の講師(’95 ~’16)など後進の育成指導にも尽力。劇団活動休止後は独り他劇団への出演を続け現在に。作・演出より"思いもよらないことがいつ誰にでも起きる"画家の宮崎智晴氏の「荒れ地のさくらもり」という作品を見て、その絵一枚の絵本を作ろうと文を書いたことがありました。京都の俳優、氏田敦さんの入院日記を読ませていただき、今回の作品にしようと思いました。この二つがヒントになっています。さて、なぜさくらもりか。私は演劇って桜のようだな、と思ったのです。数日のうちに散ってしまう、でもその間はものすごく人々に愛でられ、魅了する。やがて消えゆく運命にあるのに、でもそれを丹念に時間をかけて、労力をかけて創り出す、そうした作業がさくらもりに通じるなあ、と感じるのです。普段、私は永遠に生きる前提で生活していますが、それでもやはり死というものを考えたり、今現在は治らない病気にかかったりすることを考えると、桜の散りざまを人の一生に見立ててしまいそうになります。俳優もまた演劇作品というはかない桜を守ってきた人なのではないでしょうか。演出:松浦友YOU-PROJECT2000年設立。「そこに在る演劇」という信念のもと、演劇が、どこか遠い場所の無関係な営みではなく、日常と繋がることで、新たな視点を獲得する作品づくりを目指す。旗揚げ公演『ハーフ』は、座付作家クスキユウにより書き下ろされ、2006年に再演。2012年には小説化された(文芸社刊)。『ジュリエット-Juliet Capulet-』、『ワーニャ伯父さん!』など名作古典劇の再構成も手掛ける演出の松浦友は、2004、2005年と演出者協会主催若手演出家コンクール二次審査選出。2013年『橋の上の男』でギィフォワシイコンクールヤマキ賞受賞。2019年利賀演劇人コンクール第一次上演審査で、『温室の前』(岸田國士・作)が「作品の世界を最も的確に表現している」と評される。公演概要YOU-PROJECT第24回公演 ソリテュード<孤独>一人芝居シリーズ最終章『ぐるぐる―countless traces—』桜守篇公演期間:2023年2月24日 (金) ~2023年2月26日 (日)会場:枚方市立楠葉生涯学習市民センター大集会室(大阪府枚方市楠葉並木2丁目29-5)■出演者氏田敦(劇団冬芽舎)■スタッフ作:クスキユウ (氏田敦『入院メモ』より)演出:松浦友舞台監督:渡川知彦照明・音響:渡川組舞台美術:A.Shida × T.M.衣装:Naomi M.■公演スケジュール2023年2月24日(金) 19:00 開演2月25日(土) 14:30開演2月26日(日) 14:30開演(開場は20分前、上演予定時間40分)■チケット料金一般:2,000円大学生:1,500円中高生:500円劇団応援チケット:5,000円(全席自由・税込)※ 劇団応援チケットとは、一般料金との差額で劇団を支援するチケットです。<カンフェティ限定>1,000円割引!2,000円 → カンフェティ席 1,000円!(全席自由・税込)主催・制作:YOU-PROJECT、京都芸術センター制作支援事業協力:枚方演劇連盟 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月10日現地時間2023年3月12日(日)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」を、WOWOWではアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継。番組案内役はペアを組んで3年目になるジョン・カビラと宇垣美里が務めることが決定した。2022年3月に開催された「第94回アカデミー賞授賞式」は、日本作品として濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、みごと国際長編映画賞を受賞。『おくりびと』以来13年ぶりの快挙を成し遂げたことが記憶に新しい。さらに、『コーダ あいのうた』が作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠を獲得し、配信作品としては史上初めての作品賞を受賞、また、トロイ・コッツァーはろう者としては史上2人目となる助演男優賞を受賞(男優としては初)した。加えて、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズがクィアであることを公表した有色人種として、そしてアフロラティーナ(アフリカとラテンアメリカにルーツを持つ女性)として初めて助演女優賞を受賞するなど、あらゆる面で、多様性や時代の変化を感じさせる受賞結果となった。また、スターたちが集う授賞式で披露されるパフォーマンスや、まきおこるドラマの数々も見どころ。「第94回アカデミー賞授賞式」は、ビヨンセが歌曲賞ノミネート曲「Be Alive」(『ドリームプラン』)の圧巻のパフォーマンスをテニスコートから披露して幕開け。ビリー・アイリッシュは歌曲賞も受賞した映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」をプロデューサーで兄のフィニアス・オコネルとともに披露し、会場は彼女の歌声に酔いしれた。一方で、長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登壇したクリス・ロックと彼のジョークに激怒したウィル・スミスの一件で会場は一時騒然となった。その後、『ゴッドファーザー』50周年を記念してプレゼンターとして登場したのは、フランシス・フォード・コッポラ監督、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ。“レジェンド”3人の登場に、会場はスタンディングオベーション。さらに、主演男優賞のプレゼンターとして1994年の映画『パルプ・フィクション』のユマ・サーマン、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソンの3人が登場。ユマとトラボルタは映画史に残るダンスシーンを再現してみせるなど、サプライズ演出の数々も印象的だった。受賞者やプレゼンターから発せられるその時代を反映したスピーチも見逃せない。プレゼンターとして登場した女優のミラ・クニス(ウクライナ出身)は“紛争”としてロシアによるウクライナ侵攻に言及。世界に対してウクライナ支援を呼び掛けたほか、この侵攻による犠牲者に対して黙祷が捧げられた。また、『タミー・フェイの瞳』で主演女優賞を初受賞したジェシカ・チャステインは、暴力や分断、差別、偏見、そして高い自殺率に言及、「絶望や孤独を味わっているすべての人へ、誰もが唯一無二であり、無条件に愛される存在であることを知ってほしい」とメッセージを送り、会場からは拍手が送られた。時代を反映しながら、数々のドラマを生みだす「アカデミー賞授賞式」に際し、16回目の案内役となるカビラさんも「前回はCODA、聾者ファミリーの夢追い物語から喪失と向き会う密なロードムービーDrive My Carが代表する多様性讃歌のアカデミー賞でした」とふり返り、「さらに濃密なストーリーのある今回のアカデミー賞。さあ、フルフォーマットのオスカーです。賞の行方、そして、ここでしかみられない演出とパフォーマンスにもご期待ください」とコメント。一昨年、昨年に引き続いて案内役となった宇垣さんは、「映画が現実世界の一歩先を描き、こんな世界にしたいんだ!と皆に訴えかけるものであるとしたら、アカデミー賞はそんなクリエイターたちのあげる声を肯定し、背中を押してくれる場所。疫病や戦争、未だ混沌とする現状を前に、どんな新しく優しく明るい未来を見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません」と期待をコメントしている。「第95回アカデミー賞授賞式」は現地時間3月12日(日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」は日本時間2023年3月13日(月)、WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(text:cinemacafe.net)
2022年12月26日第47回報知映画賞の表彰式が16日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。表彰式では報知新聞社 代表取締役社長 依田裕彦氏、東宝 代表取締役社長 松岡宏泰氏からの挨拶も。スケジュールの都合で登壇できなかった片山慎三監督、横浜流星からはVTRでのコメントも寄せられた。助演女優賞に輝いた尾野真千子は「こんなにたくさんのお芝居をさせていただけて、本当に幸せだなと日々感じて、それなのにこんなに素晴らしい賞をいただけて、もっともっと幸せな気分になりました」と喜びを表す。「こうやって賞をいただくと、『もっと頑張れ』と言われているような気持ちになります。だからまだもう少しお芝居を続けていいのかなと思ってます。もうちょっとこの世界に頑張ってみようと思います。ですので、皆さん応援よろしくお願いたします」と頭を下げた。また、「ガリレオ」シリーズの最新作『沈黙のパレード』で主演男優賞に輝いた福山雅治は、「ガリレオという作品にはおよそ15年ほどかかっています。15年かかってこの場に立たせていただけてるんだなと思っています」としみじみ。「天才物理学者」というキャラクターを表すために話し合った日々を振り返り、「僕らはおそらく口にこそ出さなかったんですけど『発明をしてやるんだ』と思っていた」と明かす。さらに福山は「生みの親である東野(圭吾)先生も『湯川学というキャラクターが人間として認められたようで、とても嬉しく思っています』と嬉しいコメントを出してくださってました。とても深くとても嬉しく僕も受け止めておりまして、東野先生が生み出した発明、我々がスタッフと共に作り上げた発明が15年かけて認められたのかなという思いです」と語る。「えてしてこういったことは時間がかかるものですが、この場で結実できたこと、とても嬉しく思っています」と喜んだ。福山は「自分にとって賞をいただくということは予想もしていないことで、僕は53歳なんですが、17歳の時に父を亡くし、その時の父が53歳でした」と明かす。「18歳で東京に出て来て、『何者かになってやるんだ』という思いだったのは間違いありません。その時は何も持ってなかったに等しいですけど、出会うものや人、こと、全てを自分の体に血肉化して何者かになってやるんだという思いで東京に来て、今日その“何者かになる”という一つの目標がこの場所で1度叶えられたような気がしています」と今回の受賞には並々ならぬ思いを持っている様子。最後に福山は「あまり謙遜しすぎるのも共にものを作っている人や、僕のことをつぶさによく見てくださっている方に対して失礼に当たるので、謙虚でありたいと思いながらも、謙遜しすぎずに、この賞を誇りに思いながら受け止め、なかなかもらえるものではないと思っていますが、またこの場に呼んでいただけるようこれからも精進していきたいと思います」とスピーチを締め括った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督花束ゲスト:坂元愛登作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』花束ゲスト:西谷弘監督主演女優賞:有村架純『前科者』花束ゲスト:田畑志真助演男優賞:横浜流星『流浪の月』代理:李相日監督助演女優賞:尾野真千子『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』 花束ゲスト:金沢知樹監督監督賞:片山慎三『さがす』代理:山野晃プロデューサー新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』花束ゲスト:アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』花束ゲスト:松本優作監督
2022年12月22日第47回報知映画賞の表彰式が22日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。映画『前科者』で主演女優賞に輝いた有村架純は、膝上ミニの美脚で魅了。登壇すると、同作について「たくさん伝えたい思いがあります」と表す。「若き保護司と元受刑者の成長と再生の物語で、熱血教師のようなスーパーマンが主人公ではなく、私が演じた阿川佳代という女性も常に存在価値を探しながら元受刑者の方と対等に向き合って自分探しをしていくような役どころでした」と振り返り、「とても不器用で、自分の思いを伝えるにはどうするべきなのか、私自身も佳代を演じながらどう表現するのがいいのかなと悩んでいたんですが、ただただ森田剛さん演じた工藤誠という男性に対して一生懸命に走って怒って泣いて、魂が震える思いで毎日現場にいました」と語った。さらに有村は「誰かと対峙する難しさも学びましたし、いつも作品や役を通して自分自身もたくさんの勉強をもらって、役と共に学びながら現場にいるんだなと改めて感じて、その学びがあるからこそ作品に携わり続けたいと思うし、演じることを諦めたくないなと思います」と熱い思いも。「自分自身作品に対して何ができるか、微力にはなるんですが、それでも作品を通して見てくださる方に何か一つでも残したいという気持ちがありまして、これからも一つの役、一つの作品に向き合って、映画界を盛り上げられる1人になれたらいいなと思っています」と決意を新たにする。「石橋静河さんや森田剛さんやキャストの方々、岸(善幸)監督をはじめとするスタッフの方々のおかげで今日を迎えられていると思います。これからも感謝の気持ちをもって邁進していきたいと思います」とスピーチを締め括った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞:有村架純『前科者』助演男優賞:横浜流星 『流浪の月』助演女優賞:尾野真千子 『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』監督賞:片山慎三『さがす』新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
2022年12月22日第47回報知映画賞の表彰式が22日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。映画『流浪の月』で助演男優賞を受賞した横浜流星。会場には来られなかったもののVTRメッセージを寄せ「悩みもがきながらも監督を信じて必死に生きようとして来ました。監督、広瀬(すず)さん、松坂(桃李)さん、そしてその他のキャストの皆様、スタッフの皆様がいたから、人間らしくもがいている亮が出来上がったと思います。皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を伝える。さらに「これからも『流浪の月』で得たものを次の作品、次の作品に活かして、ひとつひとつ積み重ねて皆さんに心に響く作品をお届けできるよう精進します」と意気込んだ。李相日監督は「横浜くん、ゆくゆくはトム・クルーズのように……はならないと思いますけれど、ストイックさは引けをとっていない」と表す。「横浜くんは空手をずっとやっておりまして、極めて厳しいストイックな性格。今回演じた亮という男は強くあらねばならないという生き方をしてきたと思うんですけど、女性に暴力をふるってしまうような非常に繊細で心の弱い男の内面なので、自分と違う生き方をしてきた男をどう掴むか、撮影中も撮影以外も常に悩んでストイックに探している姿が印象的でした」と振り返る。さらに李監督は横浜に対し「努力の賜物であると思うんですけど、戦友である広瀬すずとの関わりが非常に大きかったと思いますし、我々スタッフも全員で彼を支えて来た成果として受け止めて、非常に嬉しく思っております」と祝福。「賞をいただくということは、非常にこの先厳しく、なかなか褒めてもらえないゾーンに入ると思うので、より高みに向かってストイックに続けてくれる姿を見守っていきたいと思います」とエールを送った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞:有村架純『前科者』助演男優賞:横浜流星 『流浪の月』助演女優賞:尾野真千子 『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』監督賞:片山慎三『さがす』新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
2022年12月22日カンヌ国際映画祭より長い歴史を持ち、国内で最も権威と実績のある映画賞「第77回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定。妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝らを迎えた石川慶監督の映画『ある男』が最多9部門、岸井ゆきの主演・三宅唱監督の人間ドラマ『ケイコ 目を澄ませて』と、早川千絵監督『PLAN 75』が6部門ノミネートで続いた。「毎日映画コンクール」は1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。今回は、2022年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)が対象となった。『死刑にいたる病』男優主演賞には、阿部サダヲ、稲垣吾郎、佐藤二朗、沢田研二、妻夫木聡、豊川悦司、女優主演賞には、岸井ゆきの、田中裕子、寺島しのぶ、永野芽郁、のん、倍賞千恵子が候補に。『さかなのこ』最多9部門ノミネートの『ある男』は、『蜜蜂と遠雷』で第74回毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞した石川慶監督が芥川賞作家・平野啓一郎の原作を映画化。『ある男』6部門ノミネートとなったのは、聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を原案にした『ケイコ 目を澄まして』と、75歳以上が自らの生死を選択できる<プラン75>という架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを問いかける『PLAN 75』。『ケイコ 目を澄まして』なお受賞作・受賞者発表は、2023年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上にて行われ、表彰式は2023年2月14日(火)に開催される予定だ。第77回毎日映画コンクール主要ノミネート作品(者)(50音順)【作品部門】<日本映画大賞、日本映画優秀賞>『ある男』『ケイコ 目を澄まして』『さがす』『PLAN 75』『夜明けまでバス停で』<外国映画ベストワン賞>『アネット』『Coda コーダ あいのうた』『トップガンマーヴェリック』『ベルファスト』『リコリス・ピザ』【俳優部門】<男優主演賞>阿部サダヲ『死刑にいたる病』稲垣吾郎『窓辺にて』佐藤二朗『さがす』沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』妻夫木聡『ある男』豊川悦司『あちらにいる鬼』<女優主演賞>岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』田中裕子『千夜、一夜』寺島しのぶ『あちらにいる鬼』永野芽郁『マイ・ブロークン・マリコ』のん『さかなのこ』倍賞千恵子『PLAN 75』<男優助演賞>窪田正孝『ある男』坂口健太郎『ヘルドッグス』砂田アトム『LOVE LIFE』中島歩『よだかの片想い』三浦友和『ケイコ 目を澄ませて』山本耕史『シン・ウルトラマン』横浜流星『流浪の月』<女優助演賞>安藤サクラ『ある男』伊東蒼『さがす』尾野真千子『千夜、一夜』玉城ティナ『窓辺にて』広末涼子『あちらにいる鬼』宮本信子『メタモルフォーゼの縁側』<スポニチグランプリ新人賞・男性>岡田健史『死刑にいたる病』神尾楓珠『恋は光』白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』番家一路『サバカン SABAKAN』目黒蓮『月の満ち欠け』<スポニチグランプル新人賞・女性>嵐莉菜『マイスモールランド』大沢一菜『こちらあみ子』川瀬知佐子『愛してる!』北村優衣『ビリーバーズ』Koki,『牛首村』<監督賞>石川慶『ある男』白石和彌『死刑にいたる病』高橋伴明『夜明けまでバス停で』早川千絵『PLAN 75』深田晃司『LOVE LIFE』三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』【アニメーション部門】<アニメーション映画賞、大藤信郎賞>『犬王』『うまとび』『鬼、布と塩』『蟹眼』『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』『グッバイ、ドン・グリーズ!』『サカナ島胃袋三腸目』『Sampaijumpa laji』『すずめの戸締まり』『高野交差点』『駐車場でアメを食べたね』『猫パラレル』『半島の鳥』『MARE』『ミニミニポッケの大きな庭で』『無法の愛』『REMれむーThe waves of endless dreams』『わたしのトーチカ』『ONE PIECE FILM RED』(text:cinemacafe.net)■関連作品:死刑にいたる病 2022年5月6日より全国にて公開©2022映画「死刑にいたる病」製作委員会ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMASマイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会PLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fuseeさかなのこ 2022年9月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2022「さかなのこ」製作委員会あちらにいる鬼 2022年11月11日より全国にて公開©2022「あちらにいる鬼」製作委員会千夜、一夜 2022年10月7日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C)2022 映画『千夜、一夜』製作委員会窓辺にて 2022年11月4日より全国にて公開©2022「窓辺にて」製作委員会夜明けまでバス停で 2022年10月8日より新宿 K’s cinema、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開(C)2022「夜が明けるまでバス停で」製作委員会
2022年12月21日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務める、映画『#マンホール』(2023年2月公開)が、第73回ベルリン国際映画祭(現地時間2月16日~26日)にて、ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定した。同作は脚本・岡田道尚×監督・熊切和嘉によるオリジナル作。川村俊介(中島)は営業成績はNO.1、上司や同僚の信頼も厚く、社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男だが、結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまう。ベルリン国際映画祭はカンヌ国際映画祭・ヴェネチア国際映画祭などと並んで世界三大映画祭に位置づけられており、1951年から続く歴史ある祭典。なかでもベルリナーレ・スペシャル部門では、エンタテインメント性や話題性、さらに多様性のある特別作品が選出される。熊切監督は『鬼畜大宴会』(97年)、『空の穴』(01年)以来、22年ぶりのベルリン国際映画祭で、映画祭には中島裕翔と熊切監督が出席し、レッドカーペットに登場する。ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門での日本の劇映画の上映は、2016年の黒澤清監督『クリーピー偽りの隣人』以来7年ぶり。今回の正式招待にあたり、中島裕翔と熊切監督からコメントおよび熊切監督による中島へのサプライズ発表動画が到着した。○中島裕翔 コメント世界的に栄誉ある映画祭の一つであるベルリン映画祭に迎えて頂けるのはとても光栄です。世界中から豪華なキャスト、スタッフが一堂に会する、華やかなイベント。それぞれの映画を通して文化交流ができる素敵な機会だと思います。この作品への世界からの反応がとても楽しみです。また一つ世界を学べる機会になると思うので、沢山の事を吸収したいです。○熊切和嘉監督 コメントベルリン映画祭への参加は実に22年ぶりになるのですが、『#マンホール』は思う存分ジャンル映画への愛を炸裂させた作品でして、それがまさかベルリンのような歴史ある映画祭に選んでいただけるとは、正直まだ狐につままれたような心境です。現地でどんな反応があるのか、楽しみ半分、怖くもありますが、何より「映画俳優・中島裕翔」が世界へ羽ばたく第一歩をともに踏み出せたことが嬉しくてなりません。(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2022年12月21日