シャープは10月5日、4原色技術と8Kアップコンバート回路を搭載した4K液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT LC-70XG35」を発表した。発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は850,000円前後(税別)。○4原色技術により、8K解像度を実現する「LC-70XG35」LC-70XG35は、4原色パネルと8Kアップコンバート技術により、4K解像度のパネルで8K相当の映像を表示する「AQUOS 4K NEXT」のモデルだ。4K原色パネルとは、RGBの3原色にYを加えた4原色パネル。さらに、1画素内に2つの輝度ピークを作ることで、8K解像度を実現している。これらの処理を行う画像処理・液晶駆動エンジンは「X8-Master Engine PRO」だ。また、ダイナミックレンジを拡張する「メガコントラスト」技術を採用。輝き復元の映像補正を行うと同時に、そのエリアのバックライトの輝度をアップする。Ultra HD Blu-rayがサポートするHDR映像フォーマットにも、アップデートにより対応する予定だ。サウンド面では、新開発の「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載。ドーム型ツイーター×2本にミッドレンジ×4本、サブウーファー×4本の計10本により、画面全体を包み込むように音を伝えることで、映像と一体感のあるサウンドを実現する。入力端子はHDMI×4、D5×1、ビデオ×1、アナログRGB×1。HDMI端子は4K/60Hzの入力やITU-R BT.2020規格、HDCP 2.2に対応している。ひかりTVの4KサービスやNETFLIXも視聴できる。チューナーは地上/BS/110°CSデジタル×3基。外付けのUSB HDDを接続すれば、テレビ番組を視聴しながら、他の2番組の同時録画が可能だ。本体サイズはW1,732×D375×H970mmで、質量は約48kg(スタンド込み)。消費電力は約390Wで、年間消費電力量は243kWh/年。○同時発表の4Kテレビ「LC-60XD35」60型の4K液晶テレビ「AQUOS LC-60XD35」も同時に発表された。こちらも発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は550,000円前後(税別)。LC-60XD35は4原色パネルではなく、通常の3原色パネルを採用するモデル。LC-70XG35とは異なり8K相当での表示は行えない。ただし、映像エンジンは「X8-Master Engine」で映像を8Kにアップコンバートした後、使用しているパネルに最適化して出力する。サウンドシステムはLC-70XG35と同じAROUND SPEAKER SYSTEMを採用。実用最大出力は65Wだ。入出力端子もLC-70XG35と同一となっている。本体サイズはW15,23×D375×H852mmで、質量は約37.5kg。消費電力は約295Wで、年間消費電力量は196kWh/年。
2015年10月05日アユートは25日、aiutoブランドのネットワークプレーヤー「MEDIA STATION 4K」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税込25,800円。USBメモリ、USB接続のHDD、microSDカードに記録したメディアデータを、液晶ディスプレイやテレビなどに出力するプレーヤー。4K映像の出力に対応するHDMI端子を備える。音声出力では、ハイレゾ音源(WAV、AIFF、FLAC、ALAC)の再生をサポートしている。DLNAに準拠し、ホームネットワーク内のPCやNASに保存済みのデータも再生可能。リモコンには「マウスモード」を搭載し、PCのマウス操作と同様に、画面上のカーソルを動かして操作できる。対応動画拡張子はAVI、FLV、MKV、MOV、MP4、MPG、RM、SWF、VOB、WMV、ISO。対応動画形式はDVD-ISO、BD-ISO、H.264、MPEG-4、MPEG-1、MPEG-2PS/TS/M2TS、RV8/9/10、DivX3/4/5/6、Xvid、WMV9、MJPEG、FLV1。対応音声形式はMP3、AAC、OGG、WAV、AIFF、WMA、APE、ALAC、FLAC。対応画像形式はJPG、BMP、PNG、GIF。出力インタフェースはHDMI×1、アナログAV×1、光デジタル音声×1。入力インタフェースはSDメモリカードスロット×1、USB 2.0ポート×3。ネットワークインタフェースは有線LAN(100BASE-TX/1000BASE-T)×1。電源はACアダプタ。本体サイズはW154.5×D106×H25mm、重量は285g。操作用リモコンのほか、4K伝送が可能なHDMIケーブルが付属する。
2015年09月25日○K6登場までAMDを支えるアイディアが必要だったK5の遅れがはっきりした今、NexGen買収により入手した最新デザインNx686のバスを、Pentiumと互換(ソケット7)にするために、早速AMDのエンジニア達はNexGenから合流したエンジニア達と一緒にバス部分の再設計に取り掛かった。超特急でやれという指示であるが、早くても1年はかかる。その間も、IntelはPentiumを強化してくるし、その後継品第6世代とされるPentium Proが発表される(1995年11月)。K5プロジェクトの遅延に対しIntelの攻勢は容赦なかった。 Pentium Proは当初はサーバーなどのハイエンドを意識して投入されたが、その基本アーキテクチャには革新的な点が多く、その後のIntelの高性能の製品の基礎となったものである。事実上、この時点でIntelはAMDの2世代先に駒を動かしていたのである。 こんな状況であったので、設計チームはNx686のCPUコアの再強化にも取り組まなければならなかった。K5は、前述のように翌年1996年3月に何とかリリースにこぎつけたが、市場の反応は思わしくなく、AMDの屋台骨を支えるには力不足である。K6の到来を待つまで、何とかCPUビジネスを支えるアイディアが必要であった。そこで、AMDのマーケティングチームが頭を絞って考え出したのが、Am486の高速化を図り、Pentiumクラスでも低い価格帯でのビジネスを狙う戦略である。AMDはその時すでに、Am486のキャッシュメモリを強化(以前のDX4の2倍の16KBのL1キャッシュ)、クロック周波数を高速化(コアクロックを120MHzから133MHzにアップ)した製品の完成をみていた。いろいろな実際のアプリケーションを組み合わせたベンチマークをとってみると、かなり性能がよく、Pentiumともいい勝負をすることが分かった。CPUチップというものは大きく分けて次の3要素から成っている。CPUコア:これがCPUの性能を決定づける肝であるキャッシュメモリ:命令、データなどのCPUとのやり取りをいちいちCPU外部のメモリにアクセスするとシステム全体の性能が落ちるので、ある程度のメモリ容量を高速のSRAMなどで実現し、CPUと同じチップ上に集積するI/Oロジック:CPUがバスを通じて外部のメモリ、周辺装置などとやり取りができるデータの通り道を構成する部分、K6の場合は、主にこの部分の設計変更がなされたこれらの要素がすべてトランジスタの組み合わせで形成されて、1つのチップの上に集積されるのである。CPUに使われる半導体チップの大きさ(ダイサイズと言われる)には、経済的に大量生産できるためには制約がある。新しいCPUのコアロジック部分は、新たな機能を詰め込むために当初は非常に大きくなってしまう(トランジスタの数が多くなるので)、しかしCPUのシステム性能を上げるためには、できるだけ外部メモリにアクセスせずに同じチップに作りこんだキャッシュメモリを持っていたいので、全体の性能を上げるにはキャッシュサイズも非常に重要な要素となる。車に例えれば、エンジンとステアリングのような関係である。これらが最適化されてシステムレベルの性能が向上される。ということで、新製品ではよくあることだが、古いCPUコアでも、シリコンに集積するキャッシュメモリ(中身は高速のSRAMである)を増やすことにより、新しいCPUコアの製品よりも実際の性能が良くなることがある。○"なんちゃって第5世代"がAMDを救うAm486の最後の製品はPentiumと同じ16KBという大きな一次キャッシュメモリを内蔵していた。そこで、この製品をどういうポジションで売り込むかが重要になる。ここでマーケティングの登場である。IntelはPentiumの投入時に"第5世代"ということを全面的に押し出していた。その名前が示す通りPentというのはギリシャ語で5を意味する(アメリカのPentagonはその一例)。AMDのマーケティングチームは考えた。そもそも、パソコンの購入者はPCを買いに来るのであって、CPUを買いに来るのではない。彼らが購入決定の決め手とするのはPCのブランドであり、実際のアプリケーションでのコストパフォーマンスである。CPUのブランドではない。ただし、PCを買いに来る人たちは、店員に"このPCに使われているCPUは何というのですか? 十分な性能ですか?"くらいの質問はするだろう。そうであれば、実際の性能が十分なものであれば、CPUコアが4世代であろうが、5世代であろうが関係ないはずである。そこで考え出されたネーミングがAm5x86である。"中身は486コアなのに…結局、なんちゃって第5世代じゃないか"と思われる読者もおられると思うし、私も異論はない。しかし、Am5x86の性能は実際かなり良かったし、AMDにはそれ以外の選択は事実上なかったのだ。メッセージを確実なものにするために、その性能を証明するためのベンチマークの結果などを添えたマーケティングを積極的に行った。また、並行して販売されるK5コアの製品と取り違えないようにK5のほうはAm5k86とネーミングした(両者のネーミングで真ん中の文字がxとkと、小文字で表記されているのがなんとも奥ゆかしい…)。こうして、K6が発表されるまでの1年以上の間、AMDは既存の製品を何とか工夫してカスタマと市場との関係をどうにか維持することができた。その間、AMDと旧NexGenの混成チームのエンジニア達が昼夜を問わずK6の再設計に打ち込んでいたのは言うまでもない。(次回は9月14日に掲載する予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年09月07日東芝は3日(米国時間)、Windows 10を搭載した4K解像度の12.5型2-in-1 PC「Satellite Radius 12」を欧州向けに発表した。Ultra HD(3,840×2,160ドット程度)となる4K解像度の12.5型ディスプレイを搭載した2-in-1 PC。360度回転ヒンジを備え、クラムシェル形状のほか、ディスプレイを回転させタブレットとしても使用できる。OSにはWindows 10を搭載し、同OSの生体認証ログイン「Windows Hello」にも対応。また、パーソナルアシスタント機能「Cortana」用のボタンも備える。スピーカーはharman/kardon製で、DTSサウンドを搭載する。「Satellite Radius 12」は、米国および欧州で、2015年Q4期に発売予定。価格などの情報は、直販サイトtoshiba.com.で発表されるとのこと。
2015年09月04日「Kミューズリー」15種類の栄養が摂取できるシリアル商品!日本ケロッグ合同会社は「Kミューズリー」を9月下旬から順時発売する。「Kミューズリー」は10種の色鮮やかなフルーツおよび5種の全粒穀物が豊かにブレンドされた、気楽に自然素材の栄養を摂取できるシリアルだ。商品は日用アイテム通販サイトや、関東エリアの大手スーパー(一部の店舗では「Kミューズリー」を扱わない場合もある)を中心として順次発売となる。一目見て商品内容がわかるパッケージ「Kミューズリー」のパッケージにはブレンドされているストロベリーやマンゴー、パイナップル、バナナ、小麦および大麦などフルーツや全粒穀物のイラストが記されており、消費者が一目で商品に用いられている自然素材を理解できるデザイン仕上げだ。簡単に一食で15種類のフルーツや全粒穀物を取り入れることができるので、忙しい朝のヘルシー朝食として適している。フルーツグラノラと、ミューズリーの違いは?フルーツグラノラは小麦やオーツ麦などの多様な穀物にシロップや蜂蜜などをブレンドしてオーブンで焼き、さらに食べやすいサイズに調整されており、サクッとした食感が味わえる。他方ミューズリーは焼かないで、そのままのサイズでフルーツとミックスして仕上げられている。ミューズリーは多少固めなので、ヨーグルトやミルクで柔らかくして食べると、よりおいしさを楽しめるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・日本ケロッグ合同会社 プレスリリース
2015年09月04日K2Dは8月28日、シンガポールのSTAMPが保有するデジタル認証システム「STAMP」を活用した事業の開始を目的として、同社との間で合弁契約を締結したと発表した。合弁会社のStamp Technologies Japanで「STAMP」に関する日本国内における独占販売契約およびライセンス契約を締結している。「STAMP」では、スタンプカードやポイントカードの機能をスマートフォンやタブレットなどのデジタル端末上で実現する。サービス提供店舗などに設置された専用機器とスマートフォンが直接タッチするという簡単な操作で、ポイント取得と蓄積が可能になる。すでにタイなどでは、「Citi Bank」「Esso」「SINGHA」といった企業に導入実績があり、主にスマートフォン向けのスタンプカードの代替として、現在までに35万人にSTAMPアプリがダウンロードされ、100万件以上のトランザクションを達成しているという。「STAMP」の導入により、多面的な顧客情報の管理や、管理データに基づいたプロモーションやクーポン戦略が可能となる。また、ユニークIDとOTP(ワンタイムパスワード)を組み合わせた独自の電子指紋生成技術による、安全で確実な本人認証を実現しており、今後、ポイントカードシステムとしてだけでなく、決済システムとの連携などのサービス展開も見込むとしている。
2015年08月31日○時代はコンシューマ市場へNeXGenの買収も発表され(発表は1995年10月、買収完了は1996年1月)、AMDが次期製品K6を出すということは周知の事実になったが、PC市場はIntelのPentium、MicrosoftのWindows 95(1996年の10月に発表)主導で飛躍的な成長を続ける。IntelはPentiumの大成功をさらに加速する形で、PentiumにMMX(マルチメディアエクステンション)という命令セットを追加し、今までは主にビジネスに使われていたPCプラットフォームをゲームなどの個人的な市場に展開するのに躍起だった。何しろ、ビジネス市場とコンシューマー市場とは規模の桁が違う。今まで、コンピューターだったものが、オンラインゲームのハードウェアになってしまうのだから…ビジネス市場の製品が一般コンシューマー市場に転換してゆく際に大きく立ちはだかるのは、コストである。ビジネス市場はあくまでも企業の生産性向上の投資対象であるが、コンシューマー市場は個人のポケットマネーから払われるのであるから、おのずとコスパ=コスト・パフォーマンス(このような言葉も、今から考えると電子機器の個人市場への拡大から生まれてきたのだと思う)を追求することとなる。家電量販店にPCが大きな棚スペースを獲得し始めたのもこのころだと思う。この動きに対応すべく、Intel互換のCyrixがMediaGXという統合チップを発表し、千ドルPCのコンセプトを発表した。こうした状況にあって、Intelから技術上の主導権を奪うことを主目的とし開発されたK5の完成は遅れに遅れ、結局は1996年の3月にようやく正式発表をみた。しかし、当初の市場からの高い期待に反して、K5としてAMDが発表した2製品K5 PR75/PR90はPentiumに対抗する性能を持ちえなかった。前に書いたように、K5は当時としては革新的な下記のようなアーテクチャを採用していた。複雑な処理を行う可変長のX86命令を実行するCISC(Complexed Instruction Set Computer)という従来の考え方に加え、アウトオブオーダーのスーパースケーラーのアーキテクチャの採用クロックあたりの命令処理能力を上げるために、X86のCISC命令を、Am29000で培ったRISC(Reduced Instruction Set Computer)風の短い固定命令に変換し、命令の順番に関係なく多数の実行ユニットを使って、複数命令を同時に発行する方法強化された命令キャッシュ、データキャッシュこれらのアーキテクチャ上の特徴はIntelが後に第六世代のPentuim Proで採用したものと似ている。ということは、AMDのエンジニア達が目指した方向は正しかったのだが、その優れたアーキテクチャを製品に反映する製造技術を持ち合わせていなかったので、市場の要求とずれが生じてしまい、発表された時にはごく"並の性能の"CPUとしか受け取られなかったということである。ハイテクの市場で一番重要な、Time To Marketの失敗例の典型といえよう。○K5は失敗ではなかったしかし、その後のAMDのCPU開発の動きを見てみると、K5はビジネス的には成功とはいえなかったが、革新的なアーキテクチャの開発、その経験で得た技術的知識・資産の蓄積、高いゴールに向かって果敢にチャレンジするエンジニアの情熱と結束、といった点では全くの失敗とは言えないのだと思う。というのも、K5の開発で培った貴重な経験と技術的資産は、本連載の一番初めで述べたK7:Athlonに明らかに引き継がれているからだ。K7が大成功を収めたころに、10年来の知己のAMDエンジニアと話した時に、"K5は失敗ではなかった、K7の中にK5が生きている"、としみじみ語ったことが懐かしく思い出される。実際、エンジニアがK5とK7の内部ブロック図を見比べるとK7の中にK5で開発された回路ブロックの痕跡が見られるという。初期のK5は430万トランジスタでできている。前回のシリーズでAm386のリバースエンジニアリングについて書いたが、当時の最新CPUのトランジスタ数はこの時点で既に10倍以上になっていた。CPUの開発は半導体の微細加工とCADソフトの飛躍的な発展により、人間がマニュアルで作り上げるという手法から、各機能ブロックの組み合わせで作られるようになったことがよく理解できる。拡大写真を目視で解析するなどと言うことは、もう既にできなくなっていたのだ。著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年08月31日"K5 is a better idea !!(K5のほうが優秀なアーキテクチャだ!!)"。1995年夏、AMDのCEO Jerry Sandersは、ハワイのワイキキビーチにあるヒルトン・ハワイアンビレッジに世界各国から集結した600人の営業、マーケティング、技術サポート部隊を前に檄を飛ばしていた。その声は、時差ボケと、前の晩の遅くまでの(あるいは徹夜の)どんちゃん騒ぎですっかりエネルギーを使い果たし、うとうとしそうになっていた営業員の耳をつんざくような咆哮であった。AMD恒例のハワイでの4日間のSales Conferenceの最終アジェンダはAMDの総帥Jerry Sandersの30分以上にわたるスピーチで終わる。しかし、いつもは"いくぞーっ!!"、"やるぞーっ!!"といった雄叫びでエンディングを迎えるはずのCEOのスピーチに対し、今年のイベントに限り、多くの営業の連中の間には、お互い目配せを交わしながら"ほんとかよ…"といった一種白けた雰囲気が漂っていた。それも無理はない。その時のAMDを取り巻く状況は以下の通りである。マイクロソフトがWindows 3.1を発表(1992年4月)、いよいよPCがエレクトロニクス市場の中心に据えられ、マイクロソフト、Intelの独占体制が明確になる。Am386/486でカムバックを果たしたAMDであったが、そのAMDを振り切るようにIntelは第五世代CPU「Pentium」を発表(1994年3月)。巨額のマーケティング資金の投下によって、 "Intelが入ってなければPCではありませんよ"と言う強力なブランドマーケティングでPC市場をIntel一色に塗り替えようとする。巨大なPCのCPU市場に割って入ろうと、CyrixなどのIntel互換CPUメーカーが相次いで参入し(Cyrix Cx486SLCは1992年3月発表)、AMDのメインビジネスを脅かしてくる。AMDはこれらの状況に対抗すべく、いよいよ完全オリジナルのマイクロアーキテクチャに基づく高性能CPU、K5の開発を開始(1993年)するが、2年たったこの時点でも製品リリースがされていない。AMDの業績はみるみる下がっていった (1995年のマイクロプロセッサ事業部の売り上げは前年の半分に激減した)。前年までは、Am486製品でPCの顧客をサポートしてきたが、いよいよCPUの主流が第5世代のPentium(ソケット7)に移り、AMDの次期製品への顧客の期待はいよいよ高まる。顧客には386・486で経験したIntelの独占の時代がまた訪れることへの危機感がにじみ出ていた。AMDが巨額を投じて建設したテキサス州Austinの最先端プロセッサ工場Fab.25はK5の設計が遅れる中、Am486の需要が急減し稼働率が極端に下がり、AMDの全体の財務に大きな減価償却費がのしかかってきている。世界中のAMDの営業がPentium対抗製品を待ち望み、満を持して臨んだSales Conferenceであったが、毎日登壇するVP連中の誰からも製品リリースの話がない。そんな状況におかれた中でのSales Conferenceに臨んだ世界中の営業を相手にしたAMDの総帥Jerryの最終メッセージである。根っからの営業マンであるSandersには、そんな営業連中の気持ちが痛いほどわかっていたはずである。しかし、その時はK5のメッセージを繰り返さざるを得なかったJerryの頭に去来していたことを知っていたのはAMDでもごく限られた者であったはずだ。(次回は7月27日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年07月21日ソニーは7月1日、液晶テレビ「ブラビア」の4K表示対応モデル「KD-65X9200A」「KD-55X9200A」において、著作権保護技術HDCP2.2に対応させるための有償基板交換サービスを開始した。基板交換にかかる費用は25,000円(税別)。対象製品は「KD-65X9200A」「KD-55X9200A」の2機種。基板交換することによって4Kコンテンツの著作権を保護するための技術HDCP2.2に対応する。基板交換の必要があるかどうかは、同社のWebページに製造番号を入力して確認する。製造番号は、テレビ本体背面のシールかブラビアのメニュー画面に記載されている。2014年8月1日から2015年6月30日までの期間は無償で基板交換を行っていたが、2015年7月1日以降は有償にて基板交換の申し込みを受け付ける。基板交換サービス開始時には、無償期間を2015年3月31日までとしていたが、6月30日まで延長。7月1日以降は有償で基板交換サービスを実施することがかねてより告知されていた。有償基板交換を希望する場合は、Webページ上か電話にて申し込む。なお、4K放送の受信をするには、基板交換だけでなく、対応のチューナーも別途必要だ。
2015年07月01日ユニットコムは25日、「iiyama PC」ブランドから、デスクトップ向けの第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Broadwell-K)を搭載したデスクトップPCを2モデル発売した。標準構成価格は税込113,379円。本体ケースには、日本の伝統をモチーフにした「雅PC(Miyabi Project)」のものを採用。製作には日本の伝統的な工法を取り入れており、例えばフロントパネルの開閉は襖(ふすま)をイメージしているなど、和のギミックを随所に盛り込んでいる。○MN7250-i7-TXM(ミニタワーPC)標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5775C(3.3GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがDDR3-1600 8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel Iris Pro Graphics 6200、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が500W 80PLUS SILVER。本体サイズはW175×D407×H363mm、OSはWindows 8.1 Update 64bit。価格は113,379円(税込)。○D7200-i7-TXM(ミドルタワーPC)標準構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5775C(3.3GHz)、チップセットがIntel Z97 Express、メモリがDDR3-1600 8GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel Iris Pro Graphics 6200、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が500W 80PLUS SILVER、OSはWindows 8.1 Update 64bit。本体サイズはW192×D496×H418mm。価格は118,779円(税込)。
2015年06月26日パナソニックは6月23日、20型 4K IPSα液晶パネルを搭載した法人向けのタブレットPC「TOUGHPAD(タフパッド)4K」2モデルを8月25日より発売すると発表した。同タブレットは20型 4K IPSα液晶パネルと高性能な第5世代インテル製CPUを搭載しており、同社によると持ち運びが可能な同サイズのタブレットPCとしては世界最軽量・最薄だという。特に「FZ-Y1CHモデル」は、HDMI 2.0搭載4K入力に対応し、4Kビデオカメラや4Kカメラで撮影した高画質映像を高画質のまま大画面で表示できる。ピント確認などわかりやすくなっているため、撮影現場でリアルで直感的な操作が可能になり、作業効率向上に貢献する。価格はどちらもオープン。
2015年06月24日パナソニックは23日、3,840×2,560ドットの20型4K IPSα液晶パネルを搭載した法人向けのタブレットPC「TOUGHPAD 4K」の新モデル「FZ-Y1CHBBZBJ」「FZ-Y1CAAAZBJ」を発表した。8月25日の発売を予定し、価格はオープン。A3をほぼ実寸で表示できる20型の大画面を搭載した法人向けタブレット。解像度は3,840×2,560ドットで、平面に置いた状態でも全方向から画面が見やすいIPSα液晶パネルを採用する。薄さ約12.5mm、重量は「FZ-Y1CHBBZBJ」が約2.33kg、「FZ-Y1CAAAZBJ」が約2.3kg。持ち運びも想定し、動作時に底面方向で76cm、非動作時に26方向から30cmの落下試験を実施する。CPUに最新の第5世代Intel Coreプロセッサ「Intel Core i5-5300U vPro」を搭載する。また、「FZ-Y1CHBBZBJ」では、4Kの映像出力が可能なMini DisplayPortのほか、HDCP 2.2対応のHDMI 2.0入力端子を備える。これにより、4Kに対応したカメラで撮影した4K動画や静止画をそのまま表示可能で、映像製作や報道、医療、教育といった分野での活用を想定する。「FZ-Y1CAAAZBJ」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5300U vPro(2.3GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが10点マルチタッチに対応した20型4K(3,840×2,560ドット)IPSα液晶、OSがWindows 8.1 Pro Update 64bit。「FZ-Y1CHBBZBJ」は、「FZ-Y1CAAAZBJ」からメモリを8GB、ストレージを256GB SSDに変更し、インタフェースにMini DisplayPort出力端子、HDMI 2.0入力端子、スマートカードリーダ、LANコネクタを追加する。このほかの仕様はほぼ共通で、USB 3.0×1、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth v4.0、フロントカメラ(92万画素)、SDメモリーカードスロットを備える。本体サイズはW475×D334×H12.5mm。重量は「FZ-Y1CHBBZBJ」が約2.33kg、「FZ-Y1CAAAZBJ」が約2.3kg。このほか、オプションとして電子タッチペン(FZ-Y1CAAAZBJは非対応)、クレードル、マウントアダプター、保護フィルムといった専用オプションを用意する。
2015年06月23日サークルKサンクスは6月9日から、対象のペットボトル飲料2本セットを購入すると、「キンケシ 復刻版」がもらえるキャンペーンを全国の「サークルK」「サンクス」店舗にて実施している。期間は29日まで(景品がなくなり次第終了)。同キャンペーンでは、「コカコーラ い・ろ・は・す りんご」(555ml2本/税込260円)、「サントリー ビタミンウォーター」500ml2本/税込260円)、「アサヒ 十六茶」(600ml2本/税込258円)、「キリン 午後の紅茶 ストレートティー」(500ml2本/税込258円)、「伊藤園 リラックス ジャスミンティー」(500ml2本/税込258円)を購入すると、「キンケシ」がもらえる。キンケシは、アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターのフィギュア。今回、「キン肉マン&リキシマン」「ロビンマスク&ウォーズマン」「テリーマン&ジェロニモ」「ブロッケンJr.&ラーメンマン」「ブラックホール&ペンタゴン」「バッファローマン&ミートくん」「悪魔将軍&アシュラマン」「サンシャイン&ザ・ニンジャ」の8種類が用意されている。さらに、付属のリーフレットに記載されたシリアルコードを、スマートフォンアプリゲーム『キン肉マン マッスルショット』で入力すると、サークルKサンクス限定Ver.「プリンス・カメハメ」が手に入る。(C)ゆでたまご・東映アニメーション
2015年06月10日LD&Kは5月2日、沖縄・那覇にホットサンド専門店「KARIYUSHI BEER&COFFEE STAND」(沖縄県那覇市)をオープンする。同店がオープンするのは、ライブハウス「桜坂セントラル」や「桜坂劇場」などが立ち並ぶ、沖縄随一の文化発信地という「桜坂エリア」。国際通りや公設市場からも歩いてすぐの立地とのこと同店では、スパム・ツナマヨ・タコス・つぶあんなど数種類のホットサンド(400円~)を販売する。また、東京・渋谷の「宇田川カフェ」を運営する同社のブレンドコーヒー(Sサイズ250円・Lサイズ300円)もハンド&ペーパードリップで提供。「オリオンビール」の生ビール(500円)も用意している。全商品テイクアウト可能とのこと。※価格は全て税込
2015年05月01日4月23日(木)東京・GSPメディアセンターにて、7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN ~-70kg初代王座決定トーナメント~」の記者会見が行われた。65kg、60kg、55kgに続き、70kgで初代王座決定トーナメントの開催が決定し、トーナメント出場選手と組み合わせが発表された。出場選手と組み合わせは以下の通り。第1試合 山崎陽一(日本/シルバーウルフ)vs. マラット・グレゴリアン(アルメニア)第2試合 牧平圭太(日本/HALEO TOP TEAM)vs. ディラン・サルバドール(フランス)第3試合 中島弘貴(日本/バンゲリングベイ・スピリット)vs. サニー・ダルベック(スウェーデン)第4試合 佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー)vs. アルメン・ペトロシアン(イタリア)トーナメント出場の日本人各選手が以下の通り意気込みを語った。山崎陽一 「K-1出場が決まってうれしいですし、楽しみです。世界一になることしか考えていませんが、僕には失うものも肩書きもないので、リングに上がって目の前の相手を倒すことだけにすべてを捧げて、暴れます。そして僕が生まれ育った福島県いわき市の人に夢を与えられる試合、K-1ファンのみなさんが興奮する試合を約束します」牧平圭太 「今回K-1に出場することになって、中学を卒業する時にタイムカプセルに『10年後の自分へ』という手紙を書いていて、実はそこに『K-1に出て暴れたい』と書いていました。今回はそれを実現することが出来ました。僕は67kgで試合をしていて正直悩む部分もありましたが、今すごくトレーニングをして身体が大きくなっていて、70kgに挑戦したい気持ちがありました。ここから70kgの始まりなので楽しみです」中島弘貴 「新しいK-1が始まって、新しいK-1を盛り上げるために必ず世界トーナメントで優勝します。世界の強豪が集まる70kgでトップになれるように、チャンピオンを目指します」佐藤嘉洋 「対戦相手のアルメンとは2011年に戦っていて判定負けしています。ここでリベンジして、仮にサニーが上がってきたら、サニーにリべンジして、決勝で劇的な勝ち方をしたらかっこいいだろうなと思っています。そこで自分の夢を実現させたいです。年齢のこともあり、ワンデイトーナメントは最後のつもりです。ラストチャンスを掴みたいと思います」トーナメント4試合に加え、リザーブファイトとして渡部太基VSセルゲイ・アダムチャックも決定。チケットは4月25日(土)より一般発売。サークルK・サンクスでは、「K-1 WORLD GP特製ハンドタオル」付きチケットを限定発売。
2015年04月24日ミヨシは4月16日、3台のHDMI機器の入力映像を1台のテレビなどに出力できる4K対応のHDMI切替器「コンパクト4K解像度対応HDMI切替器」を発表した。発売は4月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税込5,400円前後だ。コンパクト4K解像度対応HDMI切替器は、BDプレーヤーや家庭用ゲーム機、ビデオカメラなどHDMI機器の入力を切り替えるための装置。サイズがW60×D60×H14mm、重量が47gという手のひらサイズながら、4K(3,840×2,160ドット)に対応。4K対応のHDMIケーブルが付属する。また、全ポートでMHL(Mobile High-definition Link)機能に対応しており、スマートフォンやタブレットで撮影した画像や動画をテレビなどで楽しめる。
2015年04月17日K.I.T.虎ノ門大学院は、同大学院の講義を“1科目”から受講できる科目等履修生制度や、その募集科目を紹介するセミナー「虎ノ門で学ぶ。KITの科目等履修生制度の魅力とは? 」を4月18日に金沢工業大学虎ノ門キャンパスにて実施する。定員は40名。料金は無料。同大学院は、金沢工業大学が2004年4月に「知的創造システム専攻」として、東京・虎ノ門に開設した「ビジネス」・「知財」のプロフェショナルを育成する1年制の社会人大学院。特徴は「講師のクオリティー」と「少人数制スタイル」で、院生の9割以上が働きながら学んでいるという(2013年度実績)。このたび実施されるセミナーでは、同大学院知的創造システム専攻専攻主任である加藤 浩一郎氏や、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の小林 誠氏、ビジネスアーキテクト専攻主任教授の三谷 宏治氏らが、知財マネジメント系、経営コンサル系、HRM・ファイナンス系、メディア・コンテンツ系など、この6月からスタートする科目の内容について紹介していく。受講対象者は、2年以上の企業または官公庁における在職経験がある人や、自身のスキルアップや新たな知見を求めている人、今後、KIT科目等履修生として学んでみたい人となっている。応募は同大学院のWebサイト上で行っている。
2015年04月14日EIZOのキャリブレーション対応液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの4Kモデルである「CG318-4K」と「CG248-4K」は、映像制作市場向けの新機能「Rec.709色域外警告」を搭載している。IMAGICAが開発した3D-LUT(ルックアップテーブル)を液晶ディスプレイに組み込むことで実現した。2018年に本放送開始予定の8Kスーパーハイビジョン放送では、より豊かで鮮やかな色表現ができる「Rec.2020」と呼ばれる色域が基準となる。ただし現行のテレビ放送は、「Rec.709」という色域が基準で、Rec.2020よりも色の範囲が狭い。よって、Rec.709色域では、Rec.2020色域で撮影した映像コンテンツの色を表示できない場合がある。今回の「Rec.709色域外警告」は、Rec.2020色域の映像中、Rec.709色域では再現できない色をグレイで警告する機能。もしくは、Rec.709の色域内に収まるように変換して表示することも可能だ。これにより、現行のフルハイビジョン放送と将来のスーパーハイビジョン放送にて、違和感のない色表示ができるかどうかを効率的に確認することができるとしている。
2015年04月09日パナソニックは4月2日、液晶テレビの新モデルとして、4K対応ビエラ「CX700」シリーズを発表した。ラインナップは55V型の「TH-55CX700」、50V型の「TH-50CX700」、40V型の「TH-40CX700」の3モデル。発売は5月下旬で価格はオープン。推定市場価格(税別)は、TH-55CX700が300,000円前後、TH-50CX700が250,000円前後、TH-40CX700が200,000円前後となっている。CX700は、パナソニックが「気軽な4Kテレビライフを提案」するモデル。現在、フルハイビジョンテレビ市場の中心は40V型だが、同じ画面サイズに4K対応モデルを投入する。これによって、ハイグレードモデルが中心だった4Kテレビ市場の、さらなる活性化を目指す。ラインナップの3製品は、いずれも4K解像度(3,840×2,160画素)の高輝度液晶パネルを採用。超解像技術「4Kファインリマスターエンジン」により、これまでのフルハイビジョン映像も、高精細な4K画質にアップコンバートできる。また、大容量スピーカーボックスを採用した「ダイナミックサウンドシステム」により、映像の迫力に負けないサウンドも実現している。チューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×3基を内蔵。外付けHDDを接続すれば、テレビ番組を視聴中でも、裏番組を2つ同時に録画することが可能だ。SeeQVault規格にも対応しており、同規格のHDDを利用すれば、録画した番組を他のSeeQVault対応テレビやレコーダーでも再生できる。ネットワーク機能は、2015年秋にサービス開始予定のVODサービス「NETFLIX」や「4Kアクトビラ」「ひかりTV 4K」をサポート。「お部屋ジャンプリンク」にも対応しており、録画した番組を、別の部屋にあるDLNA対応機器からネットワーク経由で視聴可能だ。また、専用アプリ「Panasonic Media Access」を使用することで、スマートフォンやタブレットから外出先でも録画番組を視聴できる。入力端子はHDMI×3、D4×1、ビデオ入力×1を装備。USBポートは3基搭載しており、そのうちの1系統は、高速なUSB 3.0仕様となっている。
2015年04月02日グリーンハウスは3月30日、3台のHDMI機器の入力映像を1台のテレビなどに出力可能な4K2K対応のHDMI切替器「GH-HSWB3-BK」を発表した。リモコンが付属し、離れたところからでも切り替えられる。発売は4月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は2,880円前後(税抜)。GH-HSWB3-BKは、家庭用ゲーム機やブルーレイプレーヤー、ビデオカメラなど接続されたHDMI機器の入力を切り替えるHDMIセレクター。最大3台までのHDMI機器を接続可能だ。4K(3,840×2,160ドット)/30pの映像入力に対応する。データレートは、HDMI規格の4K2K基準(2.97Gbps)を上回る最大3.4Gbps。電源は接続したテレビやディスプレイから得る。消費電力の高いHDMI機器を接続して電力供給が不安定になった際は、付属のUSBケーブルを用いてテレビやディスプレイに接続すれば安定して使用可能だ。リモコンが付属しており、離れた場所から切り替え操作を行える。また、長さ約1.5mのリモコン受信機を接続しておけば、受信機から本機へリモコン信号を送れる。そのため、テレビやディスプレイの背面に本機を設置してもリモコン操作が可能だ。接続機器の電源を入れた時に自動で切り替えるHDMIセレクターでは、ユーザーの意図しない動作が生じることもあるが、手動で切り替えるGH-HSWB3-BKでは意図せず画面が切り替わってしまうことがない。本体サイズはW87×D59.5×H19mmで、重量は約60g。入力端子としてHDMIタイプA端子×3系統、出力端子としてHDMIタイプA端子×1系統を備える。専用リモコン、専用リモコン受信機、USB給電ケーブルが付属する。
2015年03月30日リコーイメージングは3月5日、同社のデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-S2」(以下、K-S2)のスマートフォン向け専用アプリ「Image Sync」の対応OSなど詳細を発表した。アプリは近日公開予定で、ダウンロードは無料だ。Image Syncは、無線LAN(Wi-Fi)に対応したデジタル一眼レフカメラK-S2の専用アプリ。K-S2とWi-Fi接続したスマートフォンやタブレットでは、Image Syncアプリを通じてリモート撮影できるほか、絞りやシャッタースピード、ISO感度などの設定も調整できる。カメラからスマートフォンへのデータ転送もワイヤレスで可能だ。アプリの対応OSはAndroid 4.4~5.0、iOS 7.1~8.1。Google PlayもしくはApp Storeから無料でインストールできる。K-S2は、100カ所に施されたシーリングによって防塵・防滴性能を持つデジタル一眼レフカメラ。防塵・防滴仕様のデジタル一眼レフカメラとして世界最小のボディを実現している(同社調べ)。そのほか、ペンタックスの一眼レフカメラでは初めてバリアングル液晶モニターを搭載するなど、"自分撮り"向けの機能も持つ。発売は3月6日で、ボディのみの市場想定価格は税別90,000円前後だ。
2015年03月05日2月26日、ソニーは東京・品川のソニー本社にて、「~これからは4Kで我が子との思い出を残そう~ ソニー 新4Kハンディカム発売記念イベント」をプレス向けに開催した。ソニーはこれに先立つ2月20日、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」のハイエンドモデルとして、4K(3,840×2,160ドット)記録に対応する「FDR-AXP35」と「FDR-AX30」の2機種を発売した。両機種とも撮像素子に1/2.3型と大型のExmor R CMOSセンサー(裏面照射型)を採用し、画像処理エンジンは「BIONZ X」。レンズには光学10倍ズームの「ZEISS バリオ・ゾナーT*」を搭載する。空間光学手ブレ補正機能やWi-Fi接続機能を追加したほか、従来モデル(FDR-AX100)比で30%の小型化を実現。内蔵メモリは64GBとなっている。また、「FDR-AXP35」のみ、プロジェクター投影機能を内蔵している。今回のイベントは、ゲストとして招かれたタレントの藤本美貴さんが上位機種の「FDR-AXP35」で撮影した4K映像を軸に、従来のフルHDカメラの映像と比較する形で進められた。開会挨拶と商品説明のあと、ゲストの藤本さんが「FDR-AXP35」を手に携えて登場した。藤本さんは現在、2歳11カ月の長男・虎之助くんを子育て中で、「FDR-AXP35」と従来のフルHDカメラを同時に用い、公園で遊ぶ虎之助くんの姿を"ママ目線"で撮影。会場に用意された2台のディスプレイでは、それぞれで撮影した映像が並べて再生された。藤本さんは「4K映像は髪の毛の一本一本までが見えるほどに鮮明で、ツヤもすごい。虎之助の肌もきらきら輝いているし、地面のつぶつぶ感までわかる。こうして並べてみると、(フルハイビジョンカメラの映像とは)本当にちがうのがわかりますね」と、4K映像の精細さに感動。おなかにいる7月出産予定の第二子の話題にも触れ、「このカメラで子供の成長を撮っていきたい」と語った。イベントの中盤では、都内の幼稚園で子育て中の母親たちに動画撮影について聞いたアンケートの結果を紹介。4Kカメラの映像はフルハイビジョン映像に比べて「キレイで鮮明だけど、手ブレが少ない」「子供が動きまわっていても、細部まで鮮明だった」といった回答に、藤本さんも「映像がキレイだとブレやすいのかなと思っていたけど全然気にならない」とうなずいていた。この日は藤本さんの30歳の誕生日でもあり、イベントの最後にはスタッフからサプライズ・バースデーケーキのプレゼントが。ケーキの中央には、藤本さんが撮影した虎之助くんとの映像をプリントした写真があしらわれており、感激の様子だった。ちなみに、「ハンディカム」も今年が30周年。藤本さんは「三十路仲間ですね」と喜んでいた。イベント終了後には、ソニー製品を紹介するプレスツアーも開催された。カメラと顔認識技術を採用したデジタルサイネージ(電子看板)「MITENE」や、業務用4Kカメラ、3Dカメラといった製品に加え、家庭向けのデジタルカメラやモバイル製品群も紹介。さらには、空間活用の新コンセプトとしてソニーが提案する「Life Space UX」の初製品として発売された4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」の体験コーナーも用意されていた。「LSPX-W1S」は、約17cmの至近距離から最大147インチの4K映像を投影できるプロジェクターで、昨年9月にアメリカで先行発売。今年1月には日本でも発売している。デザインはリビングルームにフィットする細長いボックス型。超短焦点を実現していることから壁際にも設置でき、生活空間を有効に活用できる製品だ。投影されたのは映画『アメイジング・スパイダーマン2』でスパイダーマンがビルから落下するシーンや、海中のジンベエザメの映像など。4Kゆえの精細で立体感に富み、深い臨場感をもたらす映像を参加者たちは味わっていた。
2015年02月26日K-1実行委員会が2月19日(木)都内にて「K-1 WORLD GP公開記者会見」を実施した。会見では、「K-1 WORLD GP 2015 ~-55kg初代王座決定トーナメント~」4月19日(日)国立代々木競技場第二体育館大会のスーパーファイトに出場予定のゲーオ・フェアテックス(K-1 WORLD GP -65kg初代王者/タイ)と、卜部功也(K-1 WORLD GP -60kg初代王者/日本)の対戦相手が以下の通り決定した。K-1 WORLD GP チケット情報-65kg級ゲーオ・フェアテックス(タイ/K-1 WORLD GP -65kg初代王者)vs.野杁正明(日本/元Krush -67kg級王者)-60kg級卜部功也(日本/K-1 WORLD GP -60kg王者)vs. ハビエル・エルナンデス(スペイン/第3代IT’S SHOWTIME -61kg級世界王者)会見に出席した日本人選手の野杁、卜部、両選手がそれぞれ以下の通りにコメントした。野杁「ずっと楽しみにしていた対戦が決まった。誰が見ても自分が圧勝したとわかるような形で終わらせたい。ゲーオは一ファンとしても穴の少ない選手だが、既にその穴を見つけていて、どう闘うかを考えている。K-1は今、-65Kgが一番盛り上がっているが、スターは遅れて登場するものだし、そのスターに自分はなりたい」卜部「エルナンデスは最高の相手、誰もが見たいカードだ。想像を超えた試合を見せて、誰もが認めるような勝ち方をしたい。K-1を引っ張っていきたい」また、本日会見に出席予定であったK-1公式サポーターの関根勤氏が急病(尿路結石)のため欠席。代理として関根氏の所属する株式会社浅井企画・第一バラエティー統括副部長の色摩茂雄氏がゲストとして登場した。色摩氏は、関根勤氏が公式サポーターとして参加しつつ、今後、浅井企画としてもK-1のPRをしていくと宣言。一般の方々に情報を発信するだけでなく、TVやラジオ局、タレントに発信し、SNS上でもK-1について発信してもらう予定であると発表した。また、K-1のアピールポイントは「選手の活きがいい点」とし、選手のスポーツマン精神が高いので、エンターテインメントとしてでなく、スポーツとしてやっている点をPRしたいとした。チケットは発売中。サークルK・サンクスでは、「K-1 WORLD GP特製ハンドタオル」付きチケットを限定発売中。
2015年02月19日ミヨシは13日、4K30pという高解像度な映像出力に対応したMHL3ケーブルを発表した。発売は2月中旬で、価格はオープン。ケーブル長が1m/1.5m/2mの3タイプを用意。店頭予想価格は税込1,600円前後から。一端がHDMI端子、もう一端がUSB microBとなっているMHL3ケーブル。MHL3規格は、最大3,840×2,160という4Kデータの伝送に対応した規格で、MHL対応のmicroUSB搭載スマートフォンとHDMI搭載のテレビであれば、端子の変換を行なわずともこれ一本でテレビ側に映像を出力できる。また、出力先の端子が電力供給に対応する場合、スマートフォンの充電も可能となる。
2015年02月17日●4K液晶とGeForce GTX 980Mを搭載したハイエンドゲーミングノート1月23日、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」から、第2世代MaxwellのノートPC向けGPU「GeForce GTX 980M」を搭載した、15.6型ノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5900」シリーズが発売された。GTX 980Mといえば、NVIDIAの現行のシングルGPUラインナップにおいて、最上位に位置するグラフィックスチップだ。これだけでもゲーマーにとっては注目に値する製品だが、同シリーズはさらに解像度4K(3840×2160)の液晶ディスプレイまでも搭載。ハイエンドゲーミングノートと呼ぶにふさわしいシリーズとなっている。今回はシリーズの中でも、最も充実した装備を誇るプラチナモデル「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」を紹介しよう。なおプラチナモデルとはいっても、ほかのモデルとの違いはメモリの容量とストレージの2点のみだ。ブロンズやシルバーなどを選んでも4K液晶ディスプレイとGeForce GTX 980Mは利用できるので、実際に購入する際はその点を考慮してモデルを選択しよう。○3840×2160の高解像度液晶と圧倒的な3Dグラフィックス性能「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」は、QFHD(3840×2160)解像度、いわゆる4K液晶ディスプレイを搭載した15.6型のゲーミングノートPCだ。高精細なその画面は、ユーザーにドット感を意識させることなく非常に滑らかだ。ディスプレイの表面はノングレア処理が施されているため映り込みも少ない。この4K液晶でのPCの動作を支えているのが、CPUやGPUなどの搭載パーツ。CPUには"Haswell Refresh"世代の4コアCPUとなるインテルのCore i7-4720HQを採用。定格動作クロックは2.60GHzだが、ターボ・ブースト機能によって最大3.60GHz付近までクロックが上昇し、高速処理を行ってくれる。映像を支えるGPUは、NVIDIAの第2世代Maxwell最上位モデル「GeForce GTX 980M」。圧倒的なワットパフォーマンスで話題になった第2世代Maxwellだけに、デスクトップPCに引けを取らない処理能力と長いバッテリー駆動時間を両立させてくれるだろう。なおCPUに内蔵されているグラフィックス「インテル HD グラフィックス 4600」も同時に利用される。Webブラウジングや事務処理系ソフト、軽めのゲームなどの動作中は、映像処理系にあまり負荷がかからない。このような場合にハイエンドGPUを動かすと多くのバッテリーを消費してしまうため、GeForce GTX 980Mを使わずにCPU内蔵グラフィックスで処理を行うというわけだ。ストレージはSSDとHDDのデュアルドライブ構成となり、システムドライブに採用されているのは512GBのSSD「Plextor PX-G512M6e」だ。このSSDの特徴は、M.2インタフェースを利用してPCI-Expressに接続されていることにある。現在ストレージ接続に利用されている主要インタフェースはSATA3.0。しかしSSDの速度向上に伴い、SATA3.0では性能を引き出せなくなってきている。だがM.2コネクタによってPCI-Expressに接続すれば、そんなボトルネックもなくなり、SSDの性能をフルに引き出せるというわけだ。データドライブ用のHDDは1TBとなり、Western Digital製が採用されている。計1.5GBの容量があれば当面容量に問題はないだろう。メモリはDDR3L-SODIMMとなり8GB×4枚、計32GBの大容量を誇る。通信デバイスはいずれもRealtek製となり、ギガビットLAN、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、そしてBluetooth V4.0を搭載している。○金属のヘアライン加工が美しいブラックの天板とパームレスト筐体はG-Tuneのイメージカラーであるブラック。天板やパームレスト部はアルミ製となっており、ヘアライン加工が美しい。本体裏面はプラスチックの一枚板で、内部の熱を排気するための数多くのスリットが確認できる。本体寸法はW385×D275×H29mm(折り畳み時)となっており、ハイエンドパーツにより内部の熱対策が難しいため厚くなりがちなゲーミングノートにしては控えめな厚さだ。本体質量も約2.5kgに抑えられているので、必要に応じて外に持ち運ぶことも可能だろう。インタフェースは本体背面および左右側面それぞれに配置されている。背面左側には電源コネクタとe-SATA/USB 3.0兼用端子を搭載。USBハブをつないだり、ストレージを管理したいときに利用すると便利だろう。左側面は手前からMini Displayport×2、USB 3.0×1、HDMI×1が配置されている。本体の液晶ディスプレイを含め計4画面のマルチディスプレイ環境を構築することも可能だ。右側面は手前からライン出力、マイク入力、ヘッドフォン出力、SD/MMCカードリーダー、USB 3.0×2、ギガビットLAN端子、ケンジントンロックを搭載。SIMカードスロットも確認できるが、残念ながらこちらは使用できないようだ。本体手前には端子はないが、電源やnum lock、HDDアクセスなどを確認できるLEDランプが搭載されている。またディスプレイ上部にはステレオデジタルマイクと200万画素のWebカメラが用意されており、すぐにでもビデオチャットを利用可能だ。電源アダプタはさすがに大振りで、出力は19V/9.5A、180W、サイズはW167×D83×H35mm。持ち運びの際は、このアダプタをどうやって収納するかがポイントとなりそうだ。○テンキーを備えたフルキーボードには白色LEDを内蔵キーボードはテンキー付きとなり、最近では定番となってきたアイソレーションタイプを採用。カーソルキー周辺を除けば、それほど変則的な配列もなく、押し間違うことは少なそうだ。また「W」「A」「S」「D」キーに矢印の刻印があり、ゲーミングモデルらしさが垣間見える。タッチパッドは周囲から若干掘り下げた位置に搭載。パームレスト部がアルミ製なので、温度や触り心地で判別は簡単だろう。ボタンの押下感はキーボードに近い。クリック感が少なくふかふかとした感触を備えており、誤ってダブルクリックする心配もないだろう。液晶ディスプレイと本体をつなぐヒンジ部の左右にはステレオスピーカーが内蔵されており、ゲーム音声をしっかり再生可能。テンキー右上には電源ボタンがあり、電源投入時は青色のLEDが輝く。なおキーボードの内側には白色LEDが搭載されており、暗い場所でも容易にキーを確認可能。消費電力を抑えたいときは、付属のユーティリティ「CONTROL CENTER」から、明るさを下げたりOFFにしたりすることも可能だ。またキーボードにマクロを登録したり、特定のキーを無効にしたりできる「FLEXIKEY」や、タッチパッドの動作を設定できる「Synaptics TouchPad」、スピーカーからの出力をサラウンド化させたりできる「Sound Blaster X-Fi MB3」などのアプリケーションをプリインストール。自分好みのPC環境を作り上げることができる。●M.2 SSDの追加も可能な「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」の内部○「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」の内部を確認。実は拡張も可能!?せっかくなので、本体内部の様子を確認してみることにしよう。底面のネジをすべて外し、裏ぶたを固定しているツメをゆっくり外していく。ふたを開いてまず目に付くのが、パームレストの左部分に配置された大型のバッテリーだ。続いて、本体左側に配置されたCPUと、右奥で2つのファンによって冷却されているGeForce GTX 980Mが目に留まる。またGPUファン付近にはRealtekのIEEE802.11 b/g/nおよびBluetooth V4.0準拠の無線モジュールも確認できる。使用できないといわれていたSIMカードスロットには、一応スロットがしっかりと実装されている。もしかしたらなんらかの機能が実現できるかもしれないので、腕に覚えのある方は利用してみるのもいいだろう。ただしマウスコンピューターの保証外となるので、試す際は自己責任でお願いしたい。パームレスト右下のスペースにはSSDとHDDが収納されており、M.2コネクタには1基の空きがある。取り付け用の金具も用意されているので、非公式だが自分でSSDの追加や交換を行うこともできそうだ。マザーボードの表に取り付けられたメモリは4枚中2枚のみ。試用機では動作電圧1.35Vで動くDDR3L-1600メモリの8GBモジュールが採用されていた。搭載されているSSDは、PlextorのPX-G512M6e。PCI-Express接続によって、SATA3.0規格の帯域制限による速度の頭打ちがないため、600MB/sを超えるシーケンシャル読み書きを実現可能だ。HDDはWestern DigitalのWD10JPVX。1TBの容量があるため、速度を重視する必要のないデータファイルは、こちらに保存しておくといいだろう。○ベンチマークで「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」の性能をチェック!それでは、各種ベンチマークテストで本機の性能を見ていこう。まずはWindowsシステム評価ツール「WinSAT」でのWindowsエクスペリエンス インデックス スコア測定の結果から。グラフィックスの2項目はCPU内蔵グラフィックスを利用した数値となっているため、GeForce GTX 980Mの性能はこのあとのゲームベンチで確認してほしい。プロセッサ/メモリ/ストレージについては文句の付けようがない。特にプライマリディスクの"8.3"は、今まではRAID構成でもなければ目にすることのできなかったスコアだ。加えて、「PCMark8」にて総合的なパフォーマンスを測ってみよう。こちらの結果も満足のいくもので、ホームやオフィス用途では、高いCPU処理能力とディスプレイ解像度によって素早い作業が可能だ。こちらのベンチマークでもCasual GamingはCPU内蔵グラフィックスによって計測されているため、総合スコアは少々落ちている。なお、NVIDIAコントロールパネルから設定を行えばGeForce GTX 980Mを使用するように設定することも可能だが、はっきりいって電力のムダなので、通常はCPU内蔵グラフィックスに処理を任せたほうがいい。「CINEBENCH R15」で見るCPUの処理能力は、並みのデスクトップ向けCPUよりもよっぽど優秀だ。テスト結果だけ確認すると、デスクトップPCだと思ってしまう人も多いことだろう。○GeForce GTX 980Mは4K液晶のネイティブ解像度をどこまで動かせるか?次に、NVIDIA GeForce GTX 980Mが備える3Dグラフィックス処理能力をチェックしていこう。まずはFuturemarkの3Dグラフィックス向け定番ベンチマーク「3DMark」のFire Strikeにて総合性能を確認。Graphics Score"9662"というスコアは、1世代前のデスクトップ向けハイエンドGPU「GeForce GTX 780」と同程度のスコアとなり、第2世代MaxwellがいかにノートPCに向いたアーキテクチャなのかがよくわかる。さすがにUltraの結果は厳しいが、これ以上を望むのは贅沢というものだろう。続いてゲームのベンチマークテストを試そう。まずは指輪物語をモチーフにしたアクションRPG「ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール」 のベンチマークだ。設定を上げるごとにテクスチャ容量が大きくなり、負荷が増大するタイトルだが、フルHD(1920×1080)までの解像度ならば余裕で平均FPS 60以上をたたき出すことができた。最新の3Dアクションタイトルがこれだけ動くのだから、やはりすごい。とはいえ、4K解像度はやはりまだまだ厳しい。今はまだゲームで利用できる解像度ではなさそうだ。昨年末に拡張パック「蒼天のイシュガルド」の詳細が発表され話題になった国産MMORPGタイトル「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマーク、キャラクター編も試してみよう。こちらのベンチマークでは、4K解像度でも"快適"と、なんとか遊べそうなスコアが確認できた。インタフェースのサイズの問題などもあるため、実際のゲームで利用するかどうかは別だが、少し古めのタイトルであれば4Kでも動作可能であることがわかったのは収穫だ。最後に、念のため「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」を動作させておこう。結果としては、すでに各解像度、設定ともにほとんど数値が変わらなかった。これ以上スコアを上げるとしたら、CPUの進化を待つしかなさそうだ。○高精細デスクトップを利用できるハイスペックゲーミングノートGPUにGeForce GTX 980Mを搭載するという、ゲーマー垂涎のハイスペックノート「NEXTGEAR-NOTE i5900PA1」。そしてその3Dグラフィックス処理能力を最大限に活かすため、CPUにCore i7、メモリ32GB、さらに大容量512GBのPCI-Express接続SSDも搭載。それでもまだ飽き足らず、4K液晶ディスプレイまで搭載してしまった本機は、まさにゲーマー向けの"全部入り"ノートPCといって過言ではない。この性能は、ゲームだけでなく映像・音声・写真などの編集などでも強力な性能を発揮してくれることだろう。また、ちょっとPCに詳しい人にとっては、内部に増設の余地があるのもうれしいところ(ただし自己責任での対応となるので、その点はご留意を)。この冬発売した注目のゲームタイトルをノートPCで遊びたい人はもちろんのこと、4K解像度を活かした画像・映像処理を行う人にとっても、注目すべき一台といえるだろう。※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。○標準スペック上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。価格・構成については、2015/2/16(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
2015年02月17日岩手銀行、りそな銀行およびサークルKサンクスはこのたび、3月2日より、岩手県内の「サークルK」と「サンクス」に設置されたコンビニATM(「バンクタイム」)について、岩手銀行とりそな銀行の両行を幹事銀行とする共同運用を開始すると発表した。このたびの共同運用により、岩手銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、「お引出し」「お預入れ」「残高照会」のサービスを24時間(システムメンテナンスによる休止時間帯を除く)利用できるようになるという。手数料は、「お引出し」「お預入れ」とも有料(「残高照会」は終日無料)とし、イーハトーヴ支店(インターネット専用支店)のキャッシュカードを利用の顧客、もしくは岩手銀行のポイントサービス「《いわぎん》グリーンポイント倶楽部」に入会で、かつ一定ポイント以上の顧客は、利用手数料を優遇またはキャッシュバックするとしている。また、りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の顧客は、「お引出し」「お預入れ」「残高照会」の取引を手数料無料(4月6日以降、一部時間帯で有料)で利用できるほかBANCSおよびMICS加盟銀行やゆうちょ銀行など、約1500の金融機関の顧客も、「お引出し」「残高照会」の取引を所定の手数料で利用できる。今後も、岩手銀行、りそな銀行、サークルKサンクスは、顧客の利便性向上を目指した取り組みを進めていくとしている。共同運用の対象ATM拠点数(1月末現在)岩手県内の「サークルK」・「サンクス」店舗87カ店。利用時間および利用手数料
2015年02月17日あの売上1位のアイライナーがリニューアルクオレ株式会社が展開するコスメブランド「K-Palette(K-パレット)」は、2015年2月20日(金)に「K-Palette REAL LASTING EYELINER 24h WP(K-パレット リアルラスティングアイライナー24h WP、以下、リアルラスティングアイライナー)」を発売する。2年間の改良を経て、より使いやすく“1DAY TATTOO”のコピーがおなじみ、K-パレットのリアルラスティングアイライナーがリニューアルして新登場となる。成分のバランス、製造方法、ロングキープ剤の増量などを2年間研究し、これまでにない落ちにくさとクオリティを実現。太いラインから細いラインまで描きやすい、程よくコシのある毛筆、“力強い目ジカラ”を叶える油性マジックよりも濃厚な色味、5種類の美容成分の配合、それでいてぬるま湯で簡単にオフできる肌への優しさなど、改良を経て、より使いやすいアイライナーとなった。同商品は、発売日より全国のバラエティショップにて購入が可能。【商品概要】商品名: K-Palette REAL LASTING EYELINER 24h WP(K-パレット リアルラスティングアイライナー24h WP)色:SB001(スーパーブラック) DB001(ディープブラウン)価格: 1200円(税抜)(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】・商品紹介/K-パレット・クオレ株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年02月17日アクトビラは2月16日、4K解像度でのVOD(ビデオ・オンデマンド)有料配信サービス「4Kアクトビラ」の開始日を4月1日に延期すると発表した。延期の理由は諸般の事情によるとのことで、明確な回答は得られなかった。アクトビラは、当初2月18日から開始するとしていた有料4K VOD配信サービス開始日を、4月1日に延期した。なお、同社は2014年12月11日から4K VOD配信サービスの無料ストリーミングサービスを行っている。すでに開始された4Kアクトビラの無料ストリーミングサービスでは、約25本のコンテンツが提供されている。4月1日にスタートする有料サービスで何本のコンテンツが提供されるかについては、現時点では明らかになっていない。4Kアクトビラのサービスは、ソニーのブラビア「X9500B」シリーズ、「X9200B」シリーズ、「X8500B」シリーズ、4Kメディアプレーヤー「FMP-X7」、パナソニックのビエラ「AX900」シリーズなどで利用可能だ。
2015年02月16日4月19日(日)国立代々木競技場第二体育館大会で行われる「K-1 WORLD GP 2015~-55kg初代王座決定トーナメント~」の出場選手、およびトーナメント組合せが決定した。2月12日都内にて記者会見が行われた。「K-1 WORLD GP 2015~-55kg初代王座決定トーナメント~」チケット情報トーナメント、リザーブファイト出場選手と組み合わせは以下の通り。第1試合 武尊(日本/チームドラゴン) vs. アレクサンダー・プリリップ(ロシア)第2試合 瀧谷渉太(日本/KSS健生館) vs. ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア)第3試合 寺戸伸近(日本/Booch Beat) vs. チャールズ・ボンジョバーニ(フランス)第4試合 大雅(日本/TRY HARD GYM) vs. ソフィアン・エラージ(オランダ)リザーブファイト出貝泰佑(日本/TEAM GYAKUSAN) vs. ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)準決勝は一回戦勝者の組み合わせで、第1試合の勝者と第2試合の勝者が対戦、第3試合と第4試合の勝者が対戦し、1日で決勝まで行われる。日本人選手それぞれが、意気込みを語った。武尊(日本/チームドラゴン/初代Krush-58kg級王者)「K-1はスターが集まる場所。ライバルは全階級なので、一番輝いてK-1を引っ張っていく。スピードとパワーに注目して欲しい」瀧谷渉太(日本/KSS健生館/初代・第2代Krush -55kg級王者)「新空手代表として、ドラゴンボールファンから元気をもらって「元気玉」をぶち込みたい。体格の不利を言い訳せず、自分が強くなって当日は頂点に立つ。生まれるドラマに期待して欲しい」寺戸伸近(日本/Booch Beat/ISKA世界バンタム級王者)「K-1の-55kgは『やっときたか』という感じ。たくさんの人たちに見てもらえるので、最速でド派手なKOを見せたい。しっかり倒すところを見て欲しい」大雅(日本/TRY HARD GYM/第3代krush-55級王者)「全員倒してチャンピオンになる。いつもどおりやって盛り上げる」また、ワンマッチでの初代K-1 WORLD GP-65Kg級王者のゲーオ・フェアテックスの参戦も発表された。チケットは発売中。サークルK・サンクスでは「K-1 WORLD GP特製ハンドタオル」付きチケットを限定発売中。
2015年02月13日リコーイメージングは2月10日、同日発表のデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-S2」のオーダーカラー受注サービスを開始した。K-S2の発売は3月6日だが、受注は2月10日から。パッケージは通常モデルのK-S2と同様、本体のみのものと、交換レンズ「smc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」が付属する「18-50RE キット」、さらにもう一本の交換レンズ「smc PENTAX-DA L 50-200mmF4-5.6ED WR」が付属する「ダブルズームキット」、交換レンズ「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」のみが付属する「18-135WR キット」の4種類が用意される。推定市場価格は本体のみが90,000円前後、18-50RE キットが110,000円前後、ダブルズームキットが120,000円前後、18-135WR キットが130,000円前後(いずれも税別)。「PENTAX」ブランドのカメラでは恒例の豊富なボディカラーから選べる受注サービス。リコーイメージングで注文を受け次第、最短2週間程度で取扱店に出荷が行われるシステムとなっている。K-S2のオーダーカラー受注サービスでは、アウトドアユースを意識した「ネイチャーコレクション」と「スポーツコレクション」を用意する。ネイチャーコレクションはフォレストグリーン、デザートベージュ、ストーングレーの3種類、スポーツコレクションはホワイト×ライム、ブラック×ピンク、ホワイト×レーシングストライプ、ブラック×レーシングストライプの4種類。ちなみにレギュラーカラーはブラック、ホワイト、ブラック×オレンジの3色だ。K-S2は、2月10日に発表されたKマウントのデジタル一眼レフカメラ。防塵・防滴構造を持つデジタル一眼レフカメラとして世界最小のボディを実現した(同社調べ)。ペンタックスの一眼レフカメラで初となるバリアングル液晶モニターも採用している。
2015年02月10日