2017年8月20日 18:30
ハリー・スタイルズが見せる俳優の顔――ノーラン監督が見出した“カリスマ性”とは
クリストファー・ノーランが監督を務め、アカデミー賞大本命との呼び声も高い『ダンケルク』。イギリスでは誰もが知る第二次世界大戦時の救出作戦を、ノーラン監督が徹底したリアリティの追求とこだわりをもって描き上げたことで話題の本作は、“世界で最も有名な新人俳優”、ハリー・スタイルズの初出演映画としても話題に。しかも、劇中のハリーは、世界中の注目と期待に堂々と応える熱演を披露している。
ハリーが演じるのは、高地連隊(ハイランダー)の若き兵士アレックス。ドイツ軍からの容赦ない攻撃を受けつつ、戦地である海の町ダンケルクからの脱出を目指すアレックスは、その過程で同じイギリス軍の兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)と出会い、行動を共にするようになる。もちろん、ダンケルクの浜辺を離れ、祖国への帰還を望む兵士はアレックスとトミーだけでなく、撤退作戦の対象となるのは英仏軍40万人。たとえ救助船に乗り込めたとしても、海中にはUボート、空には爆撃機が。
緊迫感溢れる状況の中、アレックスは、トミーは、祖国に帰ることができるのか…?
本編が始まってしばらく経った頃、アレックスとトミーは救助船に乗り込む幸運にありつけるが、彼らの死闘はここからが始まりと言っても過言ではない。