ポケモンは、1日未明、香川県ヤドン研究センターから800匹のヤドンが逃げ出したことを公表した。現在、所員が懸命に捜索活動を行っているという。人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するヤドンは、「まぬけポケモン」に分類され、体調1.2mで重さは36kgほど。しっぽから甘みが染み出る特徴があり、あくびをすると雨が降ると言われている。発行された号外によると、古くから干ばつによる水不足に悩まされていた香川県が、ヤドンの雨を降らせる特性に注目。極秘で52年前から無人島で飼育を行っていた。しかし最近では、香川県が別の取り組みにより水資源の確保を達成したことにより、しっぽに含まれる甘味成分に研究がシフト。先日、香川名産の和三盆や希少糖に続く新たな甘味料である「ヤドコース」を開発し、その矢先の脱走だったという。同研究センターの松下壮輝主任研究員は、「これまでヤドンによるプロジェクトの存在を伏せていたこと、ならびに、今回の事態を招いたことを深くおわび申し上げます」と陳謝するとともに、捕獲への協力を求めている。また、ヤドンはおとなしい生き物だが、念のため、追いかけ回すなどして興奮させないように注意を呼びかけている。現在、Twitterで目撃情報を募集しており、ハッシュタググ#sanukiyadonで寄せられた目撃情報は随時、香川県公式観光サイト「うどん県旅ネット」に掲載されるという。実はこちらは、香川県の名物「うどん」と「ヤドン」をかけたエイプリルフール企画。県の魅力をPRするキャンペーンの一環として行われている。(C)Kagawa Prefecture Tourism Association ALL RIGHTS RESERVED.(C)2015 Pokémon. (C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
2015年04月01日●昆虫サイボーグ 佐藤裕崇博士をご存知だろうか以前に取り上げた"昆虫サイボーグ"の第一人者、佐藤裕崇 博士の研究が第2フェーズに入っている。前回のレポート時点ですでに、電気信号による飛行の開始・停止・左右の旋回について実現していたが、現在は、「飛行ルートの自動制御」や「肢(あし)の制御」「昆虫体液を利用した発電システムの開発」に取り組んでいる。「私が研究者のうちにすべて達成して実用に至るのは難しいかもしれないが…」と謙遜する佐藤氏だが、基礎研究に専念していた段階から、実用に向けた周辺技術の研究へと早くも対象範囲を広げている状況だ。彼は、自身の描く、災害現場で活躍する昆虫サイボーグ、レスキュー支援ツールとしての昆虫サイボーグ、に向けて急速に歩を進めている。では、佐藤氏は具体的にどういった研究に取り組んでいるのか、本稿では氏の話を元に簡単にご紹介する。○わずか9ヶ月で昆虫制御に成功まずは、佐藤氏のこれまでの研究についておさらいしておこう。佐藤氏が、"昆虫サイボーグ"の研究を開始したのは2007年1月のこと。それまで早稲田大学 理工学部で応用化学を専攻していた彼だが、DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防高等研究計画局)の「HI MEMS (Hybrid Insect Micro Electro Mechanical Systems)」プロジェクトに参加したミシガン大学電子工学科(当時 / 2008年よりカリフォルニア大学バークレー校電子工学科に移動) Michel M. Maharbiz教授の研究室に移籍。昆虫を活用したMAV(Micro Air Vehicle)の開発に取り組むことになった。生物学の経験が一切ない佐藤氏だったが、昆虫飼育を趣味とする風習のない米国人に比べると昆虫の扱いに長けており、加入当初から研究をリードする立場に。昆虫の習性や体の仕組みを勉強しつつ、対象の昆虫の種や電極の埋め込み箇所などについて検討しながらノウハウを積み重ね、研究開始からわずか9カ月後の2007年10月には以下の動画のように昆虫を制御できるようになった。左右の旋回は翅の筋肉を刺激して実現している。また、昆虫が明るいものに向かって飛んでいくという習性に着目し、眼の神経を刺激して飛行開始・停止を可能とした。なお、佐藤氏は、カリフォルニア大学バークレー校から、2011年にシンガポールのNanyang Technological Universityの機械航空工学科に移籍。Assistant Professorという立場で、博士6人、修士1人、学部生9人を抱える独立した研究室を運営している。○3Dモーションキャプチャを活用して信号強度を自動調整本稿の冒頭でも紹介したとおり、現在、佐藤氏が特に力を入れて取り組んでいる研究は大きく分けて、「飛行ルートの自動制御」「肢の制御」「昆虫体液を利用した発電システムの開発」の3つである。これらのうち飛行ルートの自動制御とは、飛行ルートからのずれをセンサーが検知し、電気刺激となる入力信号を変化させて、ずれを自動で修正するというもの。これまでは、昆虫の位置を目視で確認しながら人間の感覚で入力信号を調整するという方法で電気刺激の効果をテストしていたが、これを飛行位置の変化量を測定しながら自動でコントロールするイメージである。専門用語で言うと、「オープンループコントロールからフィードバックコントロールに移行し、飛行の精度を向上させる」(佐藤)という内容だ。「MAVは重量が小さいので、外部から受ける影響がとても大きいです。我々には心地よいそよ風でも、MAVにとっては大嵐で、大きく航路がずれることはもちろん、程度によっては姿勢が安定せずに墜落してしまいます。昆虫を使えば、昆虫自身が持つ制御機能により安定した姿勢で飛行を行うことができます。けれども、航路のずれは生じるため、ずれを検知して適切に昆虫を刺激してずれを補正する必要があります。レスキュー支援において、使用者がサイボーグ昆虫の行方をずっと見守るわけには行きません。自動でずれを補正して安定した航路を取り目的地に到着させる、そのための制御システムとしてフィードバックコントロールは不可欠です」(佐藤氏)フィードバックコントロールには、ハリウッド映画などで使われる3Dモーションキャプチャシステム(俳優の動きを記録するシステム)を活用している。この計測システムで飛行位置をリアルタイムで記録し、航路のずれと入力信号の値を比較しながら、信号強度を調整して、安定した航路を取る検討をしているという。「フィードバックコントロールはロボット工学では珍しくない技術ですが、通常のロボットに比べてサイボーグ昆虫では、昆虫自身が発する動きがエラーに加味されることが興味深い点です。また、信号が弱いと筋肉は全く反応しませんが、かと言って極端に強い信号を与えれば筋肉を傷めてしまいます。通常のロボットに比べて信号強度の適用範囲が狭く、ちょうど良い塩梅の信号をみつける必要がありますね」(佐藤氏)MAVとしては、1年前にハーバード大学が指に乗るくらい小さな飛行ロボットを開発し、ホバリングに成功しているが、とても非力で小さな電池さえも搭載できない。そのため、信号入力のためのケーブルが必要で、無線飛行は実現していない。また横風などの外乱の影響が大きく、実用化には先が長そうである。「電池を載せても横風を受けても安定して飛行できる昆虫の能力と我々の無線システム、これらにフィードバックコントロールを加えて、長時間、長距離に渡って安定して制御可能な飛行体を実現します」と佐藤氏は語る。●飛行と歩行の制御が実用化の鍵○ワイヤー72本を減らす工夫を模索肢の制御に関しては、「飛行に次いで大事な研究」と佐藤氏は強調する。「サイボーグ昆虫の目的はレスキュー支援です。例えば災害地、瓦礫の下の捜索において、人間や救助犬では入り込めない狭い場所でも、体の小さい昆虫なら内部に入り込み、瓦礫の奥の様子を探ることができます。生存者は周囲とくらべて温度が高いので、昆虫に赤外線センサーを搭載すれば、生存者の場所や人数に関する情報を得て、無線で外の捜索部隊に届けることができます。また、昆虫にマイクを搭載すれば、生存者と捜索部隊の無線通信も可能となります。この目的を考えれば、移動手段として飛行だけでなく歩行が有力です。捜索地付近までは飛行で移動して、極端に狭い場所の内部へは歩行で侵入する、この二つの制御が可能になれば、レスキュー支援ツールとしての実用化に近づけます。ちなみに、カブトムシを使っている理由もここにあります。蛾やバッタ、ハエ、他の昆虫では翅は常に剥き出しですが、カブトムシは翅を折り畳み硬い皮膚の下に収納します。歩行での捜索中に翅を傷つける心配がありません」(佐藤氏)一昨年から今年にかけては、肢の制御に多くの時間を割いている。その結果、肢の開け/閉じのみならず、肢を伸ばす角度まで制御できるようになっている。しかし、現在の実験はまだ肢一本に留まっており、歩行が可能になるまでにはまだまだ課題が多いという。「1カ所の筋肉を動かすのにプラス(作用極)/マイナス(対極)1対の電極が必要で、1つの肢の制御には6つの筋肉を刺激する必要があり、計6対つまり12本の金属の細線を1つの肢に埋め込みます。昆虫が持つ6つの肢をすべて制御する場合、合計72本の金属細線を埋め込むことになりますね。研究室での実験だけを考えれば、72本というのは非現実的な数ではなく、できないことではありません。けれども災害地などでの実地利用では、細線が障害物に絡まることを避けるために細線を昆虫の体内や体の表面に収納する工夫が必要で、72本の細線をすべて収納することは難しそうです。また、マイコンの出力端子の数が限られていますし、歩行のためのプログラムを組む上で、出力の数が多いことは厄介です。歩行を実現するには、電極の数を減らすことが求められます」(佐藤氏)解決策として、例えば、マイナスの電極を共通に1本化することが考えられる。その場合共通となる1本の電極をどこに埋め込むかを適切に選ぶ必要がある。また、6本全ての肢を制御せず、4本あるいは2本の制御で歩行することは可能かどうか、といった案が検討されているという。「過酷な自然環境で暮らしていれば肢を失うことはありますが、昆虫はとてもタフな歩行機構を持っており、数本の肢を失っても歩くことができます。1本の肢の制御を可能にした現在では、次の段階として、2本肢での歩行制御を試みています」(佐藤氏)実は佐藤氏、次の動画のようにすでに2本肢の同時制御をテストしており、歩行の実演まではあと一歩のところまで来ている。●そして、バイオ燃料電池の開発へ○無線通信の電力確保に向け、バイオ燃料電池の開発へ3つ目の体液を利用したバイオ燃料電池の開発は、長時間の制御を実現するうえで不可欠な研究である。「昆虫の制御は、電極となる金属の細線、マイコンそしてPCが必要です。まず昆虫の筋肉に金属細線の末端を埋め込みます。もう片側の末端をマイコンの出力端子へ接続し、マイコンを昆虫に背負わせます。使用者はPCからマイコンに無線でコマンド送り金属細線を通じて筋肉へ電気信号を送ります。ただ、携帯電話を思い浮かべればわかるとおり、無線通信には大きな電力が必要です。昆虫に大きな電池を背負わすことはできませんし、どんな大きさの電池を使うにしても電力量に限りがあります。研究室なら使用者が電池を充電すればいいですが、災害地の屋外利用で同じことを行うことはできません。何かしらの発電機能をサイボーグ昆虫に付加して、電池を充電するシステムが必要です」(佐藤氏)現在の実験では、連続してコマンドを行える通信モード(携帯電話の通話状態に相当)で約30分、スリープモード(携帯電話の待機・無通話状態に相当)にした場合でも1晩程度で電池を使い果たしてしまう。実験を効率的に行うため、佐藤氏の研究室では、任天堂Wiiのリモコンをサイボーグ昆虫の制御に用いることにした。Wiiのリモコンには持ち手の動作を検知するセンサーが備わっており、これをうまく利用している。飛行実験中は実験者がリモコンを手にしており、この状態をWiiリモコンが検知して自動的に通信モードが起動する。一方で、実験者が飛行実験を中断してリモコンを置くと、その状態が検知され、自動的にマイコンがスリープモードに切り替わるというものだ。このように電力量を節約して効率的に実験が行える工夫をしているが、災害地での捜索活動などを考えると、連続して利用できる時間を延ばさなければならない。「理想は、現在実験に"協力"してもらっている昆虫ウガンデンシスの寿命と同じ3ヶ月程度まで電力を維持できること」(佐藤氏)と言い、そのために昆虫の生体反応を利用した発電機構を検討している。「昆虫の体液を利用したバイオ燃料電池に関しては、いくつかの大学で研究が進んでいます。一般に、燃料電池には二つの電極が必要で、バイオ燃料電池では、一つの電極には酵素を固定し、昆虫の体内にある糖分のトレハロースやグルコースを酵素の力で分解して電子を得ます。その電子がもう片側の電極で酸素を還元します。酵素の固定や活性を維持するための工夫や、酸素還元用のナノ粒子触媒の開発が必要です。化学を専攻していた学生当時の知識や経験が活きています」(佐藤氏)燃料電池用の触媒開発の研究に取り掛かった佐藤氏は、自身の所属学科が現在は機械航空工学科であることから、化学を専攻していない学生でも簡単にナノ粒子の合成を行える方法を考えていた。そして着想したのが、電極を水溶液に漬かすだけ、という非常にシンプルな方法であった。「白金や他の金属の合金をベースにしたナノ粒子が日々開発されており、組成や構造を変化させた多種多様な触媒が提案されています。とても高い活性の触媒が開発されていますが、合成に当たって、高温・高真空が必要であったり、合成のステップが多く複雑、もしくは合成に時間がかるなどの問題があり、多くは実用化が難しいです。私の研究室でもナノ粒子触媒を手掛けたい。けれども、大学院生ならともなく、機械航空工学科の大学生が複雑な化学合成を扱うのはハードルが高い。何かシンプルに合成する方法を見つけて、化学初心者でも楽しめる実験にしようと考えていました。方法がシンプルであれば工業的に実用化し易いですしね。考えの末に着想したのが『Stepwise Electroless Deposition』です。大層なものに聞こえますが、何のことはない、電極を10秒程度、二つの溶液(還元剤・金属イオン)に交互に浸けるという作業を数回繰り返すだけ。高温も真空も必要ありません。5分~10分で終ります。合成法は至極シンプルですが、溶液の種類や濃度を変えるだけで劇的にナノ粒子の形や触媒活性が変わるのでとても面白いです。あまりにシンプルな方法なので、合成用の簡単なロボットも作ってみました。機械専攻の学生なら比較的簡単に設計して製作できるだろうということでやってみました。このロボットのおかげで人為的エラーの少ない実験ができます」(佐藤氏)このように佐藤氏は、化学実験を行うに当たってデメリットであった機械学科の所属という状況を悲観せず、そのことを動機として、工業的な実用化にも通じるシンプルな合成法を着想するなど、ポジティブな思考の持ち主といえる。一方で、機械学科であるメリットを巧みに利用して、合成ロボットを手掛け、化学実験の効率化と高精度化を図っており、その発想力と行動力は目を見張るばかりである。合成したナノ粒子触媒は燃料電池として優れた性能を示している。実際に昆虫で試すのはこれからの段階だが、触媒活性の値を見る限り、十分に期待できる結果だという。以上、簡単ではあるが、佐藤氏の現在の研究内容を紹介した。当初は夢物語かSFに聞こえた昆虫の制御を、かなりのスピードで進めている。実用化を進めるうえでは、深い洞察に加えて、多くのジャンルをまたがった広い知識が必要になるが、化学の分野で研究を重ねた後に生物学、電子工学、機械工学へと進んだ佐藤氏はこうした条件を満たした人物と言えるだろう。クリアしなければならない障害がまだまだあるが、今後が楽しみな研究である。
2015年03月09日宮下企画の運営する「米とサーカス」(東京都・高田馬場)では2月8日~14日、来店した先着35名に特製の「昆虫チョコ」をプレゼント配布する。栄養価の面から未来食として注目されている「昆虫食」を気軽に体験してもらう狙い。メニューとして人気の高いイナゴの佃煮を使用し、野菜など3種の味のかわいらしいスイーツに仕上げている。同店では、イナゴ・蜂の子などの昆虫ほか、鹿・熊・猪など人や農作物に危害を加えるとされる「害獣」を食材として取り扱っている。飽食の時代とされる現代で、自然と共存できる食文化をより気軽に、多くの人に届けることをテーマとしているという。今回のプレゼントも、「あまり親しみがなく無駄にされてきた食材も、工夫次第でこんなにおいしく・楽しく食べられる!」という提案として実施される。昆虫チョコの黄色は、かぼちゃチョコ×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮、紫は紫芋×フリーズドライマンゴー×イナゴの佃煮、緑は抹茶×フリーズドライいちご×イナゴの佃煮という組み合わせとなっている。
2015年02月05日ドワンゴは1月18日、香川県高松市の「宮脇書店 総本店」にて「ニコニコ書店会議」を開催する。「ニコニコ書店会議」は、同社が運営する動画サービス「niconico」のユーザーイベントで、2014年10月1日に行われたドワンゴとKADOKAWAの経営統合を記念したキャンペーン企画のひとつ。毎年幕張メッセで開催されるイベント「ニコニコ超会議」の派生イベントとして、2014年11月から2015年3月にかけて全国10カ所で行われている。各地域に根差した書店を会場に、同サービスの人気コンテンツ 「ゲーム実況」「歌ってみた」 を体験できる来店者参加型のコーナーを展開するほか、ビブリオバトルや作家のトークショーなど書店ならではの企画も実施。イベントの模様は「ニコニコ生放送」でインターネット中継し、さまざまな企画を通じて"本屋の魅力"や"本の面白さ"を全国に発信していくという。これまで4カ所で開催され、各店舗のイベント当日の来店者数は、いずれも通常の3~5倍増となったとのこと。今回「宮脇書店 総本店」にて行われる同イベントには、プロゲーマー・梅原大悟氏をはじめ、コミック『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』の原作者・折笠格氏と作画・西出ケンゴロー氏、ゲーム実況で活躍するM.S.S Project、「踊ってみた」で活躍する"めろちん"などが登場。また、来店特典として、高校生(18歳)以下の人には「1年間プレミアム会員券」を配布する。なお、今後は茨城県守谷市の「WonderGOO 守谷店」や、愛知県岡崎市の「いまじんウイングタウン岡崎店」などで開催予定。
2015年01月16日TBSドラマ「流星ワゴン」の完成披露試写会が1月10日(土)に都内で行われ、時空を超えた親子を演じる西島秀俊と香川照之が出席。西島さんは「20年くらいのお付き合いで、この3年はほぼ一緒(笑)。すっかり顔も似てきて、(親子役の)役作りは完璧」と語った。一方、“父親”役の香川さんは「さすがはワシの息子とうなってしまった」と“息子”西島さんの演技を絶賛。2人は同局の「ダブルフェイス」「MOZU」と共演が続いており、「ずっと一緒だったのは、親子役を演じるためだったのかな」(香川さん)と感慨しきりだった。直木賞作家・重松清のベストセラー小説を原作に、様々な家族関係を軸に描く“人生の再生”と“家族愛”の物語。人生に行き詰った真面目な会社員・永田一雄(西島さん)が、確執を抱える父の忠雄(香川さん)とともに時空を超えるワゴンに乗り込み、家族が破綻してしまった過去をやり直そうとする。この日、来場者と一緒に第1話を鑑賞した西島さんは「感動して泣いてしまいました。出演できて良かったです」と感無量。「ぜひ日曜の夜、家族みなさんでご覧になって、いろんなことを話したり、考えたりしてもらえれば」とアピールした。社会現象ともなった「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」のスタッフが再集結した本作。両作品に出演した香川さんは、「皆さん優れたスタッフさんだが、『これほど難しいドラマはない』と苦しんでいた。その姿を見ていたので、見事な第1話を見て『やっぱりさすがだな』と思った」と労をねぎらった。完成披露試写会には一雄の妻・美代子を演じる井川遥、ワゴンを運転する橋本役の吉岡秀隆も出席し「父と息子というのは、一筋縄ではいかないもの。生きる難しさが集約された物語なので、ぜひご自身の家族と重ね合わせて見てもらえれば」(井川さん)、「歴史的なドラマが生まれる瞬間に立ち会えて、鳥肌が立った。僕も泣きそうになったが、隣で西島さんが先にお泣きになっていて(笑)」(吉岡さん)と話していた。「流星ワゴン」は1月18日(日)より毎週日曜21時~TBSにて放送(初回は2時間SP)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月11日4人組ロックバンド、昆虫キッズが12月17日(水)にミニアルバム『TOPIA』をリリース。同作について、Vo/Gの高橋翔に話を聞いた。来年1月7日(水)に東京・CLUB QUATTROで行われるワンマン公演をもって、バンド活動の終了を発表している昆虫キッズ。同作を発売するきっかけについて「実は最後のライブの日にフルアルバムを出して終わりたかった。そんなバンドはあまりいないから(笑)。ただ作っていく過程で、時間の制約とかもあって形になってまとまりが良いのがこの4曲だったって感じ」と明かす。そもそも、活動を終了するバンドが新作を出すということのどこにモチベーションがあるのか、という事については「よく聞かれるんだけど、活動を辞めるって発表して、それからやるライブがいわゆる代表曲の羅列になるのが嫌だったってだけ。終わりは決まってるんだけど、5月に発売したアルバムから、バンドを次のモードに向かわせるのに挑戦したかった」と話した。収録されている4曲の歌詞については「書くときは無意識だけど、でも終わるって事が反映されているかなって思う。もちろんメロディがあって、そこに当てはまる言葉を探すっていうパズルみたいな作業はこの4曲でもそうなんだけど。でも今回は過去の自分だったら陳腐に感じて没にしてた言葉でも、曲にハマっていたら使おうって思ったのが大きい」と振り返る。また、曲については「2曲目の『象の街』は、前にライブでやった時、イントロが暗すぎて客席から笑いが起こって(笑)、それは凄くカタルシスを感じた。でも今回の4曲はサウンドの作り方も曲の世界観もそれぞれ違う表現ができて、しかも全てのバランスが良いって感じてる。作る前は、前のアルバムと地続きになるかなって予測してたんだけど、それよりもこれまでの昆虫キッズの曲が全て反映された作品になったなって。それが良いのか悪いのか分からないけど」と語った。クレヨンで書かれた男女が印象的なジャケットは「1stと2ndでもジャケットで男女が描かれているんだけど、そのストーリーに戻そうかと思って」と明かした。最後に「今回ツアーで色々な土地に行って、各地にコアからライトまでファンの人や、応援してくれたCDショップの人がいるって事を改めて実感できたのは良かった。最後のツアーだけど自分もお客さんも感傷的な雰囲気は全然無くて、むしろもう少しなってほしいって思ってるぐらい(笑)。バンドは最後まで更新して行きたいから、それを見に1月のライブはぜひ来てほしい思ってますね」と結んだ。■昆虫キッズ ミニアルバム 『TOPIA』12月17日(水)発売料金:1,000円+税■昆虫キッズ「BLUE GHOST TOUR FINAL -元気にさようなら-」日時:2015年1月7日(水) 開場19:00 / 開演20:00会場:CLUB QUATTRO(東京都)料金:前売 2,800円 (ドリンク別途必要)
2014年12月16日香川県高松市林町のサンメッセ香川大展示場で、全国のご当地うどんが味わえる「全国年明けうどん大会2014 in さぬき うどど~んと うどん県に大集合!!」が開催される。日時は12月13日~14日、10時~16時。なお、うどんブースでの販売は13日が15時30分、14日は15時まで。○うどん県副知事の要潤氏も登場同イベントでは、北海道から沖縄まで全国から集合した約30のうどんブースで「ご当地うどん」が味わえる。出品される「ご当地うどん」は、美瑛産小麦100%のうどん麺に野菜をトッピングした「美瑛カレーうどん」(北海道)、300年の伝統を誇る「稲庭うどん」(秋田県)、上州館林で古くから食べられている幅広のうどん「上州牛ひもかわうどん」(群馬県)など。そのほか、埼玉県の「熊谷うどん」、山梨県の「吉田うどん」、沖縄県の「沖縄そば」、そして地元香川県が誇る「さぬきうどん」など、さまざまなうどんが提供される。ステージイベントでは、12月13日の10時30分からうどん技能グランプリ表彰式・実演を開催。ふるさと民謡踊り、クイズ大会、シンガーソングライターmimika氏によるライブなどに続き、うどん県副知事の要潤氏によるトークショーが行われる。また、翌12月14日には「烈車戦隊トッキュウジャーショー」を2回にわたり開催するほか、「要の年明けうどんクッキングショー」「我が家の秘伝年明けうどんコンテスト最終選考・表彰」などが行われるとのこと。なお、全国の「ご当地うどん」の出汁を飲み比べて違いを体感する「全国うどん出汁飲み比べ」や、うどん作りにおける「こねる」「のばす」「切る」という一連の工程を体験できる「さぬきうどん手打教室」、小麦を石臼で挽く「小麦の石臼挽き体験」、さらに「あんもち作り体験」などのワークショップも用意されている。
2014年12月11日京都大学は11月18日、昆虫が有性生殖から単為生殖に繁殖様式を切り替える仕組みを発見したと発表した。同成果は同大学農学研究科の松浦健二教授と同 矢代敏久 特定研究員によるもので、米国科学誌「Proceeding of the National Academy of Sciences USA (PNAS)」のオンライン速報版に掲載される予定。多くの動物は卵と精子を授精させて次世代を作り出す有性生殖によって繁殖している。しかし、有性生殖はオスを作らなければならないため、メスだけで繁殖する単為生殖より効率が悪い。自分の遺伝子を残すという観点からも、オスの遺伝子を必要としない分、単為生殖のほうが有効といえる。今回の研究では、女王が有性生殖と単為生殖の両方を使い分けているヤマトシロアリに注目した。昆虫の卵の表面には、卵門と呼ばれる精子を通すための孔が開いていおり、ヤマトシロアリの卵には平均9個の卵門があるとされる。ところが、松浦教授ら計6000個の卵を調べたところ、卵門の数にばらつきがあり、一部の卵には卵門が全くないことが判明。卵の中で発育中の胚を解析した結果、卵門の無い卵は単為生殖、卵門がある卵は有性生殖で発生していることがわかった。さらに、女王が若いうちは卵門の多い卵を産み、老化と共に卵門の無い卵を産むようになることがわかったという。つまり、シロアリの女王は、通常は有性生殖によって働きアリや羽アリを生産しているが、老化して死ぬ前に卵門の無い卵を生むようになり、自分の後継女王を単為生殖で生産していることが判明した。今後、卵門の開閉というメスの形質に着目した研究がさまざまな種で行われることにより、昆虫における性の異議と単為生殖の進化の理解が深まることが期待される。
2014年11月19日香川県は10月24日、都内で「次世代に向けた希少糖の幅広い可能性と、香川でのビジネス展開」と題した希少糖に関するセミナーを開催し、希少糖の研究を長年にわたって行ってきた香川大学の何森健 特任教授がこれまでの希少糖研究の成果と今後の方向性について講演を行った。希少糖は自然界に存在量が少ない単糖(糖の最小単位)で、何森教授が名付けたことで知られ、約50種類存在している。近年、その効果から松谷化学工業が希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」の量産工場を建設するなど、希少糖に注目が集まるようになってきたが、大量生産につながる酵素が発見された1991年当時、すでに単糖各種の名前も構造も確定しており、単糖に関する研究そのものは終わったと思われていた。しかし、何森教授が発見した酵素により単糖が環状につながることが判明。「イズモリング」と名付けられたこの環状が、単糖の鳥瞰図となり、希少糖の大量生産への道が開かれたことから、地道に研究が香川県で進められることとなった。「46億年前に地球が誕生し、40億年前に糖が誕生した。そして38億年前にバクテリアが生まれた。現在の生物は自己に都合のよい果糖、ブドウ糖を選別し、残りの糖を不要とした。糖は太陽のエネルギーを受けて植物が生み出す。それを動物が食べるというサイクルだが、そこには希少糖は存在していない。しかし、それでも地球上に少ないながらも存在してきた」とのことで、なぜ役に立たないと思われてながらも細々ながら生きながらえてきたのか。本当はどういった性質を持っているのかが気になったことがここまで研究を続けてきた背景にあるという。そうしてさまざまな研究者が希少糖の研究を行った結果、隕石にも似たような糖が含まれていることなども分かってきた。また、大量に摂取すれば薬にもなるし、その効果は人のみならず、植物にも効果を及ぼすことも分かってきたという。「大量生産が可能になったということは、希少糖と生物の遭遇を意味する。起こり得なかったことが起こった。何万トンというレベルで希少糖が生み出され、さまざまなものに使われるようになる。これはある種の社会実験であり、希少糖の可能性を示すものだ」と何森教授は、これまで希少糖が使われていなかった分野に希少糖が入ると何が起こるのかを調べることが今後の研究課題だとする。「希少糖が役に立つから研究を行ってきたわけではなく、何に使えるか分からないが作ってみた、というのが最初。生物の進化では起こらないことを起こしてみて、考えても予想できないことが起こっている」と何森教授は、バイオ技術の進展によりようやくその知の集積が始まったという。その知の集積による成果として、これまで各所で語られてきたような人の健康を促進するという分野とはまったく異なる、農業や植物への利用が期待されるようになってきた。何森教授が香川大学の学内の教員に配った希少糖に出会って、希少糖と植物の兼ね合いの研究を進めてきた香川大学農学部の秋光和也 教授の成果だ。秋光教授は植物病理学の研究者で、微生物が植物に悪さをすることで病気にする仕組みなどを研究している。約50種類の希少糖を一滴ずつ植物に垂らして、影響を研究した結果、それぞれ性質が異なることが判明。その内の1つの希少糖であり、レアシュガースウィートにも含有されているD-プシコースを植物に吸わせると、一過性の成長調節作用を発揮することが発見されたという。これは、希少糖が植物に入るとリン酸化し、植物の背丈を制御するジベレリンの生産を促すシグナルの伝達経路に侵入し、その伝達を抑え込むためだということが詳細な研究から判明したが、これをうまく活用すると、例えば希少糖を吸わせている間だけ成長を止めておけるので、雑草の成長を抑える抑草剤として活用できる可能性などがあるという。ちなみに地球上には約20万種の植物があるが、ズイナという植物だけが希少糖の1種「D-プシコース」を体内で生成しているという。しかもズイナは成長抑制効果を受けずに普通に成長するという特長がある。日本にも自生しているが、栽培が難しく、香川大学が地域と協力してズイナの培養を行っているという。現在、香川県は成長戦略の中でも希少糖を5つの重点プロジェクトの1つとして掲げ、希少糖ホワイトバレープロジェクトと称して、産学官の連携による研究開発とブランドの確立を進めている。拠点化も進めており、同県知事の浜田恵造氏は、「世の中への影響を考えた場合、iPS細胞にも匹敵するものと考えている。実際、血糖値の上昇抑制や抗がん作用、アンチエイジングなどへの効果があるという研究なども報告されているが、世界中を探しても香川県だけが希少糖を作るノウハウを有しており、それが有意性となり拠点としての意義を出すことにつながる」と説明するほか、何森教授も「希少糖を作り続けることが拠点となるということ。オンリーワンの技術で作り続けることが基本的な方針になる」と援護。希少糖に興味がある人や企業や、香川県に来てもらいたいとした。
2014年11月14日日本におけるオリーブ名産地、香川県では今まさに収穫シーズン真っ只中!9月下旬から「オリーブ新漬け」用の果実の収穫がはじまり、10月下旬ごろからは「オリーブオイル」用の果実の収穫がスタートしています。香川県産のオリーブは1粒ずつ丁寧に手で収穫しているため、選りすぐりの果実から造られるオリーブオイルは国際コンテストでも高評価。おいしいうえに、美容に嬉しい影響も。まさに搾っただけのジュース! オリーブオイルの美容成分「植物油の女王」ともいわれるオリーブオイル。その特徴や健康・美容成分について、オリーブオイルソムリエの黒島慶子さんのワークショップに参加し、お話を伺いました。オリーブオイルの大きな特徴は、果実を搾っているということ。そのため種子を搾ってつくる一般的な植物油と比べて、フレーバーに個性が生まれるそう。さらに、搾ったあとに化学合成過程をまったく伴わないので、様々な栄養素が含まれています。なかでも主成分のオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)は健康への効果が高く、悪玉(LDL)コレステロールを下げる働きがあるほか、細胞膜をやわらかくして可塑性を高めることから、カラダを若々しい印象に導いてくれるとか! さらにビタミンEやβカロチン、ポリフェノールといった抗酸化物質も豊富に含み、栄養バランスに優れています。 和食にも使える!オリーブオイル活用術 >>続きを読む パンにつけるだけじゃない! オリーブオイルの美味しい活用術黒島さんいわく、オリーブオイルは単なる油ではなく、料理に香りや味をつける調味料として、幅広く活用してほしいとのこと。パンにつけたり、サラダにかけるのはもちろん、意外なところでは、豆腐や味噌汁など和食に合わせるのもアリ。とくに温かい味噌汁に少したらすと、香りが立ち上り、華やかな味わいが楽しめます。小豆島名物! オリーブの新漬け香川県産のオリーブは、主にオリーブオイルと新漬けに加工されます。新漬けとは収穫したばかりの緑のオリーブの渋みを抜いて3~4%の塩水につけたもの。ピクルスとはひと味違うおいしさにはまりますよ。新漬オリーブは、もともとは国産オリーブの老舗、東洋オリーブが元祖ですが、いまでは様々なメーカーが販売しており、小豆島の特産品に。毎年10月10日の「新漬けオリーブ解禁日」から出荷がスタートする季節限定品ですが、そろそろ売り切れのお店が出てくる頃かも? オリーブオイルはスキンケアにもオリーブオイルはスキンケアにも使えます。すでに古代ギリシャの時代には、オリーブオイルとハーブを混ぜたものがマッサージに使われていたという話も。オリーブオイルは肌の表面に薄い膜をつくり、紫外線や乾燥から肌を保護してくれるので、美肌効果も期待できます。食用のオリーブオイルをそのまま使うこともできますが、刺激が強すぎてトラブルをおこすこともあるので、肌にやさしい搾り方や加工にこだわった専用の化粧品を使うほうが安心です。井上誠耕園や東洋オリーブなどでも、オリーブを使った化粧品を販売しているのでチェックしてみてはいかがでしょう。おいしいうえに美肌にも嬉しい香川のオリーブ。12月初旬ごろからは今年の果実を使ったしぼりたてのオリーブオイルも順次お目見えするそうですよ。楽しみですね!・ 東洋オリーブ ・ 井上誠耕園
2014年11月11日4人組ロックバンド、昆虫キッズのミニアルバム『TOPIA』が12月17日(水)に発売されることが決定した。2015年1月7日(水)に東京・CLUB QUATTROで行われるワンマン公演をもって、バンド活動の終了を発表している昆虫キッズ。バンドにとって最後の作品となる同作には全4曲の収録が予定されている。また、1月7日(水)に行なわれるラストライブのチケットをプレイガイドで購入した人への特典として、彼らが5月にリリースしたアルバムのアウトテイク音源が当日会場で配布される事が決定。気になる方はご確認を。チケットは発売中。■昆虫キッズ ミニアルバム 『TOPIA』2014年12月17日(水)発売料金:1,000円+税全4曲収録予定■昆虫キッズ「BLUE GHOST TOUR FINAL -元気にさようなら-」日時:2015年1月7日(水) 開場19:00 / 開演20:00会場:CLUB QUATTRO(東京都)料金:前売 2,800円 (ドリンク別途必要)
2014年10月23日パストディオが運営する東京都・錦糸町の「カフェ&バー リストランテ アブセント」は27日、昆虫系パスタの第2弾「サソリのスコーピオンソース」を販売する。同店の昆虫系パスタ第1弾「イナゴのペペロンチーノ」は、国連が世界の食糧危機政策として昆虫食が重要だと発表したことにより、国内、海外から注目を集めたという。同店によると昆虫は、優れた栄養食品でもあり、ほかの食材に引けを取らない量のタンパク質、繊維質、良質の脂肪、必須ミネラルを含むという。第2弾となる同商品は、第1弾の好評を受け、同店店長の慶長氏が、サソリに刺された自らの経験から開発に至ったとのこと。サソリは、生で輸入され、腸を処理し、低温で30分フライし、その後1日寝かせて、仕上げに高温でフライをすることで丸ごと食べられるように調理する。また、サソリのエキスをトマトソースに入れ込んだスコーピオンソースも味わえる。なお、サソリは毒性のない食用サソリを使用する。価格は1,980円で、限定1日10食。また、同じくサソリを使用した「スコーピオン・ウォッカ」も同日発売となる。ショット1,000円。同店の所在地は、東京都墨田区江東橋3-5-7 ソシアルビル1F。営業時間は、11時30分~翌5時(日・祝のみ21時まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月21日香川県による「うどん県2012新作プロモーションビデオ」の続編が、香川県公式観光サイト上で12月3日より公開されている。内容は、香川県の「食」や名産をPRする「お迎え編」と、加藤茶が香川県の美味しさを思い出す構成の「カナメからの手紙編」、うどん県の美術を紹介する「ウワサのアート編」の3部構成だ。プロモーションビデオは、香川県の「うどん県それだけじゃない香川県」という新しいキャッチフレーズにそったもの。日本で一番小さな県の魅力を表現している。詳細は香川県観光協会で確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日堺雅人、香川照之、広末涼子の豪華キャストで贈る、現在公開中の映画『鍵泥棒のメソッド』。今月13日~16(現地時間)の期間で開催される第55回「アジア太平洋映画祭」にて、日本、韓国、中国を始めとするアジア23か国から集まった数多ある作品の中で、なんと3部門にノミネートされたことが明らかとなった。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウと、ひとりの売れない貧乏役者・桜井、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが絶妙な笑いを生み出す本作。本作がノミネートされた「アジア太平洋映画祭」は、1954年に創設された世界で最も古い国際的な映画祭のうちの1つであり、アジア映画製作連盟が主催する由緒ある映画祭だ。そして今回、主演男優賞で主人公・桜井を演じた堺さん、助演男優賞に香川さん、脚本賞には内田けんじ監督と本作の男衆が揃って主要3部門にノミネートを果たした。堺さんがノミネートされた主演男優賞部門には、『王になった男』のイ・ビョンホンのほかアジアのスターたち計6名で熾烈を極める激戦区、さらに香川がノミネートされた助演男優賞部門は、『チェイサー』や『哀しき獣』の韓国の実力派俳優ハ・ジョンウほか5名、脚本賞部門の内田監督はアジア圏の脚本家たち5名を相手に、その技巧が問われることとなりそうだ。「アジア太平洋映画祭」の授賞式は12月15日(現地時間)にて発表。また、前日14日(現地時間)のオープニング・レッドカーペットには、世界的スターのジャッキー・チェンを始め、イ・ビョンホンや「インファナル・アフェア」のエリック・ツァンなどの錚々たるメンバーの参加も決定している。『鍵泥棒のメソッド』は全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年12月06日香川県高松市で「さぬきうまいもん祭り食の大博覧会」が開催される。開催日時は11月23日(金・祝)10:00~16:00、24日(土)09:30~15:30、25日(日)09:30~15:30。会場はサンメッセ香川。「食の大博覧会」は香川県の旬の農産物、水産物、加工食品、自慢料理、スイーツなどを県内外の多くの人に味わってもらい、香川県の「食」の認知向上を図るもの。イベントは大展示場での各種特産品販売やステージイベント、小展示場の体験型ワークショップや県産品の販売などに分かれて実施される。内容は、餃子の試食、ワインの試飲販売などの「グルメゾーン」、手打ちパスタ、スイーツ、オリーブ牛キーマカレーなどを味わえる「シェフグルメゾーン」、サヌキコーチンや牛乳、アイスクリーム、ヨーグルトの販売ブースが並ぶ「畜産グルメゾーン」、そのほか「農産物ゾーン」、「屋外グルメゾーン」、「マルシェゾーン」、「屋外マルシェゾーン」、「水産ゾーン」、「県交流ゾーン」などバラエティ豊かなブースが並ぶ。ステージイベントでは「FM香川公開収録」や「mimikaライブ」、「NHK料理教室」、「西日本放送おうちdeレストラン出張イベント」などを開催。ゲームイベントでは「ビンゴ大会」や「畜産○×クイズ」などで楽しめる。体験イベントでは山中美紀子先生による「香川食の体験教室」や、お肉や魚、野菜を使ったワークショップなど、来場者を飽きさせないイベントが多数用意されている。イベント詳細はさぬきうまいもんホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日香川県は、昨年の「香川県はうどん県に改名します」プロジェクトに続き、2012年「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトを推進している。9日、同プロジェクトの試食会「さぬきうまいもん祭り in 東京」が都内で行われた。イベントでは、プロジェクトのプロモーションビデオが披露され、ビデオには昨年初代うどん県副知事に就任した俳優の要潤氏が登場した。ビデオの内容は、要氏が率いる香川県民たちが、丸亀城や栗林公園など香川の観光名所をかけめぐり、JR高松駅に到着する。駅からタレントの加藤茶氏が登場し、要副知事がうどんを手渡しながら「ようこそ、うどん県、それだけじゃない香川県へ」と述べ、歓迎するというものになっている。プロモーションビデオに登場する県民たちは、皆それぞれ香川県の特産品を手にしており、香川の伝統工芸品である「讃岐刀彫」や、全国うちわ生産量の約9割を占めるという「丸亀うちわ」、江戸時代からの名産である「香川漆器」、生産量日本一を誇る香川県の手袋を紹介している。なお、プロモーションビデオは、同プロジェクトの公式サイトから見ることができる。また、香川県はオリーブ栽培発祥の地であることから、今回のイベントではオリーブのクリスマスケーキ、オリーブ牛(オリーブを食べて育った黒毛和牛)のローストビーフ、オリーブハマチ(オリーブ葉の粉末が入ったエサで育てたハマチ)のカルパッチョなどが振る舞われた。出席した香川県知事の浜田恵造氏、香川県出身の女優藤澤恵麻氏、香川県県議会議長の平木享氏が試食を行い、「ジューシーな肉なので食べすぎてしまわないか心配です(浜田氏)」、「オリーブの香りがして、口どけのいいスポンジがおいしいです(藤澤氏)」、「脂ののったハマチなのに、後にひかないサッパリした甘さがあります(平木氏)」とコメントした。現在、2012年流行語大賞の候補として「うどん県」がノミネートされている。県知事の浜田氏は、「ノミネートされて大変うれしく思う。今後は、うどん以外の香川県の魅力も全国に発信できるよう尽力したい」と述べた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日映画『ONE PIECE FILM Z/ワンピース フィルム ゼット』のプレミアム試写会と合わせて11月7日(水)、東京・お台場の各所で映画声優陣によるクリスマスイルミネーションの点灯式が行われた。アクアシティお台場では本作のゲスト声優の篠原涼子と香川照之が、サウザンドサニー号をかたどった巨大なオブジェのイルミネーションを点灯。その後、田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョーらレギュラー声優陣と脚本の鈴木おさむ、、長峯達也監督と共に舞台挨拶を行なった。劇場版12作目となる本作では、映画では初めて“新世界”が舞台に。ルフィら麦わらの一味の前に元海軍大将のゼット率いる“NEO海軍”が立ちはだかる。香川さんは以前から、いろんな人に「ONE PIECE」をすすめられて、お子さんと一緒にちょうどコミックを読破しようと考えていたときにオファーが届いたという。香川さんにすすめた人の中には、芸能界きっての「ONE PIECE」通として知られる「SMAP」の木村拓哉もいたそうで、「これで木村拓哉さんに肩を並べられます」と笑顔で語った。親子でしっかりと「ONE PIECE」にハマっているようで「ゾロが大好きで家に帰ると十中八九、刀を口にくわえています」、「一緒に風呂に入ると、『クイズ出して』と言ってくる」と楽しそうに明かした。篠原さんも4歳の息子さんがファンらしく、今回の声優が決まったとき「息子も喜んで『ママ、カッコいい!』と言われました。まだ何もしてないのに株が上がりました」と嬉しそう。ひと足早く、息子さんと共に完成した映画を鑑賞したそうだが「息子はナミのおっぱいに興奮してました」と明かし会場は笑いに包まれた。ルフィ役の田中さんは映画の見どころならぬ“みどろこ”として「ルフィもカッコいいけど、ゼットもカッコいい。ガチの2人のケンカをお楽しみに!」と語る。チョッパー役の大谷さんは「男性たちのセクシーシーンもあり、ジュルジュルジュルって感じです(笑)」、フランキー役の矢尾さんも「『これは18禁です』というカットもあります!」と女性ファンの期待をあおっていた。もしも悪魔の実の能力を身につけるなら?という問いに、篠原さんは自身が演じたアインの持つ、手に触れたものを若返らせる「モドモドの実」を熱望。「アンチエイジングを自分にやりたい!」と語った。脚本を担当した鈴木おさむは「結婚して11年で、妻(=森三中の大島美幸)の体重が僕を超えそうなので、“ヤセヤセの実”で触って痩せさせたい」と妻思い(?)のコメントで笑いを誘っていた。『ONE PIECE FILM Z』は12月15日(土)より公開。■関連作品:ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット 2012年12月15日より全国にて公開© 尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
2012年11月07日11月3日(土)、東京・赤坂ACTシアターで草なぎ剛主演の舞台『ぼくに炎の戦車を』が開幕する。『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』など日本と韓国の狭間で揺れる人々を描き続ける鄭義信(チョン・ウィシン)作品に、韓国語も堪能な草なぎが初めて挑むことでも注目されている。共演はチャ・スンウォン、広末涼子、香川照之ら日韓の実力派俳優が集結。本番が迫る10月某日に稽古場を訪ね、香川に話を訊いた。『ぼくに炎の戦車を』チケット情報『犬、走る DOG RACE』『OUT』『刑務所の中』と、映画の脚本家としての鄭と仕事をしてきた香川。約3年ぶりのストレートプレイへの出演を決意したのはやはり「鄭さんの脚本の力でしょうね」と語る。香川演じる清彦は韓国人と日本人の間に生まれた男。妻を亡くし、そのことで子どもに恨まれている。経営する店で日本人官僚を出迎える一方で、こっそり韓国の放浪芸の集団・男寺党へ資金提供を行う。この複雑な役に対する彼のアプローチは明快だ。「要はどれだけ苦しみを抱えているか。今回はとくに、鄭さん自身が在日韓国人として生きる中で分断されているものを想像できるか、それだけです。僕自身の人生の中で引き裂かれたものや苦しさと、この役とのチューニングを合わせれば済むことです」。一筋縄ではいきそうもない役について、こともなげに語る香川。そこには今年6月、46歳で初めて歌舞伎の舞台に立ったことも大きく影響しているのだという。「肚は据わりましたね。あんなにキツいことはないです。でもそれを通過して、なんとか生き延びた。そのことで演技に影響があるとすれば、たいていの役を飲みこめる立場にはなりました」。これまで積み上げてきた経験。そして歌舞伎というものと対峙し、乗り越えたこと。香川の演技を支えるのは、どうやら人生そのものらしい。「映画や演劇のような“ごっこ”を、“夢を与える”なんてきれいごとの上でやらせてもらっている。ならば真剣に、自分の味わってきたことを架空の人物に入れてみる。それが好きなんです。好きというか、それしかできない」と語る香川。ここまで全身全霊で役にぶつかる役者も、そのことをさらけ出す役者もそうそういるものではない。「とかくこの仕事はプライドが積み上がりやすいんです。でもある時、自分は100人いたら100番目、200人いたら200番目だと心底思えた。プライドを捨てたらどんな演技でも、いや、どんな生き方でもできると思う」。香川自身の生き方が注ぎ込まれた演技を見届けたい。公演は11月3日(土・祝)から12月1日(土)まで東京・赤坂ACTシアターにて、12月8日(土)から11日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。チケットは一部を除き発売中。取材・文:釣木文恵
2012年11月01日昆虫を食べたことありますか?昆虫料理研究家の内山昭一氏が行ったアンケートによると、意外にも昆虫食経験者が半数を超えたそうです(『昆虫食入門』より)。そもそも昆虫は日本の食文化に根付いていて、イナゴやハチの子はいまでも盛んに食べられています。かつてはもっと多くの昆虫が食卓に上っていたそうです。食の多様性を広めたいという思いから、内山氏は定期的に昆虫食の会を開いています。実際に参加してお話をうかがいました。■捕って楽しい、食べておいしい――どうして昆虫食を始めようと思われたのでしょうか?きっかけを教えてください。「東京で食用昆虫展が開かれたときに、たまたま聞いた講演で、世界中で昆虫が食べられていることを知りました。驚くと同時に、子どものころに食べていたのを思い出して、自分でもやってみようと。友人たちと河原で集まって、トノサマバッタを捕って食べたのがきっかけです。捕ること自体の楽しさと充実感があり、その場で揚げて食べたのが予想よりもはるかにおいしかったんです」(内山氏)――トノサマバッタはそんなにおいしいんですか!「イナゴなどはつくだ煮で食べ慣れていると思いますが、それに比べるとトノサマバッタは大きくて肉の部分がけっこうあります。捕った直後に素揚げしたので新鮮でうま味があり、なかなかのものです。それをブログに載せたところ、自分もやってみたいという人が出てきて、5人が10人になり、口コミで広がっていきました」――自然発生的に広がったということは、おいしい・楽しいということをみんなが共有できたということなのですね「そうですね、楽しさを共有できたからだと思います。毎年やっているセミ会は、リピーターや遠方から参加する人もいる、人気のイベントになりました」■人気イベント「セミ会」に潜入!――セミ会のシーズンはいつごろですか?「7月末から8月の半ば、お盆前くらいまでです。それ以降は東京や関東のあたりでは、幼虫が出なくなってしまいます。幼虫は中身も充実していておいしいので、セミ会の場合は幼虫がメインになりますね」――幼虫はどのような味がするのでしょうか?「ナッツですね。素揚げして食べるとナッツ系の味がします」セミはナッツの味がするなんて!これは実食しなくてはなりません。実際に参加してみました。この日のメニューは、充実のコース料理。セミ以外にも、さまざまな昆虫をいただきました。・ミックス虫ピザ・タイワンツチイナゴとコガネムシのから揚げ・サクサン(蛾)のサナギのにんにく炒め・セミの幼虫とバッタをチョココーティングして、トッピングしたアイス(カイコの卵かけ)これらの料理は、参加者が自分たちで調理します。セミの幼虫は香ばしくておいしかったです。2回もおかわりしちゃいました。■調理のプロセス込みで味わう「食育」の大切さ――昆虫食の会には、いつも調理する過程が入っているのですか?「この会場(阿佐ヶ谷よるのひるね)でやる場合は、一貫してやってもらっています。生きているものを食べ物にするというプロセスを体験してもらうのが、食育という面でも非常に大切だと思っているからです」たしかに自分の手で調理するうちに、純粋に食材に見えてくるというのは参加者に共通する感想でした。■食事を楽しく変化に富んだものにしたい内山氏はさらに、昆虫食は人口増加に伴う食糧危機への有効な対策になるはずと語ってくれました。「昆虫だけに限らず、地方ならではの珍しい食材とか、安定供給が難しい、従来の流通に乗りにくかった食べ物に、今また注目が集まっています。昆虫もその流れと同じだと思います。季節によって出てくるもの、きのこや山菜みたいな感じで、食卓に彩りを与える一品になればと思っています」それは遠くない未来に実現するのではないでしょうか。なぜなら、昆虫食をする層が確実に広がっているからです。実際に私もその一人。10月にあるというバッタ会に参加する気満々です。11月には、内山氏も参加する虫食いフェスティバルが開催されます。研究発表あり、トークライブあり、虫にまつわる映画紹介ありと、盛りだくさんのイベントです。まずは気軽にのぞいてみてください。きっとおもしろいし、おいしいですよ。内山昭一氏著書:『昆虫食入門』(平凡社新書)、『楽しい昆虫料理』(ビジネス社)昆虫食彩館(昆虫料理研究会ホームページ) 服田恵美子)
2012年10月06日TBSとWOWOWが局の垣根を越えて手を組み、香港発の人気映画『インファナル・アフェア』を日本人キャストでリメイクしたドラマ「ダブルフェイス」を製作。W主演を務める西島秀俊と香川照之に、監督の羽住英一郎が10月3日(水)に都内で記者会見を行なった。オリジナル版ではスパイとして刑事となったギャングと潜入捜査のためギャングとなった2人の男の命運が描かれるが、今回のドラマでは西島さんが実は潜入捜査官であるヤクザの幹部を、香川さんが実はヤクザであるエリート警察官を演じる。TBS版の「潜入捜査編」とWOWOW版の「偽装警察編」の2話に分けて放送され、いずれのエピソードも羽住監督がメガホンをとるという斬新なもの。元々、映画『インファナル・アフェア』の大ファンだったという西島さんは、オファーを受けたときを「夢のような話だった」とふり返る。特にオリジナルでトニー・レオンが演じたこの役が好きだったそうで「この役は日本では自分にしかできないと信じて全身全霊をかけてやりました」と語る。一方、香川さんは最初に話を聞いたとき「どっちがどっちの役をやるんだろう?と思った」と明かし、「西島さんは『自分にしか』と仰いましたが、役を交換して撮っても面白いと思う。僕もトニー・レオンがやりたいんだよ(笑)!」と羨ましそうに語り笑いを誘っていた。2人は二十年来の友人だが、本格的な共演は今回が初めて。西島さんは「香川さんのイメージは昔から一貫して“本気の役者”。徹底的に役を作って全力で演じる方と思ってましたが、現場でそれをより強く感じました」と述懐。香川さんも「西島さんに対しては“ストイックな方”というイメージを持ってましたが、その思いが倍加しました。肉体を含めて贅肉がない演技をする方」と称賛を込めて語った。互いに異なる立場で異なる組織に生きる男ということで、2人が直接絡むシーンは決して多くはない。西島さんは敵対する関係ということで「初めての共演は嬉しかったですが、あえて現場では距離を置いていました」と明かす。そんな中で訪れた共演シーンについて、香川さんは「こちらがゆらゆら揺れるとすれば、西島さんは小さな石を体の中にグッと抱えているような感じでした」とその印象を表現。羽住監督は「この2人をとにかくこれまでで一番カッコよく撮りたいという思いで臨みました。2人に引っ張っていただく形で全力で撮れました。手応えを感じています」と充実した表情を見せた。TBS版「ダブルフェイス 潜入捜査編」は10月15日(月)21:00より、WOWOW版「ダブルフェイス 偽装警察編」は10月27日(土)20:00より放送。TBS版「ダブルフェイス 潜入捜査編」版「ダブルフェイス 偽装警察編」(text:cinemacafe.net)■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開(C) 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会任侠ヘルパー 2012年11月17日より全国東宝系にて公開(C) 2012「任侠ヘルパー」製作委員会ストロベリーナイト 2013年1月26日より全国東宝系にて公開(C) 2013フジテレビジョンS・D・P東宝共同テレビジョンFNS27社光文社
2012年10月03日日本映画界を牽引する奇才・内田けんじ監督の最新作『鍵泥棒のメソッド』。インターネットで予約できる前売券“ムビチケ”の本作の販売総額が全国No.1を記録した兵庫県西宮市のTOHOシネマズ西宮OSにて、9月30日(日)に舞台挨拶を実施。内田監督と主演の堺雅人が登壇し、本作の見どころにもなっている“笑い”や撮影の裏話、キャストとのエピソードなどについてたっぷりと語った。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、ひとりの売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが、絶妙な笑いを生み出す本作。本州を台風17号が直撃し多くの交通機関が乱れた日でもあっただけに、堺さんは開口一番「大変な日に大丈夫ですか?お帰りの足は…」と来場者を気遣いつつ、「映画をご覧いただいたみなさんの上気したお顔を見られるのが、役者にとって望外の喜びです。ありがとうございます」と、この日会場に詰めかけた観客を前に喜びの思いを口にした。内田監督も「本当に今日はとんでもない日にありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「(劇中で演じた)桜井とまったく違ったしっかりした挨拶をなさった堺さんとのギャップを楽しんでいただきたいと思います」とユーモアあふれる挨拶で会場の笑いを誘っていた。すると司会者から堺さんにまったくダメダメな桜井を演じるのはどんな気分だったか?との質問が。「案外素だったりして、いろんな方にヘタなお芝居が絶妙だったと言われるたびに、心の柔らかい部分が傷ついたりして…」と意外な本音を明かしていた。劇中には香川照之演じる殺し屋・コンドウと堺さん演じる桜井の一騎打ちシーンがあったようだが、そのことについて堺さんが「あのシーンはエアガンが不調で、何度かお芝居できないほど本当に痛いこともありました。香川さんから『あれは笑いを堪えるのが大変だった』と言われました…」と撮影での苦労を明かすと、監督からは「本番で堺さんが突然『てめぇ!』としがみつくアドリブをして、香川さんが笑いを堪えるのが大変だったと言ってました。あれが唯一のこの映画のアドリブです。あのシーンは面白かったので6回やってもらいました(笑)」と思わぬ撮影の裏話も。そして最後には本作のさらなる大ヒットを目指して、西宮中央商店街のキャラクター“ふくみみ福ちゃん”が登場!「階段が狭いので福ちゃんにとっては厳しい導線ですね」と堺さんは、自ら福ちゃんに手を差し伸べて舞台まで誘導するも、写真撮影に入ると、バランスを崩し登壇の台からあわや転落の危機!そんな福ちゃんに、監督からの「(頭を打ったら)記憶がなくなっちゃうよ」と本作にかけた一言で、会場は再び大きな笑いに包まれた。『鍵泥棒のメソッド』は全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年10月01日セブン銀行は25日、徳島銀行、香川銀行の2行と10月1日よりATM利用提携を開始すると発表した。これにより、徳島銀行と香川銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、「引出し」、「預入れ」、「残高照会」のサービスをセブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置してある全国のセブン銀行ATMで利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2013年8月末現在47都道府県に1万7268台設置されている。徳島銀行のサービス開始時期は10月1日午前8時00分から、香川銀行のサービス開始時期は10月1日午前7時00分からとなっている。なお、徳島銀行や香川銀行のATMでは、セブン銀行のキャッシュカードを利用することはできない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日草なぎ剛が、広末涼子、香川照之、チャ・スンウォンら日韓の俳優が出演する舞台『ぼくに炎の戦車を―Bring me my chariot of fire―』に出演することが発表された。本作は、日本と韓国との間に起こった歴史を背景に、国境や身分を越えて築かれた友情と愛情を描いた作品。11月の東京を皮切りに大阪、ソウルでの上演が決定した。作・演出は、2008年に『焼肉ドラゴン』で日本国内の演劇各賞を総なめにした鄭義信(ちょんうぃしん)が手がける。物語の舞台は約100年前の韓国。当時低い評価しかされなかった大衆芸能や民芸白磁といった韓国伝統文化を深く愛し、命をかけて守ろうとした実在の人物、柳宗悦(やなぎ むねよし)と、彼を取り巻く日本と韓国の人々を通して、民族や政治、戦争を超えた人間ドラマを描いていく。草なぎは、柳をモデルとした青年教師・柳原直輝を演じる。柳宗悦同様に、いち早く韓国文化に興味を持ち言語を取得、日韓の交流に大きな影響を与えてきた草なぎはまさに適役。共演は日韓を代表する俳優が集結する。6月に歌舞伎俳優として市川中車を襲名したばかりの演技派・香川照之をはじめ、つかこうへいや野田秀樹の舞台でその存在感をみせた広末涼子、さらに韓国からチャ・スンウォン、ベテランキム・ウンスと幅広いジャンルで活躍する俳優らが顔を揃える。また、野外大衆芸能・男寺党(ナムサダン)のパフォーマンスを舞台上で実際に上演するべく、5名のミュージシャンによる韓国音楽(サムルノリ)の生演奏と、パントマイムと綱渡りの名手・清水恒男による演技も見どころのひとつ。劇作の鄭は本作について「男寺党は簡単に言ってしまえば、放浪芸人の集団であるのだけれど、その芸は農学、皿回し、アクロバット、綱渡り、仮面踊り、人形劇と多岐に渡り、その豊かさに驚かされる。彼らは村々を回り、豊饒を祈ってきた。にもかかわらず、彼らの扱いはひどく、わずかな食料と一夜の宿が提供されるだけであった。彼らのうちの誰かが亡くなったとしても、ただ石を積んで弔うしかなかったという話を聞いた時、不覚にも僕は涙を流してしまった。そして、この見捨てられた人々の物語を誰かに語りたいと思ったのだ。100年も昔の朝鮮の名もなき芸人たちの物語は、日本の観客たちには無縁のものであるかもしれない。それでも、路傍の石のような彼らの魂に、ほんのすこし、ほんのひととき、想いを寄せてくれることを願っている」とコメントを寄せた。出演はほかに高田翔(ジャニーズJr.)、成河、馬渕英俚可、青木崇高、安寿ミラ。公演は11月3日(土)から12月1日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、12月8日(土)から11日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。その後2013年1月下旬から2月上旬に韓国の国立劇場にて上演される。チケットは東京公演が9月29日(土)より、大阪公演が10月20日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは東京と大阪公演のセブンイレブン先行(電話抽選)を9月14日(金)13時から18日(火)18時まで受け付ける。
2012年09月13日何やら堺雅人が広末涼子に話しかけている。どうやら少し前のTV取材で香川照之が放送禁止用語を連発していたらしい…。堺さんはそれを子供のように嬉々として報告し、香川さんは「大丈夫、大丈夫」と鷹揚に構え、その脇で広末さんはケラケラと笑いながら耳を傾ける。いい年して(失礼!)、先生が急用でいなくなったのをいいことにおしゃべりで盛り上がる学校の教室みたいな雰囲気である。映画『鍵泥棒のメソッド』で内田けんじ監督の下、3人が紡ぎ出した意外な空気感とは?演技論から互いの魅力まで深く、楽しく3人が語り合った!「こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はない」(堺)売れない役者・桜井(堺)と殺し屋のコンドウ(香川)、編集者の香苗(広末)という全く交わりのなかった3人の男女の人生が、コンドウの記憶喪失をきっかけに複雑に絡み合っていくさまが、観る者をあっと驚かせる内田監督ならではのハラハラドキドキ&どんでん返しアリの展開で描き出される。堺さんにとっては『アフタースクール』に続く2度目の内田作品出演となるが「特に努力したことはなかったし、とにかく監督に言われたことだけを『はいはい』とやろうと決めていた」とあっけらかんと語る。自分で考えるのではなく、あえて監督の“操り人形”となる。その真意とは?「とにかく監督の指示が的確で、その通りにやれば面白いものができるという確信がありました。普段のどの作品でもそうしてるかと言われたらそんなことなくて、こんなに練られた脚本、楽ちんな現場はなかなかないです。たいていはイヤな奴がいたりしますから(笑)。演じてて、ここまで葛藤がないのも珍しいですね。内田さんの作品なら、明日から撮影ですって言われてもすぐ行けますよ。現場にさえ行けば何とかしてくれるから」。広末さんもそんな内田演出に身を任せる中で「新たな芝居を引き出してもらった」という。気をつけたのは「笑わないこと」。一見、俳優に求められるごく当たり前の表情のコントロールのように思えるが、コトはそう簡単ではなかったようで…。「一貫して感情を表に出さないということを意識していましたが、それを通じてこれまでの自分のお芝居の作り方が、喜怒哀楽を開放していく作業だったのだと実感しました。演じていて、どうしても素の感情で反応してしまうんです。コンドウと話して『この人は努力家だ』と感じて、“笑う”というよりも自然にフッと口角が上がってしまったりするのですが、そういう起伏も抑えなくてはいけなくて…」。堺さんによると広末さんがあまりに「かわいすぎてNG」となることもあったとか…。「優しいし、気が付くから他人の芝居に全て反応してくれるし。それは普段ならありがたいことだけど、今回は全く気が利かない人としてそこにいなきゃいけなかったので、苦労されたと思いますよ」と堺さんは傍から見ていて感じた香苗という役の難しさをそう語る。「反応しないことで生まれる不協和音こそが、この映画の空気感」(広末)明らかな“表情”ではなく、“視線”だけで感情を伝えるというのも、内田監督によって教えられた表現のひとつだと広末さんは続ける。「役柄の性格を表そうとするとつい自分ばかりに目が行ってしまうのですが、監督に言われた動きをするだけで揺れる気持ちが表せたんです。『この人は不安です』とか『悲しい』とか『もっと』、『大きく』という言葉ではなく、動きで説明することで役になれたし、感情の表現も自然に出てきました」。普段から「死ぬほど台本を覚えて」現場に入るという香川さんだが、本作ではそれに「“死ぬほど何が何でも”をもう1枚増やして」さらに深く台本を読み重ねて撮影に臨んだ。それでも現場に入って「まだ脚本が読めていなかった」と感じることがあったという。「あるシーンで監督に『そこは相手の顔を見て』と言われたんですが、よく読めば書いてあるんです。もちろん『顔を見る』とは書いてないけど、この会話なら当然見るだろうと。字面だけで通り一遍に覚えて、心理的作業を積み重ねてもそこには至らないんだけど、本来は俳優が読み込んでいないといけないところ。たぶん、そこで相手の顔を見なくても成立はするんですよ。“キャリア的なもの”をドロドロと出して水増しすれば『香川さん、うまいですね』って。でも本当は見ないといけない。そういうことに気づかされたことが何度かありました」。3人一緒のシーンは幾度もあったが「現場で一緒に演じられる幸せと共に、お客さんとなって傍観したい思いに駆られた」と言うのは広末さん。「あるインタビュアーの方が“化学反応”と仰っていましたが、むしろ反応しないことで生まれる“不協和音”こそが、この映画の独特の空気感なんじゃないかって感じるんです」。堺さんも我が意を得たりとばかりに広末さんの言葉にうなずき、続ける。「3本の線がしっかりとあって、でも自分がお芝居しているときはほかの2本を無視できるんですよね。それは信頼している方とでないと難しい。僕(桜井)は僕の問題に没頭してて、コンドウはコンドウで事情があって、全く話を聞いてなくて違うことを一生懸命考えている香苗がいて、3人が全く噛み合わないアンサンブルを奏でてる。それはすごく豊かで楽しいことだと思います」。堺さんにとって“俳優”の役を演じるのは初めて。特に演技をめぐるコンドウとのやり取りは抱腹必至である。「真面目で几帳面なイメージの堺さんがあんなにだらしなくて、あんなに芝居が上手なのに本当に下手なお芝居ができる。その“腕力”がすごい」とは広末さんの感想だ。“腕力”という言葉がたいそう気に入った様子の堺さんは「いちいち言葉が正確だから傷つくんだよ!」と広末さんの言葉を嬉しそうに受け止める。改めて、俳優を演じてみての感想は?「俳優って何て捉えどころのない職業かと思いましたね。制服もライセンスもないから、これをやっておけばという“記号”がないんですよ。だから『ヘタな芝居をする』という演技も考えれば考えるほどドツボにハマっちゃう。結果的にはそこで『何もしない』ことにしました。相手が香川さんで技術と技術のぶつかり合い――『堺VS香川 演技合戦!!』みたいなことになったら絶対に分が悪いから、そっちで勝負したくないなというスケベ心もあり(苦笑)、何もせずにボンヤリした感じでそこにいました。つまり何が言いたいかというと、『これをやっとけば役者』というものはないけど、役者を役者たらしめている唯一のものは、指示に対して何の疑いもなくそこに居続ける力、ある種の鈍感力なのかなということ」。「演じれば演じるほど『演じたくない』と思う」(香川)何とも深い話に「すごい皮肉と取れるかもしれないけど、いい言葉だね」と香川さん。自身は“演じること”と“本音”の間で揺れる思いをこんな言葉で表現する。「ある意味で全ての人間が演じてるわけですよ。嫌な仕事でも『好き』と言って、『バカヤロウ』と思いつつも笑顔で『ただいま』と言ったり。“演じる”というのが人間の仕事。だからこそ、それを解いて本音を言う瞬間が面白かったりする。今回、僕も俳優の役をやったけど、それは二重三重の複雑な構造になっていて、演じない瞬間、本音に肉薄する瞬間がこの映画の面白味だと思ってます。実はそれはどの映画でも同じで、僕は演じれば演じるほどに『演じたくない』と思うし、自分のメッセージを出したいなと思ってる。本当の意味で“演じない”役をやりたいですね」。下ネタがどうのと盛り上がっていたのと同一人物とは思えない深みのある言葉。何よりインタビュアー以上に「うんうん」と深くうなずく堺さんと広末さんの表情が印象的だった。まずは百聞は一見に如かず。溶け合うことのない化学物質が奏でる不協和音をお楽しみあれ!(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月11日売れない貧乏役者(自殺願望あり)と、殺し屋(記憶喪失)との人生が入れ替わり。殺し屋を演じることになった役者は、危険な依頼を受けて大ピンチに。役者を目指すことになった殺し屋は、婚活中の女性の逆プロポーズを受け幸せに? しかし、記憶が戻った時、殺しの依頼、大金の行方、結婚が絡み合い、 想像できない展開へと転がり出す ――笑いとハラハラ・ドキドキのサスペンス、そしてトキメキまで盛り込んだ、 映画の楽しさが200%詰まったエンターテインメント・ムービー「鍵泥棒のメソッド」。出演する堺雅人、香川照之、広末涼子にインタビューを行った。■内田監督との仕事の感想は?堺:ちょっとおかしな言い方ですが、内田監督の現場って本当に楽なんです。監督の頭の中に完成された間とお芝居がある。本当に的確に指示をしてくださるし、その指示に精一杯答えていけば内面もそこに近づいていける。本当に楽だな~と毎シーンつぶやきながら演じてましたし、そういえば三年前もそうだったな~というのをだんだん思い出しました。ただ前作の『アフタースクール』は作品の性質上、すごくたくさんルールがありましたけど、今回はそのルールが少し減って、香川さん、広末さんをはじめとする共演者の方々との芝居のハーモニーとか、その場でしか起きないブレが生かされている、そういう性質の作品じゃないかと思います。香川:強したっていう気分です。脚本を読みこめてなかったと。もっと細かくひだを読み取らなくてはいけないのに、気分で押し切って、読めているつもりでも読めてなかったと思い知りました。内田監督から形を与えてもらうことで、自分では感情で、右脳で演技しているつもりだったのに、実は形でやっていることに気づかされる。形を与えられているのに、それによって感情を作ってもらえる。形によって、形から脱せられるというんですかね。不思議な二重構造、三重構造というのが毎日起こっていました。僕みたいに右脳と左脳が離れて旅をしているタイプの俳優にとっては非常に面白い、初めての体験でした。あの脚本でこの演出、内田さんにしかできないだろうなと思いました。若い頃のキャリアに戻ったような新鮮さがありましたし、久しぶりに離れがたい作品になりました。広末:ドキドキしました(笑)。香川さんもおっしゃっていましたが、最近は年齢もキャリアも重ねてきたからか、「お任せします」と渡されて、役者陣で練ってこねて熱くして、お芝居を作っていくような現場が多かったんです。今回は自分の意思や想いに勝る、熱い監督の完全なお芝居の構成があったので、そこにどう近づくかという芝居作りがすごく新鮮でした。毎回OKをもらえるかドキドキしながら本番を重ねて。OK!って言われた時にすごく嬉しくてほっとする。こういう緊張感って大切だなと改めて感じました。■共演の方々の印象は?堺:広末さんは、今までご一緒した作品で見てきた、どれでもないお顔をされていました。ぜひ映画館でちゃんと観てみたいです。香川さんについては…僕は香川さんが何をしてもびっくりしないので(笑)あれだけのポテンシャルと引き出しを持っていらっしゃる方だから。ご一緒できたってだけで非常に嬉しかったですね。香川さん、僕、広末さんという三人の和音は、相当バラバラだと思うんです。こんなに違うのにそれでも響きあうというのが逆に面白いなと。似通った音の和音じゃなくて、ちょっと複雑な和音、時には不協和音で。不協和音が面白いというのは内田さんもおっしゃってましたね。三人が均一になるのではなく、しらけた人が一人いたり。その空気がなんだか心地よかったですね。香川:堺さんとは共演する機会がとても多くて、脚本を読んだら「堺さん、こんな感じだろうな」堺さんは「香川さん、こういう感じだろうな」とある程度予想はできるんです。もちろん作品によって役が違うわけだから、常に演技のニュアンスは変わるんですけど、お互いその違いを微妙に感じながら演技するタイプなので。でも今回、その予想以上の不思議な違いがありました。予想通りでも演じた体感が違うというか。理由はわからないけれど。科学反応が起こるような初顔合わせではないのに、起きていたんですね。それは広末さんにしても同じことで。何度も共演して演技を観てきているのに、やっぱり違う、新しい広末さんが目の前にいる。最初の3日間くらいはずっと感じていたんですが、途中から皆が思っている、僕が知っている広末さんを全部忘れて、香苗にしか見えなくなっていました。この不思議な科学反応は、内田監督のマジックなのかもしれませんね。広末:堺さんは、面白かったですね(笑)役者の役は初めてとおっしゃっていましたけど、お芝居が下手な役者のお芝居なのか、堺さんのお芝居が下手なのかわからなくなるくらいおかしくって(笑)それはつまり巧いってことなんですけど。それくらいこれまで見たことない、堺さんのお芝居でした。香川さんは、記憶を失っている時、つまり桜井であるコンドウのおぼつかなさと、記憶を取り戻したコンドウの怖さが本当に対称的で。見せつけられました。さすがだなって。■作品の見どころは?堺:最後まで目が離せないハラハラドキドキの展開になっています。それでいて観終わった後には、恋をしたくなるようなラブストーリーにもなっており、いろんなエンターメインメント要素が詰まった作品です。香川:内田監督作品というとストーリーが入り組んでいて、その入り組んでいるのが解れていくところに快感があるというのが今までの持ち味だと思いますが、今回のストーリーは一本の道をただ走ります。ただその中に登場する人物が複雑な人生を背負っていて、その関係性が非常に入り組んでいるという、これまでとはアングルを変えた作品になっています。いずれにしても大変上質な喜劇に仕上がっている作品です。広末:本当に楽しい大人のシュールなラブコメディだと思います。お芝居をこんなに楽しませて頂いた映画は初めてかもしれません。私自身、演じるのを忘れて、お客さんとしてその場で見たくなってしまうくらい堺さんや香川さん、他のキャストの皆さんの素敵なお芝居がたくさん見られる映画です。■作品情報出演:堺雅人、香川照之、広末涼子、荒川良々、森口瑶子 監督・脚本:内田けんじ配給・宣伝:クロックワークス9月15日 全国ロードショー(C)2012『鍵泥棒のメソッド』製作委員会
2012年09月07日9月1日(土)から公開される『映画 ひみつのアッコちゃん』のプレミアムイベントが28日に都内で開催され、主人公アッコちゃんを演じた綾瀬はるかをはじめ、岡田将生、吹石一恵、塚地武雅、香川照之と、川村泰祐監督らスタッフが登場。綾瀬ら出演者は“魔法のコンパクト”で変身したい姿を観客に披露し、イベントを盛り上げた。その他の写真本作は、赤塚不二夫の名作漫画『ひみつのアッコちゃん』誕生50周年を記念して実写化。小学校5年生のアッコちゃんが、22歳の女性に変身し、仕事に恋に奮闘する姿を完全オリジナル・ストーリーで描く。「中学生の時になりたかった」というパティシエに変身した綾瀬は「クリームをうにうにっとしたいなあと思っていました。お菓子はここ10年くらい作ってないので、今夜作りたいと思います(笑)」と笑顔。「今、フットサルにはまっている」という岡田は、「これはレプリカではなくて、本当に日本代表の方に配られるユニフォームなんです。“MASAKI”と入れていただきました。日本のエースになりたいです!」と宣言。ランドセルを背負い、小学生になりきって登場した香川は、「アッコちゃんの名前は、“加賀美あつ子”というのですが、私の母は香川阿都子(浜木綿子)といいます。他人とは思えません。私の母もアッコちゃんですよ!」と話し、会場をわかせた。原作者・赤塚不二夫の娘である赤塚りえ子氏もかけつけたこの日。今回の映画化について山口雅俊プロデューサーは「日本は今、すごく元気がないので、国民的漫画『ひみつのアッコちゃん』は、日本が元気になるヒントになるだろうと思って、進めてきました」と語り、綾瀬は「本当にキラキラした夢のある世界なので、存分に浸って楽しんでください」と本作をPRした。『映画 ひみつのアッコちゃん』9月1日(土)より、全国ロードショー
2012年08月29日世界各国で愛される和月伸宏の大ベストセラーコミックを、佐藤健始め豪華キャストで実写映画化した『るろうに剣心』が8月25日(土)、遂に公開初日を迎えた。大入り満員の熱気と歓声に包まれる中、佐藤さん、武井咲、蒼井優、青木崇高、田中偉登、江口洋介、香川照之、そして大友啓史監督が舞台挨拶に登壇し、ビッグプロジェクトの旅立ちを祝した。待ちに待った晴れの日を前に昨日は興奮して眠れなかったという佐藤さんは観客からの盛大な拍手を受け、「今日という日を無事に迎えられて心から嬉しいです」と感慨もひとしお。佐藤さん扮する主人公・緋村剣心と男たちの迫真のアクションが本作の最大の見どころであるが、「本当に暑苦しい現場でした(笑)。監督のアドレナリンがキャスト・スタッフに伝わって、一人ひとりの熱量が高かったと訂正させていただきます」とふり返った。一方、武井さんも違った意味で熱さを体感していたそうで、「着物が暑くて、長い待ち時間でいかに着物をキレイに保ちながら寝れるかやってました(笑)」とお茶目な素顔をのぞかせた。とにかく本作で描かれる戦いには、各々思い入れがあるそうで「撮影のときはアドレナリンの蛇口が開きぱなしでしたが、最近、須藤元気と戦っていたんだと改めて気づいた。最高の夏の思い出でした」(青木さん)、「こういう映画がもっと日本で観られる時代がくればいいなという思いで一生懸命やらせていただきました」(江口さん)とコメント。最年少の田中さんも「プライドが高いのは自分に似ている。自分も負けず嫌いなので」と“男の本気”を見せた。また、彼らとは一線を画す強烈な印象を放つのが香川さん扮する武田観柳。劇中では蒼井さんにも容赦なしの八つ当たりを見せるが、蒼井さんは「やっぱり武田観柳とのシーンはこの座組みだから許されるし、やったことかなと。だから監督のせいだと思います(笑)」と吐露。同役を「最高でした!」という当の香川さんは懲りずに(?)アドリブも披露したそうで、「この時代の武田なら2人(佐藤さん扮する剣心と青木さん扮する佐之助)を脱がしたいんじゃないかと思い、“脱げ!”と(笑)。健は完全にそれを受けて袴から脱ごうとしてましたね」と満足げにふり返った。どのシーンにあたるかは観てのお楽しみ。大友監督は、“佐藤健版”剣心をして「ヒーローは強いだけではダメ。中性的で女性的な彼がガラッと変わって強くなっていくのが剣心の同時代的なヒーロー像。新しいヒーローをぜひ育てていただきたい」と言葉に力をこめる。司会者から続編を期待する声をかけられると「まあね…」と照れ笑いを見せると、佐藤さんは「もし機会があったらぜひやらせていただきたいです」。これに負けじと香川さんも「生き残ってる人は出られるんですか!?生き残りさえすればいいんですよね!」と続編での出演への熱い意気込みを見せた。さらにこの日、本作のプロモーションとして、リアル“るろう人”として60日間にわたり全国47都道府県の劇場や縁の地を横断していた俳優の長尾卓也が、同舞台挨拶でゴールテープを切り「みなさんからたくさんのメッセージをいただきました。こうやって今日みなさんと初日を迎えられて嬉しい。ありがとうございます」と、誰よりも深い感慨に耽った。これには佐藤さんも「本当におつかれさまでした。映画に出てもないのに(笑)誰よりも映画を宣伝してくれて、本当にこの映画に素晴らしい大きな影響を与えてくれました」と労いの言葉をかけていた。『るろうの剣心』は全国にて公開中。■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会
2012年08月26日西海国立公園 九十九島動植物園(長崎県佐世保市船越町2172番地)では8月19日、園内で見られる身近な昆虫の採集や観察を行なう「森きらら昆虫マスター」を開催する。「森きらら昆虫マスター」は、8月19日の13:15~14:15に園内にて開催。採集した昆虫や標本を用いて、それぞれの特徴や上手な捕まえ方・触り方などについて解説する。定員は20名で、参加料は無料。年齢・性別の制限はなく、定員になり次第受付終了。ただし定員に満たない場合は、当日参加も可能となる。申し込みは、8月18日まで電話にて。なお、虫カゴ、捕虫網は同園で貸出し、個人での持ち込みは不可となっている。同園では、「夏休みの思い出に、自由研究のヒントに、ぜひ参加してみませんか?」と呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日2009年に公開され記録的なヒットを樹立した『ONE PIECEFILMSTRONGWORLD』から早3年、国内はもとより世界中が待ち望んだ劇場版『ONE PIECE』シリーズ最新作『ONE PIECE FILM Z』が今冬、公開を迎える。このほど篠原涼子と香川照之がこの話題作のゲスト声優として参加することが発表された。原作者の尾田栄一郎による総合プロデュースの下、舞台や映画、テレビにラジオまで多岐にわたり活躍する超売れっ子作家・鈴木おさむが脚本を担当する本作。劇場版シリーズでは初めて「新世界」編に突入し、全海賊抹殺を企む首謀者にして伝説の元海軍大将・ゼットとモンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の壮絶なバトルが繰り広げられる。今回、篠原さんと香川さんが演じるのは、元海軍大将・ゼットの最強の部下たち。今年2月の第2子の出産後初の映画出演作にして初の声優挑戦となる篠原さんは「モドモドの実」の能力者でセクシーな女性科学者・アインを、今年6月に愛息子と共に歌舞伎俳優としても第一歩を踏み出した香川さんは、「モサモサの実」の能力者で無口な忍者風海軍・ビンズを演じる。篠原さんは「アニメの声優をさせていただくのは初めてのことで、私にとってはこのお仕事がまさしく“新世界”です。ルフィたちがワクワクドキドキな冒険をするように、私もこの“新世界”を楽しんで冒険したいと思っております」と新たなるチャレンジに意気込む。一方の香川さんは、「息子が『ワンピース』のファンで、願ったり叶ったりのことで嬉しく思っております。これを機に私もワンピース博士目指して頑張ります!」とパパの顔を覗かせる。出産直後の声優初挑戦に歌舞伎界入りと、“新世界”に突入する本作に最適の2人の活躍に期待!『ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット』は12月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット 2012年12月15日より全国にて公開© 尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
2012年08月03日アディダス ジャパンはこのほど、「all in lesson すべてをかける情熱を学べ。」の第6弾として、サッカー日本代表の香川真司選手による特別課外授業を実施。香川選手はユース時代に所属していたFCみやぎバルセロナ(宮城県仙台市)を訪問した。同社は、2011年3月から展開するグローバルブランドキャンペーン「adidas is all in すべてをかけろ。」の下、特別課外授業を展開している。世界で活躍するアディダス ファミリー(現役アスリートや指導者、アーティストなど)が、特別講師として学校やクラブなどに訪問し、生徒たちに向けて自身のエピソードをもとに、持てる力のすべてを出し尽くすこと、夢に向かって熱い情熱を持つことの大切さを伝えていく。このほど行われた第6弾では、生徒からの質疑応答で、「日本代表になるには?」と聞かれた香川選手が、「夢を持ち続けること、真剣に自分に向き合うこと、さらにその夢に向かって努力することが大事」と伝える場面も。「今後、香川選手がすべてをかける目標とは?」という質問には、「人生で最大のチャレンジともなる海外のビッグチームでの挑戦があり、そこで結果を残すことが、僕にとってすべてをかける目標です」と語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日