今週、鹿島アントラーズに激震が走った。7月21日、トニーニョ・セレーゾ監督が解任され、石井正忠コーチが新監督に就任したのだ。セレーゾ監督は前回の就任1年目に鹿島を3冠へ導き、その後もJリーグ、『ナビスコ杯』のタイトルをもたらした。だが、2013年に再び指揮官の座に就いた後は無冠。『明治安田生命J1リーグ』1stステージは6勝4分7敗で8位、2ndステージも年間順位17位・アルビレックス新潟、18位・清水エスパルス、15位・松本山雅FCを相手に1勝1分1敗とスタートダッシュに失敗した鹿島アントラーズ×FC東京 チケット情報監督が交代してすぐ結果が表れるほど、フットボールは単純なものではない。ただ、次節・FC東京戦にかける選手たちの思いが一層強くなかったのも確か。解任の知らせを聞いた翌日、選手らは決起集会を敢行。「今の結果を監督のせいだけにはしない」と思いをひとつにした。勝つためにはGKやDFによるイージーミスをなくすのは当然、計29失点のうち10失点を占めるセットプレーからの失点を減少させなければならない。そして何よりもゴールが必要だ。カイオの5得点を筆頭に金崎夢生、土居聖真、赤崎秀平、遠藤康が4得点とアタッカー陣はバランスよく得点を重ねている。一方で絶対的な存在がいないという見方もできる。そこで期待したいのがダヴィである。昨年10月に左ひざの大怪我を負い、2ndステージから戦線復帰したダヴィがトップフォームを取り戻せば、状況は一変するはずだ。1stステージ2位から2ndステージではさらに上を目指すFC東京も、3試合を終えて1勝1分1敗である。こちらも、課題は明確だ。ドイツへ旅立った10ゴールの武藤嘉紀の穴を埋めることが急務である。クラブは2nd開幕に合わせてスピードのあるネイサン・バーンズと、高さを誇るサンダサを補強。特にスピードあるドリブル突破とセンス溢れるシュートテクニックを兼ね備えるバーンズは、武藤と同タイプのFWである。数cm単位で連動を求めるマッシモ・フィッカデンティ監督流のディフェンスでは不安要素もあるが、アタックでは時間の経過とともに実力を発揮することだろう。また、前線には実績十分のベテラン・前田遼一、石川直宏がいる。第2節こそ新潟を3-1で切って落としたが、開幕戦・川崎フロンターレ戦、前節・モンテディオ山形戦では0点に終わった攻撃陣が息を吹き返すか否かが、今後のFC東京の浮沈を決める。7月23日発表の日本代表メンバーに名を連ねたMF・柴崎岳(鹿島)とSB・太田宏介(FC東京)はケガを抱え、出場が微妙である。鹿島は監督交代を断行し、FC東京は新外国人2トップを補強した。両軍とも不確定要素はあるものの、手は打っている。果たして、勝点3という結果と自信を勝ち取るのはどっちだ。『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第4節・鹿島アントラーズ×FC東京・茨城県立カシマサッカースタジアムは、7月25日(土)キックオフ。チケット発売中。
2015年07月24日ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は5月14日、鹿島建設および国内グループ会社29社に対し、Microsoft Office 365およびADFS on Cloudを導入したと発表した。グローバルに事業を展開する鹿島は国内外に多くのグループ会社を持っているが、国内グループ会社の中でメールシステムを個別に導入・運用している会社もあったことから、グループ全体にわたるコミュニケーション向上やシステムのトータルコスト圧縮、運用の負担軽減を目的として、メールシステムの統合を検討した。これに対しSBTは、日本マイクロソフトのクラウド版グループウェアサービス「Office 365(Exchange Online)」とSBTのクラウドサービス「ADFS on Cloud」によって、メールシステムをクラウド環境で統合する提案を行った。結果、2万ユーザーという規模に対応できること、メールシステムが集約できること、柔軟な拡張性を持つサービスであることが評価され、Office 365の採用が決定した。加えて、Office 365とオンプレミスのActive Directory環境をつなぐクラウドサービスであるADFS on Cloudにより、認証基盤、ID管理システムなど、ADFSが実現する機能を完全にクラウドのみで完結できることが導入の理由となった。鹿島は今回、グループ各社が個別に導入・運用していたメールシステムも含めてクラウド化し、Office 365をグループ共通ITインフラサービスとして統合することで、メールシステムのシンプルな構成と拡張性の両立、および運用負荷・コストの削減を実現したという。
2015年05月15日ある日、筆者の友人でフリーライターの忍者増田氏がSNSでつぶやいた。「『カシマサッカースタジアム』の場合、『カシマ』はカタカナ表記が正しいのに、『鹿島サッカースタジアム駅』の場合、『鹿島』と漢字になっている理由、知っている御仁がいましたら教えてくだされ」。彼は茨城県出身で、鹿島アントラーズの大ファンだ。筆者も一度、なにかの決勝戦とかで、すごく大事な試合の応援席に誘ってもらった。楽しかったけれど、大きな応援旗がいくつもはためいて視界をふさぎ、ちっとも選手が見えなかった……。それもまた良い思い出だ。忍者増田氏は人気者だから、彼のつぶやきにたくさんコメントが寄せられていた。「以前は北鹿島という名の駅だったから、その名残ではないか?」「なんとなく付けちゃったんじゃないの?」など。しかし、どれも説得力に欠ける。「きっと、深く考えないで決めちゃったんだろうなあ」「茨城県人って、そういうところあるよね」「それはない……いや、あるか(笑)」。妙な決着になりそうだ。そして筆者も気になった。そこで、「鉄道会社に聞いてみるよ」とコメントした。「やっぱりホントの理由が知りたいです」と忍者増田氏からも返答があった。そこで、まずは鹿島臨海鉄道に電話してみたところ、担当者は不在で、わかる人が戻ったら教えてくださるとのことだった。続いてJR東日本にも聞いてみた。なぜなら、鹿島サッカースタジアム駅は鹿島臨海鉄道と、JR東日本が管轄する鹿島線との境界の駅だから。実際にJR鹿島線から鹿島臨海鉄道へ列車を乗り換える駅は鹿島神宮駅だけど、線路の境界は鹿島サッカースタジアム駅である。だから鹿島神宮駅から鹿島臨海鉄道に乗り継いだときは、隣の鹿島サッカースタジアム駅までJR東日本の運賃が必要だ。JR東日本からはすぐに回答があった。「鹿島サッカースタジアム駅の鹿島は地域を表しています。駅名は周囲の地名がわかりやすい文字を使うという慣例があります」とのこと。なるほど。「鹿島サッカースタジアム駅」という駅名の意味は、「鹿島にあるサッカースタジアムの最寄り駅」のようだ。「カシマサッカースタジアムの最寄駅」ではないらしい。○カシマサッカースタジアムの「カシマ」なぜカタカナ?駅名は決着してすっきりしたけれど、もうひとつの疑問が生まれた。逆に、「なぜカシマサッカースタジアムの『カシマ』はカタカナなのか?」である。茨城県立カシマサッカースタジアムは、鹿島アントラーズの運営会社、鹿島アントラーズ・エフ・シーが運営している。サッカーチームがスタジアムを運営するという形は珍しいそうだ。ただ、鹿島アントラーズの「鹿島」は漢字ではないか。他のサッカーチームも、浦和レッズやガンバ大阪のように、地名は漢字であることが多い。その地域を代表するチーム名だからだろう。それは駅名にも通じるものがある。駅名も漢字、チーム名も漢字。むしろカタカナ表記のスタジアムのほうが変だ。そこで、カシマサッカースタジアムを保有する茨城県に問い合わせたところ、理由を明確に示した資料はないとのこと。20年以上も前に建設されたので、当時の事情を知る人もすぐには見つからないという。
2014年12月13日アドビ システムズは、同社のコーポレート・コミュニケーションブログ「Adobe Japan Corporate Communications Blog」にて、鹿島建設が同社におけるPhotoshopやIllustratorの利用や文書の電子化に伴うAcrobatの需要急増に対応するため、包括ライセンス契約(ETLA)を導入したと発表した。鹿島建設が導入した包括ライセンス「ETLA ACCESSライセンス契約」とは、アドビ製品を大規模導入する企業や行政機関、教育機関向けにカスタマイズできる、期間契約のライセンスプログラムのこと。同社では、施工に関する文書の保管に必要な書類の電子化や、データの堅牢性向上のために社内でのAcrobatの需要が急増し、その費用を抑制することが同社の課題となっていたほか、グループ全体のITインフラの共通化・統合と情報セキュリティレベルの均一化を進める必要があったという。今回、ETLA ACCESSライセンス契約の導入により、2014年5月~2017年5月までの3年間、使用する本数にかかわらず一定の金額でCreative Cloudが使用可能となった。ソフトウェアの費用抑制を実現するだけでなく、グループ全体で稼働している2万台を超えるパソコンのソフトウェアのライセンス管理を一元化できるようになり、管理コストの削減や効率化を実現したという。さらに国内グループ会社も契約に加えたため、グループ全体のコンプライアンス向上にもつながったということだ。なお、鹿島建設の導入事例はこちらで閲覧できる(要・登録)。
2014年11月04日東急不動産と鹿島建設は10月29日、東京都港区海岸1丁目(竹芝地区)の複数の都有地を約70年間の定期借地により有効活用する「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の概要を発表した。両社は2013年5月に同計画の事業者として選定され、同年9月に東京都と基本協定を締結し、その後、事業計画の検討を進めていた。同計画は、竹芝地区の中心に位置し、東京都立産業貿易センターの建て替えを民間施設との合築により行うことで官民連携の新たな産業振興とにぎわい創出を図る。また、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と国内外トップ大学の連携による共同研究機関を設立し、日本のコンテンツ産業の国際競争力強化、産業育成や海外進出などに貢献するそのほか、浜松町駅方面と、海岸通りや首都高速道路で分断されている竹芝地区を歩行者デッキの整備により結ぶことで、エリア全体を回遊する歩行者ネットワークを強化する。
2014年10月30日水戸芸術館は3月2日~5月12日、個展「坂 茂建築の考え方と作り方」を開催する。同展は、建築家・坂茂(ばん・しげる)の創作と活動を包括的に紹介する日本で初めての大規模個展。紙管をはじめとするさまざまな材料や構法を用いることで、住宅から公共施設、そして災害支援に至るまで、多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家・坂茂の活動の全貌を紹介する。同氏の作品の特徴は、私たちが普段、気にもかけずに見過ごしがちなものの中に建築の材料として特性を見いだし、それを建築作品として実用化するところにあるとされる。氏はそのキャリアの早い段階から、これらの材料を用いつつ優れたデザインで解決する建築家として、独自の建築手法を展開してきた。同展では、初期作品から代表作「ポンピドゥーセンター・メス」、および進行中のプロジェクトに至るまで、氏の仕事を写真、映像、模型、立体展示でたどる。日本初の試みとなった3階建てのコンテナ仮設住宅の実物大モックアップ(一世帯)を屋外に展示し、活動の全貌を俯瞰できる構成を予定しているという。今回、作品の一部が、会期途中の3月10日から1週間程度、地元の学生たちの手によって設営、展示される予定となっており、設営期間に来場すれば設営風景を観覧できる。希望者は設営にも参加可能となっている。また同展に限り、展示作品を写真撮影でき、撮影された写真はSNS上でシェアすることが可能という。会期は、3月2日~5月12日。開館時間は、9時30分~18時(入場時間は17時30分まで)。会場は、水戸芸術館現代美術ギャラリー+水戸芸術館敷地内(茨城県水戸市五軒町1-6-8)。休館日は月曜日。ただし4月29日、5月6日は開館、翌4月30日、5月7日は休館。入場料は一般800円。中学生以下、65歳以上、障害者手帳所持者と付き添い1名は無料。その他、詳細は同館Webページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月15日11月3日、国立競技場で聖杯を頭上に掲げたのは鹿島だった。2年連続5度目のナビスコカップ制覇に、鹿島に脈打つ勝者のメンタリティを見た。ゴトビ監督が「45分のうち最後の5分以外、我々がコントロールしていた」と語った通り、前半は清水がペースをつかんだ。高木俊幸の右ボレーがGK・曽ヶ端準の好セーブに阻まれたのをはじめ、クロスやラストパスがわずかにズレるなど、清水の攻撃からは得点の匂いが漂った。一方、鹿島は初シュートまで43分間を費やしたのだった。しかし、リーグ戦7度、ナビスコ杯4度、天皇杯4度のタイトル経験を誇る鹿島に焦りの色はない。若い清水を相手に攻撃勝負を挑んでは分が悪い。鹿島は1点勝負に持ち込もうとした。最終ラインを束ねる岩政大樹が試合後、「0-0の時間を長くするという自分たちの狙い通りのサッカーができた」と明かした。ワントップで延長戦までシュートを放つこともできなかった大迫勇也も、「システム上、前半は孤立すると最初から思っていた。今日は割り切って、勝つサッカーをした」と胸を張った。ジョルジーニョ監督も「若さがあり、勢いとスピードのある清水に対し、情報を整理して、相手の長所を消す作業をしてくれた」と任務を遂行した選手たちを称えた。試合は後半28分のPKをハタチの柴崎岳が決め鹿島が先制するも、5分後に大前元紀にPKを決め返される。そのまま90分間では決着はつかず。追いつかれる嫌な流れの上、鹿島は交代枠を使い切り、清水は交代枠を1枚残しての延長戦突入だったが、残り30分になって清水と鹿島の形勢が逆転する。前半後半ともに、シュート数は清水が上回った。だが、延長戦では清水のシュート3本に対し、鹿島は6本のシュートを放つ。延長戦に入ってからは清水のDFたちが鹿島の攻撃陣を捕まえきれなくなった。決勝点は延長3分に生まれた。MF・増田誓志が大きくサイドチェンジし、右SB・西大伍へ。西のラストパスを柴崎が大きくトラップ、相手DFを置き去りにして右足一閃!この日2点目となる決勝弾を決めた。大舞台で大仕事をやってのけた背番号20は、「2得点はできすぎ。まさかのMVPでした」と喜びを噛み締めた。柴崎をPKキッカーに指名したジョルジーニョは「なかなかあれだけの選手とは出会えない。20歳ながらベテランのような落ち着きがある。おそらくヨーロッパで活躍する選手になる。日本代表でも不可欠な選手になるだろう」と、その才能を賞賛した。黄金期を知る小笠原満男は「鹿島の選手たちは試合時間や局面でやっていいことと、やってはいけないこと、その両方を理解している」と振り返った。また試合前は「天国(優勝)も地獄(準優勝)も知っている強みがある」とも語っていた。小笠原の言葉が、鹿島の勝者のメンタリティを象徴していた。
2012年11月06日清水の1996年以来となる2度目の優勝か、鹿島の2年連続5度目の戴冠か。3月20日に戦いの火蓋を切って落としたナビスコカップの決勝が、いよいよ今週末に迫った。勝敗の鍵は「若さの清水か、経験の鹿島か」と言われている。10月27日、J1リーグ戦30節で対峙した両軍のスタメン平均年齢は清水が22.82歳、鹿島が27.91歳である。鹿島にはリーグ戦を7度、ナビスコ杯・天皇杯それぞれ4度制した経験がある(清水のタイトル歴はナビスコ杯・天皇杯各1度にとどまる)。一発勝負の大舞台でも怖いものなしの若さが発揮できれば清水がタイトルに近づき、清水の若さを空回りさせれば鹿島が覇権に近づくというわけだ。出場停止の有無も、勝敗を左右するだろう。清水は中盤の底を担う杉山浩太主将を欠くが、鹿島に出場停止の選手はいない。ただ、鹿島は左足付け根を負傷し戦線離脱していたMF・レナトがトップフォームにあるか、微妙なところ。1週間前に行われたリーグ戦での直接対決の結果を受け、監督がどうスタメンをいじるか、清水のワイド攻撃、鹿島のセットプレーにどう対処するか、選手交代が早い清水・ゴトビ監督と鹿島・ジョルジーニョ監督が試合展開に則した積極的な交代策を打てるか。試合のキーを挙げれば、枚挙にいとまがない。ただ、ひとつ鍵を挙げると、当たり前の話だが、決定力に尽きる。サッカー界では「決めるべきところでゴールを決めないと勝てない」という箴言がある。11月3日(土・祝)に限って言えば、「決めるべきところで決めるべき人が決めないと勝てない」となる。そう、清水・大前元紀と鹿島・大迫有也、若きエースが決めるか決めないかが勝敗に直結する。J1リーグ戦30節は、FW・金賢聖(キム・ヒョンソン)からのクロスボールを大前が決め、大迫はGKとの1対1を外すなど不発だった。結果は鹿島1-2清水。若きエースの明暗が、そのまま結果となって表れた。さらにJ1リーグで大迫が6ゴールに対し、大前は倍の12ゴールを量産している。ただ、ナビスコ杯に舞台を移すと、両エースの立場は逆転する。大迫は得点ランキングを独走する7ゴールを挙げ、準決勝第2戦でハットトリックを達成した大前は4ゴールと及ばない。しかも、鹿島の背番号9は、昨年のナビスコ杯決勝MVPを獲得している。大迫も大前も、ニューヒーロー賞の対象となる22歳だが(学年は大前がひとつ上)、チームの浮沈を左右するエースと言える。カップ戦の準優勝は善戦した2位ではなく、最後の敗者を意味する。サッカーの聖地・国立競技場で、ゴールを決め、聖杯を手にするのは大前か、大迫か。ふたりは「エースの仕事」を知っている。ナビスコカップ決勝のチケットは売り切れ。11月3日(土・祝)13:00より、フジテレビ系列にて生中継。
2012年11月01日鹿島埠頭株式会社(茨城県神栖市東深芝)は、東日本大震災の影響により運休を余儀なくされていた、鹿島湾内一周遊覧船「ユーリカ号」の運航を9月15日(土)より再開した。「ユーリカ号」は、土曜、日曜、祝日の13時30分に港公園の隣から出航する、最大乗船人数46名(座席数36席)の個人向けの定期遊覧船だ。乗船運賃は、大人1,200円、小学生以下600円だ。乗船券は当日12時30分より発売。15名以上の団体なら、前日の午前中までに電話予約すれば、平日の臨時運航もしてくれる。団体の乗船運賃は大人1,080円、小学生以下540円。雄大な太平洋に面した鹿島の海、鹿島港を臨むオアシス「港公園」や「神の池緑地」、そして巨大タンカーが停泊し世界が交わる近代的な工業地帯……、これらを約45分かけて巡る。神栖市観光協会によると、「ユーリカ号」の名前の由来は、鹿島港がある神栖市と姉妹都市を結んでいるアメリカ合衆国カリフォルニア州ユーリカ市からとっている。さて、鹿島港は、30万トンのタンカーが入港できる世界最大級の掘り込み港湾。日本を代表する工業生産拠点である鹿島臨海工業地帯の中央部に位置し、原材料や製品の海上輸送基地という重要な役割を担っている。同時に、”工場萌え”にとっては、海から、空中から、地上から、工場を堪能できる”工場スポット”でもある。海からの見学に最適なのが、このほど再開した「ユーリカ号」。空から見学できるのが鹿島港の中央にある港公園だ。公園内にある高さ52mの展望台に上ると、左右に港湾地区、臨海地区の工場を一望できる。この公園も震災の影響を受けたが、改修工事を終え、2012年4月に全面開園となった。開園時間は8時30分~17時00分、第1水曜休み。入場料は大人190円、小人100円。遊覧船で海から、展望台で空から楽しんだ後は、地上からの工場見学へ。港公園からも見学できるが、鹿島一番の工場が密集するのが港公園の対岸に見える工業地帯東部地区だ。この地区の真ん中に位置するのが砂山公園。林になっている小さな丘があるほかは何の変哲もない公園だが、石油化学プラントを鑑賞するには外せないスポットだ。工場のパイプ群が目と鼻の先に迫り、存分に工場を楽しめる。なお、「ユーリカ号」は当日の気象条件により運航が中止する場合もあり、また、乗船定員に達した場合、発券は終了するので注意。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日J1のセレッソ大阪は7月28日、ドイツ・ブンデスリーガのボーフムとMF乾貴士の完全移籍についてクラブ間で合意したと発表した。乾は31日(日)の鹿島アントラーズ戦がC大阪でのラストゲームとなる。C大阪対鹿島戦のチケット情報滋賀・野洲高時代に全国高校選手権で優勝を経験している乾は、2007年に横浜F・マリノスに加入するも、なかなか出場機会を得られず、2008年6月には期限付きでC大阪に移籍する。C大阪では、シーズン終了後に完全移籍を果たすなど攻撃の柱としてチームを牽引し、昨季はC大阪がリーグ3位と躍進する原動力になった。日本代表では、デビュー戦のイエメン戦(2009年1月)など3試合に出場している。なお、鹿島対C大阪戦のチケットは発売中。
2011年07月28日