映画『明日の食卓』の完成報告会が5月5日よみうりホールにて行われ、主演の菅野美穂をはじめ高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅、外川燎、阿久津慶人、瀬々敬久監督が登壇した。椰月美智子の2016年に出版された同名小説を原作とした本作は、子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描いたエンタテインメント作品。今回イベントに参加した菅野さん、高畑さん、尾野さんは母親を演じ、外川さん、阿久津さん、柴崎さんは、彼女たちの息子役をそれぞれ演じている。フリーライターで2人の息子を育てる留美子を演じた菅野さんは、実生活でも2児の母であり「子供が生まれ、今回母親役をいただき、原作を読んで“これは世の中のすべてのお母さんが自分を重ねる役だ!”と思った」と出演は即決だったようで、「コロナ禍となり、緊急事態宣言もあって子供と向き合う時間を経ての撮影だったので、運命的なタイミングでの出会いだと思いました」と今回のオファーをふり返る。そんな留美子の息子・悠宇を演じた外川さんは「いつも怒ってばかりの怖いお母さんでしたが、撮影後にはフォローしてくれたり、明るく接してくれたり、とてもいい人でした」と菅野さんについて話すも、菅野さんは「私に言わされているみたいな感じになっている」と苦笑い。またゲンコツをする場面の撮影をふり返り「最後に一発入ってしまって…。(外川が)“え…”となって目もウルウルしてきて」と菅野さんが明かすと、外川さんも「痛かったです!」と告白した。一方、若くして母となり、シングルマザーとして働きづめの中、息子を育てる加奈を演じた高畑さんは「大阪の町工場で働いている設定で、私自身も東大阪育ち。ロケ地の土地や空気の懐かしさがかつて住んでいたところとリンクした」と話し、息子・勇役の阿久津さんは「僕は関西弁がド素人で、それを現場で練習していたら、高畑さんが一緒に練習をしてくれました」と感謝。そして、年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見なに不自由なく幸せを手に入れているように見えるあすみ役の尾野さんは「私の役は悪い要素がてんこ盛り」と役柄を説明しながら「でも現実のお母さんの方がもっと辛いんだと言い聞かせて前向きに演じました」とハードな熱演だった様子。一方で息子・優役の柴崎さんから「撮影外の時間で尾野さんが全力でトランプで遊んでくれたので、毎日楽しく過ごすことができました」とエピソードが語られ、「100点!」と尾野さんは愛息子のコメント力に太鼓判を押す場面も。そんな親子3組が揃った今回のイベントだが、映画の構成上、女優陣の共演シーンは皆無だという。菅野さんは「お二人のお母さんとしての姿が素晴らしくて引き込まれた」と感想を語り、高畑さんも「お二人のシーンにはすごい瞬間も多く、のめり込んで見ていました」、尾野さんも「お二人がどのようなことをしていたのかを聞いていたので、私は私らしい家族をお届けできればというプレッシャーとワクワクした感情で撮影に臨みました。そして本編を見て、それぞれの大変さを目の当たりにして感動しました」と完成作を観た印象を明かした。さらに最後に菅野さんは「コロナ禍で物語が人を励ます力を改めて感じているので、できることならば無事に公開日を迎え、世のお母さんたちには旦那さんを誘って映画館に行ってもらいたいです」とアピールし、瀬々監督は「壊れそうな状況で希望と再生に向かう三組の家族を描いています。お母さんの目線から見た物語だけれど、同時に上手くいかない時点でどうしていこうか?という物語でもある。女性はもとより、かつて子供だったすべての人に観ていただきたい」と力を込めた。『明日の食卓』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月06日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の完成報告会が行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅(子役)、外川燎(子役)、阿久津慶人(子役)、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。10年ぶりの主演となった菅野は「もうそんなに経ってしまったんだ、10個年をとったんだ、という気がしたんですが、その間に私も子供が生まれて、母親の役をいただきまして、原作も読ませていただいて、これはもう本当に世の中のお母さんみんな自分を重ねてしまう役だなと思いました」と心境を明かす。息子を演じた外川は「いつも怒ってばっかりの怖いお母さんの役なんですけど、でも撮影が終わった後フォローしてくれたり明るく話しかけたりしてくれて、とても優しい人でした」と菅野について表し、菅野は「言わされてるみたいな感じでしたけど」と笑いを誘う。「時間が限られた撮影で、なかなかうまくいかなくてどうしようとなっていたところに、ゲンコツをする振りだったんですけど、最後の1回だけ入っちゃって。目がうるうるしてて、悪かったなと思って……」と謝罪すると、外川は「痛かったです」と苦笑していた。2人の子供を育てる菅野は「以前は子供さんと歩いてらっしゃる親子の姿を見ると、微笑ましいなと思っていたんですが、今は『違う、1日の中のほんのわずかなほのぼのしてる時間なんだ』と。こんなに命を育むのが大変なのに出来て当たり前みたいに思われて、『子供が生まれたんだから当然でしょう』と、こんなに大変でこんなにすごいことをしてるのに誰にも何も褒められないってなんてひどいんだ、辛いな」と実感しているという。菅野は実際に「一昨日、洗い物をしてたらダイニングテーブルの上がボンドで真っ白になってて……『なんでこんなちょっとした隙間にこんなにひどいことになるの!』と。掃除にすごい時間かかるじゃないですか。このつらさ!? 涙目になりながらウェットティッシュを水に浸してきれいに拭き取って、次、乾いたやつで」とエピソードを披露。「手の届くところに置いた私が悪いという気持ちと、私『今、世界で一番不幸』って気持ちと、その両方です」と語った。高畑も「私はシングルマザーの役だったので元々夫がいない状態での子育てという撮影だったんですが、映画全体を見て男性が子育てにいないことって結構多いんだろうな、と。男性が本当の意味で参加するって難しいんだろうな。全国のパパに見て欲しいと思いました」とアピールする。作品に出てくる男性陣について「どうしようもない」とバッサリ切っていた。
2021年05月05日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(今春公開)の場面写真が19日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。このたび解禁された場面写真では“3人の母親”たちが母親、そして女性として三者三様に懸命に生きる姿が切り取られている。2人の息子を持つ留美子は、慌しい朝に息子たちを学校へと送り出し、母親らしい姿を見せる一方、息子である悠宇は暗い部屋で耳を閉し何かに怯えているようで、この一家に降りかかる問題を予感させる。また生活費を切り詰め懸命に暮らすシングルマザーである加奈が、息子に真剣な表情で向き合い、そして小さな体で息子をしっかりと抱きしめる姿からは、2人の温かくも厳しいリアルな日常が伝わってくる。さらに一見優雅な暮らしを送るように見えるあすみだが、息子・優を不安げな表情で見つめ、一人呆然と立ち尽くす姿も写し出されており、降りかかる事件を予感させる。自分なりに注いできたつもりの愛情も、子供たちには思うように届かない。ワンオペ育児や困窮するシングルマザー、世の母親たちを取り巻く環境は過酷で「こんなはずじゃなかった」と理想と現実の狭間で揺れ、息子への愛と憎しみを行ったり来たりする母親たちと、そんな母親の感情を複雑な気持ちで受けとめる息子たちとの間で、思いはすれ違っていく。決して他人事ではないリアルな現実を感じさせる場面がとらえられた。
2021年04月19日菅野美穂が10年ぶりに映画主演、高畑充希、尾野真千子と“母親”役を演じる映画『明日の食卓』。この豪華女優陣が魅せる、魂を揺さぶる本予告映像が解禁された。神奈川県在住の仕事復帰を目指す43歳のフリーライターの石橋留美子(菅野美穂)、大阪府在住の30歳のシングルマザーで息子を愛情深く育てながら懸命に生きる石橋加奈(高畑充希)、静岡県で優しい夫と自慢の優等生の息子に囲まれ幸せそうに暮らす36歳の専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)。解禁となった本予告映像では、同じ「ユウ」という名前の10歳の息子を育てる、この3人の母親たち三者三様の“石橋家”の平和な日常が描かれていく。しかし、「ある日、ひとりのユウ君が母親に殺された――」という衝撃の言葉と共に急展開へ。子育てや家事に非協力的な夫に対し「協力し合おうって思えないの?」と問い詰める留美子の姿や、加奈に対し「僕のことはもう嫌いなんや!」と叫ぶ息子・勇(阿久津慶人)、そして「僕はいい子じゃない!お母さんもいいお母さんじゃない!」と取り乱す、あすみの息子・優(柴崎楓雅)を捉えたカットなど、それぞれのリアルなやりとりが映し出されていき、3つの石橋家がたどり着く運命は、私たち観る者の運命そのものかもしれないというメッセージを投げかける。また、主題歌は、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』で大杉栄を演じた、ミュージシャンでもある小木戸利光が実弟の小木戸寛と組むバンド「tokyo blue weeps」の「Motherland」。2012年リリースのEPに収録されている「dear grandma」を瀬々監督が気に入り、本作のためにアレンジを加え、本編が終わった後に続く“明日”への望みをつなぐ。併せて解禁となった本ビジュアルでは、菅野さん、高畑さん、尾野さんが演じる3人の母親たちが見る者を覗き込むような構図となっており、一見、光に包まれた幸せな雰囲気に見えるものの、中央には「息子を殺したのは、私ですか―?」という衝撃のコピーが添えられている。それぞれが子育てに奮闘しながらも、息子を心から愛する幸せな家庭を築いていたはずだったのに、どこで歯車が狂ってしまったのか…。瀬々監督は、決して他人事ではないリアリティあるサスペンスを紡ぎだした。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年04月09日女優・菅野美穂さんが、資生堂のセルフメイクアップブランド『グレイシィ』の新ミューズに就任!2021年3月18日(木)に開催された新ミューズオンライン発表会に登場しました。「3分でバッチリ仕上げられる」菅野さん流の時短メイクとは…?発表会で菅野さんは、ブランドのコンセプトである『3 min MAKE-UP(スリーミニッツメイクアップ)』(※)にちなみ、“3分でハッピー&スマイル”な時短メイク術を紹介。また、菅野さんが出演する新TVCMのお披露目もされました。※最小限の「時間・価格・アイテム数・テクニック」で、最高・上質な仕上がりを実現するトータルメイクのこと普段のメイクで菅野さんは、“肌の明るさ”を重視しているとのこと。“3分でハッピー&スマイル”なメイク術を聞かれると、最近よく自宅で利用するというフードデリバリーサービスにちなんだテクニックを披露しました。菅野さんはおうち時間でフードデリバリーを使うことがあるそうで、特にバタバタしていて「メイクしてなかった!」と慌ててしまうこともある様子。そんな時に「電話を切った後にメイク台に駆け込んで支度を整えられるのは、グレイシィのいいところ」「3分でバッチリ仕上げられるので、慌てることはないですね」と、忙しい中でのあるあるエピソードとともに時短メイクアップ術を披露しました。また、菅野さんは、一般の方々の時短メイクのエピソード「ファンデがマスクにつくから薄くのばしてナチュラルに」するといった声に共感。顔が出ている部分はしっかりと見せていきたいと話しつつ「素肌に近い仕上がりを心がけています」と、今ならではのメイクへのこだわりも明かしました。メイク悩みも告白!アドバイスに「すごーい!」発表会では、資生堂のヘアメイクアップアーティスト・齋藤有希子さんが『LINE』でメイク悩みに応える新サービス『メイクのお悩み相談』のデモ体験を行いました。菅野さんは「忙しい朝は、メイクをパパっと仕上げたいけど、肌悩みはちゃんと隠したい……」と悩みを相談。齋藤さんからのアドバイスコメントや、簡単なメイクのコツをまとめた動画がモニターに表示されると「すごーい!絵文字とかが、親身になって相談に応えてもらっている感じがしてすごくいい」と話しつつ「指の動きは動画だとわかりやすいし、簡単キレイが実現しちゃいますね」と、分かりやすさも絶賛していました。CM撮影では「背中を押してもらうことを実感」イベントでは、新CMの放映と撮影秘話も明かされました。菅野さんは自身が出演する新TVCMがお披露目されると、「初めてお目にかかるスタッフの方が多かったのでちょっと緊張してたんですけど、メイクルームでみなさんとおしゃべりしたり、楽しい動画を観たりしながら、緊張を緩めていただきました」と、和やかなムードで撮影できたことを告白。さらに、「メイクすることで前向きになる、背中を押してもらうということを実感」できた撮影だったと振り返りました。菅野さんの透明感あふれる美肌にうっとり!新TVCMは『プレミアムBBクリーム』篇で2021年3月21日(日)から放映予定。ブランドサイトでは『プレミアムBBクリーム』篇とともに、『プレミアムパクト』篇と『わたしは3分、ハッピーのコツ』篇の動画も公開されています。菅野さんの透明感あふれる美肌と爽やかな笑顔に思わずうっとりしてしまう内容になっているので、こちらも要チェックです!CM使用アイテムはこちら!菅野さんも時短メイクとして絶賛していたアイテムをご紹介します。『インテグレート グレイシィ プレミアムBBクリーム』¥1,200(税抜)便利なBBクリームは時間がない朝の強い味方!【商品情報】『インテグレート グレイシィ プレミアムBBクリーム』価格:¥1,200(税抜)色数:2色容量:35gSPF50・PA+++『インテグレート グレイシィ プレミアムパクト』レフィル¥1,600(税抜)/ケース¥800(税抜)ひと塗りですっと伸びて、厚塗り感のないファンデはマスクメイクで重宝するはずです。【商品情報】『インテグレート グレイシィ プレミアムパクト』価格:レフィル¥1,600(税抜)/ケース¥800(税抜)色数:4色容量:8.5gSPF25・PA++菅野さんのハッピー&スマイルな時短メイクはぜひ参考にしたい……!CMからも目が離せませんね。【参考】「グレイシィ」新ミューズに菅野美穂さんが就任菅野流「3分でハッピー&スマイル」な、とっておきのメイク術を披露!「資生堂『グレイシィ』新ミューズオンライン発表会」 開催レポート-PR TIMES©︎株式会社資生堂文/mihoko
2021年03月23日「菅野美穂さんは、部屋着のセンスもすごくよくて、30代、40代の大人が着ても楽しめるデザインだと思います。こんな服を着ているお母さんって理想的です。自分が子どもだったら洋服の借りっことかしたい!」こう話すのは、芸能人がドラマやバラエティ番組で着用した衣装を見つけられるコミュニティサイト「コレカウ」運営会社スタッフで元アパレル勤務の鎌形さん。現在放送中の冬のドラマにはファッションでも注目したい作品もあるそう。そこで、気になるドラマの中から注目のコーデを紹介!■『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系・水曜22時~)【水無瀬 碧役/菅野美穂(43)】・ちょっと冒険したいときにおすすめの、大人が楽しいワンピース。スリッパは実はハイブランドの高級品!・上級者向けの丈長ジャケットは、肩掛けで抜け感を作り、脚長効果のあるハイウエストスカートに合わせるとバランスが◎・ケープ形の襟はトレンドの’90年代デザイン。体のラインが目立たないワンピースはアラフォーの鉄板【水無瀬 空役/浜辺美波(20)】・デザイン性のあるニットはボトムスも茶系を合わせて今年っぽく・刺繍入りのコートはシャープな靴やバッグで大人コーデも可能■『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日系・土曜23時30分~)【吉丸奈美役/吉瀬美智子(46)】・ゆったりめのスエットも、ハリ感のある素材やジップの入ったデザインでオシャレ度UP・ワンピースの上にボレロがセットのワントーンコーデ。体形をカバーできて楽チン!「普通は適当な服になってしまいがちなのにオシャレを忘れていない。おうちでもこうでありたい!って憧れちゃいます」(鎌形さん)「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月19日女優の菅野美穂と俳優の大森南朋が、キリンビール「キリン グリーンズフリー」の新イメージキャラクターに就任したことが19日、分かった。新CM「ティザー」編、「登場」編、「実感」編は20日から全国で放送される。「ティザー」編は菅野バージョンと大森バージョンがあり、友人に勧めるために一口飲んだときの表情を捉えている。「登場」編では大自然に囲まれる菅野が、「実感」編では自宅でバーベキューを開催する大森が、それぞれのシチュエーションで味わいを堪能する姿を描いた。リニューアルした今回の商品に掛け、菅野に新しく始めたことを聞くと「40代になって、茶道を始めました。60歳くらいになったときに形になっていれば」と明かした。現在はコロナ禍という状況もあり中断しているが「タイミングを見て、丁寧に勉強したい」と展望を語る。茶道には「せっかちなので、落ち着きを教えて頂くという意味でも」と期待も。“落ち着き”は「本当に自分に足りないもの」だという。実際に始めた感想については「お着物を着てお稽古に行く機会もあったり、背筋の伸びるような時間を持てていいなと思ってます」と笑顔で述べた。
2021年02月19日菅野美穂が『ジーン・ワルツ』以来10年ぶりの映画主演、高畑充希、尾野真千子と母親役を演じる『明日の食卓』。この度、特報映像と3者3様の母親たちのティザービジュアルが解禁された。解禁された特報映像では、同じ「石橋ユウ」という名前の息子を持つ3人の母親が、それぞれの息子と生き生きと暮らす様子が映し出される。しかし、“ひとりのユウ君が母親に殺される”ことで映像は一変。「全部全部全部ゲームなんだ」と、ある息子の思いが叫ばれ、3人の母親は前半の映像とは全く異なる表情に…。そして最後には激しく声を上げる菅野さん演じる留美子。それぞれの豪華女優陣の鬼気迫る演技、また息子役たちの演技も観る者を圧倒させる。3人の母親一人一人を収めた3種類のティザービジュアルも解禁。「息子を殺したのは、私ですかー?」という言葉とともに、笑顔に見えるが、切り取られた部分によって全く異なる表情をしている母親たち。育児、仕事、交友関係、様々な場における多面性を表しつつ、この壮絶なドラマが“誰にでも起こりうる”ことを訴えかける。『明日の食卓』は2021年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年春、全国にて公開予定(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年01月27日「菅野さんは台本の読み合わせの段階から、娘役の浜辺美波さん(20)と、積極的にコミュニケーションをとっていました。浜辺さんは人見知りなところもあるそうですが、いまでは本当の親子のように見えますね」そう語るのは、ドラマ制作関係者。菅野美穂(43)が出演する『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)。13日放送の初回は視聴率10.3%と好スタートをきっている。菅野にとっては4年ぶりの連続ドラマ主演となるが、前出の制作関係者によれば、「もちろん緊張もしているのでしょうが、私たちにはそんな様子は見せず、共演者やスタッフにもすごく気を使ってくれます」実生活では5歳長男と2歳長女の母である菅野。いまはかなりハードな生活を送っているようだ。《子どもが朝6時か6時半には起きるので。〈中略〉(家に)帰ってからセリフを覚えて2~3時くらいになっちゃって、また6時に起きなくちゃいけなくて……》(1月10日付『日刊スポーツ』のインタビュー)そんな日々をフォローしているのが、俳優で夫の堺雅人(47)だという。「堺さんはヨーグルトが好きなのです。『僕の食事とかは、ヨーグルトもあるから気にしないで』なんて、言ってくれるそうで、菅野さんは精神的にかなりラクになるとか。菅野さんが忙しいときは食事を作ってくれるので、それも助かっているそうですが……」(前出・制作関係者)家事にも積極的だという堺。しかし、その料理は一風変わっているという。「堺さん本人は『大体のものはおいしく感じてしまう』とか、『僕の料理は手際はいいけど、その分、味は二の次』などと言っています。その一方で探求心が旺盛なので、バリエーション豊かな料理になるのです。一時期は味噌汁にこっていたそうで、テレビのトーク番組で紹介していたのは、バナナ味噌汁、たこ焼き味噌汁、から揚げとの味噌汁……。バナナ味噌汁は菅野さんもおいしいと言ってくれたそうですが、番組出演者らには不評でした」(前出・制作関係者)結婚8年目となる菅野と堺。最初は、夫の料理に困惑気味だったという菅野も、最近ではかなり慣れてきたようだ。2人を知る芸能関係者はこう語る。「堺さんがご自宅で、バナナやいちごを入れたカレーを作っているという話を伺ったことがあります。ほかにもアボカドを入れたりとか、カレーもいろいろ工夫されているようです。うまくいかないときもあるのでしょうが、菅野さんはいつも『作ってくれてありがとう』と、おっしゃっているそうです」菅野が多忙になるたびに“進化”を続ける堺のレシピ。それを味わうドキドキ感も、菅野にとって、リフレッシュになっているのかもしれない。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月22日女優の菅野美穂さんが、母と娘のエキサイティングな恋模様を描く『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』で、5年ぶりに連続ドラマの主演を飾る。「5年というと、やっぱり間が空いてしまったなぁという気がしていて、ちょっと浦島太郎のような感覚(笑)。その間に変わってしまったこともあるかと思いますが、ステイホーム中にも人にエールを送ったり、励ましたり、ドラマが持つ力はきっと変わらないはず。これまでの経験を生かして、精一杯務めあげたいです」菅野さんが演じるのは、シングルマザーの売れっ子恋愛小説家・水無瀬碧(みなせ あおい)。恋愛経験豊富な自分と違い、筋金入りのオタクで彼氏がなかなかできない娘・空(そら=浜辺美波)に手を焼く役どころだ。「碧さんはパワフルで規格外の女性。一人娘を成人まで育てあげた逞しさがある半面、実はとても繊細な感性を持っていて、よく喋るのも自分の心の傷を隠したり、誤魔化したりするためだったりするんです。私より強いところもあれば、打たれ弱いところもある女性だなと感じました」物語は、そんな碧と空が織り成す“トモダチ母娘”ならではのコミカルな掛け合いも見どころのひとつ。「私自身は母に恋の相談なんてしたことがないので、碧さんと空ちゃんの関係性はすごく羨ましいです。私の娘はまだ2歳ですけど、空ちゃんくらいの年齢になったら恋の話を聞いてみたいですし、好きな人にも会ってみたい。なんだったらお金出すので、娘のボーイフレンドも含めて“一緒にごはん行かない?”って自分から誘っちゃうと思います(笑)」脚本を手がけるのは、恋愛ドラマの神様と謳われる北川悦吏子さん。「北川さんがお書きになるセリフって、本当に音符が付いているんじゃないかと思うくらいイキイキしているんですよね。これまで北川さんの作品に出演する機会がなかったので、今回ご一緒できて嬉しいです」北川さんは、菅野さんが「ものすごく素敵」と語るドラマの主題歌「空と青」の作詞も手がけている。「母としての思いが溢れすぎていて、ものすごく泣けるんです。聴いているうちに、私も娘に“かわいいね”とか“大好きだよ”ってことをちゃんと伝えていきたいなと思うようになりました。そんな我が子への愛が詰まった歌詞にも注目してください」『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』とある理由から突如「私たち、恋をしよう!」と決意した少女のような天然母の碧(菅野)としっかり者のオタク娘・空(浜辺)の恋模様を描く。出演/菅野美穂、浜辺美波、岡田健史、沢村一樹ほか。日本テレビ系にて、1月13日(水)22:00スタート。かんの・みほ1977年8月22日生まれ、埼玉県出身。女優。’92年に芸能界入りし、’93年、ドラマ『ツインズ教師』で本格的に女優デビュー後、数々の映画やドラマで活躍。今年春公開の映画『明日の食卓』で主演を務める。※『anan』2021年1月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・遠藤和己ヘア&メイク・布野夕貴インタビュー、文・菅野綾子
2021年01月17日1月11日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、10年ぶりに出演した菅野美穂(43)。飾らない振る舞いに、視聴者から《面白くて笑いっぱなし》《今年始まって初爆笑しました!》など反響が広がっている。「現在5歳の長男と2歳の長女を育てている菅野さんは、『すぐ家が汚くなる』『娘がご飯を顔に擦りつける』など奮闘ぶりを赤裸々に語っていました。幼稚園の送り迎えや買い物も5キロ圏内であれば、電動自転車の前後に子ども2人を乗せて移動。さらにスーパーでは、見切り品コーナーを最初にチェックするそうです。菅野さんはスタジオで、自転車から物を落とさない運転方法もレクチャー。ですが有田哲平さん(49)に何度も突撃するなど、スタジオは爆笑の渦に包まれていました」(テレビ誌ライター)■木村佳乃との共通点昨年大みそかには、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番にも登場した菅野。浜田雅功(57)をイジり倒し、オードリー・春日俊彰(41)の“鬼瓦”やココリコ・遠藤章造(49)の“ほほほい”のギャグも披露した。髪が乱れるほど身体を張った菅野に、木村佳乃(44)を連想する視聴者もいたようだ。実際、大みそかの『ガキ使』にはこのような感想も上がっていた。《菅野美穂さんと木村佳乃さんはバラエティーでも本気でやるから面白いよなぁ》《ここまでバラエティやってくれる女優さん菅野美穂と木村佳乃くらいしかわかんない》《菅野美穂はきちんとバラエティに対応してくれるからいいよね!木村佳乃もそうだが》確かに菅野も木村も俳優の夫を持ち、2児の母親であることも共通している。だがそれだけでなく、視聴者を虜にするバラエティ力も似ているようだ。「木村さんも『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、熱湯風呂やバンジージャンプといった体当たりロケに挑戦。“芸人キラー”と呼ばれるほど、局からも高い評価を得ました。そして、菅野さんのバラエティ力も昔から定評があります。10年前にもオードリーとファッションイベントで、“鬼瓦”を披露していましたね。そんな彼女たちがバラエティに出演するのは、番宣目的がほとんど。ですが企画のジャンル問わず全力で挑み、彼女たち自身も楽しもうとしています。オン・オフを理解しているからこそ面白さに説得力があり、女優としての品位も保てるのでしょう。さらに彼女たちは、育児や日常生活の話題もオープン。『それわかる!』と頷けるようなエピソードも豊富で、女性たちから共感を得ています」(テレビ局関係者)
2021年01月12日映画『明日の食卓』が2021年5月28日(金)に全国ロードショー。菅野美穂が主演を務めるほか、高畑充希、尾野真千子が共演を果たす。椰月美智子の衝撃作を、瀬々敬久が映像化原作は、椰月美智子による小説『明日の食卓』。住む場所や環境は全く違うけれど、同じ“石橋ユウ”という名の息子を持つ3人の母親たちに起きた、母と子の壮絶なドラマ作品だ。そんな衝撃作を映画作品へと昇華させたのは、『糸』『8 年越しの花嫁 奇跡の実話』『楽園』など、数々の話題作を手掛けてきた瀬々敬久監督。子を持つ親ならだれもが直面する社会問題を、社会派エンタテイメントの旗手である瀬々が、希望の光を灯しながら映像化に挑む。同じ名前の子を持つ、3人の母親役に豪華キャスト物語を担う“3人の母親”に選ばれたのは、日本を代表する豪華女優陣。『ジーン・ワルツ』以来、10年ぶりの映画主演を菅野美穂が務めるほか、『浜の朝日の嘘つきどもと』の公開を控える高畑充希、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の尾野真千子が、同じ“石橋ユウ”という名の息子を持つ、母親役を演じる。主人公・石橋留美子役(菅野美穂)…神奈川在住、元フリーライターで二人の息子を育てる母親。夫はフリーカメラマン。やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す。石橋加奈役(高畑充希)…大阪に暮らすシングルマザー。若くして子供を産だ加奈は、日々非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きている。石橋あすみ役(尾野真千子)…静岡在住の専業主婦。東京に勤務する年下の夫と、優等生の息子と暮らす。一見何不自由なく幸せを手に入れているように見えるが…。3つの家族が行きつく運命とは…?時に子育てに悩みながらも、明るく幸せな生活を送っているように見える、それぞれの“石橋家”。しかしそれは些細なことがきっかけで、徐々にその生活は崩れていく。無意識に子供に向いてしまう苛立ちと怒り。一見接点のない“3つの石橋家”が辿り着く運命とは――?!どこか見たことがあるようで決して他人事ではない、“母と子の壮絶なドラマ”を劇場で鑑賞してみてはいかがだろう。【詳細】映画『明日の食卓』公開時期:2021年5月28日(金)監督:瀬々敬久脚本:小川智子原作:椰月美智子『明日の食卓』(角川文庫刊)主題歌:「Motherland」tokyo blue weeps出演:菅野美穂高畑充希尾野真千子柴崎楓雅 外川燎 阿久津慶人/和田聰宏 大東駿介 山口紗弥加 山田真歩 水崎綾女 藤原季節真行寺君枝/渡辺真起子 菅田俊 烏丸せつこ製作幹事:WOWOW制作プロダクション:トラヴィス配給:KADOKAWA/WOWOW映画『明日の食卓』〈あらすじ〉同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を育てる3人の母親たち。神奈川在住・フリーライターの石橋留美子(菅野美穂)43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇10歳。大阪在住・シングルマザーの石橋加奈(高畑充希)30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇10歳。静岡在住・専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)36歳、夫・太一は東京に通い勤務するサラリーマン、息子・優10歳。それぞれが息子の「ユウ」を育てながら忙しく幸せな日々を送っていた。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。住む場所も家庭環境も違う「3つの石橋家」の行き着く運命は…?
2020年12月13日瀬々敬久監督の最新映画『明日の食卓』に、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が出演することが10日、明らかになった。同作は椰月美智子による同名小説の実写化作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。それぞれの「石橋家」が交錯し、明るく幸せな生活が思いもよらない方向へと向かっていく様は、女優たちのリアリティあふれる演技と、鬼気迫る演技が臨場感をもたらしている。菅野は『ジーン・ワルツ』(2011年/大谷健太郎監督)以来10年ぶりの映画主演となった。○菅野美穂 コメント私自身が育児中という事もあり、運命を感じる役との出会いでした。留美子を演じながら、子どもへの愛情と、母性の狂気を改めて見つめ直すような気持ちになりました。瀬々監督の作品に参加させて頂くのは今回が初めてだったのですが、寡黙なお人柄ですが熱い思いでお芝居を受け止めてくださいました。瀬々組の阿吽の呼吸のスタッフの皆さんのお陰で、集中して取り組む事ができたのだと思います。毎日抜け殻になるまで撮影をした、という気がします。高畑充希さん、尾野真千子さんという素晴らしい女優さん達と一緒にこの作品に参加させて頂けてとても幸運に思っています。○高畑充希 コメントはじめての瀬々組。とてつもなくパワフルな現場で、あれよあれよという間に時間が過ぎてゆきました。1日1日の密度があまりにも濃すぎて、撮影期間の記憶がほとんどありません。笑でも、スタッフさん達の瀬々監督作品への愛を毎日肌で感じていた事だけは覚えていて、きっとその愛情が、出来上がる映画からも溢れているんだろうなと思います。自分自身が生まれ育った大阪の、空気とか匂いとかを思い出しながら懐かしみながらこの加奈という役をやらせていただけて、本当に幸せでした。○尾野真千子 コメント母を演じる事はやはり難しいです。母の気持ち、子の気持ち、まだいくら考えてもわかりません。いくら歳をとっても経験者当事者でないとわかりません。この役を演じて怖くもありました。でも繋がりとは素敵で美しい大切なものなのですね。○瀬々敬久監督 コメント一見平穏で楽しそうな子育て中の三つの家族がゆっくりと崩壊していく様子を、決して悲観的にならず最後は希望を持って描いている原作にまず惹かれました。それはどんな家族にも訪れうる悲劇で、他者の身になって想像するという、今の分断化された世界の中で一番必要なテーマだと思えました。より広い世界観につながる映画にしたい、そう思いました。3人の母にはこの上ない方たちに集まって貰えました。菅野美穂さんは実際に子育て中であり、ご自身の経験を生かしてチャーミングなお母さんを演じてくれました。そしてラストは一線を超えた迫力です。高畑充希さんが演じるのは大阪のシングルマザー、これも高畑さん自身が大阪出身ということもあり、頑張るオカンを等身大で気丈に演じていただき感動的です。尾野真千子さんが演じるのは、ちょっとサイコな小学生の母親です。複雑な性格の彼の暴走を食い止めるには体当たりの魂の叫びしかなく、まさにそこに至っています。映画の中では、やがてこの三人の姿が微妙に繋がっていきます。映画ならではのその醍醐味も楽しんでもらえたらと思います。○椰月美智子さん(原作) コメント『明日の食卓』が映画化されると聞いたとき、これほど映像化にぴったりな小説はないんじゃないかと、自身はじめての映像化に胸が高まりました。そして、瀬々監督! 主役の三人である菅野美穂さん、高畑充希さん、尾野真千子さん! のお名前を耳にし、この映画は成功するに違いないと確信しました。「三人の母親」と「虐待」は、どのような経緯をたどって、どのような結末になるのでしょうか。いろいろな意味で問題作となるはずです。期待しかありません。(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2020年12月10日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子といった豪華女優陣が、瀬々敬久監督の最新作『明日の食卓』に出演決定。菅野さんは『ジーン・ワルツ』以来10年ぶりの映画主演を果たす。原作は、2002年に第42回講談社児童文学新人賞を受賞した「十二歳」で作家デビュー後、「しずかな日々」で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞、「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」で第69回小学館児童出版文化賞を受賞した椰月美智子による「明日の食卓」。本作に挑んだのは、菅田将暉と小松菜奈W主演の『糸』や綾野剛主演の『楽園』、そして『8年越しの花嫁奇跡の実話』を生み出した佐藤健と再びタッグを組んだ『護られなかった者たちへ』の公開が控え、精力的に作品を生み出している瀬々敬久監督。物語に登場するのは、同じ“石橋ユウ”という名前の子どもを持ち、住む場所も環境も全く違う母親3人たち。10年ぶりの映画主演となる菅野美穂が元フリーライターで2人の息子を育てる留美子役に挑み、やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親をパワフルに演じる。また、シングルマザーで大阪に暮らす加奈には高畑充希。若くして子どもを産み、日々非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる姿を体現する。そして年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみを尾野真千子が丁寧に演じている。それぞれの「石橋家」が交錯し、明るく幸せな生活が思いもよらない方向へと向かっていく様は、女優たちのリアリティあふれる、鬼気迫る演技が臨場感をもたらす。3人の女優たちはいずれも、瀬々監督とは初タッグ。子を持つ親なら誰もが直面する社会問題をエンターテインメントに昇華する。あらすじ同じ「石橋ユウ」という名前の小学3年生の息子を育てる3人の母親たち。神奈川在住・フリーライターの石橋留美子(菅野美穂)43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇10歳。大阪在住・シングルマザーの石橋加奈(高畑充希)30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇10歳。静岡在住・専業主婦の石橋あすみ(尾野真千子)36歳、夫・太一は東京に通い勤務するサラリーマン、息子・優10歳。それぞれが息子の“ユウ”を育てながら忙しく幸せな日々を送っていた。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。住む場所も家庭環境も違う“3つの石橋家の”行き着く運命は…?菅野美穂「運命を感じる役との出会い」私自身が育児中という事もあり、運命を感じる役との出会いでした。留美子を演じながら、子どもへの愛情と、母性の狂気を改めて見つめ直すような気持ちになりました。瀬々監督の作品に参加させて頂くのは今回が初めてだったのですが、寡黙なお人柄ですが熱い思いでお芝居を受け止めてくださいました。瀬々組の阿吽の呼吸のスタッフの皆さんのお陰で、集中して取り組む事ができたのだと思います。毎日抜け殻になるまで撮影をした、という気がします。高畑充希さん、尾野真千子さんという素晴らしい女優さん達と一緒にこの作品に参加させて頂けてとても幸運に思っています。高畑充希「1日1日の密度があまりにも濃すぎて」はじめての瀬々組。とてつもなくパワフルな現場で、あれよあれよという間に時間が過ぎてゆきました。1日1日の密度があまりにも濃すぎて、撮影期間の記憶がほとんどありません。笑でも、スタッフさん達の瀬々監督作品への愛を毎日肌で感じていた事だけは覚えていて、きっとその愛情が、出来上がる映画からも溢れているんだろうなと思います。自分自身が生まれ育った大阪の、空気とか匂いとかを思い出しながら懐かしみながらこの加奈という役をやらせていただけて、本当に幸せでした。尾野真千子「役を演じて怖くもありました」母を演じる事はやはり難しいです。母の気持ち、子の気持ち、まだいくら考えてもわかりません。いくら歳をとっても経験者当事者でないとわかりません。この役を演じて怖くもありました。でも繋がりとは素敵で美しい大切なものなのですね。瀬々敬久監督「分断化された世界の中で一番必要なテーマ」一見平穏で楽しそうな子育て中の三つの家族がゆっくりと崩壊していく様子を、決して悲観的にならず最後は希望を持って描いている原作にまず惹かれました。それはどんな家族にも訪れうる悲劇で、他者の身になって想像するという、今の分断化された世界の中で一番必要なテーマだと思えました。より広い世界観につながる映画にしたい、そう思いました。3人の母にはこの上ない方たちに集まって貰えました。菅野美穂さんは実際に子育て中であり、ご自身の経験を生かしてチャーミングなお母さんを演じてくれました。そしてラストは一線を超えた迫力です。高畑充希さんが演じるのは大阪のシングルマザー、これも高畑さん自身が大阪出身ということもあり、頑張るオカンを等身大で気丈に演じていただき感動的です。尾野真千子さんが演じるのは、ちょっとサイコな小学生の母親です。複雑な性格の彼の暴走を食い止めるには体当たりの魂の叫びしかなく、まさにそこに至っています。映画の中では、やがてこの三人の姿が微妙に繋がっていきます。映画ならではのその醍醐味も楽しんでもらえたらと思います。原作・椰月美智子「いろいろな意味で問題作となるはず」『明日の食卓』が映画化されると聞いたとき、これほど映像化にぴったりな小説はないんじゃないかと、自身はじめての映像化に胸が高まりました。そして、瀬々監督!主役の三人である菅野美穂さん、高畑充希さん、尾野真千子さん!のお名前を耳にし、この映画は成功するに違いないと確信しました。「三人の母親」と「虐待」は、どのような経緯をたどって、どのような結末になるのでしょうか。いろいろな意味で問題作となるはずです。期待しかありません。『明日の食卓』は2021年春、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月10日女優の菅野美穂が、所属事務所・研音の公式YouTubeチャンネルで18日に公開された動画に出演。尊敬する女優として天海祐希を挙げた。「菅野美穂×山崎育三郎【ドライブ】香水歌ったり、アポ無しで〇〇訪問も!?」と題して公開された動画に、俳優の山崎育三郎とともに出演した菅野。山崎から「この方はすごく尊敬するとか憧れている、俳優さんや女優さんはいらっしゃいます?」と聞かれると、菅野は「素敵な先輩はたくさんいらっしゃいますけど、女優さんでは同じ会社の先輩ですけど天海祐希さん」と答えた。天海について、菅野は「すごい方ですよね。乗り越えてきたいろいろが違う気がする。いつも姿勢が良いというか、気を抜かずに女優さんでいらっしゃる。気合の入り方の桁が違う」と絶賛。さらに「現場のスタッフの若い子の名前もちゃんと覚えてる。たまにユーモアでモノマネとかしてくださって場を和ませてくれたりとか」述べ、「生き方がもう女優さんじゃない?」と評していた。
2020年11月20日2020年11月18日、芸能事務所『研音』のYouTubeチャンネルに、俳優の菅野美穂さんが出演。菅野さんの育児に関する発言に、視聴者から共感の声が上がっています。菅野美穂の『育児エピソード』とは動画では、ミュージカル俳優の山崎育三郎さんと菅野さんが、ドライブをしながらトークを展開。菅野さんの子供が見ているYouTubeチャンネルを明かしたり、山崎さんがシンガーソングライターの瑛太さんの曲である『香水』を歌ったりと、自由にドライブを楽しんでいました。プライベートの話になり、山崎さんから「仕事と子育てのどちらが大変ですか」と聞かれた菅野さんは、次のように語っています。結婚前はもう「思い残すことないな」くらいに仕事をやらせていただいて。旅行も好きで、結構いろんなとこ行けたし、「もうなんでも乗り越えられるっしょ!」って思ってたけど。まぁ甘かったね。全然甘かったなって。毎日白目むいてましたよ。こんな大変なことが日常に当たり前とされてるっていうのが、不思議。子供が産まれる前は「ほのぼのとするなぁ」とか「おだやかな時間なんだろうなぁ」って見てたけど。今は本当にこう、ベビーカー乗ってる子で手ぇ引いて、エルゴ(抱っこ紐で赤ちゃんを前に抱えている)人とかいるじゃない。もう「頑張ってください」みたいな。「お察しします」みたいな感じだね。Ken Net Channel -研音official-ーより引用「なんでも乗り越えられると構えていても甘かった」と、子育ての大変さを吐露した菅野さん。菅野さんといえば、夫で俳優の堺雅人さんとの間に、5歳の息子さんと1歳の娘さんがいることで知られています。山崎さんも育児の大変さを身近で感じた経験があるのか、「どれだけ仕事が忙しくても、子育てをしている母親にはかなわないと思う」と、菅野さんの話に共感していました。子育てをしながら仕事をこなす菅野さんは、子供たちや今後への想いを次のように明かしています。働く姿を見せるっていうのも今は大変なことが多いかもしれないけど、のちのち「お母さんこうだったな」っていうので伝えられることがあるかもしれないなと思ったし。自分の人生としても、ゆくゆくは子供と離れなきゃいけない。子離れ親離れしなきゃいけない。でもその後自分の人生まだ続いてくわけだから、長い目で見た時にはやっぱりこう、考えながらペースを作って仕事をするって大事かなーって思いますね。うち家族4人だけど、誰も怒ってない瞬間とか1日で5分くらいしかないもんね。誰も泣いてない、誰もイライラしてない、誰もぐずってないっていうのって。Ken Net Channel -研音official-ーより引用仕事をすることで、幼い子供と接する時間が短くなるという葛藤の中、菅野さんは「働く姿を見せることで伝えられることがあるかもしれない」と思ったのだとか。「子離れ後の人生を考え、ペースを作って仕事をすることが大事」と語りつつ、幼い子供がいるからか「誰も怒っていない瞬間とかは1日で5分くらいしかない」と、母親としての苦労をさらけ出していました。菅野さんの子育て話に、視聴者からは共感の声が相次いで寄せられています。・菅野さんの話に共感です。私も出産前は、一番大変な状態を想像していたはずでしたが、それを上回る過酷さでした。・菅野さんの子育ての話が聞けて嬉しい!山崎さんの「子育てをしている母親にはかなわない」という言動も、人柄が出ていて素敵です。・子育ては本当に大変だけど、「今の時期に一緒にいれるのは幸せなんだ」と思って、子供の成長を噛み締めながら頑張ります!・怒ってばっかり、ぐずってばっかりって…本当にその通り。私だけじゃないんだって、涙が出そうになりました。何十年という時を経て成長した子供は、いつか親元を離れていくでしょう。菅野さんの言葉は、子育てに悩む親たちの励みになったのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年11月19日菅野美穂と山崎育三郎が出演するドライブ企画動画が、所属事務所・研音の公式YouTubeチャンネル「Ken Net Channel -研音official-」にて配信がスタートした。今回、ノープランで集合した2人。車内では、ここでしか聞けない話が満載。菅野さんのリクエストで山崎さんが鼻歌を歌ったり、アポ無しで帝国劇場を訪れたり、運転中の山崎さんの様子を菅野さんが自撮り棒で撮影したりと、リラックスした雰囲気の2人のドライブ模様が映し出されていく。収録をふり返り、菅野さんは「なかなか機会のない、同業の方とのお話は、とても興味深く勉強になりましたし、テレビの時とかだとおしゃべりではなく、トーク、という感じがあるのですが、今回のYouTubeでは、ぐっとおしゃべりに近い感覚で新鮮でした」と大いに楽しんだ様子。山崎さんも「2人きりでお話しするのは初めてでしたが、いざ始まると、カメラを忘れてリラックスしながら普通にドライブを楽しんでいました」と話し、「一緒に帝国劇場に行けたのも思い出になりました。そしてまさか歌を一緒に歌えるとは。YouTubeならではの、新しい一面を見て頂けると思います」とコメントしている。(cinemacafe.net)
2020年11月18日菅野美穂が約4年ぶりに連続ドラマに主演する、2021年1月スタートの新水曜ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」。この度、菅野さん演じる主人公の娘役に浜辺美波が決定した。浜辺さんが演じるのは、筋金入りの漫画オタクで、これまで趣味に忙しく恋愛の優先度は低かった20歳の女子大生・水無瀬 空(みなせ・そら)。主人公であるシングルマザーの恋愛小説家、水無瀬 碧(菅野美穂)のひとり娘。とある理由から、母と共に「恋をしよう!」と一大決心をする。浜辺さん自身、演じる空と同じように漫画好きとして知られるが、「今は、漫画やアニメは娯楽として休日に嗜んでいます」とコメント。「特に読むのは少年漫画系です!連載ではなく、あえて単行本が出るまで待って単行本で読むタイプです。『今日は台本読まなきゃいけないけど、どうしても1回リフレッシュしたい!』というときに、パーッと漫画をパッケージで選んで大人買いして読むことが多いです」と明かす。さらに「誰もが何かのオタクであると思います。空にとっての熱中した分野が、たまたまアニメや漫画であるというだけで。熱中するものが存在するということは、とても素晴らしいことだと思いますし、その分野に対して知識や収集を極めたことへのリスペクトがあります」と浜辺さん。恋愛に対して積極的ではなく、これまで恋のきっかけもなかったという空に「すごく共感できます!」とも言う。「恋愛って無理してするものじゃないし、(彼氏が)いなくてもいないなりに楽しいし自由に過ごせる。それこそ娯楽を楽しむ時間も自由です。万が一できたとしても、それに振り回されたくないなと思っちゃうので、空の考え方は、とても理解できます」と自身とも照らして語る。そして、母親役の菅野さんについては、「かっこよくて尊敬しかありません。今回は娘役ということで、その背中をみて学びつつお世話になりたいと思っています。まだまだ未熟者で至らぬ娘ではございますが、何卒よろしくお願い致します!!」と語った。そんな浜辺さんの起用について日本テレビ情報・制作局プロデューサーの小田玲奈は、「若者の多くがそれぞれに没頭できる楽しみを持っている今、『オタク』な空はごく一般的な女の子なのだと思います。母は『恋愛が教えてくれるものは大きい』と思っているけれど、娘には大事にしたい趣味があったりで、『恋愛を重要視していない』…そんな母娘の世代間にある価値観のギャップを、浜辺さんが娘世代を代表して、面白く&リアルに演じてくれることを期待しています」と語っている。新水曜ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」は2021年1月、毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年10月21日菅野美穂(43)が来年1月スタートの連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)で主演を務めると、10月12日に発表された。各メディアによると、脚本は18年の朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合)などのヒット作を手掛けてきた北川悦吏子氏(58)。菅野は「軽やかで楽しいドラマになる予感がしています」とコメントしているという。菅野は13年4月、堺雅人(46)と結婚。15年8月に第1子となる男児を、そして18年12月には第2子となる女児を出産している。そんな彼女がドラマで主演を務めるのは16年10月期に放送された「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)以来、4年ぶりとなる。「『砂の塔』撮影当時、菅野さんは朝ドラ『べっぴんさん』(NHK総合)にも出演していました。大阪のスタジオまで長男を連れて通うことに。移動中の新幹線では泣き出す子供を抱っこし、通路を往復。スクワットをしながら、あやして寝かすこともあったそうです。また『砂の塔』現場では、共演者の松嶋菜々子さん(46)と子育て話で大盛り上がり。2人とも人気俳優を夫に持つママという共通点もあり、菅野さんは松嶋さんに育児と仕事を両立させる方法なども聞いたそうです」(菅野の知人)第2子を出産したあとの菅野は、19年10月にドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)の第2話に出演。ほかにも同年同月に公開された映画「ジェミニマン」の吹き替えを担当するなど、単発的に仕事をこなしてきた。「菅野さんはドラマ『半沢直樹』(TBS系)シリーズなどに出演する堺さんをフォローするため、仕事をセーブしていました。多忙のあまり、コロナ禍でゆっくり過ごす時間が増えたときに初めて『今まで忙しすぎたんだ』と実感したそうです」(テレビ局関係者)そうして今回、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」でドラマ主演に。その陰には、堺による“感謝倍返し”の献身サポートがあるようだ。「『半沢直樹』第2シーズンの撮影は深夜まで行われることもありました。堺さんの過酷なスケジュールを支え続けたのは、間違いなく奥さんである菅野さん。堺さんは菅野さんの連ドラ復帰にあたって“心置きなく撮影に臨んでほしい”という感謝の気持ちから、自身のスケジュール調整を仕事関係者に依頼。菅野さんの撮影期間中は“半育休モード”だといいます。菅野さんも堺さんのサポートをありがたく感じているといい、『10年後には仕事量がもっと増えてたらいいな』と笑顔を見せていました」(前出・テレビ局関係者)夫婦二人三脚で俳優業を邁進する菅野と堺。その背中は、子どもたちにとっても“いいお手本”かもしれない。
2020年10月12日菅野美穂が北川悦吏子の脚本でシングルマザーの恋愛小説家に扮する、新水曜ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」が2021年1月スタート。菅野さんは2016年以来の連続ドラマ主演に挑む。菅野さんは2016年「砂の塔」(TBS系)以来、日本テレビ系では2010年「曲げられない女」以来の主演作。演じるのは、アラフォーで売れっ子の恋愛小説家・水無瀬碧(みなせ・あおい)。思ったことは、すぐ口から零れ、くったくがなく、賑やかな女性。母ひとり娘ひとりで暮らし。仕事の面では最近迷走中…。東京の下町に小さい頃からずっと住み、現在は生家の近くにタワマンを購入し、娘と2人で暮らしている。その娘は筋金入りのオタク。私だって恋してみたい、と娘(二十歳)は思っていた。でも、オタクの私は結構忙しい。心配なのはウチの母親のほうで、いい歳して天然、暴走、世間知らずなかーちゃんを放ってはおけない。そんな時、とある理由から2人は突如決意する、「私たち、恋をしよう!」。娘にとっては人生初の、母にとっては久々の“恋”!少女のような天然母としっかり者のオタク娘というトモダチ母娘が、エキサイティング・ラブストーリーを繰り広げる。脚本を担当するのは、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年)以来の連続ドラマ脚本、日本テレビ系では「たったひとつの恋」(2006年)以来となる北川さん。「母と娘の話をずっと書いてみたいと思っていました。母と娘のラブストーリー。そして、超ド級のコメディ。でも思わぬところで涙がポロリ。今までの既存のドラマの概念から抜け出すつもりです」と作品を語る。また、菅野さんは本作について、「ホームドラマのような要素もある一方で、恋愛したいお母さんとオタクの娘という、ドラマとしては新しい親子像が描かれています。ホッとできる部分と新しい部分、そして北川さんの紡ぐ会話によって、軽やかで楽しいドラマになる予感がしています」と説明。「私自身も子育て中の母親ですが、まだ小さいので『子の恋愛で悩む』というのは未知の世界です。ただ、いろいろなことが少しずつわかるようになってきているので、ゆくゆくはドラマも見てもらえたら嬉しい」と母心を明かす。北川作品は「セリフがリアルだったり、リアルからちょっと離れた夢の世界をいったりきたりするところがとても好き」と語り、「特に『ロングバケーション』の『足の中指って薬指っぽくない?』というセリフが素敵で印象に残っています」とコメント。菅野さんの起用に関し、日本テレビ情報・制作局プロデューサーの小田玲奈は、「菅野さん演じる碧は、“規格外なお母さん”です。自由奔放な言動から『母親としてどうなの!?』と思われてしまうかもしれないこの役を、菅野さんなら可愛らしくて愛される“かーちゃん”にしてくれると確信しています」と期待を寄せている。新水曜ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」は2021年1月、毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年10月12日「深夜まで撮影をこなし、翌朝からまた現場入りする過酷なスケジュールを陰で支え続けたのは、間違いなく奥さんの菅野さんでしょう。自らの仕事は完全にセーブして、子供2人の面倒を見続けてくれた彼女に、堺さんは本当に感謝しています」(前出・ドラマ関係者)9月27日、堺雅人(46)主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の最終回が放送された。クランクアップは最終回3日前の24日夜と、昨今の連ドラではめずらしい“撮って出し”状態。そんな撮影を支えたのが、妻の菅野美穂(43)だったという。そんななか、本誌は堺の貴重なプライベート姿を目撃していた。撮影まっただなかの7月下旬、東京都内は連日30度を超す猛暑に見舞われていた。この日は雷雨がとどろくあいにくの荒天。雨で気温が27度と、比較的過ごしやすかった朝9時半ごろ、堺は自宅マンション近くでベビーカーを押していた。1歳7カ月になる長女を乗せ、ゆったりとした歩調で進んでいく。歩きながらも直近に迫った撮影シーンのセリフを思い返しているのか、彼の表情は硬く“半沢直樹”そのもの。ベビーカーのカゴには妻に頼まれたと思われる買い物も積み込んでいた。多忙中でも、空き時間にはきちんと家事を手伝う“賢夫”ぶりを見せていた。「堺さんの“家庭優先”は業界では有名な話。TBSの社長も熱望していた『半沢直樹』の続編の実現に7年もかかったのは、ひとえに家族を大事にする堺さんのスケジュールが詰められなかったから。’15年8月に長男を出産した菅野さんですが、’18年12月の第2子の出産直後は、精神的にかなり落ち込むこともあったそうです」(映像関係者)菅野は第2子出産後の苦闘を『LEE』’20年4月号で「本当につらいときは人に話すこともできなかった」と振り返りながら、こう語っていた。《産後2カ月くらいは、朝、背中がガチガチで起き上がれないくらいつらくて。子育ては、みんなやってることだと思うと、そんな自分がなんだか情けなく……》そんな菅野を常にそばで気遣っていたのが堺だったという。「堺さんは自分ができることは率先してやっています。子供たちだけでなく、育児をサポートしてくれた彼女の両親へのお礼も兼ねて、昨年末には一緒にハワイ旅行に行っています。ハワイでは家族全員分のドリンクを買ったり、妻の買い物の間、両親と子供の面倒をずっと見ていたそうです」(夫妻の知人)ハワイ旅行から帰ってきた今年1月、本誌は母として奮闘する菅野の姿を目撃している。ランチタイムで混雑する都内の大通り。長女を胸に抱っこした菅野は少し離れた路地で、知人らしき女性とタクシーをつかまえようと少し焦った様子で手を上げていた。急ぎの用があったのだろうか、ようやく車をつかまえると、ホッとした様子で乗り込んでいった。そんな菅野は、来年1月から4年ぶりに連ドラに出演すると報じられている。「来年1月の『ウチの娘は彼氏ができない(仮題)』(日本テレビ系)という作品で、北川悦吏子さんのオリジナル脚本だとか。豊川悦司さん(58)や浜辺美波さん(20)、沢村一樹さん(53)の出演も内定しているそうです。堺さん自身、菅野さんのドラマ復帰には大賛成なんです。7カ月もの間、『半沢直樹』で支えてもらったせめてもの“恩返し”として、彼女の撮影期間中はできる限り自分が育児を担当できるよう、長期の撮影を入れないなど、仕事の諸々の調整をお願いしているそうです」(テレビ局関係者)本誌が目撃した堺が押していたベビーカーのカゴには、紙パックに入った大きな日本酒がのぞいていた。仲間との打ち上げはおあずけだったが、連日の緊張から解放された彼は自宅で愛妻と“祝杯”をあげていることだろう――。「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年09月28日ウィル・スミス主演の近未来アクションエンターテイメント超大作『ジェミニマン』(10月25日公開)で、実写映画での日本語吹替版声優に初挑戦した菅野美穂。声を当てたのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じる潜入捜査官・ダニー役だ。ウィル演じる伝説的スナイパーのヘンリーと共に巨大な陰謀に立ち向かうという役どころで、男前なヒロイン像が、菅野にしっくりハマっている。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー製作で、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)のアン・リー監督がメガホンをとった本作。主人公のヘンリーを狙うのは、なんと“若い自分自身”のクローンなのだ。つまりスクリーンでは、現在のウィルVS若いウィルが死闘を繰り広げるというトリッキーな物語となっていて、ウィルが魅せるダイナミックなアクションにもシビれる!――まずは、本作の設定を聞いたときの感想から聞かせてください。若い自分と現在の自分が闘うという設定がすごくユニークだと思いました。ウィル自身、お子さんがいらっしゃるので、若い頃の自分を演じる息子さんと共演するというやり方もあったとは思いますが、それをCGでやるという時代になったんだなと。今後、私もCGの若い自分と共演することもできるということですね。すごく新しい映画の体験ができたと思いました。――ウィルのアクションも、実にダイナミックで、度肝を抜かれました。よくこんなアクションを思いつくなあと感心しましたし、そのエキサイティングなシーンを、ウィル自身が演じている点もすごいなと思いました。私は小さい頃からウィルの映画を観てきましたが、ずっとトップスターで、まだ50代なんですね。ちょうど『アラジン』(19)を観たあとだったので、次はどんな作品に出演されたのかなと思っていましたが、今回の作品でもまた新境地を開拓されていました。――アニメーションのアフレコは「ベイマックス」シリーズなどでも経験されていますが、実写映画の吹替えは初となりましたね。声の演技は得意ではないのですが、その分、得るものも大きいという気持ちがあります。またアニメーションとの吹替えとは全然違い、難しかったけど、とても興味深かったです。――演じたダニーの印象を聞かせてください。私よりもはるかに肝がすわっていて、佇まいもりりしいキャリアウーマンという印象です。でも、どこか人を油断させるような何かを持っていて、メイクもほぼすっぴんだし、Tシャツにパーカーで、話していてもとてもフラットな印象の女性でした。ウィル演じるヘンリーは、そこに安らぎを感じたのかなとも思いました。――今回、ウィルVSウィルの闘いが繰り広げられますが、実際に映像を見て、いかがでしたか?ウィルとウィルがヘッドロックをしたりするのですが、その時点でもう勝ちですよね。こういう設定をよく思いついたなと感心しました。俳優としては、年をとったり若返ったりする場合、特殊メイクを施して、衣装やウィッグをつけたりしてきましたが、今回はCGで本当にナチュラルに若くなっていました。これこそ、本物の魔法で、すごい時代になったなと思いました。また、映像としてのセンセーショナルさだけではなく、若い自分と今の自分が向き合うという葛藤も描かれます。若ければ迷いや葛藤があるし、現在の自分も孤独を感じていたりもします。どっちがいいと、ひと言では言えないですが、人生を問いかけるような作品になっているのではないかと。――現在、二児の母でもある菅野さんですが、作品選びにおいて変化などはありましたか?まずは大前提として「この役を菅野美穂にやらせてみたい」と、選んでオファーをいただけること自体がありがたいと思っています。今はまだ子どもが小さいので、以前のように身軽には飛び込めないのですが、かといって慎重にもなりすぎず、でも、どこかで挑戦したいという思いもあります。今は、そこのバランスを探っているところです。――母親になっての心境の変化などは、役作りに投影されたりするのでしょうか?そういう人生経験が、役にも還元できたらいいなという気持ちはもちろんあります。でも、お子さんがいらっしゃらない偉大な女優さんもいらっしゃるから、自分はもしかしたら、演じるという意味において、何かを失った部分もあるのではないか、と考えてしまったりもします。でも、育児は待ったナシですから、やっていくしかないです。子どもが生まれるまでは、自分であることを求められる仕事だと思っていましたが、今は逆に、社会性をすごく求められている気がします。それは、自分が苦手で先送りしていたことでもあり、まさにその壁にぶち当たったりしています。でも、逆に言えば、今まで自分に足りなかったことを身につけている最中なのかなとも思っています。――菅野さんは、映画やドラマ、バラエティ番組など、すべてにおいて全力投球してきたという印象を受けますが。そうですね。私は、がむしゃらにやることしかできないというか、私にできることがあるとすれば、そこだけなんです。だから、子どもにも「お母さんも必死にやっているんだから、あなたたちも一生懸命取り組みなさい」と、見せることしかできなくて。でも、もしかしたらそれでいいのかもしれない。そういう意味では、何ごとにおいても、とにかく一生懸命にやっていきたいと思っています。■プロフィール菅野美穂(かんの・みほ)1977年8月22日生まれ、埼玉県出身の女優。1993年にドラマ『ツインズ教師』で女優デビュー。1995年、NHK連続テレビ小説『走らんか!』のヒロインを務め、ドラマ『イグアナの娘』(96)や『君の手がささやいている』シリーズで注目される。映画は、『化粧師 KEWAISHI』(02)、『Dolls』(02)、『パーマネント野ばら』(10)、『ジーン・ワルツ』(11)、『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』(12)、『奇跡のリンゴ』(13)などに出演
2019年10月25日10月7日(月)今夜いよいよ放送スタートする新月9ドラマ「シャーロック」。この度、早くも来週の第2話のゲストが決定。同枠15年ぶりとなる菅野美穂が、敏腕弁護士役で登場する。アーサー・コナン・ドイルが生んだ原作の魅力をそのままに、名探偵・シャーロックと医師・ワトソンが難事件を解決していく古典ミステリーの傑作を現代の東京を舞台に、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査専門コンサルタントの誉獅子雄と、岩田剛典演じる精神科医、若宮潤一がバディを組んで数々の難事件を解決していく本作。15分拡大版で放送する第2話への出演が決定した菅野さんが演じるのは、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとするハートフルな敏腕弁護士・青木藍子。常に冷静で知的な雰囲気を醸す一方で、封印したい過去を抱え、衝動的で感情的な側面も持ち合わせる複雑な心境のキャラクター。そんな藍子と獅子雄は、女性が急行電車にはねられ死亡した一件で接点をもつことになるのだ。藤木直人と共演した「愛し君へ」(’04)以来、今回15年ぶりの月9出演となる菅野さんは、「『愛し君へ』から15年たった驚きと、15年後の今、こうして再び月9に出演させていただけることに大きな喜びを感じています。カメラもマイクも照明も、機材はあの頃に比べると随分進化していますし、私自身の生活も変化しましたが、演技というものはいつの時代も変わりなく人力なところが面白いですよね。20代の頃は15年後こうしてお仕事できているとは思っていなかったですが、久しぶりに再会した方と現場でご一緒できている今、“年を取るのも悪くないなあ”って思いますね(笑)」と出演への喜びを語る。また「“絶対面白くなる”確信と、“どういう味付けになるんだろう”という期待を同時に感じる」と台本を読んだ印象を語り、今回演じる藍子については「“こうありたい”自分と“ふたをして遠ざけなければいけない”自分の二面性のある女性。矛盾と葛藤を抱えた人間らしいキャラクターを演じさせていただけることに大きな喜びを感じています。過去の自分と別れたくて、蜘蛛(くも)の巣の主(あるじ)のように丁寧に網を張ってきた人間ですが、感情的なところもあると思います。弁護士という職業柄、水の一滴も漏らさないタイプのはずなのに、衝動的なところや悪女っぽさもあり、そこが藍子という人間の面白いところだと思いますね」とコメント。ディーンさんとは今回初共演だそうで「とても紳士的な方で。共演させていただくのがとても楽しみです!」と期待を語っている。第2話あらすじ(10月14日放送)とある女性が急行電車にはねられ死亡した。所有していた身分証から亡くなったのは29歳の高橋博美だと判明。高橋はかつて、とあるトラブルを抱えており、敏腕弁護士の青木藍子(菅野美穂)に弁護の依頼をしていた。藍子は、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとする熱血漢であり、生きづらさを抱える人々に対しグループワークを開くなど、社会的弱者の側に立った活動を一貫して続けている人格者。そんな藍子と高橋の関係を知った誉獅子雄(ディーン・フジオカ)は、調査目的で藍子のもとを訪ねる。そこで獅子雄は藍子の言動にある疑念を抱くようになって…。「シャーロック」は10月7日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2019年10月07日女優・菅野美穂が、ウィル・スミス主演の近未来アクションエンターテインメント超大作『ジェミニマン』でヒロインの日本語吹き替えを担当することが分かった。すでに、2人のウィルの声を江原正士と山寺宏一というレジェンド声優が担当することも決定し、吹き替え版にも注目が集まっている本作。今回新たに発表された菅野さんが吹き替えるのは、本作のヒロインであり、謎の秘密機関“ジェミニ”にヘンリーと共に立ち向かうクールなDIA(アメリカ国防情報局)潜入捜査官・ダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。引退を決意した伝説のスナイパー、ヘンリーの監視役として潜入捜査を行ううち、彼を狙う正体不明の暗殺者の存在を知り、それがヘンリー自身のクローンであることを突き止めるが、やがて自らの命も狙われることに…。『ベイマックス』で声優初挑戦し、ハリウッド実写映画声優は今回が初挑戦となる菅野さん。オファーに関して「とても光栄だなと思いました」と語り、「演技で何かをするというよりは、出来上がっている素晴らしいものがあるので、それをどうやったら伝えられるかな、と。そういう役割だと思ったので、より分かりやすく伝えるにあたってのお手伝いみたいな演技というところで普段とは違う演技で緊張もしましたし、でも新鮮な気持ちでやらせて頂きました」と収録した感想を明かす。また、演じたダニーについては「ダニーの魅力は女性ながらにこれまでにキャリアを考えると大変な事も沢山あっただろうに、それを乗り越えてきたからこその余裕がある女性で、人を緊張させない彼女独特の包容力が魅力だと思いました。人を油断させるような、敵も味方もつい油断してしまうような包容力があって」と魅力を説明。映画の内容については「この作品は、ウィル・スミスが現在のウィルと若い時のウィルを演じているんですよ!それがすごいんです。すごく自然だし、今の技術ってこんなにさりげない感じなんだ!と。アクションとかも本当にどうやって撮っているんだろうなと…ウィル・スミスとウィル・スミスが戦うんですけど、これは是非観ていただきたいです。言っていることの意味がわかりずらいと思いますが(笑)ものすごいおもしろいんです!新しい映像体験ができると思いますので劇場に足を運んで頂ければと思います!アン・リーすごい!ウィル・スミスもっとすごい!と思いました」と興奮気味に語っている。『ジェミニマン』は10月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジェミニマン 2019年10月25日より全国にて公開© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
2019年09月10日数カ月の間に母・朝丘雪路さん(享年82)、父・津川雅彦さん(享年78)を相次いで失った一人娘で女優の真由子(44)。だが悲しみと亡き父の教えを胸に、新たな挑戦に臨むという――。「私が今あえて歌手活動を始めるきっかけになったのは、母と父が相次いで亡くなったことです。母が歌っていたなかには『雨がやんだら』『お別れしましょう』といったヒット曲のほかにも、まだまだ素敵なオリジナル曲がたくさんあるんです。母は亡くなる直前まで自宅で歌い続けていました。母が愛した歌を、皆さんにお伝えしたいと思ったのです。また父も音楽好きで、『いい作品は後世に伝えていきたい』という考えの持ち主でした。その2人の思いを私のなかでミックスし、私なりの歌い方で表現していきたいと……。それが父と母が生きた証しを残すことになると考えています」今年2月、「東京エキゾチカ」の専属歌手として歌手活動を宣言した女優・真由子。母は歌手や女優として活動した朝丘雪路さん。そして父は俳優・津川雅彦さん。朝丘さんが逝去してから今年4月で1年になる。一周忌を前に両親の思い出を語ってくれた。昨年4月27日、眠るように旅立った朝丘さん。思いもよらなかった「母の愛」にふれたのは、その直後のことだった。「母の部屋の整理をしていたら、『ママの宝物』と書かれた箱が出てきました。その中に、毎年母の日に渡していたメッセージカードや、私の描いた絵とか、高校生ぐらいまでのテストの答案用紙などが詰まっていて……。全然いい点数ではない答案用紙までとってあったんですよ。まさか娘のものを保管しておくような人ではないと思っていたので、父と2人で本当に驚きました。やっぱり、お母さんだったんだなと……。何十年ぶんもの母の愛が一気に押し寄せてくるようで、号泣してしまいました。そんな母の愛情にふれたこともあり、私のなかに後悔の念が湧き上がってきました。母は自分の結婚式に着た祖父(日本画家の伊東深水)がデザインした打掛けを私の花嫁衣装にすることを夢見ていました。その願いはかなえてあげられなかったのです。私は交際していた男性を、いつも父や母に紹介していましたが、いつも父から痛烈なNGを出されてきました。『さっきお前は、こんなことを言ったけど、世間じゃそれは許されないぞ!』とか、本人に言うのです。シュンとなってしまう人もいるなかで、私の夫になった男性(俳優の加藤裕介・45)は根が明るく、打たれ強い性格なので、全然メゲませんでした。私にとっては“父がいちばん”なので、結婚には父の許しが必要だと思っていました。彼もそれは理解してくれていて、何回も挑戦し、そのたびに父にNGを出されてしまいます。たとえばこんな“ひっかけ問題”もありましたね。『そもそも、お前は真由子と結婚したいんだろ。俺の許可が必要なのか?』との父の問いに、『(黙考)……いえっ、私は真由子さんを愛しているのであって、お父さんの許可は必要ありません』と答えると、『じゃ、なぜここに来た』って」生前の朝丘さんは彼を気に入ってくれていて、『あんなにケチョンケチョンに言われても諦めないんだから、すごいわよね』と、妙に感心していたそう。「そんなこんなで交際も10年以上たっていたのですが、母の他界後、私の気持ちも察してくれたのか、彼が「こんなときだけど、お父さんにもう一度チャレンジしてみたい」と、言ってくれたのです。しかし父に会ってみると、やっぱりお説教が何時間も続いて……。最後の最後でした。父の『付き合いも長いし、もう真由子はいい年だ。それでも娘と結婚したいのか』との問いに、彼が『真由子さんは、私にとって死ぬまで一緒にいたいと思える人なんです』と答えると父が彼に手を差し出して、『娘をよろしく』と――」四十九日が過ぎた朝丘さんの誕生月の7月に入籍。喪が明けたら、結婚式を挙げる予定だった。「父も『俺の残りの楽しみは、お前とバージンロードを歩くことだな』と話していたんです。それなのに……。父は昔から体調管理にも気を使っていて、少しでも体調が悪いと感じると、さっと病院に入るような人でした。昨年の土用の丑の日も、父の大好物のウナギを持っていこうと、連絡をしたら入院中でした。私も風邪気味でしたので、ウナギは看護師さんに預けて帰ると、「おいしかったよ。もう少しで退院するから、飯食いに行こうな」と、連絡があったのです。それが最後に交わした言葉です。翌日、容体が急変して、そのまま……。母のときと異なり、心の準備もしていなかったので絶句しました。昨年8月4日に津川さんも逝去。悲しみにくれていた真由子に立ち上がる力をくれたのは、両親の教えだった。「父は生前よく言っていました。『起こったことは全て正しい!』と――。そんな父の言葉を思い出したのです。2人との別れを無駄にしてしまうのも、意味のあるものにするのも私次第なんだって。歌手として女優として、私の中に流れる両親の血を、まぶしいぐらい輝かせることができれば、別れも意味のあるものにできるし、親孝行にもつながる……。いまはそう、信じています」
2019年03月15日数カ月の間に母・朝丘雪路さん(享年82)、父・津川雅彦さん(享年78)を相次いで失った一人娘で女優の真由子(44)。だが悲しみを胸に、新たな挑戦に臨むという――。「私が今あえて歌手活動を始めるきっかけになったのは、母と父が相次いで亡くなったことです。母が歌っていたなかには『雨がやんだら』『お別れしましょう』といったヒット曲のほかにも、まだまだ素敵なオリジナル曲がたくさんあるんです。母は亡くなる直前まで自宅で歌い続けていました。母が愛した歌を、皆さんにお伝えしたいと思ったのです。また父も音楽好きで、『いい作品は後世に伝えていきたい』という考えの持ち主でした。その2人の思いを私のなかでミックスし、私なりの歌い方で表現していきたいと……。それが父と母が生きた証しを残すことになると考えています」今年2月、「東京エキゾチカ」の専属歌手として歌手活動を宣言した女優・真由子。母は歌手や女優として活動した朝丘雪路さん。そして父は俳優・津川雅彦さん。朝丘さんが逝去してから今年4月で1年になる。一周忌を前に両親の思い出を語ってくれた。「母との思い出の曲ですか?幼いときに子守歌に歌ってくれた『ララバイ・オブ・ブロードウェイ』という曲です。母はサビの部分にくるとすごい声量で歌うので、眠るどころか逆に目が覚めていましたね(笑)。この曲は音域がすごく広く、とても難しいので、6月8日のファーストコンサートに間に合うかどうか。あらためて歌手としての母の偉大さを痛感しました。私は歌手や女優としての母をとても尊敬しているんです。でも母親としては……、インタビューではいつも『母親としては失格でした』と、お答えしています(笑)。母と私は“親子”ではなく“姉妹”という感じでした。好きな食べ物が出されても、母が先に『あ、雪江(※雪路さんの本名)これ好き!』と取ってしまったら、我慢するしかない(笑)。また母は舞台が多く、家を空けることもしょっちゅうでした。だから子どものころは、お母さんって家に通ってくる存在だと思っていたのです。母を玄関で見送るときは『また遊びに来てね』と、手を振っていたそうです(笑)」いつでも仕事第一だった朝丘さん。だが20年前、女優への道を開いてくれた存在でもあった。「成人してから、父が経営していた玩具会社で働いていましたが、あるとき母が『ママが座長を務める舞台があるから、あなた、いっぺん出てみない?』と言うのです。『全然やる気ないから』と断ったら、『食わず嫌いはダメよ!一度も経験せずに、俳優という職業を嫌うのはよくないと思うわ』と、言われてしまって。それで25歳のときに舞台に出たのですが、私の演技に対して、お客さまの反応がダイレクトに伝わってくるのが、すごく気持ちよくて。母はこんなに素敵な仕事をしていたんだと感動し、女優業を続けることになりました。もし初仕事が映画やテレビだったらどうだったでしょうか。いま振り返れば、母の策略だったのかもしれません(笑)」育児に関しては、朝丘さんと津川さんは対照的だったという。生後5カ月のとき真由子が誘拐されるという大事件が起こった。無事保護された彼女を抱きながら津川さんは「世界一の父親になる」と誓ったのだ。真由子自身も「私は究極のパパっ子です」と胸を張る。「母は『わが道を行く』人でしたから、私を育ててくれたのは父でした。学校行事に参加してくれたり、自宅に友達を呼んで飾りつけをして、誕生日やクリスマスパーティを開いてくれたりしたのも、全部父でした。私、初めてのブラジャーを一緒に買いに行ったのも父なんです(笑)。というのも、それより少し前に胸が成長してきたとき、母に相談したことがあったのです。左右の大きさが少し違うという成長過程ではよくあることだそうですが、母は『あなた、それは小児乳がんよ!』と、あわてて私を病院に連れていっちゃった。『困ったお母さんだねえ』と、病院の先生にも苦笑いされました。そのときから「お母さんに大事なことを相談するのはやめよう」と固く心に誓ったんです(笑)」
2019年03月14日8月に亡くなった津川雅彦さん(享年78)と4月に亡くなった朝丘雪路さん(享年82)の合同お別れ会が11月21日、東京・青山葬儀所で営まれた。お別れ会には林遣都(27)が参列し、津川さんとの思い出を語ったという。14年のドラマ「銀二貫」(NHK総合)で津川さんと共演した林。各紙によると津川さんから「遣都は必ずいい役者になる。もっと勉強して頑張りなさい」と激励されたことを明かし、「恥ずかしくないよう、一生俳優をやっていこうと思っています。津川さんのような役者を目指していきたいです」と決意を語ったという。Twitterでは林の真摯な姿勢に「心を打たれた」といった声が上がっている。《人が亡くなるのは寂しいけれど、気持ちを受け継ぐ人がいればお終いではありません。遣都くんもいつか後輩を育てるような名優になり、生きた証が続きますよう》《遣都くんを見てると、本当に人との出会いが自分を成長させてくれるんだなとしみじみと思う》《ぜひ津川さんに言われた「いい役者」になってください、貴方なら絶対なれます》「銀二貫」は林が初めて時代劇に挑戦した作品。“名優・津川雅彦”と共演したことは、林の俳優人生におけるターニングポイントだった。「初の時代劇作品ということで林さんは懸命に取り組んでいましたが、撮影時に津川さんから演技を褒められることはありませんでした。その悔しさから、林さんはさらに撮影に没頭したそうです。しかし『褒めない』というのは、実は津川さんの作戦。そうすることで彼をやる気にさせたかったそうです。実際、そのお陰で林さんも役者として成長。今では感謝の気持ちでいっぱいだと言っていました」(ドラマ制作関係者)さらに林は当時、津川さんから「俳優論」を学んだという。「津川さんの演技を間近で見て、林さんは圧倒されたといいます。その貫禄から『俳優とは一瞬で人を魅了する仕事なんだ』と気づき、『津川さんのような役者になりたい!』と決意。そして役者仕事にのめり込んでいったそうです。そんな津川さんを亡くした林さんの悲しみは、計り知れません……」(前出・ドラマ制作関係者)林の成長する姿を、天国の津川さんは見守っていくことだろうーー。
2018年11月22日私が津川雅彦さんの訃報に接したのは、ジャカルタ滞在中のことでした。パーティに出席するための身づくろいをしていたとき、手伝ってくれたヘアメイクの女性が教えてくれたのです。私はとっさに思いました。“ああ、雪路さんがお迎えに来たんだわ”と……。振り返ってみれば、私とご夫妻とは不思議なご縁で結ばれていました。朝丘雪路さんとは半世紀以上も親友としてお付き合いをしていました。そして津川さんとお付き合いしたのは2カ月という短い期間でしたが、結婚についても考えたことがありました。“恋多き女”とも呼ばれていた私ですが、津川さんは私が本気で好きになった、ただ1人の日本人男性だったのです……。8月4日、俳優・津川雅彦さんが東京都内の病院で逝去した。享年78。朝丘雪路さん(享年84)の逝去からわずか3カ月、まるで愛妻を追うような旅立ちだった。津川さんとお会いしたのは50年も昔のことなのに、まるで昨日のことのように覚えています。’69年5月に故・田宮二郎さんと故・岡田眞澄さんが、私を励ますパーティを六本木で開いてくださったのです。津川さんは、そのパーティの出席者の1人でした。津川さんとあいさつを交わし、少しお話ししただけで、私の胸は高鳴りました。私たちはお互いに強く心ひかれ、恋に落ちたのでした。デヴィ夫人は’62年にインドネシアのスカルノ大統領と結婚し、大統領夫人となった。だが’65年に起きた政変のため、スカルノ大統領が失脚。大統領の子を宿した夫人は、「安全な日本で、私たちの子を産んでほしい」という強い大統領の勧めで、日本に帰国していた。長女・カリナを産んで2年ほどたったころです。夫の愛人問題を、日本の週刊誌が報じました。それまでも彼の女性関係については、噂としては聞いていたのですが、愛人の顔写真を目にしたことで、激しいショックを受け、傷ついたのです。激励パーティでお会いした津川さんも私に優しい言葉をかけてくれました。「世間はいろいろ面白がって言うものです。そんなことを気にしてはいけません」宴も終わりが近づいたころ、私たちは会場の中央の席に2人で座っていました。彼は、その夜に私が着ていた振袖の袖に隠して、私の手を強く握りしめていたのです。当時、私も津川さんも29歳。津川さんは若くてハンサムな映画俳優というだけではなく、日本や世界の社会問題にも関心が高く、弱い立場の女性を全力で守ろうとする、本物の“日本男児”でした。私の目に凛々しく映りました。それから約1カ月、2人はそれぞれの境遇を忘れ、世を忍ぶ愛を続けた。東京プリンスホテルの同じ階に部屋をとり、六本木や横浜のバーへと出かける日々。だが、世界が注目する大統領夫人と大人気俳優の姿はあまりにも目立ちすぎた。6月には多数の週刊誌により、“世紀の恋”“許されざる不倫の愛”と大々的に報じられることになったのだ。彼は結婚も望んでくれました。でも当時は大統領もまだご存命でした(※翌’70年に逝去)。体力も衰え、病気がちな大統領と離婚することはできないと私も考えていたのです。悩んだ私は、カリナを抱いてヨーロッパに旅立ちました。2人が出会ってから旅立つまでの1カ月は、私と津川さんにとって文字通り“蜜月”だったと思います。それから2カ月後の8月、津川さんは彼女を追って、ヨーロッパへ向かった。そして2人はスイスで再会を果たしたのだが……。津川さんが日本で見た私は、世間からバッシングを受け、夫の愛人発覚にも傷ついた女でした。だから“自分が支えなければ”と、思ってくれたのでしょう。しかしスイスで再会したのは、“自信と誇りに満ちた大統領夫人、デヴィ・スカルノ”だったのです。“あなたの人生に、自分は必要ない”、そんな意味のことを言って、彼は身を引いていきました。日本とスイスを合わせても2カ月にも満たない短い期間でした。でも私は、偉大な大統領を忘れかけるほど彼に夢中でしたから、お別れはつらかったのです。津川さんが、朝丘雪路さんと結婚したのは4年後の’73年。実はデヴィ夫人は、津川さんと出会う前から朝丘さんとの深い交流があった。知日派の大統領は、雪路さんのお父さんで日本画家の伊藤深水さんの美人画をコレクションしていました。’64年には、大統領は深水さんをジャカルタに招聘し、私の肖像画を依頼したのです。そうしたご縁もあって、私が日本に帰国した後、家族ぐるみのおつき合いをさせていただきました。雪路さんは、私がカリナを産んだときに、ニットのおくるみを編んでプレゼントしてくれたのでした。日舞の深水流創家家元となられた後は、私も弟子入りし、何度も舞台をごいっしょしました。雪路さんは日本人形のようなお嬢様で、いとおしい女性。なので私はお二人が結婚したときには、本当にお似合いだと思ったのです。お二人の結婚後、3人で銀座に遊びに出かけたりいたしました。雪路さんとは、ずっと親友同士でした。しかし津川さんとは、その銀座に遊びに行った以降は、プライベートでも仕事の場でも、ほとんどすれ違うことすらありませんでした。大好きだったお二人が、天国でまた一緒になれ、その姿を想像することは、私にとっても何か安堵する思いです。お花畑で無邪気に遊ぶ雪路さんに、津川さんはあの優しいまなざしをそそいでいることでしょう。
2018年08月31日8月22日に41歳の誕生日を迎えた菅野美穂。この日は朝から天気が良く、東京は34度を超える猛暑日となった。都内の自宅マンションでは、午前中からあわただしく出かける姿が。肩に白地のスカーフをかけ、手にはトートバッグ。黒の上下にスパッツをあわせ、靴はぺたんこシューズ。7月に第2子妊娠を発表してから1カ月、ママになる準備は万全のようだ。15年には第1子となる長男(3)を出産。昨年10月に出演した「A‐Studio」(TBS系)では「全然歯が立たなかった」と、育児と仕事の両立の悪戦苦闘ぶりを明かしている。それを支えているのは、夫の堺雅人(44)。菅野も番組内で「旦那さんがいてくれたら違う」と語るなど、夫のサポートについて語っていた。「堺さんのイクメンぶりは有名で、仕事が終わるとすぐ帰宅するそうです。保育園の送り迎えも率先してやっているそうですが、それも菅野さんの大変さを知っているから。特に第2子妊娠後の献身的なサポートぶりは驚くほどで、『妻には本当に頭が上がらない』と漏らしていたと聞きました。仕事も最近は実写映画『プーと大人になった僕』の吹き替え声優を務めていましたが、長期間拘束されるような仕事はなるべく避けるようにしているようです」(前出・芸能関係者)世の妻もうらやむほどの“全力イクメンぶり”を見せる堺。菅野の誕生日も徹底した“妻シフト”を見せていた。夕方、自宅マンションから出てきた2人は少し歩いてタクシーを待つ。だが、かたわらには長男の姿がなかった。「ママとして日々奮闘する菅野さんのため、堺さんは夫婦水入らずの食事会を用意したようです。結婚から5年がたっても、2人は今も超がつくほどの仲良し。子供ができると夫婦ではなく父と母という関係になりがちですが、堺さんは『毎年、誕生日は2人ですごしたいね』と約束をしているそうです」(別の芸能関係者)タクシーを待っている間、人目も気にせず見つめ合いながら笑顔で会話する2人。車が止まると、堺は菅野を気遣うように支えながら乗り込んでいた。夫のサプライズによって、ゆったりとした誕生日をすごした菅野。ディナーでの会話は、きっと生まれてくる赤ちゃんとの未来計画だったに違いない。
2018年08月30日脚本家の宮藤官九郎が、10日に放送されたニッポン放送『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~24:00)で、先日亡くなった俳優・津川雅彦さんとの思い出を振り返った。津川さんが死去したことについて触れた宮藤は、「4年前にこの番組にゲストとして出てくれたんですよね」と語り始めた。当時は、リスナーから推薦された映画女優の濡れ場を紹介するコーナーがあり、そのお薦めされた女優の相手役として、高確率で津川さんが配されていることが発覚。以来「津川さんがすごいんじゃないか?」という話題になっていたことを振り返った。そんな経緯もあって、番組へゲスト出演することになった津川さん。宮藤が「濡れ場の話しかしてない」と振り返るその放送回は、「平成26年 日本民間放送連盟賞ラジオ生ワイド部門・東京地区第1位」を受賞するなど、高い評価を受け、宮藤は「番組に箔が付いた」と改めて感謝した。さらに宮藤は「濡れ場は誰かが能動的にやってくれるとすごく助かる」とし、「だから、津川さんが『俺、こうやるけど』とまず女優にOKをもらって、監督にプレゼンしてっていう…それも役者として相当ですよ!」と手放しで絶賛。最後には「ユーモアを分かってくれる方でしたね」と語っていた。
2018年08月14日