大晦日に放送された『第69回NHK紅白歌合戦』に、白組として出場した米津玄師さん。地元・徳島県で、大ヒット曲『Lemon』を歌い、この出演がテレビ初生出演、初歌唱となりました。紅白出演者が徳島から生中継を行ったのも、今回が初めてでした。出演後の23時すぎに米津さんはツイッターを更新。最後にレモンマークを付けて、ファンや番組視聴者に向かって、お礼のメッセージを投稿しています。紅白歌合戦ありがとうございました。来年もよろしくお願いしますこの投稿には16000件近くのコメントが寄せられ、14万件近くリツイートされ、米津さんの出演に大反響があったことを伝えています。米津さんが歌った場所は、鳴門市の大塚国際美術館システィーナホール。たくさんのロウソクに囲まれた壇上で、祈るように歌う姿が印象的でした。これに対し、ツイッターでは・米津玄師の生中継でもあんなにドキドキしたのに、LIVE行ったら死んじゃうんじゃない⁉︎え!本望だよね‼︎・米津玄師氏が喋ってるぅううって思っていたら総司会内村氏が「あの米津さんが、、喋ってるぅ」って感動していたのが印象的だったや・米津玄師が紅白でLemonを歌って12時間以上過ぎましたが、未だに我らが神様の歌ってる姿と喋った姿と微笑んだ姿が脳裏に焼き付いててエモいなど、生の歌声に聞き惚れた人の声が目立ちました。歌はもちろん、幻想的な演出やダンサーのパフォーマンス、美術館など、米津さんの出演に関わるさまざまなことも話題になった今回の出演。ファンにとっては忘れられない一夜になったようでした。画像/Shutterstock
2019年01月01日米津玄師(27)が12月26日、中国版ツイッター・Weibo(微博)のアカウントを開設。開設2日足らずですでに22万5,000人ものフォロワー数にまで増加している。米津のWeiboアカウントが開設されると、現地ファンからも喜びの声が。各メディアによると「私たちのハチ(米津の別名義)が来た!」「とても嬉しいです」といった声が上がり、その人気ぶりがうかがえるという。アカウントの説明欄に「日本歌手 代表作《Lemon》」と書かれている米津のWeiboアカウントだが、いまだ何も投稿されていない。しかしJ-CASTニュースによると、日本でWeiboのPRを担当する新浪日本総合ネットワークグループは「本人で間違いないです」と答えているという。TwitterではWeibo開設により、米津の海外公演に思いを馳せる声が上がっている。《米津玄師来年ぐらいに日本から近い国で海外公演やるんじゃね?》《もし海外でライブするようになったら行きたいなー旅行先悩まなくて良い!!笑》《きっと米津さんの目にはもっと広い世界が見えてるんだろうなぁ。思うままに進んで行って下さい》「米津さんの代表曲『Lemon』は中国や台湾のiTunes総合チャートでも1位を獲得。その人気ぶりから、現地でCDリリースもされました。MVは現在YouTubeで2億4,000万回以上の再生回数を記録していますが、このところ海外からのコメントも増えてきています。今後、さらに海外を視野に入れた活動に期待ができそうです」(音楽関係者)
2018年12月28日大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場すると決定した米津玄師(27)。ギリギリの決定だったにもかかわらず特別企画枠ではなく、白組歌手としての出場。大ヒット曲「Lemon」を、故郷・徳島県からの生中継で歌う。「米津の歌唱順はラストを飾るサザンオールスターズから数えて後ろから6番目。放送されるのは、午後10時半から11時の間になるでしょう。ここで視聴率も急上昇するとみられています」(芸能記者)米津がテレビの生中継で歌を披露するのは、史上初。かなり貴重な場面となるだけに、各スポーツ紙などはぜひ歌唱シーンの写真を掲載したいところ。しかし昨年発生した“トラブル”があるだけに、NHKの対応が注目されることになりそうだ。「昨年、特別枠で安室奈美恵さん(41)が出演。NHKはオフィシャル写真をマスコミ各社に提供したのですが、本番のときのものと言いながら前日のリハーサル写真を渡していたのです。結局、後日になって謝罪することになってしまいました。今回もテレビ露出を控えている米津さんが、当日撮影をOKするとは思えません。提供写真になる場合、注意が必要でしょう」(前出・芸能記者)来年1月1日の各スポーツ紙に、いったいどのような米津の写真が掲載されるのだろか。
2018年12月28日米津玄師(27)が大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場すると明らかになり、話題を呼んでいる。所属レコード会社によると、米津は特別企画枠ではなく白組歌手としての出場。大ヒット曲「Lemon」を故郷・徳島県からの生中継で歌うという。今年の出場歌手はすでに先月14日に発表されており、その後に特別企画枠ではなく追加されるのは極めて異例だ。また米津はこれまでテレビ番組にインタビューやVTRのかたちで出演することはあったが、テレビでの歌唱や生出演は今回が初めてとなる。「来春のツアーに向けて多忙な中、里帰りしての生出演。かなりインパクトがありました。『Lemon』は大好きだった天国の祖父への思いが込められており、それをくみとったNHK側の作戦勝ちといえるでしょう。歌唱前のトークではなかなかお目にかかれない、米津さんの“素顔”を見せてくれそうです」(音楽関係者)初のテレビ生熱唱とあって、米津の出番では視聴率が跳ね上がること必至。今年は大物投入のサプライズが相次いでいるが、そこにはNHKが見据える“過去の記録”があるという。「昨年までの過去5年で、紅白の歌手別視聴率トップは13年に北島三郎さん(82)が叩き出した50.7%でした。米津さんなら、その数字すら上回るのではないかと局内でも期待されています。また紅白第2部の視聴率トップも、13年の44.5%。今年は第2部の特別枠に北島さんとサザンオールスターズが加わりました。さらに米津効果もありますから、こちらでも記録を残してくれそうです」(芸能記者)平成最後の紅白だけに、視聴率もおめでたい数字をはじき出してほしい。
2018年12月26日12月26日、米津玄師(27)がおおみそかの『第69回NHK紅白歌合戦』に出場すると所属レコード会社から発表された。米津はこれまでインタビューやVTRでテレビ出演したことがあったが、テレビでの歌唱および生出演は今回が初。故郷である徳島県から生中継を行うという。歌うのは、石原さとみ(32)主演ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌『Lemon』。3月にリリースされ、18年の年間ランキング1位を25冠達成した大ヒット曲だ。ミュージックビデオ累計再生回数2億4千万回突破、オリコン年間デジタルシングル(単曲)ランキング2018で1位、楽曲ダウンロード数200万超など、数々の記録を樹立した。若い世代を中心に、圧倒的な支持を集める米津。それだけに紅白出場を望む声は多かったが、当初は交渉が難航していた。所属レコード関係者によると、本来であれば出演する予定のなかった米津サイドにNHKが粘り強く交渉。そして“米津玄師の故郷である徳島からの生中継”と提案したことで、急きょ出演が決まったという。なぜここへきて突然、米津は出演を決めたのか?徳島からの中継は紅白史上初だが、実は米津にとっても特別な意味を持っていた。『Lemon』制作中の昨年12月、米津の祖父が他界していたのだ。所属レコード会社は、「祖父の他界から1年後となるこの12月の大晦日に、自身の故郷、そして祖父の生きていた土地・徳島でこの曲を歌う事の意味を感じることが出来た為、この度のオファーを受けさせて頂くという結論に達しました」とコメントしている。亡き祖父への思いが、紅白出場へと突き動かしたようだ。また米津自身も、今年3月に『Lemon』リリース記念のウェブラジオで「結果的にあなた(祖父)のことが、あなたが死んで悲しいです、と4分間ずっと言ってる曲になって。だからそれは人を励ます、というより、ただひたすら自分の気持ちを吐露するだけの4分間になってしまった」と心情を明かしている。「平成最後の紅白」は、ファンだけでなく米津にとっても特別なステージとなりそうだ。
2018年12月26日オーストラリアのプレミアム スパークリングワイン「シャンドン ロゼ」から、米津智之がデザインした日本限定ボトル「シャンドン ロゼ CHANDON ROSÉ BY TOMOYUKI YONEZU 2019」が登場。2019年2月7日(木)より販売される。米津智之とは東京のカルチャーを世界に発信するクリエイティブユニット「EROTYKA TOKYO PARIS」のアートディレクターを務める米津智之。シャネル(CHANEL)やジバンシイ(Givenchy)のパルファム、シュウ ウエムラ(shu uemura)などインターナショナルなブランドとも数多くコラボレーションし、日本特有の美意識を極めたアート性の高い作品を生み出している。ポピーやシバザクラなど100種の花を咲かせたデザインボトル2019年の限定ボトルは、翌年に迫った2020年東京オリンピックへ向けて、日本の伝統的な花と現代的な花を織り交ぜたデザインを採用。コンセプトである「百花繚乱」の通り、100種の花が色鮮やかにボトルを彩る。ポピー、スイートピー、シバザクラ、クレマチス、モモなどが華やかに咲く限定ボトルは、春の花見にはもちろん、ホームパーティーにもぴったりな1品だ。“お花見シャンドン”イベント、目黒川クルーズも“お花見シャンドン”に連動したイベントも実施。東京ミッドタウンでは、「CHANDON Blossom Lounge」を、2019年3月15日(金)から4月14日(日)まで開催する。ザ・リッツ・カールトン東京の副総料理長が監修したシャンドン ロゼとのマリアージュフードを提供する他、巨大な“シャンドン ボトル”も登場。中が万華鏡になっており、ボトル前のグラスに乾杯すると特別な演出を体感することができる。また、目黒川や隅田川では「お花見シャンドンクルーズ」を開催。桜色のシャンドン ロゼを片手に、花見をしながら優雅なクルーズを楽しめる。デートやパーティー、春の歓迎会などにぴったりの、特別感のある花見となっている。詳細シャンドン ロゼ CHANDON ROSÉ BY TOMOYUKI YONEZU 2019発売日:2019年2月7日(木)販売店舗:業務店、高級小売専門店、百貨店など価格:3,300円+税※価格及びボトル内のスパークリングワインは、通常商品の「シャンドン ロゼ」と同じ内容。■CHANDON Blossom Lounge期間:2019年3月15日(金)~4月14日(日) ※荒天中止時間:12:00~20:00 (L.O.19:30) ※毎週金曜・土曜、桜の満開時期は21:00まで営業(L.O.20:30)場所:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン さくら通り沿いエリア住所:東京都港区赤坂9-7-1席数:100席程度※ドーム型のテント席「シャンドン スイート」も用意(一部予約制)。※詳細情報は3月上旬発表予定。■お花見シャンドンクルーズ(目黒川/隅田川)期間:2019年3月16日(土)~4月7日(日)クルーズ時間:目黒川 90分/隅田川 120分※席数に制限があるため、早めの予約推奨。【問い合わせ先】MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社TEL:03-5217-9733
2018年12月22日徳島県で生まれた米津玄師(27)は幼少期からコミュニケーションが苦手で、孤独を強く感じていたという。《小学校高学年ぐらいの時にはもう、居心地の悪さみたいなものを感じていて。その中で編み出したのは、自分の頭の中で架空の人物と話すっていう。(略)…俺はずっと、普通の人になりたかったんですよ》(『ロッキング・オン・ジャパン』15年11月号より)表現活動として音楽に目覚めたのは小学校高学年だった。中学・高校時代はバンド活動をするも楽しいと思えず、家に籠り、ひとりで音楽を創作するように。《人と繋がれない部分っていうのは自分の音楽によく還元されていると思う。その当時は不安だとか、怒りだとか、学校生活を送るにあたって色々な感情があって、(略)そういう感覚があったからこそ、今の自分があるんだろうな》(『billboard JAPAN』17年のインタビューより)そんな彼を献身的に支え続けているのが彼の所属事務所の社長・Aさんだ。音楽関係者は言う。「米津さんは18歳でニコニコ動画に投稿。自分で書いた詩と曲を架空の歌い手の声で歌わせる“ボーカロイド・プロデューサー”として注目される存在になりました。約6年前、彼の才能に惚れたのが、大手レコード会社の宣伝担当をしていた、まだ20代の彼女でした」米津の才能をいち早く見抜いたAさんは5年前の春、彼の事務所を設立し、代表取締役に就任。「そこでまず提案したのは、“ハチ”名義で活動していた彼に本名・米津玄師でのアルバムを制作すること。つまり、彼自らが表舞台に立つことだったそうです。ライブが苦手だった米津さんに生のライブの重要性を訴えたのも彼女だったとか。米津さんも彼女の仕事ぶりに信頼と絆を強めていき、いまでは家族のような存在になったそうです」(前出・音楽関係者)米津は3年前の7月、《鬱を煩っていたことがあって、その間は最低な生活を送ることが多かった》とブログで告白している。「精神的に不安定になりがちな彼の心身のバランスをとるのも、彼女の重要な役割だと聞いています」(前出・音楽関係者)実際、Aさんは米津のサポートに多忙な生活を送っているようだ。11月上旬の某日は、深夜0時前に米津のマンションを訪れていた。11月中旬の某日は夜8時半にマンション内に入り、深夜2時過ぎまで出てくることはなかった。米津の謎の私生活をどう支えているのか。11月下旬の夕方、本誌は彼が籠るマンションから姿を現したAさんに話を聞いた。――こちらで米津さんと同居されているんでしょうか。「そんなことはないです。全くそうした事実はございません」――先日も深夜までいらっしゃっていたようでした。「宿泊したことはありませんし、長時間いたこともありません。私は自宅に帰っています。ここは作業場で、あくまで私は彼の音楽が成功できるようマネージメントをする立場なので確認しなければいけないことがあるんです。電話ではできない話もあり、夜中でも確認しに来る場合があるんです」Aさんの支えなくして、名曲『Lemon』が生まれることはなかった――。
2018年11月27日11月中旬の夜11時過ぎ、都内の大通りでタクシーを停める長身の男性がいた。米津玄師(27)だ。米津といえば、石原さとみ(31)主演ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌として3月14日にリリースしたシングル『Lemon』が40万枚、デジタルダウンロード(単曲)170万DLとダブルミリオンを突破。18年を代表する売上げNo.1の歌手だ。音楽関係者によると、今年の『紅白』に米津が出演する可能性はまだ残っているという。「NHKの上層部はDAOKOさんと一緒に『打上花火』を生で歌ってほしいと根気よくオファーしています。ただ、米津さんはテレビの生出演には抵抗があるため“録画出演”が有力な選択肢でしょう」音楽評論家の富澤一誠氏は言う。「ひと言でいえば、米津さんは“リスナーに一番近いアーティスト”。自分の心情を書いて、リスナーが聞いて『私のことを言っている』と感じる。思っていることが言えない、真っ直ぐな心情を歌った歌詞が悩み多き今の世代の人々の心を掴んでいるんです」タクシーに乗り込むと、向かった先は、芸能人御用達のカフェレストラン。3時間ちょっとを店で過ごし、深夜2時半ごろ、ようやく出てきたその傍らには、20代の女性が立っていた。ベレー帽をかぶったその女性は、デビュー当時の中川翔子(33)に似た可愛らしい笑顔が特徴的だ。信号待ちの交差点で話し出すと、笑い出すタイミングも一緒。トラックの音に会話をかき消されそうになると、188cmの米津が頭を少し下げ笑顔の彼女に耳を近づける。仲睦まじさが伝わってきた――。米津は現在、都内のマンションの一室で生活している。「スタジオとして、今秋からここに引き籠っている感じでしょうか。食事も出前が多いです。来年、初の全国アリーナツアーを控えており、音楽制作に没頭する日々を送っています」(音楽関係者)連日、部屋に“缶詰状態”だった米津にとって、冒頭の日の夜は久々の息抜きだったのだろう。彼の表情は明るかった。まだまだ話し足りなさそうな女性をよそに、彼はタクシーを拾うと、女性を乗せ、自宅マンションとは逆方向へ。数分後、都内の私鉄駅近くで停車すると、彼女ひとりが降りていった。米津はドアのほうに席を詰めると、紳士らしく「じゃあね!」と手を振って別れた。送り終えると、酔っていたのかタクシーの後部座席にバタリと倒れ込んでしまった。帰宅は深夜3時近くだった。彼女との関係を所属レコード会社に確認すると「一般の方で、友人のひとりです」と回答した。いまや多くの人々に支えられ、作品を発表し続ける米津。連日のスタジオ生活から、また新たな“光”を照らし出すはずだ――。
2018年11月27日12月18日(火)に千葉・幕張メッセ 国際展示ホール9~11で開催されるザ・ウィークエンドの初来日公演にスペシャル・ゲストとして米津玄師の出演が決定した。【チケット情報はこちら】ザ・ウィークエンドの公演にゲスト・アーティストが起用されるのはアジア初。出演に際し、米津は「米津玄師です。この度、The Weeknd来日公演へ出演させていただくことなりました。まさかこんな日が来るとは思いませんでした。彼は尊敬するミュージシャンであり、大きな刺激と影響を受けてきました。ひとりのファンとして同じステージに立てることを光栄に思います。12月18日幕張メッセ、楽しみにしています」とコメントを寄せている。チケットは発売中。■The Weeknd ASIA TOUR LIVE IN JAPAN日時:12月18日(火)幕張メッセ 国際展示ホール9~11(千葉県)開場 17:30 / 開演 19:30Special Guest 米津玄師
2018年11月22日ソフトバンクの“白戸家ミステリートレイン”シリーズの新CMが11月19日にYouTubeで公開。そのなかで志尊淳(23)が米津玄師(27)ならぬ「米津玄鰤」として登場し、大反響を呼んでいる。同CMは堺雅人(45)演じる探偵が竹内涼真(25)に事情聴取するところから始まる。米津玄師の動画を見ていたという竹内がスマホを見せると、そこには「米津玄鰤」なる人物になりきった志尊の姿が。そして「玄鰤」は米津の大ヒット曲「Lemon」を熱唱する。志尊は20日、自身のInstagramで同CMを公開。「#米津玄師さん #ではなく #米津玄鰤です #いいえ #これは志尊です」とコメント。反響のあまり、1日で9万回近い再生回数を記録している。玄師ならぬ玄鰤というダジャレ――。Twitterでは「クスッと笑える」と評判のようだ。《米津玄鰤は笑う、ついにやりおったなソフトバンク》《米津玄鰤って響きがすき》《玄鰤バージョンのCMを見た米津さんの感想が聞きたいです》また一生懸命画面に向かって歌う志尊の姿に、「かわいい!」といった声も上がっている。《米津玄鰤カワイすぎて何回も見ちゃう》《癒されました じゅんじゅん 面白くて可愛すぎる》《じゅんくんの歌声、好き(笑)家族の中で一番音痴とか言ってたけど、全然じゃんね》
2018年11月21日歌手・米津玄師の「Lemon」ミュージックビデオが4日、YouTube上での再生回数が2億回再生を突破した。米津玄師名義楽曲としては自身初の快挙であり、先日に同じく2億回再生を突破したDAOKO×米津玄師「打上花火」を含めると、2作目となる。「Lemon」はTBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろした楽曲であり、YouTube公開から13時間で100万回再生を記録した。また、10月31日にリリースした最新作の両A面シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」の表題曲である「Flamingo」は、ミュージックビデオ公開からわずか3時間で100万回再生を突破。「Lemon」を超えて自己最速での視聴数を記録している。
2018年11月05日シンガーソングライターの米津玄師が、27日と28日に千葉・幕張メッセでライブ「米津玄師2018 LIVE / Flamingo」を開催し、ステージ上では感慨深げに「すごいところまで来たなって感じがします」と思いを伝えた。本編のラストでは、TBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌「Lemon」を披露し、かすかにレモンの香りが漂う中で歌い上げた。以下は柴那典氏によるオフィシャルレポート。米津玄師が、10月27日、28日に幕張メッセにてライブ「米津玄師2018 LIVE / Flamingo」を開催した。幕張メッセ2daysに計4万人を動員した今回は、米津自身もMCで「すごいところまで来たなって感じがします」と感慨深げに語る、自身最大規模の公演だ。そこで彼が見せたのは、貪欲に変化しながら「美しさ」を追い求めてきた彼の足跡の集大成のようなステージ。そして、日本の音楽シーンを代表するポップスターの一人となった今も新たな境地に挑もうとする強い意志のようなものだった。開演予定時刻を少し過ぎ、ライブは「LOSER」からスタート。大歓声のなか、中島宏士(Gt)、須藤優(Ba)、堀正輝(Dr)という初ライブから変わらぬバンドメンバー、そしてカラフルなフーディーを身にまとった米津がステージに登場し、花道に歩み出て歌い踊り、序盤から会場の熱気はピークに達する。セットリストは、昨年にリリースされた最新アルバム『BOOTLEG』収録曲を中心に、過去作からのナンバーを織り交ぜた構成だ。そして目を引いたのは、舞台装置を立体的に使い、映像と肉体的なパフォーマンスを融合した幻想的な演出の数々だった。左右と背後にLEDヴィジョン、そして格子状のオブジェを備えたステージセットに、中盤の「amen」では、スモークの中、黒装束を身にまとった11名のダンサーが登場。独特の動きで目を引くと、続く「Paper Flower」では彼らの身体のシルエットが映像を背景に神秘的に浮かび上がる。さらに「Undercover」ではドラムパフォーマー10名が格子状のオブジェの中に立ち、マーチングドラムを叩き、米津を先頭に、ドラムロールで花道まで行進していく姿は圧巻で、オーディエンスを魅了した。そして、この日のライブではリリースを間近に控えた新作シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」から、「TEENAGE RIOT」が初披露となると共に、ミュージックビデオが初公開となった。MVは米津初のモノクロ映像で、衝動的なバンドシーンでの構成に、ライブの生演奏とのシンクロが美しい。MCで米津が語ったことによると、この曲は彼がまだ中学生だった頃に作った曲をリメイクしたものという。「中学生の頃のグズグズした、ヒリヒリした気持ちを凝縮した」という曲は、疾走感に満ちたストレートなロックナンバー。初めて聴くオーディエンスにも、あっという間に熱狂に巻き起こしていた。また、YouTubeでミュージックビデオが公開されたばかりの新曲「Flamingo」もこの日がライブ初披露。ダンサブルなグルーヴと民謡のような歌いまわしが融合した、独創的かつ不思議な中毒性を持った楽曲だ。こちらもライブのハイライトの一つになっていた。本編ラストには今年上半期を席巻した大ヒット曲「Lemon」。シンプルな照明演出の中、会場には、かすかに香るレモンの香りが漂う。エモーショナルに歌い上げ、大きな拍手に包まれてステージを降りた米津。アンコールではシングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」のカップリングに収録される新曲「ごめんね」を初披露。パフォーマー21名による賑やかなダンス・鼓笛と共に、来場者と共にサビを歌い、最後は「灰色と青」を歌い上げ、ライブは終演となった。中盤のMCでは「最近の自分にすごく影響をおよぼす詩だった」と、中原中也が訳したランボーの詩「感動」を朗読。アンコールでもオーディエンスへの感謝を告げつつ「常に変化しながら美しい音楽を作り続けていきたいと思います」と意気込みを語っていた。2019年1月からは自身初となる全国アリーナツアーがスタートする。スターダムを堂々と引き受けつつ未踏の地に向かう米津玄師の今を鮮やかに示す一夜だった。
2018年10月29日米津玄師の新シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」が、2018年10月31日(水)にリリースされる。これに合わせて、2018年10月27日(土)・28日(日)には幕張メッセで「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」を開催する。新シングル「Flamingo / TEENAGE RIOT」も3形態で発売石原さとみ主演のTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされた「Lemon」が記録的なヒットを更新し続ける中で発表された待望の新曲は、「Flamingo」「TEENAGE RIOT」の2曲を両A面としたシングル。3曲目には、「ごめんね」と題した楽曲も収録されている。今回も「フラミンゴ盤」「ティーンエイジ盤」「通常盤」と3形態でのリリースとなり、「フラミンゴ盤」にはおまけDVDとスマホリングが、「ティーンエイジ盤」にはサイコロが付属する。2019年には全国ツアーを実施さらに「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」も実施される。2019年1月19日(土)の徳島を皮切りに、神奈川、宮城、福岡、北海道、福井、大阪へと、全国各都市を巡ったのち、フィナーレは千葉・幕張メッセでの開催となる。会場では、米津本人が描き下ろしたキャラクターをデザインしたグッズを販売。Tシャツ、パーカ、スウェットなどのアパレルグッズに加えて、タオル、リュック、サコッシュ、サンダルなど豊富なラインナップを揃える。また、ガチャガチャアイテム「リイシューオールスターズ2」も販売される。米津玄師がソニーとコラボ、初となるCM出演へ米津玄師は、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンとコラボレーションし、自身初となるCMに出演。映像の中では、新曲「Flamingo」をくちずさみながら、独創的なダンスも披露している。なお、米津がCM内で身に着けているのはソニーの完全ワイヤレスイヤホンは「WF-SP900」。さらにソニーでは、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現したワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」を同シリーズより展開しているほか、「WF-SP700N」や「WF-1000X」といったラインナップも揃っている。米津玄師コメント「この曲は“みっともなさ”がテーマ」米津は、撮影時に楽曲のコンセプトについて以下のように語っている。「この曲は“みっともなさ”をテーマに作りました。音楽を通すことでしかできない表現ってなんだろう?と常々考えます。音楽であればしょうもないみっともなさもより深く広く響かせることができます。みっともないなーとへらへら笑いながら作りました。」。また、初のCM出演については「いつものMVの撮影と変わらない空気感で、特に気負うことなくできたのはありがたかったです。イヤホンは音楽の出口であり、パーソナルなものなので、普段の自分をそのまま出すことができました。」と話した。作品詳細米津玄師 新シングル発売日:2018年10月31日(水)価格:・フラミンゴ盤(初回限定) CD+おまけDVD+スマホリング 1,900円+税・ティーンエイジ盤(初回限定) CD+サイコロ 1,600円+税・通常盤 1,000円+税<収録内容>‐CD‐(全形態共通)・Flamingo・TEENAGE RIOT・ごめんね‐おまけDVD-(「フラミンゴ盤(初回限定)」のみに収録)※初回生産分のみ「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」チケット最速先行抽選応募シリアルナンバー封入、なくなり次第終了。応募期間:2018年10月30日(火)12:00〜2018年11月4日(日)23:59ツアー情報■米津玄師 2018 LIVE / Flamingo会場:幕張メッセ 国際展示場ホール1~3日程:2018年10月27日(土) オープン 16:30 / スタート 18:00、28日(日) オープン 15:30 / スタート 17:00■米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃チケット:指定席・ファミリー席・幕張スタンディング 7,500円(税込)1月19日(土) 徳島:アスティとくしま オープン 17:00 / スタート 18:001月20日(日) 徳島:アスティとくしま オープン 16:00 / スタート 17:001月26日(土) 神奈川:横浜アリーナ オープン 16:30 / スタート 18:001月27日(日) 神奈川:横浜アリーナ オープン 15:30 / スタート 17:002月2日(土) 宮城:セキスイハイムスーパーアリーナ オープン 17:00 / スタート 18:002月3日(日) 宮城:セキスイハイムスーパーアリーナ オープン 16:00 / スタート 17:002月9日(土) 福岡:マリンメッセ福岡 オープン 17:00 / スタート 18:002月10日(日) 福岡:マリンメッセ福岡 オープン 16:00 / スタート 17:002月16日(土) 北海道:北海きたえーる オープン 17:00 / スタート 18:002月17日(日) 北海道:北海きたえーる オープン 16:00 / スタート 17:002月23日(土) 福井:サンドーム福井 オープン 17:00 / スタート 18:002月24日(日) 福井:サンドーム福井 オープン 16:00 / スタート 17:003月2日(土) 大阪:大阪城ホール オープン 17:00 / スタート 18:003月3日(日) 大阪:大阪城ホール オープン 16:00 / スタート 17:003月10日(日) 千葉:幕張メッセ 展示ホール4〜6 オープン 16:30 / スタート 18:003月11日(月) 千葉:幕張メッセ 展示ホール4〜6 オープン 17:30 / スタート 19:00■ハイレゾ音源試聴開催期間:2018年10月27日(土)~順次展開開催場所:全国の「Hi-Res Tasting Spot」を設置している家電店のウォークマンコーナー、ヘッドホンコーナー、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌・名古屋・大阪・福岡天神試聴楽曲:Flamingo/米津玄師
2018年09月10日リアルな言葉と独特なサウンドメイクで圧倒的人気を誇るアーティスト、米津玄師の最新シングルの情報が発表されました。両A面シングルとなるCDタイトルは「Flamingo/TEENAGE RIOT」。2018年10月31日(水)に発売されます。爆発的ヒットを遂げた「Lemon」から約7ヶ月振りのニューシングル。ファン待望の新曲をぜひお見逃しなく。新曲タイトルは「Flamingo/TEENAGE RIOT」「Flamingo」「TEENAGE RIOT」の2曲を両A面シングルとした、ファン待望のニューシングルが2018年10月31日(水)に発売することが決定しました。CDは“フラミンゴ盤”“ティーンエイジ盤”“通常盤”の3形態となり、フラミンゴ盤(初回限定)にはおまけDVDとスマホリング付き。気になるDVDの内容は後日発表されますのでお楽しみに。また、ティーンエイジ盤(初回限定)には、サイコロが付属します。「Flamingo/TEENAGE RIOT」詳細情報【収録曲】1.Flamingo2.TEENAGE RIOT3.ごめんね【発売日】2018年10月31日(水)・フラミンゴ盤(初回限定)おまけDVD+スマホリング付き/税抜1,900円・ティーンエイジ盤(初回限定)サイコロ付き/税抜1,600円・通常盤/税抜1,000円米津玄師の最新トピックをご紹介ヒット曲「Lemon」がソフトバンクのテレビCMに起用記録歴ロングヒットを樹立しているシングル「Lemon」が、ソフトバンクの人気CMの最新作『白戸家ミステリートレイン「事件のはじまり+リョウマの事情聴取」篇』に起用され、2018年9月1日(土)より、全国で放送されています。「ピースサイン」MV再生数1億回突破!TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」の第2期オープニングテーマ「ピースサイン」のミュージックビデオが、2018年9月1日(土)13:00にYouTubeでの再生回数1億回を突破しました。米津玄師の楽曲で、5作目の1億再生突破作品となります。「Lemon」人気衰えず!2018年8月にダブルで記録達成ドラマ「アンナチュナル」の主題歌として描き下ろされ、2018年上半期ではさまざまな楽曲ランキングを圧巻した「Lemon」。人気は依然衰えず、発売より6ヶ月たった2018年8月にデジタルダウンロードにて150万DLを突破、ミュージックビデオ再生数も1億5000万回を突破しました。米津玄師の最新ライブ情報「米津玄師 2018 LIVE/Flamingo」【開催日時】2018年10月27日(土) 開場 16:30/開演 18:002018年10月28日(日) 開場 15:30/開演 17:00【会場】幕張メッセ国際展示場ホール1~3イベント情報イベント名:「米津玄師 2018 LIVE/Flamingo」催行期間:2018年10月27日 〜 2018年10月28日住所:千葉県千葉市美浜区中瀬2-2-1幕張メッセ国際展示場ホール1~3電話番号:0570-550-799(キョードー東京)
2018年09月10日●菅田将暉や池田エライザとは違うアプローチ米津玄師が「<NHK>2020応援ソング」プロジェクトに書き下ろした新曲「パプリカ」が、8月15日にリリースされた。オーディションによって選ばれた5人の小学生による新ユニット・Foorinが歌うこの曲。米津玄師が作詞、作曲、プロデュース、ダンスの振付を辻本知彦と菅原小春が手掛けている。ユニット名は、同曲を歌い踊る5人の姿を米津玄師が"風鈴"に例えて名付けたという。「パプリカ」はどのようにして作られたのか。「子供の頃から、わかりやすい大きな応援ソングというものに対する嫌悪感がすごくあった」という米津玄師が応援ソングを手がけるにあたって大事にした「小さな世界」とは。曲に込めた思いを語ってもらった。○誰に歌ってもらうんだろう?――「<NHK>2020応援ソング」のプロジェクトの話を受けて、最初の感触はどんな感じでしたか?おもしろそうだな、やりたいなと思いつつ「果たして自分でいいのか」というのは思いました。これまで自分の作ってきた音楽はわかりやすい応援ソングではなかったし、どちらかと言うとそれとは真逆のものだったので。果たして自分に作れるのかどうかと考えつつも、それを作ることによって新たな場所に行けるのかなと思って、話を受けました。――プロジェクトとして求められる方向性と、これまで米津玄師として表現してきたものは、必ずしも重なり合っていたわけではないということですよね。ということは、このやり方なら自分の表現を100%貫きつつ応援ソングとして求められるものに応えられるというバランスを見出してこの曲に至ったんじゃないかと思うんです。そのあたりはいかがでしょうか。いろいろ考えました。最初にお話をいただいたときから、いくつかのキーワードがあったんです。まずは、歌って踊れる応援ソングである。そして、歌う人は自分以外の人間である。で、名の売れている人ではない。そうなると、誰に歌ってもらうんだろうっていうところが、すごく難しくて。自分でも全く立脚点が見えないまま、どういうところに落とし込んでいったらいいのかを考えて。――Foorinの5人にはどのように出会ったんでしょうか?今までやってきた人に歌ってもらう曲というのは、その人ありきで書いていたんです。たとえば「灰色と青」の菅田将暉くんだったら、菅田くんという存在がいて、そのパーソナリティを知った上で、そこと自分との距離感ということで作っていった。「打上花火」のDAOKOちゃんや「fogbound」の(池田)エライザもそうで。でも、今回は、誰なんだろうって。そこが自分の中で一番悩んだところでした。自分の身の回りには特に思いつかなくて。結果として、オーディションをさせてもらったんです。150人くらい集めてもらったんですけど。――そもそも小学生ユニットをプロデュースしてください、という話ではなかった。そうですね。――米津さん自身、子供が歌う曲を作ろうという発想はありましたか?最初にあった「子供たちが歌って踊れる応援ソング」というキーワードから、ぼんやりと子供という像はありました。でも特に思い描く人間はいなかったし、別に小学生にしようと思ってたわけではないですね。オーディションでも、来てくれた人たちは小学生から18歳くらいまでの人たちで。その中から選ぶときにも、別に小学生じゃなくてもいい、そこで出会った人に決めようと思ってたんです。でも、オーディションに来る人達って、こんなことを言うのはあれですけど、「カラオケ歌上手合戦」みたいな感じなんですね。――たしかにそういうイメージはあります。歌い方とか、身振り手振りとか、どうしてもそういう方向になっていってしまう。だから、そこにあんまり染まってない子どもたちのほうが、美しく魅力的に見えたんです。それで最初に選んだのが、もえのとひゅうがという二人でした。○イメージは「ルフィ海賊団」――もえのちゃん、ひゅうがくんはFoorinのメインボーカルの二人ですよね。どんなポイントがあったんでしょう?もえのという女の子は、すごく大人なんです。オーディションは前半に自己PRが2分、後半に歌が2分みたいな感じだったんですけれど、歌ってるときに歌詞を間違えると、緊張して何もできずに終わっちゃうような子たちが沢山いて。でも、もえのは歌ってる途中で間違えても、特に取り乱すようなこともなく「すいません」ってちゃんと謝ることができた。そこがまず魅力的に見えたんですよね。すごくちゃんとした、気配りの出来る子。ある種の度胸というか、女優根性のようなものも持っている女の子です。声がいいのが、大前提ではあるんですけど。――ひゅうがくんはどうでしょう?ひゅうがは、ほんとに天然素材というか、無垢な感じですね。ワイルドなところもあるし、歌い方もいぶし銀なところがあって、声もいい。そういう、優等生のもえのと、ワイルドなひゅうがの二人の対比が面白いなと思って。そこから決まりました。――そして、たけるくん、りりこちゃん、ちせちゃんがコーラス&ダンスとして参加しています。5人のグループになったのは?自分の原体験であるマンガやバンドでも、5人くらいが一つのチームになって、いろんなキャラクターたちが相互作用を起こしていくのを見るのがすごく好きだったんです。そういう意味では、まず二人が決まって。その二人を中心に、あとはどういうキャラクターがいたらいいかを考えて決めていきました。簡単に言うと、「ルフィ海賊団」を作るみたいな感じでしたね。●小さな物語が結果として大きくなっていけばいい――「パプリカ」のデモや原型はオーディションをするときにはありました?全然なかったです。――メンバーが決まってから曲制作に進んだんですね。そうですね。「パプリカ」はこの5人がいたからできた曲で、もし仮にこの5人でなかったら、全然違う曲になってただろうと思います。――Foorinの5人の存在は、どういうインスピレーションになったんでしょうか。その5人を通して、最終的には自分が5人と同じくらいの年頃のころを思い浮かべて自己投影をしていった感じですね。子供の頃、おじいちゃんおばあちゃんの家が徳島にあって。そこは本当に山の中で。いろんなことを山で教えてもらった気がするんですよね。自分の音楽がどこからやってきたのかを考えたときに、最初にたどり着くのはそこなんです。小学生のときに山で遊び回ったり、川で泳いだりしていた。そういうときの記憶が最初にある。そういうことを、あの5人を見て思い出したんです。――子供の頃に好きだった音楽も思い返したりしましたか?そうですね。小学生のときに見ていた番組とか、その時に聴いていた音楽っていまだに覚えてたりするんですよ。今になって聴き返したりすると、結構、大変なことをやってたりするんですよね。ある種のサブカルチャーのニュアンスというか、作ってる側が面白いと思っているものを、子供におもねるんじゃなく、ちゃんと提示していた。そういうものを受け止めてきたんだなということに最近気づいたんですね。だからこの曲でも、自分の中にある美しいと思うものを、子供におもねるわけではなく、子供と同じ目線に立って作るのが大事だと思って。そういう上手いバランスで作ろうと思いました。――お互い、より本気度が試されるわけですよね。そうですね。この「パプリカ」も、果たして子供に歌えるんだろうかと思ったんです。自分の作る音楽は歌いにくいんで、特にサビで「♪パプリ~カ」って歌えるんだろうかって。でも、もしそこで「子供が歌うんだったらこのくらいにしておいたほうがいい」と考えて子供の身体能力の中だけでやろうとするのは、子供のことを信用してないのと一緒なんですよね。そういう感覚で何かを作ったら、その中に子供が閉じ込められてしまう。――子供はそういうものをちゃんと見抜きますよね。そうですね。だから、自分が5人を見ながら思ったこと、思い出した子供の頃のこと、そして今の27歳の自分がいいと思えるもの。それを全部合わせて作らなければ、子供のためにならない。そう思いましたね。――子供の頃を思い返して作ったということですが、『BOOTLEG』でも、子供時代を思い返すことでできた曲は多いと思うんです。はい。○5人がいて「パプリカ」ができた――たとえば「灰色と青」もそうですよね。この「パプリカ」は未来を見据えた曲ですが、一方「灰色と青」は過去に思いを馳せる曲である。ベクトルは違うんですけれど、似たようなところがあると思うんです。ということは、たとえば10年、20年経った後に、ひゅうがくんやもえのちゃんやFoorinの5人が「これ、いい曲だったね」みたいに思い返すことになるかもしれない。そういう役割を果たす曲だと思うんです。そういう意識はありましたか。やっぱり「応援ソングを作ってほしい」と言われたときに、果たして自分にできるかどうかを考えたんです。わかりやすい、大きな応援ソングというものに対する嫌悪感が、子供の頃からすごくあったんです。――大きな応援ソングへの嫌悪感、というと?わかりやすく大きなもの、広いもの、壮大なものに対する不信感はまず第一にあって。たとえば、いろんな応援ソングを聴いても、すごくいい曲だけど、あそこで歌われてる歌詞を、俺は信じられないんですよ。そういう人間として生まれ育ってしまったんです。だから、自分はそれとは違う応援ソングを作らなければならない。そういうデカいものじゃなくていいと思ったんです。子供のころ、じいちゃんばあちゃんの徳島の田舎でいろんなことを感じながら過ごして、そこで巻き起こったものとか感じていたことを書こう、と。それは小さなことだけど、でも、それでいいと思ったんです。小さな物語の中に5人がいて。小さな中で巻き起こっていることが、最終的に、童謡とか、日本の風土感とか、そういうある種のノスタルジーとか、そういうものを通過して、NHKという大きなものの中で、結果としてそれが大きくなっていけばいい。自分が作れる応援ソングというのは、そういうところにしかないんだろうなって感じですね。――小さな物語、小さな世界というのは、「パプリカ」という曲を作っていく中で大事なキーワードであった。そうですね。大きなものに対する不信感がわかりやすくつのっていた時期なので。――歌詞は、森で駆け回る子供たち、田舎の日常の中で遊んでいる子供たちの情景が浮かぶようなものになっていますね。これは自然にそうなっていったんでしょうか。そうだなあ、自然にかどうかはわからないですけれども。5人を選んだ瞬間から、少なくとも2020年まで、自分が作る1曲によって5人の人生が大きく動くわけじゃないですか。そうなったときに、生半可なものは作れないと思ったんです。自分はその5人の後を押すカタパルトのような機能を果たさなければならない。そうなったときに、自分の中にあるものを信用しなければならない。言葉にするのは難しいですけれど。●思い出の中で糧になる――でも、この歌詞は一人で木陰で泣いている子の情景を描いた2番も含めて、「誰かを応援する」ということの難しさにすごく誠実に向き合って書かれていると思います。それは、必然的にそうなったと思うんです。子供が歌って踊れる応援ソングというオーダーがあって、でも、実際に作る時点で「子供に応援ソングを歌わせるって、どういうことだろう?」ってハタと気付いたんです。本来、子供って応援される側の人間じゃないかって。「俺は何をやってるんだろう?」みたいな感じになって。子供が歌う応援ソングというのはイビツなことだと思うようになって、なおさら「頑張れ」とか、そういう言葉は死んでも歌わせられないと思った。そこで自分の中を紐解いて作っていったんです。自分がなんでこれを選んだのか、それに対する答えはまだ出てないと思うんですけれど。――いや、僕が思うに、この曲は答えを出してると思うんですよ。きっとFoorinの5人にとって、この曲は思い出の中で糧になる。20代、30代になって、何かつらいことがあった時に、この曲を子供の頃に歌っていたということを思い出すかもしれない。そういう、大人になった自分が子供のときの自分に応援されるという「応援ソング」としての機能を果たしえると思っていて。なるほど。たしかにそれは5人に言いましたね。NHKで撮影をして、その後に打ち上げをしたんです。それで最後に話すことになって。「何喋ろうかな」って思いつきで出てきた言葉があった。そこで、これから先、5人にはつらいことが増えていくかもしれない。いつか夜中に一人で部屋の中で泣くような日もくるだろう、でも、そうなったときに、10年前、15年前に『パプリカ』という曲があって、Foorinというプロジェクトがあって、ああいうことをやってたなって思い返して、それが何らかの祝福になってほしい、そういう存在であってほしいという話をしたのを思い出しました。――そういう意味で、10年後、15年後にこの曲の真価が発揮されるかもしれない。自分自身がそうですからね。子供の頃に見ていたものに祝福されながら、それが今作っている音楽に還元されているわけだし。そういう小さな物語、小さいものを作ろうとしたんだと思います。――この曲は振り付けを辻本知彦さんと菅原小春さんが手掛けているわけですが、お二人との共同作業はどんな感じだったんでしょうか。デモをまず二人に聞いてもらって、曲の説明をして。そこから二人に思うようにやってもらいました。あの二人とは2年くらい、いろいろ話をしている仲で。感覚も近いところにあるんです。ダンスとなったら、彼らに頼めば間違いないだろうという予感があったんでお願いしました。――歌のレッスン、ボーカル指導、レコーディングにはどれくらい携わったんでしょうか。ボイトレはうちのスタッフに任せて、歌ってる姿はレコーディングの時に初めて見る感じでした。――レコーディングはどうでした?最初はめちゃくちゃ不安だったんです。これ、本当に歌えるのかって。最初のボイトレの時に録音してもらったものが。正直、そんなに歌えていなくて。これはマズいかもしれないって。歌えるように変えるかどうか、めちゃくちゃ悩みました。でも、そのメロディラインが一番美しいと思って作ったので、これを無理にでも歌ってもらおうと思ってレコーディングに挑んだら、普通にうまく歌えていて。サビの「♪パプリ~カ」というところだけはいろいろ言ったんですけど、それ以外は特に直すところもつっかえる部分もなかった。楽しかったですね。すごく練習してくれたんだと思うんですけど、やっぱり成長のスピードが半端なかったですね。○音楽にとって大切な根源的感情とは――音源を聴くと、曲の前後にジャンケンをしてたり、会話をしていたり、いろんな音が入ってますけれど。これは?これは、最後に入れたんですよ。さっき言ったように、小さな空気感であればあるほど、大きいところに届いていくんじゃないかという予感があったんで。それで、ダンスレッスンの音を録音して、これを入れようって思ったんです。楽しそうにやってるんですよね。小さなスタジオで巻き起こってる、辻本さん、小春ちゃん、子供たちとお母さんだけの、余計な視線がない空気感というか。そういうものがそこに乗っかったらおもしろいんじゃないかと思って。それをイントロとか曲の後とか、曲間に入れ込んでいったんですけれど。――この音はすごく効果的だと思います。みんなに黙って録音してたんです。ジャンケンも「これ、聴いたらみんなどういう反応するんだろうな」って、悪ふざけ的なところもあって。これは楽しくてしょうがなかったですね。笑いながら作ってました。――ちなみに、Foorinというユニット名はどこから?これも「小さなものでいい」というところとつながってくるんですけれど。仰々しい名前をつけるんじゃなくて、日常生活の中にある、ほんの些細なものでいいと思ったんです。言ってしまえば、道端の石ころとか、そういうものでよくて。そういう言葉が何かないかなというところで。そこで思いついたのが風鈴(=Foorin)だったんです。からっとした感じがちょうどいいかなって。――曲名の「パプリカ」はどうでしょう?音の響きですね。パプリカという物自体のポップな感じ、かわいい感じもあって。これも説明すると難しいんですけれど、「なんでパプリカなのか?」って訊かれたときには「わかりやすい意味はないです」って一言で説明できちゃうんですけど。でもそう言うと「何も考えてない」って思われてしまうことになるし、それに対する危惧もあります。そうじゃないんだって。――というと?大人になればなるほど、今まで見てきたもの、理論的な思考回路に縛られてしまう感じが、すごくあると思うんですよね。「普通そんなこと起こらない」って言ってしまう。本当は何でもやってもいいものに「それだとリアリティがない」とか「意味が通らない」って言ってしまう。そういうのって、危ういと思うんです。子供向けの絵本を見ても、どこか荒唐無稽な感じがあって。イマジネーションの世界なんですよね。幼稚園にクマが転校してきたっていいし、子供たちみんなでクジラと綱引きしてもいい。だから、わかりやすい意味を説明するのも大事なことだと思うんですけど、そのなかで全部完結させてしまっては、あまりにあっけないというか。本来そういうところでは説明できないブラックボックス的なところがあるから音楽のエモーションが生まれてきているわけで。――そこが重要だということですよね。あのメロディと節回しで「♪パプリ~カ」と歌うことの気持ちよさもある。気持ちいいからです、って言うしかないですね。音楽にとって、気持ちよさってとても大事な、根源的な感情であるわけで。だからあそこは一番難しいと思ってたんですけれど、無理言って歌ってもらいました。■プロフィール米津玄師1991年3月10日生まれ。本名。別名義「ハチ」。楽曲だけでなく、ジャケットのイラストや、ミュージックビデオも出がけるマルチクリエイター。09年よりインターネットにボーカロイド曲を投稿し、中毒性のあるロックサウンドで存在感を切り開いていき、2012年、米津玄師として初のアルバムを発表。昨年は、アルバム「BOOTLEG」をリリース。菅田将暉を迎えた「灰色と青」、池田エライザを迎えた「fogbound」等、積極的なコラボと、挑戦的なサウンドにより、初週チャート23冠という驚異的な結果を残す。2018年TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として「Lemon」をかきおろし、ドラマアカデミー「最優秀ドラマソング賞」受賞。日本レコード協会「史上最速」ミリオンダウンロード認定を受けた。
2018年08月15日掃除や服の小さな汚れなどに重宝する、アレ!いわゆる“コロコロ”は、なくてはならないものの一つ。痒いところに手が届く、有能さを持つコロコロに欠点を挙げるとすれば、メーカーに異なりはしても、そのデザインは概ね同じような雰囲気で、面白みにかけるところかも知れない。もっとキュートで使うことを楽しめるものはないか、と一度くらいは考えたこともありませんか?今回は、服や部屋をきれいにしてくれる大切な道具の一つであるコロコロに注目!それも、まるで舶来のキャンディの包み紙を見るかのような「THE COLOCOLO BY NITOMS」を『THE(ザ)』で見つけました。 『THE』がデザインした、3つのポイント このキュートなコロコロを提案している『THE』は、定番とは何かを考え、この世界にない新しい定番をつくるブランド。 この「THE COLOCOLO BY NITOMS」には3つの特徴があります。まずは、シマシマ模様。でも、キュート!なだけじゃないのです。白っぽいゴミ黒っぽいゴミがしっかり取れたのかが一目でわかるようにデザインされています。2つめは、ケース。芯に差し込む構造にしているのは、粘着面がケース内側にテープがつきにくい配慮から。そして、3つめはハンドルを短くすることで、取りだすことも回しやすいことも叶えた設計になっています。 これら3つの考えをベースにして生まれた、「THE COLOCOLO BY NITOMS」。粘着部をドット型の凹凸にし、なかなか取れにくかったフローリングのホコリとりが楽にできるように考慮されています。さらに、床につきにくいようにすることで、汚れを取りやすく、効果的になるように考えられたそう。衣服には様々な色が使われているから、付着しているかどうかがすぐに見えにくいもの。そんな悩ましさからも解放し、見えにくいゴミを確認しやすくされています。 「THE COLOCOLO BY NITOMS」で、細部にまでこだわりを感じさせる『THE』。実は、4人の男性によって作られています。トータルディレクションを『good design company』の水野学氏、プロジェクトマネージメントを『中川政七商店』の十三代 中川政七氏、プロダクトデザインを『PRODUCT DESIGN CENTER』の鈴木啓太氏、プロダクトマネジメントを『THE』の米津雄介氏が担当。様子が違うこの“コロコロ”が、美しくも機能的で、使いやすいプロダクトであるのが納得できます。 外出前や後などの衣類の汚れ落としや、ちょっとしたお部屋の掃除などに大活躍するコロコロ。手に届きやすいところに置いておきたいものだから、目に美しいものに変えてみませんか? 掃除する時間がきっともっと好きになるはず。 THE COLOCOLO BY NITOMS ¥1,980、スペアテープ 各¥800THE03-3217-2008(THE SHOP TOKYO)/075-744-1300(THE SHOP KYOTO):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年07月02日シンガーソングライター・米津玄師の「Lemon」(2月12日配信開始)が、5月14日付オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング(集計期間:4月30日~5月6日)で、週間3.2万DL(32,266DL)を売り上げ、累積売上を100.5万DL(1,005,253DL)とし、ミリオンを達成。発表開始から21週目となった同ランキング史上初の快挙となった。1月期に放送された石原さとみ主演のTBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として米津が書き下ろした同作は、大切な人を亡くした喪失感を、美しく切ない旋律で歌い上げたミディアムナンバー。米津玄師は「たくさんの人に届くものになるように、と願いながら作ったので、それが叶うところまで来たのかと感無量です。ありがたさでいっぱいです」と喜び、「ひとえに『アンナチュラル』という素晴らしいドラマがあったおかげだと思います。自分だけの力では決してないという実感があります。いろんな巡り合わせによる素敵なたまたまという感じ」とドラマに感謝した。そして、「人の死を主軸にして、自分の体験やアンナチュラルで巻き起こる物語を眺めながら、誰しもに届くようなものがあるとするなら、それはどこにあるんだろう? と探し回りながら作りました」と今作への思いを明かし、今後について「独りよがりにならず、周りに目を向けながら、だけど自分にしか作れないものを作り続けることができたらいいなあと思っています」と語っている。同楽曲は、先週5月5日付デイリーシングルランキングにおいて0.4万DL(4,201DL)を売り上げ、累積100.1万DL(1,000,605DL)を記録しミリオン突破。また、発売初週となる2月26日付で初登場1位を獲得して以来、4月30日付までで10週連続の1位となり、連続1位獲得週数を更新した。※オリコン調べ。「週間デジタルシングル(単曲)ランキング」は今年度の集計開始となる2017年12月25日付よりスタート
2018年05月08日「お前後輩じゃんって言ったら、『お前のこと先輩だと思ってない』って」 川谷絵音(29)が“リスペクト”する音楽家であり友人の米津玄師(27)に言われた言葉だそうだ。川谷は3月18日深夜放送の「Love music」(フジテレビ系)にて、上記の発言を明かした。 米津といえば、最新曲「Lemon」がCDとデジタル配信を合わせて“ミリオン”セールスを達成したと19日に判明した。所属レコード会社によると、CDの出荷が30万枚。配信が75万ダウンロードに到達。オリコンのデジタルシングルチャートでは同日、統計開始以降初の週連続1位が確定している。 テレビの音楽番組では歌ったことがなく、露出の少ないなか旋風を起こす米津は“現代の鬼才”と評されている。 川谷は米津を「今、一番時代の価値観すらも作り出している」と絶賛。「ただ、ただ天才が出てきたなという。10年とかじゃなくて、20年に一度ぐらいの天才」と熱弁し、「とにかくリスペクトしかない」とも語った。「先輩だと思ってない」という発言にも川谷は“リスペクト”を込めて、反応している。 「米津君に関しては、年は関係ない」 もともと2人は公私共に仲がよく、たびたび互いのTwitterにそれぞれが登場する。1月にも川谷が伏せ字ではあるものの、米津と思われる人物から《深夜に鬼電が来た》とTwitterで明かしていた。 ファンからは2人の関係性を喜ぶ声が上がっている。 《米津さんって絵音さんのことめちゃくちゃに好きなんだろうなぁ「お前のこと先輩だと思ってない」とか言っちゃうなんて最上級のデレだよなぁ》《絵音Pは米津さんのことめっちゃリスペクトしてていい関係だなって思った》《川谷絵音は米津玄師可愛がりすぎだよ(もっとやれ)》 いっぽうで、米津の「先輩だと思ってない」という箇所だけを切り取った報道が横行することを危惧するファンも。 《あの米津さまがそんなふうに言うわけないと思う》《これさあ…見出しに悪意あるよね。二人仲良しだもん》《両方そんなに知らない人からしたら、まるで米津玄師がやばい事言って、川谷絵音が神対応してるみたいに感じられそうだね》 鬼才と鬼才の仲をこれからも見届けたい。
2018年03月20日シンガーソングライターの米津玄師(26)のニューシングル「Lemon」(3月14日リリース)の表題曲「Lemon」のミュージックビデオが、公開からわずか6日間で1,000万回再生を突破したことを一部音楽情報サイトなどが報じた。 米津といえば昨年、自身が作詞・作曲・楽曲プロデュースしボーカルとして参加したシンガーソングライター・DAOKO(21)とのシングル「打上花火」をリリース。同曲が劇場アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌に起用された。 また俳優の菅田将暉(25)とのコラボ曲「灰色と青」がいずれも話題に。それもあり、昨年12月にオリコンが発表した「2017ブレイクアーティストランキング」では単独1位を獲得した。 「中学校2年から本格的に楽曲制作を開始。その後『ニコニコ動画』へ楽曲を投稿し、ネット界では有名な存在になりました。そのため特にメジャーデビューする必要は感じていなかったたようですが、13年5月にシングル『サンタマリア』でメジャーデビュー。15年の3枚目のアルバム『Bremen』で初のオリコン1位を獲得しました」(レコード会社関係者) 昨年11月、4枚のアルバム「BOOTLEG」を発売。発売に先駆けて10月に都内でアルバムの試聴会を開催したところ、1,500人の招待枠に対して約7倍の応募があったという。その人気の秘訣は、徹底した“戦略”だというのだ。 「基本的にテレビ出演はしないことに決めているそうです。そうすることでファンの“神秘性”をあおるという、かつて流行ったプロモーションです」(音楽ライター) 10月27日、28日に千葉・幕張メッセでライブ開催が決定している。チケットは“プラチナチケット”になりそうだ。
2018年03月05日米津玄師のニューシングル「Lemon」が、2018年3月14日(水)にリリースされる。新曲「Lemon」は、石原さとみ主演のTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされた楽曲だ。本人によって描き下されたレモンのジャケットにも注目だ。ニューシングルは、3形態で展開。初回限定となる「レモン盤」は、曲の世界観を楽しめるオリジナル"レターセット"が同梱。同じく初回限定の「映像盤」には、2018年1月10日(水)に行われたばかりの「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」日本武道館公演のライブ映像と、未発売のミュージックビデオを収録したDVDがセットになる。ライブ映像は、人気楽曲に加えて、菅田将暉を迎えた「灰色と青(+菅田将暉)」など計8曲。ミュージックビデオは、「春雷」と「灰色と青(+菅田将暉)」の2曲が収録されている。【詳細】米津玄師 ニューシングル「Lemon」発売日:2018年3月14日(水)価格:・レモン盤(初回限定) CD+レターセット 2,000円+税・映像盤(初回限定) CD+DVD 1,900円+税・通常盤 CDのみ 1,200円+税
2018年01月23日シンガーソングライター・米津玄師の最新アルバム『BOOTLEG』(11月1日発売)が、発売初週に16.1万枚を売り上げ、11月13日付オリコン週間アルバムランキング(集計期間:10月30日~11月5日)で初登場1位になった。アルバム・シングル通じて自身初となる初週売り上げ10万枚突破。さらに、アルバム『YANKEE』(14年4月発売)の累積12.9万枚を上回り、同じくアルバム・シングル通じて自己最高の売り上げ枚数を記録した(シングル最高売り上げは「ピースサイン」の7.4万枚)。アルバム1位は、『Bremen』(15年10月発売)に続いて通算2作目。
2017年11月07日米津玄師の4thアルバム「BOOTLEG」が2017年11月1日(水)に発売。約2年ぶり待望のフル・アルバム「BOOTLEG」は、前作「Bremen」のリリースから約2年ぶりとなる待望のフル・アルバム。「砂の惑星」をはじめ、本人がダンスを初披露した「LOSER」や、話題の映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌として作詞・作曲・プロデュースした「打上花火」のセルフカバーなど、全13曲が収録される。菅田将暉とのタッグが実現収録曲のなかでも「灰色と青」は、菅田将暉とのタッグによる新曲だ。この楽曲では、幼少時代を共にした友人同士が、大人になりすれ違う日々の中で、離れていても奇跡的に重なる瞬間を描いた。米津が楽曲制作するにあたり、菅田将暉以外には考えられず、直接話にいったところ、意気投合して実現に至ったそうだ。また、ミュージックビデオは、米津、菅田とも同世代であり親交のある映像作家・山田健人が監督をつとめた。また、「灰色と青」の製作現場の様子を編集した秘蔵映像が公開。米津玄師と菅田将暉のレコーディングシーンや、2ショットの撮影シーンが盛り込まれた映像となっている。通常版2種に加えて初回限定版もアルバムは、通常盤と2種類の初回限定パッケージで発売される。12inchアナログジャケット入りのブート盤には、本人描きおろしのイラストやポスターが付属。映像盤は、「LOSER」、「orion」、「ピースサイン」のミュージックビデオやワンマンライブの映像が収録されたDVD付きで、古紙で作られた特注ケース仕様だ。また、タワーレコード、ツタヤレコード、HMV、アニメイトほかの店舗では、フィルムシートとA4クリアファイルの購入特典も用意される。なお、米津玄師は11月から全国で開催されるワンマンツアーも控えている。詳細米津玄師 アルバム「BOOTLEG」発売日:2017年11月1日(水)価格:・ブート盤(初回限定) CD、12inchアナログ盤ジャケット、アートイラスト、ポスター、ダミーレコード 4,500円+税・映像盤(初回限定) CD、DVD 3,700円+税・通常盤 CDのみ 3,000円+税※初回限定盤はなくなり次第終了。購入特典対象店舗:タワーレコード、ツタヤレコード、HMV、アニメイトほか■収録曲01. 飛燕02. LOSER03. ピースサイン04. 砂の惑星(+初音ミク)05. orion06. かいじゅうのマーチ07. Moonlight08. 春雷09.fogbound ( + 池田エライザ)10. ナンバーナイン11. 爱丽丝12. Nighthawks13. 打上花火14. 灰色と青 ( + 菅田将暉)< DVD > (「映像盤 / 初回限定」のみに収録)1.LOSER Music Video2.orion Music Video3.ピースサイン Music Video4.ゆめくいしょうじょ Music Video
2017年08月31日米津玄師が2017年11月より12月末にかけてワンマンツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound(フォッグバウンド)」を開催する。「米津玄師 2016 TOUR / はうる」以来約1年ぶり。大阪よりスタートし、北海道、福島、徳島、鹿児島、福岡、名古屋など全国15都市20公演のロングツアーとなる。TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングに起用された曲「ピースサイン」のシングルCDが、2017年6月21日に発売。その「ピースサイン」のヒーロー盤・ピース盤・通常盤の初回プレス分にツアーの先行応募券が封入されている。先行申込期間は6月20日(火)12:00から6月25日(日)まで。なお、東京では7月14日・15日の2日間に渡って「米津玄師 LIVE 2017 / RESCUE」が開催される。さらに、本ツアーの追加公演「米津玄師 2018 LIVE / Fogbound」が2018年1月9日(火)・10日(水)に日本武道館で開催されることが決定した。11月に発売する新作アルバム「BOOTLEG」の初回封入特典では、この追加公演のチケット最速先行抽選応募券と合わせて、ワンマンライブの12月開催公演のチケット追加応募券も封入される。■ライブ情報<ワンマンライブ>タイトル:米津玄師 LIVE 2017 / RESCUE日程:2017年7月14日(金)&7月15日(土)会場:東京国際フォーラムホールA<ワンマンツアー>米津玄師 2017 TOUR / Fogbound2017年11月1日(水) 大阪府 フェスティバルホール2017年11月2日(木) 大阪府 フェスティバルホール2017年11月4日(土) 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール2017年11月5日(日) 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール2017年11月8日(水) 埼玉県 大宮ソニックシティ2017年11月9日(木) 埼玉県 大宮ソニックシティ2017年11月18日(土) 徳島県 鳴門市文化会館2017年11月19日(日) 愛媛県 松山市民会館2017年11月23日(木・祝) 福岡県 福岡サンパレス2017年11月24日(金) 福岡県 福岡サンパレス2017年11月26日(日) 鹿児島県 鹿児島市民文化ホール第一2017年11月29日(水) 新潟県 新潟県民会館2017年12月1日(金) 北海道 ニトリ文化ホール2017年12月7日(木) 宮城県 仙台サンプラザホール2017年12月9日(土) 福島県 郡山市民文化センター 大ホール2017年12月14日(木) 神奈川県 パシフィコ横浜国立大ホール2017年12月16日(土) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール2017年12月17日(日) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール2017年12月23日(土・祝) 岡山県 岡山市民会館2017年12月24日(日) 広島県 上野学園ホール<追加公演>タイトル:米津玄師 2018 LIVE / Fogbound日程:2018年1月9日(火) & 10日(水)会場:日本武道館住所:東京都千代田区北の丸公園2−3<CD収録曲>1.ピースサイン2.Neighbourhood3.ゆめくいしょうじょ4.ピースサイン(Instrumental)<DVD収録内容>※ピース盤のみ「僕のヒーローアカデミア」ノンクレジットオープニングムービー≪CDパッケージ≫米津玄師 新シングル『ピースサイン』発売日:2017年6月21日(水)ピース盤(初回限定):CD+DVD+ピースリング 1,900円+税 ヒーロー盤(初回限定):CD+赤ジュエルケース+ヒロアカTCGカード 1,500円+税初回仕様限定/通常盤:CD only 1,200円+税
2017年05月25日オーストラリアのプレミアム スパークリングワイン「シャンドン ロゼ」から、米津智之がデザインした日本限定ボトル「シャンドン ロゼ CHANDON ROSÉ BY TOMOYUKI YONEZU 2018」が登場。2018年2月14日(水)より販売される。米津智之とは東京のカルチャーを世界に発信するクリエイティブユニット「EROTYKA TOKYO PARIS」のアートディレクターを務める米津智之。シャネル(CHANEL)やジバンシィ(Givenchy)のパルファム、シュウ ウエムラ(shu uemura)などインターナショナルなブランドとも数多くコラボレーションし、日本特有の美意識を極めたアート性の高い作品を生み出している。桜や椿、牡丹などを描いたデザインボトル2018年の花見シーズンを彩る日本限定ボトルのテーマは、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花」。桜だけではなく、椿、牡丹、月、鳥などを描き、早春から初夏にかけての日本の景色の移り変わりを表現している。スタイリッシュに描かれた和のモチーフが鮮やかなピンクに映え、華やかでドラマチックなボトルに仕上がっている。花見の時期にもぴったりの1本だ。ミッドタウンに期間限定ラウンジ3月16日(金)から4月15日(日)まで、六本木の東京ミッドタウンでは「シャンドン ブロッサム ラウンジ」がオープン。会場では、最新のデジタル技術を駆使した、これまでにない新しいスタイルのお花見を楽しめる。桜色のインスタレーションが展開され、日中は開花前から桜を感じることができ、夜はボトル前のグラスに乾杯すると華やかな光の演出が会場を彩る。さらに、“桜の蕾とスパークリングワインの弾ける泡”をイメージしたインスタレーション「Cheers Bottle」も登場。幻想的な雰囲気の中、米津智之氏が手がけたデザインボトルの「シャンドン ロゼ」とザ・リッツ・カールトン東京総料理長ティエリー・マーレーが監修したフードが堪能できる。【詳細】シャンドン ロゼ CHANDON ROSÉ BY TOMOYUKI YONEZU 2018発売日:2018年2月14日(水)販売店舗:業務店、高級小売専門店、百貨店など価格:3,200円+税※価格及びボトル内のスパークリングワインは、通常商品の「シャンドン ロゼ」と同じ内容。■シャンドン ブロッサム ラウンジ期間:3月16日(金)〜 4月15日(日) ※荒天中止時間:12:00〜20:00場所:東京ミッドタウン住所:東京都港区赤坂9-7-1席数:100席程度※予約不可【問い合わせ先】MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社TEL:03-5217-9733
2017年02月06日米津玄師がワンマンライブ「米津玄師 2017 LIVE / RESCUE」を2017年7月14日(金)・15日(土)、東京・国際フォーラムで開催することが決定した。初のホールワンマン、2daysライブとなる。映画『何者』の主題歌を中田ヤスタカと担当したり、映画化が決定している『3月のライオン』のアニメの主題歌を歌うなど、2016年は多岐にわたる才能を発揮した。精力的なライブ活動を経て、初のホールワンマンライブでどんなステージを披露してくれるのか、期待が高まる。本ツアーの最速先行抽選応募シリアルナンバーは2月15日(水)にリリースするニューシングル「orion」の初回生産分に封入される。先行申込期間は2月14日(火)12:00~2月19日(日)23:59まで。「orion」には、大切な人達との繋がりを星座のように結んで欲しいというメッセージが込められている。公開されたミュージックビデオは、タイトル「orion」の星座をモチーフとした電球がちりばめた屋内の世界から、ランドリーマシーンを通じて、星空のきらめく広大な海のシーンへと開けるクライマックスが圧巻の作品に。男女の思い出を、その時着ていた服という生活に密なモノに例え、星の動きをランドリーマシーンに結びつけたユニークな解釈となっている。後半部分に映し出される、真冬の海を背景にしたシーンの美しい。【公演概要】米津玄師 2017 LIVE / RESCUE日程:2017年7月14日(金) OPEN 18:00 / START 19:002017年7月15日(土) OPEN 17:00 / START 18:00会場:東京国際フォーラム ホールAチケット料金:5,000円(税込)チケット先行:2月15日発売シングル「orion」に、チケット最速先行抽選応募のシリアルナンバー封入 ※応募期間は、2月14日(火)12:00〜2月19日(日)23:59まで。■New Single『orion』発売日:2017年2月15日(水)価格:・オリオン盤(初回限定)CD+クリアシート+ハードカバー仕様 1,700円+税 / SRCL-9313・ライオン盤(初回限定)CD+DVD+紙ジャケット仕様 1,700円+税 / SRCL-9314~9315・通常盤 1,200円+税 / SRCL-9316
2017年01月31日建築家・藤田雄介による「11の戸(こ)と戸(と)」展が、10月21日から東京・南青山のプリズミックギャラリーで開催される。建築物において、開閉機能・仕切りの役目を持つ建具(=たてぐ)。藤田雄介は、場所を仕切りながらも同時に新たな関係性を作り出す建具を、“建築の本質を一つの要素で担うもの”として考え、独立して以来、設計した住宅の多くで重要な要素として扱ってきた。さらに、これまで住宅ごとに製作してきた建具を幅広く使ってもらうため、それぞれの家(=戸)のそれぞれの戸をデザインするための建具専門ストア「戸戸(こと)」を立ち上げている。同展では、「戸戸」の見本市として会場を構成。これまで設計した住宅から進行中のものまで、計11戸の写真や模型と実物の建具を展示する。戸と戸の二元的な設計から建築の新しい汎用性を提案する内容となっている。【展覧会情報】「11の戸(こ)と戸(と)」展会場:プリズミックギャラリー住所:東京都港区南青山4‐1‐9 秋元南青山ビル1階会期:10月21日~12月4日時間:平日 10:00~18:00、土日祝 13:00~18:00休廊日:11月16日入場無料
2016年10月20日■六本木、イセタンサローネでは「最高峰」を提案したい――6月10日からイセタンサローネTHE CORNER@ISETANでは、上質なギフトをテーマにしたセレクトでプロモーションを展開中です。どのような基準で、「THE」のアイテムをセレクトされたのでしょうか水野:僕は、イセタンサローネには、ものすごく高価なものがあってもいんじゃないかなと思ったんです。1個2,000万円くらいの花瓶とか。それは、ある種の美術館のようでもあり、ある人はそれを実際ポンポン買っていく。イセタンサローネに参画する意味を鑑みて商品をセレクトしました。六本木って、本当に東京の中心なんですよね。その東京の真ん中で、信頼されている百貨店である伊勢丹さんと僕たちが何をやるべきかを考えましたね。「THE」であると同時に、ある意味での「最高峰」のものをプレゼンテーションしたいなと考えました。実現できなかったものもありますが、保安上置ける範囲で最高峰のものを選んだつもりです。■イセタンサローネのデザインを手掛けた杉本博司と「THE」の共通項――イセタンサローネの内装は「アートとファッションの融合」をコンセプトに、杉本博司さんが手掛けています。屋久杉をはじめ、日本古来の素材や技法を活かした環境で「THE」を展開されていかがでしたか米津:初めて、開店時に「THE」の商品が並んでいる様を見て、杉本さんの手掛けられた美術館的な内装に置いても、「THE」のアイテムが見劣りしてなかったことが嬉しかったですね。自分たちのやってきたことに間違いはなかったと感じました。――アート作品は、シーズンで作られたものとは違って、半永久的にいいと思われたものが収蔵されていきます。水野さんが話されていた「定番とは長い流行」という話にも通ずるところがありますね。鈴木:杉本さんのアートは新しいものを作ろうとするよりも、今まで誰もが知っていたものを見えるようにするきっかけを提示してくれているように感じています。海をモノクロ写真に収めた「海景」もそうです。いままで知っていたけど、改めて見ることがなかった素材や技法に気づかせてくれるのが杉本さんのアートであり、今回のお店の特徴なのかもしれません。「THE」も新しいものを作ろうとしていない点で通ずるところがあると思いました。クリエイティブの考え方として、通ずる部分があるのではないかと思います。――杉本さんも「古くから良いとされているものは、一番新しいもの」という考え方を話されていました。そこが「THE」に繋がっていて、いい融合になっているのだと思います■一番プレゼントが入っていそうな袋を考えてみたら…――6月10日からは「THE」に新たなラインアップも加わるそうですね米津:今回はTHE KITCHEN CLOTHということで、パートナーとして中川政七商店の「花ふきん」とコラボレーションしています。水野:これは「THE」のオリジナルパッケージですね。中川さんは自分のところの商品なので、他に出したい訳ではないんですが、「『THE』だけで売るんだったらいいです」というお許しを頂いています。なんでそこまでして、僕がこれを売りたいのかというとTHE KITCHEN CLOTHと言えば、「花ふきん」の他にないからなんです。そして、THE KITCHEN CLOTHらしいパッケージってなんだろうと考えました。ふきんらしさとは何かを追及した結果生まれたのがこのパッケージなんです。――日本語と英語の表記にされた理由はなんでしょうか水野:一つはもちろん海外の人にも買って欲しいからです。もう一つは、明治から昭和初期にかけて、日本というのは一時横文字文化に振れた時があったんですよね。ふきんといえば『ブレードランナー』みたいだねという人はいなくて、昭和初期のあの懐かしい感じを思い浮かべる訳です。ふきんそのものらしさを感じるのがその時代だったんです。――6月10日からは、オリジナルのギフトパッケージもスタートするとか米津:イセタンサローネ内にTHE CORNER@ISETANを展開する時から、「GIFT」に特化した場所にしたいという話がありました。実は、15年4月のオープン時にもショッパーの在り方やギフトラッピングを考えようという話もあり、日本中の誰もが知っている伊勢丹チェックのショッパーに「THE SHOPPING BAG」とプリントするといったアイデアもありました。今回は自分たちの商品である「THE SHIRTS」のオックスフォード生地で作ったギフトバッグを展開します。水野:結局、どんな袋にプレゼントが入っていたら嬉しいか?と考えると、いかにもプレゼントが入ってそうな上質な包みとリボンが嬉しいんですよね。なので、一番プレゼントが入っているべき袋を考えた結果、袋に「PRESENT IS INSIDE」とデザインしました。――今後、「THE」で挑戦していきたいことは何でしょうか米津:「THE」はパートナーとして協業する企業と様々なジャンルの“THE”を共に考え、研究し、開発するブランドです。「THE」のコンセプトのいいところは、汎用性の高さ。どんな分野にも“THE”的な考え方で新しい視点があると思いますので、いろんな業態と取り組んでいきたいですね。自動車メーカーとTHE CARを手掛けてみたい、とよくメンバー内でも話しています。また、小売業としてのTHE SHOPの中に留まらず、飲食THE旅やTHE CAFEなど、旅行企画や飲食にも挑戦してみたいですね。1/2に戻る。
2015年06月10日モノが有り余る時代に生きる私達。本当に欲しいと思えるモノに出合えているだろうか。「これこそは」と呼べるモノ=THEを生み出していくこと、あらゆるプロダクトのスタンダードを更新し、定番の基準値を引き上げていくことを目指す「THE」の取組みについて、中心メンバーである4人に話を聞きました。クリエイティブディレクター good design company 代表/水野学。株式会社中川政七商店 代表取締役社長 十三代/中川淳。プロダクトデザイナー PRODUCT DESIGN CENTER代表/鈴木啓太。そして、THE株式会社 代表取締役社長/米津雄介。2011年、「THE」は市場に対するある問いからスタートしたといいます。■強すぎる差別化が引き起こした「市場のドーナツ化」――「これこそは」と呼べるもの=THEを始めた理由とは水野:70年代までは、ものづくりもテクノロジーが優先されていました。80年代以降は、テクノロジーがある一定水準を満たすようになり、そこで「差別化」という言葉に重きが置かれるようになりました。それが、2000年代になって、なお一層求められ、2010年代になると消費者が買うものがなくなってしまった。つまり、差別化の結果、消費者が本当に欲しいものがなくなってしまったんです。鈴木:確かに、プロダクトデザイナーとしてプロジェクトに関わる時も、企業からのオファーで「差別化」を求められることもあります。差別化が必ずしも良いものを生む訳ではないんです。差別化を求めると自分たちが本当に欲しいものから離れていくこともあります。水野:時を同じくして、NYでは“ノームコア”という流れが生まれました。文化レベルが同じであれば、世界中で同じような風潮が起きる。これが2010年代なんですよね。差別化を求め続けた結果、本当に欲しいものが市場になくなってしまっているこの状態を、僕は「市場のドーナツ化」と呼んでいます。このドーナツの穴の部分を、如何に消費者に食べてもらうかを考えて誕生したのが「THE」なんです。■いいモノは、ちゃんと伝えていかなくてはいけない中川:僕は、水野さんと(鈴木)啓太さんが準備を進めていた「THE」に途中から呼んでもらって参画しました。この話を聞いたとき2人と一緒に「THE」を作っていくことにすごく意味があると感じたんです。というのは、デザイナーがどれだけ素晴らしいものを作っても、その製品の魅力や背景の物語を、ちゃんとお客さんに届けないと続いていかないんです。そのためにするべきことの一番は、直接コミュニケーションをすることだと思います。だから、「THE」を始める時にも「まず、お店を持ちましょう」という話をしました。まだブランドを始めたばかりで、アイテムも2つか3つしかなかったのに、東京駅横にある商業施設「KITTE」にお店を作ることを提案しました。鈴木:早い段階でお店を持ったのは正解だったと思っています。自分達やスタッフがお客さまと直接コミュニケーションをする。これしかないっていうくらい、大切なことだと思います。お店は、人を介してお客さまにメッセージを伝えていく場ですね。■立つ歯ブラシが生まれた理由――これぞTHEというアイテムを作るときに気を付けていることはありますか鈴木:「THE TOOTH BRUSH by MISOKA」の例が分かり易いかもしれないですね。まず「歯ブラシとは何か」という問いからスタートします。歯ブラシの機能として、歯を磨くことという以外にも、乾かすという機能も求められている。みんな歯ブラシを乾かすために、歯ブラシスタンドに立てたりコップに立てたりしていますよね。これが証明していることは、歯ブラシをみんな立たせて乾かしたい。でも、これまれの歯ブラシは立っていない。じゃあ、歯ブラシには「立つ」という機能も求められるのではないか…という考えに至る訳です。必要な機能なはずなのに、市場にある商品では実現できていないことを実現させる。これが「THE」的モノ作りの手法の一つです。水野:僕は、鈴木啓太が作るものは「エモーショナル」と言われるものを「機能」に落とし込んでいるのが特徴的だと思っています。機能や背景をすごく優先させてデザインする人だなと。「THE」では、デザインの前に“THE”を構成する要素を研究している訳なんです。――“THE”の開発における5つの基準(形状・歴史・機能・素材・適価)の中に「歴史」がありますが、なぜ歴史なのでしょうか鈴木:歴史的観点というのはすごく考えていますね。歴史の中に“THE”を探しにいっているという感覚もあります。中川:ここで言う歴史というのは、古くからあればいいという訳ではないんですよね。消せるボールペン「フリクション」とかも、ボールペンの機能の未来を変えた“THE”日用使いのペンだと思いますし。確かに、時代の淘汰を経て残ってきたモノというのは、信用に至るものだと思います。でもそれが必ずしも“THE”になるマスト条件ではないと考えています。2/2に続く。
2015年06月10日