1月8日公開の劇場版『美少女戦士セーラームーン Eternal』の公開直前プレミアイベントが6日、都内で行われ、菜々緒のほか、三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里が登場した。1991年から1997年に漫画誌『なかよし』で連載され、1992~1997年にはTVアニメシリーズが放送されて社会現象を巻き起こした武内直子作の『美少女戦士セーラームーン』。25年ぶりの映画版となる本作は新シリーズ初の劇場版で、TVアニメシリーズからセーラームーン/月野うさぎを演じ続けている三石琴乃をはじめとするセーラー戦士の声優陣が登場するほか、セーラー戦士たちの前に立ちはだかるラスボスのデッド・ムーンの女王ネヘレニアを菜々緒が演じている。無観客で行われたこの日のイベントには主演の三石琴乃や菜々緒ら声優陣が勢揃い。幼い頃からセーラームーンが憧れだったという菜々緒は「ありきたりの感想ですが、本当にうれしいです。セーラームーンが大好きで、幼なじみの佐藤かよとセーラームーンごっこをしていました。そんな作品に自分が携われるなんて夢にも思いませんでした。そういう熱い思いや愛が反映されたのかなと思うと、世界一セーラームーンを愛していたんだと思います」と語った。幼き頃に佐藤と遊んだというセーラームーンごっこでは「セーラームーンを絶対に譲らなかったらしいです。(セーラームーンじゃなければ)やらない! というぐらい(笑)。私は常にうさぎちゃんヘアをしていたんですが、髪の毛が決まらないとずっと泣いていたと大人になってよく言われました」とセーラームーン愛のエピソードを。また、菜々緒自身にとってのセーラームーンは「色んなことを教えてもらったので教科書みたいな感じです。友情や絆、一人ひとりの葛藤など自分に重なることもあったので、教科書みたいな存在ですね」と回答し、「大変な状況だったりしますが、戦士たちの頑張りや一生懸命さを見て元気や勇気がもらえるんじゃないかと思います」と力を込めた。菜々緒は、劇中でセーラームーン戦士たちに立ちはだかるラスボスというヒール役を演じている。「お芝居はほとんど悪役が多いので、その集大成と言いますか、今までやってきたことを見てくださったからネヘレニア役をいただけたと思います。ネヘレニアをやらなければうさぎちゃんと対話する世界は私の中で生まれなかったので、この大役をいただけてすごく光栄に思っています」と感謝の言葉。菜々緒についてスーパーセーラージュピター/木野まこと役の小清水亜美は「アフレコで一緒に掛け合いはできませんでしたが、すごくお上手でビックリしました。今後もやって欲しいです」とお墨付きを与え、月野うさぎ役の三石も「こうしてお会いできて本当に嬉しいです。みんなが月野うさぎちゃんであり、みんなのセーラームーンなんだなと大人になった乙女たちに会うとよく感じます。それで良いんだと思います」と菜々緒のセーラームーン愛を目の当たりにして笑顔を見せていた。劇場版『美少女戦士セーラームーン Eternal』は、〈前編〉が1月8日より〈後編〉が2月11日より全国公開。
2021年01月08日新海誠監督の『天気の子』地上波初放送を記念して、同監督の2作品『秒速5センチメートル』と『星を追う子ども』が一挙放送されることが決定した。『秒速5センチメートル』は、互いに思いを寄せ合いながらも離れ離れになった少年と少女が、大人になるまでの心の変化を描いた連作短編アニメーション。単館上映ながら異例のロングランを記録した人気作だ。そして、新海監督が冒険ファンタジーに挑んだ意欲作『星を追う子ども』は、地下世界アガルタからやってきた少年と出会った少女が冒険の旅へ。彼らを待ち受ける運命と少女の成長を映し出す。金元寿子、入野自由、井上和彦ら、豪華声優がキャラクターの声を担当しているのも注目ポイント。なお、これらは全て本編ノーカット版で放送する。『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』は12月29日(火)深夜2時20分~テレビ朝日にて一挙放送。『天気の子』は2021年1月3日(日)テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年12月17日テレビ朝日では来年、新海誠監督作『君の名は。』を地上波初放送する。この度、この放送を記念して新海監督による4作品を1月1日(月・祝)、2日(火)深夜に全て“本編ノーカット版”で一挙放送することが分かった。今回放送が決定したのは、『雲のむこう、約束の場所』(2004年公開)、『秒速5センチメートル』(2007年公開)、『星を追う子ども』(2011年公開)、『言の葉の庭』(2013年公開)の4作品。■1月1日は『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』を放送『秒速5センチメートル』まず1月1日(月・祝)に放送されるのは、単館上映ながら異例のロングランを記録した『秒速5センチメートル』。本作は、 『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』からなる連作アニメーションで、誰もが通り過ぎゆく日常をすくい取った、切なくも美しいラブストーリーを描く。小学生のタカキとアカリは、特別な想いを抱きあう中。しかし卒業と同時に、アカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引っ越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる――。『星を追う子ども』続けて放送されるのは、冒険ファンタジーに挑んだ意欲作『星を追う子ども』。本作には、金元寿子、入野自由、井上和彦ら実力派声優が出演していることでも話題だ。ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る――。■1月2日は『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』を放送『言の葉の庭』2日(火)にまず放送されるのは、万葉集の一篇から始まる“孤悲(こい)”の物語を描いた『言の葉の庭』。入野さん、花澤香菜と人気声優がメインキャラクターを担当したことでも注目を集め、“デジタル時代の映像文学”と評されるほど美しい映像が胸を打つ。また、秦基博の歌うエンディングテーマ「Rain」が、より一層物語の切なさを際立たせている。靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた…。『雲のむこう、約束の場所』そして4作品放送最後は、初の長編劇場アニメーションとして集団制作に挑み、「毎日映画コンクール・アニメーション映画賞」に輝いた『雲のむこう、約束の場所』。日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと、自力で小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。2人は憧れの少女・サユリとある約束をするが、中学3年の夏、サユリは突然転校してしまう。3年後、ヒロキはサユリがあの夏からずっと原因不明の病により眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキだったが──。緻密で美しい風景描写、そして出会いとすれ違いによって揺れ動く男女の繊細な心情を、完成度の高い物語にのせて鮮やかに描き出すことに定評のある新海監督。世代や国境を超えて多くの人々を魅了する新海監督作品を、ぜひ『君の名は。』と併せてイッキ観してみては?(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開星を追う子ども 2011年5月、全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CMMMY言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2017年12月12日弐瓶勉氏が『アフタヌーン』(講談社刊)で連載していたSFコミック『シドニアの騎士』。TVアニメ化、そして映画化の『劇場版 シドニアの騎士』を経て、新シーズンの『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が6月に終了した。本作においてメインキャストを担当する声優の洲崎綾と佐倉綾音がパーソナリティーを務める『ラジオ シドニアの騎士~綾と綾音の秘密の光合成~』の公開収録イベントが、2015年10月25日、科学技術館サイエンスホールにて開催され、パーソナリティーの2人に加え、同じくメインキャストを演じた金元寿子がゲストで登場した。イベントでは、声優3名の"はっちゃけ女子トーク"繰り広げられ、会場は大盛り上がりとなった。洲崎綾「佐倉さんとはプライベートでも仲良しで、家に泊まりに行った時は、彼女が身に着けているものついチェックしちゃうんですよ。だって可愛いのがいっぱいあるんだもん(笑)」「コミックス最終巻はほんとに魂のこもった最終話になっています。そして限定版にはなんと特典として"操縦士用濾過保存容器"がついてきちゃいます! (本編に宇宙空間で、尿をろ過して飲む場面が登場する)これはすごい! 管がついててかわいいです。でも、実際にどうやって使ったらいいんだろう?(笑)」佐倉綾音「原作者の弐瓶勉さんを"ツトム"と呼び捨てにし始めたのは(洲崎)綾です(笑)。ラジオにゲスト出演してくださった先生に、なにかあだ名をつけようという話になって、恐れ多くも『じゃあ、ツトムで』と(笑)。その後、私も乗っかってしまいましたけど」「コンプリート・サウンドトラックのBDM (Blu-ray Disc Music)は、とくかく音質がすごくて、まさに"(B)バカでかい(D)データの(M)ミュージック"になっています! さらに、全曲解説コメントや『シドニア百景』のプレビュー、楽曲収録メイキング写真のスライドショーなどの特典も盛りだくさんなので、視覚や聴覚、色んなところから楽しめちゃいます!」金元寿子「もし、"シドニア"のキャラクターと1日デートするなら、仄姉妹(ピンク色の髪をしたクローンの姉妹)がいいな。時間制で相手をどんどん変えて、みんなと付き合いたい(笑)。同じ顔なのに1人ずつ性格が違うから面白そう!」さらに、スペシャル企画として来場者に限定グッズが当たる「秘密の抽選会」が開催され、会場に駆けつけた新シリーズの監督・瀬下寛之氏、音響監督の岩浪美和氏もサプライズ登壇。娘のように可愛がる若手声優たちの成長ぶりに目を細めつつ、賑やかにファンとの交流を楽しんだ。瀬下寛之監督「このラジオの収録に来てくださっているのはコア中のコアなファンの方々だと思うんです。こうして新シーズンを無事作れたのも、皆さまのおかげです。制作も順調に進められましたし、本当にありがとうございました!」岩浪美和音響監督「デビュー当時から知っている彼女たちがこうやってイベントをやっているところを見ていると、大人になったなぁと……。(大胆過ぎる!?トークをたしなめつつ)娘のように思っているので、立派に育ってくれてうれしいです」出演者とスタッフ陣たちが、終始和気あいあいとした様子を感じさせながらも、アニメ版新シリーズ終了を惜しむような雰囲気に包まれ、コンプリート・サウンドトラック<BMD>の発売、そしてコミック最終15巻への期待も高まるようなイベントとなった。『ラジオ シドニアの騎士~綾と綾音の秘密の光合成~』は、インターネットラジオステーション<音泉>にて隔週金曜配信中。(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2015年10月27日