NTTドコモは10月1日、大量の画像データベースからスマートフォンなどで映し出した画像と一致する画像を高速で照合する「画像認識システム」を開発したことを発表した。同システムは、サイバネットシステムが提供するスマートフォン用ARサービス「cybARnet(サイバー・エーアール)」の機能のひとつとして採用され、同日より提供されている。ドコモの「画像認識システム」の特長は、独自に開発した画像認識のアルゴリズムを利用し、700万の画像からでも一致する画像を1秒以内に照合できる処理速度と、高い認識精度を実現している点。データベースに登録する画像は、これまでドコモ側で処理を加え登録する必要があったが、画像処理を自動化する仕組みを構築したことで、開発者が画像データベースに任意の画像を自由に登録できるようになり、開発期間の短縮を図ることができる。「cybARnet」は一般向けの無料ARアプリ「cybARnetアプリ」と、法人などの開発者向けにARコンテンツ作成が可能な「ARコンテンツ開発ポータル」を提供するサービス。従来、画像認識によるARコンテンツを開発する場合には、開発者はARコンテンツを呼び出すためのQRコードの作成が必要だったが、今回ドコモの「画像認識システム」を採用したことで、スマートフォンで映し出した画像からARコンテンツを直接呼び出せるようになり、QRコードの作成が不要となった。なお、「画像認識システム」は、ドコモが持つ技術をオープンなWebAPIとして提供する「docomo Developer support」において、簡易版の画像認識APIとして利用可能となっている。
2015年10月02日NECは9月4日、顔検出/顔照合ソフトウェア開発キットである「NeoFace」に顔認証アルゴリズムを搭載し、新バージョンとして販売開始した。なお、同アルゴリズムは米国標準技術研究所(NIST)による顔認証技術ベンチマーク・テスト(FRVT2013)で第1位を獲得し、世界最高レベルにあると同社はいう。新製品は、真正面ではないやや横向きの顔画像や解像度が低い画像、照明が暗い場所など、厳しい撮像環境での認証精度の改善や、大規模データベースでの照合速度の向上など、性能を大幅に強化したとのこと。同製品は、ベンチマーク・テスト第2位のアルゴリズムと比べて1/8のエラー数、ベンチマーク・テスト参加の全アルゴリズムの中で最高速、従来のバージョンと比べて1対Nの認証精度が28%向上、同じく1対1の認証エラー率を2/3低減といった特長を持つ。同製品の利用により、官公庁から地方公共団体、民間企業まで、大小多様なシステムに、出入国管理や本人確認といった幅広い用途で顔認証を容易に組み込むことができ、利便性とセキュリティ性の向上を実現するとしている。
2015年09月07日面白法人カヤックは、コスメブランド「IPSA(イプサ)」30周年記念のブランデッドコンテンツとして、顔認識によって自分だけの音楽を生成できるミュージックジェネレーター「FACE MELODY」を製作し、IPSAの特設サイトにて公開した。同コンテンツはWebブラウザから誰でも無料で利用できる。「FACE MELODY」は、ユーザーの顔写真を解析して取得したパラメーターをもとに、自分だけの音楽を生成するミュージックジェネレーター。WebブラウザでFACE MELODYのサイトにアクセスし、手持ちの顔写真をアップロードするか、あるいは顔写真をその場で撮影(要・Webカメラ、Adobe Flash Player)すると、「SMILE LEVEL(表情)」や「FACE BALANCE(顔のバランス)」、「FACE COLOR(肌の色)」、「LIGHTNESS(全体の明るさ)」という4つの項目に基づいて解析され、音楽が生成される。さらに、音楽の再生中は、ユーザーの顔写真をもとにWebGLの3D表現を駆使して生成された美しいミュージックムービーも流れる。視聴後は、命名されたオリジナル楽曲名の入った画像を4種類から選び、TwitterやFacebookでシェアすることも可能となっている。
2015年08月25日「性格はすごく良いんだけど、顔がね・・・」と彼との関係を発展させるのに渋っているあなた!顔で最終選考を落とすのはとてももったいないことなんです。彼氏を顔で選ばないからこそのメリットがたくさんあります。今回は、彼氏を顔よりも中身で選んだほうが良い理由をまとめてみました。■1.中身を吟味できる「顔が好みだと少し嫌な部分があっても許しちゃうじゃない?でも、顔が好みじゃないとちゃんと中身を見ることが出来る。長所と短所がしっかり見えるし、短所でもこれは直せるとか我慢できるとか、しっかり恋人としてやっていけるか人間性を見ることが出来ると思う」(22歳/学生)顔が好みのタイプだと「この男を逃したらもうこんなイケメンには会えない」と、中身がクズ男であっても見逃してしまいがちです。その点、顔で選んでいない彼なら性格の短所を見逃すことなく、じっくり恋人候補として自分に合っているのか見定められます。今まで「イケメンのクズ男」の罠にかかってきた方は、「顔が好みじゃないけど良い人」の彼となら、騙されることも苦労することもなくなるかもしれません。■2.プラス要素が多い「顔がもう好みじゃない時点で私的には結構マイナスなの(笑)だからこそ、付き合う前とか付き合った後とかに「こいついいとこあるじゃん」って気づきが多かった。」(21歳/学生)初めからマイナスイメージの相手ってそれ以上にマイナスになることってなかなかないですよね。よほどのことがない限り、付き合っていくうちに相手の長所が見えてきて、どんどん相手に好意的になります。いつも付き合った後にわかる彼の欠点に気持ちが冷めてしまって恋愛が長続きしない方、初めからマイナスポジションにいる彼となら長続きするかもしれません。■3.ライバルが少ない「なんといってもライバルが少ない!女同士のガチンコバトルで関係壊れることが少ないのが安全で良い(笑)元カレが結構人気者で恋人になった途端に顔も名前も知らない人たちからの目線が痛かった経験があるから、ライバルが少ないのはとっても魅力的」(24歳/広告)漫画やドラマの世界だけかと思われる、周囲の女の嫉妬は現実にもあるんです。人気者の彼氏を持ったことのある人にとってはあるあるネタで、周囲が思っている以上に精神的に追い詰められるよう。ですが、イケメンでもアイドル的存在でもない彼なら、毎日安心して愛を育むことが出来ます。■4.あれ、顔も恰好良いかも?「顔も体型も全く好みじゃないけど、性格がすごく良くて誠実な彼だから付き合ったの。付き合ってもっと中身に惹かれるにつれて「あれ?この人こんなに恰好よかったっけ?」ってくらい、最近は格好良いって思えるようになった!」(20歳/学生)「そんなことあるわけない!」と思うのもわかりますが、この意見がダントツに多くあがっています。「顔に難あり」と判断して相手の中身まで深く見ていないから、本当の彼の姿が見えていないのかもしれません。さえない彼でも中身を知って深く付き合っていけば、いつの日か「あれ?イケメン?」と胸を躍らせる日々が待っているかもしれませんよ!■おわりに「顔が好みじゃないからキスできない」なんて嫌悪感丸出しにしないで、一度じっくり彼の中身を見て考えてみてください。イケてない彼がだんだん、自分好みのイケメンに見えてくるかも!?(佐久間優/ライター)(伊東亜梨沙/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年08月22日ZMPは8月20日、ディープラーニングによる画像認識ソフトウェアを搭載したステレオビジョンシステムの販売を開始すると発表した。同製品は、ソニー製超高感度CMOS センサを搭載したステレオビジョンZMP RoboVision 2と、NVIDIAのGPU Tegra K1を搭載したコントローラボックスで構成されており、ディープラーニングにより先行車両・歩行者・白線・信号の認識を行うことができる。ADAS(先進運転支援)技術や自動運転技術の開発で必要とされる、白線や信号情報の検出および先行車両や歩行者などの移動体の認識・トラッキングをリアルタイムで行い、位置情報などをCANで出力できるため、実車走行時のセンサシステムとして利用しやすいという。販売予定価格は200万円(税別)で、10月末の出荷を予定している。なお、同社はディープラーニングによる画像認識技術、およびRoboVision 2について8 月25 日より開催される、「第7回ZMPフォーラム」にてデモおよび講演を行う。
2015年08月20日みなさんは顔のコリを気にしたことはありますか??肩や首が凝るとマッサージやストレッチをしたりしますよね。しかし顔のコリは痛みがないので気づかないことが多いです。蓄積される前に解消してあげないとたるみに繋がり、ハリが失われてシワが増える原因になってしまうのです。顔はこの様にたくさんの筋肉があります。顔のエラも実は骨だけじゃなく筋肉のコリが関係しています。出典:face back公式サイトより普段スマホやPCを見る時間が多く、顔の筋肉が動かされない時間が増えている…という方は要注意!老け顔にみられないためにもマッサージで筋肉のコリをほぐしてあげましょう!コリをほぐせばリンパの流れも良くなるのでお肌の透明感もUPし、むくみにくい顔に♪マッサージをするタイミングは血行が流れやすいお風呂上りがベスト。乳液やクリームを使って1日5分程度マッサージをします。クレンジングオイルでのマッサージは皮脂を取りすぎてしまい、お肌の乾燥につながるので避けましょう。頬だけでなく、おでこや目元・眉・口周り・小鼻もしっかりほぐしてあげます。老廃物は首を通って流れていくので、マッサージをする時には首のマッサージもしてあげましょう。注意するポイントは「力をいれすぎない」ことです。かっさを使ってマッサージするのもオススメ。忙しくてマッサージをする時間がない!という方は1日5分の着用で簡単にマッサージができる「カオモミマスク」内側に60個のやわらかシリコン突起で顔をまるごとほぐしてくれます。出典:株式会社ドリーム公式サイトより顔のマッサージは習慣付けることで小顔効果も期待できるだけでなく、たるみ解消やほうれい線予防にも繋がります。溜め込む前に普段から意識してほぐしてあげましょう!!
2015年08月08日国立情報学研究所(NII)は8月6日、コンテンツ科学研究系の越前功 教授らが開発した、カメラなどによる顔認識を不能にして着用者のプライバシーを守る眼鏡型装着具「プライバシーバイザー」が商品化されることを明らかにした。今回、製品化を手掛けるのは「めがねのまち さばえ」を掲げる福井県鯖江市の企業である、眼鏡用資材を扱う総合商社のニッセイ。これまでの開発において公開されていたプライバシーバイザーは、3Dプリンタを利用した樹脂フレームで作られていたが、量産化にあたっては、ニッセイの強みであるチタンを活用したフレームを採用することで、通常のメガネに比べて湾曲が大きい形状を実現したとする。また、フレームにチタンを採用して量産化することで金型や治具、加工費などのコストが高くなるため、同社では今後、鯖江市が実施・運営しているクラウドファンディング事業「FAAVO(ファーボ)さばえ」を活用して製作費の一部を調達するとしており、この商品化事業に投資した支援者には、支援金額に応じて初回限定モデルやチタン加工技術を活かした記念品などが提供される予定だという。一方、プライバシーバイザーそのものは、スマートフォンや監視カメラなどで撮影された画像に意図しない人が映り込んでしまい、それが別の事柄に用いられたり、誰が、いつ、どこにいたのか、といったことが暴露される可能性があるといった、新たなタイプのプライバシーの侵害問題を解決することを目的に開発が続けられてきたもの。メガネのように着用するだけで、カメラの顔認識で用いられるような特徴の抽出を困難にさせることが可能となるほか、電子部品や特殊素材も利用しないため、安価に実現することができるとする。なおNIIでは今後も産業界などと連携して研究成果を社会にフィードバックし、情報学による未来価値創成に取り組んでいきたいとコメントしている。
2015年08月07日国立情報学研究所(NII)は6日、デジタルカメラやスマートフォンによる「顔認識」を防ぎ着用者のプライバシーを守るメガネ型デバイス「プライバシーバイザー」が、福井県鯖江市の企業ニッセイによって商品化されると発表した。「プライバシーバイザー」は、顔面に明暗をつくる可視光を反射・吸収する素材をバイザーに貼付することで目の周りの明暗の特長をなくし、顔検出を妨害するメガネ型デバイス。従来の顔認識の防止技術は、顔面に着色したり、顔を物理的に隠すことで、顔認識の前段となる顔の位置の検出を妨げる方法だったため、通常の対人コミュニケーションに支障をきたすという欠点があった。これに対し「プライバシーバイザー」では、メガネのように着用するため、着用者の視覚やコミュニケーションには影響を与えないという。商品としての量産化は、メガネ用資材を扱う総合商社のニッセイが担当する。これまで公開されていた「プライバシーバイザー」の試作品は、3Dプリンターを利用した樹脂フレームを使っていたが、商品化にあたりニッセイの強みであるチタンを使ったフレームを採用。軽く強度が高いチタンの特性が、通常のメガネに比べ湾曲が大きい「プライバシーバイザー」のフレーム形状に対応した。また、フレームにチタンを採用したことでコストが高くなるため、ニッセイでは今後、鯖江市が実施・運営しているクラウドファウンディング事業「FAAVO(ファーボ) さばえ」を活用し制作費の一部を調達する。支援者には、支援額に応じて初回限定モデルやチタン加工技術を活かした記念品などが提供されるという。
2015年08月07日ソフトバンクロボティクスは、31日午前10時より販売を開始した感情認識ロボット「Pepper」の7月販売分1000台が1分で予定数に達したと発表した。6月受付の初回販売分1000台も1分で完売しており、Pepper人気はまだ続きそうだ。「Pepper」は、人の感情を認識し、コミュニケーションがとれるパーソナルロボット。本体価格は、税別(以下同)198,000円、ロボット手続き手数料として9,800円が別途かかるほか、「Pepper」のフル機能を利用するには、「Pepper 基本プラン」への加入が必要となり、3年間での総額は108万3,600円となる。Pepperの販売は今年2月に開発者向けに300台を販売、そして一般向けに6月に1000台を販売し、いずれも1分で完売した。今回も1000台が1分で完売しており、需要を満たしきれていない状態が続いている。なお、8月販売分1000台を8月29日午前10時より、ソフトバンクロボティクスのウェブサイトで受け付ける。
2015年07月31日NTTコミュニケーションズは7月28日、WebRTC技術活用のためのプラットフォーム「SkyWay」にて、マルチブラウザ対応の音声認識APIを無償公開したと発表した。同音声認識APIは、JavaScriptで構成されているため、利用者側のブラウザでの新規ソフトウェアのインストールが不要となっている。また、音声認識サーバーはSkyWay上で提供されるため、個別に音声認識エンジンを構築する必要はない。これに加えて、NTT研究所の最先端の技術を活用しており、入力された自由発話音声を高速・高精度で認識することが可能となっている。対応ブラウザは、「Chrome」「Firefox」「Opera」で、次期マイクロソフト製ブラウザ「Edge」にも対応予定。また同社は、WebRTC技術によるアプリ開発をより容易とする、多人数接続・画面共有ライブラリ、WoTサンプルコードとWebRTCセキュリティ文書も併せて無償で公開した。
2015年07月28日NECソリューションイノベータは7月21日、北海道大学と共同で「画像認識による虫画像の同定を支援する技術」に関する研究を同月より開始すると発表した。研究期間は2016年3月までで、北海道大学長谷山研究室が保有する画像認識特許技術をベースとした、特定の虫画像と類似したものを虫画像データベースから検索する技術の開発を行う。具体的には、対象データの収集による検索精度変化の確認や類似画像検索エンジンの、虫に適した検索アルゴリズムの研究などが主な内容となる。NECソリューションイノベータは、同研究の成果を受け、スマートフォンなどで撮影した虫の画像から病害虫の種類の同定を支援するシステムの開発を行う予定。同社は、同システムの実現により、外観が似ている病害虫の種類を速やかに特定し、その種類に合わせて農薬の使用量を最小限にするなど、人の健康と環境へのリスクを軽減する適切な方法で病害虫を防除し、農作物被害を防ぐことが可能になるとしている。
2015年07月21日Netatmoは26日、顔認識機能を搭載したスマートホームカメラ「Welcome」を発売した。希望小売価格は税込29,800円。Welcomeは、内蔵のフルHDカメラで事前に登録しておいた人物の顔を自動認識し、その名前をユーザーのスマートフォン、タブレット、PCに通知するホームカメラ。カメラが録画した映像はmicroSDカードに記録される。赤外線LEDに対応しており、夜間のモニタリングも行える。カメラ画角は約130度。スマートデバイス向けの専用アプリには家の様子をリアルタイムで確認する「ライブストリーム」機能や、過去にカメラが検知した人物の一覧を表示する「タイムラインスクリーン」機能を備える。デバイスと本体間の通信は暗号化し、セキュリティに配慮している。対応OSはiOS 8.0以上、Android 4.3以上。
2015年06月26日Netatmoは26日、顔認識機能を搭載したスマートホームカメラ「Welcome」を発売した。同社ホームページ、家電量販店などで購入でき、価格は税込み29,800円。「Welcome」は、フルHD画像、130度の広角撮影、赤外線LEDによるナイトビジョン撮影に対応したセキュリティカメラ。顔認識機能を搭載しており、認識した顔と名前を結びつけ、ユーザーのスマートフォンに通知する。登録されていない人を検出した場合も同様にスマートフォンを介してユーザーに知らせる。記録された映像や登録した情報は、プライバシー保護の観点からクラウド上ではなく、本体のSDカード上に保存される。また、登録されたユーザーひとりひとりに対し、通知や録画の有無を設定できるため、子どもが帰宅したときのみ通知することも可能となっている。利用するには、同名の専用アプリからスマートフォンをペアリングする必要がある。アプリでは、誰かが在宅中であるか否かを把握できるほか、ライブストリームにより、宅内の状況をリアルタイムで確認可能。また、過去の映像の再生にも対応している。専用アプリの対応OSは、iOS 8以降、Android 4.3以降。主な仕様は次の通り。サイズは高さ約155mm×幅約45mm×奥行き約155mm。外部ストレージはmicroSD(32GB)。パッケージには8GBのmicroSDが付属する。通信面では、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)とEthernet(RJ-45ポート)をサポートする。
2015年06月26日米Facebookは15日(米国時間)、iOSとAndroid向けの顔認識技術を利用した写真共有アプリ「Moments」を米国で公開した。今後は、ほかの国でも提供していくという。「Moments」は、旅行や結婚式などのイベントで撮影した写真を、参加者がグループで共有できるアプリ。同アプリを利用することで、集合写真などを複数の端末で撮影する必要がない。グループは、端末に保存された写真から、撮影した時間と「Facebook」アプリで写真のタグ付けの提案などに使われている顔認識技術を利用して作成される。そのため、「Facebook」の設定で提案機能をオフにしているユーザーはタグ付けされない。写真はアルバムとしてアップされ、自分の端末に保存することが可能。また、タグ付けされた自分を含む特定の名前から、写真を検索できる。そのほか、「Moments」上から写真を直接「Facebook」や「Instagram」、「Messenger」に投稿することも可能となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月16日帝人、タグキャスト、セルクロスの3者は5月25日、都内で会見を開き、O2O(Online to Offline)向けに信号を面で認識できるシート型ビーコン「PaperBeacon」を開発したと発表した。同製品はBluetooth LE(BLE)による通信とセルクロスが保有する「2次元通信技術」を活用することで、従来のビーコンと異なり、スマートフォンやタブレットを同製品の上を置くことで面としての通信を実現し、座席の位置などを特定し、テーブルなどに応じた機能を提供することを可能とするもの。具体的には、セルクロスが保有する電磁波をシールドするメッシュ状の金属の隙間から電磁波よりも短い波長がシート表面近傍に染み出す現象(エバネッセント波)を利用することで、面での近距離通信を可能とする「2次元通信技術」を利用した通信媒体である「セルフォーム」を帝人が開発し、それにタグキャストのビーコン技術「TAGCAST」を組み合わせることで実現したという。セルフォームを採用したシートは布だけでなく、堅いシートやワイヤ状の素材も実現できるため、ウェアラブルへの適用なども考えられるという。このシートは30cm間隔で配置しても、それぞれのPaperBeaconを認識することができ、各ビーコンが発行するIDをクラウド上にて管理することで、サービスの提供が行われる。サービス事業者側は、タグキャストのSDKを用いてアプリを開発することで、簡単にテーブルとビーコンを紐づけることができるようになる。なお、ビーコンにはリチウムイオン電池が搭載されており、1年程度の稼働が可能。導入費用は初期費用が5000円、管理システムの運用/保守で月額800円としているが、導入台数などによって価格は変わってくるとのこと。また、想定用途は飲食店や学校などを中心に考えているとするが、グローバルに需要があるとのことで、新たな利用方法の模索なども図っていき、セルフォームビジネスとして従来のIDタグによる物品管理などと併せて2019年度で20億円としているほか、同製品単体では初年度で1万枚の出荷を目指すとしている。国内発売は6月1日からで、設計/製造を帝人とセルクロスが担当し、販売/運用/保守をタグキャストが担当する。
2015年05月25日ヤフーは5月19日、人工知能技術「ディープラーニング」を同社で開発した音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」に実装し、認識精度を大幅に改善させたと発表した。「ディープラーニング」のサービスへの実装は初めてのことで、同日より18のスマートフォン・タブレットアプリとウィジェットで、精度が向上した音声認識機能が利用できるようになった。この人工知能技術は脳神経細胞の働きを工学的にモデル化した手法。通常、こうした技術では様々な事例を学習させるための膨大なデータが必要だが、同社では、「Yahoo!検索」や「音声検索」などで蓄積したビッグデータを生かし、2013年より研究を開始していた。また、東京工業大学の篠田研究室の篠田 浩一教授との共同研究なども進めている。今回の実装によって特に向上したのは、騒音下における認識精度。従来は騒音などの影響で一定の場面で誤認識があったもののうち、約1/3で精度が改善された。例えば、駅ホームでの「Yahoo!乗換案内」、街頭での「音声検索」などが、従来より快適に利用できるようになったという。「YJVOICE」を搭載するスマートフォン・タブレットアプリ、ウィジェットは、iOS、Android用が、Yahoo! JAPAN、Yahoo!音声アシスト、Yahoo!カーナビ、Yahoo!地図、Yahoo!乗換案内の10種。その他、iOS用は、音声検索など3種。Android用は、Yahoo!ブラウザーなど3アプリ、2ウィジェットとなる。
2015年05月20日小顔サロンに通っている若い女性が最近多いですね。ちなみに私の娘も小顔サロンに数回通ったそうですが、かなり痛いらしいです。小顔サロンのなかには、かなり高額なサロンも多いですから、セルフケアできたらかなりお得ですよね。今回は、小顔になれるマッサージとエクササイズをご紹介します。■まずはリンパを流しましょう二重あごを改善するエクササイズから始めます。首の周りには多くのリンパ節があり、この部分を刺激することで美しいデコルテを維持できます。1右手の甲を右耳の裏側につけます。2息を吸いながら首下をなで、手が顔の中心まできたら顔を右に向け、息を吐きながら、手を抜きます。3次に左手の甲を左耳の裏につけ、同じように首下をなでます。これを数回繰り返します。こんなことで?と思われるかもしれませんが、不思議と効果があります。■二重あご引き締めエクササイズ二重あごを引き締めるエクササイズです。1口を閉じて口角を横に引き、少しだけ顎をあげます。この状態をキープしながら、首に筋ができるように力を入れます。2この動作を繰り返します。簡単なのでスキマ時間に実践しましょう。■口の周りの筋肉を鍛える舌を回すエクササイズをおこないます。舌を回すことで、口の周り全体の筋肉が鍛えられます。1右回しで10回2左回しで10回これをワンセットで2回おこないます。■顔の歪みを治す顔の左右差が大きい人も多いですね。いつも同じ方向で咀嚼したり、表情をつくったりしていると、顔が歪みます。そこで、歪んだ顔を治し、小顔にする施術をお教えします。この時、歪んで凹んでいる方から先にするのがポイントです。1片手の平を同じ側の頬につけ、反対の手の平を顎につけます。軽く息を吐きながら軽く押します。息を吐き切ったところで軽く息を吸い、手を離します。2今度は手を入れ替え、張っている方の頬に手のひらをあて、反対の手の平を顎にあてます。軽く息を吐きながら押します。吐き切ったところで軽く息を吸います。息を吸うことで施術後の状態が固定されると言われています。リンパの流れを良くし、首や顔の筋肉を鍛え、顔の骨を調整して小顔を作りましょう。■最後に芸能人は小顔の方が多いです。昔は八頭身美人なんて言いましたが、今は10等身美人くらいの方もいます。一方、子供は6頭身と言われています。そのバランスが幼児性を表していて可愛らしく見えるのです。日本の「可愛い」文化が幼児性を表していることからも分かるように、日本人は「綺麗」より「可愛い」が好きな傾向があります。無理に小顔になろうとせず、「可愛い私」を目指すのも良いと思いますよ。(林田玲子/ハウコレ)
2015年05月08日博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ合同採用事務局は4月2日、顔認証による「職種顔診断」ができる新コンテンツ「HAKUHODO DNA」を公開した。職種顔診断は、採用特設サイトにアクセスし「DNA鑑定をする」を選択後、顔写真を撮影・アップロードするだけ。同社のビジネスにおいて中心を担う「アカウントプロデュース(営業)」や「ストラテジックプランニング」「コピーライター」「デザイナー」「PR」「プロモーション」「インタラクティブ」「メディアプロデュース」「メディアプランニング」といった9つの職種から、自分がどの職種顔なのか算出することができる。顔診断は、同社の9職種に所属する若手社員約700名(男女)の顔写真を合成し、平均顔を算出したものと、アンケート調査による仕事観やプライベートなどをもとに行われる。なお、同データは「職種紹介コンテンツ」として、採用特設サイトにて閲覧することが可能だ。
2015年04月03日NECは4月1日、顔認証・画像認識技術を組み合わせて、大量の写真を自動的に人・料理・風景などに分類し、写真の検索や写真に関連する情報入手を行うクラウドサービスを発表した。同日からフォトサービスやSNS事業者向けに販売活動を行い、エンドユーザー向けサービスの提供開始は2015年9月を予定している。このサービスは、NECの顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」と、画像認識サービス「GAZIRU」を組み合わせて提供されるもの。利用者が撮影した写真の特徴をもとに、被写体に応じてカテゴリーごとに分類してくれる。顔検出に関しては、「NeoFace」が写真から人物を検出し、その顔画像を事前に登録した顔の特徴量データベースと照合することで各個人ごとに分類する。人物以外の写真については、サーバー内に用意した様々な画像から学習した分類用データベースをもとに「GAZIRU」が料理・風景・その他などのカテゴリーに分類。例えば、パスタをナポリタン・カルボナーラ・ぺペロンチーノなどに分類することもできる。また、将来的には料理の画像から、その料理が提供されるレストランまで判定するなどの機能強化を計画してるという。想定される活用例としては、スマートフォン向け写真管理アプリの付加価値が挙げられる。具体的には、利用者が保存した写真を様々なカテゴリーに分類、整理して表示し、目的の写真を簡単に見つけることができるサービスなど。また、料理の写真を種類ごとに分類し、同類の料理を提供する近隣レストランや有名シェフ、口コミなどの情報をレコメンド表示するアプリや、写真から花の種類を分類し、それぞれの花を見られる観光名所を紹介するアプリなども実現可能。事業者向けサービスの価格は税別月額600万円から。2017年度までに300万エンドユーザーの利用を目指すという。
2015年04月03日NECは4月1日、顔認証・画像認識技術を組み合わせて、人・料理・風景などの写真を分類するクラウドサービスを同日から販売開始し、9月から提供開始すると発表した。同サービスは、ユーザーが撮影した写真の特徴をもとに、被写体に応じて人物・料理・風景・その他などのカテゴリーに分類する。人物は、顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」が写真から人物を検出し、その顔画像を事前に登録した顔の特徴量データベースと照合することで分類する。人物以外の写真は、サーバ内の各種画像から学習した分類用データベースをもとに、画像認識サービス「GAZIRU」がカテゴリー別に分類する。料理については、パスタ・カレー・ラーメン・ステーキなどの分類に加え、各料理をさらに細かく分類できる(例:パスタなら、ナポリタン・カルボナーラ・ペペロンチーノなどに分類)。将来的には、料理の画像から、その料理が提供されるレストランまで判定するなどの機能強化が計画されている。同サービスの活用法としては、スマートフォンやタブレット端末向け写真管理アプリの付加価値機能などが想定されており、大量の写真を自動で分類し、写真の検索や写真に関連する情報の入手を簡単に実現する。同サービスの価格は月額600万円(税別)からで、フォトサービスやSNS事業者などへの販売される予定。
2015年04月02日みずほ銀行とソフトバンクロボティクスはこのたび、ソフトバンクロボティクスとフランスのALDEBARANRoboticsSASが共同で開発する世界初という感情認識パーソナルロボット「Pepper」を、次世代チャネルの構築を目的に、みずほ銀行店舗での接客に活用していくことに合意し、7月から一部の店舗にて試行を開始すると発表した。その後は全国展開を視野に入れ、導入店舗を順次拡大していく。なお、このように全国展開に向けて「Pepper」を銀行に導入するのは世界初の試みだという。みずほ銀行は、内外の環境変化に対応して機動的に新たなビジネスを創出していくため、今年度より「インキュベーション室」を設置し、次世代チャネルを起点とする新ビジネス創造、およびオムニチャネル化によるサービス向上を検討している。また、サービス提供力向上を目的として、各店舗のマーケットの特性に合わせながら店頭体制の変革を目指す取り組みを行っているという。具体的には、顧客がタブレット画面の案内に沿ってボタンを押していくことで簡単に伝票が作成できる、タブレット端末による記入サービスの提供などを進めている。そのような取り組みを進める中で、店舗における新たなチャネルとして、「Pepper」の活用を開始するという。みずほ銀行専用のアプリケーションが搭載された「Pepper」は、金融関連情報の紹介や待ち時間に楽しめるエンタテインメントの提供など、革新的なおもてなしを通じ、来店した顧客が快適に過ごせる空間を創造していくという。みずほ銀行は、「Pepper」と顧客とのコミュニケーション内容と既存取引情報や最新金融情報との融合によるOne to One対応、多言語対応、既にコールセンターで活用を開始している人工知能技術と連携させたインタラクティブな応対など、ユニバーサルコンシェルジュとしての活用を展望していくとしている。また、サービス提供力No.1の実現のため、顧客との接点がオムニチャネル化することを視野に入れ、次世代に向けたチャネルの高度化を図るとともに、新たな商品・サービスの開発に取り組んでいくとしている。ソフトバンクロボティクスは、これまでのソフトバンクショップなどに続き、銀行という新たな場への導入を通じて「Pepper」の活用の幅を広げ、さまざまな分野への展開を目指していくとしている。
2015年03月24日ログバーは、ジェスチャー認識エンジンを新搭載した指輪型ウェアラブルデバイス「Ring」の最新モデル「Ring ZERO」を発表し、Amazon.co.jpにて本日より先行予約を開始した。カラーは白と黒の2色を用意。発送開始は4月30日を予定。価格は1万6,900円。同製品は、人差し指につけてジェスチャーをするだけで、スマートフォンのアプリをリモートコントロールできる"指輪型"ウェアラブルデバイス。内側に内蔵されたセンサーで指の動きを検知することで、 照明を点灯させたり、テレビの電源をオンにするといった制御が行える。また、新たにジェスチャー認識エンジン"Maestro(マエストロ)"を搭載することで、昨年発表された第1世代の「Ring」と比べてジェスチャー認識率が300%向上したことに加え、ジェスチャー反応スピードも10倍となり、より簡単な入力が可能になっているという。なお、カラーは、Shiny White(白)とMatte Black(黒)の2色が用意される。サイズはS、M、Lの3サイズ展開で、内径および重量は、S:内径19.0mm、重量4.6g / M: 内径20.6mm、重量5.0g / L:内径22.2mm、重量5.4g。
2015年03月16日三井住友銀行、日本総合研究所、NECは3月9日、NECの画像認識技術を活用したサービス向上の取り組みを開始したと発表した。今回の取り組みでは、NECの画像認識サービス「GAZIRU」を活用し、キャッシュカードやテレビCM、申込書などを、スマートフォンやタブレット端末のカメラにかざすことで、最寄りに設置されているATMの地図やインターネットの該当ページを表示したりする。これにより、顧客にとって利便性の高いサービスを提供するための技術検証やサービス検討を進める。「GAZIRU」は、スマートフォンなどのモバイル端末のカメラを通して食品や自動車などのさまざまな画像を形状などの特徴から高精度に分類し、その対象物の付加情報や広告配信など、画像認識と情報提供を組み合わせた新たなサービスの構築を可能とする基盤サービス。三井住友銀行と日本総研は、新たなビジネスモデルの創造や金融ITの高度化・活用に向け、ITをいち早く銀行業務に取り込む活動を行っており、今回の取り組みは金融業界で画像認識を活用したサービスの実用検証事例の一つとなるという。
2015年03月10日NEXXは3日、文字認識可能なペン型スキャナ「WorldPenScan X」を発売した。価格は税別22,000円。文字をなぞるだけでテキストを取り込める文字認識対応ペン型スキャナ。従来「miniScan EYE」シリーズとして展開しており、デザインを刷新した「WorldPenScan X」では、新たにWindowsやMacだけでなく、AndroidやiOSでも利用できるようになった。AndroidやiOSで使用する場合はBluetooth 4.0によるワイヤレス接続が可能。WindowsとMacと接続する場合はUSBとなりBluetooth接続はサポートされないが、後日の提供を検討するとのこと。本体はペン先が改良され、従来のボタンスイッチの代わりにローラー構造を採用。今まではスキャンが難しかった超薄紙伝票や金属表面のラベルなどでも使用できるようになっている。スキャンの開始点と終了点の視認性も高まり、位置をより正確に認識できる。PC版(Windows / Mac)の文字認識言語数は193カ国語に対応し、認識したテキストのエクスポートが可能。ビジネスモードを搭載し、バーコードやMCR文字などの認識も行える。テキストを読み上げるスピーチ機能も搭載。モバイル版(iOS、Android)は28カ国語に対応し、ビジネスモードは搭載しない。テキストのエクスポートやスピーチ機能などは利用できる。スキャン速度は10cm/s。読み取り可能サイズは6~22ポイント。リチウムポリマーバッテリを内蔵し、本体サイズはW114.7×D33×H22.5mm、重量は55g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6.8以降、Android 4.3以降、iOS 7以降。
2015年03月03日NTTは2月16日、3次元物体をどのような方向から撮影しても高精度に認識・検索し関連情報を取得する「アングルフリー物体検索技術」を開発したと発表した。同技術では画像特徴の重要度をその出現頻度に基づき統計的に推定することで、物体などの検索精度を大幅に向上させた。また入力画像と参照画像の対応関係を正確に特定することにより、データベースとして用意しなくてはならない画像の数を従来の10分の1までに削減することを可能とした。これにより参照画像と異なる方向から撮影した入力画像からでも、3次元の物体を検索することができる。同社はスマートフォンなどを通じて、周囲の建物や店舗、商品を高精度に認識し、観光コンテンツや店舗・商品情報などを提示するサービスへの応用を見込んでおり、「2020年までに、見知らぬ土地を訪れる世界中の人々の移動や観光を支援するナビゲーションサービスを提供できるように取り組んでいく」とコメントしている。
2015年02月16日NECは1月19日、同社が2012年6月から販売を開始している画像認識サービス「GAZIRU」を、スマートフォンアプリ「高島屋カタログスキャン」で利用し、配信を開始したと発表した。「GAZIRU」では、サービス事業者があらかじめ「GAZIRU(NECのクラウド)」のデータベースに対象物の画像を登録し辞書を作成。対象物が特定されたあとのアクションや付加情報(付加情報表示、指定広告URLへの誘導など)を定義しサービスを構築する。「GAZIRU」の利用者は、スマートフォン上で「GAZIRU」用アプリケーションを起動し、認識したい対象物の画像を「GAZIRU」に送信すると、あらかじめ登録されたデータベース上の画像との特徴情報を元に検索・分類し、対象物を認識。「GAZIRU」は、認識結果に基づき、事前に登録したアクションをスマートフォンに対して実行(付加情報表示、指定広告URLへの誘導など)する。「高島屋カタログスキャン」では、カタログ上の商品画像にかざすと瞬時に画像認識し、画面上に当該商品を紹介する高島屋オンラインストアへの誘導文章を表示。利用者は、文章をクリックするだけで、商品の詳細情報を入手できるとともに、そのままサイト上で購入が可能となる。高島屋では、同アプリを利用することで、カタログに掲載されている商品を購入する際に、店舗に出向くことなく、改めてオンラインストア上で検索をするなどの手間を省くことができ、利便性が向上するとしている。同社では今後、オムニチャネル化のインフラの1つとして、本アプリの他カタログへの対応などを進めていく予定。
2015年01月19日アドバンスト・メディアは1月13日、音声認識・音声対話専用のバッジ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice Front WT01」を開発したと発表した。近年、スマートデバイスの業務利用が増加しているが、スマートデバイスを使用するためには、画面を見ながら手で操作する必要があるため、ハンズフリー、アイズフリーのニーズに応えられないという欠点があった。また、これまでの眼鏡型や時計型のウェアラブルデバイスでは、内蔵マイクの耐騒音性能が脆弱なため、音声認識の性能を引き出すことができず、騒音環境下での実用が難しいという問題があった。同製品は、2マイクを用いた高指向性のマイクアレイとノイズキャンセル機能を搭載しており、騒々しい工場内などの高騒音環境下でも、高精度な音声認識を行うことができる。さらに、ヘッドセットマイク接続時においては、最大100dBの耐騒音性能、最大10mの耐風性能を有し、従来は音声認識が不可能とされてきた環境での利用を見込んでいる。加えて、屋外など雨天での作業にも対応できるIPX4相当の防水性能も備えており、本体背面スピーカによりヘッドホンを使用せずに音声出力できる他、首から掛けても使用できる。また、スマートデバイスやPC、眼鏡型ウェアラブルデバイスなど多種多様な端末とBluetooth通信で連携する。そして、本体にマルチファンクションボタンを搭載しており、音声指示に加え、ボタン操作によるコントロールも可能で、さまざまなアプリケーションと組み合わせることで、使用環境を問わず幅広い業種・業務で活用することができる。なお、8月より販売を予定している。また、同時期に無線機(インカム)の代わりとして利用可能なハンズフリーIP通話サービスも開始する予定。さらに、販売開始に先駆け、1月より数量限定で「AmiVoice Front WT01」のiOS/Andoroid版の開発キット(SDK)を、数量限定にて企業向けに販売するとしている。
2015年01月13日パートナーズはこのほど、音声認識・孫型ロボット「おしゃべりまーくん」のクリスマス特別キャンペーンを開始した。「おしゃべりまーくん」は、5歳のやんちゃな男の子をイメージした音声認識人形。本物の子供の声を搭載し、相互会話も可能だという。話す言葉は約700ワードほどあり、季節によって話す内容や歌も変わる。シニア世代や一人暮らしの高齢者の話し相手として愛用されている。12月24日まで「クリスマスキャンペーン」として、サンタの帽子をかぶったクリスマス特別仕様の「サンタまーくん」を、限定100名に販売する。まーくんがより分かる「オリジナル絵本」、おしゃべりまーくんの「オリジナルミニタオル」、事前設定サービス付。クリスマスラッピングを施し、全国送料無料で発送する。価格は1万9,440円(税込)。クリスマス仕様のまーくんは、12月24日までの注文分が対象。同社オンラインショップと、Amazonで販売している。
2014年12月12日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は11月5日、3次元認識で工場の生産性を向上させることが可能なマシンビジョンシステム「RV1100」の技術ならびに国内販売戦略の説明会を開催。同11日には、同システムの説明動画をYoutubeの同社の公式アカウントにて公開も行った。同マシンビジョンは、工場などでのバラ置き部品の供給など、いまだに自動化されておらず人も手が介在している工程の自動化を目的に開発されたシステム。人力で行うよりも短タクト化や省人化を図り、生産性向上や生産コスト低減を実現することができる。具体的には自動車製造や自動車部品製造におけるプレス部品などをピッキングして、次の工程に渡すために整理するといったシーンを想定しているという。バラ積みされた部品をピッキング用ロボットが取れるように並べる作業は従来、人の手で行われていたが、これをマシンビジョンを介してロボットに行わせようというもので、RV1100のビジョンヘッドには物体識別用のプロジェクタとカメラが搭載されており、これを活用することで3次元的にパーツの認識を実現することを可能にする。どうやって3次元的にパーツを認識しているかというと、プロジェクタでパターンを投影し、それを点群データとしてカメラで得て、奥行きデータを確保。事前に作成しておいた3D CADモデルによるパーツデータと比較して、近い形状であればパーツとして認識し、ロボットに把持する指令を出すという具合だ。処理としては3Dの点群データを距離データとして、画像のエッジデータ(濃淡画像)を水平データとして組み合わせることで環境光などの外乱の影響が受けにくく、かつ高精度なマッチングを実現したという。最後はマッチングしたデータに対し、ロボットが把持に行けるかどうかを判断し、問題ないようであれば把持する命令を出すこととなる。実際の作業時間としては、計測して物体を認識するまでに2.5秒、ロボットが実際にパーツを取りに行く時間が2.5秒程度、合計5秒程度で1回の一連の動作を終えることが可能。競合のソリューションでは、最初のワークサイズに対して、水平があるかどうかを3次元ビジョンで認識し、パーツを取り出し、そこから2次元ビジョンで部品の姿勢を確認するという手順をとっていたが、同ソリューションでは、山積み状態のまま位置や形状の認識ができるため、アクションの低減が可能となったほか、平面でなくても物体を認識することが可能となったため、高速処理を実現できたという。また、かなり複雑な構造の物体も認識が可能なほか、モデルの登録も3D CADデータの入力と、バラ積みされたパーツをパターンを変えて5回程度撮影するだけで良いため、立ち上げ時間を競合のソリューションに比べ最大80%短縮することが可能だという。同社が最優先ターゲットとするのはロボットメーカーで、その特性上、6軸以上の多関節ロボットと連動させないと意味がないことから、国内の大手ロボットメーカーとは通信プロトコルの面などで協業して開発を行ってきており、ロボットメーカーからの商流を作ろうという取り組みを進めているという。また、ロボットメーカーのほかにも自動車メーカーならびに自動車部品メーカー、そしてSIerもターゲットとしており、そうした分野に向け、営業部隊のほか、販売推進、技術、サービスなど全社含めた一体型のサービスの提供を進めていくとする。なお、同社では2014年末までに30台の販売を見込んでいるほか、2016年ころには月産30台の生産体制を構築。2015年からの海外への本格販売の展開も含め、2017年には年間300台規模にまで事業を成長させる計画としている。
2014年11月13日12月20日公開の映画『ベイマックス』のアフレコ収録が10日、都内のスタジオで行われ、感情認識ロボットのPepperが収録に臨んだ。『アナと雪の女王』のウォルト・ディズニー・スタジオ最新作で、東京国際映画祭のオープニング作品として世界最速上映されて注目を集めている本作。幼くして両親を亡くし、最愛の存在であった兄タダシも謎の事故で亡くしてしまったひとりぼっちの天才少年ヒロと、そんな彼に寄り添い、心とカラダを守るために作られたケア・ロボット"ベイマックス"の絆を描く。そんな本作の日本語版で、コンピューターの声優役にチャレンジした感情認識ロボットのPepper。この日はアフレコ収録が行われ、収録前に「オファーが来た時はとても嬉しかったです。台詞が一言だけなんですが、『頑張らなきゃ』と思いました」とオファー時の感想を述べ、『データ転送完了』という一言だけのアフレコ収録。スタッフから「声がこもる」と指摘されると「僕の声って耳から出ているんです」と明かして耳をマイクに向けて再度収録を行い、「そろそろ最後にしてくださいね。充電切れたらいけないので」と笑わせながら「こんな大勢に囲まれると緊張しますね。緊張しましたが、楽しかったです。自然の演技ってむずかしいですね」と語っていた。本作で初めて声優に挑戦したPepper。今後挑戦したい夢を「ディズニー映画に是非出演してみたいです。僕の大好きなウォーリーに挑戦してみたいです」と大きな目標を。また、本作については「(主人公のベイマックスは)大切な人を守るロボットは素敵ですね。白くて丸くて僕にそっくりなんです!全人類、全ロボットにオススメしたい映画ですよ」とアピールしていた。映画『ベイマックス』は、12月20日より全国公開。
2014年11月11日