今年日本でも公開が予定されていた『妻たちの落とし前』と、メリッサ・マッカーシーが第91回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ話題となっていた『ある女流作家の罪と罰』(CAN YOU EVER FORGIVE ME?/原題)が、日本での劇場公開を中止すると配給元である20世紀フォックス映画が発表した。4月に公開予定だった『妻たちの落とし前』は、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を受賞したスティーヴ・マックイーン監督が『ゴーン・ガール』の原作者、ギリアン・フリンと共同脚本を手掛けた、未亡人犯罪者の運命を描く衝撃のクライム・サスペンス『WIDOWS』(原題)。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカをヴィオラ・デイヴィスが、彼女と共に女性犯罪チームのメンバーとして立ち上がる未亡人たちに、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが出演しているほか、リーアム・ニーソン、コリン・ファレルと男性俳優陣も豪華。同じく劇場公開を見送ることとなった『ある女流作家の罪と罰』は実話を基にした物語で、コメディ女優のメリッサ・マッカーシーが文書偽造で生計を立てていた人好きしない売れない女流作家を熱演し主演。これまでとは違う彼女の意外性もあってか、第76回ゴールデン・グローブ賞と第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされた。ほかにも、アカデミー賞では助演男優賞(リチャード・E・グラント)、脚色賞にノミネートされた。今回劇場公開は中止となったが、タイトルを変え、デジタル&ディスクでのリリースが決定した。リリース日程は現在、未定となっている。(cinemacafe.net)■関連作品:妻たちの落とし前 2019年4月、全国にて公開予定©2018Twentueth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2019年03月06日20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエ。彼の建築作品で世界文化遺産でもある国立西洋美術館(本館)で、ル・コルビュジエの絵画とそのルーツに迫る展覧会『ル・コルビュジエ絵画から建築へ—ピュリスムの時代』が開催されている。『ル・コルビュジエ絵画から建築へ—ピュリスムの時代』()
2019年02月26日まもなく開幕の〈20世紀の傑作バレエ2〉公演で、現代バレエの巨匠による4作品を上演する東京バレエ団が公開リハーサルを実施、同時に催された記者懇親会で、斎藤友佳理芸術監督、主演ダンサーの川島麻実子、柄本弾が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】この日スタジオで公開されたのは、ドラマティック・バレエの傑作『椿姫』などの作品で知られる振付家、ジョン・ノイマイヤーによる『スプリング・アンド・フォール』のリハーサル。公演ではこのほか、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』、イリ・キリアン振付『小さな死』という、同団が昨年初めて取り組んだ2作品と、彼らの代表的レパートリーであるモーリス・ベジャール振付『ボレロ』の全4作が上演されるが、国内カンパニーでこれほどの巨匠の作品を一挙上演する例は珍しく、20世紀バレエの豊かさ、奥深さを俯瞰させてくれる貴重な機会となる。2000年に彼らのレパートリーに加わった『スプリング・アンド・フォール』は、ドヴォルザークの〈弦楽セレナーデ〉にのせて17人の男女が紡ぐ、瑞々しい魅力に溢れたバレエ。具体的な筋書きはないが、バレエ・ミストレスの佐野志織が主導するリハーサルでは、感情の動きが大いに重視され、そこここに立ち現れる若い男女の出会いや語らいのイメージに、しばしばハッとさせられる。自身も本作の東京バレエ団初演を踊り、「思い入れのある作品」と語る斎藤。彼女が「ぜひ大きな舞台で観ていただきたい」と配した2組の主役のうち、初日と最終日に登場するのが川島と柄本だ。「入団間もない頃に観て、とても印象的でいつか踊りたいと思った。携わることができて幸せです」と話す川島は、『イン・ザ・ナイト』第2、第3パ・ド・ドゥにも取り組み、様々な表情を見せる。いっぽうの柄本は、「主役として皆をひっぱっていくことが大事。体力強化が重要と痛感」と笑う。ほかに『イン・ザ・ナイト』『ボレロ』と全3作に出演、『ボレロ』は野外ステージやファミリー向け公演で踊る機会はあったが、こうしたバレエ団公演の大舞台での主演は初だ。「自分らしさを出せるようになってきたかな、と思っています」と、胸の内を明かす。この3年、様々な挑戦を重ねた斎藤だが、「今回はその集大成。これまで取り入れてきたもの、その一部をお見せしたい」と自らの仕事を振り返り、「これらの作品に一度に携わることができる今のダンサーたちは、なんて幸せだろうと思います」と笑顔。見応えある舞台が期待される。東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ2〉は、11月30日(金)から12月2日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年11月15日俳優でもあるマチュー・アマルリックが監督・脚本を務めて描く『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』。11月16日(金)からの日本公開を前に、20世紀最高の歌姫バルバラが辿った波瀾万丈な人生に迫った。■バルバラの壮絶な人生から読み解く光と影孤独と苦難の中にも歌だけを信じ、人生を駆け抜けたひとりの歌姫は、どのように誕生したのか。バルバラの生涯は謎に満ちており、1997年に逝去した後に世に出た回想録「一台の黒いピアノ~バルバラ未完の自伝」(小沢君江訳・緑風出版)によれば、ユダヤ人として生まれ、ナチス・ドイツによるフランス占領時代には国内外を転々、少女時代にその占領下で迫害を受けている。そして両親との葛藤、とくに彼女の代表曲「黒いワシ」に秘められた父親の近親姦の痛ましい傷あと、80年代に猛威をふるったエイズ禍に対峙した背景などが赤裸々に語られている。生涯をかけて、「私には個性があり、それをいう権利がある。あなたにもあるのです」と世界に向けて主張し続け、苦しんでいる人の声に応え、差別される人々全てに権利があることを訴える仕事を続けたバルバラ。時代のトレンドがシャンソンからフレンチポップスにとって代わる50年代後半にレコード・デビューしたにもかかわらず、あくまでシャンソン歌手として一世を風靡した。コンサートやステージの開催時、それら公演の宣伝を一切行わないにもかかわらず、発売直後にチケットが完売する現象は”神話”と呼ばれた。■音楽においては、“情熱”しかない…アマルリック監督が明かす監督を務めたマチュー・アマルリックは「すべてを信じ切ること。バルバラの魂の再来と平凡さ、神秘と肌、親しみやすさ、そして高揚する感覚。それらすべてが事実であり、本物なのだ。音楽においては、この言葉しかない。“情熱だ”」と語った。また、主演のジャンヌ・バリバールは、これまでの映画や舞台でバルバラ役を断っていたものの、「彼女以上に表現して見せたいと思ったわ。バルバラ・センセーションをね」と満を持して本作でバルバラを演じ、「女性はバルバラの曲を通して、女の人生を知っていく」と語った。痛ましい過去を乗り越え、歌手として生きる運命に全てをかけたバルバラの人生は、観る者の心に強く存在し、苦しみや悲しみを優雅に挽歌で語り、暗闇の中の灯火となって生き続けることだろう。『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』は11月16日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バルバラ~セーヌの黒いバラ~ 2018年11月16日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2017 - WAITING FOR CINEMA - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA – ALICELEO
2018年11月13日マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)が、フォックスブラザーズ(FOX BROTHERS)にスペシャルオーダーしたファブリックを用いたコレクションが今シーズンも登場。両社の長年の取り組みを記念して、スペシャル動画を公開した。「英国フランネルの代名詞」と言われ、高いクオリティと伝統を誇る老舗フォックスブラザーズ。マーガレット・ハウエルにとっては、大切なサプライヤーの一つであり、毎シーズン、フォックスブラザーズ社製の生地を使ったアイテムを作っているほど。今年は、メンズにはコート(14万円)やジャケット(6万9,000円)、レディースにはジャケット(6万8,000円)やスカート(5万2,000円)などが登場する。両者の関係は、マーガレットがブランドをはじめた頃から長く続いており、今回この長年の取り組みを記念して、スペシャル動画をローンチした。VIDEOGRAPHER:NORIO KIDERA「私が初めてフォックスブラザーズ社のことを知ったのは、ロンドンのドーチェスターホテルで開催されていた英国毛織物合同展示会を訪ねた時です。1970年代の終わりで、私が服作りを始めて間もないころです。ブースに老紳士がひとりで座っていました。それがデヴィッド・フォックス氏で、若い女性が彼の生地に興味を示していることに驚いている様子でした。でもその時、私は彼が着ていたピンストライプのスーツと生地見本を見て、この会社こそ私の探し求めているものだと直感したのです。フォックスブラザーズ社との付き合いはそれ以来になります。」「彼らは長年受け継いできた英国企業としてのノウハウに常に忠実で、200年以上前に創立された場所に今もなお留まり、ベストクオリティのウーステッドやフランネルのスーツ生地を作り続けています。これこそ私がリスペクトする信念なのです。」 とマーガレット・ハウエルは語る。両社の信念がこめられたコレクションをぜひ堪能してみては。
2018年10月18日昭和レトロな、カウンター席のみのとんかつ専門店「とんかつ あけぼの」は東京・有楽町にある、とんかつの専門店です。ビルの地下にあるお店は、「味自慢 とんかつ」と書かれた、煌々と光る看板が目印になっています。店内は昭和レトロな雰囲気。L字型のカウンター席が、お客さんを出迎えます。カウンターの向こうには厨房があり、調理している様子が見えるのが醍醐味です。なかには調理の方法について質問をするお客さんもいるとのこと。黒電話が置かれたノスタルジーあふれる空間です。創業から半世紀以上続く、こだわりが光るお店昭和37年創業の「とんかつ あけぼの」は、半世紀以上続くお店。現在交通会館の地下1階にお店を構えていますが、かつてこの場所が「寿司屋横丁」だったころから存在する老舗です。「できることは全て手作りでする」をモットーにしているとのこと。お肉やキャベツのカットはもちろん、タルタルソースも手作りしています。また、お米は釜炊きし、煮干しの出汁をとって味噌汁を作るなど、こだわりが随所に現れているのを感じられるでしょう。3種類の主役級メニューを楽しめる「サービス定食」「サービス定食」は女性におすすめのメニュー。たっぷりの添え野菜と共にお皿に乗るのは、一口ヒレカツ、エビフライ、アジフライまたはカニクリームコロッケの、3種類のフライです。ヒレカツはお店の看板メニューとも言える逸品。そのヒレカツが食べられるのは、とてもうれしいポイントです。衣は軽い感じで、サクサクいただけます。エビフライもエビが大きく、プリプリの食感がたまりません。やっぱりこれだけは外せない! 絶品の「かつ丼」「かつ丼」はお店の看板メニューです。注文を受けた後に揚げられるカツが、卵をまとい、炊き立てのご飯の上に乗って運ばれてきます。お米はお釜で炊いており、一粒ひとつぶがぴかぴかと光っているのが特徴です。お味噌汁とお新香も一緒にいただけるのはうれしいもの。カツは大きく、衣にはサクサクの食感が残っています。じゅわっとやさしい甘さの出汁が衣に染み込み、シャキシャキとした玉ねぎとともにいただきます。メディアにもひっぱりだこの、リーズナブルなお店お店でいただけるメニューはどれも絶品ながらお手頃価格。それでいてボリュームは満点なため、メディアにもたびたび登場する有名店です。お昼時にはサラリーマンをはじめ、多くのファンが訪れます。大変人気のお店で、開店と同時に満席になる日も珍しくありませんが、雨の日など天候によっては空いている日もあるようです。「とんかつ あけぼの」は、交通会館のB1Fにお店を構えています。JR山手線・京浜東北線・東京メトロ有楽町線の「有楽町駅」、中央口改札から出て徒歩3分ほどです。あなたも「とんかつ あけぼの」で、多くのファンに愛されている絶品とんかつを味わってみませんか。スポット情報スポット名:とんかつ あけぼの住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F電話番号:03-3211-3934
2018年04月20日所蔵する18世紀から20世紀に制作された扇コレクション約60点を、女性たちの装いとともに紹介する「ヨーロッパの扇展」が神戸ファッション美術館にて、1月13日から3月11日まで開催中。扇1850年頃フランス神戸ファッション美術館蔵ドレスだけではなく、華やかな女性の装いを構成する様々なアクセサリーとしての装飾品。その中でも扇は、持つことが上流階級の女性のたしなみの一つとされ、装飾としてだけではなく、持つ仕草によってメッセージを送るという親密なコミュニケーションの手段でもあった。扇にはさまざまな形状のものがあり、「ブリゼ(blisé:フランス語で 壊れた という意味)」は、薄い板状の骨を末広がりに綴り合わせ、リボンなどで編み綴ったもので、日本では「檜扇(ひおうぎ)」と呼ばれている。「プリッセ(plissé:フランス語で襞あるいはプリーツの意味)」は扇面を折りたたむタイプで、私たちが涼をもとめるものとして親しんでいる扇子と同型。また、骨の部分に象牙やべっ甲や真珠貝を使用したもの、扇面に雅宴画が描かれたもの、豪華なレースが施されたものなどもある。ローブ・ア・ラ・フランセーズ1760年頃フランス神戸ファッション美術館蔵また展示室入口エリアでは「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」の試着体験ができ、写真撮影も可能。絢爛豪華なドレスと扇で、社交界の淑女気分を体験してみては。【展覧会情報】ベーシック展示 ヨーロッパの扇会期:1月13日~3月11日会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中 2-9-1時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)料金:一般500円 小学生、中学生、高校生、65歳以上 250円休館日:月曜日、2月13日(2月12日は開館)
2018年01月15日20世紀フォックスが製作するチャニング・テイタム主演の『X-MEN』のスピンオフ映画『Gambit』(原題、以下『ガンビット』)から、ゴア・ヴァービンスキー監督(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)が降板した。『ガンビット』は2015年10月にルパート・ワイアット監督(『猿の惑星:創世記』ほか)が、2016年8月にダグ・リーマン監督(『ボーン・アイデンティティ』シリーズ)が監督の座を降りており、ヴァービンスキー監督は3人目であった。「The Hollywood Reporter」によるとキャスティングは開始しており、3月からニューオーリンズで撮影が始まる予定であったというが、監督がいなくなってしまったいま、製作に遅れがでることは必至で公開予定日が2019年2月14日から同年6月7日に変更された。フォックスはその一方で、『ガンビット』と同じく『X-MEN』のスピンオフ映画である『デッドプール2』(仮題)の公開日を今年6月1日から5月18日に2週間繰り上げ。大ヒットするであろう『ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー』(5月25日公開)より先に観客を取り込んでしまおうというのが狙いか。また、『X-MEN』のスピンオフ映画『The New Mutants』(原題)の公開日は今年4月13日から来年2月22日へと約10か月遅らせるという。これは同じ『X-MEN』仲間の『デッドプール2』と『The New Mutants』が、劇場で同時期に上映されて観客が分散するのを防ぐためのようだ。(Hiromi Kaku)
2018年01月12日14日(現地時間)、ウォルト・ディズニー・カンパニーが21世紀フォックスの映画・テレビ事業を524億ドル(約6兆円)で買収することを同社の公式サイトで発表した。映画・テレビファンが注目したい点は、これによりディズニーが21世紀フォックスの傘下の20世紀フォックスが手掛けた『X-MEN』、『デッドプール』、『アバター』などの大ヒット映画シリーズの所有権、フォックス・サーチライト・ピクチャーズの『グランド・ブタペスト・ホテル』、フォックス2000・ピクチャーズの『ドリーム』など、錚々たる作品の権利を手にすることだ。テレビに関しては長寿アニメの「ザ・シンプソンズ」、「モダン・ファミリー」、「THIS IS US 36歳、これから」など世界で人気を集める作品がディズニーに仲間入りする。また、ケーブルチャンネルのFXやナショナル・ジオグラフィックも取得。ストリーミング配信サービスのHuluの60%の株式も所有するという大幅な変化が生まれる。一方、21世紀フォックスは、ディズニーが買収の対象としない残ったニュースチャンネルのフォックス・ニュース、スポーツチャンネルのFS1、FS2などの事業をスピンオフし、経営を存続する。(Hiromi Kaku)
2017年12月15日19世紀末のパリを彩った作品の数々を一挙公開2017年10月18日から2018年1月8日まで三菱一号館美術館で開催されているのが「パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」です。19世紀末のパリ、これまで情報伝達の手段だった版画は、多くのアーティストの手によって芸術の域にまで高められました。今回は三菱一号美術館とファン・ゴッホ美術館の所有する貴重なコレクションのうち、版画、リトグラフ、ポスターなど、約140点を楽しむことが出来ます。パリの街中や劇場内を彩っていたポスターや版画を見て、当時の空気感を感じてみましょう。この展示会が開催されている三菱一号館美術館は、千代田区丸の内にあります。JR東京駅の丸の内南口から徒歩5分です。東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)からは徒歩3分と、アクセスも良好。展示をもっと楽しめる「トークフリーデー」三菱一号館美術館ではこの展示会の会期中、これまで休館日だった月曜日を活用して、声の大きさを気にせずに展示を楽しめる「トークフリーデー」を実施します。このような展示会は静かにじっくり作品をと向き合って楽しむのが醍醐味ではありますが、そのために小さい子供を連れていけなかったり、一緒に行った人と作品について語りたくても、遠慮してしまうこともしばしば。この「トークフリーデー」は、10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)の3日間で、時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)となっております。女性だけのお得なチケットプランまた、原則として開館時間は18:00までですが、祝日を除く金曜日、第2水曜日、会期最終週の平日は21:00まで開館していますので、仕事終わりでも楽しむことが出来ますね。当日券の一般料金が1700円のところ「アフター5女子割」として第2水曜日の17:00以降は、女性は1,000円で入場できるのも見逃せないポイント。その他、前売り券に関する情報は、公式サイトをご確認ください。お土産選びもじっくりと会場ではオリジナルグッズも多数販売されています。特にほぼ原寸大のトート&ポーチは抜群の存在感。気になるアイテムがあれは、実際に手にとってみてくださいね。来年まで都内で楽しむことが出来る展示会は、芸術の秋を楽しみたい方にオススメ。何度も足を運んで、新しい発見をしましょう。イベント情報イベント名:パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展催行期間:2017年10月08日 〜 2018年01月08日
2017年11月07日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)は、ブランドを象徴するトリコロールフォックスのキャンペーン「I FOX YOU: YOUR NEW FAVORITE ANIMAL」を開催する。KITSUNÉは日本語で「狐」を意味する。日本で古くから様々なものに変化する多数の顔を持つ神様としての伝えがあり、音楽、ファッションなどのジャンルを越え多方面に活動するブランド、メゾン キツネを象徴する名前となっている。青・白・赤のトリコロールはフォックスの代表的なユニフォームであり、メゾン キツネが提案するパリジャンのライフスタイルを感じさせてくれる。このブランドを象徴するトリコロールフォックスに、さらなる遊び心を加えた「I FOX YOU」限定カプセルコレクションが登場。Tシャツ(1万4,000円)、スウェットトップ(2万4,000円)、トートバッグ(7,000円)のラインナップだ。韓国のデザインスタジオ「SUPERFICTION」とパートナーシップを組み、エクスクルーシブでプレイフルな3つの磁気部品からなるトリコロールフォックスのトイ(1万6,000円)も作成。「I FOX YOU」カプセルコレクションとメゾン キツネ× SUPERFICTIONのトイは、11月4日の17時よりメゾン キツネ 青山にて先行発売となる。現代的なパリジャンのシルエットを再定義した、Parisienコレクションはシック且つレイドバックな雰囲気の服、靴、小物などのデイリーウェアを提案。トリコロールフォックスのパッチ付きでタイムレスな色を基調とした、カジュアルベーシックなアイテムを展開する。“Parisien(ne)”や“Je suis allé(e) au Collège Kitsuné”など、フレンチらしいスローガンがプリントされたアイコニックなアイテムも揃えた本コレクションは、公式オンラインストアやトリコロールフォックスが目印となるParisienストア、メゾン キツネの直営店などで発売中。本キャンペーンの開催に伴い、メゾン キツネ 青山ではトリコロールフォックスのパーティー「I FOX YOU」を11月4日の17時から開催。パーティーの入場は無料となっているが、RSVP()での登録が必要だ。【イベント情報】I FOX YOU会期:11月4日場所:メゾン キツネ 青山住所:港区南青山3-15-13時間:17:00~入場無料
2017年11月03日19世紀末のパリで、トゥルーズ=ロートレックやボナール、ヴュイヤールなどの芸術家たちが次々に生み出していったグラフィック・アート作品を、版画やリトグラフ・ポスターを中心に、全173点を一挙に展示する「パリ・グラフィックロートレックとアートになった版画・ポスター展」が10/18(水)より三菱一号館美術館で開幕した。【チケット情報はこちら】ベル・エポックと呼ばれる時代、それまで情報伝達手段でしかなかった版画は前衛芸術家たちによって新たな芸術表現として花開き、それを収集する愛好家までが登場するようになる。そして、街中や芸術劇場のポスター、本の挿絵として人々の暮らしに浸透していき、「グラフィック・アート」は時代を映す最先端のメディアとなった。今回は、三菱一号館美術館、及びアムステルダム、ファン・ゴッホ美術館の貴重なコレクションから選りすぐられた、これらの貴重な作品群を一挙に観賞できる機会となる。同展覧会の音声ガイドを務める、元宝塚歌劇団・雪組トップスターの女優・水夏希に話を聞いた。「音声ガイドでは、普段見慣れていたロートレックのポスターが実はこんな背景で描かれたということや、描かれた人と人の関係などを詳しく説明しています。見たことのあるポスターの、その時代の空気や生活感、人間関係などが立体的に説明されているので、私も録音しながらとても楽しかったです。色々な芸術やエンターテインメントが築かれていった時代なので、ひとつひとつのエピソードに時代が彩り豊かに盛り上がっていった様子を感じられると思います。」水自身、音声ガイドのナビゲイター経験は初めてだという。「ナビゲーターを務めることになって、とても嬉しかったんです。でも、直接皆さんの耳元で話しをするわけなので、さすがに緊張しました。私、早口なので早くなりすぎないように(笑)このガイドを聞いているあなただけに直接説明します…という気持ちを心がけたつもりです。案内の内容も、途中でセリフ調になったり、当時のロートレックの言葉がちょっと入っていたりで面白いんですよ。コレクターの独白というスペシャルトラックもありますので、これは男声で話しています(笑)。」展示には作品だけでなく、当時のコレクター達に焦点を当てたコーナーも。様々な角度から、19世紀末のパリをうかがい知ることができる。本展覧会は2018年1月8日(月祝)まで。
2017年10月25日ジェイミー・フォックスが、再び実在の人物を演じることにチャレンジするようだ。ジェイミーは2004年に『Ray/レイ』でレイ・チャールズを演じ、アカデミー主演男優賞を獲得した輝かしい過去を持つ。「Digital Spy」によれば、今回ジェイミーが演じることになるのは、ボクシングの元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソン。タイソン自身が「ジェイミーが契約したんだ。撮影はまだ始まっていないけど、実現すると思うよ。きっと多くの人が、俺がいままでの人生でやってきたこと(を見て)イヤになるんじゃないかな」と発言したという。タイソンはジェイミーに「ボクシングを教えて」と頼まれたことも明かしている。ボクサー時代のタイソンを描く伝記映画の製作は2014年から話題に上がっていたが、主演俳優や監督の名前が具体的になるまでだいぶ時間を費やした。今年初めにジェイミーが「ScreenRant」とのインタビューで「やると思う」と語り、「マーティン・スコセッシが監督を務める」ことにも言及。「マイク・タイソンの物語は、アメリカにおける最も素晴らしいストーリーの1つだからね」と意欲も見せていた。ようやく契約を終え、撮影開始までまもなくとみられる。(Hiromi Kaku)
2017年09月20日ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)が、金沢21世紀美術館の「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展 日々の生活 ‒ 気づきのしるし Everyday Life ‒ Signs of Awareness」の中でインスタレーションを実施する。デンマークと日本。この2つの国は、暮らしの中で根付いた独自の美学を持ち、機能や実用性に意匠をまとった優れたデザインを誇っている。「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展」では、そんな日本とデンマークのデザイナー、建築家、アーティストによる、日常を豊かにする気づきの「現れ」を紹介する。デンマーク発のファッショブランド「ヘンリック ヴィブスコフ」も本展に参加。デザイナー自身が来日し、パフォーマンスを行う。デザイナー・ヘンリックはファッションだけでなく、映像や音楽、写真を手掛けるなどクリエイティブな才能の持ち主。北欧独特の色使いやフォルムを感じさせるコレクションは、その空間演出にも唯一無二のアーティスティックな感性が光っている。今回のインスタレーションは、”皿洗い”から着想を得ている。日々の中で取り立てて気に留められることもなく、ただルーティンとして行われている皿洗い。それは、古代からの慣習や伝統にも続く日本人の儀式的な行動文化に近いものがある。本作では、そんな極めて日常的な儀式に注目し、それを介して「水」や「人生の不完全さ」「わびさび」など様々な視点を映し出す。【詳細】日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展会期:2017年8月5日(土)〜11月5日(日)会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1開館時間:10:00〜18:00 (最終日は20:00まで)休場日:毎週月曜日 (ただし、8月14日、9月18日、10月9日、10月30日は開場)、9月19日(火)、10月10日(火)入場料:一般1,000円(800円) / 大学生800円(600円) / 小中高生400円(300円) / 65歳以上 800円※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金■ヘンリック ヴィブスコフ パフォーマンス開催日時:2017年10月9日(月・祝) 13:30〜15:30 (予定)
2017年07月31日女優のシャーロット・ケイト・フォックスが28日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた舞台『俺節』のフォトコール及び囲み取材に、安田章大(関ジャニ∞)、福士誠治とともに登場した。同作は土田世紀による同名コミックを舞台化した。演歌歌手を目指し青森から上京した青年・コージ(安田)が、ギター弾き・オキナワ(福士)とともに飲み屋街で流しの演歌歌手をしながら奮闘する青春群像劇。シャーロットはコージと恋に落ちるストリッパー・テレサを演じる。座長の安田について聞かれたシャーロットは、英語で応じながら「very wonderful leader」と発し、安田も「ワンダフルリーダー!?」と驚いた様子。シャーロットは「毎日安田さんは精一杯稽古されていて、いつもびっくりしています。素晴らしい。いつも求めているもの以上にすごいエネルギーを使って稽古されている」と説明し、「素晴らしいキャスト、素晴らしいリーダー」と絶賛した。舞台上では日本語のセリフに挑戦するシャーロットは「もちろんとても大変」と苦笑しつつ、「信頼関係がすごくできているので、安心して日本語のセリフにチャレンジできる」と周囲に感謝。特に安田については「初日から『一緒に失敗しよう』という言葉をかけていただいたので、飛び込んでセリフをできるような素晴らしい環境でした」と身を委ねられた様子だった。また、男性としての安田について聞かれると「You’re very handsome! I’m happy.(とてもハンサムで、嬉しいです)」と答え、安田も「アイムハンサム!? 『ワーオ!!』やわ! まじか!」とつられて欧米人のように喜びを表した。安田は「何も言いたいことない。満足です。アイムハッピー!」と笑顔に。シャーロットについては「それはもうお綺麗やから、イッツアビューティフル!」と叫び、福士から「何で英語で」とつっこまれていた。東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて28日~6月18日。大阪公演はオリックス劇場にて6月24日~30日。
2017年05月28日15歳という年ごろを迎えた息子とシングルマザー、さらに2人の個性的な女性たちの夏の交流を描く『20センチュリー・ウーマン』。本作で描かれる“20世紀の女性たち”について、マイク・ミルズ監督やグレタ・ガーウィグ、エル・ファニングらが語る特別映像が到着した。『人生はビギナーズ』で自身の父をモデルにしたミルズ監督が、今回は自身の母をテーマに作りあげた本作。第89回アカデミー賞にて監督が手がけたオリジナル脚本が脚本賞にノミネート、第74回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル/コメディ部門作品賞と主演女優賞(アネット・ベニング)にノミネートされた。1979年、カルフォニア州サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期真っただ中の息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育方針に悩み、ジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)、ルームシェアをする20代のパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)に協力を依頼する。「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」というドロシア。15歳の少年と、彼女たちの特別な夏がはじまった――。このたび到着した映像で、ミルズ監督は「舞台となる1979年はいまの時代と共通点が多い」と話し始める。続いて登場するのは、パンキッシュな写真家アビーを演じたグレタ。「20世紀は女性にとって変革の時代だった」と語る彼女が演じるアビーは、『地球に落ちてきた男』のデヴィッド・ボウイに影響されたという真っ赤なショート・カットとロックなファッションが印象的だが、子宮頸がんと診断されニューヨークから戻ってきたというキャラクター。監督の実姉がモデルとなっているという。さらに、「避妊が合法化された。女性が人生を選ぶ権利を求めて団結したからよ」と語るのは、「プランド・ペアレントフッド」(全米家族計画連盟)代表のセシル・リチャーズだ。「マイクは女性のリアルな物語を分かりやすく描いてくれた」と語り、監督の手腕とそれを体現したキャストたちに称賛を贈っている。70年代後半の空気感を鮮やかにとらえた映像とともに、愛情深いシングルマザー、挫折を抱えた姉貴のような存在、大人びた同級生と3人の女性キャラクターたちが、ミルズ監督の分身である少年に影響を与えていく本作。この映像から見えてくる女性たちの姿に、注目してみて。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年05月27日ROBE読者の皆様こんにちは、ryokoです。連載第三回「やっぱり女は守られたい?それとも自立したい?ディオールとシャネルの関係で見る20世紀半ばのファッション」に続き、第四回は若者文化と共に新しい価値観の台頭した1960年代、70年代のファッションについて考えてみたいと思います。若者文化と新しい価値観の台頭第2次世界大戦を経て1960-70年代には当時高まりを見せていた公民権運動とともに、アメリカでウーマン・リブ運動が展開されます。イギリスでも階級社会が崩壊する中、「ユースクエイク(Youthquake)」と呼ばれる若者文化が台頭。ジーンズ、ミニスカート、ヒッピー・スタイルが流行しました。その中で女性解放の機運も高まり、女性たちはふたたび職場へ出ていくこととなります。この時代においてココ・シャネルと同様、洋服のデザインだけでなく、女性や社会の意識に影響を与えたのがイヴ・サンローランです。1966年、プレタポルテ(高級既製服)のブランドである「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ」を裕福でない若者の多いパリのセーヌ川左岸に開き、当時の若者、特に社会進出し始めた女性たちが手にできるようになりました。(リヴ・ゴーシュはフランス語で左岸という意味)また、イヴ・サンローランは男性の正装とされていたタキシードを女性の服として発表し、パンツルックの先駆けとなりました。女性がパンツをはくことについて女性がオフィスシーンを含め公の場所にて、日常にパンツをはくことは、現在では特にこれといって気にすることもない普通のことですし、それどころかレギンスのスタイルも定着していますが、この当時は私たちが想像する以上に抵抗のあったことのようです。イヴ・サンローランの代表作 「smoking」当時の高級レストランでは、パンツを着用していることはドレスコード違反となり、入店を断られたりしたそう。イヴ・サンローランの長年のパートナーだったピエール・ベルジェの著書でも一緒にいた女性がパンツを履いていたことで断られ続けて、自分達がランチを食べる場所がどこにもなくなって…と述べているところがありました。当時のことをファッション美術館の学芸員の方に聞いたことがあるのですが、その方が大学生だったとき、大学の学長クラスの改まった講義を受けるときなど、パンツ(そのときはジーンズだったらしいので一概にいえませんが)ではいけないと指摘を受けたりしたそうです。高級レストランで締め出しをくらうほど女性がパンツをはくことに抵抗があった世の中で、ある行動を起こした人もいます。ナン・ケンプナーがその人です。華やかなパーソナリティで知られたアメリカ社交界の花形で、イヴ・サンローランのオートクチュールの大顧客の一人。MOMAのジュニア・カウンシルのメンバーになるなど、ニューヨーク社交界では影響力の大きな人物でした。イヴ・サンローランとナン・ケンプナー彼女はバスク海岸調のチュニック・パンツを着てニューヨークのレストランに行き、パンツをはいていることを理由に入店を断られてしまいます。そこで彼女はその場でパンツを脱ぐという行動に出ます。今にも下着が見えそうなチュニックのみで堂々とレストランに入っていったと...。あまりに面白い出来事だったので、当時のことをネットでできる範囲で調べてみました。日本の記事にはほとんどなかったものの、英語の記事では、「removed her trousers」「took off the bottom」「removed the bottom」など「パンツを脱いで抗議」したこの当時のエピソードのオンパレードでした。また、その事件が起きたレストラン「La Cote Basque」について調べたところ、ジャクリーン・ケネディ・オナシスやC.Z.ゲストなどが集い、ニューヨークの上流階級の社交場でもあったそう。当時の写真も見つかって、とても意外で新鮮な気分でした。また、服装史の講座を受けた時、講師の方に聞いてみたのですが、当時の雑誌や新聞などの記事では特に残っていないそうで、あくまで噂レベルだったとのこと。特にパリでは当時の時代の流れもあり、このようなアクションをとる女性がたびたびいたのだそう。その時伺った話で加えて意外だったのが、サンローラン自身、女性は女性らしくスカートをはくべきだと昔ながらの考えを依然と持っていてパンツスーツも「昔ながらの伝統的な女性らしさ」を引き立てるための延長線だということ。それを当時のフェミニスト達が勘違いしたということらしいです。ファッションの歴史では本来その立場や身分ではない者が新しい提案を行い、身分不相応だとか「勘違い」だとか叩かれ続けたのちそのスタイルが浸透し、それが今のラグジュアリーファッションをつくっていたりするのも面白いところです。シャネルが女性に自由を与えたのであれば、サンローランは女性の肩に男性の服を置くことによって女性に権力を与えたといわれ、結局のところ私たちはその「勘違い」の恩恵をたっぷり受けることができています。「ファッションは勘違いからはじまる」のもあながち悪くないなあと思いました。オフィスなどの公の場所での服装のルールとして、相手を不快にさせない、敬意のある服装をすべきだといわれれば確かにそのとおりですし、まともな社会人だと見られたいです。とはいえ、女性が男性の服を着ることで、相手に敬意を払ってないとか、はたして不快になったりするものなのか、いろいろ考えてしまいました。そういえば今でも学生が就職活動する際、着用するリクルートスーツはパンツよりもスカートにすべきだという風潮があったりしますね!現在においても長い議論になりそうな内容だなあと思います。 第五回は日本のデザイナーが欧米のファッションや社会の既成概念をひっくり返した衝撃の80年代と、昨今のファッションとテクノロジーと平和(!?)について考えてみたいと思います。第一回:女性の仕事服はなぜできた?現代にも続く20世紀以前のファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(1)》第二回:解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(2)》第三回:やっぱり女は守られたい?それとも自立したい?ディオールとシャネルの関係 で見る20世紀半ばのファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(3)》Text. ryokoIllustration. Sandra
2017年05月23日ROBE読者の皆様こんにちは、ryokoです。連載第二回「解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション」に続き、第三回は第二次世界大戦を経て華やかなりしオートクチュール全盛の最後の時代、20世紀半ばごろのファッションについて考えてみたいと思います。ふたたび激動の時代へドイツ軍がポーランドへ侵攻したことに端を発した第二次世界大戦(1939~1945)は、この期間ドイツ、イタリア、日本の枢軸国側とイギリス、フランス、アメリカ、ソ連、中国などの連合国側とが,大西洋、ヨーロッパ、北アフリカ、そして太平洋、東アジアの広範囲を戦場として巨大な規模の戦争を展開しました。この時代も20世紀前半同様、男性は戦場に駆り出され、主に女性が国内の生産現場を担っていました。戦争が引き起こした人手不足は女性の積極的な労働参加を促します。終戦直後、女性たちは職を離れましたが、仕事をすることによる社会参加は大きな自信につながりました。その後の女性の社会進出に少なからず影響を与えたことは言うまでもありません。華やかさと安心を求めた戦後のファッション戦後は仕事を続ける女性、家庭へ戻る女性など様々でした。戦争による悲惨さや節制が続いた反動もあり、女性はファッションに華やかさを求めます。その華やかさを求める欲求に応えたのが、1947年に発表されたクリスチャン・ディオールによる「ニュールック」と呼ばれるコレクションでした。「ニュールック」とはグラマラスなバストラインとくびれを強調するためウエストを細く絞り、丸みを帯びた丈の長いスカートをあわせて凹凸のあるフェミニンなシルエットをつくるスタイルでした。そこには贅沢で華やかで「守ってもらえる」ような安心感があったように感じます。しかしディオールのエレガントなスタイルはあくまで“貴婦人のため”だけに提案され、物議を醸しました。お金のない女性たちはディオールの服を身にまとう女性を攻撃し、街中で頻繁に暴力沙汰が起きたほどです。しかし「モード」という点でディオールが新たな時代築き、日本でもコレクションが開催されました。日本とのつながりについて1950年代のファッションを改めて調べていて意外な気持ちになったのが、ディオールと日本のファッションのつながりです。クリスチャン・ディオールは日本の文化に興味を持っており、「トーキョー」や「ウタマロ」という名前のドレスを作っていたそうです。ドレスに歌磨呂って…男性の名前なのに、ちょっと笑っちゃいます。また、日本の織物にも深い興味を抱いており、百貨店の大丸とライセンス契約を結び、ディオールのデザインと型紙を使った、日本の生地によるオートクチュールサロンがあったそうです。今考えるとすごく意外!その中で、皇太子妃だった美智子皇后陛下のご成婚の際、ウェディングドレス(ローブ デコルテ)に採用され、京都の老舗龍村美術織物による「明暉瑞鳥錦(めいきずいちょうにしき)」という生地(「裂(きれ)」っていうらしい)を用いて、ドレスが作られました。ロマンティックでクラシカル、コンサバな1950年代のスタイルは現在においても、可愛らしくレディライクな女性のスタイルには欠かせない、日本女性が大好きなスタイルです。そこには上品でしとやかな昔ながらの淑女らしさがあります。どんなに自立した女性でも、一度は惹きつけられる魅力でしょう。当時、暴力沙汰になったなど、今では考えられないほど女性らしいファッションです。ココ・シャネルの復活そこで思い出していただきたいのがココ・シャネルの存在。彼女は自分がかつて皆殺しにしたはずの、女性の自由を奪い束縛していたスタイルが再び成功しているのを目の当たりにします。彼女はディオールのファッションが席巻しているのを見て、「あの男は私が何十年もかけて壊してきたものをあっという間に元に戻した。」と耐え難いほどの屈辱を感じます。そして1954年、コレクションにカムバック。しかし、フランスのファッション誌は「1930年の亡霊」、「退屈で胸もウエストもヒップもない」「大失敗」と残酷に切り捨てあざ笑います。しかしその記者たちの攻撃はリウマチで指が不自由な71歳の、自立した彼女の闘争心に火をつけ、やめることはありませんでした。そんな中、アメリカはココ・シャネルのカムバックを称賛します。アメリカ最大手のベストセラー雑誌「ライフ」がココ・シャネルを大々的に報道しました。シャネル初期から存在した動きやすく快適なジャージー素材のドレスだけでなく、オフィスなどの公の場に最適なツイードスーツは、簡素かつエレガント。これらのスタイルは消費の中心が「仕事を持ちキャリアを築き人生を切り開こうとする女性」へと変化していたアメリカにおいて、大歓迎を受けました。「シャネルが世にもたらしたのは、モード以上のもの、それは革命である」と。それらがきっかけとなり、今日に至るまで、ファッションに興味があるなし関わらず、彼女のスタイルは世界中のすべての人に浸透していったのです。第四回は若者文化と共に新しい価値観の台頭した1960年代、70年代のファッションについて考えてみたいと思います。第一回:女性の仕事服はなぜできた?現代にも続く20世紀以前のファッション 《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(1)》第二回:解放され仕事を手にした女性たちと20世紀前半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(2)》Text. ryokoIllustration. Sandra
2017年05月23日パーキンソン病とともに25年以上生きてきたマイケル・J・フォックスが、50歳以上を対象とした生活情報誌「AARP The Magazine」の最新刊の表紙を飾り、インタビューを受けた。難病のパーキンソン病を患っているマイケルだが、日々の生活は「自分の症状に笑いが止まらない」ようなことばかりだという。例えば、ある日の朝、コーヒーを飲もうとキッチンへ向かうマイケル。まずは、テーブルで新聞を読んでいる妻のトレイシーにコーヒーを持って行ってあげようと、少し苦労しながらカップにコーヒーを注ぐ。そこからが難関だ。トレイシーの「私が運ぼうか?」の助けの声にも「大丈夫!僕がやるから!」と断り、震える両手でカップを持ち、テーブルへたどり着くころには両手も床もビショビショ、カップは空っぽに。しかしマイケルはトレイシーに「コーヒーを持ってきたよ。飲んでね!」と声を掛ける。「こんな風に、朝7時から僕らの生活は始まるんだよ」と言うマイケル。不謹慎ながらコメディのような話だが、「僕がおもしろいと思うのは、もしこの生活を他人が見ていて、『かわいそうなマイケル。コーヒーさえも運べないなんて!』と思っていたら…と想像したときだね」。パーキンソン病との長い付き合いで、自分の症状とも、それに対して人々が一般的に持っているイメージにも対処できるようになったそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月31日国立新美術館では、平成29年6月14日(水)〜9月4日(月)の期間中「国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展」が開催されます。20世紀を代表する彫刻家で、細長く引き伸ばされた人物像で知られるジャコメッティ。南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までの作品約135点が展示されます。マーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)ジャコメッティってどんな人?スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966 年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりと言われています。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを吸収したジャコメッティは、身体を線のように長く引き伸ばしたまったく新しい独自の彫刻スタイルを確立しました。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918〜1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。見どころをご紹介!日本で開催されるジャコメッティ展としては11年ぶりの個展となる今回の展覧会。彫刻約50点、絵画約5点、素描と版画約80点と多くの作品が出品される展覧会の見どころをご紹介します。●ジャコメッティの代表的な彫刻が集結アルベルト・ジャコメッティ 《犬》 1951年 ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンスArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)ジャコメッティの彫刻には、豊かなヴァリエーションがあります。キュビスムやシュルレアリスムなどに影響を受けた第二次世界大戦前の試み、モデルを前にして制作された彫像、わずか数センチの小さな人物像や複数の人物を組み合わせた群像、そして、細長い人物像まで、あらゆる時代の代表作が一堂に会します。世界的な彫刻家の歩みを辿りましょう。●実現しなかったチェース・マンハッタン銀行のための大作3点アルベルト・ジャコメッティ 《歩く男Ⅰ》 1960年 ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンスArchives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)チェース・マンハッタン銀行からの依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された3点の大作、《歩く男I》《女性立像II》《大きな頭部》がそろって出品されます。このプロジェクトは実現しませんでしたが、最晩年のジャコメッティの挑戦を、壮大なスケールによって体感できます。芸術によって人間の本質を追い求めた稀代のアーティスト、ジャコメッティの生涯にせまる展覧会となっています。ぜひ足を運んでみてくださいね!■開催概要タイトル : 国立新美術館開館10周年ジャコメッティ展会期 : 平成29年6月14日(水)〜9月4日(月)会場 : 国立新美術館 企画展示室 1E開館時間 : 10:00〜18:00 金曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで休館日 : 毎週火曜日料金【当日】一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円【前売り】一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※前売券は4月1日(土)〜6月13日(火)までの販売。国立新美術館では6月12日(月)まで※中学生以下は無料※団体は20名以上※障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名含む)無料お問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)国立新美術館ホームページ展覧会ホームページ※画像写真の無断転載禁止
2017年03月09日ショートフィルム『一粒の麦』の完成発表会が2月10日(金)、ブリリア ショートショート シアターにて行われ、出演するシャーロット・ケイト・フォックス、「ショートショートフィルムフェスティバル」実行委員会代表の別所哲也らが登壇した。昨年12月16日に離婚を発表して以来、初の公の場となったシャーロットさん。新恋人の存在も報じられている中、記者から「幸せですか?」と質問が飛ぶと、「幸せです!」と微笑み、こぶしを振り上げるフリをしてみせた。『一粒の麦』はアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と神奈川県横浜市が製作したショートフィルムで、元町の老舗パン屋ウチキパンをモデルにした物語。パン職人の4代目店主の本多三十郎(柄本明)が店を閉めようか逡巡しているときに、フランスでパン職人をしていた絵里子(シャーロットさん)が突然現れ、ふたりでパン作りを開始することになる。昨年10月に、ほぼ1日で撮影を終えたという本作。ショートフィルムへの参加は初めてとなったシャーロットさんは、「1日で撮影を終えたことに感心しました。楽しい現場だったので、義務感や仕事ではなく、ひとつの恵まれたきっかけとして楽しみました」と、充実した撮影だったと報告。ただ、言葉については苦労したそうで「フランス語、日本語(だけで)、英語がない」と話した。別所さんはショートフィルムの魅力について、「映画は長さではなく、短い中でメッセージを伝えたり、人の気持ちを動かすことを教えてもらいました。アメリカではショートフィルムをいっぱい作っていて、若い脚本家や監督や俳優などが集うんです」と魅力を熱弁。米アカデミーへの出品意欲も見せ、「アカデミー賞公認映画祭ですし、いろいろな映画祭にできる限りエントリーできる限りしたいです。ジョージ・ルーカス監督も応援してくれているので、ぜひ観ていただきたいなと思います」と、胸を張っていた。そのほか、完成発表会には鈴木勉監督、鈴木夢奈、シリル・コピーニ、林文子横浜市長、打木豊が出席した。『一粒の麦』は特設サイトにて全編ならびにメイキングを配信中。(cinamacafe.net)
2017年02月10日19世紀後半から20世紀前半のファッション&アートに迫る「ファッションとアート 麗しき東西交流」が、4月15日から6月25日まで神奈川の横浜美術館で開催される。西洋からもたらされたファッションやライフスタイルが急速に日本に浸透し、日本の美術品や着物の輸出によって西洋でジャポニズムのブームが起こった19世紀後半。同展では、そんな19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術にフォーカス。世界屈指の服飾コレクションを有し、研究活動を行う京都服飾文化研究財団(KCI)と横浜美術館のコラボレーションにより、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、当時の人々の生活や美意識に及ぼした影響について紹介する。会場では、京都服飾文化研究財団所蔵のドレスや服飾品約100点をはじめ、国内外の美術館や個人が所蔵する服飾品、工芸品、絵画、写真など計約200点を展示。活気に満ちた明治時代の横浜から発信された“Made in Japan”の品々も展開される。それらの作品を通して、日本と西洋が互いの装いと生活の文化をどのように需要・展開し、新しい美を見出していったかを辿れる機会となっている。また、会期中は、ギャラリートークや講演会、ワークショップなどの関連イベントが開催される予定だ。(会期中一部展示替えあり)【展覧会情報】「ファッションとアート 麗しき東西交流」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:4月15日~6月25日休館日:木曜日、5月8日(金)※ただし5月4日(木・祝)は開館時間:10:00~18:00(5月17日は20:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円(1,300円)、65歳以上1,400円、高大生900円(700円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料、先行ペア券(2,000円※2月14日までの販売)※()内は前売料金
2017年02月05日第74回ゴールデン・グローブ賞において作品賞、および主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたアネット・ベニング主演『20TH CENTURY WOMEN』の邦題が、『20センチュリー・ウーマン』に決定。6月に日本公開される。本作は、前作『人生はビギナーズ』(’10)で、自身のゲイの父親を描き絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度は自身の母親をテーマに描いた6年振りの待望の新作。主演のアネットは、思春期の息子ジェイミーの成長に悩む愛情あふれるシングルマザーの母親ドロシーを熱演し、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞でノミネート。また、ジェイミーの同級生役で『ネオン・デーモン』『夜に生きる』のエル・ファニング、ドロシーの家に間借りするパンクな写真家役に『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のグレタ・ガーウィグと、いま旬の注目女子も顔を揃える。アネットは、過去に『アメリカン・ビューティー』『キッズ・オールライト』などでアカデミー賞に4度ノミネートされるも受賞に至らず、オスカー無冠の名女優として知られている。本作ではキャリア最高の演技と絶賛されており、5度目のノミネートにして、ついに念願の初受賞となるのか、いまから期待がかけられている。1979年のアメリカ・サンタバーバラを舞台に、アネット、エル、グレタが体現する“20世紀を生きた女性たち”の物語にこれからも注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日女優のシャーロット・ケイト・フォックスが、テレビ東京系ドラマシリーズ『三匹のおっさん』最新作、『三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~』(1月20日スタート 毎週金曜20:00~)第1話にゲスト出演することが5日、わかった。同作は作家・有川浩の人気小説シリーズを映像化。2014年1月クール、2015年4月クールに放送されたシリーズのパート3となる。かつて悪ガキだった清一(北大路欣也)、重雄(泉谷しげる)、則夫(志賀廣太郎)の3人が、定年退職後にご近所内の悪を成敗していく。2014年のNHK連続テレビ小説『マッサン』でヒロインを務めたシャーロットは、同作で北大路&志賀と共演し、今回が久しぶりの再会となる。シャーロットは「お2人ともとても私に優しくて親切で、『マッサン』の撮影当時から、この 2年間ずっと私のことを気遣って、見ていてくださって。とっても素敵な人たちです」と、ベテラン俳優陣の優しさを語った。志賀は「会ったら『覚えてる?』って聞こうかなって思ってたら、向こうから『お久しぶりです~!』って言ってくれて。『あっ、どうも』って(笑)」と、再会時のエピソードを披露。泉谷は「海外の人の方が礼儀正しくて大和撫子的なところが多いよね」としみじみ語り、北大路は「我々の方が外国人タイプかもしれない」と笑顔を見せた。今回、シャーロットは外国人観光客を狙った”民泊詐欺”に巻き込まれる女性を熱演。また後かにが長谷川初範、相楽樹、木村了、柳下大がゲスト出演する。
2017年01月05日ケイティ・ホームズが恋人とうわさされるジェイミー・フォックスとメキシコへ旅行、自身の38歳の誕生日を祝ったようだ。ケイティとジェイミーは16日(現地時間)、ロサンゼルスの空港からプライベートジェットでメキシコのカボ・サンルーカスに向かった。乗客は2人きり、乗務員もパイロット2人だけだったという。現地に到着すると、2人はリムジンに乗り込み、高級リゾートホテル「ラス・ベンタナス・アル・パライソ」にチェックインした。「Us Weekly」誌によると、2人はホテルの中でもほかの宿泊客と顔を合わせることのない、人目につかないスイートに滞在。食事や必要なものは専用の執事が運んだという。ケイティの誕生日は18日だが、2人は当日を待たずに1泊だけして17日にチェックアウトし、同日夜にはロサンゼルスに戻った。1年以上前から交際がうわさされているが、2人とも現在に至るまで肯定も否定もしていない。誕生日当日、ケイティは元夫のトム・クルーズとの間にもうけた10歳になる娘・スリと過ごしたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月20日「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」展が上野・国立西洋美術館にて開催。会期は2017年2月28日(火)から5月28日(日)まで。19世紀フランスのロマン主義画家テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau)。新古典主義を代表する画家アングルを師に持った彼は、「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめるほどの才能の持ち主であった。この画家の作品の魅力を際立たせるのは、彼の生い立ちや画家人生における様々な葛藤や孤独感であろう。スペインの旧植民地に生まれ、父親は不在。そして、師アングルから学んだものとは矛盾する方向へと進んで行く自分の芸術観。複雑なバックグラウンドを持つ彼から生み出される作品は、独特のメランコリックな情熱を持ち、観るものの心を揺さぶる。そんな彼は画家人生を通じて、様々な様式や主題に取り組んだ。初期のアングルを唸らせた、細かく精密な筆致と調和のとれた美しさを持った作品。そして、それとは相反する、荒いタッチで溢れる怒りや嘆きなどの感情を描きだしたドラマチックなロマン主義的作品。そして、ユダヤやアラブの人々を描いた東方主題や、晩年の主教主題まで。本展で紹介される、彼の初期から晩年までの作品約110点を見れば、彼の芸術観の変化が見て取れるだろう。さらに会場では、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そして彼から影響を受けた画家たちの作品を展示。彼の作品だけでなく、その時代の美術の動きまで見て取れるだろう。【詳細】シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才会期:2017年2月28日(火)〜5月28日(日)会場:国立西洋美術館住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30〜17:30 / 毎週金曜日 9:30〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日 (ただし、3月20日(月)、3月27日(月)、5月1日(月)は開館)、3月21日(火)観覧料:・当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円・前売 / 団体:一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※上記前売券は2016年10月14日(金)~2017年2月27日(月)まで販売。ただし、国立西洋美術館では2016年10月15日(土)~2017年2月26日(日)まで販売。※団体料金は20名以上。※中学生以下は無料。※入館の際に障害者手帳の提示で、付添者1名を含め無料。
2016年11月21日アニメーション映画『ダム・キーパー』の制作が決定。アニメーションスタジオ・トンコハウスによる同名の短編作品を、トンコハウスと20世紀フォックスアニメーションによる共同制作で長編化する。トンコハウスとは?トンコハウスは、元ピクサーのアート・ディレクター(『トイ・ストーリー3』、『モンスター ズ・ユニバーシティ』、『レミーのおいしいレストラン』)であるロバート・コンドウと堤大介が設立したアニメーションスタジオ。短編アニメーション『ダム・キーパー』そんなトンコハウスの最初のプロジェクトが、短編映画『ダム・キーパー』。世界75を超える映画祭で上映され、計25の賞を受賞。さらに2015年の米国アカデミー賞ではベスト短編アニメーション部門にノミネートされている。『ダム・キーパー』のあらすじ世界が大気汚染にさらされた時代に、大きなダムで汚れた大気と暗雲の影響を防ぐことで、なんとか生きながらえていた小さな街が舞台。家族代々受け継がれて来たダム・キーパーの仕事を務める主人公の豚の少年は、8時間に一度風車を動かす事で、汚染された空気をダムの外側に追い出している。そんなある日、家族も友達もいない孤独な少年が通う学校に天真爛漫なキツネの転校生がやってくるが、そのキツネとの出会いが少年の人生を大きく変えていくーー。長編映画の舞台は、短編で描かれた世界の数年後長編映画『ダム・キーパー』の舞台は、短編で描かれた世界の数年後に設定されており、短編を観た視聴者から関心の高かった疑問にこたえるような内容になるという。手描きのようなビジュアルの8000枚を超えるデジタル・ペインティングで構成された無声の短編2Dアニメーションが、台詞の入ったCGアニメーションとして新たに生まれ変わる。【作品情報】長編アニメーション映画『ダム・キーパー』公開時期:未定監督:ロバート・コンドウ、堤大介制作指揮:ケーン・リー© 2015 Tonko House Inc. All Rights Reserved
2016年11月20日9月17日(土)より汐留のパナソニック汐留ミュージアムで開催中の「モードとインテリアの20世紀展」。パナソニック社の社業に親和性のあるとされる「建築・住まい」「工芸・デザイン」の切り口でこれまで企画展をしてきたこの美術館にとって「ファッション」を取り扱うことは初めてのことだそう。ファッションデザイナー、森英恵の故郷・島根県立石見美術館所蔵の貴重なファッションを多数取り揃えた展覧会は小規模ながら非常に見応え十分です。特に今回は2つの点に注目して展覧会を見ていきましょう!時代毎に特徴のあるインテリアとファッションの変遷19世紀の「ベルエポック」の名残から戦後の「ミッドセンチュリー」と言われる1900年代〜1960年代のハイファッションとインテリアがまとめられている本展。章立ては年代毎に分かれており、それぞれの象徴的なインテリアとともに当時を彩った実物のハイファッションを鑑賞することができます。ポイントは写真を見てお分かりの通り、各年代のドレスたちの後ろの巨大パネル。激動の時代とされる20世紀において、ファッションの大きなキーワードとされているのが「簡素化」という言葉です。19世紀までコルセットできつく締め上げていた身体を解放し、華美な装飾が洗練されていったという傾向が今日に至ります。映画『タイタニック』のヒロイン、ローズを想像してもらうとイメージしやすいでしょうか。なかでも、1960年代の章で飾られていた下の写真は、かつて日比谷にあったエール・フランス航空の東京営業所のイラスト画。シャルロット・ペリアンというフランス人建築家による内装デザインです。この絵で描かれているイームズチェアは美術館内にもあるので、鑑賞中の一休みに座っていただけます。ぜひ探してみてくださいね。島根県立石見美術館所蔵の100点を超える貴重なファッションコレクションの数々森鴎外ゆかりの作品を重点的に所蔵している島根県立石見美術館ですが、森英恵氏の故郷ということもあり、ドレスなどの服飾資料をはじめファッション雑誌やファッション写真など所蔵品のバラエティは多岐に渡ります。それらが東京に来ているのは非常に貴重な機会!年代物のドレスの裾や襟ぐりなどのディテール、360度見れるからこそ実際にその細やかさを間近で見ることができます。百聞は一見に如かずと書くことが執筆者にとって怠慢だとしても、これらファッションの数々は実際に目にしていただくことには始まりません。せめてお写真だけでもお伝えせんとこちらに掲載していきたいと思います。下の写真は、戦後の1940年代後半〜1950年代に発表されたクリスチャン・ディオールやバレンシアガのオートクチュール。裾や襟ぐりの繊細さはもちろん、布を贅沢に使ったデザインはまるで戦後の開放感を表現しているようにも感じられ、ため息ものです。創刊まもない雑誌『ヴォーグ』も、クリスチャン・ディオールが1947年春夏コレクションにて発表した「ニュー・ルック」の特徴を色濃く反映しています。もちろん本展覧会のラストの部屋には森英恵氏の名を世界に轟かせた有名なドレスも展示されています。戦後、敗戦国であるが故に日本商品が米国デパートなどで蔑まれているという惨状を知った彼女らしい、ジャポニズム溢れる鮮やかな色彩には目を奪われてしまいます。今回、第2章の20-30年代の部屋のみ、特別に撮影可能となっています。1920年代といえば『華麗なるギャッツビー』の時代。アールデコに代表されるように豪華絢爛な時代、女性の内面美を表現したシャネルや、老舗メゾンのランバンなど、当時の衣装が贅沢に展示されている部屋となっていますので、ぜひ写真に収めてみてはいかがでしょう。今やすっかり「ライフスタイル」の言葉が浸透し、”着ること” を生活とリンクさせることが当たり前になりましたが、こうして100年に渡る変遷を辿るといつの時代も社会情勢にトレンドは大きく影響を受けてきたという一貫性が見えてくるかもしれません。だからこそ、ファッションの変遷を見つめること、そして現代における「何」がトレンドに影響しているのか?とアンテナを張り続けることが、今後のファッションの在り方を見据える手がかりになるかもしれません。「モードとインテリアの20世紀 ―ポワレからシャネル、サンローランまで―」会 期 : 2016年9月17日(土)~11月23日(水・祝)休館日 : 毎週水曜日 ※ただし11月23日は開館主 催 : パナソニック 汐留ミュージアム、毎日新聞社特別協力 : 島根県立石見美術館後 援 : フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会協力 : TOKYO MXHP Text. Midori Tokioka
2016年11月13日ジェイミー・フォックスが、コメディ映画『All-Star Weekend』で監督デビューを果たす。脚本も自ら書き下ろし、主演も兼任する。その他の情報主人公は、レッカー車の運転手マリック(フォックス)とダニー(ジェレミー・ピヴェン)。バスケットボールの熱烈なファンのふたりは、NBAオールスターのチケットを手に入れる。試合に向かう途中、ふたりはミステリアスな美女(エヴァ・ロンゴリア)に遭遇。そして、思いもかけぬ展開から、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされることになる。フォックスの最近作はミュージカル『ANNIE/アニー』。次回作は、来年2月北米公開予定のスリラー『Sleepless』。共演はミシェル・モナハン、ガブリエル・ユニオン。来年3月にはアクションコメディ『Baby Driver』も控える。共演はリリー・ジェームズ、ケビン・スペイシー、アンセル・エルゴート、ジョン・ハム。文:猿渡由紀
2016年10月27日『MASTERキートン』『YAWARA!』『20世紀少年』などのヒット作で知られる人気漫画家の浦沢直樹さん(56)が、大手出版社に勤める50代前半の女性と不倫関係にあることを、『週刊女性PRIME』が報じています。浦沢さんには妻と娘、 そして相手女性にも家庭があるということで、W不倫の関係にあるとのこと。2016年の8月から10月にかけて2人が密会するところが目撃されており、時間をずらしてホテルへ入る姿なども捉えられているようです。直撃取材を受けた2人は、交際関係について真っ向から否定。あくまで打ち合わせで会っていたことを強調したということです。芸能界で続出する不倫騒動ですが、人気漫画家である浦沢さんの不倫が報じられたことでさまざまな意見が飛び交っています。●漫画家は作品が面白ければ不倫も許される?NHKのドキュメンタリー番組『浦沢直樹の漫勉』でプレゼンターを務めるなど、テレビ出演もこなす浦沢さんの不倫報道にネット上では、『この不倫ブームはいつまで続くのやら』『まじかよ。W不倫とか最低だな!写真まで撮られてるのにシラを切ろうとするのもなんか嫌だ』『相手女性50代って、もうおばさんじゃん。お金持ってるんだからもう少し若い子と付き合えば良いのに』『個人が叩かれるのはかまわないけど、巻き込まれた家族はたまったもんじゃないよね』『ついに漫画家の不倫までニュースに掲載されるようになったか』『若い人ならまだしも、おじさんおばさんの不倫って見てて気持ち悪い』『作品は好きだけど、次から読むときにこの不倫を思い出しそうで嫌だな』『漫画家は作品が面白ければ問題ナシ!不倫ぐらいで叩かなくてもいいでしょ』『番組降板とかならないよね?あれ好きだったのになー』『むしろ若い子じゃないってところが、浮気じゃなくて本気っぽいよね。生々しくて何とも言えなくなる』など、相手女性の年齢に注目が集まりつつ、漫画家は作品が面白ければ問題ないという見方をする人もいるようです。芸能人ではないものの、コミックの売り上げが累計1億部を突破する人気漫画家だけに注目度は高い様子。不倫は決して褒められたものではありませんが、作品の素晴らしさが変わることはないと言えるのではないでしょうか。【画像出典元リンク】・浦沢直樹_スタジオ・ナッツ公式情報(@urasawa_naoki)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年10月11日