Microchip Technologyは、USB2.0ハブコントローラ「UCH2」の新ラインアップとなる車載対応4ポートコントローラ「USB84604」を発表した。同製品は、USBポートのロールの入れ換えを簡単に行う事を可能にする独自のFlexConnectテクノロジおよびUSB2.0とHigh Speed Inter-Chip(HSIC)接続の両方をサポートするアップストリームポートを採用しているほか、ダウンストリームポートはアップストリームのホストポートと入れ替え可能で、スマートフォンやタブレットなど接続されたデバイスにホスト機能を渡す事が可能であり、これによりスマートフォンのエコシステムのソフトウェアとアプリケーションを車載インフォテインメントシステムに接続することが可能となる。また、過酷な電波障害(EMI)環境の中でも最適な信号強度と堅牢な動作を保証するため、独自の「VariSense」および「PHYBoost」テクノロジも採用したほか、内蔵のワンタイムプログラマブルメモリ(OTP)に変更する必要のない設定を保存しておき、SMBus(System Management Bus)スレーブインタフェースを用いて機能をカスタマイズする事も可能だという。なお同製品はすでに64ピンQFNパッケージでサンプル出荷ならびに1万個単位での量産出荷を開始しているという。
2014年11月17日Spansionは、車載グレードのシリアルNORフラッシュメモリ「Spansion FL-S」ファミリの新製品として、動作温度範囲を125℃まで拡張した「S25FL128S/256S」2品種を発表した。128MBの「S25FL128S」と256MBの「S25FL256S」は、-40℃~+125℃の幅広い温度範囲での動作が保証されている。同社では、今回の2品種が動作温度を拡張しながら、AEC-Q100に準拠するなど、車載品質と性能基準を満たしており、4MB~1GBの既存のシリアルフラッシュメモリポートフォリオが強化されたとしている。なお、パッケージはSOIC、WSONもしくはBGA。すでにサンプル出荷を開始している。
2014年11月14日ハンファQセルズジャパンは11月14日、aptXコーデックに対応した車載用のBluetooth FMトランスミッター「HS-BMR004」を発売した。直販価格は税込3,980円。HS-BMR004はBluetooth 4.0 + EDRに対応し、2基のUSBポートを備えたFMトランスミッター。Bluetoothで8台のマルチペアリングが可能なほか、USBポートに2台のデバイスを接続できる。Bluetooth接続においては、音質に優れるaptXコーデックをサポートしている。マイクを内蔵しており、ハンズフリー通話が行えるほか、AUX出力端子を使って、カーオーディオと接続することもできる。出力するFM周波数は88.1/88.3/88.5MHz。電源はシガーソケットを利用する。
2014年11月14日ON Semiconductorは、車載照明アプリケーション向けにデュアルチャネルLEDドライバ「NCV78763」と、LED用電流コントローラ「NCV7691」を発表した。「NCV78763」は、先進の小型電力安定器およびデュアルチャネルLEDドライバで、最大60VのLEDストリング2個を駆動できる高性能の1チップ車載ランプソリューションである。各出力においてDC電流1.6Aをサポートする他、組み込み式の電流モードの電圧ブースタコントローラにより入力電流のフィルタを実現できる。また、パルス幅変調(PWM)ダイレクトフィードに加え、最大4kHzの周波数に対応した内蔵式のPWM調光機能も含まれており、外部のマイコンからの全周波数域および分解能制御が可能となっている。そして、ヘッドライトアプリケーション用に最適化されており、ハイビーム、ロービーム、方向指示器、スタティックコーナリング、霧および日中走行用ライトで使用することができる。加えて、各LEDチャネルに対して個別にバックスイッチ出力が用意されており、それを通して出力電流と出力電圧両方を特定のアプリケーション基準に合わせて構成できる。構成は、デバイスのシリアル周辺機器インタフェース(SPI)を介して行われる。さらに、統合診断機能により、安全監視に必要なシステムのマイコンの負荷を小さくできるため、照明設計の全体的な効率が向上するとしている。この他、1つの照明モジュールで複数のLEDチャネルが必要な場合には、複数の「NCV78763」を組み合わせることで対応できる。一方、「NCV7691」は車載LEDランプ用の電流コントローラである。この高度に統合されたプレドライバは、主に車載のリアコンビネーションランプ(RCL)、センター取り付け型のハイマウントストップライト(CHMSL)、および日中走行用ライト(DRL)を対象としており、PWMおよび診断機能に加え、バッテリ接続および負の温度係数(NTC)入力を1チップに組み込んでいる。また、外部のバイポーラトランジスタとフィードバック抵抗を組み合わせて使用することでLEDドライバ電流を正確に制御し、最大8個のLEDストリングを同時に駆動する。これにより、チャネルを柔軟に追加してマルチチャネルのシステムを作成できる。さらに、専用の調光機能はPWM入力ピンを通して組み込まれている。そして、LEDの輝度は、外部抵抗とバイポーラトランジスタを直列に使用して簡単にプログラムできる。この他、AEC-Q100認定を取得しており、厳しい車両環境に対処することができる。動作温度範囲は-55℃~+150℃。なお、パッケージは「NCV78763」が5mm角のQFN-32、7mm角のQFN-32、および36ピンSSOP、「NCV7691」がSOIC-8。価格は「NCV78763」が5000個発注時で1.85ドル、「NCV7691」が3000個発注時で0.29ドル。
2014年11月14日ZMPとエイチアイは11月6日、ZMPの車載データ送受信機「カートモ UP PRO」とPC間で通信するためのライブラリをエイチアイの組み込みUIオーサリングツール「UIコンダクター(exbeans UI Conductor)」上で、使用することについて契約を締結し、共同でマーケティングを開始することで合意したと発表した。従来、「UIコンダクター」で、メータやヘッドアップディスプレイ(HUD)などのヒューマンマシンインタフェース(HMI)のプロトタイプを作成する際、実際の自動車からCAN情報を取り込むことができず、仮想的なデータをもとにして作成をすることが余儀なくされていた。今回の協業により、「カートモUP PRO」と「UIコンダクター」間の通信が可能になるため、実車のOBD II端子から「UIコンダクター」へ速度や回転数をはじめとするCAN情報のデータを容易に取り込むことができるようになり、「UIコンダクター」で作成したHMIへこれらのデータを反映させることが可能となる。また、実験走行データをログとして保存し、あとで再生することができるため、スムーズな開発が可能となる。この連携によって、HMIのプロトタイプの開発段階で実際の自動車と同期した検証・確認の作業を行うことができ、より迅速にHMIのプロトタイプの改善を行えるため、質の高いHMIの実現が可能になる。なお、ZMPでは、研究開発や先行開発における実験システムの構築やテスト走行実験の代行を手掛けている。今回の両社の協業により、例えば「UIコンダクター」でいくつかのUIプロトタイプを作成し、テストコースなどで走行実験を行いユーザービリティの評価・検証するといったことが可能となる。「UIコンダクター」と「カートモUP PRO」の連携機能は、11月末よりサポート開始の予定。
2014年11月11日TDKは10月28日、車載対応で温度補償用NP0特性(150℃保証)CGAシリーズの積層セラミックコンデンサのラインアップを充実させ、定格電圧範囲(50~630V)と静電容量範囲(100pF~220nF)を実現したことを発表した。今回製品化された温度補償用NP0特性(150℃保証)シリーズは、DCバイアス、温度と経時による容量の変化がほとんどなく、設計通りのアウトプットを保証することが可能なほか、AEC-Q200に準拠しているため、自動車のエンジンルーム内などの車載用途のほか、産業機器で使用される各種回路(時定数回路、フィルタ回路、共振回路、発振回路、スナバ回路)などの高信頼性が要求される用途にも使用可能だという。なお、生産開始は2014年11月からを予定しており、量産規模は月産500万個規模からを計画しているという。
2014年10月29日ドスパラは、6.4インチまでのモバイル機器に対応した車載ホルダー「DN-11401」を、同社運営の「上海問屋」で販売開始した。価格は1,499円。同製品は、6.4インチまでのスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に対応した車載ホルダーである。吸盤を利用してダッシュボードに設置するタイプで、台座部分は360度回転する。設置はマウント部分を上から押さえて、ロックレバーを下げるだけで行える(ただし、シボ加工の粗いダッシュボードには装着できない場合がある)。吸盤部分が汚れてきたら水洗いまたはウェットティッシュなどで拭くと、吸着力が戻り、繰り返し設置出来るようになる。また、デバイスを挟み込む部分はラバーが貼られていて、傷から保護する構造になっている。サイズは高さが90mm、ホルダー幅が24mm、吸盤直径は63mm。重量は約62gとなっている。
2014年10月23日キヤノンは10月22日、CINEMA EOS SYSTEMに対応したHDビデオカメラ「EOS C100 Mark II」を発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別600,000円前後。EOS C100 Mark IIは映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 4」により画質を向上させた、EFレンズ対応のHDビデオカメラ。デュアルピクセルCMOS AF技術により画面中央部の被写体に対するコンティニュアスAFを可能としたほか、STMレンズ使用時には顔検出AFを利用できるようになった。AVCHD/MP4形式で59.94P/50.00Pの記録に対応したことで、動きの速い被写体に強くなり、最大40%のスロー撮影が可能となった。また、左右方向に270度、上方向に180度、下方向に90度回転する(※)バリアングル有機ELモニターを搭載。ビューファインダーも最大64度のチルトが行える。※同社の発表では当初、上方向に100度としていたが、10月29日に上記のとおり訂正。CMOSセンサーはスーパー35mm相当で有効829万画素。本体サイズはW188×D280×H344mm、重量は約1,125g。EF24-105mm F4L IS USMが付属する「レンズキット」を2015年2月上旬に発売する予定だ。そのほか、EFシネマレンズの新製品として4Kカメラに対応するCINE-SERVOレンズ「CN20×50 IAS H/E1」と「CN20×50 IAS H/P1」を同時に発表した。焦点距離は50~1,000mm、内蔵エクステンダーを使用して望遠端1,500mmまで対応する。発売は2015年4月下旬で、希望小売価格は税別8,100,000円。
2014年10月22日山陽トランスポートは17日、自動車のハンドルや座席に取り付けて利用できる車載テーブル「EEX-SD1502」の販売を開始した。同社直販サイト「イーサプライ」での価格は1,980円。自動車のハンドルやヘッドレスト部分を利用して設置できる、折りたたみ式の車載用簡易テーブル。W355mm×D235mmのスペースを確保し、13型までのノートPCに対応する。テーブルの高さや角度は調節可能で、ノートPCの操作をはじめ、書類整理などに利用できる。また、350ml缶に対応したカップホルダーを備え、食事用のテーブルとしても使うことができる。本体サイズはW355×D235×H290mm、重量は約605g。テーブルの耐荷重は10kg。
2014年10月17日イートン エレクトロニクスは10月15日(米国時間)、Webベースの車載電子部品ソリューションポータル「Automotive Electronics Solutions(AES)」を中心とした車載電子部品向け販売強化戦略を発表した。AESは、車両のシステムやアプリケーションを選択することによって設計者が製品を把握しやすくするオンラインのガイドを目指したもので、以下のアプリケーションを取り扱う。インフォテイメント/テレマティクスエアバッグ制御ユニットパワードア、ウィンドウリフト、ミラー、シートコントロールポートパワー/USBハブエンジン始動エンジン、パワートレイン制御モジュール電子パワーステアリング/電動パーキングブレーキヘッドランプ、テールランプ、車内照明デジタル計器クラスタ最新ドライバー補助システム。なお、今回の取り組みについて同社では「新たに導入される安全規格による高性能・信頼性に対する要件の増加に応えるためであり、我々が開発した車載電子部品ソリューションは、適正なコンポーネントを選択するプロセスを直感的なものにする」とコメントしている。
2014年10月16日ルネサス エレクトロニクスは10月15日、電動パワーステアリング(EPS)やブレーキシステムなどのシャシーシステム向けに40nmプロセスを採用した車載用32ビットマイコン「RH850/P1xシリーズ」を製品化し、「RH850/P1M」のサンプル出荷を開始したと発表した。同製品は、シャシーシステム向けマイコンとして最先端となる40nmプロセスの他、フラッシュメモリに量産実績を多数保有する独自のMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Silicon)構造を採用し、高速読み出しや、従来比約半分の低消費電力を実現している。これにより、動作周波数160MHzにおいても標準的なQFPパッケージで展開できるのに加え、コア電圧生成用レギュレータを内蔵し単一電源化できる。また、高い故障診断率、短い制御周期が要求されるシャシーシステムを想定し、これまでのノウハウを活かした最適な故障診断機能を搭載している。CPUにはロックステップ方式を採用する。さらに、フラッシュメモリに代表される各種メモリに対してはECC(Error Check and Correct)機能によるデータの誤り訂正・検出が可能となっている。加えて、タイマやA/Dコンバータ(ADC)、シリアル通信などの周辺機能にも、システムで診断するための故障検出機能を搭載している。そして、これらの豊富な診断機能に加え、専用の電源管理ICとキットで使用することにより、マイコン外部/内部の電源監視、異常発生時のリセット制御が可能であり、ユーザの開発設計の負担軽減に貢献するとしている。この他、シャシーシステムのモータ制御性能向上のため、モータ制御用タイマを強化した「TSG3(Timer S Generation 3)」、また、シリアル通信はCANプロトコルエンジンを従来製品から継承し、送受信メッセージバッファ数の拡張や通信バッファの使い易さを改善したRS-CAN、さらに、センサのデジタルインタフェースとして広く採用が進んでいるSENT、PSI5を搭載している。なお、「RH850/P1M」のサンプル価格は8000円。量産は2016年6月より開始され、月産300万個を計画している。
2014年10月15日Spansionは、同社の提供するARM Cortex-R5コア採用車載向けマイコン「Traveo」シリーズに、新たに車載ディスプレイやダッシュボード向けに高機能・高性能ヒューマン・マシンインタフェース(HMI)「HyperBusインタフェース」を搭載したグラフィックマイコンシリーズを追加したと発表した。同シリーズは、最適化された2Dおよび3Dグラフィックを搭載しており、車載ECUシステム開発において、消費電力やBOMコストを増やすことなく、車載特有のグラフィック機能を導入することができることが特徴。特に、外付けビデオRAMを利用することなく、メモリ消費量の削減、セーフティ機能の向上、リッチなコンテンツを表示するディスプレイ製品を開発する事ができるという。シリーズとしては、2Dグラフィックスサポートの「S6J324Cシリーズ」と、2Dと3Dグラフィックの両方をサポートする「S6J326Cシリーズ」の2シリーズを用意。いずれもHyperBusインタフェースをサポートしており、2Dから3Dへの変更も容易に行えるほか、CAN-FDやEthernetAVBなどの幅広い通信プロトコルや、LVDS PHYおよびRSDSといった高度なグラフィックインタフェースをサポートしているとする。また、16ビットオーディオDACと多チャネルミキサーを組み合わせたサウンドシステムも備えており、幅広いマルチメディアのサポートが可能だという。なお2シリーズともに第4四半期よりサンプル出荷を開始する予定だという。
2014年10月06日STMicroelectronicsは10月2日、低耐圧パワーMOSFET「STripFET F7」シリーズに、車載グレードに準拠した100V耐圧の「STH315N10F7-2/6」、および「STP315N10F7」3品種を追加したと発表した。同製品は、ボディドレイン間ダイオードの性能を最適化し、動作電圧範囲全体にわたって電圧スパイクやスイッチングノイズを最小限に抑えている。これにより、従来以上のロバスト性、信頼性、電力効率を実現する設計を可能にしている。また、デバイスのオン抵抗を低減すると同時に、内部電気容量およびゲート電荷を低減し、従来以上に高い電力効率で高速なスイッチングを実現する強化されたトレンチゲート構造を採用している。さらに、業界で最も低い単位面積当たりのオン抵抗(RDS(on)xArea)、およびターンオフエネルギー(Eoff)を達成している。加えて、スイッチングノイズを最小化するためにCrss/Cissの静電容量比率が最適化されている他、逆回復を適切なレベルで緩やかにしたダイオードも備え、EMI/EMCの不要輻射を低減する。その結果、外付けフィルタ回路が不要となり、基板面積とコストを低減することができる。この他、車載用認定であるAEC-Q101に準拠している。これらにより、3品種はハイブリッド車や電気自動車のDC/DCコンバータ、DC/ACコンバータ、LC共振コンバータなど、大電流と高い電力密度および優れた効率を必要とする車載アプリケーションに最適であるとしている。なお、「STH315N10F7-2/6」は、浮遊インダクタンスが少なく、電流容量が大きいH2PAKパッケージ、「STP315N10F7」は標準のTO-220パッケージで提供される。価格は、1000個購入時で「STH315N10F7-2/6」が約3.80ドル、「STP315N10F7」が約3.50ドル。3品種とも現在量産中。
2014年10月03日キヤノンは10月2日、1,920×1,080ドット/60i記録対応のデジタルビデオカメラ「iVIS mini X」を発表した。発売は10月16日で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は38,800円となっている(税別)。関連記事米キヤノン、AVCHD対応になった"自分撮り"DVカメラ新機種「VIXIA mini X」(2014年1月8日)2013年9月に発表された「iVIS mini」の後継モデルで、米国では2014年1月に「VIXIA mini X」という名称で発表されていたモデル。「iVIS mini」は趣味を楽しむ自分の姿や、家族・仲間と一緒に過ごす様子を撮影しやすいように、焦点距離16.8mm(35mmフィルム換算、MP4動画記録時)の超広角レンズや自立スタンド、2軸ヒンジのバリアングル液晶モニターを備える。動画記録が新たに1080iのAVCHDに対応(「iVIS mini」ではMP4形式のみ)したほか、音声形式もリニアPCMに対応。高音質記録が可能になったほか、バッテリー容量が1,910mAhへと大幅に増えて「iVIS mini」の約2.5倍となる約2時間40分の連続撮影が可能となっている。そのほか、Wi-Fi(無線LAN)接続に対応しており、撮影した動画をYouTubeやFacebookにアップロードしたり、スマートフォンやタブレット端末と連携したりすることが可能だ。専用アプリ「CameraAccess plus」をインストールすれば、外出先からスマートフォンなどを使ってリモート操作を行うこともできる。撮像素子は総画素数約1,280万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、映像処理エンジンは「DIGIC DV 4」、有効画素数はAVCHD記録時で最大約829万画素(ワイド時)MP4記録時で最大約899万画素(同)、レンズはMP4記録時で焦点距離16.8mm、AVCHD記録時で17.5mm、静止画撮影時で15.4mm(いずれも35mmフィルム換算時)の固定単焦点、開放F値はF2.8。約1,200万画素の静止画撮影も可能となっている。液晶モニターは2.7型・約23万ドットのタッチパネル方式。サイズは約W82×D109×H30mmで、重量は本体のみで約205g、バッテリーとカードを含む状態で約240g。
2014年10月02日パイオニアは9月30日、車載機器として国内で初めてLTE通信モジュールを搭載した、クラウドサービスを活用する「ミラー型テレマティクス端末」を開発したと発表した。同製品は、高速・大容量・低遅延のLTE回線を使って常時ネットワークに接続しており、"音声対話型ドライブエージェントサービス"を使って、ドライバーが必要とする施設、渋滞、天気、ニュースなどのリアルタイム情報を入手したり、ナビ機能を操作することができる。また、ハーフミラータイプの5型静電式タッチパネル付き液晶を搭載し、ダッシュボードの形状やスペースなどの制約を受けることなく、車のバックミラーに簡単に取り付けられ、幅広い車種に対応できる。さらに、広角車載フロントカメラを内蔵しており、ドライブレコーダとして使用できる他、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知/前方車両発進検知や、内蔵センサによる危険運転検知などの安心運転支援サービスで、ドライブをサポートする。この他、用途に合わせた専用アプリケーションをインストールすることで、GNSS(全地球型測位システム)や内蔵センサ、通信機能を使った車両の動態管理やドライバーへのメッセージ送信など、幅広い業務用途での活用も可能となっている。今後、同製品をはじめとする各種端末と、自動車向けクラウド基盤「モバイルテレマティクスセンター」で解析したドライバー向けの膨大かつ有用なデータ、NTTドコモと共同開発を進めている音声関連技術を応用した音声対話型ドライブエージェントを組み合わせ、さまざまなニーズに応える情報サービスを提供していくとしている。
2014年09月30日三井不動産レジデンシャルはこのほど、日産の電気自動車「リーフ」の車載蓄電池を、「パークタワー東雲」(東京都江東区、総戸数585戸)にて定置用蓄電池として活用することを発表した。将来の蓄電池更新時には、車載用の使用済み蓄電池を活用するという。このマンションでは、日産「リーフ」の4台分の車載蓄電池を定置用蓄電池として活用する。分譲マンションでは初めての試みだという。将来の蓄電池更新時には、フォーアールエナジー社が車載用として、使用後もリユース性能を保持している車載蓄電池をマンション用として提供する予定となっている。フォーアールエナジー社は2010年に日産自動車と住友商事の合弁として設立された会社で、EVに使用された蓄電池の再利用をすることで、低炭素社会の実現を達成していくことを目標にしている。車載蓄電池を活用することにより、蓄電池更新のコスト低減を図ることができ、同時に車載蓄電池を最大限使用することによる資源の有効活用、環境負荷低減が期待できる。ただし、マンション新築時は新品の車載蓄電池を導入する。環境負荷を低減する取り組みとして、このマンションでは車載蓄電池の活用だけでなく、日産「リーフ」を活用した「EVカーシェアリング」、EVの車載蓄電池からマンションに電力を供給するシステム「Vehicle to Home(V2H)」、さらに「EV充電器」も備える。EVとマンションの新しいモビリティデザインを構築している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日子ども運転に不安な家庭に車載カメラ提供アメリカの情報サイトMail Onlineの1月26日付の記事によると、アメリカの保険会社American Family Insuranceが、10代の子どもがいる自動車保険加入世帯へ向けて、車載ビデオカメラ「DriveCam」を提供するプログラム「Teen Safe Driver Program」が好評を得ているという。車内の様子と道路の状況を同時に撮影カリフォルニアで開発された車載ビデオカメラ「DriveCam」は車内の様子と道路の状況を同時に撮影することが出来る。「DriveCam」は、バックミラー裏に設置し、前方の道路状況と後方の車内の様子を撮影する。撮影と同時に、車内の音声も録音することが出来るのである。10代のドライバーが事故を起こす割合は、両親が同乗している時と比べて1人で運転している時や友人を乗せている時が多いという。同社は、10代のドライバーがいる世帯の自動車保険加入者に、安全運転を促すことを目的に「DriveCam」を無料で貸し出している。車載カメラが「衝突」「急ハンドル」「急ブレーキ」などで事故や危険運転を検出した場合に、前後10秒間の映像がDriveCamの分析センターへ送信される。センターでは事故原因の分析やアドバイスなどを加え「Teen Safe Driver Program」専用のサイトへアップロードする。両親やドライバーは、世帯専用のサイトでビデオ映像を見ることができ、家庭での安全運転教育に活かすこと出来るという。
2011年02月01日