お風呂上がりのビールがおいしい季節です。海で飲むビールもおいしいし、テラス席で飲むシャンパンも、同じくおいしい季節です。つまりそう「冷たいものがおいしい」季節なわけです。コーヒーだってついついアイス、スタバだってついついフローズン。冷たいものを飲み過ぎた身体は冷えまくるわけで、翌朝には、鏡に映るむくんだ顔に後悔するはめに。普段はなんともないのに、夏だけはむくみやすい、という方も多いでしょう。真夜中でもセミが鳴く日本の暑さを乗り越えるためにも、夏の「デカ顔対策」は必須です。今回は、スキンケアカウンセラーの筆者がむくんだ顔の応急処置をお伝えします。■◇頭皮をあなどらない顔がむくんだらホットタオル! と思いがちですが、この季節はそんなあっちいことやってられないですよね。エアコンが効いた部屋でダラダラさせて欲しいもんです。でも、ダラダラしてたらむくみは消えません。どうせ横になるなら、頭皮のマッサージをしましょう。人間の皮膚は、全てが1枚で繋がっています。頭皮の血流を良くすることは顔にも直結してくるわけです。こめかみから後頭部へ、おでこから後頭部へ優しく血流を促してあげましょう。ゴリゴリと痛いところもあるはず。しっかりマッサージしてあげてくださいね。■◇耳と耳下腺のポイント軽く頭皮をマッサージしたら、両耳を手で持ってぐるぐると回します。10回程度耳をほぐしたら、耳の下から鎖骨に向かって血液を流してあげましょう。首の両脇、凝ってますよね。この辺の血流を促すだけでもすっきりしてきますが、余裕のある方は顎の骨の裏もしっかりマッサージ。案外痛いので、優しくマッサージしてあげてくださいね。■◇ほお骨を持ち上げよう顔って意外と凝っているのです。ほお骨を優しく持ち上げるように動かしてみてください。リンパのゴリゴリを感じるはず。■◇できたらホットタオルと冷水マッサージでも解消されないむくみには、やっぱりホットタオルです。電子レンジでつくれますので顔をしっかり温めてあげましょう。温めた顔に再度マッサージを行います。最後は冷水で引き締めてあげてくださいね。■◇おわりにマッサージを行う際、手が滑らないと皮膚が痛いので、必ず乳液やオイルを使って指をすべらせながら行うのが大切なポイントです。夏の顔って意外と浮腫んでいるので、少し指を添えただけでも「痛っ」と感じる場合もありますので、無理せず優しい力で試してみてくださいね。(川上あいこ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月06日ダイエット効果が高いとされている水泳。中でも「バタ足」は、下半身に集中的に効果があるため人気が高いです。でも、そのバタ足、本当に効果を出してますか?確かにやらないよりはやった方が良いです。だけど、グッタリするほど体力を消耗したにも関わらず、肝心の引き締め効果が薄いのは残念ですよね。ラクに泳げて、しかも肝心の下っ腹と内腿を引き締めてくれるフォームって?ありがちNGフォーム「下半身が下がっている」足に向かって身体が斜め下に下がっている人、実は、すごく多いです。これでは全く腹筋背筋が使えていませんし、斜めになった自分の身体が抵抗となり前に進まずつらいだけ。お尻が水面に出るイメージで下半身を浮かせましょう。正しい姿勢を覚えるまずは床に寝てみて。これです!そのままの姿勢で泳ぐのです。お腹、お尻、足が一直線になることをイメージすることで、お腹に力が入り腹筋を使います。そして、上半身が水の抵抗を受けていない状態で足の付け根からキックすることで、足全体にしっかりと負荷がかかります。これにより、スピードが速まり、泳ぐのが楽しくなるだけでなく、足が引き締まりやすくなります。身体を浮かすのが難しい人はビート板を下げることを意識する下記の写真でも上がりすぎなくらいです。ビート板の先端を水の中に沈めるイメージで下げましょう。また、顔の上がりすぎも下半身が下がる原因に。呼吸は鼻ですれば良いので、いっそ口まで水に入れる気持ちで泳いでみてください。そうすると自然と下半身が浮き上がり、ラクに姿勢をキープすることが可能です。せっかく「痩せたい」「引き締めたい」と運動するなら、ラクで効果があるのが一番♪ラクちんバタ足で、楽しく下半身を引き締めましょう。ペタンコお腹もモモの隙間もあなたのもの!! 出典:weheartitより出典:weheartitより出典:weheartitより
2016年08月03日彼との夏旅行。さんざん歩いて、ようやく旅館に着いたけど、靴を脱いだ瞬間、あきらか自分の足からぷ~んと強烈なニオイがしてきた!夏は足がムレやすくニオイもきつくなりますよね。本格的に暑くなる前に対策が必要です。そこで今回は「夏の足のニオイ対策」をご紹介いたします。なぜ、足が臭くなるの?足の裏は他の部分とは違って、汗腺が走っているといわれています。つまり、ただでさえ汗をかきやすい場所なのに、ストッキングや靴(冬場はブーツ)を履くことで、よりムレやすく、ニオイが発生しやすくなってしまうんです。また足の裏は、ワキや背中のように汗をかいても、その場でこまめに拭くことができません。結果、バクテリアなどの雑菌が増殖し、靴を脱ぐ頃には、とても悲惨な状況に…。足の爪をみてみると、白い汚れがびっしりと、へばりついていますよね。こういった埃や爪の垢も、もちろん足が臭う原因になります。ちなみに、ご飯やパスタなど炭水化物が好きな人は足が臭いやすくなるともいわれていますよ!毎日、しっかりとケアをする足のニオイを少しでも軽減するためには、毎日、丁寧にケアを行うこと。ただ湯船に浸かるだけではなく、足も清潔にしておくんです。シャワーで軽く汚れを洗い流すだけではなく、爪の間もよくこすって垢を落とします。かかとも専用のブラシを使って角質を剥がしていきましょう。ただし、かかとに関してはゴシゴシとこすりすぎても、本来、必要な皮脂までもが落ちてしまうため、あくまでも軽く・優しく洗うように。毎日、お風呂に入るだけでは物足りないと感じる場合は、洗面器やたらいにお湯をはって、その中に重層を入れ、足をつけておくだけでもニオイ対策になります。どうしても忙しすぎて心の余裕をなくしていると、足のケアは後回しにしてしまいますが、夏だからこそ、毎日欠かさずお手入れしてあげて、ニオイを予防しましょう。足だけではなく靴のお手入れも足だけキレイにしていても、外出する際に履いていく靴が清潔でなければ、ほとんど意味がありません。毎日、同じ靴を履いているなら、たまには別のものに切り替え、靴を休ませてあげましょう。ただ靴箱に置いておくのではなく、靴の中に新聞紙を詰め込み、日光が当たる場所で、日向ぼっこさせてあげてください。こうすることによって靴に潜んでいる雑菌を取り除くことができます。また、靴箱の中も必ず新聞紙や段ボールなどを引いて、除湿しておきましょう。いかがでしたか?彼から「臭い!」と思われた日には、女子としてのプライドもズタズタ…。彼に限らず誰かから指摘される前に、フットケアには集中的に取り組んでまいりましょう!出典:weheartitより
2016年08月02日夏は脚を出すことが多くなりますよね。むくんでない状態をキープしたいのはやまやまですが、座って過ごす時間が長い、または、立ち時間が長い人は、どうしても足の血液の循環が悪くなってしまいます。今回は、循環を良くして「むくまない」状態にするための生活習慣をご紹介します。1.スリムアップの靴下を使う立ち仕事の多い人はスリムアップのある靴下を利用しましょう。ドラッグストアなどでも引き締め効果がある靴下を売っているのを見かけると思います。靴下を履いて可愛く見えるファッションを研究するのも楽しいですよ。2.立ち仕事が長い時の工夫出来るだけ、頻繁に立つ姿勢を変えるようにしましょう。血液循環が悪くなるのを防げます。少し段などがあれば、あえてそれを利用すると姿勢が変えやすくなります。3.不快な靴を選ばない靴が不快だと、体の不健康につながります。「快適で心地良い靴選び」はとても大切なことです。ヒールは、無理にはかないでいざという時に置いておきましょう。ヒールを365日履くのではなく、仕事で疲れやすい脚には、オーダーシューズを買うと快適ですよ。!4.スキニージーンズを止めてみよう足が細く見えるスキニージーンズ。実は、血液循環を悪くして「むくみ」を呼びんでしまいます。素足で過ごす前の日は、スキニージーンズを避けるなど、履くタイミングを見直してみましょう。スキニージーンズを選ぶときは、「伸縮性、弾力性」のあるものを探してください。5.毎日、歩く 1日に20〜30分歩くようにしましょう。また、つま先で交互に立つこともむくみ取りに役立ちます。6.森の果物を食べようラズベリー、ブルーベリー、いちご食べると毛細血管の循環が良くなります。森のフルーツベースのポリフェノール、ビタミンCなどが含むサプリも効果的です。7.足の体温を上げない脚も日焼けをするとむくんでしまいます。夏は温めるよりも足をクールダウンさせるほうがむくみは取れます。冷たいフットバスも効果的です。また、耳が痛いほど聞いたことがあると思いますが、「喫煙、脂肪分の多い食べ物、アルコール、座りっぱなし」は良くありません。夏は素足になる事が多くなるので、出来るだけ、きれいな脚のままでいたいですよね。むくんでしまった後は、むくみを取るための対策が必要になりますが、その前に、「むくまない工夫」をする事で、きれいなスラリとした脚でいれるようになります。
2016年07月22日むくみといえば顔や足にでやすいですが、実は腸もむくんでしまうのです。腸がむくむことで、便秘の原因に・・・。特に女性に多い便秘で悩んでいる方は、むくみ腸を解消すればウエストも細くなってお通じもよくなりますよ♪むくみ腸とは??脚や顔がむくむように、腸に水分が溜まってむくんで腫れぼったくなってしまうことです。腸がむくむことで便秘解消の妨げに。便秘は、肌あれ、肩こり、腹痛など、様々なトラブルを引き起こします。更に、血流やリンパの流れが悪くなるので太りやすくなったり、全身のむくみ、冷えにも繋がります。むくみ腸の原因とは?むくみ腸になってしまう原因は食生活の乱れ、運動不足、下剤などの便秘薬の常用です。特に下剤は、腸の粘膜が刺激され血流障害を起こしてしまうのでむくみ腸になりやすくなります。普段から冷たい飲み物を好む方はお腹の冷えから腸がむくんだり、デスクワークなどでずっと座りっぱなしの方も腸が動かされないので、むくみ腸になりやすいです。むくみ腸の改善方法3つ出典:We Heart itより1.むくみ腸に効果的な食品を摂るむくみ腸を改善するためには、まず食生活を見直しましょう。むくみに効果的なカリウムと、腸の働きを助けてくれる乳酸菌、食物繊維の摂取を心掛けます。同時に摂取することで相乗効果があるのでオススメです。2.腸マッサージお腹を触って、固くなっていたり張っているような感覚があれば、腸のマッサージがオススメです。おへそを中心に、時計回りに優しく押してほぐします。ストレッチや適度な運動で腸を動かしてあげましょう。3.お腹を温めるお腹が冷えるとむくみやすくなってしまいます。普段から冷たい飲み物やアイスを好んでいる方は控えるようにしましょう。夏でもお腹が冷えてしまわないような服装にして、とにかくお腹を温めることが大切です。むくみ腸を放置すると、どんどん腸内環境が悪化してしまいます。改善することで、体調不良やぽっこりお腹が解消されてダイエット成功にも繋がります。早目の対策を行いましょう!出典:weheartitより
2016年07月17日初めてシベリア人参でのむくみ改善を実証株式会社資生堂は2016年7月5日、シベリア人参エキスについて、一回の摂取で脚のむくみを著しく改善する効果があることを発見したと発表。これらは今回の試験を実施したことで判明したもので、シベリア人参でのむくみの改善をヒトで実証したのは今回が初めてとなる。また、世界で初めてシベリア人参に含まれる成分「エレウテロシドE」がリンパ管を強化し機能を改善することを明らかにした。リンパ管は水分や老廃物を回収する働きをすることから、シベリア人参がリンパ管を強化し脚のむくみを改善すると見られる。この発見がもたらすのは体内からの健康・美容の大きな可能性だ。研究成果はアメリカの栄養学術誌「Nutrition Research」2016年7月号に掲載される。受容体「タイツー」に着目血管・リンパ管の機能をコントロールする大事な働きをする受容体タイツー。シベリア人参の成分がタイツーにどう作用するか調べる際に対象者となったのは20~30代の女性50名。シベリア人参エキス100ミリグラムを含む飲料と、水を摂取した場合の脚のむくみを測定した。摂取から2時間ごとに脚の体積を測定。水を摂取した時に比べシベリア人参摂取の場合2時間後、4時間後と6時間後に著しくむくみが改善した。摂取後4時間経過後は水の摂取後に比べ約3割改善。「むくみの改善」だけでなく、脚の「疲労」や「冷え」も改善されたという声もあった。資生堂の研究で分かってきたこと資生堂がこれまで明らかにしてきたことは、加齢で毛細血管の機能が落ちると皮膚への栄養供給が遅くなること、紫外線の影響や年齢を重ね皮膚のリンパ管がもろくなると、水分や老廃物の排出が滞り、水分が蓄積してむくみが起きること。そしてリンパ管の機能低下が進むと皮下脂肪がリンパ管から漏れ出して脂肪が蓄積し、長期的なたるみが引き起こされること。今回の結果では、受容体タイツーの活性化で、血管だけでなくリンパ管も強化されてむくみが改善されたと考えられる。シベリア人参の有効成分についての研究資生堂はシベリア人参に含まれる有効成分エレウテロシドEの機能を調べるため、培養したヒトのリンパ管内皮細胞へエレウテロシドEを添加。エレウテロシドEが受容体タイツーを活性化し、接着因子VE-カドヘリンを細胞膜に引き寄せ、リンパ管の内皮細胞同士がしっかり接着するという作用を発見した。リンパ管の内皮細胞同士を隙間なく密着させ漏れにくいリンパ管へする。シベリア人参のエレウテロシドEには、受容体タイツーの活性化で一酸化窒素を作り出すため、むくみ改善の即効性があることも確認済み。受容体タイツーを活性化する美容素材の可能性は様々で、2015年から資生堂や大学・病院の研究者による「タイツー・リンパ・血管研究会」が発足。資生堂は毛細血管・リンパ管に関する研究を今後もさらに進める。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社資生堂プレスリリース
2016年07月09日素足になることも多い季節。ところが、ふと足先を見れば、爪が汚くてがっかりしたことはありませんか? ケアを忘れがちですが、日ごろから、しっかりとお手入れしておきたいもの。ネイルサロンに通う時間がなくても、お手入れ方法を変えるだけで、夏向きのきれいな足先を目指すことができます。今回は足の爪のお手入れ法を紹介します。■風呂上りにやすりで整えるまずは基本中の基本。爪の長さの揃え方です。ネイルサロンの真似をして、「やすり」を使用してみましょう。爪切りは切るときの衝撃で爪を痛めやすく、また仕上がりも角ができてしまうことがあります。その点、やすりならば、なめらかな仕上がりに。▼Step-1 爪の長さを調整やすりで爪先の部分を削り長さを調整します。そしてサイドの部分を削ってから、もう一度トップを削って全体を整えます。★やすりを持つときには力を入れすぎないようにしましょう。爪を削るときには左右に動かすのではなく、一方に動かすのがポイントです。▼Step-2 甘皮のケア爪の長さが整ったら、次は甘皮のお手入れ。日ごろお手入れしていない爪は、予想以上に甘皮がはびこっています。とはいえ、ハサミなどでカットするのは避けたほうがいいでしょう。甘皮をうかつにカットすると、皮膚炎などを起こす可能性があるからです。キューティクルオイルなどを塗ってから、バトネと呼ばれる道具で爪の根元のほうへ甘皮を押すようにします。この処理も、力を入れすぎることのないように注意しましょう。★バトネがない場合には、直径3~5mm程度のスティック状のものに、濡れたコットンを巻き付ければOKです。▼Step-3 最後に保湿そして仕上げはオイルなどを塗ってつやつやに。お好みでネイルにチャレンジしてもいいですね。爪の処理に適しているのはお風呂上り。爪が柔らかいうちに行います。昼にお手入れしたければ、フットバスをするといいかもしれません。冷房などで夏の足先も意外に冷えているもの。フットバスでリラックスすれば、足のむくみもとれて一鳥二石です。■日ごろから足の血行をよくしておく爪のお手入れ以外にも、足そのものを健康的にすると、より美しい足先になります。例えば足首には老廃物がたまりやすく、足先の血流がよくない人は多いそう。足裏や指、くるぶしの周辺などをマッサージしましょう。足の指も一本一本、刺激したり、指を持ってくるっと回すととても気持ちよく、リラックスできます。こうして足をマッサージすると、自ずと爪も健康的な色になります。また、バスタイムに毛先のやわらかな歯ブラシを使って爪と指の間を掃除しておくと、足の嫌な臭いも防ぎやすくなります。日ごろからきれいな足先をキープしておけば、急によそのお宅におよばれしたときや、座敷席での食事会も安心。足先がなめらかできれいだと、ストッキングが伝線しにくいのもうれしいですよね。きれいな足先で心地よい夏を過ごしましょう!
2016年07月08日資生堂はこのほど、心身の疲労を防ぐ効果がある生薬として知られている「シベリア人参(にんじん)エキス」に脚のむくみを顕著に改善する効果があることを発見した。受容体Tie2(タイツー)は、血管・リンパ管の機能を制御する重要な役目を果たしている。同社では、受容体Tie2を活性化する成分としてシベリア人参に着目。20~30代の女性50名を対象として、シベリア人参エキス100mgを含む飲料と、対照として水をそれぞれ摂取した際の脚のむくみを測定した。摂取から2時間ごとに脚の体積を測定した結果、シベリア人参摂取群は、対照群と比べて2時間後、4時間後、6時間後に顕著にむくみが改善されていることがわかった。摂取後4時間では、シベリア人参摂取群のむくみ率が対照群より約3割改善されていることが確認できた。また、シベリア人参に含まれる有効成分「Eleutheroside E(エレウテロシドE)」の生理機能についても研究を行った。培養したヒトのリンパ管内皮細胞へエレウテロシドEを添加し、受容体Tie2との関係を調べたところ、エレウテロシドEが受容体Tie2を活性化する働きがあることがわかった。また、接着因子「VE-Cadherin(VE-カドヘリン)」を細胞膜へ引き寄せることにより、リンパ管の内皮細胞同士が強固に接着する作用を見いだしたという(※)。同社によると、リンパ管の内皮細胞同士を隙間なくしっかりと接着させると、漏れにくい安定したリンパ管になるという。今回の結果から、受容体Tie2の活性化によって、血管だけでなくリンパ管も強化され、顕著なむくみ改善につながったと考えられる。なお、シベリア人参のエレウテロシドEには、受容体Tie2の活性化に伴う一酸化窒素の産生により、摂取してすぐにむくみを改善する即効性があることも確認している(※)。また、同社では被験者を対象に実効感を問うアンケートも実施した。回答を分析したところ、「むくみの改善」だけではなく、脚の「疲労」と「冷え」に関するスコアも顕著に改善されていることも明らかとなった。※Fukada K, et al. Nutrition Research (2016);36:689-695
2016年07月07日夕方になるとパンパンにむくんでしまう脚。下半身のむくみを気にしている女性は多いですよね。放っておくと脚を太くしてしまう原因になってしまいます。夏に向けてダイエットを頑張ってもむくんだ脚では台無しに・・・むくみを定着させないように、日ごろからできるむくみケアを少しずつ取り入れていきましょう!むくみを悪化させるNG習慣水分の取り過ぎお水をたくさん飲むことは美容に良いといわれていますが、冷え性の方やむくみやすい人は余計に悪化させてしまいます。代謝がよくない人がお水をたくさん飲んでも、排出されずに体に溜まってしまうのです。しかし水分が不足すると、水分が排出されにくくなってしまうので、むくみやすくなってしまいます。なのでお水は常温か白湯にして、できるだけこまめに飲み、1日1.5リットルくらいを目安に飲みましょう。ヒールばかり履くヒールには美脚効果がありますよね。しかし、ヒールを履くことで足の指をうまく動かすことができず、ふくらはぎや太ももに負担がかかって足がむくんでしまう原因に。常につま先重心になることで、ふくらはぎに力が入りっぱなしの状態になるので、脚も疲れやすくなります。ヒールを履いた日は足の指をよく動かしてあげましょう。こちらは「足裏アーチ着圧」と「足指セパレーター」付きの圧着ソックス。足裏の横アーチを支えながらつまった指先部分をやさしく広げ、むくみをスッキリリフレッシュできます♪メディキュット くつろぎメディキュット 足指リフレッシュ ロング出典:@cosmeより効果的!むくみ解消方法足首を動かすむくみ解消には、足首を動かす運動を取り入れてみるのがオススメ!リンパマッサージで血流を流すことも大切ですが、足首を動かす動きは、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎが大きく動くので、脚に水分が溜まりにくくなります。立ち仕事の場合は、つま先立ちでかかとを上げたり下げたりする運動、デスクワークなどの座っている時間の長い場合は、座った姿勢でかかとをつけてつま先を上げたり下げたりする運動を習慣つけましょう。心臓より高い位置に足を上げて寝る寝るときに脚の高さを少し上げるだけで、翌朝とても脚がスッキリします。高く上げ過ぎでしまうと、かえって逆効果になってしまうので心臓よりも高い位置くらいに上げましょう。足を上げることで溜まってしまった物が正常に流れるので、クッションやバスタオルを使って実践してみてください♪むくみに効く食べ物カリウムには利尿作用があり、余分な水分を外に出してくれる働きがあるので、むくみにくい身体に!そのカリウムが多く含まれるオススメの食べ物は、「海藻類、スイカ、メロン、バナナ、キウイ、大豆、アボカド」むくみが気になるときには塩分をなるべく控えることも意識しましょう。いかがでしたか?むくみを放っておくと、知らない間に脚が太くなってしまうかも!?毎日のむくみケアを忘れずに行うようにしましょう。
2016年06月07日気温と湿度が上がると気になる足ムレこれから気温も上がり、湿度も上がる季節となる。外出すると特に気になるのが足のムレだ。そんなジメジメした足をすっきり爽やかに洗い上げる石けんが発売された。フットケアブランド「フットメジ」とは?株式会社グラフィコは、同社が発売する足用石けん「フットメジ」が足用洗浄料売上No.1となったのを記念して、限定商品「フットメジ 足用角質クリアハーブ石けん クールミントの香り」を2016年5月27日(金)に発売した。フットメジは、同社のフットケアブランド。従来の、削ったり剥がしたりする角質ケアとは違い、洗うだけで角質ケアはもちろん、保湿ケア、臭いケア、疲れケアなど、さまざまな足の悩みを解決する。制汗効果2倍!ミントの香りが爽やか今回発売する同商品は、古くから制汗剤として使われてきたミョウバンを2倍配合。また、臭いに効く柿渋&柿パウダーも配合されている。ミントの香りがすーっとした爽快感を与えるのも夏には嬉しい数量限定商品だ。【商品概要】名称:フットメジ 足用角質クリアハーブ石けん クールミントの香り価格:934円(税抜)(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社グラフィコ プレスリリース(PDF)
2016年05月29日夕方になると足がパンパンにむくんでしまい、台所に立つのもだるくてツライ。そんな経験はありませんか?むくみ(浮腫)は多くの女性を悩ませています。翌朝になっても元に戻らないむくみが続いた場合は、内科で診察を受けること。肝臓や腎臓など、内臓が病気の原因である可能性があるからです。一晩で元に戻る場合は、重力で体の下半身にたまる水分を押し戻せない、代謝の悪さが原因であることがほとんど。水分の巡りをよくし、むくみを改善するための手段として漢方薬があります。自然素材を使った薬漢方とは中国で発達した東洋伝統医学です。人工物で作られた西洋医学の薬とは違い、野菜や果実などの自然素材から作られた漢方薬で治療をおこうため、副作用が起こる可能性が低いのが特徴。薬局で市販されている漢方薬も多数あり、風邪の時に飲む漢方薬の代名詞ともいえる「葛根湯」は、葛の根やショウガなどで作られています。 むくみに効く代表的な漢方薬ジメジメした梅雨の時期や、運動不足のときなどは、体がむくみがちに。そんな時に効く代表的な漢方を紹介します。●五苓散(ごれいさん)最も有名なむくみ対策の漢方薬。利尿作用があり、体内の余分な水分を排出します。●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)むくみのほかにも、生理不順や経血量が少ないなど、婦人系にトラブルがある場合にも処方されます●菌陳五苓散(いんちんごれいさん)口が乾いて水をたくさん飲むのに尿が少ない。そんな水分のめぐりが停滞しているときに使います。二日酔いにも効果があります。漢方薬は消化吸収が遅い成分が多いため、空腹時に飲むのが効果的。薬によってことなりますが、食事の30分前か食後2時間が経過した食間の服用が一般的です。医師の指示をよく守りましょう。漢方薬のデメリット漢方薬は効き目がゆるやかなので、むくみへの効果を感じるには2~3週間かかります。費用はおよそ1日に800円から1,000円の出費が一般的。西洋薬と比較すると効果があらわれるまでの時間と費用が多くかかります。副作用は少なめですが、眠気や頭痛、吐き気、だるさ、内臓への悪影響などの副作用がでる可能性があります。妊娠中、病気の治療中、胃腸が弱い、体調がすぐれない人などは漢方薬を使用できないことも。漢方薬の服用に懸念がある場合は、まず内科で診察を受けてみてはいかがでしょうか。基本的に漢方薬は、患者の体質や症状にあわせて調合するオーダーメイド処方。通常の病院ではなく漢方専門医院で診察を受けたほうがいいですね。保険のきかない自費診療の医院もありますので、漢方医院へ行く前に確認をしておきましょう。
2016年05月13日Q. 昼間から顔や体がむくんだように感じ、脚も気がつくとパンパンに。なんだか足が太くなったような気もします。改善できますか? (34歳女性 子供1歳 時短勤務中)A. たんぱく質不足やカリウム不足のため、むくんでいる可能性もあります。まずは食生活を見直してみましょう。さらに、運動による筋力アップや入浴時の脚マッサージの併用もオススメします。体のむくみが気になるなら、まずは普段の食生活を振り返ってみましょう。子育てや仕事で忙しく、慌ただしい朝はつい手軽に菓子パン、ランチはパスタやカレー、ラーメンなど炭水化物に偏った食生活に偏りがち。このように糖質が多い食生活は、慢性的なたんぱく質不足に陥りやすく、それがむくみの原因になっている可能性もあります。「たんぱく質」不足がむくみを引き起こす理由現代人は、知らず知らずのうちに、アルブミンという血液中を流れるたんぱく質が低下している可能性があります。アルブミンとはたんぱく質の一種で、水分をしっかり血中に戻してくれる役目も果たしているため、不足すると水分を血管に取り込む圧力が弱くなり、水分がたまりやすくなるというわけです。大人のカラダ相談室 第一回:糖質ダイエット の回でもお話していますが、毎食、たんぱく質は「手のひら 一枚分」の厚さと大きさを目安に、しっかりとりましょう。(肉、魚、卵、豆腐など)私は足りないと感じた時は、おやつにナッツ類や小魚スナックを食べたりして補っています。自分ではしっかりたんぱく質を食べているつもりでも、加齢とともに消化能力が低下して、しっかりと消化・吸収できていない可能性もあります。疲れた時は、無理に肉や魚を食べようとせずに、豆類などを上手に料理に取り入れましょう。食べるべき食材を知る、ふくらはぎの筋力をつけるまた、塩分を摂りすぎるとむくむと言われていますが、現代人はナトリウムを排出してくれるカリウムが常に不足している傾向にあります。アボカドや豆類をはじめカリウムを含む野菜や果物などをしっかりと食べること。また、精製塩など白い塩は避け、海塩など天然塩を選ぶようにしたいものです。そして、血液の流れが悪くなりやすく、重力の関係で水分がたまりやすくむくみが起こりやすいのが脚。脚の筋肉は血液を心臓に戻すポンプの役割をしているため、筋力が低下すると血液がうまく戻らなくなります。普段から階段を使うようにして、ふくらはぎの筋肉を鍛えておくのも大切ですね。むくんでしまったら、やはりマッサージが効果的です。入浴中にバスタブの中でふくらはぎを下から上にマッサージしたり、リンパマッサージを行いましょう。弾性(加圧)ストッキングを履くのも効果的でしょう。【まとめ】1. むくみの原因はたんぱく質やカリウム不足かもしれない。食生活を見直す。2. 日ごろの心がけも大切。運動してふくらはぎの筋力をつける。3. リンパマッサージや弾性ストッキングを試してみる。食生活を少し見直したり、ちょっとした生活習慣を改めるだけで、体のむくみは軽減することができます。ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。
2016年05月10日妊娠中期~後期にかけ、足がつりやすくなったり、こむら返りを起こしやすくなったりします。足がつることは、筋肉が急に収縮した状態で硬直してしまう現象を指し、筋肉疲労やカルシウムやマグネシウムなど電解質の栄養不足、血行不良などが原因だと言われます。妊娠中のママの足がつることは、赤ちゃんの成長により足の筋肉に重みがかかることが主な原因の一つです。足に重力がかかることで下半身が血行不良となり、筋肉がつりやすくなります。こむら返りは、ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)という筋肉が異常収縮するために起こります。そのほか、妊娠期間中の発生はまれですが、スポーツなど激しい活動を行った場合に筋肉が損傷する肉離れを起こしている場合もあります。その際、痛みが伴い歩けなくなることもありますので、健診医に相談しましょう。妊娠中に足がつりやすい時期とは妊娠期間中において、お腹が大きくなる妊娠中期ごろからお産直前にかけ、足のつりやこむら返りが発生しやすくなります。夜や朝方など寝ているときなど筋肉が緩んでいるときや、また背伸びをしたり体を伸ばしたりして筋肉を動かした際にも発生します。ママに筋肉疲労や血行不良などの自覚がなくても発生します。つりやすい箇所と、痛みの種類足がつることやこむら返りは、ふくらはぎや足の裏、足の甲や指の付け根などで発生します。ママに自覚がなくても、お腹の重みにより体を支える足そのものに負担がかかっているためです。足がつったりこむら返りが起きたりすると、鋭い痛みとともに筋肉が膨らんだり盛り上がったりする感覚が起こります。痛みは寝ていても気付くくらいの強さで、筋肉が収縮している間ずっと続き、翌日まで痛みが残る場合があります。一度起こると慢性化しやすく、同じ箇所で何度もつることがあります。足のつり予防と対策足のつりやこむら返りを防ぎ、慢性化させないための予防は普段の生活で行うことができます。発生した時は、筋肉を緩めてあげることが大切です。■予防法マッサージやストレッチふくらはぎや足の裏を軽くもんだり、手のひらを滑らせるようになでたりすることで筋肉の緊張が和らぎます。体に負担がかからないよう座りながら足全体を延ばしたり、足の指を丸めたりするストレッチも効果的です。マタニティ体操なども検討してみましょう。体を温める血行が良くなることで冷えを防ぎ、筋肉を緩めます。湯船にお湯を張って入浴したり、足湯などの時間を設けたりして、しっかりと体を温めましょう。カルシウムやマグネシウムを摂る体は電解質を使って神経や筋肉の機能を調整しますが、つわりなどで嘔吐が続いた場合、血液中の水分が少なくなると電解質のバランスが崩れます。また、電解質のもとになるミネラルが食品や飲み物から補給されない場合にも、血液が薄められて電解質のバランスが崩れます。食事の際はカルシウムやマグネシウムを含む食品や飲料を摂るように意識しましょう。マグネシウムを含む食べ物や飲み物納豆油揚げ豆味噌しらす干しイワシの干物こんぶの佃煮あさりはまぐり桜エビあおさわかめひじきとろろこんぶオートミールミネラルウォーター(硬水)スポーツドリンクカルシウムを含む食べ物や飲み物モロヘイヤ小松菜大根の葉かぶの葉牛乳チーズヨーグルトしらす煮干し干しエビ炒りごま木綿豆腐足がつったときはどうしたらいい?もし発生したら、足の指を手でつかみ足の甲側に反らしたり壁に手を付けて筋を伸ばしたりすることで、筋肉の違和感が収まり痛みも引きやすくなります。収まった後は疲労を貯めないために足全体を優しく揉み、マッサージしておきましょう。お腹が大きく自分の手が届かない場合は、パパや家族の手を借りましょう。異常なほど頻繁に発生する場合、原因となる疾患が潜んでいる可能性があります。下肢静脈瘤や糖尿病の症状として足がつる場合もありますので、気になる場合は健診医に相談しましょう。
2016年04月04日医学的に浮腫(ふしゅ=むくみのこと)というのは、身体の皮下組織などに余分な水分が貯留した状態の事を指します。妊娠すると、母体の体重が増加し、胎児の血液を確保するという理由で血液量がアップしますが、腎臓の働きが血液量のUPに追いつかず、むくみが起こりやすくなります。しかも、妊娠すると分泌量が増加するエストロゲンの作用で、皮下組織に水分を溜め込む作用が働き、これもむくみやすさの原因となります。また、日々大きくなる胎児で骨盤内は圧迫されるため、下半身の血流が心臓の方に戻りにくくなり、より下半身がむくみやすくなるというわけです。予防法は、塩分の取りすぎに注意することや、疲れをためないこと。同じ姿勢を続けないことや、軽く動かすこと、マッサージもおすすめです。足のむくみには、寝るときに足を高くして寝る、弾性ストッキングや着圧タイツなどを利用するなどもいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「むくみ」の体験談むくみやすかったのと、体重コントロールのため、ごぼうなどの食物繊維豊富な食材をとるよう心がけました。(32歳)妊娠初期の「むくみ」の予防法、体験談はこちら安定期は毎日寝る前にむくみ対策の足マッサージをしました。妊娠後期は切迫気味だったため、足と二の腕のマッサージのみにしました。正期産1日数回、スクワットと股関節、肩のストレッチ、足マッサージ、息をゆっくり吐く練習も行いました。妊娠中期「むくみ」対策の体験談はこちら 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠後期のトラブルとして多くあげられるむくみですが、最近は冷え症の妊婦さん、ワーキング妊婦さんが増えたせいか、妊娠中期、妊娠初期からむくみを症状として感じる方がいます。医学的に浮腫(ふしゅ=むくみのこと)というのは、身体の皮下組織などに余分な水分が貯留した状態の事を言います。妊娠すると、母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。そのため、腎臓の働きが追いつかないことが、妊娠中のむくみの原因の一つとしてあげられます。しかも、妊娠すると分泌量が増加するエストロゲンの作用で皮下組織により水分を溜め込む作用が働き、また、日々大きくなる胎児で骨盤内は圧迫されるため、下半身の血流が心臓の方に戻りにくくなり、より下半身がむくむというわけです。予防法は、塩分の取りすぎに注意する、疲れをためないということ。同じ姿勢を続けず、軽く動かしたりマッサージもおすすめ。足のむくみには、寝るときに足を高くして寝る、弾性ストッキングを利用するなどがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「むくみ」の対策、体験談・カルシウムやむくみ防止でワカメを食べるようにしていました。(33歳)・むくみ防止のためにグレープフルーツをよく食べていました。(28歳)・むくみやすかったのと、体重コントロールのため、ごぼうなどの食物繊維豊富な食材をとるよう心がけました。(32歳)・むくみに効くと聞いたので、すいかをよく食べました。(27歳)・むくみの予防に煮小豆を食べた。また、ドライプルーンとヨーグルト、オリゴ糖を便秘予防のためにとりました。(30歳)・むくみがひどかったため、バナナときゅうりを食べるよう気をつけました。(32歳)・むくみがひどかったので、塩分を抑えた料理を食べました。(32歳)・むくみ防止と葉酸摂取のため、バナナと納豆を意識して食べるようにしていました。(34歳)・むくみがひどかったので、塩分を抑えた料理を食べました。(32歳)・瓜系の野菜と果物をむくみ防止のために摂っていました。(32歳)・カリウムが多く含まれる夏野菜・梨・バナナをむくみ防止に食べていました。(26歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠後期(末期)のトラブルとして多くの妊婦さんが経験するむくみですが、最近は冷え症の妊婦さん、ワーキング妊婦さんが増えたせいか、妊娠中期でもむくみを症状として感じる方が多くいます。医学的に浮腫(ふしゅ=むくみのこと)というのは、体の皮下組織などに余分な水分が貯留した状態の事を言います。妊娠すると、母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。そのため、腎臓の働きが追いつかないことが、妊娠中のむくみの原因の一つとしてあげられます。しかも、エストロゲンの作用で皮下組織により水分を溜め込む作用が働き、また、日々大きくなる胎児で骨盤内は圧迫されるため、下半身の血流が心臓の方に戻りにくくなり、より下半身がむくむというわけです。予防法は、塩分の取りすぎに注意し、疲れをためないということ。同じ姿勢を続けず、軽く動かす、マッサージするのもおすすめ。足のむくみ対策には、寝るときに足を高くして寝る、弾性ストッキング(足を圧迫するための特殊な編み方でつくられた医療用ストッキングで、下肢静脈の血液還流を促進する働きがあり、静脈瘤やリンパ浮腫の治療の際などに使用されます)または、着圧ソックスなどを利用するなどしましょう。みんなどうしてた? 妊娠中期の「むくみ」の予防法、体験談・カルシウムやむくみ防止でワカメを食べるようにしていました。(33歳)・むくみ防止のためにグレープフルーツをよく食べていました。(28歳)・むくみやすかったのと、体重コントロールのため、ごぼうなどの食物繊維豊富な食材をとるよう心がけました。(32歳)・むくみに効くと聞いたので、すいかをよく食べました。(27歳)・むくみの予防に煮小豆を食べた。また、ドライプルーンとヨーグルト、オリゴ糖を便秘予防のためにとりました。(30歳)・むくみがひどかったため、バナナときゅうりを食べるよう気をつけました。(32歳)・むくみがひどかったので、塩分を抑えた料理を食べました。(32歳)・健診で足のむくみを訴えても、「仕方がない」で終わってしまいました。・普段全くむくまない体質なのにむくみ、体質の増加もあったのに特に何も指示がなく、体重増加に気を付けてのみ。結局妊娠高血圧症候群になりました。・両下肢のむくみがすごくなって、静脈血栓予防に弾性ストッキングを履いた方がいいのか尋ねたところ、あなたの好きでいいですよって言われ、どういうこと?と思いました。結局履かないで無事に何事もなく出産できました。・妊娠中、太りすぎとむくみで今まで履いていたブーツが履けなくなっていてショックでした。(25歳)・むくみ防止と葉酸摂取のため、バナナと納豆を意識して食べるようにしていました。(34歳)・むくみがひどかったので、塩分を抑えた料理を食べました。(32歳)・瓜系の野菜と果物をむくみ防止のために摂っていました。(32歳)・カリウムが多く含まれる夏野菜・梨・バナナをむくみ防止に食べていました。(26歳)・静脈留ができて足がボコボコになり、むくみも出て足首のくびれがなくなり、妊婦でお腹が大きい上に、足が人形のようにストンとなりました。鼠径ヘルニア(脱腸)も出てきて、出産後に手術しなければいけないかもと怯えて過ごしましたが、産後はどちらも治まりました。(35歳)・むくみが半端でなく、歩くのも大変でした。「怪獣」の足と言われていました。(24歳)・こんなにも太くパンパンになるのかと思うほど足首から下がむくみ、足の甲が腫れて痛くて正座ができませんでした。(34歳)・私が悲しんでいると力強い胎動を感じ、涙が出るほど嬉しくて、とても励まされていました。身体の変化では妊娠中足がすごくむくみ、ムーミンのような足になったのがかなり衝撃的でした。(29歳)・通っていた産婦人科には沢山の先生がいらっしゃったのですが、その中に1人受け付けない先生がいました。体重増加に特に気を付けていたのに「太りすぎ」と言われ、むくみが気になって相談したら「食事管理がなってない」言われたりと、とにかく感じの悪い先生でした。母体に良くないのでその先生の居ない日を選んで妊婦健診に行きました。(32歳)・妊娠6ヶ月までは、ヨーグルトや納豆で便秘はなかったですが、6ヶ月を過ぎると足の冷えやむくみも重なり便もかたくなりました。下剤をもらったり朝一番に水を飲んだりしています。・便秘やむくみがひどくなり、体重が増えた。薬を処方してもらって少しは改善したが、産むまで良くなったり悪くなったりを繰り返した。・むくみは気にしなくていいとのことでしたが、足がパンパンだったため気になって仕方なかったです。(31歳)・ルイボスティーを体に良さそうだから飲み、ドライフルーツを鉄分やビタミン摂取の為に食べ、野菜ジュースをむくみ解消に飲みました。(31歳)・バナナ、納豆 をむくみ防止と葉酸摂取のために食べました。(31歳)・ごぼうなどの食物繊維豊富な食材は、むくみやすかったためと体重コントロールのために食べました。(32歳)・夏野菜、梨、バナナはカリウムが多く含まれるのでむくみ防止に食べました。(26歳)・プルーン入りヨーグルトは、便秘にならないように、またトマトはむくみ防止のため、小松菜はカルシウムを摂取するために食べました。(33歳)・バナナ、きゅうりは、むくみがひどかったため食べました。(32歳)・バナナは、むくみを改善したかったので食べました。(22歳)・すいかは、むくみに利くと聞きました。(27歳)・妊婦の時、自分では足のむくみがすごくて大変だったが、医師からは特に異常数値ではないので特に薬を出されることもなく、自分で対処しなくてはならないのですごく困りました。何を試してもむくみが解消されることはありませんでした。・7ヶ月半くらいから安定してきたので、運動も兼ねて床拭きでカラ拭きから水拭きを一日一部屋ずつ順番でしています。一気に全部の部屋をするのはしんどいので順番にしています。前期は気持ち悪くなってお風呂に浸かれなかったけど、7ヶ月後半からむくみ対策も兼ねてお風呂に浸かってつぼ押しなどして温まります。入れないときは足湯だけでも入るようにしています。・髪の毛を洗うのが面倒になり、短くした。今まで2プッシュ使っていたシャンプーが1プッシュで充分になった上に、洗ってそのままでもいいので楽ちん。自炊することが多くなった。それまでは外食が惣菜購入が多かった。むくみ防止に簡単なストレッチをするようになった。仕事をする際、意識的に気持ちにゆとりを持つようになった。便秘対策ヨーグルトや食物繊維摂取をするようになった。・安定期は毎日寝る前にむくみ対策の足マッサージをしました。妊娠後期は切迫気味だったため、足と二の腕のマッサージのみにしました。正期産1日数回、スクワットと股関節、肩のストレッチ、足マッサージ、息をゆっくり吐く練習も行いました。・足浴を冷え・むくみ対策として7か月頃からやりました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。一日働いた足、家に帰るとびっくりするくらい浮腫んでいることありませんか?筆者は座りっぱなしの職業でずっと前傾姿勢でいることが多いので、その浮腫みたるや我ながらびっくりすることがあります。でも、疲れて帰るとマッサージもおざなりに。「浮腫みを残すのは良くない」頭ではわかっていてもついつい「どうせ、明日も浮腫むしなぁ」なんて諦めの気持ちも入ってしまったり。とはいえ、今日の浮腫みをそのままにしてしまう日々が続くと美脚とは程遠い足になってしまうことは必須!今回は、自戒の念も込めて「浮腫みを放置すると何が起こるか」をお伝えしたいと思います。■◇浮腫むのはなんで?そもそもどうして浮腫みが起こるのか。すぐ思い付くのは水分や塩分の取り過ぎ。夜中のラーメンなんかで一時的に浮腫む場合は、時間と共に解消されたりするのでそれはさておき。やっぱり気になるのは「運動不足での浮腫み」や「リンパの詰まり」で起こる慢性的な浮腫み。「リンパが詰まる」なんて聞いたことがある方も多いと思いますが、心臓から全身へジャーっと流れた血液の中に含まれる様々な水分たち。身体を巡って不要になった水分が「さて、もう一回再度心臓に戻って身体の中を循環しようかなー」なんて思った時に「あ、あれ?戻れない(汗)」となって滞ってしまって起こるのが「浮腫み」という現象です。リンパが詰まっていたり、運動不足で筋肉が少なくなってしまって心臓へ血液を戻す為のポンプ機能が弱ったりすると、水分が戻りたくても戻れなくなってしまって足などに溜まってしまうわけです。水分が溜まっているとはいっても、お水は毎日飲みます。どんどん足に水分が溜まって、浮腫みが日常化してしまうと体重の増加はもちろん、見た目にも太めの足になってしまうわけです。大切なポンプ機能を発揮するふくらはぎ近辺。ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのがわかる気がしますよね。■◇むくみを残すと起こることでは「わかっちゃいるけど」状態で足に浮腫みを残したままにするとどうなるのか?脚に余分な水分が溜まった状態ですので、もちろんカモシカ足には程遠く。溜まった所に更に血液も流れてくるのでいらない物がどんどん滞っていきます。滞るから溜まる、溜まるから滞る・・・想像しただけでも悪循環でどんどん太い足になってしまいそう。■◇やっぱりその日の内に立ちっぱなしだったり座りっぱなしだったり、浮腫みが発生してしまうのは仕方がないとして、大切なのはやっぱり「その日の内にケアすること」。ストレッチやマッサージをしてから眠ったり、浮腫み防止のタイツを履いたり、歩いたり走ったり、できることはたくさんありますね。筋肉を増やす為にも歩く時間を増やすこともとっても大切です。■◇おわりに浮腫み防止のタイツも、サイズがあっていなくて締め付けが強かったり、膝下だけのものを着用して座ってばかりいると浮腫みがひどくなる場合もあるそうです。締め付けすぎないサイズのものでケアしつつ、ふくらはぎの筋肉を増やすことも意識して、毎日のちょっとしたマッサージをすること。カモシカ美脚にはコツコツケアが大切です。(川上あいこ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月06日前編 では赤ちゃんの足裏への刺激不足がさまざまな弊害をもたらすことを紹介しました。後編では、足裏への刺激以外で赤ちゃんの脚をすこやかに発達させるために大切なことをご紹介します。おむつにも注意を払おう赤ちゃんが歩くとき以外にも注意すべきことがあります。赤ちゃんを寝かせるときに、寒いのではないかとたくさん布団をかけるお母さんを時折見かけますが、これもよくありません。赤ちゃんは睡眠中も活発に四肢を動かしており、布団が重いとこうした運動が妨害されてしまいます。結果、赤ちゃんは運動不足になり、四肢の筋肉の発達に遅れが出かねないのです。また、赤ちゃんに使うおむつですが、最近はほとんど見かけなくなりましたが、昔(昭和初期頃)日本でよく使われていた腰巻きタイプのおむつは、あまりよくありません。というのも、腰巻きタイプのおむつは膝の下から脚まで布を巻き付ける形で利用するため、赤ちゃんの股関節に悪い影響を与えるからです。こうした、腰に巻き付ける形のおむつは、脚の骨を弱めてしまうだけでなく、運動をやりにくくするだけでなく均整の取れた筋肉の発達を阻害し、結果としてまだ柔らかい状態の赤ちゃんの脚関節を曲げてしまいます。カルシウム不足でさらに刺激が伝わらなくなる成長してからガニ股になってしまうのにはもうひとつ、体内のカルシウムが不足しがちであるという原因もあげられます。ある研究では、日本の子どもは摂取が推奨される量の半分程度しかカルシウムを摂取していないと言われています。そのほか、さまざま調査データを見ても、日本の赤ちゃんはアメリカなどに比べてカルシウムが足りなくなっていることが多いのです。カルシウムはご存じの通り骨を形成するためになくてはならない栄養素ですが、それ以外にも神経における刺激の伝達を早めたり、反射行動の速度を上げたりするために必要になってくる栄養素です。また、カルシウム不足はいらつきや攻撃性の上昇を招き、赤ちゃんの場合には夜なかなか寝つかなかったり夜泣きをしたりするといったことの原因になることもあります。なぜ日本の子どもはカルシウム不足になりがちなのか日本の赤ちゃんや子どもがカルシウム摂取不足になりがちなのには、実は理由があります。それは、欧米の子どもに比べて離乳した後に牛乳を飲まないからです。昔はそれでも骨の多い小魚などを食べることでカルシウム不足が補われていた側面がありましたが、最近では小魚を食べさせる家庭が減っています。お魚そのものを食べない家庭が増えただけでなく、食べるとしても料理に手間がかからない切り身しか使わないという傾向が出てきているためでしょう。子どもの頃にこういった食習慣をつけると、大きくなっても小魚を食べないように育ちます。最近の子どもが30年前の子どもに比べて約2倍も骨折しやすくなっているというのはこうした食習慣の変化によるものと思われます。丈夫な骨を作っていくためには、カルシウム以外にビタミンDといった栄養素が必要ですし、日光浴などで紫外線を適度に浴びることも大事になってきます。丈夫な骨を作るためのカルシウム、ビタミンD、日光浴の関係については、下記の記事に詳しく解説されていますので参考にしてください。・ 牛乳をたくさん飲んでいるのに骨の弱い現代っ子 足の裏の適当な刺激と共に、必要な栄養素も適切に摂るように気をつけることが重要です。(子育ての達人)
2016年03月01日サンワダイレクトはこのほど、足をつるしてむくみを防止できる「折りたたみフットレスト」(1,833円・税別)を通販サイト「サンワダイレクト」で発売した。飛行機や新幹線などでは足を伸ばせないことも多い。また、長時間座ったままでいると、足の疲れやむくみ、エコノミー症候群も心配になるほか、靴の上に足を解放させると靴がつぶれてしまうこともある。同商品は、ランチテーブルなどに引っ掛けることで、ハンモックのように足をつるすことができるフットレスト。足をつるすとリラックスした姿勢を保つことができ、足のむくみ予防にもなるという。足を支える面は型くずれを防ぐよう5枚のプレートでできており、長時間の移動でも快適に使用できる。ベルト内蔵で約450~900mmの間で調整可能。設置する場所に合わせて足の位置を好みの高さに調整できる。未使用時にはコンパクトに折りたたみ可能。折りたたんで収納できる本体カラーと同色の専用袋も付属している。重量は専用収納袋込で約100gと軽いため、旅行時でも気軽に持参できる。素材は表面が肌触りのよいナイロン素材、裏面は優しい触り心地の起毛素材を採用した。表裏どちらでも使用可能。カラーはブラック、ブルー、ピンクの3色展開。サンワダイレクト(本店・楽天市場店・Yahoo! ショッピング店・auショッピングモール店・DeNAショッピング・Amazonマーケットプレイス店)で販売している。
2016年02月29日女性に多い悩みの一つ、足のむくみ。冬場は特にむくみやすい季節ですが、デスクワークや立ち仕事では仕方が無いと諦める前に、食生活を見直してみませんか?■そもそも「むくみ」って何?重力に逆らって二足歩行する人間にとっては、必然ともいえる足のむくみ。血管・リンパ管と組織との間で血液や水分のやりとりがうまくいかないと、組織中に水分がたまり、むくみの原因となります。足の皮膚の下に水分がたまってむくみが進むと、外側に膨張して足が太くなっていくわけです。皮膚が硬ければ、筋肉のポンプ作用が有効に働いて下半身の血液を含む水分を上方へ流すことができるのですが、女性は男性と比べて皮膚が柔らかいため、むくみやすいのです。■まずやめたい、塩分の取り過ぎ塩分を多く含むものを食べると、喉が渇きます。体内のナトリウム(塩分の主成分)の濃度を下げようとする調節機能が働き、体が水分を取りこもうとするため。塩分を多く取れば取るほど、この働きによって水分が排泄(はいせつ)されにくくなり体内に水分がたまって、むくみへとつながります。塩分が多くなりがちな外食や加工食品を多く利用する人は特に注意しましょう。ただし、塩分が少なすぎてもミネラルバランスが悪くなり、逆にむくみが生じやすくなる場合もあります。塩分をやみくもに制限するのではなく、取り過ぎないようにすることが大切です。■「カリウム」と「水分」の不足はむくみの大敵カリウムは、ナトリウムの排泄(はいせつ)を促して、体内の水分量を一定に保とうとします。塩分を過剰摂取しがちな現代の食生活では、カリウムの豊富な食材を積極的に取りたいもの。例えば、サツマイモなどのいも類、大豆をはじめとした豆類や豆腐などの大豆製品、バナナ、アボカド、ほうれん草、干し柿、ウリ科の野菜などです。特に、きゅうりやとうがんなどのウリ科の野菜はカリウムを豊富に含むので、むくみ予防にはおすすめ。また、水分不足もむくみの大敵。「むくむから」と水分の摂取を控えるのは逆効果。水分が不足すると脱水症状を起こし、水を体にため込もうとして尿量を減らすホルモンが分泌され、余計にむくみやすくなるからです。ただし、腎機能が低下している場合などは摂取すべき水分量が通常と異なることもあるため、かかりつけの医師に相談しましょう。■運動、睡眠、ストレスなどの生活習慣も影響むくみには、食生活以外の生活習慣も関わっています。例えば、むくみの大敵「冷え」。夏でも冷たいものはひかえるなど、冷えないようにする工夫は必要です。また、適度に運動して血行を良くして汗をかく、適切な睡眠時間を確保する、ストレスをため込まない、といったことも、むくみの改善につながります。食生活を見直すとともに生活習慣も改善して、気になるむくみを解消していきましょう。
2016年02月20日足が痛い!と思ったとき、あなたはどこへ行きますか? 骨にヒビが入っているかもしれないなら整形外科、タコや魚の目があるなら皮膚科でしょうか? 外反母趾があるなら…果たしてどこへ? 巻き爪の痛みなら…?そんな「足」の悩みやトラブルを総合的に診てもらえる医療機関があったらいいですよね? 日本ではまだ知られていませんが、アメリカではポダイアトリー(Podiatry:足病学)という学問があり、ポダイアトリスト(Podiatrist:足病外科医)という足だけの医師がいます。実は、日本でも足専門のクリニックがあります。それは東京・表参道にある「足のクリニック 表参道」。ここでは、日本初の足の痛みや変形に特化したクリニックで、くるぶしから下の「足」のトラブルなら何でも相談できる医療機関。「日本人は、いわゆる“靴”の歴史が短いので、昔は欧米諸国に比べて足のトラブルが圧倒的に少なかったこともあり、足の専門医学がとても遅れているのだと思います。アメリカには、目が悪いから眼科、歯が痛いから歯科、と同じように足のトラブルに対しては“足科”がある。アメリカ人が日本へ来て“足科がない”と知ると、驚くんですよ。アメリカではポダイアトリーといえばとてもメジャーなんですが、悲しいことに日本では知名度が低いんです。ドクターでさえ、その言葉を知らない方もいると思います」そう教えてくれるのは、「足のクリニック 表参道」院長の桑原靖先生です。確かに、日本の辞書には、ポダイアトリーはおろか足病学という項目もありません。あのウィキペディアにすらないのです。ポダイアトリー(足病学)とはそのままズバリ、人の足についての専門医学。診察に始まり、理学療法、生体力学、薬剤の処方、特別な靴やインソール処方、手術なども含めて足に起こるさまざまなトラブルを総合的に診る医学です。桑原 靖 先生 プロフィール「足のクリニック 表参道」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足のクリニック 表参道」 近年多くなった足のトラブル、医師はどう対応する?日本人が、欧米人と同じようにつま先を覆う靴を履くようになったのは明治時代以降。それまでは、下駄や草履を履き、しかも家ではそれも履かなかった日本人には、足に外反母趾などのりクスを抱えていてもそれに気づかなかったことでしょう。足を締めつける靴が、さまざまな足のトラブルを表面化させるようになりました。朝から寝る直前まで靴を履く習慣のある欧米諸国で、早くから足の専門医学が発展したのはうなづけます。「日本も今では、小学生の子供でも外反母趾が多い時代。親が気づいてあげないと、そのまま成長してしまいます。幼い頃から医学的な介入で予防してあげるなど、親への教育も大切だと思っています。そのためにもやはり足専門のホームドクターが必要なんです。アメリカでは足を診る専門の医師、足病外科医の数は17,000人近くいます。そのほとんどが足専門医として開業していると言われるほど。通常の医師と同じで4年間大学で勉強した後、さらに4年間、ポダイアトリーの専門教育を受けけ、その後3年間の研修期間。それでやっと国家資格がもらえるんです。これは一般の医師免許と区別された、ポダイアトリストという医師免許。ポダイアトリストは整形外科、形成外科、外科、皮膚科、血管外科などに通じて、足の病気やトラブルについて専門的に学んだ医師だけが得られる資格なんですよ。それに対して日本では、整形外科の教科書600ページのうち、足について書いてあるのはわずか20ページほど。この差は大きいですよね」(桑原先生)桑原先生の「足のクリニック 表参道」は、アメリカのポダイアトリーの知識を元に日本で治療を行うため、必要な診療科(整形外科、形成外科、皮膚科、内科、外科、血管外科など)と連携する複数の専門医が、同クリニックに勤務する体制をとっています。これだけの医師がいるのは、患者さんが抱えているトラブルや病気がバリエーション豊かだから。外反母趾やハンマートゥなどの足の変形、足底筋膜炎、ハイアーチ、モートン病、巻き爪…他にも多種多様です。「でも、その原因はと言えばほぼ一つだけ。それは足のアライメントの異常です。顔と同じように足の骨格やそれに伴うさまざまなリスクも親から遺伝し、生活習慣や歩き方、履いている靴などがそのトラブルの悪化を助長します。また原因は骨の変形だけとは限らず、皮膚や血管、靭帯や筋肉にも関係しているんですよ」(桑原先生)寝たきり高齢者や、糖尿病で足をなくす人を減らしたい!桑原先生は、もともと形成外科医。簡単に言うと形成外科は「外観や機能の再建を行なう科」で、中でも先生の専門は「創傷治癒学」です。交通事故などによる外傷ややけど、手術などでできた皮膚の傷を治すのも専門領域。実は、先生は主に糖尿病の患者さんの足の切断、いわゆる「下肢切断」を行っていました。日本国内では毎年2万本の足が、糖尿病が原因で切断されていること知っていますか? 糖尿病の方が足を切断するようになるのに、最初はただの靴ずれや巻き爪、タコなど、ささいなことが大半の原因を占めるのだそうです。「糖尿病が重症化すると合併症で神経に障害が起き、足の感覚がなくなっていくので、進行すると痛みに気づかない。靴ずれや巻き爪になっても気づかず、放っておくと、その傷から細菌が感染して潰瘍や壊疽(えそ)を起こす。聞いたことがあるでしょう? 治療が遅れると切断につながるのです。アメリカでは糖尿病患者の下肢切断率は日本ほど高くありません。そこまで重症化する人がいないからです。日本の内科では、糖尿病になった患者さんを眼科に紹介するのですが、アメリカでは眼科に加えて足科にも紹介するのが普通なんですよ」(桑原先生)足をなくす人を減らすには、もちろん、まずは糖尿病を減らすこと。でも、放っておくと治ると思われている足のトラブルを、糖尿病になる前から早い段階できちんと治療することがとても重要です。糖尿病に由来する潰瘍や壊疽を診るドクターはたくさんいます。ただ、その要因となったタコやウオノメ、巻き爪、靴ずれ、外反母趾、水虫、足底筋膜炎などのポピュラーな病気、それと重症化した潰瘍や腫瘍まで、足をトータルに診てくれるところは本当に少ないのが現状です。「もしも、ポダイアトリー(足病学)がもっと国内に広まったら、足の切断率は確実に減ると思います。また、健康で自分の足で歩ける寿命が長くなるでしょうね。そして、寝たきりの高齢者も少なくなるはず。なぜって、転倒が減るからです。寝たきりになるお年寄りの10%は、転倒が原因と言われています。転んで骨折したことがきかっけで寝たきりになってしまうわけです。今よりもっとみなさんが足の健康を保てるようになったら、それも確実に減りますよ! 小さな足のトラブルを放っておかない。ささいなトラブルでも気軽に診てもらえるクリニックが増えたら、それも叶いますね。そのためにも、みなさんにポダイアトリーというものについて、知っておいてほしいと思います」(桑原先生)
2016年02月16日靴の役割を考えたことがありますか? 靴はファッションの一部ではあるけれど、洋服と違って「流行だから」「クールに見えるから」「細く見えるから」など、単に感覚だけで選んではいけないもの。なぜって、靴を正しく選んで正しく履くことは、足をさまざまなトラブルから守ることにつながるからです。「ハイヒールが楽」という人の足は、危険信号!「『私はハイヒールのほうが楽! ぺたんこ靴は履きにくい』という人は、あたかもカッコイイ女性に見えるかもしれません。でも、長時間ハイヒールを履いていても平気ということは、足にトラブルが起きているサインなんです」と警告を発するのは、「足のクリニック 表参道」院長、桑原靖先生。アラフォー世代だから気をつけたい靴の選び方や、靴による足のトラブルについてアドバイスをいただきました。靴の役割、それは足を保護して衝撃をやわらげたり、本来の足の機能を引き出して歩行の補助をすること。靴を正しく選ぶこと、正しく履くことは足をさまざまなトラブルから守り、健康を保つことにつながります。「足の構造から考えて、ハイヒールが体に良いわけはないんです。重心が前にいくだけでなく、骨盤が前傾したままになるので身体に負担がかかります。何より、アキレス腱が拘縮(動きが悪くなること)してしまうんです。10代20代の若い体はまだ柔軟性があるので、たとえ長い時間ハイヒールを履いてアキレス腱が固く縮まったままでも、脱いでいる間にもとに戻りやすかったもの。これが年齢を重ねるにつれ、縮こまったままになっていくわけです」(桑原先生) アキレス腱は足底筋膜とつながっているため、そうなるとヒールを脱いで地面に足をついたとき、今度は足裏の腱のほうが伸ばされてしまい、逆につらいと感じます。ひどいと足裏が痛む「足底筋膜炎」や「ヒールペイン(かかとの痛み)」を引き起こすことがあります。ハイヒールの形は靴の役割を果たしていない(後で説明)ため、さまざまなトラブルにつながる可能性大。ハイヒールが楽だと感じる人、フラットシューズのほうが苦手だという人は、既にアキレス腱が拘縮しているサインかもしれません。 ハイヒールを履くなら、必ず「アキレス腱」のストレッチを!さらに、桑原先生は続けます。「アキレス腱が伸びないことは、短趾屈筋(足指を曲げる筋肉)に負担がかかることにもなります。足の指で地面をつかもうと頑張るのです。すると、ハンマートゥやマレットトゥ、クロートゥなど、指が変更してしまう病気になることも。ハイヒールを履く人で、変形はしていないけれど指の動きがなんだか悪いと感じたら、一度診察を受けたほうがいいでしょうね」ここで、桑原先生の考える、健康な足を保つ「理想の靴の条件」を紹介します。▼靴自体に安定性がある 靴と地面の接地面積が広く、靴底が固いもの。▼かかとと靴が一体化する 「靴はかかとで履く」もの。かかとが深くしっかり作られていること。▼足と接する面積が広い 特に、足の甲を覆う面積が多いほど安定しやすい。▼アーチをきちんとサポートしてくれる 内側、外側、横の3つのアーチを支えて衝撃を吸収すること。▼足が曲がってよい場所で靴も曲がる 曲がってよいのは指のつけ根だけ。他では曲がらない。▼つま先に1cm~1.5cmの余裕があること そしてそれ以上、つま先が前にすべってしまわないことこれらをすべて満たす靴は、限りなくスニーカーに近いものになってしまいます。オシャレを考えるとそうもいきませんね。靴を購入する際、ひとつでも多く上の条件に当てはまることを目標にしましょう。それでもやっぱりヒールの高い靴を履きたい人、履かなければならない人もいるでしょう。そんな人は、以前にも桑原先生が紹介されたアキレス腱ストレッチが必須。毎晩これをやるだけで、トラブル予防につながります。【アキレス腱ストレッチ】1) 両腕を真っすぐに伸ばし、壁に両手をつけます。2) 伸ばしたいほうの足を後ろに引き、前の膝をゆっくり曲げていきます。つま先は斜めにしたりせず、壁に対して垂直に。かかとは必ず床につけておきます。3) アキレス腱が突っ張る程度の状態で、ゆっくり気持ちよく伸ばします。20秒ほど動かずに。反動をつけずに行うのがポイントです。4) 反対側の足も同じようにストレッチします。 痛くない! 迷わない! アラフォーからのパンプス選びでは、現実的に、足の健康にもよくファッション性も考えたら、私たちはどんな靴を選んだらいいのでしょう? 「ヒールの高い靴は、オススメできないんです。足の変形リスクを大きくして、カチコチのふくらはぎを作り出しているようなもの。でも、どうしても履かなければならない時は、ハイヒールはまず履いている時間をできるだけ短くして、先のアキレス腱ストレッチで毎晩メンテナンスすることです。会社でヒール付きパンプスを履く人は、通勤時はスニーカーに。立ちっぱなしの方は、休み時間だけでもフラットシューズに履き替えるなど、工夫をして。また、特にサンダルなどに多いようですが、合わない靴を買ってしまって、履いているうちに楽になる…というのもオススメできません。 “足が靴に合ってしまう” のは決してよくない。買うときは、試し履きをじっくりと。普段の速度で店内を歩いてみます。そして痛くならない自信のある靴を選ぶのが基本ですよ」(桑原先生)通販で靴を買うのはオススメできませんが、試着がOKな通販も増えてきているので、賢く利用したいもの。そして、最近充実してきたインソールにも注目を。インソールはゆるい靴に入れるもの、という認識を持っていたらそれは間違いです。インソールを入れることで足をホールドし、フィット感を高めます。足にきちんとフィットするパンプスは、ストライド(歩幅)が広くなり、歩数が少なくなるため、同じ距離を歩いても疲れにくいメリットがあります。では最後に、靴選びのポイントをまとめておきます。ぜひ覚えておきましょう。【正しい靴の選び方POINT】1)ヒールの高さはできれば、4~5cmまでに。 これ以上高さのあるヒールは百害あって一利なし。 高ければ高いほど、特に足指のつけ根への負担が高くなります。2)ストラップ付きのものがベター。なければパンプスベルトを付ける。 足首の曲がる部分にストラップが付いたデザインは、 前すべりを防止してくれるだけでなく、かかとの脱げ防止に!3)甲をできるだけ覆うデザインのものを。 脱げにくく安定性があるのは、肌を覆う面積が多いデザインです。 指のすき間が見えるような浅い靴は脱げやすく、オススメできません。4)底がある程度固く、しっかりとした素材のものを。 靴の底を中から押したとき、曲がってしまうような柔らかすぎる靴底は 着地の衝撃を抑えることができません。厚く固めのほうがGOOD。5)ヒールは太め、もしくはウエッジソール。 足と地面の接地面積が広いほど、安定しています。ピンヒールよりは 断然太いヒール、またはウエッジソールのほうがよいでしょう。6)インソールを賢く利用する。 アーチを支えるのは靴よりむしろインソール。先にしっかりと作られた インソールを選び、それにあった靴を購入するのも賢い選択。桑原 靖 先生 プロフィール「足のクリニック 表参道」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足のクリニック 表参道」
2016年02月04日アラフォー世代になると、足の爪がすべてキレイに整っている人はほとんどいません。特に「巻き爪」で苦しんでいる人は10人に1人とも言われます。その痛さは経験した人にしかわからないほど! しかも、いったん痛みが出るとなかなか治りにくく、矯正などをしても再発してしまうことが少なくありません。巻き爪を治すのってやはり難しいのでしょうか?「多くの方は、巻き爪の原因は “爪そのもの” にあると思っています。でも、実は原因のほとんどは爪ではなく “足” にあるんですよ! それを無視して爪への対処療法をするだけでは再発するのも当然なんです」と教えてくださるのは、「足のクリニック 表参道」の院長、桑原靖先生。今回は、正しい巻き爪の知識と、再発しにくい治療法を伺いました。「なぜ巻き爪になったの?」本当の原因とは・・・?そもそも巻き爪(陥入爪) とは、爪が内側へ弯曲し、巻き込んでいる状態のこと。周囲の皮膚に爪が食い込み、痛みや炎症・膿みなどを伴うこともあります。その結果、靴が履けない、上手く歩けない、爪が切れない、何もしなくても痛い…などの悩みを抱えることに。放っておくと傷口から菌が進入し、感染を起こすこともあるほどです。「巻き爪になる原因はいろいろありますが、第一には爪が受ける圧力が弱すぎる場合。爪は元々内側に巻きやすい性質があるのですが、立ったり歩いている時に圧がかかることで地面と平行の形を維持しています。ですから、体重をかけないでいると曲がっていくのはあたりまえ。長期間寝たきりになった途端、巻き爪になるなんていうのもよくある話です。また、爪にかかる圧力が均等でない場合によく起こります。つまり、足が変形している外反母趾や、足のアーチが落ちて扁平足になっている方は、痛い、痛くないは別としてほとんどと言っていいほど巻き爪になっていますね」(桑原先生)外反母趾などのトラブルがある人で、今はまだ痛みがなくても、爪の端を押すと痛む、先が細い靴を履いた時だけ痛いなどの場合、見えない部分に爪が食い込んでいることがあります。これはもちろん、放っておくと徐々に巻き爪が悪化する可能性大! また、足の指の先端の骨(末節骨)の形態異常や爪下外骨腫という良性腫瘍により、骨の形が変形してしまうなど、爪が原因ではない場合が本当に多いのだそう。巻き爪は遺伝だとか、そもそもなりやすい爪の形があると思っている人も多いものですが、違いましたね! ちょっとビックリです。巻き爪はれっきとした病気。原因にあった治療法を!ただ、先天的に巻き爪になりやすい人も確かにいるようです。それは、爪の幅が広い人、爪が大きい人など。オーバーサイズネイルと呼ばれる爪で、そもそも皮膚に爪が食い込みやすい形です。「巻き爪の原因は一概には言えないため、まずは原因を見極めることが大切です。爪の医療に詳しいドクターなら、その方の爪の形、歩き方・立ち方の癖などを総合的に見て、原因を特定することができるはずです。巻き爪はれっきとした病気です。原因を特定できないまま、やみくもに矯正などの対処療法をしても完治は望めないと思いましょう」(桑原先生)もちろん、単純に爪が原因だった場合、桑原先生のクリニックでは巻き爪専用のワイヤー矯正治療を行います。「VHO巻き爪矯正ワイヤー」と呼ばれるもので、従来のワイヤー治療に比べ、爪が短くても装着することができ、付けていても邪魔にならないのが特徴。ワイヤー挿入の際、痛みが少ないのもメリットです。 「膿んで痛みがある人は、初回は爪を切っておしまい、ということもありますね。正しく爪を切ってあげるだけで痛くなくなることも多いもの。再発予防のために正しい切り方の指導もします。また、外反母趾が原因でも、軽い巻き爪なら、きちんとした機能性インソールを入れてもらうことで改善されることもあるんです。クリニックの治療用インソールでなくとも、市販のインソールで治る人もいます。もちろん、小さすぎる靴、大きすぎる靴、つま先がきつい靴などは足に負担をかけ、巻き爪を助長してしまいますから、靴そのものにも気をつけてもらいます。こういった指導でも治らない、再発してしまう方には、根本治療の『NaOH』療法をオススメしています。痛みも少なく、歩いて帰っていただけますよ!」(桑原先生)さて、『NaOH』とはどんなものでしょう?再発しにくい、巻き爪の新治療!『NaOH』とは?桑原先生のクリニック「足のクリニック 表参道」で行っている『NaOH』は、日本ではまだあまり行われていませんが、アメリカなどではポピュラーな手術です。「手術と聞くと『え〜、巻き爪で手術までするの?』と思うかもしれませんが、1カ所5〜10分で終わり、手術直後に歩いて帰れる治療方法です。その日の入浴も可能なんですよ。手術は、巻いている爪の端を根元まで切除し、その部位から爪が伸びてこないように薬品を塗るというもの。NaOHとは、爪になる細胞を焼くための薬品の名前です。爪になる前の細胞を取ってしまうため、そこからはもう爪が生えてきません。なので、多少は爪の形が細長くなります」(桑原先生)施術する際には局所麻酔をし、十分に効果が現れてから実施するため、痛みを感じない方がほとんど。術後に痛み止めの処方をすることもあります。手術時間は合計20分程度。完治までの期間が短く、通院日数が少なくて済むのもメリットです。手術は健康保険が適用になり、料金は3割負担で10,000円程度。なお術前に別途血液検査が必要なこともあります。巻き爪で長い間悩んでいた人、さまざまな治療をしたけれど効果がなかったという方は、このNaOH手術を選択肢のひとつにしてみてはいかが? 今年の夏こそ、自信を持ってサンダルが履けるようになりましょう!桑原 靖 先生 プロフィール「足のクリニック 表参道」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足のクリニック 表参道」
2016年01月21日趣味として、または健康のためにと、せっかく始めたランやウォーキング。続けるうちに、足に何らかのトラブルを抱えてしまう人も少なくない様子。そんな方々の駆け込み寺、「足のクリニック 表参道」の院長である桑原靖先生にお話をお聞きしました。足の痛み、そもそもの要因は、“アーチ” の崩れ「ランニングやウォーキングで足のトラブルといえば、ナンバー1は “足の裏側” が痛い人でしょうね。痛い場所は人によって違いますが、長距離を走ったり歩いたりしている人は、概ねアキレス腱からつま先までの裏側に痛みを訴えています。特に多いのは『足底筋膜炎』です」(桑原先生)「足底筋膜とは足の裏に膜のように張っている “腱組織” のことですが、部位を表しているだけなので、足裏の痛みは大抵この病名をつけられます。そもそもの要因となっているのは、アーチの崩れ。それに気がつかず、放置したまま長距離を走ったり歩いたりすると、足の裏でうまく衝撃吸収ができずに炎症が起きてしまうのです。特に女性の場合は、カカトの骨が内側に倒れる『過回内』によって、アーチが崩れていることがほとんどですね」(桑原先生)過回内によるアーチの崩れ以外にも、土踏まずのサポートが悪い靴や、柔らかすぎるシューズを履き続けている人、ふくらはぎの筋肉が硬くなっている人、毎日下り坂やでこぼこ道を走っている人なども、足底筋膜炎になりやすいもの。不思議なことに、朝起きたとき最初の一歩が痛むのも足底筋膜炎の特徴です。でも、長距離を走ったり歩いたりすることは、そんなに足に悪いことなのでしょうか?「歩く、走る、はとても原始的な運動で、特にウォーキングはそれ自体が悪いわけではありません。痛くなる人は、オーバーユース、使いすぎでしょうね。もちろん、人によって程度はさまざまで、一定のラインを超えて酷使しても痛みが出ない人もいれば、オーバーラインが低く、ちょっと走っただけで痛くなる人もいます。残念ながらこの個人差はなんとも言えませんね」(桑原先生) 重要なのはシューズより「インソール」!とはいえ、炎症が起きる前に、せめて痛みが出る前に、予防策はないのでしょうか? よくシューズが合っていないと痛みが出ると言われますが…?「シューズも大事ですが、もっと大切なのはインソールでしょうね。アスリートなどはインソールが命と言われるほど。健康のために痛みが出る手前でやめる程度ならいのですが、レベルアップしたり、パフォーマンス向上のためには、インソールはとても重要なんです。インソールにもいろいろありますが、身体機能を向上させるために開発されたスポーツ用のものを選ぶこと。また、アドバイザーがきちんといるお店で購入するのが鉄則です。市販のインソールは足に合わない場合もあるので、自分の足に合ったオーダーメードのインソールを作成することをおススメします」(桑原先生)そのレベルのインソールは土踏まずやかかとの部分が非常に硬く、アーチも驚くほど立体的にできています。インソール自体で足をガッチリホールドしてくれるといった感じです。「インソール」を選ぶときのポイントランやウォーク用のシューズは、つま先に1〜2cm余裕があるものがよいとわれますが、インソールだって同じこと。それどころか、シューズよりインソールを先に選んでも全く問題ないのです。というのも、シューズを選ぶときには、シューズ内が見えるわけではないので、つま先にどの程度余裕があるのかはわかりません。でも、インソールはサイズが目に見えているので意外にわかりやすい! 自分の足裏のアーチが合うインソールを床に置いて足を乗せ、いちばん長い指より先に1〜2cm余裕があり、横幅など、インソールからはみ出していないかどうか、確認しながら選びましょう。きちんとしたインソールを装着することで、足底筋膜炎だけでなく、タコやウオノメなど足のさまざまなトラブルは治癒することが少なくありません。「私のクリニックでは、オーダーメイドのインソールを処方しています。痛みなどの症状が強い場合のインソールは、保険適用になることもありますよ」(桑原先生) ランナーを痛みから救う「体外衝撃波」治療とは?足底筋膜炎の患者が多いことから、桑原先生のクリニック「足のクリニック 表参道」では、いち早く「体外衝撃波」による新治療を導入しました。体外衝撃波治療(extracorporeal shock wave therapy : ESWT)とは、体外衝撃波を足底筋膜炎の痛みのある部位にあてることで、痛みの除去と組織の修復を促すもの。実際の衝撃波治療は素足になって、寝た状態で行われます。寝ながらできるので身体の負担はほとんどありません。麻酔の必要もなく、約30分程度で終了します。基本は1回の治療ですが、1回で効果が得られない場合、医師と相談の上で期間をあけて再度行うこともあるようです。痛みの神経終末を変性させるとともに疼痛伝達物質を減少させて中枢への疼痛伝導を抑制する(「痛い」という刺激が脳へ伝わるのをブロック)。そして、衝撃波を当てることで、患部の血流を増やして組織のダメージを早く修復する効果が期待できるのだそう。国際衝撃波治療学会では、足底腱膜炎以外にもアキレス腱炎、アキレス腱付着部炎、膝盞腱炎、上腕骨外上顆炎、石灰沈着性腱板炎、腱板炎、大転子部痛、偽関節、疲労骨折、早期の無腐性骨折壊死、早期の離断性骨軟骨炎などにも適応するとしています。「平均的な効果は60%〜80%でしょうか。足を酷使するアスリートより普通に生活をしている患者さんの方のほうが治りが良いという報告もあります。でも、足底筋膜炎は結果としての病状であって、本当の原因は日常生活や足の構造そのものにある可能性が高いもの。ですから私の診療所では、なぜ足底筋膜炎になったのかを検査や問診で突き止め、再発予防のためのアドバイスを行なっています」(桑原先生)「アキレス腱ストレッチ」で、足の痛みをケア「足の痛み予防のためには、必ず行っていただきたいストレッチがあります。それはとても簡単なアキレス腱ストレッチなんですが、運動前後にやることで足の疲れを解消し、痛みを軽減する効果が期待できます。足底筋膜炎の痛みのある方だけでなく、かかとの痛み、日頃ハイヒールを履いている女性にもオススメですよ」(桑原先生)では、桑原先生のストレッチをご紹介しましょう。 【アキレス腱ストレッチ】1) 両腕を真っすぐに伸ばし、壁に両手をつけます。2) 伸ばしたいほうの足を後ろに引き、前の膝をゆっくり曲げていきます。つま先は斜めにしたりせず、壁に対して垂直に。かかとは必ず床につけておきます。3) アキレス腱が突っ張る程度の状態で、ゆっくり気持ちよく伸ばします。20秒ほど動かずに。反動をつけずに行うのがポイントです。4) 反対側の足も同じようにストレッチします。これなら、毎日でもできそうですね!桑原 靖 先生 プロフィール「足のクリニック 表参道」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足のクリニック 表参道」
2016年01月15日食べて飲んで寝て。のんびり過ごした年末年始が終わると、「顔がむくんでる・・・・・・?」なんて気づく方も多いのではないでしょうか。むくみを放置すると老廃物や毒素が詰まり、顔が一回りも二回りも大きく見えてしまうことも・・・・・・。そこで今回は、むくみを解消してくれるお茶をピックアップしました。■どくだみ茶どくだみ茶は、昔から優れた薬草として重宝されてきた“どくだみ”を煎じたお茶です。どくだみ茶は老廃物を排出してくれるデトックス茶としても有名で、どくだみに含まれるフラボノイドの一種クエルセチンやカリウムによる利尿作用が、むくみを解消に一役買ってくれるのです。味に少し癖があるものの、ノンカフェインで飲む時間を選ばず、美肌や抗酸化、デトックスなど、女性のキレイをサポートしてくれる成分が含まれているものも魅力のひとつです。■コーン茶日本で認知度が上がってきたのは最近のことですが、韓国では昔から親しまれてきたお茶です。コーン茶はトウモロコシの実を炒って出来たお茶と、トウモロコシのひげを煎じたお茶があり、どちらのお茶にもデトックス効果があると言われています。トウモロコシの実から出来たコーン茶は甘く香ばしい香りが特徴で、鉄分やカリウムなどを豊富に含んでいます。一方、トウモロコシのひげから出来たコーン茶は少し癖がありますが、こちらの方がむくみ解消効果に優れています。どちらが好みか、一度飲み比べてみるといいかもしれませんね。■明日葉茶強い生命力を持つと言われる明日葉は、今スムージ―やサプリメントにも多く用いられている人気の植物です。その明日葉から出来た明日葉茶には、カルコンという明日葉にしか含まれない成分が含まれています。カルコンは、むくみ解消だけでなく、脂肪燃焼にもアプローチしてくれる成分と言われています。セルライトの予防・解消にも効果があると言われているので、年末年始に食べ過ぎてしまった方は、明日葉茶を取り入れてみてくださいね。■ハトムギ茶お米に混ぜて炊いたり、化粧品にも用いられたりしているハトムギも、むくみ解消に最適です。ハトムギの殻を除いて乾燥したもののことをヨクイニンと呼び、このヨクイニンには体の余分な水分を排出する働きがあります。むくみは体の中の塩分濃度を下げようと、水分を溜め混むことによって引き起こされます。このヨクイニンから作られたハトムギ茶は、この身体の中に溜まった水分にアプローチしてくれるのです。■プーアル茶ダイエット中飲むお茶として、プーアル茶も有名ですよね。プーアル茶は、中国茶の一種でポリフェノールによる利尿作用の強いお茶です。また、脂肪燃焼を助けてくれたり、脂肪の吸収を抑えてくれたりする作用があると言われているため、代謝アップも期待できます。代謝が上がるということは、体内水分の巡りが良くなり、むくみにくい身体を作っていくことにも繋がります。■おわりにどんなにむくみに良いとされていお茶でも、口に合わなければ長続きしません。コンビニのペットボトルで購入できるものもありますので、まずは味を試してからお気に入りのお茶を見つけてくださいね。(大野えりか/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月15日冬のコーディネートに欠かせないブーツ。意外にブーツを履く期間は長いので、できるだけ快適に履きこなしたいものです。でもブーツを履いた時に、足の痛みや違和感、蒸れやかゆみなどが気になっていませんか? 今回は、「足のクリニック 表参道」院長である桑原靖先生に目からウロコの足知識と冬のフットケアを指南していただきました。あなたの靴、足の甲をしっかりホールドしていますか?「ブーツを含め靴というものは、本来、足を保護して衝撃を吸収したり、足の機能を引き出して歩行の補助をする役目を果たします。そこからすると、基本的にヒールは高くないほうがいい。高さがあることの他にも、ヒールによってつま先が前にズレていくことがよくない。ファッション性もあるでしょうけれど、医師の立場上、足によくない靴はやはりオススメできないんですよ」(桑原先生)ヒールがないと言えば、ここ数年ムートンブーツがカジュアル派に人気です。履きやすさも手伝ってすっかり定番化していますが、先生、これはよい傾向ですね?「いいえ。あのブーツが履きやすいというのは、おそらく幻想でしょう。いわゆる長靴のような形のブーツは、正しい歩き方ができている人には履きにくいはず。なぜかというと、あの形では足にフィットしない。特に足の甲の部分は、しっかりホールドされているべき。グニャグニャしたタイプは、ブーツの中で足が動き放題だから、先に挙げた靴の役目を全然果たせてないんです」(桑原先生)先生によれば、靴の部位で動いたり曲がってもいい部分は、足の指のつけ根のみ。それ以外は曲がってはいけないのだそうです。その上で、足首がしっかり固定されていることも大事。革製の細身のブーツなどは足首がフィットしているのでOK。ブーティでも、足の甲をしっかりホールドできる形であれば問題ありません。 あなたのブーツの中で、何が起きているの?間違った靴選びが、足のためにどんなによくないことなのか。「特にアラフォー以降の女性に多いのが『回内足』。これは、足が地面に着いたときカカトの骨が内側に倒れている状態のことです。そもそもカカトの骨は左右に倒れやすい構造をしているのですが、足をしっかりサポートしてくれない靴をはき続けたりした結果、このような変形につながることも往々にしてあるんですよ」この回内が進むことで、骨格の配列が崩れ、土踏まずがなくなってしまう『外反扁平足』も少なくないそうです。土踏まずがなくなると、長時間の歩行が疲れやすくなったり、外反母趾の悪化、足底筋膜炎を発症させることにもつながります。あなたが今日履いたブーツを見てみましょう。真後ろから見て、ゆがんでいませんか? かかとの片側だけ極端にすり減ってはいませんか? 靴底が傾いていませんか? そんな状態になっていたら、足が変形している証拠。一度きちんと診てもらうことをオススメします。大人になると、足のトラブルが増える?!なぜアラフォーでこういったトラブルが多くなるかと言えば、10代20代は体がまだ柔らかく、調整機能があります。合わない靴を履いていても、膝や股関節がフォローし、変形やゆがみが出ないように調整してくれていたのですね。それが40歳になる頃には、体も硬くなってしまいます。足の変形をそのまま放っておけば、今度は膝や股関節に負担がかかり、さらに大きなトラブルを招きます。年を重ねて関節が痛いと言う人、多いですよね? ゆくゆく手術に発展してしまうのもよくある話。「靴が原因で人工関節に… などということは、やはり避けたいじゃないですか。足を見くびってはダメです。変形に気がついたら、とにかく足を診てくれる病院を受診をして、レントゲン撮影などで骨格構造の歪みをチェックしてもらうことをお勧めします」(桑原先生)カカトのひび割れが「水虫」につながるって、どういうこと?!ブーツを履く期間は、乾燥しやすいシーズンでもあります。ブーツと関連したトラブルとして、桑原先生はカカトのカサカサやひび割れを挙げています。確かにストッキングが引っかかるのはイヤですが、ブーツとどういう関係があるというのでしょうか?「カカトのひび割れを放っておくと、水虫になりやすいんですよ。水虫だけでなく、イボなどが移ることもあります」(桑原先生)えっ、水虫やイボが移る??「水虫は、カビの一種である水虫菌(=白癬菌)に感染すること。水虫菌は水虫にかかっている人のはがれた皮膚から、スリッパやバスマットなどを介して他の人に移ります。きちんと毎日お風呂で足を洗えば、普通は菌も一緒に洗い流せるのですが、カカトの角質がめくれていたりひび割れていると、そのすき間から水虫菌が入り込む可能性が高くなるわけです。すると水虫特有のかゆみやカサカサ、発赤などの症状が出てくる人もいれば、無症状で水虫に感染したままにしてしまう人もいます。水虫菌は高温多湿の環境が大好き。ブーツは普通の靴やスニーカーよりも蒸れやすいうえ、ストッキングやタイツを履いていたらなおさら通気性が悪くなります。1日ブーツをはき続けている人などは、水虫菌を増やす原因となります。イボもヒトパピローマウイルスが皮膚に入りこみ、感染するのが原因。思ってもみない原因かもしれませんが、冬の乾燥を見くびってはいけませんよね」(桑原先生)冬のカカト、そのお手入れ方法は?かかとがカサつき、ひび割れるのは、乾燥して硬くなった皮膚に荷重がかかることにより、皮膚が引っ張られてしまうため。角質ケアとしては、クリームを朝晩なじませるのが基本。特に効果的なのは尿素入りのクリーム。尿素は角質を柔らかくして溶かす働きがあります。少し固めのクリームは、手のひらの体温で温め、柔らかくしてからなじませましょう。「軽石でこすって落とすのも悪くはないのですが、必ず清潔なものを使いましょう。バスルームに置きっ放しの軽石は、細菌が済んでいる可能性もあるので要チェックです」(桑原先生)安心してブーツを履くために、今日からしっかり水虫対策を!そして、ブーツを履き続けても清潔な足を保つためには、何より菌が育たない環境をつくること。足をよく洗うことや、ブーツの中の湿気をそのままにせず、風通しをよくすることです。特に汗をかきやすい人は気を使ってみて。ポイントとしては・・・◎ブーツを履く時間を減らすよう、職場では靴を履き替える。◎同じブーツを2日続けて履かない。◎履いたブーツはその日のうちに、新聞紙などを詰めてよく乾燥させる。◎銀や銅入りなど、デオドラント効果の高いソックスなどを履く。◎抗菌作用のあるインソールを入れる。◎足専用の制汗剤を使用する。◎ブーツを履いた後は抗菌石鹸で指の間までしっかりと洗う。特に、1日8時間以上履き続ける人は、少しでもブーツから足を抜くなどの工夫をしましょう。欧米人に比べ靴の文化が短い日本人は、いったん外出したら、その靴を履き替えることがほとんどありません。欧米の働く女性は、1日のうちで何度も靴を替えるのも普通で、例えば通勤ではスニーカー、オフィスでは仕事用パンプス、ジムではスポーツシューズ、レストランでハイヒール、自宅ではフラットシューズ…といった具合。家では靴を脱ぐ日本人がそこまでする必要はありませんが、履きっ放しを避ける意識を持つだけで、靴の傷み具合も、水虫のかかりやすさにも差が付きます。これって水虫?! と思ったら、まずやるべきことそして、水虫菌が付着してしまった場合のこと。すぐに定着&感染してしまうわけではないので、菌が付いてから24時間以内にきちんと石鹸で洗い流せばよいとのこと。要するに、普通に毎日お風呂で足を洗っていれば、感染することはあまりないのだそうです。では、足の指の間などがかゆい、ジクジクする、皮がむける、かさつく、赤くなる、水膨れができる… などの症状が出て、水虫かもしれないと思ったらどうすればよいでしょう?「みなさん、自己判断で水虫だと思い込み、市販薬を使ってしまう方も少なくありません。でも、水虫と似た症状の皮膚病はいくつもあるうえ、水虫かどうかは、医療機関で顕微鏡検査をすることでしか判断できません。水虫だと思い込み、別な病気に水虫薬を塗ってしまうのも困りものですが、自己判断で水虫に市販薬を使い、水虫菌が弱まっているために一時的に顕微鏡で菌が見つからないこともあるかもしれません。とにかく、水虫かなと思ったら、市販薬を買う前に皮膚科を受診しましょう。水虫菌がいるかどうか、必ず検査をしてもらいます。水虫は自然に治ることは決してありません。でも、正しい薬を使えば治りますし再発もしませんからね!」(桑原先生)桑原 靖 先生 プロフィール「足のクリニック 表参道」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足のクリニック 表参道」
2016年01月14日みなさん、今年はどんなお正月でしたしょうか。ご家族とのんびり過ごしたり、旅行を楽しんだという方も多いでしょう。私は1月初旬に引越しを予定しているため、荷造りに追われるという珍しい新年でした…。それはさておき、お正月といえば「正月太り」という現実がつきものです。会社やお子さんの学校がはじまって、たくさんの人と顔を合わせなければならないのに、顔がひとまわりふっくら… 鏡を前にため息が出ていませんか? せめて顔だけでもすっきりしていてくれれば、体は追っかけで何とか元に戻せるかも… なんて思いもよぎります。そんなわけで今回ご紹介させていただくのは、私も出演や撮影の前などに頼りにしている小顔ケアアイテム。まずはフェイスラインを何とかする作戦に挑みましょう。1)その名も“アガルセラム”「AGARU SERUM(アガルセラム)」まずは昨年プレイボーイブランドから発売になり話題を呼んだ「AGARU SERUM(アガルセラム)」。“顔コルセット”とも呼ばれているこの美容液は、塗った直後からぐぐっと顔が引き締まってリフトアップするイメージ。独自成分のエスタイムオーレがトルマリンの220倍のマイナスイオンを産生させ、配合されたミネラル成分がイオン化されてリンパや血流にアプローチ。さらに、プロテオグリカンやプラチナナノコロイド、アナツバメ巣エキス、EGF(イージーエフ、Epidermal Growth Factor=上皮細胞成長因子)、ヒアルロン酸、水溶性コラーゲン、加水分解コンキオリンなど7つの贅沢な高級美容成分が配合されています。私個人の感想ですが、即効性にも優れていると感じています。2)年齢を重ねた肌にハリ感を与えてくれる「エイボン ミッション V-アップ セラム」たるみにもおすすめなのが「エイボン ミッション V-アップ セラム」。筋肉とエラスチンそして肌表面に着目したトリプルアップ成分(DMAE・エラスアップ・クイックリフト)が配合され、顔の輪郭にアプローチ。だから、小顔はもちろんですが、エイジングケアへのアプローチも素晴らしいんです。このハリ感がたまりません。デイリーケアに取り入れることも是非おすすめしたい優秀なエッセンスです。3)常備したくなるマストな小顔エッセンス「クラランス リフト アフィーヌ トータル V セラム」顔が重い…と感じる朝に、このクラランスの「リフト アフィーヌ トータル V セラム」を使うと、すっきり心地よい一日が過ごせる、そんなエッセンスです。このアプローチ力の秘密は以下の3Vパワー。1. 顔の脂肪ポケットに狙いを定め、ガラナとカフェインが脂肪分解に作用。2. ワイルドジンジャーのドレナージュ効果でむくみをケア。3. かきの抗糖化アクションでたるみにアプローチ。というわけで、顔のたるみや膨張感といった悩みにダイレクトに力を発揮してくれるんです。顔のもったり感が改善されると、気分も変わりますよね。クラランス独自のメソッドによる “肌プレス” を取り入れてもよいでしょう。私にとっては定番の小顔ケアアイテムで、いつも1本はキープしています。いかがでしたか? 顔の印象を少しでもすっきり見せたいときに頼れる3本です。新年のお肌ケアのお供におすすめします。
2016年01月04日「足の裏は第二の心臓」、これは多くの方が一度は聞いた事がある言葉ではないでしょうか。足の裏にはさまざまなツボがあり、確かにマッサージが終わった後は、足も軽くなって気分爽快! ですが、頻繁に通うにはお金も時間もかかります。今回は、忙しい女性が足指に装着するだけで得られる、ながら美容の効果をお伝えしたいと思います。■足裏の働きや、体の各種へとの連動そもそも日本人の多くは、立った時にかかとの方に重心がかかりやすいようですが、できれば立った時には足指の方へ、つまり前重心になることが良いと言われています。重心の位置がかかとの方にあると、自然と腰が前に出てしまい猫背になったり、逆にそこから姿勢を良くしようと、反り腰などの不自然な姿勢になります。その結果、肩凝りや腰痛になりやすいのです。また、女性の多くは小指の方に重心がかかりやすいので、結果的にO脚の人も多いです。パンプスを履いていて、いつも同じところがすり減ったり痛くなったりする方は足の裏や指の筋肉が衰えていて不自然な体勢を取っている可能性が高いです。自分で意識して注意しようとしても、長年の立ち癖や歩き癖は改善するのは非常に難しいです。そこで助っ人として強い力を発揮するのが、足指パッドなのです。・ネットでおなじみの、大山式足指パッド大阪大学名誉教授、大山良徳先生が考案した「大山式足指パッド」は、ネットでも簡単に購入できるため、初心者の方にはオススメです。付けるとすぐに足の指が意識でき、重心のかけ方が変わるのを自覚できるでしょう。・オーダーシューズの店の足指パッド東京・池袋にあるオーダーシューズの店ベルシャンは、来店すると足のこまごまとしたサイズを測ってくれ、自分に合った足指パッドを購入する事が可能です。消耗品のために継続して購入が必要ですが、装着した時の手応えや使用感は抜群です。・100円ショップの足指パッド安く購入できるため、手軽に試すには良いでしょう。足指にはめてみて気持ち良い感じはありますが、その他の足指パッドと比べると特に効果は感じられませんでした。疲れた足の指をぐっと伸ばす程度には良いかもしれません。■足指パッドをつけた効果筆者は長年、O脚の持ち主でした。使用前の膝の隙間はおよそ5センチ~10センチ。整体や整骨院に行っても効果は一時的で長くは続きませんでしたが、足指パッドを付けたりストレッチをして数か月後、膝と膝の間がほぼぴったりくっつく様になったのです。個人差もあるでしょうが、姿勢と足のラインが改善された事は間違いありません。装着するだけの簡単ながら美容は、現代の忙しく働く女子には絶対にオススメ。一度試してみてはいかが?
2015年12月14日朝起きて鏡を見たら「大変!顔がパンパン!」そんな時ってありますよね?朝のスキンケアタイムを利用して、むくみを取るマッサージを教えます。メイクのコツ・ポイントコットンにたっぷり化粧水を付ける。顔全体に化粧水を付ける。保湿クリームを多めに手に取って、半分の量を顔全体に馴染ませる。残っているクリームを馴染ませながらマッサージをする。目の周りは骨に沿って軽く押さえるようにしてこめかみでプッシュ。おでこは指の関節を使ってこめかみに流すように!こめかみを触ったときに、ぷにぷにしている人はむくんでいる証拠!マッサージしてしっかりリンパに流すようにしてね!このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年11月26日朝起きて「大変!顔がむくんでる」「むくみで瞼が重たい!」そんな風に慌てることってありますよね?それ、目頭と目尻のみに濃いシャドウを入れるだけで、こんなにくっきりすっきりするんです。このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年11月06日