直木賞作家・奥田英朗の人気小説「ガール」(講談社刊)が、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏をキャストに迎えて映画化されることが決定!物語の概要と共に向井理、要潤、林遣都といった豪華共演陣も明らかになった。恋に結婚に出産、上司や部下との関係など日々、選択や苦難に直面し、生きづらさを感じつつも奮闘する女性にスポットを当てた短編集として2006年の発売から話題を呼び、発行部数は約30万部。“働く女子のバイブル”と支持され続けてきた奥田さんの傑作短編が映画化されることになった。原作は独立した5編からなるが、今回の映画ではそのうちの4編を再構成してひとつの物語とし、4人の女性が友人同士という設定になっている。大手広告代理店に勤める29歳の主人公・由紀子に香里奈さん、大手不動産勤務で既婚の聖子を麻生さん、老舗文具メーカー勤務で独身の34歳・容子を吉瀬さん、そして自動車メーカーに勤める36歳・シングルマザーの孝子を板谷さんが演じる。由紀子(香里奈さん)は4人の中で妹キャラ。ある日、聖子たちから「ファッションが年相応じゃない」との指摘を受け“ガール”としての潮時を考えることに。大学時代の友人との付き合いを始めるも、どこかときめきを感じない日々。仕事では先輩と共に取引先の百貨店のイベントを企画するが、クライアントの女性と対立してしまい…。聖子(麻生さん)は女性管理職として抜擢されるが、部下となったのは年上の男性社員。気を遣いつつ、良好な関係を築こうとするも、向こうは一向に自分を上司として受け入れようとせず、衝突してしまい…。容子(吉瀬さん)は30を超えて、オシャレも恋愛も面倒くさくなってきていたが、そんな折、イケメンの若手社員が彼女の部に配属。彼女は教育係を任せられる。一回りも年下の部下に心惹かれていく容子。年下男子なんて絶対好きにならないはずだったのに…。そしてシングルマザーの孝子は、離婚を経て3年ぶりに営業職に復帰する。彼女自身は“シングルマザー”を言い訳にしないつもりが、周囲からは逆に気を遣われてしまう。父の不在を補うべく、母親としても懸命な孝子だが、息子はそんな彼女に違和感を感じている様子?この4人は懸命に自分と向き合い、生きづらい世を渡っていこうとするが…。メインの4人に加え、共演陣も豪華!由紀子の恋人・蒼太を演じるのは人気絶頂の向井理。由紀子と共に企画を進める先輩で、派手なファッションで“イタい若作り”で有名だが、仕事は超優秀な光山を檀れいが、そして由紀子と対立するクライアントの堅物OLの博子を加藤ローサが演じる。また聖子の夫で、キャリアも年収も妻より下だがそんなことは全く気にしない朗らかな博樹(ヒロくん)に上地雄輔、ヒロくんとは正反対の性格で、“男は外、女は内”とステレオタイプに考える、聖子の年上の部下・今井に要潤、聖子を慕う女性社員の裕子に波瑠が扮する。さらに、林遣都が容子の部署に配属となったイケメン若手社員に!イタい若作りをした檀さんに、いけすかない年上の部下・要さんなど脇を固めるキャストからも目が離せない。監督を務めるのは『洋菓子店コアンドル』に『白夜行』、『神様のカルテ』と次々と話題作を送り出す俊英・深川栄洋。「登場する全ての女性は、窮屈な現代を生きる大人のガールたちです。彼女達が頑張る姿はユーモラスで美しい。色んな問題に直面し、乗り越えようと頑張る多くの女性達を応援する作品になればと思っております」と意気込みを語る。香里奈さんは「いつまでも“ガール”でいたい由紀子が直面する悩みは、同じ女性として共感できるものがたくさんありました。そんな女性ならではの悩みをリアルに表現しながら、“女”を思いっきり楽しんで演じようと思います!」とコメント。麻生さんは「キャリアウーマンの役は初めてなのでとても楽しみです。そして深川監督や素敵な共演者の方々とのお仕事も本当に嬉しく、撮影が待ち遠しいです。新たな一面が見せられるよう頑張って役に集中したいと思います」と語り、吉瀬さんも「いままであまり演じたことがないナチュラルな女性の役なので、かえってお芝居で難しいところもありますが、がんばって撮影にのぞんでいます。容子は男らしさと、かわいさをあわせ持った女性なので、それがうまく表現できればと思います」と撮影を楽しんでいる様子。板谷さんも「“女”って、おもしろいなぁと常々思っておりますが、この映画のなかの女たちも愛しい人々ばかりです。女をもっと楽しもう!そう思える映画です」と思い入れを明かす。原作者の奥田さんも「『ガール』は、オトコの私が照れながら、恐る恐る書いた小説です。作者の及び腰の部分は、きっとオンナの本職である女優さんたちがカバーしてくれることでしょう。どんな映画になるか、とても楽しみです」と期待を寄せるコメント。5月下旬より撮影が開始されており、7月下旬のクランクアップを予定。「100回生まれ変わったって、私は100回とも女がいい」――。あなたもこの映画を観たら、小説のセリフの通りに思えるかも?『ガール』は2012年初夏、全国東宝系にて公開。■関連作品:ガール 2012年初夏、全国東宝系にて公開© 2012 "GIRL"Movie Project
2011年06月22日映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)に主演する女優の竹内結子と共演の俳優、高嶋政宏が6月13日(月)、東京・東京国際フォーラムで行われた“はやぶさ”帰還1周年記念イベントに出席した。2010年6月13日に小惑星のサンプルを地球に持ち帰るという奇跡的生還を果たし、日本に感動させた小惑星探査機はやぶさの旅と、そのプロジェクトに関わった人々の7年間の軌跡に迫る人間ドラマ。今年4月13日(水)ら5月25日(水)まで撮影。竹内さんは、架空の人物で宇宙科学研究所(現JAXA)の一員として同プロジェクトに関わる女性研究員の主人公・水沢恵役。司会者から、これまでにない役どころでしたか?と尋ねられ、「ええ。ずっと眼鏡をかけていて、自分の得意分野の説明になると、子供相手でも容赦なく専門用語を使う。台詞を覚えるのが大変でした」と苦笑い。「ひとつの言葉を調べるとその説明がバァーっと出てきて、その中にまた意味の分からない言葉がいくつも出てきて。調べれば調べるほど果てしなくて、宇宙って広いんだなと…」と脱帽した様子だった。一方の高嶋さんも「僕、元々台詞覚えのいい方なんですけど、(3.11の)震災以降、覚えられなくなって大変でした。地震のせいですね」とショック症状があったことを吐露。JAXA宇宙航空研究開発機構技術参与の的川泰宣名誉教授から「地震で自信を失った?」とダジャレで突っ込まれると、「上手い!」と妙に感心していた。同日から東京国際フォーラム1階で、はやぶさのカプセルレプリカなどをお披露目する展示ギャラリー「はやぶさ情報センター『はやぶさi』」がオープン。カプセルレプリカを手に持った竹内さんは「重い!米6キロ?」、高嶋さんは「5.8キロくらい」と会場の笑いを誘った。ギャラリーは10月10日(月・祝)まで。映画『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月13日昨年、日本中を感動に包んだ小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡の帰還のドラマを映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』。本作の製作報告会見が5月23日(月)、撮影が行われている神奈川県相模原市のJAXA 相模原キャンパスで行われ、主演の竹内結子、西田敏行に堤幸彦監督、さらに「はやぶさプロジェクト」に実際に携わったJAXA宇宙科学研究所教授の國中均氏らが出席した。2003年の打ち上げから2010年の帰還まで、帰還を信じるJAXAの職員たちが一丸となって幾多のトラブルを乗り越えていくさまが描かれる。撮影はあさって5月25日(水)まで続くが、この日集まった報道陣には、4分間の作品の一部映像が初めて披露された。竹内さんは研究スタッフ兼広報係の水沢恵を演じている。公開された映像では、どこかオドオドした雰囲気で、ロケットについて質問する子供に専門用語で早口でまくしたてる、といったこれまでのイメージを一新するようなキャラクターを垣間見せた。化粧っ気もなく、撮影でもほぼノーメイク。会見にもメガネに制服という姿で登場し「一応、女優という肩書をいただいているのですが…」と苦笑しつつ「仕事しやすいのでいいです。そこが、一生懸命な恵の魅力」と力強く語った。西田さんは、“対外協力室”の室長・的場を演じているが、モデルとなった実在の的場室長について「メガネから頭の薄くなり加減も僕と同じ。温厚、キャパの広さ慈愛の心…的場室長の人柄に実際に触れて、僕にしかできない役だと思った」と自賛!?会場は笑いに包まれた。堤監督は「はやぶさがどのようにでき、どのようにして宇宙に行き、トラブルを乗り越えたのか?“完コピ”と言ってもいいくらい、できるだけ克明に描いています」と仕上がりに自信をのぞかせる。実際のプロジェクトではやぶさに搭載されたイオンエンジンの開発に携わり、カプセル回収の指揮もとった國中教授は、自らが関わった偉業が映画化されることについて「当惑しています」と語りつつ「いま、日本が厳しい局面にある中で、復興のために尽力されている方々を鼓舞することができれば本望です」と映画への期待を語った。偉業の追体験という点はもちろん、“研究者”竹内さんの活躍も楽しみな『はやぶさ/HAYABUSA』。公開は10月1日(土)より全国にて。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年05月23日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日話題の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」のDVDリリースに合わせて、2月7日(月)に全国9都市10会場での特別上映会が開催。東京会場ではこれを記念して、上映前に俳優の城田優、タレントの椿姫彩菜、そして手相占いで人気のお笑い芸人の島田秀平によるトークイベントが行われた。2009年9月、全米で第1話放送された際に1,200万人が視聴したという本作。ある日、世界70億人が一斉に2分17秒にわたって意識を失うという怪現象が発生し、その間、人々は半年後の未来のビジョンを見ていた――。明るい未来を見た人、良くない未来を見た人、そして何も見えなかった人など、それぞれの登場人物が己の未来に向き合うさま、そしてこの怪現象の秘密が描かれていく。興奮気味に登場した島田さんは「見終わったら居酒屋でいろいろ話がしたくなる作品」とこれから第1話と第2話を鑑賞する観客を煽り、椿姫さんもひとりひとりの人物が魅力的で、それぞれにストーリーがある!」とハイテンションで作品の魅力を語った。そして、2人以上に熱かったのが、城田さん。3人の中で城田さんだけが全22話を鑑賞済みということで、島田さん曰く「楽屋でずっと喋ってて、さっきからオチを言おうとするんですよ!」というほど。城田さんは「これまで僕が見た海外ドラマの中で、一番早く見終わった作品。続きが気になってしょうがなくなるんですよ」と熱烈におススメ。本作には日本から、竹内結子が出演しているが、城田さんは「すごく素敵な役で出演されています。何で恋人役が僕じゃないのか…」と不満そうな顔を見せていた。ちなみに、城田さんと島田さんは以前から面識があるそうだが、城田さんは島田さんがお笑い芸人であることを知らなかったとか。そのことを島田さんに突っこまれてしどろもどろに。「芸人に見えなかった」と言い訳する城田さんに「俺と一緒にいて笑ったことがなかったということね?いい加減にしろよ!」とブチ切れる島田さん。2人のやり取りに客席から笑いが起きたが、島田さんが報道陣に対し「ここのやり取りはメモらないでいいですから!」と懇願する一幕も。気を取り直して島田さんが、椿姫さんと城田さんの手相を占う“手相フラッシュフォワード”のコーナーでは、島田さんは城田さんに対し「仕事のラッキーサインが出てる」、椿姫さんに「運気上昇のサインがある」と太鼓判を押していた。「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOXは3月2日(水)より発売開始。<レンタル>vol.1〜113月2日(水)一挙レンタル開始<セル>「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」vol.1価格:1,500円(税込)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOX価格:18,900円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:3月2日(水)公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:世界規模の圧倒的超大作「フラッシュフォワード」試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.180「クリミナル・マインド」マシューに直撃!竹内結子は日本のヘップバーン!?「フラッシュフォワード」特別映像が到着!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にシネマカフェ的海外ドラマvol.162ザカリーが語る「とても美しい」竹内結子
2011年02月07日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛とヒロインの竹内結子が1月15日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われた初日舞台挨拶に出席した。草なぎさんが主演し、高視聴率を記録してきたTVドラマ「僕シリーズ」の初の映画化作品であり、SF作家・眉村卓さんとがんで逝去した悦子夫人の実話が基となっている本作。がんに冒され、余命一年となった妻・節子(竹内さん)のため、医師の「人は笑うと免疫力が上がる」という言葉に沿って一日一編の短編小説を書き続けるSF作家・朔太郎(草なぎさん)の姿を描く。観賞後の観客の拍手に迎えられた草なぎさんは「この作品は、思い入れが強くて、今朝起きた瞬間『公開だ!』と両手を広げました。節っちゃんが(劇中で)やるように。幸せな気持ちで起きました」と充実感いっぱいの表情。司会者から「朔太郎のように、愛する人の免疫力を上げるために何をする?」と聞かれると「2人で共通のものを探して何かしたいですね。僕、わりかしカレーが好きだから、奥さんがカレー好きだったら毎日作ります」とニコニコ。「1日1カレーに勝るものはないですね」とツボにハマった様子の竹内さんから「でも翌日も同じカレーとかになって困りません?ダメ出しになってしまっていたらスミマセン」と突っ込まれ、「そうか、考えないと…」と苦笑いに転じ、会場の笑いを誘った。一方で、2人は、物語にちなみ、特大万年筆を使って、いまの心境を綴る書き初めに挑戦。今年の目標を漢字一文字で表現するお題に、草なぎさんは「向」と書き「何か失敗したり上手くいかないと人のせいにしちゃったりしちゃうんですけど、自分のせいなんですよね。自分と向かい合って、向上心を持っていれば、少しでも成長していけるんじゃないかと」と前向き。「成」と書いた竹内さんは「まだ目標が見えていないので、何かを成したいということで」と気負いのない言葉。続けてお互いを表現するお題に、草なぎさんは「華」と書き、「結子ちゃんには持って生まれた華があって年々開花させている感じ」。竹内さんは「心」と綴り「草なぎさんは周りの人を和ませたり、緊張を解いたりしてくれる」とお返し。草なぎさんは「心かー…ありがとうございます!」と微妙な喜び方で、観客を笑わせていた。『僕と妻の1778の物語』は全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社■関連記事:草なぎ剛&竹内結子撮影現場での差し入れはイノシシ肉にギャグ漫画!
2011年01月15日映画『僕と妻の1778の物語』に主演するSMAPの草なぎ剛と竹内結子が12月20日(月)、東京・表参道ヒルズで開催されたクリスマスイベントに出席し、ファンの大声援を浴びた。過去に草なぎさん主演でフジテレビで放送された「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」に続く作品で、「僕シリーズ」の初の劇場版となる本作。SF作家・眉村卓と彼の妻で、がんで逝去した悦子さんの実話に基づいている。悦子さんが発病し、亡くなるまでの5年にわたって「人は笑うと免疫力が上がる」という医師の言葉を頼りに、眉村さんは1日1話の短編小説を悦子さんに贈り続けた。このエピソードを基に、余命1年と宣告された妻を献身的に捧げる夫と、彼の支えで残りの命を懸命に生きようとする妻の姿が描かれる。会場となった表参道ヒルズの各階の通路には、招待されたファンがズラリ。中央の階段状の吹き抜けに草なぎさんと竹内さんが姿を現すと、ファンの大歓声が館内にこだました。草なぎさんは「クリスマス間近にこうしてみなさんをお会いできて幸せです!」と挨拶。さらに竹内さんは「楽しいクリスマスの予定はできてますか?」と観客を挑発し(?)。映画については「素敵なお話で、妻に物語を書き続けるという気持ちの強さが台本から伝わってきました」と草なぎさん。竹内さんも「監督の中にパーフェクトなイメージがあったので、それを具現化することを考えました」とふり返った。2人の共演は『黄泉がえり』以来7年ぶり。司会者からの「互いに、すごいと感じるところや変わってるな、と感じるところは?」という質問に、草なぎさんは「結子ちゃんはすごいですよ!撮影中は(役の)節子にしか見えなかったです。結子ちゃんの醸し出す雰囲気がとても温かく、緊張せずにやれました」と絶賛!では、変わってるところはというと「たまにボーっとしてユルいとこもあって(笑)。僕に漫画を紹介してくれて買って来てくれたんですよ!」。ちなみに竹内さんが草なぎさんのために買ってきた漫画は「聖☆おにいさん」とのこと。これには会場から「あぁー」と納得の(?)どよめきが。逆に竹内さんは、草なぎさんが別のロケ先でもらったというイノシシの肉を持ってきて、鍋にしたというエピソードを披露。「私は(イノシシの)匂いがきつくて…」と苦笑交じりだったが、仲の良い現場の雰囲気がこの日も伝わってきた。その後、サンタクロースに扮した「杉並児童合唱団」の女の子たちが、ドラマ「僕シリーズ」の主題歌メドレーの合唱を披露!SMAPの「ありがとう」に&Gの「Wonderful Life」、そして再びSMAPの「世界にひとつだけの花」が美しく響きわたった。草なぎさんが「素敵な歌声で…たくさん練習して来てくれたんだな、というのが分かりました」と感動を口にするも、合唱団の女の子が「(全体では)2〜3回練習しました」と答えて会場が笑いに包まれる一幕も。ちなみに、去年のクリスマスは撮影のため、2人は一緒だったそうで「草なぎさんがお菓子を買ってきて、万国旗のようにつないで装飾してくれた」(竹内さん)とのこと。さらに「今年のクリスマスは?」という質問に草なぎさんは「(『笑っていいとも』の)特大号です。モノマネを考えています」と答えたが、実はこれが勘違いだったようで、スタッフから指摘されて慌てて訂正し、再び会場は笑いに包まれた。草なぎさんが「集大成として作り上げた」と胸を張る『僕と妻の1778の物語』は2011年1月15日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:僕と妻の1778の物語 2011年1月15日より全国東宝系にて公開© 2011 関西テレビ放送 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 S・D・P FNS26社
2010年12月20日『ダークナイト』、『M:I-2』、「24TWENTY FOUR」を手掛けた実力派スタッフが、総力を結集して製作した海外TVドラマの超大作「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」。来年3月2日(水)に本作のDVDがリリースされることが決定し、その特典映像として、本作で海外TVドラマ初出演を果たした竹内結子をフィーチャーしたボーナス・コンテンツ「MEET YUKO」が収録されることが判明した。このたび、その特典映像の一部が到着。竹内さんのコメントも入っているのでこちらも要チェック!世界中の人々が2分17秒間、一斉に意識を失うという不可解な現象が発生。再び意識を取り戻した人々は、その2分17秒の間に自分の半年後の姿を目にしていたことに気づく。その未来が望む未来と違ったら?運命を受け入れるか?それとも抗うか?SF、アクション、サスペンス…と様々な要素が詰まった物語が展開する。竹内さんが演じるのは、仕事や夢、自分自身の将来に悩み、日本を飛び出す女性・ケイコ。撮影現場に入っても「実感がない」、「正直、受かると思わなかった」とやや弱気なコメントの竹内さんだが、起用を決めた監督のマイケル・ナンキンは「ユウコは近年最大の発見だよ。日本のオードリー・ヘップバーンだね。こんなに素晴らしい女優だとは思わなかったよ」と大絶賛。特別映像では、監督、製作総指揮らスタッフ陣の竹内さんに対する熱いコメントに加え、竹内さんが現場入りする様子や、スタッフや共演者のアメリカ人俳優、ザカリー・ナイトンと英語で会話するシーンも!日本だけでなく、アメリカ、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ブラジルなど、世界15か国で発売されるDVDに収録されることが決定したこの「MEET YUKO」。この映像を見れば、竹内さんの新たな魅力が発見できるはず。「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVDは2011年3月2日(水)より発売開始。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY<レンタル>vol.1〜112011年3月2日(水)レンタル開始<セル>「フラッシュフォワードVol.1」 [DVD]価格:1,500円(税込)「フラッシュフォワードDVD BOX」価格:18,900円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:2011年3月2日(水)公式サイト:© ABC Studios.■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にシネマカフェ的海外ドラマvol.162ザカリーが語る「とても美しい」竹内結子シネマカフェ的海外ドラマvol.161「フラッシュフォワード」の重要人物に直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め
2010年12月13日映画『死刑台のエレベーター』(緒方明監督)の初日舞台挨拶が10月9日(土)、東京・新宿区の角川シネマ新宿で行われ、W主演の吉瀬美智子、阿部寛、共演の玉山鉄二、北川景子が出席した。1957年にジャンヌ・モロー主演でルイ・マル監督が発表したフランス映画の同名傑作サスペンスのリメイクで、夫を自殺と見せかけて殺す完全犯罪を実行した女(吉瀬さん)と愛人の男(阿部さん)の破滅を描く物語。オリジナルに忠実に撮ったという最初と最後の顔のアップシーンをふり返り、吉瀬さんは「あんなに顔が大きく映っているとは知らず、ラストは毛穴が分かる寄りなので女優としては、ちょっと…。冒頭では『愛している』って言うんですけど、普段言わない台詞なので、監督に『どう言ったらいいんですか?』って聞きました」と困惑気味。阿部さんも「最初『愛している!』ってやってしまったら暑苦しかったらしく、監督に『普通でいい』と言われました」と苦笑い。緒方監督は、「クールに言ってほしかったので『あまり気持ちを込めないで』とお願いしました。だって美男美女が最初から『愛しているわ!!』って言ったら、観客が引くと思ったので」と演出意図を解説した。さらに、吉瀬さんらの犯罪に絡む若いカップルの女を演じた北川さんは、劇中の吐くシーンについて「メイクさんとどうやったらリアルになるか?小麦粉なのか?溶かしたアメなのか相談しました」。緒方監督から「実際は長回しで大胆に大量にゲロを吐いている。でもそういう映画じゃないので使ったのは最後の方だけ。過酷じゃなかったよね?」と心配そうに聞かれると「過酷じゃなかったです、楽しかったです」と笑顔を見せていた。『死刑台のエレベーター』は角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月09日吉瀬美智子と阿部寛主演でフランス映画の名作をリメイクした『死刑台のエレベーター』のプレミア試写会が9月30日(木)に都内で開催され、吉瀬さん、阿部さんに加え、オリジナル版の監督を務めたルイ・マルの息子のマニュエル・マル氏も来場してレッドカーペット・イベント、舞台挨拶が行われた。不倫関係にある社長夫人の芽衣子と若き医師・時籐が、芽衣子の夫の殺害を企てるものの、実行当日に時籐がエレベーターに閉じ込められることから導かれる衝撃の結末が描き出される。吉瀬さんは「ジャンヌ・モローが演じていた役をやると聞いたときはプレッシャーでしたが、本作に参加できて嬉しく思っています」と挨拶。筋金入りの“悪女”と形容される芽衣子については「私は悪女だとは思っていません。覚悟を決めた女性の潔さを演じました」と語った。「悲劇的な男を久しぶりに演じた」という阿部さんは「エレベーターに閉じ込められる役ですが、ここまで極限に追いこまれた情けない男の役はこれまでなかったので、どう演じようかと監督と相談しながらストイックに取り組みました」とふり返った。マル氏はそんな2人について「2人とも素晴らしくて、驚きました!吉瀬さんにはジャンヌ・モローが演じた役をやるという、勇気ある決断をしていただきましたが、知的で破滅的な素晴らしい雰囲気が出ていました。阿部さんも『素晴らしい』としか言いようがないです。圧倒的な演技力で打ちのめされました」と手放しの称賛を送った。53年前の傑作を現代版として甦らせたことについて、阿部さんは「日本で、アジアでリメイクするということに意味があると思います。さすがにエレベーターはレトロなままですが、モノクロをカラーにし、携帯電話もある現代においてこのリメイクを作り上げた監督はすごいです。オリジナル作品を壊すことなく、その世界感に挑むというのは難しいですが、新しいシーンを加えながらそれをやってのけてくれたと思います。すみません、偉そうですね(笑)。実は、9時間近い舞台を終えた次の日に撮影に入ったんです。身も心もボロボロで何も考えられない状態で撮影したので、この作品には違う表情の自分が映っていると思います」と力強く語った。イベントの最後に、マル氏がこの日のためにパリから持ってきたという、オリジナル版が製作された1957年物のワイン、シャトー・マルゴーが登壇陣にふるまわれた。これには「緊張して味が分かるかどうか…(笑)」(吉瀬さん)、「すごく貴重なものですよね?味が分かるかな…。舞台でお酒をいただくのは初めてです」(阿部さん)と2人とも驚いた様子。映画のヒットを祈願して壇上で乾杯!一同、貴重なワインをおいしそうに味わっていた。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月01日瀬戸康史、桜庭ななみ、IMALUらをキャストに迎え、ファッションをテーマに送る映画『ランウェイ☆ビート』の豪華共演陣が明らかに!田辺誠一、吉瀬美智子、RIKACOといった面々が参加することが新たに発表された。原田マハによる同名携帯小説を原作にした異色の青春ストーリーで、天才的なファッションセンスを持つ、“ビート”こと溝呂木美糸と仲間たちが、廃校の危機に瀕した高校の文化祭でファッションショーにチャレンジし、成長していく姿を描き出す。ドラマ「タンブリング」で注目を浴び、来年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」では信長の近習・森蘭丸役を演じることも決まっている人気急上昇中の瀬戸さんが主人公のビートを熱演。ヒロイン・メイを桜庭ななみが演じるほか、桐谷美玲、IMALU、田中圭が高校生メンバーとして出演することはすでに発表されていたが、このほど大人キャストも明らかになった。ビートの父親で、天才デザイナーにしてアパレル会社“スタイルジャパン”社長の溝呂木隼人を演じるのは田辺誠一。ビートを陰ながら応援するカリスマデザイナーの南水面を吉瀬美智子。さらに、桐谷さん演じる高校生モデル・美姫の母親にRIKACOが扮し、ビートの祖父には中村敦夫という渋い配役も!加えて瀬戸さんと同じくD-BOYSのメンバーである加治将樹(『ソフトボーイ』)に小島藤子(『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』)、水野絵梨奈(『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』)というフレッシュな顔ぶれの参加も発表された。監督は『NANA』シリーズの大谷健太郎。脚本には『ソラニン』の高橋泉が参加している。すでに今月3日にクランクアップし、現在はポストプロダクション中とのこと。『ランウェイ☆ビート』公開は来年春を予定。■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年春、全国にて公開
2010年08月25日「本当に美しいラブストーリーだなと思う。視聴者の反応もすごくよかったし、ユウコはとても美しく、本当に恋に落ちてしまうくらい素晴らしい。撮影中も楽しい時間を過ごすことができたよ」と語るブライス役のザカリー・ナイトン。今回は、彼の言葉に出てきた「本当に美しいラブストーリー」と「とても美しいユウコ」とは?に迫っていきたいと思います。ザカリー演じる外科研修医のブライスが意識喪失の寸前、まさに自殺をしようとしていたものの、ヴィジョンで明るい半年後の自分を目撃し、自殺を思い留まったストーリーは前々回ご紹介した通り。実は彼のヴィジョンに登場し、明るい未来を指し示す女性こそが「とても美しいユウコ」、すなわち日本を代表する人気女優の竹内結子さんなのです。竹内さん演じる日本人女性・ケイコは、大学でロボット工学を学んだ研究者でありながら、男女差別が激しい会社で不遇の日々を送っているOL。ケイコと自分が出会う半年後のヴィジョンを目にしたブライスは、現在はまだ出会っておらず、名前さえ知らない謎の日本人女性を捜し始めます。この展開を受け、「僕自身も情熱的な男だから、ブライスのような状況に直面したら、日本に行ってケイコを捜すと思うよ」とザカリー。「暗いところにいたブライスは、希望を見出し、恋をし、いくつもの選択をしていく。それって、すごくエキサイティングなことじゃないかな」と満足気な表情を見せます。では、ブライスとケイコは“運命の出会い”に向けて前進することができるのか?ふたりには本当に明るい未来が待っているのか?詳しい内容はお楽しみに…ですが、ここでひとつ、ふたりの物語の鍵を握る単語をご紹介しておきましょう。それは、竹内さんとザカリーがメインキャラクターとなって展開する第9話「ケイコ」の原題でもある“Believe(=信)”。ザカリー曰く、「僕にとっての“Believe”は真実、友情、愛、幸福。いつもハッピーに生きていくために必要なものだね」とのこと。この単語がブライスの運命にどう関わるのか、ご注目を。ところで、「その瞬間ごとを生きるのが、俳優にとっては大切なことだと思う」と前回教えてくれたザカリーですが、竹内さんとの共演においてもその姿勢は崩さなかったよう。「いろいろなことを考えて決め込み過ぎるというよりは、とにかく台詞を覚え、演技の場で生まれたものを大切にするのが僕の演技スタイル。ユウコと一緒に撮影しているときも、予想もしていなかったような素晴らしい瞬間がいろいろ生まれたよ」。果たして、ふたりはどんな“瞬間”を生み出したのでしょうか…。どうぞお楽しみに!(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送毎週日曜21:55〜22:50ほかにて放送中[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.161「フラッシュフォワード」の重要人物に直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待
2010年07月29日竹内結子が4月20日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」プレミア試写会で、メーンキャストの米俳優、ザカリ―・ナイトンと舞台挨拶。ネタばれトークを寸前で回避した。突然、世界中の人々が2分17秒の間、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見る不可解な現象に見舞われた現代を舞台に、“目撃”した未来に挑む人々の姿を描く本作。竹内さんは、ザカリ―扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た、半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。全米では昨年9月から今年にかけて放送。この日、竹内さんとザカリ―扮する男女が劇中で出会う場面の特別映像も一般に公開。良いムードを感じさせる2人の表情が大きなスクリーンに映し出され、司会者からその後の展望について、2人が結ばれる予感がする?と聞かれた竹内さんは「します!恋なのではないでしょうか?」と素直に反応。続けてザカリ―に「これは恋ですか?」と日本語で質問し、通訳を通して理解したザカリ―から、耳元に手を寄せられ「……」と何やら耳打ちされると、「あ〜」と納得。「言ってはなりませぬ、とのことです」とネタばれトークを回避した。竹内さんとザカリ―はトーク中、何度も視線を交わすなど、すっかり打ち解けた様子。ザカリーは「言葉の壁を乗り越えて、どんどん仲良くなった。日本からはるばる撮影のためにロサンゼルスに来て、大きなスタジオ、爆発も起こるセット、大勢のスタッフと、まさにハリウッドのスタジオで見事な演技をしてくれた。結子の勇気、強さに感動した」と絶賛。照れくさそうに聞いていた竹内さんは、もし劇中同様、半年後をフラッシュフォワード(未来視体験)するなら何を見たい?の問いに「もっと英語を話せるようになっていて、願わくばもう1回、この作品に呼ばれたいなー」とこの日の昼に行われた会見時には見せなかった、ハリウッド進出欲を口にした。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日女優、竹内結子が4月20日(火)、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われた、海外ドラマ初挑戦の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」の会見に出席。共演の米俳優、ザカリー・ナイトンから「エキサイトな才能を持った女優」と大絶賛された。突然、世界中の人々が2分17秒、気を失い、その間に半年後の自身の姿を見るというミステリー現象が起きた中、謎の解明に乗り出し未来を変えようとする人々の姿を描く。カナダのSF作家、ロバート・J・ソウヤーの同名小説を原作に、米三大ネットワークのひとつ、ABCが大ヒットドラマシリーズ「LOST」の後釜番組として企画。米国では昨年9月から放送がスタートしていた。竹内さんは、ザカリー扮する外科医ブライスが自殺しようとした瞬間に見た半年後の世界で出会い、希望をもたらす女性ケイコ役。共演の感想を、ザカリーは「共演が決まり、竹内さんの出ている映画を観て勉強しました。最初は言葉も通じないからどうかな?と思ったけど、私たちはとても楽しく共演することができました。エキサイトさせる才能を持った素晴らしい女優さん。日本で人気があるのも分かります。英語の台詞を話すところも素晴らしかった」とベタ褒め。映画『ヒッチャー』(2007年版)などでも活躍するハリウッド俳優からのお褒めの言葉に、竹内さんは「ザカリーさんはたくさんの褒め言葉を知っていて、すごく褒めてくれる。でもこんなに褒められて大丈夫なんだろうか、と。何てことでしょう。嬉しいです」と大テレ。一方で、初めての海外ドラマの撮影をふり返り、「審査が通って、最初は嬉しい、楽しいより不安の方が大きかった。撮影も毎日緊張しながらでした。ちょっとしたひと言が伝えられないもどかしさを感じたのが一番の苦労でした」と苦笑い。ハリウッド進出の意気込みを聞かれると、「なるといいけど、もう少し竹内、勉強しよって感じです」と英会話の習得を誓っていた。ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月25日(日)より日本独占放送(photo/text:Yoko Saito)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」7月25日(日)よりAXNにて日本独占放送公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年04月20日2008年の本屋大賞に輝いた、伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』の完成披露試写会が1月18日(月)に開催され、主演の堺雅人を始め、共演の竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、貫地谷しほり、濱田岳、渋川清彦、そして監督の中村義洋という豪華メンバーが集結した。舞台挨拶では、逃亡劇である映画の内容や、タイトルが意味する“黄金のまどろみ”に引っ掛けて「逃げ出したくなる状況」「思わずまどろむ瞬間とそのときのイメージカラーは?」といった質問が投げかけられ、個性的な俳優陣からユニークな答えが返ってきて会場は盛り上がりを見せた。イベント開始直後、“仙台運送”と書かれたトラックが会場に横付けされた。運転しているのは、劇中でも宅配ドライバーの役を演じている渋川さん。制服姿の渋川さんが運転席から降り立ち、荷台を開けると“ゴールデンスランバー”と書かれたダンボールが。次の瞬間、このダンボールの壁を突き破ってスモークと共に堺さんらが登場し、会場は歓声に包まれた。壇上に上がった堺さんはオール仙台ロケで撮影された本作を「仙台の人々と一緒に作り上げた映画です」とアピール。ちなみに、堺さんの“まどろみの瞬間と色”はと言うと「冬になるたびに悩んでいたのですが、今年ついにコタツを買ってしまいました。心地良くまどろんでます(笑)。だからコタツの遠赤外線の赤ですね」とのこと。貫地谷さんもこれに「私も今年、コタツを買いました!オレンジ色ですね」と同調。これにさらに横から口を挟んだのは香川さん。「床暖房ヤバイよ!これ点けたらおれは5分でまどろむね。色は赤やオレンジを超えてピンク」と寒い夕刻のイベントとあって“暖房トーク”で盛り上がった。厚着の登壇陣の中で、竹内さんは一人だけ薄着で寒そう!「一人だけスカスカの格好で…。堺さんは手袋して、香川さんは毛皮巻いて、吉岡さんはフリース着てるのに…」と周りを見渡して苦笑していた。そんな竹内さんのまどろみの瞬間は「美容院でシャンプーしてもらってるとき」だそう。もうひとつのお題「逃げ出したくなること」について、携帯電話のメールにまつわる恥ずかしい過去の体験を披露してくれたのは、吉岡さんと中村監督。吉岡さんは「当時、好きだった女性に愛のメールを送ろうとして、男友達に送ってしまいまして…。その後、一週間ほど口をきいてもらえませんでしたね。逃げ出したいと言うより、消えてしまいたくなりました」と告白。すると中村監督も「全く同じ!(幼い口調で)『ちょっと遅くなります。でもちゃんと帰りますよ〜』みたいなラブラブなメールを間違って、竹内さんのマネージャーさんに送ってしまいました。すぐに『このことは忘れてください』とメールしたら、次にお会いしたとき、一言もそのことに触れずにいてくださいました」と感謝(?)していたが、竹内さんは初めて知る事実にびっくりした様子だった。自身の役柄について「ロックな男を演じました」とビシッと決めた渋川さんだが、逃げ出したくなることについては「僕はお腹が弱いので、大事な場面でお腹痛くなったら逃げ出したくなります」とやや弱気なコメント。これに香川さんが「いまは大丈夫なの?」と繰り返し、会場の笑いを誘った。劇団ひとりさんは映画の出来映えについて「最近は何でも3Dにすればいいだろうという風潮がありますが、本当に面白い作品は2Dでも飛び出すんです!」と熱弁。さらに舞台挨拶では「僕は自分の評判を気にして、時々、自分の名前をインターネットで検索するんです。今日も検索してきたんですが、あるブログで、この舞台挨拶に来るという人が『堺さんや竹内さん来るかな?劇団ひとりだけだったらサイアク〜』って書いてました!この中に犯人がいるはずです!!」と怒りを露わにし、これには客席のみならず共演者も笑い転げていた。濱田さんは、“まどろみ”の質問に悩んだ挙句、「僕はトイレに行きたいとなかなか言い出せなくて…。我慢してオシッコした瞬間はまどろみますね」と少し恥ずかしそうにコメント。すかさず周囲、というか香川さんが「色は?」と畳み掛けると濱田さんは「その前に飲んだ飲み物によりますね」と珍妙なコメント。堺さんや香川さんから「飲んだものがそのまま出るのか!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。貫地谷さんは撮影について聞かれ「私は1日だけだったんですが楽しかったです。みなさんと“ウニ祭り”をして、すごくおいしかったです!」と笑顔を見せたが、ここでも香川さんが横から滑り込み、「おれ知らないよ…」とブツブツ。堺さん曰く「愉快な仲間たちとワイワイ作りました」という撮影現場そのままのにぎやかな舞台挨拶となった。『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(東京)に25組50名様をご招待堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(北海道)に10組20名様をご招待
2010年01月19日脚本・宮藤官九郎と監督・水田伸生、主演・阿部サダヲの大ヒットコメディ『舞妓 Haaaan!!!』チームが再タッグを組んだホームコメディ『なくもんか』が、11月14日(土)に公開初日を迎えた。この3人に加え、瑛太、竹内結子、塚本高史、いしだあゆみら豪華キャストが登壇し、笑いあふれる舞台挨拶が行われた。「今日は頑張ってハムカツ色のスーツで来ました!」とこんがり黄金色のスーツにハム色(ピンク)のシャツにソース色(茶)のネクタイをあわせ、気合たっぷりに登場した阿部さん。ハムカツとは、阿部さん演じる祐太が切り盛りする惣菜屋「デリカの山ちゃん」の名物。人情味あふれる商店街が舞台となる本作だが、それに因んで「商店街でお店を開くとしたら?」と尋ねると、「間違いなくハムカツ屋で。ハムカツオンリーで行こうと思います!」とすっかりハムカツに夢中。ほかの登壇陣にも同じ質問が回ったが、瑛太さんは「文房具屋」、竹内さんは「じっくりお茶を飲みながら読める本屋」とのこと。挨拶時からしきりに「インフルエンザが流行ってるので」と繰り返す塚本さんはやはり「薬局」、宮藤さんは「喫茶店。僕が喫茶店にいることが本当に多いので、自分で作っちゃおうと」と、思い思いに理想のお店を挙げていった。そんな中、大ベテランのいしださんは、目を輝かせながら「お惣菜屋さん!」。「高齢の方が簡単に買いに来れるような。私、おかず好きなんです」と告白し会場を沸かせた。続いて、劇中で描かれる祐太のちょっと変わったストレス解消法に因んで、それぞれのストレス解消法が披露された。阿部さんは「僕はストレスはたまらない方なんですが、強いて言えば最近始めた波乗りがいいかな。すげえいい波来てるぜ〜」と嘘八百、すかさず周りから「焼けてないじゃん」とのツッコミが。一方、瑛太さんは「熱帯魚の水換えです。水を換えた次の日は、グッピーのメスは子供を産む確率が高いんです」と淡々と語り笑いを誘った。対照的なストレス解消法を披露したのは竹内さん。「前はよくタオルを折って折って、そこにワーって思い切り大声出したりしてたんですけど」と意外な一面を明かしたが、これが宮藤さんのツボに入ったようで爆笑。自身も思い当たることがあったらしく、「僕もパソコンがよくフリーズするので、そのときはまずワーって叫んでどうしようか考えますね。なぜ保存しなかったんだという自分への怒りです」と明かした。水田監督は「一人で映画館に行ってスクリーンに集中すると嫌なことがふっとなくなる。でもこうやって大勢で観るのも素敵ですよね?」と半ば強引に促すと、会場から盛大な拍手が贈られた。そして最後の記念撮影では、巨大ハムカツのパネルが登場し、阿部さんが一同を代表して、ソース色のペンキで「なくもんか大ヒット!!」という筆入れを行った。観客とキャストが見守る中、時間をかけて丁寧に描かれたタイトルは見事な出来栄え。これを見て「次はペンキ屋でやりますか(笑)?」と、さっそく水田監督から宮藤さんに次回作のお誘いも。『なくもんか』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会■関連記事:聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント笑って泣けるホームコメディ『なくもんか』試写会に25組50名様をご招待竹内結子が阿部サダヲに“襲われ”て股間蹴りをキメた!?『なくもんか』会見
2009年11月14日映画『なくもんか』の完成披露会見が10月1日(水)、グランドハイアット東京で行われ、ヒロイン役の竹内結子が主演の阿部サダヲを相手に股間蹴りのアドリブ演技をキメたエピソードを明かした。本作は、脚本・宮藤官九郎、監督・水田伸生ら人気作『舞妓 Haaaan!!!』のスタッフが再タッグを組んだホームコメディで、ハムカツが名物の惣菜屋の二代目店主・祐太(阿部さん)とその妻・徹子(竹内さん)、祐太の生き別れの弟・祐介(瑛太)ら“家族”の悲喜こもごもを描く物語。阿部さんは夫婦役で初共演となった竹内さんの印象について司会者から聞かれると「撮影の初日がプロポーズのシーンだったんですが、激しいプロポーズで竹内さんの蹴りが股間の方に。そうするとノッてきますよね!男優的には…」と目尻を下げてニヤニヤ。隣で吹き出しつつ聞いていた竹内さんは、台本に股間蹴りとあったのか?との問いに「いえ、ありません。阿部さんがもの凄い勢いで覆いかぶさってきたものですから、何とか身を守ろうとしまして」とアドリブだったことを告白し、宮藤さんら関係者、共演陣、取材陣を爆笑させた。阿部さんと兄弟という設定の瑛太さんは「最近共演したタレントさんとこの映画の話になり、『阿部さんと似てるよね』と言われました。何人かの方から言われたんです」と報告。阿部さんは「ホント?似てる?どのあたり?さっき鏡見たけどやっぱり似てないよ。俺、直毛だし…。僕は誰にも言われていないなぁ」と一瞬しょんぼり。だが「でも、瑛太さんといると、温度が好きでとても居心地がいいです」と笑顔に。2人で顔を見合わせてうなずき合い、意外な?相性の良さをうかがわせた。一方で、質疑ではタイトルに引っかけた「最近“なくもんか”と思ったことは?」というベタベタな質問が。阿部さんは「この間、何度か共演したタレントさんから『はじめまして』と言われまして」。瑛太さん扮する祐介の相方の芸人・大介役の塚本高史は「夏、ウチのクーラーが壊れたんですよ。しかも2台同時に。なんで夏に壊れるんですかね?売ろうとする作戦ですかね」。祐太の育ての親に扮したいしだあゆみは「ないですね。年を取ると喜怒哀楽が薄くなってくるんですよ」とベテラン女優らしからぬおトボケぶりで取材陣の笑いを誘っていた。『なくもんか』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会
2009年10月01日写真撮影の際も、微笑み合って言葉を交わすほど息はぴったり。まさにお似合いの美男美女とも言うべきEXILEのMAKIDAIこと眞木大輔と吉瀬美智子だが、2人は開口一番、意外な撮影秘話を明かしてくれた。「役作りのために、撮影前には会っちゃいけないと監督から言われていたんです(笑)」。そんな彼らが共演したのは、『バッシング』、『愛の予感』などで知られる鬼才・小林政弘の監督作『白夜』。フランスのリヨンを舞台に繰り広げられる、ロマンティックなラブストーリーだ。登場人物は全編ほぼ彼らのみ。リヨンの赤い橋の上で出会い、惹かれ合って恋に落ち、ある結末を迎えるまでの数時間がふたりの会話劇によって構成されていく。撮影が進むにつれて“立夫”と“朋子”に「僕が演じる立夫と吉瀬さん演じる朋子が橋の上で出会うシーンまで、監督は僕たちを会わせないようにしていたんです」と眞木さん。「だから、もちろん吉瀬さんのことは知っていましたけど、なるべく情報を入れないようにしていました。実際にお会いしてからも、吉瀬さんとは立夫と朋子でいた気がします。しかも、撮影が進むにつれ、お互いに立夫度と朋子度が増していきましたね」と撮影時を振り返った。「でも、一度仲良くなり過ぎて、監督に怒られたことがあったんだよね」と言い加える吉瀬さん。その真相とは!?「まだ2人の距離がそんなに縮まっていないシーンで、仲のいい雰囲気を出し過ぎてしまって。『ここはまだそんなんじゃない!』と叱られました。撮影の2日目くらいのことでしたね。いま思えば可笑しいけれど、そのときはすごく怖かったです(笑)」。これには、「『緊張感がねえんだよ!』とか言われてね」と眞木さんも同調。「撮影中は自分のマネージャーともあまり話さないように言われていましたから。それは、立夫と朋子の孤独感をよりリアルに描くためだったんですが、そうやって小林監督ワールドが生まれていったように思います」。ロマンティックなラブストーリーの裏側には、鬼才監督が指揮する現場ならではの良い緊迫感があったようだ。そんな中、眞木さんの口から出た「孤独感」という単語は、この作品のキーワードのひとつでもある。バックパッカーの立夫はある事情を抱えながら、海外をひとり放浪してきた身だ。「立夫は朋子の中に、自分が抱えている孤独感や寂しさに似た感情を見出したんです。僕自身も誰かに出会い、相手と自分の考え方が似てるなと思うことってありますからね。あと、孤独感という点に関して言うならば、英語も通じない場所での撮影だったので、言葉の通じないもどかしさと哀しみは十分味わいました…。買い物ひとつするにしても、レジの人は絶対に英語を使ってはくれないですからね。ちょっとしたやりとりでも、徹底してフランス語を貫かれました(笑)」。朋子に対して“かわいそう”という気持ちも一方の朋子には、一度は別れた不倫相手を追いかけ、会社も辞めてパリに来た経緯がある。「30代女性らしい人生の悩みとか、悩む時期を迎える感覚は私自身にも共感できるところでしたね。でも、“かわいそうだな”という気もしました。朋子にとってはそれが幸せだったのかもしれないけれど、吉瀬美智子自身の目で見るならば、そんな彼女の姿が少しかわいそうにも映る。そういった意味でも、すごく難しい役だなと思いました。ただ、実は私、撮影に入るときに風邪をひいてしまっていたんですね。だから、必然的にひとりにならざるを得ない状況で…。孤独感の役作りはリアルにいけました(笑)」。孤独感さえも揃って仲良く(?)味わっていた眞木さんと吉瀬さん。では、旅先で誰かと恋に落ちる可能性は、おふたり自身としてはあり?なし?すると、「MAKIDAIさんみたいに素敵な男性が旅先にいたら、可能性はありますよねえ。日本でだったら分からないけど!」と吉瀬さん。「またまた、まいったなあ〜」と嬉しそうな眞木さんも、ニューヨーク滞在時の思い出話を披露してくれた。「タクシーから颯爽と降りてきたキャリアウーマン風の女性が、タバコを投げ捨て、パッとこちらをふり返ったことがあったんですよ。いまはタバコを吸ってる人ってあまり好きじゃないけど、あのときはしばらく動けなかったくらいドキドキしました。とりあえず、捨てたタバコを見に行きましたね(笑)」。そんな彼らが「単なる綺麗な夢物語ではなく、その裏に主人公ふたりの人間ドラマが見え隠れする。いい意味で夢物語と現実を行き来するラブストーリーなんです」と自信を持つ『白夜』。果たして、立夫と朋子が迎える恋の結末は?ふたりの好演共々、ぜひチェックを!(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:白夜 2009年9月19日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 「白夜」製作委員会■関連記事:EXILE眞木大輔、初キスシーンに「緊張」、「恥ずかしかった」『白夜』初日眞木大輔&吉瀬美智子、監督の嫉妬で接近できず?「全然距離が縮まらず…」ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!眞木大輔&吉瀬美智子登壇!『白夜』完成披露試写会に10組20名様をご招待
2009年09月21日