第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、阿部寛さんを起用した「ロキソニンEX外用薬シリーズ」の新TV-CMを、2023年4月22日(土)より全国で放映開始します。TVでの放映に先駆け、4月20日(木)に、ロキソニン外用薬シリーズ ブランドサイトと、第一三共ヘルスケア公式YouTubeチャンネルでCMを先行公開します。この度、肩・腰・関節のつらい痛みによく効く「ロキソニンEX外用薬シリーズ」より、大容量タイプ※1が新登場。新TV-CM「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇では、シリーズ史上最高濃度※2配合したテープの鎮痛消炎効果を、「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇では、大きなロングボトルで、手の届きにくい背中まで塗りやすい新製品(ローション50g)を、阿部寛さんの圧倒的に大きな存在感で伝えます。表情と吐息で製品の特長を表現する阿部さんの迫真の演技にご注目ください。さらに、CM公開を記念した阿部さんへのインタビューを、本リリース上で公開します。撮影の感想に加えて、テープの製品特長にちなんだ「最高に濃かったなあ」と感じたエピソードなども語っていただきました。※1 ロキソニンEXテープ21枚入、ロキソニンEXローション50g、ロキソニンEXゲル50g※2 ロキソニン外用薬シリーズ中、ロキソプロフェンナトリウム水和物の製剤中の濃度が最高(ロキソニンEXテープ・テープLのみ)「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇より「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇YouTube URL: 動画1: 「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇YouTube URL: 動画2: ■ ■TV-CM概要タイトル:「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇(15秒)「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇(15秒)出演:阿部寛放送開始日:2023年4月22日(土)※ロキソニン外用薬シリーズ ブランドサイト( )では、CM動画を4月20日(木)午前11時以降に先行して公開します。放送地域:全国■ ■TV-CMについて日本を代表する俳優としての圧倒的な存在感、質実剛健な雰囲気がブランドイメージとマッチすることから、2022年より「ロキソニンEX外用薬シリーズ」のイメージキャラクターを務めていただいている阿部寛さんに、2シーズン目となる今作にも出演いただきました。今回のTV-CM「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇、「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇ではそれぞれ、暗闇に光が差し込み、阿部さんが浮かび上がるように登場。セリフは「おぉ~」「ふぅ~」といった吐息のみ。深く響く吐息と演技を通して、製品を使用した時の、じんわり染み渡るような使い心地と快感を伝えます。シンプルなセットの中で、阿部さんの声や目力、大きな存在感がより際立ち説得力のある映像に仕上がりました。「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇より■ ■撮影エピソード◇つらい痛みを抱える生活者を「新世界」へいざなう、圧倒的に大きな存在感暗闇の中で、製品の貼り心地や塗り心地の良さを感じながら、吐息を漏らす阿部さん。そこに差し込む光で阿部さんの表情が浮かび上がる映像を撮影するために、入念なリハーサルが重ねられました。阿部さんのアクションに合わせて、監督、カメラ、照明チームスタッフが呼吸を合わせ、一糸乱れぬ動きで連携。難易度の高い映像を、見事撮影することができました。BGMはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第4楽章。痛みの芯まで直接浸透して効くその効能で、肩や腰、首筋などの痛みを抱える生活者を、まさに「新世界」へといざなっていく。そんなロキソニンEX外用薬シリーズのTV-CMを、阿部さんの力強い表情とともにお楽しみください。■ ■メイキング風景■ ■阿部寛さんインタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。今作は前作を超えたいという思いもありましたし、比較的心の声が多いですから、表情としてロキソニンEX外用薬という製品の良さをどうやって伝えられるかなと。やっぱり自分が実際に製品を使って、だいぶ助けられているんですよ。そういう思いが出ればいいなと思って、丁寧にやらせていただきました。――最近「『ロキソニンEX外用薬シリーズ』を使いたい!」と思ってしまうようなシチュエーションはありましたか?最近は、(ドラマで)特殊メイクもそうですし、衣装もすごく重いものを着ていたんですね。まさに日々僕にとってコリや痛みとの戦いだったんで、実際に使わせていただいていました。やっぱり良い演技、最高のパフォーマンスをするためには、疲れは取らなければいけないですよね。普段からジムで鍛えたりもしていますから、いろいろ痛めるところも多いんですけれども、そういうときは以前からパートナーとしてこのロキソニン外用薬を使わせてもらっていたんで、引き続きこうやってCMでアンバサダーを務めることができるのを本当に感謝しています。――「ロキソニンEX外用薬シリーズ」のCMキャラクターに就任されて1年が経ちましたが、この1年で、日々の生活の中での変化はありましたでしょうか。CMが流れるたびに、存在感というか、自分でもつい見てしまうんですよね。ですから今回も、そういった(存在感のある)CMになったので、また僕もテレビで自分の映る姿を楽しみにしています。製品を皆さんに宣伝できているかどうかもこだわってやってきているので。注視して、今回のCMも見ていきたいなと思っています。――ロキソニンEXテープは「シリーズ史上 最高濃度配合」が特長の一つですが、これになぞらえ、「最高に濃かったなあ」と感じたエピソードがあれば教えてください。一つずつの作品をやるのもそうですが、やっぱりだいぶ人生も濃くなってきたんで、まさに今じゃないかなと思うんですよね。これからの仕事もそうですが、一つずつこだわってやっていきたいなって思っていますし、ここから、自分の人生もさらにグレードアップしていきたいなと思っていますから、今が一番濃いですね。――今回「ロキソニンEXローション」から新発売となったロングボトルタイプは、容器が長くなり、「これまで届きにくかったところまで届きやすくなった」という点が特長の一つですが、今後「ここまで到達したい」といった目標や抱負はありますか?時代も変わって、いろんな表現の仕方も出てきていますし、かなり多様な時代になってきたと思うんですよね。そういう中でやっぱり今までの自分よりも、アップグレードしていかなきゃいけないと思っていますし、これからますます、時代の動きが早くなっていって新しい世界もどんどん広がっていくので、いろんなものに対応していかないと、と思っています。――痛みに悩む方々に向けて、一言いただけますか?生活様式にまた一つ変化が、今の時代起きていますから、いろいろ出てくると思うんですよね。今までは自宅で仕事をしていた人も電車に乗ったり、動きが出てきますから、さらにコリや痛みとの戦いになってくるかと。ですから、僕自身もそうですけど、こういうロキソニン外用薬シリーズをパートナーにして、人生を最高にエンジョイしてほしいなと思います。■ ■「ロキソニンEXテープ『新たなる世界』」篇(15秒)ストーリーボード■ ■「ロキソニンEXローション『背中まで』」篇(15秒)ストーリーボード■ ■プロフィール◇阿部 寛 <HIROSHI ABE>1964年6月22日生まれ。神奈川県出身。大学在学中にモデルデビュー。雑誌「メンズノンノ」創刊以来、3年6ヶ月表紙を飾る。「はいからさんが通る」で映画デビュー。つかこうへい作・演出 舞台「熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~」の主人公を演じ話題となる。その後、ドラマ「ドラゴン桜シリーズ」「下町ロケット」「DCU」、映画「歩いても歩いても」「とんび」「異動辞令は音楽隊!」他多数に出演。映画「テルマエ・ロマエ」では、日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞。また、2022年にニューヨークアジアン映画祭で「スターアジア賞」を、2023年にアジア・フィルム・アワードにて「エクセレンス・イン・アジアン・シネマ賞」を受賞。2023年は大河ドラマ「どうする家康」、7月スタートのTBS日曜劇場「VIVANT」に出演。■ ■制作スタッフリストCD:渡邊哲也CW/PL:北尾俊輔、沢俊吾AD:原田祥貴CP:木村千沙子BP:田口英、三輪直紀、竹中健太Pr:小野寺健PM:大森朋美Dir:山口剛平Cam:内川聡Light:鈴木康之Art:荻原麻子STY:櫻井賢之HM:AZUMAOff:渡邉宏子On:佐藤悠太CG:貞原能文MA:清水天務仁■ ■製品特長今すぐ取りたい肩・腰・関節のつらい痛みに。「ロキソニンEX外用薬シリーズ」は、すぐれた鎮痛消炎効果をもつ「ロキソプロフェンナトリウム水和物」をシリーズ史上最高濃度配合※1し、有効成分を追加配合※2した外用鎮痛消炎薬です。※1 ロキソニンEXテープ・テープLのみ、ロキソニン外用薬シリーズとして※2 EXテープ・テープL:トコフェロール酢酸エステル、l-メントール配合 EXゲル・ローション:l-メントール配合<TV-CMで紹介している新製品>ロキソニンEXテープ 21枚入 第2類医薬品【製品特長】・すぐれた鎮痛消炎効果をもつ「ロキソプロフェンナトリウム水和物」をロキソニン外用薬シリーズ史上最高濃度の8.1%配合。痛みの芯まで直接浸透し、今すぐ取りたいつらい痛みによく効く。・1日1回、密着&伸縮タイプ。・高い伸縮性とこだわりの薄型設計で、貼り心地と剥がれにくさを追求。【容量/価格】・21枚/2,618円 <メーカー希望小売価格(税込)>ロキソニンEXローション 50g 第2類医薬品【製品特長】・手の届きにくい背中まで塗りやすい、ロングボトル。・手を汚さず広範囲に塗れる。・ベタつかない速乾タイプ。・スーッとした使用感のクールタイプ。・無色透明でニオイも少ない。【容量/価格】・50g/2,178円 <メーカー希望小売価格(税込)>【効能・効果】 腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫<その他の新製品を含む全製品ラインアップ>下記ブランドサイトをご覧ください。「ロキソニンEX外用薬シリーズ」ブランドサイト: 「ロキソニンS外用薬シリーズ」ブランドサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月20日女優の清野菜名が出演する、楽天グループ・Rakuten Fashionの新CM「APP 23 年 春」編が、21日より放送される。新CMには、「Rakuten Fashion」のイメージキャラクターを務める清野が登場。同サイトで取り扱うブランドアイテムを使い、春らしい4パターンのコーディネートを披露する。コメントは以下の通り。■清野菜名「Rakuten Fashion」のお仕事では、いつも色々なお洋服を着用できるので、毎回楽しく撮影にのぞんでいます。そして、普段自分では挑戦しないコーディネートをすることもあるので、毎回新しい発見があります。今回着用したアイテムも、もうカートに入っています! 「Rakuten Fashion」はブランド数も多く、自分好みの洋服が探しやすいので本当におすすめです。
2023年03月20日日清食品株式会社の『チキンラーメン』と、日清シスコ株式会社の『チョコフレーク』。どちらも発売以来、大人気の商品で「一度は食べたことがある」という人も多いのではないでしょうか。そんな『チキンラーメン』と『チョコフレーク』が、夢のコラボを実現して誕生したのが『チキンラーメン チョコフレーク』!価格は税込み151円です。2022年11月の発売当初、『チキンラーメン チョコフレーク』は、コンビニエンスストア限定で販売されていました。その後「甘じょっぱさとザクザク感がクセになる!」と人気になり、2023年1月よりスーパーマーケットなどの量販店でも購入できるようになったのです。果たして、しょっぱい『チキンラーメン』と、甘い『チョコフレーク』が合わさってどのような味になっているのか…実際に食べてみることにしました。やみつきになる人続出!『チキンラーメン チョコフレーク』袋を開けてみると、丸いチョコレートの塊が入っていました。よく見ると、チョコレートの中に『チキンラーメン』が!筆者は『チョコフレーク』の周りに『チキンラーメン』がついていると思っていたので、とても驚きました。半分に切ってみると、真ん中に『チョコフレーク』が入っています。『チョコフレーク』の周りを『チキンラーメン』を混ぜたチョコレートでコーティングしているようですね。食べてみると、かんだ瞬間「ザクッ」という音が!濃厚チョコレートの甘さの後に、『チキンラーメン』のしょっぱさを感じられ、まさにクセになりそうな甘じょっぱい味わいです。かんでいる間は、ずっと『チョコフレーク』と『チキンラーメン』とは、ひと味違ったザクザク感を楽しめました。SNSでは「食べる手が止まらない!」など、さまざまな声が投稿されています。・最高のコラボ。まさかこんなに合うとは!・まとめ買いしてしまった。・すぐ食べ終わっちゃうから大容量が欲しい!・『チキンラーメン』のコラボ商品、たくさん出てほしいな~。内容量は40gなので、筆者もあっという間に食べ終わってしまいました。確かに、多くの人がリピート買いしたくなるというのも納得です。大人気商品の夢のコラボ『チキンラーメン チョコフレーク』が気になる人は、ぜひ一度食べてみてくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年03月10日ロケバスから降りてきたのは堺雅人(49)と阿部寛(58)。穏やかな日和にもかかわらず、2人は厳しい顔のまま無言でロケ場所である飲食店へと入っていった。本誌が7月期TBS系日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』の撮影現場をキャッチしたのは3月初旬。その直前にドラマのタイトルと主要出演者たちが明らかにされたばかりだった。「主演は『半沢直樹』シリーズの堺さん。共演者も『陸王』主演の役所広司さん(67)、『下町ロケット』主演の阿部寛さんと、TBSの看板枠・日曜劇場の“顔”といえる主演級の俳優ばかりです」(テレビ局関係者)シリーズ化も期待されているそうで、事務所を独立したばかりの堺が気合を入れているのも自然に思えるが、いつもはのんびりとした下町に異様なまでの緊迫感が漂っていたのだ。かつては“半笑いの貴公子”とも呼ばれていた堺。本誌は半月前の2月14日にも同ドラマのロケを目撃している。寒さは厳しかったが、堺はカメラが回っていないときには笑顔を見せていた。しかし3月初旬のこの日は、阿部寛との共演シーンに備え、1人で店の外に出てくると、シリアスな表情でスタッフと打ち合わせを続けていた。「TBSが公開したドラマ宣伝用の写真にも“敵か味方か”といった文言があります。空気が張りつめるようなシーンということもあったのでしょうが、やはり堺さんにとっても阿部さんは“意識せざるをえない俳優”ということなのだと思います」(前出・テレビ局関係者)堺は’92年に舞台デビュー。いっぽう阿部は’87年に映画『はいからさんが通る』でデビューしたものの伸び悩み、自らの転機としている、つかこうへい作・演出の舞台『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』への出演は’93年。年齢差9歳の2人だが、“本格派俳優”としての活動期間は同じくらいともいえる。「2人の共演は多くはありませんが、最初に注目されたのは14年前に公開された映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』です。主演は竹内結子さんと阿部さんでしたが、天才外科医を演じた堺さんが、この作品で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、主役を“食う”形になったのです。『日曜劇場』でいえば、阿部さんの主演は『新参者』『ドラゴン桜』など5回、堺さんは今作の『VIVANT』で3回目。しかし平均視聴率では堺さんの『半沢直樹』のほうが高く、まさに“ライバル関係”といえます」(前出・テレビ局関係者)撮影終了後も、堺と阿部は現れたときと同じように、無言でロケバスに乗り込んだ。14年前とは立場が入れ替わった2人。堺が主演の存在感を見せつけるのか、それとも阿部の“倍返し”が炸裂するのか、そんな緊迫感もドラマのスパイスになりそうだ。
2023年03月10日清野菜名が主演する、岡田惠和オリジナル脚本ドラマ「日曜の夜ぐらいは...」に岡山天音が出演することが分かった。本作は、清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が演じる女性3人の友情物語。「最愛」「恋なんて、本気でやってどうするの?」『キングダム2 遥かなる大地へ』などに出演した岡山さんが演じるのは、主人公・岸田サチ(清野さん)が野田翔子(岸井さん)、樋口若葉(生見さん)と出会うことになる、ラジオ番組の旅行企画で世話役を務める市川みね。自身も参加者のひとりだが、“ばぁちゃん”的な性格で、ベテランリスナーの立場から運営を手助けをしたり、陰ながら参加者たちを見守ったりすることに喜びを感じている、心優しき男性。穏やかかつ控えめで、3人組結成の立役者であるにもかかわらず、名前を忘れられてしまうようなみねだが、縁あってサチたちと再会。それぞれの人生に関わっていくことに。役どころについて岡山さんは「現段階では模索中の部分もあるのですが、冷たい現実を生きる群像劇の中で、明るさを宿したキャラクターだとは感じているので、楽しみながら柔軟に取り組みたい」と意気込み、「登場人物の息吹を感じてもらえる様な作品になれば、と願っております。日常の中にある『ままならなさ』を抱えながら、皆様と共に、市川みねを生きたいと思います」とコメントしている。「日曜の夜ぐらいは...」は4月、毎週日曜日22時~ABCテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月05日堺雅人が3年ぶりに日曜劇場に主演する「VIVANT」(読み:ヴィヴァン)が7月期に放送決定。堺さんと、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する俳優陣が豪華初共演を果たす。「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズ、「陸王」「ドラゴン桜」など数多くの大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄監督がテレビドラマの新時代を切り拓く完全オリジナルストーリーの“アドベンチャードラマ”。その内容については一切明かされていない。主演の堺雅人は、「半沢直樹」シリーズで脅威の視聴率を叩き出し、2013年版は平成の民放ドラマ歴代1位を記録。令和時代に放送された2020年版も前作の勢いそのままに大きな話題を呼んだ。劇中のセリフを子どもたちも真似をするなど、老若男女多くの視聴者が堺さんの演技に夢中になり、ブームを生み出した。そんな堺さんが3年ぶりに日曜劇場に帰ってくる。堺雅人「あまりに壮大で複雑でスピーディーな物語なので、準備が追いついていない状況」と堺さん。「正解は福澤監督の頭の中だけ。でも福澤監督は、全身全霊でぶつかれば全身全霊で応えてくださる方なので、意気込みしかないです! 素晴らしい共演者の方々とお芝居するのは楽しみです。役所さんと本格的にお芝居するのは初めてなので、懸命に食らいついていきたいです」と語る。共演は、「新参者」「下町ロケット」シリーズや「DCU」「ドラゴン桜」など多くの日曜劇場作品で主演を務め、圧倒的な存在感を放つ阿部寛。阿部さんは第16回アジア・フィルム・アワード(2023年)にて、優れた才能を持つ映画人に贈られる「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞。2019年に受賞した役所広司に続き日本人3人目の栄冠となり、世界中から熱い視線が注がれている。連続ドラマでの共演は初となる堺さん、阿部さんはどんな世界観を作り上げるのか?阿部寛「自分にとっても新たな挑戦となる大きなプロジェクト」と明かす阿部さん。「魅力的なキャストに恵まれ、身の引き締まる思い」と言い、「堺さんとは連続ドラマでご一緒するのは初めてなので、今回の長丁場で、共に良いものを作り上げていきたいと思います。二階堂さんは初共演ですし、桃李くんとは11年ぶり、役所さんは若いころからずっと憧れている先輩なので、皆さんと良いお芝居が一緒にできればいいなと思います」と語っている。実力派として知られる二階堂ふみは、第68回ヴェネチア国際映画祭(2011年)で新人俳優賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を日本人で初めて受賞したことで各国から注目を浴びた。NHK連続テレビ小説「エール」での好演も記憶に新しい二階堂さんは、ハリウッドドラマ「将軍SHŌGUN」で世界進出することが決定している。日曜劇場には「この世界の片隅に」以来、5年ぶりの出演。どんなエッセンスを注入するのか、期待が膨らむ。二階堂ふみ二階堂さんは「主演の堺さんは座長として懐が深く、とても頼もしい方で、堺さんについていけば大丈夫だという安心感があります」と語り、「阿部さんはお芝居をとても繊細に作り込まれていて、日々学ばせていただいています。松坂さんは、今まで見たことがない新しい一面が見られるんじゃないかと楽しみです。また役所さんは私の映画デビュー作品の監督を務められていて、今回久しぶりに共演させていただくので、成長したなと思っていただけるよう努めます」と意気込みを語った。また、高い表現力で幅広い役柄をこなす松坂桃李は、映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞(2020年)の最優秀主演男優賞を受賞。『孤狼の血』『流浪の月』『ラーゲリより愛を込めて』など数々の映画に出演してきた。松坂さんも二階堂さんと同様、「この世界の片隅に」以来、5年ぶりの日曜劇場出演。初共演となる堺さんと、どのような関係性を築いていくのか?松坂桃李「錚々たる俳優の方々がこの一大プロジェクトに参加されることを聞き、『なんとか僕も出演したいです!』と自ら志願しました」という松坂さん。初共演の堺さんとは「熱量やスピード感に乗り遅れないよう、最後まで走り抜きたい」と言い、「役所さんは『孤狼の血』以来、阿部さんは『麒麟の翼~劇場版・新参者~』以来11年ぶりとなるので、恥ずかしい姿を見せないよう自分が積み重ねてきた経験をぶつけていきます」と語る。日本映画界を代表する名優・役所広司は、第20回日本アカデミー賞(1997年)で13部門を独占した映画『Shall weダンス?』で最優秀主演男優賞に輝くなど、言わずと知れた存在。ハリウッド映画『バベル』への出演をはじめ、海外からも高い評価を受けている。役所さんの日曜劇場出演は「陸王」以来6年ぶり。「陸王」では、老舗足袋屋の社長である父親を熱演したが、堺さん、阿部さん、二階堂さん、松坂さんら実力派が集う本作では、どのような人物を演じるのか注目される。役所広司「福澤監督がエンタメ界に一石を投じるような素晴らしい企画だと思うので、良い結果が出せるよう一生懸命やらせていただきます」と語る役所さん。「阿部さん、二階堂さん、松坂さんとは共演経験がありますが、堺さんとはドラマで初めてご一緒するのでとても楽しみ」と言い、「ひとりひとりのキャラクターがミステリアスで、次はどうなるんだろう? と刺激的かつスケールが大きいドラマになる」とアピールした。福澤監督の最新作となる本作は、演出だけでなく原作も手掛けた完全オリジナルストーリー。福澤さんが作り上げてきた日曜劇場で主演を務めた堺さん、阿部さん、役所さんをはじめ、まさしく日本のエンターテインメントを牽引するキャストと、共に日曜劇場を作ってきた制作スタッフが集結する。さらに今回はティザービジュアルとティザームービーも解禁。赤と黒のコントラストが目を引くティザービジュアルはエネルギッシュであり、クールであり、ハードであり…さまざまな印象を与えるビジュアル。そして、「敵か味方か、味方か敵か。」という意味深なキャッチコピーが添えられている。一方、疾走感あふれるティザームービーは冒険の始まりを予感させる。スピーディーな展開で何度も繰り返し見たい映像となっており、堺さんら5人のキャストの次々と変わる表情や、それぞれに映し出されているキーワードも見逃せない。原作・演出の福澤さんは、「たまたまラジオから流れてきたある話が非常に興味深く、本作を企画しました。普段はモデルとなる映画やドラマを想定するのですが、本作『VIVANT』はどんなドラマにも当てはまらない、日本ではあまり見たことのないドラマになると思っています」と、新たなエンターテイメントの幕開けを示唆している。日曜劇場「VIVANT」は7月、毎週日曜21時~TBS系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2023年02月27日大銀行を舞台にした阿部サダヲ主演映画『シャイロックの子供たち』より、インタビュー&メイキング映像が公開された。本作では初となる本編メイキング映像は、阿部さんが特に印象に残っているという、居酒屋でのシーンだ。阿部さんが「ちょっと言いづらいなと思って、勝手にセリフを変えたんですよ。それが本番で言えなくなるという…(笑)」と言うと、上戸彩は阿部さんと玉森裕太を指し、「お二人は甘噛み隊ですよね」とツッコミ。さらに「阿部さんは上手くごまかすんですけど、今の行けたのかな?と」と撮影時の心情を吐露。メイキングでは、何度も同じセリフを噛んでしまう阿部さんと、それに上戸さんと玉森さんが笑いを堪える様子が。ようやくOKが取れた瞬間には、スタッフも含め全員が笑いの渦に包まれ、楽し気に撮影された様子が分かる。そして、SNS用スチール撮影をする場面も納められており、“乾杯をしている様子”を撮影する際、テーブルの中心でグラスを合わせようとした阿部さん、上戸さん、佐藤隆太に対し、玉森さんだけはカメラに向かってグラスを突き出した。これには、「玉ちゃんはカメラに“乾杯”なんだね。さすがだな~」と上戸さんは解釈の違いに関心している。『シャイロックの子供たち』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:シャイロックの子供たち 2023年2月17日より全国にて公開© 2023映画「シャイロックの子供たち」製作委員会
2023年02月23日カップ麺の変わり種新商品が発売されるたび、チェックしている筆者。先日スーパーマーケットで、新たに気になる商品を発見しました。日清食品株式会社の『日清のどん兵衛 明太チーズカルボナーラうどん』です!『明太』『チーズ』『カルボナーラ』と、おいしい食べ物が羅列されたパッケージを見たら、期待せずにはいられません。実際に食べてみた感想をお伝えします。おいしすぎる洋風うどん!?『日清のどん兵衛 明太チーズカルボナーラうどん』『日清のどん兵衛 明太チーズカルボナーラうどん』には、調味料などの小袋は添付されていませんでした。フタを半分まで開けて湯を注ぎ、5分待って混ぜれば完成です。混ぜた後の状態がこちら!クリーミーな色のスープに、緑の小さなパセリらしき物も浮かんでいて、うどんであることを一瞬忘れてしまうほどの洋風な見た目です。スープの味はクリーミーかつ塩味も感じられ、カルボナーラそのもの!もっちりした太めの麺との相性も最高です。明太子を模した、魚肉練り製品も入っています。明太子としか思えない味と存在感は、この商品のある意味主役といってもいいかもしれませんね。ネット上には「すべての要素、合わないわけがない」「魚肉練り製品がしっかり明太子になっている」などのコメントが集まっていました。おいしくなる要素が満載な『日清のどん兵衛 明太チーズカルボナーラうどん』。気になる人はぜひ手に取ってみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年02月21日女優の清野菜名が9日、都内で行われた「プレミアムウォーター新商品&新アンバサダー就任発表会」に出席した。富士吉田、北アルプス、朝来、金城、南阿蘇など良質な水を育む日本有数の水源地から採取した天然水を、おいしさもミネラル分もそのままに保つ非加熱処理を施して家庭に提供しているプレミアムウォーター。その新アンバサダーに清野菜名が起用され、新キービジュアルでは"それは、清なる水"というコピーとともに清野が水の一部となってプレミアムウォーターの天然水の美しさや清らかさをストレートに表現している。プライベートでもプレミアムウォーターのサーバーを使用しているという清野。「実際に私もプレミアムウォーターを使用しているので嬉しく思います」とアンバサダー就任を喜び、「プレミアムウォーターの良さを知っていただけるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを。実際に使用しているプレミアムウォーターは「本当に安心という部分もありますし、自宅で天然水を気軽に飲めることはすごくありがたいと思います」と使い勝手が良いそうで、「私は毎朝起きてまず白湯を飲みます。それと運動をするので、走ったり筋トレした後に冷たいお水をグッと飲んでいます。朝の白湯は整ったなという感じはありますね」とシチュエーションによって使い分けているという。水の中で撮影したというキービジュアルは「水の中だったので思うように身体が動きませんでした」と難儀したというが、「素敵なキービジュアルに完成したのでとてもうれしいです」と出来栄えには満足げ。また、すでに収録されている新CMも今後放映されることが発表され、「早く見ていただきたいですね。是非ご期待ください」とアピールした。イベントの後半では"プレミアムウォーター"に絡めた質問コーナーも実施。「最近プレミアムだと思った瞬間は?」という問いに「植物が発根した!」と回答した清野は「植物が大好きで色んな種類を育てているんですが、間違えた木があって間延びしちゃったんです。形を整えるために枝を切るか発根を目指すかで迷ったんですが、ダメ元で発根を目指したら昨日根本の下の方から3本ぐらい発根するのを発見してすごく興奮しました。家でガッツポーズするぐらい嬉しかったです」と1日経っても興奮が止まらないんだとか。続けて園芸の目標は「ジャングルです(笑)」と笑いを誘いつつ「たくさん増やしていきたいですね」と意欲を見せていた。
2023年02月09日劇団EXILEの佐藤寛太が主演を務める短編映画『Blind Mind』のメイキング映像が公開された。本作は、恋に無欲な盲目の青年とルッキズムに苦しむインフルエンサーの少女が、互いに見えない鎖をほどき合う小さな出逢いの物語。盲目の主人公・満井祐を佐藤、外見至上主義に囚われるヒロイン・仲道フミカを平祐奈が演じるほか、モクタール、芦沢ムネト、アベラヒデノブ、椿原愛、原あや香、平井珠生、副島和樹といったキャストが名を連ねている。このたび公開となったのは、撮影風景が映し出された約1分のメイキング映像。またロングバージョンとなる約12分間におよぶメイキング作品が、本編と併映されることが発表された。さらに、俳優・映画監督の奥田瑛二ら8名による応援コメントが到着した。なお『Blind Mind』は、2023年1月6日(金) よりシネマート新宿ほかにて公開される。『Blind Mind』メイキング映像■奥田瑛二(俳優・映画監督) コメント何気ない日常の中、一人の盲目の青年の爽やかな眼差しがいい……それは、汚れのない心を内包しているからである。青年はふとしたことで若い服飾デザイナーの女性と出会う。人は足りないものに蓋をして気づかないフリをして暮らしている。彼女もそんな一人である。現実と将来を正当化することで、「道理」「美しさ」が徐々にデフォルメされていく。彼女はそんな自分に気付きはじめている。彼女は、彼との日々の出逢いによって少しずつ心の目が開いていく。押し付けることのないラブロマンスが静かに始まっていくのである。■上條葉月(字幕翻訳者) コメントメインビジュアルに崩れた目玉焼きが使われていることに、ん?と違和感を感じてしまった時点で、私たちは無意識に社会一般の視覚的な美の基準に囚われているのだろう。本作は見られることと見ることにおいて際立った二人を通じて、そのことを教えてくれる。■川上なな実(俳優)コメント鏡で何度もチェックしたり本音を隠したりエゴ中心で生きることとっても疲れる作業だけどやり甲斐があったりもして、でもいつしか違和感になる。小さな出逢いが大きな自信に繋がり、お互いの壁を気遣い壊し続ければ、自分らしくまわりを愛せるようになるのかなって。作品のようなHappy endに■畑中翔太(企画プロデューサー・脚本家) コメント周りの世界が見えない祐と、周りの世界が見えすぎてしまうフミカ。そんな歪な二人が偶然にも出会い、近づき合うことで、本当に“見えている方”はどちらなのか?に徐々に気づかされていく物語。「目に見えるもの」が多すぎる時代に、祐がその心で見つめているものこそが、今私たちにとって“大切な何か”なのかもしれない。■東紗友美(映画ソムリエ) コメントほんっとに、純度高い。いやぁ、イイです。ふたりが、心の瞳でお互いをみてるんです。それって一番素敵なことじゃないですか?フミカの視点は、私の目線になっていく。私も、祐に恋をした。他人と比べる時間が無駄だと思える、自分だけの幸福を見つめ直す、探し物が見つかるような37分。■みっつばー(イラストレーター) コメント常にもやがかかった心と映像の中にたびたび見切れるネオンや日の光。すぐそばに感じられるからこそ届きそうで届かない、行けそうで行けない歯がゆさは誰しも経験した事があるかと思います。でも曇りの日も雨の日も等しく風情を楽しめるように、今いる場所や自分こそが光の中であると感じることができる……身につまされるリアルの後にやってくる、カラフルで心が洗われる感覚。ほんとうにほんとうに美しい映画でした!■山口乃々華(女優)コメントいろんな人がいて、いろんな考えで世界を生きているけれど、あなたを知りたい、と一歩歩み寄ることで、遠くにいると感じていた人と手を取り合える。そんなことを思いました。色鮮やかで、光もとても綺麗な映像のなか、美しいおふたりに魅了されました。この作品がたくさんの人に広まりますよう、応援しています!!!■Yuki Saito(映画監督)コメント見えないからこそ感じるものがある。盲目の青年が見ていたものは、外見ではなく、内面にある心の美しさであった。佐藤寛太の眼差しの奥にあるものを映画館で探して欲しい。<作品情報>『Blind Mind』2023年1月6日(金) 公開『Blind Mind』ビジュアル (C)2021Yurie Yano/Atsuki Tomori監督・編集:矢野友里恵脚本・プロデュース:灯敦生出演:佐藤寛太平祐奈/モクタール芦沢ムネトアベラヒデノブ椿原愛原あや香平井珠生副島和樹 ほか関連リンク公式サイト::
2022年12月24日徳川家康の生涯を古沢良太が新たな視点で描く、松本潤主演大河ドラマ「どうする家康」より、9名の扮装ビジュアルが公開された。今回公開されたのは、家康を苦しめる阿部寛演じる武田信玄、家康が恐怖を感じる橋本さとし演じる山県昌景、信玄からの信頼が厚い田辺誠一演じる穴山信君(梅雪)といった、武田勢のビジュアル。穴山信君(梅雪)/田辺誠一また、家康の母の兄・水野信元(寺島進)、家康の義父・久松長家(リリー・フランキー)、大草松平家の当主・松平昌久(角田晃広)、松平家を見守る住職・登譽上人(里見浩太朗)、住職・空誓上人(市川右團次)、家康と空誓が出会うきっかけをつくる、ミステリアスな巫女・千代(古川琴音)といった、東海地域の領主や他勢力の人々の扮装ビジュアルも公開された。千代/古川琴音大河ドラマ「どうする家康」は2023年1月8日(日)より放送開始(初回15分拡大)。※NHK総合テレビ日曜日20時/BSプレミアム・BS4K日曜日18時(cinemacafe.net)
2022年12月09日脚本家の三谷幸喜氏が第70回菊池寛賞を受賞し、2日、都内のホテルで行われた贈呈式に、“菊池寛”の扮装で登壇した。文藝春秋の創業者・菊池寛が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞として1952年に創設した同賞。三谷氏は「よく人から『君は菊池寛に似てるよね』と言われます。思い返せば中学生のときに、友人から『お前にそっくりな文豪がいるよ』と言われて、文豪というと悩めるカッコいい作家のイメージがあったので、ちょっとうれしかったんですけど、それで菊池寛先生の写真を見たのですが、ちょっと衝撃を受けました。こんな感じの文豪もいらっしゃるんだなと」と回想した上で、「今、菊池先生の人となりや作品に触れることによって、本当に僕は菊池寛賞を頂けて、光栄だなと思っております」と強調した。この贈呈式のために、髪型を変え、メガネを買い、眉毛も整えたという三谷氏は「ここまで菊池寛になりきろうとした受賞者が、今までいたでしょうか」とアピールし、会場からは笑いと拍手が。続けて、「菊池地先生がおっしゃっていたのは、『つまらない現実よりも面白いウソ』。これは、僕が大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を書くにおいて、一番のモットーでした。もちろん歴史モノなので。実際あったことを覆すことはできないんですけど、歴史の教科書や参考書にはしたくなかった。やっぱりドラマとして面白いものにしたかった。そのためには、多少のフィクションが必要だと思って、僕は1年間この脚本を書き続けました。きっと皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかなと思っております」と胸を張った。さらに、「菊池先生は、大衆が何を考えているのか、ずっと考えていらっしゃったと思います。それは僕のテーマでもあります。僕もそんなクリエイターでいたいなと思っております。今は見た目しか真似できませんけれども、ゆくゆくは“第二の菊地寛”と呼ばれるようになるまで、頑張っていきたいなと思っております」と真剣に述べたかと思いきや、「今回ちょっと見た目でふざけてしまったので、真面目な感じでまとめてみました。どうもありがとうございました」と、やはり“三谷節”で締めくくった。
2022年12月02日「阿部寛さんの“美しい歯並び作り”に対するこだわりはすごいですよ。担当した知人の歯科医師が『用意した歯を3回もダメ出しされて、そのたびに作り直した……』と、驚いていました」(医療関係者)最近では8月に公開された主演映画『異動辞令は音楽隊!』がヒットするなど、イケオジ俳優として不動の地位を築いた阿部寛(58)。今年ネット上で発表された「歯がキレイだと思う俳優」では2位に選ばれ、サンスターの歯磨き粉のCMキャラクターを長年務めているが、これは彼の努力のたまもののようだ。阿部の知人が明かす。「芸能人が多く通う都内のクリニックで治療しています。いわゆる“受け口”、昔から不正咬合の傾向があるようで、常にマウスピースで矯正をしていますね」日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュで東京表参道矯正歯科院長の西尾万樹さんが語る。「阿部さんの昔と今の写真を見比べると、前歯の高さや色が違うので、セラミック治療をされているのだろうと思います。笑ったときに見える上下前歯16本はセラミック、奥歯はインプラントの可能性もあります」セラミック治療とは、歯の詰め物やかぶせ物として金属ではなくセラミックを使用するもの。歯の色を調整しやすいなどの利点もあるが、治療費は基本的に自費となる。「あくまで相場ですが、セラミックは1本6万円。インプラントは1本30万~50万円」(西尾さん)バナナマンの日村勇紀(50)は前歯15本をインプラントにして話題になったが、単純計算すれば総額600万円前後になる。かなり自然に見える阿部の歯だが、どんなこだわりを持っているのだろうか。前出の知人が言う。「阿部さんは歯に関しては非常に神経を使っていて、『健康は食から』『食は歯から』と、いつも家族に言っているそうです。クリニックには家族全員で通っています。治療費は高額ですが、特別に毎月20万円ずつ継続して支払う形にしてもらっているのだとか。まとめて支払うことも可能でしょうが、トラブルがあった際に話し合いが持てるのが利点だそうです」長期間の治療となると、総額はかなり高くなるだろう。前出の医療関係者に聞いた。「以前通っていた別のクリニックでは、『治療費を半額に』『保険適用にできるはず』などと交渉することがたびたびあったそうです。それでも600万円ほどかかっているとか。これまでの治療費のトータルとなると、2千万円はかかっていると思います」芸能レポーターが言う。「阿部さんは若いころに不動産投資の失敗で数億円の借金を背負ったこともあり金銭感覚はシビア。歯の治療にはそれだけ価値があるのでしょう。7月にはニューヨークの映画祭で日本人初となる『スターアジア賞』を受賞しハリウッド進出も見えてきています」審美歯科が普及しているアメリカでも、阿部の歯ならば通用するに違いない。
2022年10月20日《前川清さんと哀川翔さんが歌う宴!豪華すぎる!》《宴会で前川清の歌。贅沢~~。》10月13日のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』の放送後、SNS上にはこんな声があふれた。前川清(74)演じる五島列島の医師・谷久也が、船大工・木戸豪(哀川翔・61)とともに宴会で地元の民謡を披露したのだ。「同日、前川さんはゲスト出演した『あさイチ』で、当初自身は歌わないと思っていたと明かしました。現場でスタッフに促され、哀川さんとの“デュエット”が実現したのです」(NHK関係者)6日の初登場で出演がサプライズ発表となった前川。自身も「突然のオファーでビックリ!」と話しているが、実は今回の出演オファーには裏事情があったという。「もともと、前川さんの役はドラマの舞台である長崎・五島列島出身の榊英雄さん(52)が演じる予定だったのです。しかし今年3月、榊さんによる複数の女性への性加害が報じられ、『舞いあがれ!』はクランクイン直前に降板に。代役探しに頭を抱えた制作陣が白羽の矢を立てたのが、佐世保市出身の前川さん。起死回生策として断られる覚悟で、“長崎を代表する前川さんにご出演いただけないか”とオファーしたといいます」(前出・NHK関係者)しかし前川は、出演を決める前は“映画やドラマにはもう出ない”と考えていたようだ。「“演技に自信がない”と前川さんは以前から公言しています。今年2月の舞台で共演した藤山直美さん(63)は『前川さんはセリフを2行以上しゃべれない』と冗談めかして言っていました(笑)。九州なまりも気にしていましたが、今回は長崎人の役ということが出演の後押しになったそうです」(スポーツ紙記者)オファーを受けたのにはもう一つ理由があるようで……。「前川さんの役はダジャレ好きで、熱を出したヒロインの岩倉舞が体温計を差し出して『39度です』と言うと、『サンキュー』とダジャレを返すおちゃめなキャラクターです。昔からバラエティでも活躍してきた前川さんにとって、ボケキャラは演じやすい役柄だったのかもしれません」(前出・NHK関係者)前川が榊の代役として出演したことについて、NHKに問い合わせると「制作過程についてはお答えしていません」との回答だった。「ダメ元のオファーを受けてくださった前川さんに、制作陣は足を向けて寝られませんね」(前出・NHK関係者)代役として以上に活躍した長崎のスター。『舞いあがれ!』の好調なテークオフに一役買ったようだ。
2022年10月17日俳優の阿部サダヲと日向坂46の小坂菜緒が出演する、関西電力の新CM「阿部教授の冬支度」編、「教授 冬の電力を考える」編が、15日より放送される。新CMは、阿部が教授役、小坂が大学生役でCM初共演。「冬の電力のためにできること」をテーマに、小坂が変わり者の阿部教授に振り回されながらも、エネルギーに関心をもっていくが、最後には教授の変わった言動に「全力や……」などとツッコミを入れてしまう。「教授 冬の電力を考える」編の撮影では、監督から「好奇心旺盛で真っ直ぐな教授を演じてください」という指示がでると、阿部はファーストテイクから物凄いスピードで文字を書くという演技を披露。制作サイドも予想していなかった芝居で監督をうならせた。一方、気持ちが入ると関西弁になってしまうという設定の大学生を演じた小坂。阿部教授に対してのセリフは、敬語だったこともあって関西弁がやりにくい場面もあったが、大阪出身ということもあり、本番ではかわいらしい関西弁で現場をわかせた。さらに、撮影日が20歳の誕生日直後ということで、バースデーケーキがサプライズで登場すると、驚きながらも笑顔でろうそくを吹き消した。■阿部サダヲ&小坂菜緒インタビュー――撮影の感想、今回演じた役柄についてお聞かせください。阿部:大学教授は新しい役でしたが、すごく興味があったので、率直に嬉しかったですね。今回演じた大学教授は少し変わった人で、たとえば冬の節電に備えて早々と冬支度を始めたり、突然地面に方程式を書き始めたりとか、ちょっと極端なところもありますが、とても純粋なキャラクターです。また、CMのテーマが「冬の電力問題」ということで、私自身も今年の夏、「節電要請」とか、「電気が足りない」というニュースで、改めて電気の大切さを痛感しました。小坂:今回は阿部サダヲさん演じる大学教授と、エネルギーのことを一緒に考える大学生という役柄でしたが、普段あまり意識していなかった電力の問題や節電について、私自身気づかされるきっかけになりました。――CM出演のオファーが届いた時の率直なお気持ちをお聞かせください。小坂:15歳まで大阪に住んでいたこともあって、関西電力さんはすごく親しみのある会社なので、CMのお話をいただいた時はとても嬉しかったです。――この冬の節電対策をお聞かせください。阿部:自分の家で出来ることは、子どもがよく開けっ放しにしちゃう便座を下げることですね。これは結構節電になると伺いました。あと、暑かったら脱ぐというのはありますけど、脱ぐって限界があるじゃないですか。逆に着るのは限界がないと思うので、この冬は着込もうかなと思います。小坂:私もこの冬は着る毛布を着て過ごすとか、なるべく電気を使わず、暖かく過ごせるよう頑張りたいと思います。――CMをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。阿部:エネルギーのことを考えるちょっとしたきっかけになればいいなと、全力で演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。小坂:これから私もCMを通じて、エネルギーのことを伝えていきたいと思います。
2022年10月13日演出&出演・吉田鋼太郎、主演・阿部寛による舞台『ヘンリー八世』が、9月16日埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて初日を迎え、舞台写真とコメントが届いた。本公演は元々2020年2月に上演されていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の余波を受けて、終盤の公演が中止に。そこから2年半を経て、演出の吉田や主演の阿部ほか、再演を誓ったキャスト・スタッフがふたたび集結した。華やかな英国王宮を舞台に王をめぐるスキャンダルと、その裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれる『ヘンリー八世』。今回は初演を踏まえ、ただの再演ではなく深化した新たな舞台に。初演時の客席をふんだんに使った演出は感染対策の一環として変更されたが、セットや音楽、振付など随所に新たな変更が見られ、舞台の上を巧みに使い観客を物語へ誘う。演出の吉田は繊細に深く人間関係を描き、濃密な人間ドラマに磨きをかける。吉田は「相手の台詞を受けて返す」という芝居の基本を改めて見直し、キャラクターの個性が際立つ新たな表現に挑戦。歴史劇ながら現代社会にも読み替えられる人間模様は見応え満載となっている。キャストは、「英国王室史上、 最もスキャンダラスな王」と言われるヘンリー八世に阿部寛。今回は厳しく鋭い眼差しの最強かつ最凶の王の姿と、一方で苦悩や孤独も抱く姿を、力強く綿密に演じる。王の信頼厚き大司教トマス・クランマーは金子大地、そのほか宮本裕子、山谷花純、谷田歩、河内大和など個性豊かなキャストが名を連ねる。埼玉公演は埼玉・彩の国さいたま芸術劇場にて9月25日(日)まで上演。9月30日(金) から10月2日(日) まで愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、10月6日(木) から9日(日) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、10月14日(金) から16日(日) まで北九州・北九州芸術劇場 大ホール、10月22日(土) から24日(月) まで宮城・名取市文化会館にてツアー公演を行う。■演出・枢機卿ウルジー 吉田鋼太郎 コメント無事に初日が開きました。2年前に新型コロナウイルス感染症の感染拡大で中止になった『ヘンリー八世』。2年半準備をして新しいものに生まれ変わっております。前回よりも更にパワフルになり繊細になり深くなった阿部寛ヘンリー王。それに伴い周りを固める俳優たちも前回よりも重みと深さを増しております。そして先日エリザベス二世女王が崩御されましたがこの芝居のラストシーンはエリザベス一世が誕生するところで終わりとなります。そういうところも含めまして、今観ると色々な考えや思い、コロナ禍や戦争が起きている今の世の中に対しての皆様のいろいろな気持ちを反映する芝居になっているのではないかと思います。いずれにせよ、シェイクスピアはエンターテインメント。どなたがご覧になっても大変楽しめる作品になっていると思います。 是非劇場にお越しください。■ヘンリー八世 阿部寛 コメント2年半前に新型コロナウイルス感染症で中断になった思いも込めて、さらに素晴らしいものにしようと鋼太郎さんを中心に全員でより深い稽古に励んできました。磨きのかかった『ヘンリー八世』をぜひ楽しみにしてください。■トマス・クランマー 金子大地 コメント初演は僕自身初舞台で鋼太郎さんに舞台という扉を開けていただいたとても大切な思い入れのある作品でだったので、中止となってしまい、忘れられない初舞台となりました。こうやってまた皆さんと集まって2年半越しにヘンリー八世が上演できることがすごく幸せです。前回ご覧になった方もご覧になっていない方もグレードアップした『ヘンリー八世』を楽しんでいただきたいです。期待して観にいらしてください。<上演情報>彩の国さいたまシェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』『ヘンリー八世』チラシ表【スタッフ】作:W.シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)【キャスト】ヘンリー八世:阿部寛枢機卿ウルジー:吉田鋼太郎トマス・クランマー:金子大地キャサリン:宮本裕子アン・ブリン:山谷花純バッキンガム公爵:谷田歩ノーフォーク公爵:河内大和大石継太 / 間宮啓行 / 廣田高志 / 工藤俊作 / 櫻井章喜 / 塚本幸男 / 飯田邦博 / 二反田雅澄 / 杉本凌士 / 水口てつ / 佐々木誠 / 松本こうせい / 大河原啓介 / 鈴木彰紀 / 齋藤慎平 / 松尾竜兵石井 咲 / 古庄美和 / 山田美波 / 坂田周子 / 沢海陽子 / 悠木つかさ演奏:サミエル【日程】■埼玉公演2022年9月16日(金) ~9月25日(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 / ホリプロ企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会問い合わせ:彩の国さいたま芸術劇場0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)■愛知公演9月30日(金) 18:3010月1日(土) 12:00 / 17:3010月2日(日) 12:00会場:刈谷市総合文化センター 大ホール主催:メ~テレ / メ~テレ事業共催:刈谷市 / 刈谷市教育委員会 / 刈谷市総合文化センター(KCSN共同事業体)問い合わせ:メ~テレ事業052-331-9966(祝日を除く月~金10:00~18:00)■大阪公演10月6日(木) 17:3010月7日(金) 13:0010月8日(土) 12:00 / 17:3010月9日(日) 12:00会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ主催:梅田芸術劇場 / ABCテレビ問い合わせ:梅田芸術劇場06-6377-3888(10:00~18:00)■北九州公演10月14日(金) 16:0010月15日(土) 12:30 / 18:0010月16日(日) 12:30会場:北九州芸術劇場 大ホール主催:RKB毎日放送 / インプレサリオ提携:北九州芸術劇場問い合わせ:インプレサリオ092-985-8955mailto:info@impresario-ent.co.jp■宮城公演10月22日(土)17:0010月23日(日) 12:00 / 17:3010月24日(月) 12:00会場:名取市文化会館主催:仙台放送問い合わせ:仙台放送022-268-2174(平日11:00~16:00)公式HP:彩の国シェイクスピアシリーズ公式Twitter:
2022年09月18日●キャリア初の配信ドラマ「可能性と興味を感じている」映画やドラマなど出演作が途切れず、常に新しいチャレンジをしながら第一線を走り続けている役者、阿部寛。ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして9月14日より独占配信される『すべて忘れてしまうから』では、キャリア初となる配信ドラマ出演を果たし、人気ドラマ『まだ結婚できない男』(19年/フジテレビ系)以来、久々にラブストーリーに身を投じている。若手俳優にとっても憧れの存在となった阿部が、もがいていた20代と30代。そして60代への展望を明かした。燃え殻の同名エッセイを原作に、ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く本作。阿部演じる、そこそこ売れっ子のミステリー作家“M”が、消えた恋人“F”を探すうちに、“M”の知らなかった“F”の一面や秘密が明らかになっていく。配信ドラマに初参戦した阿部だが、自身のプライベートタイムにも配信作品を鑑賞することがあるそうで、「『イカゲーム』もついに観てしまって、めちゃくちゃ面白かった」と笑いながら、「映像を取り巻く環境が大きく変化してきている。自分も新たな道に入っていかなければいけないなと思っています。そう感じていたタイミングで配信作品に出演させていただけて、ありがたかったですね」としみじみ。「配信作品に可能性と興味を感じている」と続け、「海外の方々が、本作をどのように受け止めてくれるのかも楽しみです。また本作は、話ごとのラストに毎回ちがうミュージシャンが登場して歌うなど、新しい作品つくりの挑戦の場に参加できたこともいい刺激をもらえた」と喜びを口にする。演じた“M”は、流されるままに生きる、地味で主体性のない男性だ。阿部曰く「近年は、強い男の役を演じることが多かった」とのことで、本作のような役柄は「自分の中でも久々に新鮮でした」とにっこり。ラブストーリーへの出演も久しぶりだが、阿部は「今回は、ミステリアスな要素もあって異色のラブストーリーで」と前置きしつつ、「恋愛のあれこれって、お互いにとっては真剣でもはたから見るとコミカルだったりもするし。相手の内面を探り合ったり、傷つけ合ったりすることもある。演じる上では、人間のいろいろな一面を表現することができるので、今作も面白かった」と醍醐味を語り、「『結婚できない男』もある意味、僕にとってひとつの転機になった作品。演じていて、とても面白い役でした」と笑顔を見せる。『スワロウテイル』(96)以来26年ぶりに女優業に復活したChara、阿部とは15年ぶりの共演となる宮藤官九郎をはじめ、個性豊かな共演者が顔をそろえている。阿部は、Charaの紡ぎだす独特のセリフ回しと唯一無二の存在感に触れ、「幸せな時間でした」と目尻を下げ、「宮藤さんに関しては、脚本家としてももう大先生で、ご自身で監督もやられてもいるのに、現場では誰よりも謙虚。その姿勢がいつもすばらしいなと思った」と絶賛。ベテランと若手が絶妙に混ざり合ったキャスティングが叶った撮影現場は、「雰囲気もとてもよかったですね。セットも『ここまで作り込んでいるんだ!』と驚くようなものばかりで、丁寧に時間をかけてものづくりができる現場。贅沢な現場で新しいチャレンジをさせてもらいました」と充実感をにじませる。●60代も「限界を決めずに役に全力で挑んでいきたい」1980年代から『メンズノンノ』のカリスマモデルとして活躍し、1987年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビューした阿部。58歳となった今年は、水中捜査を行うスペシャリスト集団の隊長を演じたTBS日曜劇場『DCU~手錠を持ったダイバー~』、豪快な“昭和の男”に扮した映画『とんび』、ドラム演奏にトライする鬼刑事を演じた『異動辞令は音楽隊!』など、話題作に続々出演。7月に開催された「ニューヨーク・アジアン映画祭」では、アジアで最も活躍する俳優に贈られる「スター・アジア賞」を日本人として初めて受賞するなど、その勢いは増すばかり。そんな阿部にとって20代、30代は挫折を味わい、もがいていた時期だと振り返る。「モデルとして人気が出て、映画に大抜てきをしてもらったことで俳優の世界に入って。当然、実力がなかったので、すぐに落ちていった」と苦笑い。「下積みもしていないから、そうなった時にどうしたらいいかわからない。さらにセリフがなくても済むような、見た目だけを求められているような役しかもらえない。すごくつらかったですね。『役の幅を広げたい』と思っても、自分でできなければ、いろいろ様々な役をいただけるわけがないし。そういった時期が7年くらい続いた」という中、阿部は30歳を目前にしたタイミングで、つかこうへいの舞台『熱海殺人事件モンテカルロ・イリュージョン』に主演した。阿部は「ようやくチャンスをいただけた時には、いろいろな習い事をしたり、積み重ねてきたものをふんだんに出し、何でもやれるということを見せていった。一つのチャンスというものが、どれだけ大事かということを実感していたから」と役者として花開くまでの、苦難の道のりを回顧。「役の幅が狭かったからこそ、『こういう役もできます』ということを見せ続けていく。そうやって貪欲に臨まないと仕事がなかったので必死でしたが、だんだんとそれが楽しくなっていって。役作りも楽しくなるし、新しい役に向かうごとにいろいろなことが学べた。次第に主演を任せていただけるようになって、責任感も生まれてきた。そうやって今に至ります」と穏やかに微笑む。自分を見つめ、悩みながら壁を乗り越えてきたからこそ、今の阿部寛がいる。60代に向かう今の心境も、「いろいろな作品に恵まれて、今年は海外で賞をいただくこともできた。これからも、一作一作、一瞬一瞬を楽しんでいる今の状況を、変わらずに続けていきたい。さらに演じる役の幅が広がっていったら面白いなと思う。年齢を重ねたからこそできる、力の抜けたような役も演じていきたいし、そこから逆行したっていい。60代になったからといって限界を決めずに、役に全力で挑んでいきたい」と変わらず貪欲だ。「これからも見てくれる方に喜んでもらえるような作品をつくっていきたいです」と清々しく宣言していた。■阿部寛1964年6月22日生まれ。神奈川県出身。1987年映画デビュー。2000年から始まったドラマ「TRICK」シリーズではクセのある物理学教授・上田次郎を演じてブレイクを果たし、『歩いても歩いても』(07)、『青い鳥』(08)で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。2012年には大ヒットを記録した『テルマエ・ロマエ』で第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝く。第38回日本アカデミー賞では『ふしぎな岬の物語』(14)で優秀主演男優賞、『柘榴坂の仇討』(14)で優秀助演男優賞をダブル受賞。「結婚できない男」(06、19)、TBS日曜劇場『新参者』(10)、『下町ロケット』(15、18)、『ドラゴン桜』(05、21)など数々のテレビドラマでも主演を務める。(C)Moegara, FUSOSHA 2020
2022年09月14日俳優の阿部寛が8日、都内で実施された主演ドラマ『すべて忘れてしまうから』(ディズニープラス、9月14日配信)の配信直前イベントに出席。配信ドラマを「ちょっとなめていた」と出演前の率直な思いを明かした。同作は、燃え殻の同名エッセイを原作とする、日本発ディズニープラス「スター」のオリジナルドラマシリーズ第一弾。ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリーが展開される。キャリア初の配信ドラマ出演となる阿部は、撮影セットを振り返って「ものすごく、本物の場所のように細部まできっちりできている。閉まらなくていい扉などがきっちり完璧につくられている。そういうの好きだから、よく見たら本当にちゃんとつくってある。ウソがない場所だった」と感心。「あとは照明さんも丁寧に時間をかけていた。半分、ちょっとなめていたんですよね。映画並み、映画以上に丁寧でビックリしました」と語った。作中では、Fを探す売れっ子のミステリー作家“M”を演じた。阿部は同役について「自分にも他人にも興味がなく、流されるまま生きているミステリー作家」と解説。宮藤官九郎は、Mが恋人を探す過程に触れて「普通、彼女が急にいなくなったというところからスタートしたら、もっと必死に探したり泣いたり叫んだりするドラマをつくれると思うけど、(阿部の役は)マジメに探している感じがしない(笑)」と考察し、阿部の笑いを誘った。また阿部は、作品にちなんで、ゆっくり考えたいときに行く場所を問われて「最近墓地に行く。昼間の青山墓地。暗いイメージじゃない。事務所が近くにある。台本読んだりするとき、そこへ行って車の中で読んだり考えたりする」と明かした。イベント内では、出演者未発表の恋人Fから挨拶の手紙が代読も。「こんなにも、物語の中で恋人になかなか会えない。なかなか顔を撮ってもらえない。なかなか共演者と会えない。なかなかコスプレ多め。なかなかのことが多い現場は初めてでした」と感想が語られ、「阿部さんとは二度目の共演でうれしかったです」と述べた。イベントには共演者のChara、岨手由貴子監督も出席した。
2022年09月08日阿部寛主演、消えた恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリードラマ「すべて忘れてしまうから」。この度、本作に酒井美紀が出演していることが分かった。酒井さんが演じるのは、阿部さん演じる作家“M”の消えた恋人“F”の姉。失踪後、“M”の前に現れる“F”の姉。“M”は全く知らなかった“F”の一面を知ることに。また、“F”の姉はある理由のため、“F”を血眼で探すが、必死に探す理由は、姉妹だから身を案じているというわけでもなさそう。今回、2回目となる阿部さんとの共演について、酒井さんは「役のプランをとても緻密に考えていらっしゃって、学ぶことが多くありました」と刺激を受けたそう。役柄については「台本を初めて読んだ時クエスチョンだらけでした。(笑)」「“F”の姉のちょっと大胆な行動は、思い込みや裏切られているかもしれないと思う心の動揺と彼女の煩悩の表現していると受け取って演じました。めったにみないキャラクターでとても楽しかったです」とコメント。また、「このドラマは、主役に正式な名前がついていないというとても珍しい作品です!いつもと同じように過ごしていても、人間は世の変化の流れの中で生かされていることに気が付き歩みを進めることがメッセージとしてあると思います。映画のようなお洒落な映像と共に楽しんでいただけたらと思います」と視聴者へ呼びかけている。そして公開されたキャラクタービジュアルには、“F”の姉の姿も。少々気弱ではかなげな雰囲気の“M”をはじめ、“M”を翻弄する女性たちが「Bar 灯台」のカウンターに腰掛けながら、こちらを見つめている。そして“M”の横には、姿を消した恋人“F”の空いたままになっている席もあり、ラブストーリーでありながら、主人公の恋人が不在という謎に包まれたビジュアルが完成した。そんな謎に包まれた消えた恋人“F”は、未だキャストが発表されていない。阿部さんは「“F”役の女優さんとは以前にも共演させていただきましたが、いつも変わらず、彼女が現場に入るとパッと雰囲気が明るくなる。今作品では、恋人役なので長い時間ご一緒させてもらいました。本当に演技力に定評のある女優さんが演じられています」と“F”役のヒントを明かす。Charaは「初めて撮影した日がハロウィンの夜のシーンで、仮装しているのが本当にかわいくて、もっと仲良くなりたいぜ!って(笑)。だけど、やっぱりカメラの前では本当に全然違っていて、オフスクリーンではものすごく明るくて、役に入っている時からすっと素に戻る感じとか、女優ってすごいなと思いました」と印象を語る。大島優子は「私の役も“F”と対面しているのは一瞬だけ映っています。しかも衝撃の格好で。楽しそうに真っ赤になっていました。またお会いしたいです」と気になるコメントを寄せた。また、酒井さんは「お芝居の幅の広い実力派の女優さんです。私もいつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できて大変うれしく思っています。普段からとっても気さくな方で、誰に対しても壁のない素敵な女優さんですよ」と述べている。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月30日7人組アーティスト・7ORDERの阿部顕嵐が、25歳の誕生日を迎えた30日に公式ファンクラブ「I OF THE STORM」を開設した。阿部は俳優としての活動を中心に、「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」『October Sky -遠い空の向こうに-』などの舞台作品に出演。現在、主演ドラマ『さよならハイスクール』がHuluにて配信中で、映画『ツーアウトフルベース』で主演を務めたほか、7ORDERのボーカルとしても活動している。誕生日に開設した公式ファンクラブ「I OF THE STORM」では、会報誌の発行や秘密の日記の公開、会員限定グッズの販売などを予定。会員には、撮り下ろしinstax仕様の世界に1枚だけの会員証が送付される。また、12月4日に東京・明治座でファンクラブ限定の独演会『風姿花伝』を開催することも発表された。コメントは以下の通り。■阿部顕嵐2022年8月30日、阿部顕嵐 公式ファンクラブを発足致しました。僕を日々応援してくれている皆さん1人1人と、正面から向き合いたいと思い、立ち上げました。もちろん7ORDERも個人も、今までと変わらぬスタンスで邁進していきます。僕のやりたいことの1つであるこの公式ファンクラブは、純度100%の阿部顕嵐を感じられる場所にします。僕と一緒に嵐を巻き起こしていきましょう。
2022年08月30日「そもそも楽器に触れたことがないのに、ドラムなんてもう、まったく上達せず絶望的でした」そう話すのは、映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)でドラム演奏に初挑戦した阿部寛(58)。3カ月の猛特訓の末、ドラムの演奏シーンはすべて吹き替えなしで見事に演じ切った。「演奏シーンはいつも、楽しめた。やっぱり、みんなとセッションするというのがいいんですよ。“誰かが失敗しても、誰かがフォローすればいい”という劇中のセリフがあるように、まさにその経験ができました」阿部が演じるのは、不本意ながら警察音楽隊に配属された元刑事・成瀬司。彼を通して、社会で自分の立場が失われていくミドルエイジの葛藤が描かれる。「40代のころは20代や70代の役もやれた。でも50を過ぎたあたりから、やはり30代の役は難しくなり、もちろん20代も。その中で需要がなくなり、一線を退く先輩をたくさん見てきた。先輩は高い壁であってほしい。役へのこだわりにおいて模範であってほしい。僕もそうありたいと願っています」阿部自身も、本作で自分の新たな可能性を広げる大切さを改めて感じたそう。「完成した映画を見たとき、成瀬が音楽を好きになる瞬間があまりにもチャーミングで泣けてきた。こんなにも人は変われるのか!?って(笑)。人生100年時代、リタイア年齢なんて、あまり意識しないでいきたい。これまでの人生で得た知識と経験を生かすような発想に切り替えたら、きっと人生の新しいページが開けると思います」
2022年08月27日阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』初日舞台挨拶が、8月26日(金)、都内劇場にて行われ、阿部さんのほか共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈、内田英治監督が登壇した。清野さんらキャスト勢は阿部さんとの共演エピソードをそれぞれ思い出深く披露し、阿部さんから大きなリアクションを取られていた。『異動辞令は音楽隊!』は、『ミッドナイトスワン』を手掛けた内田監督の最新作。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部さん)は部下に厳しく、昭和さながら犯人逮捕のためなら法律すれすれの捜査も辞さない。数々のコンプライアンスを無視した成瀬の行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの警察音楽隊だった。楽器のイメージがない阿部さんだが、「何で俺にドラム」とオファー時に思ったという。阿部さんは「楽器を苦手としていて、ドラムが一番(苦手意識が)強かったんです。映画で観ていても“自分にきてほしくないな…”と。何で俺がというのは最初ありましたけど、内田監督自体も音楽映画が初めてなので、挑むなら一緒に挑んでいけたら楽しいなと思いました」と振り返った。しかし撮影が終わった今では「一瞬買おうかなと思った」くらい大好きになったそうで、「けど、音を出せないし、家に置けないし…でも、いまだに悩んでいます。本当に好きになったので」とドラム愛をのぞかせた。以前、役でドラムをたたいた磯村さんは、「役で一度やって、僕は買わなかったです(笑)。けど、阿部さんのドラムシーンを見ていて、格好よくて鳥肌が立ちました!」と絶賛した。阿部さんのドラムへの向き合いには、清野さんも感銘を受けたようで「本当に、撮影のどの合間にもずっとドラムのスティックを持って、ずっと練習していたんです。その姿にとても勇気をもらえましたし、すごく格好いいなと思いました。私ももっとトランペットを頑張ろうと前向きになりました」と、自身の役にもいい影響を及ぼしたという。一方、阿部さんと共演しての感想を「…背が高い!」と笑顔で表現したのは高杉さん。「僕は斜に構えた役だったので、阿部さんに突っかかることが多かったんです。でも阿部さんが近づいたとき“…ハッ、きたっ!”となる(笑)。ちょっと緊張が走る感じは、僕含めあったと思います」と高杉さんが阿部さんに伝えると、阿部さんも「あのシーン、好きですねえ。(役で)反抗してくるじゃないですか、それがすごい好きなんです。“よくきてくれた、若いのに!!”みたいな(笑)」と阿部さんにとっても素敵な共演だったと明かしていた。『異動辞令は音楽隊!』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年08月26日阿部寛主演、内田英治原案・脚本・監督作『異動辞令は音楽隊!』より演奏シーンを切り取った本編映像が公開された。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事が突然警察音楽隊へ異動辞令を命じられることからはじまる本作は、主演の阿部さんはじめ、キャスト陣が猛特訓の末に挑んだ本格的な演奏シーンも見どころの一つ。この度公開されたのは、そんな警察音楽隊の駅前の犯罪撲滅キャンペーンでの演奏シーンを捉えた本編映像。手拍子と広岡(渋川清彦)の軽快なパーカッションから演奏が始まると、成瀬(阿部寛)が叩くドラムへと、ダイナミックなカメラワークで移動していく。音楽隊のメンバーである来島春子(清野菜名)や国沢正志(板橋駿谷)の姿も映し出されるなか、坂本祥太(磯村勇斗)ら刑事課の面々が「意外に上手いな」とこぼす一幕も。北村裕司(高杉真宙)のソロパートも映し出されるが、実は当初この寄りショットはなかったという。高杉さんのサックスの腕前が格段に成長していたため、急遽抜くことになったのだ。本映像で演奏されていた楽曲は、吹奏楽を経験した人なら誰もが耳にしたことがあるであろうジャズ・フュージョンバンド「T-SQUARE」の「宝島」。お祭りのような軽妙なリズムで盛り上がるこの楽曲は、初めはバラバラだった警察音楽隊が徐々に演奏を楽しめるようになってきた過程を表現している。そして驚くべきは、本作での演奏シーンにおいて演技の吹き替えが一切使用されていないということだ。撮影前、内田監督は出演者に、「音楽映画ですので、『ミッドナイトスワン』のバレエと同じように、演奏シーンの演技の吹替はなしで」とお願いしたそう。阿部さんは、ドラムも太鼓も触ったことすらないという状態からのスタートだったため、練習用のゴムパッドから始めた。1日3時間もの基礎練習を1週間以上行った後、本物のドラムが叩けるスタジオでの本格的なレッスンが始まった。また、イメージトレーニングも大事だという指導を受けた阿部さんは、練習の合間に日本や海外のプロドラマーの動画を見ていた中で、没入しながら叩くタイプのドラマーが気に入り、バディ・リッチという有名なドラマーに刺激を受けたそう。身体全体の動きも含めて“見せる”叩き方を研究し、大ヒット映画『セッション』にも影響を受けたという。そんな出演者陣の努力の甲斐あり、クランクイン直前で行われた全体練習では、音楽担当の小林洋平に「どれだけ大変なことか、よくわかるので思わず涙が出ました」と言わしめるほどまでの完成度となった。そんなキャスト、スタッフの本気度が詰まった演奏シーンは必見となっている。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年08月25日阿部寛主演、消えた恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、本作に大島優子が出演していることが明らかになった。大島さんが演じるのは、物語の重要なカギを握る登場人物、ミステリー作家“M”(阿部さん)の消えた恋人“F”と何やら関係のあるらしい“謎の美女”。“F”の失踪後、秘密を抱え“M”の元を訪ねてくる。恋人のことを何も知らなかったことに気がついた“M”は、彼女からの話で“F”の新たな一面を知ることに。併せて公開された場面写真には、封筒らしきものを持ち、思いつめたような表情が写し出されている。大島さんは阿部さんについて「これまでにも何回か共演させていただきましたが、今回のように一対一でお芝居する時間が長かったのは初めてで、より感情の波を感じることができました。繊細に表現する時と、大胆にやる時と、緩急があるので隣にいて本当に楽しかったです」と撮影をふり返る。本作の印象的なシーンについては「その都度その都度シーンごとに色々なことが起こります。その時の主人公“M”の反応がピュアで、且つ豊かなリアクションで毎回ワクワクしました」と“M”が見せる独特なリアクションのシーンを挙げ、中でも「一番最初に出会うシーンは、二人の空間に何が起きるのかわからない感じがすごく好きです」と明かす。また、役柄については「最後まで何が目的でMに近づいたのかがわからないといいなと考えながら、岨手監督、大江監督と細かく話し合いながらキャラクターを作っていきました」とコメント。そして、「何が起きているのか、これから起こるのか。人の日常というのは実ははたから見たら予測不能でおかしなことばかりだと思います。おかしいけど愛おしい物語としてこの作品をご覧くださると嬉しいです」と呼びかけている。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月22日『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が、阿部寛とタッグを組んだ映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)。阿部演じる主人公・成瀬の部下役として、音楽隊とはまた別の柱となる物語をけん引していく若手刑事の坂本を、磯村勇斗が演じている。犯人逮捕のために手段を選ばぬ捜査を続けてきた成瀬は、その強引さがたたり、捜査一課から広報課の「音楽隊」への異動を命じられる。成瀬に“昭和のオヤジ”感が充満する一方、“令和の若者”らしい姿勢の坂本。世代間のギャップが覗く本作には、時代の鏡でもある、ハラスメントなどの問題も浮かぶ。今回は、映画初主演となった『ビリーバーズ』を含め、すでに今年6作目の映画公開となる磯村に、本作の裏話や阿部との共演の感想とともに、映画界における変化といった難しい問題についても思いを聞いた。○■“昭和と令和”といった見え方が面白いオリジナル作品――時代感を多く含んだ作品です。阿部さん演じる成瀬と、自分の演じる坂本のいわゆる“昭和と令和”みたいな見え方が面白いと思いました。いま、ハラスメントの話などがすごくシビアになってきているなかで、こういったテーマ性が出てくるのはすごく共感できましたし、強引な捜査によって一課を追放された成瀬が、新たに音楽隊に入って、あの年齢で違うことを始めるというポジティブさにも惹かれました。内田監督のオリジナルならではだと感じましたね。――本作で内田監督は、坂本役に目で語れる人を求めていたそうです。それは嬉しいですね。特に「目で何かを」と現場で指示があった訳ではありませんが、言われてみると、確かに目で表現しているようなシーンは多かった気がします。――成瀬と対峙しての、最後の泣きの芝居は、テイクを重ねられたとか。自分のイメージしていたものより、監督はもっと感情を露わにすることを求めていました。「スクリーンサイズで見せて欲しい」と。そこに持っていくために、阿部さんにもずっとお付き合いいただきました。○■3人がかりでも阿部の体は抑えられなかった――阿部さんとは、2019年のドラマ『まだ結婚できない男』に、磯村さんがゲスト出演された時以来ですね。今回の共演はいかがでしたか?現場でドシっと立っていらして、それを見て僕らも身が引き締まりましたし、阿部さんの熱量に僕たちも一緒に乗っかっていかなければと士気が高まりました。すごくたくましかったですし、すごく楽しかったです。――たくましかったといえば、阿部さんは体自体が大きいですし、強引な捜査シーンも迫力がありました。すごかったですね。阿部さんの体を抑えるシーンがあったんですけど、正直「オレ、刑事は向いてないわ」と思っちゃいました。――というと?阿部さんがすごい勢いで会議室に入ってきたのを、止めて追い返さないといけないシーンがあったのですが、止められなくて。監督も僕1人じゃ無理だと思ったのか、柔道をやっている方2人がカバーしてくださって、結局3人で阿部さんを抑える形になったんですけれど、それでも監督に言われていたラインより阿部さんが入ってきてしまったんです。本気で止めたんですけど、勢いがすごかったです。――磯村さんは30歳目前ですが、58歳の阿部さんくらいの年齢になるころには、どうなっていたいですか?阿部さんたち先輩方のように、何歳になっても決して揺るがず、作品づくりに隙を作らないストイックさを大事にしたいと思います。ちょっと楽をしようとか、手を抜こうとかでなく、何歳になっても若い子たちと同じ熱量でお芝居を作っていたいですね。――今回、磯村さんは音楽隊には入っていませんが、自分も入りたかったなとは?それはないです(笑)。音楽隊の練習風景を見ていて尊敬しました。だからこそ、自分には無理かなと。周りの動きを見ながら演奏したり列を揃えたり。何か演奏するなら、僕はたぶん自分1人で自由に演奏したくなっちゃう気がします。もし、どうしてもやるなら指揮者ですかね。――指揮者いいですね!僕、学生の頃の合唱コンクールで指揮者をやったんです。思い出しました。かっこいいし、1番目立てると思ったので、自分で「指揮者やります!」と手を挙げたんです。でも蓋を開けてみたら、指揮者はずっとお客さんに背中を向けているという。――あはは。でも一番大事な役どころですよね。自分の作るリズムにみんなを乗せていく、僕の思うようにみんなが動くわけですから、楽しかったです。当時はそういうポジションが好きだったんでしょうね。当時は、ですよ(笑)○■もっとクリーンな業界に――本作ではハラスメントなどについても描かれます。磯村さんご自身も考えることはありますか?僕たちの業界って、ハラスメントに関してまだまだ疎いと思うんです。だからこそ、是枝裕和監督たちが立ち上がった動き(「映画監督有志の会」による提言書)などはすごく素晴らしいと思っています。もっとクリーンになっていくと思いますし、自分自身の発言も、自分が意図していなかったとしても、相手を傷つける可能性があるということも考えていかなければいけないと思っています。――映画人として、磯村さんは昭和の映画界を知らないわけですが、イメージとして、こうしたところは残していけたらと思うことはありますか?あくまでも僕個人の意見ですが、昭和には映画スターがいましたよね。たとえば石原裕次郎さんとか。でも今、いわゆる大スターと言われる人がいるかと考えると難しい。もちろんそれぞれに好きな俳優はいると思いますが、日本中が認めるような映画スターがいない気がします。それって俳優が、お客さんやファンと近い存在になったからなのかなとも思うんです。それもいいかもしれませんが、近すぎてもダメな気がして。どこかミステリアスだったり、距離があったり、会えない存在でいる方が、俳優としては面白いんじゃないかと思うことはあります。――その方が夢を与える存在であり続けられますね。別に僕自身がスターになりたいとかではないですよ。でもSNSなどが発達して、距離が近くなってきた分、面白みがなくなってもいるんじゃないかなと思うことはあります。あとは現場のイメージで言うと、昔はカメラマンや照明技師さんたちがもっと上の立場だったと思うんです。今は俳優が1番上のように立ってしまっている気がして。現場では技術部もスタッフさんも俳優も、みんなが同じ立場で戦えるのが理想かなと。たとえば海外だと照明さんが普通にポルシェに乗ってたりするんです。それって夢がありますよね。今後、映画に携わる全員が、幸せに作品を作れる環境になっていけばいいなと思います。■磯村勇斗1992年9月11日生まれ、静岡県出身。学生時代から舞台に立ち、2014年より事務所に所属。翌年、『仮面ライダーゴースト』にレギュラー出演し、スピンオフオリジナルドラマ『仮面ライダーゴースト アラン英雄伝』で初主演を務めた。2017年には連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインの相手役を務めた。映画『東京リベンジャーズ』『PLAN 75』、ドラマ『今日から俺は!!』『恋する母たち』大河ドラマ『青天を衝け』など多くの作品に出演し、印象を残している。第45回日本アカデミー賞では『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で新人俳優賞を受賞。『ビリーバーズ』で映画初主演を果たした。 ヘアメイク:佐藤友勝、スタイリスト:笠井時夢(ジャケット・パンツ/ともにアナーキスト テイラー、カットソー/マイン、ブーツ/ヨーク、その他/スタイリスト私物)
2022年08月21日阿部寛主演、消えた彼女をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、初映像となるティザー予告とティザービジュアルが公開された。ハロウィンの夜、「Bar灯台」に姿を見せたミステリー作家“M”(阿部さん)の恋人“F”は、そのまま姿をくらましてしまい、所在を探し始める“M”だったが、“F”の交友関係や仕事の悩みなど何一つ知らなかった――。公開された映像では、“M”が、一番近くにいたはずの恋人のことを“何も知らなかった”ことに気づきながら、“F”と関係のある人物にコンタクトを取り、消えた謎を追っていく姿が描かれていく。5年も付き合った彼女も含め、他人に関心を持ってこなかった“M”は、探偵に依頼し、“F”の職場の同僚に話を聞いていくが、彼女が全く知らない顔を持っていたことに気づいていく。映像の最後には、「Bar灯台」の常連から“F”の好きな食べ物を聞かれた“M”が曖昧な回答をする一幕も。何気ない会話だが、大切な人のことを何も知らない、他人に無関心な“M”のキャラクターが表現されている。またティザービジュアルは、“F”の行方を案じながら物思いに耽る“M”と、後ろ姿の“F”が描かれ、2人のすれ違いを体現しているかのようなポスターとなっている。さらに追加キャストとして、“M”の担当編者・澤田を渡辺大知、ある目的を抱えながらBar灯台に通う青年・泉を青木柚、「Bar灯台」でアルバイトとして働くミトを鳴海唯、“M”が通う喫茶マーメイドの店主・マンバを見栄晴、“M”の元同僚であり制作会社の社長を渡辺いっけいが演じていることも分かった。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月03日2022年7月28日、俳優の阿部寛さんが、主演を務めた映画『異動辞令は音楽隊!』の舞台挨拶に登場。明かした撮影中の裏話に、ファンが和んでいます。阿部さんが演じた成瀬司は、犯罪撲滅を一心にキャリアを積んできた刑事。しかし、違法すれすれの捜査などが上司からの評価に響き、警察音楽隊に異動になったという物語です。舞台挨拶に同じく登場していた、成瀬の部下である坂本翔太を演じた、俳優の磯村勇斗さんは撮影現場で、カブトムシを見つけてポケットに入れた阿部さんの目撃談を聞いたといいます。磯村さんが、阿部さんに詳細を聞いてみると…。確かに。夏場の撮影で肩にクワガタが飛んできました。小さかったので、これはポケットに入れておこうと。それを見ていた照明のスタッフさんが「もっと飛んできていますよ」といって、カブトムシを3匹くれたんです。阿部さんのエピソードに、磯村さんは笑みがこぼれたようです。撮影現場の裏話が多くのファンの耳に届くと、「ほほ笑ましい」といったコメントが上がりました。・阿部さん、かわいすぎだろ…。キュンとしちゃったわ。・心が穏やかになる、こういうニュースだけを知りたい!・また一段と、好感度が上がりました!子供の頃、夏にクワガタやカブトムシを見つけては、嬉しさのあまり虫かごに入れていた人もいるでしょう。阿部さんは、子供の頃に抱いていた純粋な心を、大人になった今でも持ち続けているといえますね![文・構成/grape編集部]
2022年07月29日俳優の阿部寛が28日、都内で行われた映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)の完成披露試写会に、共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、メガホンをとった内田英治監督とともに出席した。同作は内田監督によるオリジナルのヒューマンドラマ。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける、人生大転換エンターテインメント。初めて本作を見る観客に向けてコメントを求められた阿部は「いい意味でみなさんの想像と少し違うかも知れないんですけど、僕はこの映画で台本を読んで泣けないだろうと思えたところで泣けたり、些細なことが涙のポイントになるところが何箇所かあったので、この映画のパブリックイメージとは違うかも知れないんですけど、楽しんでいただければと思います」とあいさつ。楽器未経験の阿部だが、劇中でのドラム演奏が素晴らしかったと絶賛の声が飛ぶと「そうですよね」とまんざらでもない表情で答え、「3カ月くらい練習したんですけど、最初は数の多さでどれを叩いていいのかわからないくらいで、足もあってバラバラでした」と苦労を告白。ゴム製のドラムセットを購入し、家などでも練習を重ねたそうで「1か月半くらいそれで練習をして、ドラムに戻ったときに“すごく叩きやすいな”と思って、そこから一気に火がつきました。それまではずっと遠目で生きていた感じでした」と語り、オファーがあった際に断ることも考えたそうだが「内田さんが次何やるんだろうって。そこにこれを持ってきて僕にオファーくださったということで、成瀬も挑戦だから、そこと一緒に挑戦できればいいなと思ってやることにしました」と当時の心境を明かした。また、阿部に聞きたいことがあると切り出した磯村が「阿部さんが現場でカブトムシを見つけて、それをポケットに入れていたという噂話をスタッフさんからお聞きしまして(笑)、その真相をお聞きしたいんですけど……」と声をかけると、阿部は「確かに!」と認めて会場の笑いを誘い、「撮影は夏場でしたよね。肩に飛んできたんです、クワガタが。小さかったので、“これは入れておこう”と思って」と告白。続けて、阿部は「それを見た照明のスタッフさんが、『もっと飛んできていますよ』ってカブトムシを3匹くれました」と打ち明けると、磯村は「本当だったんですね」と笑った。さらに、阿部が演じる成瀬司の娘・成瀬法子を演じた見上は、阿部とのエピソードを聞かれると「本当に暑かったんですけど、阿部さんが1番涼しい場所を譲ってくださって、『ここ涼しいよ』って言ってくださった優しさはすごく覚えています」と回顧すると、阿部は「優しいね、俺ね」と照れ笑い。見上は劇中でギターを演奏し、阿部とセッションしているそうで「普通、始めたばかりのときはドラムを見るのに一生懸命になっちゃうと思うんですけど、そのシーンでアイコンタクトをとりながらリズムをキープされていて、私も心が動きながら撮影することができて素晴らしいなと思いました」と阿部を絶賛すると、阿部は「あそこはすごくよかったですよ」と自画自賛し、「カメラワークもバッチリ決まったシーンだったので、すごく嬉しかったです」とにっこり。「娘に反抗されるシーンがあるんですけど、その日1日は暗かったです。悲しくて、悲しくて…」と父の顔を覗かせた。なお、22日(現地時間)に、現在開催中のニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)に本作のワールドプレミアで参加していた阿部は、アジアでもっとも活躍する俳優に贈られる“スター・アジア賞”を日本人で初受賞したが、映画祭の様子について「ほとんどの人がマスクをしていなくて、みんなキャラクターが濃いなと。僕から見ても濃すぎるだろって」と語り、「逆にいうと、日本ではマスクが定着してるけど、向こうはマスクを取っていて、感染者数も少ないんですね。早く日本もこうなるといいなと思って、みなさんの笑顔や表情が見たいなって思います。きっとこの映画、みなさんのマスクの下かも知れないけど、笑顔や涙だったり、いろんなストーリーをみなさんが感じてくれると思うので、ぜひ楽しんでください」とアピールした。
2022年07月28日映画『異動辞令は音楽隊!』の完成披露試写会が7月28日、都内で行われ、主演を務める阿部寛をはじめ、共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、内田英治監督が出席した。阿部さん演じる現場一筋30年のベテラン刑事が、“コンプラ”無視の捜査を強行した結果、不本意ながら音楽隊に配属され奮闘する。日本アカデミー賞受賞『ミッドナイトスワン』の内田監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得て原案・脚本・監督を手掛けたヒューマンドラマ。本作でドラム演奏に初挑戦した阿部さんは「この役は、なかなか大変でした。楽器と聞いただけで、最初は(オファーを)断ろうと思った」と回想。およそ3カ月の猛特訓を経て、見事なスティックさばきを披露しており「(演じる)成瀬が挑戦するように、自分自身も一緒に挑戦しようと思った」と熱い思いを明かしていた。一方、後輩刑事を演じた磯村さんは「演奏会のシーンを団結して練習する姿に感動しちゃって。『おれ、何やってるんだろう?』って」と阿部さん、清野さんや高杉さんら音楽隊メンバーの奮闘に恐縮しきり。「刑事をやっている自分が申し訳なくなってしまって(笑)。役としても、本人としても感動しました」と話していた。音楽隊のトランペット奏者を演じた清野さんは「練習から拝見して、どんどんアップデートしていく阿部さんを見ていてプロ根性を感じた。こんな簡単な言葉で片付けちゃいけないんですが、カッコ良かったです!」と尊敬の念。高杉さんはサックス奏者を演じ「衣装合わせの段階から、内田監督には『もっとダサくダサく』と言われて。『二枚目より三枚目が似合うね』とも言われて、その言葉を『ゴチ』に活かしています」と会場を笑いに包んでいた。なお、本作は現地時間の7月22日にニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にてワールドプレミア上映され、阿部さんと内田監督が現地入り。阿部さんはアジアで最も活躍する俳優に与えられる“スター・アジア賞”を日本人として初めて受賞した。この日の舞台挨拶では、現地の様子が写真で紹介されたほか、阿部さんが「反響がとても良かったと聞いています」と報告していた。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年07月28日映画『異動辞令は音楽隊!』の完成披露試写会が7月28日、都内で行われ、主演を務める阿部寛、共演する清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、内田英治監督(『ミッドナイトスワン』)が登壇した。阿部は本作でドラム演奏に初挑戦し「この役は大変でした。実は楽器と聞いただけで、断ろうかと思っていた」と振り返った。内田監督が、YouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。違法すれすれの捜査が仇となり、現場の最前線から突然、警察音楽隊に異動させられた仕事一筋の鬼刑事・成瀬司(阿部)の奮闘を描く。Official髭男dismによるの書き下ろし曲「Choral A」(コラール・エー)が主題歌に起用されている。まったく経験がない楽器演奏に当初、オファーを断ろうとしたと明かした阿部だが「内田さんが(『ミッドナイトスワン』の)次に何をやるんだろうと興味があったし、僕にオファーをくださったので、挑戦する成瀬と一緒に、自分自身も挑戦しようかなと思った」と告白。内田監督は「特に(楽器演奏の)吹替無しにこだわったわけではなかった」と明かす一方、「皆さんが努力されている姿に、正直驚かされましたし、申し訳ないお願いをしてしまったなと思った」と阿部ら音楽隊メンバーの奮闘に感謝を示していた。また、本作は現地時間22日にニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にてワールドプレミア上映され、阿部と内田監督が現地入り。阿部はアジアで最も活躍する俳優に与えられるスター・アジア賞を日本人として初めて受賞した。取材対応に追われ、上映には立ち会えなかった阿部だが「監督から、観客の反応が良かったと聞いて。ビックリしたんですが、あちらではみんなマスクをしていなくて。日本も早くこうなるといいなと思いますし、皆さんの笑顔を見たいです」と駆けつけたファンにメッセージを送っていた。清野と高杉は、同じ音楽隊に所属するメンバーを演じ「どんどんアップデートしていく阿部さんの姿を拝見し、プロ根性が本当にかっこいいなと思いました」(清野)、「阿部さんが演奏する姿を生で見られただけで、撮影に参加できて本当に良かった」(高杉)とリスペクトの念。当の阿部は「もう何も言えない」と照れ笑いを浮かべた。一方、後輩刑事を演じた磯村は「刑事役をやっている自分が申し訳なく思って、『おれ、何やってるんだろう』って(笑)」と役柄上、楽器演奏をしなかったことに恐縮しきり。「演奏の練習をしながら、皆さんが団結する姿を見て、役としても、本人としても感動した」と振り返っていた。取材・文・写真=内田涼『異動辞令は音楽隊!』8月26日(金)公開
2022年07月28日