「バナナマン」や沢城みゆき、中尾隆聖らが続投することが発表されているシリーズ最新作『ペット2』。この度、前作に登場した宮野真守と梶裕貴の出演も明らかになった。イルミネーション作品の常連で、前作『ペット』ではマックスたちの冒険に手を貸す“タカ”のタイベリアスを演じた宮野さん。しかし最新作では、謎めいた不気味な悪徳サーカス団の団長・セルゲイ役に。劇中では邪悪なオオカミたちを手なずけ、サーカスの見世物用に発見したホワイトタイガーの赤ちゃん“フー”をどんな手段を使ってでも捕らえようとする。タイベリアスとは違い、今作ではフーを助けようとするペットたちの前に立ちはだかる、“悪のキャラクター”という役どころだ。また、前作で忘れっぽくて愉快で陽気な“モルモット”のノーマンの声を担当した梶さんは、今作でも同役で続投。小さな身体と機動力を活かし、ガジェットを使いこなし、ギジェットに課せられたあるミッションで大活躍するという。前作のペットの仲間側から、本作では敵同士となり関係も変わってしまうが、宮野さんは「前作では、ちっちゃくて可愛いノーマン梶くんを、食べたくてしょうがないタイベリアス宮野でしたが(笑)、今回は敵同士…。仲間として近くに居られないのは残念ですが、果敢に絡んでいきたいと思います!もちろん役として(笑)覚悟しておいてください(笑)」とメッセージを送り、一方梶さんは「大好きです」と宮野さんへ愛の一言。さらに「僕は今回敵対する役なので、しっかりと物語を展開させるべく、存在感を出していきたいと思いますので、是非、公開を楽しみに待っていてください!」(宮野さん)、「僕も楽しみです!前作に続き本作からも、彼らがドタバタとエネルギッシュに奮闘する姿に、間違いなく勇気と元気をもらえるはずです!笑って泣いて、一緒に癒されましょう!」(梶さん)と、最新作を待つファンへ呼びかけている。『ペット2』は7月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ペット2 2019年7月26日より全国にて公開(C)Universal Studios.
2019年04月11日『時をかける少女』『サマー・ウォーズ』で細田守監督の助監督を務め、初監督作品『劇場版 ソード・アート・オンライン -オーディナル・スケール-』が興行収入25億円(全世界43億円)の大ヒットを記録した伊藤智彦監督のオリジナル最新作『HELLO WORLD』。その特報映像が初解禁され、声優を北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が務めていることが分かった。物語の舞台は2027年古都・京都。伏見稲荷大社、上賀茂神社、出町柳の鴨川デルタなど、京都を代表する史跡や名所が描かれており、極限までこだわりぬいた映像、鮮麗な色彩で仕上げられた30秒の特報は必見となっている。さらに、2019年最も旬で勢いのある俳優陣が本作のキャラクターに命を吹き込むことが判明!図書委員を務める高校生の主人公・堅書直実(かたがきなおみ)の声を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、日曜劇場「グッドワイフ」では主人公(常盤貴子)のライバル弁護士を好演、お茶の間にも圧倒的な存在感を示した北村匠海が、キャリア初となる声優に挑む。北村さんは「アニメが好きでずっと声優に挑戦したいなと思っていた」そうで、今回「是非!やりたい!と“即答”」し、オーディションから参加。松坂さんとはドラマ「ゆとりですがなにか」以来、浜辺さんとは『君の膵臓をたべたい』以来となる再共演で、「またこうやってお2人と“再会”できたことがとても嬉しかったです。心強いキャストの皆様と、伊藤監督のもと心地よく収録は進んでいったと実感しています。是非、この映画をみてハラハラドキドキしてください!」とアピール。そして10年後の未来からやってきたカタガキナオミの声を演じるのは、『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞、『パディントン』では主人公の吹き替えを担当し、その声に魅了された伊藤監督からの熱いオファーにより本作にキャスティングされたという松坂桃李。「伊藤監督から『パディントン』を見て、とオファーをいただいたので今度は何の動物なんだろう?とちょっと不安もありましたが、ちゃんと人間だったので安堵しました」と松坂さん。「アニメーションならではのスペクタルな世界観。そこに声だけで命を吹き込む作業は難しさもありますが、楽しさ、やり甲斐もありました」と明かす。そしてヒロイン・一行瑠璃(いちぎょうるり)の声を演じるのは、今年、主演作『映画 賭ケグルイ』ほか、『アルキメデスの大戦』『屍人荘の殺人』など数々の大作に出演し、『映画 妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』『ONE PIECE FILM GOLD』などで声優経験のある浜辺美波。物語のカギを握る女子高生を演じる。「監督の作品を以前から大好きで観ていたので、お仕事出来ることが不思議な感じがしました」と言う浜辺さんもオーディションから参加しており、「たくさん試行錯誤してアプローチして声撮りをしてくださいました」と監督に感謝のコメント。「松坂さんとは中学生のときに松坂さん主演の作品に出演したことがありましたが、共演シーンはありませんでした。ぜひまたお会い出来たらなと思っていたので今回ご一緒できて嬉しかったです。北村さんとは約2年ぶりで、お会いするのも久しぶりでしたが、再度共演でき、楽しかったです」と、2人との“共演”についても語っている。この豪華なキャスト陣に、伊藤監督は「最もこの作品にマッチした人たちにお願いすることができたことに自信を持っています」とコメント。「プレスコと呼ばれる手法で先にセリフは収録されており、彼らの芝居に合わせて日々カットが出来上がっています。時にシリアスに。時にコミカルに。海外のアニメ映画に負けないような作り方でキャラクターに命が吹き込まれていっています」と手応えを明かす。なお、脚本は「正解するカド」の野崎まどが担当し、本作で伊藤監督と初タッグを組む。キャラクターデザインは「らき☆すた」や「けいおん!」などを手掛けている堀口悠紀子。さらに、アニメーション制作は、劇場オリジナルCGアニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』などを手掛け、デジタルアニメーションの先駆者として名高い制作会社グラフィニカが担当。平成が生んだ稀代のクリエイターと剛柔を兼ね備えた実力派俳優が集結した、新しい時代にふさわしい作品となりそうだ。『HELLO WORLD』は9月20日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HELLO WORLD 2019年秋、全国東宝系にて公開©2019「HELLO WORLD」製作委員会
2019年04月11日みなとみらいの横浜赤レンガ倉庫とマリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE&WALK YOKOHAMA)では、美しい夜景を背景に無料で映画鑑賞が楽しめる野外シアター「シーサイド シネマ 2019(SEASIDE CINEMA 2019)」が、2019年5月1日(水・祝)から5月5日(日・祝)までのゴールデンウィーク限定で開催される。2018年、横浜赤レンガ倉庫が会場の「シアター赤レンガ(THEATER RED BRICK)」とMARINE & WALK YOKOHAMA が会場の「シアター マリン&ウォーク(THEATER MARINE & WAL)」の同時上映で初めて開催し、2会場で33万人が来場した「シーサイド シネマ」。今回も2つの会場を設け、各場所で、心地よい海辺の夜風に揺られながら映画に触れ合うことができる。「シアター赤レンガ」では、細田守の歴代5作品を野外上映。2006年公開の 『時をかける少女』から、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、そして2018年に公開した『未来のミライ』まで5日間でたっぷり細田ワールドを感じられる。また、「シアター マリン&ウォーク」では、近年公開されたミニシアター映画を公開する。初日、第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞した、青年2人の淡い恋を描く『君の名前で僕を呼んで』からスタートし、『ムーンライズ・キングダム』、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、『シング・ストリート 未来へのうた』を各日ずつ上映。最後は、カーアクションと軽快なロックミュージックがシンクロする、新感覚ミュージカル映画『ベイビー・ドライバー』で幕を閉じる。【詳細】SEASIDE CINEMA ~THEATER RED BRICK~日時:2019年5月1日(水・祝)~5月5日(日・祝) 計5日間各日 19:00~ ※雨天・強風時は中止の場合あり会場:赤レンガパーク(Yokohama Frühlings Fest 2019 KIDS PARK 内)住所:神奈川県横浜市中区新港1-1)入場料︓無料 ※事前予約不要、飲食物の持込可■上映スケジュール・シアター赤レンガ1日(水・祝):『時をかける少女』2日(木・祝):『サマーウォーズ』3日(金・祝):『おおかみこどもの雨と雪』4日(土):『バケモノの子』5日(日):『未来のミライ』・シアター マリン&ウォーク1日(水・祝):『君の名前で僕を呼んで』2日(木・祝):『ムーンライズ・キングダム』3日(金・祝):『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』4日(土):『シング・ストリート 未来へのうた』5日(日):『ベイビー・ドライバー』
2019年04月07日横浜みなとみらい21・新港地区にある横浜赤レンガ倉庫とMARINE&WALK YOKOHAMAでは、みなとみらいの夜景を臨む野外シアターで無料で映画鑑賞が楽しめる「SEASIDE CINEMA 2019」を今年のGWも開催。今回、横浜赤レンガ倉庫では米アカデミー賞ノミネート記念として細田守監督の作品を特集上映する。昨年、横浜赤レンガ倉庫が会場の「THEATER RED BRICK(シアター赤レンガ)」とMARINE&WALK YOKOHAMAが会場の「THEATER MARINE&WALK(シアター マリン&ウォーク)」を初めて同時開催し、2会場合わせて33万人が来場した「SEASIDE CINEMA」(横浜赤レンガ倉庫2号館、MARINE&WALK YOKOHAMAの来館者数より)。横浜赤レンガ倉庫では史上初、細田守監督5作品を野外上映!そして今年は、「THEATER RED BRICK(シアター赤レンガ)」では、芝生の広がる赤レンガパークに約450インチの特設スクリーンを設置。「米国アカデミー賞ノミネート記念 細田守監督作品特集」と題して、「スタジオ地図」全面協力の下、史上初となる細田監督の歴代5作品を野外上映する。今年で公開から10周年を迎え、先日“UPDATE”をテーマに10周年プロジェクトを行うことが発表され、注目を集めている『サマーウォーズ』を含む細田作品を日替わりで上映。第91回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた『未来のミライ』が最終日を飾る。「スタジオ地図」齋藤優一郎プロデューサーは『未来のミライ』の舞台にもなった横浜の地での特集上映に「とても光栄に思っています」とコメント、さらに「今年は『サマーウォーズ』公開から10年目の年でもあります。是非、横浜の美しい夜空の下で、子ども達も、そして大人達も一緒になって「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」と叫んでくださると、とても嬉しいです」と呼びかけている。『君の名前で僕を呼んで』初野外上映!ミニシアター映画傑作5作品も「THEATER MARINE&WALK(シアター マリン&ウォーク)」では、みなとみらいの夜景と波の音を感じる海辺の特別なロケーションに特設会場を設置。「シネマファンなら絶対に外せない、近年のミニシアター映画傑作5作品」をセレクト。昨年話題となり、アカデミー賞脚色賞を受賞し、作品賞・主演男優賞・歌曲賞にもノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』の国内初めての野外上映から始まり、最新作『犬ヶ島』が『未来のミライ』と並んでアカデミー賞にノミネートされた映画監督ウェス・アンダーソンの『ムーンライズ・キングダム』、新しい恋愛映画の金字塔となった『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、シネマファンだけでなく音楽ファンからも絶賛の『シング・ストリート 未来へのうた』や『ベイビー・ドライバー』など、近年の映画界で話題を巻き起こした傑作たちが野外スクリーンに映し出される。また、「SEASIDE CINEMA」のプレイベントとして、東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品にフューチャーした上映イベントも実施。2018年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『寝ても覚めても』の濱口竜介監督をはじめ、オムニバス映画『21世紀の女の子』にて『Mirror』の監督・脚本を手掛けた竹内里紗、「Alexandros」などのミュージック・ビデオを手掛ける五十嵐耕平監督などの修了制作作品を上映。さらに、映画関連の可愛いアイテムや野外シアターを楽しむグッズなど、シネマにまつわるショッピングができる「シネマ・マーケット」なども開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年04月04日「第42回日本アカデミー賞」授賞式が3月1日(金)に開催され、『未来のミライ』が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。この日、細田守監督の姿はなかったが、齋藤優一郎プロデューサーと声優を務めた上白石萌歌、黒木華、役所広司が壇上にあがり、受賞の喜びを分かち合っていた。優秀アニメーション作品賞には、そのほか、『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』、『ペンギン・ハイウェイ』、『名探偵コナン ゼロの執行人』、『若おかみは小学生!』と、様々なジャンルの作品がひしめき合っていた。『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた細田監督による本作は、4歳の甘えん坊の男の子・くんちゃん(上白石さん)が、未来からやってきたセーラー服姿の少女・ミライちゃん(黒木さん)とともに、時空を超え、家族のルーツに出会う不思議な旅が描かれた。齋藤Pは、「小さな4歳の男の子を主人公にした映画、というチャレンジングな作品でした。新しいチャレンジに一緒に挑戦していただいた、ここにいらっしゃる才能あふれる役者の皆さん、優秀なスタッフのみんな、改めて心から感謝したいと思います」と、深々とお辞儀をした。感激の表情で立っていた上白石さんは、「すごくびっくりしています。私の中で大事な存在の作品なんです」と鼻をすすりながら感想を伝えた。初めての声優のチャレンジとなったが、上白石さんは「初めてで4歳の男の子という大きな壁があったんですけど、自分のすべてを、命を吹き込めた大切な作品が、こんな名誉ある賞をいただけたことがすごくうれしく思います」と、愛を込めて細田監督へのお祝いの言葉に変えていた。黒木さんは、「細田さんと仕事をするたびに、いろいろな世界に連れて行ってもらえて、自分自身ワクワクします。今回、この映画と自分の未来にも思いを馳せました。こんなかわいいお兄ちゃん(上白石さん)と檀上に立てることが、すごくうれしいです」と上白石さんに向けて微笑んでいた。(cinamacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年03月01日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、長編アニメーション映画賞にノミネートされていた細田守監督作『未来のミライ』は惜しくも受賞を逃した。オスカーを手にしたのは大本命だった『スパイダーマン:スパイダーバース』。日本では3月8日(金)より公開となる本作。全米公開初登場1位を獲得し、各メディアから「スパイダーマン映画史上最高傑作!」と絶賛を受け、アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞では長編アニメーション賞を含む最多7部門を受賞、ゴールデン・グローブ賞(アニメーション作品賞)も受賞し、アカデミー賞前哨戦で圧倒的な強さを見せていた。今年は『インクレディブル・ファミリー』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』の2作品がノミネートされたアカデミー賞の常連“ディズニー”だが、『スパイダーマン:スパイダーバース』の受賞によりディズニー作品(ディズニー/ピクサー作品含む)連続の受賞記録が途絶えた。そのほか日本からのファンも多いウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』がノミネートされていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月25日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『万引き家族』でノミネートされている是枝裕和監督と『未来のミライ』の細田守監督がレッドカーペットに2人揃って登場し、日本の取材に応じた。アジア初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネートに加え、先日発表されたアニー賞では、日本人監督としては初の長編インディペンデント作品賞を受賞。長編映画アニメーション部門にノミネートされた細田守監督作『未来のミライ』。そして外国語映画賞でノミネートされている是枝裕和監督作『万引き家族』。今回同賞を受賞すると滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)以来10年ぶりの快挙となる。第71回カンヌ国際映画祭最高賞<パルム・ドール>受賞ほか、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞に輝くなど海外からも絶賛の声が上がってる。「あまり緊張しないタイプなんで、普通です」と話す是枝監督は、アメリカのファンに評価されている、子どもたちの演出について「子供は待つこと、急かさない」と自身の演出方法を明かした。さらに「現場に樹木(希林)さんがいることで恥ずかしくない演出をしたいという思いがあった」と、語っていた。「レッドカーペットの盛り上がりがすごくって。昨日はたっぷり寝れました」と明かす細田監督は、「『Mirai』という作品はに日常的な作品でアメリカでは受けないと思っていたが、蓋を空けてみたら好意的に受け止めてもらえて感謝している」とコメントした。そんな2人はレッドカーペットに揃って登場し、WOWOWの取材に応じた。今回W受賞となるか。期待したい。(text:cinemacafe.net)
2019年02月25日米国アカデミー賞(R)ノミネート&アニー賞受賞を記念して、細田守監督『未来のミライ』が2月22日(金)より期間限定で新宿バルト9にて再上映されることが決定した。『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などを手掛けてきた細田監督が、生まれてきたばかりの妹にかかりきりになる両親に戸惑う4歳の男の子くんちゃんと、未来からやってきたミライちゃんがめぐる物語を描いた本作。声優陣には、上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子、福山雅治ら豪華な面々が揃ったことでも話題となり、229万人を動員、世界でも97の国と地域で配給(予定も含む)され、高い評価を得た。そして本作は、アジア初のゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネートに加え、先日発表されたアニー賞では、日本人監督としては初の長編インディペンデント作品賞を受賞。また2月24日(日本時間25日)発表予定の第91回米国アカデミー賞(R)でも、長編映画アニメーション部門にノミネートされており、受賞に注目が集まっている。そんな米国アカデミー賞(R)ノミネート&アニー賞受賞を記念して、この度期間限定で再上映が決定。期間中は来場者特典として、先着で非売品プレスシートor非売品B2ポスターをプレゼント予定。さらに、公開時パンフレットや一部劇場グッズ、特典付きBlu-ray&DVDも販売予定だ。『未来のミライ』再上映は2月22日(金)~28日(木)新宿バルト9にて期間限定上映。(cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月19日声優の宮野真守が、15日(22:00~)に放送されるニッポン放送『斎藤工のオールナイトニッポンGOLD~映画「家族のレシピ」スペシャル~』に出演することが決定した。斎藤と宮野は、10年以上前にミュージカル『テニスの王子様』で共演して以来、「また仕事をしてみたい」と思っていた仲であり、斎藤の熱烈なオファーにより今回共演が実現した。企画「WORD CUP2019~最強ワード決定戦~」では、「深夜ラジオということで、コンプライアンスのギリギリを攻める!」と宣言した斎藤と宮野による「美声」を生かした2人の対決も。宮野は「ミュージカル『テニスの王子様』以降、なかなかご一緒出来ず、僕もこの様な機会を切望しておりました。なので、今回お声がけいただけて、本当に本当にうれしかったです」と明かす。そして「『おもしろ』に対して貪欲な僕らの、ギリギリセーフ…なのか、アウトなのかわからないトークを(笑)、どうぞお楽しみください!」と話した。
2019年02月15日行定勲監督や西川美和監督、細田守監督、池松壮亮、吉田羊、松尾スズキなど各界から激賞されているイ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』。この度、その大ヒットを記念して監督の代表作である『ペパーミント・キャンディー』と『オアシス』のリマスターヴァージョンが日本初公開されることになった。村上春樹原作、そしてイ・チャンドン監督8年ぶりの新作ということで話題を呼んでいる本作。原作ファン、映画ファンを中心に動員しており、鑑賞後のSNSでの感想も「イ・チャンドンの待ちにまった最高傑作」 「イ・チャンドン監督の深いテーマにやられた」など待ちに待った監督作として絶賛されている。 この大ヒットを記念して、イ・チャンドン監督の代表作2作品を一挙公開する。■『ペパーミント・キャンディー』“韓国のアカデミー賞”5部門制覇アッバス・キアロスタミ監督が「本当に素晴らしい映画を観た!」と絶賛し、韓国のアカデミー賞である大鐘賞5部門を独占した監督2作目となる伝説の傑作『ペパーミント・キャンディー』(99)。1999年、春。旧友たちとのピクニックに場違いな恰好で現れたキム・ヨンホ(ソル・ギョング)。 そこは、20年前に初恋の人スニム(ムン・ソリ)と訪れた場所だった。仕事も家族もすべてを失い、絶望の淵に立たされたヨンホは、線路の上で向かってくる列車に向かって「帰りたい!」と叫ぶ。すると、彼の人生が巻き戻されていく。自ら崩壊させ てしまった妻ホンジャ(キム・ヨジン)との生活、互いに惹かれ合いながらも結ばれなかったスニムへの愛、兵士として遭遇した「光州事件」。そして、記憶の旅は人生のもっとも美しく純粋だった 20年前にたどり着く――。■『オアシス』ヴェネツィア映画祭最優秀監督賞に輝く第59回ヴェネツィア国際映画祭で最優秀監督賞、新人俳優賞(ムン・ソリ)、国際批評家連盟賞を受賞した、極限の純愛を描いた傑作『オアシス』(02)。上記に続いて、ソル・ギョングとムン・ソリが出演した。ひき逃げ事故で兄を助け、刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥは、家族のもとへ戻るものの、皆から煙たがられていた。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋でひとり取り残された女性コンジュと出会う。脳性麻痺を持つコンジュは、部屋の中で空想の世界に生きていた。ふたりは互いに心惹かれ合い、純粋な愛を育んでいくが、周囲の人間は誰ひとりとして彼らを理解しようとはしなかった…。なお、2019年は『ペパー ミント・キャンディー』が製作20周年、『オアシス』が日本公開15周年と記念すべき年となる。新たに蘇ったこの2本も合わせて、イ・チャンドンの世界を堪能してみてほしい。『ペパーミント・キャンディー』4Kレストア・デジタルリマスター版、『オアシス』HDデジタルリマスター版は3月15日(金)よりアップリック渋谷、アップリンク吉祥寺ほか順次公開。『バーニング 劇場版』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2019年02月09日4日(現地時間)第91回アカデミー賞にノミネートされている候補者たちのための昼食会が、ロサンゼルスの「ザ・ビバリー・ヒルトン」で開催された。「人気映画部門」の新設の延期、授賞式の放送時間の大幅短縮、歌曲賞のパフォーマンス曲数をめぐる騒動、そしてケヴィン・ハートが司会を辞退してからいまだ新たな司会者が発表されることなく、30年ぶりに「司会者不在」で当日を迎えそうな今年の授賞式。例年に比べて混乱続きではあるが、“良い変化”もあったようだ。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが昼食会で、「今年は女性の候補者数が過去最高」と述べ、今後も人種、民族性、性別などの多様性を受け入れていくと発言した。(とはいえ、「Daily Mail」紙は、「集合写真に写る候補者のほとんどはいまだ白人男性ばかり」と指摘している)。出席者はレディー・ガガ、ブラッドリー・クーパーら俳優や監督、プロデューサー、衣装デザイナーなど24部門の候補者が集結。日本からは外国語映画賞にノミネートされている『万引き家族』の是枝裕和監督、長編アニメ映画賞にノミネートされている『未来のミライ』の細田守監督らが出席。是枝監督は、巨大なオスカー像の前で像と同じポーズを取って記念撮影をするなど、昼食会を楽しんだもよう。細田監督とのツーショット写真も撮影されていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年02月05日2日夜(現地時間)、UCLAのロイスホールにて、アニメ界のアカデミー賞と称されるアニー賞受賞式が開催された。最多7冠に輝いたのは『スパイダーマン:スパイダーバース』で、作品賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、監督賞、美術賞、脚本賞、編集賞とノミネートされていたすべての7部門で受賞するという快挙を遂げた。日本の作品としては、細田守監督の『未来のミライ』が長編インディペンデント作品賞を見事受賞。同賞の他ノミネート作品は『Ce Magnifique Gateau!』(原題)、日仏合作で西見祥示郎監督作の『ムタフカズ』、『Ruben Brandt, Collector』(原題)、『Tito and the Birds』(原題)だった。インディペンデント作品賞とは、全米で上映数が1,000館未満の作品または、ASIFA(国際アニメーションフィルム協会)が認定している世界4大国際アニメ―ションフェスティバルのいずれかで作品賞を受賞した作品を対象としている。『未来のミライ』は脚本賞にもノミネートされていたが、こちらは受賞を逃した。『未来のミライ』は、24日(現地時間)に行われるアカデミー賞の長編アニメ部門にもノミネートされている。賞をともに競うのは、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『インクレディブル・ファミリー』、『犬ヶ島』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月03日1月22日、第91回アカデミー賞のノミネート作品が発表された。日本からは外国語映画賞に是枝裕和監督(56)の『万引き家族』と、長編アニメーション映画賞には細田守監督(51)の『未来のミライ』の2作品がノミネートを果たした。長編アニメーション映画賞に日本からスタジオジブリ作品以外がノミネートするのは史上初。さらに『万引き家族』が外国語映画賞を受賞した場合、09年に受賞した滝田洋二郎監督(63)の『おくりびと』以来10年ぶりの快挙となる。早くも日本では2作の結果に大きな期待が高まっている。だが、『万引き家族』の前に立ちはだかる強力なライバルの存在が――。それは現在動画配信サービス・Netflixで配信中の『ROMA/ローマ』。本作は無重力空間を圧倒的な映像美で見せた宇宙映画『ゼロ・グラヴィティ』でアカデミー監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンが監督を務めるなど、強力な布陣。また同時に作品賞にもノミネートを果たしており、動画配信サービスの映画では史上初の快挙。さらにスペイン語制作の映画として初めて作品賞にノミネートするなど、まさに映画史を更新し続けている作品だ。アカデミー賞の前哨戦ともいわれるゴールデングローブ賞でも外国語映画賞を受賞。同じく同賞にノミネートされていた『万引き家族』を一歩リードした形だ。さらに、ライバルはまだいるという。「今年の外国語映画賞は近年稀に見る激戦です。『ROMA/ローマ』以外にも、昨年のベネチア国際映画祭でも高い評価を受けたドイツの『Never Look Away』が。さらに、昨年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞したポーランドの『COLD WARあの歌、2つの心』も要注意でしょう。ただ、カンヌでパルムドールを受賞した『万引き家族』の前評判はアカデミー会員にも好印象を与えると思います。『万引き家族』が受賞する可能性も決してゼロではないと思います」(映画会社関係者)授賞式は2月24日(現地時間)にロサンゼルスで開催される。栄光は一体誰の手に――。
2019年01月23日第91回アカデミー賞のノミネート作品が1月22日(現地)に発表され、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に、細田守監督の『未来のミライ』が長編アニメーション部門にそれぞれノミネートされた。日本映画のダブルノミネートは、オスカー史上初!日本人にとっては“平成最後”の米アカデミー賞となる今回だが、まず、同じ年に日本映画2作品が、外国語映画賞と長編アニメーション部門の候補にあがるのは、アカデミー賞史上初めてのこと。映画界最大の祭典において、日本映画の躍進を感じさせるノミネーションは、素直に喜ばしい結果だ。どちらの作品も、現代日本が抱える問題を背景に、“家族”のあり方を作家性あふれるアプローチで描き切っており、それが海外で評価を得た点も見逃せない。ちなみに、外国語映画賞が正式に設置された第29回以来、同賞に輝いた日本映画は滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)のみ。長編アニメーション部門は2001年の第74回から設置され、翌年の第75回に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞。以降、5度にわたって、スタジオジブリ作品がノミネートされるも受賞は逃している。外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ち昨年5月、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞して以来、各国の映画賞で旋風を巻き起こしている『万引き家族』。第76回ゴールデングローブ賞では、惜しくも外国語映画賞を逃したが、その後に発表された第44回LA映画批評家協会では外国語映画賞に輝いており、賞レースでの勢いに衰えは見えない。是枝組の常連であり、本作でも圧倒的な存在感を放った樹木希林さんが昨年この世を去ったのは残念だが、今回の朗報を喜んでいるのは間違いない。きっと天国から強力なエールを送ってくれるはずだ。最大のライバルは、アルフォンソ・キュアロン監督のメキシコ映画『ROMA/ローマ』。こちらはヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、その後は各映画賞の外国語映画賞を次々と手にしている。ゴールデングローブ賞でもこちらに軍配があがった。なお、『ROMA/ローマ』は作品賞候補にもあがっており、これはNetflix配給の作品としては初の快挙。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』に続いて、「メキシコ出身のキュアロン監督に作品賞をあげたい!」という思いから、外国語映画賞は『万引き家族』に…という可能性は少なからずあるのではないだろうか。もちろん、これは“棚ぼた”では決してなく、実質的に今年の外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ちなのだ。ジブリ以外の作品が初ノミネート!真価を問われる『未来のミライ』昨年夏に公開され、国内では、批評的にも興行的にも正当な評価を得たとは言い難かった『未来のミライ』。しかし、海外での評判は上々で、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた。同賞候補に日本の作品が挙がるのは、意外にも初めてのこと。そして、第91回アカデミー賞では、ジブリ作品以外で初めて長編アニメーション部門にノミネートされ、まさに真価を問われることになった。長編アニメーション部門の候補は『未来のミライ』に加えて、『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』の計5作品。アニメ界のアカデミー賞と言われる第46回アニー賞(2月発表)では、『インクレディブル・ファミリー』『シュガー・ラッシュ:オンライン』がそれぞれ11部門、10部門にノミネートされ、強さを発揮しているが、第76回ゴールデングローブ賞では下馬評を覆し『スパイダーマン:スパイダーバース』が最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したばかり(『未来のミライ』も候補だった)。その上で過去6年間、ディズニーアニメーション作品が栄冠に輝き続けた同賞が、そろそろ安定したブランド力から離れ、より革新的でユニークな映像表現にスポットをあてるべき転機を迎えているのは事実。確かに『未来のミライ』は最有力候補ではないが、『犬ヶ島』同様にそのオリジナリティは評価に値するはずである。第91回アカデミー賞授賞式は2月25日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。(text:Ryo Uchida)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年01月23日第91回アカデミー賞の各賞ノミネーションが22日午前5時(現地時間)に発表され、日本映画2本も候補となった。是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画部門、細田守監督の『未来のミライ』がアニメ長編映画部門にノミネートされた。今年の作品賞候補は例年より少ない8本。Netflix配信のアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』が作品、監督、主演女優、助演女優ほか最多10部門でノミネートされ、『女王陛下のお気に入り』が9部門10ノミネートを果たした。『ROMA/ローマ』は昨年9月にヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞。モノクロ映像でキャストも無名ながら、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか、前哨戦で健闘。レディー・ガガの初主演作『アリー/スター誕生』は作品賞や主演女優賞、歌曲賞ほか8部門、ジョージ・W・ブッシュ政権のディック・チェイニー副大統領を描く『バイス』も作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優ほか8部門でノミネートを獲得した。毎年、ノミネーションにはサプライズがつきものだが、今年は『ブラックパンサー』がアメコミ原作のヒーロー映画として初めて作品賞候補となったのもその1つだ。本作は7部門でノミネートされ、スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』が6部門ノミネートで続き、『ボヘミアン・ラプソディ』が作品賞、主演男優賞など5部門、『グリーンブック』も同じく5部門で候補になった。以下、各賞ノミネート一覧【作品賞】『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』『ボヘミアン・ラプソディ』『女王陛下のお気に入り』『グリーンブック』『ROMA/ローマ』『アリー/スター誕生』『バイス』【監督賞】ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)アダム・マッケイ(『バイス』)パヴェル・パヴリコフスキ(『COLD WAR あの歌、2つの心』)【主演男優賞】クリスチャン・ベイル(『バイス』)ブラッドリー・クーパー(『アリー/スター誕生』)ウィレム・デフォー(『At Eternity Gate』原題)ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)【主演女優賞】ヤリツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)グレン・クローズ(『天才作家の妻40年目の真実』)オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)レディー・ガガ(『アリー/スター誕生』)メリッサ・マッカーシー(『Can You Ever Forgive Me?』原題)【助演男優賞】マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』)サム・エリオット(『アリー/スター誕生』)リチャード・E・グラント(『Can You Ever Forgive Me?』原題)サム・ロックウェル(『バイス』)【助演女優賞】エイミー・アダムス(『バイス』)マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)【脚色賞】ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン(『バスターのバラード』)バリー・ジェンキンス(『ビール・ストリートの恋人たち』)ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ、エリック・ロス(『アリー/スター誕生』)ニコール・ホロフスナー、ジェフ・ウィッティ(『Can You Ever Forgive Me?』原題)スパイク・リー、デヴィッド・ラビノウィッツ、チャーリー・ウォッチェル、ケヴィン・ウィルモット(『ブラック・クランズマン』)【オリジナル脚本賞】デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ(『女王陛下のお気に入り』)ポール・シュレイダー(『魂のゆくえ』)ブライアン・ヘイズ・カリー、ピーター・ファレリー、ニック・ヴァレロンガ(『グリーンブック』)アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)アダム・マッケイ(『バイス』)【長編アニメーション映画賞】『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『未来のミライ』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』【外国語映画賞】『Capernaum』(原題/レバノン)『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)『Never Look Away』(英題/ドイツ)『ROMA/ローマ』(メキシコ)『万引き家族』(日本)【編集賞】『ブラック・クランズマン』(バリー・アレクサンダー・ブラウン)『ボヘミアン・ラプソディ』(ジョン・オットマン)『女王陛下のお気に入り』(ヨルゴス・ランティモス)『グリーンブック』(パトリック・J・ドン・ヴィト)『バイス』(ハンク・コーウィン)【撮影賞】ルーカス・ザル(『COLD WAR あの歌、2つの心』)ロビー・ライアン(『女王陛下のお気に入り』)カレブ・デシャネル(『Never Look Away』原題)アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)マシュー・リバティーク(『アリー/スター誕生』)【美術賞】『ブラックパンサー』『女王陛下のお気に入り』『ファースト・マン』『メリー・ポピンズリターンズ』『ROMA/ローマ』【衣装デザイン賞】『バスターのバラード』『ブラックパンサー』『女王陛下のお気に入り』『メリー・ポピンズリターンズ』『ふたりの女王メアリーとエリザベス』【作曲賞】『ブラックパンサー』(ルドウィグ・ゴランソン)『ブラック・クランズマン』(テレンス・ブランチャード)『ビール・ストリートの恋人たち』(ニコラス・ブリテル)『犬ヶ島』(アレクサンドル・デスプラ)『メリー・ポピンズ リターンズ』(マーク・シャイマン)【歌曲賞】All the Stars(『ブラックパンサー』)I’ll Fight(『RBG』原題)The Place Where Lost Things Go(『メリー・ポピンズ』)Shallow(『アリー/スター誕生』)When a Cowboy Trades His Spurs for Wings(『バスターのバラード』)【音響編集賞】『ブラックパンサー』『ボヘミアン・ラプソディ』『ファースト・マン』『クワイエット・プレイス』『ROMA/ローマ』【録音賞】『ブラックパンサー』『ボヘミアン・ラプソディ』『ファースト・マン』『ROMA/ローマ』『アリー/スター誕生』【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】『Border』(原題)『ふたりの女王メアリーとエリザベス』『バイス』【視覚効果賞】『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』『プーと大人になった僕』『ファースト・マン』『レディ・プレイヤー1』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』【短編アニメーション映画賞】『Animal Behaviour』(原題)『Bao』『Late Afternoon』(原題)『One Small Step』(原題)『Weekends』(原題)【短編実写賞】『Detainment』(原題)『Fauve』(原題)『Marguerite』(原題)『Mother』(原題)『Skin』(原題)【長編ドキュメンタリー賞】『Free Solo』(原題)『Hale County This morning, This evening』(原題)『Minding the Gap』(原題)『Of fathers and sons』(原題)『RBG』(原題)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年01月23日3月17日(日)に幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールで開催されるライブイベント「MBSアニメヒストリア-平成-」。同公演に声優の宮野真守が出演することが決定した。【チケット情報はこちら】平成にMBSで放送された350本を超えるアニメの中から、厳選された作品に出演した声優や主題歌を歌ったアーティストが登場する同イベント。すでに梶裕貴、中村悠一の出演と、イベントの参加作品として『進撃の巨人』、『機動戦士ガンダムSEED』、『SSSS.GRIDMAN』が発表されていたが、今回新たに平成19年に放送された『機動戦士ガンダム00』の参加と、本作から刹那・F・セイエイ役の宮野の出演が決まった。宮野は出演決定に際し「「MBS ANIME FES.」には僕も参加させていただきましたが、スケール感と、スタッフさん達の熱さと、ファンの皆様の愛に、大変感動したのを覚えています。今回は「平成最後の大舞台」を作り上げると聞いて、僕自身大興奮しております!しかもそんな記念すべきステージに、自分の人生を変えてくれた大事な作品『機動戦士ガンダム00』として出演できる事、本当に嬉しく思います。僕らと一緒に「平成アニメ」の素晴らしさを、存分に分かち合いましょう!」とコメントを寄せている。最終的に参加アニメーション作品は15作品、登場キャストは総勢15名、アーティストは6組の出演が予定されている同イベント。今後の発表にも期待が高まる。チケットの一般発売に先駆けて、現在先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月14日(月・祝)午後11時59分まで。■「MBSアニメヒストリア-平成-」日時:3月17日(日)開場16:00 / 開演17:00(予定)※開場・開演時間は変更になる可能性がございます。会場:幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール(千葉県)
2019年01月11日“アニメ界のアカデミー賞”と呼ばれる第46回アニー賞にて、細田守監督の『未来のミライ』と草なぎ剛が声優を務めた『ムタフカズ』がインディペンデント作品賞にノミネート。最多ノミネートは10部門11ノミネートとなったディズニー/ピクサー『インクレディブル・ファミリー』で、ディズニー『シュガー・ラッシュ:オンライン』の10部門が続いた。国際アニメ映画協会が現地時間12月3日に発表した今回のアニー賞ノミネート作品。『未来のミライ』は『時をかける少女』『サマーウォーズ』などで知られる細田監督の最新作で、上白石萌歌や黒木華、星野源、福山雅治らが声優として参加。インディペンデント作品賞と作品脚本賞の2部門にノミネートされた。インディペンデント作品賞とは全米で1,000館未満の映画館で上映、もしくはASIFA(国際アニメーションフィルム協会)が公認している世界4大アニメーション映画祭での作品賞受賞作を対象とした部門。細田監督は前作『バケモノの子』(15)に続いての同部門ノミネート。また、『鉄コン筋クリート』の西見祥示郎監督のもと、草なぎさんと柄本時生、満島真之介らが声優を務めた『ムタフカズ』も同候補に選ばれた。最多ノミネートは、ピクサー・アニメーション・スタジオの記念すべき長編20作目の超大作『インクレディブル・ファミリー』で作品賞、監督賞、声優賞、脚本賞など10部門11ノミネートを達成。賞レースで先陣を切って発表されたナショナル・ボード・オブ・レビューではすでにアニメーション賞を獲得しており、ゴールデン・グローブ賞をはじめとした各映画賞アニメ部門はもちろん、アカデミー賞への期待も高まっている。同じくディズニーの『シュガー・ラッシュ:オンライン』(12月21日公開)が作品賞ほか10部門で続き、スパイダーマンが複数存在する世界を描いた『スパイダーマン:スパイダーバース』が7部門、日本の架空都市が舞台となったウェス・アンダーソン監督のストップモーションアニメ『犬ヶ島』が声優賞を含む4部門でノミネートとなった。授賞式は現地時間2019年2月2日、米・ロサンゼルスにて開催される。第46回アニー賞作品賞ノミネーション作品賞『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』インディペンデント作品賞『Ce Magnifique Gateau!』(原題)『ムタフカズ』『未来のミライ』『Ruben Brandt, Collector』(原題)『Tito and the Birds』(原題)(text:Reiko Uehara)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.スパイダーマン:スパイダーバース 2019年、公開ムタフカズ 2018年10月12日より全国にて公開©ANKAMA ANIMATIONS - 2017
2018年12月04日第31回東京国際映画祭クロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』のワールド・プレミア上映が3日、東京国際フォーラムで開催され、舞台挨拶に声優の宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、上田麗奈、小澤亜李、静野孔文監督、瀬下寛之監督、主題歌を担当したXAIが登壇。宮野は、登場したゴジラをあやしたり、ゴジラと同じ動きを見せたり、サービス精神旺盛に会場を盛り上げた。同作は、アニメーション映画『GODZILLA』三部作の最終章。超科学が生み出した“メカゴジラシティ”をも焼き尽くし、地上の覇者となった究極の生命“ゴジラ・アース”と高次元怪獣“ギドラ”が激突する。主人公・ハルオの声を演じた宮野は「クロージング作品ということで本当に光栄です」と喜び、「世界のみなさんに見ていただきたい映画」とアピール。「劇場三部作が完結します。僕たちが見せたかった映画の答えです。思いを込めて作ったので、やっとみなさんに見ていただけるこの瞬間が幸せです」と語った。そして、ユウコ役の花澤が「ハルオの生き様」と見どころを伝えると、男らしいポーズをして笑いを誘った宮野。「最終章を見ていただいたときに感じるのは、どうしようもない世界の中で1人の男がどう生きたのかという男らしいストーリー。ハルオの生き様にいろいろ考えさせられると思う。1人の男の生きた道のりにたくさんたくさん感じてほしいですし、僕はそこに命を込めて演じたので受け取ってもらえたら」とハルオ役としての熱い思いを明かした。その後、ゴジラがほえながら登場すると、宮野は「熱線を吐くんじゃない! やめろ!」と動きをつけてセリフのようなコメントで会場を盛り上げ、ゴジラが隣に来ると「よーしよし! よーしよし!」となでなで。「間近で見れてすごいうれしい。本当に暴れん坊ですね。これが日本が誇る我々のゴジラ。みんなが大好き、大好きだよ!」と声をかけた。また、通訳が話しているときにゴジラにマイクを向けてゴジラが話しているように見せたり、写真撮影の際にゴジラポーズを披露したり、ステージを去る際にも、ゴジラになりきって同じ動きを見せ、おちゃめな宮野に笑いの絶えない舞台挨拶になった。舞台挨拶では、XAIによる主題歌の生披露も。宮野は「すごく繊細でありパワフルであり、なかなかできることではない歌声をこの会場で響き渡らせるというのは…感動しました」と歌声に圧倒された様子で、「僕も袖で一緒に歌っていました」と加えた。
2018年11月03日大人気声優アーティスト・宮野真守の写真集撮影に密着したドキュメンタリー「宮野真守ドキュメンタリー2018 ~in Las Vegas~」の放送が決定。ラスベガスで行われたファースト写真集の撮影の裏側や独占インタビューをお届けする。ベストアルバム発売、アリーナツアーも開催し、先日の星野源による新感覚音楽&トーク番組「おげんさんといっしょ」第2弾では人気キャラの“雅マモル”となって登場した、“マモ”こと宮野さん。今年2018年はアーティストデビュー10周年イヤーにあたる。この度のドキュメンタリーでは、声優でありながら、圧倒的な歌唱力とダンスのパフォーマンスでファンを魅了し続けてきた宮野さんのアーティスト活動10周年を記念して出版される、女性誌「JUNON」プロデュースによるファースト写真集の撮影に密着。ラスベガスでの数日間の写真集撮影風景やオフショットを中心に、宮野さんの素顔の魅力を余すことなくお届け。また、番組ではアーティストデビュー10周年にあたっての独占インタビューも敢行。ライブや音源をこだわり抜く彼ならではのポリシーや熱量が垣間見えるインタビューとなっており、彼とともにこの怒涛の10年をふり返りながら、改めて“アーティスト・宮野真守”の魅力を再認識することができそう。■宮野真守からコメント到着この度、宮野さんからコメントが到着。宮野さんは、「初めて訪れたエンターテイメントの宝庫・ラスベガスはとても刺激的でした」とコメントし、「写真集撮影の裏側はもちろん、この街に魅了されてゆく僕の表情を、インタビューと共にぜひお楽しみください」とファンへメッセージを送った。「宮野真守ドキュメンタリー2018 ~in Las Vegas~」は9月30日(日)23時~、CS放送フジテレビTWOドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにて放送/配信。「宮野真守ファースト写真集(仮)」は10月26日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2018年08月30日細田守監督最新作『未来のミライ』の公開を記念して日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、2週連続細田アニメをオンエア中。2週目の7月27日(金)の今夜は、2015年に公開され大ヒットした『バケモノの子』をお届けする。『劇場版デジモンアドベンチャー』シリーズや『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』を手がけ、先週の本番組でオンエアされた『時をかける少女』が高い評価を受けると、その後『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』と話題作を世に送り出してきた細田監督。本作『バケモノの子』も公開されると459万人の観客動員数で2015年夏の邦画No.1ヒット作となり、第39回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞をはじめ、第25回日本映画批評家大賞アニメーション部門でも作品賞を受賞するなど各賞を受賞。世界各地で公開される大ヒット作となった。現代の東京・渋谷と、そこからほんの少しだけズレた場所にあるバケモノが暮らす異世界「渋天街」を舞台に、母親を亡くしひとりぼっちとなってしまった少年・九太が「強さ」を求めて、バケモノたちが住む渋天街に迷い込み、乱暴者のバケモノ・熊徹と出会い共に暮らすことになる。「強くなりたい」一心で熊徹の真似をし続ける九太は、徐々にたくましさを身につけていく。一方の熊徹も九太との生活の中で自らの技と心を成長させていき、二人はいつしか本当の父子のような関係に変わっていく…という物語。九太の少年期を『銀色の髪のアギト』や細田監督作『おおかみこどもの雨と雪』などで声優としての評価も高い宮崎あおいが、青年期をこちらも『おおかみこどもの雨と雪』で声優を務めた染谷将太がそれぞれ演じ、クマ顔のバケモノ熊徹には「陸王」や『孤狼の血』などの役所広司。ヒロインの楓には数々の実写作での活躍に加え『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で声優として主演を務めた広瀬すず、猿顔のバケモノ・多々良に『ハウルの動く城』『レイトン教授と永遠の歌姫』などアニメ作品にも数多く出演している大泉洋、豚顔の僧侶・百秋坊に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の公開も控えるリリー・フランキー、さらに津川雅彦、黒木華、宮野真守、山路和弘、山口勝平ら超豪華な俳優、声優陣の共演にも注目。『バケモノの子』は7月27日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でオンエア。(笠緒)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開© 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2018年07月27日女優の上白石萌歌が20日、都内で行われたアニメーション映画『未来のミライ』の初日舞台あいさつに、黒木華、星野源、麻生久美子、細田守監督とともに登壇した。同作は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』と次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で注目される細田監督の最新作で、甘えん坊の4歳の男の子・くんちゃん(上白石)と、未来からやってきた妹・ミライちゃん(黒木)が織りなすちょっと変わった"きょうだい"の物語を描く。ついに初日を迎えた感想を聞かれた上白石は「ここに来るまですごくドキドキしていたんですけど、こうやって皆さんの顔を見ると、すごくホッとして、ちゃんと届いたかなって思えて嬉しいです」と笑顔を見せた。また、同作の試写を娘と娘の友だちと見たという麻生は「(娘が)ゲラゲラと大笑いしていて、その友だちも最後に泣き叫んだりしていて、全体を通してすごく楽しんでくれました」と満足気な表情を浮かべつつも、「私が最近、幼稚園に迎えに行くと、その娘の友だちから(劇中にあるセリフ)『鬼ババだ!』って言われるんですよ。公開していないので、それがちょっと困っていて…。(映画を見た)皆さんならわかっていただけると思うんですけど…(笑)」と苦笑いを浮かべて会場の笑いを誘った。また、同作の内容にちなみ、家族の愛を感じる瞬間はどんなときか質問されると、上白石は「『いってらっしゃい』って言われたときに愛を感じます。今は(姉で女優の上白石萌音と)2人暮らしをしているんですけど、家族が全員家にいたときは『いってらっしゃい』って言われると"頑張ろう"って思えたので、何気ない言葉の中に愛がこもっているのが『いってらっしゃい』かなって思います」としみじみと語り、麻生は「舞台の地方公演でしばらく家を空けて、(久しぶりに)帰ってきたときに、改札を出たところに夫と娘が待っていたんです。娘が花を一輪持っていて。それを見つけた途端に泣き出して、それが可愛くて可愛くて、そういうサプライズをしてくれた夫にも感謝しましたし、あのときは嬉しかったし、ずっと忘れられないですね」と幸せオーラを振りまいた。さらに、時を超えて会いたい人の存在を聞かれると、未来よりも過去に興味があるという上白石は、高橋是清の名前を挙げ「内閣総理大臣で、私、九州出身なのに西郷(隆盛)さんじゃないのって突っ込まれるんですけど、すごい方なんですよ!」と目を輝かせ、「もともと英語の教師で、そこから外交とか総理大臣をやったあともいろんなことをやって、明治維新にすごく大きな影響を与えた人物で、受験期に"すごいなあ"って思っていたので、是清さんに会ってエールをもらいたいですね。頑張れって(笑)」と願望を告白した。
2018年07月22日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では細田守監督最新作『未来のミライ』の公開を記念して「夏のスーパーアニメ祭り 第1弾」と銘打ち、2週連続で細田作品を放送。1週目の7月20日(金)今夜は2006年公開の『時をかける少女』をオンエアする。少年時代からアニメ作りに興味を持ち、アニメーターとしての才能も高く評価され、東映アニメーションで「デジモンアドベンチャー」などを手がけた後独立した細田監督。『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』に続いて長編アニメ2作目として監督したのが本作だ。筒井康隆の原作小説の数十年後を舞台に、原作の主人公・芳山和子の姪である紺野真琴が主人公となったオリジナルストーリーが展開。小規模な公開から始まった興行は8か月を超えるロングランを記録、最終的に上映館数は延べ100館を超え「第30回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞、「第31回アヌシー国際アニメーション映画祭 」長編部門特別賞など国内外で高く評価された。野球が大好きなごく普通の高校生・真琴は、小さな不運が続いてゲンナリしていたある日、思いがけず時間を自由に行き来できる“タイムリープ”の能力を手に入れる。親友の千昭から告白された事実を“なかったこと”にするため、その“1日”を何度も繰り返す…。しかし、彼女が散々時間を操作したせいで思わぬ事態が発生、そして真琴が冒険の果てにたどり着いた驚きの真実とは――!?真琴役の声優には「ホリデイラブ」『羊と鋼の森』などの仲里依紗。仲さんは本作出演後、2010年公開の実写版『時をかける少女』にも主演。原作の主人公・和子の娘・あかり役を演じ、同作がきっかけで共演の中尾明慶と結婚している。本日7月20日公開の細田監督最新作『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織りなす、ちょっと変わった「きょうだい」の物語を描く作品となり、上白石萌歌、黒木華、星野源、役所広司、福山雅治ら豪華な声優陣にも注目。「夏のスーパーアニメ祭り 第1弾」2週目となる7月27日(金)は2015年公開の『バケモノの子』をオンエア。こちらもお楽しみに。金曜ロードSHOW!『時をかける少女』は7月20日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2018年07月20日『サマーウォーズ』『バケモノの子』などヒット作を発表し続ける細田守監督の3年ぶりの新作映画『未来のミライ』が本日から公開される。細田監督が最新作で描くのは、甘えん坊な4歳のお兄ちゃん“くんちゃん”と、未来からやってきた、くんちゃんの妹“ミライちゃん”の物語だ。細田監督は東映動画(現:東映アニメーション)でアニメーターとしてキャリアをスタートし、演出に転向した後にメキメキと頭角をあらわし、2000年公開の『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』が高評価を集めた。その後、2006年に『時をかける少女』がロングランヒットになり、2009年に『サマーウォーズ』を発表。その後、自身の制作会社“スタジオ地図”を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』を大ヒットさせた。そんな細田監督の新作は、生まれてきたばかりの妹に両親の愛情を奪われて戸惑う4歳の男の子と、未来からやってきた妹の時空を超えた冒険物語。これまでの細田作品同様、魅力的なキャラクターとファンタジックな設定を用いて壮大なドラマが描かれるが、根底にあるのは、観客の多くが体験し、共感できる“家族”の物語だ。細田監督はこれまでも、両親の死や自身の結婚、子どもの誕生で感じたことや経験を創作に生かしており、そこで描かれるのは“遠い世界”の話ではなく、誰もが一度は味わったことがあり、主人公の選択に共感したり、時に意見を言いたくなるドラマばかりだ。本日から公開になる『未来のミライ』も劇場に多くの観客を集め、様々な意見が交わされることになるだろう。ちなみに、本作の主題歌は『サマーウォーズ』に続いて山下達郎が担当。彼が同じ映画監督と2度タッグを組むのは初めてのことで、本作のためにオープニング曲『ミライのテーマ』と主題歌『うたのきしゃ』を書き下ろしており、この2曲と『サマー・ウォーズ』の主題歌『僕らの夏の夢』のAcoustic Live Versionが収録されたCDがすでに発売されている。『未来のミライ』7月20日(金)より全国公開
2018年07月20日7月20日公開の映画『未来のミライ』は、妹が生まれ、家族からの愛情を奪われてしまった4歳の男の子が“お兄ちゃん”になるまでの冒険ストーリー。子どもの成長に迫るとともに、親である私たちの心を「チクッ」と刺激する細田守監督最新作。リアルとファンタジーが共存した不思議な作品が伝えるのは、子どものいる両親、とくに“きょうだい”を持つパパ、ママは心の奥にズシッと響くメッセージです。■ママの心をわしづかみするリアルな情景主人公は、4歳の男の子・くんちゃん。これまで両親や祖父母からの愛情を一身に受けてきましたが、妹のミライちゃんが誕生したことで状況が一変。この設定を聞いただけで、心当たりのあるママはキュッと胸が痛むのではないでしょうか。映画が始まるやいなや、時間に追われるバタバタ感や、おそるおそる育児をする夫など、子育て中のママには共感できるシーンがつぎつぎと目に飛び込みます。そのリアルさはアイテム描写にも言えることで、定番の玩具や絵本がそのまま登場するため、アニメにもかかわらず、ドキュメンタリーを見ているのかと錯覚をおこすほど。さらに、「ねぇねぇ、あそんで」「絵本読んで」と声をかけるくんちゃんに、「うん、うん」とパソコン作業をしながら空返事をするお父さん。妹をあやそうとして泣かせてしまったくんちゃんに「何してるの!」と声を荒らげるお母さん…もう、すべてが“あるある”すぎて、グチャグチャとしたやりきれない感情が込み上げます。■あらためて思う「お兄ちゃんなんだから」の理不尽さ病院からお母さんが帰ってくるのを楽しみに待っていたくんちゃんは、初めて見る小さな妹に戸惑いながらも、得も言われぬ愛おしさを感じていました。けれども、その感情は長く続きません。両親からの愛情を奪われる現実を知り、子どもながらに失望するのです。この状況も、まさに“きょうだいあるある”。「妹がほしい、弟がほしい」と、まるで新しい玩具をねだるようにせがんでいた子どもが、それを手に入れたことで思いもしなかった壁にぶつかることになるのです。親である私たちは、妹や弟ができることで、第一子がより成長してくれることを望みがち。劇中でも、お母さんは「(ミライちゃんのことを)なにかあったら、守ってあげてね」と、くんちゃんにお兄ちゃんとしての自覚を持たせようとします。でも、4歳の子どもにとって、それはどれほど酷なことでしょう。突然、目の前に自分より小さな妹がやってきても、急に“お兄ちゃん”にはなることなんてできません。親は“きょうだい”に同じだけの愛情を注いでいるつもり。ですが幼い子どもにとっては“時間=愛情”で、多くの時間をミライちゃんに取られてしまえば、愛情をすべて奪われたと感じるのも至極当然かもしれません。■時空を超えて届く、過去からのメッセージ!?「仲良くできないの」「好きくない」と、ミライちゃんを妹だと受け入れることができずにいるくんちゃんの前に、ある日あらわれたのは、セーラー服を着たミライちゃん。そして未来のミライちゃんに連れられて、くんちゃんは時間を超えた“家族の物語”へと旅立ちます。不思議な冒険の中で、くんちゃんは幼い頃のお母さんや父の面影を宿す青年と出会い、さまざまな経験を通して“お兄ちゃん”になるための一歩を踏み出します。一方で、くんちゃんの旅を通じて私たちが思い起こすのは、自分が子どもだった頃に抱いていた両親への思い。映画を観ると、過去の自分からのメッセージが、時空を超えていま、親となった自分自身に届いたような感覚を味わうことができるのです。■家族がもっともっと好きになる、すてきなひとときを物語を彩るのは、主人公のくんちゃんを演じる上白石萌歌をはじめ、ミライちゃん役の黒木華、おとうさん役の星野源、おかあさん役の麻生久美子、さらには吉原光夫、宮崎美子、役所広司に福山雅治という豪華声優陣。温かな声と圧倒的な映像美を有する『未来のミライ』は、4歳の男の子が繰り広げる冒険を軸としながら、怒りたくないけど怒ってしまう、わかっているけど後回しにしてしまう…自分を責めながらも必死に育児をがんばるママ・パパに寄り添う物語でもあります。夏休みの思い出に、ちょっぴり成長した“お姫様や王子様”の手を引いて、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか? 幼少期に思いを馳せたり、産み育ててくれた両親に会いたくなったり、わが子を「もっともっと愛したい」と思ったり。きっと、家族を思うすてきなひとときが過ごせるはずですよ。映画『未来のミライ』ある日、甘えん坊の“くんちゃん”に、生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女“ミライちゃん”と出会います。“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。監督・脚本・原作:細田守作画監督:青山浩行 秦 綾子美術監督:大森 崇 高松洋平音楽:高木正勝オープニングテーマ・エンディングテーマ:山下達郎 公式サイト:
2018年07月19日今や世界中で大人気の細田守監督のアニメーション。前作から3年、待望の新作『未来のミライ』がついに今月公開に!その完成を祝して、細田作品を大特集します。細田監督が子供向けアニメーション『デジモンアドベンチャー』で映画監督デビューした時から注目していたという放送作家の古川耕さん。細田作品の傾向や魅力は「圧倒的な新しさ」にあると語ってくれた。「初の長編映画『時をかける少女』は、過去に何度か実写化されていますが、それらの作品とは一味違う“躍動感あふれるみずみずしさ”が鮮烈でした。新しい風が吹いてきた!と感動したのを覚えています。また、それ以降のオリジナル作品は、監督自身の体験とリンクしながら“親戚と仮想空間” “母と子”など、既存のアニメーション映画になかった題材を取り上げ、良質なエンターテインメントに昇華させている。アニメーション映画は、子供たちを含む“公共のもの”であるべきという信念を監督は持っていて、それがどの作品にも反映されています」また、ただの娯楽作品とは一線を画す、緻密な演出と絵のクオリティも特筆すべきと、古川さん。「監督は絵画の知識や技術が豊富で、アニメーションとしての根本的な演出力の高さ、画づくりへのこだわりが抜きんでています。全カットが明確な意図を持って描かれ、メタファーもちりばめられているから、その解釈に気づくと作品をより深く楽しめますよ」下で細田監督の4作品を振り返り、見どころを解説。初めての人も再び観る人も、夏にふさわしい爽やかな感動に浸れるはず!2006年『時をかける少女』筒井康隆の原作を、現代を舞台に再構築。タイムリープの力を手に入れた高校生の真琴と、同級生の功介、千昭の友情や恋愛模様を描く。小規模公開から9か月に及ぶロングランを記録。「学生時代を思い出してノスタルジーに浸れるはず。映像がスタイリッシュで、真琴のアクションに彼女の性格や心の葛藤がにじみ出ているのも興味深い。真琴役の仲里依紗さんが注目された作品でも」(古川さん)2009年『サマー・ウォーズ』細田監督初のオリジナル劇場作品。数学が取り柄の高校生・健二が憧れの先輩の夏希の親戚たちと、「仮想世界OZ」の混乱から始まった世界の危機に立ち向かう。「夏の風景と仮想空間の対比、小気味よいバトルアクションシーンなど、監督が培ってきたものが凝縮された一本。脚本のレベルも高く、娯楽映画としてのクオリティが突出している。いち早くiPhoneが登場しているのも注目です」2012年『おおかみこどもの雨と雪』“おおかみおとこ”と恋をして、姉弟の“おおかみこども”を授かった花の13年間を描く。「子供たちをひとりで育てる母親を主人公にした叙情作。細田監督の個人的な体験や想いが出発点ですが、それを普遍性のある物語へ昇華しようとしています。背景の美しさやカメラワークも素晴らしく、トップクラスのアニメーターを集めて、表現的にも次のフェーズに入った作品といえます」2015年『バケモノの子』孤独な少年・九太とバケモノの熊徹は、生活を共にして絆を深めながら、お互いに成長していく。「王道のアクション活劇だけど、血の繋がらない親子の絆や、子供に育てられて親になっていく大人の姿も描き、是枝裕和監督の『そして父になる』の細田版とも言える。リアルに描かれた街並みも見どころだし、キャストも役所広司さん、宮崎あおいさん、リリー・フランキーさんら、名優揃いです」さらに、細田作品に登場する魅力的な男性キャラクター“細田作品男子”をピックアップ。『時をかける少女』やんちゃなムードメーカー間宮千昭(推定17歳)イケメン&やんちゃキャラでファン多数。想いを寄せる真琴に軽口を叩いて何かとちょっかいを出したり、自転車2人乗りからの告白シーンにキュン!『時をかける少女』頼れる兄貴分津田功介(推定17歳)成績優秀なオトナ系メガネ男子。真琴、千昭の友達であり、よき理解者。後輩女子の告白を、勉強に専念したいと断る実直さが魅力でも。ややマッチョなのも◎。『おおかみこどもの雨と雪』放っておけない一匹狼彼(年齢不詳)ニホンオオカミの末裔でオオカミと人が混ざり合った血を受け継ぐ最後の存在。排他的な雰囲気があり、時折見せる儚げな笑顔が母性をくすぐる。『バケモノの子』不器用な熱血漢九太(17)幼い頃は大人への敵対心から生意気だったが、心身ともに強くアツい青年に成長。熊徹との不器用なやり取りがイイ!知的好奇心旺盛で勉強熱心な一面も◎。※『anan』2018年7月18日号より。取材、文・熊坂麻美©「時をかける少女」製作委員会2006 ©2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS ©2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会 ©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS ©2018 スタジオ地図
2018年07月17日7月20日に公開される、細田守監督の最新作『未来のミライ』。登場人物のキャラとシンクロする、“ハマリ役”のキャスト陣を揃えるのが細田監督作品の魅力のひとつ。初参加で主演に抜擢された上白石萌歌さんと、3作品連続で出演する“常連”の黒木華さん。兄妹である、くんちゃんとミライちゃんの繊細な感情を見事に演じられたお二人に、細田監督のアニメーションの魅力、『未来のミライ』に出演した感想や作品の楽しみ方を伺いました。くんちゃん役上白石萌歌さんずっと細田監督の作品のファンだったので、出演できて本当に光栄ですし、カンヌでの上映にも参加できて、夢のような体験をさせていただいたと思っています。オーディションは実はミライちゃん役で受けていたので、くんちゃん役に決まった時はビックリ。声優は初めてなうえ4歳の男の子役なので、嬉しさと同時にハードルの高さも感じました。でも細田監督に「子供が持つ、人の本質に近いむき出しの感情を表現してほしい。そのままの声がいいから」と言っていただき救われました。役作りで4歳の子たちと触れ合ったことも大きかったですね。思った以上に4歳はしっかりしていて、でも一方で中性的な魅力があって。だから“男の子”ということも意識せず、くんちゃんの純粋さや人間的な部分を大切に演じました。アフレコの現場では、おかあさん役の麻生久美子さん、おとうさん役の星野源さんと一緒のシーンが多くて、お二人に挟まれていると本当の家族のように思えて嬉しかった。その温かい空気感も作品に反映されている気がします。私は生まれたばかりのミライちゃんが初めておうちにやってくるシーンがとても好き。赤ちゃんの描写が美しくて神々しくて、それを見つめる家族の表情は愛にあふれていて。こういう宝物のようなシーンに出合えるのも、細田監督の作品の魅力だと改めて発見して、さらにファンになりました!ミライちゃん役黒木華さん細田監督の作品に参加させていただくのは『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』に続いて3回目。壮大な世界を描きながら、誰もが共感できる身近なことをモチーフにしているのが、作品に共通する魅力だと思います。『未来のミライ』は、最初に台本を読んでいる時、「これからどうなっていくんだろう!」というワクワク感がすごくありました。4歳の男の子の目に映る世界の美しさ、兄妹の絆や夫婦の成長など、いろいろなことが描かれているので、観る人によって共感や感動のポイントが違うはず。いろんな世代の方に楽しんでいただける作品だと思います。私が演じたのは、主人公のくんちゃんの妹で未来から来たミライちゃん。チャーミングな役で楽しくやらせていただきました。でもミライちゃんを演じながら、つい、くんちゃんに感情移入してしまって。私は弟がいるので、両親の愛情が2分割された衝撃がわかるんです(笑)。子供の頃の家族の風景を思い出して懐かしい気持ちになりました。この作品に参加してから、私自身“家族”を考える機会が増えた気がします。年を重ねるにつれ、母親と女同士の感覚で向き合えるようになったなとか、自分もやがて家族を持ち数珠のように命が繋がっていくんだなとか。そんなふうに、家族や未来のことを思うきっかけにもなる、素敵な映画です。かみしらいし・もか放送中の『義母と娘のブルース』(TBS系)、9月14日公開の映画『3D彼女 リアルガール』にも出演。くろき・はる数々の女優賞に輝く実力派。9月『散り椿』、10月『日日是好日』、11月『ビブリア古書堂の事件手帖』、12月『来る』と出演映画の公開が目白押し。上白石さん/レーススリーブトップス¥51,000(Sea New York/ブランドニュースTEL:03・3797・3673)スカート¥24,000(OKIRAKUTEL:03・5775・6511)※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀(黒木さん)岡本 俊(上白石さん)スタイリスト・嶋岡 隆(Office Shimarl/上白石さん)島津由行(黒木さん)ヘア&メイク・冨永朋子(Allure/上白石さん)新井克英(e.a.t…/黒木さん)取材、文・熊坂麻美
2018年07月16日細田守監督の最新作『未来のミライ』がいよいよ公開。作品の魅力やその背景を細田監督に聞きました。実体験を基にした普遍的なテーマを、時にファンタジックに、時にリアルに描き、比類のない作品を生み出してきた細田守監督。その人気と評価は今や国内にとどまらず、最新作『未来のミライ』は、日本公開に先駆けてカンヌ国際映画祭の「監督週間」で公式上映され、大きな注目を集めた。主人公は、4歳の男の子・くんちゃん。そこに込めた想いとは。非常に野心的な作品――。『未来のミライ』の企画書に、細田監督ははっきりそう書いたという。「4歳の男の子を主人公にすること自体、チャレンジング。子供の目線から、幅広い世代にどうアプローチしていくか。課題が多い分、裏を返せば、これまでにない作品になるという予感がありました」企画の出発点は、監督の息子さんに妹ができたこと。それまで独り占めしていた両親の愛情が赤ちゃんに向けられて、嫉妬心を爆発させた息子さんは床を転げ回って泣き叫んだそう。「その姿が面白くて。『これが愛を失った人間の哀れな姿か』と(笑)。でも考えてみれば、人生って愛を得たり失ったりの繰り返し。つまり息子は人生初の愛をめぐる場面にいる。これは単なる赤ちゃん返りの話ではなく、人生の普遍的な話になるんじゃないか、と」4歳の目線から物語を描くことは、おのずと家族のあり方を見つめることに繋がった。物語では、くんちゃんの両親の心のすれ違いや子育ての葛藤も丁寧に描かれる。「自分や周囲にいる身近な夫婦の姿を反映させました。くんちゃんのおとうさんは気が利かない男ですけど、つまりそういうことです(笑)。自分に子供が生まれてわかったのは、自然と親になるのではなく、子供に教えられながら努力して親になっていくのだということ。これは兄妹や夫婦の関係にも言えることで、お互いの努力や歩み寄りなくして、関係は構築できないんです。さまざまな価値観が変わり、決まった家族の形がない時代だからこそ、自分たちで家族のあり方を見つけていかなきゃいけない。現代の家族に必要なことを、4歳の子と彼を育てる親の姿から描きたいと思いました」画面の中のくんちゃんは、エネルギッシュで愛らしく、そしていじらしく、生身の温度を持って胸に迫ってくる。4歳の子供をどう表現するか、それも大きなチャレンジだったと細田監督は語る。「子供を描いたアニメーションはほとんど存在しないから」というのがその理由だ。「アニメーションなんだから、子供が描かれていると思うでしょ。でも実際のそれは“キャラ”であって子供じゃない。制作現場は長年、子供をちゃんと描く努力をしてこなかったし、僕らにもその経験は乏しかった。だから今回は子供の表現をイチから勉強しました」スタッフの子供たちを集め、20人ほどのアニメーターと一緒にひたすらスケッチを重ねた。子供たちの動きや表情、仕草をつぶさに観察して、抱っこして重さや温かさ、柔らかさを感じて、頭を撫でて繊細な髪質や髪色を確認して。子供を実際に「体験」しながら、鉛筆と紙でどう表現するか、みんなで模索していったという。「遠回りで大変な作業でしたけど、ここから取り組まないとダメだと思った。アニメーションなのに子供をちゃんと描いた作品がないというのは、問題意識として心のどこかにあったのかもしれない」「問題意識」。母の死や子育てなどパーソナルな題材を映画にする理由を尋ねた時にも、細田監督はこの言葉を使って答えてくれた。「映画を作る根拠として、自分の体験や問題意識が必要というのかな。そういうことと全く関係ない物語っていうのは、作り手としてはどうも難しい。自分の中のものをテーマにしないと嘘っぽくなる気もして。とはいえ、嘘でも面白ければいいとも思うし、根拠や問題意識に囚われるのもいい加減イヤなんだけど、結局自分が納得できないと作れないから。そんな葛藤は常にありますね」ジレンマを抱えながら内なるものと向き合い、細部まで妥協なく一つ一つのシーンを作り出していく。「3年に1本作るのが、やっと」と細田監督が言うのはそれゆえのこと。でも、そんな中で『未来のミライ』は、葛藤よりも作る喜びが際立つ作品になった。「映画制作という大義名分の下、思う存分、子供を観察できたからね、作っていてすごく楽しかった。子供と一緒にいると、その子の目線になって人生を生き直しているような感覚になるんですよね。それに男の子って、やっぱりかわいいし面白い。甘ったれで頑固で、存在自体がどこか切なくて。そういう男の子の本質的な魅力を多くの人に味わってほしいですし、『未来のミライ』を観た人が、くんちゃんと同じ曇りのない目で人生の大事なことを見つけられたらいいなと思っています」細田守1991年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、1999年の『劇場版デジモンアドベンチャー』で初監督。‘06年の『時をかける少女』から3年おきに話題作を発表する。‘11年にスタジオ地図を設立。『未来のミライ』ある日、4歳の男の子・くんちゃんの家に、生まれたばかりの妹がやってくる。初めての経験に戸惑うくんちゃんの前に、未来から来た妹のミライちゃんが現れ、時を超えた家族の物語に旅立つことに。小さな兄ちゃんの大冒険が始まる。※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀取材、文・熊坂麻美©2018 スタジオ地図
2018年07月16日細田守による映画『未来のミライ』をモチーフにしたコラボカフェ「未来のミライカフェ」が、池袋パルコおよび名古屋パルコに期間限定でオープンする。期間はそれぞれ、2018年8月10日(金)から9月24日(月・祝)、8月24日(金)から9月24日(月・祝)まで。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』で知られる細田守監督の最新作『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子・くんちゃんと、未来からやってきた妹・ミライが織りなす、過去から現在、そして未来をめぐる家族の物語。本作の公開を記念してオープンするコラボカフェは、“くんちゃんの家”がコンセプト。自分の子ども時代を追体験出来るような遊び心ある空間で、犬の姿になったくんちゃんを表現した「ゆっこ返りなの!犬のくんちゃんバーガープレート」や、くんちゃんとミライが初めて出会った植物園をイメージした「ミライちゃんの植物園サラダパスタ」など、劇中に登場するキャラクターやシーンをモチーフにしたコラボメニューが楽しめる。『未来のミライ』以外にも、過去にオープンした「時かけカフェ」で人気を博した『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』をイメージしたメニューの数々もリバイバルして再登場する予定だ。また、細田守監督作品のオフィシャルグッズを取り扱う「スタジオ地図SHOP」も併設。ここでしか買えない、カフェならではの各種限定グッズが用意されているので、こちらも合わせてチェックしてほしい。【店舗情報】「未来のミライカフェ」<東京>期間:2018年8月10日(金)~9月24日(月・祝)会場:池袋パルコ 本館7F営業時間:10:00~22:00(フードL.O.21:00 / ドリンクL.O.21:30)<名古屋>期間:2018年8月24日(金)〜9月24日(月・祝)会場:名古屋パルコ 西館8F営業時間:10:00〜21:30(フードL.O. 20:30 / ドリンクL.O. 21:00)
2018年07月13日細田守監督映画『未来のミライ』の公開を記念して、「未来のミライカフェ」が池袋と名古屋のパルコにて期間限定でオープンすることが決定した。2016年夏、最長7時間待ちと大好評を博した「時かけカフェ」に続く、細田監督のスタジオ地図とのコラボレーション第2弾となる今回。店内は、映画に登場する“くんちゃん”のお家の世界観を感じられる内装に。そして、『未来のミライ』の象徴的なシーンをイメージしたコラボレーションメニューが登場。犬の姿になったくんちゃんをイメージしたハンバーガーが楽しめる「ゆっこ返りなの!犬のくんちゃんバーガープレート」(1,490円)や、初めてミライちゃんとくんちゃんが出会った植物園のような見た目の「ミライちゃんの植物園サラダパスタ」(1,290円)。デザ―トには、未来の東京駅で働く遺失物係の台座に見立てたケーキ「自分自身を探せ!未来のとーきょーケーキ」(1,390円)、3種のアイスが楽しめる「ちらかして食べるとおいしいんだもん!アイスプレート」(1,290円)、自分でミルクを注いで作るバナナミルクセーキ「くんちゃんのじぶんでまぜたいバナナミルクセーキ」(890円)が登場。ほかにも、「時かけカフェ」でも人気だった『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』をイメージしたメニューも復活。デザートからドリンク、オムライスなど見た目にもかわいい、様々なメニューがラインナップ。さらに、「スタジオ地図SHOP」も併設。人気の定番商品をはじめ、“ここでしか買えない”カフェならではの限定グッズも並ぶ。なお「未来のミライSHOP」と題し、浦和パルコでも8月10日(金)より、上野パルコでは22日(水)より開催予定だ。「未来のミライカフェ」は8月10日(金)~9月24日(月・祝)池袋パルコにて、8月24日(金)~9月24日(月・祝)名古屋パルコにて開催。※表記価格は税抜『未来のミライ』は7月20日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2018年07月10日東京国立博物館は、「博物館で野外シネマ」を2018年9月21日(金)、22日(土)に開催。細田守監督作、映画『サマーウォーズ』を上映する。博物館で映画を野外上映東京国立博物館の秋の恒例行事となりつつある野外シネマは、移動映画館キノ・イグルーと共催で行うもの。東京国立博物館に「まだ行ったことがない」「なかなか行く機会がない」という人に向け、映画を見ながら博物館の雰囲気を味わってもらいたいという思いからスタートした。当日は、本館前に設置されたスクリーンに投影された作品を、入館料のみで観ることができる。上映作品は細田守『サマーウォーズ』今回の上映作品は、7月20日に新作映画の公開を控える『未来のミライ』の監督・脚本・原作を務めた細田守による『サマーウォーズ』。同作は、彼にとって初の長編オリジナル作品だ。『サマーウォーズ』は、とあるきっかけで田舎の大家族と夏休みを過ごすことになった17歳の高校生・健二が仮想世界に端を発した世界崩壊の危機に立ち向かうストーリー。インターネットと田舎の大家族と言う全くかけ離れたモチーフをもとに、豪快なバトルと繊細な人間ドラマを描いている。スタジオ地図コラボカフェなどフード&ドリンク敷地内には屋台も出店しており、フードやドリンクの販売も行われる。例えば、池袋パルコにて9月24日(月・祝)まで開催されている、映画『未来のミライ』をモチーフにしたカフェ「未来のミライカフェ」が出張オープン。「あの夏の青空と入道雲ソーダ」や『サマーウォーズ』をモチーフにしたオリジナルドリンク「仮ケンジのパッション ソーダ キング・カズマ アクリルチャーム付」などが提供される。『サマーウォーズ』オフィシャルグッズ&フォトスポットスタジオ地図作品のオフィシャルグッズを取り揃える「スタジオ地図 SHOP」も出張オープン。『サマーウォーズ』のオフィシャルグッズを販売する。また、「スタジオ地図 SHOP」で税込2,000円以上購入した各日先着250名には、イベント限定のトートバッグをプレゼント。本館池前には、『サマーウォーズ』のキャラクターと一緒に写真が撮ることができるフォトスポットも設置され、『サマーウォーズ』ファン注目のコンテンツが目白押しとなっている。レジャーシートセット券会場には、1,000程度の席を用意しているほか、レジャーシートを芝生などに敷いて鑑賞することも可能。 オリジナルレジャーシートと入館料のセット券も、特別に販売される。セット券は通常チケットとは別に設置された販売所で販売されるため、スムーズに入館できる点も魅力だ。なお、当日は22時までの特別夜間開館も実施しているため、映画鑑賞後は展示室をゆっくり観覧できるのも嬉しい。博物館のまた違った楽しみ方を味わえそうだ。開催概要「博物館で野外シネマ」開催日時:2018年9月21日(金)、22日(土) 19:00~(上映時間:120分程度)会場:東京国立博物館(上野公園)本館前※雨天時は中止(中止時は、当日朝 10:00 までにツイッター等で告知)住所:東京都台東区上野公園13-9料金:無料(ただし当日の入館料が必要)上映作品:『サマーウォーズ』 (2009年 監督:細田守)■トーハクオリジナルレジャーシート セット券価格:一般 1,000円(入館料620円を含む) 大学生 800円(入館料410円を含む)※セット券の販売は15:00~※レジャーシートは、会場内で500円で販売。※キャンパスメンバーズ加入校の学生は会場内販売所にて購入できる。
2018年07月07日