マーティン・スコセッシ監督が手がける映画化でも話題の「沈黙」の作家・遠藤周作による医療ミステリー小説を、田中麗奈主演でドラマ化する「真昼の悪魔」。本作に、昨年「せいせいするほど、愛してる」「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」などで大きな注目を集めた中村蒼が出演することが分かった。遠藤周作が1980年に発表した同名小説を原作とする本作。見た目は女神のようで、技能も優秀な美人外科医・大河内葉子が、ひとたび悪のスイッチが入ると残虐な事件を巻き起こし“悪魔の姿”を見せる医療サスペンスドラマ。その美人外科医・大河内葉子を演じるのは、医師役が初挑戦という田中さん。命を救う職にありながら、あらゆる出来事に対して心が動かず、罪悪感もない心の闇を抱えつつ、悪を遂行するという役どころに挑む。そして、中村さんが演じるのは、その大河内葉子の不穏さにいち早く気づく、小説家志望の青年・難波聖人。物語を牽引するキーパーソンとなる。難波は、緊急入院した病院で担当医となった葉子に好意を持つが、やがて彼女に対して疑問を持ち始め、病院内で起きる奇怪な事件・トラブルに「葉子が関係しているのでは?」と思い、彼女の悪事を暴こうとしていく。中村さんは、そんな“悪魔”のような医師役を演じる田中さんに対し、「僕の中では田中麗奈さんのイメージは“悪”とは正反対なので、そんな方がどのように変貌を遂げるのかが楽しみです」と期待を膨らませてコメント。本作に起用されたことに対しては、「大変ありがたいです。遠藤周作さん原作の作品に出られること、素敵な役者の先輩方と共演できること、実際に作品に入るのが本当に楽しみです。台本を読んでみて、なぜか悪魔的な行為をする葉子に興味が湧いている自分がいて、何故こんなことをするのか、何がきっかけなのか。気がついたらそのことばかり考えていました。今まで僕が想像していた“悪”というもののイメージが変わったような気がしました」と、本作が描き出す人間の本質に早くも影響を受けている様子。さらに、「病院内で起こる様々な不可解な事件…何故そんなことをしてしまうのか…、全く考えられない感情ですが、意外とそれは純粋な気持ちや素朴な疑問から生まれるものなのかもしれません。視聴者の皆さんには、僕の演じる難波がそれを紐解いていくので、同じ目線になってこの作品を楽しんでもらえればと思います」とメッセージを贈る。また、制作の東海テレビ・遠山圭介プロデューサーは中村さんを起用した理由として、「中村蒼さんに演じていただく難波聖人は、一番視聴者の目線に近い存在です。どこにいてもおかしくない普通の青年が、虫垂炎がきっかけで入院した病院で、田中麗奈さん演じる悪魔の女医・大河内葉子に魅了され、翻弄され、そして次々と信じられないような展開に巻き込まれていきます。憧れから疑惑、そして絶望から憎悪へと、難波の葉子に対する気持ちは次々と変化し、揺れ動きます」と説明。「若いながらも経験豊富で、幅広く演じ分けられる技量を持つ中村さんは、そんな難波のイメージにぴったりだと思いました。毎回どんな表情を見せてくれるのか楽しみです。人生は少しのきっかけで、思いもよらぬ方向へ舵を切ることがあります。難波にとっては、それが悪魔である葉子との出会いでした。ぜひ視聴者の皆さんも、中村さん演じる難波の目線に立って、葉子と対峙する感覚でご覧いただき、楽しんでいただければと思います」と語り、期待を込めている。さらに、2016年4月~5月にかけて放送された、同枠のオトナの土ドラ第1弾「火の粉」に出演した伊武雅刀、大倉孝二など、ベテラン実力派俳優らが脇を固める。見る者も、虚ろな心を抱え、美しく魔性の雰囲気をまといながら非道な悪を遂行する大河内葉子に魅せられること間違いなしの本作。病院という身近に潜む恐怖に鳥肌が立つ土曜の夜となりそうだ。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2月4日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月05日作家・遠藤周作の医療ミステリー小説「真昼の悪魔」が、来年2月放送のフジテレビ系オトナの土ドラ枠にてドラマ化されることが決定。主演には女優の田中麗奈を迎え、自身初の女性医師役に挑戦する。とある教会のミサで神父は言う。「悪魔は埃に似ています。誰も気づかぬうちに、目立たずそっと忍び込み、たまっていくのです。みなさんの心の中に…」。後方の席で神父の言葉を聞いている女性・大河内葉子(田中麗奈)。その美しくも無表情な顔からは、彼女の内面がまったくうかがい知れない。一方、作家志望のとある青年・難波聖人は、腹部に猛烈な痛みを覚え、大学の山岳部のOBで面識のあった医局長の吉田誠のいる関東近郊の病院に駆け込んだ。対応するのは、白衣の医師・葉子。虫垂炎だと診断し、てきぱきと指示を出す。手術は無事に成功し、入院することになった難波は、トイレで隠れて煙草を吸っていた清掃員の芳賀明善と出会い、すぐに意気投合。そして、美しく優秀な葉子が担当医になったことにも喜ぶが、しかしそれは大いなる絶望と破滅への入り口であった。病院内で奇怪な事件・トラブルが突如相次ぐ。病室の引き出しの奥に挟まっていた不可解なメモ、認知症の老婆に対する医療事故、少女が謎のアレルギーで死の淵に、見舞いのため泊まり込んでいた母親も階段から転落、そして偽のカルテにより病状が悪化していく患者…。果たして、これらは誰かの悪意の所業なのか、それとも――?さらに、葉子のプライベートもまたある意味奇怪なものであった。度々教会の神父のもとを訪ね、懺悔室で思いを吐露。俗物である御曹司・大塚光の猛アタックに応えるも、妖しくねじれていく関係。それは、葉子自身にしか解らない深い闇、葛藤、虚しさに、もがき苦しんでいく姿だった。患者、同僚、恋人、父親…複雑に絡み合う事件と人の心。人間の本質に巣くう「悪意」とはなんなのか。誰の心にも「悪魔」が埃のようにたまっていく可能性があるのではないか。そして物語は衝撃の結末へと転がり進んでいく…。原作は、1980年に発表された遠藤氏による同名医療ミステリー小説。本作は、オトナの土ドラ第1弾として放送されたユースケ・サンタマリアや優香らが出演する「火の粉」のスタッフたちが再集結し、現代を生きる人々の“深い闇”を描いていくという。田中さん演じるのは、優秀な美人外科医・葉子。社交的で明るく、患者への接し方も親切で評判もいいが、しかし幼い頃からあらゆる出来事に対して心が動かず、無感動かつ無道徳な裏の面を持つ。苦しんでいる人を見てかわいそうと思うことはなく、罪悪感もない。ターゲットとなる人物や事象が現れると、衝動的に“悪”のスイッチが入ってしまう…という役柄だ。原作を読んで「とても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読む事が出来ました」と話す田中さん。「悪とは何か?という事への探究心。彼女は人と違うのかもしれない。もしくは、誰しにもある心に素直なだけなのかもしれない…私も、大河内葉子に引き寄せられた一人としてこの役を演じたいと思いました」とコメント。また東海テレビのプロデューサーは、「『空虚な心に悪魔は憑りつく』という遠藤周作氏が放つメッセージは、まさにいまの時代を生きる私たちに向けられた警告だと考えています。無関心・無感動な心を抱えている人は年々増え続け、動機が理解できず、全く情状酌量の余地のないような不愉快な事件も次々と発生しています。現代を生きる人間は、誰もが心に悪魔をため込む危険性を抱えているのです。それゆえ、この小説をいまドラマ化することは非常に意義があることだと考えています」と本作の制作意図を語り、「真冬の土曜の夜、鳥肌が立ち、背筋が凍って眠れなくなるオトナのドラマをお届けします。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2017年2月4日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(cinemacafe.net)
2016年12月26日女優の田中麗奈が、来年2月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『真昼の悪魔』(毎週土曜23:40~24:35、全8話)に主演することが24日、明らかになった。このドラマは、1980年に発表された遠藤周作の同名医療ミステリーを、東海テレビのドラマ『火の粉』のスタッフが再集結して初めて映像化するもの。田中が演じるのは女性医師・大河内葉子で、社交的で明るく、患者にも良い評判の裏で、衝動的に悪のスイッチが入るという役柄だ。田中は「原作はとても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読むことができました」とハマったようで、自身の役柄に「ゾクゾクとしながらも、強烈にひきつけられました」と語る。そして、「誰の心にも潜む悪魔、それを追い求める大河内葉子の姿を通して、誰もが楽しめる心理サスペンスをお届けしたいと思います」と意気込みを示した。東海テレビの遠山圭介プロデューサーは、原作について「発表されたのは今から30年以上も前ですが、まるで現代を生きる人々の心の闇を予言したかのような作品で、読み終えた後、空恐ろしさを覚えました」と語る。ドラマで描く予定はないものの、原作には今年発生した、点滴への異物混入事件に似たシーンもあるという。田中演じる葉子については「美しく、どこか捉えどころのない魔性な雰囲気をまといながら、想像をはるかに上回る非道な悪を遂行していきます」と予告。「悪は決して許されることではありませんが、どこかで彼女のことを理解できてしまう…。そんな新しい悪の主人公像を、一緒に作り上げていけたらと思っています」と狙いを話している。
2016年12月24日関西の観光旅客来訪促進と地域活性化を図る目的で、日本と台湾の合作で製作する映画『おもてなし』(仮題)。この度、本作の出演者として田中麗奈、余貴美子、木村多江、藤井美菜らが発表。日本以外からはワン・ポーチエ、ヤオ・チュエンヤオ、ヤン・リエ、ルー・シュエフォンら参加する。琵琶湖畔。夫が遺した旅館を守る母(余貴美子)とその娘(田中麗奈)の前に現れたのは、経営の傾く旅館を買収した台湾人の父(ヤン・リエ)と息子(ワン・ポーチエ)だった。彼らはそれぞれ断ち切れない過去へのわだかまりを抱きながら、旅館の再生をかけて、短期間の“おもてなし教室”でにわか勉強をすることに…。文化、性別、歴史背景の違いが作用した結果、彼らの人生が、まわりの人たちも巻き込んで大転換する――。監督を務めるのは、映画監督だけでなく、PV「ひこうき雲」(監督:砂田麻美、歌:松任谷由美)の撮影も担当した台湾のジェイ・チャン。この企画について監督は「世界各地の観客に、撮影した場所に行きたい、登場人物と同じ楽しい体験をしたい、と思っていただける映画にしたいです。住む場所が違っても、人と人は感情を共有できるからです」とコメント。また配役については「俳優の方々が、自ら進んで演じる役に挑み、没頭してくれるのは、大変光栄です。田中さん、余さん、ワンさん、ヤンさん、ルーさんのことです。さらに、藤井さん、木村さんが加わり、目を見張る理想的な配役となりました」と自信を見せ、「演じていただく登場人物たちは、ユニークで面白いけれど複雑で、しかもいろんな言語や方言を駆使して私たちが生きるボーダレス社会を表現します。私の脚本に命が与えられることに心が躍ります。素晴らしい俳優と私が、皆さんとこの映画を共有できる日が待ち遠しいです」と公開を心待ちにした。今回が出演決定した田中さんは「監督だけではなく、今回の脚本家、さらにカメラマン、プロデューサーまでもやられていて本当にバイタリティー溢れる方」と監督について語り、「台湾と日本それぞれの俳優、スタッフチームが互いに、刺激をしあいながら協力し現場を作り上げていくことに、私も毎日ワクワクしています。日本最大の湖、琵琶湖。そして美しい紅葉を背景に、明月館でどたばたさせて頂きます!」と出演を喜んだ。なお、撮影は関西と花蓮(台湾)で12月中旬まで行われ、日本、台湾、中国(インターネット配信)で公開予定とのことだ。『おもてなし』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月02日女優の黒木メイサ(28)が26日、自身のツイッターを更新。夫で歌手・赤西仁(32)との間に第2子を妊娠したことを報告した。黒木は「報道にありましたように、現在第二子を妊娠中です。間も無く安定期に入るところです」と報告。「体調が崩れる事もなく元気に過ごしていますが周りの理解とサポートに感謝しつつ、また1人増える我が子を迎えいれる準備をしているところです」とつづり、「朝からたくさんのメッセージありがとうございます」と感謝した。赤西も、黒木の投稿を引用して「IINE #いいね」とコメント。さらに、「くっそぉぉぉぉ!今度こそはこっち発信で皆々様にご報告をと思ってたのにまたすっぱ抜かれたぜぃ!」と悔しがり、「#報告の文を考えてはじめていた #ちゃんとしてないわけではない #みんなありがとう」とハッシュタグをつけてツイートした。2人は2012年2月に結婚。同年9月に第1子となる長女が誕生した。
2016年11月26日女優の黒木メイサが17日、都内で行われたNHK BSプレミアムのドラマ『花嵐の剣士~幕末を生きた女剣士・中澤琴~』(2017年1月14日スタート 毎週土曜 21:00~22:29)の取材会に出席した。主演の黒木メイサが本格的剣術アクションに挑んだ同ドラマは、幕末の世を駆け抜けた実在の女剣士・中澤琴をモデルにした物語。激動の幕末から明治、大正、昭和を生き抜いた中澤琴の波乱に満ちた半生を描く。主人公の中澤琴を演じた黒木は「正直、中澤琴さんのことは知らなかったんですが、台本や資料を読んで琴さんの魅力を感じましたので、全力でやらせていただきました」とやり切った様子で「琴さんを調べる資料があまりなくて大変でしたが、やり甲斐のある役でした。もし今後さらに琴さんにフィーチャーして何か(続編など)を作ることがあれば絶対に気になると思うので、頑張ります(笑)」と意欲を見せた。琴の兄・定祇を演じた筒井道隆は「役が男っぽい役だったので、悪い意味ではなく女性らしさがありませんでした」と笑わせるも「仕事に対して真摯という感じを受けました」と賞賛すれば、沖田総司の義兄・林太郎役の宅間も「アクションが沢山あったのに誰が真夏に撮影すると決めたんだと思いましたし、何で真夏に鎧兜を着ているんだとも思いましたね。それはそれはメイサちゃんは大変だったと思いますよ」と賛辞を惜しまなかった。殺陣などのアクションシーンが多い同ドラマだが、黒木扮する琴が芸者となるシーンも。それについて黒木は「琴さんは全編を通して男装が多かったので、芸者のシーンはものすごく恥ずかしくて、男の人が女装しているみたいで恥ずかしかったというのが本音です(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。
2016年11月18日第29回東京国際映画祭が10月25日(火)に開幕し、華やかなレッドカーペットに続いて、開会式が開催。来日ゲストのメリル・ストリープ、フェスティバルミューズの黒木華、安倍晋三総理大臣らが出席して、10日間におよぶ映画の祭典が幕を開けた。開会式冒頭、安倍首相、世耕弘成経済産業大臣が来賓として登壇。安倍首相は今年で29回目を迎え、アジアでも最大級の国際映画祭として成長を遂げた同映画祭を「まさに継続は力なり」と称賛。また、安倍政権が掲げる「アジア・ゲートウェイ構想」について「アジアの若者たちが日本・東京にやってきて、そこから世界に発信していく」と語り、まさしく同映画祭がその構想に沿った文化発信の場であると強調する。また、「妻からしきりに勧められた」と今年の実写映画の大ヒット作『シン・ゴジラ』についても触れ「早い段階で総理大臣と官房長官が死ぬそうで…(苦笑)」と語り笑いを誘っていた。そして、フェスティバルミューズを務める黒木さんが、着物姿で登場し、オープニング上映作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』主演のメリル・ストリープを呼び込む。メリルは客席からの「I love you!」という声援に「私も愛してるわ!」と手を振り「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶。「東京にこうしてまた戻ってこられて幸せです。東京は大好きな街であり、もっともっと探検したいと思ってます。この作品をオープニングに選んでいただいて光栄です」と日本のファンに語り掛けた。当初、共演のヒュー・グラントも一緒に来日予定だったが、急遽、撮影が入ったため、ヒューの来日はかなわず、かわりにビデオメッセージが寄せられた。このビデオでヒューは、来日できなかったことを詫びるとともに「代わりに僕の個人マネジャーをそちらに行かせます。メリルと言います」とオスカー女優を個人秘書扱い!さらに「優しくしてあげてくださいね。いじめたりしないでください。テンパっちゃいますから」と語り、これには会場は大爆笑!メリルは笑みを浮かべてこのビデオを「彼が英語圏で最もチャーミングで、最も多忙な男だという証明になるかと思います」と語った。さらに、メリルは「できることなら東京に残って、全ての作品を観たいんですが、アメリカに戻って、新しい大統領の誕生を見届けなくてはなりません」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。フェスティバルミューズの黒木さんは、緊張した面持ちでメリルに「日本で女優をやっている黒木華と申します」と挨拶し、さらに本作で自分が歌が上手いと信じている、音痴なヒロインを演じるにあたり、メリルが一度、ちゃんとした音程で歌えるように練習した上で、音痴になっていったという役作りについて質問。メリルは「その通りです。できるだけ旨く、アリアを歌う訓練から始めて、崩していくという形で役を作りました」と説明。そして、黒木さんが2014年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことについて「おめでとうございます」と祝福した。世界的大女優の言葉に黒木さんは大感激!この日の黒木さんの着物の柄は鶴で、メリルもタンチョウヅルがデザインされたドレスを着用しており「衣装まで一緒で幸せです!」と満面の笑みを浮かべていた。第29回東京国際映画祭は11月3日(木・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央(34)が30日、自身のブログを更新。昨年、胃がんのために32歳で亡くなった黒木奈々キャスターへの思いをつづった。麻央は、「今日は、報道番組のキャスターをされていた黒木奈々さんのことを想っていました」と書き出し、「同じ事務所で、同じ1982年生まれ同じ上智大学出身そして同じ時期に癌で闘っていました」と共通点を列挙。「元気になったらいつかお会いして、お話したいなと思っていました」と打ち明けた。続けて、「でも、奈々さんは亡くなられて、その、いつか、は叶えられませんでした」と悔やみ、「ご本人にも何も伝えられませんでした」と吐露。「今も、時々、黒木奈々さんを想います」と記した。そして、「『いつか』と思っていると、『いつか』までの距離は果てしなく縮まらない気がします」との思いを告白。「最近は、今は無理でも、『いつか』と思わないで、何年何月何日頃って決めて思うようにしました」と考え方を変えたことを明かした。
2016年09月30日本木雅弘を主演に迎え、西川美和監督が自らの小説を映画化する『永い言い訳』。先日、トロント国際映画祭への正式出品も決まった本作から、本木さん演じる主人公と、黒木華が演じる不倫相手との場面写真が解禁となった。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手・福永と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族、トラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出ることに…。主人公の津村こと衣笠幸夫役を、『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で昨年度、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した本木さん、その妻を深津絵里、その不倫相手を黒木さんが演じ、そのほか、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、山田真歩、堀内敬子ら、日本映画屈指の実力派俳優が脇を固める本作。今回解禁となった新場面写真は、本木さん演じる幸夫が、長年連れ添った妻・夏子(深津さん)の旅行中、なんと不倫中の担当編集者・福永智尋(黒木さん)を自宅へと招き入れた、その“翌朝”のシーン。福永の後ろから甘えるようにして抱きつき、甘い余韻を再びかみしめる幸夫だが、そんな2人のもとへ飛び込んできたのは、夏子が旅先で亡くなったという衝撃の知らせ…。まさに、この後、人生最大のしっぺ返しがくることを知らない幸夫と福永の密着度の高い濃厚ラブシーンをとらえたカット。順風満帆に見えても、常に何が起こるか分からないのが人生。一寸先の“闇”に堕ちた幸夫は、果たして“光”を見いだせるのか、ますます気になるばかりだ。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日女優の田中麗奈が18日、三浦友和主演の映画『葛城事件』(6月18日公開)の初日舞台あいさつに、三浦、新井浩文、若葉竜也、赤堀雅秋監督とともに登場した。同作は、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀が監督・脚本を務め、2013年に上演された舞台を映画化した作品。抑圧的な父親(三浦)によって長男(新井)は孤立、妻(南果歩)は精神を病み、次男(若葉)は無差別殺傷事件を起こし、死刑囚になるという、壮絶な家族の物語を描く。死刑廃止の立場から、死刑囚となった次男と獄中結婚するという難役に挑んだ田中は、太ももに深くスリットが入り、胸元も大きく開いたセクシーな衣装で登場。感情移入が難し役に、「新興宗教に入っているような女性」という監督の言葉を手掛かりに、様々な映像を見て役のイメージを膨らませた。田中は、今回の役について「感情の動き方が今までの役とはぜんぜん違う」と語り、感情をあらわにするシーンにも「入っていく状態になるエンジンが遅くて、普段から逆の場所から役に近づいていった感じがしました」と役へのアプローチの難しさを振り返った。赤堀は、田中の演技について「素晴らしいなと。お世辞でもなく、田中麗奈さんで本当に良かったなと思いました」と絶賛。「いつもとは違うベクトルで近づいていくのは面白い。女優さんって、面白いですね」と新たな発見に驚いていた。
2016年06月18日6月25日公開の映画『嫌な女』の完成披露プレミアムイベントが15日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、吉田羊、木村佳乃、黒木瞳監督が出席した。桂望実のベストセラー小説『嫌な女』を原作にした同映画は、監督業初めてとなる黒木瞳が原作に惚れ込み、自ら出版社に手紙を書き続けて映画化が実現したというもの。本作で映画初主演となる吉田羊、そして木村佳乃のダブル主演で、堅物弁護士(吉田)と天才詐欺師(木村)という境遇も立場も違う対照的な女性の人生を鮮やかに描き出す。公開に先駆けて完成披露イベントが行われたこの日は、イベントに相応しいドレスアップした衣装で3人が登壇。本作で映画初主演を果たした吉田は「今回初主演と言われてますけど、(主演として)未熟で瞳監督や佳乃ちゃんに引っ張られて何とかゴールしました」と安堵した様子で、黒木監督も「撮影中はおふたりの女優魂というか、根性というか、真摯な姿勢に背中を押してもらいました。この場を借りてお礼を申し上げたいです」とダブル主演の吉田と木村に感謝しきり。また、劇中で上手く言ったシーンを問われた吉田は「佳乃ちゃんとのバトルシーンで、佳乃ちゃんが私を叩くシーンがあるんですけど、叩くのがまあ上手い! あのシーンは上手くいったと思います」とあげると、木村は「フリでも良かったんですけど、羊ちゃんから『当てて』と言われたので、ものすごい力で打ちました。そしたら羊ちゃんの顔が怖くて怖い目で睨んでくるんです。本当に怖かったですね」と明かして笑わせた。そんな2人のバトルのシーンを、黒木監督は「あれは何度も何度もやっていただいたので、上手くいきました」と会心の出来だったとか。演じた吉田は「髪の毛が掛かったりして何度もやったんですが、あの瞬間は『瞳さんしつこいな』と思ってました(笑)」と本音を明かすも、「その粘り強さの連続が成果として現れていると思います」と初監督とは思えない黒木の力量を認めていた。映画『嫌な女』は、6月25日より全国公開。
2016年06月16日黒木華、綾野剛、そしてシンガーソングライターのCoccoの共演でも話題を集めた映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』のBlu-ray&DVD発売日が9月2日(金)に決定したことを受け、本作のメガホンを握った岩井俊二監督督による最新コメントも同時に解禁となった。東京を舞台に派遣教員の皆川七海(黒木さん)を主人公に、女の子が日常のなかで“ありえなそうだけど、現実にはそんなこともある”事件や不条理に出逢いながら成長していく姿を描いた本作。社会の格差やお金の問題をはじめ、女性が自立すること、恋愛の多様なありかたなど、現代社会がいま、そして今後も抱えるだろう問題を描いて高評価を集めた。岩井監督は「劇場に何度も足を運んでくれた人がいたと聞きました。反面、劇場へ行きたかったのに行けなかった人もいると聞きました。これからは、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、何度でも七海や真白や安室に出逢ってください」とコメント。妥協を許さぬ作品作りで知られる岩井監督の作り上げたキャラクターへの愛を感じるメッセージだ。「プレミアムボックス」は、『リップヴァンウィンクルの花嫁』劇場公開版と、全6話の「serial edition」の両方を収録する予定。また、本邦初の新規特典映像として、「メイキングドキュメンタリー」を収録した4枚組に。充実の特典とともに作品世界に浸ってみて!<『リップヴァンウィンクルの花嫁』リリース情報>プレミアムボックス < Blu-ray 4枚組>価格:13,000円(本体)+税Blu-rayセル(通常版)価格:4,700円(本体)+税DVDセル価格:3,800円(本体)+税発売日:9月2日(金)発売元:ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオンクレジット表記:(C) RVWフィルムパートナーズ(text:cinemacafe.net)
2016年06月15日黒木瞳の初監督作『嫌な女』が5月23日(月)、「外国人特派員協会」(有楽町)にて上映され、その後、黒木さんを迎えての記者会見が行われた。真面目で堅物な弁護士の徹子と彼女のいとこで自由奔放に男性を手玉に取り、結婚詐欺まがいのトラブルを起こす夏子。以前から徹子は夏子が大嫌いだったが、彼女が持ち込むトラブルの処理であれこれと振り回されるハメになり…。桂望実の同名小説が原作だが、もともと、自身が女優として演じるために原作の映像化権を手に入れたという黒木さん。「脚本家の先生(※朝ドラ「とと姉ちゃん」を手掛けている西田征史)と話をするうちに、この作品の世界観を一番分かっているのは私だと思い、徐々に監督をしてみようと気持ちが変化していった」と監督をするに至った経緯を明かす。女優業と監督業、その違いについて「女優として作品に入るときは、その女性として生きる――私ではない別の女性になるんですが、監督の場合、私が全部出ちゃうんです。『あ、全部私だな』と思いました」と語る。生真面目な徹子を吉田羊、奔放な夏子を木村佳乃が演じているが、黒木さんは監督として「吉田さんの役はとてもストレスのかかる役。演出面でも負荷をかけてましたが、それを素直に柔軟に乗り越えてくれました。それで私もどんどんハードルを上げていきました。木村さんの役は、この作品におけるムードメーカー。テンションを上げていかないといけないのですが、木村さんのモチベーションを常にキープされているところには本当に感服しました!ポンッと上がる瞬発力は、並大抵のものではないと思います」と称賛を送った。外国人の記者からは、今後の監督業、および女優業との両立についても質問が飛んだが「すでに女優として撮影に入っております。この映画で8か月ほど撮影をしなかったのですが、(女優に)戻ったとき、『監督』という言葉に振り向く自分が怖かったです」とジョーク交じりに語る。ホラー映画『仄暗い水の底から』に出演していることから「ホラーを撮る気は?」という質問も飛んだが「女はホラーみたいなものですから(笑)。『嫌な女』もどこかでホラーかもしれませんよ」とニヤリ。監督業と女優業、どちらが合っているか?との問いには「ここで『監督』と答えたら、私の(女優としての)35年は何だったのか?と悲しくなる…(笑)」とユーモアたっぷりに答えつつ「監督は本当に地味な作業ですが、コツコツと地味にやっていくクリエイティブな作業は意外と好きなんだと再発見できました」と笑顔を見せていた。なお、現時点で本作の海外の映画祭への出品や海外での公開は発表されていないが、黒木さんは「私の口からはまだ何も言えません」とその可能性を匂わせた。『嫌な女』は6月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日女優の黒木華が4月22日(金)、主演作『リップヴァンウィンクルの花嫁』のヒット御礼舞台挨拶に、岩井俊二監督とともに登壇。「そんなに昭和顔かなって思いますけど…」と世間が抱く“古風”なイメージに少々戸惑い気味だった。観客からの質問を受け付けたこの日、ある男性ファンから「純日本的な役を演じたら、いまやナンバーワンだと思う」と評されると、「確かに時代劇では、違和感なく(演技を)見てもらえることがうれしいですが、それ以上にいろんな役を演じられる女優さんでいたい」と抱負をコメント。ときに“古風”“昭和的”と称されることもあるが、「昭和の女優さんは実は、お顔立ちがハッキリなさっている方が多いし…」と話していた。結婚早々、夫に浮気された挙句、家を追い出されてしまった派遣教員の皆川七海(黒木さん)が、月給100万円という破格の住み込みメイドを始める。ヒロインに仕事を紹介する「何でも屋」役を綾野剛、バイト先で意気投合する風変わりなメイドを歌手のCoccoが演じる。3月26日(土)に全国28スクリーンで封切り後、上映時間3時間の大作ながら、リピーター効果で異例のヒットを記録。大反響を受け、23スクリーンの追加上映が決定した。黒木さんは「こうしてまた舞台でご挨拶できる機会をいただき、とてもありがたい」とファンへの感謝を述べ、「特にツイッターで話題になっていると聞いていたので、『SNSってすごいな』と思いました」と喜んでいた。一方、実写の日本映画としては12年ぶりのメガホンとなった岩井監督は、「上映時間が3時間あるので、公開にこぎつけるまでは難航しました。劇場さんも『3時間は勘弁』という雰囲気がありましたし(笑)」と告白。それでも「奇特にも上映しようと言ってくださった劇場さんがあり、こうして皆さんに見ていただける」と安堵の表情を浮かべた。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は全国で上映中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日一昨年、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭・最優秀女優賞を受賞し注目を集めた黒木華さん。「群を抜いていた」と評されたその演技力は、その後のドラマや映画でも話題になったほど。そしてこのたび、岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』で初の映画主演。そして先日スタートしたドラマ『重版出来!』では、連ドラ初主演と快進撃が続きます。――日本アカデミー賞最優秀助演女優賞おめでとうございます。史上2人目の2年連続の受賞です。黒木:こそばゆいというか…正直、本当にいいんだろうかという感じです。でも、どちらも山田(洋次)監督の作品ですから、監督がすごいんです。現場で自分が提案したり、何かに挑戦するというよりも、監督がおっしゃることを忠実にやろうと思っていただけでしたから、完全に監督の演出のおかげです。――でも、実際、黒木さんの演技に多くの人が惹きつけられているわけですし…。黒木:すごいギャップは感じています。自分の本来の実力と周りの評価とがどんどん離れていっているので、追い付かない怖さがあります。自分自身の評価はまだ低いので、なんとか頑張らねばと思っています。――先日の『しゃべくり007』で、徳井(義実)さんが、昔、学生時代にお化け屋敷でお化け役のバイトをされていた黒木さんが圧倒的にうまくて覚えていたという話をされていたのを拝見しました。黒木:あれ、すごく驚きました。――記憶に残っていたほどですから、学生時代から一目置かれる存在だったんじゃないですか。黒木:まったくないです。大学の映画学科俳優コースにいたんですが、学内で制作される映画に出るには、同期や先輩にキャスティングされないといけないんです。だけど私、全然人気がなかったんです。お芝居で評価されたことがなかったので、いま急にすごいって言われている感があって、へんな感じです。――でも、女優になろうとは思っていらしたんですよね。黒木:なれればいいな、とは…。――で、実際になられたわけです。黒木:運がいいんだと思います。女優になれるかもしれないと現実的に思ったのは、野田(秀樹)さんの舞台にアンサンブルとして出演してからなんです。それまではオーディション雑誌を買って書類を出したりはしましたけれど、ただの夢でしかなく、楽しいからお芝居をやっているっていう気持ちのほうが強かったんです。そんな時、野田さんが関西で久しぶりに俳優向けにワークショップをやられると聞いて、「これは絶対に行かなきゃ!」って思ったんです。私、高校時代に最初に観た舞台が野田さんの『贋作 罪と罰』だったんです。自分もこんな舞台をやりたいって思っていましたから、うれしかったです。――その後、野田さんと中村勘三郎さんが夫婦を演じた舞台『表に出ろいっ!』の娘役のオーディションを受けて選ばれたわけですね。黒木:すごいことだとは頭ではわかっていたんですが、それ以上に稽古が楽しかったんです。本当に、いま私が役者さんとしてやれているのは、野田さんのおかげです。事務所も『表に~』を観て声をかけてくださいましたし。実際に女優に“なろう”と思ったのはその頃ですから…わりと遅いです。――舞台も映画もたくさんご覧になっているようですが、子供の頃からお好きだったんですか?黒木:映画は家族皆でよく観ていました。『金曜ロードショー』とか『日曜洋画劇場』とか。たまにレンタルビデオを借りることもあって、お父さんが似ているからっていう理由でジャッキー・チェンの映画はよく観てました。ただ、基本的にテレビをあまり見る家庭ではなかったので、普段は家にラジオがかかっていて、本を読んでいることが多かったです。――高校演劇をやっていたそうですが、演劇への興味はいつ頃に?黒木:キャンプや子供向けミュージカルだったり、積極的に子供にいろんな経験をさせようとしてくれる両親だったんですが、そのなかでとくに好きだったのがお芝居だったんです。そこから演劇部に入って、それでより舞台が好きになっていきました。もともと人見知りで…いまでも人前が苦手なんですが、なぜか舞台ではあまり緊張しなかったんです。人と繋がれるのがそこしかなかったというのもあるんですが、親が褒めてくれたりもして、楽しいっていう気持ちで続けていたのがいまに至るって感じです。――この数年は、映像のお仕事が急激に増えましたけれど。黒木:まだ恥ずかしいです。基本的に舞台って残らないものですが、映像は、その時は100%やってるつもりでも、終わると「もっとこうしておけばよかった」と反省することばかりです。――出演された映像作品はご覧になるんですか?黒木:一回は観るようにしています。やっている時はどう編集されていくかわからないので、「こうなったのか」って。『しゃべくり007』は、編集ですごく面白くしてくださっていて、すごいなと思いました。――いま初主演映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』が公開中ですけれど、この作品はどんなふうにご覧になりました?黒木:不思議でした。こんなにずっと自分が出てくる作品を観たことがなかったので。ただ、撮影中ずっと岩井監督に引っ張られてゆらゆら流されている感じで撮っていましたから、全部知っているはずなのに、観た時は「こういう話なんだ」って新鮮でした。――その言葉とも通じるかもしれませんが、黒木さんのお芝居は、ご自分の個性で色付けせずに、役柄の持つ色にご自身が寄り添っているような印象を受けます。黒木:自分自身があまり好きじゃないから、自分が役に出てしまうのが怖いんです。だから、自分ならこうするって考えないようにしています。一応、時代背景や役柄の設定が決まっていれば、そこは意識しますけれど、基本的に私が自分でやることはあんまりなくて、映像ならば監督任せだし、共演者の方々に引っ張ってもらうことも多いです。だから私は、出会う人の運に恵まれているんだと思います。――でも、古い時代の作品によく出られていますが、その佇まいや所作も自然ですよね。黒木:生活習慣じゃないですけれど、子供の頃に親に注意されたりしたことが身についているおかげだと思っています。そのうえでいま、日本舞踊を習わせてもらったりもしています。…あと、この顔にも助けられていると思います。どこにでもいる顔ですから。――そんな…。黒木:だって、私に絶世の美女みたいな役はできないじゃないですか。でも代わりに、キレイな女優さんよりも私のほうが、普通のどこにでもいる人は演じやすいと思うんです。――今後、絶世の美女のオファーだって来るかもしれません。黒木:できないとは言いたくないので、やる努力はします。――昭和顔と言われることについてはどう思っていますか?黒木:周りにどう言われていても、あまり気にならないです。その時代を生きていないのに、その時代の人に見えるということは、うれしいことです。◇くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。‘10年にNODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』でヒロイン役に抜擢され注目を集める。近年は映画『母と暮せば』、ドラマ『真田丸』(NHK)など。公開待機作に映画『永い言い訳』『エミアビのはじまりとはじまり』が控えている。ブラウス¥35,000スカート¥53,000(共にコム デ ギャルソン・ガール/コム デ ギャルソンTEL:03・3486・7611)◇黒木さん初主演映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』は、現在公開中。監督は岩井俊二さん。初主演の連続ドラマ『重版出来!』は、毎週火曜夜10 時~ TBS 系で放送中。原作は松田奈緒子さんによる同名コミックス。新卒で大手出版社に入社し、コミック誌の編集部に配属された黒沢心(黒木)の成長が描かれる。※『anan』2016年4月27日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・井伊百合子インタビュー、文・望月リサ
2016年04月20日黒木華が連続ドラマ初主演を果たす4月期スタートのTBSドラマ「重版出来!」。オダギリジョー、坂口健太郎ら様々なキャストが出演する中、今回新たに「でんば組.inc」の最上もががレギュラー出演することが明らかになった。「週刊バイブス」の編集部を舞台に、新米編集者・黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家たち、営業担当、書店員たちを巻き込み、一丸となって仕事に打ち込み奮闘する姿を描いていく。「やりたい仕事じゃない」、といい訳ばかりの営業マンが、本気で働く「景色」に魅せられた瞬間、自分の可能性を信じて一心不乱に漫画を描き続けて、漫画家という夢を叶える瞬間、これは働く全ての人にエールを贈るお仕事ヒューマン群像劇。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得した「月刊!スピリッツ」(小学館)にて連載中の松田奈緒子の人気コミックが原作の本作。キャストには、主人公・心役の黒木さんをはじめ、オダギリさん、坂口さん、荒川良々、小日向文世、滝藤賢一、要潤、永山絢斗、ムロツヨシ、高田純次、安田顕、松重豊といった個性的な面々が顔を揃えた。「でんぱ組.inc」に属し、グラビアアイドルとして活躍する中、「あぽやん~走る国際空港」などにゲスト出演するなど活動の幅を広げる最上さん。今回彼女が演じるのは、滝藤さん演じる漫画家・高畑一寸の彼女であり、ミューズ(芸術家にインスピレーションを与えるといわれたギリシャ・ローマ神話の女神)的存在の梨音役。しかし自由気ままな性格でしょっちゅう家出するなど小悪魔的に高畑を振り回し、漫画が描けなくなってしまい、編集担当者をいつも困らせてしまう…という役どころだ。今回の出演について最上さんは、「監督と話し合いながら 自分の中での梨音さんを膨らませていきました。至らぬところもたくさんあるかと思いますが、精一杯演じさせて頂いてます」と意気込みを語る。また最上さんは漫画好きだそうで、「ぼくにとっての漫画は、人生を楽しく生きるヒントになったり、息抜きになったり、漫画に出てくる台詞に勇気付けられたり、たくさんのことを学べるものだと思っています」と話している。さらに本作は新社会人や異動などで仕事に悩む人に必要な“やる気”が詰まっている内容ということで、「最初から上手くいくことなんてほとんどありません。失敗を恐れていては何も学べません。まずはチャレンジして、上手くいかなかったら次はどうしようって考えるのが大事なんじゃないかなと思います」とエールを送った。また番組プロデューサーは、「高畑を振り回す、いい意味で物語に異物感を加える梨音という役柄を考えたときに、“異端児”の最上さんこそまさにぴったりだと思い、お願いしました。撮影初日、スタッフを一瞬で虜にしてしまい、まさに梨音そのものでした」とコメントを寄せている。「重版出来!」は4月12日(火)22時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年04月08日本日2月5日、女優の田中麗奈が一般人と入籍したことを、事務所を通じて発表した。サントリージュース「なっちゃん」の初代CMキャラクターとして一躍お茶の間の人気者になったあと、映画『がんばっていきまっしょい』やドラマ「猟奇的な彼女」などに出演し、役者として大きな飛躍を遂げた田中さん。出演作は『犬と私の10の約束』『山桜』『築地魚河岸三代目』など多岐にわたり、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでは猫娘を好演。2015年1月期は、連続ドラマ主演2本掛け持ちという人気ぶりを見せている。田中さんのFAXで「私、田中麗奈は、本日2月5日にお付き合いさせていただいておりました方と入籍しましたことをご報告いたします」と、結婚を発表。お相手は一般人だそうで「彼の誠実で穏やかな人柄に惹かれ、自然な形でこのような運びとなりました」と、経緯を報告した。「今後は良き理解者とあたたかい家庭を築きつつ、仕事の上でもより一層作品一つ一つに真摯に向き合っていきたいと思っております」と、これからのさらなる活躍への意欲をみせた。現在、田中さんはNHKにて放送中ドラマ10「愛おしくて」で主演の小夏を熱演。また今夏には、三浦友和を主演に迎えて贈る『葛城事件』に、死刑反対を唱え獄中結婚をする女性役で出演することが決定している。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日幅広い世代の女性たちに支持されるデイリーなコスメブランド「KATE(ケイト)」は、黒木メイサをイメージモデルに起用した春の新コレクション「ケイト フォルミングエッジアイズ(カネボウ化粧品)」の新CM「覚醒、アーモンドアイ」が、2月1日(月)よりオンエアとなった。新CMは「美の目覚め」をテーマに、朝の光を感じさせるイメージや、アーモンドの花が咲く印象的なイメージが挿入された構成となっており、黒木メイサが、「KATE」が2016年春コレクションで提案する、"アーモンドアイ"メイクで登場する。"アーモンドアイ"メイクとは、アーモンドを横にしたようなフォルムに見せるように、目頭と目尻を強調したWサイドエッジ強調メイクで、立体的な目もとを演出する。目を大きく見せる基本テクニックであるグラデーションだが、従来のまぶたの上から下に色が濃くなっていく“横割りグラデーション”で目の高さを強調するメイクと異なり、まぶたを縦に分割して、目頭から目尻へ色を重ねていく“縦割りグラデーション”なら、より色気や大人っぽさを演出できる。今回のCM撮影に寄せて、黒木メイサは「今回の現場では『目覚め』を常に意識して撮影に臨みました。目もとのメイクってちょっとしたことで印象が変わると思うのですが、今回の撮影でもすごくそれを感じました」とコメント。さらに、"アーモンドアイ"メイクについて「一重の方でも二重の方でも挑戦できるメイクだと思いますので、ぜひ、いろいろな人に試していただきたいです」と続けた。「ケイト フォルミングエッジアイズ(カネボウ化粧品)」は、両サイドを意識して、ワイドに際立つ目もとをつくる3色セットのアイシャドウ。全8種、1,512円。2月1日(月)発売。(text:Miwa Ogata)
2016年02月02日女優の田中麗奈が、俳優・三浦友和主演の映画『葛城事件』(今夏公開)に出演することが26日、発表された。原作は、2013年に劇団・THE SHAMPOO HATによって公演された同名舞台。同劇団の発起人で全作品の作、演出、出演を担当してきた赤堀雅秋氏がメガホンを取る。主人公は、三浦演じる葛城一家の父親・清。ある日、21歳の息子・稔(若葉竜也)が無差別殺人事件を起こし、死刑宣告を受けたことをきっかけに、崩壊していく家族を通して人が持つぶざまさや滑稽さ、残酷さなどを映し出す。三浦や若葉のほか、母親役の南果歩、兄役の新井浩文らが出演する。田中が演じるのは、死刑囚となってしまった稔と獄中結婚する死刑反対派の女性・星野順子。そのキャラクター性を前に田中は、「何を考えているのかわからない、理解できない、率直に言ってどうしようかという不安がありました」と正直に吐露する。しかし、赤堀監督と実際に話を重ねた結果、「迷わずに演じていけました」と自信を持つことができたという。その上で星野のことを「(星野は)迷いがない女性」と表現。「周囲から見たら奇妙でおぞましいかも知れませんが、自分の信念を貫き、自分の世界を持った人だと思い演じました」と振り返る。一方の赤堀監督は田中が出演する、とある場面の非常に長尺のセリフを撮影するにあたって、20を超えるテイクを重ねた際に、「決して苦労自慢をしたいわけではなく、もちろん田中さんが悪いわけでもなく、OKテイクを撮り終えた時、結局それだけの長くて苦しい道のりがわれわれには必要だったのかな」という思いに達したと回顧。その経験を経て、「心の底から田中麗奈さんがこの役で良かったと思ってます」と満足気に話した。(C)2016「葛城事件」製作委員会
2016年01月26日夭逝の作家・伊藤計劃の小説をアニメーション化した『ハーモニー』の公開を記念して11月14日(土)、メインキャラクター3人の声を担当した沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾とマイケル・アリアスとなかむらたかし両監督が舞台挨拶を行なった。伊藤計劃の原作を映画化していく「Project Itoh」の中の、『屍者の帝国』に続く第2弾で、伊藤氏の「フィリップ・K・ディック賞」を受賞した遺作を映画化。「大災禍」と呼ばれる世界的な混沌から復興し、その反動から極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会を舞台に、そんな世界に抵抗を試みる3人の少女たちの姿を描く。複雑かつ、決して明るいとは言えない本作。ボイスキャストを務めた3人はどのように受け止めたのか?沢城さんは「ひと言ではまとめられず、しばらくぼんやりして、でもあまりカチッと来る答えが出てこないで、見た人とたちと感想を言い合いつつ『そうかも…』と感じるような作品」と慎重に言葉を選びつつ語る。上田さんは「決してかけ離れてはいない、現代にもある物語と感じました。ひとりで抱えきれず、誰かと一緒に共感し合わないとわからない作品」と漏らす。洲崎さんも「見終わって、魂を持っていかれて戻ってこれなかったです」とその衝撃を口にする。それぞれ演じたキャラクターに関しても、霧慧トァンを演じた沢城さんは「履歴書があるようなキャラクターという印象がない!(人物像について)ひと言加えるというのが難しい」と声優陣が一様に感じているであろう思いを代弁!御冷ミァハ役の上田さんは沢城さんの言葉に深くうなずきつつ「難しくて、どういう人?とつかめず、監督から言葉をいただきながら、ようやく見つけた」と振り返るが、なかむら監督は、上田さんのミァハ役への起用について、最初に声を聞いて「少しイッてるな…、壊れてるなと感じたから」と独特の表現で説明し、会場は笑いに包まれる。3人の“対比”がキャスティングの上でも非常に重要になったというが、なかむら監督は、さらに零下堂キアン役の洲崎さんについても「普通だから」と説明。監督にとっては、その“普通さ”が、実はなかなかない貴重なものだったという意図だが、やや言葉足らずな説明に再び場内は爆笑に包まれる。沢城さんは「この場合、褒められてるから(笑)!」と何度も連呼して、上田さん、洲崎さんをフォローしていた。改めて本作について上田さんは「伊藤先生から問題を投げかけられた。一生かけても答えを見つけられないかもしれないけど、向き合っていきたいし、新しい角度で命を考えることができました」とその重みをしみじみと語る。洲崎さんは、本作が病にむしばまれた伊藤氏の遺作であることに触れ「病床の先生が、健康で病気がないことを“善”とする社会への疑問を投げかけた作品であり、生きてるって何?と価値観を揺さぶられる作品」と訴える。アリアス監督は「先生に映画館で見ていただきたかったです」とその早逝を惜しんだ。『ハーモニー』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2015年11月15日女優の黒木メイサが23日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の来日記念イベントに登場し、憧れのオスカー女優ヒラリ―・スワンクと初対面を果たした。新宿ピカデリー1Fに敷かれたレッドカーペットに、アカデミー賞主演女優賞を2度獲得し、このたび主演作『サヨナラの代わりに』を引っさげ10年ぶりに来日したヒラリー・スタンクが登場。『ミリオンダラー・ベイビー』に感銘を受けて以来、ヒラリーの大ファンと公言している黒木も駆けつけ、ヒラリーに花束を渡し、「私はただのファンです。ファン代表として来させていただいています」と憧れの人との対面を喜んだ。黒木は「さっきヒラリーに触られました! 触られてから余計に緊張して何しゃべっているかわからなくなってきたんですけど」と舞い上がるも、「すごくすてきな映画。2人の女性の友情のすてきなシーンがいっぱいある」と映画の魅力をしっかりアピール。「2人が叫ぶシーン…泣きながら笑い、笑いながら泣けるシーンがあって、すごく心が温まる作品」と続けると、ヒラリーも「ありがとうございます!」と笑顔をはじけさせた。その後、2人は劇場内に移動し、トークイベントを展開。黒木は「タフな女の人もかわいらしい女の人も演じるヒラリーのことが大好きなので、今日はハッピーです」と喜びを爆発させ、ヒラリーも「私こそ黒木さんにお会いできて光栄です。花束贈呈の時に黒木さんに対するファンの熱狂ぶりを見まして、東京という街で黒木さんとご一緒できてうれしい」と感激していた。
2015年10月23日本日10月20日(火)発売のファッション誌「ハーパーズ バザー日本版」12月号に、“ファビュラスに輝く女性たち”として女優の黒木華や大竹しのぶなど、それぞれの年代を代表する日本人女性5名が登場。さらに、ミランダ・カーが、あの美しいアッパーボディを撮影した気鋭の写真家テリー・リチャードソンと再タッグを組み、ハロウィンにちなんでオシャレ魔女に変身していることが分かった。ニューヨーク発の老舗ファッション誌「Harper’s BAZAAR」の日本版となる「ハーパーズ バザー」。12月号の表紙を飾るのは、『マッドマックス 怒りのデスロード』でも注目を集めたロージー・ハンティントン=ホワイトリー。そして、巨匠リチャード・アヴェドンの孫で、世界で活躍する注目の写真家マイケル・アヴェドンが、それぞれの年代、さまざまなフィールドで素晴らしい輝きを放つ5名の女性たちを撮り下ろす。20代代表には、山田洋次監督の『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「銀熊賞」を受賞し最新作『母と暮せば』では二宮和也の恋人役を演じる黒木さん。また、30代ではデザイナーのYOON、40代では同じくデザイナーの古田泰子、50代では大竹さん、60代では多方面で活躍する夏木マリが、それぞれ生き方や自身のスタイルについてインタビューに応じている。さらに、同誌4月号の表紙で一糸まとわぬ美しい上半身を披露したことでも話題を呼んだミランダは、その撮影を担当した現代を代表するファッション・フォトグラファー、テリー・リチャードソンと再タッグ。「ハロウィン物語」と題して、ミイラ男やヴァンパイアと共演し、シックなモードブランドに身を包んだミランダが、いち早く来春を先取りしたクルーズコレクションを披露する。「ハーパーズ バザー日本版」12月号は10月20日(火)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日孤高のガールズロッカー・黒木渚さんの2ndフルレンスアルバム。『自由律』と名付けられたこのアルバムには、渚さんが“女性として(この部分が最重要項目なのです)”ロックに乗せて伝えたいことが凝縮されています。先行シングルとしてリリースされている『虎視眈々と淡々と』で「女性の強さ」を表現し、同じく『君が私をダメにする』では「女性のツンデレ」を歌い、女性の中にあるさまざまな感情をストレートに吐き出していきます。新曲においても、強烈な言葉並ぶ『枕詞』や新たな決意表明となる『大予言』、都会で生きる難しさを独特の世界観に詰め込んだ『アーモンド』、音楽的新機軸にも挑戦している『テンプレート』など聴きごたえたっぷりの全9曲です。昨今のフルレンスアルバムの中では少ない曲数かもしれませんが、とんでもない充実度を誇る今作、これはそのまま渚さんの音楽活動が充実していることを物語っているのかもしれません。リリース情報:『自由律/黒木渚』(2015.10.7発売/¥2000(tax out)/LACD0265)※初回限定盤A(¥4200(tax out)/LACD0263/単行本付)、初回限定盤B(¥3000(tax out)/LACD0264/DVD付)も同時発売※ツアー情報/黒木渚 ONEMAN TOUR 2015『自由律』2015年11月22日~2016年1月11日(6公演)
2015年10月08日2012年に第一子となる女児を出産した黒木メイサが妊娠8か月の刑事役に挑戦するNHKドラマ「デザイナーベイビー」の制作が決定。この度、黒木さんと共演の渡部篤郎からコメントが到着した。ある日、新生児室から赤ちゃんが消えた。父親はノーベル賞候補の物理工学博士、母親は元陸上選手という著名な夫婦の子。赤ちゃんは、3時間おきに水分を与えられなければ、命の保障はないという。なぜ、連れ去られたのか?犯人の目的は何か?身代金目的とみえた誘拐事件は、捜査の進展とともに様相を変え、驚くべき真実に突き当たる…。産婦人科医・岡井崇が執筆し話題を呼んだ原作「デザイナーベイビー」をドラマ化した本作。原作にはないオリジナルの役・妊娠8か月の敏腕刑事に抜擢された黒木さんは受精卵に遺伝子操作を行う“デザイナーベイビー”について、「デザイナーベイビーという言葉を最初に聞いたときは、『えっ?!』という衝撃、胸騒ぎが私の中をはしりました」と語り、「デザイナーベイビーに限ったことではなくとも、色々な技術が進化していく中で、たくさんの人が救われるのかもしれない。と同時に人間本来の自然な流れを変えてしまう…。何が正しいなんて分からないけれど、過多な情報に溢れ、どんどん選択肢が増えていくこれからの時代、個々が鋭い感性、知識、そして、それぞれが責任を持ってチョイスしていかなければいけないんだなと。この作品が何かを考える、興味をもつキッカケになってくださると嬉しいなと思います」とコメントを寄せた。本作の物語の鍵を握るナゾの産婦人科医師・須佐見を好演するのは、「ラビリンス」(日本テレビ)、「ゴッドハンド輝」(TBS)などで医師役を演じたことのある渡部篤郎。今回の役柄について「いくつかの、医師の役をやらせて頂きましたが、今回は、先進医療の賛否や医師達の欲望など、沢山の見所があると思います。何より、一番の見所は黒木さん演じる、妊婦の警察官の活躍だと思います」と語った。本作には黒木さん、渡部さんのほかにも安達祐実や臼田あさ美を始め、渡辺大知、柿澤勇人、淵上泰史、安藤玉恵、手塚とおる、山崎樹範、神保悟志、柴俊夫、渡辺いっけい、松下由樹、斉藤由貴など演技派俳優が勢揃いしている。「デザイナーベイビー」9月22日より毎週火曜22:00~NHKにて放送(全8回)。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日「EXILE」のパフォーマーKEIJIこと黒木啓司が映画初出演にして主演を務め、本音でぶつかり合う青年海外協力隊員を描く爽快な感動作『クロスロード』。この度、公開日が11月28日(土)に決定。併せてポスタービジュアルと予告映像が公開された。カメラマン助手になったものの、目標の見えない日々を過ごしていた沢田(黒木啓司)は、自分を変えようと青年海外協力隊に飛び込む。だが、訓練所でもボランティア精神を地で行く羽村(渡辺大)と対立したり、規則を破ったりと、何かと問題を起こしてしまう。彼らの仲を取り持つ助産師隊員の志穂(TAO)と共に、フィリピンに派遣される二人。沢田は観光省での仕事に不満を抱くが、羽村は失敗しながらも田舎の村でドジョウの養殖を順調に進めていく。そんな優等生タイプの羽村を沢田が好きになれないのは、反発していた亡き父の面影を見るからだった。ある日、野心的な写真を撮ろうとバギオの街を訪れた沢田は、少年ノエルと姉のアンジェラと出会い、この国の現状に胸を痛めるが、無力感のうちに帰国する。それから8年、協力隊での体験は2人をどう変えたのか?震災後の東北での久しぶりの再会に思わぬ答えが待っていた――。公開されたポスターは、「ボランティアなんて偽善だ」という強烈なメッセージとともにカメラを携え険しい表情の黒木さんを大きく捉えている。“理想でもきれいごとでもない”まさにいまのリアルな青年海外協力隊員たちを描いた青春グラフィティの誕生を期待させるビジュアルだ。さらに、予告編では黒木さん演じるボランティア活動に懐疑心を懐きながらもその実、熱きハートを持ち揺れ動く隊員・沢田と、渡辺さん演じるボランティア精神の塊で理念が先に出てしまう羽村隊員が激しくぶつかり合う様子や、赴任先のフィリピンの現地の人の助けになろうとする隊員たちの成長する姿が描かれる。フィリピンでの撮影が本作のスケール感に華を添え、主題歌である中島みゆきの名曲「ヘッドライト・テールライト」も相まって、胸が熱くなる予告編となっている。常に対立する沢田、羽村を共に理解し仲を取り持つ野村志穂隊員役には、人気ファッションモデルでありハリウッド大作映画でも大きな役を演じ、本作で日本映画初出演となるTAO。沢田が赴任先のフィリピン・マニラでボランティアとは何か?と自問自答をするきっかけを作ったフィリピン女性、アンジェラ役に世界一有名なコスプレイヤー、アローディア。訓練所の名物所長の堺顕二役として長塚京三ら豪華キャストが脇を固めているが、今回、DDT・プロレス、新日本プロレスで活躍する飯伏幸太が本作で銀幕デビューを果たしたことが明らかとなった。昨年実施されたシナリオコンテストで大賞に選ばれた作品を基に、監督には『マリリンに逢いたい』『秋桜』のすずきじゅんいち、脚本監修・脚本に『闇金ウシジマくん』『映画ひみつのアッコちゃん』の福間正浩という協力隊経験を持つ2人が強力なタッグを組み製作された本作。「2005年・フィリピン」「2015年・岩手」と時間と空間が交差した道程に待つ感動のラストとは…?まずはこちらの映像から映画初主演となる黒木さんの演技に注目してみて。『クロスロード』は11月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年08月09日宮崎県出身のシンガーソングライター・黒木渚さんの4枚目のシングル。タイトル『君が私をダメにする』も衝撃的ですが、さらに衝撃的なのが、リリックの中に出てくる「大切なものを4つあげる 愛 思想 時間 身体」。ここまで恋愛の物理的な部分にフォーカスしたラブソングも珍しいのでは?しかしながら、これこそ黒木渚流ラブソングの真骨頂。これまでにも、『あたしの心臓挙あげる』『はさみ』という“いい意味で”問題作をリリースしている彼女だからこそ許される世界観でもあります。サウンド面では、前作の『虎視眈々と淡々と』で大胆なオーケストレーションアレンジに挑戦したのに続き、豪快なピアノを導入、華やかさと艶やかさに拍車がかかりました。このシングルをリリース後には、全国5か所でワンマンツアーも決まっている黒木渚さん。常に新しいサウンドを提案している彼女のことですから、ライブでも新しい一面を見せてくれることでしょう。リリース情報:『君が私をダメにする/黒木渚』(2015.6.10発売/¥1200(tax out)/LASCD0064)※初回限定盤(¥1800(tax out)/LASCD0063/2CD)も同時発売※ツアー情報/黒木渚ワンマンツアー『虎視眈々と淡々と』2015年3月28日~2015年5月3日(5公演)
2015年06月17日3人編成のバンド“黒木渚”としての活動を終了し、昨年からソロアーティストとして意欲的に作品を発表している黒木渚。そんな彼女が満を持してリリースする4曲入りのニューシングル『君が私をダメにする』に込めた思い、そして今後の活動への意気込みを聞いた。***「『君が私を…』は溢れんばかりのエネルギーを恋愛に注ぎ、快楽にズブズブと溺れる気持ち良さを描きたかったんです。そうなると恋愛以外のことに対しても、積極的にスーパー鉄人モードになれるよ、って。この曲を聴いてこの夏は絶対に恋をする!というハイテンションな気分になってほしいと思っています」その他の収録曲もセックスを想起させる肉感的なラブソング、周りを振り回す不思議ちゃんの刹那的な恋、ダメ男に惚れた自分に決別する歌と、濃厚な恋愛ソングがぎっしり。「今までは強くてタフで、気高く生きる女を描いた作品が多かったけど、強い女性って、ダメ男に引っ掛かったりしがち。私もそうです(笑)。そんな自分自身の黒歴史もさらけ出し、ガンガン歌い飛ばしたかった。今年はアーティストとして“爆走の年”と決めていたので、4曲全てをリード曲のつもりで書いています」黒木さんの今までを振り返ると、地元・宮崎で中高一貫の学校で厳しい寮生活を送り、音楽的には空白期間。大学に進学して自由を謳歌し、大学院時代、さらに公務員として働きながらバンド“黒木渚”として活動し、デビュー。しかし順風満帆だったバンドを解散し、一昨年ソロになる決心をし、強い気持ちで突き進んできた。「不安もありましたが、全責任が自分にある、という爽快感のほうが大きかったですね。器用に世渡りするより、真っすぐ生きていく方が合っているのかな。追いつめられたところで、どんどんいい作品が生まれてきます。もう音楽を作ることから一生抜け出せないと思う。音楽に煮詰まると、今度は小説を書きだしてしまい(笑)、それも発表しました」今回の恋愛ソング然り、作りたいものをどんどん形にし、世に出す。そんな彼女の湧き上がるクリエイティビティにワクワクさせられる。朗読シーンを取り入れた、彼女ならではの個性的なライブも楽しみだ。◇くろきなぎさバンド編成の“黒木渚”で活動後、昨年、アルバム『標本箱』でソロデビュー。7 月には全国5都市のライブハウスで無料のワンマンライブツアーを行う。◇4th Single『君が私をダメにする』【限定盤】2CD¥1,800特典CDは東京グローブ座のワンマンライブの音源を収録。短編小説『壁の鹿』続編が読めるQRコード付き。【通常盤】CD¥1,200(LASTRUM)。※『anan』2015年6月17日号より。写真・佐山順丸文・北條尚子
2015年06月10日現在放送中の井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、田中麗奈が出演することがこのほど明らかとなった。本年度1月4日より放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」は、明治維新で活躍した志士を育てた吉田松蔭を育てた杉家が、幕末の動乱の中での困難を乗り越えていく姿を描いている。主人公・文を演じる井上真央のほか、吉田松陰を演じる伊勢谷友介、大沢たかお(小田村伊之助)、東出昌大(久坂玄瑞)、高良健吾(高杉晋作)、劇団ひとり(伊藤博文)、佐藤隆太(前原一誠)など豪華キャストが名を連ねている。このほど、本作への田中麗奈の出演が決定。田中さんが演じるのは、長州藩最後の藩主・毛利元徳の正室・毛利安子(銀姫)。尚、田中さんは、「平清盛」以来二度目の大河ドラマ出演となる。今回の出演決定に際して、田中さんからは「奥のお姫様の役ですが、形式とかしきたりとか、通常の枠からはみだしている人で、すごく刺激的な役だなと思っています。文さんとのやりとりを大切にし、それによって安子の人物像が出ていくように演じていきたいと思っています。文さんとの共演が楽しみです」とコメントしている。田中さんが演じる毛利安子について、チーフ・プロデューサーである土屋勝裕氏は「毛利安子は、とても聡明な女性で、明治時代には女子教育に力を注ぎました。幕末、戦場に向かった夫の元徳の身を案じて、侍女たちよりも先に行動するなど活発な一面もあった姫。美和と名を変えた文とともに奥御殿の古いしきたりを変えていきます」とコメントしている。さらに、田中さんの抜擢に対して「爽やかで貴婦人のように凛とした雰囲気を持ちながら、一方で、時代の先陣をきっていく力強さを感じさせてくれる田中麗奈さんが、今回の『花燃ゆ』の安子役に相応しいと思い出演を依頼しました。豪華絢爛な奥御殿でのドラマを盛り上げてくださることを期待しています」と語っている。田中麗奈さんが出演するのは、7月12日放送の第28回目から。「花燃ゆ」は、NHK総合にて毎週日曜日8時~8時45分放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日4月25日公開の映画『王妃の館』の完成披露イベントが16日、東京・品川のグランドプリンスホテル高輪で行われ、主演の水谷豊をはじめ、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、中村倫也、尾上寛之、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が出席した。映像化不可能とまで言われた浅田次郎の同名小説を、水谷豊主演で映画化した本作。日本映画史では類を見ないフランス・ベルサイユ宮殿など名だたるパリの観光地でロケを行い、パリの一流ホテル"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を舞台にいわくつきのツアーに参加した天才小説家・北白川右京(水谷)をはじめ、個性揃いのツアー客たちが巻き起こす人間模様を描く。この日行われたイベントには、"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を模した会場に水谷豊をはじめキャスト陣がドレスアップして登場。田中麗奈、吹石一恵、安達祐実とともに馬車に乗って登場した水谷は「3人の女性と結婚した気分ですよ」と満足げ。続けて「ツアーはポジとネガの2組のツアーがあり、ネガツアーをやっている時は我々ポジは空き時間があり、美術館に行ったりと色んな所に行きました。藤田嗣治画伯が住んでいたアパートに入ったり普通では考えられないことができましたね」とパリでの思い出話に花を咲かせると、この日登場したキャスト陣で唯一フランスロケに行かなかった石丸幹二は「今こうしてお話を聞いていると、非常にうらやましいですよ…」と残念がった。水谷豊扮する北白川右京とともにポジツアーのメンバーでもある田中麗奈は、劇中で倒産寸前の旅行会社社長、朝霞玲子役を演じている。イベントには胸元が開いたセクシードレス姿で水谷ら男性陣を悩殺して「ヴォージュ広場という素敵な公園での撮影では、雨が降っていて、水谷さんが『雨のシーンにしちゃおうか』と仰り、急遽傘を買って相合傘で水谷さんと歩いたのが印象的でした。『パリの天気と女性の心は変わりやすい』という台詞も付け加えて下さり、本当に良くない状況でも発想の転換で最高のモノに変えていく水谷さんの魅力にやられちゃいましたね」と水谷を褒め称えていた。映画『王妃の館』は、4月25日より全国公開。
2015年04月17日女優の黒木瞳がこのほど、WOWOWの連続ドラマ『スケープゴート』(4月12日スタート、毎週日曜 22:00~)の完成披露試写会に出席。政治家役を演じた悪戦苦闘ぶりを明かしながら「金融大臣になっちゃいました!」と笑顔で語った。突然、政界に招き入れられ、金融担当大臣に抜てきされた黒木演じる主人公・三崎皓子が、女性政治家として総理大臣のポストに向けて突き進む奮闘と、その裏で彼女を"スケープゴート=いけにえ"にしようと暗躍する男たちを描いた同作。黒木は、自身が演じた政治家役に「セリフの内容が難しく、しかも量が膨大なので『これ、誰が覚えるんだろう? あっ、私か!』と、ひとりツッコミを入れてしまったほど」と悪戦苦闘した様子。それでも「現場で"大臣"と呼ばれると、責任と同時に快感も覚えてしまった」と、困難な役柄にも楽しみを見つけたようだ。大物政治家を演じる古谷一行も「今までしゃべったことのない(専門的な)セリフが多くて、緊張しました」と苦労した様子。その大物政治家の背後で暗躍するテレビ局の役員を演じる石丸幹二は、黒木を「すごく聡明で知的、それでいて芯の強さも感じさせる」と絶賛した。皓子の娘を演じた佐々木希は、黒木に対し「現場をとても盛り上げてくださった」と感謝。原作者の幸田真音も「皓子にぴったり!」と太鼓判を押し、黒木からの続編のリクエストにも「お任せください!」と即答。会場は大いに盛り上がった。同会では、黒木がだるまに"黒き瞳"を書き入れ、ドラマのヒットを祈願。「女性たちにエールを送る作品になれば」とアピールした。
2015年04月07日