俳優の草なぎ剛が主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』(公開中)のDVD&Blu-rayの受注販売が決定。17日12時より予約受付が開始された。9月25日の公開開始から現在まで約6カ月(3月18日で25週目終了)にわたり上映、ロングランヒットを続けている『ミッドナイトスワン』。3月16日までの総動員数は52万人越え、総興行収入は7億1676万円越えとなり、今なお更新中だ。本作は、都会の片隅で出会った、トランスジェンダーの凪沙(草なぎ)と母親の愛を知らずに生きてきた少女・一果(服部樹咲)が心を寄せ合う姿を描き、凪沙の生き様、無償の愛を届けた。これまで各種SNS、ネット上では、観客や著名人、さらには昨年末12月31日に公開された台湾からも感動の声が続出。文春文庫より発売された小説版も異例の大ヒット、ハワイ国際映画祭、カイロ国際映画祭と、世界での上映も続いた。また、各映画賞でも評価され、数々の賞を受賞している。何十回と作品観劇のために足を運ぶ「追いスワン」という現象も起き、そういった多くの人たちのご声援と全国の作品を観られずにいる人たちからの声に応え、このたびDVD&Blu-rayの受注販売を決定した。DVD&Blu-raには、受注販売を記念して敢行した草なぎ剛、服部樹咲、内田英治監督のプレミアムインタビューを収録。印象的なシーンが生み出された瞬間、何が起きていたのか、3人は何を思っていたのか、それぞれの視点から語る。インタビューを通して、今まで語り尽くされていなかった3人の心の底に潜む思いが明らかとなり、メイキング映像も交えながら各シーンを濃密に切り取っていく。また、劇場公開作品には入りきらなかった未公開シーンの映像を内田監督の解説とともに収録、初公開。劇場公開版では描き切れなかったエピソードを通して『ミッドナイトスワン』をさらに深く味わうことができる。さらに、草なぎ演じる凪沙と服部演じる一果の未公開・初公開カットによるポストカードも封入されている。(C)2020 Midnight Swan Film Partners
2021年03月17日俳優の草なぎ剛が出演するメルカリの新テレビCM「メゾンメルカリ・新しい住人」篇が、6日より全国(一部地域を除く)で放送される。新CMは、草なぎを“メゾンメルカリ”の新住人に迎え、新たな生活のスタートを描いた内容。メゾンメルカリ住人の伊藤沙莉と高橋メアリージュンは新住人が気になり、そわそわしながら部屋の中の様子を伺う。草なぎが何もない部屋の真ん中で、お気に入りの大きなうさぎのぬいぐるみと背中合わせで座りながら部屋を見渡し、「な~んにもないって気持ちいいなあ」とくつろいでいると、「いやいや、(モノが)なさすぎやん!」と我慢しきれずおせっかいな伊藤と高橋が部屋に押し入る。草なぎが「いろいろ揃えるとお金がかかるし」と悩みを打ち明けると、伊藤は「だったらメルカリは?」と提案。お節介な住人のおかげで部屋の中が充実した草なぎは、笑顔で満足気に部屋を見渡す。その後、庭にいるタモリ演じる管理人に気が付き「あっ、管理人さん」とつぶやくと、タモリも何かに気がついた様子で「メルカリ」とつぶやき、今後2人が出会うことがあるのか展開が気になるラストになっている。約2年ぶりのメルカリCM出演となった草なぎは「家でもメルカリのCMを見ていました。今回、メゾンメルカリの住人になることができて、とても嬉しいです」と喜び、「すごく緊張をしていたのですが、伊藤さんと高橋さんが温かく迎え入れてくれたおかげで緊張がほぐれて、いい感じに仕上がったと思っています」と撮影を振り返った。さらに、2006年にフジテレビで放送されたドラマ『僕の歩く道』以来約20年ぶりの共演となった伊藤について「個人的に伊藤さんの声が好きだったのですが、変わらずチャーミングで素敵だなと思いました」と語り、久しぶりの共演を喜んでいた。また、撮影終了後のインタビューでは、草なぎお気に入りのヴィンテージギターの話に。持参したギターのお気に入りポイントを熱弁し、「5秒で考えました」という「メルカリソング2021」を弾き語りで披露した。
2021年03月05日東京都内の超高級住宅街の一角に止まったワンボックスカー。車から降りてきたのは、仕事帰りらしき草なぎ剛(46)だった。現在、草なぎはこの地に20億円とも報じられている新居を建築中だ。すでに外装は完成しているが、2月中旬のこの夜は、内装工事の進捗状況を視察するために立ち寄ったのだろう。《皆さん大河ドラマ見てくださりありがとう!これからの展開に期待して下さいね》草なぎは2月15日、そんな感謝のツイートを投稿。NHK大河ドラマ『青天を衝け』初回では吉沢亮(27)演じる渋沢栄一が、馬上の徳川慶喜(草なぎ剛)に進言をするシーンも話題になっている。草なぎにとって『青天を衝け』は、SMAP解散以降初の地上波ドラマだ。徳川慶喜役について『NHK大河ドラマ・ガイド青天を衝け前編』(NHK出版)のインタビューでこう語っている。《「新選組!」で主演を務めた香取慎吾君から大河ドラマの撮影は大変だと聞いていました。(中略)でも、その大変さに向き合うほど徳川慶喜として生きている感覚があって。ずっと演じていたいぐらい楽しいんです》俳優として新たなステージに向き合っている彼は、私生活でも新たなステージを迎えている。「昨年末の突然の入籍発表は世間を驚かせました。報道によれば、お相手は31歳の女性・A子さんで、’16年ごろから交際がスタートしたそうです」(芸能関係者)現在、豪邸を建築している土地を草なぎが購入したのは、’13年9月。約200坪で、土地代だけでも12億円ほどするという。何年も手つかずのままで放置されていたが、建築計画をスタートしたのは’19年5月ごろ。おそらくその少し前から、A子さんとの入籍と新生活を具体的に考え始めたのだろう。ある写真週刊誌は、巨大なコンクリート打ちっぱなしの外観から、新居を“要塞”とも表現している。だが、その内部は極上の癒し空間になっているようだ。■シンプル志向だった草なぎを変えた新妻この新居について、不動産コンサルティング関係者が解説してくれた。「この家の大きなポイントは3つあると思います。まず1つ目は外壁がとても高いこと、そして2つ目はパーゴラがふんだんに使われているということです」パーゴラとは、住宅の軒先や庭に設ける、つる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚のことだ。「つる性のバラを、棚にからませて立体的に楽しむこともできます。また夏になっても植物の葉が日陰を作ってくれて、その下でゆったりとした時間を過ごすこともできるでしょう」緑がいっぱいの庭園を造りたいというのが、草なぎ夫妻の願いのようだ。また引越し業者によって大量の観葉植物が邸内に運び込まれている様子も目撃されている。草なぎはかつて月刊誌のインタビューで、インテリアについてこう語っていた。《基本的に、僕はシンプルで何もない部屋が好き。草なぎ剛のアットホームなイメージとはちょっと違うでしょ。でも、ほんとに無機質で生活感がないくらいのほうが落ち着くんだ》(『MORE』’04年6月号)シンプル志向だった草なぎを変えたのは、新妻・A子さんなのだろうか。ちなみに草なぎが演じている“最後の将軍”徳川慶喜も屋敷の草木にはこだわったようだ。全国紙の文化部記者はこう語る。「明治維新後、静岡で隠居生活を送っていた慶喜公は1897年に東京・巣鴨に移り住みました。巣鴨の屋敷には故郷の水戸から梅が移植されて、近所の人たちからは“ケイキさんの梅屋敷”と呼ばれて親しまれたのです。“ケイキ”は“慶喜”を音読みにしたものですね。慶喜公は巣鴨で4年暮らした後は、現在の文京区春日に移ります。“質素な平屋の日本家屋”と伝えられていますが、敷地は3千坪で部屋数は40以上もあり、庭も四季折々の自然が豊かだったそうです」“緑いっぱいの豪邸”以外にも、慶喜と草なぎの共通点がある。ジーンズ収集、音楽、そしてバイク好きと多趣味な草なぎだが、慶喜も趣味が多かった。「写真撮影、油絵、釣り、狩猟などが好きでした。新しもの好きで、当時はとても珍しかった自転車も乗り回していたそうです」(前出・文化部記者)もちろん新・草なぎ邸にも趣味が反映されている。前出の不動産コンサルティング関係者は、「ポイントの3つ目が広いガレージです。これだけの都心で40平方メートル以上もとっているというのはかなり珍しいと思います」現在、草なぎは3台の高級輸入車と高級大型バイクのハーレーダビッドソンを所有している。「草なぎさんはハーレーのメンテナンスにも非常に気を使っており、広いスペースが必要なのです。実は新居のガレージには窓があり、室内から見ることができる設計になっています。それは草なぎさんが愛車を眺めるだけではなく、メンテナンスをしている草なぎさんのことを奥さんが見ることができるようにしたかったからなのでしょう」(草なぎの知人)豪華庭園に特注ガレージ……、“お殿様・草なぎ”の新居は、いたるところに愛妻のための工夫がこらされているのだ。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月25日草なぎ剛(46)が主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』で、「第63回ブルーリボン賞」の主演男優賞を受賞した。「第44回日本アカデミー賞」で受賞した優秀主演男優賞に続く快挙だ。昨年9月25日に全国公開され、現在もおよそ20カ所の劇場で上映が続いている同作。観賞をリピートする“追いスワン”の影響もあり、公開10周目を記録した昨年11月には草なぎが異例の舞台挨拶を行ったほどだ。各メディアによると、草なぎは「何回も劇場の足を運んでくれたファンのみなさんの力が大きいです」と感謝。続けて高倉健さん(享年83)と大杉漣さん(享年66)の名前をあげ、「『立派な賞をいただきました』と報告したい。健さん、漣さんから頂いた要素を膨らませていろんな役ができている」と語ったという。今回、受賞が決定したのは2月23日。大杉さんの命日を21日に迎えたばかりでもあり、草なぎにとって感慨深い受賞となったようだ。大杉さんとは『僕の生きる道』、『任侠ヘルパー』、『嘘の戦争』(全てフジテレビ系)、『スペシャリスト』(テレビ朝日系)など多数の作品で共演した草なぎ。いっぽう「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)でギターセッションを披露するなど、その仲良しぶりは有名だった。「草なぎさんはお別れ会で、『また一緒にお芝居がしたい』『海にギターを持っていって一緒に歌いたい』などと声を震わせていました。あまりに突然のことで、何カ月も心の整理がつけられなかったといいます。草なぎさんがギターを始めたきっかけも大杉さんでした。大杉さんが楽屋でギターを弾く姿に憧れ、斉藤和義さん(54)のコンサートにも連れていってもらったといいます。ソロコンサートには斎藤さんも出演し、草なぎさんは大杉さんが繋げてくれた縁を大切にしているのです」(芸能関係者)■「常に進化している」大杉さんから多大なる影響を受けた草なぎ。そんな大杉さんは生前、役者としての草なぎを絶賛していた。「17年1月から放送された『嘘の戦争』では、大杉さんと草なぎさんの“演技合戦”が話題でした。大杉さんは、草なぎさん演じる復讐心に取り憑かれた主人公から標的にされてしまう役。ですが主人公が復讐を思いとどまる展開に、視聴者から『感動した』との声が殺到しました。大杉さんはこのドラマで、真摯に作品と向き合う草なぎさんに刺激を受けたといいます。余分なものを省いて仕上げていく姿勢に、『常に進化している』と評価していました」(ドラマ関係者)現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』でも、好演ぶりが話題の草なぎ。役者として進化し続ける姿に、大杉さんも天国から応援していることだろう。
2021年02月24日草なぎ剛(46)が2月15日に放送された大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)に登場した。ドラマで徳川慶喜を演じる草なぎ。主人公の渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)とのやり取りで威厳を見せるシーンもあり、ネットでは《草なぎくんの慶喜感がすごい》《将軍の気品と近寄りがたさが出ていて、短い場面なのに息を呑んだ》《草なぎ慶喜、迫力あったな。ドラマもすぐ引き込まれた》と讃える声が。3分ほどの出演だったが、すでに話題沸騰中だ。稲垣吾郎(47)や香取慎吾(44)とともに「新しい地図」として活動を開始したのは、17年9月。以降の草なぎはテレビではなく、ネットを中心に活動してきた。「『新しい地図』を始めてからすぐにYouTubeチャンネルを開設。TwitterやInstagram、アメーバブログといったSNSもスタートしました。草なぎさんは当初、戸惑いもあったそうです。しかし次第に、新たな活躍場所を楽しむようになったといいます。役者業にも精を出していました。18年の『クソ野郎と美しき世界』や19年の『まく子』『台風家族』、20年の『ミッドナイトスワン』といった映画だけでなく舞台出演にも積極的。20年1月の『音楽劇 アルトゥロ・ウイの興隆』では、“役者・草なぎ剛”にうなる評論家も数多くいました」(テレビ局関係者)■SMAP時代、そして「新しい地図」での“2度目の下積み”草なぎ自身も、「新しい地図」での活動に手ごたえがあるようだ。20年1月、彼は本誌で「新しいことを毎年更新できてる」とコメント。さらにこう語っている。「いろんな出会いがあって。そのひとつひとつがつながっての道のり。どこに向かっているかはわからないけど、行く先々に皆さんが待っていてくれて、そこに笑顔が絶えなくて。そういう楽しかったものが、この先またいい形で開花できたらなと思います」「ネットの世界に新たに進出しているけど、テレビも好きだし、声をかけていただけるなら今年はお茶の間にもお邪魔できたらなと思います」さらにその翌月にも本誌に登場した草なぎ。「新しい地図」としての活動について「地道にやってきた」と回想している。「SMAPはジャニーズアイドルで初めて、『デビュー曲でオリコン1位』を達成することができませんでした。そうした苦い思いもあり、過去のアイドルとは違ってコントやスポーツにも挑戦するように。結果、国民的グループにまで成長することができたのです。『新しい地図』を始めてからの3年半は草なぎさんにとって、いわば“2度目の下積み”。活動の幅を広げることに精進し、ついに大河に出演することになりました。本人も大喜びのようで、《大河ドラマ。なかなか大変だけどね。楽しくやってます!》と12月にツイートしていました」(前出・テレビ局関係者)今回の大河出演に、ファンの喜びもひとしお。ネットでは《大好きな大河で大好きなつよぽんを見れるって本当に嬉しい》《大河につよぽん出てきた時、泣きそうになったよね》《つよぽんが完全に慶喜ですごい》との声が上がっている。ファンの歓声を背に、草なぎの快進撃はまだまだ続きそうだ。
2021年02月15日元SMAPの草なぎ剛が出演するアサヒグループ食品の栄養調整食品「1本満足バー」の新テレビCM「ヤングも満足feat.CHAI」篇が、15日より全国で放送される。テレビでの放送に先立ち、14日よりWEB上で公開された。新CMではメインキャラクターの草なぎに加え、「NEOかわいい」「コンプレックスはアートなり」をコンセプトに活動しているガールズバンド・CHAIが登場。ストリートライブ中に「なんかへこむ」と言うCHAIに、通りかかった草なぎさんが「力出してこう!」と1本満足バーを差し出すところからストーリーが始まる。「マン、マン、満足~♪」といつもの歌を草なぎさんが口ずさむと、続いてCHAI風アレンジへと変化し、全員ノリノリで歌って踊る。元気のよさがパワーアップした歌とダンス、いつもとは一味違う「NEOかわいい」仕上がりになっている。撮影で、終始お茶目に現場の雰囲気を明るくしていた草なぎ。ジャケットのボタンを外して華麗に一回転するシーンにスタッフから「かっこいい」と声がかかると、「ジャケットオタクだから」と返し、最初は緊張していた面持ちのCHAIのメンバーも大爆笑。CHAIが「やっちゃうよ!」と声をそろえるシーンでは、メンバーが小声で練習している姿が可愛らしく、CM撮影の裏側が垣間見えるメイキングならではの映像となっている。ラストシーンの「(1本満足)バー」と言う場面では、スタッフからの「こんなに人間の口って開くんだろうかってくらい(開けてくだされば)」という指示に対して、全員全力で応えた。撮影後に草なぎは口をパクパクさせながら「ほんとにこれ、(顎)外れるよね」とぼそっとつぶやき、現場の笑いを誘っていた。草なぎとCHAIさんは初共演だったが、どのシーンでもカットがかかるとみんな笑顔で現場は和気あいあい。完成したコミカルで「NEOかわいい」1本満足バーの歌とダンスに注目だ。草なぎは、初共演のCHAIについて「とっても元気でパワフルなバンドだなーって思いました」とコメント。CMの見どころを聞かれると「難しい質問ですね…。恒例のダンス、これでもか!というぐらい身体を反ったシーン、人ってこんなに口開くんだっけと思うような最後のシーン…そうですね。全部ですね!」と答えた。CHAIのマナは「すごくたのしかったしうれしかった! 草なぎさん、本物だ! ってなったよ!」、カナは「草なぎさんと一緒に共演できた実感もまだ全然ないぐらい風のように過ぎ去った一日だったー!! すごいプロだった! お会いできて凄く嬉しかったです!!!!!」と草なぎとの共演に感激。また、ユナは「草なぎさんの即興ダンスのかっこよさ、面白さを間近でみれて圧倒されたよ~! わたしたちもその場で一生懸命草なぎさんのダンスをまねっこしたよ」と振り返り、ユウキは「『NEOかわいい』の意味は『誰の真似でもない、自分らしくあること』だから唯一無二の草なぎさんはもうNEOかわいいよ~」と太鼓判を押した。
2021年01月14日12月30日に結婚を発表した草なぎ剛(46)。彼の新しい門出に、「新しい地図」の香取慎吾(43)と稲垣吾郎(47)が祝福コメントを寄せた。各メディアによると、香取は「つよポン、おめでとう!びっくりぽん!まだまだこれから、一笑懸命がんばりましょう!」とコメント。稲垣は、「これからも良き仲間として、ファンの皆さまと共に、夢を叶えていきましょう」と祝福したという。草なぎの明るいニュースに、木村拓哉(48)も「めでたい!めでたい!めでたい!」と所属事務所を通じて祝福。この3つの「めでたい」は、草なぎ本人、結婚相手、いずれ授かるかもしれない新しい家族に向けられたものだという。さらに中居正広(48)も、「信じられない……。はぁ……。アイツに剛に先を越されるとは……。はぁ……。わざわざコメントですか……。せいぜい逃げられないように!女房ができるんですね……。なんてこった……、ちくしょう!」とユーモラスに祝ったと報じられた。年末にもかかわらず、元SMAPのメンバーから相次いで祝辞が寄せられた草なぎ。解散から4年が経とうとしているが、メンバーそれぞれの節目にはコメントを寄せあうなど交流は続いている。今年2月21日に中居がジャニーズ事務所の退所会見を開いた際も、彼らの“絆”は注目を集めた。「新しい地図」の3 人は、「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とコメント。木村も「それぞれが決めたこれからの人生、お互いに前に進もう」と、中居の進路を尊重した。さらに11月3日には、‘96年に脱退したオートレーサーの森且行(46)が「第52回SG日本選手権オートレース」で悲願の初優勝を果たした。その際も中居は「諦めなくてよかったなぁ」「とにかく中居も嬉しいぜ~!」と、個人事務所を通じて祝福。稲垣、草なぎ、香取も連名で、「森くんが夢をかなえることができ、僕たちも本当にうれしいです」などとコメント。木村も「それぞれの選んだ道で、それぞれがつかむもの。今後も健闘を祈ります」とエールを送っていたのだ。かつての仲間から祝福されたことについて、森は11月8日に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「やっと5人に伝えられる。日本一になったよって」と言葉を詰まらせていた。それぞれにとって大きな転機があった‘20年。その様子を讃えあう姿に、Twitterでは反響が広がっている。《「元」ではあるけれど、SMAPの絆に心打たれる》《4人からのメッセージもう最高すぎる、2020年は3回もSMAPの全員がそれぞれにコメントする姿が見れて感無量です……どんな形でも繋がってる……っていいなぁ。》《2020年はどれもメンバーの転機に全員がコメントを即座に出して、3回もコメントでSMAPが1つになったすごい年だったんだな〜〜》
2020年12月31日12月30日、草なぎ剛(46)が一般女性との結婚を発表した。各メディアによると、草なぎは所属事務所を通じて「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」と報告。続けて、「このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」とコメントしたという。19年には一部週刊誌で、都内にある約200坪の土地に住宅を建てることも報じられた草なぎ。舞台や映画出演など多忙を極めていたものの、しっかり愛を育んできたようだ。年末の“駆け込み婚”となったが、同日は愛犬・クルミちゃんの誕生日でもあるという。草なぎにとって、いっそう大切なアニバーサリーになりそうだ。「17年3月に飼い始めたクルミちゃんは、何度かテレビ出演したこともあるんです。日頃から草なぎさんの行動をよく観察しているそうで、台本を読んでいるときなどは大人しくしているとか。クルミちゃんは今年3月に、3匹の子犬を出産。最近はクルミちゃんとレオンくん親子でYouTubeに登場し、ファンを和ませています。草なぎさんは理想の女性に『クルミを好きでいてくれる人』と言うほど、愛犬たちはかけがえのない家族なのです」(芸能関係者)今年9月に公開された映画『ミッドナイトスワン』では、“母”になりたかった主人公としてトランスジェンダー役にも挑んだ草なぎ。同月には本誌に登場し、役づくりについて「クルミちゃんが子どもを授かって育てられたことが僕にとって大きくて」と語っていた。新型コロナウィルスの不安が広がるなか、「家族のつながりが心の支えになっていた」という草なぎは“結婚願望”についてもこう話してくれた。「いい年なんでね、誰か一緒にいてくれたほうが安心するし、両親も心配してると思うから、そろそろ落ち着かなきゃなって思うんだけど。周りの友達を見ても、父になるってステキなことだなとうらやましいし。子どものことを考えたら早く結婚しなきゃ、『運動会で走れるかな?』とか考えるよね(笑)。機会があって、いい家族が持てればなと思います」21年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』の出演や、主演ドラマ『ペペロンチーノ』(NHK BS)の放送も決定している草なぎ。公私ともに順風満帆な彼に、祝福が寄せられている。《つよぽーーーん!結婚おめでとう!!くるみちゃんの誕生日がさらにハッピーな記念日になったのね。 今年一番嬉しいニュースでした》《つよぽん!ご結婚おめでとうございますこんな日が来るなんてビックリだけど、クルちゃんのお誕生日に入籍だなんて、ほんわかしました》《剛くんビックリしたけど おめでとう!クルミちゃんの誕生日に結婚なんて素敵すぎるよ。 末永く幸せになってね》
2020年12月30日お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆきが30日、一般女性との結婚を発表した草なぎ剛をツイッターで祝福した。草なぎはこの日、婚姻届を提出。所属事務所を通じ、「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」とコメントを発表した。天野は相方・ウド鈴木と共に撮った思い出のスリーショットをアップし、「うぉー、今つよぽん結婚!」と興奮。「こんな嬉しいサプライズは、なんぼあってもいいですからね」と喜び、「本当におめでとう」とメッセージを送った。天野が投稿した写真は、昨年11月に草なぎが行ったライブイベント「草なぎ剛のはっぴょう会」後の一枚。当時のブログでは会場まで足を運んだことを明かし、「歳をとると、失敗を恐れたり、なるべく恥をかきたくないという気持ちが強くなり、次第に自分で挑戦を諦めたり、限界を決めたりしてしまうものだ」「しかし、つよぽんにはそれがない」「その姿を見ていたら人生を楽しんで生きてるかい?とお尻を叩かれたような気持ちになったりした」と感想をつづっていた。
2020年12月30日元SMAPの草なぎ剛が30日、一般女性と結婚したことを、所属事務所を通じて発表。新しい地図としてともに活動している稲垣吾郎と香取慎吾も祝福のコメントを寄せた。稲垣は「これからも良き仲間として、ファンの皆さまと共に、夢を叶えていきましょう」、香取は「つよポン、おめでとう! びっくりぽん! まだまだこれから、一笑懸命がんばりましょう!」と祝福した。なお、草なぎは「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります。このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」とコメントした。
2020年12月30日元SMAPの草なぎ剛が30日、一般女性と結婚した。同日、所属事務所を通じて発表した。事務所は「新型コロナウイルス感染拡大で、世界中が困難な状況の中でございますが、本日12月30日 草彅剛が入籍の届け出をさせていただきましたことをご報告させていただきます。なお、お相手は一般の方になりますので、取材等につきましてはお控えくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と報告した。草なぎもコメントを寄せ、「これからも、今までと変わらぬスタンスで仕事を続けていきたいと思っておりますので、皆様にも応援していただけるよう、日々精進してまいります」と決意を新たにし、「このような状況下での報告になりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の一日も早い終息を願っています」と記した。
2020年12月30日中村憲剛の偉大さはイベント名を見ても理解できる。12月21日に行われた引退セレモニーの正式名称は『おフロの恋人! LOTTE presents 中村憲剛引退セレモニー&優勝報告会』である。勝点83、26勝、88得点、得失点差57、2位に勝点18差、最少敗戦3試合などなど、記録尽くめで史上最速優勝を果たした川崎フロンターレの優勝報告会の前に、引退セレモニーと謳われているのだ。名前だけではない。2時間半ほどのプログラムの中で、鬼木達監督や谷口彰悟主将のあいさつなど優勝報告セレモニーは15分ほど。時間配分も大半は引退セレモニーが占めた。福田紀彦川崎市市長より市民栄誉賞が授与された (C)J.LEAGUE等々力陸上競技場に1万3000人を集めるなどセレモニーは異例の規模で行われたが、決して華美ではなかった。中村がどれだけクラブ・川崎市に愛され、中村がどれほどクラブ・川崎市に愛されていたかわかるあたたかいイベントであった。式はホームタウン活動で親交が深かった中原消防署や中原警察署、河川協力団体のとどろき水辺の楽校、フロンターレ算数ドリルで関わった川崎市立有馬小学校の関係者が感謝の言葉を並べてスタート。キングカズこと三浦知良をはじめ、川島永嗣、ジュニーニョなど盟友・戦友たちもビデオメッセージを送った。福田紀彦川崎市市長から市民栄誉賞が授与され、36名ものクラブOBも登壇した。さらに本人も登場。チームメイトからのメッセージ、家族からの花束贈呈、スキマスイッチ常田真太郎、SHISHAMOからのあいさつ、川崎市の小学生からの手作りシャーレのプレゼントなど、涙あり、笑いあり、感動ありのラインナップとなった。中村憲剛引退セレモニーに1万3000人が集った (C)J.LEAGUEエース・小林悠は涙ながらに「苦楽をともにした憲剛さんと初めて優勝した時を超える感動はこの先も絶対にない。一緒に抱き合って喜び合えたことが本当にうれしかった。憲剛さんがいなかったら、今の僕は絶対にないと断言できます。僕にとって大きな存在でした」と感謝の念を表した。長男・龍剛くんは「中村憲剛選手の18年間のサッカー人生は出来すぎでした。悲しい時も悔しい時もともに乗り越えてきた家族として、ありがとうと伝えたいです。引退、おめでとう。そして、ありがとう」と12歳とは思えぬクオリティの手紙を披露した。中村は集まったゆかりのある人々、チームメイト、クラブ関係者、そしてファン・サポーターに感謝の言葉を並べた。「みんながありがとうと言ってくれたけど、ありがとうと言いたいのは僕の方。何でもない大学生を拾ってくれたフロンターレには感謝しかありません。僕はフロンターレで学んだ。それは地域密着、『川崎市のみなさんを笑顔に、元気にする』こと。自分がただサッカーをやっていればいいという発想の人間だったら、ここまでプレイヤーとして続けられなかったと思うし、フロンターレもここまで大きくなることはなかったと思っている。本当にそういった意味でフロンターレに拾ってもらって心からよかったと思っているし、この18年間、本当に感謝の気持ちしかない。頼もしい後輩たちにフロンターレは任せて、僕は先のステージに進みたい。今日の景色は一生忘れません。本当に感謝しています。フロンターレ、最高です」胴上げの回数はもちろん背番号にちなみ14回 (C)J.LEAGUE場内一周では神輿にものった (C)J.LEAGUEチームメイトたちによって背番号と同じ14回を2セット胴上げされた中村は場内を一周。ファン・サポーターとの別れを惜しんだ。セレモニーを終えた後、中村は記者会見に登場し、「もう何だろ。すごいことが起きたんだなと。感情が揺さぶられて、心地よい疲労感で気持ちよかった。一生忘れられない光景がまたひとつ増えました。本当に引退するんだなと」と率直な感想を語った。さらに「夢見心地。今もフワっとしている。本当に感謝しかない。本当に幸せ者だなと。入れてくれたのもそうだし、ここまで大きく育ててくれたのもそう。僕も還元していかないといけない」と続けた。泣いたことを指摘されると、「泣かない方がおかしい(笑)。感情を揺さぶられすぎて、わけがわからなくなかった。みんなの思いがありがたすぎて。基本泣き虫だから、案の定泣きました」と頬を緩めた。チームを代表してメッセージを送る小林悠(川崎フロンターレ) (C)J.LEAGUE小林からのメッセージについて質問されと、「いつ泣くかなと見ていたが、あいつにしか話せない話をしてくれたので、僕も感極まった。僕の方こそ感謝している。彼が優勝させてくれたんで」と言い、龍剛くんの手紙について問われると、「息子の文章力の高さにちょっと引いた(笑)。彼が息子であることを僕は誇りに思う。もちろん妻もふたりの娘もそう。4人がいなければ、僕はここまでがんばれなかった。心の底から感謝している」と振り返った。サッカーを志す子どもたちへメッセージも送った。「僕自身足が遅かったり、体が小さかったりと劣等感を持っていた。劣等感を武器に変えることで道が切り開けて、40歳までやれた。可能性に蓋をせずに、毎日毎日トレーニングしていけば誰でも必ず道は開ける。受け入れてくれる素晴らしいクラブが川崎にはあると伝えたかった」次なる夢の日本代表監督について、コメントを求められると、「過程を経て、タイミングが合って初めてなれるもの。そうなるには本当に勝たないといけないし、評価されないといけない。自分から目指しますなんて軽々しく口にできないが、目指すのは自由」と口にした。大いなる目標の前に、目の前に迫った目標がある。もうひとつのタイトル『天皇杯』である。次なる戦いに向けて、中村は「今日は感情を揺さぶられすぎたので、今日は切り替えられない。明日トレーニングがある。明日からしっかり切り替えていきたい。みんなとサッカーできるのもあと10日。まず準決勝に向けてしっかり準備をして全力で向かっていきたい。(国立での決勝については)正直そこまで考えていない。相手のあることなので、勝てる保証はどこにもない。準決勝、等々力でやるのは最後。そこで全力を尽くすことしか考えていない」とキッパリ。中村憲剛の勇姿が見られるのも最大あと2試合 (C)J.LEAGUE中村憲剛は、そして川崎フロンターレは12月27日(日)・等々力陸上競技場での『天皇杯』準決勝でブラウブリッツ秋田×福山シティFCの勝者と対峙し、1月1日(金・祝)・国立競技場での『天皇杯』決勝を目指す。準決勝のチケットは予定枚数終了、決勝のチケットは12月26日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2020年12月22日俳優の綾野剛が、2021年4月2日より公開される映画『ホムンクルス』に主演することが1日、明らかになった。原作は2003年~2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載され、累計発行部数400万部超えとなった山本英夫氏による同名漫画。異形の姿をした登場キャラクターのビジュアル描写や独創的な内容から、9月の実写化情報解禁時にも驚きや不安、そして期待の声でタイトルワードがトレンド入りし話題に。本作は、記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受ける。それ以来、男の左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになり、自らの記憶に隠された衝撃の真実と共に狂った運命の歯車が動き出していく……。“人間の正体”がリアルに映し出される衝撃的サイコミステリー。今年夏のTBS系ドラマ『MIU404』や映画『ドクターデスの遺産-BLACK FILE-』での活躍が記憶に新しい綾野が主演に抜てきされ、『呪怨』シリーズ、映画『犬鳴村』など、国内外で活躍する日本ホラー界の巨匠・清水崇監督がメガホンを取る。撮影は2019年12月から2020年1月に、物語のスタート地でもある、高層ビル群がそびえ立つ東京・西新宿を含む東京都内などで行われた。さらに本作は、企画段階よりNetflixでの全世界独占配信が決定。日本国内のみ全国の劇場で、鑑賞環境の整った劇場公開用の特別素材にて先行公開する。綾野は「全てが初めてでした。世界観も、表現も、生き方も。僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、人間の奥底に眠る境地がそこにありました。映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました」と作品についての印象を語り「世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします」と意気込みを見せた。清水監督は「どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、共有してもらえたら…と思います」と本作のメッセージをアピール。「10年経った今、まさか実写映像で見られるとは……とっても嬉しいです!!」と喜びの声をあげたのは原作者・山本氏。「しかも、〝魂〟を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました! 他の俳優陣も豪華キャストで……はよ見せて」と、自身も今後のキャスト発表を楽しみにしているコメントを寄せた。
2020年12月01日2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のロケが10月22日に神奈川県相模原市の相模川にて行われ、物語序盤の山場となる、主演・吉沢亮演じる渋沢栄一と徳川慶喜(草なぎ剛)が初対面するシーンを撮影した。街道を馬に乗って走る慶喜と、その家臣・平岡円四郎(堤真一)一行を、栄一と渋沢喜作(高良健吾)が懸命に追いかけ、栄一が仕官の意志や思いを慶喜に伝えるというシーン。血洗島村の百姓として育った栄一と、将軍候補の期待を背負う慶喜という、全く異なる世界観が交わる出会いの瞬間だ。吉沢さんと草なぎさんは、本シーンがまさしく初共演となり、緊張感と高揚感が混じり合う撮影現場となっていたという。本シーン撮影前までは「みんなでわちゃわちゃしているシーンばかり」だったという吉沢さんだが、「今日の草なぎさんや堤さんのように“カチッとした”方々が現場にいることが新鮮でした。ことばのやり取りも今までのテンションとは全く違う雰囲気があり、緊張感があって楽しかったです」とコメント。栄一の従兄・喜作役の高良さんは「今日の撮影では1日中走っていました(笑)。今後の撮影ではまた10代を演じますが、今日のシーンではそこから成長した喜作なので、どのように差をつけたらいいか考えながら演じました」と撮影をふり返り、「喜作は“何かのために”という思いを強く持ったキャラクターで、『こういう風に思ったり考えたりするんだな』と自分でも発見する事があるので、放送ではそこも楽しんでいただけたら幸いです」と呼びかける。草なぎさんは「今日の撮影は栄一(吉沢さん)・喜作(高良さん)と出会い、抱えていた強い思いをぶつけられるシーンでしたが、お二人のエネルギーがビシバシと伝わってくる、とてもいいシーンでした」と語り、堤さんも「やはりロケは新鮮ですね!円四郎は栄一・喜作と慶喜をつなぐ役でもあるので、その出会いが描かれるこのシーンは特に演じていて楽しかったです。すてきなドラマをお届けする事ができると思います!」と自信を見せている。大河ドラマ「青天を衝け」は2021年2月14日(日)放送開始。(cinemacafe.net)
2020年11月12日草なぎ剛主演作『ミッドナイトスワン』が、台湾で12月31日(木)より公開されることが決定した。本作は、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』の内田英治監督による完全オリジナル脚本作となるラブストーリー。トランスジェンダーの凪沙と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果の姿を通して、“切なくも美しい現代の愛の形”が描かれる。トランスジェンダーの凪沙を草なぎ、少女・一果を新人の服部樹咲が演じるほか、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖らがキャストに名を連ねた。9月25日より公開された本作は、公開4週目の10月22日には興収5億円を突破、公開5週目に突入した今も132館で上映が続いている。台湾では、『ミッドナイトスワン』を直訳したタイトル『午夜天鵝』として、天馬行空電影配給により公開。情報が急遽発表されることになったのは、台湾関係者からの提案により、10月31日(土)より首都台北で行われる一大LGBTQイベント、「台湾 LGBT プライド」(「台湾同志遊行」)の開催に併せたため。各国のLGBTQ関連イベントが中止される中、台湾は今年も実施を決定、例年より一段と「台湾 LGBT プライド」が世界中からの強い関心を集めている。台湾での公開決定にあわせて、内田監督、草なぎより、下記のコメントが寄せられた。●草なぎ剛(主演)コメント12月31日からは台湾でも公開されるとうかがい、大変うれしくさらに多くの方々に作品が届けられることを心から幸せに思っています。多くの方々に凪沙や一果たちの姿を通して感じていただけることがきっとたくさんあると思います。皆さんから感想がいただけたらとてもうれしいです。●内田英治(監督)コメントこのような情勢の中で、海外での公開が決まることに大変感謝致します。また、台湾での公開がきっかけとなり、その他の国へと波及することを期待しております。ゆっくりと大きく羽を広げて海を渡るスワンをまだ暫く見守ってやって下さい。ありがとうございます。『ミッドナイトスワン』公開中
2020年10月29日元SMAPメンバーで俳優の草なぎ剛が16日、YouTube公式チャンネル「ユーチューバー 草なぎチャンネル」で、動画「今後演じてみたい役は??役者・草なぎ剛が語ります!」を公開。主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』について語ったほか、役者としての思いを打ち明けた。「演じることは好き。特別な思いがある」という草なぎ。役者業について、「元々はグループだったりして、小さいときからステージに放り込まれて、そこで表現するというか。歌ったり踊ったりっていうのが始まりだったから、役者さんじゃないんだよね」としながらも、「そこが自分の武器、良いところだと思う。役者一本でやってる方とは違う感覚がある。それを自分の中で昇華して、何かを表現できればいいなと思ってる」と語った。また、映画『ミッドナイトスワン』ではトランスジェンダーの主人公を演じているが、当初、「これできない。僕は役者じゃないし、こんなの演じられない」と思っていたそう。しかし、「できないって思えば思うほど、やりたいという気持ちになる」と言い、「役者じゃなくても、その役を演じられればいいわけで。表現することにおいては、今までの歌を歌ったり踊ったりとかがすごく必要要素であって。だから全部つながってると思うんですよね」と、SMAP時代の経験が糧になっていることを明かした。難役に挑戦した同作について、「演じきったし、本当に僕は満足してる」と自画自賛した草なぎ。今後やりたい役について聞かれると、「できないと思ってるから、ないんだよね(笑)」としつつ、「役は、この人だったら演じられるんじゃないかなって、神様がくれるものだと思ってて。そのときそのときで、この人にこの役をっていう感じで降ってくるものだと思ってる」「これからも楽しんでいただけるような役に巡り会えるように、努力して頑張っていきたい」と笑顔で話していた。
2020年10月21日タレントの草なぎ剛と俳優のユースケ・サンタマリアが出演する『なぎスケ!』(Amazon Prime Videoにて独占配信中)の番組初となる生配信が、13日20時よりYouTube公式チャンネルと公式Twitterにて行われることが12日、明らかになった。当日は草なぎとユースケのほか、ゲストとして歌手の斉藤和義が登場する。『なぎスケ!』は草なぎとユースケが大人の趣味を増やしていくべく、いろんな企画にチャレンジしていくリアル型バラエティ番組。毎回豪華なゲストを招き、ゲストのハマっている趣味や興味があることを一緒に挑戦しながら、“夢中になれる何か”を求めていく。生配信番組では、草なぎとユースケがドキュメンタリー企画として事前に番組公式Twitterで視聴者から募集したワードを取り入れて作詞を行い、ゲストの斉藤とともに自ら楽器を演奏し作曲をしながら新たなオープニング曲を制作。自由な2人が時間内に曲を完成させられるかが見ものだ。さらに番組では、2人に縁のあるサプライズゲストの登場も!?番組公式Twitterでは、オープニング曲の歌詞に入れてほしいワードを視聴者から募集。草なぎやユースケの目に留まれば、歌詞として採用されるかもしれない。(C)なぎスケ! 製作委員会
2020年10月12日俳優の草なぎ剛が9日、東京・日本外国特派員協会で開催された映画『ミッドナイトスワン』(公開中)の記者会見に、本作の脚本・監督を務めた内田英治氏とともに登壇。海外メディアに向けて本作の魅力や役作りについて語った。本作は、トランジェンダーとして生きる主人公の凪沙(草なぎ)と、母親のネグレクトを受け親戚である凪沙のもとに預けられることになった中学生の少女・一果(服部樹咲)の2人が育む疑似親子のラブストーリー。9月25日の公開とともに、各映画ポータルサイトでの初日満足度ランキング1位や、検索ワードランキング、Twitterトレンド等に軒並み名前が上がり話題に。そして、欧米、アジア、中東などの海外メディアから『ミッドナイトスワン』の会見を望む声が日本外国特派員協会に多数寄せられ、このたび同協会にて会見開催が実現した。草なぎはまず、「今、上映中ですが、この会見をいろんな方が見て、『ミッドナイトスワン』に関心を持っていただいて、1人でも多くの方にこの作品の魅力が伝わることを願っています」とあいさつ。「いつもの会見とは少し違う雰囲気もあって、この作品がいろんな方に注目されているんだなという実感もありますし、本当に大きく遠くに羽ばたいていっているのかなという気持ちも感じました」と真剣な表情で語った。この役を受けた理由を聞かれると、「監督のオリジナル脚本。トランスジェンダーの役で難しいとは思ったんですが、それ以上に脚本から、感じたことのないような温かい気持ちが込められているのがすごく実感できたので、素晴らしい作品に参加したいという気持ちが勝って、この作品に触れてみたいという気持ちが起きたのですぐに参加しました」と答えた。また、役作りに関して「あまりトランスジェンダーというのを意識せず、脚本が持っているエネルギーを役に乗せて。初めて脚本を読んだときにすごく泣いてしまったんですけど、素敵な涙だなと感じられたので、自分が流した涙のエネルギーを役に乗せることが僕の一番の役作りだなと思って、それを意識して演じました」と説明した。さらに、「世界中のみなさんに『ミッドナイトスワン』を見ていただきたいと思っています。すごくデリケートな問題が描かれていますが、みなさんの考えるきっかけになったらいいですし、自分自身すごくいい映画だなと思える映画に出演できたことがうれしいので、この感動を1人でも多くの方に届けられたらなと思っています」とメッセージを送った。
2020年10月09日俳優の加藤清史郎(かとう・せいしろう)さんが、2020年10月2日にインスタグラムを更新。俳優・草なぎ剛(くさなぎ・つよし)さんとのツーショットを公開し、大きな反響が寄せられています。加藤清史郎&草なぎ剛の共演に「懐かしい…」2009年にドラマ『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)で共演している、加藤清史郎さんと草なぎ剛さん。それから約11年、2人はバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出演し、同作以来の共演を果たしています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ・ 〜出演情報〜『ぴったんこカン・カン』 今夜の『ぴったんこカン・カン』ご覧いただけましたでしょうか! 隠しゲストだったので、放送後のご報告です。 草彅さんにお会いしてきました! お仕事でご一緒するのは、 2009年の『任侠ヘルパー』ぶり 久しぶりにほっぺをつまんで頂きました‼︎笑 彦一と19歳になった涼太です‼︎ #ぴったんこカンカン #草彅剛 さん #加藤清史郎 #任侠ヘルパー #ピヨ口 加藤清史郎 Seishiro Kato (@kato_seishiro_official)がシェアした投稿 - 2020年10月月2日午前4時22分PDTカメラに嬉しそうな笑顔を向けている加藤清史郎さんと草なぎ剛さん。2枚目の写真では草なぎ剛さんからほっぺたを摘まれている加藤清史郎さんの姿が見られ、2人の仲のよさが伝わってきます。投稿を見たファンは「最高の写真!」「ラブラブですね」とコメント。「また一緒にドラマに出てほしいです」と再共演を臨む声もあがっています。・清史郎くんが、すっかり大人に!草なぎさんもびっくりされたことでしょう。・かっこいい2人に癒されました。「ほっぺたムギュッ」が懐かしい。・また2人の作品が見てみたいです!応援しています!!子役時代から内面、外見ともに成長し続ける加藤清史郎さん。これからどんな姿を見せてくれるのか、非常に楽しみです!加藤清史郎の現在の姿に「信じられない…」弟・憲史郎ってどんな人?[文・構成/grape編集部]
2020年10月06日「現場での草なぎさんは、凪沙という人物、そのものでした。まるで憑依しているかのようで、生き様まで背負っている感じがしました」そう語るのは、草なぎ剛(46)がトランスジェンダー役を演じ、絶賛されている映画『ミッドナイトスワン』(全国公開中)に、バレエ講師・片平実花役で出演している真飛聖(43)。本作は、草なぎ演じる凪沙が、育児放棄されて孤独に生きていた一果という少女と出会い、母性が目覚めていく物語。実花は凪沙と一果の夢を後押しする、という重要な役どころだ。「一果がバレリーナになる、という夢に向かっていくということを通して、凪沙と一果の距離がどんどん縮まっていくのが映画の見どころでもありますが、実花としてもとてもうれしかったです」(真飛・以下同)一果役の服部樹咲(14)はこの作品が女優デビュー。その初々しさが演技をよりリアルにした、という。「樹咲ちゃんはバレエが大好きで、お芝居をやりたい!という情熱を持っている女の子。そこが夢を追いかけている一果の姿とピッタリ重なりました」作品を見て、何度も泣いてしまったという真飛。自身の母性や生き方なども考えさせられたようだ。「愛情を傾けられる存在がいることが大切ですよね、今後、結婚したり、家族が持てたらうれしいですが、今の私には愛犬のおもちが命をかけてでも守りたい存在。コロナ禍にあって、今までのようにお仕事をするのは難しいけれど、やらせていただけることの幸せを感じたり、演じることが好きなことを再認識しました。これからはプライベートも仕事も諦めないで生きよう、と心に決めました」「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年10月05日「現場での草なぎさんは、凪沙という人物、そのものでした。まるで憑依しているかのようで、生き様まで背負っている感じがしました」そう語るのは、草なぎ剛(46)がトランスジェンダー役を演じ、絶賛されている映画『ミッドナイトスワン』(全国公開中)に、バレエ講師・片平実花役で出演している真飛聖(43)。本作は、草なぎ演じる凪沙が、育児放棄されて孤独に生きていた一果という少女と出会い、母性が目覚めていく物語。実花は凪沙と一果の夢を後押しする、という重要な役どころだ。9年前、真飛が宝塚を退団した後、初めて出演したドラマも草なぎ主演のもの。縁を感じる、と語る。「私は看護師長という役柄で、草なぎさんに対して偉そうな態度で演じないといけなかったので内心ドキドキでした。草なぎさんはそんな私にとてもフランクに接してくださったんです。そのドラマチームとは放送終了後も食事に行ったりしていますが、それも草なぎさんが仕切ってくださっています」今回はトランスジェンダーという難しい役に挑んでいる草なぎに、撮影中は集中したいだろうと、話しかけずにいた。「邪魔してはいけない、と黙っていたら、草なぎさんのほうから声をかけてくださって、懐かしい話をして笑ったりしました。集中力がすごい方なので、撮影前でもふだんと同じように会話ができるんですよね。驚きました」「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年10月05日俳優の草なぎ剛が、映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に初挑戦した。葛藤を抱えながら生きる凪沙は、親から愛を注がれずに育った少女・一果と出会うことによって母性が芽生えていく。“切なくも美しい愛の形”を描いた本作で、草なぎが繊細な演技で見事に凪沙になりきり、新境地を開拓した。草なぎの新たな境地を引き出したのは、『全裸監督』で知られる内田英治監督だ。草なぎの俳優としての魅力や現場での姿について、内田監督にインタビュー。本作が女優デビューとなった一果役の服部樹咲にも、草なぎとの共演の感想を聞いた。内田監督は「草なぎさんは国民的スター。そういう方が、この難しい役は普通やらないと思います。脚本を受け取って『やってみたい』と言っていただけてとてもうれしかったですし、本当にチャレンジャーだなと思います」と草なぎの挑戦に感謝。「チャレンジしていただいたわけですから、報いたいですよね。いい作品にして多くの方に観てもらって、映画で草なぎさんに報いたいと思っています」と語った。現場での草なぎについて尋ねると、「現場に常にいらっしゃる。スタッフが照明を組んだりカメラを組んだり、準備しているときもずっといるんです。空気を得ているんですよね」と笑いながら明かし、「最初は邪魔に感じるんですけど、1週間くらい経つと空気のようになってきて、もちろん見えているけど見えなくなってくるんです」と話した。続けて、「変わったタイプの役者さんだなと。現場そのものに馴染んでいくと同時に、表情や芝居……芝居ではなく同化ですね。そういうタイプの役者さんです」と、草なぎの演技を「同化」と表現。「彼女(服部)が目の前に出てくると、彼女に同化していく。もはや芝居ではない気がします。作る演技を超えている雰囲気がしました」と語った。そして、「演技の最終形は究極のナチュラリズム」だと言い、「草なぎさんは究極のナチュラリストです」と称賛。「イメージ的に言うと、草なぎさんの体をスタッフが通り抜けてしまうような。宮崎駿さんのアニメの世界のような感覚。それくらい面白い体験をさせていただきました」と、これまでに出会ったことのない“同化”していく役作りに驚かされたようだ。一果役の服部も、「草なぎさんと共演しているというより、凪沙と一緒にいるという感覚でした。ずっと凪沙に見えて、すごいなと思いました」と振り返り、草なぎがいかに現場で凪沙として生きていたかということが伝わる。そんな中でも、凪沙から草なぎに戻り、服部と過ごす時間もあったという。服部は「撮影の前半は、一果と凪沙の距離が縮まっていないときだったので、あんまりしゃべらなかったのですが、後半くらいから気遣ってくださって、いろいろ質問をしてくださいました」と明かし、「『好きな食べ物は何?』とか『買い物は誰と行くの?』とか『インドアかアウトドアか?』とか、そういう話をしました」と付け加えた。服部の演技を見て褒めてくれることもあったそう。「バレエのシーンを撮っていたときに近寄ってきてくださって、『バレエよかったよ』と声をかけてくれました」とうれしそうに話した。難役に挑戦し、新境地を開拓した草なぎ。内田監督は「いろいろなドラマや映画に出演してきた草なぎさんという本当にナチュラルな俳優が、演技をしたことのない樹咲ちゃんという女優を目の前にしたときの、2人の変な心地よい演技をぜひ観ていただきたい」と呼びかけている。■服部樹咲2006年7月4日生まれ、愛知県出身。4歳からバレエを始め、「第76回NAMUEバレエコンクール名古屋」第1位、「平成29年・30年ユースアメリカグランプリ」日本ファイナル進出、「NBAジュニアバレエコンクール東京2018」第1位など輝かしい成績をおさめる。演技未経験ながら、本作のオーディションで数百人の中からヒロインの座を射止めた。■内田英治ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。週刊プレイボーイ記者を経て、1999年に『教習所物語』(TBS)で脚本家デビュー。『グレイトフルデッド』(2014)は「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」、「ブリュッセル・ファンタスティック映画祭」(ベルギー)など多くの主要映画祭で評価され、続く『下衆の愛』(2016)はテアトル新宿でスマッシュヒットを記録。「東京国際映画祭」、「ロッテルダム国際映画祭」(オランダ)をはじめ、世界30以上の映画祭にて上映、イギリス、ドイツ、香港、シンガポールなどで配給もされた。近年はNETFLIX『全裸監督』(2019)の脚本・監督を手がけた。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月27日●草なぎの演技を絶賛「素晴らしい母性とオーラを放っていた」俳優の草なぎ剛が主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)で、育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親を演じた女優の水川あさみ。フジテレビ系ドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(2012)以来、芝居では2回目となった草なぎとの共演について話を聞いた。また、本作が女優デビューとなる娘役・服部樹咲との共演の感想を尋ねると、未経験だからこそできる演技に「役者として目指す理想形」を感じたと明かした。『全裸監督』を手掛けた内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれずに育つもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)の姿を通して、“切なくも美しい愛の形”を描いた物語。若くして一果を産み、水商売で生計を立てながらも日々酒に飲まれ、育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親・早織を水川が演じた。水川はまず、出演を決めた理由を「内田監督のオリジナル脚本で、監督自身が撮られるということ。そして、草なぎさんが凪沙を演じるということで、出演を決めました。すごく勇気のいる題材で、草なぎさんが凪沙をどう演じるのだろうと、そこに興味をそそられました」と説明。完成した映像を観て草なぎの演技に圧倒されたそうで、「素晴らしかったです。本当にすごかった」と絶賛した。対峙したシーンでも、草なぎの演技の凄みを感じたという。「一果を取り合うシーンで、凪沙のほうが一果に対する気持ちの純度が高く、私は本当の母親なんですけど、負けるような気がして。剛さんは何とも言えない表情をしていて、本番中に気持ちがもっていかれそうになるような、素晴らしい母性とオーラを放っていました」普段の草なぎとのギャップにも驚いたそうで、「すごかったですね。あのシーンはみんな集中していましたが、剛さんも集中してグッと入っていました」と回顧。ちなみに、草なぎとは現場で段取りの打ち合わせはするも、お互いの役については一切話さなかったという。水川と草なぎは、芝居では『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』以来、2回目の共演。水川は「お互いさまざまなドラマや映画に出演していますが、『37歳で医者になった僕』の現場はみんな仲が良く、チームワークがすごくよかったので、印象に残っています。剛さんがみんなにご飯を作ってくれたり、みんな楽屋に帰らず前室でずっと話していたり。とても思い出深い現場でした」と懐かしそうに話した。約8年ぶりの共演で、草なぎとの“縁”を感じているという水川。「『37歳で医者になった僕』のとき剛さんは37歳で、今私がその歳になって共演しているというのは、不思議だなと思いますし、すごく面白いなと。思い出深い現場から、月日が経って剛さんの当時の年齢に私がなってまた共演できるというのは、なんか縁があるねって剛さんとも話しました。そういう縁のある人っていますよね」と感慨深げに語った。●新人女優に見た“役者の理想形”「もうできないからこそ憧れる」娘・一果役を演じたのは、オーディションで独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作で芝居に初挑戦した服部樹咲。水川は「彼女は現場で毎日緊張していて、『お芝居をやりたいけどお芝居の正解がわからない』と言っていましたが、彼女はそこにいるだけで一果になれるという存在。彼女自身が一果という感じでした」と語った。そして、「テクニックとかではなく、純粋な彼女のまんまが一果だから、私たちは敵わない。すごいなと思いました」と続け、「そばで見ていても素敵だなと思いましたが、出来上がった作品を観たほうが素敵でした。大きく表情が変わらなくても思いが伝わる演技で、切なかったです」と称賛した。また、「彼女は『映画でお芝居がしたい』と言っていました。バレエもかなりのテクニックがあって上手なのに、バレエではなくお芝居の魅力を感じたというのが面白いなと思いましたし、うれしいなと。才能のある人たちが集まる場所っていいなと思います」とにっこり。「次に出演する作品も観てみたい。どういう風になるのか楽しみですし、はっきりと映画の世界でお芝居していきたいという夢を持っていたので、そこに向かって突き進んでほしいです」と今後の活躍に期待した。水川が目指す女優像を尋ねると、「演じたことがない役にチャレンジしていきたいと思っていますが、最終的に目指すは一果のようなところだと感じました」と答え、「存在するだけで成立するというのは、何も知らないからこそできること。私たちはどういう風に見せないといけないかわかって芝居をしていますが、それがない中で、そこにいるだけで存在する役を演じられる強さはうらやましいと思いました」と説明。「役者として目指す理想形はそこなのかなと。もう絶対にできないからこそ憧れます」と、新人女優との共演によって目指すべき理想が見えたようだ。■水川あさみ1983年7月24日生まれ、大阪府出身。主な出演作は、映画『今度は愛妻家』(10)、『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』(11)、『バイロケーション』(14)、『太陽の坐る場所』(14)、『福福荘の福ちゃん』(14)、『後妻業の女』(16)、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(20)、『喜劇 愛妻物語』(20)、ドラマ『東京女子図鑑』(18/Amazonプライム)、『ダブル・ファンタジー』(18/WOWOW)、『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(19/フジテレビ)など。公開待機作に、『滑走路』(11月20日公開)がある。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月25日●役作りを意識せず「現場で空気を感じて凪沙に」俳優の草なぎ剛が、映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に初挑戦した。出演決定時に「今までで一番大挑戦の役」と語っていた草なぎ。ひと足早く鑑賞した著名人らからその演技に称賛の声が相次いでいるが、草なぎはどのようにしてこの役を演じきったのか。そして、この難役への挑戦によって開かれた新境地とは。本人を直撃した。『全裸監督』を手掛けた内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれずに育つもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して、“切なくも美しい愛の形”を描いた物語。一果と出会うことによって“母性”が芽生えていく凪沙を、監督が「同化」と称賛する演技力で草なぎが見事に表現した。挑戦するのに覚悟が必要な役のように感じるが、草なぎは台本も読まずに即決。「『全裸監督』などを見ていたので、その内田監督とお仕事できるのは面白そうだなと思って出演を決めました」と明かし、「役や作品は巡り合わせ。神様がくれているという勝手な思い込みがあり、お話をいただいた仕事は基本的には拒まない」と仕事に対するスタンスを説明した。出演をすぐ決めたという草なぎだが、台本を読んでさらにその思いは強まったという。「すごく感動したんです。果たしてこれはなんの感動なのか、それがわからないのがよくて。母の愛情をうまく受け止められていない一果と、トランスジェンダーとして生きてきた凪沙の心がシンクロする。そういうところに人間らしさを感じて涙が出てきて、映像でも伝えられたらなと思いました」そして、「台本を読んだときに内田監督の世界観が鮮烈に響いてきた。すごく台本に力があったので、無意識のうちに凪沙の背景も感じ取れた」と、台本から凪沙という人物をつかみとった草なぎ。役作りについては「考えてもできるような役ではないので、現場で空気を感じて凪沙になることを意識しました」と説明し、女性としての演技も「歌舞伎の女形の方の動画を見たりしましたが、本当に何も考えてない」という。監督との役についての話し合いもなし。「何にも言われず、テストもなくて。何度もテストをして作りこむといろいろ考えてしまい、きっとこのような形では演じられなかったと思うし、僕としてはすごく楽な形で演じさせてもらいました」と振り返り、「監督と役について話していませんが、日に日にお互いが目指している凪沙をつかめたと思います」と語った。この難役を「考えすぎずに演じた」というところに役者・草なぎ剛の凄みを感じるが、一果の母親・早織(水川あさみ)と対峙するシーンは、さすがに大変さを感じたそう。「一果の本当の母親なので、すごい覚悟をもって僕に向かってくる。その気持ちが痛々しく、ドキッとさせられ、一果に対して本当の母親より私のほうが愛しているという気持ちを持つのは大変でした」と打ち明け、「あそこまであさみちゃんに睨まれると怖かった」と笑いながら付け加えた。●新人・服部樹咲から刺激「僕を0に戻してくれた」凪沙に芽生えた母性がひしひしと伝わってくる草なぎの演技。オーディションで独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作で芝居に初挑戦した一果役の服部によって、自然と湧き出る母性があったという。「一果を演じた樹咲ちゃんは、今まで演技をしたことがないがゆえに、僕の目の前にいるのは一果そのものだった。監督にいろいろ言われて大変そうだなというのも含めて、すごくいとおしく思えてきて。そういうのがうまく相まって、役を超えて守ってあげたいと思わせてくれた」また、「逆に僕が演技の勉強をさせてもらった」とも言い、「僕は樹咲ちゃんに比べたらいろんな作品に出演していますが、彼女を見て、そういうことではないんだなと。今までやってきたことは関係ないと気づくことができ、いい意味で僕を0に戻してくれました」と感謝した。そして、服部の演技について、「撮影の合間に話しているときは等身大の少女ですが、カメラの前に立つとすごい。一果を演じるために生まれてきたんだなと。アパートにいるときは田舎から出てきた女の子ですが、バレエを踊ると周りの空気を一変させる存在感。本当にすごいなと思いました」と称賛。続けて、「僕もそうだと思いますが、役との巡り合わせに関してスペシャルな奇跡がみんな起きている。自分が出演しているので手前味噌になってしまうかもしれませんが、奇跡が積み重なって計算では生まれないようなことが起きていて、だから僕も何にも考えないで演じることができた」と述べ、「僕も樹咲ちゃんに何か刺激を与えてあげたいと思って一生懸命やったのがよかったと思うし、お互い相乗効果で役を演じきれたのだと思います」と語った。役作りに関して何も考えなかったという草なぎだが、母性を理解しようとする中で、自身の母親のことを考える瞬間はあったという。「熱を出したときに心配してくれたり、『自分はどうなってもいいからこの子を助けたい』という母親の気持ちが初めてわかった」と明かし、「ちょうどそう感じられる歳になったから、この役を演じられたかなと。だから、このタイミングでしかできない役だったと思います」としみじみと話した。●コンプレックスも受容「足りないところも含めて自分」母親の気持ちを理解したことで心境の変化も。「親孝行しないといけないと思いましたし、家族を大切にしたり、身近にいる人に感謝しないといけないなとすごく感じました」と語る。また、「日常の中に転がっている、ごくありふれたことが大切なんだなと。今日も僕は元気でいられて、おいしいものが食べられるし、仕事ができている。それが素晴らしいことなんだと、凪沙の役を通してわかった。母の気持ちに触れたから、大事なものがそこにあるだけでいいじゃないかと、考えがシンプルになったのかもしれません」と打ち明け、「僕の場合は、朝起きて犬の散歩に行けることだったり、そういう幸せが一人ひとりにある。この作品によって、日常の中にある幸せに気づくことができた」と語った。さらに、「コロナ禍だからこそ、より公開する意味のある映画」だと言い、「人との距離感や思いやる気持ちは、今一番必要とされている。身近にいる人に感謝したり、優しい気持ちになれる映画だと思うので、この時期だからこそ見ていただきたい」と力を込める。本作にちなんで、受け入れるのに苦労した“変えられない運命”も聞いてみた。すると、「もう少し身長が高ければ。180センチくらいほしかった」と身長コンプレックスを告白。「(香取)慎吾ちゃんは背が高くて。僕より年下なのに、いつの間にか追い抜かれて」と香取と比べつつ、「40歳すぎて2センチ伸びて172センチなったんですが、180センチにはあと8センチ足りない」と話した。だが、本作によってコンプレックスも受け入れられるように。「自分の足りないところも含めて自分なんだと。そう思うことで次に進めると気づかせてくれた」と言い、「40歳になって2センチ伸びたからそれでよしとしよう! 172センチの自分を受け入れるということです!」と笑顔全開でコメント。「皆さんもそうやって受け入れられるようになってほしい」と大事なメッセージを発信した。出演が決定した際に「今までで一番大挑戦の役なので、ここでまた新しい作品の力やお芝居の力に目覚めることができたら」と語っていた草なぎ。この“大挑戦”をやり遂げ、何か目覚めるものはあったのか。本人にこの質問をぶつけると、「自信になりました。やったことのない難しい役を満足のいく形で演じきれたと実感できたので」と、得られたものは大きかったようだ。そして、「ラジオ体操第2に入ろうかな!」と突然ラジオ体操の動きを披露。そのときはただ笑ってしまったが、これはさらなる難しい挑戦もウェルカムということだったのか。最後に草なぎは、「毎回そうですが、新しい監督に出会う素晴らしさや、新しい役者さんに出会う素晴らしさを改めて感じました」と語り、「人生に似ているところがありますよね。出会いによって自分が変わっていくんだなと。これからもまた素敵な出会いをしていきたい」と今後の出会いに期待。これからも“巡り合わせ”に身を任せ、役者として進化を続けていく。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)、『台風家族』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)などのドラマや、『バリーターク』(18)、『道』(18)、『アルトゥロ・ウイの興隆』(20)などの舞台作品でも活躍。新しい地図のレギュラー番組『7.2新しい別の窓』(ABEMA 毎月第1日曜15:00~7.2時間生配信)も注目を集めている。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年09月25日東京都内にある高級マンションから現れたのは草なぎ剛(46)と、初老の男性だった。男性は素朴な風貌で、Tシャツを肩のあたりまでまくり上げている。草なぎは自宅マンションから男性を見送るために出てきたようだ。タクシーに乗り込んだ男性に、笑顔で別れの挨拶をする姿は、優しさと親しみにあふれていた。本誌が2人を目撃したのは7月9日、草なぎの46歳の誕生日の夜。また昨年逝去した“芸能界の育ての親”ジャニー喜多川さん(享年87)の命日にもあたる。おそらく草なぎにとっては、もろもろ感慨深い1日だったに違いない。そんな夜に自宅マンションに招き、2人きりで数時間語り合った男性は、いったい何者だったのだろうか?だが取材を始めたものの、家族や親族、さらに交流のある芸能関係者にも該当者は見当たらない……。本誌がその答えにたどり着くまでには、しばしの時間が必要だった。「この男性なら、職人のAさんではないでしょうか?」本誌の撮影した写真を見て、そう語ったのは草なぎと長年仕事をしているテレビ局関係者だった。A氏が経営するのは、知る人ぞ知る名店で、“一見さんお断り”だが、多くの著名人も通っているという。「ぶっきらぼうですが、人情味もある“名物大将”で、味だけではなく、Aさんの人柄を慕うファンも多いのです。タモリさん(75)もそのなかの一人ですから、草なぎさんもお店に連れていってもらったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)タモリと草なぎは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で共演して以来、交流を続けており、草なぎは『ブラタモリ』(NHK総合)のナレーションも務めている。なるほど、尊敬するタモリがつないでくれた“友達の輪”とすれば合点もゆく。さらに別の草なぎの古くからの知人は、次のように語った。「草なぎさんとAさんは、タモリさんが所有するヨット上で開催されたイベントで知り合ったと聞いています。すでに交流は20年以上に及ぶそうです。Aさんは60代後半ですから、20歳も年が離れていますが、2人は親友のようです。Aさんは職人かたぎで寡黙ですが、聞き上手。また草なぎさんが有名タレントだからといって特別扱いもしないのです。それが草なぎさんにとって心地よいのでしょうし、芸能界とは関係のない人ですから、プライベートな悩みなども話しやすいのかもしれません」実は草なぎは、いま肉親のことで悩みを抱えているのだ。彼は埼玉県で生まれ育ち、両親は地元で居酒屋を経営している。頻繁に帰省しているわけではないが、両親との関係は良好なようだ。昨年、彼は雑誌のインタビューで両親について、しみじみと語っている。《(帰省しても)別に何を話すってわけじゃないけど、やっぱり『健康のこととかもちゃんとしなよ』とか言うと、向こうも『ちゃんとしなよ』って言ってきたり。あとは何話しているかわかんないね。酔っ払っちゃって(笑)。行くとだいたい泊っていくから》(『JUNON』’19年6月号)草なぎが帰省ごとに健康を気遣っていた実父が体調を崩したのは、今年3月ごろだったという。地元の草なぎ家と交流のある男性は、こう語る。「以前は、草なぎさんのご両親と弟さんがお店に出ていたのですが、お父さんが突然お店を休むようになったのです。体調が優れないそうで、いまは療養中です。その療養期間もすでに半年ほどになります。お店もお母さんと弟さんの2人で切り盛りしなければなりませんし、お父さんの看病もあるでしょうから、ご家族も大変でしょうね……」そこで草なぎの実母(69)にインターホン越しに夫の体調について聞いた。――ご主人が体調を崩されたと伺いましたが?「そうなんです。皆さんにもご心配をおかけしています。でもおかげさまで体調は快方へと向かっていますので……」――草なぎさんもご心配されているでしょうね。「こんな時期ですからなかなか実家に帰ってこられませんが、心配してくれていますし、電話もかけてきてくれています。夫だけではなく、私にも体調をいたわる言葉をかけてくれるんです」実父は9月に69歳の誕生日を迎えた。草なぎの親友・A氏とは同年代、さらに飲食店を経営しているという共通点もある。草なぎにとっても“相談相手”として、ぴったりに思えたに違いない。続いて本誌はA氏にも取材を申しこんだのだが、彼は、「お客さんのことですからね。お話しできることは、何もありません!」、そう答えるだけだった。だが、前出の草なぎの古くからの知人は言う。「Aさんは草なぎさんのご両親とも面識があって、いっしょに食事をすることもあるそうです」故郷の実父が回復し、A氏も交えてのお祝いの食事会が開ける日を、草なぎも待ち望んでいるに違いない。「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月18日映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)でトランスジェンダー役に挑戦した俳優の草なぎ剛が、『週刊文春』の巻頭グラビア「原色美女図鑑」に主人公・凪沙役で登場する。『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』で知られる内田英治監督のオリジナル脚本による本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。『週刊文春』の巻頭グラビア「原色美女図鑑」に、草なぎは“凪沙”として登場。映画で描かれなかった“凪沙”の姿を、写真家・渞忠之氏が撮影した。そこから写し出させる“凪沙”は、時には女優らしく、時には小悪魔のように、時には柔らかな光に包まれ穏やかな表情を見せるなどドキっとする美しさを見せている。巻末のグラビア「男の肖像」では、タレント・草なぎ剛としてのオンからオフまで様々なシーンに密着。番組収録を楽しむ一面のほか、合間に見せる真剣なまなざし、そして愛犬・クルミちゃんとのショットなど、いくつもの表情が存分に収められている。さらに、インタビューはノンフィクションライターの金子達仁氏が務め、本作への役作りや共演者のエピソードはもちろん、草なぎの表現者として、役者としての素顔を直撃した。今まで『週刊文春』では、男性キャストが登場するときは「原色美男図鑑」として掲載。しかし、今回は、映画の主人公であり、新人女優“凪沙”として登場するため、「原色美女図鑑」として掲載。1989年6月から「原色美女図鑑」の連載を開始し、今年で32年目の歴史の中で、同誌としては初めての大胆な展開となっている。9月24日発売の『週刊文春』で詳報する。草なぎは「皆さんのお力添えによって、1カット1カット撮るごとに、僕の中の“凪沙”が出てきた感じがありました。僕より、周りのスタッフが凪沙というキャラクターを愛してくれてるので、その気持ちに応えられるように頑張りたいな、と。きっと、いいものになってるんじゃないかなと思います」とコメントしている。また、9月25日には『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』が発売される。草なぎの限定インタビューや、キャラクター相関図、映画評、小説版『ミッドナイトスワン』冒頭部分の他、「週刊文春」の「原色美女図鑑」とは別の表情を見せる凪沙の撮りおろし写真も収録。映画の世界観をより深く理解できるとともに、鑑賞の思い出になる1冊となっている。なお、小説版『ミッドナイトスワン』は現在発売中。『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』(C)文藝春秋小説版『ミッドナイトスワン』文春文庫刊(C)2020 Midnight Swan Film Partner
2020年09月14日「僕自身は役を引きずってる感覚はないんだけど、この映画を撮ってるときファンの方に『何か役やってる?』『女のコっぽい』って言われて。さすが熱心に応援してくれている方は見抜くなと思いましたね」そう話すのは、“母”になりたかった主人公と、母の愛情を知らない少女、孤独な2人が母子として寄り添う姿を描く映画『ミッドナイトスワン』(9月25日全国公開)で、トランスジェンダー役に挑んだ草なぎ剛(46)。「自分の中の女性像は、やっぱり母なんですよ。この年になって“母性”というものがわかってきたところがあって、だからこの役を演じられた。もうちょっと若かったら母性を違う形で表現していたかもしれないですね。ひとつは、うちの犬のクルミちゃんが子どもを授かって育てられたことが僕にとって大きくて」守ってあげたいという気持ちは、「今まで感じたことがない他には代えがたい愛情ですね」と草なぎは語る。「もうひとつは、こういう時期だから実家に電話することも増えて、母と『どんな料理作ってるの?』とか、なんてことない話だけど長いことしゃべって。腰痛めたら大変だから座り心地の良いクッション送ったりして」誰も予期せぬことが起きて不安になる中で、「家族のつながりが心の支えになっていたんだ」と気づいたそう。「離れていても、ふだんは連絡しなくても、心に家族がいることで安心して健やかに暮らせているんだって。もっと前から親孝行しろって話なんだけど(笑)」そして、自身の将来の家族について草なぎはこう続ける。「いい年なんでね、誰か一緒にいてくれたほうが安心するし、両親も心配してると思うから、そろそろ落ち着かなきゃなって思うんだけど。周りの友達を見ても、父になるってステキなことだなとうらやましいし。子どものことを考えたら早く結婚しなきゃ、『運動会で走れるかな?』とか考えるよね(笑)。機会があって、いい家族が持てればなと思います」「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月12日俳優の草なぎ剛(46)の主演映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、25日公開)の予告お披露目イベントが9月10日、都内で行われた。草なぎ演じる男性として生まれたトランスジェンダーの凪沙が育児放棄された親戚の少女を預かることになり、“疑似母子”の関係を築いていく切ない愛の物語。各スポーツ紙によるとお披露目されたWEB用の予告編は、世界最長となる925秒(15分25秒)。草なぎも「そんなに見せちゃっていいのかな!?思い切りましたね。今の時代、思い切っていかないとダメですよね」と驚いた様子だったという。そんな心配とは裏腹に、前評判は上々だ。今月6日には草なぎ、稲垣吾郎(46)、香取慎吾(43)のABEMAレギュラー番組「7.2新しい別の窓#30」が放送。映画を見たという香取は「本当に素晴らしかったですよ。僕はちょっとやばかったです。今も思い出すと涙が……。僕はお芝居を辞めようと思いました。作品全体もそうですし、草なぎ剛という俳優も昔から好きなんですけど、素晴らしすぎて……」と大絶賛。香取の発言に対して稲垣は「なかなかそこまでの感想言ったことないよね?」と驚き、草なぎは「ずっと近くにいた慎吾がそう言ってくれると、すごく説得力あるし、うれしい」とほほ笑んだ。また大手映画サイト「Yahoo!映画」や「映画.com」のレビュー採点は5点満点だが、ネットユーザーたちはそろって絶賛。大半が満点の評価を付け、以下のようなコメントが書き込まれている。《映画を見ている感は無くその世界の中に引き込まれました》《一度映画館に行って自身の五感で全てを感じてください》《間違いなく傑作です。必見》草なぎにとって、新たな代表作の誕生となるのだろうか。
2020年09月11日俳優の草なぎ剛が10日、都内で行われた映画『ミッドナイトスワン』(9月25日公開)の世界初!! 世界最長925秒予告お披露目イベントに、服部樹咲、真飛聖、内田英治監督とともに登壇した。本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。トランスジェンダー役に初挑戦した草なぎは、925秒予告のお披露目に「映画の素晴らしさを1人でも多くの方に知ってもらいたくて。皆さんに見てもらえるということで公開日と同じくらいドキドキワクワクしています」と声を弾ませた。そして、925秒予告の感想を聞かれると「まだ見てないんですよね。すいません」と打ち明け、「自分が演じているので、見るまでもなく、この作品を愛しているので」と説明。「そんなに見せちゃっていいんですか!? って思うんですけど、時代ですよね。1人でも多くの方に関心を持ってもらいたいということで。大挑戦じゃないですか!」と話した。さらに、「それを見ておなかいっぱいになる人がいるかもしれない。でも、そうならないと思います。僕は全部わかってますから!」と自信。「予告は見てないんですけど、素晴らしい挑戦だなと思って。思い切ったと思います」とこの挑戦を称賛し、「今の時代は思い切っていかないとダメです。羽ばたいていかないと。ミッドナイトスワン、私たちは世界に羽ばたいていきますから!」とテンション高く語った。オーディションでバレエの才能を認められ、本作で女優デビューを飾る服部は「見ました」とすでに925秒予告を鑑賞。草なぎは「見たの!? えらいね」と声をかけて笑いを誘い、司会者から「御覧になる予定は?」と聞かれると、「今日見ます! 夕方くらいに見ます!」と宣言した。撮影:辰根東醐
2020年09月10日俳優の竹内涼真(27)が8月31日に自身のツイッターを更新。元SMAPで俳優の草なぎ剛(46)がトランスジェンダーの男性ダンサー役を演じる映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、25日公開)について絶賛した。竹内は公開に先立って同作を鑑賞したようで《こんな気持ちになったのは久々です自分でも上手く説明がつかない気持ちですがとにかく素敵な映画です》と感想。さらに《俳優とはこうあるべきなのかなぁと考えさせられました。映画に出てくる登場人物が本気で人生と闘っている姿がまるでドキュメンタリーを観てる様で。僕の中で間違いなく邦画No.1です》と手放しで絶賛した。この投稿に対し、草なぎは《嬉しいです。ありがとう!》と感激の心境をつづり返礼している。「昨年にNetflixで配信され話題になったドラマ『全裸監督』など、話題作を手掛けた内田監督が脚本も担当。草なぎさん演じるショーパブのダンサーと、育児放棄にあった少女の“絆と愛”が描かれています。表現にいっさいの妥協がなく、『よく、ここまでやった』というほどリアリティーあふれる描かれ方が特徴的。少女役はオーディションで選んだ新人の服部樹咲さんが演じており、彼女も豊かな表現力で泣かせてくれます」(映画ライター)正式な公開日に先駆け、10日の午後6時より全国のTOHOシネマズ64館で先行上映されることが決定している。「公開後はネット上で話題になるでしょうし、草なぎさんにとっての“初タイトル”獲得にも注目が集まっています。というのも草なぎさんはSMAP時代から数々の賞を受賞してきましたが、『日本アカデミー賞』などにはまだ縁がないのです。今作はこれまでの俳優人生を注ぎ込んだと思われる力作。映画業界や関係者、批評家も目を留めることになるでしょう」(芸能記者)フォロワーが190万人を超える竹内のツィートによる“宣伝効果”絶大だったはず。俳優・草なぎ剛としての代表作になるのだろうか。
2020年09月01日