ペットが迷子になった時、飼い主の大半は胸が潰れそうな想いをしながら捜索をしています。基本的に、ペットは危険があふれる屋外で生きることが困難。飼い主は「我が子がケガをしていないか、空腹ではないか」と心配しながら、あらゆる手を尽くして見つけようと必死になることでしょう。自治体や警察署に届け出るほか、SNSで迷子の情報を拡散したり、街角にポスターを貼って捜索の協力を呼び掛けたりすることも、ペットの発見に役立ちます。心配してくれていた人たちからのメッセージ2022年7月11日に、オカメインコのモーちゃんが迷子になると、飼い主(@motyan_0302)さんは寝食を忘れるほど探し回りました。SNSでモーちゃんの目撃情報を集めたり、迷子捜索のポスターを作成して近隣に貼ったりして、捜索すること約1年。モーちゃんは、自宅から直線距離で7kmの場所で保護され、無事帰宅を果たしたそうです!後日、役目を終えた迷子捜索のポスターを回収しに行った飼い主さん。回収した1枚に、何かメッセージが書き込んであって…読んだ飼い主さんは、路上で号泣してしまいます。実際のポスターを見ると、その理由が分かるのではないでしょうか。「Twitterで見つかったとの報告を見ました!うちもオカメがいるので嬉しいです!」「見つかってよかったですね」そう、ポスターには、モーちゃんが迷子になって心配していた人たちから、温かなメッセージが寄せられていたのです!この出来事に胸を打たれた人たちからは、「愛があふれていますね」「優しい世界」などのコメントが寄せられました。・なんて素敵な人たちでしょう。自分のことのように嬉しく、号泣しました。・このポスター、私も目撃していました。お帰りモーちゃん!・メッセージを書いた優しい人のオカメインコが長生きしますように。・「人間も捨てたものじゃないな」って思えました。きっと、飼い主さんの想像以上に多くの人が、ペットの迷子に胸を痛めて捜索に協力していたことでしょう。人の温かさが改めて感じられますね。モーちゃんと同じく、迷子になっているほかのペットたちも無事に帰宅できることを、たくさんの人々が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2023年06月29日公益財団法人ソニー音楽財団は、音楽を通じた教育活動に取り組んでいる団体の活動を助成する「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」の第5回(2024年度)募集を2023年6月15日(木)より開始いたしました。「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」の第5回(2024年度)募集開始「ソニー音楽財団 子ども音楽基金」は、子どもたちが音楽を通した体験や活動に触れることで、感動する心を育てることを目的とした助成事業です。地域・環境・経済状況に左右されることなく音楽に触れることのできる社会を目指し、2019年に設立いたしました。これはSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「2030年までに世界が達成すべき17の目標」のうちの4番目の目標である「質の高い教育をみんなに」にも通じるものです。当財団は、1984年の設立以来、「Concert for KIDS~0才からのクラシック(R)~」「10代のためのプレミアム・コンサート」など、未就学児から青少年までを主な対象としたクラシック・コンサート事業を展開し、2022年には世界最大級のクラシック音楽の祭典「こども音楽フェスティバル」を開催しました。2020年には「ソニー音楽財団 新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト」をスタート。新型コロナウイルスの影響を受けている団体や若手演奏家、そして音楽に触れる機会を失った子どもたちを支援すべくYouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」を立ち上げ、楽しくかつ質の高いクラシック音楽動画コンテンツの制作や、お子さまとそのご家族が気軽にクラシック音楽を楽しめる無料モバイルアプリ「子育てクラシックナビ」の配信等を実施しています。【ソニー音楽財団 子ども音楽基金概要】(1)名称:ソニー音楽財団 子ども音楽基金(2)設立年月日:2019年5月22日(3)助成の対象:日本国内の、原則として18歳未満の子どもを対象に、音楽*を通じた教育活動に取り組んでいる国内の団体およびその活動*原則としてクラシック音楽およびそれに準ずるもの(4)選考委員(五十音順):※=新任委員:神原 雅之※京都女子大学教授元国立音楽大学教授同大学元副学長久保山 茂樹※独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター上席総括研究員(兼)センター長志民 一成文部科学省初等中等教育局教育課程課、文化庁参事官(芸術文化担当)付教科調査官国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官山野 則子※大阪公立大学教授スクールソーシャルワーク評価支援研究所 所長渡辺 元公益財団法人助成財団センター 理事立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 客員教授(5)助成金額 : 1団体につき10万円から300万円(年度毎)(6)助成対象期間 : 2024年4月1日(月)~2025年3月31日(月)(7)第5回(2024年度)応募期間: 2023年6月15日(木)から7月18日(火)17:00まで(8)応募方法 : ウェブサイトより応募書類をダウンロードして応募*募集内容詳細は、ウェブサイトの「募集要項」をご覧ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年06月16日ショッピングモールや娯楽施設に行くと、たびたび迷子に関する放送を耳にします。性格にもよりますが、活発な幼い子供は、ほんの少し目を離した隙にどこかへ走り去ってしまうもの。親も気を付けているとはいえ、一瞬も目を離さずに見守るのは困難といえるでしょう。警視庁がおすすめする『迷子のライフハック』災害や事件、事故から身を守るための役立つ情報をSNSで発信している、警視庁警備部災害対策課。同アカウントの投稿者には幼い子供がおり、家族で外出をする際は、我が子の安全のためにある行動をしているのだといいます。ほんの少しの行動で、万が一、子供が迷子になった際に役立つライフハック。それは…子供の服装を写真に収めておくことでした。私は家族で遊園地などに出かける時、子供の写真を撮ってから出かけています。迷子になってしまった時に当日の服装などをすぐに思い出せるからです。兄弟でお揃いの服だとなおわかりやすくなります。災害発生時などは、特にお子さんから目を離さず、避難する前には写真を一枚撮っておくと安心です。 pic.twitter.com/w8XBK7p14d — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 12, 2023 迷子の店内放送では、必ずといってもいいほど、子供の服装や身につけている物についての情報が流れます。親以外の人にとっては、子供の顔よりも服装のほうが、探す上で重要な情報になるはず。また親も、その日子供に着せた服を明確に覚えているわけではないでしょう。だからこそ、その大事な情報を写真という形でしっかりと記録することで、捜索の手がかりにできるのです。同アカウントによると、この方法は迷子の捜索時だけでなく、災害時にも役立つとのこと。万が一の事態が、いつ襲い来るかが分からないからこそ、日常的に心掛けたいですね。警視庁のライフハックは拡散され、子供を育てる多くの人から共感や感謝の声が寄せられました。・シンプルかつ有益だ。子供の安全のためにも、もっと広まるべき。・これ、本当に子持ちの人はマストです。服装って、実はあんまり記憶に残っていない。・なるほど、この手が…!今日から外出時は絶対にやる!近年は、迷子や飛び出しを防止する子供用ハーネスが、日本でも徐々に普及しています。前述したように、親が子供から一瞬も目を離さないというのは、現実的に困難です。だからこそ、かけがえのない我が子の命を守るために、さまざまな工夫を凝らしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月13日子供は何かに夢中になると、周囲が見えなくなりがち。イベントが多い連休中は、迷子になった子供がよく保護されます。心細い想いをして、泣いている子供をどうなだめたらいいだろうかと、悩む大人は多いでしょう。迷子の対応に苦戦marumi(marumi222)さんは、迷子の対応をしたエピソードをInstagramで紹介しました。子供と接することに慣れている人は、初対面でフレンドリーに話しかけ、相手を笑顔にすることができるもの。ですが、marumiさんは慣れていないため、ぎこちない対応になり…。しゃがんで、泣いている男の子と目線を合わせたmarumiさん。難しい言葉を使わずになだめようとしたところ、片言になってしまいました。また、会話で気を紛らせようと、好きなキャラクターについての話題を出したのですが…どうやら男の子は、ゲームだと『ポケットモンスター』シリーズではなく『モンスターハンター』シリーズで遊んでいるようです!飛竜種のモンスターであるリオレウスが好きだと教えてくれたのですが、『モンスターハンター』シリーズを知らないmarumiさんは、話を膨らませることができません。「ゴミみたいな会話力ですまん」と謝罪したくなったmarumiさんですが、男の子には十分に優しさが伝わった様子。安心感を求めてか、marumiさんに抱き着いたのでした。投稿には「迷子との会話って難しいですね」という共感の声のほか、「優しいお姉さんでホッとしたと思います。子供は安心安全な人にしかギューッとしないので!」というコメントも寄せられています。子供は、相手がどういう人なのか、言葉以外からも感じ取っているのでしょう。「例え子供の対応に不慣れでも、その時、自分にできる限りを尽くそう」と改めて思えますね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月01日皆さんは、警察にお世話になったことはありますか?今回は予想外の理由で警察署に行くことになった話「彼女に捜索願いが出され警察署へ行った」を紹介します。彼女に捜索願いが出され警察署へ行った主人公がひとり暮らしをしていた頃、よく彼女が家に遊びにきていました。そんなある日、彼女の元に1本の電話が。電話の内容はなんと、彼女自身に捜索願いが出ているとのこと。なぜそんなことになっているのかわからず、彼女とともに警察署へ向かった主人公ですが…!?捜索願いの理由は警察で判明!この後、彼女と一緒にいたということで事情聴取を受けた主人公。そこで判明したのはなんと彼女は二股でした。もう1人の彼氏が彼女の家族に行方不明だと伝えたことが発端だったようです。警察沙汰になるような秘密に注意まさか彼女が警察沙汰になるような秘密を持っていたとは驚きですね。彼女に捜索願いが出されたという意外なエピソードを紹介しました。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年04月22日好奇心おうせいな幼い子供は、ほんの少し目を離したすきにいなくなってしまうことがあります。アメリカのニュージャージー州に住む4歳のパーカーくんも、自宅からふらりと外へ出て行き、行方不明になってしまいました。森で迷子になった男の子に寄り添っていたのは息子が家にいないことに気付いた両親はすぐに警察に知らせ、捜索が始まりました。パーカーくんが家を出てから約1時間が経っていましたが、幼い子供の足ではそんなに遠くには行っていないと思われます。警官と両親は、子供が行きそうな近所の森の中を探していました。その時、イアン・エミ隊員とパーカーくんの母親が、遠くのほうから子供の泣き声のような音を聞いたのです。彼らは急いで声が聞こえた方向へ向かいますが、そこはたくさんの木が生い茂る森の中。見通しは悪く、子供を見つけるのは簡単ではありません。すると次の瞬間、犬の鳴き声が聞こえたのです!鳴き声がする方向へ彼らが走り出すと…。エミ隊員のボディカメラの映像がこちらです。パーカーくんを発見!彼は1人で家を出たのではなく、愛犬であるラブラドールレトリバーのトビーくんも一緒だったのです。人の気配を感じたトビーくんは、「ここにいるよ!」というように吠えて、自分たちの居場所を知らせたのだと思われます。そのひと声のおかげで、エミ隊員たちはすぐに彼らを見つけることができました。母親に抱かれたパーカーくんは「靴を片方失くしちゃったの」と泣いていましたが、ケガもなく無事だったそうです。彼らが見つかった場所は自宅から約1kmも離れていたのだとか。夕方で暗くなり始め、気温も下がってきていたため、遅くなればなるほど発見するのは難しくなっていたはずです。ニュージャージー州警察が投稿した動画には「愛犬が彼をずっと守ってくれたんだね」「この犬に勲章をあげて!」など、トビーくんへの称賛の声が上がっています。母親に抱かれるパーカーくんのそばで、トビーくんはしっぽを振って大興奮!見つけてもらえたことを喜んでいるように見えます。きっと誰もが想像するように、トビーくんは家を出てからずっとパーカーくんから決して離れずに守っていたのでしょう。頼れる犬のボディガードのおかげで、パーカーくんが無事に保護されてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月06日警察が何らかの容疑者を追いかける場合、パトカーや白バイなどでスピードを出して追跡するシーンが思い浮かびますよね。ところがアメリカのアラバマ州で、警官による『とてもゆっくりな追跡劇』があり、話題になっています。警官が徒歩でゆっくりと追いかけた『逃亡者』?午後10時頃、タスカルーサ警察に住民から「小さなポニーがうろついている」という電話がありました。現場に向かった警官たちは通報どおり、1頭のポニーを発見。保護しようとしましたが、警官によると「ポニーは同行するのを極端に嫌がっていた」といいます。そこで、3人の警官たちはポニーを怖がらせないように、ゆっくりと歩いて追いかけ続けました。しかしなかなか捕まらず、結局2時間近くかかってポニーの保護に成功。散々逃げていたポニーですが、捕まった後は暴れることもなく、警官との自撮りにも応じていたそうです。タスカルーサ警察はFacebookで、ジニュワインと名付けられたポニーのマグショットを公開!『保釈金800ドル』として飼い主についての情報提供を呼びかけると、ユーモアたっぷりの投稿に見た人たちから笑いが巻き起こりました。・この投稿めっちゃ好き!特に顔写真と保釈金。タスカルーサ警察は最高だわ。・『低速の足取りで追跡』で吹いた!・ははは!こんなかわいい犯罪者を初めて見たよ。そして後日、ジニュワインの飼い主さんが無事に見つかりました。ジニュワインの本名はナイトといい、その後も元気に過ごしているということです。警官3人を手こずらせた『愛らしい逃亡ポニー』は、多くの人たちを笑顔にしたようですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月29日科学捜査の技術が発展した現代でも、事件や事故が起こった場合、現場周辺での聞き込み捜査が行われます。目撃者の発見や周囲にいた人の証言から、解決につながるような『新しい鍵』を発見できることも。警察は、わずかな望みをかけて情報をかき集めているのです。4コマ漫画『アリバイ』漫画家の森なつめ(@natsumemori)さんが描いたのは、今まさに聞き込み捜査の協力を求められている、男性のエピソード。どうやら、男性が住む家の周囲で惨劇が起こったようです。やってきた警察官たちは、犯人を捜すべく近隣住民のアリバイを確認していました。やましいことをしていない自信のある男性は、自らのアリバイを隠すことなく説明しますが…。アリバイ pic.twitter.com/G6TJ4aOczN — 森なつめ (@natsumemori) March 16, 2023 そう、確かに男性は近隣で起こった事件にはまったく関与していません。しかし、アリバイを知った警察官たちは、男性を連行することにしたのです。『コメントネタバレ罪』という罪状で…!事件の発生時、男性はYouTubeでライブ配信されていた、ゲームの実況動画にコメントをしていたといいます。彼のコメントは、どれも先の展開を予想できてしまうものばかり。悪意がないとはいえ、配信者やほかの視聴者からは非常に嫌われる行為といえるでしょう…。ある意味、重い罪を犯してしまった男性。『コメントネタバレ罪』の罪深さを知っている人たちは、漫画を読んで何度も深く頷いたようです!・これは極刑不可避だわ…。許されん…。・ネタバレコメントの内容が『あるある』すぎて「絶対に許すな!」という気持ちになった。・この警察官たちも、ネタバレコメントでイラッとした経験があるんだろうな…。初見プレイヤーによるゲームの実況動画は、配信者があまり情報を得ていないからこそ、面白さが増すもの。もし配信中のコメント欄で同様の罪を犯す人がいたら…心の中で警察を出動させましょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月17日音楽フェス「山人音楽祭 2023」が、2023年9月23日(土・祝)・24日(日)の2日間、群馬・日本トーターグリーンドーム前橋にて開催される。音楽フェス「山人音楽祭」とは「山人音楽祭」は、群馬ロックフェスティバルとして2012年にスタートした音楽フェス。ロックバンド・G-FREAK FACTORY(ジー・フリーク・ファクトリー)が主宰を務め、国内のロックシーンを代表するアーティストが群馬の地に集結する。2023年の出演アーティスト2023年は、マキシマム ザ ホルモン、Creepy Nuts(クリーピーナッツ)、SHERBETS(シャーベッツ)、10-FEET(テンフィート)、HAWAIIAN6(ハワイアンシックス)らが出演。この時期、多くのフェスに出演する人気アーティストたちが、会場を盛り上げる。<出演者一覧>OVER ARM THROW/KUZIRA/Creepy Nuts/G-FREAK FACTORY/SHERBETS/SHANK/四星球/TETORA/10-FEET/バックドロップシンデレラ/ハルカミライ/HAWAIIAN6/FOMARE/フラワーカンパニーズ/HEY-SMITH/マキシマム ザ ホルモン/RED ORCA/LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS/ROTTENGRAFFTY/…and more※第2弾出演アーティスト開催概要音楽フェス「山人音楽祭 2023」開催日程:2023年9月23日(土・祝)・24日(日)開場・開演:開場 9:30 / 開演 11:00(終演 20:00予定)会場:日本トーターグリーンドーム前橋(群馬県前橋市岩神町1-2-1)チケット情報チケット3次先行予約受付:5月20日(土)12:00~6月18日(日)23:59チケット料金:・1日券 8,000円(駐車場付は9,000円)・2日券 15,000円(駐車場付は17,000円)※駐車場付チケットは、先行受付のみの取り扱いとなる。※チケット情報詳細は公式サイト(を確認。
2023年03月03日●日本初上陸のミュージカル『バンズ・ヴィジット』で感じたメッセージ7日から東京・日生劇場で上演されるミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』に出演する永田崇人。2007年公開の映画『迷子の警察音楽隊』を原作にした同作は、アメリカでミュージカル化され、2018年に行われた「第72回トニー賞」で10部門を独占した話題作だ。初上演となる日本版『バンズ・ヴィジット』で永田は、隊長・トゥフィーク(風間杜夫)率いる音楽隊が訪れる食堂の従業員・パピ役で出演する。今回は、日本初上陸となった話題作への出演や豪華な顔ぶれが集まった共演キャスト、作品に込められたメッセージについてインタビュー。また、今年30歳の節目を迎える永田に、自身のこれまでや芝居への向き合い方についても語ってもらった。○■作品に込められたメッセージ「僕らは同じ人間」――2018年のトニー賞10冠で話題をさらった『バンズ・ヴィジット』が日本に初上陸します。同作に参加すると決まったときはどういった心境でしたか?今回は、直接オファーをいただいての出演なので、「俺を必要としてくれているんだ!」と役者として喜びを感じましたし、素直に嬉しかったです。もちろん、オーディションで勝ち取った役も嬉しいですが、また違った感覚がして。もしかしたら、プロデューサーが密かに僕をオーディションしていたのかもしれませんけど……(笑)。――今までの活躍が今回の役に繋がったのでしょうね。そうだといいなぁ(笑)。それこそ今作は、今まで関わらせていただいた作品とは毛色が違うというか、今まであまりご縁がなかったテイストの作品で、ご指名をいただけたこと自体が、嬉しかった。――なるほど。出演が決定した後のインスタグラムでも、今回の作品を「とても好き」とおっしゃっていました。今作は元々、映画が原作なんですが、原作自体がそもそも好きだったんです。今作もそうですが、個人的にシュールな作品が好きなんですよね。人間の滑稽な部分がさらけ出されているものに面白さを感じます。あとは、脚本も本当によく考えられているなと感じていて。エジプトとイスラエルという歴史的に隔たりのある国の人々が助け合う姿が描かれているんですが、本当に細かい部分でそういう歴史的な描写があります。例えばカフェに飾られている写真を帽子で隠すシーンがあるんですけど、実はそれが戦時中の写真だったり。ある意味、ブラックコメディの要素を交えつつ、「戦争はしていたけど僕らは同じ人間だよね」というようなメッセージを感じました。○■日本初演ミュージカルでの役作りは「明確にゴールがあるわけではない」――原作で永田さんが感じたメッセージは、観劇する方にもきっと伝わると思います。今回、永田さんが演じるパピはどういった人物でしょうか?パピは、女性が怖くてそれをコンプレックスとして抱えている役です。劇中の歌でもそのことについての歌詞がすごく多いんですよね。演じる上で、稽古の段階であまり決めつけてしまわないように意識をしていて、演出の森(新太郎)さんとお話ししながら作り上げています。日本初演作品ということで明確にゴールがあるわけではないので、少しずつ自分が積み上げていったものがパピになればいいなと思いながら……。そもそも、パピという名前の人はいなくて愛称らしいです。僕が思うに、パピっていうあだ名は、ちょっと小馬鹿にして呼んでいるんじゃないかなと感じていて。不器用で周りからもそういうあだ名で呼ばれちゃうような愛されるキャラクターを演じていけたらいいなと思います。――永田さんとパピで共通する部分は見つかりましたか?人に対して臆病で小心者なところは似ているかなぁ……。結構、人見知りしちゃうんですよ(笑)。周りの人からは「すぐ打ち解けるよね」と言われるんですけど、実はそんなことなくて! でも優しい人にはとことん甘えてしまうし、一度心を開いてしまうとかなりオープンなので、なんでもネタバラシしちゃいます(笑)。○■演劇『ハイキュー!!』と似ている作品づくり――お話ししていると、全然人見知りな感じはしないですね(笑)。これまで2.5次元作品にも数多く出演されてきましたが、今作のような海外のミュージカル作品とでは違いは感じますか?僕の中で大きく分けているつもりはないです。いわゆる2.5次元作品は、原作があってその世界観があるので、それを崩さないということが1つ目標だと思うんです。ただ、僕が出演した演劇『ハイキュー!!』は違っていて、むしろ、新たな創作物をみんなでつくり上げていこうという自由さがありました。だから、今回の『バンズ・ヴィジット』も日本で初めて上演される作品なので、縛られることなく作品づくりに参加できたという面では、大きな差というのはないのかなと思っています。――今回共演には風間杜夫さん、濱田めぐみさんなど豪華キャストが顔をそろえていますが、稽古期間で刺激を受けたことはありますか?風間さんとは、同じシーンが多くないのでそこまで密にお話しする機会はないのですが、常に全体を優しく見守ってくださっています。僕が演じるパピが変なダンスをするシーンの稽古をしていたら、「すごいねぇ! 踊れるね!」と声をかけてくださいました(笑)。全然踊れていなかったはずなんですけど、嬉しかったです。濱田さんは、前から知り合いだったかなと思ってしまうくらい、心を許してしまっていて(笑)。本当に壁がない方で、芝居の相談はもちろん、全く関係のない世間話までたくさん付き合ってくださいます。濱田さんともそこまで同じシーンが多いわけではないので、先ほど久しぶりにお会いしたら、「なんかおしゃれしてるじゃない?」と軽くイジられました(笑)。――今作だと新納慎也さんとのシーンがいちばん多いでしょうか?そうですね。新納さんとは昨年、久しぶりに出演したミュージカル『HOPE』でご一緒していて。そのとき、新納さんは演出、僕は出演という立場だったので、そこまで一緒にいることができなかったんですが、今回は稽古中以外もずっと一緒にいますね(笑)。本当に優しい方です。先ほども言ったように優しい人にはとことん甘えてしまう質なので、甘えまくってます。もちろん、俳優としても尊敬していますし、大好きな先輩です。――新納さんもTwitterで永田さんとの関係を「父親の気分」とおっしゃっていましたね。いやいや、僕はお兄ちゃんだと思ってますよ……! 本当によくしてもらってます。今作が終わっても、また新納さんと一緒の舞台に立ちたいですし、まだまだたくさん勉強させていただきたいです。新納さんが出ている舞台にはぜひ、僕もお声がけください(笑)。●30代を迎える永田崇人のこれまでとこれから○■芝居も人生も壁だらけ「徐々にでも常に前に」――エジプトとイスラエルという歴史的に隔たりのある国の人々が、音楽をきっかけに国境を越えて心を通わせる姿が描かれていますが、永田さんご自身は、何かをきっかけに壁を乗り越えた経験はありますか?作品に携わる度に壁だらけです(笑)。この仕事をしていて常々思うことは、なんでも慣れることが大事。最初にできなかったことでも、できるようになってくるんです。いま何でも思うように全部できているかと聞かれたら、もちろんそうではないですが、デビューしたばかりの頃と比較したら、たくさんのことができるようになりましたし、挑戦できる余裕もできたと思います。個人的には壁を乗り越えるというより、下のほうからハンマーで叩きながら少しずつ少しずつ穴を大きくして、壁を無くしていくイメージなんです。なので一気に飛び越えることはできないし、徐々にでも常に前に進んでいこうとしています。――それは演技・芝居ということにおいて、常にそういったアプローチをしているということでしょうか?芝居もそうですし、人生として考えても同じかなと。別々のものではなくて、繋がっていると思います。ただ僕は楽観主義なところがあるので、壁にぶつかっているという感覚はないんですよ(笑)。振り返ってみると行き詰まっていたなと思いますし、そうしたときには、どんな場面でも少しずつ壁をハンマーで叩きながら……(笑)。○■20代は“最高”「ずっと29歳ということに……」――芝居への取り組み方が、自身の生き方にも繋がっていると。そんな永田さんは今年8月に30歳の節目を迎えます。これまでのご自身を振り返ってみて、どのように感じていますか?一言で言えば、最高ですよ! 今がとても楽しいので、この仕事を選んだ昔の自分を褒めてあげたいですね(笑)。正直、30歳ってすごく大人な印象があったんですが、自分が27歳くらいになったときに、30歳になっていきなり大人になることはないな……と感じたので、そこまで年齢の意識はないんです。ただ、20代が終わるのは寂しいですけどね……。20代は得することがたくさんあるじゃないですか? 先輩がご飯に連れていってくれたり。30代になると、なんとなく若手扱いから外れるような気がするので、ずっと29歳ということにしときたいなとは思っています(笑)。――なにか20代でやり残したこと・後悔はありますか?ないですね! 20代のときだけできることってそんなにないと思うんですよ。先輩におごってもらえることは年を重ねてもあるし、やり残したこともないけど、やり切ったとも言えない感じですね。30代になってからでも、やればいいかと思っています。でも1つだけ。アンダー25で舞台を安く観ることができるんですけど、それはもっと活用したかった(笑)。東京に出てきて、舞台を観始めたころにはもう25歳になっていたので、それだけは後悔しています! アンダー30にしてくれないかなぁ……。そうしたらまだ半年くらいは観られるので(笑)!○■俳優・永田崇人としてのビジョン「もっと評価されたい」――逆に、これまでの経験で自身の軸になったと感じる出来事はありますか?経験によって軸ができたということはなくて、軸自体は生まれ持ったもの、そのままのような気がします。日々、いろいろなお仕事をさせてもらって削れてしまった部分を、学んだ経験で補強したり、もっと太くするために肉付けしたり。だからつぎはぎだらけで、すぐ折れたり破れたりしますけど、今のところはなんとかまっすぐ立てています。――そんな軸を持ちながら活躍されていく永田さんですが、これからのビジョンはありますか?もっともっと評価されたい。せっかくやるならより良いものをお見せしたいですし、そうするために全力を尽くしています。こうなるんだ! みたいな明確な目標はないですが、コツコツと着実に丁寧に。常に作品と向き合い続けられる俳優でありたいです。■永田崇人1993年8月27日生まれ。福岡県出身。『ONE PIECE LIVE ATTRACTION “Welcome to TONGARI Mystery Tour ”』で俳優としてデビュー。その後、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズに孤爪研磨役で出演したほか、TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(19)や、テレビ東京系ドラマ『部長と社畜の恋はもどかしい』(22)などに出演し、話題を集めた。ミュージカル『バンズ・ヴィジット迷子の警察音楽隊』にパピ役で出演。東京公演は2月7日から23日まで日生劇場、大阪公演は3月6日から8日まで大阪・梅田芸術劇場シアター ドラマシティ、愛知公演は3月11日・12日に愛知・刈谷市総合文化センター大ホールで上演される。
2023年02月05日2018年のトニー賞で作品賞をはじめとする10部門の受賞に輝いたミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』が日本オリジナル演出で上演される。歴史的に敵対してきたエジプト・イスラエル両国の人間が、心を通い合わせていく一夜の物語。風間杜夫、濱田めぐみという巧みのふたりが、深い癒しをもたらしてくれそうだ。小学生の孫にも観てもらえる作品──おふたりは初共演。ビジュアル撮影時が初対面だったそうですが、お互い、どんな印象を持たれましたか。風間第一印象として感じたのは、「あ、この人は頼れる」でした(笑)。目を見ればわかります。この人は信頼できる!濱田ありがとうございます(笑)。風間何しろ私はミュージカルは2度目。まだ2歳児のようなものですから、まず頼れる人を見つけなきゃいけない。そういう意味でも、濱田さんがそばにいてくださるのは、大変ありがたいと思いました。濱田しっかり頑張ります!でも、私のほうこそ、昔から拝見していた風間さんとお目にかかるのは緊張していたんですけど、気さくに話しかけてくださってありがたかったですし、一緒にお芝居をさせていただくのがすごく不思議で、奇跡に近いまさかの出会いなので、心して取り組まなければと思っています。私にとってどういう冒険になるのか、自分の中のいい部分も引っ張り出していただけるのではないかと、今からすごく楽しみです。──『バンズ・ヴィジット』という作品については、どこに魅力を感じておられますか。風間舞台版はまだ観てないんですが、映画を観てとても惹かれるものがありました。生意気なことを言えば、戦争や感染に緊張を強いられる世界情勢の中で、文化の違う国の人間が触れ合って交流していく姿はきっと何かを伝えてくれるに違いない、その感動を届ける役目を担えたらと思ったわけです。そして、孫が小学生になり、これからいよいよじいじの芝居を観ることになると思うのですが、ほかの僕がやっているものは、例えば去年やった新宿梁山伯のアングラ芝居なんて小学生には観せられないけれども、この作品なら安心して呼べますから。これで初めて僕の芝居を観てもらえるのではないかというのも、大きな決め手でした(笑)。濱田私は舞台版の映像を少し拝見したんですけど、セット転換がほぼないなかで、風間さんがおっしゃったその異文化の人間の交流だけで見せていくお芝居だったんです。しかも、ミュージカルと言っていいのだろうかと思うくらい、歌い上げるというよりも、思っていることが口から出たらたまたまメロディーになったというようなイメージで。そのメロディーがまた、これまでいろいろやらせてもらってきたミュージカルにはなかったアラブ系の曲調であることにも興味を持ちました。そんなふうに、もともとの作品自体にいろんなチャレンジが含まれているうえに、あえて日本オリジナルの演出にされるということなので、日本チームがどういうふうに作っていくのかも含め、興味が尽きないです。魅力的なキャラクターにぴったりのふたり「掘り下げて掘り下げていきたい」──演じられるのは、風間さんはエジプトからイスラエルにやって来た警察音楽隊の隊長トゥフィーク、濱田さんは行き先を間違って迷子になったその音楽隊を迎える地元の食堂の主人ディナ。現段階ではご自身の役にどんなイメージを持っていらっしゃいますか。風間映画で観た隊長は、非常に厳格で規律を重んじる人なのですが、ディナと出会って、心がほぐれていくといいますか、自分の孤独な状況や内面を打ち明けていくんですね。そして、ちょっと妖艶な彼女に女性としても心惹かれるところがある。でも、自制する。踏ん張る。魅力的なキャラクターだと思います。濱田風間さんはこの隊長役にぴったりだなと思います。すごく楽しみです。私のディナという役は、わりと自分に似ているところがあると思ったんですけど。とはいえ、やはり、イスラエルの女性のその民族感覚ってまったくわからないので。砂漠の片田舎に住んでいる土臭い感じというのでしょうか、野性味あふれたポジティブな女性を、ちゃんと研究して作っていけたらなと思っています。風間素晴らしい!濱田やっぱり、舞台に出たときにお客様に日本の女性だと思われてしまうとつまらないじゃないですか。あの土地の豪快さとか、あっけらかんとしたような感じを持って現れたほうが、この世界に入り込んでもらえるのではないかなと思って。風間今のお話ぶりを聞いていても、ディナにぴったりです。絶対大丈夫ですよ!濱田良かったです。掘り下げて掘り下げていきたいです。──ちなみに濱田さんは、これまでのインタビュー記事でも、翻訳ミュージカルに出演されるときは、事前に研究をしてから稽古に臨むとおっしゃっていましたね。風間以前からそうだったんですね。濱田翻訳劇って、最終的な日本語の台本は、かなり意訳されたものになっていることが多いと思うんです。だから、このセリフはもともと何を言っているのかということを確かめたくて、英語をそのまま日本語に訳した第一段階の粗訳を、なるべく見せてもらうようにしています。そうすると、セリフを言うときに、その裏にあるものを理解しながら口にすることができるんですね。──風間さんは新作に臨まれるときには、どんな取り組み方をされるのですか。風間日本の現代演劇の若手や中堅の作り手に呼ばれるときは、必ずと言っていいほど新作ですからね。しかも、稽古初日に台本が全部上がっていることはめったにない(笑)。赤堀雅秋くんもそうでしたけど、稽古をしながら台本を書く。岩松了さんももうベテランですけど同じで、僕らは準備のしようがないんです。新宿梁山泊は唐十郎の過去の作品をやったりしますけど、唐さんの戯曲は難解で僕らにはわからないですから、やはり演出家に聞くしかない。すると演出家は、「誤読でいいじゃないか。どんどん誤読していこう」なんて言う。ですから、濱田さんがおっしゃったような作業は、僕は経験がないんです。そういえば、初めてやったミュージカルでは、大竹しのぶさんが濱田さんと同じようなことをしていた記憶があります。演出家がマリア・フリードマンというイギリスの女優さんだったので、この日本語のセリフはおかしいんじゃないかとおっしゃって、しのぶちゃんと一緒に英語と比較しながら検討していました。でも、僕はそれどころじゃない。僕は歌の問題に直面していましたから、レベルが全然違うんです(笑)。歌で芝居をする──風間さんのその初ミュージカルが『リトル・ナイト・ミュージック』(2018)でした。風間ミュージカル界随一の難曲と言われているスティーブン・ソンドハイムの楽曲で、まぁ歌いづらかったですね。手こずりました。家に帰ってからもひとりで特訓ですよ。お酒を飲みながらやって上手くなったと錯覚しては、また翌日は一から出直し。ですから、こんな命を縮めるようなことは二度とやるまいと思ったんです(笑)。今回も、歌わなくていい、踊らなくていいと言われています。濱田でも、日本版がどうなるかわからないですけど、ブロードウェイでは、隊長さんがしゃべるような感じで歌っているところがありました。風間しゃべるようにですか。だったら頑張ろうかな(笑)。でも本当に、ミュージカルの皆さんのように歌えませんから、お芝居でお役に立つならとお引き受けしたんです。濱田私も実は、もともとはお芝居がやりたかったんです。それが、舞台芸術学院の演劇科がいっぱいで、空いていたミュージカル科に入ったことから方向が変わったので。そういう意味でも、風間さんとお芝居できるのが、楽しみで仕方ないんです。それこそこの作品は、歌で芝居をするようなものですしね。歌については私も、今までと違うアプローチで攻めてみたいと思っているんです。風間『リトル・ナイト・ミュージック』でも、しのぶちゃんと掛け合いのように歌う「妻に会ってほしい」という曲はすごく歌いやすくて楽しかったんです。カラオケで吠えることもやってますしね。だから、掛け合いでいいから、僕もちょこっとはうなってはみたい。やっぱり、一曲も歌わないとなると寂しいですから(笑)。濱田良かったです(笑)!取材・文=大内弓子撮影=源賀津己<公演情報>ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』2023年2月7日(火)~2月23日(木・祝)会場:東京・日生劇場※3月に大阪・愛知公演あり★【ぴあアプリユーザー限定】ぴあ半館貸切公演のS席チケットを割引販売中!2月9日(木)23:59まで。予定枚数に達し次第、販売終了「ぴあ」アプリ限定割引チケットをご購入の場合は、ぴあ(アプリ)を ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=04cf76b8-c048-4818-b85b-794c5b1a3c8c&contentTypeId=2) してご確認ください。(※アプリ限定割引チケット販売は「チケットぴあ」アプリではなく「ぴあ」アプリとなりますのでご注意下さい)
2023年02月03日高校受験の際に、親の送迎を断って電車で移動した投稿者さん。何度も下見に行っていたものの、迷子になってしまい……。今回は、実際にあった“受験当日のエピソード”をご紹介します。高校受験の際に……大学附属高校を受験した際、集中したくて親の送迎を断り電車で移動しました。何度も下見に行ったにも関わらず迷子になり、附属だからと大学生らしき雰囲気の集団の後をついて行くと……。その集団はアルバイトの集団だったようでお店に入ってしまい、私は訳が分からなくなり涙が出てきました。すると、女性が話しかけてくれたので迷子になったことを伝えたところ、女性は「通ってる大学だから一緒に行こう」と言ってくれました。大学と試験会場は離れているのに送ってくださり、「落ち着いて頑張ってね」と応援してくれました。今でも忘れられません。(38歳/主婦)迷子になってしまったものの……大学附属高校を受験した際に迷子になって泣いていたら、女性が声をかけてくれて、試験会場まで送ってくれたというエピソード。受験の日に道に迷ってしまったとき、皆さんはどう対処しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年02月01日■前回のあらすじ担任の伊藤先生が校内を確認して折り返し電話をくれたのだが、「校内にも校庭にも姿がなかった」とのこと。もう少し探してみてくれると言う先生だったが、動揺で頭が真っ白になってしまうのでした。■なぜ帰ってこないの?■緊急事態に私は…長女は、もう学校にはいない…!?悪いことばかり考えてしまう私…。ちょうど、見守りGPSをランドセルに入れようか悩んでいた時期でした。長女がいまどこにいるか全くわからない状態に動揺した私は仮眠していた夫の部屋へ。この日は夜から仕事だったので仮眠していたのです。夫を起こし、事情を話しました。次回に続く「小1の娘が帰ってこない」(全14話)は12時更新!
2023年02月01日映画『迷子の警察音楽隊』を原作に、米国トニー賞10部門を独占したミュージカル『バンズ・ヴィジット』が2月7日(火)から日生劇場ほかで上演される。ペタ・ティクヴァのアラブ文化センターで演奏会に招かれていた、エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊。イスラエルの空港に到着するも迎えが来ない。楽隊長のトゥフィーク(風間杜夫)は自力で目的地に行こうとするが、若い楽隊員のカーレド(新納慎也)が聞き間違えたのか、彼らの乗ったバスは、目的地と一字違いのベト・ハティクヴァという辺境の街に到着してしまう。一行は街の食堂を訪れるが、もうその日はバスがない。食堂の女主人ディナ(濱田めぐみ)は、街にはホテルもないので、自分の家と常連客イツィク(矢崎広)の家、従業員パピ(永田崇人)と店に分散して泊まるよう勧める。迷子になった警察音楽隊は、翌日の夕方に行われる予定の演奏会に間に合うのだろうか......というストーリー。今回、イツィク役を演じる矢崎は、役について「夫婦関係におけるダメな夫をまとめたような人物。女性からすると、イツィクの妻のイリスの気持ちがとても分かるそうなんですが、僕は僕でイツィクの気持ちが分かる。彼は、別に家族のことを思っていないわけではないし、働きたくないわけでもないし、夢があるし、いろいろと考えてはいて......まだ大人になりきれていない自分がいるだけなんですよね」と分析。「後半には素敵なナンバーがある。イツィクも現場には満足していなくて、やるせなさや虚しさを抱えている男なんだなというところに着地できたら」と話していた。稽古は「順調すぎるぐらい早く進んでいる」と話す矢崎は、演出の森新太郎を「陶芸家」と表現する。「森さんは1回作品を作るんですけど、そのあとバーンと壊すんですね。そして練りに練って、また新しく作る。“粘土”である僕ら俳優はもうぐにゃぐにゃなんですけど(笑)、練ることで、どんどんいい粘土になっていくのだろうなと思うんです。そうして出来上がった作品をお客様がどう感じるのか。その反応が楽しみです」という。2023年最初の舞台。「怖がらずに何でも突き進んでみようかなと。僕自身がパワーアップをして、変化を感じる一年にしたいです」と今年の抱負を語りつつ、「素敵な作品でスタートできることが嬉しいです。いろいろある世の中ですが、こんな世の中だからこそ、国が違う人々の交流を描いた『バンズ・ヴィジット』という作品は心に染みると思うし、強いメッセージを感じてもらえるはず。劇場でお待ちしています」。東京公演は2月7日(火)から23日(木・祝)まで。大阪公演は3月6日(月)から8日(水)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。愛知公演は3月11日(土)・12日(日)、刈谷市総合文化センター大ホール。取材・文:五月女菜穂
2023年01月27日休日に買い物や用事を済ませていた投稿者さん。買い物中に財布をなくしていることに気づき……。今回は、実際にあった“警察沙汰になったエピソード”をご紹介します。買い物や用事を済ませていると……休日に買い物や用事を済ませていたある日、私は財布を紛失しました。買い物中にバッグを確認した際、財布がないことに気づき、利用したお店全部に連絡しましたが拾得の確認が取れず。お買い物に夢中になりすぎた私が悪いと諦め、遺失物届を提出し各種カードの再発行の手続きや財布の買い替えをしました。1年以上たったある日、警察から電話がありました。何の連絡か電話を取るとお財布が見つかったとのこと。詳しい内容を聞くと近所のコインランドリーに忘れていたらしく、下着泥棒が他の利用者の下着と一緒に盗んでいたとのこと。無事に見つかってよかったのと身分証明証を悪用されていなくてホッとしました。(29歳/会社員)財布を紛失してしまい……外出時に財布を無くしてしまったものの、1年以上たってから警察から連絡があり、無事に見つかったというエピソード。財布を無くしてしまったとき、皆さんならどう対処しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月25日2007年に公開された映画『迷子の警察音楽隊』を原作に、2018年に米国トニー賞10部門を独占したミュージカル『バンズ・ヴィジット』が2月7日(火)から日生劇場ほかで上演される。ペタ・ティクヴァのアラブ文化センターで演奏するようにと招かれていた、エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊。イスラエルの空港に到着するも、いくら待っても迎えが来ない。楽隊長のトゥフィーク(風間杜夫)は自力で目的地に行こうとするが、若い楽隊員のカーレド(新納慎也)が聞き間違えたのか、案内係が聞き間違えたのか、彼らの乗ったバスは、目的地と一字違いのベト・ハティクヴァという辺境の街に到着してしまう。一行は街の食堂を訪れるが、もうその日はバスがない。食堂の女主人ディナ(濱田めぐみ)は、街にはホテルもないので、自分の家と常連客イツィク(矢崎広)の家、従業員パピ(永田崇人)と店に分散して泊まるよう勧める。迷子になった警察音楽隊は、翌日の夕方に行われる予定の演奏会に間に合うのだろうか......というストーリー。今回、パピ役を務める永田は「自分が想像していたパピ役のイメージが尽く崩されていくので、僕自身が『迷子の警察音楽隊』になってしまっています」と稽古に苦戦している様子を明かす。演出を務める森新太郎からのオーダーは「いい意味で気まぐれ」という。「『昨日と言っていることが全然違うことじゃん!』と思うこともあるし、見えないゴールを追いかけている感じがするんですが、森さんが『今欲しい』と思うことに嘘はない。森さんに言われたことを骨組みにして、役を作り上げている最中です」と話し、「作っては壊し、作っては壊しの連続。その分、きっと作品の厚みや強度が増すんだと思います」とも。稽古場で、同じ福岡県出身で、絡みも多いディナ役の濱田めぐみとよく話すという永田。「濱田さんが出ている舞台は何度か拝見したことがあるのですが、舞台上では本当にすごいですよね。稽古場でお話すると、濱田さんは威圧感もなくて、優しくて。こんなに声を大にして『本当に素敵な方です』と言える人はなかなかいないです」と印象を語っていた。観客へのメッセージとして、永田は「ミュージカルのような、ストレートプレイのような、今までとは全然違うジャンルの作品に仕上がっている気がします。“ボーダレス”な感じが面白い。誰もキラキラした衣装を着ていないし、カラフルな照明があるわけではないですけど、きっと心に残る作品になると思います」。東京公演は2月23日(木・祝)まで。その後、大阪、愛知公演が予定されている。取材・文:五月女菜穂
2023年01月25日今回は、実際に募集した「警察沙汰になったエピソード」をご紹介!友人夫婦の喧嘩は、いつも激しいようで……。友人の夫婦喧嘩が、エスカレートしたエピソードです。夫婦喧嘩で……友人夫婦は、いつも喧嘩が激しいようでした。ある日、夫婦喧嘩になった際、旦那さんが逃げるように車で外出しました。その日は友人も興奮が冷めず、車で旦那さんの車を追いかけ回したそうです。事故は起こさなかったのですが、旦那さんは怖くなって知人の店に逃げ込んだそうです。そして友人もその店に乗り込んだことで、店の中が混乱……。最後には、知人が警察を呼んだそうです。(42歳/会社員)警察を呼ぶことに……友人夫婦の喧嘩がエスカレートし、警察を呼ぶことになったエピソード。皆さんならパートナーと喧嘩した際、どう解決しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月24日実家で姉と口論することが多かった投稿者さん。ある日姉と口論をしていたところ、家に警察がやって来て……。今回は、実際に募集した「警察沙汰になったエピソード」をご紹介します。姉と口論になっていたら……10年ほど前、まだ団地の実家暮らしでした。姉とは昔からそりが合わず顔を合わせると口論してしまうことが多く……。その日も内容は忘れましたが、些細なことで口論になってしまいました。時間は19時ごろ。口論はどんどんヒートアップし、二人とも声が大きくなってきてしまい気がつくとインターホンが鳴りました。こんな時間に誰だろう……と思うと男性の警察官が2人。近所の方から大声で喧嘩していたことを通報されたようです。それ以来、喧嘩することも減り、声のトーンも気にかけるようになりました。(34歳/会社員)口論がヒートアップして……実家で姉と喧嘩をしていたところ、ヒートアップして声が大きくなり、近所の方に通報されてしまったという体験談。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月23日名古屋市の雇用対策事業が生んだ「名古屋おもてなし武将隊」は名古屋にゆかりの有名戦国武将6人と陣笠隊4人で構成され、名古屋の魅力を全国に伝えるために2009年11月3日に結成された名古屋の観光PR隊です。活動としては、毎日、名古屋城にて観光客・ファンの方々におもてなしを行い、土・日・祝日には「おもてなし演武」を実施しております。結成から10年3ヶ月、名古屋の観光促進だけでなく、地元愛をはじめとした地域貢献活動、CD発売・舞台・各メディア出演など、活動の場は幅広くなっております。また、名古屋おもてなし武将隊をキッカケに全国にまで拡がった武将隊文化を牽引しております。14年目を迎えるにあたり、名古屋おもてなし武将隊『豊臣秀吉』・『加藤清正』を新たに募集させていただきます。募集要項等詳細は下記のアドレスでご覧いただけます。 募集用ビジュアル■募集要項<募集キャスト>豊臣秀吉 1名/加藤清正 1名<主な事業内容>名古屋への観光促進のため、名古屋ゆかりの武将の甲冑を着用して名古屋市のPR業務を実行する。<職種>PR業務全般<仕事の内容>(1)観光案内(名古屋城で観光客のおもてなし等)(2)歴史芝居(名古屋城、県外、海外イベントでの演武/舞台公演等)(3)スポンサー企業のPR業務(4)テレビ・ラジオなどメディア出演でのPR業務(テレビ等でのレギュラー有)<雇用形態>契約者 ※芸能事務所等所属者は要相談<雇用期間>2023年4月3日~2024年3月31日(予定)(以後1年ごとに更新の可能性有)※令和5年4月3日~5月12日までは試用期間となります。(この時期に別件がある場合は相談可)※募集状況により研修スタートが前後する可能性がございます。<就業場所>イベント・催事等のPR業務会場※支度場所は運営事務所(名古屋市中区丸の内)です。<応募資格>・年齢不問(ただし業務内容の関係上18~30歳位が望ましい。)・運営事務所まで1時間以内に通勤可能であること。(通勤1時間以上または県外の居住者の方が応募いただくことは差し支えありませんが、採用決定後、速やかに名古屋市内に居所を変更していただくことが可能な方。)・契約期間中に個人名義のブログ、Twitter等SNSの使用を停止することができること。・4月3日(もしくは上旬)より研修に参加できること。・契約期間中の他の芸能活動・副業の禁止に同意できること。<就業時間>基本勤務時間9時00分~16時30分(運営事務所~名古屋城の移動・業務時間)※仕事内容によっては上記の時間外勤務が発生します。<賃金形態>月給制<賃金>200,000円(固定)+歩合賃金※歩合賃金は毎月の業務量により変動し、時間外勤務手当分を含みます。※試用期間は歩合賃金は支給しません。<休日>週1日以上(基本的に土・日・祝日は出勤となります)※但し、舞台公演等がある場合はこの限りではありません。<休暇>年次有給休暇(法定とおり)<加入保険>雇用、労災、健康、厚生<通勤手当>自宅から運営事務所までの交通費(6ヶ月定期券販売額)支給<応募方法>履歴書(写真貼付)を下記まで郵送願います。〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-20-9株式会社 三晃社事業開発局(担当 武将隊係 五軒矢宛)まで<応募受付期間>2023年1月23日(月)~2月13日(月)必着<審査方法・日程>第一次審査/書類選考※書類選考通過者のみ2月15日(水)17時までにご連絡をさせていただきます。第二次審査/面接2月20日(月)名古屋市中区丸の内にて※面接にかかる交通費の負担はいたしません(一部遠方からの希望者を除き)。※遠方からの面接希望者に限り一部交通費の負担をいたします。名古屋-東京もしくは名古屋-大阪 新幹線代金(自由席分)をこちらで負担いたします。(往復分の領収書を必ずご持参ください。領収証のない場合、お支払いはいたしかねます。)※上記日程で都合のつかない場合、応相談とさせていただきます。<注意事項>採用決定後は、武将隊事業の規約等を遵守していただくほか、芸能事務所等所属の方を除き株式会社三晃社の雇用者となり、当社の就業規則、諸規則が適用されます。雇用契約期間中は就業規則により兼業(他の舞台出演なども含む)はできません。採用決定時に次に掲げる書類をご提出いただきます。速やかに採用手続きを行なうため、予めご準備の心積もりをお願いします。(1)住民票(同居家族全員分)の写し(2)最終学歴の修了を証明する書類(3)年金手帳、雇用保険被保険者証(所持しない方を除く)(4)所得税源泉徴収票(歴年内に前職のある方のみ)(5)本人および扶養対象家族の個人番号(マイナンバー)を確認するための書類その他採用決定後、会社の規定書式の書類(6種、採用内定時にお渡しします。)を記入いただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月23日トニー賞10冠のミュージカルの日本版公演となる「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」の稽古場の模様が報道陣に公開され、濱田めぐみが歌う「オマーシャリフ」をはじめ、合計3曲が披露された。カンヌをはじめ、各国の映画祭で話題を呼んだ映画『迷子の警察音楽隊』を原作にミュージカル化し、2018年のトニー賞では作品賞を含む10部門を受賞。イスラエルへの演奏旅行に招かれるも、別の街に到着してしまったエジプトの警察音楽隊が、街の人々と交流するさまを描いており、森新太郎が演出を担当。風間杜夫、新納慎也、濱田めぐみらが出演する。この日、最初に公開されたのは、第1場から第2場にかけてのシーン。空港からバスで目的地に向かうも、一字違いのベト・ハティクヴァという街に到着する楽団。街の住人たちが歌うのが「待ってる/Waiting」である。舞台中央の円形の舞台装置を回転させて、辺境の街で暮らす人々の姿を映し出し、変わらぬ日常を過ごしつつ、新しい何かが起こるのを待ち続けている人々の心情が歌い上げられる。そこへ、変化をもたらす存在として到着するのが楽隊長・トゥフィーク(風間)率いるアレクサンドリア警察音楽隊である。目的地の“アラブ文化センター”はどこかと尋ねるトゥフィークに対し、食堂の女主人ディナ(濱田)は「ここには文化なんてない」と答え、従業員のパピ(永田崇人)、常連客のイツィク(矢崎広)と共に「何もない町/Welcome to Nowhere」を歌う。歴史的な因縁を抱える異国の地での遭難に困惑する楽団員たち。そんな彼らにディナらは手を差し伸べるが…。続いて、披露されたのは、第7場の「オマーシャリフ」。街で一晩を過ごすことになり、トゥフィークはディナに連れられレストランを訪れる。彼女が好きだったエジプトの映画や音楽を介し、打ち解けていく2人。同曲は映画『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』などの名作で知られるエジプト出身のハリウッド俳優の名を冠し、ディナの西の隣国(エジプト)の文化への憧憬を歌った楽曲。濱田がどこか切なく異国情緒を感じさせるようなしっとりとした歌声を響かせる。その後、警察音楽隊による「Haj-Butrus」の生演奏が始まるが、バイオリンやチェロといった馴染みの楽器に加え、ウードやダルブッカといったアラブ音楽で使われる楽器による生演奏も本公演の大きな見どころである。また、この日は披露されなかったが、風間が濱田と歌うシーンもあるとのこと。“戦乱”がいまなお現実の世界を覆う中で、エジプトの楽団とイスラエルの辺境の街の人々の一夜の物語は我々にどんな希望を見せてくれるのか?完成を楽しみに待ちたい。「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」は日生劇場にて2月7日より開幕。取材・文:黒豆 直樹
2023年01月19日2月から3月に東京・大阪・愛知で上演されるミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』の稽古場レポートが到着した。2007年に公開された映画『迷子の警察音楽隊』(カンヌ国際映画祭ある視点部門・国際批評家連盟賞、ジュネス賞、一目惚れ賞/東京国際映画祭・最優秀作品賞)を原作に、ミュージカル『ペテン師と詐欺師』の作曲家デヴィッド・ヤズベックが作曲と作詞を手がけた本作。歴史的に対峙してきたエジプトとイスラエル二国の国民同士が国境を越えて心を通わせるという、人間の本来あるべき姿を描いたメッセージが時勢に即して人々の心に刺さり、2018年トニー賞の作品賞を含む10部門を独占した。稽古場で最初に披露されたナンバーは、ベイト・ハティクヴァの住人たちによる「♪待ってる/Waiting」。退屈な町で暮らす彼らが、それでも"何か"を待っている様子が歌われる。「待ってる/Waiting」左から)イツィク夫妻:エリアンナ、矢崎広「待ってる/Waiting」左から)電話を待ち続ける電話男:こがけん、サミー夫婦:友部柚里、渡辺大輔「待ってる/Waiting」食堂の女主人ディナ:濱田めぐみそこに警察音楽隊一行が到着し、町の食堂に立ち寄り隊長を務めるトゥフィーク(風間杜夫)が演奏会場への道を尋ねる。しかし食堂の女主人ディナ(濱田めぐみ)が、「この町にそんな場所はない」と返す。エジプトとイスラエルではそれぞれアラビア語とヘブライ語を使用するため、警察音楽隊と住人たちのやり取りは共通言語である英語で行われる。本公演ではカタコトの日本語を使用して表現されており、たどたどしくも必死なやり取りに、思わず笑いがこみ上げる。左から)風間杜夫、矢崎広、永田崇人、濱田めぐみ続いてディナ、食堂の常連客・イツィク(矢崎広)、食堂の店員・パピ(永田崇人)の3人でのナンバー「♪何にもない町 / Welcome to Nowhere」が披露された。それぞれのコミカルな表現も秀逸だ。行先を間違えたことを知ったトゥフィークは激高しカーレド(新納慎也)を責め立てるが、行き場もない彼らはディナの計らいにより、一晩泊めてもらうことになる。左から)トランペット奏者カーレド:新納慎也、風間杜夫セット転換を挟んで、本作の見せ場の一つであるカフェのシーン。幼き日々を懐かしむ、ディナのソロナンバー「♪オマー・シャリフ /Omar Sharif」は、濱田の甘く柔らかみも帯びた歌声と、曲調も相まって稽古場全体が中東の香りに包まれるようであった。この曲は既に濱田の歌唱映像も先行して公開されているが、シーンの中で歌われることで、歌が表す情感が倍増されている。「オマー・シャリフ /Omar Sharif」「オマー・シャリフ /Omar Sharif」「オマー・シャリフ /Omar Sharif」カフェに妻子を連れた、サミー(渡辺大輔)がやって来る。彼とディナはただならぬ関係にあり、先ほどまでの空気が一変し、緊張感漂う中、ヘブライ語での言い争いが行われる。言葉は分からないが、俳優陣の表現によって内容が伝わってくる。左から)渡辺大輔、濱田めぐみ、風間杜夫場面転換の際に警察音楽隊の演奏が挟まれる。太田惠資(バイオリン)、梅津和時(マルチリード)、星衛(チェロ)、常味裕司(ウード)、立岩潤三(ダルブッカ)による演奏は、中東の雰囲気がありながらもどこか聞き馴染みが良く、何よりオンステージによって演奏されることでの迫力は、他作品では味わえない魅力の一つとなっている。中央に設置された回転盆と組み合わせた演奏の演出も非常に効果的であった。おかしみと上質な雰囲気が漂う大人のミュージカル。どこか愛さずにはいられない人々の姿、そのやり取りには笑いどころが随所にあり、森新太郎の細やかな演出が光っていて、本番が待ち遠しくなる披露となった。撮影:渡部孝弘<公演情報>ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』メインビジュアル【東京公演】期間:2023年2月7日(火)~23日(木・祝)会場:日生劇場【大阪公演】期間:2023年3月6日(月)~8日(水)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)【愛知公演】期間:2023年3月11日(土)・12日(日)会場:刈谷市総合文化センター大ホールお問い合わせ:メ~テレ事業TEL:052-331-9966(平日10:00~18:00)【出演】風間杜夫:トゥフィーク(指揮者)濱田めぐみ:ディナ新納慎也:カーレド(トランペット)矢崎広:イツィク渡辺大輔:サミー永田崇人:パピエリアンナ:イリス青柳塁斗:ツェルゲル中平良夫:シモン(クラリネット)こがけん:電話男岸祐二:アヴラム辰巳智秋:警備員山崎 薫:ジュリア高田実那:アナ友部柚里:サミーの妻太田惠資:カマール(バイオリン)梅津和時:警察音楽隊(マルチリード)星衛:警察音楽隊(チェロ)常味裕司:警察音楽隊(ウード)立岩潤三:警察音楽隊(ダルブッカ)【スタッフ】原作:エラン・コリリンによる映画脚本音楽・作詞:デヴィッド・ヤズベック台本:イタマール・モーゼス翻訳:常田景子訳詞:高橋亜子演出:森新太郎チケット情報はこちら:<番組情報>NHK『あさイチ』1月27日(金) 8:15~プレミアムトークゲスト:新納慎也番組HP: FMサンデースペシャル『バンズ・ヴィジットRADIO』第1回:1月15日(日) 20:00出演:風間杜夫、濱田めぐみ、新納慎也第2回:1月18日(水)12:00出演:濱田めぐみ、矢崎広、永田崇人第3回:1月25日(水) 12:00出演:新納慎也、こがけん第4回:2月1日(水) 12:00出演:こがけん、警察音楽隊の皆さん第5回:2月8日(水) 12:00出演:新納慎也、翻訳:常田景子TOKYO FM放送版をradikoで聞き逃し配信中上記には入りきらなかったトークがAuDeeにて配信中関連リンク公式HP:公式Twitter:
2023年01月18日当記事にて「警察からの返金が」と誤ったタイトルを掲載しておりました。こちら警察からの返金ではなく、警察から示談金が渡された事実はございませんので、訂正させていただきます。誤解をうむ表現を使用し誠に申し訳ございません。今回は、実際に募集した「警察沙汰になったエピソード」をご紹介!大学生のときに、中古車を購入した投稿者さん。購入したお店が逮捕され、衝撃を受けた体験談です。逮捕された理由は……田舎の大学に通っていました。車がないと不便だったので、バイト代を貯めて、軽自動車の中古を20万円で買ったのです。ある日、父から電話が掛かってきて「〇〇が買った車屋が、逮捕されたぞ」と言われました。逮捕された理由を聞くと「売っていた自動車の走行距離を改ざんしていた」という内容でした。車自体は問題なく動くので、とてもびっくりしました。その店から車を買っていた他の方が気付いて逮捕に至ったようですが、私はまったくわかりませんでした。後日、自宅に警察から電話が来て、買った経緯など聞かれました。そして示談交渉となり、5万円が返ってきたのです。学生で金欠な毎日でしたので、正直、ありがたい臨時ボーナスでした。(31歳/会社員)衝撃を受けたものの……中古車を購入したお店が逮捕されて、示談金として5万円が返ってきてありがたく感じたという体験談。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月11日仕事の後にランニングをしていた投稿者さん。いつものコースを走っていると、後ろからパトカーが来て……。今回は、実際にあった“警察沙汰エピソード”をご紹介します。ランニングをしていると……私は仕事の後に週3回ランニングをしています。夏場はまだ明るいのですが、冬場になると真っ暗なので、懐中電灯で照らしながら走っています。先日、いつものコースを走っていると、後ろからパトカーがついて来ているのに気付きました。しばらくすると、そのパトカーがパトランプを光らせて前方で停止し、警察官が降りてきました。警察官から「この付近でお風呂場を覗かれたとの通報があったので職務質問させて欲しい」と言われました。幸い私は、スマホアプリで走ったコースを記録していたので、当日走ったコースを示し誤解は解けました。濡れ衣で連行されるのかとヒヤヒヤしました。(47歳/会社員)職務質問をされ……ランニングをしているとパトカーが近づいてきて、警察官に職務質問をされたというエピソード。警察官に疑われてしまったら、皆さんならどう対応しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月08日コンビニで夜勤のアルバイトをしていた投稿者さん。店内で男性客が喧嘩を始めてしまい……。今回は、実際にあった“警察沙汰エピソード”をご紹介します。バイト中に……都内のコンビニで夜勤のアルバイトをしていました。そんな中、男性客が店内で押し合いの喧嘩となり、棚の商品やディスプレイが散乱。すぐに警察を呼んだものの、警察がきた頃には男性客はすでに退散しており「怖くなって呼んだのか?」と言われてしまいました。店内の多少の破損は泣き寝入りせざるを得ない状態に……。警察の聞き取りに対応した後、なんとか朝の忙しい時間までに店内を片付け終えました。(36歳/会社員)警察を呼ぶも……バイト中に男性客が喧嘩を始め、警察が到着したときには男性客は退散していたというエピソード。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月06日帰省した際に、友人と新しく出来たバーに行った投稿者さん。そこで、隣に座っていた男性が話しかけてきて……。今回は、実際にあった“警察沙汰エピソード”をご紹介します。友人と行ったバーで……20代の頃、久々に帰省した際に、大学の友人と新しく出来たバーに行きました。開店したばかりという事で大変賑わっており、場の雰囲気で隣に座っていた男性が話しかけてきました。始めの頃は楽しい会話でした。ただ、お酒のせいなのか次第に強い言葉で私たちに説教をするようになったのです。場の空気も悪くなっていたので、お会計をしようと立ち上がったときです。なぜか後ろから思い切りキックされました。止めに入った客の一人が警察に通報して下さり、新しいお店が早々に警察沙汰に……。酔っ払いはその辺りでは有名な方で、出入り禁止の店が多いため、新規開店を狙って飲んでいたようです。詳しくは分かりませんが、その後その方の姿は見なくなったそうです。(41歳/会社員)隣の席の男性とトラブルに……友人と行ったバーで隣の席の男性に話しかけられたものの、困惑する言動をされ警察沙汰になってしまったというエピソード。お店で隣に座った人の言動に困惑したとき、皆さんならどう対応しますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2022年12月31日このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ警察に連行されながら必死にミカに弁解するマコト。ミカは、「あんたの言うことなんて信じるわけないじゃない!」と一喝したのでした。■マコトは警察に連行され…■連行されたマコトは…ついにマコトは逮捕されることに。店に訪ねてきた女性とは別に、他でもお金を騙し取っていたようです。誰とでもすぐに打ち解けることができるその性格で何人もの人を騙し、そのお金で借金の返済や開業しようとしていただなんて本当に恐ろしいですね…。次回に続く「みんな知らない」(全57話)は21時更新!
2022年12月04日第10回となる『全音楽界による音楽会』3.11チャリティコンサート〜ジャンルを越えた音楽のチカラを!〜が、2023年3月11にサントリーホールで開催されることが決定した。「全音楽界による音楽会」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の現状を見たコシノジュンコ、三枝成彰、堤剛、林真理子、矢内廣、湯川れい子ら、様々な音楽ジャンルを代表し、音楽に深く関わるメンバーが発起人となり、震災直後の同年4月にチャリティコンサートを開催したのが始まりとなった。コンサートの入場料は無料だが、入場時に一人につき1万円以上を寄付するというシステム。趣旨に賛同しボランティアで出演するアーティストやオーケストラの有志メンバーや、会場であるサントリーホールなど多方面からの協力を得て成立するチャリティコンサート。かかった費用以外の寄付金は全て「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)」を通じて、東日本大震災の遺児孤児を支援するための資金に充てられる。これまで3.11塾の塾生は、塾や家庭教師、音楽や芸術などの文化スポーツの支援を得て、医者、パイロット、音楽家、俳優、ビジネスマンなどの関連大学や専門学校に合格し、夢に向かって歩んでいる。総合司会を務めるのは、露木茂と永井美奈子。出演者は、五木ひろし、坂本冬美、平原綾香、水谷八重子、クミコ、LE VELVETS、川島ケイジ、紅林弥生、神楽坂女声合唱団、東京女声合唱団・The Voices of Japan(VOJA)、六本木男声合唱団ZIG-ZAG、安部潤、紅林弥生、クラシック界からは仲道郁代、横山幸雄、小林沙羅、市原 愛、服部百音、大谷康子、桜井万祐子、ジョン・健・ヌッツォ、樋口達哉、村松稔之を予定している。■三枝成彰 コメント前回の公演では18,203,757円のご寄付をいただきました。サントリーホールのご支援と出演してくれる皆様のご協力を得て、ノーギャラで出演していただき、多くの東日本大震災の遺児孤児の支援をさせていただいております。皆様のご厚意でずっと続けられていることを感謝しております。■湯川れい子(3.11顧問)コメントコロナ禍でも、いえ、コロナ禍だからこそ、生演奏と生の歌声に力を貰います。今年も実に贅沢な夜をプレゼントして頂ける事に感謝します。ご出演下さる皆様、お越し下さる皆様、心から感謝申し上げます。タイトル:第10回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサートジャンルを越えた音楽のチカラを!開催日時:2023年3月11日(土)18:00開演(予定)会場:サントリーホール(東京都港区赤坂1-13-1)入 場 料:無料(全席指定・事前予約必要・未就学児童入場不可・お一人様4枚まで)※入場時にお一人様1万円以上の寄付金を申し受けますチケット:12月15日(木)より受付を開始主催:第10回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート実行委員会(公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構、エンジン01文化戦略会議)公式ホームページ 第10回「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサートチケット販売サイト (PC・スマートフォン共通)サントリーホールチケットセンター0570-55-0017(オペレーター対応・10:00~18:00)/窓口お問い合わせ:公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構03(3584)1608(10:00~18:00、平日のみ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月30日イギリスに住むスティーブ・ハーパーさんと妻のジュリーさんが、2匹の愛犬の散歩をしていた時のことです。公園を歩いていると、近くで誰かが花火を打ち上げ始めました。海外メディア『BBC』によると、夫妻の愛犬であるボーダーコリーのロージーが、その花火の音に驚いて走り出してしまったとのこと。そのままロージーは公園の垣根を越えて、どこかへ逃げてしまったのです。ロージーがいなくなってしまい、スティーブさんはかなり動揺したといいます。そこで夫妻はもう1匹の愛犬を連れて、ひとまず帰宅することにしました。迷子になった犬が向かった場所は?実はその頃、迷子になったはずのロージーは、町をうろついてはいませんでした。公園から逃げ出したロージーが真っすぐ向かった場所は…こちらをご覧ください。ロージーが入って来た建物は…警察署!なんとロージーは公園のすぐ隣にある『ラフバラー警察署』にやってきたのです。警察署の監視カメラには、入口から入って来たロージーが、吠えることもなく、待合室で行儀よく座っている姿が映っていました。この後、ロージーは警察署の職員から水をもらい、たくさん遊んでもらったそうです。ロージーの首輪にスティーブさんの連絡先が書いてあったことから、無事に家に帰ることができました!同署を管轄しているレスターシャー警察署はFacebookで「なんてかわいくて、賢い犬でしょう」と、この出来事を紹介。賢いロージーを褒め称えるコメントが寄せられています。・ロージーはどこに助けを求めたらいいのか知っていたんだね。・賢いだけじゃなくて、礼儀正しい犬だ。ちゃんと座って自分の番を待っている。・こういうハッピーエンドは大好きだよ。警察から連絡を受けたスティーブさん夫妻は、ロージーが無事に見つかって大喜びだったそうです。子供が迷子になった時はもちろん、大人でも道に迷ったら、警察官に助けを求めるのがもっとも安全でしょう。まるで「私、迷子になりました」というように、自分で警察署へ出向いたロージー。たとえこれが偶然だったとしても、犬の賢さには本当に驚かされますね![文・構成/grape編集部]
2022年11月22日2023年2月7日(火) から23日(木・祝) に東京・日生劇場で上演されるミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』の製作発表が行われ、風間杜夫、濱田めぐみ、新納慎也と演出を手がける森新太郎が登壇。本作の楽曲計3曲が初披露された。本作は、コンサート出演のためにイスラエルに来たエジプトの警察音楽隊が空港から間違った行き先へのバスに乗ってしまい、小さな街に迷い込む。そこで繰り広げられる音楽隊メンバーたちと村人たちとの心の交流が描かれる。1曲目に披露されたのは「Overture(オーバーチュア)」。本編でも1曲目に演奏されるエキゾチックなインストゥルメンタルで、観客を一気に物語の舞台へ引き込む。「さほど遠くない昔、エジプトからやってきた警察音楽隊が、イスラエルの空港に到着した。」「彼らは文化交流のために、ペタ・ティクヴァのアラブ文化センターで演奏するよう招かれたのだった。」スクリーンには場面説明が投影され、警察音楽隊の指揮者・トウフィーク役の風間とトランペット奏者・カーレド役の新納が登場。「しかしいくら待っても迎えが来ないので、自力で目的地に行くことにした。」「そして目的地とよく似た名前の、ベト・ハティクヴァの街に行ってしまった。」そうしてその一夜を“何もない街・ベト・ハティクヴァ”で過ごすことになった一行。続いて披露されたのは、カーレドが街の若者に恋愛を指南する場面で歌われる「Haled‘s Song About Love」だ。3曲目は、街の食堂の女主人であるディナがトゥフィークに語り掛ける「Omar Sharif」。相容れることのないと思われたふたりだったが、ウム・クルズームやオマー・シャリフなど、イスラエル人のディナが幼い頃触れたエジプトのスターたちを思い返して歌うナンバーとなっている。製作発表の後半は、オーディエンスと記者からの質問に答えるトークセッションが行われた。作品の魅力に関して演出家の森新太郎は「この物語はびっくりするくらい大したことが起きないんです。でも登場人物たちにとってお互いの心がほんの一瞬だけ通じあうような、音楽を媒介にしてお互いの心の傷を分かち合うような奇跡的な瞬間が訪れるんです。それ自体はとても小さなささやかなことなんですが、それこそが我々が日常生活で本当に待ち望んでいる、求めていることなんじゃないかなと思います」と語った。『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』は東京公演を上演後、2023年3月6日(月)~8日(水) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月11日(土)・12日(日) に愛知・刈谷市総合文化センター大ホールと巡演する。東京公演のチケットは現在一般発売中。撮影:渡部孝弘<公演情報>ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』公演ビジュアル【東京公演】期間:2023年2月7日(火)~23日(木・祝)会場:日生劇場【大阪公演】期間:2023年3月6日(月)~8日(水)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)【愛知公演】期間:2023年3月11日(土)・12日(日)会場:刈谷市総合文化センター大ホールお問い合わせ:メ~テレ事業TEL:052-331-9966(平日10:00~18:00)【出演】風間杜夫:トゥフィーク(指揮者)濱田めぐみ:ディナ新納慎也:カーレド(トランペット)矢崎 広:イツィク渡辺大輔:サミー永田崇人:パピエリアンナ:イリス青柳塁斗:ツェルゲル中平良夫:シモン(クラリネット)こがけん:電話男岸祐二:アヴラム辰巳智秋:警備員山崎 薫:ジュリア高田実那:アナ友部柚里:サミーの妻太田惠資:カマール(バイオリン)梅津和時:警察音楽隊(マルチリード)星衛:警察音楽隊(チェロ)常味裕司:警察音楽隊(ウード)立岩潤三:警察音楽隊(ダルブッカ)【スタッフ】原作:エラン・コリリンによる映画脚本音楽・作詞:デヴィッド・ヤズベック台本:イタマール・モーゼス翻訳:常田景子訳詞:高橋亜子演出:森新太郎チケット情報はこちら:関連リンク公式HP:公式Twitter:
2022年11月17日愛するペットが突然いなくなったら、飼い主さんは悲しみに打ちひしがれることでしょう。アメリカで愛犬のパリスと暮らしていたタメカ・ハートさんは、2017年にまさにそのような状況になりました。その日、タメカさんは友人にパリスの世話を頼んでいました。ところが、パリスが逃げ出してしまい、行方不明になったのです。タメカさんは必死に探しましたがパリスは見つからず、気付いたら5年の月日が流れていました。『偶然に』保護された迷い犬メリーランド州に『ロスト・アニマル・リソースグループ』という迷子のペットを探す団体があります。2022年9月、スタッフのボブ・スウェンセンさんは、線路沿いで迷子の犬を探していました。ウェブメディア『The Dodo』によると、彼らが設置したワナの中にいたのは、探していたのとは違う犬だったそうです。その犬はマイクロチップを装着していましたが、チップの情報が最新のものではなく、飼い主が見つかりませんでした。しかし、スタッフが諦めずにリサーチを続けた結果、タメカさんにたどり着きます。スタッフから送られてきた犬の写真を見たタメカさんはびっくり!その犬はずっと探し続けていたパリスだったのです。こうしてタメカさんとパリスは5年ぶりに再会を果たしました。再会後、最初の数分間は、タメカさんと彼女の息子さんのことが分からなかったパリス。しかし、間もなくすると2人のことを思い出し、タメカさんに飛びついて彼女の顔をペロペロと舐め始めました。タメカさんは「私が誰だか分かるのね」と、とても嬉しそうです。スタッフのボブさんがFacebookに投稿したこの動画には、多くの祝福の声が寄せられています。・嬉しくて、もらい泣きしちゃったわ!・5年間も行方不明だったなんて。奇跡は起こるんだね。・こういうハッピーエンドは大好きだよ。ボブさんは投稿に「奇跡は起こるものですが、この出来事は私たちにいくつかのことを教えてくれます。迷子になったペットを探すことを諦めないでください。絶対に!」とつづっています。タメカさんはこの5年間、「神様が必ずパリスを連れ戻す方法を見つけてくれる」と信じ続けていたそうです。どんなに気を付けていても、予期せぬ状況でペットが行方不明になることはあります。パリスが見つかったことは、現在、いなくなったペットを探している人たちにとって希望になることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年11月03日