映画芸術科学アカデミーが、来年のアカデミー賞の対象となる9部門のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)を発表した。発表されたショートリストの中で、日本からは是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞にリスト入りを果たした。ノミネーション獲得を競うほかの作品は、コロンビアの『Birds of Passage』、デンマークの『THE GUILTY/ギルティ』、ドイツの『Never Look Away』(原題)、カザフスタンの『Ayka』(原題)、レバノンの『Capernaum』、メキシコの『ROMA/「ローマ』、ポーランドの『Cold War』(原題)、韓国の『バーニング 劇場版』。これら9作品は、全87作品の中から選ばれたという。今後は1月7日から14日まで行われるアカデミー会員による投票で、9作品の中から5作品がノミネート作品に選ばれ、2月24日開催の第91回アカデミー賞授賞式で受賞作品が決定する。『万引き家族』は、放送映画批評家協会賞やゴールデングローブ賞の外国語映画賞にノミネートされている。(Hiromi Kaku)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.THE GUILTY/ギルティ 2019年2月22日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/Sバーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2018年12月18日映画芸術科学アカデミーが、「人気映画部門」(ポピュラー・フィルム部門)の新設を延期することになった。先月、アカデミーは来年2月24日に開催の第91回アカデミー賞授賞式からこの新部門を取り入れると発表していた。「The Hollywood Reporter」などによると、アカデミーのCEO、ドーン・ハドソンは、「新部門の賞の件で、多くの方から幅広いご意見をいただきました。そこで、私たちはアカデミー内でさらなる議論が必要だということに気が付きました」と延期の理由を語ったという。具体的に延期がいつまでなのかは明らかにしていない。また、「今年も含め、長年に渡ってオスカーは変化を遂げてきました。90年間の歴史で受け継いできたものを大切にしながら、さらなる進化を続けます」と決意を新たにした。年々低下している授賞式の視聴率を上げるため、様々な策を練っているというアカデミー。「人気映画部門」の新設もその1つであったが、この動きに対して映画批評家やセレブたちからは批判が相次いだ。俳優のロブ・ロウは先月、「今日、映画業界は終わった。オスカーが“人気”映画の件を発表したことでね」とSNSで不満をあらわにしていた。オスカー史上、最高視聴率を記録したのは1998年の授賞式で『タイタニック』が作品賞を獲得したときで、昨年は一昨年より20パーセントも視聴者が減少した。(Hiromi Kaku)
2018年09月07日アカデミー賞に今後、「人気映画賞」が加わる。この新部門は、主催者の映画芸術科学アカデミーの理事会で承認された三大改革のうちの1つで、批評家ではなく観客からの人気を得た作品を表彰するものになるという。さらに理事会は、2020年の授賞式の日取りを例年より早め、「世界中の視聴者」に向けて式の放送時間を3時間に短縮するプランを発表している。今回の新部門の設立は、長年妥当性の欠如に拍車がかかってきたと批判される同賞への歯止めを狙ったもののようだ。映画ファンの中には、アカデミー賞は、最も観客を集めた作品を無視していると訴える者もいて、例えば、マーベルのチャドウィック・ボーズマン主演作『ブラックパンサー』は、13億ドル(約1400億円)もの大ヒットを記録したものの、賞を総なめにすることもなく、同作品のような映画を「人気映画賞」に押し込む目的なのではとも言われている。しかし、製作の現場は確実に変わりつつあり、ライアン・クーグラー監督『ブラックパンサー』に出演したルピタ・ニョンゴは以前、マーベルがこのような脚本を書いたことに驚きを隠せなかったと告白していた。「マーベルに呼ばれて、ライアンが『ブラックパンサー』で私を起用することに興味を持っていると言われた。それに関して彼と話したけど、何もかも秘密だった。でも、彼の最初のアイデアを聞いて、私は『ちょっと待って。これってマーベル映画なの?』って思ったわ」(C)BANG Media International
2018年08月13日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、新部門「人気映画部門」(ポピュラー・フィルム部門)を設立する。会長のジョン・ベイリーとCEOのドーン・ハドソンが会員たちに手紙で報告した。来年の第91回アカデミー賞授賞式から反映される。昨年、アカデミー賞授賞式の生中継の視聴率が、史上最低を記録。アメリカ国内の視聴者は2,650万人で、前年から20%も減少していた。視聴者が3,000万人を切ったのは2008年から10年で初めて。そのため、「人気映画部門」の設立は視聴率を上げることが目的とみられる。この部門の詳細については、後に発表するとのことだ。アカデミーは、「人気映画部門」新設以外の変更点も明らかにしている。1点は、昨年は4時間弱放送した生中継の時間を3時間に短縮すること。世界中で見やすくするための配慮だという。もう1点は放送日の変更だ。第91回授賞式は予定通り2019年2月24日(現地時間)に放送されるが、第92回授賞式は2020年2月9日と大幅に日にちが早まる。2004年から例年、授賞式は2月の最終日曜か3月の第1日曜日に行われてきた。(Hiromi Kaku)
2018年08月09日美容を楽しむための3つのポイント2018年7月22日、肌育成スペシャリストの川上愛子は、「母が美容を楽しむということ & 3つのポイント」というタイトルで、自身のオフィシャルブログを更新。子育てや家事などで忙しいママが、美容を楽しむためのポイントを明かした。1つ目のポイントは、美容を習慣化すること。歯磨きや顔を洗うのと同じように習慣化することを推奨している。2歳児のママでもある川上は、子どもと一緒にお風呂の中でフェイスマッサージをしたり、子どもをお腹に乗せた状態で、遊びながら腹筋やヨガのポーズなどを行ったりしているという。2つ目は、判断する知識をもって、コストパフォーマンスの高い化粧品を選ぶこと。子どもがいると、美容代よりも教育費を優先しがち。だからこそ、知識をもって選び、化粧品を無駄に買わなくて済むようにしたい。3つ目は、食事アプリをフル活用すること。アプリを活用することで、「最近たんぱく質が不足している」、「脂肪分を摂りすぎている」などの問題点が見えてくるという。家族の健康のためにつくっている食事が、結果として、自分の美容と健康にもつながるとしている。肌育成スペシャリスト 川上愛子川上愛子は、一般社団法人 爪肌美容検定協会の代表理事を務め、肌育成スペシャリストとして活躍。2児の母親であり、母親歴は20年を超える。コスメ薬事法管理者、日本スキンケア協会認定講師、スキンケアカウンセラーなど、美容に関する多くの資格を保有する。(画像は肌育成スペシャリスト 川上愛子「素肌力向上委員会」より)【参考】※肌育成スペシャリスト 川上愛子「素肌力向上委員会」※一般社団法人 日本爪肌美容検定協会
2018年07月27日今年で米アカデミー賞は90周年を迎えた。映画界のレッドカーペットを飾ってきたシャンパーニュ・メゾン「パイパー・エドシック」から、アカデミー賞90周年を記念した「ブリュット シネマ 2018 エディション」が、日本リカー株式会社より数量限定で全国の百貨店・ワインショップで、5月15日(火)より発売される。アカデミー賞公式シャンパーニュ「パイパー・エドシック」「パイパー・エドシック」は、フランスのラクジュアリーブランド企業で、高級靴で有名なJ. M. Westonや、子ども服のBonpointなどを有するEPiグループの傘下のPH-CH社が所有するシャンパーニュブランドのひとつ。ブランドカラーの華やかなレッドとゴージャスなムードの「パイパー・エドシック」は、映画界との繋がりが深く、カンヌ映画祭をはじめ、数多くの国際映画祭をサポートしていることで知られる。90年前の黄金時代を彷彿とさせるアールデコ調の限定デザイン今回発売する 「ブリュット シネマ 2018 エディション」は、授賞セレモニーでふるまわれた記念ボトルのデザインに「CINEMA EDITION」のロゴを入れた特別デザイン。ゴールドのアールデコ調のアーチが、90年前の華やかな黄金時代を象徴している。クリアBOX1本入り、750ml。希望小売価格は6,500円(税抜)。(text:cinemacafe.net)
2018年05月07日新発想!微生物を育てて保湿株式会社FILTOM(フィルトム)は、唇に住む「プロピオン酸菌」に着目して開発した『微生物育成リップ』の発売を開始した。プロピオン酸菌は皮脂を分解し、保湿成分であるグリセリンと有機酸を作り出す。微生物を育てることで唇に潤いを与えるという、新発想のリップとなっている。常在菌で唇を健康にグリセリンや有機酸を作り出すプロピオン酸菌は、唇に住む常在菌。この菌のおかけで、唇は健康な状態を保つことができるが、常在菌は乾燥や疲労によってバランスを崩してしまうことがある。ヘルペスやカンジダ菌の繁殖による、口唇ヘルペスや口角炎の原因は、こうした常在菌バランスの乱れにあるため、プロピオン酸菌にとっての栄養成分を含んだ『微生物育成リップ』でバランスを整え、唇の潤いを守るという発想だ。開発背景について『微生物育成リップ』の開発には、クリエイター・コヤナギユウ氏が関わっている。取材により世界中を飛び回るコヤナギ氏は、常に唇の乾燥にさらされていた。FILTOMが行ったコヤナギ氏へのインタビューの中で唇の乾燥が話題になったことをきっかけに開発が進み、試作品は宮古島やチェコ共和国、アイスランドなどで効果を確認。その結果、過酷な環境下でも微生物を育て、唇に潤いを与えてくれる『微生物育成リップ』の商品化に成功したのだ。唇を乾燥から守るために常在菌を育てるという、全く新しい発想の元に開発されたリップを、この冬、ぜひ試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FILTOMのプレスリリース
2017年12月19日アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される世界最高峰の映画の祭典「第90回アカデミー賞授賞式」。WOWOWでは、今年も「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」として3月5日(月)に生中継を放送。この度、番組案内役として、今年もジョン・カビラ&高島彩がコンビを組むことが分かった。カビラさんは、「心痛むニュースが多く聞かれるアメリカのエンターテインメント界ですが、オスカーのステージでどのようにその暗雲を払うのか、はたまた直視しするのか、これまでの授賞式とは一線を画す内容になることは必至。映画の無限の創造性を讃えながら、正義の尊さもユーモアというスパイスを効かせて表現するであろう今回の授賞式。究極の『一期一会』にご期待ください!」と熱いコメント。一方、高島さんは「今年はどんな作品があの舞台を彩るのだろうと、胸が高鳴ってきますね」と心境を明かし、自身の私生活では、家事も育児も『ラ・ラ・ランド』のサントラと共にあったと言う高島さん。それゆえ「歌曲賞がどの作品になるのかも楽しみです。そして、前回は人種や性別を含め、あらゆる多様性を大切にしようというメッセージが『ムーンライト』の受賞に見えたように思いましたが、90回を迎える今回もハリウッドは明るいニュースばかりではありません。女性の人権を守るメッセージを作品や受賞者が発信してくれることも期待しています」と語った。ドナルド・トランプ大統領誕生直後の開催となった前回は、作品賞で封筒の渡し間違えという、アカデミー賞史上初のトラブルが発生し、前例のない大変な混乱の中終了した授賞式。高島さんは、「今年は幻の受賞作なんてことにならないように、受賞作が書かれた封筒がどんな風にプレゼンターに渡されるのかも個人的には小さな楽しみです」とも話している。「生中継!第90回アカデミー賞授賞式」は2018年3月5日(月)8時30分~WOWOプライムにて放送(2か国語/同時通訳)。※字幕版は同日21時~放送(cinemacafe.net)
2017年12月12日30年間にわたる多数の女性へのセクハラ疑惑が告発されたプロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン(65)が、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)から追放された。アカデミー賞を主催する同団体が、ワインスタインを除名することを声明で発表した。「理事会は早急にワインスタインをアカデミーから除名することに決定しました。単に彼のような、同僚からの尊敬に値しない人物を追放しただけでなく、我々の業界での性的暴力や職場でのハラスメントに対し、見て見ぬふりをしたり、恥ずべき加担行為を働いたりする時代は終わったというメッセージでもあります」「ここで問題となっているのは、我々の社会において許されることのない深い問題です。理事会は今後も、全てのアカデミー会員が例示することが期待される、倫理的な行動規範を確立するため努力を続けていきます」スティーブン・スピルバーグやトム・ハンクス、ウーピー・ゴールドバーグらを含む理事会の幹部らが今回の追放を決定したと報じられている。同団体においては、理事会は3分の2の投票によって会員を正当な理由として除名できる決まりとなっており、今回の件に関しては「3分の2を優に超える」投票を得たという。アカデミー追放に先立っては、ワインスタインの弟ボブが、ワインスタイン・カンパニーの株主持ち分をワインスタインが失う可能性があると明かしていた。また、ワインスタインはフランスの名誉であるレジオンドヌール勲章をはく奪されることが発表された。エマニュエル・マクロン仏大統領は、2012年にニコラ・サルコジ元大統領によってワインスタインに授与されていたその栄誉をはく奪することに向けて動き出したことを、広報担当を通じて発表していた。(C)BANG Media International
2017年10月16日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、公式サイトにて今年のアカデミー新規会員候補を発表した。57か国、774名の候補の中には日本人の名前も。俳優部門に真田広之、菊地凛子、監督部門に三池崇史、ドキュメンタリー部門・フィルム編集部門の2部門に『ミリキタニの猫』の出口景子らが発表されている。アカデミーは去年と同じく会員の“多様性”を課題としており、今年の新規会員の39パーセントは女性、30パーセントが有色人種、7部門が女性のメンバーが男性より多く、19歳(エル・ファニング)から95歳(ベティ・ホワイト)と幅広い年齢層から選んだ。家族のつながりも大切にしているようで、アナ・ファリス&クリス・プラット、カリーナ・ラウ&トニー・レオン、『ムーンライト』のプロデューサーのアデル・ロマンスキー&撮影監督のジェームズ・ラクストンは、夫婦でリスト入りを果たしている。会員候補者たちは、アカデミーの招待を受け入れれば、秋には正式な会員となる。通常、ほとんどの候補者たちが会員になるが、過去にはヴィゴ・モーテンセンが2007年に『イースタン・プロミス』で主演男優賞にノミネートされた後、会員候補となったが辞退。2016年に『はじまりへの旅』で再び主演男優賞にノミネートされた際、「もしまた会員候補にしてくれるなら今度はぜひ会員になりたい」と「The Wrap」に語っていた。その言葉を受けてか、ヴィゴは今年、再び会員候補入りしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日人気司会者のジミー・キンメルが、2018年度アカデミー賞で司会を再び務めることが決定した。今年度の授賞式でも司会を務めていたジミーだが、アカデミー会長のシェリル・ブーン・アイザックがその司会ぶりをとても気に入ったことから、来年に開催される第90回アカデミー賞授賞式に再び起用することを決めたようだ。マイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも今年に引き続き式典のプロデュースを務めることが決定しており、アイザック会長はマイケルとジェニファー、ジミーの3人のことを「アカデミー賞のドリームチーム」と、16日に発表した声明文の中で称賛している。その一方でジミーも、今年の式典中に起きた最優秀作品賞の発表にミスがあった出来事に触れながら、冗談交じりに自身が再び司会を務める事を発表している。「アカデミー賞の司会を務めさせて頂いたことは僕のキャリアの中でも最高の出来事でした。ですからシェリルやアカデミーが再び、僕の大好きなマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドと一緒にする仕事を依頼してくれたことに感謝しています。もし僕らが今年の式典は最後にめちゃくちゃにしたと感じているあなた、第90回の式典のために僕らが何を計画しているのかお見逃しなく!」また、プロデューサーのマイケルとジェニファーもアカデミー賞の仕事に関わることができる経験は「人生に一度きり」の経験だと考えていそうで、再び携われることへの喜びを共同声明文の中で語っている。(C)BANG Media International
2017年05月18日ジミー・キンメルが2018年3月4日に開催される第90回アカデミー賞授賞式の司会に決定。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会長シェリル・ブーン・アイザックスが発表した。ジミーは今年もアカデミー賞の司会を務め、好評を博した。プロデューサーのマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも引き続き同役を担当する。シェリルは「ジミー、マイク、ジェニファーはオスカーのドリームチームです。マイクとジェニファーは(今年)本当に視覚的に美しいショーを作り上げてくれました。ジミーは私たちが想像もできなかったようなオープニングトークからラストまでを見事にまとめ、オスカー史上最高の司会であることを証明しました」と3人の再起用の理由をこう語っている。ジミーは「E!News」でプロデューサーの2人と再びオスカーに起用されたことへの感謝をシェリルとアカデミーに述べ、「もし、みんなが今年のオスカーの最後で僕らがやらかしたと思っているなら、90回目を迎える記念すべき来年のショーで僕らが何を企んでいるか楽しみにしていてね!」と今年の作品賞の“封筒取り違え事件”に触れつつ、来年の授賞式のさらなる盛り上がりを期待させた。(Hiromi Kaku)
2017年05月17日俳優のブラッド・ピットが先日アカデミー賞式典に出席しなかったのは彫刻制作のためだったという。作品賞に輝いた『ムーンライト』のプロデューサーであるブラッドが同式典に姿を見せていなかったことが一部で話題になっていたが、最近になってそれがアートプロジェクトから離れられなかったからだという説が浮上している。ある関係者はザ・ハリウッド・レポーターに対し、ブラッドがロサンゼルス内にあるスタジオでイギリス人アーティストのトーマス・ハウシーゴとおよそ10日間に渡って彫刻制作に取り掛かっていると明かしたが、その作品がどんなものかについては分かっていない。ブラッドと離婚調停中の妻アンジェリーナ・ジョリーはアートコレクターとしても名高く2500万ドル(約28億円)相当と言われるコレクションの中にはバンクシーやエド・ルシェなどの作品も含まれているという。そしてブラッドは、建築とデザインに対する情熱でも知られており、2012年にはフランク・ポラーロとコラボして高級家具を発表していた。(C)BANG Media International
2017年03月07日今年度のアカデミー賞作品賞の結果発表取り間違え事件の原因となった監査役の2人が、来年度からアカデミー賞に関わることを禁止された。アカデミー会長シェリル・ブーン・アイザックス氏は、アカデミー賞の投票を管理し、プレゼンターたちに結果が記されたカードが入った封筒渡す役割を担っている監査法人プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)の今年度の担当者であったブライアン・カリナン氏、マーサ・ルイス氏が来年度の第90回アカデミー賞に関わることはないと発表した。しかし、これまで80年以上に渡ってアカデミー賞に携わってきたPwCと今後一緒に仕事をしていくかどうかについては明言を避けており、現在検討中であるとだけ話している。授賞式当日、作品賞発表の際に誤ってプレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに本当の受賞作品『ムーンライト』と記された封筒ではなく、『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの結果が記された封筒を渡してしまうという事件が起きており、バックステージで他の事に気を取られていたカリナン氏が間違った封筒を渡したとみられている。授賞式後、PwCは声明文を発表し、その中でハプニングの詳細を説明、謝罪。その一方で『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督はこの出来事について「大変なことにはなってしまったけど、ある意味素敵なことだった」と話している。(C)BANG Media International
2017年03月03日アメリカ映画の最高権威とも呼ばれる、アカデミー賞。このアカデミー賞ですが、2年間連続で「ヨーロッパ系(白人)ばかり」が受賞していたことで批判が相次ぎました。果たして今年はどうだったのでしょうか?(Photo by Simon Lutz)2016年度のアメリカ映画の優秀作品や俳優、監督らに賞を送る第89回アカデミー賞の授賞式が、米カリフォルニア州ハリウッドで日本時間の2月27日に行われました。今回の授賞式では、司会を務めたジミー・キメル(アメリカのテレビショーの司会者として有名)がトランプ大統領を批判するジョークを多く飛ばすなど、トランプ政権批判の目立つセレモニーでしたが、何よりも注目が集まったのは受賞者の人種的バックグラウンドが過去2年間と比べて多様になったことです。(参照元:Konbini)前回、前々回のアカデミー賞では、なんと受賞した人だけでなくノミネートした人もすべて「ヨーロッパ系(白人)」だったのです。これに対し、「#OscarsSoWhite(オスカーは白すぎる)」というハッシュタグを使った抗議活動が巻き起こり、アフリカ系の映画監督スパイク・リーにいたっては2016年のアカデミー賞授賞式をボイコットしました。(参照元:CNN.com)(引用元:Viola Davis)<「Fences(原題)」でアカデミー賞助演女優賞、エミー賞とトニー賞も得てアフリカ系俳優史上初のトリプル受賞したヴィオラ・デイビス>それと比べて今回のアカデミー賞は、過去10年間で初めて複数人のアフリカ系(黒人)の俳優が受賞。そして#OscarsSoWhiteをもじった「#OscarsSoDiverse(オスカーはとても多様)」がSNSで使われました。また、授賞式で作品名が呼び違えられるハプニングがあったものの、作品賞を受賞した「ムーンライト」は“白人的”なストーリーではなく、アフリカ系(黒人)の少年がアイデンティティを模索するものでした。その他には、トランプ大統領が入国禁止を命じたイスラム諸国の1つだったイランのアスガル・ファルハーディー監督が映画「セールスマン」で外国語映画賞を受賞。しかしながら、トランプ氏の大統領令に対して抗議の姿勢を表すため授賞式を欠席しました。(引用元:Mahershala Ali)<「ムーンライト」でアカデミー賞助演男優賞、オスカー史上初ムスリム俳優のマハーシャラ・アリ> (引用元:MOONLIGHT)<アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」の監督のバリー・ジェンキンス(右)と劇作家のタレル・アルバン・マクレイニー(左)> ※動画が見られない方はこちら<アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」> さて、アカデミー賞での人種の偏りが改善されたように見えますが、ここで問題は終わりではありません。2年間連続でマイノリティがノミネートや受賞をできなかったからこそ、今回は受賞できたという見方もできます。それから、今回賞を得たアフリカ系や中東出身者、ムスリムだけがマイノリティではありません。ノミネートや受賞したことが少ないラティーノやアジア系、ネイティブ・アメリカンなどの人々はどうなるでしょうか。今後の動向にも注目していきましょう。次回のハッシュタグ・アクティビズムをお楽しみに!※「黒人」にはアフリカ系以外に中南米やカリブ海諸国をルーツとする人々も含まれるため、本記事で扱ったアフリカ系の人々をアフリカ系(黒人)と表記しました。Text by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!黒人監督スパイク・リーが批判。 「百合のように白い」アカデミー賞。#OscarsSoWhite 「主役が黒人」だから批判された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以前この記事でも述べたが、主役が黒人なだけで、白人によるボイコットが起きるなど、アメリカの映画産業...
2017年03月02日女優のメリル・ストリープ(67)が、アカデミー賞を台無しにしたとしてシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドを批判した。26日に開催されたアカデミー賞授賞式で記念すべき20回目のノミネートを果たしていたメリルは、その大事な日に着るドレスのデザインを最初はカールに依頼していたものの、他からギャラ付で衣装を着てもらうようオファーされたためにカールへのデザイン依頼を途中でキャンセルしたとカールから非難されていた。カールは先日「すでにスケッチは作ったし、ドレスも作り始めていたんだ。(でも、その数日後、彼女の関係者から電話がかかってきて)『ドレスの制作をこれ以上続けないで。私たちにお金を支払ってくれる人を見つけたから』って言われたんだ。10万ユーロ(約1,200万円)もするドレスを我々はメリルにプレゼントしたのに、さらに(彼女に着てもらうために)お金を支払わないといけないってことがわかったんだ。彼らにドレスをプレゼントし、ドレスを作るけど、僕らがお金を払うことはないよ」と話していた。メリルはこの件に対しUsウィークリー誌に声明を出し、その中で「有名デザイナーのカール・ラガーフェルドが重要な業界出版物で私自身、私のスタイリスト、私が着ることに決めたドレスの有名デザイナーの名誉を傷つけました。その結果、この話が世界中で話題になり、さらに広がって、私の記録破りの20ノミネートの場であったアカデミー賞への私の登場を台無しにし、メディアや私の仕事仲間、観客の目からこの名誉を覆い隠したのです」と非難した。このメリルの声明が出される前には、カールはウィメンズ・ウェア・デイリー誌に「誤解があった」と謝罪しており、「シャネルはストリープ氏のリクエストにより、彼女の着るアカデミー賞用ドレスをデザインすることについてストリープ氏のスタイリストと話をしました」「非公式の会話の中で、私はストリープ氏が報酬のために他のデザイナーを選んだと誤解してしまいましたが、ストリープ氏のチームはそれが事実ではないとしています。この論争を遺憾に思い、ストリープ氏の20回目のアカデミー賞ノミネートにお祝い申し上げます」と話していたが、メリルにはこの謝罪の意も届かなかったようだ。メリルは声明の中で「ラガーフェルド氏の一般的な論争における遺憾の意と声明は謝罪ではありませんでした」と続けている。(C)BANG Media International
2017年02月28日アカデミー賞で披露されたパフォーマンスをご紹介!まずはジャスティン・ティンバーレイクが『Trolls』(原題)の「Can’t Stop the Feeling」を歌いながら会場入り。実はその直前に弟を同伴したエマ・ストーンがレッドカーペットでインタビューを受けているところに“フォトボム”を仕掛ける余裕っぷりを見せていたジャスティン。歌って踊るノリノリなジャスティンに合わせ、会場の招待客も総立ちではしゃぎ、盛大な幕開けとなった。リン=マヌエル・ミランダは、『モアナと伝説の海』の「How Far I’ll Go 」の前奏でアカデミー賞仕様のラップを披露。その後、モアナを演じたアウリイ・クラヴァーリョが16歳とは思えない堂々とした歌声で会場を沸かせた。途中、波に見立てた大きな布が彼女の頭にぶつかってしまうというハプニングもあったが、アウリイは気にせず笑顔で歌い切った。スティングは、ISISに殺害されたジャーナリストのジェームズ・フォーリーを描いたドキュメンタリー『Jim: The James Foley Story』(原題)から「The Empty Chair」を1人で歌った。本来はピアノ伴奏のバラードだが、今回はアコースティックギターでしっとりと歌い上げ、ジェームズを偲んだ。『ラ・ラ・ランド』から「City of Stars」と「Audition」の2曲がノミネートされ、同映画のエマ・ストーンとライアン・ゴズリングから紹介を受けて登場したジョン・レジェンドは、2曲をピアノで弾き語り。映画の世界がそのまま表現されたセットでジョンの歌声は会場に心地よく響き、コンサート並みのクオリティで圧倒。見事、「City of Stars」が歌曲賞を受賞した。まさにどの曲が歌曲賞を受賞してもおかしくない、大物アーティストたちが圧巻のパフォーマンスを見せた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年02月27日スパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』にて、新スパイダーマンを演じる俳優トム・ホランドが、アカデミー賞の前哨戦とも言われる英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)において、“新人賞”に当たる「ライジングスター賞」を受賞したことがこのほど発表された。ニューヨーク。15歳のピーター・パーカーはスパイダーマン。部活のノリで街を救う、ヒーロー気取りの高校生だ。そんなピーターの能力を見出し、真のヒーローとしての道に導こうとする(?)のが、アイアンマンことトニー・スターク。スタークに新しいスーツまで作ってもらい興奮するピーターは、自分の力を認めてもらおうと街に飛び出す日々。そんなある日、巨大な翼で飛行する怪物が街に突如現れる。ピーターはここぞとばかり、ニューヨークの平和のために怪物退治に乗り出そうとするが、スタークに「アベンジャーズに任せておけ」と止められてしまう。「ガキ扱いは、ゴメンだ!」とピーターはその忠告を聞かずに戦いに挑むが――。若干20歳の新進気鋭の若手俳優トム。今後の活躍が期待される若手俳優・女優に贈られるこの「ライジングスター賞」は、英国アカデミー賞で唯一、一般の観客による投票によって選ばれるもので、全世界で支持されるスパイダーマン同様、トムも多くのファンに支持されたかたちとなった。トムは「嬉しすぎてぶっ飛んじゃうよ!本当に夢みたいだ!クレイジーでアメイジングだよ!一番イケてる色だと思うんだ。BAFTA(英国アカデミー賞の)2色のうちで(笑)こんな賞がもらえるなんてとても光栄だし感謝しきれないよ。本当に僕の夢がかなったんだ!」と大興奮で喜びを語り、「たくさんの子どもたちみたいに、僕も小さいころスパイダーマンになりたかったんだ。スパイダーマンを演じる上で嬉しかったのは、みんなから愛されるキャラクターを新しく違うアプローチで作り上げて、スクリーンに戻してくれたことだね。撮影期間はとても充実したものだったし、とても楽しかった」とコメントを寄せている。またレッドカーペットでは、トムの受賞を祝福するようにたくさんのファンが集結。サインを求められるとトムも笑顔でファンサービスに応える場面も。トムといえば、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』で神木隆之介が演じた青年・翔の英国版の吹き替えを演じたほか、『インポッシブル』では20年ぶりの続編公開も話題となっている『T2 トレインスポッティング』のユアン・マクレガーとの共演、さらに、『白鯨との闘い』での確かな演技力で注目を集め、スパイダーマンの生みの親スタン・リーに「トム・ホランドはスパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめるほどの逸材だ。日本でも大ブレイク間違いなしのトム。ますます本作の公開が楽しみだ。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月13日ジミー・キンメルが、アカデミー賞式典の司会として1万5,000ドル(約180万円)のギャラをもらうそうだ。来年2月26日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれるアカデミー賞式典の司会に抜擢されたジミーは、その思いのほか少額のギャラについて「たぶん無償っていうのは法に触れるんだろうね」と冗談を飛ばした。その後ジミーは、ラジオ番組『ケヴィン&ビーン』の出演の場でギャラを暴露してよかったのか焦る様子も見えたものの、「こんなこと明かしていいのか分からないけどね。でもダメとは言われていないから、向こうのせいってことにしよう」と主催者側に責任を押し付けた。そして、自身がホストに選ばれたのは、アカデミー側が希望していたほかの人たちの都合がつかなかったからだとジョーク交じりに話している。「彼らは14人くらいに聞いて、みんな断ったから、僕に回ってきたわけさ。僕はとにかく驚いたね」その大役が発表されてからというもの、ジミーは控えめな姿勢を見せており、自身のトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』でそのニュースを明かした際には、その収録スタジオが式典会場となるドルビー・シアターに近いからだと笑いを誘った。「プロデューサー陣とアカデミーはたくさんの名前が並んだリストに目を通したんだけど、最終的には式典会場のすぐそばにこの番組のためにもう僕はいるっていうことで、僕が司会をするのに一番近い人材だったってわけさ」今年度のアカデミー賞はクリス・ロックが司会を務めており、話題の渦中にあった同式典での多様性の欠如についてオープニングで触れ、ブラック・ライヴス・マターの運動について触れて式典の幕を閉じていた。(C)BANG Media International
2016年12月16日人気司会者のジミー・キンメルが、2017年アカデミー賞授賞式の司会を務めることになった。ジミーは5日、妻モリー・マクナーニーとの間に第2子が誕生予定であるという2つのニュースを同時に『ジミー・キンメル・ライブ!』の中で発表した。ジミーは番組内で「うちの妻は今体の中に赤ん坊を宿しているんだ」「それにほかにもたくさんエキサイティングなことが起こっているんだよ。僕、おめでとう。僕はアカデミー賞のホストもするんだ」と明かした。9月に開催されたエミー賞でもホストを務めていたジミーだが、来年2月26日に開催されるアカデミー賞の司会を務めるのは今回が初めてとなる。ジミーには、妻モリーとの第1子ジェーンちゃん(2)のほか、初婚相手のジーナとの間にケビンとケイティーという成人した2人の子供がいる。誕生予定の赤ん坊の性別は事前に知るつもりではないそうで、どちらにも使えそうな名前を考えているところだと明かしている。「僕たちはサプライズにしたいんだけど、男の子でも女の子でもいいような名前を考えようとしているところだよ」(C)BANG Media International
2016年12月07日“ブロードウェイ・レジェンド”ヒントン・バトルがプロデュースする世界的なダンサー育成アカデミー「ヒントン・バトル・ダンス・アカデミー(HBDA)」の開講発表記者会見が、10月18日(火)ルミネtheよしもとにて行われた。本アカデミーは、演劇やミュージカル界において世界最高峰の栄誉とされるトニー賞を3度受賞し(「ソフィスティケイテッド・レディ」「タップ・ダンス・ キッド」「ミス・サイゴン」)、ダンサー・シンガー・役者として活躍するヒントン氏と吉本興業がタッグを組み、真に独創的で表現力豊かなダンサーの発掘、育成を行うというもの。開校を心待ちにしているというヒントン氏は、第1期生オーディションに向け、「最も重要なのことはダンスに対する愛情。ダンスがなければ生きることができないいという魂の叫びが聞こえるようなダンサーを求めています」と呼びかけ。そして、競争率の高いブロードウェイで成功するためには「やる気や心意気も大切ですが、何よりも重要なのはあきらめない心。オーディションに落ちたとしても、なぜ受からなかったのかをしっかり分析して修正していくことが大切。HBDAでは、あきらめない気持ちをテクニックと合わせて教えていきたい」と育成への意欲を語った。また、MCとして登場した「タカアンドトシ」のトシは「もう40歳だから(ダンスは)見るだけでいい」と話すもヒントン氏は「やらなきゃ!いまがダンス始めるのにいい歳!カモン!」と熱烈に勧誘! しかし「綾部に任せます」と来年4月から活動拠点をニューヨークに移し海外進出を目指す「ピース」綾部を引き合いに出し答えていた。会見では、講師を務めるプリンストン・ダッカー三世(バレエ)、ディオン・フィギンス(モダン)、ドミーシャ・サンブリィ=エドワーズ(タップ)によるダンスパフォーマンスも披露。彼らはヒントン氏のアカデミーで講師を務めることができる喜びを話し、また11年に渡りマイケル・ジャクソンの専属タップ講師を務めたドミーシャ氏は、「完璧主義者という言葉では足らないほどの完璧主義者。MVでのタップのステップを教えるだけでなく、全てを学びたいということでイチから教えました」とマイケルとの思い出も明かしていた。なお、本会見を皮切りに年末まで生徒募集を実施することも発表。来年1月~2月にかけ、全国6都市で行われるオーディションを通過したダンサーには、世界で活躍するためのプログラムが最大3年間無償で受けられるようだ。(cinemacafe.net)
2016年10月21日俳優のジャッキー・チェンが、アカデミー賞特別名誉賞を受賞することになった。『ラッシュアワー』などでおなじみのジャッキーと、映画編集者のアン・V・コーツ、キャスティングディレクターのリン・スタルマスター、ドキュメンタリー映画監督のフレデリック・ワイズマンが、11月に行われるガバナーズ・アワードでこの特別賞を受け取ることになると映画芸術科学アカデミーが1日に発表した。同団体のシェリル・ブーン・アイザックス会長は、声明文の中で「アカデミー賞特別名誉賞はジャッキー・チェン、アン・V・コーツ、リン・スタルマスター、フレデリック・ワイズマンのような、その分野における真の先駆者であり、伝説的な存在である人物のために作られた賞です」「彼らの素晴らしい功績を称えられることを誇りに思います」とコメントしている。ジャッキーは自国香港の映画作品への出演、脚本、監督、プロデュースだけでなく、世界中においても興行成績の成功をおさめた「他に類を見ない国際的なキャリア」を称えられ、今回の受賞に至った。一方、1962年作『アラビアのロレンス』で知られるアンは、『エレファント・マン』『アウト・オブ・サイト』『オリエント急行殺人事件』『エリン・ブロコビッチ』など、60年間にわたるキャリアの中で多くの有名作品を手掛けてきた。『卒業』『屋根の上のバイオリン弾き』『トッツィー』を含む200作品以上の映画に携わってきたリンは、ジョン・トラボルタやジョン・ヴォイト、故クリストファー・リーヴらをはじめとする俳優の才能の発掘してきた人物だ。フレデリックは、自身にとって初のドキュメンタリー作品である精神異常を抱える犯罪者たちを収容した病院の舞台裏に迫った1967年作『チチカット・フォーリーズ』をリリース後、ほぼ毎年ドキュメンタリー作品を世に送り出してきた。この4人は、11月12日にハリウッド&ハイランドセンターのレイ・ドルビー・ボールルームで開催される第8回ガバナーズ・アワードでアカデミー賞特別名誉賞を受賞する。2015年度には、デビー・レイノルズ、スパイク・リー、ジーナ・ローランズらが同賞を受賞していた。(C)BANG Media International
2016年09月05日2年連続で俳優部門に白人しかノミネートされなかったことが大きな問題となったアカデミー賞。主催している映画芸術科学アカデミーが、89年に及ぶ歴史の中で最も人数が多く、多様な683名の新会員候補を招待したと発表した。昨年招待されたのは322名なのでその数2倍以上。エマ・ワトソン、イドリス・エルバ、ウォシャウスキー姉妹、エヴァ・メンデス、ジョン・ボイエガ、トム・ヒドルストンなどの新会員候補683名のうち、46%は女性、41%が有色人種で283名は59か国からの外国人、年齢幅は24歳から91歳、と同アカデミーは会員候補の“多様性”を強調している。とは言え、招待された人全員が会員になったと仮定すれば、約7,000名の会員数の中、女性は27%(昨年は25%)で有色人種は11%(昨年は8%)になる。日本からは北野武、河瀬直美、仲代達矢、是枝裕和ら総勢13名の名前が挙がっており、招待を受け入れればアカデミー賞を選ぶ投票権が得られる。会員にも“監督”、“脚本家”、“俳優”などの部門が設けられており、北野さんは“脚本家”部門、河瀬さんは“監督”と“脚本家”の2部門で招待されており、会員になる際に自分でどちらかを選ぶ必要がある。(Hiromi Kaku)
2016年06月30日AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏が企画監修を務める、テレビ朝日の若手ディレクター育成番組『EXD44』(11日スタート、毎週月曜24:15~24:45 ※一部地域を除く)で、ディレクター陣に与えられる最初の映像のお題が、「『面白い企画』で自由に作って」に決まった。この番組は、"EXD44"と命名されたテレ朝の若手ディレクター11人が、毎週出されるお題に沿った映像コンテンツを、制作時間・予算も全く同じという条件の中で制作していくもの。3月中旬に行われた顔合わせで発表された最初のお題は「番組を見たくなるオープニングVTRを作れ」だったが、収録1週間前に急きょ「『面白い企画』で自由に作って」に変更された。秋元氏は「時間がないことも含めて試練。ディレクターの火事場の馬鹿力を見たい」と期待を示す。こうして初回のスタジオ収録では、ディレクターたちが1週間足らずで制作した映像を披露。山田俊介Dは「タクシー運転手にとっておきの場所に連れて行ってもらい、そこから運転手の人生をひも解いていくVTR」、近藤大輔Dは「美女の口の中を見せてもらう(!?)ポップなクイズ企画VTR」、舟橋政宏Dは「清原和博のモノマネでおなじみのリトル清原を24時間追ったVTR」を提出した。映像を見たバカリズムは「『こんな感じでよかったのかな?』と戸惑いも感じましたし、まだ全貌がつかめない感じです。すごく不思議な感覚を覚えましたし、だからこそ、"すごく新しい形の番組"なんだと思いました」と感想。同じく映像を見たYOUも「自分たちのリアクションも含めて、すべてが手探り状態でしたね。1回目の収録が終わって、こんなにも不安になることはない(笑)!」と驚きを語っている。
2016年04月10日2.5次元芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」が未来のスターを生み出すべく行う新人育成プロジェクト「ツキクラ」。そのメンバーに、先日開催されたリアルオーディション「ツキプロMusic Grand Prix 2016」で合格した13名が決定!デビューを目指す彼らの挑戦やレッスンの様子が、4月6日(水)より始まる声優バラエティ番組「ツキプロch.(ツキプロチャンネル)」にて放送されることが分かった。2.5次元に存在する架空の芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション」、通称「ツキプロ」。アイドル、俳優、声優、お笑い芸人からアナウンサーまで、個性豊かなタレントを抱えた大手プロダクションであり、所属タレントは約100名。ツキプロ内のキャラクターには人気男性声優陣が多くキャスティングされており、「進撃の巨人」エレン役の梶裕貴をはじめ、先日行われた「第10回声優アワード」にて助演男優賞を受賞した細谷佳正、そのほか鳥海浩輔、前野智昭、増田俊樹、蒼井翔太、小野賢章ら中堅から若手までが名を連ねる。そんな「ツキプロ」が、2015年冬から2016年春にかけてリアルオーディション「ツキプロMusic Grand Prix 2016」を開催。本オーディションで合格したものは、新人育成プロジェクト「ツキクラ」のメンバーとして活動する。今回は、荒一陽、市川太一、糸川耀士郎、井上雄貴、大島尚起、大海将一郎、菊地燎、小松準弥、徳武竜也、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平の13人がメンバーとして決定!「ツキプロ」の新キャラクターの担当声優としてデビューするべく、体当たり企画やレッスンに挑み、切磋琢磨しあう姿を公開。彼ら男性声優たちの奮闘と成長は、4月6日(水)より放送予定の新声優バラエティ番組「ツキプロch.(ツキプロチャンネル)」にて追いかけるとのこと。また、本番組内では、「ツキプロ」内のユニットごとにスポットをあて、キャラクターを演じる人気声優陣のトーク&企画コーナーを展開。中でも人気急上昇中のグループ「SolidS」のキャストを務める江口拓也、梅原裕一郎、花江夏樹、斉藤壮馬らをメインとしたコーナーもあるようだ。さらに、2016年よりアニメ化が決定している「ツキウタ。」シリーズをはじめ、「ツキノ芸能プロダクション」に関する最新情報や告知、ライブ映像やイベントレポートといったファン垂涎の映像も放送予定。ここから新たな超人気声優の誕生を予感させる、一大プロジェクトをいまからチェックしてみて。「ツキクラ」メンバー13名は、3月26日(土)開催「Anime Japan 2016」アニメイトブースにて初お披露目。「ツキプロch.(ツキプロチャンネル)」は4月6日(水)23時よりTOKYO MXにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年03月16日映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が毎年開催するエンターテインメントの祭典、アカデミー賞授与式が今年も2月28日(現地時間)に開かれる。米国のみならず世界的にも注目されるこのイベントを前に、Webの世界でも盛り上がりを見せている。Microsoftが展開する検索ポータル「Bing」もこの祭典の盛り立てに一役買っている。Bingにアクセスして"Academy awards"と検索、右上にある「Switch to Bings in English」を押し英語版に変えると上段にACADEMY AWARDS特設コンテンツが大きく表示される。第88回目となる今回の作品賞のノミネートがワイドに表示される。「NOMINEES ASD PREDICTIONS」の下にある[Explore]をクリックすると現在の予想得票もパーセンテージで表示。Bingが行う各賞の予測や過去の受賞ハイライト、レッドカーペットでの華やかなシーンなど、特集やITを駆使したコンテンツが設置してある。この特設サイトには、どんな技術が用いられているのだろうか。オフィシャルブログには、その舞台裏が紹介されている。「前年度の検索動向などからユーザーが、ノミネートや予想だけでなく授賞の瞬間やベストスピーチ、ファッションやそれらにまつわるクイズのようなものに人気が集まる傾向を知っています。これらを誰でも簡単に"one view"で提供できる仕組みを目指した」とsenior product marketing manager for BingのBonnie McCracken氏は、ACADEMY AWARDS特設コンテンツについて述べる。最新のIT技術も垣間見える。コンテンツにはBingが予測する各賞の受賞者リストも公開されているが、これにはBAFTA(British Academy of Film and Television Arts)、Golden Globesなど他の祭典におけるWebやSNSの動向などを解析に加えることで予測を行っている。ドラフトのようなスポーツイベントや大統領選挙など、"投票(Voting)"というプロセスには類似点があり、解析で学習するたびに予測アルゴリズムは向上していくとしている。Bing Image teamが携わる「CelebsLike.me.」も最新のIT技術が隠れている面白いコンテンツ。過去のオスカーノミネートの俳優たちを含む有名人たちの顔の構造との一致率を表示することができる。アップロードボタンが設置してあり、自分の写真で試してみることも可能だ。これには、Microsoftが提供するビッグデータ解析のための一種の知覚知能「Cortana Analytics」が活躍している。Cortanaは、日々Webイメージの解析を積み重ねることで、高い精度を誇る。Microsoftの研究員Yandong Guo氏は、Bing独自のデータ資産とユーザーたちの動向、そして最新のニューラル・ネットワーク・テクノロジーをもちいた機械学習で行うコンビネーションの成果を強調している。
2016年02月26日アカデミー賞獲得を目指すレオナルド・ディカプリオを主人公にしたビデオゲームが登場した。現実世界では今まで一度もアカデミー賞を手にしたことのないディカプリオだが、今回登場した『レオズ・レッド・カーペット・ランページ』は、プレイヤーがレオナルドのアカデミー賞獲得のために手助けを行うというものだ。アカデミー賞獲得に向かうその道のりの中で、パパラッチをかわしたり、レオナルドが出演した『タイタニック』のシーンで印象深かった氷河を乗り越えたりとさまざまな困難をプレイヤーたちは乗り越えていかなければならないようだ。あるレベルでは、レディー・ガガがレッドカーペットに登場しレオナルドのオスカー像獲得を邪魔するシーンもあるようで、ゴールデン・グローブ賞やMTVムービー・アワード、映画俳優組合賞などを受賞するとポイントを稼ぐことができるという。そんなゲームの主人公となったレオナルドは今月28日に行われるアカデミー賞において『ザ・レヴェナント蘇えりし者』で主演男優賞にノミネートされており、受賞を有力視されているところだ。ちなみに同賞にはブライアン・クランストン、マット・デイモン、マイケル・ファスベンダー、エディ・レッドメインが名を連ねている。(C)BANG Media International
2016年02月19日俳優のシルヴェスター・スタローン(69)は、アカデミー賞をボイコットする心の準備ができていたのだそうだ。『クリード チャンプを継ぐ男』で助演男優賞にノミネートされているスタローンだが、予想に反して黒人のライアン・クーグラー監督とマイケル・B・ジョーダンがノミネートから外れていたことから、クーグラーが望めば2人のために出席辞退をするつもりだったのだそうだ。本年度のアカデミー賞で白人俳優しかノミネートされていないという多様性の欠如を巡る問題が勃発していることについて、スタローンは「その問題が始まった時、ライアン・クーグラーと話したのを覚えているよ」「俺は『ライアン、どうするつもり?俺がここにいるのはまさに君のおかげだと思うからさ。きみが俺に行ってほしいなら行くし、行ってほしくないなら行かないよ』って言ったんだ」「そうしたら彼は『僕は行ってほしいよ』って言ったんだ。彼はそういう男なんだよ。彼は俺たちに出席して映画を代表してもらいたいのさ」というエピソードを明かした。しかし8日に開かれたノミネート者を集めた昼食会の場でスタローンは、マイケルが主演男優賞にノミネートされるべきだったという意見をほのめかしており、「1人の俳優としてマイケル・ジョーダンの目を見るたびに、俺をよくしてくれると言ったもんさ。彼に対してはもっと尊敬や注目がされるべきだと思うね」とコメントした。今回の物議を受け、アカデミー賞側は2020年までにマイノリティと女性会員の数を2倍に増やすと宣言しており、スタローンは「結局のところ、才能があるやつがトップに躍り出るもんさ。ただ新たな枠組みで新しい考え方っていうだけだよ」と、その変化が大きな違いをもたらすと信じていると語った。クリス・ロック司会によるアカデミー賞式典は今月28日(日本時間29日)に開催される。(C)BANG Media International
2016年02月15日女優のケイト・ウィンスレットは、友人であるレオナルド・ディカプリオが受賞する姿を目にしたいため、アカデミー賞をボイコットするつもりはないそうだ。ノミネート者における多様化の欠如を理由にウィルとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻をはじめ、数多くのスターたちがすでに式典へ出席しない意向を明らかにしている中で、『スティーブ・ジョブズ』で助演女優賞にノミネートされているケイトは、ディカプリオが『レヴェナント: 蘇えりし者』で主演男優賞を受賞すると信じているため出席するのだという。BBCのインタビューでケイトは「正直言って、女性にとって素晴らしい年だったと思うから私が行かなかったら私側の立場をがっかりさせることになると思うの。それにレオの年になるんじゃないかってことを強く感じているのよ。彼は世界一親しい私の友達だし、その彼を応援しに行かないなんて考えられないの」と話した。『タイタニック』で共演したディカプリオのことをケイトは先日も絶賛しており、「彼はしっかりしていて忠実心のある人よ。ずっと最高の友達だし、それは私にとってというだけでなく、彼の周りにいる人みんなにとってよ。彼は『タイタニック』を作った時代の友達といまだに友達だしね。色んな意味で彼は変わっていないけど、ある意味ではとても変わったわ」「今までになく力強い俳優になっていると思うわ。それに今までになくハンサムだしね。それに私は彼がこれまでにないほど自分という人間に落ち着いていると感じるの。周囲で色んなことが起こっているところなのにそんな風に感じるのはおかしいかもしれないけどね。でもとても冷静で落ち着いているの。20年前とは違ったかたちでね」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年02月12日パソナと日本マイクロソフトは1月28日、企業のデータ分析や可視化に携わる「BI(ビジネス・インテリジェンス)人材」の育成において協業すると発表した。両社は、日本マイクロソフトが提供するクラウド型データ分析ツール「Microsoft Power BI(Power BI)」に習熟したトレーナー人材を育成するため、上級レベルのOAスキルを有するパソナのエキスパートスタッフ(派遣登録社員)を対象に「Power BIトレーニングカリキュラム」を年12回程度開催し、年間300人のトレーナーを育成していく。また、Power BIのトレーナーがさらなるBI人材を育成するための場として、会員制スキルアップコミュニティサイト「POWER BI FORUM」を開設した。サイトでは、Power BIの実技講座を受講したトレーナーが会員の質疑応答に対応するコミュニティ機能のほか、Power BIのスキルチェック機能、データ活用に関する最新情報を提供する。これにより、OAスキルを活かして働くパソナのエキスパートスタッフのスキルアップやBI人材の育成につなげ、派遣先企業におけるデータ活用を促進する。昨今、ビジネスを取り巻く環境が目まぐるしく変わる中で、ビジネスの現場では迅速かつ合理的な意思決定を行うため、さまざまな指標やデータの活用を進めている。これまでよりも簡単に誰でも抽出されたデータを加工、可視化することができる無償ツール「Power BI」などへの有効性の認識も高まっている。こうした背景を受け、大量のデータをビジネスの意思決定のために迅速に加工し、有益な情報として可視化することのできるBI人材のニーズが拡大している。従来からExcelなどのOAスキルを駆使して就業している派遣社員には、それらのスキルがより求められているという。今回、両社はパソナのエキスパートスタッフに対するBI人材の育成を通して、データ活用の裾野を広げ、企業の生産性向上や変革、およびエキスパートスタッフのスキルアップやキャリアチェンジによる雇用創出に取り組む方針だ。
2016年01月28日