ヴィレッヂプロデュース2020 Series Another Style『浦島さん』『カチカチ山』が4日に初日開幕を迎え、福士蒼汰と宮野真守がコメントを寄せた。同作は、太宰治の小説『お伽草紙』を原案にした『浦島さん』『カチカチ山』の少人数芝居。演出は劇団☆新感線のいのうえひでのりが手掛け、福士主演『浦島さん』は倉持裕、宮野主演『カチカチ山』は青木豪が脚色。2022年に公演延期となったいのうえ歌舞伎『神州無頼街』でタッグを組む福士と宮野がこの企画に改めて共鳴し、主演することとなった。『浦島さん』の共演には、福士が『髑髏城の七人』Season月でも座組をともにした劇団☆新感線の羽野晶紀、粟根まことが決定。『カチカチ山』は、宮野と井上小百合の2人芝居となる。同作は全公演「PIA LIVE STREAM」にてライブ配信も行っている。○福士蒼汰 コメントたったいまゲネプロが終わりました。また開幕に向けて、気合いを入れなおしています! 本番でお客さんが実際に入って、自分がどこまでノッていくか、どう感じるかが未知数です。多少の緊張はありますが、楽しく、『浦島さん』の物語を表現したいです。誰もが知っている「浦島太郎」ですが、登場人物の個性がぶっ飛んでいて、とてもエネルギッシュです。社会性のあるメッセージも盛り込まれているので、そこも感じとっていただきたいです。エンターテインメントは、無くても生きていけるけど、舞台やドラマをやってほしいという皆様からの声があって、こうして上演することができます。皆様からの声が心からありがたいです。オンライン配信も行うのでそれを観て、また生の舞台を観に行きたいと思ってもらえる作品にしたいです。ぜひご覧ください!○宮野真守 コメント僕自身2人芝居はなかなか無い機会です。セリフ量や運動量がすごく、95分の濃密なエンターテインメントがつまっています。昨日、初日公演を迎えましたが、とても手ごたえを感じました。この勢いで、千秋楽まで向かっていきたいと思います。僕の衣装は、見ていただいた通りとても汚いです(笑)。こういう衣装でステージに出演するのは初めてです。皆様が知っている「カチカチ山」ですが、今回は太宰治の弟子の目線と解釈が加わっているので、ケレン味があり、少し屈折した部分が非常に面白いなと思っています。自分の欲望に対して、どのように向かい合って認めていくのか、心理的に深い部分もあります。福士くんと共演する予定だった『神州無頼街』が延期になり、くやしさがありますが、でもこの状況下だからこそ作り出せる、新しいエンターテインメントの形があるんだと実感しています。応援、よろしくお願いします!撮影:田中亜紀
2020年10月05日日本映画界の気鋭監督による野心的な企画と若い才能がタッグを組む映画実験レーベル「シネマラボ」のキックオフ会見及び、第1弾作品『ビューティフルドリーマー』の完成披露試写会が10月5日、都内で行われ、メガホンをとった本広克行監督、同レーベルに参加する押井守監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督が出席した。本広監督らが日本映画界に多大な影響を与えたATG(日本アート・シアター・ギルド)に着想を得て、発起した同レーベル。映画化の条件は「限られた制作予算」のみとし、映画監督が自ら企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出など、すべてのクリエイティブを自由に手がける“監督絶対主義”で映画を制作する。本広監督は「面白い作品が増えているインディーズと、数億円の製作費で作る僕らメジャー映画。その“中間”がないといけないと思った」とレーベル立ち上げの背景を説明。「監督だけではなく、俳優やスタッフを発掘し、フィーチャーしていきたい。続ける中で、多くの映画ファンに見ていただける、愛される企画になっていけば」と期待を寄せた。「日本映画は息苦しい。ちょっと風通しがいい場所を作りたい」と語るのは、『ビューティフルドリーマー』の原案も手がけた押井監督。「今、(日本映画の現場で)監督の意思で映画作りができるか言えば、それはほぼない。プロデューサーや製作委員会、タレントの事務所などが、映画作りを妨害しているとしか思えない……、という話があるらしいですし(笑)」と苦言を呈し、「企画の斬新さ以上に、監督自身の資質に対する挑戦であるべき。いろんな監督が撮るのが正しいし、撮りたい人はたくさんいるはず。やるからには、続けることに意味がある」と強い思いを語った。小中監督は同レーベルにて、初期の代表作である『星空のむこうの国』(1986)のセルフリメイクに着手すると明かし「今の自分に何ができるのか、チャレンジです」。また、「商業映画を初めて手がけるような若手にとって、ジュニアリーグみたいなどんどん世に出る場にもなれば」と可能性に言及していた。「錚々たる大先輩と一緒で、背筋がピンピンに伸びております」と挨拶した上田監督は、すでに同レーベルにて最新作『ポプラン』を撮り終えており、「本当に自由に撮らせてもらって、自分の想像以上に奇妙でおかしな映画になった」と早くも手応え。9年前から構想を練り、「自分がストックする企画の中でも、一番の問題作。以前なら、なかなかゴーサインが出なかった」というこん身の企画で、「自分のしたいこと、プラスしたくないことを試しながら、純度の高い映画作りができた」と振り返った。完成披露試写会には『ビューティフルドリーマー』に主演する小川紗良をはじめ、共演者の秋元才加、飯島寛騎、ヒロシエリが駆けつけた。大学の映画研究会を舞台に、“撮ろうとすると、必ず恐ろしいことが起こる”といわれる脚本の撮影を決めた映研部員たちが奮闘する本作。映画監督役を演じた新進女優の小川は、映画監督として長編デビュー作の公開も控えており、「監督役は自分にとって追体験だった」。そして「シネマラボが、若い世代や女性監督(の輩出)につながるものになれば、意味があると思う」と話していた。取材・文・写真:内田 涼『ビューティフルドリーマー』11月6日(金)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
2020年10月05日未曾有のエンタメ業界の変革期の中、本広克行監督、押井守監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督が参加する映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」が発足した。「Cinema Lab(シネマラボ)」は、参加監督たちが日本映画界に多大な影響を与えた通称ATGこと日本アート・シアター・ギルドに着想を得て発起した、監督の作家性を最大限に活かす“監督絶対主義”で映画を制作する映画の実験レーベルだ。映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。制作過程となる企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出などすべてのクリエイティブは監督が自由に手がける。『星空のむこうの国』 の小中監督は、「『監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂』と『商業映画』の幸福な融合ができればと考えています」とコメント。本広監督も「作家性のある作品が少なくなっている今、次世代の若者のクリエイターたちが撮りたいものを撮れる場を作れないか、というのをずっと思っていました。その土台に、押井監督、小中監督、上田監督をはじめ私達がなれればいいと思っています」と本レーベルにかける熱意を語っている。さらに第1弾作品として、本広監督による『ビューティフル・ドリーマー』を11月6日(金)にテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開することが決定した。本作は本広監督にとって2年半ぶりとなる実写映画。自身も所属した「映画研究会」を舞台に、映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちが“いわくつきの台本”を基に、映画製作に挑む過程を映し出す。監督としてメンバーをリードする主人公のサラに、朝ドラ『まんぷく』で話題となった新進女優・小川紗良。主人公を支える部員には、『HiGH&LOW THE WORST』『私がもててどうすんだ』の神尾楓珠、劇団ナイロン100℃所属の森田甘路、『あさひなぐ』『ドロステのはてに僕ら』の藤谷理子、札幌の劇団イレブンナイン出身のヒロシエリ、本作で映画デビューを果たす内田倭史が名を連ねる。さらに、斎藤工、秋元才加、瀧川英次、升毅といった個性豊かなキャストたちが、本人役で出演。今後も参加監督の新作が順次公開される予定なので、続報に期待したい。●映画レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」参加映画監督:・本広克行監督『踊る大捜査線』シリーズ・押井守監督『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』・小中和哉監督『星空のむこうの国』・上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』レーベルサイト: ●小中和哉監督コメント「映画ファンにとって、最大公約数的な大型商業映画だけでなく、意欲的、冒険的、個人的な限られた予算で制作された映画が見られることは大切なことだと思います。それが映画の裾野を広げ、テレビとは違う映画という文化を豊かにすることだと感じております。かつて日本映画にはそのような限られた予算で意欲的に制作された映画がありました。「ATG」(日本アート・シアター・ギルド)は「限られた予算」という条件と引き換えに自由を得た監督たちが勝負を挑む場として観客の注目を集めました。前衛や反体制、芸術という要素に映画ファンが興味を示した時代でした。オリジナルビデオという映画館にかからないビデオ用映画では、アクションややくざ、エロというジャンル映画が量産される中傑作が生まれましたし、ビデオ市場メイン、ミニシアター単館公開という図式で作家性の高いユニークな映画も生まれる余地がありました。しかしビデオが売れなくなり映画館での回収がメインとなった昨今、映画興行も映画制作も制限があると感じています。変化している時代に多様なジャンルの映画作品を届けるため、監督一個人ではなく、志のある映画監督が集まり、共同戦線を組み、ムーブメントを作り上げる必要を感じていました。バラバラに時々いい作品があっても、継続して一つのジャンルを作り上げないと、映画ファンには届きません。ATG映画、Vシネマに匹敵する新しいブランドが一つ存在しても良いと思うのです。そんなことを考えて本広さんや押井さんの賛同を得てシネマラボ企画は動き出しました。自主映画からスタートして商業映画に進出した大先輩・大林宣彦監督は生涯《映画監督》ではなく、《映画作家》と名乗っていました。商業主義に飲み込まれることなく、自主映画、アマチュア映画の心を忘れず、プロフェッショナルな監督ではなく、作家であろうとしてきました。今回の企画は、大型商業映画を撮ってきた押井、本広両監督は、初心に戻って個人の想いに忠実な自主映画のような作品を作ろうという気持ちがあるでしょうし、自主映画から商業映画へ活躍の場を広げた上田監督にとっては、自主映画の自由さを失わずに商業映画が撮れる場としての魅力を感じての参加だと思うのです。つまり、「監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂」と「商業映画」の幸福な融合ができればと考えています」。●本広克行監督コメントシネマラボというレーベルは、当初小中監督から「現代のATG」を作らないかという提案から始まりました。ラボ=実験。予算に制限がありながらも監督の作家性を最優先し、後世に残る作品を生み出す事を目的としたレーベルです。映画はオールドメディアであり、長い間その形を変えていません。それをどのような形で進化させるのかをいつも考えています。興行的には、厳しいかもしれません。でも、やらないと後世に残る映画は作れない。作家性のある作品が少なくなっている今、次世代の若者のクリエイターたちが撮りたいものを撮れる場を作れないか、というのをずっと思っていました。その土台に、押井監督、小中監督、上田監督をはじめ私達がなれればいいと思っています。その第一弾となったのが、「ビューティフルドリーマー」です。ずっと押井守監督と組んで実写を撮ってみたいと思っていました。今回の為に押井監督には「夢みる人」という原案となる本を書いてもらいました。当初は登場人物が軽音楽部だったのですが、それを私なりにアレンジして映画研究会にし、主演を小川紗良さんに演じてもらいました。小川さんは実際に大学で映画研究会に入って作品を作っていて、自然と出る演出する言葉を知っているのと、信じた事に周りを巻き込んで猛進して行きそうな強い眼差しが今回の主演に絶対に必要な人でした。全ての映像作品を作っていてずっと思っていた事があります。今や当たり前のように作品の中だけで交わされる省略された無駄のない台詞を、演者から出るリアルな話し言葉を使って作品を作れないか。今では機材の性能が上がっていて、昔は録音できなかった台詞も今だからできる方法があります。急に違う作り方をすると観ている人は拒否反応がある事を知っていながらも、このシネマラボで自分なりの「実験」として、エチュードという形で映画の中の台詞をリアルに演出させてもらいました。是非この不思議な映画を、多くの人に色々な感情で楽しんでもらえればと思います。●『ビューティフル ドリーマー』主演・小川紗良コメント大学時代、サークルで映画を撮っていた私にとっては、あの頃を追体験するような日々でした。映画サークルって、色々な珍事件が起きるんですよ。データが飛んだり、お金が尽きたり、機材が壊れたり、しょうもないことで喧嘩したり、色恋沙汰がもつれたり。それでも映画を撮りたい気持ちは突っ走って、かぐや姫もドン引きな無理難題を言ってみたり。部室には余計なものがいっぱいあって、3留くらいしてる先輩が昼寝してる。”伝説のOB”はいつまでもサークルにはびこって、ああだこうだと言ってくる。本当に、映画サークルって変。それでも、サークル活動や映画撮影の在り方が変わり果ててしまった今となっては、あの変な日々も懐かしく思えたり。2020年、思いがけずこの映画は「癒し」になるかもしれません。人と人との距離の近さが生む珍事件たちに、ぜひ心をふっと緩ませてみてください。夢みる人、そしてかつて夢みた人に、届きますように。『ビューティフル ドリーマー』11月6日(金)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開
2020年08月12日本広克行監督、押井守監督、小中和哉監督、そして上田慎一郎監督が参加する映画実験レーベル「Cinema Lab」(シネマラボ)が発足。同レーベル第1弾作品として、本広監督作『ビューティフル・ドリーマー』が公開されることが決定。主演には小川紗良を迎えた。条件は「限られた制作予算」のみ!“監督絶対主義”で映画を製作Cinema Labは、参加監督たちが日本映画界に多大な影響を与えたATGこと日本アート・シアター・ギルドに着想を得て発起した、監督の作家性を最大限に活かす“監督絶対主義”で映画を製作する映画の実験レーベル。参加監督は、「踊る大捜査線」シリーズや『亜人』の本広監督、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井監督、「ウルトラシリーズ」や「いいね!光源氏くん」の小中監督、そして『カメラを止めるな!』の上田監督。映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。映画は、製作過程となる企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出など全てのクリエイティブは監督が自由に手掛けた作品を公開。日本映画界に少し違う角度から光を照らし、映画を好きになってもらうこと、映画の魅力を再発見すること、次世代の映画監督を発掘することなど、日本映画界に貢献することを目指していくという。第1弾は本広克行監督×原案・押井守監督!新レーベルの第1弾は、本広監督にとって2年半ぶりの実写映画。今回、題材に選んだのは、監督自身も所属した「映画研究会」。映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちが挑む“いわくつきの台本”を映画化するというストーリー。新たな試みとして完全な脚本を用いず、おおよその筋だけを立て、現場で俳優や監督が口頭の打ち合わせで芝居をまとめる“口立て”を用いた手法で演出する。原案は、押井監督の「夢見る人」。連続テレビ小説「まんぷく」で注目を集めた小川紗良が、監督としてメンバーをリードする主人公のサラ役で主演。カメラ担当でサラを支えるカミオ役を神尾楓珠。助監督兼雑用係として奮闘するモリタ役を森田甘路。プロデューサーのリコ役を藤谷理子。メイク担当のシエリ役をヒロシエリ。録音担当のウチダ役を内田倭史。OBとしてメンバーを支えるタクミ役を斎藤工。確かな演技力で撮影に貢献するサヤカ役を秋元才加。そして、瀧川英次と升毅が本人役で出演する。本広監督「映画の中の台詞をリアルに」映画について本広監督は「ずっと押井守監督と組んで実写を撮ってみたいと思っていました。今回の為に押井監督には『夢みる人』という原案となる本を書いてもらいました。当初は登場人物が軽音楽部だったのですが、それを私なりにアレンジして映画研究会に」と語り、「全ての映像作品を作っていてずっと思っていた事があります。今や当たり前のように作品の中だけで交わされる省略された無駄のない台詞を、演者から出るリアルな話し言葉を使って作品を作れないか。今では機材の性能が上がっていて、昔は録音できなかった台詞も今だからできる方法があります。急に違う作り方をすると観ている人は拒否反応がある事を知っていながらも、このシネマラボで自分なりの『実験』として、エチュードという形で映画の中の台詞をリアルに演出させてもらいました。是非この不思議な映画を、多くの人に色々な感情で楽しんでもらえればと思います」と新たな試みについて話した。また主演の小川さんは「大学時代、サークルで映画を撮っていた私にとっては、あの頃を追体験するような日々でした。映画サークルって、色々な珍事件が起きるんですよ。データが飛んだり、お金が尽きたり、機材が壊れたり、しょうもないことで喧嘩したり、色恋沙汰がもつれたり。それでも映画を撮りたい気持ちは突っ走って、かぐや姫もドン引きな無理難題を言ってみたり。部室には余計なものがいっぱいあって、3留くらいしてる先輩が昼寝してる。”伝説のOB”はいつまでもサークルにはびこって、ああだこうだと言ってくる。本当に、映画サークルって変」とふり返り、「思いがけずこの映画は『癒し』になるかもしれません」とコメントしている。『ビューティフル・ドリーマー』は11月6日(金)よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ビューティフル・ドリーマー 2020年11月6日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開(C) 2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会
2020年08月12日人気声優・宮野真守が主演を務めるドラマ「U.F.O.たべタイムリープ」が、7月14日(火)12時よりYouTube LIVEにて配信されることが分かった。今回配信が決定したドラマは、焼きそばを食べようとするたびに様々な邪魔が入って食べることができないという場面を何度も繰り返す、タイムリープに翻弄される男の悲劇を描く、劇団「ヨーロッパ企画」の脚本・演出による作品。主演を務めるのは、声優だけでなく、歌手、俳優などマルチに活躍する宮野さん。今回、宮野さん演じる会社員が、お昼休みに焼きそばを食べようとお湯を注ぎ待っていると、突然、目の前に上司が現れる。上司のせいで食べられなかった彼は、なんと食べる前、過去にタイムリープしてしまう。その後も部下、ゾンビなど、予測不能な存在に邪魔をされ続ける…。本作は、ワンカメラの長回しで収録したドラマ作品。撮影では、宮野さんをはじめとした出演者と撮影クルーが息の合った動きを繰り広げ、ほとんどのカットが一発OK。宮野さんは、カメラが回っていないところでも共演者と談笑するなど積極的にコミュニケーションをとっており、緊張感に包まれた現場の空気もいつの間にか和やかなムードに変わっていったという。宮野さんは「僕らしさ全開で挑みました!声優の僕とはまた違う一面を楽しんでもらえればと思います!」と呼びかけ、ヨーロッパ企画代表の上田誠は「予期せぬ焼そばの食べられなさはタイムリープに値するでしょう。『3分』をテーマにしたタイムリープ焼そばSFができました」とコメントを寄せている。「U.F.O.たべタイムリープ」は7月14日(火)12時~YouTube LIVE(「日清食品グループ公式チャンネル」)にて配信。(cinemacafe.net)
2020年07月08日スタジオ地図・細田守監督作品とコラボレーションしたテーマパーク「SUMMER WARS EXPERIENCE PARK in よみうりランド」が、よみうりランドに誕生。細田守監督作品コラボテーマパークアニメーション映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』などを手掛ける、スタジオ地図。今回、映画『サマーウォーズ』劇場公開10周年を記念して、細田守監督作品とコラボレーションした特別イベントがよみうりランドで限定開催される。スタジオ作品コラボアトラクション&限定フード『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』5作品とコラボレーションしたエリアが限定オープン。“新たな体験”をテーマににしたアトラクションが10種類楽しめるほか、各エリアごとにイベント限定フードメニューが登場する。さらに4月3日(金)からは、「サマーウォーズ公開10周年記念特別展」を実施。このイベントでしか見られない特別映像の公開や未公開展示作品を含む展示を行う予定だ。なお、展示内容、アトラクションやグッズなどの詳細は3月上旬に発表予定。特別ノベルティがついた前売券も販売される予定だ。【詳細】SUMMER WARS EXPERIENCE PARK in よみうりランド開催期間:2020年3月20日(金・祝)~6月7日(日)※当初、2020年3月20日(金・祝)~6月7日(日)の開催を予定していたが延期。開催期間は、決まり次第発表。場所:よみうりランド住所:東京都稲城市矢野口4015-1
2020年02月28日第92回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされたフランス映画『レ・ミゼラブル』のプレミア試写会が2月17日(月)、都内で行われ、2度目の来日を果たしたラジ・リ監督が出席。さらに本作に感銘を受けたという細田守監督が駆けつけた。長編デビュー作で、いきなりアカデミー賞候補に!「幸運であり光栄」ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」で知られ、現在は犯罪多発エリアとなったパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、犯罪防止班に配属された刑事の視点から、現代社会に潜む闇を描いた。ある少年が引き起こした事件によって、同地で対立する複数の犯罪グループが、かつてない緊張状態に陥る…。ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』がパルム・ドールに輝いた第72回カンヌ国際映画祭(2019年)で審査員賞を受賞している。先日のオスカー授賞式にも出席したラジ・リ監督は「自分にとって初めての長編作品でノミネートされたのは幸運であり光栄なこと。たくさんの人たちの目に触れるチャンスを得られますから」と喜びのコメント。昨年、同じくアカデミー賞の授賞式に参加している細田監督は「今年は作品賞も、国際長編映画賞も良い作品がいっぱいで充実していた。そのうちの1本が間違いなく『レ・ミゼラブル』だった」と太鼓判を押していた。細田守監督「僕らがどうするべきか突きつけてくる」モンフェルメイユで生まれ育ったラジ・リ監督は、本作を作る上で「ここに暮らす子どもたちの未来はどうなるんだろうという思いが強かった」そうで、「実際、健全に機能していない社会で、最初に犠牲になるのは子どもだから、社会や教育がいかにあるべきか考えている。それに僕自身が10歳の頃、警察から職務質問を受けた記憶も根強く残っている」とも。映画には、現地に暮らす演技経験ゼロの子どもたちを起用し「すばらしい演技を見せてくれて、誇りに思っている」と胸を張った。細田監督は「子どもたちの存在がカギを握る点は、僕の作品と共通している」と分析し、「社会派の作品で、ここまで子どもたちのリアリティを描いた作品はあまりないはず。それがとても感動したところ。僕らがどうするべきか突きつけてくる」。また、ハードな中にコミカルな要素を含む作風について「(北野武監督の)『その男、凶暴につき』を思い出したり、いろいろな切り口で楽しめる。観終われば、タイトルも腑に落ちる」と語ると、ラジ・リ監督も大いにうなずいていた。『レ・ミゼラブル』は2月28日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レ・ミゼラブル(2020) 2020年2月28日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS
2020年02月17日細田守監督による映画『サマーウォーズ』のフィルムコンサートが、2020年6月6日(土)に東京・渋谷のBunkamura オーチャードホールにて開催予定だったが中止となった。映画『サマーウォーズ』本編をオーケストラの生演奏と共に上映映画『サマーウォーズ』公開10周年プロジェクト《UP DATE》のフィナーレを飾る本イベントは、巨大スクリーンに上映される映画本編を、電子楽器とフルオーケストラによる生演奏と共に鑑賞するエンタテインメント・コンサート。作中のセリフや効果音はそのままに、音楽パートを国内屈指の名門オーケストラとして知られる東京フィルハーモニー交響楽団と、同作の音楽を担当した作曲家・松本晃彦が演奏。大迫力の生演奏で「仮想世界OZ」と「現実世界」の楽曲の数々をステージ上で完全再現する。豪華特典付きチケットチケットは特典付き指定席と一般指定席の2種類で発売。前者には、描き下ろしイラストがプリントされたトートバッグのプレゼントに加えて、コンサートのエンドロールにチケット購入者の名前が掲載(希望者のみ)されるという豪華特典付きだ。開催概要<開催中止>映画『サマーウォーズ』フィルムコンサート開催日:2020年6月6日(土)時間:昼公演 開場12:45/開演13:30、夜公演 開場17:45/開演18:30会場:東京渋谷・Bunkamura オーチャードホール※チケットは払い戻し対応。詳細は公式HPにて確認。
2020年02月09日オンラインブックショップ、フロットサムブックス(flotsam books)が2020年1月11日に実店舗をオープンした。場所は、東京・代田橋。オープン後数日してTwitterにポストされた突然の告知に、驚きと歓喜の声をあげた人も多いのではないだろうか?ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、突然だけど雑に実店舗始めました。 pic.twitter.com/liPXDu1uRr— flotsambooks (@flotsambooks) January 14, 2020ファッション、写真集、アート系のジャンルを中心に、ビジュアルブックを専門に扱う唯一無二のオンライン書店、flotsam booksを営む店主の小林孝行。その活動はオンラインでの書籍販売に止まらず、「TOKYO ART BOOK FAIR」への出店、伊勢丹新宿店やJOURNAL STANDARD relume表参道店などでのポップアップ、今はなき原宿VACANTでの「写真集飲み会」、写真集に特化した新しいアートブックフェア「Photobook JP」、トゥエルブブックス(twelvebooks)と共同主催で行う「Offline Art Book Shop」といったイベントの開催、さらにはオフィスの書棚のための選書など多岐にわたり、業界問わず多くのファンを持つ。そんな待望のflotsam booksリアル店舗にてオープンから間も無く、2月15日より第一回目となるイベント「aki moris books in flotsam books」が開催される。「aki moris books」とは、グラフィックデザイナー・守先正の将来的な構想の中にある書店。装丁デザインを手がけ、自身も本愛好家である守先さんはflotsam booksの古くからの顧客であり、ある時flotsam booksへ蔵書の買取を依頼した際に「将来的に自身でオンライン古書店をやりたい」と話し、その後小林さんから「実際に限定のリアル古書店を作ってみませんか? 」と提案。このポップアップが実現することとなった。“よく行く古本屋の棚が急に充実することがある。たまに立ち寄る古本屋のラインアップが急に自分好みに変わることがある。自分に似たどこかの本好きの誰かが手放したのかもしれないし、亡くなった方の本を遺族が処分したのかもしれない。古本屋の棚はそんな名も知らない誰かの物語をひっそりと引き継いでいる。”期間中は、一人の本好き、守先正の本にフォーカスし、本屋の中にもうひとつの本屋が作られる。【イベント情報】POP-UP SHOP: aki moris books in flotsam books会期:2月15日〜24日会場:flotsam books住所:東京都杉並区和泉1-10-7時間:15:00〜21:00入場無料URL:
2020年02月08日2019年に公開から10周年を迎え、ずっと愛され続けてきた細田守監督映画『サマーウォーズ』。この度、本作の4DX版が2020年1月17日(金)に公開されることが分かった。神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月らが声優を務め、スタジオ地図・細田監督の初のオリジナル長編映画となった本作は、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞のほか、ロカルノ映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭、ベルリン国際映画祭など海外でも上映。また劇場公開後も、「金曜ロードSHOW!」でTV放送される度に話題となっている。そんな本作が2009年の劇場公開から10年を迎え、10周年プロジェクトを≪UPDATE≫と題し、様々なイベントが実施中。上映が決定した最新劇場上映システム「4DX」は、座席が作品中のシーンと完璧に連動し、動きや風、ミスト、香りなどの各種演出効果が搭載。本作4DX版では、現実の世界で巻き起こる事件、“仮想世界OZ”の浮遊感、バトルシーンなどがリアルに体感することができるようになるという。さらに公開決定と同時に、劇中のアバターたちが勢ぞろいした4DX版ポスタービジュアルと予告編も到着した。『サマーウォーズ4DX』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS
2019年11月28日上白石萌歌が主演を務める映画『子供はわかってあげない』の公開が決定。相手役は、『町田くんの世界』にて主演に大抜擢され話題となった細田佳央太が務める。現在製作中だという本作は、「マンガ大賞2015」で第2位にランクインした田島列島の長編デビュー作。夏休みを控えたある日、高校2年の美波は水泳部の練習中にちょっと変わった書道部員のもじくんと学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる…。主人公・美波を演じるのは、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」『羊と鋼の森』など話題作に出演、adieu名義で本格的に音楽活動もスタートさせ活動の幅を広げる上白石さん。相手役の門司昭平を、超新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』主演に大抜擢された細田さんが演じる。監督は『南極料理人』「火花」の沖田修一が務める。上白石さんは「かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美がどんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです」と念願の沖田監督作品への参加をふり返る。また「細田佳央太さんはお芝居をするうえで一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです」と明かし、「10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります」と語っており、7月から8月にかけて約1か月の撮影は、彼女にとって特別な夏になったという。一方、細田さんは「上白石さんにもお芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの二人芝居では、目のお芝居に感化されました。高校最後の夏に沖田組での撮影に参加させて頂けたこと、素敵な共演者・スタッフの方々・作品に巡り会えたこと、全てに感謝です」とコメントしている。『子供はわかってあげない』は2020年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年11月11日女優の上白石萌歌が、映画『子供はわかってあげない』(2020年初夏公開)に主演することが11日、明らかになった。 細田佳央太が相手役を務める。同作は「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島による長編デビュー作の実写化作品。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくん(細田)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。主人公の美波を演じるのは上白石は、第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリに輝き、『義母と娘のブルース』で注目を集める。『未来のミライ』では主人公の男の子役で声優に初挑戦し、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(19)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19)など話題作に出演。引っぱりだこの上白石が、7月から8月にかけて約1カ月の撮影に挑み、特別な夏を過ごした。相手役の細田は、超新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』主演に大抜擢され話題を呼んだ。本作では沖田修一監督とタッグを組み、日本映画を代表する監督たちの起用が続く。『南極料理人』『横道世之介』など、手がけた作品たちが愛され続ける沖田監督は、山崎努・樹木希林が演じる円熟の夫婦を描いた『モリのいる場所』から一転、以前から熱望していたテーマのひとつである“高校生の青春”に挑む。○上白石萌歌 コメントかねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美がどんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです。そして、共演の細田佳央太さんはお芝居をするうえで一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです。10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります。○細田佳央太 コメント沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことが出来ました。沖田組の明るく、笑いが絶えない雰囲気が、自然と原作の世界観に寄っていったのだと思います。?上白石さんにもお芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの二人芝居では、目のお芝居に感化されました。?高校最後の夏に沖田組での撮影に参加させて頂けたこと、素敵な共演者・スタッフの方々・作品に巡り会えたこと、全てに感謝です。○沖田修一監督 コメント何気なく手にして読んだ、好きな原作でした。田島列島さんの描かれた、独特のユーモアのようなものを、映画にするのが、難しそうでしたが、それ以上に楽しそうで、挑戦してみることにしました。美波を探す中で、上白石さんに会いました。自分の映画の雰囲気に、とても似合いそうだと思いました。素朴な可愛らしさがあって、映画のために身体を張ってくれる強さもありました。あと、すごい泳げました。細田くんは、驚くほどに純粋な青年で、今時珍しいくらいでした。この二人と一緒に、映画を作れる喜びを感じながら、一夏の撮影をさせてもらいました?○田島列島 コメントこの度『子供はわかってあげない』が実写映画化という事で、漫画・映画好きの心の中に常にある漫画の実写映画化どないやねん問題ですが、あの沖田修一監督が撮ってくださるということで、私、イチ邦画ファンとしましても大変出来上がりが楽しみな作品です。私の漫画を大切に思ってくださる方にも楽しみにして頂けたら嬉しいです。
2019年11月11日『時をかける少女』『サマーウォーズ』など細田守監督のもとで助監督を務め、2017年『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール‐』をヒットに導いた伊藤智彦監督の劇場版最新作『HELLO WORLD』。9月11日(水)、2027年の京都を舞台にした本作にちなみ、レッドカーペットイベントに続いて、東本願寺400年の歴史“史上初”となる野外上映会が実施され、サプライズで和装姿の北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が登壇した。京都・東本願寺にて公道を封鎖して行われたレッドカーペットアライバル(全長110メートル)は、降りしきる雨の中、集まった1,500人のために特別にマスコミ以外の一般客にも写真撮影が許され、大盛り上がり。松坂さんから「皆さんの興奮が伝わっているのか、先程から匠海くんの汗が止まらなくて…」と振られると、レッドカーペット上からしきりに汗をぬぐっていた北村さんは「雨が降っているので涼しいはずなのですが、皆さんの熱気で汗が止まらん!!」と応じるひと幕も。また、浜辺さんは「映画に出てくるシーンの中で『鴨川デルタ』が印象的なのですが、京都の代表的なデートスポットで、皆さん等間隔に座るというのを聞いたので、是非その中に混ざりたいなと思いました」と明かしていた。その後、京都タワーを背景に、東本願寺境内に設置した縦5,5m×横10mの巨大スクリーンにて初めての野外上映会が実施された。上映後、北村さん、松坂さん、浜辺さんの突然のサプライズ登場に歓喜の悲鳴が上がる中、それぞれに雨の中に集まってくれたことを心配しつつも、用意した1,500席を埋め尽くす観客に興奮を隠せない様子でトークに花を咲かせた。その光景に、北村さんは「感無量です。僕自身もこんなに大きなイベントは中々経験できないことで、それがはじめて声優をやらせて頂いた『HELLO WORLD』だというのが本当に嬉しくて、もっともっと多くの方々にこの作品を観て頂けるよう、より一層頑張ろうと思いました」とコメント。また、今回苦労した点については、「台本に『うひぃ』というセリフがあるんですけど、普段自分が出さない声は大変でした。でも、色々なシーンで『うひぃ』が登場するのでたくさん録ったのですが、完成したのを見たら、それがたった一つになっていて、実はやっていて全然『うひぃ』に自信がなかったので助かりました(笑)」と、胸をなでおろした(?)よう。一方、松坂さんは、「今回収録がプレスコという、我々が声を入れる時に画が無い状態だったのですが、台本のト書きやセリフ、監督の言葉を頼りにして想像して声を入れていくのがとても苦労しました」と告白。「生身のお芝居と違う部分としては、相手が何か衝撃的なことを言ったときの返しのリアクションとして『っあ』みたいな声を入れるのですが、今までそういった描写の入ったアニメを違和感なく見ていた身としては『なるほど…ここで声が必要なんだ』と勉強になりました」と、しみじみとふり返っていた。『HELLO WORLD』は9月20日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HELLO WORLD 2019年9月20日より全国東宝系にて公開©2019「HELLO WORLD」製作委員会
2019年09月12日東京国立近代美術館にて10月6日(日)まで開催中の『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』。同展のスペシャルトークイベントが8月3日に同会場にて行われ、ゲストとしてアニメーション映画監督の細田守、聞き手としてフリーアナウンサーの宇垣美里が登壇した。【チケット情報はこちら】『火垂るの墓』などで知られ、2018年4月に永眠したアニメーション映画監督・高畑勲。その功績をたどる回顧展では、制作ノートや絵コンテなど1,000点以上の資料が展示され、アニメーションの革新に挑み続けた高畑の監督・演出家人生に迫っている。好きな高畑作品に『かぐや姫の物語』を挙げた宇垣は「監督から“受け止め方はあなたの自由”と言われている気がして、人によって異なる感想を聞くのも楽しい」と語る。この言葉に、細田は「つまり“客観性”ですね」と反応。「主人公がどんな状況に置かれているかを観客に考えさせるのが、高畑さんの演出。登場人物に感情移入させることだけが映画じゃない」と昨今の“共感”をベースに感動を生む風潮とは対極にある高畑流・映画づくりの特徴を強調した。90分にわたるイベント中、細田のボルテージが特に上がったのは『セロ弾きのゴーシュ』の美術に話題が及んだ瞬間。椋尾篁の手がけた背景をスクリーンに映し出しながら、「美術がそのまま作品の世界観になっている」と類型的でない緻密な“画”の魅力に言及する。CGを多用するアニメーション作品と比較しつつ、「実写に近づくことがリアルなのではなく、“画”だからこそリアルに伝わる感動があるんです。それを引き出した高畑さんも素晴らしい!」と熱弁をふるった。また細田は、自身の監督作『未来のミライ』がカンヌ国際映画祭の監督週間に選出された際のエピソードを紹介。高畑の訃報とタイミングが重なり、彼の逝去は日本のアニメにどう影響を及ぼすか──という現地報道陣の質問に「監督が追求していた作品テーマや表現方法、問題意識を誰かが引き継がなければ」と答えたという。イベント後、取材に応じた細田に、このエピソードを受けて高畑のどんな要素を自身の作品に継承していこうと考えているか──と聞いてみた。すると「さまざまな試行錯誤を重ね、アニメーションの可能性を広げていくことです」と即答。これまで発表した作品では『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』『未来のミライ』が実験的要素の強い作品だったと述懐し、「高畑監督からバトンを受け取り、今後も映画芸術に貢献できれば」と覚悟を覗かせた。取材・文:岡山朋代■「高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの」会期:開催中~10月6日(日)会場:東京国立近代美術館(東京都)
2019年08月16日エクストララージ(XLARGE)と細田守監督映画『サマーウォーズ』のコラボレーションアイテムが登場。2019年8月1日(木)より、国内のXLARGEおよびXLARGE/X-girl全店舗にて発売される。今回のコラボレーションは、2009年8月1日に公開された映画『サマーウォーズ』の10周年を記念して実施。劇中に登場するキャラクターや世界をモチーフにしたアイテム計5型をラインナップする。Tシャツは、主人公の“篠原夏希”をはじめ、人気キャラクター“キングカズマ”や“ラブマシーン”を描いた3種が登場。キャラクターたちとXLARGEのロゴを合わせて配し、コラボレーションならではのアイコニックな1枚に仕上げた。なお、各種3色のカラーで展開する。また、物語の舞台となる仮想世界“OZ”のグラフィックを総柄であしらったシャツとハットにも注目。カラフルで鮮やかなルックスのシャツは夏のコーディネートの主役として、ハットは目を惹くワンポイントアイテムとして活躍してくれそうだ。【詳細】XLARGE×映画『サマーウォーズ』発売日:2019年8月1日(木)販売店舗:国内のXLARGEおよびXLARGE/X-girl全店舗<アイテム詳細>・Tシャツ価格:各5,500円+税カラー:篠原夏希 ホワイト/ブラック/バーガンディ、キングカズマ ホワイト/ブラック/ピンク、ラブマシーン ホワイト/ブラック/オレンジサイズ:S/M/L/XL・シャツ価格:14,000円+税カラー;ホワイトサイズ:S/M/L/XL・ハット価格:6,500円+税カラー:ホワイトサイズ:M/L
2019年07月25日7月19日(金)今夜の「金曜ロードSHOW!」はスタジオ地図の細田守監督作品連続放送企画第2弾として、2009年に公開された『サマーウォーズ』を初の本編ノーカット放送でお届けする。本作は先週放送された『未来のミライ』をはじめ『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』など数々の名作を世に送り出してきた細田監督の初完全オリジナル作品。数学オリンピックの日本代表をあと一歩のところで逃した数学好きの高校生・小磯健二は、買い物から行政手続きまであらゆることができる仮想世界「OZ」のメンテナンスのアルバイトで夏休みを過ごすことに。そんなある日、憧れの先輩・篠原夏希から一緒に田舎に帰ってフィアンセのふりをしてほしいと頼まれ、長野県上田市にある夏希の実家に向かう。親戚一同が集まった席で夏希は健二をフィアンセだと紹介。健二はうろたえながらもフィアンセのふりをする。その頃「OZ」が何者かによって荒らされ、その影響が現実社会にも及び各所で大混乱が勃発。しかも健二のアカウントが乗っ取られシステムに障害が発生したせいで、健二は容疑者として疑われることになってしまう…というのが本作のストーリー。主人公の小磯健二の声優には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『フォルトゥナの瞳』などの映画から「集団左遷!!」といったドラマまで俳優として活躍すると同時に、邦画興収歴代1位に輝く『千と千尋の神隠し』と同2位を誇る『君の名は。』の両作に出演するなど声優としても数々の出演作を誇る神木隆之介。ヒロイン・篠原夏希には『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』『焼肉ドラゴン』などのほか、声優としては『ドットハック セカイの向こうに』にも出演している桜庭ななみ。また細田監督のアニメ版『時をかける少女』(2006)で主演を務め、本作の翌年公開された実写版『時をかける少女』(2010)でもヒロイン役を演じた仲里依紗も声優として出演しているほか、さらに谷村美月、横川貴大、斎藤歩、永井一郎、中村正、富司純子らも共演している。なお今夜も「データ放送特別企画」を実施。作品にまつわるマル秘情報や裏話などを紹介する「シーンガイド」企画などこちらも魅力的なコンテンツを楽しめるので是非チェックしてみて。金曜ロードSHOW!『サマーウォーズ』は7月19日(金)21時~日本テレビ系にて本編ノーカット放送。(笠緒)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS
2019年07月19日「金曜ロードSHOW!」ではスタジオ地図による細田守監督作の2週連続放送を実施。1週目となる7月12日(金)今夜は昨年公開され大ヒット、世界各国で絶賛された『未来のミライ』を本編ノーカットで地上波初放送する。東映アニメーションで『デジモンアドベンチャー』などを手掛けた後独立、『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などの作品を手掛けてきた細田監督が、生まれてきたばかりの妹にかかりきりになる両親に戸惑う4歳の男の子くんちゃんと、未来からやってきたミライちゃんがめぐる物語を描いた本作。アジア初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネート、第91回米国アカデミー賞では長編映画アニメーション部門にノミネート、アニー賞では日本人監督初となる長編インディペンデント作品賞を受賞したほか、第42回日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞に輝くなど国内外で高く評価された。とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃんに、生まれたばかりの妹がやってくる。妹に両親の愛情を奪われ、寂しさいっぱいのくんちゃん――。そんな時、くんちゃんは家の庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女と出会う。彼女は未来からやってきた妹・ミライちゃんだった。ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?ミライちゃんがやってきた本当の理由とは…という物語。くんちゃんの声優には『羊と鋼の森』「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などの上白石萌歌をはじめ、『日日是好日』「獣になれない私たち」などに出演、2作の細田監督作に声優として出演している黒木華、「逃げるは恥だが役に立つ」、大河ドラマ「いだてん」などの星野源、『翔んで埼玉』「dele」などのほかこちらも細田作品出演経験がある麻生久美子、『三度目の殺人』「集団左遷!!」の福山雅治といったメンバーが揃った。また今回は「データ放送特別企画」も行われ、作品にまつわるマル秘情報や裏話などを紹介する「シーンガイド」企画や特別企画が実施される。金曜ロードSHOW!『未来のミライ』は7月12日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。次週7月19日(金)は『サマーウォーズ』をオンエア。(笠緒)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年07月12日金曜ロードSHOW!で放送を予定していた『サマーウォーズ』と『未来のミライ』の放送日が変更になったことが分かった。先日6月21日、2週連続で細田守監督作品を放送することが発表され、その際は第1弾として『サマーウォーズ』が7月12日(金)、第2弾の『未来のミライ』が7月19日(金)となっていた。しかし今回、<第1弾として7月12日(金)に『未来のミライ』>、<第2弾7月19日(金)に『サマーウォーズ』>へと放送スケジュールが変更になった。本編ノーカットで地上波初放送する細田監督最新作『未来のミライ』は、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートをはじめ、カンヌ国際映画祭・監督週間に選出、ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネートなど世界中の映画賞や映画祭で高い評価を得た作品。上白石萌歌、黒木華をはじめ、星野源、福山雅治ら豪華俳優陣がキャラクターの声を務めている。そして、いまや夏の風物詩と言っても過言ではない2009年公開の『サマーウォーズ』。ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族と共に、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう物語を、今回初の本編ノーカットで放送する。金曜ロードSHOW!『未来のミライ』は7月12日(金)21時~日本テレビ系にて放送。※地上波初放送・本編ノーカット金曜ロードSHOW!『サマーウォーズ』は7月19日(金)21時~日本テレビ系にて放送。※放送枠20分拡大・本編ノーカット(cinemacafe.net)
2019年06月28日「金曜ロードSHOW!」では、スタジオ地図が贈る細田守監督作品を7月12日(金)から2週連続放送。第1弾は『サマーウォーズ』、第2弾は『未来のミライ』を本編ノーカットで放送する。■『サマーウォーズ』(2009)7月12日(金)本編ノーカット放送7月12日(金)は、公開10周年を記念し『サマーウォーズ』を初の本編ノーカットで放送。ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族とともに、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう壮大な感動物語。作中では「ネットの中だからって何でもやっていいと思ったら大間違いだ!」と言う、いまの時代にこそ響くセリフも飛び出す。2017年の放送では「#サマーウォーズ」がTwitter世界トレンドワード1位となるなど放送の度に注目される本作を、この夏もぜひチェックしてほしい。ストーリー数学オリンピックへの出場を逃した高校2年生の小磯健二。夏休みの予定は買い物や行政手続きなど、あらゆることができる仮想世界“OZ”の保守点検のバイトだけ。ある日、健二は先輩の夏希に頼まれ、長野県上田市にある彼女の実家に行くことに。憧れの先輩との旅行に胸を躍らせる健二だったが、夏希の曾祖母・栄の誕生祝いのために集まった親戚一同の前で突然健二を自分のフィアンセだと紹介される!その一方で“OZ”の世界で恐ろしい事態が起こる。健二のアカウントが乗っ取られ、システムに障害を起こしてしまったのだ。容疑者として疑われる健二…。さらに、その障害は世界に危機をもたらそうとしていた…!!■『未来のミライ(2018)7月19日(金)本編ノーカット・地上波初放送7月19日(金)は、細田守監督最新作『未来のミライ』を本編ノーカットで地上波初放送。米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートをはじめ、カンヌ国際映画祭・監督週間に選出、ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネート、アニー賞長編インディペンデント作品賞を受賞するなど世界中の映画賞や映画祭で高い評価を得た作品。本作は小さな子どもの目線を通し、その家族の日常を描きながら、繰り返し続いてきた家族の歴史、大きな時間の流れ、生命の循環といった、巨大なテーマにたどり着いた作品でもある。夏休みを前に、ぜひ家族みんなで観てほしい。ストーリーとある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃんに、生まれたばかりの妹がやってくる。妹に両親の愛情を奪われ、寂しさいっぱいのくんちゃん――。そんな時、くんちゃんは家の庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女と出会う。彼女は未来からやってきた妹・ミライちゃんだった。ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?ミライちゃんがやってきた本当の理由とは!?■2週連続データ放送特別企画放送中、データ放送では2週にわたって作品にまつわるマル秘情報や裏話などを紹介する「シーンガイド」企画とともに、特別企画を実施。7月12日(金)の『サマーウォーズ』では、ストーリーとともに画面にアバターが次々と現れる「集めよう!アバターみんなでこいこいっ!」、7月19日(金)の『未来のミライ』では、不思議な世界を行き来するくんちゃんとともに様々な世界が現れる「旅立とう!くんちゃんとめぐる世界」で、楽しみながらポイントを貯めることができる。ポイントを貯めると「細田守監督直筆サイン入り色紙」をはじめ、サマーウォーズ10周年記念グッズなど豪華プレゼントが当たるチャンスも。詳しい情報は金曜ロードSHOW!公式ウェブサイト「金曜ロードシネマクラブ」で後日発表する。さらに、2017年に『サマーウォーズ』を放送した際の連動企画「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!ボタン」を今年も開設。スマートフォンでクライマックスシーンのセリフ「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」の追体験やストーリーに合わせてサイトが変化し、健二に届いた暗号を一緒に解いたり、夏希と一緒に花札「こいこい」などができるなど、テレビで映画を見ながら、ストーリーと連動してスマートフォンをセカンドスクリーンとして楽しめる。■細田守監督からのメッセージ『サマーウォーズ』は、公開から10年が経ちましたが、この夏もまた皆さんに見ていただけることになりました。今回は初の本編ノーカットということで、大変嬉しく思っています。改めて皆さんにたっぷりと楽しんでいただければと思います。『未来のミライ』は世界中の皆さんに見ていただき、米国アカデミー賞にもノミネートされました。この作品の持つある種の“根源的なもの”というのは、世界中の皆さんにも感じてもらえたのだと思います。是非、皆さまでゆったりと楽しんでいただければと思います。金曜ロードSHOW!『サマーウォーズ』は7月12日(金)21時~20分拡大で、『未来のミライ』は7月19日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年06月21日●『町田くんの世界』オーディションで主演に抜擢『川の底からこんにちは』『舟を編む』『バンクーバーの朝日』などで知られる、石井裕也監督の最新作『町田くんの世界』が6月7日より公開される。安藤ゆきによる同名コミックを映画化した同作は、運動も勉強も苦手で見た目も普通だが、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力のある”町田くん”を主人公に繰り広げられる物語だ。主演の町田一役には細田佳央太(かなた)、ヒロインの猪原奈々役には関水渚と、オーディションで選ばれた”超新人”の2人が中心となったことでも話題を呼んでいる同作。さらに高校の同級生役に岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀……と、どこか普通と違った雰囲気を漂わせる。今回は、フレッシュな2人にインタビューし、作品についての思いや今後の野望を聞いた。○■オーディションにはいつも勝ち取る気で――オーディションで選ばれた時は、どんな心境でしたか?細田:選んでいただいた時は本当に嬉しかったです。でも、すごい人数の方の中から主役という立場で選んでいただいたことが、プレッシャーにもなりました。オーディションはいつも勝ち取る気で挑むので、『町田くん』では特別に何が良かったのかはわからないんですけど、石井監督に「細田くんでよかった」と言っていただいたことはすごく嬉しかったです。関水:オーディションを受けた場で、そのまま言われたので、すごくびっくりしました。目の前に監督がいらっしゃって、2人でお芝居をして、その場で「いいんじゃない」と言われたので、まさかそれで決まったとはわかりませんでした。どうしてもやりたかったのですごく嬉しかったのですが、その日の夜からプレッシャーで不安も生まれました。――お二人では、不安な気持ちを分かち合ったりはしなかったんですか?細田:してないです。関水:してないですね(笑)細田:お互い役に対していっぱいいっぱいすぎて、あんまり話すことができなかったんです。――それは仕方ないですね(笑)。関水さんから見た細田さんの町田くんぽいところ、また逆に細田さんから見た関水さんの猪原さんぽいところを教えてください。関水:細田くんはすごくしっかりされているんですが、天然な一面もあって。町田くんも抜けてる部分があるので、ちょっと似てるなと思いました(笑)。細田:素直に嬉しいです(笑)。関水さんは、喜び方や笑い方などがひとつひとつ、猪原さんに近いものを感じます。役が抜けていないのか、もともとそうなのか、わからないですけど。関水:ああ……ふふ(笑)。細田:こういう笑い方とか、似てるなって。関水:監督に「笑うのが下手だね」と言われて(笑)。猪原さんも笑うのが下手な子なので、そこはもともと近かったのかもしれません。――今回、同級生役のみなさんはお二人とは年が離れてもいますが、撮影中はどういう雰囲気だったんですか?細田:僕は役のことが頭から離れなくて、休憩中も常に「どうしようどうしよう」と考えていたので、岩田さんや太賀さんにお話することができなかったんです。でもお二人が支えてくださって、「学校どうなの?」「楽しい?」と話しかけてくださったので、緊張がほぐれました。――太賀さんから抱きしめられたり、岩田さんとぶつかり合ったり、熱いシーンもありました。細田:特に、太賀さん後ろから抱きつかれるのは、どういう風になるのか全然わからなかったので、初めてされたときはびっくりしたけど、嬉しかったです。男の友情、みたいな。●今後は…マツコ・デラックスの番組に?――関水さんは、前田さんとのシーンが多かったですね。関水:私はAKB48さんを見ていて、前田さんが出演されている映画もたくさん観て憧れの存在だったので、会えただけで嬉しかったんですが、それだけでなく、前田さんがすごく気さくにお話ししてくださって……。撮影中は自分のことでいっぱいいっぱいだったので、1人で台本を読んで考えている状態だったんですが、お友達のような空気感を出してくださったんです。――どんな話をされていたんですか?関水:「私、焼けやすいんです」という話をしたら、前田さんが「いい日焼け止め、知ってるよ」と仰って。翌日、私のために日焼け止めを持ってきてくださって、嬉しかったです。高畑充希さんと3人でのシーンでは、もともとお二人が仲が良くて、なんと私も仲間に入れていただいて、すごいどきどきしながらお話にまぜていただきました。話した内容は、緊張しすぎて覚えてないです(笑)。○■「一生懸命」のかっこよさにあふれた作品――この映画を観たときに自分はこんな気持ちになったという感想や、観た方にこんな気持ちになってほしい、という思いをぜひ教えてください。細田:映画を見たときに、すごく素敵だなと思いました。出てくる人物一人ひとりが自分の抱えた問題に正面からぶつかっていく、一生懸命な姿勢がかっこいいなと思って。僕の周りでも、一生懸命や本気ということが、ださいと思われたり、いい風に見られなかったりすることも多いので、「本当は一生懸命な姿勢がかっこいいんだ」ということを改めて感じました。一生懸命やった方が、楽しいなと思います。関水:観終わって、すごく心があたたかくなりますし、映画館を出るときに、明るい気持ちで帰っていけるような作品でした。特に、人間関係に悩んでる人に、観て頂きたいです。細田くんがいったように、必死になることが恥ずかしいと思っている人もいるかもしれません、”一生懸命”のかっこよさに満ち溢れてるので!――『町田くんの世界』はお二人の最初の代表作になると思いますが、ぜひ今後の野望も。細田:僕にとっては、これから役者を続けていく中で大きな基盤になったので、学んだことをどんどん活かしながら、これから新たな作品で学んだことも吸収して成長できたらと思います。関水:私は、やりたいことがたくさんあるんです。今回宝物となったこの作品は、石井監督が愛情のあるご指導をたくさんくださったからこそやりきれたので、もう1回石井監督の作品に呼んで頂きたいです! あとは、ドラマやバラエティにも出たいです。マツコ・デラックスさんが出られているバラエティ番組が好きなので、もしご縁があれば、嬉しいなと思っています。――具体的ですごくいいですね!関水:ひとつひとつ努力をして叶えていけたらと思っています。頑張りたいです!■細田佳央太(かなた)2001年12月12日生まれ、東京都出身。小学2年生の時テレビ出演に興味を持ち、母親が履歴書を送ったことがキッカケで芸能の道へ。今までにCM出演や、登場人物の幼少期役を演じるなどの演技経験はあったものの、本作が初主演映画作品となる。現在WOWOW連続ドラマW「悪党~加害者追跡調査~」に出演中。今後も、未発表だが話題の映画作品への出演が控えている。■関水渚1998年6月5日生まれ。神奈川県出身。2017年4月「アクエリアス」のCMでデビュー、話題を博し、雑誌などで活躍。初めて参加した映画主演のオーディションが本作だった。2020年1月10日に「カイジ ファイナルゲーム」が公開予定。
2019年06月06日映画『町田くんの世界』(6月7日公開)の公開直前ティーチインが都内で行われ、 細田佳央太、関水渚、北島直明プロデューサーが登場した。同作は、『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞した石井裕也監督の最新作で、安藤ゆきによる同名コミックを実写化。運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん(細田佳央太)だが、困った人の事は絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力があった。そんな町田くんに訪れた突然の出来事により、優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る。ティーチインに訪れた観客に質問を募ると、公開前にも関わらず「ジャパンプレミアでファンになり、3回観ました」「2回目です」「前回のティーチインも参加しました」というファンが続出で、主演の2人も驚く事態に。関水は「覚えてます、前回質問してくれましたよね」とファンに話しかける。「どこがアドリブだったんですか?」という質問には、細田が「ボーリング場で西野くん(太賀)が町田くんをハグするのは、台本に書いてなくて、テストでされたときはびっくりしたんですけど、感情が伝わってきたので、めちゃくちゃ感動してました」と回答。また、北島プロデューサーが「岩田(剛典)くんが、近づいてくるシーンもアドリブで、チューしちゃうのかなと思った」と話を向けると、細田も「そうですね」と照れ笑いを浮かべた。同作は海外でも上映が決まっており、「韓国、台湾、香港、マカオ」と上映国が明かされると、2人は顔を見合わせる。さらに北島プロデューサーから「カナダ ファンタジア国際映画祭のコンペ部門(Cheval Noir)に出品される」と発表されると、「ええ〜〜!」(関水)、「鳥肌たっちゃって」(細田)と感動した様子だった。この「超新人」の2人に、北島プロデューサーは「学園もの、青春ものは人気者や力のある人が主演を張られて、本当の意味での若手が活躍できる場は少なくなっている。テレビドラマで学園ものが減ってきて、なかなか活躍できる場がない」と現状を説明し、「なんとか若い役者たちがこの世界を目指して夢を持てる場にしたいと思って、オーディションをしたので、この映画が成功すればキャスティングの幅が広がる」と熱弁。また北島プロデューサーが「作品の中で、プールという場所が何を表しているのか」「ハンカチというキーアイテムがどう使われているか」と演出意図を明かすと、会場も感心。関水は「私自身も2回観たんですけど、違う視点で楽しめたので、ぜひみなさんも」と勧め、細田は「ポスターに名前の載っていないスタッフさんもいっぱいいて、いろんな方々に支えていただいた。僕らも宣伝がんばりますけど、SNSとかで広めていただけたら」と頭を下げた。ティーチイン終了後には、出口付近にいた主演の2人に観客が集まり、急遽握手会のような様子に。細田と関水は、感想を言う一人一人の目を見てしっかりと話していた。
2019年06月04日1,000人超えのオーディションを勝ち抜いた細田佳央太と関水渚という、“まっしろ”な超新人俳優が、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀ら超豪華俳優陣と石井裕也監督のもとに集結した『町田くんの世界』。この度、町田くん役を演技経験ほぼゼロながら演じきった細田さんと、石井組常連ともいえる実力派・池松壮亮が対峙するシーンのメイキング映像が解禁となった。本作で主人公・町田一(はじめ)役に大抜擢された細田さん。本映像では「ひとりだけ異彩を放っていました。この人と組めば間違いないと16歳(当時)に思わせられました」と石井監督に言わしめた細田さんが、運動神経ゼロの町田くんを象徴する、衝撃の超低速走り=“町田走り”を披露するなど体当たりで撮影に挑む姿が収められている。そして、このシーンで相対したのは、『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『ぼくたちの家族』などで石井監督が絶大な信頼を寄せる演技派・池松さん。彼が演じる町田くんとは対極にいる週刊誌の記者・吉高とぶつかり合う重要な場面で、「もっと頑張らないと。(池松さんに)声量で負けてるから」と石井監督にゲキを飛ばされていた細田さんは「楽しかったですし、いろんなものを、こういう表現の仕方もあるんだっていう意味でいろんなことを吸収させて頂きました」と、共演をふり返っている。一方の池松さんは、細田さんを「すごく良い目をしていて、ちょっとfunny(ファニー)な顔をされていて、ああいう人が主人公の映画って日本映画では中々ないと思いますし、顔が好きです!」と絶賛、本映像からも垣間見られる表情豊かな細田さんの演技の魅力を語った。また、本作の主演を務めた細田さんと関水さんについて、「面白かったですよ。すばらしい2人でしたし、身1つで立ち向かってくるわけですから、どっちも普段以上に気を引き締めないとやられてしまいますから」と、2人との共演をふり返る池松さん。「あの2人は令和なんです。佐藤浩市さんは昭和なんです。僕は平成なんです。世代間の話じゃないですが、平成がうかうかしてられないじゃないですか。平成はなんだったんだ? と言われるから。どう踏ん張っても。でも、大衆を、世界を相手にするには、令和だけじゃ映画はダメだと思うんです。もちろん平成だけでもダメだし、昭和だけでもダメで。だから今回、おのずとグルーブ感は出ていると思います」と、新人が主演を務め、幅広い世代の実力派が顔を揃えたからこそ生まれた特別な作品になったことを指摘している。そんな彼らの豪華共演を、ぜひスクリーンで確かめてみて。『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:町田くんの世界 2019年6月7日より全国にて公開Ⓒ安藤ゆき/集英社Ⓒ2019 映画「町田くんの世界」製作委員会
2019年06月04日アニメ『さらざんまい』で、喜びも怒りもわかりやすく、感情豊かな新星玲央を情熱的に演じる宮野真守さんが抱く、『さらざんまい』の世界を作り上げた幾原邦彦監督、そして相棒・真武を演じた細谷佳正さんへの想いとは?『さらざんまい』の見どころを、「まさに“幾原ワールド”といった、エンターテインメントな世界観」と答えてくれた宮野真守さん。ポップでキャッチーな映像の中に人間の本質の部分が映し出されている。そんな一筋縄ではいかない本作の魅力について、宮野さんに語っていただきました。――宮野さんにとって『さらざんまい』はどんな印象ですか?宮野:おしり!ですね(笑)。作品を観ていただいた方ならわかると思うんですけど、あのおしりの表現、すごくないですか!?あそこまで堂々とおしりをフィーチャーしたアニメが今まであっただろうか!?というくらい(笑)。作品を観ていない人にとっては全く意味がわからないと思いますが、少しでも気になった方は、今すぐ放送を観てください!――おしりのシーンはインパクトがすごかったです(笑)。宮野:ポップでキャッチーな映像演出が目白押しなんですけど、その中にシュールさや、リアリティもあったり、いい意味で常に想像を裏切って、超えていく作品ですよね。それは映像演出だけでなく、物語の面でもそう。人間の本質が作品にしっかりと盛り込まれているんです。今は便利な世の中になったので、忘れられがちだったり、なかなか素直に表現できなかったりする“人とつながりたい”という欲望を、この作品で登場人物たちがさらけ出してきます。まさに。『さらざんまい』だけに(笑)。でもこの“つながりたい”という欲望ってある意味、原始的なものだと思うし、それだけ尊いものだとも思うんです。そんな大事な想いを強く感じてもらえる作品なんじゃないかと、僕は思います。――収録中、幾原監督に言われたことで印象に残っていることは?宮野:監督が頭の中にあるビジョンを収録前にみんなに伝えてくれる、というところから毎回作業が始まるんですけど、台本だけでは想像しきれない部分も、本当に細かく伝えてくださったので、しっかり構築することができました。その時に監督がよくおっしゃっていたのが「この作品はエンターテインメントだ」ということ。だから発想が、とても自由で豊か!キャラクターが突飛な動きをするのも、見ていて不思議と納得してしまうんですよね。それはきっと監督が自信を持ってこの世界を作り上げているからなんです。その上でミュージカル的な要素があったり、役者としても挑戦しがいのある演出がたくさんありました。演じていて楽しかったし、監督の話を聞いているのも面白かったですし、さらに出来上がった映像を見てまた驚かされました。幾原ワールドをじっくり体感できた、というのは僕にとって大きかったですね。ザ・幾原ワールドを体感できて幸せ!――宮野さんが演じる玲央と相棒の真武は、主人公である3人の少年たちとはまた違った物語を抱えて登場しているんですよね。宮野:今のところはまだ異質ですよね。何が目的かわからないミステリアスな存在ですが、今後はこの2人の物語も深く描かれていきます。玲央と真武は、常にベクトルがおたがいに向いている。この2人のつながりは非常に強いです。だからこそすれ違ってしまった時の嫌悪感や怒りも強く出る。特に玲央は自分の感情を、真っすぐ出しますし。主人公の少年たち3人は、初めはそれぞれベクトルが違うんですよね。その中で、一緒にいることを選択していくけれども、僕らには自分たちしかいないんです。――『さらざんまい』のテーマである“つながり”について最近、宮野さんが感じたことは?宮野:僕の仕事って“つながり”がないと何もできないなってつくづく思いますね。この作品でも、また細谷さんと親友同士の役を演じられたというのは、僕にとって大事なつながりだと思います。今までいろんな作品でいろんな親友役をやってきたので(笑)。『さらざんまい』ではこれまでとはまた違う関係性の役になっていくので、その中でいろんなものを引き出してもらったし、細谷さんとたくさん話しながら収録できて、あらたな発見もありました。マジメな話もできる細谷さんは貴重な仲間です。――真武役の細谷さんとは、普段どんな感じですか?宮野:現場では僕がついつい細谷さんをいじっちゃうんです(笑)。細谷さんは「やめてくださいよ、宮野さん」って言う係(笑)。2人きりの時は真っすぐにお芝居の話もするし、すごく貴重な仲間ですね。細谷さんはマジメなんですよ。そもそも僕らが親友役を演じる時って、細谷さんがカッチリな役で、僕が乱していく役っていうことがほとんどなんですけど、普段もけっこうそうかもしれないですね(笑)。『さらざんまい』の大事な回を収録した後、一緒におそばを食べに行きました。今回は、今まで以上に深い関係になる役なので、うれしかったです。『さらざんまい』東京・浅草に住む中学2年生の一稀と悠、燕太は謎の生命体・ケッピによってカッパにされてしまう。3人が人間に戻るためにケッピが与えたミッションとは…。フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて毎週木曜24:55~放送中!みやの・まもる6月8日生まれ。埼玉県出身。声優であり俳優、歌手。2001年に声優デビュー。近年は劇団新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》出演など、ジャンルを超えて幅広く活躍している。※『anan』2019年5月29日号より。写真・網中健太取材、文・尹 秀姫スタイリスト・横田勝広(YKP)ヘア&メイク・Nakatan(i C+)(by anan編集部)
2019年05月26日映画『町田くんの世界』ジャパンプレミアが7日に都内で行われ、細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、太賀、池松壮亮、北村有起哉、石井裕也監督が登場した。同作は、『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞した石井裕也監督の最新作で、安藤ゆきによる同名コミックを実写化。運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん(細田佳央太)だが、困った人の事は絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力があった。そんな町田くんに訪れた突然の出来事により、優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る。"超新人"である細田と関水をオーディションで抜擢した石井は、「考えてなかったんですけど、オーディションをやらせてもらって、出会ってしまいました。細田少年に。こんなピュアな、一生懸命な、すごい好青年で。今後売れても、全然チャラついたりはしないというくらいの好青年で。この人しかいないと即決しました」 と絶賛。細田も照れた様子を見せていた。関水は「私自身、初めてのお芝居でした。(演じた役の)猪原さんと同じように私も一生懸命お芝居したので、そこを観ていただきたいです」とアピール。また、新人2人へのアドバイスを求められた池松は、「お芝居とか、歌、ダンスで人を幸せにするような、岩田さんのような俳優になっていただきたいですし、『ピーター・パン』をやってる高畑さんのように夢を与える女優さんに。決して太賀くんのような屈折した大人にならないことを心がけていただければ」と太賀をいじり、北村も「同意見です」と乗っかる。太賀は「なんか困ったことあったら相談してね」と優しさを表した。撮影を振り返った細田は、「過呼吸で倒れてしまいまして。夢中になってやってしまって」と告白。「校内中を全力で走り終わるシーンで、息づかいもやっていたんですけど、やりすぎてしまったのか、過呼吸になって倒れてしまいまして、撮影を止めてしまうというご迷惑をかけた」と反省する。「監督にも支えていただいて、ありがとうございます」と改めて感謝していた。
2019年05月07日宮野真守が、映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』に出演することが決定。併せて、本作のストーリーが明らかになり、キービジュアルと予告編、さらに新規カットも公開された。■ストーリー不二子は逃げていた。父親が横領した5億ドルのカギを握る少年ジーンと共に。2人はジーンの父・ランディを襲った殺し屋ビンカムに命を狙われていた。呪いの力によって人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びるが、拘束されてしまい…。■描き下ろしキービジュアル到着『LUPIN THE IIIRD』シリーズ第3弾となる本作では、史上最もSEXYで最強のミューズ、峰不二子に絶体絶命の危機が迫るという!強くてキュートな不二子の声を担当するのは、もちろん本作でも沢城みゆき。到着した小池健監督による描きおろしキービジュアルには、バラを背負った不二子が魅力的に描かれている。■宮野真守、初参戦! 不気味なビジュアル解禁レギュラーメンバーに加え、本作のオリジナルキャラクター、不二子の敵で殺し屋のビンカム役には、「機動戦士ガンダム00」の刹那・F・セイエイ役、「DEATH NOTE」の夜神月役などでお馴染み、声優だけでなくアーティスト、俳優としても大活躍の宮野さんが決定。今回「ルパン」シリーズ初参加を果たす。■「ヤバいぜ、不二子」危機迫る予告映像!さらに到着した予告編では、美しくセクシーな不二子が消えた5億ドルを追って、小さな依頼人少年ジーンと共に逃げるシーンや、不気味な呪術を使う殺し屋の姿が映し出される。なお、キャストや監督が登場予定の完成披露上映会の実施も決定。チケットの発売は、4月13日(土)AM0時よりスタート。『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』は5月31日(金)より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開。(cinemacafe.net)■関連作品:LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 2019年5月31日より新宿バルト9ほかにて限定劇場公開原作:モンキー・パンチ ©TMS
2019年04月12日『時をかける少女』『サマー・ウォーズ』で細田守監督の助監督を務め、初監督作品『劇場版 ソード・アート・オンライン -オーディナル・スケール-』が興行収入25億円(全世界43億円)の大ヒットを記録した伊藤智彦監督のオリジナル最新作『HELLO WORLD』。その特報映像が初解禁され、声優を北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が務めていることが分かった。物語の舞台は2027年古都・京都。伏見稲荷大社、上賀茂神社、出町柳の鴨川デルタなど、京都を代表する史跡や名所が描かれており、極限までこだわりぬいた映像、鮮麗な色彩で仕上げられた30秒の特報は必見となっている。さらに、2019年最も旬で勢いのある俳優陣が本作のキャラクターに命を吹き込むことが判明!図書委員を務める高校生の主人公・堅書直実(かたがきなおみ)の声を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、日曜劇場「グッドワイフ」では主人公(常盤貴子)のライバル弁護士を好演、お茶の間にも圧倒的な存在感を示した北村匠海が、キャリア初となる声優に挑む。北村さんは「アニメが好きでずっと声優に挑戦したいなと思っていた」そうで、今回「是非!やりたい!と“即答”」し、オーディションから参加。松坂さんとはドラマ「ゆとりですがなにか」以来、浜辺さんとは『君の膵臓をたべたい』以来となる再共演で、「またこうやってお2人と“再会”できたことがとても嬉しかったです。心強いキャストの皆様と、伊藤監督のもと心地よく収録は進んでいったと実感しています。是非、この映画をみてハラハラドキドキしてください!」とアピール。そして10年後の未来からやってきたカタガキナオミの声を演じるのは、『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞、『パディントン』では主人公の吹き替えを担当し、その声に魅了された伊藤監督からの熱いオファーにより本作にキャスティングされたという松坂桃李。「伊藤監督から『パディントン』を見て、とオファーをいただいたので今度は何の動物なんだろう?とちょっと不安もありましたが、ちゃんと人間だったので安堵しました」と松坂さん。「アニメーションならではのスペクタルな世界観。そこに声だけで命を吹き込む作業は難しさもありますが、楽しさ、やり甲斐もありました」と明かす。そしてヒロイン・一行瑠璃(いちぎょうるり)の声を演じるのは、今年、主演作『映画 賭ケグルイ』ほか、『アルキメデスの大戦』『屍人荘の殺人』など数々の大作に出演し、『映画 妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』『ONE PIECE FILM GOLD』などで声優経験のある浜辺美波。物語のカギを握る女子高生を演じる。「監督の作品を以前から大好きで観ていたので、お仕事出来ることが不思議な感じがしました」と言う浜辺さんもオーディションから参加しており、「たくさん試行錯誤してアプローチして声撮りをしてくださいました」と監督に感謝のコメント。「松坂さんとは中学生のときに松坂さん主演の作品に出演したことがありましたが、共演シーンはありませんでした。ぜひまたお会い出来たらなと思っていたので今回ご一緒できて嬉しかったです。北村さんとは約2年ぶりで、お会いするのも久しぶりでしたが、再度共演でき、楽しかったです」と、2人との“共演”についても語っている。この豪華なキャスト陣に、伊藤監督は「最もこの作品にマッチした人たちにお願いすることができたことに自信を持っています」とコメント。「プレスコと呼ばれる手法で先にセリフは収録されており、彼らの芝居に合わせて日々カットが出来上がっています。時にシリアスに。時にコミカルに。海外のアニメ映画に負けないような作り方でキャラクターに命が吹き込まれていっています」と手応えを明かす。なお、脚本は「正解するカド」の野崎まどが担当し、本作で伊藤監督と初タッグを組む。キャラクターデザインは「らき☆すた」や「けいおん!」などを手掛けている堀口悠紀子。さらに、アニメーション制作は、劇場オリジナルCGアニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』などを手掛け、デジタルアニメーションの先駆者として名高い制作会社グラフィニカが担当。平成が生んだ稀代のクリエイターと剛柔を兼ね備えた実力派俳優が集結した、新しい時代にふさわしい作品となりそうだ。『HELLO WORLD』は9月20日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HELLO WORLD 2019年秋、全国東宝系にて公開©2019「HELLO WORLD」製作委員会
2019年04月11日みなとみらいの横浜赤レンガ倉庫とマリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE&WALK YOKOHAMA)では、美しい夜景を背景に無料で映画鑑賞が楽しめる野外シアター「シーサイド シネマ 2019(SEASIDE CINEMA 2019)」が、2019年5月1日(水・祝)から5月5日(日・祝)までのゴールデンウィーク限定で開催される。2018年、横浜赤レンガ倉庫が会場の「シアター赤レンガ(THEATER RED BRICK)」とMARINE & WALK YOKOHAMA が会場の「シアター マリン&ウォーク(THEATER MARINE & WAL)」の同時上映で初めて開催し、2会場で33万人が来場した「シーサイド シネマ」。今回も2つの会場を設け、各場所で、心地よい海辺の夜風に揺られながら映画に触れ合うことができる。「シアター赤レンガ」では、細田守の歴代5作品を野外上映。2006年公開の 『時をかける少女』から、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、そして2018年に公開した『未来のミライ』まで5日間でたっぷり細田ワールドを感じられる。また、「シアター マリン&ウォーク」では、近年公開されたミニシアター映画を公開する。初日、第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞した、青年2人の淡い恋を描く『君の名前で僕を呼んで』からスタートし、『ムーンライズ・キングダム』、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、『シング・ストリート 未来へのうた』を各日ずつ上映。最後は、カーアクションと軽快なロックミュージックがシンクロする、新感覚ミュージカル映画『ベイビー・ドライバー』で幕を閉じる。【詳細】SEASIDE CINEMA ~THEATER RED BRICK~日時:2019年5月1日(水・祝)~5月5日(日・祝) 計5日間各日 19:00~ ※雨天・強風時は中止の場合あり会場:赤レンガパーク(Yokohama Frühlings Fest 2019 KIDS PARK 内)住所:神奈川県横浜市中区新港1-1)入場料︓無料 ※事前予約不要、飲食物の持込可■上映スケジュール・シアター赤レンガ1日(水・祝):『時をかける少女』2日(木・祝):『サマーウォーズ』3日(金・祝):『おおかみこどもの雨と雪』4日(土):『バケモノの子』5日(日):『未来のミライ』・シアター マリン&ウォーク1日(水・祝):『君の名前で僕を呼んで』2日(木・祝):『ムーンライズ・キングダム』3日(金・祝):『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』4日(土):『シング・ストリート 未来へのうた』5日(日):『ベイビー・ドライバー』
2019年04月07日横浜みなとみらい21・新港地区にある横浜赤レンガ倉庫とMARINE&WALK YOKOHAMAでは、みなとみらいの夜景を臨む野外シアターで無料で映画鑑賞が楽しめる「SEASIDE CINEMA 2019」を今年のGWも開催。今回、横浜赤レンガ倉庫では米アカデミー賞ノミネート記念として細田守監督の作品を特集上映する。昨年、横浜赤レンガ倉庫が会場の「THEATER RED BRICK(シアター赤レンガ)」とMARINE&WALK YOKOHAMAが会場の「THEATER MARINE&WALK(シアター マリン&ウォーク)」を初めて同時開催し、2会場合わせて33万人が来場した「SEASIDE CINEMA」(横浜赤レンガ倉庫2号館、MARINE&WALK YOKOHAMAの来館者数より)。横浜赤レンガ倉庫では史上初、細田守監督5作品を野外上映!そして今年は、「THEATER RED BRICK(シアター赤レンガ)」では、芝生の広がる赤レンガパークに約450インチの特設スクリーンを設置。「米国アカデミー賞ノミネート記念 細田守監督作品特集」と題して、「スタジオ地図」全面協力の下、史上初となる細田監督の歴代5作品を野外上映する。今年で公開から10周年を迎え、先日“UPDATE”をテーマに10周年プロジェクトを行うことが発表され、注目を集めている『サマーウォーズ』を含む細田作品を日替わりで上映。第91回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『未来のミライ』が最終日を飾る。「スタジオ地図」齋藤優一郎プロデューサーは『未来のミライ』の舞台にもなった横浜の地での特集上映に「とても光栄に思っています」とコメント、さらに「今年は『サマーウォーズ』公開から10年目の年でもあります。是非、横浜の美しい夜空の下で、子ども達も、そして大人達も一緒になって「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」と叫んでくださると、とても嬉しいです」と呼びかけている。『君の名前で僕を呼んで』初野外上映!ミニシアター映画傑作5作品も「THEATER MARINE&WALK(シアター マリン&ウォーク)」では、みなとみらいの夜景と波の音を感じる海辺の特別なロケーションに特設会場を設置。「シネマファンなら絶対に外せない、近年のミニシアター映画傑作5作品」をセレクト。昨年話題となり、アカデミー賞脚色賞を受賞し、作品賞・主演男優賞・歌曲賞にもノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』の国内初めての野外上映から始まり、最新作『犬ヶ島』が『未来のミライ』と並んでアカデミー賞にノミネートされた映画監督ウェス・アンダーソンの『ムーンライズ・キングダム』、新しい恋愛映画の金字塔となった『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、シネマファンだけでなく音楽ファンからも絶賛の『シング・ストリート 未来へのうた』や『ベイビー・ドライバー』など、近年の映画界で話題を巻き起こした傑作たちが野外スクリーンに映し出される。また、「SEASIDE CINEMA」のプレイベントとして、東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品にフューチャーした上映イベントも実施。2018年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『寝ても覚めても』の濱口竜介監督をはじめ、オムニバス映画『21世紀の女の子』にて『Mirror』の監督・脚本を手掛けた竹内里紗、「Alexandros」などのミュージック・ビデオを手掛ける五十嵐耕平監督などの修了制作作品を上映。さらに、映画関連の可愛いアイテムや野外シアターを楽しむグッズなど、シネマにまつわるショッピングができる「シネマ・マーケット」なども開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年04月04日「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日(金)に開催され、『未来のミライ』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。この日、細田守監督の姿はなかったが、齋藤優一郎プロデューサーと声優を務めた上白石萌歌、黒木華、役所広司が壇上にあがり、受賞の喜びを分かち合っていた。優秀アニメーション作品賞には、そのほか、『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』、『ペンギン・ハイウェイ』、『名探偵コナン ゼロの執行人』、『若おかみは小学生!』と、様々なジャンルの作品がひしめき合っていた。『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた細田監督による本作は、4歳の甘えん坊の男の子・くんちゃん(上白石さん)が、未来からやってきたセーラー服姿の少女・ミライちゃん(黒木さん)とともに、時空を超え、家族のルーツに出会う不思議な旅が描かれた。齋藤Pは、「小さな4歳の男の子を主人公にした映画、というチャレンジングな作品でした。新しいチャレンジに一緒に挑戦していただいた、ここにいらっしゃる才能あふれる役者の皆さん、優秀なスタッフのみんな、改めて心から感謝したいと思います」と、深々とお辞儀をした。感激の表情で立っていた上白石さんは、「すごくびっくりしています。私の中で大事な存在の作品なんです」と鼻をすすりながら感想を伝えた。初めての声優のチャレンジとなったが、上白石さんは「初めてで4歳の男の子という大きな壁があったんですけど、自分のすべてを、命を吹き込めた大切な作品が、こんな名誉ある賞をいただけたことがすごくうれしく思います」と、愛を込めて細田監督へのお祝いの言葉に変えていた。黒木さんは、「細田さんと仕事をするたびに、いろいろな世界に連れて行ってもらえて、自分自身ワクワクします。今回、この映画と自分の未来にも思いを馳せました。こんなかわいいお兄ちゃん(上白石さん)と檀上に立てることが、すごくうれしいです」と上白石さんに向けて微笑んでいた。(cinamacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年03月01日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、長編アニメーション映画賞にノミネートされていた細田守監督作『未来のミライ』は惜しくも受賞を逃した。オスカーを手にしたのは大本命だった『スパイダーマン:スパイダーバース』。日本では3月8日(金)より公開となる本作。全米公開初登場1位を獲得し、各メディアから「スパイダーマン映画史上最高傑作!」と絶賛を受け、アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞では長編アニメーション賞を含む最多7部門を受賞、ゴールデン・グローブ賞(アニメーション作品賞)も受賞し、アカデミー賞前哨戦で圧倒的な強さを見せていた。今年は『インクレディブル・ファミリー』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』の2作品がノミネートされたアカデミー賞の常連“ディズニー”だが、『スパイダーマン:スパイダーバース』の受賞によりディズニー作品(ディズニー/ピクサー作品含む)連続の受賞記録が途絶えた。そのほか日本からのファンも多いウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』がノミネートされていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月25日