ミステリー小説『屍人荘の殺人』が実写映画化。2019年12月13日(金)に公開される。主演は神木隆之介。話題の新感覚ミステリー小説『屍人荘の殺人』実写化今村昌弘のデビュー作である小説『屍人荘の殺人』は、「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「本格ミステリ・ベスト10」など、2017年国内主要ミステリーランキングの1位を獲得。その後「第18回本格ミステリ大賞」も受賞。デビュー作としては史上初の4冠を達成した、前代未聞のトリックと連続するサプライズが魅力の新感覚ミステリーだ。物語の舞台は、山奥に佇むペンション。主人公の葉村と、その先輩・明智は、謎の女子大生探偵・剣崎に誘われ、大学生サークルの夏合宿に参加し、そこに宿泊。そこから主人公たちは“想像を絶する”状況に遭遇する。ペンション内で起こる止まらない連続殺人に、逃げ場のない恐怖……。絶望と究極の密室の中、葉村は、明智は、そして剣崎は前代未聞の謎を解き明かし、生き残ることができるのか?閉ざされた“異常”な空間で、探偵たちが体力と知能と命を削り合う、新感覚の本格ミステリーが繰り広げられる。神木隆之介が主演、浜辺美波&中村倫也も出演主人公・葉村譲。ミステリー愛好会に所属し、強引な「探偵たち」に翻弄される大学生。愛好会・会長で自称“ホームズ”の明智に振り回される日々を送る。推理が当たらない万年助手だったが、ワトソンのごとく探偵の助手として立ち回りつつ、前代未聞・絶体絶命の状況に立ち向かっていく。演じる神木隆之介は、『桐島、部活やめるってよ』、『バクマン。』、『フォルトゥナの瞳』など話題作に出演し、『君の名は。』、『メアリと魔女の花』では声の出演も果たしている実力派。ヒロインの女子大生探偵・剣崎比留子役に浜辺美波剣崎比留子は謎の美人女子大生探偵で物語のヒロイン。卓越した推理力で警察からも信頼され、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う。剣崎比留子を演じるのは、映画『君の膵臓をたべたい』で初主演を務め、『センセイ君主』にも出演している女優の浜辺美波。ミステリー愛好会の会長・明智恭介役に中村倫也明智恭介は“神紅のホームズ”の異名をとるミステリー愛好会の会長。事件にとにかく首を突っ込みつつ、葉村譲(神木隆之介)とともに学内の事件を推理する“ホームズ”と“ワトソン”と自称している。演じる中村倫也は、連続テレビ小説「半分、青い。」で話題を呼び、『孤狼の血』にも出演した。個性豊かなキャラたち進藤歩(葉山奨之):先輩のパシリ重元充(矢本悠馬):ホラー映画マニア名張純江(佐久間由衣):ヒステリック女静原美冬(山田杏奈):スマホを落としただけ女下松孝子(大関れいか):ゴマすり女星川麗花(福本莉子):場違い小娘出目飛雄(塚地武雅):関西のおっちゃん高木凛役(ふせえり):クレーマーおばちゃん菅野唯人(池田鉄洋):執事中の執事立浪波流也(古川雄輝):超絶チャラ男七宮兼光(柄本時生):わがまま御曹司監督は木村ひさし、脚本は蒔田光治監督は、ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズをはじめ、『劇場版ATARU』や『警部補矢部謙三』シリーズを手掛けた木村ひさしが務める。脚本には、『TRICK』シリーズをはじめ、ドラマ「MR.BRAIN」や「金田一少年の事件簿」シリーズと、推理もの脚本に定評のある蒔田光治が参加している。主題歌はPerfumeさらに、主題歌はPerfumeが担当。中田ヤスタカがこの映画のために書いた新曲「再生」のアップテンポな音楽が、Perfumの歌で物語に華を添える。ストーリー神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は学内の事件を推理する自称“ホームズ”と“ワトソン”。しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。3人が向かった先は山奥に佇むペンション“紫湛荘(しじんそう)”。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人の幕開けだった――。詳細映画『屍人荘の殺人』公開日:2019年12月13日(金)出演:神木隆之介、浜辺美波、中村倫也、葉山奨之、矢本悠馬、佐久間由衣、山田杏奈、大関れいか、福本莉子、塚地武雅、ふせえり、池田鉄洋、古川雄輝、柄本時生監督:木村ひさし脚本:蒔田光治原作:「屍人荘の殺人」(今村昌弘/東京創元社)配給:東宝
2018年12月09日ラフなシルエットが大人のリラックスムードを演出する、ゆったりワンピース。カラーが「黒」なら全体が引き締まって見えるから、程よくきれいに着こなせます。デザインがシンプルなワンピースは、小物やアクセサリー次第で印象をがらっと変えられるのが便利。 シンプルで女性らしいラウンドネック Spick & Span - COTTON T ワンピース ¥10,584(税込)肌触りの良い、しなやかなコットンのワンピース。 肩の落ちたゆったりシルエットと優しげなラウンドネックで、シンプルながら女性らしく着こなせます。サイドのスリットからレイヤードボトムを覗かせれば、たちまち旬な印象に。デニムはもちろん、レギンスやマキシスカートなどのボトムとも好相性です。スポーティなリブ袖は、カジュアルなキャップなど合わせてデイリーに着回して。 ドライタッチな生地感がポイント FRAMeWORK - バスクサーフニットワンピース ¥12,960(税込)さらっとドライタッチの「サーフニット」と呼ばれる生地を使ったワンピース。吸汗・速乾性に優れており、まだまだ続く汗ばむ季節にも着やすいのが特徴です。フレアスリーブと裾にかけてすとんと落ちるシルエットで、リラックスムード漂う一着。サイドに深めにスリットが入っているので、足さばきもしやすくボトムスとのレイヤードが手軽なのも魅力。五分袖なので秋まで長く使えます。 欲張りワンピースで女性らしさ全開 Plage - TENローンボリュームワンピース ¥24,840(税込)布に包まれているようなたっぷりとしたフォルムが、大人の可愛らしさを叶えるワンピース。やわらかな素材感、ふんわりとした袖、スカートの贅沢なフレア感で女性らしさ全開!ウエストベルトは内側を通すので、バックスタイルはふわっとドレープが広がって、華やかでロマンチックな印象に。それでいてフロントは、リボンできゅっと絞ってエレガントに着られます。ベルトを外すこともできるから、一着でいろいろな表情が楽しめる欲張りなワンピースです。 ほんのりスポーティな膝丈ワンピース ジャーナルスタンダード - コンパクトクールローレルテンジク ゴムS-ワンピース ¥7,560(税込)袖口のゴムとタックがポイントのワンピースは、ハイカットスニーカーと合わせてスポーティに着こなすのがおすすめ。これからの季節は、ワイドパンツやスパッツと組み合わせたスタイリングも。ウエストをベルトマークすると、また違った雰囲気がつくれます。やや厚みがあり、透けにくい素材感も使いやすいのもポイント。 小物使いを楽しみたいベーシックな一着 Spick and Span - コットンボリュームワンピース ¥8,424(税込)トレンドのレイヤードスタイルにもぴったりの、スリット入りワンピース。軽くやわらかいコットンを使用しているので、暑い季節にも嬉しいワンピース。シャープなVネックラインがデコルテを美しく見せて、女性らしさも忘れないデザイン。シンプルにデニムと合わせるのはもちろん、トレンドの柄スカートを覗かせても。スリットワンピースとしてはベーシックなので、小物使いでテイストを変えて楽しめます。 ゆるっとしたワンピースはラインを拾わないので、身体を締め付けたくない気分の日にも優しいアイテム。足元にはポインテッドトゥのフラットパンプスや、スポーティなスニーカーが似合います。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】 ※ どんな着こなしもスタイリッシュに。テクニック要らずの「ロングカーディガン」 ※ 大人カジュアルの外しアイテムは「シンプルなキャップ」が定番です! ※ 今年のスタイルに欠かせない「おしゃれレギンス」のススメ
2018年10月08日今回、私が食したレトルトカレーはこちらです。デデンッ!!『三田屋総本家 黒鶏子チキンカレー』。国産の黒鶏肉を使用しているとのことなのですが、黒鶏肉ってなんでしょうか?インターネットで検索をかけてみたのですが、まったくヒットせず。黒いニワトリの画像がでてきたので、恐らく、というか普通に考えてもそうなのですが、黒鶏肉というのは、黒いニワトリの肉ということになるのでしょう。出典元:DONGSEUN YANG/Shutterstock彼でしょうか。黒いニワトリというのは。なんでしょう。格好いいんですけど、これを食べるのかと思うと少し気が引ける自分もいます。 実際に食べてみるさて、毎度おなじみサトウのごはんをチンして器に広げます。そしてそこに出来上がった黒鶏肉カレーを放出します。どれほど外見が黒くても身は通常の鶏肉のようですね。少し安心です。 その味やいかに!?さて、味ですが、たいそう上品な味わいで、歯ごたえがありつつも口の中では溶けて胃に流れていく黒鶏肉と、まろやかなルーが非常にマッチしており、絶品でございました。要するに、とても美味しかったということです。 正直申し上げますと、はじめ黒いニワトリの画像をみたときは食欲が失せましたが、実際に食べてみると少しでもそんな気持ちを抱いた自分に、黒ニワトリさんに詫びを入れたい気持ちでいっぱいになりました。ごめんなさい、黒ニワトリさん。そしてこれからもよろしくお願いします 総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆おすすめ度★★★★☆黒鶏が非常に珍しいので、贈り物にもいいかもしれませんね! 【筆者略歴】高飛 車太郎
2018年08月27日まさに、一枚でしっかりとキマる、ノンストレスな夏服なんです。「夏の黒=重い」なんて言わせない! カットソーさえも上品に URBAN RESEARCH - 裾フレアハイゲージカットソーワンピース ¥11,880(税込)着心地のよさで外せないのが、カットソー素材。生地感や色によってはラフに見えてしまいますが、黒ならその問題は一切なし!細かく密に編まれた素材なので、しっかりと目が詰んでいてヨレにくく、適度なハリを出してくれています。綺麗なAラインシルエットが上品さをプラス。体のラインを拾わないので、体型カバーはもちろん、通気性が良いので涼しく着られます。 やっぱり、夏といえばリネン NOMBRE IMPAIR - コットンリネンツイルフレアワンピース ¥14,904(税込)夏に欠かせない素材、リネン。黒の暑苦しい印象をリネンの爽やかさがカバーしてくれます。柔らかな風合いに見せてくれる織り方をしているので、コットンリネンでもゴワゴワせず、フレアシルエットが綺麗に出るのが特徴。裾のギャザーとフレアの切替が女性らしく、歩くたびに揺れてアクセントに。華やかなデザインなので、一枚でばっちり! レースの透け感で、涼やかに plage - カットワークレースワンピース ¥27,000(税込)裾のカットワークレース刺繍が夏らしく爽やかに魅せてくれるワンピがこちら。レースならではの程よい透け感が、ヘルシーでありながらも軽やかさをプラスしてくれています。何段にも切り替えたような裾のデザインが動きを出してくれるので、ロング丈のワンピでも重くならず、リゾートにもぴったり。タウンユースなら、今年らしくデニムとのレイヤードもおすすめ。 どんなシーンにも対応してくれる FRAMeWORK - 袖フレアワンピース ¥21,600(税込)上品に見える黒ワンピは一枚あると便利ですね。レーヨンのなめらかな風合いとリネンのナチュラルな印象が混ざって、普段使いにぴったり。今年らしいフレアスリーブは甘くなりやすいですが、あえて切りっぱなしのようにラフに仕上げたのもポイント。Vネックや膝丈の上品さとカジュアルのバランスが取れていて、幅広いシーンで大活躍の予感! 夏の黒でも、涼しく。一枚でおしゃれに見せてくれる黒ワンピは、自分で着ていても、周りから見ても、爽やかに着られるんです!これまで、夏には避けがちだった黒、今年はぜひ取り入れてみてください。 text : FACY LADY 編集部【関連記事】※ショップスタッフ一押し!この秋に買うべき、おすすめブラウスをご紹介※大人のデイリースタイルにハマる。シンプルで上品なバングルはいかがですか?※特別な日のワンピースは、気がつけばいつも『LOKITHO』
2018年08月27日これからの季節、ロングスカートは必要不可欠な主役ボトム。スタイリングがバランス良く仕上がるアイテムで、なりたい自分を見つけてみませんか? ルーズ好きのためのAライン FIL DE FER - ライトダンボール マキシスカート ¥10,260(税込)どんなトップスにも合わせやすく、一枚でも透けないカットソースカートは、ハリのある素材なので足さばきも軽や。腰回りがすっきりとするAラインで、メリハリのあるスタイルを実現してくれます。イージーなカットソー素材ですが、縦ラインを意識したカットワークなので、Tシャツでもかっこよく女性らしいラインを作ってくれます。 ラクなのに女性らしいラインを作ってくれる URBAN RESEARCH - リネンエステルロングスカート ¥11,880(税込)リネン素材で絶妙なフレアシルエットが大人の印象を与えるスカート。裾にかけ程良く広がりをみせるロングスカートは、ヒップラインを拾わず、ラフに着こなせます。清涼感のある麻混素材でナチュラルな印象に。ロゴTやボーダーカットソーと合わせてカジュアルにまとめたり、シャツやブラウスでレディライクに合わせるのもオススメ! 素材を生かしたシルエットを味方に nest Robe - ラミークリンクルスカート ¥28,080(税込)シワがつきやすい素材を、あえてデザインとして利用。切替えからは贅沢にプリーツをあしらい、メリハリを付けつつ、ふんわりとしたシルエットに。トップスにはすっきりとしたアイテムを合わせても、ボリュームのあるアイテムを合わせても相性抜群です。シンプルに着こなしながら普段のスタイリングにワンランク上の雰囲気をもたらしてくれる、そんなスカートに仕上がっています。 いつものカジュアルではなくレディな私に JOURNAL STANDARD - ポプリン ティアードマキシスカート ¥17,280(税込)シンプルなスカートは持っているけど、人とは違う、デザイン性のあるアイテムを探していた方にオススメ。ティアードで適度にボリュームが出るので、着るだけでこなれ感がUP。シンプルなTシャツ合わせても、印象的なコーデに仕上がります。ウエストがゴムなので楽に着こなすことができる、リラックス感のあるマキシスカートです。 気張らず、女性らしさを大切にしたスカート plage - Linen Flared スカート ¥24,840(税込)毎シーズン大好評のリネンスカート。フレア感を見直し、ボリュームシルエットにこだわりました。麻100%なので夏でも快適に、そして歩くほどに空気をまとい、しなやかな揺れ感が魅力の一着。ひざ上から広がりだす美しいシルエットが、「リラックスできる日常着」をコンセプトに掲げるPlageの、気張らない女性らしさを表現しています。 今からの季節、ラクで思わず毎日穿きたくなるロングスカートは、シルエットや素材の違いで色々試してみたくなるもの。いつもと違ったスタイルに挑戦したいときも、シーンに合わせて色んな表情をつくりやすいのは、季節問わずに使える黒です。その可能性を存分に引き出すバリエーション豊かなスカートで、様々な表情を作ってみませんか。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】※秋のトレンドボトムは「暑いうちから」ゲットすべし!※おしゃれは楽していいんです!「ゆったりワンピース」で作る都会のリラックススタイル※ボトムス選びに迷ったら、着回し力抜群な「アースカラーのスカート」をチョイスして!
2018年08月07日今回ご紹介するのは、黒々としたカレールーが印象的な『焼肉屋さんの黒カレー』。製造・販売しているのは、愛知県岡崎市にある『焼肉けんたま家』です。弊社の名古屋支社がある愛知県のご当地カレーということで、ちょっとテンションが上がる筆者。 オカザえもん登場!画像:カレーストリートこちらが焼肉屋さんの黒カレーのパッケージ。黒い背景の上にゴールドで大きく“黒カレー”と書かれています。また、真っ黒なカレーの写真も気になります。めちゃくちゃ黒い……。画像:カレーストリート“黒カレー”の文字の下には「青・赤とうがらしと牛すじをじっくり煮込んだコクのピリ辛」と書かれた文章が。青・赤とうがらし……なにやらとてつもなく辛そうな印象ですが、文末には“ピリ辛”と表記があるのでそこまででもないのか?画像:カレーストリートそしてパッケージを見ていたみなさんも気になっているであろう右下のこの子。筆者もどこかで見たことある気がして記憶を辿ると……画像:ゆるキャラグランプリ岡崎市のご当地キャラクタ―『オカザえもん』でした!岡崎市民なら知らない人は居ないといわれるほど知名度のあるキャラクターです。その独特な風貌が話題を呼び、キー局のバラエティ番組にもよく出ていたそう。筆者も昔、某バラエティ番組で観た気がします……。 「焼肉けんたま家」が作っています!画像:焼肉けんたま家そしてこの焼肉屋さんの黒カレーの生みの親がこちらの『焼肉けんたま家』。愛知県岡崎市にある焼肉屋さんで、鮮度抜群のお肉がウリです。メニューにホルモンが多いのも、お肉の鮮度に自身があるからなんだそう。画像:焼肉けんたま家公式のFacebookには美味しそうなお肉の写真がたくさんアップされています。商品名に“焼肉屋さん”とあるように、カレーにも美味しいお肉が入っているのでしょうか……?期待値が上がりますね。 それでは調理していきましょう!オカザえもんを思い出したところで、カレーを作っていきたいと思います。画像:カレーストリート『焼肉屋さんの黒カレー』は、お湯か電子レンジのどちらかで温めることができます。筆者は今回、湯せんをチョイス。内袋を沸騰したお湯に沈めて、約3~5分間温めます。画像:カレーストリート※ 電子レンジを使う場合は深めの容器に中身を移し、ラップをかけた状態で温めてください。画像:カレーストリートしっかり5分間温め、おなじみ『サトウのごはん』を盛ったお皿に流し込めば……完成です! まあまあ黒くてまあまあ辛い!画像:カレーストリート改めて実物を間近で見ると……黒さが際立っています。それではいただきます! カレーの黒さ・・・★★★★☆商品名に“黒カレー”とあるように、今まで食べてきたレトルトカレーと比べると明らかに黒い!真っ黒とまではいきませんが、こげ茶色をたいぶ煮詰めたような深い茶色です。ただ、筆者的にはもっと黒いのを期待していたので星4つにしました。 実はすごいお肉・・・★★★★☆画像カレーストリートカレーの中には、焼肉屋さんの名に恥じない絶品のお肉がたくさん入っています。こちらは牛肉でしょうか……?薄くスライスされたお肉は程よく脂がのっています。とても柔らかくて美味しかったです! 唐辛子もいっぱい・・・★★★★★画像:カレーストリート実はこの焼肉屋さんの黒カレー……唐辛子の量が尋常じゃありません!カレーをすくうと出るわ出るわ輪切りの唐辛子!キャッチコピーに“青・赤とうがらし”と書かれていたのを忘れていました……。青なのか赤なのか、黒いカレーに覆われてしまうと色もわかりませんが、とにかくその量に驚かされました。 辛さ・・・★★★★☆しかし、これだけ唐辛子が入っているにもかかわらず、辛さは星4つほど。辛さの種類もじわじわと後からくる感じなので、カレー本来の味がわからないことはありません。またカレールーには岡崎原産の八丁味噌も使われており、深いコクを味わうことができました。辛いのが苦手な人も一度食べてみる価値アリですよ! 総評・・・★★★★☆画像:Shila / PIXTA(ピクスタ)ごちそうさまでした~!個人的にはちょっと辛いけどしっかり味のわかる、コクのあるカレールーが高ポイント。ビールが飲みたくなる味でした。また、『焼肉屋さんの黒カレー』は販売元である『焼肉けんたま家』でもいただくことができます。愛知県にお立ち寄りの際は、ぜひ訪れてみてくださいね! 【参考】※ 焼肉けんたま家 – Facebook※ オカザえもん|ゆるキャラグランプリ オフィシャルウェブサイト【画像】※ カレーストリート※ ゆるキャラグランプリ※ 焼肉けんたま家※ 画像:Shila / PIXTA(ピクスタ)【筆者略歴】カレーストリート
2018年07月17日カジュアルにも、フォーマルにも着こなせる黒の洋服を好む女性は少なくありません。鮮やかな色の洋服が溢れる今、なぜ女性たちはあえて黒を選ぶのでしょうか?そこで今回は、黒い服を選ぶ女性の特徴についてご紹介します。あえて「黒い洋服」を選ぶ女性たち出典:byBirthピンクやブルー、グリーンなど、鮮やかな色の洋服が溢れる今、あえて黒い洋服を選ぶ女性たちは少なくありません。カジュアルにもフォーマルにも着こなせる黒という色には、使い勝手のよさ以外にも隠されたパワーがあるようです。黒い服には、勇気や自信が隠されているといわれています。黒い服を着ることで自身に良い変化をもたらすということが、ある実験によって明らかになっているほど。この結果から、様々な色の服が用意されている中で、あえて黒を選ぶ女性が多いのも頷けますね。そこで今回は、黒い服を選ぶ女性の特徴をご紹介します。黒い服を選ぶ女性は、勇気や自信以外に何を持ち合わせているのでしょうか?1. 仕事や恋愛に依存しない出典:byBirth黒い服を選ぶ女性は、何事にも潔い考えを持つ傾向にあります。仕事や恋愛に依存することはなく、我が道を行くタイプだといえるでしょう。黒は、自分を格好良く見せる色です。そんな黒を好むサバサバした女性は、同性から見ても格好良く、憧れの的になることもしばしば。依存心が少ないため、悩むぐらいなら切り捨てるという潔い選択を取るのが特徴です。もし自分の依存心の高さに悩んでいるなら、積極的に黒の服を身に付けるのもよいかもしれません。服に合わせてメイクや髪型も変えることで、内面的にも格好良い女性になれる日も近づくでしょう。2. トレンドに流されない出典:byBirth流行を追って洋服を選ぶのではなく、自分らしさや自分に似合うかどうかを基準に服を選ぶ女性たちは、自分の魅せ方を熟知しているといえます。流行を追うことに躍起になっている女性より、どこか落ち着いた印象を与えるため、実年齢より大人っぽく見られることもあるでしょう。トレンドに流されないとはいうものの、黒の服をオシャレに着こなしている女性たちは、オシャレに鈍感なわけではありません。形、素材、黒の色味などにこだわることで、洗練された雰囲気を醸し出しているのです。憧れのパリジェンヌに黒い服を好む女性が多いのも、トレンドに左右されるだけがオシャレではないという証ではないでしょうか?3. 他人の評価にとらわれない出典:byBirth黒い服を好む女性は、他人の評価にとらわれることはありません。量産型のファッションではなく、自分らしさを追求した黒の服を選ぶ彼女らは、他人の評価を気にするのではなく、自分の心に忠実に生きているのです。他人の評価に一喜一憂する自分を変えたいなら、白やベージュの服はお休みして、黒で統一してみるのもよいかもしれません。黒の色に隠された自信を手に入れ、ブレない強い心を持ちましょう。4. スタイル維持に努力している出典:byBirth黒の服を好む女性の多くは、スタイルをキープするために何かしら努力しています。黒は締まって見えると言いますが、綺麗に着こなすのは意外と難しいもの。黒を着ることで露出した部分が際立って見えるため、ボディーラインが崩れていたら余計に目立ってしまうのです。「スタイルが良いから、黒の服が映える」のではありません。彼女たちは、黒の服を着こなすために、努力してスタイルを保っているのです。黒い服が似合う女性になりたいのなら、日々のボディーケアを怠ってはいけませんよ。5. 明確な目標がある出典:byBirth黒い服を着ることで、勇気や自信を持つことができると説明しましたが、黒い服を好む人は明確な目標を持っている方が多いようです。もしかしたら、目標に向かうために必要な勇気や自信を、黒い服から得ているのかもしれませんね。自分の心に忠実に生きるために出典:byBirth服が内面に与える影響は、決して小さなものではありません。黒の洋服を選ぶ女性たちは、知ってか知らずか自分の心に忠実に生きようとしているのです。一歩踏み出す勇気が欲しいと思ったときは、黒の服を選んでみてはいかがでしょうか?シンプルでいて、洗練された雰囲気を醸し出す黒は、あなたの内面を変えるのとともに相手への印象も変えてくれることでしょう。黒を自分らしく着こなして、ブレない心を手に入れませんか?
2018年07月08日ドラマ「フラジャイル」など数々の話題作に主演する長瀬智也が、この度、映画化としては初となる池井戸潤原作に挑んだ『空飛ぶタイヤ』。長瀬さんにはぴったりともいえる正義感溢れるアツい役を演じるだけでなく、共演陣も魅力的な本作の見どころに迫る。■あらすじよく晴れた日の午後。1台のトレーラーが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎は警察で信じられないことを聞く。突然タイヤが外れた、と。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼は車両の構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太は、赤松の要求を疎ましく思いながらも真実を突き止めるために、また同じころ、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”――。過去にも行われていたそれは、2度とあってはならないことだった。果たして、それは事故なのか事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのか。正義とはなにか、守るべきものはなにか。日本を代表するオールスターキャストによる世紀の大逆転劇が始まる!■ついに池井戸潤の原作がスクリーンで描かれる!第145回直木賞を受賞した「下町ロケット」をはじめ、「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、世相や現代社会の歪みなどを反映させた数多くの作品がドラマ化され、多くの人の共感を得て社会現象化を巻き起こしてきた池井戸氏。累計120万部突破の大ベストセラー「空飛ぶタイヤ」は、これまでドラマ化が続く池井戸作品の中で満を持しての初映画化となる。2006年に単行本が発行され、第136回直木賞候補作にもなった本作は、池井戸氏本人にとって「ぼくはこの物語から、『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」というほどに思い入れのある1作。2009年にはWOWOW連続ドラマWにて仲村トオル主演で映像化され、「第26回ATP賞テレビグランプリ2009」最優秀賞を受賞するなど、早くから多くの期待を集めていた作品だ。■武骨な社会派に挑んだ、アツい出演者たち!主演の長瀬さんをはじめ、本作にはあえて若手の登場を抑え、実力派を揃えたキャスティングが大きな見どころとなっている。長瀬智也/赤松徳郎「TOKIO」のメンバーとして多岐に活躍する一方、俳優としても一目置かれる存在の長瀬さん。どんな困難にも、あきらめず、負けず、そして終わらせない。自らの信念や正義のため何度でも立ち上がる、巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎を熱演する。長瀬さんは、本作で主人公・赤松を演じるに当たって「役の年齢と近いこともあり、共感できる部分がたくさんありました。社会へ勇敢に立ち向かう役をいただき、とても光栄に思います。そして、僕はいつも通り本気でやるだけです」と語っていた。ディーン・フジオカ/沢田悠太長瀬さんが演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松と対峙する、ホープ自動車の沢田課長役を演じたディーンさん。赤松からの再三の再調査要求を疎ましく思いながらも、自らも調査内容を疑問に思い調べていく内に、会社がひた隠す、重大な事実に気づいてしまうという難しい役どころだ。「赤松と沢田は立場が全く違いますが、正義に対して近い価値観を持った2人がぶつかり合い、最終的にはそれぞれの戦いを全うしていく…こういう人たちがいたら世の中いい方向に行くんじゃないかなと、希望を感じながら演じることができました」と、自身の役についてふり返っている。高橋一生/井崎一亮「鉄の骨」「民王」に続き今回が3度目の池井戸作品への出演となる高橋さんが、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮役を演じる。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。赤松や沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の1つとなっている存在だ。「池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と、高橋さんは今回の出演に喜びをあらわにした。脇を固めるキャストも実力派ぞろい!文字通りのオールスターといえるキャスト陣が、本作の脇を固めている。主人公・赤松徳郎の妻・史絵役には深田恭子。ホープ自動車常務取締役・狩野威役に岸部一徳。赤松運送専務・宮代直吉役に笹野高史。港北中央署刑事・高幡真治役に寺脇康文。週刊潮流記者・榎本優子役に小池栄子など、総勢37名にも及ぶ錚々たる面々が集結した。■豪華キャストの競演が垣間見える予告編!公開されている予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする長瀬さん演じる赤松の姿や、製造元である大手自動車会社のホープ自動車の沢田(ディーンさん)、グループ会社・ホープ銀行の井崎(高橋さん)の登場シーンも見ることができる。さらに、赤松を献身的に支える妻・史絵(深田さん)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇さん)、赤松にすべてを託すもう1人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、そして「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部さん)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも解禁されている。最新予告には大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収められており、その先の展開が気になってやまない仕上がりになっている。■サザンの主題歌をフィーチャーしたスペシャルトレーラー解禁!本編映像に「サザンオールスターズ」が歌う主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」をフィーチャーした計2分のロングバージョンも、併せて解禁されている。予告編ではサビしか聴くことができなかった主題歌だが、本作のために桑田佳祐が書き下ろした歌詞も大きく表示され、映画と歌詞の世界を存分に楽しめるようになっている。さらに、タイヤの脱落事故を起こした運送会社の社長・赤松を演じる長瀬さんと、事故の再調査を行う自動車会社の社員・沢田を演じるディーンさんが、「巨大企業の闇」について意味深な言葉を交わすシーンも収録。映像のラストでは、「俺が闘わなくて誰が闘う!」という赤松の気迫溢れるセリフも聞くことがことができる。■大先輩と競演を果たした、ジャニーズJr.の阿部顕嵐にも注目!「Love-tune」のメンバーとして活動する阿部さんは、ドラマ「49」で俳優デビューを果たし、翌年には「近キョリ恋愛~Season Zero~」でドラマ初主演。「近キョリ恋愛」に登場する櫻井ハルカ(山下智久)の高校生時代を演じ話題に。舞台では「魔女の宅急便」へ出演し、舞台「何者」では主演を務めるなど、俳優としての活躍に注目が集まりつつある。本作が映画初出演となる阿部さんは、赤松の下で働く若手整備士・門田駿一を演じている。少々態度の尖った、目つきの鋭い金髪の青年という、阿部さんにとって初めてのキャラクターだ。大先輩・長瀬さんと初共演には「長瀬くんをはじめとした大勢の憧れのキャストの方々とご一緒できて、また同じ空気を吸いながらお芝居ができて学ぶことが多く、とても刺激を受けました」とふり返った。■出演者が語る、それぞれの「守りたいもの」とは?完成披露試写会にて登壇した長瀬さんは「守りたいもの」を聞かれると「やっぱり愛する人じゃないですか」と発言すると、会場からは大歓声が!しかし最後に「いればね」と付け加えて笑いを誘った。一方、ディーンさんは「愛するものといえば、やっぱり家族ですね。子どもたちは命をかけて守らなければいけない存在ですし、自分ががんばらなければ、誰が彼らを導いていけるのかと思ってしまいます」と熱い家族への思いを語った。すると長瀬さんは「本当は俺もそれを言いたかった…」と語って再び客席を笑わせていた。また、高橋さんは同じ質問に「想像力」と回答。「自分が言ったことに対して、相手はどう思うか。相手の立場に立って物事を行うためには、しっかり相手のことを思いやるためには想像力が必要だと思います」と真剣な面持ちで語った。池井戸潤が送る骨太なドラマを、若手俳優にはなかなか出せない“大人の色気”を持った3人が体現する本作。熱い魂がぶつかり合う様は、見逃せない1本となりそうだ。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年06月16日●『空飛ぶタイヤ』長瀬智也は「かっこよすぎた」『半沢直樹』『下町ロケット』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王』『アキラとあきら』『陸王』など、錚々たるヒットドラマの原作を手掛けるのが、小説家・池井戸潤。今また新たに、初の映画化作品である『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)が世に放たれようとしている。大企業のリコール隠しをテーマにした同作は、運送会社、自動車メーカー、銀行など様々な立場の人間が描かれる群像劇。池井戸自身が「僕はこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」とコメントするなど深い思い入れのある作品で、第136回直木賞の候補作にもなった。今回は、池井戸に同作の印象や、小説を書く際に心がけていることなどについて、インタビューした。○シナリオにはほとんど手を入れていない――今回初の映画化ということですが、感想はいかがでしたか?映画化の話は色々来るけど、意外と立ち消えになることも多いんです。今回もダメかなと思っていたのですが、シナリオもしっかりしていて、気持ち良く話が進んでくれました。シナリオに手はほとんど入れないですが、セリフやビジネスシーンのロジックが噛み合ってるのか、ということは見ています。今回は原作にあるPTAのくだりをすっぱり落として、しっかりエッセンスを残している。信頼できるクリエイターだと思いました。――キャスティングについて、池井戸先生から意見を出されることなどはあるのでしょうか?まず口出ししません。プロデューサーさんや監督さんは原作を読んで、イメージを持ってるはずなんですよ。それを作家の都合で口をはさむと、イメージが実現できなくなる。キャスティングって視聴者やお客さんを持ってくるという重要なところですし、商売の邪魔はしたくありません。原作はあくまで原作で、映像関係の賞に「最優秀原作賞」って、ないじゃないですか(笑)。――原作では主人公である赤松社長はもう少しくたびれた印象でしたが、長瀬智也さんが演じていらっしゃるのを見て、イメージ通りでしたか?かっこよすぎましたけど、映画ですから(笑)。赤松像に対して、真剣にとりくんでいらっしゃるという印象でした。監督と相談して、考えながら演技に臨まれていて、「長瀬赤松」として様になっている。途中の辛い場面の演技も印象的で、まさに赤松でしたね。――ディーン・フジオカさんの演じるホープ自動車の沢田や、高橋一生さん演じるホープ銀行の井崎についての印象はどうですか。沢田はちょっとシニカルなキャラなんだけど、クールな感じも、ディーンさんは本当にぴったりでした。一生さんはどうも(ドラマ『民王』の)政策秘書に見えてしょうがない(笑)。でも本当に、相変わらずの良い演技をされていて。『民王』がすごく面白かったので、また秘書にも戻ってくれるといいなと思いました(笑)。――それだけはまり役だったんですね。逆に先生から見て男性像が理想という登場人物はいますか?社長を支え続ける、笹野高史さん演じる宮代のような人生はいいなと思います。○思い入れの深い作品――『空飛ぶタイヤ』は、池井戸先生にとって思い入れのある作品ということですが、どういうところがポイントになっているのでしょうか。今に繋がるベースになっている作品という意味で、大事な作品です。デビューして8年ほど経ち、ようやく直木賞の候補にもなり、作家としての位置付けが変わるきっかけとなりました。書き方を、それまでの作品と変えて、プロット重視ではなく、人をリスペクトして書くようにしたんです。小説ではある期間を切り取っているけれど、約70人分の人生が根底にあって、それぞれがその人生を生きている人間だということを意識しながら書いたのがこの作品です。そういう意味で記念碑的な作品かな。それまではずっとミステリーのつもりで書いていたのに、書店では企業小説の棚にしか置いてもらえず、頭にきて、だったらと企業小説のつもりでこれを書いたら、今度は文芸の棚に入って。世の中わからないなと思いました(笑)。――実際に起こり得そうな事件を、フィクションとして書くというのは、難しいところもたくさんあるのかと思いますが……。これは、リコール隠しという事件をモチーフにして、エンタテインメントとして組み直したものです。「形は違っても、どこにでも起きそうな事件だ」と思っていただければ。なぜそういうことが起きてしまうのか、通底する構造があるのではないでしょうか。●もし、池井戸潤が転職するなら行きたい企業は?○不祥事が起きると引き合いに出される――正義や希望が描かれることも多いのかな、と思っていますが、そういうテーマを伝えたいという思いは強いのですか?正義とか、実はあまり考えたことはないんです。念頭においてはいるけれど、それよりもはるかにエンタテインメントとして楽しんでいただきたい。それが僕が小説を書く最大の目的です。いろんな事件が起きた時に、「あの会社の内部にもいろいろあるんだろうな」と、この小説のことを思い出してくれたら良いですね。――事件というと、今もちょうど隠蔽など話題になることも多いですよね。不祥事が起きると、なぜか引き合いに出されることがよくあります(笑)。――今までたくさんの作品が映像化されてますが、池井戸作品にハズレなし、という印象がありまして。その理由はどういう点にあると思われますか?どうでしょう。ただ、僕の小説は、あまり難しくなくて、ストーリーラインがシンプル。そして、変なラブシーンを出さない(笑)。仕事なら仕事を、徹底して描いています。例えば家族でドラマを観るという状況で、気まずくなることはないと思いますよ。世代が広めで楽しめるような構造になっているのは、事実かなと思います。そう思うと、意外とそういうコンテンツはないのかも知れませんね。若い子向けの恋愛ドラマは、おじさんたちにとっては見づらいし。――幅広く観ることができますもんね。作中では登場人物が困難に苦労していますが、その中でも働くことの面白さが描かれているように感じます。様々な職業を描かれる際の難しさはありますか?全部書き終わった後に、心配なところだけ取材に行くことが多いです。『空飛ぶタイヤ』では運送業の友人がいたので、もし事件が起こったらどうなるのかという話を聞きにいきました。あとは、登場人物がどういう人なのかを忠実に描くことを重要視しています。でもそれは、格上で不都合なこともあるんですよ。「この人はこういうことを言うよな」と思うんだけど、この場面でそれを言ったら話が終わってしまう(笑)。でも登場人物が自然に動くように書いて、納得できる解決を考えていくしかないんです。立場が変われば発言が変わるというのは、サラリーマンにとっては普通のことですよね。そういうことも忠実に描きます。だから、登場人物が悩んでいる時は、実は作者も悩んでいます。今まで最大のピンチは『下町ロケット』かな。主人公の会社にお金がないのに、大企業が特許を買うと言ってきた時に、はねのけてしまうんです。でも、若手社員がすごく反対する。その言葉にあまりにも説得力がありすぎて、全然反論できない。かといってそこで主人公が「そうだよな、売ろう」と言ったら小説が終わっちゃう(笑)。そういう時に作者は、反対している若手も納得するような理屈を出して、説得していかなければならない。実はそれは、読者を説得してるのと同じなんです。そこに妙に物分りの良い若手が出てきて、「社長、やりましょう!」と言ったら、読者も「はあ?」と離れていくわけですよね。だからちゃんと、自然な発言、自然な行動を積み重ねながら小説を作っていくことが大事だと思っています。○映像ならではの表現に唸ったシーン――約70人も出てくると、キャラ作りだけでも大変そうだなと思ってしまいます。『空飛ぶタイヤ』では、登場人物一覧表を作りました。自分のイメージに合う顔を、週刊ダイヤモンドなどから切り抜いて貼った表が、この小説だけはあります。沢田は最初徹底的に嫌な奴として書いたから、一番評価されるキャラクターになったかもしれません。実は彼も、根本は変わっていないんです。沢田側から見れば、読者の感じる人物像もが微妙に変化して、「嫌な奴」から、「ちょっとわかる奴」になるはず。書いていて面白くないのは、正義の味方の主人公です。良いことして当たり前でしょう。半沢直樹のように、ちょっと悪い奴が主人公になっている方が描きやすいです。――映画化されたことで、「ここはやられた、うまかった」と思われた場面などはありましたか?佐々木蔵之介さんのシーンですね。赤松が事件について聞きに行ったときに、絶妙な方言でしゃべるでしょう。あれは妙に印象に残っていて。小説では、あそこまでの空気感は出ないし、本当に「映画ならでは」だと思いました。むちゃくちゃなまっているわけではなくて、少しイントネーションが違うというところがとても良かったです。――こうして色々映像化もされていて、テレビ界や出版界などを舞台に小説を書いてみよう、という構想などは……。それは、角が立つでしょう(笑)。「これは誰のことなんだ」「モデルは誰なんだ」となってくるので、ちょっと書きづらいですね。すっごく面白いものができる気はしますが(笑)。――それはぜひ読みたいです(笑)。『空飛ぶタイヤ』では、中小企業、大企業、銀行とそれぞれの立場が描かれていますが、もし池井戸先生が新卒に戻って就職活動をするとしたら、どのような企業に入りたいですか?どうだろう、大手企業がいいですね。海運会社がいいな。色々な業種があるけど、今まで見てて一番楽しそうなのが海運業の会社でした。海の男っぽいおおらかさがあって、今からでも転職できるなら行きたいです(笑)。おすすめです。――最後に、初の映画化ということで、これまでの映像化作品とここが違う、と思った点を教えてください。一度撮影見学に伺いましたが、スタッフやキャストとの距離が近い気がしました。映画の方が、中小企業っぽいのかもしれませんね。2時間になっていることで作品の凝縮感がすごいです。ぜひのめり込んで観ていただきたいです。■池井戸潤1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞、2010年「鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞。『半沢直樹』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ようこそ、わが家へ』『民王」『アキラとあきら』『陸王』など、数多くの作品がドラマ化され、話題となった。『空飛ぶタイヤ』は、2006年実業之日本社より単行本が刊行され、09年に講談社、16年に実業之日本社にて文庫化、単行本の新版も本年刊行された。第28回吉川英治文学新人賞と第136回直木賞の候補作でもある。2009年にはWOWOWにてドラマ化され、第26回ATPテレビグランプリ2009最優秀賞(ドラマ部門)を受賞。
2018年06月11日映画『七つの会議』が、2019年に全国の劇場で公開される。「半沢直樹」の池井戸潤による企業犯罪エンターテインメントが実写化原作は、『オレたちバブル入行組』などの半沢直樹シリーズ、『陸王』、『下町ロケット』などで知られる池井戸潤の同名小説『七つの会議』。「結果がすべて」そんな考え方が今なお続く中堅メーカー・東京建電を舞台に、とあるパワハラ事件に端を発して浮き上がる会社の“闇”を通して、誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤を描いた作品だ。野村萬斎が初のサラリーマン役で主演主人公で営業一課の万年係長・八角民夫役を務めるのは、野村萬斎。「居眠りハッカク」という不名誉なアダ名を持つ所謂“ぐうたら社員”でありながら、一癖も二癖もある、決して平凡ではないサラリーマン役を演じる。香川照之、片岡愛之助、及川光博ら豪華キャスト出演そのほか、結果第一主義の絶対権力者で営業部長の北川誠役に香川照之、部長の北川が全幅の信頼を寄せるトップセールスマン・坂戸宣彦役に片岡愛之助、パワハラ騒動後に“花の”営業一課長に急遽抜擢される原島万二役に及川光博、東京建電の親会社であるゼノックスの代表取締役社長・徳山郁夫役に北大路欣也と、実力派の豪華キャストが脇を固める。「半沢直樹」演出の福澤克雄が監督監督を務めるのは、同じく池井戸潤の作品を原作とするテレビドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」の演出、映画『祈りの幕が下りる時』の監督などを担当した福澤克雄。これまで多くの池井戸作品を手がけてきた同氏が、今作では「会議」を舞台に、極限まで追い詰められた人間の心情と行動をドラマチックに描き出す。あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で、部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。そんなある日、突然社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。作品情報『七つの会議』公開時期:2019年原作:池井戸潤『七つの会議』出演者:野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也監督:福澤克雄『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』音楽:服部隆之「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」脚本:丑尾健太郎「ブラックペアン」、李正美『祈りの幕が下りる時』©2019映画「七つの会議」製作委員会
2018年05月13日狂言師の野村萬斎(52)が直木賞作家・池井戸潤氏(54)のベストセラー小説を映画化した「七つの会議」(2019年公開予定)に主演すると、一部スポーツ紙が報じている。 記事によると同作で萬斎が演じるのは、中堅電機メーカーの万年係長の主人公役。主人公が上司をパワハラで訴えたことをきっかけに、社内の問題が次々と明らかになっていきストーリーが展開される。 同作には池井戸氏原作のTBS系ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などに出演した、香川照之(52)、及川光博(48)、片岡愛之助(46)、北大路欣也(75)ら“池井戸組”の常連が集結。ヒットの期待が高まっている。 「『七つの会議』は、13年に少年隊の東山紀之さんの主演作品としてNHKでドラマ化されています。これだけ短いスパンでドラマ化・映画化というのは、あまり例がないこと。しかしオリジナルの脚本ドラマ・映画がヒットしなくなった昨今、売れっ子作家の作品の争奪戦はさらに激化してしまっています」(出版関係者) 特に池井戸氏の作品は民放キー局のみならず、NHKそしてWOWOWも次々とドラマ化。売れ筋の原作10作品以上が映像化されている。TOKIO・長瀬智也(39)主演の映画「空飛ぶタイヤ」(6月15日公開)も、09年に仲村トオル(52)主演作としてWOWOWでドラマ化されている。 「池井戸さんの作品はドラマ化が連発してきました。その争奪戦は今後、映画化をめぐっても巻き起こるだろうといわれています。原作のファンとしては、テレビと映画を見比べるのが楽しみになりそうです」(芸能関係者)
2018年05月11日「陸王」「下町ロケット」などの半沢直樹シリーズほか、代表作を数多く抱える池井戸潤。その中でも傑作小説として名高い「七つの会議」を、野村萬斎主演で実写映画化することが決定した。■あらすじ都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、成績を上げられずに場違いすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。■初の池井戸作品に出演する野村さん「結果がすべて」そんな考え方がいまなお続く会社が本作の舞台となり、主演を務めるのは狂言界の至宝にして、俳優としても存在感を放つ野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像の主人公・八角民夫に挑む。野村さんにとっては、初のサラリーマン役となり、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメント。作品に関しては「登場人物たちが人生を懸けてしのぎ合う、手に汗握る物語。原作をご存知の方も、そうでない方も、そのスリリングな展開を大いに堪能していただけるはずです」と大いに期待を寄せた。そのほかキャストにも、社内で絶対的な存在である営業部長・北川に香川照之。うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博。営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助。零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春。そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、いままでの池井戸作品を支えてきた、重厚かつ超豪華な俳優陣が揃った。会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがしていく、働くことの「義」を問う内容は必見だ。『七つの会議』は2019年より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月10日小説家・池井戸潤の『七つの会議』が実写映画化され、狂言師の野村萬斎が主演を務めることが10日、明らかになった。2019年の公開を予定している。同作は池井戸による企業小説を実写化。都内にある中堅メーカー・東京建電で起きたパワハラ騒動をきっかけに、想像を絶する秘密と闇が明らかになっていく。野村は営業一課の万年係長でぐうたら社員の八角民夫を演じる。『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』などを手掛け、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』と池井戸作品とともに歩む福澤克雄がメガホンを取る。営業部長・北川に香川照之、うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博、営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助、零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春、そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、実力派キャストが揃った。野村は「ようやくめぐり合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています」と喜びを表す。「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」と意気込んだ。また、共演者について「特に、香川さんは、芝居と古典芸能の両側の世界で生きる者として、"気""間合い"のような独特の感覚が互いにあるように感じています。共演が本当に楽しみですね」と期待を寄せた。ドラマ『半沢直樹』の土下座シーンも話題となった香川は「池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透しているという点では、そこに出演する私に求められる役割はほぼ確定していると言ってもいいのだが、主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点だ」と語る。及川も「『半沢直樹』以来の池井戸作品の出演となります。いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています」と期待を表した。同じく『半沢直樹』で独特の存在感を見せた愛之助は、「野村萬斎さんとはプライベートで仲良くさせて頂いておりますが、仕事をご一緒するのは初めてです。同じシーンが多いのでリラックスして撮影をすることができております。香川さんは歌舞伎の舞台でご一緒することがあるので、いろいろなお話ができ楽しませて頂いております」と印象を明かす。TEAM NACSの音尾は、「『陸王』に続いて、池井戸先生の作品にまた出演できて幸せです」、北大路も「『半沢直樹』以来、久しぶりの福澤監督演出になります」と、池井戸作品のオールスターが集結。立川は「狂言師、歌舞伎役者、アーティスト、ちょっぴり落語家も。あいかわらず福澤組のキャスティングは一筋縄ではおさまりきりませんね」と驚きを語った。福澤監督は「今作は『会議』を舞台にした物語。今まで見たことのないような映像表現に挑戦し、極限まで追い詰められた人間の心情と行動を、ドラマチック、且つダイナミックに描ければと思います」と構想を明かした。撮影は4月30日から始まり、6月上旬のクランクアップを予定している。
2018年05月10日黒って無難で便利な色。そんな風に思っていませんか?実際なんとなく黒を着ているとフォーマルな感じになり、オフィスでは真面目そうな印象に見えて便利な側面はありますよね。ですが、黒のもともとのイメージは「お葬式」や「何にも染まらない」など、かなり強く固いイメージなのです。服に黒を取り入れて、さらにメイクにも黒を入れてしまうと、場合によっては強すぎて近寄りがたいことも。そうならないように、メイクの黒は控えめに、たまにはブラウンと混ぜるなどして上手に使いこなしましょう。黒は何にも染まらない色出典:byBirth黒は何にも染まらない色として、古くから裁判官の服などに取り入れられてきました。このため、黒には威圧感や重厚感、近寄りがたいイメージがあり、実は初対面の人に会うときには不向きなカラーなのです。黒は手入れも楽だしなんとなく無難な色なので、気づけばオールブラックの服装になっていることもあるでしょう。ですが、それをさらにメイクに、特に目周りに入れてしまうと、威圧感が出すぎる可能性も。黒は使いどころを見極めて、すこしぼかすなど、柔和な印象を与えながら使うようにしていきましょう。黒の発するメッセージは「私に話しかけないで!」出典:byBirth黒の発するイメージは「私に話しかけないで!」。集中して仕事したい時などは黒のジャケットが有効ということですね。ですが、みんなと仲良くなりたい時や、初めて会う人に好印象を持たれたい時は不向きな色です。黒は何といっても何にも染まらない色で、人の意見を受け入れない印象がどうしてもあります。また、葬儀に使われることから悲しみを表す色でもあり、柔らかい印象づくりには不向きです。このため、少し柔らかくした紺色やブラウンカラーが、黒の代わりに使える色として人気があります。服であれば、どちらか自分に似合うものを選んで着こなすとよいでしょう。黒は主張が強い色、メイクでは控えめに出典:byBirth黒は本当に主張の強い色です。人の目や眉、髪もなかなか真っ黒の人は少なく、すこしブラウンがかっていることが多いでしょう。ここに、真っ黒なメイクアイテムを入れると、そこの主張が激しくなり、かなり目を引きやすくなります。このため、メイクで多用しすぎると、かなり強い印象を残しすぎることになり、怖いイメージすら持たれかねません。メイクにブラックを取り入れるときは、マスカラだけにするなど、一点のみにしておくとよいでしょう。アイラインの黒はかなり強い、二重の人はブラウンがおすすめ出典:byBirthアイラインに黒を入れる人は多いかもしれませんが、アイラインの黒は実はかなり強烈な印象を残します。このため、もともと目のインパクトの強い二重の人は、黒ではなくブラウンを使う方がおすすめです。または、黒を使用するときは、ブラウンのシャドウでぼかすなど少し工夫をしてみるとよいでしょう。強烈すぎる印象を柔らかくしてくれますよ。アイシャドウはブラック系を使うときは場面を選ぼう出典:byBirthアイシャドウでもブラック系はありますが、これはかなり場面を選ぶ色です。それこそハロウィンパーティーなど、特殊な場に限定した方が良いかもしれません。一般的なオフィスでは多くの場合好感を持たれにくいですし、よほどモード系でない限り、男性受けも悪いでしょう。ブラックは要所要所に少しだけ使うのが、おしゃれなメイクのコツです。眉は黒よりもダークブラウンが柔和出典:byBirth眉を黒でしっかりと描くと、ちょっと強すぎる、まるでのりを貼ったような印象になることがあります。こうなりたくない時は、眉の色はダークブランを使用するのが、おすすめの方法です。ダークブラウンは、髪色よりも少しだけ濃い色を選ぶと、柔和かつしっかりとした印象の眉が描けるでしょう。ペンシルよりもパウダーで描いたときの方がふんわりとした印象にはなります。しっかり描きたい、1日キープしたい時は、ペンシルやリキッドタイプを選んでください。黒はモードで強い色、使うときは選ぼう出典:byBirth黒はモードでおしゃれですが、一方でとっても強い色でもあります。使うときは場面を選んで使いましょう。またはワンポイントだけブラックにして、他のところは柔らかくまとめるなどすると、大人の女性の柔らかさが出て、おすすめの使い方です。
2018年05月03日「第41回日本アカデミー賞授賞式」が3月2日(金)に開催され、『三度目の殺人』が最優秀作品賞を受賞した。10部門において優秀賞を受賞している『三度目の殺人』は、作品賞以外にも、最優秀監督賞、最優秀脚本賞など、計6部門で最優秀賞を受賞し、圧倒的な強さを見せた。なお、最優秀主演男優賞は『あゝ、荒野 前編』の菅田将暉、最優秀主演女優賞は『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優、最優秀助演男優賞は『三度目の殺人』の役所広司、最優秀助演女優賞は広瀬すずが受賞した。『三度目の殺人』は、是枝裕和監督が法廷を舞台に、狭い接見室のガラス越しに展開される弁護士と犯人のただならぬ攻防を描いた心理サスペンス。殺人の前科のある三隈(役所さん)が、解雇された工場の社長を殺害。犯人の国選弁護士(福山雅治)は、死刑確実といわれる判決を無期懲役に持ち込もうと意気込む。だが、三隈は接見のたびに供述を変え、被害者の娘(広瀬さん)との接点も明らかになるなど、裁判は迷走していく。坦々としたやり取りに、手に汗握る緊迫感が加えられた芝居と演出が光る作品だ。個人でも最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞の3冠に輝いた是枝監督は、恐縮の面持ちで「現場で脚本があまりに変わっていくので、プロデューサー陣が“これは本当にやばいんじゃないか”と、何度か会議室に呼ばれました。この規模のものを、オリジナルの脚本を書いた人間が監督をするというレアなケースだと思いますが、信頼していただけて感謝をしています」と想いを込める。そして、授賞式にはいなかった主演の福山さんに向けて、「福山雅治さんが、僕が悩んで先が見えなくなったとき、常に“大丈夫ですよ、音楽もそういうときに、いいものが生まれたりするから”と、信頼して任せてくれました。本当に感謝しています。彼のもとへ届けたいと思います」と、心のこもったメッセージを送った。是枝監督とともにステージに立った広瀬さんは、「なんか…お腹が痛いです。素敵な景色を見させていただきました。ありがとうございます」と告げ、役所さんも「原田組(※『関ケ原』で優秀男優賞を受賞)と是枝組の間に挟まって、複雑な気持ちですが…、おめでとうございます、監督!」と笑顔で祝った。(cinamacafe.net)■関連作品:三度目の殺人 2017年9月9日より全国にて公開© 2017フジテレビジョンアミューズギャガ
2018年03月02日舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』が2月17日(土)、東京・紀伊國屋ホールで開幕する。舞台「熱海殺人事件」CROSS OVER 45」チケット情報つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の45周年を記念した本作は、演出を岡村俊一が手掛け、木村伝兵衛部長刑事を味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た新任の刑事・熊田留吉を石田明(NON STYLE)という布陣で上演される。昨年に引き続き、木村伝兵衛を演じる味方に話を聞いた。「今年はより木村伝兵衛という役の重さを感じています」と語る味方。「去年はどこかがむしゃらな部分もあって、『俺が木村伝兵衛をやるんだ』という気持ちが前に出ていたし、『若さで勝負するんだ』という気持ちがあったけど、今年はそれが取り払われて。もっとこの役と向き合っていかなければ、もっと本質で向き合っていかなければ、『熱海殺人事件』という本を僕が理解して、全部を回していかなければって。そう考えると、これほど大変なことはないなと感じますね」と、昨年初めて木村伝兵衛を演じ、その中でただひとり、続投で出演する意味や役割を全身全霊で受け止める。石田や木崎、敦貴、匠海との共演には「異種格闘技戦」的な魅力を感じているという。「まず自分の部下役に石田さんがいるって、これほど怖いことはないです。圧倒的な芝居スキル、心を持ってる人なので。稽古してても泣かされそうになるんですよ。伝兵衛なのに、やばいやばい負ける負ける、みたいな。強力な仲間だけど一番のライバルです。ゆりあちゃんやα-X’sのふたりには、稽古場で『あ、新しい空気が入ってきた』と感じています。初舞台だったりもするので、純粋な部分がやっぱりあって。役者ってどうしても計算でやる部分があるんだけど、そうじゃない生のもの、わからずにやってるからこそ出てくるものがあるんですよね。それに心が動かされる瞬間があります。このカンパニーの新たな『熱海殺人事件』ができると思います」この作品には表面上の物語とその奥にある想いという構造があるが、観るうえで準備は必要か聞いてみると「もちろん本質を知って欲しいという気持ちもあるけども、でも『なんかすげーもん観たな』と思って欲しいんですよね。『すげーことやってんな』『自分たちにはできないな』と思ってもらえればもらえるほど、僕は嬉しい。だから前情報なしでいいと思います。その中で気になったらもう1回足を運んでもらって、誰かひとりだけを観てみたり、人間模様を観察してもらうとまた楽しめると思う。無理に話を理解しよう理解しようと思って観ると、置いてかれちゃいますから!」。公演は2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2018年02月05日つかこうへいの代表作として上演され続けてきた「熱海殺人事件」の45周年公演『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』が2月17日(土)に開幕する。その公開稽古と囲み取材が行われた。舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』チケット情報つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろし、以降、東京・紀伊國屋ホールを拠点に“春の風物詩”と呼ばれるほど再演を重ねられてきた「熱海殺人事件」。2010年につかが亡くなった後も“つかこうへい復活祭”として紀伊國屋ホールで上演され続ける作品だ。今年はその45周年を記念し“CROSS OVER 45”と銘打ち、演出を岡村俊一、木村伝兵衛部長刑事を味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た刑事・熊田留吉を石田明(NON STYLE)というメンバーでつくりあげる。公開稽古では、稽古が白熱しすぎてボロボロ(!)という服装で登場したキャスト陣が冒頭から15分ほどのシーンを披露。木崎は大人の恋心を秘めた婦人警官を体当たりで演じ、石田は未熟な若手刑事を笑いも織り交ぜながら繊細につくりあげ、Wキャストで(公開稽古では途中交代で出演)恋人殺しの犯人を演じた敦貴と匠海は圧倒的な透明感で新たな大山像をみせた。そして昨年、馬場徹と並び史上最年少の24歳で木村伝兵衛を演じた味方は、より圧倒的な存在として場の空気を動かし、“CROSS OVER 45”ならではの『熱海殺人事件』をみせつけた。稽古後の囲み取材では、味方が「新たなメンバーと、45年間の想いを背負いながら僕らの『熱海殺人事件』をつくれたら」、石田は「ひとり、お笑いですけど、この歴史のある作品の名を汚さないようにがんばりたいです」、木﨑は「AKB48を卒業して初の仕事がこの舞台でよかったなとすごく思っています。心強い先輩方もいらっしゃいますし、自分もがんばらなきゃと思うような後輩たち(敦貴・匠海)もいるので。やりがいがあって楽しいです」と笑顔。敦貴は「同じグループのメンバーとWキャストで演じることができて幸せですし、ライバル心を強く持って取り組みたい」、匠海は「僕にとって初舞台ですが、敦貴には負けたくないので精一杯がんばります!」と意気込む。石田が「この舞台は変な人しか無理ですから。ひと癖もふた癖もないと台本に食われちゃう!」と話す本作。コメディタッチな演出に質問が及ぶと味方が「実はその裏に何があるのか、僕らの台詞の裏に何があるのか、ということに気づくと、メッセージがすごく詰まっていて。表だけで探っていくと見つからない部分、この人はなんでこんなこと言うんだろう、こんなことやっているんだろうっていう部分がある」と解説する場面も見られた。公演は2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。撮影・取材・文:中川實穗
2018年02月01日証拠隠滅や偽造に脅迫など、どんな汚い手を使ってでも依頼人を無罪へと導く冷酷非道な剛腕弁護士アナリーズ・キーティングを主人公としたサスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』。※本記事はネタバレを含んだ内容です。これから視聴予定の方はご注意ください。『殺人を無罪にする方法』そのシーズン3が3月7日、DVD Vol.1~4をレンタル開始、DVD Part1を発売(4700円+税)、一挙デジタル配信を開始する。さらに3月20日には、DVD Vol.5~8のレンタル開始、DVD Part2の発売(4700円+税)も予定している。主人公アナリーズを演じるのは、ヴィオラ・デイヴィス。彼女は同ドラマシーズン1の演技が評価され、2015年にはエミー賞ドラマ部門主演女優賞に選ばれている。エミー賞はテレビ界のアカデミー賞とも呼ばれており、受賞はアフリカ系アメリカ人女性としては初となる快挙だった。また製作総指揮を務めるのは、『スキャンダル』など数々のヒット作を生み出したションダ・ライムズだ。『殺人を無罪にする方法』のシーズン2のラストでは、アナリーズの法律事務所のインターン生ウェス・ギビンズ(アルフレッド・イーノック)の父親が射殺された。そしてシーズン3でも、同法律事務所の周囲で遺体が発見されたが、犠牲者はまさかの人物。止まらない殺人事件にアナリーズは何をするのか。視聴者さえも試される、緊迫感あふれる怒涛の展開となっている。(C)2018 ABC Studios
2018年01月24日デヴィッド・ルヴォー演出の『黒蜥蜴』が1月9日、東京・日生劇場で開幕した。原作・江戸川乱歩、脚本・三島由紀夫で描かれた物語は舞台にどう立ち上がったのか。女賊・黒蜥蜴を演じる中谷美紀、探偵・明智小五郎を演じる井上芳雄をはじめとするキャストが見せたのは、そここに“美”が宿る世界だった。舞台『黒蜥蜴』チケット情報観客を待っているのは、すりガラスが半分残った天井だけが用意された舞台。ほかには何もない薄暗闇の中に生演奏の音楽が流れ始めると、いくつものドアが現れた。人々が追い追われるように行き交うなか、いつしかそこはホテルの一室となる。のちの場面には、すりガラスの天井が東京タワーの窓になったりもする。魔法のような、しかし演劇だからこそできるこの仕掛けが想像力を掻き立て、瞬く間に物語に入り込ませてくれる。物語は、宝石商・岩瀬(たかお鷹)の娘・早苗(相楽樹)を誘拐するという脅迫状が届いたことから始まる。探偵の明智(井上芳雄)を見張りに雇い、見合いのために大阪のホテルにやって来た岩瀬父娘。そこには上客である緑川夫人(中谷美紀)がいたが、彼女こそ、誘拐予告をした女賊・黒蜥蜴だった。しかし、美しいものを盗み、その美しさを永遠に留めるという自分の美学と信念のみに生きてきた黒蜥蜴が、明智と出会うことで初めて恋というものを知る。やがて早苗をさらうことに成功するも、明智への思いに自らが苦しめられることとなる黒蜥蜴。扮する中谷は、その揺らぎを生々しく見せた。妖艶に佇み、大胆に冷酷に犯罪を決行しながらも、狂おしく惑う姿には、心寄せずにはいられない。対する明智を演じる井上。探偵であるにもかかわらず犯罪への憧れを口にするその危うさに色気が漂う。自信たっぷりに黒蜥蜴を追い詰める様、そして黒蜥蜴の悲しみを受け止める姿に、持ち味である気品が存分に活かされる。家政婦のひなを演じた朝海ひかるの黒蜥蜴への妄信的な献身、黒蜥蜴を慕う雨宮役の成河が見せた嫉妬や葛藤も、この物語の深度を増した。黒蜥蜴に仕える妖しげなダンサーたちも意味深だ。さらには、岩瀬の傲慢、早苗の無邪気が、黒蜥蜴という存在の純粋さと尊さをあぶり出す。中谷が早替えで見せる黒蜥蜴の衣裳も必見。本当に美しく生きるというのはどういうことなのか。ルヴォーとキャストが相反する様々な感情と世界を提示しながら、美しき愛を残酷なまでに突きつける。東京公演は1月28日(日)まで。その後、2月1日(木)から5日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。取材・文:大内弓子
2018年01月11日2018年も『熱海殺人事件』が東京・紀伊國屋ホールで上演される。婦人警官・水野朋子を演じる木崎ゆりあと、演出を手掛ける岡村俊一に話を聞いた。舞台「熱海殺人事件」CROSS OVER 45チケット情報“春の風物詩”と呼ばれるほど紀伊國屋ホールで上演されてきた『熱海殺人事件』。1973年に初演、映画化、ドラマ化もされたつかこうへいの代表作で、2010年につかが亡くなってからも、つか作品を数多く手がける岡村俊一の演出で同劇場で上演され続けている。その2018年版は、木村伝兵衛部長刑事を昨年に引き続き味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た刑事・熊田留吉に石田明(NON STYLE)で上演する。木崎はこの9月にSKE48・AKB48を卒業したばかり。女優としてやっていきたいという木崎の、卒業後初の演技仕事となる。「今はビックリというのが一番簡単で分かりやすい気持ちです。『熱海殺人事件』は有名な作品ですし、4人芝居のうちのひとりとして演じるというのも驚きました。早口大丈夫かなとか(笑)、不安なことはいっぱいありますが、その何倍も楽しみ。これ以上ないくらいありがたいです」。そんな木崎を岡村は「AKB48時代からパンチ力がある役柄をやってのけることができる勢いや思い切りの良さがある。今回は傷だらけのゆりあを(笑)、演じてもらおうと思っています」。木崎が演じるのは水野朋子婦人警官役。これまでもさまざまな女優に演じられてきた役柄だが、岡村は「水野朋子はすごいパワハラとセクハラにあう役なので、それに生の反応で返せばいい演技になっていく。俳優というのは『こういうことが起きたときにあなたはどうしますか』と問われ続ける職業だと思うので。だから頭で考えて『こんな役にしようと思ってる』では通用しない。特につかこうへい流の作品は。追い込まれている姿を見せるというような、そういう芝居になると思います」。その中でも木崎は「攻撃陣3人を受け止めて返す側。そのときどきできちんと二塁打を打ったりバントをしなきゃいけない」(岡村)と4人芝居ならではの苦労もありそうだが、木崎自身は「舞台経験がほぼないに等しいので、それでこの極限まで持ってかれる舞台に参加するのが楽しみです!」と頼もしい。岡村の演出作品には、『あずみ』の川栄李奈、『新・幕末純情伝』の松井玲奈と元メンバーが出演しているが「川栄にも松井玲奈ちゃんにも負けたくない気持ちがあります。稽古で『川栄はもっとできたぞ』『松井はもっと動けたぞ』と言われたら悔しいし。超えていきたいですね」公演は2018年2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年12月27日「池井戸作品は、最後に跳ねるんです。今回も池井戸マジックが炸裂して視聴率20%超えを達成するのではないかと、期待の声があがっています」(テレビ局関係者) 12月24日、池井戸潤原作のドラマ「陸王」(TBS系)が最終回を迎える。主演の役所広司(61)や竹内涼真(24)の熱演が話題を生んでいるこの作品、第9話までの平均視聴率は15.44%。第9話の視聴率は15.7%だが、その前の第8話では17.5%を記録している。 これまで池井戸作品のドラマ化は、いずれも最終回で視聴率を大きく上げてきた。13年7月期に放送されたドラマ『半沢直樹』(TBS系)は第9話が35.9%だったのに対して、最終話は42.2%!6.3%も数字を伸ばし、社会現象となった。 翌14年4月期に放送された『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)も14.1%から17.6%と3.5%増。15年10月期の『下町ロケット』(TBS系)も18.2%から22.3%と4.1%のジャンプアップを果たしている。いったいなぜこうした池井戸マジックは生まれるのか。前出のテレビ局関係者はこう語る。 「池井戸さんの作品は、最後に大逆転があります。主人公は理不尽な扱いを受けて窮地に追いやられる。それでもめげることなく耐え続け、最後に悪を討つのです。ドラマ化に際しては『半沢直樹』に代表されるように、わかりやすい盛り上がりを作っています。勢いをためてためて、最後に決め台詞。そして見栄を張ったところで顔をアップする。まるで歌舞伎のような展開が、クライマックスを盛り上げてくれるのです」 つまりため続けた力を最後に爆発させているのだ。さらにTBSも、そうした最後の盛り上がりを徹底サポート。『陸王』の最終回は、14時からダイジェスト版を放送。19時からもダイジェスト版を入れ、これまで見逃していた視聴者を取り込んでいる。またドラマ自体も25分拡大版にするなど、異例の『陸王』シフトで望んでいるのだ。 果たして、池井戸マジックは今夜も炸裂するのか。ドラマの内容とともに、その数字にも注目したい。
2017年12月24日アルツハイマーになった元連続殺人犯が、新しい殺人犯の登場により忘れていた過去の殺人の習慣が蘇り、2人の間で激しい死闘が繰り広げられるクライムスリラー『殺人者の記憶法』。韓国を代表する俳優ソル・ギョングとキム・ナムギルが共演する本作から、この度日本版予告編が到着した。公開された予告編は、薄暗い竹林の中に横たわる一人の男、ソル・ギョング演じる元連続殺人犯・ビョンスの独白からスタート。そして、接触事故でビョンスが出くわしたのは、謎の男・テジュ。彼に自分と同じ“何か”を感じ取り、彼も殺人鬼だと確信し警戒するビョンスだが、そんな中テジュは言葉巧みにビョンスの愛娘・ウンヒ(キム・ソリョン)に近づき親しくなってしまう。テジュが殺人犯であると通報しても全く相手にされず、一人でウンヒを守ろうとするビョンスだが、次第に病状が進行。映像では、「記憶が消える」「俺の脳が死んでいく」と妄想と現実の狭間で混乱していく様子も描かれている。『殺人者の記憶法』は2018年1月27日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月31日『ダンケルク』でもいぶし銀の名演を発揮するケネス・ブラナーが主演・監督を務める『オリエント急行殺人事件』。アガサ・クリスティーによるミステリーの名作を、“全く新しい”エンターテインメントに生まれ変わらせた本作から、新たな1分30秒の予告編とポスタービジュアルが公開された。到着した映像の冒頭では、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェット(ジョニー・デップ)と“正しき者の守護者”と世間から呼ばれているという世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)のやりとりが映し出される。ポアロが眼光鋭く見つめかえしたラチェットは、やがて刺殺されてしまう。「乗客全員が容疑者だ」と断言するポアロは、共通点といえば目的地のみ、境遇はさまざまな教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌の13名の捜査を開始する。列車の外へ逃げる影や、ポアロに詰め寄る者、拳銃を構える者、暴力を振るう者、泣き叫ぶ者…物語が激しく展開していく様子も見て取れる。殺人事件を描いてはいるものの、画面が煌びやかなのは、65mmフィルムで撮影されたからのみならず、「この列車には、名優たちが必要だった」とのポスターのコピーが示すとおり、“全員名優”だからこそ。クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは、本作について「曾祖母は列車が大好きでしたし、実際に彼女はオリエント急行に乗車していろいろな旅に出てたくさんの経験をして、それら全てが彼女の描くストーリーにつながりました。『オリエント急行殺人事件』は、彼女にとって間違いなく“特別な作品”です」と明かしており、これだけの豪華キャストが実現した理由といえる。さらに「ケネスが演じるポアロは、いままでのポアロよりもスタイリッシュで、よりアクティブになっている。そして、これまでのポアロとは違ったアプローチで列車の外でのシーンもある」と、名探偵ポアロ演じるケネスに太鼓判を押し、原作を知っている人に対してもサプライズがあることをほのめかす。そんなポアロを演じたケネスは、全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたことでも知られている。本作でも、監督も兼任しており、「アガサ・クリスティーの作品を描くには、素晴らしい娯楽作というだけでなく、喪失感や、悲しみという心の奥深くに触れることになる。本作でも登場人物は、多くの感情的な秘密を抱えている」とケネスは分析。続けて、感情的な秘密を表現するキャストについて「深い感情を見事に体現できる名優たちとキャラクターを組み合わせることに興奮したし、彼ら全員を描くプロセスにもワクワクした。そして、皆で、積み重ねたストーリーの層をはがし、人間性の層もはがしていったんだ」と名優たちとの共演をふり返っている。到着した映像やビジュアルでも確認できる、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォーといったアカデミー賞ノミネート・受賞俳優に、『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー、『僕のワンダフル・ライフ』のジョシュ・ギャッド、大ヒットミュージカル「ハミルトン」やミュージカルドラマ「SMASH」のレスリー・オドム・Jrといったキャストたち、ケネスとともにプロデューサーを務める巨匠リドリー・スコットや『シャーロック・ホームズ』脚本のサイモン・キンバーグなど、とにかく “豪華すぎる”本作。この冬、“世界一の名探偵”ポアロが豪華列車で、華麗な謎解きの旅へと誘う。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日今年、藤原竜也×伊藤英明×入江悠監督でリメイクされ大ヒットを記録した『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のオリジナル作品『殺人の告白』の監督が手がけ、カンヌを大いに沸かせたスタイリッシュ・ヒロインアクション『THE VILLAINESS』が、邦題『悪女/AKUJO』として2018年2月に日本公開されることが決まった。犯罪組織の殺し屋として育てられ、最愛の人を殺された女性スクヒ。国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み、愛と裏切りに翻弄されながら最強無敵の“悪女”と化していく――。ヒロインアクション映画の金字塔『ニキータ』に、韓国的な要素“恨(ハン)”のエモーションを投入した物語のなかで、誰も見たことのないエクストリーム・バイオレンスが覚醒する。監督は、スタントマン出身という異色の経歴を持ち、オリジナル作品『殺人の告白』で知られるチョン・ビョンギル。本作では、敵対組織のアジトに単身乗り込んだヒロインが数十人もの敵と死闘を繰り広げるさまを、FPS(First Person Shooting)ゲームやVR映像を思わせる“1人称視点”映像で捉えるなど、斬新で迫力ある映像体験を作り上げた。また、愛する人を殺され、運命に翻弄される最強無敵の暗殺者として、監督の常軌を逸したアクション演出に体を張って応えたのは、女優キム・オクビン。パク・チャヌク監督『渇き』では女ヴァンパイア、チャン・フン監督『高地戦』では“2秒”と呼ばれる凄腕スナイパーを演じて鮮烈な印象を残した彼女が、本作ではテコンドーとハプキドーの黒帯を持つという身体能力の高さを遺憾なく発揮。撮影前に長期にわたる猛特訓を経て、日本刀から自動小銃、ハンドガン、手斧まで多彩な武器を使いこなす戦闘シーンのほぼ全てをノースタントで熱演。これまで見たことがない狂気の最先端アクションを体現した。共演には、『JSA』『トンマッコルへようこそ』で世界的にも知られ、キム・オクビンとは3度目の共演となるシン・ハギュン、TVドラマ「上流社会」などに出演し日本にも熱狂的なファンを持つモデルで俳優のソンジュンなど、豪華キャストが集結する。本作は、第70回カンヌ国際映画祭公式招待作品として、これまで『グエムル‐漢江の怪物‐』や『チェイサー』、現在公開中の『新感染ファイナル・エクスプレス』など、毎年エッジのきいた良質なアクション&ホラームービーが選定されるミッドナイト・スクリーニング部門にて上映され、話題沸騰。「新たなアクション映画の幕開け」(Film)、「今年最もクレイジーな作品」(Indie Wire)、「脳裏に焼き付く冒頭7分のノンストップアクション」(VARIETY)など、各メディアが絶賛を贈った。さらに今年6月に本国・韓国で上映されると、成人指定にも関わらず公開4日間で46万人以上を動員する大ヒットに。またもカンヌから発信され、世界中を興奮の渦に巻き込んだ超過激な最先端アクションが、ついに日本上陸を果たす。『悪女/AKUJO』は2018年2月、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月28日7月からWOWOWで放送され話題を呼んだ向井理(35)と斎藤工(36)W主演ドラマ「アキラとあきら」。原作は直木賞作家・池井戸潤氏(54)で、5月に発売されたばかりの最新刊。池井戸作品は昨年7月発売の「陸王」が役所広司(61)主演で、10月からTBS系で放送される予定だ。 「池井戸氏は11年に『下町ロケット』で直木賞を受賞。以後、それ以前の作品まで含めてWOWOW、NHK、民放キー局、そして各映画会社で争奪戦が繰り広げられてきました。主要作品は、すべて映像化され尽くしてしまったほどの勢いです」(出版関係者) 来年には、「TOKIO」長瀬智也(38)主演の映画「空飛ぶタイヤ」が公開予定。同作はすでに仲村トオル(52)主演で、09年にWOWOWドラマとして放送されている。にもかかわらず、再び映像化されることになったのだ。 「空飛ぶタイヤ』は大手自動車メーカの大型トラック脱輪による死傷事故やリコール隠しが盛り込まれているので、まず民放ではできません。ただWOWOWは民放キー局のようにCMスポンサーを気にする必要がないので躊躇なく映像化できるのです。制作担当者もかなり嗅覚が鋭いことで知られているので、ヒットが期待されています」(前出・出版関係者) そんな状況に困り果てているのが、“視聴率至上主義”の傾向が高まる民放キー局だという。 「民放キー局では企画が“枯渇”しています。視聴率にこだわりすぎるあまり、昔のように『オリジナルドラマをヒットさせたい』という気概がなくなってきています。直木賞作家・東野圭吾氏(59)作品の争奪戦が激化したこともありましたが、こちらもすでに映像化され尽くしている状態。人気作家の原作を持ってきて、キャストのネームバリューで視聴率を取りにいく。そんな手法が主流になっていきそうです」(芸能プロダクション関係者) 人気作家の作品は今後、ますます重宝されそうだ。
2017年09月11日是枝裕和監督が主演に福山雅治を迎え、法廷心理サスペンスに挑んだ『三度目の殺人』。劇中で得体のしれない殺人犯役を怪演し、弁護士役を演じる福山さんのみならず、初タッグとなった是枝監督までも揺さぶった名優・役所広司について、監督からコメントが到着した。本作で、勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)が担当した殺人事件の容疑者・三隅を演じる役所さん。1996年公開の大ヒット作『Shall we ダンス?』をはじめ、『眠る男』『シャブ街道』ではその年の主演男優賞を独占し、翌97年の故・今村昌平監督のカンヌパルム・ドール受賞作『うなぎ』、社会現象となった『失楽園』などで日本映画界を代表する実力派として地位を確立。『SAYURI』(’05)や『バベル』(’07)といったハリウッド映画にも立て続けに出演し、10kgの減量を成功させて挑んだ中島哲也監督の『渇き。』(’14)ではシッチェス・カタロニア国際映画祭で日本人初の最優秀男優賞を受賞するなど、世界中でその実力を見せつけている。そんな役所さんは、意外にも是枝監督作品は本作が初出演。接見のたびに供述を変え、まるで別人のような表情を見せる得体のしれない殺人犯・三隅という男を怪演しており、福山さん演じる弁護士・重盛を事件の真相の闇に呑み込んでいく。今回の豪華タッグが実現した経緯について、「役所さんとはなんとなく将来的に作品をやりたいねっていう話はしていたんですけど、去年役所さんから突然年賀状が来たんですよ。手書きで、“そろそろですね”って書いてあって(笑)。だからそろそろなのかなって。やるからには、演出家として相当覚悟がいる役者なので、本当に胸を借りるつもりで今回は入っていただきました」と、撮影現場でのインタビューでふり返っていた是枝監督。また、劇中で殺人についての供述をコロコロと変えていく役所さんの演技については「役所さんを見ていると、本当にやったんだろうなっていう瞬間と、もしかしたらやってないかもしれないっていう瞬間があって、どちらも本当にそう思うんですよね。すごいなと思って、改めて衝撃を受けました」と、福山さん演じる重盛と同様、監督自身もその演技に揺さぶられていたことを明かしている。脚本を執筆しながら撮影を進行していった是枝監督は、役所さんの圧倒的な演技に物語の結末を書き変えようかと何度も悩んだという。果たして、役所さん演じる殺人犯・三隅はなぜ殺したのか?本当に殺したのか?その結末と共に、監督までをも揺さぶる怪演っぷりをスクリーンで目撃してみて。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日サッポロ生ビール黒ラベルのビアガーデン「パーフェクトビヤガーデン2018 TOKYO(THE PERFECT BEER GARDEN 2018 TOKYO)」が、2018年6月1日(金)から9月2日(日)まで、JR新宿駅新南改札外「Suicaのペンギン広場」にオープンする。「完璧な生ビール体験」をコンセプトにした本ビアガーデンで味わえるのは、「サッポロ生ビール黒ラベル」の提供品質を極限まで追求した「パーフェクト黒ラベル」。グラスから樽、注出に至るまでの徹底した温度管理、7:3の黄金比率で楽しむクリーミーな泡など、より一層“生のうまさ”が感じられるビールを提供する。また、メインメニューのミートボールをはじめとする、「パーフェクト黒ラベル」と相性抜群のフードメニューも用意されている。【概要】「パーフェクトビヤガーデン2018 TOKYO(THE PERFECT BEER GARDEN 2018 TOKYO)」オープン予定期間:2018年6月1日(金)〜9月2日(日)営業時間:・平日 14:00~23:00(L.O. 22:30)・土日祝 12:00~22:00(L.O. 21:30)※6月1日のみ、17:00〜23:00(L.O. 22:30)休業日:なし(雨天時も営業)所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番55号座席数:最大172席
2017年07月07日向井理と斎藤工がW主演を務め、ベストセラー作家・池井戸潤の“幻の長編”と呼ばれていた原作をドラマ化する連続ドラマW「アキラとあきら」。本作に、連続ドラマW「沈まぬ太陽」の主演で記憶に新しい上川隆也が、重要な役どころで加わることが明らかとなった。本作は、自らの意志で人生を選んできたエリートと、自らの能力で人生を切り開いてきた天才、2人の“宿命”を描くヒューマンドラマ。大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬(向井理)。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(斎藤工)。2人の人生は、何かに導かれるように交差する。幼少期から青年期にかけて、誰もが経験する人生の選択。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折…。人生のキーワードを盛り込みながら、バブル経済とその崩壊、激動の時代を背景に、重厚な人間ドラマが展開する。日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司というエリート、彬役には、自ら企画した映画『いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』の公開をまもなく控える向井さん。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、瑛役には、俳優として『昼顔』が公開中、映画監督としては初長編作『blank13』により「第20回上海国際映画祭」新人監督賞にノミネートされるなど活躍目覚ましい斎藤さん。そのほか、小泉孝太郎、田中麗奈、賀来賢人、松重豊、石丸幹二ら豪華キャストが集っている。なお、大幅な加筆修正が加えられ、5月に徳間文庫より刊行された原作「アキラとあきら」は即重版が決定し、早くも大反響。ドラマでは階堂彬が主軸に、原作では山崎瑛が主軸にストーリーが展開されており、ドラマを見ても原作を読んでも楽しめる内容という。そんな本作で、ドラマ終盤、命運をかけた彬(向井さん)と瑛(斎藤さん)の2人の前に立ちはだかるキーマン、沢渡裕行役を上川さんが演じることが明らかに。上川さんと池井戸作品といえば、杏と共演した「花咲舞が黙ってない」シリーズ以来、2年ぶりの出演。さらに上川さんは、2016年に放送され、その年のギャラクシー賞や東京ドラマアウォードでの受賞などでも話題となったWOWOW開局25周年記念連続ドラマW「沈まぬ太陽」で主人公・恩地元を熱演したことも記憶に新しい。本作には同じ制作チームが再集結しており、クライマックスで重要な役どころとして登場する上川さんに注目だ。連続ドラマW「アキラとあきら」は7月9日(日)22時よりWOWOWプライムにて放送(全9話、※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日『そして父になる』の是枝裕和監督のもと、福山雅治と役所広司が弁護士と殺人犯として対峙する『三度目の殺人』。このほど、待望の初映像となる特報と、福山さん、役所さん、さらに広瀬すずの3人の姿を映したティザービジュアルが解禁となった。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されたのだ。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を1つ1つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、オリジナル脚本で描く心揺さぶる法廷心理ドラマ。真実は必要ないと信じる弁護士・重盛を福山さん、重盛に対峙する殺人犯・三隅を役所さんが演じ、物語の鍵を握る被害者の娘役に『海街diary』以来、是枝作品2作目の出演となる広瀬さん、被害者の妻役に斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士に吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子、重盛の父で30年前に三隅が関わった事件の裁判長を橋爪功が演じている。本作の初の映像となる特報では、「自白してるんだろ?だとしたら間違いなく死刑だろう」と、真実は“いらない”と信じる弁護士・重盛(福山さん)の姿から始まる。だが、「本当のことには興味ないかな、重盛さんは」と語る三隅に、ありふれたはずの裁判が変容していく。取調室で繰り広げられる重盛演じる福山さんと、三隅演じる役所さんの演技は、淡々としていながらもそれぞれが気迫に満ちており、ひとときも目がそらせない緊張感に包まれている。また、併せて解禁となったティザービジュアルで映し出されているのは、解禁された映像とは打って変わり、役所さん演じる三隅と広瀬さん演じる被害者の娘・咲江が、親しげに雪合戦に興じている様子をとらえている。2人に挟まれた福山さん演じる重盛の姿は、彼らとは対象的だ。三隅と少女は、いったいどんな関係なのか?果たして、重盛は真実を掴むことができるのか…?真っ白な雪と鮮烈な赤色に彩られたタイトルとのコントラストが、視線をとらえて離さないビジュアルに、本作への期待は膨らむばかりだ。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月21日向井理と斎藤工がW主演を務め、人気ベストセラー作家・池井戸潤の“幻の長編”をWOWOWがドラマ化する「アキラとあきら」。その放送日が7月9日(日)に決定し、小泉孝太郎、石丸幹二、松重豊、田中麗奈ら、本作を彩る豪華なキャスト陣が明らかとなった。大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬(かいどうあきら)。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(やまざきあきら)。2人の人生は、何かに導かれるように交差する。幼少期から青年期にかけて、誰もが経験する人生の選択。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折…。人生のキーワードを盛り込みながら、バブル経済とその崩壊、激動の時代を背景に、「アキラとあきら」の“宿命”のドラマを描き出す。WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは、連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」(’09/全5話)、「下町ロケット」(’11/全5話)、「株価暴落」(’14/全5話)に次いで4作目。全9話で制作する本作は、スリリングな展開と重厚な人間ドラマが持ち味の池井戸作品をじっくりと堪能できる。エリートの王道を歩んできた御曹司・彬役には、6月に自らが企画した映画『いつまた、君と ~何日君再来~』の公開も控える向井さん。苦難の道を歩んできた天才・瑛役には映画版『昼顔』が控え、監督や情報番組「映画工房」の司会など幅広く活躍する斎藤さん。2人は連続ドラマW初登場で、W主演を務める。そして今回、池井戸作品を彩る豪華キャスト陣が解禁。彬と瑛が入行するメガバンク産業中央銀行の人事部・安堂章二役に小泉さん。彬の父であり東海郵船・社長の階堂一磨役に石丸さん、瑛の父・山崎孝造役に松重さん、瑛の同級生・北村亜衣役に田中さん。さらに、彬の弟・階堂龍馬役には連続ドラマW初登場となる賀来賢人、一磨の弟で彬の叔父となる東海旭商会・社長の階堂晋役に木下ほうか、東海旭観光・社長の階堂崇役には堀部圭亮。産業中央銀行の彬の同僚・水島カンナ役に連続ドラマW初登場の瀧本美織、同・融資部長の羽根田一雄役に永島敏行、亜衣の父・北村利夫役に尾美としのりと実力派がずらり。エリート家系の階堂家の面々、苦難の道を歩む瑛を取り巻く人々、産業中央銀行に勤める者など、物語の重要な人物が明らかとなっている。安堂章二役を演じる小泉さんは、「向井君、斎藤君が演じる2人のアキラの理解ある上司役として、安堂という役をいただいたことに大きなやりがいを感じています。大きな組織の中で悩み、葛藤しながら生きていく前向きな2人のアキラを支えたい!という一心で撮影に臨んでいます」と意気込みを明かし、「池井戸さんの爽快で人が持っているエネルギーを感じられる世界観が素晴らしい」と作品について語っている。また、北村亜衣役の田中さんは、WOWOW連続ドラマは「LINK」(’13)以来。「この出演がきっかけでWOWOWに加入し撮影が終わってからも、一視聴者として親しんできました。いつでも媚びない独特の世界観を発信しながらも視聴者を魅了していく作品作りは、演者側からとしても、とても魅力的です」とコメント。「銀行員としてではなく2人のあきらのそれぞれの違った人間性を、視聴者の皆様により分かりやすく伝えるために亜衣が存在できればと思います」と期待を込めている。さらに、斎藤さん演じる瑛の父・孝造役の松重さんは「僕がになっているのは、昭和パートなので、その空気をうまくだせるよう心掛けています」と語る。一方、向井さん演じる彬の父・一磨役の石丸さんは「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」と池井戸作品には欠かせない存在だが、「今度はどんな役だろうか?またもや強烈な悪役か、それとも身を投げ打ってでも会社を守ろうと奔走する熱血漢か」と「大きな期待と小さな不安を抱いて配役を聞いた」そうで、「どちらかといえば後者であった。少し安堵し、『彼なりの正義を持って、この作品に向かおう』と思った」と語っている。なお、原作は連載時の原稿に大幅な加筆修正を加え、当初5月31日(水)に刊行予定だったが、問い合わせや予約が相次いだため、急きょ5月17日(水)より徳間文庫から前倒し刊行されることが決定。池井戸潤・原作を最速でドラマ化する異例の作品には、期待が高まるばかりだ。連続ドラマW「アキラとあきら」は7月9日(日)22時よりWOWOWプライムにて放送(全9話、※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年04月20日