みなさんこんにちは、チッチママです。半袖もそろそろ肌寒く、たくましい二の腕を隠せる季節がやってきました。(ひゃっほーーーー!!!)さて、今回のお話は……。塩対応旦那さんにドッキリを仕掛けた時の様子をお伝えしたいと思います。以前、部屋のボタンを一緒にポチっとしたらそれが楽しかったらしく、ボタンを見ると押したくなる衝動にかられるチッチ。やはり玄関のインターホンも押したくなります。この時、私の頭の中である企みが…。さあ…旦那さんはどんな反応をするのか…。どアップのチッチに思わず顔がほころぶ旦那さん。たまにはこんなドッキリも悪くないかも、と思いました。
2017年09月27日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは、ぺぷりです。5歳の娘と2歳の息子と夫(現在単身赴任中)とマイペースに暮らしています。産後は体質が変わるといいますが、私の場合とても顕著に感じるのが、ものすごく涙もろくなったということです。今回は、そんな私の涙もろもろエピソードを2つご紹介します。■その1. テーマパークのパレード1つ目は、テーマパークのパレードを見た時のお話です。どちらかというと子ども向けのパレードだったのですが、涙が止まらず、ごまかすのが大変でした。(周りにパレードで涙している人は1人もいなかったのでなおさら)■その2. 友人の結婚式そして2つ目は、結婚式に参列した時のお話です。人生の門出を一緒にお祝いできる結婚式は、何度出席しても感動しますね。以前は花嫁の晴れ姿やすてきなお式、そして仲睦まじい新郎新婦の姿に感動していました。でも子どもを産んでからは、ご両親の心境になって「いつかこんな日が、わが子を送り出す日が来るんだ」と思うと、激しく心が震えるようになりました。■他にも毎日のこんなシーンでも大号泣!もともと涙腺がゆるめだったのですが、子どもを産んでからさらに涙腺がガバガバに…。特に、人が一生懸命な場面や、成長する場面に弱い。朝からみんなのうたで泣き、教育テレビの道徳っぽいVTRで泣き、ニュースで泣き、寝かしつけ中の絵本で泣き、子どもの優しい言葉で泣き。泣くのに忙しい毎日です。(もちろん子どもがいる時はびっくりされるので、こっそり泣きますが)もうすぐ開催される幼稚園の運動会でも、ダダ泣きすること間違いなしなので、ハンカチではなくタオルを持っていく予定です。
2017年09月22日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)次男(年長)三男(年少)の3兄弟の母です。■偏食・小食のわが子に悩む日々次男は離乳食を全く食べない子でした。そしてそれは幼児食期に入っても変わらず好き嫌いが多く、食べられないものより、食べられるもののほうが圧倒的に少ないいわゆる偏食っ子です。長男はなんでもよく食べる赤ちゃんだったので、食べない次男は衝撃的でした。離乳食の頃は、どの食材をどのような調理法でチャレンジしてみても一切受け付けず、匙(さじ)を口に運ぼうもんなら泣いて嫌がり、しまいには涙を目にいっぱいためてオエェ! とえづいてしまう始末。本気で嚥下(えんげ)障害じゃないかと心配したほどです。私自身は好き嫌いがなく、なんでも食べられるタイプなので「偏食」に対するイメージもあまりよくなく、親の教育次第だとさえ思っている節もありました。そんな私のもとに次男という偏食・小食っ子が生まれたもんですから、数年は理解できずに悩み、悪戦苦闘しました。しかし、私の「偏食は努力すれば治まる」という考えを根本から変え、好き嫌いの多い次男に歩み寄れる時が来たんです。そのきっかけは乳幼児検診でもなく、育児相談窓口でもなく、「かつて好き嫌いが激しい子どもだった大人が、当時何を考えていたのか」を聞いた時でした。■「食べさせる方法を見つける」よりも必要だったこと私は子どもに健康でいてほしい、大きく育ってほしいという気持ちから、とにかく食べさせようと苦戦していました。それが母親として間違っているとは今でも思っていません。でも偏食・小食な元子ども(すなわち大人)の思いを聞いた時は、おもわずこみあげるものがありました。子どもとはいえ心の中ではいろいろと考えています。それを表現できる語彙(ごい)を持ってないから、黙るか泣くかゴネるかしかないだけで。これを読んでるママたちの中にも、かつての私のように「どうして食べてくれないの!!」「この子はこんなに食べなくて大丈夫なんだろうか」と、不安と苛立ちの中にいる方がいらっしゃるかもしれません。食べてくれない子どもに悩む保護者目線からの相談、体験談はわりとよく目にします。私も何とかして食べさせれる良い方法はないだろうかといろいろと探しましたが、「食べられない子どもだった張本人たちが、どう感じながら生活していたのか」を、私は目にする機会がありませんでした。食べさせる方法を見つける前に、食べられないその気持ちを知る。これが私にとって必要だったんです。きっと私のように自分自身が好き嫌いがない人にとっては、我が子の好き嫌いはなかなか歩み寄れずに葛藤してしまいがちだと思います。同じようなママたちに少しでもヒントになればと思い、私の経験と元子どもたちからの意見をご紹介したいと思います。■「食事の時間が苦痛だった…」元子どもたちの声これらは私のブログに寄せられたコメントなのですが、偏食・小食だった元子どもたちは、以下の2パターンに分かれます。・好き嫌いが許されない環境で育った人・無理強いはされなかったという人この中で、好き嫌いが許されない環境で育った人に共通しているのは「食事の時間が苦痛だった」ということでした。口をそろえて「食事に関していい思い出がない」と言うのです。「どうしても食べられないのに『わがままだ』と言われ、給食では食べ終わるまで教室のすみに残され、家でも学校でも理解されない」「大人になった今でも、子ども時代の食事にまつわる思い出は怒られた記憶か、ひとりで寂しかった記憶か、楽しくない記憶しか残っていない」この意見が多かったんです。私、次男に今まで何度口にスプーンを突っ込んで「食べなさい!」ってやってたことか…。偏食っ子からすると、「得体の知れないもの(たとえばミミズのようなもの)を無理やり口に押し込まれてるような感覚」らしいです。次男のことを思って突っ込んでいたスプーンが息子からしたら苦痛以外のなにものでもなかった。口に入れることさえできたらごっくんできるはずだ! と思っていたのですが、彼らからしたら「飲み込むどころか、自分の意志とは裏腹にえづいてしまう」んだそうです。私は次男になんてかわいそうなことをしていたんでしょう…。かつて教室の隅でミニトマトが食べられなくて泣いていたクラスメイトも、食事がつらいな、楽しくないなと思いながら毎日食べていたのかと思うと、彼を思い出して胸がぎゅーっとなりました。■嫌いなものを食べさせるか否か…親としての葛藤今の私は、「食事はまずは楽しく!」が基本です。離乳食教室に行ってもまず最初に教えられるのは「楽しく」ということですし、給食も掃除の時間まで残して食べさせるということもしていません(おそらく)。しかし「楽しく食べること」と「好き嫌いなく食べること」はある意味対極にあるような気がします。この両方を叶えるって実はすごく難しいんじゃないかと。楽しく食べている延長で好き嫌いなく食べられるようになるのが理想ですが、嫌いなものを好きにさせるために楽しく食べるのは、偏食っ子には相当難しいような気がします。「どうしても食べられない」「口に入れたらえづいてしまう」レベルの子たちにとっては嫌いなものを食べずに済む食事こそが楽しい食事なのですから。それを許せるか、押し付けずにいられるかが親の最初の葛藤だと思います。私は自分が好き嫌いがないがゆえに、ここが許せずに随分と戦ってしまいました。元好き嫌いっ子たちの何十年たっても今なお残っている「食事が楽しくなかった」という思いを聞いて、ハッ! とさせられました。■食事中は「心の栄養」を大切にしたい「食事」の目的は”栄養””健康””しつけ”にとらわれてはいけないなと。体を大きくするため、健康に育つため、お行儀よく食べるよりもその前に、まずは、この子の食事の思い出を明るい色に包まれたものにしてあげたいと思いました。このとき、私はようやくスタートラインに立てました。今私は次男に無理強いはしていません。苦手なものは「一口食べたら?」ぐらいは言いますが、それで「いや」というなら無理に食べさせていません。頑張ってひと口チャレンジしたら喜びます。幼稚園のお弁当も基本的に好きなものを詰め、食べきれるものを食べきれる量で入れています。おかげで冷凍食品や既製品まみれです(次男の好みに合わせたらこうなりました)。栄養もバランスもあったもんじゃありませんが、おいしかった! 全部食べられた! また明日も食べたい! そう思えることが心の栄養になるんじゃないかと思います。 後編 に続きます。
2017年09月21日映画を観て「実際にあの場所に行ってみたい」と思うことはたくさんあるだろう。画になるカフェ、美しい海岸、歴史的建造物、眺めのいい丘…映画の登場人物たちがいた場所は特別に感じるものだ。特定の場所だけでなく、その町全体が映画の舞台となっていたとしたら、もちろんその町には行かずにいられない。映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、大分県の豊後高田(ぶんごたかだ)にある“昭和の町”で撮影された。“昭和の町”とはその名前の通り、昭和30年代の街並みを再現した街だ。先日、実際に豊後高田を訪ねる機会があったが、本当にタイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がっていた。なぜ、豊後高田に“昭和の町”があるのか。豊後高田は、江戸時代・明治・大正・昭和30年代にかけて国東半島で最も栄えた町だったそうで、その活気を甦らせようというプロジェクトが“昭和の町”だった。時代の流れに合わせて近代化させるのではなく、消えつつある昭和の街並みを大切に残すことを選んだ。テーマパークではなく、その商店街で人々が実際にお店を営んでいる、生活している、なんともノスタルジーな街だ。映画の舞台となる“ナミヤ雑貨店”のセットは、宮町商店街の一画に建てられた。物語は、1980年と2012年の2つの時代で描かれる。雑貨店を営みながら街の人たちの悩みを解決してきた店主、浪矢(西田敏行)が生きる1980年。そして2012年。空き家となったその店に、ある理由で忍び込んだ敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛 一 郎)の3人。彼らが店にやってきたその夜に過去と現在が繋がり、浪矢と敦也たちの繋がりも明らかになっていく…。過去と現在を繋ぐのが“手紙”であることもノスタルジーだ。たとえば、映画『イルマーレ』も異なる時間を生きる男女の気持ちを繋ぐアイテムはポストと手紙だった。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の場合は、手紙が投函されるのは店のシャッターに備え付けの郵便受け。店主の浪矢はその手紙に書かれた悩みに返事を書き、店の脇にある牛乳箱に入れる。牛乳箱もまたノスタルジーがある。撮影後にセットは取り壊されているが、豊後高田市のホームページを調べてみたところ、セットがあった場所でARアプリを使って撮影すると、映画の撮影当時のナミヤ雑貨店のセットと一緒に記念撮影ができるそうだ。昭和の町周辺のスポットもロケ地となっていて、そのなかでも特に美しいのは、日本夕陽百選に選ばれている真玉海岸。映画では門脇麦の登場シーンで使われているが、あの絶景は一度見てみたい。また、せっかくなので女性の願いをひとつは叶えてくれるという神社、縁結びの神様として親しまれている粟嶋社にも行ってみたいし、真玉海岸や粟嶋社などのロマンチックなスポットを結ぶ海岸線・恋叶ロード(約20km)をドライブするのもいい。映画を観て、豊後高田でロケ地を巡る旅をして、昭和の町のカフェで旅の想い出を手紙として綴り、自分宛でいい、手紙を出す──この秋はそんな旅をしてみたい。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年09月20日段々と涼しさが増し、少し淋しい気持ちになるこの季節。ついに夏クールのドラマも放送終了してしまいました。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が勝手にセレクト!7月クールの総合ドラマランキングを発表して参りますよ~。全体を通して“王道”という二文字が浮かぶ作品が多かったような気がします。■第1位:“家族愛”の真ん中を射抜いた「過保護のカホコ」現代リアルとのギャップが笑えて――泣ける“史上最強の箱入り娘”最初にそのコピーを聞いたとき、正直「そのテーマで、最終回までどうやって引っ張るんだろう?」と考えてしまった自分が、いまとなっては大変お恥ずかしい。SNSなどで叫ばれているように、私も現在“カホコロス”の真っ只中です。主人公・根本加穂子(高畑充希)は、両親に溺愛されて育ち、生活の全てが親任せという今時珍しいタイプの女子大生。毎日の洋服や食事、就職先に至るまで…何を決めるにも母親の顔色を窺う癖が染みついていました。本作ではそんな加穂子が、自分とまるで違う環境で育った青年・麦野初(竹内涼真)と出会うことで、驚くべき変化を遂げていく様が非常に魅力的に描かれていました。最初のうちは、見ていて「いくらなんでも、過保護過ぎる」「加穂子には自分というものがない」と、ついモヤモヤした感情が心に鈍く響いていたのですが――最後の最後、脚本家・遊川和彦さんに見事してやられましたね!ドラマを見進めていく過程において、加穂子がどんなにミスをしようと、愛されて育った彼女の周りにはいつ如何なるときも“愛”が溢れているということに気づかされるのです。人間であれば誰しも、日々の生活の中でつい心が荒み、ダークな思考に支配されてしまったという経験があるでしょう。でもそんなとき、あえて眩しい加穂子のような存在と触れ合うことが(やや荒治療的ではありますが)実はすごく大切なことなのかもしれないと学ばせてもらいました。■第2位:これこそが“純愛”の極み!「ごめん、愛してる」が描いた王道のラブストーリーまるで原作の韓国ドラマをそのまま見ているかのような、悲劇的な展開の嵐。リアリティを追求しがちな昨今の日本の風潮に苦言を呈するかの如く、“純愛”を極めた展開がとても新鮮な作品でした。もどかしくも切ないすれ違いの連鎖――これはこれで、ものすごく有りだなぁというのが率直な感想です。脳に弾丸を受け、余命わずかと宣告された主人公・岡崎律(長瀬智也)。死ぬ前に一目、自分を捨てた母親に会いたいと探し出した律でしたが、運命は悪戯にその心を弄びます。母・麗子(大竹しのぶ)は“一人息子”のサトル(坂口健太郎)を溺愛。心臓に重い病を患い生まれてきたサトルを何とかして助けたいと奔走――そこへ、余命僅かな律が現れて…というのが、涙無しでは見られない最終回の展開でした。とはいえ涙だけでなく、胸キュンシーンが多かったのも本作の特徴。毎話必ず一度は登場する、長瀬さん×ヒロイン・吉岡里帆さんの絡みシーン。二人の付かず離れずの距離感がたまりませんでしたね(笑)。床ドン、顎クイ、肩ズン…話題の恋愛要素が惜しみなく詰まっていましたので、皆さん是非見返してチェックしてみてください。■第3位:手に汗握るミステリー要素が満載息つく暇のない、裏切りの連鎖…「黒革の手帖」これまでにも数多く映像化され、ザ・王増の名作として語り継がれてきた松本清張さん原作「黒革の手帖」。どこかあどけなさの残る役どころが多い印象の武井咲さんですが、本作の主演を経て、まさに“一皮むけた”感じがしましたね。着物にドレス、サングラス姿など、ハイクラスなファッションを着こなし、大人の女性としての佇まいが凛と輝いていました。物語では地味な派遣社員から一転、横領で得た頭金を元手に銀座のママへと華麗に変身する主人公・原口元子(武井咲)の華麗なる生き様が描かれていきます。彼女を取り巻く曰付きの男たちを演じるのは、滝藤賢一さん、奥田瑛二さん、高嶋政伸さん、伊東四朗さんと何とも豪華な面々。彼らを見事手玉に取り、大逆転する様はまさに圧巻!週の疲れが溜まる木曜日の夜に最適――スカッとした気持ちになれる、心地良い作品でしたね。江口洋介さん演じる衆議院議員・安島との甘く切ない恋も必見。最終回で二人が見せた含みのある微笑みが、放送終了後SNSなどで大きな話題を集めています。原作や前作などと見比べて考察してみると面白いかもしれません。以上、いかがでしたか?次は気になる秋クールのおすすめドラマについて、ピックアップしてご紹介していきます。お楽しみに。(text:Yuki Watanabe)
2017年09月20日世界興行収入は5億ドルを突破、日本でも並みいる話題作を抑えて動員ランキング初登場首位に輝いた『ダンケルク』。才能あふれる監督クリストファー・ノーランのもとには、“ノーラン組”といえるトム・ハーディにキリアン・マーフィー、さらにベテランのケネス・ブラナー、オスカーに輝いたマーク・ライランスといった名優たちとともに、ほぼ無名の若手俳優たちが名を連ねている。ノーラン監督作品で主役級のキャストたちと肩を並べる彼らは、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズも含め、大々的なオーディションで選ばれたという。リアルを徹底的に追及するノーラン監督は「本物の“未熟さ”をもつ新人俳優を配役した」と語っており、当時、実際にあの浜辺にいた若い兵士たちと同世代のキャストを揃えた。そんな若手俳優たちが、陸・海・空で観客と同じ目線となり、生き抜くために走り、泳ぎ、耐え続ける姿は実に眩しい。これから、「ああ、あのノーランの、『ダンケルク』の」と形容されるであろう、ブレイク間違いなしの彼らに注目した。■フィオン・ホワイトヘッド【陸】トミー役ダンケルクへの案内人に大抜擢まず、主人公の陸軍兵士トミー役を演じたのが、本作が映画デビューとなる新星フィオン・ホワイトヘッド。まだ本作の情報が少ない中、ポスターに登場した際には「この子はいったい誰!?」と世界が騒然となった。ほんの1年半前まで、ロンドンのコーヒーショップで皿洗いのアルバイトをしていたという、正真正銘の新人俳優フィオン。1997年、ロンドン・リッチモンド生まれの現在20歳。芸術系の一家で、幼いころはブレイクダンスで“ブレイク”することを夢見ていたというが、13歳のとき演技に開眼。『ダンケルク』に抜擢されるまでは、アルバイトの傍らオーディションを受ける日々で、英国ITV放送のミニシリーズ「HIM」で超能力に目覚める青年役で主演を務めたのみ。だが、ノーラン監督は、『さざなみ』『ドクトル・ジバゴ』などで知られる名優トム・コートネイの“若き日”を彷彿とさせると、彼に魅了されたという。2017年は1本の舞台出演のほか、「シャーロック」のマーク・ゲイティスが監督を務めた、英国での同性愛“合法化”「Sexual Offences Act 1967」50周年を記念する短編ドラマシリーズ「Queers」に出演。ベン・ウィショー、アラン・カミングらとモノローグの1人芝居に挑み、同作は舞台上演もされた。待機作としては、「嘆きの王冠ホロウ・クラウン」『あるスキャンダルの覚え書き』のリチャード・エアー監督のもとエマ・トンプソン、スタンリー・トゥッチと共演した主演作『The Children Act』があり、現在は全編140分ワンカットの『ヴィクトリア』を撮ったドイツの鬼才ゼバスティアン・シッパー監督のもと『Caravan』(いずれも原題)を撮影中。ちょっぴりクセのある監督に好かれているようで、これからも引く手あまたとなるはず。『ダンケルク』ではココに注目!冒頭、銃撃をくぐり抜ける彼の必死の疾走から始まる本作。銃の使い方もままならない様子は、まさに年端のいかない新兵そのもの。ほとんどセリフはなくても、そんな彼の表情や佇まいが何より雄弁に壮絶さを物語る。特に注目してほしいのは、ラスト。本作が奇跡の大撤退を描いた単なる美談ではないことが、彼の一瞬の表情に凝縮されている。おそるべき新星の誕生を、私たちは目にしているのかもしれない!■ハリー・スタイルズ【陸】アレックス役世界で最も有名な新人俳優トミーと同様、ダンケルクから命からがらの脱出に挑む兵士アレックスを演じたのが、「ワン・ダイレクション(1D)」のハリー・スタイルズ。1994年、イングランド・ウスターシャー出身。「1D」はもはや説明不要だが、その解散後、5月に自身の名前を付けたソロ1stアルバムをリリースしたばかり。UK男性アーティストのデビューアルバムとしては過去最高の売り上げを記録、55か国でチャート1位に輝いている。その宣伝のために、人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」や「レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン」ではコントも披露していた。世界的スターではあるものの、俳優としては本作がデビュー。ノーラン監督は「彼がそれほど有名だとは知らなかった」と語っており、ハリーは実力でこの役を勝ち取った。「俳優としての仕事は『ダンケルク』が最初で最後かもしれない」なんて発言もしているが、なかなかどうして、スクリーン映えする彼の姿に「なかなかやるじゃない!」と思ったファンも多いのでは?この秋からはソロになって初めてのワールドツアーがスタート、12月と来年5月には来日もしてくれるが、しばらくは歌に専念したいよね。とはいえ、映画関係者が彼を放ってはおかないはず。『ダンケルク』ではココに注目!ハリーが演じたアレックスは、フィオン演じるトミーとは別の部隊・高地連隊(ハイランダー)に所属する。トミーと比べたら、より戦場の過酷さを知っている兵士だ。海に落ちたところをトミーに助けられ行動を共にするようになるが、廃船に彼らが身を潜めているとき、あることがきっかけでトミーと一触即発に。ハリーの熱演が光る、この船内の出来事は見逃せない。■アナイリン・バーナード 【陸】ギブソン役謎多き兵士を演じる麗しきイケメンフィオン演じるトミーがダンケルクの浜辺で出会う兵士ギブソンを演じているのは、1987年・ウェールズ生まれのアナイリン・バーナード(アノイリンとも)。12~13歳のころ『欲望という名の電車』を観て「超クール」と感激し、俳優を志すようになったとか。王立ウェールズ音楽演劇大学で学び、数々のTVシリーズや舞台、映画で活躍してきたが、『ダンケルク』は彼にとって初めてのメジャー映画となった。2010年にミュージカル「春のめざめ」で権威あるオリビエ賞を受賞。ミニー・ドライバー主演の映画『Hunky Dory』(’11/原題)でも美声を披露し、サイコスリラー『シタデル』(’12)は高い評価を得た。英国で「ハリポタ」並の人気を誇るファンタジー小説の映画化『マライアと失われた秘宝の謎』では主人公マライアを演じた。日本ではNHKで放送されたリリー・ジェームズ主演ドラマ「戦争と平和」のボリス役、Huluで配信中の「サーティン/13 誘拐事件ファイル」ティム役と、全くタイプの違うドラマで麗しいイケメンぶりを発揮しているので、ピンと来た方がいるかも。さらに『007』シリーズのスタッフが贈るサム・ライリー主演のスパイドラマ「SS-GB ナチスが戦争に勝利した世界」(AXNミステリー放送中)にも出演している。そして、『アマデウス』から20年ぶりという本格モーツァルト映画『プラハのモーツァルト誘惑のマスカレード』が12月2日(土)より日本公開に!音楽の才能も豊かな彼が演じたモーツァルトをぜひチェックしてみて。『ダンケルク』ではココに注目!トミーとアレックスと行動を共にし、何とか駆逐艦に乗ることができたギブソン。しかし、なぜか彼だけ1人、“ダンケルク飯”とSNSで話題の“ジャム塗り食パン”が待つ艦内には入らず、別行動をとる。機転が利くものの、秘密を抱えている様子の彼の動向には注目だ。■トム・グリン=カーニー【海】ピーターウエストエンドの舞台でも活躍中遊覧船ムーンストーン号で、兵士の救出のためダンケルクを目指す民間人ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)の息子ピーターを演じている、トム・グリン=カーニー。1995年生まれの彼はロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学び、「ピーターパン」「マクベス」などの舞台を経験、本作で映画デビューを飾った。1965年の中東を舞台にしたBBCドラマ「The Last Port」(原題)に出演するほか、現在、ウエストエンドで『007/スペクター』のサム・メンデス監督が演出する舞台「The Ferryman/フェリーマン」(ジェズ・バターワース原作)に出演中。パディ・コンシダイン主演の同作は高い評価を受けており、2018年1月までロングラン公演が決まっている。『ダンケルク』とは一転、野性的な北アイルランドの青年を演じるトムの演技にも絶賛の声が。メンデス監督はディズニー実写版『ピノキオ』を手がけるといわれており、もしかしたらトムの抜擢もあり得る!?と妄想が膨らむ。『ダンケルク』ではココに注目!小さな船の中、父を助けて懸命に働くピーターを演じるトム。ダンケルクに向かう途中で漂流していた謎の英国兵(キリアン・マーフィー)を助けるが、その兵士とのやりとり、そして終盤に彼がとった行動は涙を誘う。■バリー・コーガン【海】ジョージカンヌを沸かせた若き実力派少しでもドーソン親子の役に立ちたいと、ムーンストーン号に乗り込んだジョージを演じたのがバリー・コーガンだ。1992年、アイルランド・ダブリン生まれ。5歳のときにヘロインで母親を亡くしている。自国のTVドラマ「Love/Hate」で一躍脚光を浴び、レベッカ・デイリー監督の『Mammal』(原題)の演技で2016年アイルランド・アカデミー賞主演男優賞にノミネート。ジャック・オコンネル主演の『ベルファスト71』などに出演してきた。そして今年5月、ニコール・キッドマンやコリン・ファレルと共演した、『ロブスター』ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『The Killing of a Sacred Deer』が第70回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、不気味な彼の演技も注目を集めた。カンヌではランティモス監督が脚本賞を獲得した同作は、トロント国際映画祭でも上映されており、10月からは北米、英国ほかヨーロッパ各国で公開予定。『ダンケルク』と2作品を引っさげたバリーが、賞レースに旋風を起こす可能性大!また、待機作にはエヴァン・ピータース、ブレイク・ジェンナーら共演の『American Animals』、ヒューゴ・ウィーヴィング主演『Black 47』(いずれも原題)が控えている。「ハリウッド・レポーター」誌は「カンヌで次に受賞するスター」の1人に彼を選出しており、実力派として期待される存在だ。『ダンケルク』ではココに注目!バリー自身、「僕のキャラクターはとても若くて、何が起こっているのかわかっていなかった」と語る通り、彼が演じたジョージは事情もよくわからないまま、ただならぬ雰囲気を感じて自分も何かを成したいと船に乗り込んだ。ダンケルクの大撤退の陰で起こっていた、彼をめぐる物語も必見。バリーの素朴な演技は強い印象を残している。■ジャック・ロウデン【空】コリンズ話題作が続々待機!ブレイク一番乗り!?小さな民間船ムーンストーン号に救出される英国空軍のパイロット、コリンズを演じているのが、舞台で頭角を現し、近年はドラマ・映画と幅広く活躍するジャック・ロウデン。1990年、イングランド・エセックス州で生まれ、スコットランドで育った。スコットランド王立音楽演劇アカデミーを卒業後、2010年の「ブラック・ウォッチ」リバイバル公演が話題を呼び、13年にはリチャード・エアー演出「幽霊」でオリビエ賞も受賞した。スクリーンデビューは、ブライアン・シンガー製作総指揮の『U Want Me 2 Kill Him/ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム』。以後、映画『ベルファスト71』ではバリーと共演、BBCドラマ「戦争と平和」ではニコライ・ロストフ役を演じてアナイリンと共演、ライランス主演の「ウルフ・ウォール」にも参加した。今後の待機作としては、レイチェル・ワイズとの共演作『否定と肯定』が12月8日(金)に日本公開!若き日の「ザ・スミス」のモリッシーを演じた主演作『England Is Mine』ではメガネ男子に(サイモン・ペッグに似てる!?)。シアーシャ・ローナンがメアリー女王、マーゴット・ロビーがエリザベス1世を演じる、撮影中の『Mary Queen of Scots』(いずれも原題)ではメアリー女王の2人目の夫ダーンリー卿を務めるなど、話題作が続々。ドウェイン・ジョンソンやニック・フロスト、レナ・へディら共演のレスリング・コメディ『Fighting with My Famiiy』も楽しみだ。『ダンケルク』ではココに注目!トム・ハーディ演じるファリアに絶大な信頼を寄せる、年下パイロット・コリンズを演じるジャック。彼の戦闘機は海に不時着してしまうが、ミスター・ドーソンたちに救出され、彼もまた救助活動を手助けする。陸軍兵士から「空軍は何をやってたんだ!?」と責められる場面があるが、それに対するドーソンとのやりとりは胸打つシーンの1つ。誰もが戦争など経験したくないと思う、大切なメッセージが込められている。ちなみに、彼らの隊長(声のみ)として名優マイケル・ケインがカメオ出演しているらしい。ネクストブレイク必至の若手たちの目線で描かれる『ダンケルク』。いまから、彼らの顔と名前を覚えておいて損はない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. 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2017年09月18日この秋は、2本の純愛映画に心奪われそうだ。それは、松本潤×有村架純が共演する『ナラタージュ』(10月7日公開)、生田斗真×広瀬すずが共演する『先生!、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の2本。前者は恋愛小説を書き続ける島本理生が20歳の若さで執筆し、「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた恋愛小説の映画化。後者は『高校デビュー』『青空エール』『俺物語!!』など映画化が続く河原和音の伝説の少女コミックの映画化。原作は異なるものの、どちらも高校教師と生徒との恋愛を描いたラブストーリーであり、いくつか共通点があった。■松本潤×生田斗真恋愛に悩む教師の共通点まずは、松本潤と生田斗真。ジャニーズ事務所の同世代同士としてドラマに映画に活躍しているが、主演の恋愛映画は両者とも久々となる。松本さんは『陽だまりの彼女』以来4年ぶり、生田さんは『僕等がいた 前篇・後篇』以来5年ぶり、30代となったこの2人がそれぞれのラブストーリーで、恋愛に悩む大人の男を演じているのは新鮮だ。松本さんが演じるのは葉山先生。『花より男子ファイナル』などで見せてきた情熱的な青年とは一変、今回はある出来事によって自ら十字架を背負い、そして有村さんの演じる泉との許されない恋愛をする。「嵐」のメンバーとして見せるあのキラキラしたオーラを封印し演じる葉山先生に驚くだろう。一方、伊藤先生を演じる生田さんは、ボサボサ頭でめったに笑わないけれど、ふとした瞬間に広瀬さんの演じる響に向ける優しい眼差しが印象的だ。葉山先生も伊藤先生も、決してテンションの高い先生ではないが、抑えてもなお滲み出てくる大人の色気に観客は恋をしてしまうだろう。また、両者ともメガネ姿、担当は社会科、生徒思いの先生であることも共通点だ。■有村架純×広瀬すずヒロインは初体験づくし彼らに恋をするヒロインを演じるのは、有村架純と広瀬すず。泉を演じる有村さんは『ストロボ・エッジ』など恋愛映画の経験はあるが、本格的なラブシーンは今回が初となる。予告映像にもあるシャワーシーンをはじめ、激しくも美しいシーンに挑んでいる。そして広瀬さんは本格的なラブストーリー初挑戦、恋することに戸惑いながらも一生懸命な女子高生を演じている。松本さんと有村さん、生田さんと広瀬さん、どちらの組合せもお似合いだ。■恋愛映画に必要な条件は?恋愛は2人の間に障害があったり、次から次へと試練が舞い込んだりすることによって盛り上がるもので、年齢差もそのひとつと言える。過去の恋愛映画やドラマ──たとえば、映画『近キョリ恋愛』『天使の恋』『娚の一生』、ドラマ「高校教師」「魔女の条件」なども年齢差のある男女の恋を描いている。もちろん『ナラタージュ』と『先生!』も、その条件を満たす映画だが、この2作は年齢差に加えて教師と生徒という壁があり、年齢差・禁断の恋・純愛が揃ったラブストーリー、ある意味最強だ。『ナラタージュ』の監督をつとめるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』『ピンクとグレー』などで知られる行定勲監督、『先生!』は『僕等がいた 前篇・後篇』『陽だまりの彼女』『アオハライド』を代表作に持つ三木孝浩監督、どちらも恋愛映画の名手、青春ラブストーリーの名手と言われている監督だ。この2人の監督にも実は繋がりがある。行定監督作品『クローズド・ノート』のメイキングを担当したのが、長編監督デビューする前の三木だった。同じ時期に共通点のある恋愛映画が公開となるというのも何かの縁なのかもしれない。■恋愛映画の名手はロケーションへのこだわりも行定監督と三木監督がそれぞれの映画のロケーションとして選んだのは地方都市。『ナラタージュ』は富山、『先生!』は岡山で撮影。東京ではない情緒ある都市の街並が何とも美しく、主人公たちの恋愛をより感動的に映し出している。そして富山と岡山、街は異なるが、偶然にも両監督がロケーションに求めたのは「路面電車の走っている街」であることだった。そんな共通点があるのも興味深い。『ナラタージュ』と『先生!』、描かれる恋愛の物語は違っても、恋することでしか感じられないさまざまな感情に心を揺さぶられる。この秋は、そんな2本の恋愛映画を見比べて、恋愛についてじっくり考えてみるのもいい。見逃せない2本だ。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年09月16日現在、Netflixで好評配信中のドラマ「ザ・ディフェンダーズ」。マーベルコミックのヒーロー、デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、そしてアイアン・フィストがチーム“ディフェンダーズ”を結成する本作は、それぞれを主人公にした作品が配信されたときから待ち望まれてきた一大プロジェクトです。そんな「ザ・ディフェンダーズ」をより楽しむべく、デアデビル役のチャーリー・コックスとアイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズに直撃!早速ドラマの世界に迫っていきましょう。超感覚を持つデアデビルこと盲目の弁護士マット・マードックのこれまでは、「デアデビル」のシーズン2までの中で展開。本編で描かれていたのは、孤高のヒーローとして苦悩するマットの姿でした。それだけに、彼がチームを組むとはちょっと意外。演じるチャーリーも、それこそが「ザ・ディフェンダーズ」の魅力の1つだと言います。「これまでのマットは他人と一緒に仕事をしようと思ったことがないから、チームを組むことにも躊躇するんだ。でも、『デアデビル』を見れば分かるように、一匹狼的な考えこそが彼を大失敗に追い込んできた。だから、マットは心を開いて仲間を受け入れるべきだと気づかなきゃいけない。それに、心の奥底では彼も仲間に出会って少し安心しているんだよ。自分と同じヒーローたちの存在が、彼の戦いには価値があると思わせてくれるのだからね」。一方、チーム最年少であるアイアン・フィストの物語は、シーズン1が今年の3月に配信されたばかり。アイアン・フィスト(鉄の拳)を持つ若き大富豪ダニー・ランドは、ヒーローである自分と向き合い始めたところです。「マットたちに比べて、ダニーは無鉄砲なんだよね」とフィン。ダニーはチームからどんな影響を受けるのでしょうか。「無鉄砲だからこそほかの3人はダニーを諭す存在であろうとするけど、彼にはそれが不満なんだ。とはいえ、そのおかげでダニーは進化していくのだけどね。自分というものをしっかり持った聡明な仲間たちが、責任を持って力を使うことの意味を教えてくれるのだから」。そんな彼らがホームグラウンドのNYを舞台に、力を合わせて大きな悪に立ち向かっていく「ザ・ディフェンダーズ」。アクションに次ぐアクションはもちろんチームメンバー同士のやり取りも楽しいところで、「ダニーはマットの吹かすお兄さん風に若干イラッとしたりもする(笑)」(フィン)。けれど、演じるチャーリーとフィンは撮影を経てすっかり仲良しに。フィンはチャーリーを「撮影現場で最も解決能力に長けている人」と絶賛します。「現場で何かトラブルが起きてみんながパニックになっても、チャーリーは落ち着いて問題を解決しようとする。役者としてもすごく思慮深いしね」。フィンの絶賛評を聞き、「僕はイギリス人だから、褒められるのが耐えられないんだ…」と照れることしきりのチャーリー。一方のフィンもイギリス人ですが「僕は褒められるのが大好き(笑)!」だそうで、マットとダニー以上に性格の違いが面白い2人かも?そんなフィンをチャーリーは「熱意のある人」と言い表します。「その熱意がカリスマ性にもつながっている。こうして一緒に世界を回っていても、それを感じることばかりだよ。日本に着いてすぐ2人で鎌倉に行ったのも、もちろんフィンの提案。彼は常に楽しもうとしているし、何にでも挑戦するんだ。ホテルで朝食を取るときすらそうで、僕がスタンダードに洋食を選んだのに対し、フィンは『どっちも!』と言って和食も洋食も全部食べようとする(笑)。和食の中には見たことのないものもあったのにね。でも、フィンの影響で僕も挑戦してみようかなと思えたんだ」。「褒められるのが大好き!」なフィンは、チャーリーの言葉にご満悦!?素敵な絆を感じさせる2人ですが、劇中のマットとダニーも彼らほど通じ合えるのでしょうか。そして、NYの街を救うことができるのでしょうか…?「ザ・ディフェンダーズ」はもちろん、「デアデビル」や「アイアン・フィスト」にハマるのも、まだまだ遅くはありません!(text:Hikaru Watanabe)
2017年09月13日アラフォー以上が集まれば、「昔のテレビは面白かったなぁ」という声をよく聞くもの。規制の厳しくなった現代に比べてひと昔前のテレビは、どんな面白いことが起きるかわからない、“おもちゃ箱”や“びっくり箱”のような存在だったのだ。そして、1990年代のテレビドラマ界を面白くしていた功労者として、真っ先に思い浮かぶ一人が脚本家・野島伸司だ。この秋、Huluオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」では、悲劇的純愛を綴るという野島氏。本ドラマの放送前に、いま一度、野島作品の魅力をふり返ってみたい。■伝説的ドラマを数々残す野島伸司野島作品のラインナップを改めて思い出してみると、「101回目のプロポーズ」では、浅野温子と武田鉄矢が演じる異色カップルによる男女の純愛を描き、「ひとつ屋根の下」では、江口洋介演じるあんちゃんと、それぞれに問題を抱えた兄弟たちの愛の物語に泣かされた。企画・原案を担当した「家なき子」では、少女の辿る壮絶な人生と、「同情するなら金をくれ!」というインパクト大のセリフで注目を集めるなど、老若男女を巻き込み、いまなお鮮烈な記憶として刻まれる伝説的ドラマを数々、世に放ったのだ。野島作品の最大の持ち味は、タブーに挑む姿勢だ。教師と生徒の禁断愛を描き、社会現象ともなったのが「高校教師」。ヒロインを演じた桜井幸子の儚げな美しさも印象的。教師と生徒の恋というだけでドキドキするのに、次第にヒロインと実父のただならぬ関係が明らかとなるなど、ショッキングな内容で視聴者を釘付けにした。いじめをテーマとし、「KinKi Kids」が二人揃って出演したドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」も忘れがたい。エスカレートするいじめから、いじめる側、いじめられる側の心理を浮き彫りにした。また、知的障害者の働く工場を舞台にした「聖者の行進」では、暴行や虐待を受ける弱者の気持ちに寄り添った。■止まらないざわざわ感…視聴者に訴えかける作品たちこれらのドラマに共通しているのが、「まさかこんな展開が!?」「次はどうなるの!?」と先の読めない、キャラクターにとっても容赦ない展開。野島ドラマは、何が起こるかわからない、見たことのないものを見せてくれるような“ざわざわ感”に満ちていた。これこそまさに冒頭で述べた、テレビ全盛期の面白さそのものだろう。「コンプライアンス重視」が叫ばれ、いまのテレビ界はタブーに切り込むことが難しくなった。それゆえに、毒っ気のない、ハッピーの約束された作品が多くなり、ちょっとした物足りなさを感じてしまうのも事実。物語が衝撃的であればあるほど、そこから浮かび上がる愛やメッセージは強烈に輝いていたように思うのだ。野島氏のような作家にとっては、地上波のテレビを舞台とすることは困難な時代。そこで彼が次なる表現の場として見つけたのが、Huluだった。世界に目を向けても、数々のクリエイターたちが発言権や表現の自由をぶつけられる動画配信サービスに興味を持ち始め、魅力的コンテンツが続々登場。ドラマの視聴スタイルも新時代に突入した。「雨が降ると君は優しい」では、“セックス依存症”という病を抱えた妻と、その事実を知った夫を主人公に据えた野島氏。どうやら野島節全開!とんでもない過酷な運命を背負ったキャラクターを生み出したものだ。一体、彼らがどんな愛を見せてくれるのか…。“ざわざわ感”とともに期待して待ちたい。(text:Orie Narita)
2017年09月13日こんにちは。tomekkoです。今回は、ワタシが男子の母として鍛えられたことについてお話したいと思います。■極度の運動オンチなワタシでしたが…我が家は男の子兄弟なのですが、ワタシはひとりっ子なので男子どころか兄弟というのも未知の世界でした。長男妊娠中の健診で男の子と判明した時、たまたま子どもの健診に来ていた男兄弟のママから「ようこそ男子の世界へ!」と言われましたが、インドア街道しか歩いたことのないワタシはその健康的に日焼けして自由な男子たちを追いかけ回しているママの姿に、脅威を感じたものでした…。思えば幼少期から、暇さえあれば一日中絵を描いたり本を読んだりと、家の中でじっとして過ごして来たワタシ。当然運動オンチで、今でも運動神経悪い芸人をテレビで見ても、笑えるというより共感と、ネタか本気かが分かるレベル(当事者にしか分からないモンなんです!)。体力測定は級外がデフォルト。運動会は雨が降ればいいと思っていたタイプです。だから長男が歩くようになって、周りの男の子に比べて圧倒的におとなしく、公園に行きたいなどと自分から言うことなどほぼ無いインドアっ子だったことに、「遺伝かな…」と申し訳ないやら、ちょっとホッとするやら複雑な気持ちでした。(5歳の今は正直心配しまくってます…!)しかし、こんなワタシでも、子育てを始めてから自分でもびっくりするほど鍛えられた運動神経があったんです!そう、瞬発力。ワタシに特に足りなかった部分です。急に走り出した子どもが車道に出る前に捕獲したり、振り向いたら高級な瓶のお酒を抱きかかえているのを、床ギリッギリでキャッチしたり。今は土足でどこにでもドカドカ踏み込む欧米気質な次男を、玄関先で引き留めることに全力です。まあコレは男女関係無く、親になった多くの人が経験することかもしれませんね。ただ、ワタシには火事場の馬鹿力じゃないですが、いざとなって本気出せばやれるじゃん! と自分に自信がつきました。←ふつうの人は当たり前にできることだと思います。そして、男子育児で鍛えられたのは体だけではありませんでした。それは…「チン事件」に対応する精神力!■もう何が起きても驚かない。男の子の「チン」行動もうね、何が起きても驚きません。長男の時には、オムツ替えで拭く時に摘まみ上げるのも勇気がいったものですが。彼が自分のチンの存在に気づいただけでもどうして良いやらあたふたしたものですが。(さすがに次男の奇跡的なオムツのズレ方には爆笑しました)男って年齢に関係なく、仲間が増えるとふざけ方がエスカレートしませんか?1歳と5歳、かなり精神年齢にも差があると思うんですが、風呂上がりは基本フルチンで走り回るし(ココに次男の「どこでも放尿事件」が加わるので本当にやめてほしい)、お互いのチンを弾きあってはゲラゲラ笑ってるし。この共通項だけで分かり合えるみたいです。ハイ、ワタシは理解の範疇(はんちゅう)を超えたため、無になりました。そろそろ悟りのひとつも開けそう。
2017年09月12日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。モチコです。8月のお盆休みに義実家へ帰りました。義実家はすんなり行けても車で片道約4時間の距離。そのため当然お泊まりです。「ばあちゃんちいく!」と楽しみにしていたイチコでしたが…。義両親の目の前で「ばあちゃんちで寝ない! 帰る!」と騒ぐイチコ…。嫁としては気まずいことこの上ない! やめて~!1日目の夜に騒いだものの、すぐに義実家に慣れたイチコ。帰省中毎日出かけ、毎日おいしいものも食べ、毎日じいちゃんばあちゃんに甘えまくり、楽しい日々を過ごしました。義実家にいたがるイチコに「帰るよ!」と諭す私。まるでイチコとじいちゃんばあちゃんを引き離そうとする鬼嫁のよう…!イチコが「帰る」と騒いでも「帰らない」と騒いでも、嫁は気まずいですね…。とは言え、嫁とは思えないくらい私も義両親に甘えまくり、毎回食い倒れているので、イチコの帰りたくない気持ちはよくわかる!早くも次回の年末年始の帰省が楽しみです! ふふふ…。
2017年09月11日「10月から、改正育児・介護休業法が施行され、育児休業の期間が延長されます。これまで、育児休業は原則子どもが1歳になるまでで、保育所に入れないなどの理由があれば、最長1年半まで取得できました。10月以降も原則は変わりませんが、最長期間を2年までに延長します」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。現在、女性の育児休業取得率は81.8%と、比較的浸透しているといえる(’17年7月・厚生労働省発表)。とはいえ、あいかわらず保育所は不足している。今年の待機児童数は4月時点で2万6,081人。昨年より2,528人増加した。3年連続の増加だ(’17年9月・厚生労働省発表)。 「保育所探しに苦しんでいるママたちにとって、育児休業期間の延長は、選択肢を広げるメリットがあります。保育所は4月入所がほとんどです。これまでは4月に入所するために、1歳未満で育児休業を切り上げ、復職する人も多かったと思います。たとえば8月生まれの子は、翌年4月にはまだ生後8カ月です。ここで復帰せず最長の1年半休んだとすると、2月に育休期間が終わり、まだ保育所に入所できない3月に復職しなければなりませんでした」(荻原さん・以下同) 会社によっては休暇を延長できるが、育児休業給付金はもらえない。生後8カ月でも入所しか選択肢はないと考える人もいただろう。 「育児休業期間を2年に延長すると、子育てに専念できる期間が長く持てます。さらに、生まれ月にかかわらず、休業中に4月が2回ありますから、保育所に入所できるチャンスも増えるでしょう。待機児童の減少も期待されています。育児休業は、正社員だけのものではありません。1年以上雇用されているなどの要件を満たせば、パートや契約社員でも取得できます。『非正規だから』と遠慮せず、会社と交渉してみてください」 また、育児休業中は育児休業給付金が支給される。 「給付金は、最初の6カ月間が給料の67%。それ以降は50%です。10月以降は、育児休業の延長に伴って、給付金も最長2年間支給されます。育児休業給付金は、雇用保険からの給付です。昨年10月から、従業員501人以上の会社で働く年収106万円以上のパートなどは、健康保険と厚生年金、雇用保険の3つの社会保険に加入することが義務になりました。あとは雇用期間などの条件をクリアすれば、パートでも派遣社員でも育児休業給付金の対象です。忘れずに申請しましょう」 一方、介護休業は、介護される人1人につき、93日間取得できる。今年1月からは、期間を3分割して、取得できるようになった。 「休業中は介護休業給付金が支給されます。以前は給料の40%でしたが、昨年8月からは、給料の67%に引き上げられています。今年からは分割して介護休業を取得しても、その都度、給付金を受け取れます」 確かに、制度自体は利用しやすく改正されてきた。しかし、荻原さんはこう続ける。 「しかし、介護休業は認知度の低さが問題です。介護休業を『知らない』『聞いたことはあるが内容まではわからない』を合わせると、82.5%の方が『よくわからない』と回答しています(’16年11月・オリックス・リビング調べ)。政府は、『介護離職ゼロ』や『待機児童ゼロ』を掲げています。そのためには、地道な制度の周知・宣伝活動と合わせて、利用しやすい企業風土をつくるよう、企業への指導も徹底してほしいものです」
2017年09月08日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。ぺぷりです。5歳の娘と2歳の息子と単身赴任中の夫との日々を描かせていただいています。■子どもとの添い寝で、寝違える日々突然ですが、私には夢があります。それは、ベッドで体を大の字に伸ばしてのびのび眠ることです。我が家の寝室では娘と息子と私の3人が寝るので(夫は別室)、シングル布団3つ並べて敷きます。私の布団を真ん中にして、左右に子どもたちの布団を配置しています。が、実際に使っているのはほぼ1つのシングル布団のみです。寝かしつけの時は、2人とも左右もしくは上にぴったりとくっついてきて眠ります。ただ、それでは私が寝られないので、子どもたちが眠りについたころにそれぞれの布団に運びます。しかし、なぜか30分もすればすぐに皆、真ん中のママ布団に集合しますが…(苦笑)。最近は子どもたちと一緒に寝落ちパターンが常なので、基本的に寝かしつけたポジション=朝までのポジションとなります。娘は地震が来ても起きないタイプなので、転がってきたところで多少転がし返しても大丈夫なのですが、息子は神経質タイプなので、少しでも触れようものならすぐに覚醒してしまいます。なので、子どもたちの隙間を縫って、無理な姿勢で寝るのが常です。寝違えは日常茶飯事で、起きても疲れが取れない日々が続いていました。そこである日、「今日は別々に寝よう」と子どもたちに提案してみたのです。■「今日は別々に寝よう」と子どもたちに提案してみた「今日だけはくっつきねんねをしないで寝かせて!」そう思っていたのですが…。■かわいい子どもたちの反応に、揺らぐココロ子どもたちのいじらしさに負けて、今日もくっついてねんねが止められません。体はつらいですが、いつかは嫌でも離れていってしまう子どもたち。将来一人のベッドでのびのび寝ながら、今の幸せな気持ちを思い出せるように、向こうからくっついてきてくれる今は、思う存分ぎゅうぎゅうくっついてねんねしようと思っています。もちろん、自分の体のケアも忘れずに…。
2017年09月08日2017年の国内映画シーンで見逃されがちなのが、韓国映画の躍進だ。今年に入り、『哭声/コクソン』(ナ・ホンジン監督)、『お嬢さん』(パク・チャヌク監督)といったパワフルな作品がロングランヒットを記録し、韓国映画産業のポテンシャルの高さを発揮している。そんな中、ついに日本に上陸するのが『新感染 ファイナル・エクスプレス』だ。突如、感染爆発(パンデミック)が起こったソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内を舞台に、“時速300キロの密室”で凶暴化する感染者たちと対峙する人間のサバイバルを圧倒的なスケールで描いた本作は、本国での年間No.1の大ヒットを記録。すでに世界150を超える国と地域から買い付けオファーが殺到している。まさにゾンビ映画の新たな傑作として、この秋絶対に見逃せない本作だが、先日来日を果たしたヨン・サンホ監督がトークイベントで興味深い話をしていた。「韓国では公開前のプロモーションで、ゾンビという言葉はNGでした。映画会社は女性から敬遠されないよう、ゾンビ映画として売り出すことを避けたかったようです。インタビューを受ける際も、ゾンビの話題になると『あー、あの、あれですよ』なんていう風に言葉をにごした。結果的に映画が大成功を収めたので、いまでは韓国でもゾンビ映画ブームが来つつあります」。実はこうした映画宣伝におけるNGワードは、日本でもよくある話。同じゾンビで言えば、人気コミックを映画化し、昨年公開された某作品でも「ゾンビはNG」と宣伝担当からお達しがあり、作品を紹介する際には「凶暴な生命体」などと記述された。まあ、間違ってはいないけど。ここ最近は、世間がタブー視する「不倫」も基本的にはNGで、「禁断の愛」「禁じられた恋」といった表現に言い換える。もちろん、複雑な人間模様を描いたラブストーリーを「不倫」の一言で片づけてほしくないという作り手の気持ちは理解できるし、出演者だって映画も観ずに「不倫映画に出てた役者」なんて思われたら、心外なはずだ。この夏、話題の某アクション映画は「不良」「ヤクザ」「ヤンキー」の文言が使えず、ライターは頭を悩ませ、「じゃあ、どう表現しようか」と知恵を絞った。本来、こうした規制はないに越したことはないが、映画宣伝には多かれ少なかれヒリヒリした“だまし合い”の側面があるので、その点は目くじら立てず、楽しむようにしている。(text:Ryo Uchida)
2017年09月02日ここ数年、音楽シーンで盛り上がりをみせているのが“ボーイズグループ”。「LDH」や「EBiDAN」を筆頭に大小様々なグループが林立。さらに地方にも“ご当地グループ”が誕生し東京進出を果たす面々も現れるなど、“戦国時代前夜”の様相を呈している。これらボーイズグループには俳優としても活動しているメンバーも多く、グループの活動と並行して俳優業でもブレイクするケースが増えている。今回はボーイズグループ出身の注目若手俳優の活躍ぶりを追った。■「劇団EXILE」で演技修行 ダンスで鍛えた身体能力も武器に…「LDH」「EXILE」から始まりいまや「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」(通称:三代目JSB)「GENERATIONS from EXILE TRIBE」「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」などの人気グループを擁する「LDH」。多数の音楽アーティストを抱える一方で「劇団EXILE」を立ち上げ、俳優の育成にも注力。10代~20代を中心に絶大な支持をうける彼らの中から俳優として頭角を現わすメンバーが続々と登場している。LDH発のグループの“売り”といえばなんといってもスタイリッシュなダンスとその音楽性から来るワイルドなイメージ。ダンスで鍛えられた高い身体能力は、彼らが総力を挙げて挑んだ一大プロジェクトである「HiGH&LOW」シリーズでのアクションシーンでも存分に発揮されている。同シリーズでの印象と各グループの音楽やファッション性から来るワイルドなイメージも魅力の1つだ。左上から岩田剛典&鈴木伸之&片寄涼太&小野塚勇人&青柳翔&登坂広臣&町田啓太&佐藤寛太&LDH系の中でも特に成長著しいのが「劇団EXILE」出身の鈴木伸之。二階堂ふみ&山崎賢人主演の『オオカミ少女と黒王子』で注目を浴びると、この春クールのドラマ「あなたのことはそれほど」にて波瑠演じるヒロインの初恋相手にして不倫相手・有島光軌を演じ、大きな話題に。現在公開中の映画『東京喰種トーキョーグール』にも抜擢された。また「三代目JSB」の岩田剛典も注目の存在。2010年に同グループでデビューすると昨年6月公開の映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で映画初主演。「第41回報知映画賞」新人賞や「第40回日本アカデミー賞」新人賞、話題賞を受賞するなど俳優としても高い評価を受けた。さらに昨年秋の「砂の塔~知りすぎた隣人」での熱演も記憶に新しい。5月20日から全国公開された『たたら侍』で主演を務めた青柳翔は2007年に「劇団EXILE」へ入団。月9ドラマ「私が結婚できない理由」や『極道大戦争』などで“ヒゲメン”の代名詞と呼ばれ人気に。2014年、映画『ホットロード』で衝撃的な映画初主演を飾った「三代目JSB」登坂広臣や、『兄に愛されすぎて困ってます』などへの出演で俳優としても今後活躍しそうな「GENERATIONS」片寄涼太。連続テレビ小説「花子とアン」での爽やかさと「人は見た目が100パーセント」での理系男子ぶりなど幅広い表情をみせる「劇団EXILE」町田啓太。この夏放送中の「脳にスマホが埋められた!」や“恋愛禁止の世界”を舞台にした映画『恋と嘘』にも出演する佐藤寛太。そして「劇団EXILE」小野塚勇人は若手俳優の登竜門ともいわれる「仮面ライダー」シリーズの「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーレーザー/九条貴利矢役として1年間を駆け抜けるなど、「LDH」系グループの若手メンバーから目が離せない。■フレッシュな魅力と俳優としての確かな実力で勢力拡大…「EBiDAN」「EBiDAN」はスターダストプロモーション所属の新人・若手俳優によるユニット「恵比寿学園男子部」のこと。様々な個性が集合し、舞台公演やライブイベントなど多才な活動で多くのファンを獲得している。6月14日に日本武道館公演を行った「超特急」を筆頭に「DISH//」「M!LK」「PrizmaX」などのグループが活動。「EBiDAN」としても東京国際フォーラム・ホールAでのイベントを行うほどの規模に成長している。彼らの特徴はなんといっても「ももいろクローバー」などアイドルを生みだしたスターダストならではの“個性が際立つグループ”としての活動ぶり。そして、数々の俳優を輩出してきた同事務所だけに演技力も確かな点だ。10代を中心とした若さやフレッシュさに惹かれて作品を見て、その実力に驚かされた人も多いのではないだろうか。「EBiDAN」出身俳優で現在最も熱い存在といえば、号泣者続出で大きな反響を巻き起こしている『君の膵臓をたべたい』で浜辺美波とW主演している「DISH//」北村匠海。ざっと挙げるだけでも『信長協奏曲』や橋本環奈主演作の『セーラー服と機関銃-卒業-』、多部未華子主演の『あやしい彼女』、そして若手俳優たちが集結した『ディストラクション・ベイビーズ』…と注目作、話題作に続々出演してきた北村さん。放送中のドラマ「僕たちがやりました」ではグループとして主題歌を担当。映画にTVに、両方で目にする機会が急増したことで人気がさらに加速しそうだ。もう1人の注目株が『くちびるに歌を』への出演、昨年放送されたドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の出演で脚光を浴びた「M!LK」の佐野勇斗。繊細な思春期の少年を見事に演じたその実力がかわれ人気作の続編『ちはやふる -結び-』への出演も決定。どう成長するかが楽しみな存在の1人だ。大ヒット中の映画『東京喰種トーキョーグール』で主人公の幼なじみで同級生のヒデを演じている「超特急」の小笠原海は、7月に公開された『ハローグッバイ』が「第29回東京国際映画祭」で日本映画スプラッシュ部門に正式出品されるなど、今後さらなる才能の開花が期待できる俳優。また土屋太鳳がヒロインを演じた『兄に愛されすぎて困ってます』でそれぞれ特徴あるイケメンを表現した「超特急」草川拓弥、『一週間フレンズ。』に続きこの秋公開の『一礼して、キス』で2作目の映画単独出演が決定した松尾太陽、「ハロー張りネズミ」の「M!LK」吉田仁人など続々と次世代の才能が控えている。さらに「PrizmaX」の森崎ウィンが来年3月に公開予定のスティーブン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー・ワン/Ready Player One』(原題)でハリウッド進出するなど「EBiDAN」は世界的な舞台にも活躍の場を広げている。そのほか、数々の人気俳優を世に送り出してきた「ジュノンボーイ」コンテストも「ジュノン・スーパーボーイ・アナザーズ」で音楽プロジェクトをスタート。年長組、年少組に分かれCDデビューを目指して奮闘するほか、俳優やモデル、タレントとしても活動していくというこのプロジェクトからも前嶋曜が「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」で主演を務めることに。多くの観客の反応をダイレクトに感じられるライブで歌やダンスを披露することは、演技の基本である「身体表現」が鍛えられる。演技レッスンと並行してグループ活動を行うことで俳優としての基礎がさらに強固なものになるのではないか。またグループで活動することはファンからの注目を集めやすいという利点も。グループとしての実績や人気がフックとなってドラマや映画に起用されるケースがあるだろう。今後も“ボーイズグループ”から人気俳優が輩出される流れが増えそうだ。(笠緒)
2017年08月31日まだまだ残暑厳しい9月は、風情あふれる日本橋の街歩きデートを楽しんでみてはいかが?日本橋界隈では夏のイベント「ECO EDO 日本橋 2017 ~五感で楽しむ、江戸の涼~」が9月24日(日)まで開催中。■昨年(2016年)の「ECO EDO 日本橋」の様子“見て”涼を感じる「金魚」「提灯」、“食べて”涼をとる「限定メニュー」、“着て”涼をとる「浴衣」など、日本情緒溢れる納涼気分を五感で体感できるイベントだ。ぜひこの機会に、金魚をモチーフにしたフォトジェニックな街で、和のムード感じる浴衣デートを楽しんで!ひと夏の思い出を描く青春ストーリー秋も間近に迫る残暑シーズンに観たいおすすめ作品は、アニメファンのみならず多くの映画ファンの間で注目を集めてきた、岩井俊二原作&大根仁脚本による劇場アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。どこか切なくも美しい作品が、2人の夏の最後の思い出を彩ってくれるはず。映画館は「TOHOシネマズ 日本橋」で決まり。三越前駅直結なので待ち合わせもスムーズにできそう。福徳神社まで金魚提灯通りを歩く「コレド室町1・2」の間の、宝くじ当選祈願の神社としても知られる「福徳神社」に続く参道「仲通り」には、「ECO EDO 日本橋 2017 ~五感で楽しむ、江戸の涼~」の一環で、本イベントの総合プロデューサー・木村英智(アートアクアリウムアーティスト)がデザインを監修した金魚柄の巨大な提灯が通りを彩っている。金魚柄の涼しげで粋な金魚街道を歩いてみて。目で見て、食べて夏を感じるスイーツ&グルメ&カクテルを楽しむ日本橋・人形町エリアの商業施設・老舗77店舗では“金魚”をモチーフにしたスイーツや、バルメニューや日本橋の地酒などのアルコールメニューを展開する「金魚スイーツ&バルさんぽ」も開催中。「コレド室町1」1F・「箔座日本橋」では、珈琲ゼリーの上を金箔の金魚が優雅に泳ぐ夏らしいスイーツ「金の珈琲ゼリー 宵ノ金魚」(1,080円/2個セット)が登場中なのでテイクアウトしても◎。そして同フロアにある、気軽にフレンチを楽しめる「カフェ エメ・ヴィベール」では、バイオレットカラーの特製ノンアルコールモヒート「手毯リウム」(1,080円)がいただける。同店では「コレド室町1」5F三井ホールで開催中の「アートアクアリウム2017」に合わせた期間限定の特別ランチコース(3,800円)とディナーコース(5,184円)なども展開中だ。また「YUITO」地下1階にオープンした「一献三菜」では、玉手箱を開けるとスモークガンで注入した煙の中から鶏のみそ漬焼と味付煮たまごが登場するという粋な演出のメニュー「燻製 玉手箱」(980円)や「金魚のシャーベット」(350円)を提供中。デートの予算に合わせて多彩な店舗の中から好みの夏スイーツやグルメを選んでみてはいかが。浴衣着用で素敵な特典!期間中は、浴衣で出かけると嬉しい特典も!「コレド室町2」1階・「八海山 千年こうじや」ではバータイム利用で、あまさけまたは梅酒が1杯サービスされるなど、老舗店舗を含む190以上のお店で、浴衣着用でワンドリンク無料や涼アイテムプレゼントなどの限定サービスを提供中だ。日本橋を彩る金魚大提灯や、金魚グッズ、金魚メニューを楽しみながら、素敵な特典をゲットしてみて。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は全国東宝系にて公開中。(text:Miwa Ogata)■関連作品:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 2017年8月18日より全国東宝系にてロードショー©; 2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
2017年08月30日8月も終わりに近づき、夏ドラマもいよいよ後半戦へ突入。今クールも話題のイケメン俳優達が大活躍していますね! 中でも気になったのが、「これまでのイメージとは全然違う」「新たな一面も素敵」と囁かれている“七変化イケメン”の皆さん。今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が厳選――これまでのキャラクターとは真逆な役柄に挑戦しているこの3人をご紹介していきましょう。■「コード・ブルー」に新メンバー加入! 成田凌さん演じる新米フェロー前作とのギャップ幅が広いと言えばこの人、成田凌さんではないでしょうか。春クール「人は見た目が100%」で、丸の内のモテ美容師役を演じた成田さん。優しく柔らかな物腰で主人公をメロメロにさせたにも関わらず、実は二股していたという究極のチャラ男オチが大きな話題を集めました。これまで「逃げるは恥だが役に立つ」や「大貧乏」など、どちらかと言えば“仕事のデキるクールな役どころ”という印象が強かった成田さんですが、今回の「コードブルー」では一転!気の弱いフェロー(研修医)役をつとめています。何を頼んでも根本的に要領が悪く、肝心なときに腰が引けてしまうという新米医師・灰谷俊平。ドクターヘリの離着陸時には、その突風に飛ばされそうになり…いざ空へ飛び立てば、吐き気でヘロヘロになってしまう始末。それでも自分で試行錯誤して酔わないツボを押すなど、前向きで一生懸命な彼の背中を見ていると、つい応援したくなってしまうから不思議。究極の愛されキャラクターと言えるでしょう。物語は間もなく後半戦に突入です!今後の成長が楽しみな灰谷に是非、ご注目あれ~。■「過保護のカホコ」では、竹内涼真さんが辛口のアーティスト役に挑戦中最近ではバラエティ番組への露出も増え、歌唱力や運動神経にも定評有り!続いてご紹介するのは、朝の連続テレビドラマ小説「ひよっこ」への出演でも注目されている竹内涼真さん。ドラマ「時をかける少女」や映画『青空エール』など好青年の代名詞とも言える彼が、「過保護のカホコ」では真逆とも言えるキャラクターに挑戦しています。竹内さん演じるのは、主人公・加穂子に対して常に辛辣な意見を提唱する大学メイト・麦野初。“過保護”というぬるま湯に浸かったまま成長した加穂子に対し、麦野は最初イライラしていました。世の中の厳しさを教えるため、労働経験のない加穂子に自分のアルバイトを押し付け、無給で働かせるという悪行に走る一面も。しかしながら何事にも一生懸命な彼女の姿に、麦野も段々と心を開いていき…二人の間には、いつしかほっこり温かな愛が芽生えました。胸キュン必須の展開をお見逃しなく。■「ごめん、愛してる」でピアノ演奏を披露! 多才ぶりが話題の坂口健太郎さんそして最後はこの人、モデルとしての活躍も目覚ましい坂口健太郎さんです。1月クール放送の「東京タラレバ娘」では金髪・ドSキャラを演じ、「彼になら怒鳴られてもいい」「攻めの瞳がたまらない」と世のアラサー女性たちを魅了。そのほかにも、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」や映画『俺物語!!』など“モテ男役”の飄々としたイメージが強い坂口さん。今回の「ごめん、愛してる」では、女性に振り回される純真無垢な青年・日向サトルを好演しています。「ごめん、愛してる」#8よりサトルは、世界にも認められるアイドルピアニスト。母親の愛情を一身に受け育ったことで、恋愛に対しては驚くほど鈍感なのも、彼のチャームポイントと言えるでしょう。心臓に重い病気を患っているサトルですが、どんなときも笑顔――真っ直ぐな瞳で、周りの人たちを和ませます。しかし、彼の“純愛”が“狂気”へto変貌を遂げたとき、どのような切ない展開を生むのか…。原作が韓流ドラマということもあり、ハラハラ・ドキドキの展開から目が離せません。これぞまさにギャップ萌え!?第一印象から見事脱皮を遂げた“七変化イケメン”の皆さんが、今後どのような役どころに挑戦するのか…楽しみですね!(text:Yuki Watanabe)
2017年08月30日こんにちは。tomekkoです。夏休みはいかがお過ごしでしたか? あっという間に8月も終盤ですね。とはいえまだまだ当分暑さは続きそう。今日はそんな夏の夜のちょっと怖い(?)体験をお伝えしようと思います。■これはもしや…!? ある夏の夜の怖い話え、全然怖くない? 淳二下手すぎ?いや〜霊体験とかしたことのないワタシにしてみたら、おなかにどおんどおんと打ち付ける衝撃、動きたくても動けない(だって12キロが乗ってるから)金縛り状態はかーなーりー怖かったです。目を開けるとクスクス笑いながら人の腹の上でバインバインしてる次男に、ホッとしたような、ゾッとしたような(笑)育児あるあるというか、夏の夜あるあるというか、親も子もなんとなく眠りが浅かったり寝苦しかったりして、ちょっと疲れが取れにくいよねー、というお話でした。本当によく寝る兄弟で、生後3ヶ月からほとんど夜間起きることのなかった次男ですら、さすがにこんな風に寝ぼけたり喉が渇いて起きてくるようになったので、ちょっとワタシも寝不足気味。授乳していた頃は当たり前だった3時間おきの睡眠サイクルも、しばらくやらないとつらくなっちゃうもんですね。毎日授乳や夜泣きで睡眠不足のママたち、本当にお疲れさまです!さて、夏の睡眠という点では、もう一つ男子ならではのあるあるが。■夏の休日の男子あるある平日は起こしても起こしてもなかなか起きてくれないのに、休日に限って早起き。これ育児あるあるですね。さらに男子は、夏の休日の朝は昨晩仕掛けに行ったカブトムシ・クワガタムシを捕るための罠を確認しに行くミッションで、自主的に早く起きてくるのです。あ、これ男子というか田舎あるあるですかね?我が家は山沿いにあるので、別にわざわざ仕掛けなくても自らやってきてくれるんですが、長男が欲しいノコギリクワガタのオスやカブトムシのオスに限っては、本人たちが慎重なのかそれとも見つけ次第持ってかれちゃうからなのか、全然見つけられないのです。それで今年は夫と長男が毎週末研究に研究を重ね、今度こそと強力な罠(発酵させたバナナなどの餌)を近所のクヌギの木に仕掛けに行くのですが、翌朝頑張って早起きして意気揚々と繰り出すも、空の虫かごをぶら下げて肩を落として帰ってきます。どうやら、虫より賢いリスさんに中身だけがっさり持ち去られている様子(笑)そして成果が得られないまま、「まあ、もういいかな…」と飽き始めている長男に対し「次はもっと良い罠を作ろうな!」と意地になっていく父ちゃん…。男のロマンもそろそろ潮時な、そんな夏の終わりにひぐらしの声を聴きながら冷ややかに見つめる母なのでした。
2017年08月29日2人育児、同時にいろいろなことが起こります。これは二太郎がまだ新生児、私も二児の母にデビューしたての頃のこと…。イチコのときはありえなかった、トイレ内授乳!2人目、そらたくましくもなりますね。こちらは最近のこと。同時にこんなことが起きました。2人とも同時にギャン泣きパニック! その激しいこと。もはや感動レベル。家の中だったのもあり、もう早く泣き止ませるなんて意識が吹っ飛びました。とりあえずこの惨状を動画に撮り、旦那と実家族に送り…。そして大事に取っておいて、いつか2人の結婚式で流してやろうと思ってます。ふふふ!
2017年08月28日強さと美貌を兼ね備えたヒロインの活躍を描いたアクション映画『ワンダーウーマン』が、世界中で旋風を巻き起こしているのは、ご存じの通り。興行的な成功に加えて、「アカデミー賞に絡むのでは?」の声があがるほど、高い評価を獲得している。その理由と意義とは?日本ではバットマンやスーパーマンに比べて、馴染みが薄いワンダーウーマンだが、その歴史は長く、DCコミックスに初登場したのが1941年。それから単独主演として、スクリーンで躍動するまで75年以上の歳月が流れたわけで、ファンにとってはまさに「満を持して」の映画化だ。逆に言えば、『ワンダーウーマン』が成功に至る歳月の長さは、これまで、ヒロインを主役に据えた超大作を製作するのが、いかに難しい状況だったかを証明することにもなった。たとえ、女性が主役のアクション映画が製作されても、「一見、強くて美しいが、実は男の幻想を全身でまとった」キャラクターが横行するのが現実だった。そんな中、『ワンダーウーマン』の成功に特別な意義があるのは、女性から圧倒的な支持を得たことにほかならない。その理由は、彼女が旧態依然とした価値観を打ち破り、「女性であることはすばらしいが、決して特別ではない」という真に力強いメッセージを突きつけたからだ。もちろん、『トゥームレイダー』『バイオハザード』『ハンガー・ゲーム』といった00年代以降の“アクションヒロイン映画”のムーブメント、さらに女性が主役を務める『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の大ヒットという重要な下地があったことも見逃せない。それだけにメガホンをとったパティ・ジェンキンスに対し、「女性監督だから、女性が共感できる作品になった」と評価する姿勢は、いかにも“男目線”で違和感を覚える(実際には、本作におけるジェンキンス監督はただただ、優れた仕事をしている)。例えば、男性の監督に向かって「やっぱり男性だから、男性の気持ちがしっかり描けていますね」なんて言わないし、そもそも女性監督という言葉が存在する時点で、まだまだ『ワンダーウーマン』が目指す理想の世界には程遠い。ハリウッドにおける女性と男性のギャラ格差など、現実的な問題も山積するだけに、本作が成し遂げた偉業はゴールではなく“はじまり”に過ぎないのだ。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月26日8月もあと一週間で終わりですが、夏、満喫していますか?お盆のニュースで、海外旅行組が帰国して「○○○に行ってきました~!」とコメントしている映像を目にするたび、世の中の人はちゃんと夏休みをとって人生を謳歌しているんだなぁ、家族全員で海外旅行っていったいいくら使ったんだろう?羨ましさ100%です。と書きながら100%を1000%と打ってしまい、1000%と言えばカルロス・トシキ&オメガトライブの「君は1000%」じゃーん!と、昭和スイッチオン。(こういうとき、Amazon musicって便利ですよね)アルバム「Navigator」を聴きながら昭和感100%でこの原稿書いている古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。料理をしない女であることはこのコラムで何度も書いてきましたが、八百屋さんにはときどき行きます。八百屋に行くと野菜がなんとも美味しそうに見えて、あれもこれも食べたくなって料理しようかなぁという気になる。そこで、レンジでチンの温野菜以外で、簡単に美味しく野菜を食べるには…と、たどり着いたのはグリル野菜でした(まったくひねりナシ…)。キッチンに備え付けの魚焼きグリルはあることはあるんです。でも、使った後の掃除が面倒で、一人暮らしをしてからは一度も使ったことがなかった。グリルを汚さずに夏野菜を食べるために…ええ、今回も形から入りましたとも。見た目が可愛くて、そのままテーブルにも出せちゃう陶器の薄型グリラー、その名も「GRILLER グリラー(イブキクラフト)」を購入。蓋付きなのでキッチンのグリルは汚れず、焼くだけなのに料理した気にさせてくれる優秀アイテムでした。バーミキュラと同じ運命をたどらないことを祈ります…。そんなこんなで家で過ごすことが多かった夏休みの楽しみと言えば、なかなか見られずにいた米ドラマ「メンタリスト(The Mentalist)」を見ること(地味すぎる…)。犯罪コンサルタントのパトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)が、CBI(カリフォルニア州捜査局)やFBIに協力して毎回事件を解決していくドラマで、人の心理を読むジェーンの思考&視点が面白くてハマっています。ジェーンはどんな人の心理も読み解いてしまうのね!と毎度感心させられているわけですが、先日ポール・ヴァーホーヴェン監督の新作映画『エル ELLE』を観て(この映画とドラマはまったく無関係ですが)、さすがのジェーンもこのヒロイン、ミシェル(イザベル・ユペール)の心理を解き明かすことは無理なんじゃないかなぁと。それほど強烈なキャラクターでした。ある日、自宅で覆面の男に襲われたミシェルは自分で犯人探しを始めます。いったい誰が犯人なの?という謎解きと並行して、ミシェルってどういう女性なの?彼女の本性があぶり出されていきます。彼女の言動が何を意味するのか、彼女の思考&心理を理解しようと試みるものの、あまりにも強烈でぶっ飛んでいて、理解するなんて到底無理だって気づく。クレイジーでエロティック、道徳的でも哲学的でもなく、愛情や友情があるのかさえもわからなくなって、ある種のおとぎ話として、こういう女もいるかもしれないね、と受け止めるしかないというか理解できなくてほっとするというか。味わったことのない感覚に襲われます。ふと思ったのは、ミシェルのことは理解できないし、できなくて構わないけれど、彼女のタフさはいまこの時代を生きる女性に必要なものなのかも…と。それにしても、強烈すぎる女ミシェルを演じたイザベル・ユペール、凄すぎました。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)
2017年08月25日最近、和服を着る若者が増えているそうです。街でも、お祭りや花火大会のときに限らず、和装の男女を見かけるようになりました。いつもよりおしとやかな所作が美しく、いいものです。日常的に和服を着ない者にとっては、コスプレ的な喜びも感じられるのかもしれません。民族衣装を着ていて、褒められるというのは幸せなものです。差別を受けた歴史を持つ人々にとっては、褒められることはおろかそれを着ることで、ひと目で差別の対象となってしまうのですから。映画『サーミの血』に登場するサーミ人とは、トナカイの遊牧をして暮らす先住民族。ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアにまたがるラップランド地方に住む少数民族ですが、いまは定住している人も多いといいます。1930年代、スウェーデンでは彼らは人として当然持つべき権利、払われるべき敬意を無視され、分離政策により差別されていました。本作は、当時のスウェーデンを舞台に、クリスティーナ、サーミ名“エレ・マリャ”の切ない成長を追った物語です。カラフルな織り柄が施されたネックラインが印象的なノースリーブに、襟に赤や緑、白などのラインが入ったVネックのフエルト製アウターを着て、その上から色とりどりの糸を使った腰紐を巻いています。この“コルト”が、サーミ人たちの民族衣装。とても素敵なのですが、これを着ていることでヒロインたちは周囲から冷たい目で見られてしまいます。だから出自を偽るときには、花柄のワンピースに身を包んだりして周囲に溶け込もうとするのです。そうして紛れ込んだ夏祭りで出会った少年に恋をするのですが、そのときに名前を聞かれ、思わず「クリスティーナ」と名乗ってしまいます。その様子が何とも切ない。きっとサーミ人としてのアイデンティティに背を向け、自分の未来を自分で決めるためスウェーデン人になることを選ぶ第一歩となったのは、このワンピースと、それを着てついた小さなうそ。やがてヒロインは、人として当たり前の権利を手にするために大胆な行動にでるのです。冒頭、歳を重ねた主人公が、初めてコルトを着て「似合う?」と目を輝かせる孫娘を、苦々しい表情で見つめます。それは、自分が捨てたサーミ人としての人生を象徴するものだから。サーミとして生きることを捨てたとき以来、言語、歌、食とともに触れて来なかったものなのです。装いは自己表現だといいますが、もしかすると、自分が意識しているよりもっと深いところで、ルーツと繋がっているものなのかもしれません。気づかないうちに気持ちが原点回帰していたりして。日本の若者たちが和装に惹かれている理由は、ルーツが呼んでいるからなのかもしれませんね。(text:June Makiguchi)
2017年08月23日夏クールは毎年、登場人物たちのお洒落な着こなしに注目が集まります。SNSの発展により、これまで以上に素早くお洒落情報をキャッチしたいという願望が強まっているのか…今期は特にファッション業界を扱ったドラマが多くなっていますよね!そこで今日は、ドラマニアな筆者が作品を厳選し、“ファッション業界のいろは”がわかる面白ドラマをご紹介していきましょう。■雑誌のフリーライター&読モの涙ぐましい努力がキラリファッション雑誌業界を舞台に立場の違う女性同士のぶつかり合い、本当の幸せを模索する姿を描いたドラマ「セシルのもくろみ」。女性なら誰しも一度は夢見たことのある、煌びやかな世界――しかしその裏側には壮絶なバトルがあり…。お洒落に無頓着な主人公・宮地奈央(真木よう子)は、ファッションの世界で働く“プロ”たちと接する中で、これまで感じたことのない価値観に目覚めていきます。本作では専属モデルではなく、読者モデルという視聴者に近いポジションにスポットを当てているのが特徴的。日常に密接したダイエット方法やファッションテクニックなどを数多く取り上げるほか、「どうやったらSNSのいいね数を増やせるか」といった現代ならではの悩みが非常にリアルに描かれていますよ~。モデルのほかにも、ファッション業界を盛り上げる様々な職業が登場!一日でも早く大成したいと必死なフリーライター・江里(伊藤歩)にとって、読者モデル・宮地の成功は必須。彼女に合った企画を編集長に売り込む毎日…その涙ぐましい努力は、私たちが想像するよりはるかに地道な作業と言えるでしょう。宮地は無事、専属モデルへの道を駆け上がることができるのか!?フォトグラファー役の金子ノブアキさん、ヘアメイク役のチュートリアル・徳井義実さんと合わせて、チーム・ミヤジの今後から目が離せません。■インスタ映えする洋服が続々!デザイナーのお仕事奮闘記ファッションと言えば「カンナさーん!」の存在も欠かせません。渡辺直美さん演じる主人公・河東カンナは、実際に“主婦の方々が着回ししやすいスタイリング”をモットーにヘアメイクを演出されているとか。「カンナさーん!」8月22日(火)放送の第6話より劇中、アパレルブランド・Girly Sebastianにデザイナーとして勤務しているカンナですが、子育てとの両立中にも関わらず、いつも120%のお洒落度を発揮。その個性溢れる色使いが渡辺直美さんのインスタグラムを彷彿とさせるから、これまた面白いんですよね!彼女に似合うビビットカラーの洋服が続々登場するので、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。また「いつか自分のデザインした洋服で世界中の女性をハッピーにするのが夢だ」と語るカンナ。ファッションデザイナーはデザイン画を描く仕事がメインに思われがちですが…、まだまだ駆け出しのカンナは、洋服の在庫整理や発注業務にも駆り出されます。その際、手際よく洋服を畳む仕草など、アパレル業界でしか知り得ない生活の知恵みたいなものがちょこちょこ描かれているので、参考にしてみるのも良いでしょう。何事にも前向きな彼女の姿は、あなたの心に活力を与えてくれること間違いなしですよ~。■パターン作成から店舗販売まで――洋服作りの全てがわかる!そして最後がこちら。より詳細に洋服作りの工程を見てみたい方には、「脳にスマホが埋められた!」がおすすめです。アパレル企業・エグザルトンを舞台に、脳内スマホ人間となった主人公・折茂圭太(伊藤淳史)が様々な悪に立ち向かう奔走ストーリー。本作はタイトルの通り、基本的には「なぜ、脳内にスマホが埋められてしまったのか」その真相究明が主軸となって描かれているのですが…、そのほかにも毎話繰り広げられる“アパレルあるある”が話題となっています。中でも注目なのが、スマホ人間に詳しい柳子(新川優愛)のパタンナーとしての仕事風景。デザイナーが作成したデザインをもとに、パターン=型紙へと起こしていく繊細な作業――実際に洋服の着やすさはココで決まるそうで、大きな役割を担っていることがわかります。実際に一着の洋服を作るまでの工程や完成した洋服を店頭で如何に上手く販売するかなど、回によって異なる部署や職種にスポットを当てているため、アパレル企業の成り立ちを垣間見る絶好のチャンスとも言えますね!「メイプル超合金」安藤なつさんの活躍にも、注目です。以上、いかでしたか?主人公たちの服装は、いつの時代も流行の最先端を走っています。是非、日々のコーディネートの参考にしてみてくださいね。(text:Yuki Watanabe)
2017年08月22日クリストファー・ノーランが監督を務め、アカデミー賞大本命との呼び声も高い『ダンケルク』。イギリスでは誰もが知る第二次世界大戦時の救出作戦を、ノーラン監督が徹底したリアリティの追求とこだわりをもって描き上げたことで話題の本作は、“世界で最も有名な新人俳優”、ハリー・スタイルズの初出演映画としても話題に。しかも、劇中のハリーは、世界中の注目と期待に堂々と応える熱演を披露している。ハリーが演じるのは、高地連隊(ハイランダー)の若き兵士アレックス。ドイツ軍からの容赦ない攻撃を受けつつ、戦地である海の町ダンケルクからの脱出を目指すアレックスは、その過程で同じイギリス軍の兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)と出会い、行動を共にするようになる。もちろん、ダンケルクの浜辺を離れ、祖国への帰還を望む兵士はアレックスとトミーだけでなく、撤退作戦の対象となるのは英仏軍40万人。たとえ救助船に乗り込めたとしても、海中にはUボート、空には爆撃機が。緊迫感溢れる状況の中、アレックスは、トミーは、祖国に帰ることができるのか…?本編が始まってしばらく経った頃、アレックスとトミーは救助船に乗り込む幸運にありつけるが、彼らの死闘はここからが始まりと言っても過言ではない。爆撃や銃撃に右往左往させられることもあれば、深く暗い海に飲み込まれそうになることも。そんな中、ハリーの熱演に目を奪われずにはいられない。起用理由を「映画俳優としての真実味があり、繊細で、何より圧倒的なカリスマ性があったから」と語るノーラン監督の言葉通り、ハリーは役柄を誠実に全うし、等身大のサバイバルを見せる。このサバイバルが綺麗事では済まされないのは必至で、生きるための力強さを発揮することもあれば、生き残るための選択に人間らしい残酷さをにじませることも。それでもアレックスを応援したくなるのは、ノーラン監督がハリーの中に見出した「カリスマ性」も手伝ってのことだろう。と言っても、その「カリスマ性」は彼が「ワン・ダイレクション」として、ソロ・アーティストとして見せてきた圧倒的スターのものではなく、あくまで一兵士のもの。例えるなら、まだプロのミュージシャンになる前、「ワン・ダイレクション」を輩出したオーディション番組「Xファクター」参加時に放っていた「カリスマ性」のレベルに近いかもしれないが、世界的スターとなったいま、物語の世界に役として溶け込み、役柄なりの存在感を放つのは演技力なくして成立しないこと。だからこそ、俳優ハリー・スタイルズの今後に期待したくなる。つい先日、「俳優としての仕事は『ダンケルク』が最初で最後かもしれない」と発言したというハリーだが、本編を観た誰もが「そんなこと言わずに!」と叫びたくなるはず。ぜひ、映画館で俳優ハリー・スタイルズの誕生をいち早く目撃してほしい。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年08月20日こんにちは、ぺぷりです。子どもの成長は早いもので、少し前までベッドでジタバタしていた赤ちゃんが、今は自分の足で飛び跳ねていることに驚きます。特に二人目以降は知らぬ間にどんどん大きくなっていってしまいがち。親としては、我が子の成長はうれしいものの、「まだ赤ちゃんでいて欲しい…」とこっそり願ってしまうこともしばしば。そんな親心に反して、子どもは大人になりたがります。赤ちゃんと呼ばれることに抵抗を感じるようになり、大人みたいにいろいろなことができることに憧れを感じるようです。2歳の息子も、絶賛「大人になりたい」お年頃。上に5歳のお姉ちゃんがいるので、なおさら大きくなることに憧れを抱くのでしょうか。今回は、そんな息子の「大人になりたい」エピソードを2つご紹介します。■効果的! トイレトレーニングが成功する「ほめ方」■「赤ちゃん扱い」に猛抗議かたくなに「大人」にこだわる様子が面白くてかわいくて。親としては、まだまだ小さな君でいてほしいけれど、大人になるまではまだまだたくさんの時間があります。これからもたくさんの成長を一緒に体験していけるのが楽しみで仕方がありません。
2017年08月18日子どもの頃に観たアニメーションには、“いつかやってみたい”ことがたくさん詰まっていました。たとえば再放送で観ていた「アルプスの少女ハイジ」、ふっかふかの干し草のベッドで飛び跳ねてみたかったし、黒パンとチーズはシンプルなのにとても美味しそうだったし、子ヤギのユキちゃんもかわいかった。オープニングでハイジが気持ち良さそうに乗っているブランコにも憧れました。■21世紀版のハイジ――名シーンにも注目「アルプスの少女ハイジ」の原作は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリの書いた同名児童文学。日本をふくめ60もの言語に翻訳されているそうです。これまでにもシャーリー・テンプルがハイジを演じたハリウッド版をはじめ、本国スイス版、数多くの実写版が作られてきました。今回ピックアップした映画『ハイジ アルプスの物語』は、ハイジを生んだスイスで作られた21世紀版です。ハイジを演じる子役もめちゃくちゃ可愛い!演じるのはスイス、グラウビュンデン州クール生まれのアヌーク・シュテフェン。500人の候補者のなかから選ばれ、この映画で俳優デビューを飾っています。ハイジのおじいさん、アルムおんじを演じるのはブルーノ・ガンツ!まさにハイジとアルムおんじ!と感動するほどぴったりです。彼らが暮らすアルプスも、もちろん美しく──21世紀版のハイジではありますが、目指したのは“ハイジの原点に還った映画”。19世紀のスイスとフランクフルトを再現したロケーション撮影によって、観る者はハイジの世界へタイムスリップしたような感覚になるはずです。干し草のベッドや黒パンとチーズ、ハイジと言えば…の名シーンもしっかり入っています。■実際に行ってみる? アルプス旅行へそして、この目でハイジの暮らしていたアルプスを見てみたいなぁと、すっかり旅ごころをくすぐられました。調べてみると──ハイジの舞台と言われているのは、スイスのマインフェルトという村。そこにはハイジの家を再現したハイジハウス、ヤギの水飲み場、ハイジの泉、ハイジの道など、物語の世界を再現した観光スポットがあり、ハイジツアーもあるようです。また、マインフェルト村の周辺はブドウが広がるワインの産地。ハイジの世界を満喫したあとにワイナリー巡りができたら最高ですよね。さらにスイスと言えばチョコレート!チーズ工場とチョコレート工場を訪ねる列車の旅“チョコレート・トレイン”も追加して…と、旅のプランは膨らむばかりです。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)■関連作品:ハイジアルプスの物語 2017年8月26日より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国にて公開(C) 2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
2017年08月16日こんにちは。tomekkoです。2〜3歳頃の子の親には試練の夏が来ましたね。そう、トイレトレーニング(略してトイトレ)に最適な時期!我が家は現在次男がまだ1歳台なので今年はスルーできそうですが、長男が2歳の頃はまだ会社勤めをしていたので、この時期ほんっとうに大変でした。今思い出しても涙が…いや、意外と過ぎてしまうと笑えてしまうネタが満載です。その頃はまだ絵日記を描いていなかったんですが、描いておけば良かったなぁ、と悔やまれる出来事があるので、せっかくだしここで披露させてください。(笑)もちろんこの後半狂乱で掃除し、洗えないラグに必死にエタノールを吹き付け、囲いを作って数日の間立ち入り禁止エリアとなりました…。しばらくトラウマだったし、その辺りにゴロンなんてしようもんならすっ飛んで行って抱き上げていたものです。18時過ぎに家に帰ってご飯にお風呂の準備…、そして20時台にはどうにか布団に入れなくては!! というバタバタの中、コレは本当に辛かった…。でもそれを翌朝の電車の中で思い出しながら、当時は文章でSNSに投稿していると、込み上げてくるのはなぜか笑いでした。育児の大変さって、こうして自分の中で笑いに変えることで昇華して、どうにかこうにかまた今日も頑張れるんですよね。そして周囲の反応にも、たくさん救われました。ただでさえ会社初の育休復帰社員として1人だけ時短で、自分主催の会議でも途中退席当たり前。いつも大事な時にはいない人になってしまうことへの申し訳なさに苛まれている中、当時の同僚にとってはあまり縁の無い子どものトラブルは迷惑でしか無いと思い込んでいたワタシ。でもこれが案外ちょっとしたエンターテインメントになっていたようで、育児のドタバタが会社での笑いのタネになっていたのはワタシとしてはかなり救いでした。今思えば「子どもが羽毛布団におねしょしたので遅れました」なんて遅刻理由、「向かい風が強かったので」レベルな気もしますが、それを笑って許してくれる上司や同僚には感謝してもしきれません。おうちでトイトレ三昧を経験するママも、わずかなおうち時間をおもらし処理に追われるママも、どちらも大変。でもきっと今この瞬間も、どこかの家で同じように叫んでいるママがいると思えば、ちょっとは気楽になれますね。この夏、我が家のトイトレ伝説を打ち立てるママたちへ、心からエールを送ります。
2017年08月15日イチコと二太郎のW予防接種。イチコは注射が大嫌い!事前に予防接種の大切さを伝えるも、全く心に響かず拒否拒否拒否! でした。でも予防接種は打たないといけない! そして二太郎も予防接種があるので、二太郎を抱っこした状態で何とかしないといけない!ママ友にも相談し、どうするか考えました。食い意地の張っているイチコ…。ケーキのおかげで行くところまでは了承を得ました。よしよし。さて当日…。こんな感じで何とかなりました。イチコの注射の間、二太郎は抱っこひもの中でイチコにつぶされていました。そして私がイチコを抱っこしていたため、二太郎は看護師さんに抱っこされ予防接種を終えました。たくましく生きて、第二子!病院の後はもちろんケーキ。イチコ、めっちゃええ顔で食べていましたが、イチコは知らない…来月も打つことを!私も今から憂鬱(ゆううつ)ですが、がんばります…。
2017年08月14日女優の広瀬すずが『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の劇中で松田聖子の「瑠璃色の地球」を披露することが話題だ。過去にも多くの女優が音楽活動をしているが、そこにはどんな理由やメリットがあるのだろうか?様々な女優の音楽活動から探ってみたい。女優のCDリリースがヒットし話題となったものとしては、柴咲コウがRUI名義で『黄泉がえり』の主題歌「月のしずく」を歌唱したケースがある。また松たか子のように、女優デビュー初期から「明日、春が来たら」など歌手活動も並行、最近では『アナと雪の女王』の吹き替え版で「Let It Go」を披露し当時大ブームを巻き起こしたことなどが思い起こされる。このように大きな話題となったもの以外でも、現在活躍中の女優の大半が何らかの形で歌手デビュー、音楽活動を行っている。今回、広瀬さんは自身が主人公の声優を担当した映画の劇中歌を歌唱、楽曲は1980年代から輝き続ける不世出のアイドル・松田さんの楽曲で、劇中歌ではあるが8月9日(水)発売の同作のサントラに「及川なずな(CV. 広瀬すず)」の名義で収録されており“CDデビュー”も果たしたことになる。広瀬さんと似たケースで最近話題になったものとして挙げられるのが、昨年公開された映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で主演の橋本環奈が主題歌の「セーラー服と機関銃」をカバーした例だろう。1981年に公開された『セーラー服と機関銃』では主演を務めた薬師丸ひろ子が主題歌「セーラー服と機関銃」を歌い、映画同様楽曲も大ヒットした。その後同作が2006年にドラマ化された際には長澤まさみが同じく主演と主題歌をカバー、大きな話題を集めた。現在、広瀬さんは19歳、橋本さんは18歳と共にハイティーンだが、この世代は親がちょうど80~90年代のヒット曲で育った世代。同世代からの支持が高い彼女たちが80年代のヒット曲をカバーすると、それが親子で共有できる話のネタとなる。楽曲がきっかけで家族で映画を鑑賞することにつながることもあるだろう。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のようなアニメ作品では、親子や家族連れの客層を呼び込むために「80年代の名曲をカバーする」というのは有効なフックになるのではないだろうか。また、広瀬さんは映画のキャラクター名義で楽曲を発表したが、同様に「役名」で楽曲を歌唱し大きな話題となったのが、沢尻エリカだ。ドラマ版「タイヨウのうた」での役名“雨音薫”(表記はKaoru Amane)としてリリースしたシングル「タイヨウのうた」は2週連続1位のヒットを記録。役名で楽曲をリリースすることで作品と音楽の連動性がより高まるのだろう。今回の広瀬さんや橋本さんのように自身の出演作の楽曲を歌った女優はほかにも、自身主演のドラマ「エースをねらえ!」でエンディング曲「愛のために。」を担当した上戸彩や、ヒロインを演じた『恋空』で挿入歌「heavenly days」を歌った新垣結衣などがいるほか、最近では土屋太鳳が『フェリシーと夢のトウシューズ』の吹き替え版でヒロインの声優を担当、映画主題歌に初挑戦している。一方、女優が80年代のアイドル曲をカバーした例としては、綾瀬はるかが作詞家・松本隆のコンピアルバムに参加という形で松田聖子の「赤いスイートピー」をカバー、また太田裕美の「木綿のハンカチーフ」も配信リリースしている。世代を超えて親子、家族を結びつける女優による80年代曲のカバーは今後も増えそうな予感。次は誰がどの曲をカバーするか予想するのも楽しいかも。広瀬さんが声優を担当、菅田将暉、人気声優の宮野真守らも声優として出演する『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は8月18日(金)より全国東宝系にて公開。(笠緒)
2017年08月14日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのピーター(=“スターロード”)を演じ日本でも人気のクリス・プラットと奥さんの人気女優アンナ・ファリス(『最終絶叫計画』)が突然別居を発表した。寝耳に水だったこのニュースに、ファンのみならず全米レベルでショックが走った。ハリウッドでみんなに愛されていたラブラブ夫婦に一体何が起こったのか?映画業界で結婚を続けることの難しさに迫ってみた。■名声のツケクリス・プラットは、若い頃からアクターを目指していたものの20代には生活苦で車の中に住むホームレス状態を経験。その後も住むところは確保したものの、随分長いこと生活に苦労していたという話しはクリス本人が様々なメディアで語っている。結婚した当時、人気TVシットコムの脇役を演じ、お茶の間でこそ知られた存在になっていたが、劇場用映画で大ヒットを飛ばしていた妻のアンナと比べたら、稼ぎも知名度も比較にならなかった。その頃のクリスは、「太めで面白いアクター」くらいの知名度だった。それが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への出演をきっかけに180度変化したのである。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター役を探していた監督ジェームズ・ガンに惚れ込まれたクリス・プラットは主演のオファーを獲得。それと共に製作スタジオからの命を受け、“スーパーヒーロー”のボディになるべく、プロのトレーナーのもとで特訓し、やがてモデルのような身体つきに変貌した。そして映画の世界的大ヒット。クリス・プラットの知名度が上がるにつれて女性ファンの数も急上昇。これは奥方のアンナにしてみれば誇りであるとともに心配のタネにもなるという、なんとも複雑な状況。こんなとき、女性はどんなに自分が綺麗であろうと関係ないのである。アンナの不穏な日々は、クリスの人気上昇とともに悪化していった。■残される側の孤独性別と年齢をめぐるエンタメ業界での差別は、残念ながら万国共通。だがハリウッドではそれがとくに際立っている。いちばん苦労するのは女優たちで、殆どのアクトレスが30代後半を境に出演オファー激減という残酷な局面を迎える。アンナも例外ではない。かたや、年齢が上がり“成長”して“男っぽく”なったクリスへのオファーは急上昇した。とくにクリスがいまをときめくジェニファー・ローレンスと恋人同士を演じたSF映画『パッセンジャー』の撮影中は、傍観するアンナにとっては非常につらい時期だったようだ。アンナは、2年前のUS Weekly誌インタビューでクリスとジェニファーの浮気のうわさに対して、「クリスを信じていても、自分が思った以上に傷ついたうわさだった」と告白している。自分のBFあるいは旦那が、ゴージャスなジェニファー・ローレンスとラブシーンを演じることになったら…。パニックしない女性がこの世に果たして居るだろうか?つらいなんてもんじゃないだろう。■仕事と家庭のバランス崩壊『ジュラシック・ワールド』の大ヒット、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の爆発的ヒット、そして来年公開予定の『アベンジャーズ:インフィニティーウォー』にもピーター役で出演が決まっているクリス。仕事で家を空ける時間がどんどん増えていったクリスを、5歳の息子ジャック君と共に見守っていたアンナ。ふたりにコミュニケーションがいちばん必要だった時期に、もっともコミュニュケーションが欠如した状況となってしまったのだ。目的に向けて旅立っていく側は、見送る側より断然ラクだ。相手を残していく罪悪感はあるものの、やがてはじまる冒険にワクワクせずにはいられない。残された側はそんな相手を見てますます滅入ることになる。これまで心理的にも金銭的にも夫を支えてきたアンナは、新たなハリウッドスターとして飛躍していくクリスを誇りに思いつつも、孤独な気持ちに苛まれていたのだ。クリスの爆発的人気がもたらした、家庭への影響は相当なものだったに違いない。夢にまで見ていた名声が長いこと続いていた平和な家庭内の均衡が崩してしまったのだ。8月に入ってついに別居を発表したクリス&アンナ夫婦。「長いこと結婚生活を修復しようと試みましたがだめでした」という内容の声明はなんとも痛々しい。■ハリウッド・ロマンスに希望はあるのか?撮影でしょっちゅう家を空けていた筆者にはよくわかるのだが、ロケなどで家を長く空けなければならないことが多いエンタメ業界関係者の結婚生活持続は非常に難しいものがあると思う。一緒にいられないということで、カップルに最も必要なコミュニケーションを維持するのが困難になるからだ。おまけにロケ先には、ブラピやアンジェリーナ、クリス・プラットやジェニファー・ローレンスみたいな人間がたくさんいて誘惑がいっぱいである。ロケ先でひとりぼっちの夜、これに屈せずに1か月以上過ごすのには、かなり強固な夫婦関係が必要だろう。ちなみに、映画スタッフの離婚率もセレブに負けず劣らず高いのが現状だ。だが、ハリウッドにだって結婚が長続きしている夫妻もいる。メリル・ストリープは、彫刻家ドン・ガマー氏と結婚して今年で39年目というハリウッドでは稀な存在。以前、アカデミー賞の受賞者会見でメリル・ストリープに質問をする機会があったのだが、そのときにこんな質問をしてみた。「非常に多忙なキャリアにおいて結婚を長続きさせる秘訣はありますか?」するとメリルは、「女性は家庭で何かと自分を犠牲にすることが多いわよね。秘訣は特にないけど、日々努力の積み重ねよ」と語っていたのが印象的だった。またデンゼル&ポーレッタ・ワシントン夫妻結婚歴33年、トム・ハンクス&女優リタ・ウィルソン夫婦、そしてケヴィン・ベーコンと女優キーラ・セジウィック夫妻のふた組も、結婚29年目と希少な存在。サラ・ジェシカ・パーカーと一緒になって来年で結婚20周年を迎えるマシュー・ブロドリックが、mydomaine.comというサイトで結婚長続きの秘訣を聞かれて、「(サラ・ジェシカとは)夫婦である前に親友なんだよ。僕たちは会話が絶えないんだ」と話している。そしてオバマ元大統領の奥方ミシェル・オバマ夫人は、以前Glamour誌に、「結婚というのは努力よ。自分以外の人と人生を築いて行くのは大変なこと。でもほかの誰もが通る道だということを理解することが大切なの。努力する覚悟で頑張るの」と語っている。心底仲良しの友だちであること、つらいときも一生懸命努力してお互いを尊重しハートをつなげていかなければ、どんなにお金があってもどんなにイケメンでも、幸せな結婚は続かないのである。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年08月13日