Evernoteは9日、紙文書を即座にデジタル化できる利用無料のiPhoneアプリ「Evernote Scannable」の提供を開始した。iPhoneの連絡先アプリとも連携し、名刺を撮影すると即座に名刺情報を自動で作成することもできる。「Evernote Scannable」はアプリを起動すると、即座に紙文書(レシート、名刺、文書など)を検出して、タップする必要なく自動撮影できるスキャナアプリ。撮影画像は、紙文書の両端や色を調整(任意で画像の回転、切り出しも可能)して自動撮影するため、手間をかけずに対象の紙文書のデジタル化が行える。撮影した紙文書は、メール、メッセージ、カメラロール、iCloud Driveに保存が可能。Evernoteと連携させることで、同アプリに送信することもできる。iOSの連絡先アプリと連携するのも特徴。名刺を撮影すると、会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、FAX番号を抜き出し、自動で連絡先アプリに情報を保存できる。さらに、LinkedInと連携させることで、相手の顔写真を含むLinkedInプロフィールの情報も追加することが可能。もう一つの特徴として、Evernoteのデスクトップ用スキャナ「ScanSnap Evernote Edition」とシームレスに連携し、複数枚ある紙文書でもまとめてスキャンできる。
2015年01月09日電子書店パピレスが運営する電子貸本サービス電子貸本サイト「Renta!」は、2014年のジャンル別電子書籍売り上げランキングを発表した。各ジャンルの顔ぶれを見てみると、少女漫画部門では、2007年にドラマ化もされた人気作、『百鬼夜行抄』(今市子著/朝日新聞出版発行)が、少年漫画部門では、累計発行部数850万部を突破、アニメも大好評の『弱虫ペダル』(渡辺航著/秋田書店発行)が、1位を獲得するなど、様々なメディア展開が漫画ランキングにも影響を及ぼしている結果となった。発表された売り上げランキングは以下の通り。○少女漫画売り上げランキング1位:百鬼夜行抄(今市子・著)2位:永久指名おねがいします!(カナエサト・著)3位:大正ロマンチカ(小田原みづえ ・著)○少年漫画売り上げランキング1位:弱虫ペダル(渡辺航・著)2位:魔法使いの嫁(ヤマザキコレ ・著)3位:猫絵十兵衛~御伽草紙~(永尾まる・著)○ヤングレディースコミック売り上げランキング1位:にがくてあまい(小林ユミヲ・著)2位:SWAN-白鳥-愛蔵版(有吉京子・著)3位:JOKER(上杉可南子・著)少女漫画部門では、2007年に日本テレビ系でドラマ化された『百鬼夜行抄(今市子・著)』が1位に。ジャンルはホラーだが、ミステリー的な要素も含まれて、幻想的な世界が1話完結の形で展開する。2位にはひきこもりでニートの主人公“十和子”が兄の同僚であるイケメンたちとのふれあいを通じて、変わっていく日常を描いた『永久指名おねがいします! (カナエサト・著)』がランクイン。3位は、大正時代の日本を舞台に、贋作家の娘と、贋作を収集する公爵とのアンティーク・ロマンスが華麗に展開する『大正ロマンチカ(小田原みづえ ・著)』という結果になった。少年漫画部門では、累計発行部数850万部を突破しアニメも大好評の『弱虫ペダル(渡辺航・著)』が1位。アニメが大好きなオタク少年・小野田坂道が、ある出会いをきっかけに自転車の楽しさを知り、自転車競技部に入部してその才能を開花させていく成長を描いた本格高校自転車ロードレース巨編。2位は異形の魔法使いと、主人公の少女との婚姻譚を描いた『魔法使いの嫁(ヤマザキコレ ・著)』。3位は昨年12月にモーションコミック化もされた『猫絵十兵衛~御伽草紙~(永尾まる・著)』となった。そして、ヤングレディースコミック部門では、相容れない生き方をする男女の奇想天外な同居生活を描く、食ライフラブコメディ! 『にがくてあまい(小林ユミヲ・著)』が1位に輝いた。広告代理店で働く江田マキは、上司からの信頼が厚く、後輩からも慕われるキャリアウーマン。しかし会社を離れると野菜嫌いの偏食家、男運にも恵まれないアラサー独身女性。そんなマキの前にイケメンの片山渚(ゲイ)が現れて……。奇想天外な2人の生活は?? 物語の面白さに加え、紹介される菜食主義レシピも話題になっている作品。2位はバレエ漫画の不朽の名作『SWAN-白鳥-愛蔵版(有吉京子・著)』、3位は主人公・斉藤一花(女流棋士)と小学生男子の奇妙な同居生活をコミカルに描いた『JOKER(上杉可南子・著)』がランクインしている。
2014年12月25日シャープは12月16日、イオングループの書籍専門店「未来屋書店」が運営する「電子書籍ストア mibon(ミボン)」に、汎用のWebブラウザだけで電子書籍が手軽に閲覧できるソリューション「EBLIEVA(エブリーバ)ブラウザビューア」が採用され、サービスの提供を開始したと発表した。また、カタログ通販サービスのニッセンと連携し、ニッセンのサービスサイトを訪れた会員に対して、電子書籍(雑誌)を無料で楽しめる「コンテンツギフト」ソリューションを提供。会員は、雑誌の最新号をスマートフォンなどで楽しめる。さらに、マーケティングソリューション企業のCDGと連携し、サービス業や飲食店の待合室など、訪れた場所でのみ電子書籍(雑誌)を閲覧できる「マガジンスポット」ソリューションを提供。利用者は、待ち時間に自身のスマートフォンなどで雑誌を無料で閲覧できる。シャープは今後も同ソリューションの利便性を活かし、様々な業種に電子書籍の活用を提案していくという。
2014年12月17日リコーは、文書管理ソフトウエアの新製品として「Ridoc SmartNavigator V2」と「Ridoc Desk Navigator V4」を2015年2月2日に発売すると発表した。「Ridoc Smart Navigator V2」は、Windowsベースのサーバソフトウエアの電子文書の保管・検索システムで、流通業での受注業務におけるファクス処理のペーパーレス化、製造業・建設業での図面、仕様書管理、その他 契約書、記録管理などの業務で利用できる。新版では、従来の文書管理キャビネットに加え、受信トレイキャビネットが搭載された。また、同時発売の「Ridoc Desk Navigator V4」から「Ridoc Smart Navigator V2」の受信トレイにアクセスし、蓄積された文書を他のユーザーに再配信できる。さらに、大規模ドキュメント配信システム「Ridoc GlobalScan」からも受信トレイにデータ配信できるプラグイン機能を提供する。「Ridoc Desk Navigator V4」は、WindowsベースのクライアントPCにインストールして使う文書管理のポータルソフトウエアで、ワーク グループ向け文書管理システムRidoc Smart Navigator V2のリッチクライアントソフトウエアとして利用できる。新版では、「Ridoc Smart Navigator V2」に受信トレイ機能が追加されたことにより、「Ridoc Desk Navigator V4」では再配信機能が実装され、受信トレイに蓄積された文書を他のユーザーに再配信することが可能になった。また、ファイル形式の変換・印刷・ファクス送信・メール送信・保管といった複数の処理を「おしごと」としてボタンに登録し、まとめて実行できる。そのほか、印刷時にプレビュー画面でページ番号や日付の印字、印字位置の調整などが可能になっている。「Ridoc Desk Navigator V4」は、従来の操作性はそのままに、編集が完了した文書の後処理(ファイル形式変換、送信、登録)など定型的な一連の処理をまとめて実行できる「おしごと機能」を追加した。価格は「Ridoc Smart Navigator V2」が350,000円(1サーバライセンス)、「Ridoc Desk Navigator V4」が13,500円(1クライアントライセンス)。
2014年12月15日Facebookは12月2日、Parse関連の技術文書と導入事例を、中国語(簡体字および繁体字)、日本語、韓国語、ロシア語にローカライズしたことを発表した。Parseは、Facebookが昨年買収したモバイルアプリ開発向けのBaaS(サービスとしてのバックエンド)。具体的には、モバイルデバイスに対し、データストア、プッシュ通信、ユーザー管理、ソーシャルメディアとの連携、位置サービスとの連携など、バックエンドの機能をクラウドサービスとして提供する。同社によると、アジアはParseにとって重要な市場であり、急速に利用が拡大しているという。それを示す数値として、「アジアにおけるParseを利用するアプリの数は2014年上半期で90%の急増」「APACにおいて、Parseの3製品(Parse Core、Parse Push、Parse Analytics)すべてを利用 したアプリ数は2014年上半期で90%の増加」「Parse 用アプリ数上位15カ国のうち、6カ国はアジア」が挙げられている。日本語による技術文書、導入事例はいずれもWebサイトで公開されている。
2014年12月02日東北大学は11月27日、超高分解能顕微鏡観察と第一原理計算の併用により、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)単結晶表面の電子状態の解明に成功し、電子密度の空間分布がエネルギーに依存して変化していることを明らかにしたと発表した。同成果は、同大 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の濱田幾太郎助教(現 物質・材料研究機構 MANA研究者)、一杉太郎准教授らによるもの。日本学術振興会の清水亮太特別研究員と共同で行われた。詳細は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」のオンライン版に掲載された。チタン酸ストロンチウムをはじめとした金属酸化物は、微細加工の限界に達しつつあるシリコンに代わるエレクトロニクス素子の基幹物質として注目されている。しかし、酸化物の表面構造を原子レベルで制御することが極めて困難なため、表面の原子配列と電子状態の理解が十分とはいえず、高性能化や実用化への障害となっていた。研究グループは、これまでの研究によって、試料の調製方法を最適化することにより、原子レベルで制御されたチタン酸ストロンチウム基板表面を作製することに成功している。そして、今回の研究では、まず原子1つ1つが識別可能な走査型トンネル顕微鏡を用いて表面の観測を行った。その結果、チタン原子と酸素原子が整然と並び、大小2つの穴が交互に並ぶ市松模様となっていることが分かった。また、実験結果とは独立して物質の電子構造を計算する第一原理電子状態計算を組み合わせる手法を用いて、チタン酸ストロンチウム表面の電子状態を調べたところ、表面電子状態の空間分布がエネルギー状態によって、リング状から四葉のクローバー状へ変化することを明らかにしたという。今回の研究成果は、原子レベルで制御されたチタン酸ストロンチウムの表面における原子配列と電子状態を初めて解明した画期的な成果であり、酸化物エレクトロニクスの発展につながる。そして、酸化物表面や異種酸化物界面で発現する電気伝導性、磁性、超伝導といった物理現象のメカニズム解明にもつながるとコメントしている。
2014年12月01日サムラインはこのほど、電子タバコ「TaEco+(タエコプラス)」を発表した。○オシャレ&高級感と低価格を実現同社は、2008年から電子タバコの開発と販売を手掛けてきた。従来品の「TaEco」シリーズは、累計50万セット以上を販売。このほど発売される新シリーズは、同シリーズの集大成となるという。「TaEco+」シリーズでは、2つのシリーズを発売。「ベーシック900シリーズ」はオートジョイント機能を採用し、組み立て、充電が簡単になった。またアトマイザー部分に「強化プラスチック」を採用し、衝撃に強く、軽量化に成功した。希望小売価格は4,600円(税別)となる。「プレミアム1100シリーズ」もオートジョイント機能を装備。アトマイザー部分に「クリスタル強化ガラス」、ドリップチップ(吸口)部分に「真鍮」を採用し、より高級感が漂う仕上げとした。希望小売価格は6,000円(税別)となる。
2014年11月28日電子書籍を取り扱うBookLiveが26日、全国の20~50代の男女2,189人を対象に実施した「電子書籍の利用実態調査」の結果を発表し、電子書籍利用者の9割以上が、紙の書籍と電子書籍を併用していることが明らかになった。本調査の結果によると、電子書籍の利用者は全体の27.4%、紙の書籍のみを読む読者は57.5%。何らかの形で読書をする人は84.9%と高い数字となり、読書離れが叫ばれている中でも、多くの人が本を読んでいることがわかった。電子書籍の利用者の中では、紙の書籍と併用している人が9割を超えており、電子書籍のみという人は少数にとどまった。併用派が電子書籍で読むジャンルは「漫画」(68%)、「小説」(50.3%)、「趣味・実用書」(42%)が上位に。また、紙の書籍と比べて、電子書籍を読む理由としては「手軽さ」(60.9%)、「省スペース」(47.5%)、「安さ」(30.5%)などが挙がった。さらに、併用派の中で電子書籍を購入する割合は、「半分以上を電子書籍で購入する」という人は全体の14.5%、「1割未満しか電子書籍を読まない」という人は全体の42.8%となり、電子書籍利用者の中でも紙の書籍をメインに読書している人が多いことも判明した。今回の調査により、紙の書籍の存在は依然大きく、一部の読者が電子書籍も有効活用しながら読書を楽しんでいる現状が明らかになった。
2014年11月26日Infineon Technologiesは、電子身分証明書などの公的文書に対応した次世代パッケージ技術として、ワイヤーカードアンテナを使用した、「デュアルインタフェースCoil on Module(CoM)」の提供を開始すると発表した。同技術は、長期間使用される高セキュリティの公的文書の生産に欠かせない要件として、頑丈なポリカーボネート製のカード材料に完全統合されており、接触型と非接触型の両方のインタフェースに対応。従来世代のCoM技術と同様、チップモジュールとカードアンテナ間で、一般的な機械的・電気的接続ではなく、RFリンクを使用することで、カードの生産時、チップモジュールとカードアンテナの入り組んだ相互接続プロセスを不要としている。また、機械的応力によって損傷を受ける可能性のチップモジュールとカードアンテナ間の接続が不要となるため、堅牢性の向上を果たしたほか、一般的なモジュールと比べてチップモジュールが約5分の1と小型で、追加のセキュリティ機能(セキュリティ層)をカードに挿入することが可能。さらに、デュアルインタフェースカードの生産には、接触型ICカードの既存の生産ラインを使用することができるため、追加投資を抑えることが可能なほか、シンプルな生産プロセスなため、歩留まりの向上も期待でき、かつ従来型のデュアルインタフェースの生産方法に比べ、最大5倍の速度でチップモジュールをカードに埋め込むことができ、生産スループットの向上も期待できるとしている。なお、すでに公的文書向けCoMチップモジュールはサンプルおよびスターターキットの出荷を開始しているという。
2014年11月11日ゼンリンは10日、Windows用電子地図ソフトウェアの最新版「ゼンリン電子地図帳 Zi17」を発表した。同日より同社オンラインショップ「ZENRIN Store」で予約を開始する。また、12日から家電量販店での販売を開始する。価格は「ゼンリン電子地図帳 Zi17 DVD全国版」が税別14,000円、「ゼンリン電子地図帳 Zi17 DVD全国版アップグレード/乗り換え専用」が税別11,000円、ゼンリン電子地図帳 Zi17 DVD全国版 バージョンアップ」が税別7,000円。新たに、2014年6月28日に開通した圏央道の相模原愛川IC~高尾山IC区間を収録した(周辺の一部市街図を除く)。地図データはインストール型で、通信環境に依存しない閲覧が可能。地図上の情報のカスタマイズや道路、建物や地名などをカスタマイズできる。出発地から目的地までのルートシミュレーション機能、距離計測、経路探索なども備える。対応OSはWindows Vista / 7 / 8.1 Update。
2014年11月10日ヤマトホールディングス傘下で決済代行サービスを提供しているヤマトフィナンシャルは11月4日、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービスを開始すると発表した。マルチ電子マネー決済端末は、本体にau(KDDI)の通信端末を内蔵する。3G回線の電波を通じて電子マネーの決済情報をやり取りする。対応する電子マネーは「nanaco」「楽天 Edy」「WAON」のほか、「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」 「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」などの交通系電子マネー。電子マネー決済によるポイント付与にも対応する。レンタル期間は最短1週間。これは、ライブ・コンサートや展示即売会、生鮮品直売会やグルメイベントなど、現金払いが基本のイベントでの物品販売を見据えてのもの。販売者は、電子マネー決済ができることで、販売回転率の向上を図れる。各電子マネー事業者との契約・精算は、ヤマトフィナンシャルがまとめて代行する。決済金額の精算は最短5営業日。料金は「1週間コース」の端末利用料が5000円/週、「1ヶ月コース」が8000円/月。決済1件あたり4%の手数料が発生する。
2014年11月07日ローランドは、星野楽器とのコラボレーションにより、「TAMA」ブランドのアコースティック・ドラムと電子ドラム音源システムを組み合わせたハイブリッド型ドラム・キット「Silverstar "Cocktail-JAM" Hybrid Kit」を発売すると発表した。販売開始は11月下旬。価格は税抜9万4,000円。「Silverstar "Cocktail-JAM" Hybrid Kit」は、TAMAの小型アコースティック・ドラム「Silverstar "Cocktail-JAM"」に、ローランドの電子ドラム音源「TM-2」と、演奏情報を検出するトリガー・ピックアップ「RT-10T」、「RT-10S」を組み合わせたハイブリッド型ドラム・キット。アコースティック・ドラムの音にエレクトロニック系の音色を重ねて鳴らしたり、一般的なドラム・セットには含まれないパーカッション・サウンドを追加するなどして、印象的で多彩な音色による演奏表現が可能だという。また、同梱のドラム音源「TM-2」は、SDカードに入れた好みのオーディオ・ファイル(WAV)を演奏に合わせて再生することも可能で、あらかじめ曲に合わせたフレーズや効果音などを用意しておけば、演奏と同期したさまざまな演出を行うことが可能だ。一方、TAMA「Silverstar "Cocktail-JAM"」は、通常のドラム・セットの2/3~半分以下という、限られたスペースでも設置して演奏を楽しめるコンパクトなタイプで、付属の専用バッグに収納してどこにでも持ち運ぶことが可能となっている。
2014年11月07日ヤマトホールディングス傘下で決済代行サービスを提供しているヤマトフィナンシャルは4日、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービスを開始すると発表した。同サービスは、電源と携帯電話網があれば利用できるマルチ電子マネー決済端末を最短1週間からレンタルで提供することで、イベント会場や屋外の売店などでの電子マネー決済を可能とするもの。これにより、事業者は物品販売時の行列が軽減され、販売回転率の向上による売上増加が見込まれるとともに、売上金の誤差も低減する。端末の操作は簡単で、経験や専門知識がなくても導入後すぐに利用できるという。一方、購入者は電子マネーのポイント付与も受けられるほか、現金を数える手間を省けるようになりスピーディに支払いが行えるとしている。対応電子マネーは、「nanaco」「楽天Edy」「WAON」、および交通系電子マネー「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」の12ブランド。料金は、1台当たり1週間5,000円、1カ月8,000円、2台目以降は1週間3,500円、1カ月6,000円。1件当たりの決済手数料は決済金額の4.0%。なお、利用の際は携帯電話網(auの3G回線)の電波が安定して届く必要がある。
2014年11月05日トレードワークスはこのほど、同社のグループ会社「Trade Works Asia Limited」(本社:香港)が、英「電子タバコ」ブランド「Liberty Flights Limited(リバティーフライツ社)」と業務提携し、日本での独占販売総代理店契約を締結したと発表した。同社では、すでに個人輸入のECサイトを通し「電子タバコ」の販売を開始しているが、あわせて10月より、大手家電量販店や専門店、バラエティストアなどを中心に国内販売を展開し、日本国内における「電子タバコ」市場の創造を推進していく、としている。○周囲に迷惑をかけることもなく喫煙を楽しめるリバティフライツ社は、英国の電子タバコ協会の発起人であり、リーディングカンパニーとして「電子タバコ」の健全な発展に貢献しているという。英国全土で直営店を20店舗展開し、ヨーロッパを中心に40カ国以上で発売。製品はすべて品質基準の厳しい英国にある自社工場で生産されており、また新製品の開発にも積極的に取り組んでいる。「電子タバコ」は、「クリアロマイザー(噴霧器)」によって、タバコの風味やメンソール、フルーツなどの味・香りをつけた「リキッド(フレーバー液)」を水蒸気化し、吸引する製品。一般のタバコとは違い発がん性物質のタールが含まれず、タールやダイオキシンなど有害物質を含む副流煙が発生することもなく、周囲に迷惑をかけることもなく喫煙を楽しめる。リキッドの種類も数多く、タバコの風味やメンソール、フルーツなど好みにより使い分けることが可能。自分の好みのフレーバーを見つけることも楽しみのひとつとなる。水蒸気は、カートリッジに入ったリキッドを、火を使わずバッテリーによってクリアロマイザー内の電熱線の発熱により生成される安全な仕組みとなる。また、USBで簡単に充電でき、繰り返し使用可能。リキッド1本(10ml)がタバコ7箱に相当するなど、経済性も優れている。イギリス生まれのトップブランドで、洗練されたデザインも魅力となっている。「電子タバコスターターキット(ECサイトのセット内容)」は、クリアロマイザー、バッテリー(650mAh)、チヤージャー、リキッド。ECサイトプライスは6,600円(税込)。「電子タバコ リキッド」は、タバコ風味・コーヒー風味・メンソール風味・スイーツ風味など全28種類で展開。ECサイトプライスは1,000円(税込)。
2014年10月18日イートン エレクトロニクスは10月15日(米国時間)、Webベースの車載電子部品ソリューションポータル「Automotive Electronics Solutions(AES)」を中心とした車載電子部品向け販売強化戦略を発表した。AESは、車両のシステムやアプリケーションを選択することによって設計者が製品を把握しやすくするオンラインのガイドを目指したもので、以下のアプリケーションを取り扱う。インフォテイメント/テレマティクスエアバッグ制御ユニットパワードア、ウィンドウリフト、ミラー、シートコントロールポートパワー/USBハブエンジン始動エンジン、パワートレイン制御モジュール電子パワーステアリング/電動パーキングブレーキヘッドランプ、テールランプ、車内照明デジタル計器クラスタ最新ドライバー補助システム。なお、今回の取り組みについて同社では「新たに導入される安全規格による高性能・信頼性に対する要件の増加に応えるためであり、我々が開発した車載電子部品ソリューションは、適正なコンポーネントを選択するプロセスを直感的なものにする」とコメントしている。
2014年10月16日ハイパーギアは、オフィスにある複合機やスキャナで帳票や伝票をスキャンするだけで、指定エリアを自動で読み取り、リネーム・振分けする機能を大幅に強化した「HGPscanServPlus Ver5.5」を、10月20日から販売開始すると発表した。価格は48万5000円(税別)。「HGPscanServPlus」は、ネットワーク内の監視フォルダに対象ファイルを入れるだけで、自動的にPDFに変換する電子文書変換サーバ。「HGPscanServPlus Ver5.5」を使用すれば、書類や帳票を複合機のADF容量分までまとめてスキャンしても、一括で、指定エリアの文字やバーコード、QRコードを認識して、ファイル単位で自動分割し、リネーム、振分け登録まで自動化することができる。これにより、従来なら50回のスキャン作業が必要だった伝票の入力も、ADFにまとめてセットして、複合機のスタートボタンを1回押すだけで、電子化作業を終わらせることも可能になる。「HGPscanServPlus Ver5.5」では、OCRエンジンの基本認識精度を向上やマルチプロセスによるOCR処理の高速化。新画像処理により、エリアOCR認識機能も大幅に強化され、スキャン時のずれ、印刷時の5%程度の縮小、回転などあっても、帳票フィールド(四角形の枠)を検知して自動補正し、OCR処理の精度を改善する。
2014年10月14日NTTは10月6日、シリコントランジスタ中に存在する電荷の閉じ込め状態であるトラップ準位を介した単電子転送(電子を1つずつ正確に運ぶ技術)の高速化に成功したと発表した。詳細は、英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。今回、NTT 物性科学基礎研究所は、シリコントランジスタ中に存在する極めて微細な閉じ込め領域を持つトラップ準位を利用した、最高動作周波数3.5GHzの高速単電子転送(測定温度17K)に成功した。この単電子転送のエラー率は、電流計で計測可能な最小レベルとなる10-3以下だったという。この高速でのエラー率は、現在研究が進められている単電子転送素子の中でも極めて低い値であり、さらに、理論的予測では絶対温度10~20K、周波数1GHzでエラー率が10-8以下(電流標準としての目標値)になることが見込まれ、高い転送精度を持っている可能性も示されたとしている。同技術により、1つの方向に正確に転送された電子の流れは、精度の高い電流として取り出せるため、近年提案された電流の基本単位であるアンペアの再定義に繋がる高精度な電流源(電流標準)への応用が期待される。さらに、従来の精度を凌駕する高精度化を図ることで新しいSI単位系での電流の高精度化を実現すると、電気標準分野・計測産業分野に貢献すると考えられるとコメントしている。
2014年10月08日紀伊國屋書店は5日、電子書籍アプリ「Kinoppy」のメジャーアップデートを実施し、アンドロイド端末向け「Kinoppy for Android Ver.2.0」を公開した。アップル端末向け「Kinoppy for iOS Ver.2.0」も近日中に公開し、WindowsおよびMac OSへの対応版も8月末をめどに順次公開してゆく予定という。今回のアップデートではデザインを一新。ビューア、本棚、ストアを通じ、各種機能の利用や設定を画面左右に配置したスライド式サイド・メニューから行なえるようにした。エンジン部分に新設計のHybook Systems Ver.2.0を採用。本を開くスピードやページ遷移などの操作パフォーマンスが大幅に高速化し、中でもEPUB電子書籍でのパフォーマンスが向上したという。また、ページ遷移にスクロールモードを加えたとともに、スマートフォンとタブレットでは異なっていた横置き時のビューアモードを共通化した。標準フォントに游ゴシックを追加したほか、文中につけるマーカーの色を6色へ増加。さらに見たいページに簡単にジャンプできるようページ画像の一覧モードを搭載した。このほか、紙の本を連続してめくる動作を再現した「慣性ページ送り機能」、「ページサムネイル一覧機能」、条件に適合する本を検索して自動的に本棚を作成する「スマート本棚」などの機能を追加した。決済方式については、ドコモ、au、ソフトバンク各社のキャリア決済、およびWeb Money、Bit Cashによる電子決済に新たに対応した。
2014年08月05日電子書店パピレスの運営するマルチデバイス対応電子書籍サイト「電子貸本Renta!」は、「Yahoo!ブックストア」とのサービス連携を2月24日よりスタートした。「Yahoo!ブックストア」は、ヤフーが子会社のGyaOと協力して運営している電子書籍サイト。今回のサービス連携によって、「Yahoo!ブックストア」のユーザーは、「Yahoo! JAPAN ID」で「電子貸本 Renta!」のレンタルコンテンツのサービスを利用することが可能となり、「電子貸本Renta!」のユーザーは、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」内の電子書籍サービス「Yahoo!ブックストア」のコンテンツのサービスを利用することができるようになる。これにより、新たに個人情報を登録することなく、安心して両サイトを楽しむことが可能に。また、掲載されている作品を相互にサイト上で紹介しあったり、利用中の電子書籍を管理する本棚を連携するなど、多彩なコンテンツに触れる機会を拡大し、利便性を向上させていく予定だという。「電子貸本Renta!」は「誰でも、手軽に、安価に」電子書籍の閲覧ができるサービス。PCからはもちろん、iPhone・iPad、au・docomo・SoftBankの各種AndroidスマートフォンおよびAndroidタブレットからも書籍閲覧が可能。コミックスや小説、写真集などのコンテンツを「いつでも・どこでも・簡単に・好きな端末で」楽しむことができる。価格設定は、48時間の閲覧100円~という「時限レンタル方式」と「無期限閲覧方式」の2つを取り入れており、「手軽にちょっと読みたい」というユーザーと「繰り返し何度でも読みたい」というユーザーのニーズに対応している。
2014年02月25日2014年2月で創業90周年を迎える日本事務器株式会社(NJC)では、医療・公共、文教、民間企業向けに各種ソリューションを提供する。中でも、医療・介護・健康などのヘルスケアソリューションは、約2,000ユーザーへの導入実績がある同社の中核事業で、電子カルテ、医療事務、介護保険業務支援システム、地域医療連携ネットワーク、健診システム、特定保健指導システムなど、幅広いソリューションを提供している。医療分野の中心は電子カルテシステムで、「MegaOak-MI・RA・Is/PX」シリーズを展開。「MegaOak-MI・RA・Is/PX」シリーズはCSIが開発した電子カルテシステムで、NJCでは、提案・導入から運用サポートまでをワンストップで提供している。「MegaOak-MI・RA・Is/PX」シリーズには、一般病院向けのほか、混在型病院向け(急性期医療と慢性期医療などの混在)の「Type X」、精神科単科病院向けの「Type M」、100床未満の小規模医療機関向けの「Type C」と、4種類がラインナップされている。同社の医療分野での強みについて、日本事務器株式会社 事業推進本部 ヘルスケア・文教ソリューション事業推進部 ヘルスケアソリューショングループ 藤木健介氏は、「弊社は単に商品を販売するというだけでなく、拠点には病院での導入経験豊富なSEがおり、ハードウェアの保守部隊やネットワーク専門のスタッフもかかえるなど、サポート体制が充実しています。このあたりが評価されて、多くの導入実績につながっていると思います」と語る。また、幅広いラインナップを持っていることで、各システムの連携が図れる点も同社の強みだ。「たとえば、弊社には介護保険業務支援システム『EHRLINKほのぼのNEXT』というものがあります。通常、医療保険と介護保険は別々のシステムになっていることが多いのですが、弊社の場合、新たに『PHRMAKER』という法人内情報一元化サービスをお使い頂くことでこれらの患者情報を連携し、どのクライアント端末からでも情報を参照することができます。この点は、他社との大きな差別化ポイントになっています」(藤木氏)医療機関は電子カルテシステムを導入することで、文書の保管スペースを削減できるが、メリットはそれだけではない。その他のメリットについて同氏は、「診療記録や診療に関する諸記録を電子化することで、病院内の部門同士の連携を図ることができます。具体的には、それまで人間が行っていた調剤部門や処置室などに対する医師からの指示をデータで伝えることで転記や伝達のミスを防ぎ、情報伝達を迅速・正確に行うことができます。また、紙カルテを利用している場合は、各部門に対してカルテを人がカートを使って運ぶことになりますが、その間、各部門は情報を見ることができません。電子化すれば、搬送業務から解放されるとともに、1患者の情報を必要な部門が共有して閲覧できます。これは最終的に、患者さんの待ち時間短縮にもつながります。加えて、求める文書を簡単に検索できるのも大きなメリットだと言えます」と説明する。こういった理由から、すでに電子カルテは多くの病院で導入が進んでおり、最近は小規模な病院でも導入の検討が始まっている。しかし、電子カルテだけでは、病院での紙文書を完全に無くすことはできない。手術の同意書、他の診療機関からの紹介状など、どうしても紙で残ってしまう文書があるためだ。本来、電子カルテの導入によってカルテ庫は空になるはずだが、こういった紙文書により、病院は文書管理の煩雑さから解放されていないのが現実だ。これらの文書もすべて電子化すれば問題は解決できるが、それには多くのコストがかかる。「一般的な文書管理システムでは、数千万、場合によっては一億円程度の費用がかかります。弊社では一部の紙文書の電子化をしたいというニーズに対して、できるだけ廉価な商材を提供したいと思っています」(藤木氏)そこで同社は、システムの周辺機器としてスキャナーを提供することで、これらの課題を解決する。利用するスキャナーには、キヤノン製を選択。機種を選定する際にはショールームを訪れ、実際に見て検討したという。「品川のショールームを訪れ、紙を丸めてから軽く伸ばしただけでスキャンしても、何の問題もなく読み取られたデモを見たときは、その性能に感動しました」と藤木氏。また、電子カルテ開発元のパイロット病院で3台のキヤノン製スキャナーを使って、1日あたり1,000枚の文書を取り込んでいる実績があったことも理由の1つだ。同病院では、電子化により印刷物の在庫管理の手間がなくなり、スキャニングされたデータが電子カルテ上に紐づくことで、探しやすくなったと好評だ。さらに、スキャナーに搭載されるバーコード読取機能も、効率化に役立っている。キヤノン製スキャナーには、原稿に含まれるバーコードを検知した際に、その文字列を自動的にファイル名に付与する機能がある。検知したバーコード文字列、予め登録した文字列、タイムスタンプなどを組み合わせて、ファイル名を自動生成することも可能だ。NJCではこの機能を利用し、電子カルテシステムから出力される同意書などの文書に、患者番号のバーコードを印字しておき、署名後に回収された文書をスキャナーで読み取ることで、文書名、患者番号、タイムスタンプなどがファイル名に付与されたファイルを生成し、自動振り分けまでを実現している。これにより、電子カルテ上に人の手で関連づけをする手間なく電子化が実現できるのだ。患者ごとのバーコードで自動的に区別してファイル名を生成するため、複数患者分をまとめてスキャンすることも可能だ。ファイル名に含まれる文書名、患者番号、タイムスタンプなどにより、システム内データは自動で紐付けされ、患者ごとのデータ参照が実現できる。「MegaOak-MI・RA・Is/PX」シリーズとは別にNJCの取り扱うソリューションにより、e-文書法対応も行っており、スキャナーに付属するソフト「CapturePerfect」と組み合わせることにより、イメージを精細に取り込むこともでき、e-文書法の取り扱い基準での読み取りがスムーズに行えている。同社では今後、スキャナーを1つの商材として提供し、病院内紙文書の電子化を促進する。さらに、すでに提供中のタブレット貸し出しサービスなどを組み合わせ、総合的な提案を行っていく予定だ。「電子化すると言っても、弊社としては『MegaOak-MI・RA・Is/PX』の標準機能にスキャナーを追加するだけなので、システム変更はほとんどありません。一部の紙文書の電子化に絞ることで、ユーザーもそれほど大きなコストをかけずに実現できます」と藤木氏。NJCでは、すでに稼働中の顧客事例をもとに、今後も病院内紙文書の電子化を進めていく予定だ。※MI・RA・Isは、株式会社シーエスアイの登録商標です。また、MegaOakは、日本およびそのほかの国における日本電気株式会社の登録商標または商標です。
2013年12月27日ビジネスではさまざまな文章を扱う機会が多いもの。そこで今回は、ビジネス文書を使いこなすことを目的とした「ビジネス文書検定」についてご紹介します。受験のメリット、検定の難易度、合格基準などを以下で確認してから受験に挑みましょう。■ビジネス文書検定とは何か?ビジネス文書検定は公益財団法人実務技能検定協会によって行われている検定試験で、ビジネス文書特有の言い回しや一定の型を会得し、書き表す能力の育成を目指した内容となっています。社会人のたしなみとして、礼状や案内文などを書けるようになることを目標としており、出題領域は以下の3つです。・表記技能:正しい用字や用語が使え、ビジネス文書の文書等について理解している・表現技能:正確で分かりやすい文章、礼儀正しい文章が書ける・実務技能:社内文書や社外文書が書け、文書の取り扱い等についての知識がある■ビジネス文書検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)試験日:年2回(7、12月)受験資格:特になし合格基準:表記技能、表現技能、実務技能がそれぞれ60%以上等級:3段階(1級、2級、3級)・参考:公益財団法人実務技能検定協会 ビジネス文書検定■ビジネス文書検定の難易度は?公式サイトのデータによるとビジネス文書検定の合格率は3級で85%ほど、2級で55%ほど、1級で27%ほどとなっています。1級はやや難しいですが、様々な仕事で役立つ機会は多く、上を目指したい方にもオススメです。公式テキストを利用しながら勉強してみましょう。■ビジネス文書検定のメリットは?就職してからはもちろんのこと、履歴書の送付時などにも役立つ内容なので、これから就職活動をする学生なら是非取得しておきたいところ。文章はもちろんのことビジネスでの会話シーンにも活かせます。またビジネス文章を多く書く機会がある方は仕事を円滑にすすめるためにも重要になるでしょう。社会人の常識として覚えておけばいろいろな場面で役に立ちます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月11日楽天Edyは6日、小売店や飲食店などへ電子マネー「楽天Edy」および交通系・流通系電子マネーが使えるマルチ電子マネー決済端末(以下、マルチ決済端末)の導入を開始したと発表した。電子マネー専業である楽天Edyがマルチ決済端末の導入展開を開始することで、さらなる電子マネー市場の普及と活性化を目指すとしている。楽天Edyによると、従来は、クレジットカード会社を中心にマルチ決済端末の導入展開が図られてきた。加盟店が電子マネー決済端末を導入する場合は、電子マネー事業者ごとに契約や資金の処理を行うことが必要だったが、今回は電子マネー事業者の楽天Edyが契約を一元化し、マルチ決済端末を加盟店に導入することで、「一括して各種電子マネーサービスを導入でき、資金精算においても効率化を図れる」(楽天Edy)。また、ユーザーにとっては、いつも利用する小売店や飲食店など小額決済が見込まれるさまざまな店舗で各種電子マネーを使えるようになり、「精算時にスムーズな支払いを実現できる」(同)。マルチ電子マネー決済端末対象は、「楽天Edy」、交通系電子マネー「Suica」、流通系電子マネー「nanaco」。楽天Edyでは、今後、取り扱う電子マネーの種類を拡大していく予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日三井住友銀行は1日、電子メールを利用したサービスを拡充し「投信eメール」の提供を開始した。三井住友銀行は2004年8月以降に、「電子メールお知らせサービス」、「外国為替相場通知メール」、「定期預金満期案内メール」など、電子メールを活用したサービスを展開しているが、このたび投資信託の基準価額などを電子メールで配信する「投信eメール」を追加した。これまでも投資信託の基準価額や分配金などの情報は、ホームページや店頭窓口などで提供していたが、1日からSMBCダイレクト(※1)を契約している顧客を対象に、顧客が選択する投資信託の基準価額情報などを顧客が知りたいタイミングで電子メールにて知らせるサービスを開始した。利用できる顧客SMBCダイレクトの契約があり、連絡用電子メールアドレスを登録している顧客申込方法SMBCダイレクト(インターネット・モバイル)から申し込み可能。同サービスの利用料は不要配信内容同行にて取扱いをしている投資信託の中から10ファンドを上限として選択し、選択した投資信託の基準価額、分配金(1万口あたり)、および外国為替相場などのマーケット指数を、毎日/毎週/毎月のいずれかのタイミングで配信する。また、選択した投資信託の基準価額について、顧客が任意に上値、下値を設定すると、基準価額がその上値、下値に到達した場合に電子メールで知らせる機能も利用できる同行では、今後とも顧客の多様なニーズに応え、きめ細やかなサービスを提供していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日みずほ銀行は27日、みずほ銀行を騙った不審な電子メールによる不正取引が9月25日に発生したと発表した。同行では、既にホームページや電子署名付電子メールによる顧客への注意喚起などの対策を実施しているが、9月9日から9月26日までに不審メールに関する問い合わせを60件程度受け付けているという。今回、実被害の発生も確認され、今後被害が拡大する可能性もあるため、あらためて告知している。同様の注意喚起はフィッシング対策協議会からもなされているので、以下の記事を参照。みずほ銀行をかたるフィッシングメールに注意呼びかけ同行を騙り、ネットバンキング「みずほダイレクト」の契約内容など顧客の情報を盗み取ろうとしている不審な電子メールが、同行との取引の有無に関わらず不特定多数の人達に発信されている。この電子メールに記載されているURLをクリックしたり、メールを開いただけで自動で立ち上がるページで、「みずほダイレクト」の顧客番号や暗証番号などの重要情報を入力・送信させる仕組みになっている。これらの方法により、悪意の第三者が不正に暗証番号等の情報を取得し、それを用いて不正な取引を行おうとしていることが判明している。同行では、万が一、リンク先や自動で立ち上がったページに暗証番号等の重要情報を入力してしまった場合は、速やかに銀行に連絡するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日三井住友カードは3日、シンクライアント型電子マネー決済端末の販売事業者であるトランザクション・メディア・ネットワークス(以下TMN)に出資し、電子マネーアクワイアリング事業を一層拡大していくと発表した。TMNのシンクライアント型電子マネー決済端末は、各種電子マネー決済やNFCの全規格に対応しているほか、決済に関する情報が端末に残らない安全性の高いシステムである点が主な特長となっている。電子マネーの利用は着実に増加を続けており、三井住友カードではTMNのシンクライアント型決済端末の導入を推進することで、加盟店における電子マネー決済の拡充と利便性の向上を図っていく。また、三井住友カードは今後も加盟店の多様なニーズに対応するサービスの提供を検討し、加盟店の利便性向上に努めていくとしている。各種電子マネー決済に対応現在、「Suica」、「iD」、「QUICPay」の決済に対応しており、本年度内に「楽天Edy」にも対応予定NFCの全規格に対応従来の電子マネー決済端末と異なり、1台の端末において、FeliCaとTypeA、BのNFCの全規格に対応安全な情報管理決済に関する情報はセンターで管理するため、端末内に決済に関する情報が残らない安全性の高いシステムポイントなどの販促、個人認証などの多様な機能を搭載TMNのセンターシステムに各種アプリケーションを実装することで、1台の端末で決済、ポイント・電子ギフトなどの販促、個人認証などの多様なサービスの提供が可能タブレットやスマートフォンを端末として利用可能従来のPOS端末やクレジットカード端末にとどまらず、タブレットやスマートフォンを端末として活用することもでき、利用シーンやニーズに応じたサービスを提供することができる【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日昨年、2011年は「電子書籍元年だ!」という話があり、スマホの普及は本格的になるし、iPadも大ヒットするしとテレビのニュースなどでも浮かれた報道がなされていました。しかし、某専門家に言わせれば「いままで何回電子書籍元年があったよ」だそうなので、非常にまゆつばなわけです。なので、みなさんに電子書籍の購入経験を聞いてみました。さあホントに電子書籍の普及が始まったのでしょうか?調査期間:2012/2/29~2012/3/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.電子書籍を購入したことがありますか?はい 8.9%いいえ 91.1%電子書籍を購入したことがある人は9%。少ないですね。では、その電子書籍をどんなマシン上で購入したかを聞いてみました。Q.その電子書籍のプラットホームはなんですか?パソコン(Windowsマシン) 43.8%スマートフォン 24.7%携帯電話 21.4%iPhone 19.1%iPad 12.4%専用電子書籍リーダー 6.7%パソコン(Mac) 2.2%有効回答数:89意外とパソコン上で電子書籍を利用している人が多いようです。昨年発表された専用電子書籍リーダーは、約7%という数字にとどまっています。では、どんなジャンルの電子書籍を購入しているのでしょうか。内容を聞いてみました。Q.購入した電子書籍の内容を教えてください(複数回答可)漫画55.1%小説36.0%趣味生活 18.0%ビジネス・教育・社会(ハウツーなど含む)18.0%雑誌11.2%ノンフィクション10.1%グラビア・写真集5.6%そのほか4.5%有効回答:89漫画が圧倒的に多く55%。続いて小説と、実際の書籍と同様な順位となりました。しかし、この漫画ですが、最新単行本などがスグに電子書籍化されることはまれです。ある程度の時間を置いたもの、あるいは原価がすでにリクープされている(回収されている)ものが電子書籍化されることが多いのです。大手出版社も、いまいまもうかってる普通の出版商売を犠牲にしてまで電子書籍に注力するわけにはいかないのが現状です。また、漫画の電子書籍売り上げランキングといったデータが多くの情報誌などで取り上げられていますが、あれもなかなかまゆつばです。というのは、圧倒的に売り上げを上げているのは、実はH系のコミックであるというデータがあります。もちろん体裁があって、なかなか公にはなりませんが、レディースコミックといった、本屋で買いにくいけれどもニーズがある漫画が売れているのが事実なのです。では、電子書籍を購入した人の満足度はどうでしょうか?Q.購入した電子書籍の満足度を教えてください。大変満足している10.1%満足している34.8%ふつう37.1%不満がある16.9%大変不満がある1.1%有効回答:89「大変満足している」と「満足している」を足すと約45%。「不満がある」と「大変不満がある」を足した「不満派」がわずか18%なので、商品としての満足度は高いと言っていいでしょう。「不満派」に何が不満なのかを聞いてみました。Q.「不満がある」、「大変に不満がある」と答えた人に質問です。不満点を教えてください。読みやすさ(視認性)68.8%誌面の大きさ(解像度)50.0%操作性37.5%価格37.5%そのほか18.8%購入方法12.5%有効回答数:16有効回答数が少ないので、何とも言えないですが、「読みやすさ」と「誌面の大きさ」は、表示部分が軽くて大きくなれば、スグ解決しそうですね。操作性はアプリ側でなんとでもなりますし。価格は出版社のさじ加減ひとつですから、「戦略価格で行くぞ!」と決めれば下がるんですけれども……。最後に 「電子書籍を購入したことのない人」に「電子書籍を購入したいか」を聞きました。Q.電子書籍を購入したいと思いますか?はい10.1%いいえ59.1%どちらでもない30.9%有効回答数:911「電子書籍を購入したことのない人」が全体の91.1%で、その中の59.1%が「電子書籍を購入したくない」と答えています。つまり、全体の53.8%の人が現在は「電子書籍を購入したくない」わけです。電子書籍元年と何度も言われ続けてこの状況なわけですが、本当の「元年」を迎えるためには、電子書籍の良さをもっとアピールされる必要がありそうです。(高橋モータース@dcp)
2012年06月08日マイナビは23日、マイナビムック『金環日食観測ガイド ~安全に観測できる日食メガネ付き~』を電子書籍化し、電子書籍販売サイト「PuBooks」にて販売を開始した。今回発売した電子書籍版では、目的別に4タイプを用意。すでに日食メガネを購入されている方に向けた電子書籍単体「金環日食観測ガイド」(350円)、日食メガネ1個がセットになった「金環日食観測ガイド~安全に観測できる日食メガネ1個付き~」(450円・送料込み)、デートにも活用できる日食メガネ2個付き「金環日食観測ガイド~安全に観測できる日食メガネ2個付き~」(650円・送料込み)、家族や仲間と楽しみたい方向けの「金環日食観測ガイド~安全に観測できる日食メガネ3個付き~」(850円・送料込み)がラインアップされている。同誌では、日食メガネやピンホール、太陽投影板などを使った安全な観測方法、金環日食の撮影方法、日本各地での見え方MAP、今後の日食カレンダー、流星群&星座の探し方、望遠鏡の選び方、「天地明察」インタビューなど日食についてだけではなく、天体観測を楽しむためのコンテンツを多数掲載。丁寧な解説付きで天文ビギナーにもわかりやすく、親子で楽しめる一冊だ。なお、日食メガネが付属する3製品は5月8日までの期間限定販売。日食メガネの数に限りがあるため、 なくなり次第終了となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日査定を自動で判定損保ジャパンひまわり生命保険は、他社に先駆けて保険金の支払い査定を自動的に判定する仕組みを構築した。保険金不払い問題に対する改善策の一環として、人為的なミスによる支払い漏れを防止するのが目的だ。診断書と補償内容を照合新システムでは、保険金の請求書を電子データとして読み取り、提出された診断書を電子文書に変換する。病気やケガなどの診断内容と、主契約や各種の特約など、多岐にわたる契約者の補償内容を照合できる。05年から表面化した保険金不払い問題を受けて開発に着手したこの新システムでは、不払い防止の概念を採用している。
2010年09月22日