1977年に母親が実の娘のヌードを撮るという反道徳的なテーマで、フランスのみならずヨーロッパや日本でも大きな議論を呼んだ写真集「エヴァ」(現題)。11歳で「PLAYBOY」誌のモデルとなったその伝説の少女(エヴァ・イオネスコ)は、34年の時を経て“被写体”から“監督”となり、その自らの壮絶な体験を映画『ヴィオレッタ』(公開:5月10日)として蘇らせた。本作が注目を集め始めたのは、遡ること2年以上前…2011年度のカンヌ国際映画祭で「批評家週間50周年記念作品」として上映されると、そのセンセーショナルな作風から現場は騒然となり、そして絶賛を受け、一気に話題となった。そんな問題作を携えて先週、エヴァ・イオネスコ監督と主演を務める“新星フレンチロリータ”として注目をあつめる絶世の美少女アナマリア・ヴァルトロメイが来日!シネマカフェはアナマリアに取材を敢行。4月初旬に15歳になったばかりという、10個の質問を投げかけてみた。<アナマリア・ヴァルトロメイに訊く、10のコト>【1】――『ヴィオレッタ』の出演が決まったきっかけは?映画での経験は本当に未経験だったんですけど、もともと学校の演劇部に所属していて、たまたまお父さんが舞台で活躍する女優さんとお仕事で一緒になったときに、「実は私の娘は演劇部に所属しているんだ」と何気なくいったひと言で、その女優さんからこの作品で主演女優を応募していることを知らされたの。応募内容を確認した段階では、ストーリーも全然分からなくて、エヴァ・イオネスコが監督するということだけ知っていたわ。【2】――監督からどんな演出を受けましたか?3か月の準備期間のあと、撮影に入ったのだけれど、監督はとても自由に演技させてくれたわ。もちろんセリフはあったけれど、そのセリフの言い方、表現方法は私のアドリブに任せてくれたからとてもやりやすかった。(本作は)監督と私で作り上げたという感じがします。【3】――本作のヒロイン・ヴィオレッタとの共通点は?私はルーマニア出身で6歳のときから家族でフランスに移住したんだけれど、6歳までは両親がフランスに仕事を探しに行ったりしていたので、おばあちゃんに育てられた。だから”ヴィオレッタ”との唯一の共通点はそうやって両親よりおばあちゃんと過ごす時間が多かった小さいころがあるのと、おばんちゃんのこと大好きで大切に思う気持ちだと思う。【4】――本作では母役を演じたイザベル・ユペールを始めドニ・ラヴァンらフランスを代表する俳優と共演していますが、プレッシャーはありましたか?全然プレッシャーは感じなかったわ。彼らがとてもすごい俳優だって前から知っていたけれど、彼らは私を新人だからといってプレッシャーをかけるようなことは絶対にしなかった(笑)。むしろ、とても助けられたわ。【5】――初めてカンヌ(※2011年度カンヌ国際映画祭)でレッドカーペットを歩いたときの感想は?カンヌは忘れられない思い出になっていて、私としてもひとつの冒険だったの。この映画のテーマはとてもデリケートだったから、まさかカンヌに行くとは思っていなかったの。批評も「良い」「悪い」で分かれると思ったけど、意外とフランスのマスコミには好意的な批評が多かったわ(笑)。【6】――映画に出演したことで、生活に変化はありましたか?学業とのバランスは?生活は変わりましたが、映画に出演したかったので、映画を撮るためにルーマニアから離れるくらいは平気(笑)。いまの所、こうして映画を撮りながら学校は行けているのでこのまましばらくは続けていけたらいいなぁ。撮影で長く学校を離れるときは、通信教育を受けているし、映画のために学校を辞めることは考えていないかな。【7】――女優とモデル、両方をしていますが将来はどちらを中心に?女優として仕事をしていても、写真を撮られることはあるし、モデルの方も少し続けたいと思っているわ。どちらかというと女優を中心にしたいかも。【8】――好きな俳優は?女優ならケイト・ブランシェット、男性では、ありえるかは分からないけどブラッド・ピットと競演したいです。ブラッド・ピットは素敵なだけじゃなくて、彼の演技も好きです。あと、モーガン・フリーマンも好きです。【9】――最新作は?フランスでは今年の1月29日に公開となった、シャルロット・ゲンズブール主演『Jacky Au Royaume Des Filles』(原題)というコメディ作品。監督はRiAD SALTOUF女性が権力を持っていて、その頂点にいる女性の役をシャルロットが演じていて、私は一切、笑う事のない、冷酷な少女の役。【10】――最後に、これから日本のファンにメッセージをお願いします。沢山の日本の方に、この映画を観てもらいたいです。大変、良い映画なので、みんな喜んでもらえると思います。(text:cinemacafe.net)
2014年04月22日昨年、興行収入32億円超を記録した櫻井翔&北川景子出演の『映画 謎解きはディナーのあとで』のブルーレイ&DVDが19日にリリースされた。TVドラマシリーズから演出を担当し、本作のメガホンも執った土方政人監督に本作の魅力を聞いた。その他の写真原作は本屋大賞に輝いた東川篤哉の人気推理小説で、連続ドラマ、スペシャルドラマに続く待望の劇場版。毒舌の執事・影山とその主人で刑事でもある“お嬢様”麗子が豪華客船で起きた殺人事件の謎に迫る。連ドラが始まったのは2011年の秋。原作を読んで土方監督は「設定は面白いし、小説としては成り立つけど、このまま映像化しても何かが足りない」と感じたという。「ドラマとしてどう見せるか?」――考え抜いた結果、生まれたのが本シリーズを大きく特徴づける、時折差し込まれるアメコミ風の描写だった。ベースとなる物語にアメコミ的演出、そしてもうひとつ、重要かつヒットの大きなポイントとなったのがキャラクターの確立だった。土方監督にとっては櫻井とのタッグは初めてで当初は不安もあったというが…。「影山は慇懃無礼で上品なヤツというイメージだったけど、翔くんと会ったときに、メガネをかけて、あの衣裳を着たらイケそうだなと感じましたね。いま考えると、彼じゃなきゃ無理だった。初日に現場で見た瞬間、ハマったという手応えがあった」。この“櫻井版”影山に、「コメディエンヌとしての素質がある」と絶賛する北川が「絶妙の間と立ち振る舞い」で絡むことで軸が完成した。さらにうれしい誤算と言えるのが「はいはいはい!」というセリフとポーズでメインふたりに劣らぬ人気を獲得した椎名桔平が演じた風祭警部の存在。「あの動きは椎名さんのアイディアです。本人が『ただセリフを言うだけじゃ嫌です』って。照れるんだって(笑)。その結果、あのジェスチャーが生まれたけど、子どもたちにマネされるってすごいよね。僕ひとりじゃ考えられない。現場の面白いところだね」。映画化に際しても「映画を観るのは、コアな映画ファンというよりもまず第一にドラマのファン」と、大きくドラマと手法は変えずに挑んだ。ひとつ、大きな違いとして挙げるのは「影山のアクティブな動き。櫻井翔がクールに豪華客船を動き回るのを楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせる。興行収入32億円超という成績にも本人は「それってすごいんですか?」と全く実感がないよう。だが、さらなる続編をというファンの声には「東川さんにぜひ面白い続編を書いていただきたい」と意欲をのぞかせていた。『映画 謎解きはディナーのあとで』ブルーレイ&DVD発売中取材・文・写真:黒豆直樹
2014年02月24日日本教育文化研究所は、幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女1,030人を対象に、子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査を行った。概要は以下の通り。調査結果では、8割の保護者が家庭における「しつけ」を重視しているとする一方で、半数以上が教育機関での道徳教育にも期待している事が分かった。中でも、教育機関に期待する理由としては、「客観的な道徳教育を受けられると考えているから」が約6割と最も多く、「子供が素直に受け入れてくれそう」(45.9%)、「より質の高いしつけや道徳教育をしてくれそう」(25.0%)が続いた。保護者が我が子に身につけさせたい具体的な内容として、家庭においては、「日常のあいさつ」(78.9%)、「感謝や謝意を伝える言葉」(75.3%)が特に多く、「ウソをつかない」(40.7%)、「約束を守る」(36.2%)、「思いやりの心を持つ」(35.1%)等も多く見られた。一方、教育機関に求める道徳教育においては、「人と協力する」(48%)が最も多く、次いで「決められたルールや規則を守る」(43%)、「日常の挨拶」(35.7%)の順に、他者とのコミュニケーションを取っていく上で、必要不可欠なことを重視している姿勢が伺える。また、調査では、保護者自身の幼少期におけるしつけの体験についても尋ねており、その内の約半数が自身の幼少期に「厳しくしつけされたと思う」と答えている。家庭で受けたしつけについて「良かったと思う」と答えたのは約6割、しつけが「身に付いた」という人が約7割を占めていることから、しつけや道徳教育の重要性を保護者が身を持って認識していることが伺える。その他に、子供のしつけをお願いしたい著名人として、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんが圧倒的な支持を集めたほか、ドラマのイメージから武田鉄矢さん、偉人では坂本龍馬等が挙がった。■『子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査』調査概要・調査期間:2013年3月14日(木)~3月15日(金)・調査方法:インターネットリサーチ (調査会社保有のパネルを使用)・調査対象:幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女(エリア:全国)・有効回収数:1,030サンプル ※子供(長子)の性×学齢別に下記割付に沿って回収・詳細分布:男子(計515):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103女子(計505):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103・調査内容-家庭での「しつけ」の重視度-学校・幼稚園での「道徳教育」内容認知-学校・幼稚園での「道徳教育」期待度とその理由-家庭で子供に身につけさせるべき大切なこと-学校で行う道徳教育において、子供に身につけさせるべき大切なこと-自身が家庭で受けてきた「しつけ」について【厳しさの度合い/良かったと思うか/身に付いたと思うか】-「しつけ」や「道徳教育」の負担の度合いの変化-「しつけ」をお願いしたい人物-日本人として身につけておかねばならないこと-子供に身につけさせるべき道徳性について 等 引用元:PR TIMES
2013年06月04日