「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「夫は、飲み会があると、いつも人におごりたがります。お酒で気分が上がるようで、友人の分までお金を出してしまうことも……。これから教育費もかかるので、どうにかしたいです」(ミセスカーモンさん・33・主婦・愛知県) 【A】「おごるかおごってもらうかは、人を値踏みしてから決める」(蛭子能収) おごってさえいれば、人から好感持たれると思ってしまうんでしょう。そんな性格を変えるのは難しいですよ。まあ、クレジットカードを使ったり、人から金を無心したりするなど、借金してまで人におごっていないのならいいじゃないですか。生活費とか教育費は、アナタがしっかり確保すればいいだけ。大変でしょうけど……ウフフ。 人にごちそうするなら、相手を見極めておごったほうがいいと思いますけどね。オレの場合、相手によって自分が出すかどうか判断します。たとえばビートたけしさんや明石家さんまさんだったら(飲食代は)お任せします。有吉(弘行)さんはもうかっているから出してもらいます。松村(邦洋)さんやダチョウ倶楽部さんだったらオレが会計します。漫画家だったら、みうらじゅんさんは割り勘で、根本敬さんは、お金に成るような仕事をしていないのでオレが支払うでしょうね。リリー・フランキーさんはイラストの仕事はしていませんが、CMにたくさん出てもうかっているからおごってもらいます! 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年06月05日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「33歳の夫の服装は、アロハに金のアクセサリーをジャラジャラ、サングラスにパナマ帽とヤ●ザみたい。ファッションセンスを変えさせたいのですが、どうすればいいでしょうか」(抹チャンさん・27・主婦・兵庫県) 【A】「洋服には何の興味もないが、『しまむら』のCMには出たい」(蛭子能収) ファッションにはまったくこだわりのないオレに相談する、アナタのセンスをまず疑いますけどね。夫が好きで着ている服がどうしても嫌だったら、一緒に出かけなければいいだけ。それか、アナタが夫に合わせて、暴力団の彼女風のファッションにすれば解決するはずです。そもそも、人のセンスを変えたいなど、あまり考えないほうがいいですよ。 ちなみにオレは、女房が大好きな「ファッションセンターしまむら」に一緒に行ったときに洋服を買っています。なぜ「しまむら」がいいかというと、オレは小学生のときから、新品のピカピカの服で、友達の前に行くのが気恥ずかしくて嫌だったんです。きちんと見られるのが苦手で、買ったばかりの洋服をわざわざ汚して着ていたくらい。「しまむら」の洋服は、ピカピカな感じがしないところがお気に入りです。 これだけ言えば、「しまむら」からCMのオファーが来るかもしれませんね。ギャラが出るなら、ファッションにこだわりのある男にだってなりますよ! 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年05月29日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「ミュージシャンを目指す彼は、私が稼いだ金で毎日パチンコして飲み歩いています。この前はバイト先の女と、私が家賃を出しているマンションでエッチまで!別れたほうがいいのでしょうか?」(リリ〜カさん・27・OL・千葉県)【A】「男に入れあげるより、競艇に入れあげるべき」(蛭子能収)金を貢がせて“飲む打つ買う”なんて、フフフ……。オレにはヒモ願望がありませんが、女性に貢がせたいと考えている男性は多いですよ。そんな男が嫌いだったら別れればいいだけ。でもだまされているとわかっていても、貢いでいることが楽しいと思える女性もいます。アナタも男に入れあげることが、生きがいになっているんじゃないですか。まあどうでもいいですけど。 そういえば、オレの名が付いた冠レース「蛭子能収杯」が先日、大村競艇場で行われました。俺も舟券を買いましたが、トータルで5万円負け……。オレの主催レースなのにうまくはいきません。とくに競艇は、インコースから逃げることができる1号艇が圧倒的に有利。インコースの選手を選んで舟券を買っていれば、配当は安いけど負けるリスクは減ります。とはいえ、ときどき、アウトコースの選手が勝つことも。配当の高いレースが出たときの興奮は言葉になりません。こんなに奥深いのが競艇です。どうせ入れあげるなら競艇ですよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年05月22日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「夫との旅行が趣味です!でも夫は1泊2万円とかの高級ホテル志向で、部屋で弁当やカップヌードル。安ホテルでもいいからその土地の名産品を食べたい私と口論になることも。どうしたらいい?」(鈴カステラさん・56・主婦・福井県) 【A】「ホテル選びのこだわりは、ベッドからトイレに近いこと」(蛭子能収) 価値観が違う人と旅行してもおもしろくないし、離婚するぐらいの問題になるはず。「次は宿代を抑えて、ぜいたくなご飯を食べましょう」と言ってみたらどうですか。 ちなみにホテルなら、オレはビジネスホテルの「東横イン」がいちばん好きですね。高級ホテルなんて、テレビ局が用意しても、あまり泊まりたいとは思いません。 「東横イン」がいいところは、1泊5,500円程度という宿泊代の安さです。それに、ベッドからトイレに近いこと。夜中に何度もおしっこに起きるオレにとって、2〜3歩でトイレに行けるのが何よりです。あとメンバーズカードを出すと、10回泊まると1泊分が無料になるのも魅力です。 『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でもオレが「東横イン」に泊まりたがるから、太川陽介さんに“仕事でポイントためるのはやめてよ”と言われてしまいました。これだけ宣伝しているから「東横イン」のCMの仕事がそろそろくると思うんですけどね。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年05月15日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「ゴミの出し方や回覧板を回すのが遅れただけでもガミガミ言う近所のおじさん。すぐに『市会議員に知り合いがいる』とか『町会長は幼なじみだ』と。そんなおじさんはどう接すればいい?」(熟成おニクさん・51・主婦・秋田県) 【A】「『誰誰の知り合い』という自慢をする人は“悲しい人”」(蛭子能収) 何かとエライ人の名前を出すなんて、面倒くさい人ですね。まるで森友学園の籠池(泰典・前理事長)さんみたい。総理大臣と知り合いだと言いふらして、お金もないのに学校をつくっちゃう。そんなやっかいな籠池さんが家の近くに住んでいたら嫌ですね、フフフ……。 立場が上の人の名前を出せば、みんなが言うことを聞くと思っている人は悲しい人です。あと「オレは誰誰と友達だ」と、自分までエライと勘違いしてしまう人がいますが、とても恥ずかしいこと。そのおじさんとは、かわいそうな人だなと思って接すればいいんですよ。 オレの知り合いでも、彼女ができるたびに、デートしているレストランに呼び出してきて、「オレは蛭子を知っているんだ」というアピールをする人がいます。そんな人に限って、飲食代はオレに支払わせます。自分は100万円以上もするロレックスをしているのに……。オレはセコイ人は苦手ですが、セコイ人も姑息な人もいるのが世の中。そういうものだと思ったほうがいいですよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年04月24日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「家電メーカーの修理の電話受付けの派遣社員です。同僚のA子さんは、1時間に1度は、たばこ休憩に出て10分も戻ってきません。同じ時給で働いているのに不公平だと思いませんか?」(メロさん・42・派遣社員・神奈川県) 【A】「CMタレントとして生きていくのがオレの夢」(蛭子能収) たしかに不公平かもしれませんが、アナタは、自分の仕事さえしっかりしていればいいと思いますよ。他人のことを気にしたり、考えたりしないほうがいいですよ。 仕事といえば、最近、CMの依頼が3本も入ってきました。CMは、テレビや漫画と違って、一度の撮影で終わり、ギャラも格別だから理想的な仕事です。これからはCMタレントとして生きていくことがオレの夢です。 でも、オレの前に、大きな壁となっているのが、リリー・フランキーさんです。今、リリーさんはたくさんCMに出ていますよね。しかも、俳優としても、映画にたくさん出ていて、演技がウマいなと感心してしまうほど。彼はもともとイラストレーターですが、オレが勝てるとしたら漫画くらい。CMタレントとして活躍するため、笑顔を絶やさないなど、イメージチェンジをして、リリーさんよりも好印象なタレントになることが求められています。最近はリリーさんに勝つことばかり考えています……あ!他人のことはやっぱり気になりますね。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年04月17日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「知人が、母親が末期がんで大変だと言うので、借用書なしで、お金を貸しました。今、返済を求めたら『好意でくれたものを、今さら返す気はない』と強気です。どのような行動をとればいいですか?」(白ネコさん・45・主婦・岩手県) 【A】「金を借りている人より、貸している人のほうがツラい」(蛭子能収) たしかに、この相手はひどいけど、諦めたほうがいいかもしれません。オレもテレビに出始めたころは、金を貸してくれとよく言われました。そんなときは、相手が言う額の半分くらいを貸していました。その金のほとんどは戻ってこなかったし、貸した人も離れていきました。 オレは、しつこく取り立てることはしません。「金を返してよ」というのは、すごく面倒なことだし、それで自分の時間を取られるのが嫌なんです。借金をしている人が「苦しい、苦しい」と言いますけど、金を貸している人のほうが、よほどツラいと思いますよ。毎日のように、「返して」と言い続けなければ、ならないんですから。 この前、大村競艇所で負けて持ち金がなくなったオレは、マネージャーに580円の「やきそば」の代金を出してもらいました。でも、それから毎日、「やきそばをおごりましたよね」と。オレが忘れるから、言い続けたようです。だから、今日、780円の「肉野菜炒め定食」をおごりました。貸し借りというのは面倒なものです。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年04月10日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「高校の同窓会があり元カレと再会します。元カレはフェイスブックで既婚者だと。私は元カレを引きずって独身のまま。おばさんになった姿は見られたくないけど恋に発展するかも……」(マオっちさん・45・会社員・広島県) 【A】「競艇で全レース負けたオレにはすべてがどうでもいい話」(蛭子能収) 女房からもらう競艇に使う金が月10万円から1万円に下げられて半年。先日、昼食代を浮かせてようやく作った5万円を軍資金にして平和島競艇場に行きました。でも全レースに負けてしまい、その5万円すべてスってしまいました。やはり遊ぶ金を制限されていると、思い切った勝負ができないから、どうしても勝てません。それにしても全レースで負けてしまうとは……。 オレが競艇場に初めて行ったのは20歳の誕生日。そのときも12レースに1,000円ずつ賭けましたが、すべて負けました。給料全部なくしたけど、競艇場はキラキラと輝いていてオレに充実感をくれました。全レースで負けるのは、それ以来のことです。今は、とても冷静な判断ができませんよ。 そんなオレにとって、アナタが同窓会に行くか行かないかなんてどうでもいい話。元カレの家庭を壊すかもしれないけどどうでもいいこと。過去のことは輝いて見えるもの。とにかく冷静になったほうがいいですよ。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年04月03日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「蛭子さんと同年代(の男)です。ボケもなく、働き続ける意欲もあり、職場の人との関係も円満だったのですが、再雇用の声がかかりませんでした。なぜなのか、いまだにふに落ちません」(暁の各駅停車さん・68・求職中・埼玉県) 【A】「高齢化社会に生半可の優しさはいらない」(蛭子能収) 自分ではボケてないと思っていても、たぶん気づかないうちに失敗をしていたんですよ。オレも、テレビの収録で同じ話を何度も繰り返してしまうことがあります。そのときに、まるで初めて聞くようにしてくれる人がいます。でも、それではボケが進んでいきますよ。 その点、有吉弘行さんの場合は、「さっき聞いたよ!」と。厳しいからオレも緊張します。有吉さんとは、彼が再ブレークする前に、テレビ東京の『アリケン』という番組で一緒でした。頭をたたかれたり「バカ」と言われたりもしたけど、オレは「有吉さん、有吉さん」と言っていたんです。彼は善人の顔をしているし、なんかかわいかったんですよね。 それを感謝しているのか、最近はすごく活躍している有吉さんですが、今でも番組に呼んでくれて「えびちゃん、えびちゃん」と面白くいじってくれます。毒舌キャラといわれていますが、ああ見えて義理堅い。高齢化社会には、ただ優しい人より、有吉さんみたいな人のほうが必要なのかもしれません。 【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊!当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。詳しくは特設ページを。
2017年03月20日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「蛭子さんは、宇宙の果てはどうなっていると思いますか?ボクは、それを考えると怖くなってしまいます。あと宇宙人はいると思いますか?ボクは宇宙人と話をしてみたいです」(ともクンさん・8・小学生・福岡県) 【A】「『宇宙人はいる?』の答えは、ギャラが発生するなら『いる』」(蛭子能収) うーん、ハッキリ言ってどうでもいいですね。たぶん永遠に無の空間が続いているんでしょうね。でも確認できることではないので、考えるだけムダですよ。 あと、宇宙人ですか……。最近、NASAが、宇宙人がいるとか、地球に似た星が見つかったとか発表していますが、オレは疑っています。すごく遠いところの話で、誰も見ることができません。研究をするための資金集めのために、突拍子もないことを発表しているんですよ。 オレは、宇宙人はいないと思います。宇宙人だけでなく、オバケや霊感も世の中にはないと考えています。だから、なにか迷ったことがあると“霊感がある人に見てもらう”という人がいますが「アナタは、お金を騙しとられているんですよ」と教えたくなります。 ただし、宇宙人やオバケを扱ったテレビ番組に出演したときは違います。ギャラが出るのですから、宇宙人もオバケもいると信じるようにします。宇宙人がいるかどうかは、お金次第です。
2017年03月06日「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える! 【Q】「職場の同僚に、思ったことをズバズバ言っては、いつも気まずい雰囲気になり、あとで自己嫌悪に……。天然の発言で人を不愉快にさせる蛭子さんは、反省することはないのですか?」(シュークリームさん・45・契約社員・石川県) 【A】「もうギャンブルはやりません。賭けてもいいです」(蛭子能収) 確かに、オレのちょっとした一言で、相手が気分を害してしまうことがあります。でも、人を怒らせないように意識しすぎると、無難な話でつまらなくなってしまいます。おもしろくなるなら、相手が不快な気分になったとしても、なんでも正直に話すようにしています。オレの発言は“天然”ではなくて、実は、計算したうえでの正直な発言なんです。あまり反省したことはありません。 正直な発言といえば、飯塚市の市長が賭け麻雀をして「みんなやっている」みたいに言って叩かれましたよね。仕事中に遊んでいたことは問題ですが、正直すぎるだけで悪い人じゃないなと思いますよ。オレは賭け麻雀で逮捕されてからはノーレートの「健康麻雀」だけ。でも正直、多少金を賭けたほうがおもしろいんですよね。 オレが逮捕されたあとの謝罪会見で「もうギャンブルは二度とやりません。賭けてもいいです」と言って記者にあきれられましたが、実は、あの発言もウケるかな、と思ってのこと。ヒンシュクでしたけどね……。
2017年02月13日漫画家の蛭子能収が、きょう16日に放送される日本テレビ系ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(毎週水曜22:00~23:00)にゲスト出演する。このドラマは、ファッション編集者を目指して出版社に入社したものの、地味な「校閲部」に配属された、主演の石原さとみ演じる河野悦子が、校閲の仕事を超えて大暴れしていく姿を描くもの。蛭子は、悦子が大御所ミステリー作家・本郷大作のエッセーを校閲する途中で、確認作業に訪ねる漫画家役だ。今回の出演は、1シーンのみだが、自身の画も披露。撮影を終えて「石原さとみさん、顔小さくてかわいかったですね。ドキドキしました」と感想を述べ、「出番も少なかったのでもう少し出たかったですね。漫画家の役だったのでそのままできたのでよかったです。この先も出て来ないかなぁ。セリフは無くていいので、よろしくお願い致します」と、今後の出演にも意欲を見せた。共演した石原は「テレビで見たイメージ通り、声がとってもすてきで、穏やかでやわらかく、私も現場にいたスタッフさんたちもワクワクしながら撮影に臨んでいました!」と報告。「どこのシーンで登場するか、皆さんぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけている。なお、蛭子が同局のドラマに出演するのは、2004年に放送されたスペシャルドラマ『ラーメン発見伝』以来、12年ぶりとなる。
2016年11月16日シュールな作風の漫画家であり、ギャンブラー。テレビでは唯一無二のキャラクターで人気。そんな蛭子能収さんの意外な素顔をお届けします。――著書の『ひとりぼっちを笑うな』が10万部を突破するなど、蛭子さんの“ひとりでいい”という考えが、いま注目を浴びています。蛭子:周りの派閥やグループを見ていると、だんだん仲間内でぶつかり始めて、結果、みんなダメになっていくんですよ。そこに暴力が生まれるのを見て、怖いなと。僕はケンカをするということだけは避けたい。いったん始まってしまうと、死ぬまで続くとなんとなく思っているので。それに、団体に入ると、みんなと同じように行動しないといけないし、自分の個性がなくなってしまう。俺自身、勇気がないのか、つい、人と同じ行動をとってしまうし、人と違う意見を言うことが苦手。大多数に引っ張り回されて流されることがわかってるから、最初からグループには近づかないんです。飲み会も行きませんね。みんな酔っぱらって、普通の人間じゃなくなっていくでしょ。それを見るのが嫌なんです。――私たちからすると、ひとりでいることのほうが怖いと思ってしまうのですが。蛭子:つるんでいるほうが安心とかね。でも、これは危険な考えだと思いますよ。たとえ友だちであっても、誰かと一緒にいると、嫌でもしなければならないことが出てくる。つまり、集団で自分の思いを貫くとしたら、みんなの上に立つしかないんですよ。でも、そうすると今度は、他の人が自由に動けなくなっちゃうし、上に立つ長が悪い人なら犯罪が起こることもある。だから、ひとりのほうが絶対に自由でいい。寂しいときもありますが、それは自分の好きなことをすることで解消できますから。ただね、もし俺がグループの長になったら、うまくいく自信がなんとなくあるんですよ(笑)。何かをするときは全員の意見を聞いて多数決を採って決める。そこに俺の意見は入れません。少数意見は見放されるわけだけど、その人たちには理由を説明したり、「次は意見が通ると思うよ」とか言ってまとめますね。そうやって争いだけは避けたいんですが、でもね、ケンカが強いヤツとかがグループにいたら負けちゃいますけどね(笑)。――人の気持ちを汲みすぎる性格なのですね。蛭子:それはやっぱり、漫画を描くから。登場人物それぞれの性格を想像しないといけないので。人間観察はしないですが、会ったときに「こういう性格だろうな」というのは、わかります。――蛭子さんは無類のギャンブル好きとしても知られています。蛭子:小学生の頃からパチンコをしたくてしょうがなくて、自分で台を作ってましたね。ビー玉をはじいて、穴に入ったら玉が下から5個出てくるようなのを考えて。近所にスマートボールというパチンコに似たゲームのお店があって、隣に住んでいたお兄さんがものすごく上手で稼いでるのを見て、それがすごく羨ましかった。高校を卒業して、いちばんにパチンコに行ったんですよ、50円握りしめて。負けて、すぐなくなりましたけど。――ギャンブルをやっていて、後悔はないですか?蛭子:今のところはないですね、だいぶ負けましたけど。みんな普段から仕事をしてお金を稼いでいるわけじゃないですか。僕にとってはギャンブルも一緒。競艇場とかに行けば、儲かる可能性があるのに、やらないのはもったいないと思う。きっと、お金を稼ぐことが好きだし、趣味なのかもしれないです。お金がないと欲しいものが買えないし、夢を叶えるためにも絶対に必要なものですから。だから、仕事は好き嫌いではなく、お金を稼ぐものだと割り切っています。もちろん、自分の好きなことで稼げるなら理想的だし、それはラッキーですよ。僕も漫画だけで暮らしていけるならいいですけど、特に昔はそうもいかなかったです。ちり紙交換とか、レンタル清掃用具の営業とかのバイトをしながら描き続けましたね。◇えびす・よしかず1947年生まれ、長崎県出身。漫画家として活躍する一方、俳優、タレントとして数々の番組や映画に出演。『ひとりぼっちを笑うな』(角川書店)、『ヘタウマな愛』(新潮文庫)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)など、著書多数。◇蛭子能収さんが主演をつとめる映画『任侠野郎』(徳永清孝監督)は公開中。かつて関東一円に名をとどろかせていた、小里組の元若頭・柴田源治。親分の仇を取るために正岡組の組長に手をかけ、刑務所に入った。出所後はクレープ屋を営んでいたが、ある日、かつての仲間から衝撃の事実を知らされる。※『anan』2016年6月15日号より。写真・網中健太スタイリスト・矢野恵美子ヘア&メイク・田中芳郎インタビュー、文・重信 綾
2016年06月13日照れくさそうに頭をかきながら、ニコニコと微笑みを浮かべている。そんな、ユルッとしたイメージが強い蛭子能収さんが、義理と人情が絡み合う任侠作品の主役をつとめることに!映画『任侠野郎』で演じるのは、伝説のやくざ・柴田源治。――初めての主演映画であり、しかも、普段の蛭子さんとはまったく違うキャラクターの役柄を演じるのは、いかがでしたか?蛭子:オファーが来たときは「大丈夫かな?」とは思いましたね。これまでも映画にはいくつか出ましたけど、ちょい役ばかりだったので。脚本を手がけた福田雄一さんが、俺を主役にしたいと言ってくれたみたいです。これまでに何度かご一緒したことがあり、面白いと思った部分があるのかもしれませんが、「やくざ映画を蛭子さんでやりたい」と。やくざは…、難しいですね。まず、貫禄がないし、殺陣も大変。稽古はしたけど、もっと迫力があるとよかった。思い切ってビャッとできればいいけど、失敗して相手を傷つけてしまったらどうしようと思ってしまって…。おっかなびっくりになってます。自分でも完成した作品を何回か観ましたけど、演技が下手だなーって。ちょっと恥ずかしかったです。――硬派な佇まいが印象的でしたが、役作りはされたのでしょうか。蛭子:俺はとにかく、監督さんに言われたことだけをやって、身を委ねていました。自分でアレコレ考えるタイプではないんですよ。“こうやろう”とか提案も絶対にしません。それは、自分の持ち場ではないから。映画を作るのは誰かと考えると、監督さんです。彼が作りたいものを作るために、こちらは協力するだけですから。自分も漫画を描くときに「蛭子、こうしたほうがいいんじゃない?」とか言われるのは嫌。自分が思ったままに描きたいから、それは監督さんも同じだと思うんですよ。俺が考えるのは自分の漫画のときだけ。――お気に入りのシーンは?蛭子:ここがよかったというのは、あんまりないですけど。でも、一生懸命やったなと思うのは、柳楽優弥さんと向かい合って、目と目を合わせて笑わずに近づいていくシーン。自分では頑張ったつもりだったんですけど、いざ観てみるとそんなでもなかったですね。顔がね…、全体的に鋭い顔をしていないからね。目がもうちょっと大きかったらいいんですけど、見開いても小さいし…(笑)、眠っているように見えるじゃないですか。――でも、今日の撮影を見ていて、鋭い目をされていると感じました。蛭子:僕はね、おひとよしの顔だから。もう少し悪の部分が出るといいんですけど、優しい部分が出ているのかな。かつて、池部良という俳優がいて、彼はムスッとした顔でも笑顔でもない普通の表情なのに、カッコいいんですよ。性格もつかみどころのない、いい人か悪い人かわからない不気味な感じで。――ご自身も映画を作るのが夢だと伺いました。蛭子:東京に出てきた頃はそう思っていたんですけど、今は無理かなって。昔は自分が考えたストーリーを思い通りに映画にしてみたいという気持ちがあったし、何本かは8ミリで作ったのですが、難しかった。思い通りに現場を動かすことができなかったんです。みんな、自分のために働いてくれていると思うと、なんだか悪くて。“映画を作るのと人を動かすのと、どっちが大切なんだ”と問われているような気がするというか…。撮影現場で大事にしていたのは、12時に昼飯を食べて、18時には夕飯を食べること。そして、とにかく早く終わらせることの2つです。僕は高校を卒業して5年ほど看板屋で働いていたのですが、そこの主人が「さぁ、飯にするか」と言わない限りごはんが食べられないし、「終わろうか」と言うまでは帰れない。その、時間が決まっていないことが嫌だったので、自分は絶対にやらないと決めていました。◇えびす・よしかず1947年生まれ、長崎県出身。漫画家として活躍する一方、俳優、タレントとして数々の番組や映画に出演。『ひとりぼっちを笑うな』(角川書店)、『ヘタウマな愛』(新潮文庫)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)など、著書多数。◇蛭子能収さんが主演をつとめる映画『任侠野郎』(徳永清孝監督)は公開中。かつて関東一円に名をとどろかせていた、小里組の元若頭・柴田源治。親分の仇を取るために正岡組の組長に手をかけ、刑務所に入った。出所後はクレープ屋を営んでいたが、ある日、かつての仲間から衝撃の事実を知らされる。※『anan』2016年6月15日号より。写真・網中健太スタイリスト・矢野恵美子ヘア&メイク・田中芳郎インタビュー、文・重信 綾
2016年06月09日漫画家でタレントの蛭子能収が主演を務める映画『任侠野郎』(6月4日公開)のポスタービジュアルが12日、公開された。本作での蛭子の役は、かつて関東一円に名を響かせた主人公の元若頭・柴田源治。過去と決別し静かに暮らしていた源治は、義理と人情が絡み合う抗争に巻き込まれていく。メガホンを取るのは、徳永清孝監督。俳優の柳楽優弥や安田顕らも出演する。ポスタービジュアルでは、太刀を握り振り向く蛭子の姿が大写しに。その背中からおとこ気や哀愁のようなものも伝わってくる。下部には柳楽や安田をはじめ、トリンドル玲奈、大谷亮介、中尾明慶、やべきょうすけ、橋本マナミ、NGT48・北原里英、千鳥・大悟、EXILE・橘ケンチといったキャスト陣の表情がズラリ。皆の真剣な面持ちが捉えられている。これについて、蛭子は「なんか恥ずかしいですね」とコメント。続けて、自身の上に重なるように書かれた、北野武監督作『その男、凶暴につき』(89年)を思わせるキャッチコピーに対して「『このエビス凶暴につき』って、なんかパクリみたいで嫌だなぁ。お客さんこれで入ってくれるかなぁ」と後ろ向きなコメントを寄せている。(C)2016『任侠野郎』製作委員会
2016年04月12日“ゆる~い”人気旅番組「バス旅」でも活躍する漫画家の蛭子能収が、長編映画初主演を飾る『任侠野郎』。義理と人情が絡み合う任侠映画でまさかの主演を務める、蛭子さんの男前なポスタービジュアルが解禁となった!かつて関東一円に名を轟かせた小里組の元若頭、柴田源治(蛭子さん)。親分の仇をとるために正岡組の組長に手を掛け、刑務所に入った後、ひっそりと街に戻った彼はクレープ屋を営んでいた。だが、昔の仲間と再会した源治は、衝撃の事実を知る。かつての仇討ちのために殺した正岡組組長は、親分を殺した真犯人ではなかった。さらに、源治を騙し、正岡組組長を殺させた榊組は、正岡組の事業を乗っ取ろうとしていたのだ。組長を亡くした正岡組は、ひとり娘・時子が必死に守っていたが、争いは激しくなっていった。父親を奪ってしまった時子に懺悔の念を持ちつつも、過去と決別しようとする源治だが、次第に抗争の渦中に巻き込まれてしまう――。一度は過去と決別したものの、再び義理と人情が絡み合う任侠の世界に足を踏み入れる主人公・源治を、蛭子さんが男気たっぷりに熱演する本作。今回到着したポスタービジュアルでも、これまでのイメージを覆す、迫真の表情を見せる(?)蛭子さん。太刀を握り、振り向く姿には仁義の世界に生きる男の哀愁も感じさせている!?さらに本ポスターには、共演者となる柳楽優弥、トリンドル玲奈、安田顕、大谷亮介、中尾明慶、やべきょうすけ、橋本マナミ、北原里英(NGT48)、大悟(千鳥)、橘ケンチ(EXILE)、佐藤二朗という、超豪華な個性派キャスト陣も一堂に会している。脚本を務めるのは、「勇者ヨシヒコ」シリーズや<a href="">『HK/変態仮面』</a><a href="">『女子ーズ』</a>などを手がけてきた福田雄一。だが、今回は笑いを封印、男気と愛にあふれた任侠映画で、誰も見たことのない(!?)蛭子さんの姿を映し出していくという。主演の蛭子さんは、「なんかはずかしいですね。しかも、このエビス凶暴につきって、なんかパクリみたいでいやだなぁ。お客さんこれで入ってくれるかなぁ」と、意気込み(?)をコメント。なお、本作は4月21日(木)より開幕する「島ぜんぶでおーきな祭第8回沖縄国際映画祭」にも出品される。『任侠野郎』は6月4日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月12日映画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』の完成披露試写会が20日、都内で行われ、出演者の太川陽介、蛭子能収、三船美佳、主題歌を担当する由紀さおりが出席した。2月13日から全国公開する本作は、テレビ東京系で放送している旅バラエティ番組の劇場版。路線バスを乗り継ぎ、3泊4日以内に目的地を目指す内容で、劇場版では台湾を舞台に"ガチンコ旅"を繰り広げる。番組の映画化に、太川は、「テレビ東京は何を考えているのか。無謀としか思えない」と驚きつつ、「本当に過酷な4日間だったけど、面白い作品になりました」と自信たっぷり。一方、「昨日見たけど、まぁまぁ面白かった」と正直な感想で笑わせた蛭子は、「大きい画面で見たら面白いと思う。安心してください」と慌ててフォローしていた。イベントでは旅の思い出話を披露するも、「あんまり覚えてない……。中華料理の店が多かったかな?」とボケる蛭子に、太川は、「泣いたくせに~」とニヤけ顔。丁々発止のやり取りで笑いを誘っていた太川だが、「蛭子さんが死んだら、いや、僕のことが分からなくなったら、この番組はもうやらない」と想いを吐露すると、蛭子も、「その可能性あるんだよな……」と神妙にうなずいていた。また、"マドンナ"として旅に参加した三船は、「呼んでいただけて光栄です。本当に楽しかった」と笑顔を見せながら、「今まで体験したお仕事の中で、台本もなく筋書きもないのは初めて。行きと帰りの飛行機の時間しか知らなかった」と告白。ハプニングが続出した道中、三船の笑顔に癒されたという太川は、「"マドンナ"としてかなり助けてくれて活躍してくれました」と感謝していた。
2016年01月21日東京都・渋谷のパルコミュージアム(渋谷パルコPART 1・3階)では、TVなどでもお馴染みのアーティスト、「蛭子さん」こと蛭子能収の大型個展「新春 えびすリアリズム~蛭子さんの展覧会~」を開催する。開催期間は1月1日~1月18日。開場時間は10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展では、不条理でシュールなギャグ漫画をはじめ、独創的な作品を次々と発表する漫画家であり、映画監督や俳優、 タレントとしても才能を発揮する奇才アーティスト・蛭子能収の大規模展覧会。学生時代に制作した作品から初公開の新作まで、蛭子能収の知られざる不条理の世界が年代を追って公開されるという。また、1月3日 (13:00~)には「蛭子さん似顔絵サイン会」が開催される。会場内で対象書籍を購入した先着100名に、参加整理券が配布されるということだ。詳しくは、パルコミュージアムのイベントページ にて順次公開されるとのこと。なお、蛭子能収は、1947年、長崎生まれ。上京後、普通のサラリーマン生活を送りながら、1973年に雑誌「ガロ」で入選し漫画家としてデビュー。1980年代以降は、映画監督や俳優、タレントとしても才能を発揮。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」など数多くのテレビ番組に出演している。
2015年11月24日昨年8月に刊行した初めての新書『ひとりぼっちを笑うな』(KADOKAWA)が好評の蛭子能収さん。今回SOLO編集部は蛭子さんにインタビューを敢行。同書をヒントに独身女性にも活かせる“ひとりぼっちの流儀”について伺った全4回です。第3回は、おひとりさま流「孤独の耐え方」について語っていただきました。蛭子さんならではの具体的な提案もあるのでぜひ読んでみてください。第1回「自分の好きなことをしっかり持て!」、第2回「自己主張は自分自身にせよ!」、第3回「何でもアリのおひとりさまシティが作りたい!」もあわせてご覧ください。おひとりさまにも信頼できる味方は必要蛭子能収――本の最終部分にある「愛する人がいれば本当の孤独はない」という言葉は、すごく胸に響きました。ひとりで自由でいることと、愛する人が共に過ごすこととは両立できるんですね。蛭子能収さん(以下、敬称略): ひとりぼっちで家にいるのはすごく寂しいんで、さすがに家族や同居人はいた方がいいかなと思うんです。本当に好きな人がいて、相手が許可してくれたら結婚した方がいいんじゃないですかね。――実はこのサイトでは、「結婚」というかたちにこだわらない生き方も提案していたりします。たとえば、シェアハウスなどで共同生活というのも一つのスタイルなのではないかと。蛭子:そういうのもいいと思います。でも、子供が産まれないと社会も発展していかないから、住んでいる人同士で赤ちゃんをつくったりしてもいいのかな。結婚はなしで、子供を一緒に育てる関係というのがあってもいいのかもしれませんね。――基本的にはひとりでいたいけど、いつかは結婚したいと考えている人も多いと思います。そういう人は内向的な場合もあると思うのですが、どこで出会いを探せばいいのでしょうか?蛭子:俺も内向的だから、そういういう人が相手を探すのが色々難しい面があるのは分かります。でも、今は全国的にそういう人が集まりやすいイベントが増えているんじゃないかな。遠足に行きましょうとか、ダンスパーティしましょうとか募集したりして。そういうのに参加してみるといいかも。そこに行けば愛する人に出会える……――おぉ!!蛭子:でも、そういう所に行きたいという男に魅力なさそうだね(笑)。――そこですね(笑)。雀荘にいる男性は狙い目か否か――蛭子さんの考える理想の男性とは、どんな方なのでしょうか?蛭子:やっぱり真面目に働く男ですね。お金があるときはあればいいし、ないときはないでいいやっていうような人はだめ。自由であるためには、お金がないといけないわけで。毎月、必ず一定のお金を稼いでくる男がいいと思います。――お金は大切ですね……。蛭子:大切ですよ。金がない夫婦って、仲良くなっていかないし、絶対離婚すると思う。これだと面白くないですよね。やっぱり最低暮らせるだけのお金は稼げる人じゃないと。男性に出会ったら、直接聞いてみたらいい。ちゃんと働いてますかって。――自由であるためにお金が必要という意味では、女性自身ももちろん稼いでおいた方がいいってことですよね。蛭子:それはそうですね。ただ、男と付き合ったときに貢ぐようじゃだめですね。貢がせるような男を見つけちゃダメです!私ここ出しておくとか言うと、甘えられちゃうから。――元AKB48で実業家の川崎希さんの夫のアレクサンダーさんなど、最近テレビでヒモが話題になったりします。そういう関係はいかがですか?蛭子:アレクサンダーさんは、ネタとしてキャラでやっているだけでしょう。テレビの出演料もあるし、実際は働いていますよね。もしかしたら口だけで、真面目な人かもしれない。でも、本当のヒモの人にはハマらないでほしい。それだったら1人の方がいいです。あと暴力をふるう人もどうかと思う。すぐカッとなって殴る人。それはもう本当にやめた方がいいですね。女の人はいい男に弱いから、ちょっとくらい暴力ふるってもいい顔だから許すとかはよくないですよ。――蛭子さんが普段行かれるところで、いい男性っていますか?蛭子:俺が行くところって、競艇場か映画館だからなぁ。あ、最近はあまり行かないけど雀荘には、いい男いますよ。麻雀強い人には頭の良い人が多いですから。ちょっとオタクっぽいけど本当に麻雀が大好きで、真面目な人もいる。ただ、ずっと麻雀に行きたがるからそこだけは覚悟して。自分も麻雀を好きになって、一緒に雀荘に行くぐらいでもいいかもしれないね。――なるほど……、頭が良いというのはいいですね。蛭子:ただ、暴力をふるう恐れあり。麻雀する人はカッカする人多いから(笑)。――ダメじゃないですか!!(笑)Text/皆本類
2015年07月01日昨年8月に刊行した初めての新書『ひとりぼっちを笑うな』(KADOKAWA)が好評の蛭子能収さん。今回SOLO編集部は蛭子さんにインタビューを敢行。同書をヒントに独身女性にも活かせる“ひとりぼっちの流儀”について伺った全4回です。第2回は、おひとりさま流「自己主張」の流儀に解き明かしていただきます。他人に干渉するのもされるのも嫌だけれど、自分の意見は他者にうまく伝えたい…いう方はぜひ読んでみてください。第1回「自分の好きなことをしっかり持て!」もあわせてご覧ください。人の上に立ちたいなら頭が良くないといけない蛭子能収――この本のなかで蛭子さんは、自分が"いじられキャラ"になれば自分から無理に話しかける必要がなくていいと言っています。すごく面白い発想だと感じますが、誰しもがそういうキャラになれるわけでもないと思うんです。何か秘訣ってあるのでしょうか?蛭子能収さん(以下、敬称略):それはもう、プライドをあんまり持たないことですよ(笑)。とにかく自分が下っ端であると常に思っていればいい。謙虚にしていれば、いじられてもなにくそって思ったりしないで済むし。もともとそういう風にいじられてなんぼの人間だと思うというか。そうすれば気が楽になると思うんですよね。――なるほど……。蛭子:やっぱり人の上に立ちたいという人は、頭が良くないといけないと思うんだよね。――確かに、真理ですね(笑)。蛭子:それで包容力もあって、知識もいっぱいないと。そういうものが俺にはちょっと足りないから、本当に。知識がもうちょっとあればね。――いえ、蛭子さんは考え方そのものがすごく面白いです。おひとりさま女性って、「何者かにならなきゃ」という焦りがあると思うんです。夫も子供もいないなら、たとえば仕事で何か成し遂げないと自分には意味がないんじゃないかって……。蛭子:えっ、そうなの!?――ちょっと極端な話ですけど、自分でキャリアを切り拓こうとしていくときって少なからず自己主張や自分を表現することが求められると感じます。でも別にみんながみんなそれを上手にできるわけではありません。そういうちょっと内向的な人はどうしたらいいと思いますか?蛭子:対人で主張ができないんだったら、まずはこっそり本の原型みたいなものを書くことが一番いいんじゃないかな。とにかく何でもいいから日記を毎日書いてみて、たまってきたらエッセイみたいにして、出版社に持っていけばいいんですよ。「私書いてみたんですけど、どうですかねって」。そんなにグイグイいくんじゃなくて、ちょっと笑いながら、冗談っぽくね。――なるほど、出版社にもっていくというのは考えたことがなかったです……。蛭子:ダメでもともとって感じで行けば、断られても恥ずかしくない。出版社も新しい人をいつも探しているから、万が一「君、ちょっと面白いね」って言われることだってあるかもしれない。そしたらすごく楽しくなるじゃない。書く内容はなんでもいいと思うんですよね、自分の好きなことで。自分はこんな風にして遊ぶのが好きだとか、こうやって時間を過ごしているんだとかね。ちょっとしたことを記録しておけばいいんですよ。すぐに持っていくんじゃなくても、いつか出版社に持っていってみようかなとか思ってやってみると面白いんじゃないですかね。俺、独身女性にはそういうのをすすめたいね。――具体的な何かに結びつかなくても、毎日が楽しくなりそうですね。蛭子:楽しくなってくると思うし、出版社の人も書いた本は気に入らなくても、書いた人を気に入ったりして、そこからまた新しい遊び方が見つかるかもしれない。――広がり方はなんだっていいってことですね。紙と鉛筆、パソコンさえあれば1人でできちゃいますしね。お金もかからないし、おひとりさま向けです。蛭子:もし何か表現したくて悶々としている人がいればですよ。なんにもしなくても楽しい人は、それはそれでいいと思います。自己主張すると何かと面倒が多い!?――自分をアピールしろと言われがちな社会ですけど、この本の一章分を割かれていた「自己主張しない」というメッセージは新鮮でした。ただ、現実的にはまったく自己主張しないわけにはいかないとも感じていて。蛭子さんのこれまでのご経験のなかから、最低限ここだけは周りに主張した方がいいということはありますか?蛭子:俺の思う「自己主張しない」というのは、集団がいたときに自分がそこのトップになるんじゃなくて、隅の目立たないところにいた方がいいよってことなんですね。トップに立つと人の面倒を見たりする責任が出てきます。そんな立場にはならない方が自由に心を持っていられるということなんです。自己主張は自分の心のなかにこそ持っているべきで、それを口に出して言わない方がいいと思うんですよ。自分にただ言い聞かせるだけで。そうしたら人と喧嘩しなくて済むし。自己主張を口に出していうと、ほかの人の自己主張と対立してしまうかもしれないから。だからわざわざ対立しないでこっそりやっちゃえばいいんですよ。――仕事や人間関係などにおいては、お互い納得するまでぶつかったり、言い合ったりするべきだと言われたりもします。蛭子:でも言い合ったところで、たいした問題じゃないかもしれない。そういう場合は、意見があったとしても向こうがそう言っているならその場は降りる。相手を立たせてあげるということも大事ですよ。――蛭子さん自身、そういう風にした方が最終的にうまく行くことが多かったんですね。蛭子:そうですね、やっぱり相手にゆだねることで自分が責任者にならなくて済むというのが大きいです(笑)。――(笑)。確かに、むやみに敵をつくらないのもいいなと思います。ただ、そうすると自分のやりたいことが最終的にできないということはありませんか?蛭子:自分のやりたいことができるかできないかは、そのやりたいことに他人が関わる程度によると思います。自分がどうしてもやりたいことで他人が関わってくる話ならば、やっぱり相手をしっかり説得する必要があります。ただ、説得は自己主張とは違います。必ず相手も面白いと思えるようなことを提供するのはもちろんだし、協力をお願いする相手に対して自分を落として話をできるかどうか、それが相手とうまくいく方法だと思うんですよ。――やはりどんな場合でも、相手を尊重する姿勢が大事なんですね。蛭子:そうです。でも大体は説得しなくてもいいんですよ。たとえば俺が競艇に行きたくて、マネージャーが競馬に行きたいとする。それで2人で遊びに行こうとして、俺が競艇に行きましょうと言ったとする。それで俺が無理やりマネージャーを競艇に連れて行くんじゃなくて、別々に行けばいい。俺は競艇に行くし、マネージャーは競馬に行く。――すごくシンプルです。蛭子:下手に一緒に行動したり、協力し合うってことをがんばりすぎたりしないで、無理やりに引っぱっていかない、お互い好きなようにするのが一番いいんですよ。マネージャーの立場だったら「蛭子さんが競艇に行きたいんなら、ぼくも競艇に行きますよ」って言うかもしれないけど……。マネージャー氏:言いますよ(笑)。蛭子:アハハ!(笑)でも、自分の好きなところに行きなよって思います。まあ自分が上の立場だと相手があわせてくるかもしれないけど、そうだとしてもできるだけ平等に遊ぶということを心がけてます。自己主張を強くして、本当は嫌だと思っている人を無理やり従わせるのは好きじゃないし何にも楽しくない。自分自身が自己主張をするかどうかよりも、お互いに自由を楽しむことの方が大切じゃないですか。俺はその方が、長い目で見てうまく進むと思うけどなぁ。
2015年06月16日独特のタッチとナンセンスギャグが持ち味の漫画家であり、テレビ番組での"空気を読まない"、けれどなぜだか憎めない言動で、多くの人の心を惹きつけ続ける蛭子能収さん。昨年8月に刊行した初めての新書『ひとりぼっちを笑うな』(KADOKAWA)では、蛭子さんが"つながり過ぎ"の現代社会に異議を唱え、各方面で話題になりました。また同書内の数々のエピソードに表れる「ひとりぼっちの喜び」と社会生活とを両立させるバランス感覚の良さにも注目が集まっています。今回SOLO編集部は蛭子さんにインタビューを敢行。同書をヒントに、独身女性にも活かせる“ひとりぼっちの流儀”について伺った全4回です!同級生に非難されてもやり通した「熱湯風呂」 蛭子能収 ――新書『ひとりぼっちを笑うな』は発売してもうすぐ9か月が経ちますが10刷目(2015年3月末時点)だそうで、もはやロングセラーといった風格で書店でも目立っています。蛭子能収さん(以下、敬称略):えっ、10刷!?新書という形態もよく分からないし意識もしていないんだけどね。でも、周りではこの本読んだよって言ってくれる人いなくて、売れているって実感まったくないよ。芸人の又吉さんが書いた小説(『火花』(文藝春秋))なんかは月刊誌に出したとき、その号だけすごい部数がバーンと伸びたそうじゃないですか。それはめちゃめちゃすごいと思うけど、俺なんかまだまだで恥ずかしいよ。――多方面のお仕事をされている蛭子さんですから、いつか小説も読んでみたいです!このサイトでは“おひとりさま”女性向けの情報を発信していて、読者の方も独身アラサーが多いです。その世代で蛭子さんと言うと、「スーパーJOCKEY」(日本テレビ系)などが思い出深いと思うのですが、先日テレビ番組で、同番組の出演料について明かしていましたね。蛭子:「スーパーJOCKEY」の熱湯風呂は、1回分のギャラが当時の給料の1か月分。1か月働いてやっと稼ぐような金額を、1日というか半日で稼げてそれが1日2回録りってこともある。こんな労働があるのかってすごくびっくりしましたよ。――同級生に「お前あんな情けない仕事するなよ」と言われても、「自分は月給分にあたる金額をたった1日で稼いでいるのだからやめられるわけがない」と思っていたというエピソードが印象的でした。蛭子:初めてテレビに出たときはこれがいくらになるか、お金はどうやったら振り込まれるかって何も分からなかったんですよ。最初は事務所にも入っていなくて個人でやっていたから。だから俺テレビ局に聞いたんです、お金ってどうやってもらえるんですかって。そしたら請求書出さなきゃダメだって。漫画の仕事で取引していた出版社は向こうから振込番号とか聞いてくれていたので、あのとき初めて自分で請求書というものを作りましたね。ひとりでも平気なのは競艇・競馬・映画があるから 蛭子能収 ――先ほどの熱湯風呂のエピソードもそうですが、自由奔放にみえる蛭子さんの言動の根っこには確固たる信念が潜んでいることがこの本からすごく伝わってきます。つながりや絆を必要以上に大事にすることへの問題提起も鮮烈でしたが、そもそもこの本を書かれたきっかけは何ですか?蛭子:最近SNSなどでさまざまな人につながることが流行っていますが、一方で色々な事件も起こっていますよね。LINEのグループチャットで悪口を言われたひとりが、悪口を言っていた友達を殺してしまった事件とかね。昔の学生運動にしても、オウム真理教にしてもそう。最初は友達だったのに仲間割れしていく。だって人の考えなんてそれぞれだからね。それを無理やりまとめていこうとすると、最悪の場合殺人に行き着くことさえある。あんまり友達とべったり仲良くし過ぎると、将来敵同士になる可能性があるんです。そこまで考えると1人でいた方が気楽でいい。グループに入らずに個人で不特定多数の人と遊ぶのもいいと思います。ただ、いつも同じ仲間うちでいるのってつまらない。――芸能界というと派閥があるようなイメージですが、蛭子さんはそこにまったく寄りかからないという印象があります。蛭子:派閥も多分あるんでしょうけど、俺はまったくそういうのに関わっていないんですよ。だから誘われることもほとんどないし、飲みに行くこともない。誰も俺のことを友達だと思っていないんじゃないかな。――おひとりさまは、恋人不在、未婚などの現状を自分では肯定していても、世間からのプレッシャーに揺らぐことも多いです。そんなとき、「人と群れずにいたい」という気持ちと仕事という社会生活を両立している蛭子さんの姿勢はとても参考になるような気がします。女性はグループに引っぱられがちなので。蛭子:本音で言うと、1人になりたいと思うときってありませんか?本当に自由にできたら、正直なところ1人でいたいという人も結構いるんじゃないかな。仕事が終わったらさっさと支度して1人で帰る。それを後から人にあれこれ言われたりするのが嫌なのかもしれませんけど、俺は全然気にしません。スイスイ帰っちゃいますね。――すごく自由なあり方ですね。本のなかでも自由が一番楽しい、大事だとありました。自由は寂しさや責任と背中合わせだとも思うのですが、なぜ蛭子さんはそんなに自由が好きなのでしょうか?どうしてそんなにも自由を思い切り楽しめるのでしょうか?蛭子:やっぱり俺には好きなことがあるからだと思うんですよ。好きなことがしっかりあるんです。俺は競艇が好き、麻雀が好き、映画を見るのが好き。子どもの頃から、ビー玉やメンコとか、これで遊びたいってものが必ずあったんですよ。勝負して勝ったらそれを取り上げるものが好きだな。あとはトランプでお菓子を賭けて遊ぶとか……、あれ昔から賭け事ばかりだね(笑)。とにかく、「遊びたい」って気持ちが強いんですよ。でも本当はみんなあるはずだから、「遊びたい」って気持ちとは素直に付き合った方がいいんじゃないかなぁ。俺は高校卒業して看板屋に就職したんですね。看板屋で仕事をしながら考えていたのは、終わったらどこのパチンコ屋に行こうということ、ほんとそれだけ。仕事だけで1日を終えるのは、その日ただお金を稼ぐことだけに費やしたということになる。だから自分の好きなことを1つでもしてから家に帰りたいんですよね。だからね、働いた後に真っすぐ家に帰ったことって一度もなかった。だからといって誰かと遊ぶこともほとんどない、一人でパチンコに行って帰っていました。あのパチンコ屋は昨日負けたから、今日はこっちの店に行こうかとか仕事中に考えるのも楽しいんですよ。誰にも気兼ねせず、一人で遊ぶことを真剣に考えると本当にのびのびできますよ。おひとりさまにオススメはフリー雀荘!?――1人だと仕事が終わった後は誰かとごはんに行くか、職場と自宅の往復のどちらかに振れがちですが、その間をとって1人でどこかに遊びに行くというのはいいですね。蛭子:女性は男性よりも遊び場が少なそうですね。でも最近パチンコ屋に行くと半分は女性ですよ、みんなパチンコに狂ってますよ!――そうなんですね(笑)!蛭子:ほかに好きな遊びがあったらそっちやった方がいいと思いますけど、俺は女性がパチンコやったからって全然咎めたりしないですよ。むしろ若い女性がパチンコ屋に来ていたら頼もしく思うかも。あと、最近は行かなくなっちゃったけど、フリー雀荘にも女性が1人で結構来ていますよ。麻雀は知り合い同士でやるよりも、フリー雀荘で知らない人と卓を囲む方が緊張感あって好きなんですが、俺がよく行っていた店ではおばさん達がすごく楽しそうに遊んでいましたよ。「おひとりさま」の先輩ともいえるような、旦那さんに先に死なれたおばさん達も多かったように思います。――それは友達同士でやっているわけではなく、その場で知り合った人たちとやっているわけですよね。蛭子:そうそう、フリー雀荘には麻雀をやりたいよく知らない個人が集まって、みんなでやるんです。そこにさえいけば「この席が空いたからどうぞ」って従業員の人がアレンジしてくれるから、変な気遣いもほとんどしないですよ。――そういうシステムの遊びってなかなかないですよね。習い事も最初は楽しみで行っていたのに、そこに人間関係ができるとまた悩みが生まれたりもする。でも1人で行って、一期一会的に遊びを楽しめるというのはいい仕組みですね。蛭子:本当にすごくいいシステムだと思うんですよ。知り合い同士で麻雀をやると意地になったり、感情的になったりする人が出てくる。こうなるとまったく面白くない。これは麻雀に限らないと思う。純粋に遊びを楽しむためにはフリー雀荘で1人打ちした方がいいんです。給料の少ない人でも楽しく遊べるように料金も安いしね。あと、俺も好きだけど、映画館もおひとりさまにはいい遊び場だと思いますよ。本にも書いたけど、「ひとりだけどひとりじゃない」というような不思議な感覚がある場所。カップルやグループで来ている人がまだまだ多いようだけど、おひとりさま客ももっと増えたらいいね。――蛭子さんは優先順位がはっきりしているんですね。仕事はお金を稼ぐ手段であるとか、自分の好きなものはこれだという認識が明確にあって。だから、そのときどきの自分の目的に向かってシンプルに行動がとれる。蛭子:やっぱりまずは自分の好きなものをはっきりさせることですよね。本当に何でもいいので、人目を気にせず遊びの中からでいいので、自分はこれが好きだと思うものをまずは見つけて。本を読むのが好きだという人は本を読めばいいし。デパートが好きな人は、デパートをぐるぐる1人でまわってもいいんです。何か意味のあることをしようと思うと、好きな遊びは中々見つからないから、ただただ好きな気持ちを思い出してみてほしいですね。
2015年06月11日漫画家の蛭子能収が、BS12ch TwellV(トゥエルビ)の番組『桂雀々の大判小判がじゃくじゃく~BS12 お宝噺~』(毎週土曜20:00~21:00)のゲストに登場し、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」をアカペラでテレビ初披露する。4月11日・18日の2週にわたり出演する。"上方の爆笑王"と呼ばれる落語家・桂雀々が、ゲストから貴重な"お宝噺"を聞く同番組。今回は「自分では真面目にまっとうに生きているつもりなんですけど、周りの人が(自分の言動を)面白がっているのを見ると、なんだか不思議な気持ちになります」と言う蛭子の魅力を、雀々が引き出す。4月11日放送の第一夜では、1947年に熊本で生まれ、長崎で育った蛭子が23歳で上京し、漫画家になる道のりを紹介。また、3年前に雀々と蛭子が共演した際、2人でランチに行った時のエピソードも紹介する。4月18日放送の第二夜では、ギャンブル好きの蛭子を紹介。パチンコが解禁となる高校卒業まで自作のパチンコ台で遊んでいた話や、レトロパチンコの思い出、自身の名前が冠についた競艇の「蛭子能収杯」など、さまざまなエピソードが披露される。そして、蛭子が、テレビ初披露という美輪明宏の「ヨイトマケの唄」をアカペラで熱唱。ホストの雀々が聴きほれるほどの歌声というが、果たして…。蛭子本人は「歌はイベントでは何度か歌っていますが、収録が終わって今、振り返ると恥ずかしいですね(笑)」と謙遜している。このほか、蛭子が大事にしている言葉「怒るな!! 自由に!!」を紹介。「お互いに怒りをエスカレートさせると最後は殺し合いになる」「一方に偏らず、自由な考え方を持とう」という独自の理論を語る蛭子に、雀々も「味の固まり! まさにブイヨンタレント!」と絶賛している。(C)BS12ch TwellV
2015年04月06日昨年で生誕40周年を迎えた永井豪と石川賢原作の人気アニメ『ゲッターロボ』シリーズより、『真ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する「真ゲッター1」がプラモデル化され、2015年7月にコトブキヤより発売される。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は7,344円(税込)。『真ゲッターロボ 世界最後の日』は、今川泰宏監督(1~3話)、川越淳監督(4~13話)によって1998年に『ゲッターロボ』シリーズ初のOVA作品。2014年には同社が展開するデフォルメプラモデルシリーズ「D-STYLE」(ディースタイル)で立体化されている「真ゲッター1」だが、今回はゲッターバトルウイングを展開した全幅36cmという大ボリュームでプラモデル化される。実際のキットでは、各部に引き出し式関節や2重関節を使用し、アクション性とプロポーションを両立。ゲッターバトルウイングは基部2カ所で可動し、ポージングの表情付けが可能となっている。腹部は差し替えにてゲッタービームの発射状態を再現できるほか、武装はこちらも巨大な全長32cmのゲッタートマホークが付属。武器持ち手は基部が可動し、手首パーツが3種類(握り手、平手、武器持ち手)同梱される。商品価格は7,344円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年7月を予定している。(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
2015年03月18日