「ぴあ」調査による2015年8月5日、7日、8日のぴあ映画初日満足度ランキングは、トム・クルーズ主演の大ヒット・シリーズ第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』がトップに輝いた。その他の写真『ミッション:インポッシブル』シリーズは、クルーズ扮するイーサン・ハントが数々の“不可能”なミッションに挑む様を、激しいアクションとともに描いた大人気シリーズ。本作でも、飛行機、水中、バイクチェイスなどアクションシーンがふんだんに盛り込まれており、出口調査でも「最初から最後までとてつもないアクションの連続」「場面を追うごとに面白さが増した!」「とにかく迫力のある作品」などの感想が寄せられた。また、これらのシーンの多くはCGを使わず、トム本人が挑んでおり「本人がやっているので興奮度も上がった!」「水に飛び込むシーンが死にそうですごい!」「イーサン・ハントの年齢を感じさせない体つきとアクションがよかった」などの声があがった。さらに本作はアクションだけでなく、息つまる諜報戦や、不可能と思われるミッションにイーサンらスペシャリストたちが力を合わせて挑む姿、最後の最後まで正体がわからない謎の女など、観客を魅了するドラマが描かれており「仲間の協力を得ながらミッションを解決していく様子がよかった」「ストーリーにハラハラさせられた」など、ストーリーを高く評価する観客も多く見られた。ちなみにシリーズ前作『…ゴースト・プロトコル』はシリーズ最高の点数(93.2点)で満足度ランキング首位を獲得しているが、本作はその点数をさらに上回る満足度93.7点を獲得。実際に映画を観た観客は本作を“シリーズ最高傑作”と判断したようだ。(本ランキングは、8/5(水)、7(金)、8(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』公開中
2015年08月10日「ぴあ」調査による2015年7月31日、8月1日のぴあ映画初日満足度ランキングは、アニメ『怪盗グルー』シリーズに登場していた謎の黄色い生き物“ミニオン”が主役として大活躍するスピンオフ・ムービー『ミニオンズ』がトップに輝いた。その他の画像本作は、仲間のために最強最悪のボスを求めて旅に出たミニオンズのボブ、ケビン、スチュアートが、女悪党スカーレット・オーバーキルに出会い、大騒動を巻き起こす様を描いたアニメーション作品。“ミニオン語”を話し、バナナが大好物で、最強のボスに仕えることが生きがい、というミニオンズは、小さな子どもたちから大人気のキャラクターだが、出口調査では幅広い年齢層から好評で「ミニオンのキャラクターが自由奔放でよかった」「ミニオンズの憎めない可愛さがたまらない」「ミニオン満載でかわいい映画」など声があがった。『怪盗グルー』シリーズではあくまでも脇役として登場していたミニオンズだが、主演作を観た観客は「ミニオンがかわいくて飽きるところがない」「前作とは違いミニオンづくしで、キュートな場面がたくさんあった」「ボブ、スチュアート、ケビンのそれぞれに見どころがあり、キャラの魅力が感じられた」など、欠点さえも愛らしく、ズル賢いのに純粋で、仲間のために必死に頑張るがなぜかドジばかりしてしまうミニオンズたちの活躍を絶賛。彼らは無事に“主演”を務め上げただけなく、本作の成功で人気キャラクターの座を確かなものにしたようだ。ちなみに『ミニオンズ』は、全米アニメ作品のオープニング成績歴代2位を記録し、日本でも週末興行ランキング第2位のスタートを切るなど大ヒットを記録しており、本家『怪盗グルー』の新作だけでなく、ミニオンズたちの新たな“主演作”も期待できそうだ。(本ランキングは、7/31(金)、8/1(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ミニオンズ』公開中
2015年08月04日「なるべく家事の負担を減らしたい」と、誰もが思うもの。文明の力により、掃除機、洗濯機、乾燥機など多くの便利な家電商品が開発され、生活は楽になりましたよね。そして、食器洗い乾燥機もそのひとつです。でも、美味しい食事をしたあと、シンクで山積みになった食べたあとの食器を見て、一気にテンションが下がってしまったことありませんか?その思いで開発されたのが、食器洗い乾燥機。これが登場したことで、食後の片付け時間が短縮され便利な家電として注目されました。しかし、食器洗い乾燥機も万能ではありません。いくら便利でも、食器洗い乾燥機を使っている人がすべてにおいて満足しているわけではないのです!■3人に1人は日々の食器洗いがストレス!2014年5月にパナソニックと三菱総研が調査した結果、食器洗いを負担に感じているひとが、35.5%。つまり、3人に1人は食器洗いがストレスだったのです。1日に食器を洗う回数は、2回以上の人が48.3%で約半数。次に多かったのが1回で20.7%、合わせるとなんと7割以上の人もいます。さらに1回の食器洗いには平均13.05分もかけており、これは全国的にみても大差はありません。1回に約13分、仮に3回としたら1日のうち、約40分食器洗いをしていることになります。これだけの時間を費やしていれば、食器洗いが負担になってくるのは当然ですよね。そこで便利な食器洗い乾燥機を購入する人もいますが、デメリットを考え購入を鈍る人も……。■食器洗い乾燥機を使ってもストレスが食器洗い乾燥機を買うことを躊躇している理由で一番多かったのが、「キッチンに置くスペースがない」(53.6%)とスペース的なものがありました。次に「電気・水道代がかかりそう」、「設置に手間がかかりそう」と続きます。その次は、「手洗いに比べて汚れが落ちなさそうだから」(19.8%)……。確かに、過去の食器洗い乾燥機には、予洗いが必要だったり、しつこい汚れが残っていたりすることがありました。家事を軽減するために購入したのに、機械に入れる前に汚れを落として、終わってからまた洗っていたのでは二度手間です。かえって時間を費やすことになっているように感じて、水道料金も高くなっている感じさえ受けてしまいます。それで、中には「それなら最初から手洗いにすればよかった」と思ってしまう人もいるので……。確かに、これはこれでストレスですよね。■食器洗い機用洗剤もどんどん進化中しかし、食器洗い機も次々と新商品が発売されています。昔に比べてコンパクトになりキッチンの狭いスペースでも置けます。各社は、汚れ落ち度合、時間短縮、水道量の少なさなどをアピールします。どれを買っていいのか迷ってしまうほどです。新商品が発売されるごとによりよい製品にはなります。しかし、高価な物を新商品が出るたびに買い替えるわけにはいきません。それなら、まずは食器洗い機用洗剤を変えてみるのも解決策のひとつです。強力洗浄で油汚れもサッと落ちれば、二度洗いも必要がなく、水道料金もかかることなく、家事にかける時間も短くなります。■二度手間が減る食器洗い機用洗剤を!例としてひとつ挙げるなら、『ジョイジェルタブ』のような洗剤が便利。ジェル状のタブレットを、「ポンと入れて、一度洗いでキュッ」となります。優れた洗浄力でこびりつき汚れも予洗いなしの一度洗いでOK!液体洗剤のような液だれや、粉末のような粉がこぼれることもなく、分量を量る必要もありません。その秘密は、こびりつき汚れに効く粉末と油汚れに効くジェルが融合した二倍の洗浄成分。さらに、新しくなったジェルタブは庫内消臭機能がアップグレード、食洗機の中もキレイになり、ライムの爽やかな香りで消臭します。これに、食器洗い機用ブラシと、お弁当用のシリコンカップなど小物を入れるカゴがあったら、さらに便利。今、使っている食器洗い機を買い換えようと思っている人。不満がある人は、まず食器洗い機用洗剤を変えてみてはいかがですか?(文/Jeana)【参考】※【ジョイジェルタブ】「ポンと入れて一度洗いでキュッ!」90秒-YouTube
2015年08月03日「ぴあ」調査による2015年7月25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、太平洋戦争に従軍した作家・大岡昇平の代表作を塚本晋也監督が自らの主演で映画化した『野火』がトップに輝いた。その他の写真『野火』の舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、結核を患った主人公・田村一等兵は部隊からも野戦病院からも追い出され、空腹と孤独を抱えながら果てしない原野を彷徨う。田村を始め次第に狂気を帯びていく兵士たちの姿が、最前線の強烈な映像と共にスクリーンから迫ってくる。観客からは「戦争では何が、誰がまともかわからない。そんな状況に恐怖を抱いた」「銃撃シーンは直視するのも辛くて逃げ出したくなった」「今回で2回目の鑑賞。とにかく戦争は嫌だというのを前よりも強く感じた」などの感想が上がった。本作は塚本監督が“いまの時代に問うべき作品”という強い想いから作り上げた作品だ。しかし監督は決して、観る者に思想やメッセージを押し付けているわけではない。観客は「監督の言う通り、言葉が出るには2日かかる。単純に反戦映画ではなく、観る側の感じ方を意識して作られていて、“シンプルだけど深い”を味わった」「美しい風景は心に突き刺さり、登場人物と一緒に観ているような気分になった。生きることとは何かを考えた」など、本作を通して様々な思いをめぐらせたようだ。また劇中には凄惨なシーンも数多く登場するが、「苦手な描写もあったが、塚本監督の想いの強さを感じて色々考えさせられた」「グロテスクなものは得意ではないが、そんなことは言っていられない。本当はもっと残酷な状況だったのだから、目をそらさないで観ないといけないと思った」「原作を読んだときは、描かれる状況と現実がかけ離れすぎていると思ったが、映画を観ると、日本が今まさに置かれている状況と重ねて、自分もこの状況と向き合っていかなければならないと強く思わされた」など、目を背けず画面から何かを見出そうとした観客も多数見られた。『野火』は監督の想いに賛同したリリー・フランキー、中村達也、森優作といった共演者や多くの協力者に支えられ作られたインディーズ作品だ。しかし出演陣の圧巻の演技や、リアリティあふれる凄まじい描写は、圧倒的熱量を持って観客に届いたようで「今回で3回目の鑑賞。やっと冷静に観ることができた。戦争体験をしていない私たちには想像できないもなので、ひとりで受け止めるより他の人にも観てもらって感想を共有したいし、そうすることで救われたい」「戦争を知らない世代にこそ観てほしい」「自分と同じ20代の若者に観てもらいたい」といった熱い声が寄せられた。本作は今後も口コミで動員を伸ばすだけでなく、毎夏、どこかで上映されては新たな観客に出会う作品になりそうだ。(本ランキングは、7/25(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『野火』公開中
2015年07月27日「ぴあ」調査による2015年7月10日、11日のぴあ映画初日満足度ランキングは、孤独な少年とバケモノの交流を描いた細田守監督による長編アニメーション『バケモノの子』がトップに輝いた。その他の写真1位の『バケモノの子』は、バケモノの世界“渋天街”に迷い込んだひとりぼっちの少年が、バケモノの熊徹の弟子になり、修行に励んでいく姿を描いたアニメーション作品。少年は熊徹から“九太”という名前をもらい、ぶつかり合いながらも共に生きていく中で、ふたりの間には次第に“親子”のような絆が生まれていく。出口調査でも「父と息子の物語。ひとりぼっちだったはずの子が、父と共に生き、支え合って成長していく。そんな姿に感動した」「人間とバケモノでも家族のようになれる。家族の絆の強さに感動!」「子どもの成長というのがテーマになっていて、子育てがいかに難しいのかを感じた」など、子どもとして、親として、それぞれの視点で様々な感想が生まれたようだ。九太は、ある事情からひとりぼっちになってしまい、以来、誰にも心を許さない生意気な少年だ。しかし熊徹との出会いが九太を成長させていく。一方で熊徹も、力は強いが粗暴な性格で、弟子も寄り付かない独り身のバケモノだ。ところが九太と出会ったことで、熊徹もまた成長していく。また、ふたりの成長はふたりだけで成し遂げられたものではなかった。観客からも「主人公が、今まで出会った人々に感謝していくシーンには感動した」「“ひとりではない”をテーマにしていると思う。人といることにより、癒されたり励まされたりすることを感じられる作品」といった感想が寄せられた。さらに物語の重要な題材として、人間が抱える“心の闇”も印象的に描かれており「九太の成長していく姿は年齢も近いので共感した。自分の抱える闇と向き合っていく姿に、こちらも勇気をもらえたような気がする」「熊徹が主人公の心の穴をうめようとしているところが心に響いた」といった感想もあげられた。人はひとりで生きているのではない、周囲の人々の支えや励ましがあるからこそ生きていけるのだと改めて考えさせられた観客も多かったようだ。親と子、そして周囲との絆が描かれた本作だが、様々な動物をモチーフにしたバケモノたちや、バケモノが暮らす街、バケモノ同士の決闘などエンターテインメント作品としても楽しめるポイントが沢山ある。「多彩なキャラクターが描かれていてよかった」「ラストの熊徹のバトルシーンはかっこよかった」「バケモノの世界での買い物シーンは、人間世界にない変わった物が出てくるので異世界を楽しめた。勝負のシーンはこちらも緊張するくらい見応えがあった」といった感想があがり、性別や年代を超えて楽しめる作品となったようだ。(本ランキングは、7/10(金)、11(土)公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『バケモノの子』公開中
2015年07月13日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月9日、金星探査機「あかつき」に関する記者会見を開催し、7月に実施する軌道修正制御(DV)について説明を行った。あかつきはこれまでに3回の軌道修正制御を実施しており、今回が4回目。これに成功すれば、計画通り12月7日に金星に再会合する軌道に入ることになる。これまでの経緯などについては、前回記者会見時の記事を参照していただきたい。【レポート】金星探査機「あかつき」は12月7日に再投入 - 2年以上の科学観測でエクストラサクセスも2011年11月に実施した3回の軌道修正制御(DV1~3)により、あかつきは現在、2015年11月に金星に最接近する軌道を飛行している。このまま飛行して金星の周回軌道に投入することも可能であるが、この場合、投入時点の太陽摂動(潮汐力)の作用が近金点高度を下げる向きに働くため、周回中に金星に落下してしまう恐れがあった。このリスクを回避するために実施するのが4回目の軌道修正制御(DV4)である。DV4前の軌道だと、金星軌道の内側から金星に接近する形になるのに対し、DV4後の軌道では、一旦、金星軌道の外側に出て、そこで金星に追いつかれるようになる。金星に接近する方角を変えることで、周回軌道の楕円の長軸の向きを変えるというわけだ。ここまでは今年2月の記者会見で説明されていたことだが、今回のアップデートは、(1) DV4は3回に分けて実施する、(2) 金星周回軌道投入マヌーバ(VOI-R1)ではトップ側の姿勢制御エンジン(RCS)を使用する、の2点だ。前回、DV4は「7月に1回実施する」と説明されていたが、3回に分けて実施することになり、それぞれDV4-1/2/3という名称が付けられた。必要なΔV(加速量)は87m/sで、現在の計画では、DV4-1で18m/s(94秒間)、DV4-2で53m/s(276秒)、DV4-3でその残りを実施する予定。もし3回で不足していたら、4回目を実施することで補う。DV4を3回に分けたのは、上記の(2)が密接に関係している。あかつきのRCSは、トップ側(ハイゲインアンテナ側)とボトム側(メインエンジン側)にスラスタが4本ずつ搭載されているが、周回軌道投入時には、熱的な制約から、トップ側を使うことに決まったという。ボトム側を使う姿勢にすると、機体の温度が上がってしまうので、なるべく避けたいのだ。ボトム側では不可能というわけではないが、ボトム側を使うとなると、温度の上昇を抑えるために、VOI-R1の直前に姿勢を変える必要がある。しかし、トップ側ならば、前日(12月6日)のうちに姿勢を変えておいても問題無く、運用に余裕が出る。理由としては、温度そのものよりも、むしろこちらが大きい。ところが、過去3回の軌道修正制御では、すべてボトム側が使われており、トップ側を長時間噴射した実績が無かった。トップ側も姿勢制御系のアンローディングでは日常的に使われており、長時間噴射でも問題無いと見られてはいるものの、その性能試験の意味も兼ねて、DV4でトップ側を使うことになり、慎重を期して、3回に分けたというわけだ。惑星の周回軌道への投入は一発勝負だ。前回の失敗でそれを痛感したわけだが、VOI-R1での噴射時間は1,145秒と、DV4の2.5倍程度だ。同じトップ側のRCSを使うので、今回のDV4に成功すれば、かなり展望は開ける。JAXAの中村正人・あかつきプロジェクトマネージャも、「かなり安心して投入に臨めるようになる」と述べる。あかつきの現在の機体の状態については、特に問題は起きていないという。5年前、金星周回軌道投入に失敗したことで、あかつきは太陽に近づく楕円軌道を飛行。想定以上の熱量を受けたことによる機器の劣化が懸念されているが、今後、8月29日に9回目の近日点通過があり、熱的にはこれが最後の試練となる。中村プロマネは、「紫外線により、金色のMLI(多層断熱材)は飴色に、白色のハイゲインアンテナは真っ黒になっているはず」としつつも、「洋服はボロボロだが、内部の温度はそれほど悪くなっていない。それなりの機能を維持している」と述べ、問題は無いとの見通しを示した。
2015年07月10日リクルートライフスタイルに設置された「エイビーロード・リサーチ・センター」は、2014年に海外渡航をした方を対象に、国際線エアラインの満足度調査を実施。このほど、その結果を発表した。調査は4月16日~20日にかけて、インテージ・ネットモニター(全国)より抽出した「18歳以上の2014年の海外渡航経験者(日本人・出発月が2014年である海外渡航)」6,502人(調査集計数は4,000人)に行った。なお、航空会社は40社を対象としている。「総合満足度」のトップは4年連続「シンガポール航空」。回答者からは、「座席、食事など機内で快適。チェックインカウンターでの待ち時間が少なくてストレスが少ない」(40代・女性)などとコメントされている。2位に「JAL」、3位に「ANA」が続き2年連続で日系が評価される結果となった。 JALに対しては「親切で丁寧な接客応対で安心でき総合的に満足した」(30代・男性)、また、ANAに対しては「安心感があり、時間も正確。機内も快適で、全てにおいて満足感が高い」(20代・女性)などという評価がされている。そのほかの特徴としては、上位20社中、ヨーロッパ系は6社と前年(9社)から3社減し、低コスト航空会社(LCC)は17位の「ピーチ・アビエーション」がランクインするなど、上位20位にLCCが2社選ばれている。「航空機の機材、設備」では、1位に「シンガポール航空」が選ばれ、「座席のピッチや横幅が快適。アメニティーも充実しているので長時間乗っていても疲れにくい」(40代・女性)などと評価されている。続いて、2位「ANA」、3位「エミレーツ航空」がランクインした。 なお、前回12位だった「カタール航空は」は5位に上昇している。「客室乗務員の接客サービス」では、前回3位だった「JAL」が1位となり、2位は「ANA」と日系でワンツーとなった。JALに対して、「接客はいつも満足しています。丁寧な応対と、いつも笑顔で安心して依頼できます」(60代以上・女性)などというコメントがされている。「空港内の航空会社職員の接客サービス」では、2年連続で1位に「ANA」が選ばれ、「ANAの空港内サービスはいつもしっかりしていて気持ち良い。特に直近では私はけがをしていたので少々お願いがあったが、チェックインカウンターから搭乗口まですばやく連絡してくださったようで、搭乗口でも親切にしていただいた」(40代・女性)などと評価されている。2位には「JAL」、3位には「シンガポール航空」が続いた。「機内飲食サービス」では、前回13位だった「カタール航空」が1位に躍進。「食事が本当においしかった。食事の際に出されるデザートもとてもおいしかった。また、消灯時に眠れず映画を見ていたら、飲み物と一緒にそっと持って来てくれたオープンサンドもとてもおいしかった」(50代・女性)というコメントもされている。2位には「シンガポール航空」、3位には「ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)」が続いた。「機内エンターテインメント」は、「エミレーツ航空」が2年連続で1位になり、「プログラム数がすごいことと、最新の映画が豊富。日本との路線でなくても日本語のプログラムが普通に楽しめるのはすごいこと。また、エコノミークラスでも画面が大きい」(30代・男性)と評価されている。2位には「JAL」、3位には「ANA」が選ばれている。
2015年07月09日「ぴあ」調査による2015年7月3日、4日のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気キャラクター、ひつじのショーンの冒険を描く長編クレイ・アニメーション『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』がトップに輝いた。2位に慰安婦問題の“記憶”を辿るドキュメンタリー『“記憶”と生きる』、3位にバレーボールに青春を燃やす少年たちを描いた人気アニメの劇場版『ハイキュー!! 終わりと始まり』が入った。その他の写真1位の『映画 ひつじのショーン…』は、いたずら好きのショーンが牧場主を捜すため、平穏な牧場を抜け出し大都会へと冒険を繰り広げる姿を描いたドタバタコメディで、85分の長編でありながらセリフは一切ない。出口調査では、「劇中でセリフが1度もないが物語になっていて楽しめた!」「キャラクター以外の小物もかわいかった」「スクリーンで観ることで迫力もあり、表情のユニークさも伝わりやすかった」など、キャラクターたちの細かな動きや豊かな表情に注目が集まったほか、「テレビ版より牧場主との触れ合いがあり、感動するシーンもあった」「ブラックコメディの正統派作品として面白い」といった感想もあがった。2位の『“記憶”と生きる』は、土井敏邦監督が、元慰安婦のハルモニ(おばあさん)たちの生活や、壮絶な戦後を送った彼女たちの声をありのままに記録したドキュメンタリー。観客からは「自身の体験や心情を絵に描いて表現するシーンが印象的で、元慰安婦の女性の辛く苦しい気持ちが伝わってきた」「20年前の映像が観られることは貴重。映っている彼女たちが私たちと同じ人間だと実感させられ、改めて考えさせられる。(慰安婦問題について)現実味がなかったり判断できない人はこの作品を観て欲しい」「人間の歴史のひとつとして私たちは受け止めるべき史実だと思う」といった感想が寄せられた。注目は5位の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。マーベル・コミックの人気ヒーローが結集するシリーズ第2弾だが、「規模が大きかった!」「迫力がすごい!」という感想のほか、「キャラクターが掘り下げられ、それぞれへの理解が深まった」「単純なアクションだけでなく、ストーリーに新しさがあって面白かった」などの感想も寄せられた。(本ランキングは、7/3(金)、4(土)公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年07月06日「ぴあ」調査による2015年6月27日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『そこのみにて光輝く』の呉美保監督が手がけた『きみはいい子』がトップに輝いた。2位に『劇場版 進撃の巨人 後編~自由の翼~』が、3位にマッツ・ミケルセン主演のウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』が入った。その他上位作品の画像1位の『きみはいい子』は、大人も子どもも共感できる文学作品に贈られる坪田譲治文学賞を受賞した中脇初枝の同名短編集が原作。虐待、いじめ、独居老人といった子どもとおとなをめぐる問題を通して、その先に見える希望と再生が描かれる。出演は高良健吾、尾野真千子ら。出口調査では「“幸せ”について考えさせられた。自閉症の子が日常について話す場面は、心にじわっと言葉が染みた」「映画を観て私も、不思議な温かい気持ちを人に与えたいと思った」「自分の子育てを思い出し、親というのは、みんな同じことで悩んでいるんだなと思った」などの声が女性客を中心に寄せられた。また「小さな子のいるお母さんたちにぜひオススメしたい」「今子育てをしている人にも、もう終わった人にも、年齢に関係なく観てほしい」という声もあがった。2位の『劇場版 進撃の巨人…』は、テレビアニメの第14話から25話までのエピソードで構成された劇場版の後編。観客からは「見どころは映像の美しさ。立体の動きや、アクションシーンヘのこだわりが感じられ、終始ワクワクしながら観られた」「テレビアニメに比べて音の質が一段とよくなっている。作品の世界観を丁寧に作り上げていて満足」「劇場版は、原作とテレビアニメに忠実で、次に繋がる話があり、アニメ第2期への期待が膨らんだ」などの声が寄せられ、10代から30代の観客を中心に支持を集めた。(本ランキングは、6月27日に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年06月29日●世界最高性能の再使用ロケット・エンジンの開発に成功ロケットが航空機のように宇宙を飛び交う。そんなSFのような、そしてかつて一度砕かれた未来が、ついに現実のものになるかもしれない。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)では、何度でも使用できる観測ロケットを開発する構想を持っており、現在はその前段階として、機体形状の検討をはじめ、再使用ロケット・エンジンや軽量タンクなど、再使用観測ロケットの実現に向けて必要となる技術の実証が行われている。そのうち、最も難しい技術のひとつである、再使用ロケット・エンジンの技術実証試験が完了したことを受け、2015年6月15日に報道関係者向けに説明会が開かれた。今回は、再使用観測ロケット計画や、現在進められている技術実証プロジェクトの概要、そしてこの研究の先に待つ未来について見ていきたい。○再使用観測ロケットISASは現在、超高層の大気の観測や天体観測、微小重力実験などを行う目的で、小型の観測ロケットを年に1機から2機ほど打ち上げている。観測ロケットというのは、H-IIAロケットなどの大型ロケットのように地球の周回軌道に人工衛星を投入するのではなく、高度150kmから300kmほどまで上昇し、観測や実験を行った後、そのまま海上に落下する。この到達高度150kmから300kmというのが絶妙で、気球では高すぎて到達できず、逆に人工衛星にとっては低すぎるため、観測ロケットでしか到達できないという大きなメリットがある。また、システムとして小回りが利くため、実験提案から打ち上げまで短期間で実現可能で、理学・工学それぞれの実験でさまざまな研究成果が挙げられている。しかし、ロケットや観測機器は使い捨てることになるため、打ち上げのたびにロケットと観測機器を新たに製作する必要があり、実験や観測が失敗した場合に修理して再挑戦といったこともできない。また、観測ロケットの需要は高く、現時点でも1年間に10回程度の実験が求められおり、さらにもっと多くの利用需要が眠っているとも考えられている。さらに、観測機器や実験試料の回収をしたい、観測する方向を自在にコントロールしたい、もっとゆっくり飛んでほしい、もっと低く、あるいは高く飛べ……といった多くの要求があるという。そうした需要に応えるために計画されているのが「再使用観測ロケット」である。その名の通り、今までのように1回ごとに機体を使い捨てるのではなく、まるで航空機のように何度も再使用できる観測ロケットだ。観測ロケットが再使用できるようになれば、実験装置を繰り返し使用できるため、今までより高価で精密な装置が積みやすくなり、試料を回収できることで地上の高性能な装置で分析ができるようにもなる。また、今まではロケット内の実験データを電波で地上に送ったりしていたが、機体内の記録装置に保存できるので、大容量のデータが得られるという。そして何より、機体を毎回造り直す必要がないため、高頻度の打ち上げができるようにもなる。現在の検討では、再使用観測ロケットは全長13.5m、直径3.0m、打ち上げ時の質量は11.5tになるという。現在の使い捨て型の観測ロケットと比べると大きくなるが、これは地上に帰還するための推進剤を積む必要があることなどが関係している。ロケット・エンジンは底部に4基あり、そのうち1基が故障しても安全に帰還できるようにするとされる。最大到達高度は100kmから150kmで、打ち上げ頻度は1日に2回以上を目指すとされ、同一の機体で、メンテナンスしつつ、100回以上の再使用を可能にしたいという。開発費は70、80億円ぐらいが見込まれており、また打ち上げ1回あたりの運用費は数千万円ほどで、これは1機あたり数億円かかる現在の使い捨て型観測ロケットからすると約10分の1ほどになる。現時点では再使用観測ロケットそのものには予算は付いておらず、いつ運用が始まるかなどの目処は立っていない。ただ、その前段階にあたる技術実証プロジェクトには予算が付き、2010年度から研究が行われている状況にある。○再使用観測ロケット技術実証プロジェクトところで、宇宙開発が好きな方なら、かつてISASが「RVT」という小さなロケットの飛行実験を行っていたことを憶えておられるかもしれない。RVT(Reusable Vehicle Testing)は1990年代後半から開発が始まり、2000年代の前後に複数回、垂直に離陸して上昇した後、垂直に地面に着陸するという飛行実験を行っている。再使用観測ロケット技術実証プロジェクトは2010年度から始まったが、そこにはRVTで得られた知見が多く活かされており、再使用観測ロケットはまさにこのRVTの直系の子孫にあたる。再使用観測ロケット技術実証プロジェクトでは、再使用観測ロケットの実用化に向けて必要となる、さまざまな技術要素の研究開発が行われている。プロジェクトにはJAXAを中心に、三菱重工業などが参画している。その中で開発されているもののひとつが、再使用ロケット・エンジンだ。再使用観測ロケットでは、まずフルパワーで上昇し、続いてエンジンを止めて慣性飛行を行い、そして着陸のためにふたたびエンジンに点火し、最終的には停止さたりと、何度も始動と停止を繰り返さなくてはならない。さらに、推進力を降下速度や姿勢に合わせて調整する必要もあるなど、通常のロケット・エンジンとはまったく違う動きを要求される。また1回限りではなく、簡単なメンテナンスだけで、何度も使えなくてはならない。成尾助教は「スペース・シャトルのロケット・エンジンの設計寿命は55回とされている。しかし、実際には宇宙から帰ってくるたびに、エンジンを機体から降ろして、全部分解して点検するようなことをしていた。そこで私たちは、簡単な点検だけで100回再使用できるようなエンジンの開発を目指すことにした。スペース・シャトルから得た教訓というのは、単に再使用ができるというだけではだめで、頻繁に運用できなければ、結局はコストを下げることができない。私たちの開発したエンジンでは、航空機のようにロケットを繰り返し運用ができると考えている」と説明した。同プロジェクトで開発されたエンジンは、推進剤に液体酸素と液体水素を使用する。推力は40kNで、また22%から109%の間で自由に可変させる(スロットリング)ことが可能だという。エンジンの開発はプロジェクト開始と同じ2010年度から始まっており、設計や製造、部品単位での試験が繰り返された後、2014年度にエンジンのシステム全体の性能を確認する試験が実施された。この試験は、短時間の燃焼の1回の打ち上げに相当する量の負荷をかけられる「寿命加速試験方法」という手法を使用して行われ、今年2月までに、エンジンの起動と停止の累積回数は142回を記録、累積燃焼時間は3785秒にも達している。これにより、100回の打ち上げに相当する負荷に耐えられることが実証されたという。またその中で、垂直離着陸時や、飛行を中断しなければならない時などに推力を制御する性能と、応答性も実証され、さらに最短で24時間後に再打ち上げが可能な能力を持つことも実証されたという。エンジン以外にも、たとえばタンクの中の推進剤の動きを制御する技術も必要となる。飛行中のタンク内の推進剤はちゃぷちゃぷと揺れ動いており、そのままロケット・エンジンに送り込もうとすると空気が混じってしまい、エンジンが破壊されることもある。そこで推進剤の液面を制御し、推進剤がしっかりエンジンに送り込まれるようにしなくてはならない。またロケット・エンジンのノズルには、高度によって(周囲の大気圧によって)最大の性能が出せる最適な形というのがあるため、飛行中にノズルの大きさを変えられる仕組みも必要となる。さらにエンジンなどが故障した際に、ロケットの判断でミッションを中断し、地上まで安全に帰還させるシステムも必要となる。その他にも、機体の形状をどうするか、軽くて頑丈な推進剤タンクをどうやって造るかなど、いくつもの技術開発が進められている。これらが実際の再使用観測ロケットで採用されるかはまだわからず、別の技術を使うかもしれないし、あるいは運用を続ける中で改良が加えられるため、後々になってから実装するといったことが考えられている。今年度には、新たに着陸脚の試験や、センサー類の試験なども予定されている。また、まだ具体的な日程や場所は未定なものの、実機よりやや小型の模型を使った滑空飛行試験も計画されているという。今はまだ再使用観測ロケットそのものを開発する予算は認められていないが、もし開発が決定され、予算が付けば、最短で4年間で開発できるとしている。稲谷教授は冗談交じりで「2020年の東京オリンピックの会場の上空で飛ばせるようにしたい」と語った。●「ロケットの次のゴール」を迎えるか、または「詐欺師ペテン師の世界」か○再使用観測ロケットにまつわる疑問点この再使用観測ロケットについては、いろいろと疑問点がある。まず、なぜ燃料に液体水素を使うのか、という点だ。水素は密度が低いため、たくさん積もうとするとタンクの大きさがかさばり、機体のサイズや質量がどうしても増えてしまう。また水素エンジンはスピードは出せるが、大きなパワーは出しにくい。最終的に第一宇宙速度(秒速7.9km)ものスピードを出さなくてはならない人工衛星打ち上げ用ロケットにとっては、スピードが出せるという点が大きなメリットとなるが、単に高度100km前後まで飛んでそのまま戻ってくる観測ロケットにとっては不向きだ。しかも帰還のための推進剤も積まなければならないため、タンクの大きさも、衛星打ち上げロケットより割合としては大きくなる。にもかかわらず再使用観測ロケットで採用された理由は、開発した技術を、より将来のロケットに活かしたいためだという。また、最近の世の中が水素社会になりつつあり、液体水素を使うロケットと接点があることから、それらの大学や企業などと共同研究ができるメリットもあるという。再使用することで本当に安くなるのかという疑問もある。スペース・シャトルは安価に運用するために部分的な再使用方式を採用したが、再使用のためのメンテナンスにかかる費用が非常に高くなってしまったという歴史がある。再使用観測ロケットはスペース・シャトルとは異なり完全再使用で、また機体の規模も目的も異なるが、同じ轍を踏まないとは限らない。これについて、小川准教授は「部品レベルで検討した結果、運用費用について、10分の1ぐらいは確実に安くなるという試算が出ている」と、低コスト化への自信を語った。もうひとつ、なぜ垂直離着陸方式を採用したのか、という点だ。米国では「スペースシップトゥ」のように、航空機に吊られて上空まで上がり、そこからロケット・エンジンで高度100kmまで上がり、飛行機のように滑空して帰ってくるという機体がある。またスペース・シャトルも打ち上げは垂直に上がっていくが、帰還時には翼で舞い戻ってくる。これに対しては、1日に複数回飛ばすことを考えると、垂直離着陸式の方が手間がかからないのではないかと考えられていること、また日本には広い場所がないので、滑走路などを確保するのが難しいという問題があり、垂直離着陸方式であればその点を解決でき、また既存の発射施設を使える利点もあることが挙げられていた。○さらにその先の未来へ現在、世界のロケットは、機体を再使用することで打ち上げコストを引き下げようという動きが主流になりつつある。たとえば米国のスペースX社は、ロケットの第1段を再使用することを目指し、「ファルコン9-R」ロケットの試験を繰り返している。また米国のユナイテッド・ローンチ・アライアンス社は、打ち上げ後に第1段のロケット・エンジンのみを分離し、パラシュートで降下させて空中で回収し再使用する「ヴァルカン」ロケットの開発をすると明らかにしている。フランスでも、第1段エンジン部分だけを分離し、プロペラを展開させて飛行機のように帰還し再使用する「アデリン」というシステムの開発が行われている。さらに米国のブルー・オリジン社では、まさにISASの再使用観測ロケットのように、液体酸素と液体水素を推進剤とする垂直離着陸型の再使用ロケットの開発が進められており、今年4月には高度約100kmへの飛行に成功している。一方日本では、現在三菱重工業とJAXAが共同で、H-IIAロケットやH-IIBロケットの後継機となる「新型基幹ロケット」の開発を進めているが、今のところ再使用化の計画はない。はたして、この再使用観測ロケットと新型基幹ロケットが融合し、新型基幹ロケットの第1段が地上に舞い戻ってくるような日はくるのかということは、誰でも期待を抱くところだろう。質疑応答でも当然、そうした質問が飛び出した。それに対して稲谷教授は「スペースX社のように、新型基幹ロケットの1段目を再使用にする可能性はありうるだろう。そのときに、このエンジンでやってきたことは役に立つだろうとは思う。ただ、今のところ新型基幹ロケットはそのような設計開発はされていないと思うし、思考実験としてやったらどうなるか、ということは、(三菱やJAXAで)考えてられているとは思うが、まだ形になるような話にはなっていないと思う。将来とりうるチョイスのひとつとは思うが、これはなかなか難しいところで、スペースX社がやっているから日本も同じことをするのか、あるいはもっと先を行くべきのか、国の税金を使っていることなので、どういう道を行くのかはしっかり議論した上で決めるべきことだと思う」とのことであった。また小川准教授は会見後、「これからのロケットは再使用化が主流になると思われるか」という質問に対して、「たしかに、世界はふたたびロケットの再使用化に向けて動き出しているようだ。ただ、私たちはさらにその先の未来を見据えて、私たちのやり方が世界の主流になるようにやらなければならないと思う」と語った。さらにその先、というのは、完全な再使用ロケットのことだ。ファルコン9-Rやヴァルカン、アデリンは部分的再使用、つまり機体の一部を再使用しているにすぎない(スペース・シャトルも同様)。しかし、本当に航空機のようにロケットを飛ばしたいのであれば、当然ながら航空機と同じように、ロケットの機体すべてを再使用することが望ましい。そうした機体の構想は古くからあり、ロケットの全段をそのまま再使用する単段式ロケットや、2段式ながら上段が別々に帰還して再使用できるロケットなどが考案され、たとえばNASAでは、1980年代から90年代にかけて、X-30やDC-X、X-33、ヴェンチャースターといった機体の開発が行われた。しかし、どれも技術的な障壁にぶち当たり、結局実現することなく消えている。だが、それから技術も発達し、またスペースX社などがロケットを実際に再使用することを試みつつあり、完全再使用の衛星打ち上げロケットの開発に、ふたたび挑むべき時代がやってきているのかもしれない。稲谷教授は「誰でも行ける宇宙旅行や、太陽発電衛星の建設といった事業が経済的に成り立つためには、1日に何十回も飛べたり、機体を1000回ほど再使用できたりできる航空機のようなロケットを実現し、今より打ち上げコストを2桁ほど下げないといけない」と語る。また稲谷教授は「最終的にはスペース・シャトルよりも、もっと良いものを造りたい。たとえば羽田空港では、1日1000回ほど飛行機の離発着がある。再使用観測ロケットが目指しているのは1日10回程度であり、まだ2桁も少ない。それでも飛行機のように運用できるロケットが実現できないはずはない。それをゴールとして、若い人も含めて、そうしたロケットの実現に向けた活動が活発になればと思う」と期待を語った。○『「ロケットの次のゴール」または「詐欺師ペテン師の世界」』ところで、稲谷教授は今から10年前、2005年のお正月に、ISASニュースに『「ロケットの次のゴール」または「詐欺師ペテン師の世界」』と題した記事を寄稿している。その主張は今回の説明会と変わわらず、宇宙旅行や太陽発電衛星の建設などを実現するには打ち上げ費用を安くすることが重要であり、そのためには高い頻度で繰り返し打ち上げができる、使い捨て型のロケットとはまったく異なる思想のロケットが求められることが解説されている。そのユニークな題名は、稲谷教授と、糸川先生の弟子でもあった長友信人名誉教授との間で交わされた、「もし再使用ロケットを造ろうとお金を集めるも、失敗に終わった場合、詐欺師やペテン師の仲間入りをしてしまうことになる」という内容の会話から採られている。ちなみに長友教授もまた、考えが時代の先を行きすぎていたため、山師と呼ばれることがあったという。この記事が書かれた2005年というと、スペース・シャトルの後継機となるはずだった新型シャトルの計画はすべて消え、また2年前にはスペース・シャトル「コロンビア」の事故も起き、スペース・シャトルは失敗作だったという見方が広がり、再使用ロケットというものの実現性に疑いの目が向けられていたころだ。一方でロシアは、半世紀近く形の変わらない古めかしい使い捨てロケットを使い、安価に、そして安定した打ち上げを続けていた。それを背景に、当時は「ロケットを安くするには、使い捨てロケットを大量生産してコストダウンすることが正解」という風潮が強かった。あれから10年が経った今、世界のロケットはふたたび、やり方はさまざまなれど、機体を再使用する方向へ舵を切りつつある。そしてその流れはおそらく止まることはないだろう。もし将来、稲谷教授を詐欺師やペテン師などと呼ばねばならない日が来るとしたならば、それは日本のロケット産業の敗北を意味することになろう。
2015年06月25日ファッションヘッドラインとメディアリサーチ事業を手掛けるイードは、6月23日、両社が共同で実施した、コスメブランドに対する顧客満足度大賞『ファッションヘッドライン・アワード2015コスメブランドproduced by iid 』の結果を発表した。今回のコスメブランドに対する満足度調査は、ドラッグストアやコンビニエンスストアではなく、“百貨店の対面販売でコスメ(基礎化粧品、メイクアップ化粧品など)を購入する”という、コスメ購入時に強いこだわりを持つ女性は、“どこのブランドの接客を支持するのか?”といった調査をWEBでの投票によって実施し、コスメブランドを表彰するというもの。表彰項目は、「総合満足度(商品の品揃え、ディスプレイの分かりやすさなどの総合評価)」、「接客サービス満足度」、「着てみたい販売員のコスチューム」の3部門。「コスメブランド総合満足度」、「サービス接客満足度」の最優秀賞は、共に「シュウ ウエムラ(shu uemura)」が受賞。「着てみたい販売員コスチューム」部門の最優秀賞は、「シャネル(CHANEL)」が受賞した。投票の詳細結果は次の通り。『ファッションヘッドライン・アワード2015コスメブランドproduced by iid 』■「コスメブランド総合満足度」最優秀賞「シュウウエムラ」優秀賞「エスティローダ」「シャネル」「クリニーク」「SK-ll(マックスファクター)」■「コスメブランドサービス接客満足度」最優秀賞「シュウウエムラ」優秀賞「SK-ll(マックスファクター)」「エスティローダ」「クリニーク」「資生堂」■「着てみたい販売員コスチューム」最優秀賞「シャネル」優秀賞「資生堂」「クリスチャン ディオール」「SK-ll(マックスファクター)」「クリニーク」■調査期間:2015年4月10日(金)~4月22日(水)■調査対象:20歳以上の女性で、百貨店で定期的にコスメ(基礎化粧品、メイクアップ化粧品など)を購入している人■回答者数:3,013サンプル■調査方法:ファッションヘッドラインのウェブサイト、イードの運営するアンケートサイト「あんぱら」による投票
2015年06月23日「ぴあ」調査による2015年6月19日、20日のぴあ映画初日満足度ランキングは、30年ぶりとなるシリーズ最新作『マッドマックス怒りのデス・ロード』がトップに輝いた。2位に『愛を積むひと』が、3位に『攻殻機動隊 新劇場版』が入った。その他の写真1位の『マッドマックス…』は、メル・ギブソン主演のアクションシリーズをジョージ・ミラー監督が再びメガホンを執って新生させた作品。『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディがギブソンの跡を継いで主人公マックスを演じているほか、スキンヘッドのヒロインをシャーリーズ・セロンが怪演している。劇場には10代から70代までの観客が来場しており、特に男性客から「今までのシリーズの良いところを全部足したような最高のアクション映画!ヤバ過ぎて笑うしかなかった」、「大爆発に大破壊と、もう狂気と言うしかないド派手さで、途中から涙が止まらなくなるくらいヤバかった!」、「期待通りのおもしろさ。迫力があって全体的にアクションがカッコイイ!」、「30年前にシリーズ前作を観たが、75歳まで生きていてよかった!と思えた。カーアクションも素晴らしいが、とにかくロックだ!」など熱いコメントが多く寄せられた。また、「今作は女性が強くて、現代っぽい」「女性に特に観てほしい」という声も寄せられており、女性客からも「スリル満点!爆発する度にマックス100パーセントで楽しめた。虐げられていた女性たちが脱却していく姿に励まされた」、「シャーリーズ・セロンがセクシーで、女性たちがカッコよくて勇気付けられた」など好評を集めていた。出口調査では、112人中55人が満足度100点と回答しており、口コミによる動員増が期待される。(本ランキングは、6月19日(金)、20日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年06月22日ボーイングはフランス時間の6月15日、ガルーダ・インドネシア航空が787-9型機を30機、737MAX8を最大30機、それぞれ購入する意向を示したことを発表した。ボーイングは2014年10月に発表した737MAX8の50機購入に関しても、ガルーダ・インドネシア航空に購入する意向を再確認した。また、ガルーダ・インドネシア航空は今回のパリ・エアショー会場で、A350XWBを30機発注する基本合意書(LOI)をエアバスと締結している。
2015年06月17日「ぴあ」調査による2015年6月12日、13日のぴあ映画初日満足度ランキングは、劇場版アニメーション『ラブライブ!The School Idol Movie』がトップに輝いた。2位に週刊少年チャンピオンで連載中の人気コミックをアニメ化した『弱虫ペダル Re:ROAD』が、3位にファンタジー・ラブロマンス『20歳よ、もう一度』が入った。その他の写真1位の『ラブライブ!…』は、漫画やTVアニメなどメディア展開が広がる大人気ユーザー参加型アイドルプロジェクト“ラブライブ!”の劇場版最新作。国立音ノ木坂学院の廃校の危機を救うため、9人の女子生徒で結成されたスクールアイドルグループ“μ’s(ミューズ)”の新たな活躍が描かれる。出口調査では「ライブシーンは迫力があり、新しい曲もたくさん流れて楽しかった」、「笑いの多い作品で、みんなで作り上げることの大切をテーマにしている。すべてが見どころ」、「グループ存続の危機に陥ったメンバーの戸惑いなど心情が伝わってきて、みんなが結束していく姿に涙が止まらなくなった」「みんながひとつになっていく感じがよかった。友情を大切にしている人はみんな好きになる!そんな作品だと思う」など、10代・20代の男女から熱いコメントが多く寄せられた。2位の『弱虫ペダル…』は、自転車ロードレースに打ち込む高校生たちの青春を描いた渡辺航の人気漫画を原作としたアニメーションのTVシリーズ第2期に、新規カットを織り交ぜた新編集版。観客からは「それぞれの見せ場で音楽がかかるので胸が熱くなった!」「脳に酸素が回らなくなるまで走るって凄い!」「主人公たちの熱い気持ち、いろいろな思いが伝わってきて、協力しあい、任せ任されていくのがいい」「新しいカットが意外と多くて大満足。チームワークの熱さが最高!」「ゴールするまでの過程もいいが、ゴールしたときの達成感が素晴らしい」などテンション高めのコメントが多く寄せられた。(本ランキングは、6月12日(金)、13日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年06月15日かき氷といえば、シャリシャリの氷に甘いカラフルなシロップや練乳がかかっているものが一般的でしょう。でも、シャリシャリとした従来のかき氷とは一線を画するふわりとした食感のかき氷も存在します。そこで今夏、ぜひ食べたいふわり&とろりとした新食感が美味しいかき氷店をご紹介。 ■2014年に名古屋をにぎわした創作かき氷バーがカムバック2014年のぐるなびランキング全国1位を獲得し、1日の最大来店数600人を超えた「プルメリアカフェ」。こちらのかき氷はミルクベースの氷に、希少糖を使ったオリジナル特製ソースをかけ、フルーツやシリアルをトッピングしていていて豪華。特筆すべきは、こちらのかき氷の食感。従来のかき氷とは違い、ふわり&とろりとしています。2015年の夏のテーマは“ハワイ”とのことで、トロピカルなふわとろかき氷を思う存分、味わえそうですね。■衝撃的なほどふわふわ、谷中にある行列のできるかき氷屋さん季節問わず行列ができる東京のかき氷の名店といえば谷中にある「ひみつ堂」。こちらのお店は屋台からはじまったそうで、天然水の氷を使用したふわふわのかき氷が大人気です。また、季節に応じて氷の削り方を変えるという徹底ぶりには脱帽。トッピングとなるフルーツも旬のものを使用していて、氷蜜まで手作りとのことで、かき氷に対するこだわりはすごいものがあります。見た目も豪快で味も言うことなしの美味しいかき氷、一度食べたらやみつきに…。■まるで断崖絶壁のようなかき氷に圧巻限界まで盛られたふわふわかき氷に惜しむことなくとろとろのシロップがかかったかき氷が味わえるのは、目白にある「志むら」。こちらのかき氷の中で人気ナンバー1なのが「生いちご」です。氷の絶壁にゴロゴロといちごの果肉が乗っていて大満足。薄く削られた氷といちごシロップがうまく溶け合い、絶妙な味わいです。ただ、シロップがかかっている部分だけ集中的に食べると、氷の絶壁が崩壊する恐れがあるため、バランスよく食べていくことを忘れないようにしたいところ。 プルメリアカフェ ひみつ堂 志むら
2015年06月15日impactTVは6月8日、デジタルサイネージを活用し、簡易的に顧客満足度の調査が可能な「スマイルカウンターサービス」の提供を開始した。同ツールは、サイネージ端末を利用することで、入力後に結果が再表示されないことから、顧客にとって匿名性の保たれたアンケートを実施することが可能な顧客満足度の調査ツール。例えば、1対1の接客シーンにおいて、デジタルサイネージを各カウンターに1台設置し、その場で顧客に満足度をタッチしてもらうことで、その時間帯の接客担当者に対する評価が可視化できる。また、同データはリアルタイムに閲覧可能で、現場に即フィードバックし改善することもできるほか、本社にて蓄積することで、KPIの設定や人事考課への反映にも活用可能だ。
2015年06月09日三菱航空機と三菱重工業は6月8日、次世代のリージョナルジェット機であるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機初号機による走行試験(Low Speed Taxiing Test)を県営名古屋空港(愛知県豊山町)で開始した。Taxiing(タキシング)は航空機が自らの動力で地上を移動するもので、航空機は離陸前と着陸後の移動をほとんどタキシングによって行う。今回の走行試験では、低速自走状態における制動確認およびステアリングによる方向制御の確認を実施する。三菱重工業と三菱航空機は現在、9~10月の初飛行を目指し、各種地上試験や量産段階への移行準備など一体となった事業展開を進めている。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年06月08日「ぴあ」調査による2015年6月5日、6日のぴあ映画初日満足度ランキングは、実話を基にした感動作『奇跡のひと マリーとマルグリット』がトップに輝いた。2位に日本でも大人気の俳優パク・シフが主演を務めるラブ・ストーリー『君の香り』が、3位に大川悦生による児童文学を映画化した『おかあさんの木』が入った。その他の写真1位の『奇跡のひと…』は、ヘレン・ケラーと同時代に生きた、聴覚、視覚にハンディキャップを抱えた少女マリーと、彼女を教育したシスターマルグリットの実話を基にしたヒューマンドラマ。出口調査では30代から70代の観客から「人を愛することの大切さ、皆の心にあるだろう優しさ、そういうものを強く感じ、様々な感情がこみ上げてきた」「シスターがどのように“死”という抽象的な概念を教えていくのか、とても興味深く観た」「人間は、学ぶことによって本質的な部分も変えることが出来るんだなと思った」「言葉による説明だけでなく、触れることで別の学びがあり、世界が広がるということに感銘を受けた」「とにかく感動した。愛情と根気がなければ絶対に成し得ないこと。演技も上手で本当に感動的だった」という声が寄せられた。2位の『君の香り』は、上海を舞台に、偶然出会った相手と一緒に暮らすことになった、韓国人の青年と、中国人女性との国境を越えた恋模様を描く中韓合作映画。観客からは「いつもはワイルドなイメージがあるパク・シフの、キュートな甘さが全開でステキだった」「ハッピーエンドなところがよかった。庶民的な役を演じるイメージがなかったので新鮮だった」「ふたりの心情の変化が繊細に描かれていて、相手の女性に感情移入できた」「等身大の彼らしい役柄は観ていて微笑ましかった。切なさのあるストーリー展開もよかった」「60代に愛と夢を与える映画」など女性から熱い支持を集めた。(本ランキングは、6月5日(金)、6日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年06月08日デニーズは9日、ふわふわの食感と繊細なくちどけが楽しめる「純氷かき氷」をデニーズ店舗で販売開始する。○ふわふわ食感と繊細なくちどけ、こだわりの"純氷"使用同商品は、逆浸透膜でろ過した非常に純度の高い水をゆっくりと時間をかけて凍らせた純氷を使用した「かき氷」。まるで新雪のようにふわふわの、氷選びからこだわった自信作となっているという。純氷は、水の不純物を99.5%(平均値)カット。水分子1つと穴の大きさがほとんど変わらない逆浸透膜で水をろ過し、非常に純度の高い水を氷に使用している。また、家庭用冷蔵庫では低温で急速に氷を作るが、同商品は、マイナス12℃で48時間かけてじっくり氷を作っている。時間をかけて作った氷は気泡が少なく、均等に氷の結晶体が並ぶ。この氷をかき氷に仕立てると、ふわふわで繊細なくちどけのかき氷になるという。パイナップルの濃厚クリームとフレッシュフルーツの「氷 パインフルーツ」は、山盛りの氷にフレッシュパイナップル、キウイ、バナナ、オレンジ、ラズベリーなど、フルーツをふんだんに盛り合わせたリッチなかき氷。価格は699円(税込)。つぶつぶの果肉入りいちごソースの「氷 いちご」は、子供にも人気の定番フレーバー。果肉感を残したソースでいちごの甘い香りと豊かな風味を楽しめる。価格は494円(税込)。北海道産あずきと京都産宇治抹茶のソースの「氷 宇治抹茶金時」は、抹茶らしさを追求した大人向けのかき氷。抹茶の苦味はしっかり感じつつ、上品な甘さに仕上げた。価格は594円(税込)。佐野プレミアムアウトレット店ほか、一部店舗では販売しない。また、一部メニューの仕立て、価格が異なる店舗がある。
2015年06月05日サンコーは1日、ペルチェ素子を使用した「USBポータブル除湿機」を発売した。サンコーレアモノショップでの税込価格は6,980円。「USBポータブル除湿機」は、USB端子からの給電で動作する除湿機。サイズもコンパクトなので、押し入れや靴箱などの狭い場所にも設置することができる。電源アダプタは付属しないが、市販のACアダプタ、シガーソケットアダプタ、モバイルバッテリーを利用可能。容量8,000mAhのモバイルバッテリを使用した場合、約6時間連続可動する。除湿方式はペルチェ式を採用しており、3日間で約500ml(気温30度、湿度80%)除湿できる性能を持っている。動作音は約48dbとほぼ図書館並みの静音設計。クローゼットや押し入れで閉め切って使用する場合は、ほとんど動作音が聞こえないという。本体サイズはW150×H225×D130mm、重量は930g。電源はUSBバスパワー、消費電力は5W。タンク容量は500ml(満水時自動運転停止機能付き)。約115cm長のUSBケーブルが付属する。
2015年06月02日楽天リサーチは5月29日、「中古品の売買」に関する意識調査の結果を発表した。期間は5月21日~24日。対象は20代~60代の男女1,000名。1度しか使用されてない中古品で「安くても購入しない」の中での最多は、「下着」(82.4%)という結果となった。○「下着」、82.4%が「安くても購入しない」1度しか使用されてない中古品を、定価の何割引であれば購入するのかを商品別に聞いた。調査結果によると、「DVD」「書籍」においては、約5割引きであれば購入につながることが多いことがわかった。さらに、「Tシャツ」「スカート、ズボン」などの衣服においては、約6割引であれば、購入する人が多いという結果となった。一方、「安くても購入しない」の中での最多は、「下着」(82.4%)。続いて「水着」(78.5%)、「香水」(54.4%)、「靴」(53.1%)となり、それぞれ半数以上を占めた。また、「腕時計」(31.2%)についても、約3人に1人が「安くても購入しない」と答えている。
2015年06月02日「ぴあ」調査による2015年5月29日、30日のぴあ映画初日満足度ランキングは、河瀬直美監督、樹木希林主演のヒューマンドラマ『あん』がトップに輝いた。2位にダライ・ラマに迫ったドキュメンタリー映画『ダライ・ラマ14世』が、3位に人気コミックを綾野剛主演で実写化した園子温監督の新作『新宿スワン』が入った。その他の写真1位の『あん』は、ドリアン助川の同名小説を原作に、どら焼き屋で働きはじめた老女と、周りの人々の心の通い合いを繊細に描いた人間ドラマ。観客からは「淡々と日々の生活を描いた作品だったが“生きている”とはどういう事か、ハートに響く」「台詞や説明が少ないのに、伝えたいことが伝わってきた。メッセージ性は強いが説教くさくなくていい」「特別なことをしなくても、そのままでいいんだよ、と伝えているような作品」などのコメントが寄せられた。中でも樹木希林については「樹木さんの素晴らしい演技に涙が出た。ハンセン病についての歴史も知ることができてよかった」「樹木さんの演技が素晴らしい。終盤での彼女の姿は痛ましいほど真に迫っていて、胸を突かれた」など絶賛する声が相次いだ。2位の『ダライ・ラマ14世』は、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ法王14世に焦点を当てた記録映画。出口調査では「凄い人なんだなと改めて感じ、“存在”が素晴らしいと思った」「いろいろな問題があるけれど、結局は自分自身で考えて答えを出すしかないんだなと、改めて気付かされた」「ダライ・ラマのなんとも言えず和やかな姿、その人物像が印象的だった」「“心”というものを上手くつたえている映画。本当に大切なものは何か?考えさせられた」などの感想が寄せられた。(本ランキングは、5月29日(金)、30日(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)2015 映画『あん』製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/MAM/ZDF-ARTE
2015年06月01日J.D.パワーは5月25日、「2015年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。顧客満足度の調査では、UQ WiMAX(532ポイント)が2位のNTTドコモ(529ポイント)を僅差で上回り首位。au(524ポイント)が3位に続いた。UQ WiMAXが首位となったのは今回で3回目で、調査開始して一度も首位を明け渡していない。利用者からは「各種費用」が優れている点で特に評価されている。なお、上位3社の総合満足度のポイント差は縮まる傾向にある。首位~3位までのポイント差は2014年が18ポイントであったが、2015年は8ポイントとなった。顧客満足度は4つの要素で構成されている。各要素の総合満足度への影響力は、「通信品質・エリア」(41%)、「各種費用」(24%)、「端末・オプションサービス」(25%)、「手続き・サポート対応」(11%)の順となった。利用者の満足度は、ネット接続に関する不具合、通信量が上限を過ぎたことで起こる速度制限などによって大きく左右している。速度制限を経験した利用者は満足度が低くなるだけでなく、モバイルデータ通信サービスの利用意向も低くなる傾向がある。同社は、速度制限などで継続利用の意思が低下することから、事業者が速度制限の撤廃などメイン回線としての利用に耐えうるサービス提供をしていくことが重要だと指摘している。調査は、データ通信専用端末の個人利用者を対象にモバイルデータ通信サービスの満足度および利用実態を調べたもので今回が3回目。2015年3月にインターネット調査を実施し、合計2750人から回答を得られた。
2015年05月26日MMD研究所が21日に公開した、「2015年5月格安スマホ利用者の満足度調査」結果によると、格安スマートフォンユーザーの約6割が、利用しているMVNOサービスに「満足している」と回答した。また、サービス別で最も満足度が高かったのは「IIJ mio」だった。同調査は、事前調査により利用者の多かった5社のMVNOサービスのSIM利用者、各250人ずつ、計1,250人を対象に行われた。対象となったMVNOサービスは、「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)、「IIJ mio」(インターネットイニシアティブ)、「BIGLOBE LTE/3G」(ビッグローブ)、「楽天モバイル」(フュージョン・コミュニケーションズ)、「b-Mobile」(日本通信)となっている。各サービス利用者に、自信が利用している格安スマートフォンの満足度を聞くと、全体で61.2%の利用者が「満足」(やや満足を含む)と回答した。サービス別の満足度では、「IIJ mio」が70.8%で最も高く、次いで「OCN モバイル ONE」が65.2%、「BIGLOBE LTE/3G」が62.0%、「b-mobile」が54.8%、「楽天モバイル」が53.2%という結果になった。格安スマートフォン利用者が、購入時に重視した点、今後重視する点についても調査。購入時に重視した点で最も多かったのは「月額料金の安さ」で76.4%が回答した。2番目は「通信速度の早さ」で34.2%の利用者が回答した。今後重視する点については、購入時と同様に「月額料金の安さ」と73.0%の利用者が回答し、最も多かった。続いて、月額の利用料金について質問すると、「1,000円以上2,000円未満」と回答した利用者が29.5%で最も多く、次いで「1,000円未満」が19.7%、「2,000円以上3,000円未満」が16.0%だった。これらの回答を平均した月額利用料金は2,961円だったという。また、1カ月の平均データ通信量について聞くと「2GB未満」が24.7%で最も多かった。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月22日「ぴあ」調査による2015年5月15日、16日のぴあ映画初日満足度ランキングは、韓国で歴代2位の動員を記録した大河ドラマ『国際市場で逢いましょう』がトップに輝いた。2位に人気アニメを実写と融合させた劇場版『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!』が、3位に人気コミックの最終エピソードを描いた劇場アニメーション『蟲師 特別編「鈴の雫」』が入った。その他の写真1位の『国際市場で逢いましょう』は、激動の時代を生き抜いた主人公ドクスの波乱に満ちた生涯を描く一大叙事詩。ファン・ジョンミンが主演し、『TSUNAMI -ツナミ-』のユン・ジェギュン監督がメガホンを執った。劇場には10代から70代までの観客が来場しており、出口調査では「思い出すだけで涙が出てしまう」「号泣した」という声が続出。「日本人が知らない韓国の現代史が描かれた作品で、家族の強いつながりに感動した」「自分の父親から戦争の話を聞いていたので、主人公と親の姿が重なった。国は違うけれど庶民的な立場から共感を持って観ることができた」「主人公は自分より少し上の世代だったが、こんな経験を下の世代にさせられないという強い言葉に感銘を受けた」「この映画で描かれた長年の歴史があって今があることを忘れてはいけないと思った」などの感想が寄せられた。2位の『スポンジ・ボブ…』は、海底都市ビキニタウンを飛び出したスポンジ・ボブと仲間たちが大冒険を繰り広げる劇場版。子どもたちからは「すっごくおもしろかった!もう一回みたい!ボブとパトリックが好き」「最後が一番笑って、楽しかった!サンディが好き!」「ボブたちが変身したところがおもしろかった」など大好評。劇場には、子どもと一緒に鑑賞した親のほか、『スポンジ・ボブ』Tシャツやグッズを身につけたファンの姿も見られ、「アニメと実写の融合がおもしろかった。時々、子どもの笑い声があがっていて可愛かった」「今回はチームワークがあって、脚本が大人向けになっている」「アニメと実写の融合は不思議な感じで、ボブたちと海賊のストーリー上でのつながりにもこだわりを感じた。大人でも楽しめる痛快なストーリーだった」などの声が寄せられた。(本ランキングは、5月15日(金)、16日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年05月18日日本KFCホールディングスグループの日本ケンタッキー・フライド・チキンは14日、サクサクした食感のチキンメニュー「さくさくケンタッキー」を発売した。○衣の粉の配合を工夫しサクサクに同商品は、国内の登録飼育農場で独自の飼育方法により育てた「国内産ハーブ鶏」を使い、サクサクの食感になるよう衣の粉の配合を工夫した商品。価格は1ピース260円。またセットメニューとして、「2ピースさくさくケンタッキーセット(さくさくケンタッキー2ピース、フライドポテト(S)1個)」(700円)、「4ピースさくさくケンタッキーパック(さくさくケンタッキー4ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個)」(1,290円)、「6ピースさくさくケンタッキーパック(さくさくケンタッキー6ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個、ビスケット1個)」(1,810円)、「4ピース食べくらべパック(さくさくケンタッキー2ピース、オリジナルチキン2ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個)」(1,270円)、「6ピース食べくらべパック(さくさくケンタッキー3ピース、オリジナルチキン3ピース、フライドポテト(S)1個、コールスロー(S)1個、ビスケット1個)」(1,780円)も用意する。※価格はすべて税込価格
2015年05月15日不動産ビックデータを所有するスタイルアクトはこのほど、マンション入居時に引越し会社を利用した人に対し、引越し会社の満足度調査を実施し、結果を公表した。同調査は3月16日~23日、同社運営サイト「住まいサーフィン」の登録会員へのアンケートにて実施。有効回答数は、490(ランキング対象はサンプル数が20件以上の会社)だった。○総合満足度ランキング、1位は日本通運に引越し会社の総合満足度1位は「日本通運」(76.6ポイント)となった。2位は「アリさんマークの引越社」(74.3ポイント)、3位は「アート引越しセンター」(72.8ポイント)が続く。○引越し費用、ファミリーのベーシックプランの目安は12万強引越し費用は、移動距離や荷物の量、プラン、時期など様々な要因で変化する。ベーシックプランで2人以上での引越しの平均費用は、移動距離が「同一市区町村内(~15km未満)」だと平均12万200円、「同一都道府県内(~50km未満)」では12万5500円、「同一地方内」は13万4400円となった。移動距離50km以上と未満で費用差が大きくなる傾向がうかがわれる。また、家族2人以上で同一市区町村内へ引越しした場合、「梱包のみおまかせ」すると25~30万円程度まで費用が跳ね上がる。「梱包も荷ほどきもおまかせ」すると、ベーシックプラン(平均12万円)の約4倍、40~45万円程度になる結果となった。ちなみに同一都道府県内への引越しも「梱包のみおまかせ」で30~35万円、「梱包も荷ほどきもおまかせ」は50万円以上と費用は大幅に増加しており、移動距離よりプランのほうが費用への影響が大きい。○3~4月のオンシーズンは、費用が35%増しに時期による費用比較では、3~4月のいわゆる引越しのオンシーズンは14万4,500円と、それ以外の時期(平均10万6,000円)より35%割高となった。特に3月の費用は15万3,500円となっている。引越し時期の制約が無ければ、この時期を外して引越しすると費用を安く抑えられる。
2015年04月23日「1本満足バー」シリーズから新発売と2品リニューアルアサヒフードアンドヘルスケア株式会社は、今春、好評発売中の栄養調整食品「1本満足バー」シリーズより『1本満足バーバナナタルト』を4月6日(月)より全国で新発売する。また、『1本満足バーチョコタルト』と『1本満足バーチーズタルト』をリニューアルし4月6日(月)から全国で同時発売する。働く社会人を応援「夕方からの頑張りに!」がコンセプト「1本満足バー」ブランドは、「夕方から夜にかけて手軽においしく小腹を満たしたい」という間食ニーズに対応した、バータイプの栄養調整食品だ。シリアルをチョコレートでコーティングした「シリアルタイプ」と、しっとりしたケーキとビスケット生地を合わせた2層仕立ての「タルトタイプ」の2タイプで商品展開している。同シリーズは2006年の発売以来、「おいしさ」と「食べ応え」の2つの満足を両立した設計で支持を得ており、2012年4月には累計出荷本数が1億本を突破し、2014年の年間売上金額は前年比122%と好調に推移している。ビスケット生地のサックリ感をアップ新商品の『1本満足バーバナナタルト』は、バナナと相性の良いチョコチップと食感の楽しいクルミをアクセントに加え、バナナピューレを練りこんだしっとり濃厚なバナナケーキとサックリとしたビスケット生地を組み合わせた2層仕立てが登場した。リニューアルした『1本満足バーチョコタルト』は、チョコレートと相性の良いクルミを、アクセントに加え、チョコチップを練りこんだしっとり濃厚な味わいのチョコレートケーキとビスケット生地の2層仕立ての組み合わせ。『1本満足バーチーズタルト』は、さわやかな酸味のブルーベリー果肉をアクセントに加え、クリームチーズを練りこんだ濃厚なチーズケーキとビスケット生地を組み合わせた2層仕立てで、どちらもより食べ応えのある味わいに仕上げた。こんにゃく由来の水溶性の食物せんいで「こんにゃくマンナン」とも呼ばれるグルコマンナンが満腹感をサポートし、5種のビタミン(V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.E)を配合し栄養をサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・アサヒフードアンドヘルスケア株式会社ニュースリリース
2015年03月31日「ぴあ」調査による2015年3月20日、21日のぴあ映画初日満足度ランキングは、連載中の人気コミックスを山田涼介主演で実写化した『映画 暗殺教室』がトップに輝いた。2位にグルメコンテストに出場することになった高校生6人の甘酸っぱい青春を描いた『あしたになれば。』が、3位に年老いてなおフルマラソンに挑もうとする主人公と、それを支える妻や仲間たちの人間模様をドラマチックに綴る『陽だまりハウスでマラソンを』が入った。その他の写真1位の『映画 暗殺教室』は、有名進学校の担任教師として突然やってきたタコ型の謎の生物“殺せんせー”と、政府から“殺せんせー”暗殺任務を託された生徒たちの交流を描いた作品。出口調査では「原作の世界観をよく表現していた。薄くなったり早く動いたりする殺せんせーがとっても可愛くって、あり得ない設定だからこそ楽しかった!」「主要生徒はもちろん、台詞のない生徒たちのビジュアルも原作マンガに近くてすごいなと思った」など、原作ファンから高評価が寄せられる一方で、原作未読の観客からも「楽しくてテンポがいいので時間が短く感じた。ラストの鉄塔のシーンはハラハラドキドキした。原作をこれから読みたい」という声があがった。また「山田涼介は潮田渚のイメージにピッタリ!」など、熱いコメントが多く、10代、20代の女子から圧倒的な支持を集めた。なお、本作は全国312館で封切られ、週末の動員ランキング(3月23日付け:興行通信社調べ)でも首位に立っている。2位の『あしたになれば。』は、大阪府南河内のぶどう畑に囲まれた郊外を舞台に、町おこしのためのグルメコンテストに出場することになった高校生たちの奮闘を描く青春映画。出口調査では「手をつなぐシーンが印象的で、青春っていいなぁって思った」(16歳)、「自分と照らし合わせて親近感がわいた。食べ物がたくさん出てきてどれもおいしそうで、特にドーナツが食べたくなった」(18歳)、「恋愛の甘酸っぱさや可愛らしさが描かれていて、学生たちのリアルな姿を観ているようだった」(32歳)、「可愛らしさと優しさのある映画で、私まで優しい気持ちになれた」(45歳)などの感想が寄せられた。調査結果によると10代から50代まで年齢層の偏りなく支持を集めており、今後、口コミなどで幅広い層の観客が足を運ぶことが期待できそうだ。(本ランキングは、3月20日(金)、21日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年03月23日東急ハンズは3月6日、東急ハンズアプリを使用し商品を購入できるバーチャル自販機を、期間限定で東京都・新宿駅と大阪府・大阪駅に設置することを発表した。同キャンペーンは、フィジカルな店舗と同様の臨場感を持ちつつ、ECとリアルな売場の中間を意味する「3rdプレイス的売場」の可能性を模索する取り組みの1つとなる。バーチャル自販機では、自販機のボタンに設けられた商品バーコードを、東急ハンズアプリにて読み込むことで実際に購入できるほか、キャンペーンコードを読み込むことで、ハンズクラブカードポイント 10ポイントを獲得することが可能。獲得したポイントは、500ポイント(500円分)単位にて商品購入時の割引分として利用することができ、300ポイントではオリジナルグッズと交換することができる。なお、同販売機にて購入できる商品は、ステーショナリーやキッチン、クリーニング、ビューティー&ヘルスケア、サイエンス、トラベル&バッグ、インテリア&D.I.Y.、バラエティ、セーフティ(防災・防犯グッズ)の9カテゴリ。ただし、大阪駅では4カテゴリとなる。同キャンペーンは、3月16日(月)~22日(日)までの期間限定で開催。自販機の設置場所は、東京メトロ丸ノ内線 新宿駅のメトロプロムナードと大阪駅 中央口中2階通路の2箇所だ。○東急ハンズアプリとは東急ハンズアプリは、ポイントカードとなる「ハンズクラブカード」のデジタル版として、ポイントの貯蓄や使用ができるほか、商品を購入し自宅まで配送する機能(EC)や、商品取り寄せ機能、ほしいものリスト機能、商品検索機能、クーポンの受取機能などを提供する。
2015年03月06日