アンディサイデッド((un)decided)の2024-25年秋冬コレクションが、2024年2月7日(水)に東京のガーデン 新木場ファクトリーにて発表された。希望に満ちた「夢」の中セヴシグ(SEVESKIG)のデザイナーが手掛けるウィメンズブランド「アンディサイデッド」。ディレクターである長野剛識は「Dream:夢」をテーマとし、“未来に見る希望”と“眠りの中で見る様々な事象”という2つの意味での「夢」を衣服に落とし込んだ。なお、セヴシグにはよりダークサイドな“悪夢”に寄せたデザインを、アンディサイデッドには“希望”に寄せたデザインを採用。確かに、光を受けるとキラキラとした繊細な煌めきを放つブラックマテリアルのファーストルックや、柔らかくふわふわとしたシルエットのスカート、透明感のあるカラーリングを配したドレス等を中心に、未来を真っ直ぐに見つめる者だけが持つ明るさのようなものが、あらゆるピースから見て取れる。アボリジナル文化のモチーフそうした“未来に見る希望”としての「夢」の着想源の1つとなったのは、オーストラリア先住民であるアボリジナルピープルの神話や教訓などに根差した「The Dreaming」という概念。アボリジナル文化に根差した“ロックアート”が、色とりどりのドットパターンでブラウスやドレスなどにあしらわれている。眠りの世界にも身を置いてまた「夢」といえば、現実の延長線上でありながら、実際にはあり得ないことが起こるもの。そんな夢の特性は、“違和感”を感じるディテールで表現された。例えば、曲線的なカットを施したボディに手を覆うほど長いアームを組み合わせたハーフネックトップス。あらゆるコーディネートに散見されたベーシックなアイテムだが、どこか視界が歪んだような感覚が引き起こされる。“反転”プリントやおぼろげなニット素材そのほか、反転文字をプリントしたボディに、儚げなニット素材のアームをドッキングさせたスウェットトップスや、軽快なチェックパターンのシングルブレストジャケット、たっぷりとした生地使いが目を惹くトレンチコートなどが並んだ。
2024年02月17日ユハ(JUHA)の2024年秋冬コレクションが、2024年2月13日(火)、上野・東京国立博物館 表慶館にて発表された。テーマは「Mono sex mode show」。ジェンダーフルイドで幅広い人々へ向けたウェア白装束の集団の囁き声が突如として止み、コーラスへと切り替わると、厳かな雰囲気の中、ユハの10周年にして初となるショーがゆったりと幕を開けた。ファーストルックを飾るのは、セットアップのデニムにロングコートを羽織り、目深にフードを被ったルック。オーバーサイズに仕上げており男女共に着こなせそうなウェアだ。これまでのユハはマイノリティへ向けたウェアの提案が多かったが、今季からはより幅広い人々へ、ジェンダーフルイドなウェアを展開していくという。激しいダメージ加工デニム今シーズンのユハは、ダメージジーンズを取り入れたルックが多数登場。いずれも色褪せ、激しくダメージ加工が施されている。たとえば、グレーデニムを使ったジーンズは、透け感のあるニットカーディガンとコーディネート。ダメージの隙間からは、シアータイツを覗き見させ、レイヤードさせていた。フェミニンな素材使い2020-21年秋冬シーズンからウィメンズコレクションを展開する以前より、フェミニンな素材使いを得意としてきたユハ。そのフェミニンさは今季も健在で、レースやファー、ツイード、シアー素材などが、コーラスの歌声が響き渡り重厚感溢れる会場に軽やかさを運び込んでいた。中でもレースは、ロングカーディガンやトップス、スカーフとなって観客の目を奪う。ロングコートの首元から覗くハイネックのトップスなどは、優美で上品な印象を与えていた。フラワープリントのシアートップスまた、無地のウェアが多い中、フラワープリントが目を惹く。ぴったりと身体に沿うシアートップスにあしらわれ、さりげなく肌を魅せるセンシュアルなウェアに仕上げられている。モノトーンを基調にカラーパレットはモノトーンを基調にしつつ、バーガンディやブラウン、カーキといったアースカラーも。ダークな印象を受ける色合いが続く中、時折シルバーのラメで彩られたトップスやパンツも差し込まれ、眩く煌めいていた。
2024年02月16日エズミ(EZUMi)の2024-25年秋冬コレクションが発表された。ポスト・スタンダード今季のエズミが目指したのは、ファッションにおける“スタンダード”のその先。デザイナー・江角泰俊は原点に立ち返り、「スタンダードとは何か?」という問いに対する“いまの回答”を追い求めた。伝統的なシルエットをより女性らしく変容させることで、かつてのダダイズムやポストモダニズムのように、現代の基準のその先にある、“ポスト・スタンダード”となり得るコレクションを展開する。フェミニン&マニッシュへと昇華最大の特徴は、現代において“スタンダード”とされるフォームを、よりフェミニンかつ力強いシルエットへ昇華させている点だ。マニッシュな印象のあるMA-1ジャケットをベースに、丸みのある身頃と袖を配し、そしてギャザーを入れた裾は斬新な“ペプラム”へとアップデート。一見、相反しているように見える“フェミニンとマニッシュの融合”を実現させた。自ら導き出すシルエット自ら導き出すシルエットも今季ならでは。たとえば、シアー感のある素材のチェック柄ブラウスは、胸元のコルセット部分で結ばれているリボンをほどいて垂らしたり、後ろで結んだり...と多彩な表情を演出することができる。また、腰部分のドローストリングを調節することで、ペプラムシルエットに変化するフィールドジャケットや、ジップを上下に開閉すると、タートルネックor襟付きとしてアレンジを楽しめるニットも魅力的だ。異素材の掛け合わせ異素材を掛け合わせることで生まれた、“新しいスタンダードの形”も見逃せない。クラシックなチェスターコートに組み合わせたのは、ボリュームのあるキルティング生地。ウエストからキルティング素材に切り替わり、裾にかけてドレスのようなAラインを描き出している。そのほか、とろみのあるスカートに切りっぱなしのデニムを合わせた、未視感のあるデニムスカートも披露された。落ち着いたカラーパレットに、光を差し込ませてカラーパレットは、エズミらしく白と黒、グレーのモノトーンを主に採用。ベージュのMA-1やバーガンディーのペプラムジャケット、ブラウンのニットといった秋冬カラーに、ライトイエローのファーが触り心地の良いクロップド丈ジャケットや、サックスのワンピースなどのパステルカラーを時折差し込んでいた。
2024年02月13日ダブレット(doublet)の2024年秋冬コレクションが発表された。癒し、あるいは闇から光へと「THE CURE」、つまり「治療」や「癒し」をテーマとした、今季のダブレット。構造的には、闇から光へ、死から生へと向かう動きを「癒し」と捉えるならば、その特権的なモチーフこそ、死してもなお蠢いてやまない、ゾンビという存在であったようだ。ゾンビのおどろおどろしさは、パターンや素材、ディテールによって、ある種のウィットを含ませつつ巧みに表現されている。たとえば、クラシカルなハリスツイード(Harris Tweed)のスーツは、端正に立ったときではなく、身体を捩ったようなポーズのときに合わせて構築。立体的なパターンをベースとしつつも、独特の歪みを帯びた表情に仕上げている。この世を去った人の「死後の生」を願うのが、ミイラだろう。包帯でぐるぐる巻きにされたミイラの姿は、パッチワーク状に仕上げたニットやデニムパンツ、カットソーのデザインに着想を与えている。つまり、ニットやデニム、カットソー素材のパッチを、包帯よろしく繋ぎあわせ、それを身体に巻き付けるかのように組み上げているのだ。ミイラを真似たような遊び心を示しつつ、そこには粛々と手を動かすひたむきさが感じられる。癒しというテーマは、それこそ体の疲れを和らげ、健康を促進させる、日常のモチーフを取り入れることでもなされている。たとえば、温泉。なめらかなカシミヤ混素材を用いたテーラードジャケットは、バックに大胆なスリットを設け、ライニングには暖簾をモチーフとしたプリントを施すことで、それ自体温泉の暖簾を彷彿とさせる1着に。ファブリックには温泉の成分を吹き付けているらしく、その効果はジャケットを身にまとうだけでも現れるとか、現れないとか……。ユーモアを含ませつつ、死と生をめぐる物語を紡ぐ今季のダブレットを象徴するのが、温かみのあるシルクのニードルパンチを用いたアウターであるように思われる。そもそも蚕とは、すぐれて死と生を体現する昆虫ではなかろうか。4回の脱皮を繰り返すその生態が、死と生の反復を思わせるばかりではない。糸を取り出すには、命ある蛹の生を奪わざるをえず、だから生糸とは蚕の命そのものにほかならないのだから──。蚕の姿が安らうシルクのボンバージャケットやロングコートには、だから、再生への希望が蚕に仮託されて宿っているのではなかろうか。
2024年02月12日セヴシグ(SEVESKIG)の2024-25年秋冬コレクションが、2024年2月7日(水)に東京のガーデン 新木場ファクトリーにて発表された。2つの「夢」のクロスオーバーセヴシグとそのウィメンズライン「アンディサイデッド((un)decided)」のディレクターである長野剛識が2024-25年秋冬コレクションのテーマに選んだのは、「Dream:夢」。オーストラリア先住民のアボリジナルピープルの神話や教訓などに根差した「The Dreaming」という概念にインスピレーションを得ながら、眠っているときに見る「夢」をクロスオーバーさせ、希望と混沌に満ちた世界に身を置くようなルックを展開した。差し込まれるカオス現実の延長線上でありながら、実際にはあり得ないことが起こる「夢」。そんな夢の特性は、違和感を感じるディテールで表現された。例えば、曲線的なカットを施したボディに手を覆うほど長いアームを組み合わせたハーフネックトップス。あらゆるコーディネートに散見されたベーシックなアイテムだが、どこか視界が歪んだような感覚を引き出してくる。二面性のあるアウターまた、フロントとバッグの両方にジッパーが配され、後ろ前でも着用可能な2WAY仕様のアイテムも印象的。ジャケットやブルゾンといったアウター類に施されたそれらには、落差の激しい夢の“二面性”が投影されている。目が“バグる”ディテールさらに、剥がれたような生地の下から別のテキスタイルが現れるスエット、極端に伸びたワッペンを刺繍であしらったダブルブレストジャケットなど目が“バグる”ようなディテールのウェアが並んだ。なお、このようにドレッシーなアイテムからカジュアルなものまで、皆に「夢」の世界が落とし込まれているのも、今季の特徴だろう。自然と神話に彩られてカラーパレットは、ベージュやオフホワイトといったオーストラリアの自然を感じるニュートラルな色味を基調としながら、神話世界に由来する7色を差し込んで。光沢感のあるグリーンカラーに彩られたムートンレザーコートや、オレンジイエローのジャージセットアップ、ショッキングピンクのニットドレス等が存在感を放った。
2024年02月10日リンシュウ(RYNSHU)の2024-25年秋冬メンズ・ウィメンズコレクションが2024年2月6日(火)、東京・アニヴェルセル 表参道にて発表された。瞳に宿る熱い想い瞳に宿る熱い思いを意味する"Eyes On Fire"をテーマに掲げた今季のリンシュウ。会場には空港のアナウンスや足音が流れ、出発前のターミナルを彷彿とさせる。新たな旅立ちの前の高揚感と勇気、そしてこれからの未来でも持ち続ける情熱を、ブラックとホワイトのモノトーンカラーを基調に、リンシュウ流のシックな世界観で落とし込んだコレクションを展開する。軽やかな黒の装いランウェイは、ベーシックなシャツに艶やかなシルクのロングコートを纏ったファーストルックからスタート。漆黒のダークなカラーリングながら、歩く度にコートが“ふわりと”揺れ、軽やかな雰囲気にまとめている。門出を彩るテーラーリング今季を象徴するのが、“新たな門出にふさわしい”テーラードジャケットの華やかなルックの数々。伝統工芸のように切り取られたレザーライクな素材や、六角形を連ねたジャカードなど、多彩な生地を用いていた。また、白黒の花柄にスパンコールを縫い付けたジャケット、裾の中央に向かって山型にカットされたコート...など、ギミックを効かせたディテールも印象的だ。内に秘めた“RYNSHU”の情熱ブラックのワンカラーで統一されていたコレクションが一転、ランウェイ中盤からホワイトが登場。"RYNSHU"のロゴが立体的に浮かび上がるフクレジャカード生地のテーラードジャケットや、ほどよく体躯に沿うシルエットのパンツ、背面にオーガンザを組み合わせたロングコートが披露された。新たな自分への出発ラストには、妖精のような角の生えたヘッドアクセサリーが目を引くルックがお目見え。アーチ状の曲線にカットされたドレスは、鱗のように縫い付けられたスパンコールがキラキラと輝き、圧倒的な存在感を放っていた。やがて、出発の合図である教会の鐘が鳴り響くとともに、コレクションは幕を閉じた。
2024年02月09日ヨシオクボ(yoshiokubo)の2024-25年秋冬メンズ・ウィメンズコレクションが発表された。展示会の最中にショーが始まる!?「できるだけ近くで服のリアルを見てほしい」そんな想いから、“展示会の最中にショーが始まる”という前代未聞のプレゼンテーション形式で発表を行った今季のヨシオクボ。都内のビルの一室を貸し切った会場に到着すると、そこには2024-25年秋冬コレクションのピースがずらり。展示された服を実際に手に取ったり、試着したりして、ヨシオクボの服作りを生で体感することができた。アウターありとなし、2パターンのルック提案展示された服を一通り見終わった頃、会場で音楽が鳴り始め、プレゼンテーションがスタート。これまたユニークなのが、“ショーの中でルックが完成する”という演出だ。タンクトップや半袖のTシャツなど軽やかなトップスで登場したモデルたちは、ランウェイを1周した後、オーロラ色に輝くガラスボックスの中へ。そこでデザイナー・久保嘉男自身がアウターをコーディネートし、“完成形のルック”を纏ったモデルが再び1周するのだ。“上着を羽織る”というプロセスを踏むことで、通常のショーでは考えられない、2パターンのコーディネート提案を実現しているのが面白い。“流線形”のギャザーで表現する「眩惑」個々に注目してみると、ミリタリー&スポーティーなアイテムの中に、ゆらゆらと波打つ“流線形”のデザインが散見された。たとえば、スポーティーなマウンテンパーカーやトラックパンツは、ドローコードで縦横無尽にギャザーを寄せ、曲線美が際立つ立体的な表情に。この“流線形”のディテールは、今季のテーマである「眩惑」――現実と非現実のように、曖昧なようでいて明確な隔たり――の不思議な感覚を表現したものだ。意表を突く異素材ドッキングまた、「眩惑」という漢字には、“目くらまし”や“翻弄するトリックプレー”という意味合いも込めているそう。今季で言うと、異素材・異パターンを組み合わせて意外性を演出したルックがまさにその好例。ゲージの異なるニットをパッチワークのようにつなぎ合わせたアウターや、テクニカル素材とデニムが融合したジョガーパンツ、シャツをドッキングさせたコートなど、見る者の意表を突くハイブリッドなアイテムが多数提案された。スポーティーなネオンカラーを効かせてコレクション全体を通して、カラーパレットはカーキやオリーブベージュ、ブラックなど、ミリタリーなアースカラーがベース。そこへ時折差し込まれる鮮烈なネオンオレンジやネオンイエロー、そして偏光サングラスのオーロラカラーが、スポーティーな遊び心をプラスしていた。
2024年02月09日チノ(CINOH)の2024年秋冬コレクションが、東京・ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会にて発表された。テーマは「GENTLE GLIMMER」。内なる強さ「GENTLE GLIMMER」“内なる強さ”という意味を込め、「GENTLE GLIMMER」と題した今季のコレクション。これまでにも、フェミニンとマスキュリン、機能とデザインなど相反する2つの要素を孕むコレクションを展開してきたチノだが、今回提案するのは「ミニマルと装飾性」が融合するスタイルだ。フリンジにみる“ミニマルな装飾性”「ミニマルと装飾性」――一見相容れることのないふたつの要素を繋ぐカギは、“付け足さないで装飾する”服作りにある。たとえば、シャツの襟やTシャツの裾など随所で強調されたフリンジ。後から布を付け足すという一般的な方法ではなく、縫い代を外に出してカットすることで、パターンを増やさずに華やかなフリンジを作り出しているのだという。それ自体が装飾的な素材使いスパンコールが編み込まれたローゲージニットや、歩みにあわせて揺らめくフェザーを配したシャツ、しっとりとした光沢を湛えるベルベットのドレスなど、“素材そのものが装飾的”であるピースも印象的だ。ベーシックなウールやレザーでさえも、素材感が織りなすニュアンスの違いによってどこか装飾的に感じられる。エフォートレスなシルエット全体を通して、シルエットはクリーンかつオーセンティックな雰囲気。袖部分にくしゅっとドレープを寄せたシャツや、リラクシングなタックパンツ、袖先に向けてワイドに広がるニットなど、ベーシックなリアルクローズを基調としつつも、さりげないアレンジによってチノらしいエフォートレスが際立つ。鮮烈なレッドを差し込んでカラーは、グレーやベージュ、ブラックなど、落ち着きのあるものが中心。時折差し込むダスティブルーや鮮烈なレッドによって、ニュートラルなパレットを引き締めた。全体として、トーン・オン・トーンのコーディネートにまとめることで、シルエットと素材が織りなすさりげないサプライズを際立たせている。
2024年02月05日sacai(サカイ)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月21日(日)、フランスのパリにて発表された。テーマは「United as One / One Love」。大胆なフォルムの追求ブランドのエッセンスであるハイブリットを基調にしつつ、ミリタリーとクラシックの掛け合わせを軸に構成された、今季のsacai。デザインの特徴のひとつが、レイヤリングの構造だ。ミリタリージャケットやパファージャケットをはじめ、ボリュームのあるシルエットでまとめたアウターは、ショート丈に設定。レイヤード風のデザインに仕上げたり、ロング丈のアイテムを下に重ねたりすることで、ダイナミックなフォルムを際立てた。sacaiならではのハイブリッドの手法は、こうした大胆なフォルム、あるいは異なるテイストの交錯へと用いられている。たとえばフォルムにおいては、ボディのフロントはメルトンコートやデニムジャケットなど、バックやスリーブにはMA-1ブルゾンの構造を採用。ショートな丈感に対して、スリーブは丸みを帯びたシルエットを描くことで、シルエットにコントラストを生み出している。また、随所に大胆なファスナーを取り入れるなど、構造に変化をもたらした。一方、テイストの交錯では、今季は特にクラシカルな要素が交えられているように思われる。ダブルコートとトレンチコートを縦方向に分割して組み合わせたり、フロントにはツイードジャケットの要素を、バックにはツイードのプリントを施したパファージャケットの要素を組み合わせるなど、色調を合わせつつも異なるテイストの大胆なハイブリッドが行われている。コレクションを彩る柄には、今季、ノルディック柄がしばしば取り入れられている。温かみのあるニットで展開するばかりでなく、アウトドア調のジャケットの上にファブリックでノルディック柄を施したり、スパンコール刺繍で表現したりと、アレンジを加えている。カラーは、ホワイトやブラック、ベージュ、カーキ、ネイビーなど、クラシックやミリタリーなどにちなんだベーシックなものを基調に、時として鮮やかなイエローや淡いミントグリーンでアクセントを。また、コーディネート全体を同系色でまとめることを軸とすることで、フォルムの大胆さの追求を試みた。
2024年01月25日ルメール(LEMAIRE)の2024年秋冬コレクションが発表された流れるようなシルエットを基調に流麗なシルエットと、温かみがありながらも洗練された雰囲気に仕上げられた、今季のルメール。シルエットの特徴がわかりやすいのは、たとえばアウターだろう。ダブルコートやステンカラーコートなど、ロングコートの数々は、ショルダーをドロップさせ、肩から裾、あるいは袖先へと、流れるようなラインに仕上げている。テーラリングも、端正さはそのままに、フォーマルに過ぎない雰囲気に。カシミヤのフランネルなど温かみのある素材と、抜け感のあるシルエットで仕上げるとともに、セットアップのパンツもワイドシルエットとすることで、リラクシングな佇まいとなっている。クラシカルなウェアばかりでなく、日常に溶け込むカジュアルなアイテムも落ち着きのあるムードで展開している。スリーブにパッカリングを施したモッズコートや、襟をボア素材で切り替えたレザージャケット、デニム素材のショートコートやパンツなど、あくまでクリーンな雰囲気にまとめた。ドレスやスカート、パンツの流れるような曲線も特徴だ。風に揺らめいては繊細なドレープを織りなすシアー素材を用いるなど、全体の佇まいをより流麗なものとしている。カラーは、ブラウンやベージュ、エクリュ、ブラックなど、落ち着きのあるものが中心。また、オリーブやスモークピンクなども、あくまで上品な色調で取り入れた。全体として、トーン・オン・トーンのコーディネートにまとめることで、繊細な色使いと素材感が織りなすニュアンスを引き立てた。
2024年01月24日ロエベは、1月20日(現地時間)、パリの中心部にある歴史的なフランス共和国親衛隊の馬術トレーニングアリーナに設けられた特設会場にてロエベ2024年秋冬メンズコレクションを発表しました。Courtesy of LOEWEルックの概念と形式からの脱却。集合体として現れる、魅惑のキャラクターたち。きわめて露骨でストレートな表現。絶え間ないせわしなさ。多義に渡るアメリカ的イコノグラフィーを結晶化していくなかで、動態はルックの中に囚われていきます。コート、スーツ、ブルゾン、ジャンパー、ロングカーディガン、レザートラウザー、ファティーグパンツ、トラックスーツ ボトムスにおいてそれは直接的かつ明快です。バイカーブーツ、コンバットブーツ、スケーターシューズも同様に。ルックを提案するのではなく、"強要"するという冷笑的な試みのもと、アイテムは恣意的に一体化されています――シューズがソックスに、ソックスがトラウザーに、トラウザーはジャケットあるいはコートに、ベルトはウエストに。その様相は我々の生きるコラージュ化されたリアリティで日夜起きている事態と類似しています。Courtesy of LOEWEリチャード・ホーキンスの作品は断片化され、プリント、ニットのジャカード織、オーバーサイズのスクイーズバッグ(同バッグはデニムでも登場)の刺繍、パズルトートにおける刺繍やレザーマルケトリー、ガラススタッズ、フリンジなどのデザインに姿を変えて、ジュエリーや洋服の上でさらなるコラージュとして出現します。Courtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWECourtesy of LOEWEロエベについて1846年スペインにて誕生したロエベは、176年以上にわたって世界的なラグジュアリーブランドの一つとして名を連ねてきました。2013年からはジョナサン・アンダーソンによる指揮のもと、新たな章へ。知的かつ遊び心に満ちたファッションと、大胆でいきいきとしたスペインのライフスタイル、レザーにおける類稀な専門性を背景に、クラフトとカルチャーを重んじるブランドとして存在感を示しています。お問い合わせ:ロエベ ジャパン クライアントサービス電話:03-6215-6116
2024年01月24日カラー(kolor)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月20日(土)、フランスのパリにて発表された。反転と対照ワークやミリタリーを中心に、その構造や要素の裏側、反対側を垣間見せるかのような、今季のカラー。ワークジャケットやショート丈のトレンチコート、ブレザーなど、オーバーサイズのアウターをはじめ、ウェスタンシャツ、ダメージ加工を施したカーゴパンツなど、ワークウェアを中心としたアイテムが軸となっている。特徴的なのが、ライニングを延長することでウェアの裏側をほのめかす作り。ダッフルコートは表地を短く設定する一方、裏地は長く伸ばして。ワークジャケットは、フロントをボア素材で切り替える一方、ライニングのキルティングを垣間見せる。ブレザーにも、とりどりのチェック柄がちらりと垣間見えるよう仕上げた。また、レイアリングを意識したデザインや着こなしも特徴だ。ブレザーは、フロントを二重を重ねたようなデザインに。また、デニムジャケットを解体、前後反転したようベストをコートの上に重ね、コーデュロイブレザーの上にデニムベストをレイヤードするなど、レイヤリングが随所に取り入れられている。無骨なワークウェアと相反する装飾性も、しばしば見受けられる。ジャケットやパンツの裾にメタリックなきらめきを帯びたパーツを散りばめたり、トレンチコートやブレザーのカラーにビジューの装飾を施したりと、華やかなディテールを見て取ることができる。カラーは、秋冬らしい温かく落ち着いたものが軸。ブラウンやベージュを中心に、カーキ、ブラック、ボルドーなどを取り入れているほか、チェック柄を織り交ぜてトレッドな雰囲気を添えた。
2024年01月23日メゾン ヴァレンティノ(MAISON VALENTINO)は、1月20日(現地時間)、パリ造幣局博物館にて、2024-25年秋冬メンズコレクション ‘ル シエル 20.24’ を発表しました。Courtesy of Valentinoコンテンポラリーなマスキュリニティの絶え間ない反映。ピエールパオロ・ピッチョーリによるヴァレンティノの2024-25年秋冬メンズコレクション ‘ル シエル20.24’ は、アイデアと理想を伝えるコミュニケーションツールとして純粋な色を探ります。社会的な慣習から、そして周囲の期待から解き放たれた色。マスキュリニティを表す色ととらえられているブルーという言語が再構成され、再評価され、再考されます。Courtesy of Valentino色に新たな意味がもたらされます。かつてはフェミニンな色であったブルーが男性らしさの象徴となったのはこの100年以内のことに過ぎません。このコレクションではブルーを解放して再考し、変化した男性的な意識が表現されています。自由な思想を象徴するスカイブルーは、視野を広げて男性とは何か問いかける実験的な手段です。Courtesy of Valentino伝統的に男性らしいとされるワードローブとその先入観が、新しいアイデンティティによって書き換えられます。柔らかさ、流動性、繊細さ、優美さ。それらは傷つきやすさの中に見出される力強さであり、衣服における男性らしさやパワーの定義に対する私たちの認識に変化をもたらします。Courtesy of Valentinoこのメッセージは、イデオロギーや哲学を反映し、あり方をファッション化する衣服によって伝えられます。新たなアプローチや考察が組み込まれたウエア。ソフトになったテーラリングが柔らかい男性像を生み出します。テーラリングとオートクチュールという二つの領域を結び、エンブロイダリーや装飾がウエアの表面のみならず、そのアイデンティティをも変化させます。Courtesy of Valentino職人たちの技を称えることは、人間らしさの表れでもあります。神話に登場するモチーフがテーラリングの中にインターシャで表現され、美徳と生、普遍的な道徳性の物語として、理想主義と時代を超えた人間の価値を表します。ヴァレンティノアルトリリエーヴォ(ハイレリーフ、浮き彫り)と名付けられた彫刻のような刺繍のテクニックがジャケットのショルダーを飾り、男性らしい力強さの典型的なあり方を破壊します。Courtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of ValentinoCourtesy of Valentino@maisonvalentino#ValentinoLeCiel2024
2024年01月23日メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月19日(金)、フランスのパリにて発表された。大胆な佇まい、時の経過を帯びたような表情古びた建物の空間を会場に、きらびやかなKen IshiiのDJとともに披露された、今季のメゾン ミハラヤスヒロ。ミリタリーなどを中心に、超・オーバーサイズと経年変化を帯びたかのような風合いを特徴とするコレクションを展開している。オーバーサイズが際立つのは、アウターの数々。アンコン仕立てのテーラードジャケットや、大胆なスリーブに仕上げたMA-1ブルゾン、ユーズド加工を施したデニムのモッズコート、ボリューム感あふれるパファージャケットやボアブルゾンなど、多様なウェアをダイナミックなシルエットにアレンジしている。経年変化を帯びたような表情も特徴だ。アンコンジャケットやスウェットウェアは、どこか古びた風合いに。デニムのコートやパンツには、無骨な素材感のファブリックにハードなブリーチ加工を。ニットカーディガンには裾にほつれを施し、アシンメトリックなプリーツスカートにはホールを散りばめた。古びた表情とは相反する、華やかな素材も随所に見られる。プルオーバーなどには、ラメ糸きらめく表情に。ダークトーンのジャケットにも、ラメ糸で光の表情を。あるいは、ボリュームのあるトレンチコートには艶やかなビニール素材を用いている。コーディネートのレイヤリングも特徴。ビッグシルエットのアウターには、さらに長い丈感のカットソーやスウェット、シャギーなニットカーディガンを重ねたり、逆にパファージャケットにはコンパクトな丈感のトップスとショートパンツを合わせたり、丈感のリズミカルな差異を際立てた。カラーは、都市の廃墟を彷彿とさせるダークグレーやブラック、カーキなどが中心。さまざまな加工や素材感で、これらダークトーンの色合いの多様な表情を引き出すほか、フェイクファーのイエローやシャギーニットのレッドなどで彩りを添えている。
2024年01月23日アミ(AMI)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月18日(木)、フランスのパリにて発表された。クラシカルなテーラリングを基調にメンズ、ウィメンズともに、テーラリングを軸とするクラシカルなウェアが展開された、今季のアミ。テーラードジャケットはダブルブレストが中心であり、シャープなピークドラペルのほか、ショールカラーのように柔らかな曲線を描くノッチドラペルも。すっきりとしたショルダーラインで、抜け感のあるシルエットに仕立てた。こうしたテーラリングのセットアップには、随所に上品なアクセントが添えられている。たとえばウィメンズのジャケットには、ゴールドにきらめく丸ボタンを採用。また、セットアップのパンツにはカーゴパンツを取り入れつつも、あくまで上品な素材感とすらりとしたシルエットにより、ミリタリーアイテムをドレッシーに昇華している。素材は、秋冬らしく温かみのあるものが多用されている。ドロップショルダーのコートなどに採用した、ヘリンボーンのツイード、ダブルコートのふんわりとしたファブリック、あるいはニットなどに切り替えた起毛素材などを挙げることができるだろう。ショーの後半には、温かみがありつつも抑制された雰囲気とは打って変わって、光のきらめきが際立つウェアを展開。ジャケットやキャミソールドレス、透け感のあるチェック柄のトップスなどには、ラメ糸を織り込むことで、シンプルなフォルムに華やぎをプラスした。カラーは、温かみと落ち着きを備えたブラウンやキャメル、ネイビー、くすみを帯びたペールブルーが中心。無地が主であるものの、クラシカルなモノトーンのチェック柄なども取り入れている。
2024年01月22日キディル(KIDILL)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月16日(火)、フランスのパリにて発表された。パンクを今に生かし続ける「WHATEVER HAPPENED TO PUNK!」というテーマを掲げた今季のキディルは、ブランドのエッセンスのひとつであるパンクを再考することを主眼としたと言ってよい。その背景には、2023年8月、セックス・ピストルズのジャケットなどを出がけてきたイギリス人アーティスト、ジェイミー・リードの逝去があった。2020年秋冬シーズンにコラボレートをして以来、リードと親交を保ってきたキディルのデザイナー末安弘明は、大きな喪失感を覚えたという。空虚に似た感覚のなか、パンクの本質をいかに今に生かし続けるか。末安にとって、それはある種の緊張を孕む「様式」として、同時代的にパンクの精神を呼び起こすことであったという。そもそもパンク自体、それ以前のロックの高度化に対するアマチュアリズムを起点にする以上、高尚な様式に対する反抗、簡潔な力強さを基とする。しかし、様式化されるからこそ、それぞれの時代の精神から息吹を吹き込まれてゆくこととなる。パンクをつねに同時代として生き直す、その危うい緊張が、今季のキディルには通底している。両義性を孕むパンクの緊張感は、複数の要素をモンタージュのようにして組み合わせたアイテムの数々に見て取ることができる。それはたとえば、タータンチェックのクラシカルさを、ミリタリー調やカジュアルテイストのアイテムで屈折させること。MA-1はショルダーをチェック柄で切り替え、ベストは異なるテイストでアシンメトリックに仕上げ、あるいはパンツにパッチワークを施すなど、異なるテイストの力強い衝突が随所に表現されている。鮮烈なグラフィックも、大きな特徴だ。端正なテーラードジャケットやプルオーバーには、ポップ・アートを思わせる図案化された花柄をヴィヴィッドに表現。スカートには、写実的で艶やかな花柄をのせている。パンクのアグレッシヴな態度は、ディテールにも表れている。パンクを代表するアイテムともいえるボンテージパンツは、その一例だ。また、オーバーサイズのニットにはほつれ加工を施し、デニムパンツにはハードなダメージ加工やヴィンテージ加工を施すなど、精緻な仕事に基づきつつも荒々しい表情を醸しだした。
2024年01月20日オーラリー(AURALEE)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月16日(火)、フランスのパリにて発表された。繊細な移ろいに目を向ける今季のオーラリーが目を向けたのが、昼から夜へと移ろう、人々の装いだ。それはたとえば、昼間に働き、夜には人と待ち合わせて、あるいは家族を夕食を共にする……。仕事の日常からほっと息をつく時間へと移ろってゆく、そんな高揚感をニュアンス豊かに描きだすコレクションを展開している。コレクションを構成するのは、日中に身にまとうテーラリングやワークウェア、そして夜の時間に華やぎを添えるワンピースなど。たとえばテーラリングは、端正な佇まいを基調としつつも、肩に余裕を持たせ、抜け感のあるボクシーなシルエットに。すっきりとしたシルエットにまとめたチェスターコートなどは見られるものの、レザーブルゾンやパファージャケットなど、アウターは全体としてリラクシングなサイズ感に仕上げた。素材は、秋冬らしく温かみがある。ジャケットなどに用いたツイードには、ウールにアルパカを組み合わせることで、しっかりとしたフォルムを保ちつつも軽やかで温かみのある着心地に。ワンピースは、ベアトップやノースリーブといったドレッシーな作りながら、ふんわりとしたベビーキャメルやウールなどを用いている。カラーは、ブラウンやベージュ、ブラックといったベーシックカラーを中心としつつ、昼から夜への移ろいに呼応するかのようにして、豊かな色彩感が取り入れられている。ジャケットやワンピースなどに用いたライトグリーン、シャツやパンツの淡いピンクなど、繊細なペールカラーを取り入れるほか、ベアトップドレスにはブルーを、ニットにはレッドを、といったように、鮮やかな色彩も随所に取り入れ、穏やかさのなかにはっと目を惹くアクセントを取り入れた。時間の移ろいと響き合うのが、レイヤードの多用だろう。ショートジャケットの下には、丈感の異なるパーカー、ニットを重ね、ジャケットの首元にはタートルネックを覗かせるなど、コーディネートにレイヤリングを積極的に取り入れることで、ニュアンスに富んだ色彩の移り変わりを引き立てるとともに、昼から夜へ、という気持ちの変化をほのめかしているように思われる。
2024年01月20日エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)の2024年秋冬コレクションが発表された。荒々しい冬の海を渡る今季のエンポリオ アルマーニが着想源としたのが、冬の海を行き交う船の旅。船員や機関士、将校が乗り込む船をイメージしたこのコレクションは、だから、テーラリングを軸とするユニフォーム、ミリタリーやワークを基調に、あくまで気品あふれる佇まいに仕上げられている。船に携わる人々が身に着けるものを直接的に想起させるのが、寒さをしのぐ重厚なダブルブレストのロングコートや、Pコートなどだろう。また、ブルゾンやレザージャケットなどに見られるセーラーカラー、インナーにさりげなく挟まれるネイビーとホワイトのボーダーなど、船員の装いが随所に取り入れられている。コレクションのひとつの大きな軸が、テーラリングだ。中心となるのは、クラシカルなピークドラペルのダブルブレスト。ショルダーはやや広めに設定し、身幅にも余裕を持たせることで、端正でありながらも抜け感のある佇まいに仕立てられている。また、ショートな丈感でまとめたり、ボトムスには時としてジョガーパンツを取り入れるなど、端正な仕立てのなかに機能的な要素を溶け込ませた。荒々しい冬の船旅がイメージにあるからだろう、コレクションを構成するカラーは、ダークネイビー、グレー、ブラックと、あくまで抑制されたトーンが基調。これらを同系色で用いることで、ニュアンスに富んだ品格を示した。こうしたなか、パファージャケットなどに用いられたホワイトは、波の飛沫か、雲か、あるいは雪か氷か、はっとするようなシャープさを発揮している。こうした落ち着いた色調にきらめく白は、コレクションの随所に散りばめられた装飾にも繋がるように思われる。ロングコート、デニムジャケット、テーラードジャケットやスラックス、シャツなどには、メタリックにきらめく刺繍を施すことで、テーラリングやミリタリー、ワークといった抑制されたテイストに、きらびやかな華やぎをもたらした。今季は、メンズを基調としつつも、端正なテーラリングなどをウィメンズの優美なシルエットへとアレンジすることで、メンズ、ウィメンズを──船旅さながらに──架橋したコレクションに仕上げた。
2024年01月18日プラダは、2024年1月14日22時(日本時間)、2024年秋冬メンズコレクションがミラノにてランウェイ形式で発表しました。Courtesy of PRADAプラダ 2024 年秋冬メンズファッションショーのために、AMO はオフィスのインテリアと自然の風景を並置したセットデザインを制作しました。今回のコレクションでは、この共存する 2 つの世界の間の逆説的な対立を示しながら、根源的で偽りのない人間性、自然な本能、感情的な欲求を探求します。Courtesy of PRADA四季の移り変わりという自然のリズムが、人々の装いを決定づけます。それらの衣服は、内と外でそれぞれ異なる周囲の環境を反映し、適応します。そこには、私たちを取り巻く世界とつながりたいという、人間の深く本質的な欲求がシンプルに主張されているのです。このコレクションは、基本的な何か、つまり私たちがよく知る、自然のサイクルと共にあり続けようとする感情的な本能をテーマにしています。人工的な現実ではなく、季節や天候のある世界。これらの服は、どこに住んでいようと人々は環境と季節とともにあるという考え方を反映しています。それは自然の中に身を置きたい、自然を直接感じたい、そして外に出て世界を体験したいという欲求の直接的な表現なのです。Courtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADAお問い合わせ:プラダ クライアントサービスTEL:0120.45.1913
2024年01月16日ディースクエアード(DSQUARED2)の2024年秋冬コレクションが、2024年1月12日(金)、イタリアのミラノにて発表された。ドレッシーとカジュアルの混交ショー会場に入ると、ロビーは一面の黒。しかし一転、ランウェイはなめらかに光を反射する白。対照的な黒と白は、ドレッシーとカジュアルという今季のディースクエアードの相反的な2つの特徴をうつしだすかのようだ。ドレッシーの側には、たとえばメンズのテーラリングやウィメンズのドレスなど、フォーマルさをイメージさせるアイテムを挙げられる。シャープなピークドラペルジャケットはスパンコールに華やぎ、ドレスは優雅にトレーンを引く。あるいは、重厚なファーコートは、パッチワークによりクラフト感を出しつつも、ラグジュアリーな佇まいを示している。一方、カジュアルの側には、デニムに代表されるワークテイストが数多く見られる。ボリューミーなデニムパンツに加えて、足元にペイント加工を施すことで、ワークというエッセンスを極度に強調するアクセントも見られる。また、スリットを設けるなど、カジュアルなデニムながらもディースクエアードならではの官能性が追求されている。ここでしかしコレクションを、ドレッシーとカジュアルの二項対立に押し込みたいのではない。むしろこれら両者の対立と混交に、心地よい緊張が流れるのだ。たとえば、スパンコールを、テーラードジャケットとMA-1、デニムパンツに用いたり、パッチワークをファーコートとデニムパンツに取り入れたりと、同じ素材や技法を相異なるテイストに枝分かれさせている。あるいは、ひとつのアイテムが、ドレッシーとカジュアルの緩やかな連続性へと開かれる。一見、端正なスーツかと思わせるものが、ジャンプスーツやフーディーへと変化する。テーラードジャケットは前後を反転し、ミニワンピースへと一転する。こうした意味で、今季のディースクエアードには、いわば白と黒とが混交する、豊かな可変性を見て取ることができるように思われた。
2024年01月16日グッチは、2024年1月12日23時(日本時間)にクリエイティブ・ディレクター サバト・デ・サルノによる2024年秋冬メンズ コレクションを、ミラノのFonderia Carlo Macchiで発表しました。Courtesy of Gucciコレクションの発表に際して、2023年9月に展開した Gucci Ancora の物語をミラーリングによって再び描き出し、グッチのワードローブとその美学をリセットしました。今回はメンズウエアの視点を通じて、コレクションからセットデザイン、サウンドトラック、モデルたちに至るまで、あらゆる要素に前回のショーで目にしたもの、感じたことが映し出されています。大胆に方向転換したエレガンスをもって、メンズ ワードローブのエッセンシャルなアイテムを刷新し、洗練されたシルエットにさり気なく斬新なタッチを加えてコンテンポラリーな魅力を表現しています。Courtesy of Gucciフォーマルウエアでは、2つのダブルブレスト ジャケットがシグネチャー シルエットとして登場しました。そのひとつはぴったりとしたフィット感のジャケットで、クロップド パンツと組み合わせています。もうひとつは、リラックスフィットのジャケットで、アーカイブから取り入れたボタンをあしらわれていたり、また室内装飾を思わせるパイピングが、フォーマルウエアにエレガントなアクセントを添えています。Courtesy of Gucciグッチを象徴するGGパターンも、コンテンポラリーな視点により再解釈されました。ドロップシャドウが立体感を感じさせる新しいGGモチーフが、レザー、ウール、コットンを彩ります。レザーやエンブロイダリーを斬新なカラーや配置で用いたアイテムも数多く登場しました。Courtesy of Gucciウィメンズではプラットフォームで新たな高さを得たローファーが、今回はラバー製クレープソールが施されたクリーパーシューズに着想を得たスタイルで登場しました。さらにウィメンズのランウェイに登場したスナップフック クロージャーのジャッキー バッグはより大きいサイズとなり、シルバーのマリナ チェーン ネックレスはより小さいサイズとなって今回も登場しています。グッチの美の伝統を受け継ぐシルクスカーフも、ジャケットやコートに合わせてアイコニックなスナップフックで留めるといったエレガントな解釈により、新たな方向への第一歩を踏み出しました。Courtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of Gucciサバト・デ・サルノ/Courtesy of Gucci MusicLate Night Prelude – Mark RonsonLoverher – RomyMasculinity - Lucky LoveLate night Feeling - (feat. Lykke Li) Mark RonsonAncora, ancora, ancora – Mina, Mark RonsonSabato De Sarno | BIOサバト・デ・サルノ(1983年3月31日生まれ)は、イタリア南部ナポリ チッチャーノの出身です。高校で理系コースを修学後、ミラノに移り、ファッション スクールの名門であるカルロ・セコリ・ファッション・インスティテュート(Carlo Secoli Fashion Institute)に入学し、ウィメンズ ウエアのデザインとパターンメイキングを学びました。2003年にプラダ(Prada)に入社し、アシスタント・パターンメーカーとしてファッション業界でのキャリアをスタート。2006年よりニットウエア メーカーのアンナプルナ(Annapurna)でアシスタント・デザイナーとして経験を積み、2008年にドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)のウィメンズ ニットウエアおよびジャージー コレクションのヘッド・デザイナーに就任しました。2009年、ローマに移りヴァレンティノ(Valentino)に入社。同社での14年間でさまざまなポストを歴任し、2020年からはメンズ & ウィメンズ ウエアを統括するファッション・ディレクターを務めました。2023年1月28日、サバト・デ・サルノはグッチのクリエイティブ・ディレクターに任命されました。プライベートでは、2019年にベルギーのブリュッセルでダニエレと結婚。2人は愛犬であるダックスフントのルーチェとともに、ローマ、ミラノ、ブリュッセルを行き来する生活を送っています。サバト・デ・サルノは、旅を愛する探検家です。また、コンテンポラリーアートと、希少なバッグとアウターウエアを中心とするヴィンテージ ファッションの熱心なコレクターでもあります。お問い合せ:グッチ クライアントサービス0120-99-2177www.gucci.com
2024年01月15日Y-3(ワイスリー)の2023-24年秋冬コレクションが発表された。アヴァンギャルドなスポーツスタイルアディダスがスポーツウェアで培ったイノベーションのレガシーと、山本耀司が誇るエレガントにしてアヴァンギャルドな美意識を融合させたウェアを展開するY-3。今季も、ブランドを象徴するブラックカラーを基調にしたモダンなスポーツスタイルを提案する。ボリューミー&アシンメトリーなフォルム特徴的なのは、ふっくらと身体を包み込むダイナミックなシルエットだ。たとえば、キルティング加工を施した中綿入りのスカートは、タイコードで形を調整することで、Aラインをアシンメトリーなルックスに変化させることが可能に。トラックジャケットは袖部分をパフスリーブに仕立て、スポーティーな中にエレガントな要素を溶け込ませた。“ブラシストローク”プリントで躍動感をブラシの筆跡をモチーフにしたグラフィックも特徴的。パファージャケットやベスト、ショルダーバッグなどにあしらわれたこの白黒プリントが、コレクションに躍動的なリズムをもたらしている。カレッジスタイルをアレンジ先シーズンに引き続き、カレッジスタイルのアイテムも多数お目見えした。Vネックのニットベストやバーシティジャケットには、ブラシで荒々しく描いたような「Y3」ロゴをオン。またボトムスにはスリーストライプス入りのバルーンパンツやカーゴパンツを合わせ、カレッジスタイルを、よりカジュアルかつスポーティーにアレンジした。遊び心あふれる新作シューズコレクションに遊び心を加える、斬新なフットウェアにも注目したい。新作「Y-3 GENDO」は、アディダスの人気モデル「スーパースター」をベースとしながら、ソールのTPU プレートを空洞化することでそのアイコニックなルックスにひねりを加えた1足。「Y-3 KYASU」は、プレミアムレザーのアッパーに、コンクリートのようなソールを組み合わせた無骨なモデルだ。
2023年12月26日クラークス オリジナルズ(Clarks Originals)から、2023年秋冬の新作シューズが登場。2023年12月6日(水)から12月19日(火)までの期間、伊勢丹新宿メンズ館にて販売する。クラークス オリジナルズ2023年秋冬コレクションクラークス オリジナルズから、2023年秋冬コレクションがお目見え。注目は、クラークスのアイコンシューズ「ワラビー」に“コーデュロイ風スエード”の素材を落とし込んだ新作シューズだ。シンプルでまとまりのあるデザインに、履き心地の良いレースアップスタイルをプラス。ミッドグリーンとバーガンディの2色を展開する。人気「ワラビーゴアテックス」に新色さらに、人気スニーカーの「ワラビーゴアテックス」に、印象的なグリーンをまとった新色がラインナップ。ワラビーゴアテックスは、防水性と透湿性に優れたゴアテックスと、防滑性にすぐれたビブラムソールを装備した、全天候対応シューズだ。包み込まれるような履き心地はそのままに、実用性とデザイン性を兼ね備えた1足に仕上げた。ウィメンズ「ワラビーローファー」もまた、今回は「ワラビーローファー」に、ウィメンズモデルがお目見え。普段使いに最適なメープルとブラックの2色を用意した。カジュアルでありながらシックな印象を持つスエード生地が、冬のコーディネートをあたたかく彩ってくれる。詳細クラークス オリジナルズ 2023年秋冬コレクション販売期間:2023年12月6日(水)~12月19日(火)場所:伊勢丹新宿 メンズ館住所:東京都新宿区新宿3-14-1アイテム例:・メンズ ワラビー ミッドグリーン 29,700円・メンズ ワラビーブーツ バ―ガンディ 31,900円・メンズ ワラビーゴアテックス ローデングリーン 33,000円・ウィメンズ ワラビーローファー メープル、ブラックスエード 26,400円【問い合わせ先】クラークスジャパンTEL:03-5411-3055
2023年12月08日FoRが運営するコスメスキンケアプラットフォーム「ONEcosme」はこのほど、20代〜50代の女性に「2023年秋冬のトレンドメイク」について調査しました。2023年の秋冬は、潤いを与えるベースメイクやベージュ・ブラウン系の華やかなアイメイクが今っぽさを演出!今回、美容感度が高い20代〜50代女性に「2023年秋冬のトレンドメイクに関する調査」を実施。2023年秋冬は、これまで以上にリップメイクに注目が集まる結果に。さらに保湿を重視したベースメイクや、ベージュ・ブラウン系カラーにラメで華やかさをプラスしたメイクがトレンドであることがわかりました。■トレンド1:保湿力を重視したベースメイク秋冬は特に、乾燥が気になる季節です。気温や湿度が低くなることで、肌はカサカサ・ゴワゴワに。「冬に重視したいベースメイクのポイントは?」の質問に、アンケート回答者100名のうち72名が「保湿」と回答。肌の乾燥が気になる人は、スキンケア成分がたっぷり含まれた美容液下地や美容液ファンデーションで、みずみずしくうるおう肌に見せましょう。「冬メイクでなりたいorメイクで仕上げたい肌質は?」という質問への回答は、年代によって異なる結果に。20代・50代はツヤを、30代・40代はソフトマットを重視する傾向があります。■トレンド2:ぷっくりツヤ感のある血色のよいリップ秋冬は、肌だけでなく唇も乾燥気味に。「冬に重視したいリップメイクのポイントは?」との質問には、「潤い」「ツヤ感」「ぷっくり」「血色」のキーワードが多く挙げられました。2023年の秋冬リップメイクは、ぷっくりとした潤いのあるリップに、深みのある赤やピンクで血色をよく見せるメイクがおすすめです。・乾燥しがちなこの時期だからこそ潤い成分たっぷりのリップでツヤ感を出す(20代)・色の深みがあって赤っぽいリップにする(20代)・ほんのりと赤みがかったプックリとツヤのあるメイク(30代)・マスクをしなくて良いので、マットよりかうるツヤを意識したリップにしたい(30代)・血色が悪く見えないような色味のものを選ぶ(40代)・保湿力が高く、長時間潤うのに落ちにくいもの(40代)・ぷっくりした口元。血色よく見える色をふわっとのせる(50代)■トレンド3:ラメ感のあるベージュ・ブラウン系のアイメイク秋冬はクリスマスや年末年始などイベントが多いことで、華やかなアイメイクにしたい人が多いようです。実際に「冬に重視したいアイメイクのポイントは?」との質問には、下記の回答が寄せられました。ベージュやブラウンなどの肌馴染みがよいアイシャドウで自然な陰影を作り、ラメやパールで華やかさをプラスするのが2023年秋冬メイクのトレンドです。・アイシャドウを明るめの色にして華やかに見せたい(20代)・ブラウンやベージュ系のアイシャドウを下瞼にもぬって、少しパールなどをのせてきらきらに(20代)・パールやラメを使用して上品で透明感のあるメイク(30代)・ベージュベースのアイシャドウにカラーのマスカラで遊び心を持たせたい(30代)・ベージュトーンのメイクで自然な陰影をつけて目を大きくみえるようにする(30代)・カラーパレットでの多色メイクではなく、単色アイシャドウでつくるグラデーションメイク(40代)2023年の秋冬は、マスクを取る人が増えてことで、これまで以上にリップが重視されるように。ツヤ感たっぷりなリップに、ナチュラルなツヤ感のあるベースメイク、目元はラメやパールで華やかさをプラスすると今っぽい印象に仕上がります。■調査概要調査方法:アンケート調査調査期間:2023年11月10日〜11月10日調査対象:インターネット利用者対象者数:100名ONEcosme:(エボル)
2023年12月06日コンバース(CONVERSE)から、2023年秋冬に向けたスニーカー&ブーツが登場。秋冬コーデにぴったりのコンバース新作シューズ“アイビールック”風スニーカー秋冬らしいニュートラルトーンが印象的な「ジャックパーセル DB スエード RH」は、“アイビー ボーイズ クラブ(IVY BOYS CLUB)”をテーマにした一足。アイビールックに見られるデザートブーツを、スエード素材のアッパーによって再構築した。“スエード×ファー”の温かブーツ寒い季節の足元を暖かく包み込むブーツも展開される。「スエード オールスター PLTS BT Z HI」は、ムートンブーツ風のスエードアッパーに、毛並みが柔らかく肌触りの良いファーをセット。気持ちの良い足入れと温かみが魅力的だ。カラーはタバコブラウンorブラックから選ぶことができる。【詳細】コンバース 2023年秋冬スニーカーアイテム例:・ジャックパーセル DB スエード RH 14,300円・スエード オールスター PLTS BT Z HI 13,200円※すべて2023年11月現在発売中【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217※月~金曜日(土日・祝日を除く)9:00~18:00
2023年11月23日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)から、2023年秋冬の新作ブーツが登場。ルイ・ヴィトン23年秋冬の新作ブーツまず、ベルベットのような質感のスエードカーフレザーを使用した「ドナ・ライン アンクルブーツ」は、なめらかなラインが特徴。高めのブロックヒールは、同じくスエードカーフレザーでカバーし、ゴールドカラーのモノグラム・モチーフのスタッズを並べて仕立てた。モノグラム・フラワー型のヒールアイコニックなモノグラム・パターンが部分的に施された「シルエット・ライン アンクルブーツ」にも注目したい。カーフレザーでカバーしたモノグラム・フラワーを象ったヒールも、ルイ・ヴィトンを象徴しているといえる。サイドの控えめなジップで簡単に着脱できるのもグッド。ゴールドのスナップフックを配してまた、クラシカルな乗馬から着想を得た「ウエストサイド・ライン アンクルブーツ」には、上質なカーフレザーを使用。ゴールドカラーのメタルで象ったスナップフックには、「Louis Vuitton」シグネチャーの刻印を施した。レザー製のアウトソールにもこだわり、履き心地の快適性と耐久性を高めた一足となった。スキーブーツにインスパイア“まるでスキーブーツ”の雰囲気を感じる「アスペン・ライン アンクルブーツ」も見逃せない。ベルベットのようになめらかなスエードカーフレザーとファーを採用しているのがポイントだ。ブランドのトランクを縁取るLV ロジン・パターンから着想を得たレザーストラップが、アッパーに彩りを添える。アンクルブーツも「LV ボブール・ライン アンクルブーツ」は、ブラックカーフレザーを使用して、マスキュリンとフェミニンの要素を融合させたデザインに。伸縮性のあるサイドパネルを囲むモノグラム・キャンバスのパイピングや、ウェルト周りのホワイトのステッチなど、洗練されたディテールが特徴だ。モノグラム・キャンパスを採用さらに、ルイ・ヴィトンを象徴するデザインで再解釈した「スタートレイル・ライン アンクルブーツ」もお目見え。モノグラム・キャンバスとチャンキーヒールが存在感を放つ一足に仕立てた。スタッズ付きの厚底ヒールブーツカーフレザーを用いた「LV ボブール・ライン アンクルブーツ」の魅力は、チェルシーブーツ風の伸縮性のあるサイドパネルで、簡単に着脱できる点。モノグラム・キャンバスのエッジングとバックループでデザインを引き立て、ヒールにはLV イニシャルのスタッズを施した。ストレッチ素材でアップデートなお、ルイ・ヴィトンらしさを表現するスタイルの「シルエット・ライン アンクルブーツ」は、ぴったり足にフィットするブラックのストレッチ素材でアップデート。モノグラム・フラワー型のヒールを、パテント モノグラム・キャンバスでカバーしたデザイン性と、パッド入りのインソックによる抜群の履き心地を両立させた。詳細ルイ・ヴィトン2023年秋冬新作ブーツ〈アイテム〉・「ドナ・ライン アンクルブーツ」272,800円・「シルエット・ライン アンクルブーツ」251,900円・「ウエストサイド・ライン アンクルブーツ」242,000円・「アスペン・ライン アンクルブーツ」260,700円・「LV ボブール・ライン アンクルブーツ」240,900円・「スタートレイル・ライン アンクルブーツ」258,500円・「LV ボブール・ライン アンクルブーツ」258,500円・「シルエット・ライン アンクルブーツ」190,300円
2023年11月12日【秋冬オススメヘアカラー☆】秋冬カラーはやはり【暖色系】【オレンジ×ブラウン】暖かみのあるオレンジブラウンカラー少し赤みを持たせることで、秋らしく紅葉のように綺麗で艶っぽい印象のカラーです!【ブラウン×ベージュ】透明感のあるベージュブラウンカラー秋を感じるブラウンに透明感と柔らかさを追加するベージュをミックス!ピンクや赤はちょっと、、、と思う方にオススメなヘアカラーです!【レッドブラウン×オレンジ】赤みの強いレッドブラウンに鮮やかななオレンジをミックスしてた、赤みが強い人向けのカラーです!少し濃いめに入れることによりあまり人とかぶらないカラーですので、個性的にしたい方にオススメなヘアカラーです!秋冬カラーはやはり【暖色系】に振ることが重要です!赤みのなかにも、ブラウン、レッド、オレンジ、ピンク、バイオレット様々な色があります!【寒色系】ばかりカラーされてきた方、イメージチェンジも兼ねて一度【暖色系】にしてみてはいかがですか?是非一度一緒に【暖色系】を楽しみましょう☆ この投稿をInstagramで見る 西舘祐介 /ボブ/ミディアム/メンズ(@nishidate0717)がシェアした投稿
2023年11月10日ヴァンドームブティック(VENDOME BOUTIQUE)の2023年秋冬ジュエリーが登場。50周年&クリスマスに向けた新作ジュエリーリバーシブルネックレスヴァンドームブティックから、創業50周年とクリスマスを祝う2023年秋冬コレクションがお目見え。中でも注目は、優しい輝きと深みのあるタブレットストーンorクラシカルなタイポグラフィーモチーフという二つの表情が楽しめる「シェル カラーストーン リバーシブルネックレス」。幻想的なブルーのほか、温かみのあるライトブラウンを用意する。煌めくチェーンネックレス&イヤージュエリーさらに、細かなメタル線を編み込んだチェーンネックレスや、繊細なメタルライン×カットガラスが華やかに煌めくイヤリング&ピアス、キュービックジルコニアをセットしたイヤーカフがラインナップする。【詳細】ヴァンドームブティック 2023年秋冬ジュエリー発売時期:2023年11月 ※現在発売中アイテム例:・シェルカラーストーン リバーシブルネックレス 29,700円・チェーンネックレス 22,000円・イヤリング(ピアス) 16,500円・イヤーカフ 18,700円※11月1日(水)より数量限定スペシャルパッケージの有料ボックスを用意。【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年11月05日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)は、ニューエラ(NEW ERA)とコラボレーションした2023年秋冬シーズンの新作キャップやウェアなどを、2023年11月1日(水)よりヨウジヤマモト直営店にて発売する。コラボキャップやウェア、ミニバッグが登場2013年秋冬以来、継続的にコラボレーションしてきたヨウジヤマモトとニューエラ。10周年を迎える2023年秋冬シーズンは、キャップをはじめとするヘッドウェアはもちろん、ウェアやミニバッグなど、充実のラインナップを揃える。ウールやストレッチコットンの「9THIRTY」キャップアイコニックな「9THIRTY」キャップは、ウールとストレッチコットンのモデルを用意。ウールモデルにはヨウジヤマモトのシグネチャーロゴ刺繍をあしらう一方で、ストレッチコットンモデルには、ヨウジヤマモト 1992年秋冬コレクションのイラストルックブックで使用された“Y”モチーフをプリントでオン。印象的な表情に仕上げている。シグネチャーロゴを配したベレー帽また、ニューエラとヨウジヤマモトのコラボレーションでは初登場となるベレー帽「Beret」もラインナップ。コットンツイル生地を用いて軽やかに仕上げており、ドローコードでフィット感も調節できるため、快適な着用感を楽しめるのがポイント。フロントには、ブラックに映える白のステッチでシグネチャーロゴの刺繍が施されている。ヨウジヤマモト名作パンツをコラボ仕様にウェアの注目はサイドテープパンツ。ヨウジヤマモトの名作パンツの型紙を使用して仕上げた、ニューエラ限定モデルのパンツだ。軽やかなストレッチコットンで仕立てたリラクシングな履き心地を楽しめるのが魅力で、サイズも全4サイズと豊富に展開する。同じくコラボレーションシリーズ初登場となるフィールドコーチジャケットには、サイドテープパンツと同じ生地を用いてセットアップでの着用も可能に。この他、印象的な“Y”モチーフを配したオーバーサイズフーディーや長袖コットンTシャツも展開される。フレキシブルに使えるミニショルダーポーチまた、小物の仕分けに便利なネックポーチもシリーズ初登場。メインの収納部に加えてジップポケットとメッシュポケットを備え、ショルダーストラップは用途に応じて取り外し可能となっているなど、フレキシブルに使えるミニポーチだ。【詳細】ヨウジヤマモト×ニューエラ発売日:2023年11月1日(水)展開店舗:ヨウジヤマモト直営店、正規ディーラー、ニューエラ限定店舗・9THIRTY(ウール) 17,600円・9THIRTY(ストレッチコットン) 15,400円・Beret 16,500円・Basic Cuff Knit 12,100円・サイドテープパンツ 61,600円・フィールドコーチジャケット 85,800円・オーバーサイズスウェットプルオーバーフーディー 38,500円・L/S オーバーサイズコットンTシャツ 22,000円・ネックポーチ(W115 x H170 x D25mm) 7,700円
2023年11月03日今回のテーマアラサーコスメオタク厳選、秋冬に大活躍の新作ベースメイクは?今シーズン、注目を集めているベースメイク。2023年の秋冬は、ファンデーションをはじめハイスペックな新作ベースメイクが豊作の年となりました。今回のトークテーマは「秋冬の新作ベースメイク」。よしかわとにしきおりがこの秋冬に使いたいベースメイクアイテムを持ち寄ると、ある共通点が見られました。プロフィールライター よしかわカラーコーディネーターの母親の影響で、小学生時代に色彩とメイクの楽しさに魅了される。学生時代はコスメ集めに夢中になり、高校卒業後はアパレル店員や化粧品業界で広報を経験。現在はWEBライターとしてコスメや美容をはじめとするライフスタイル系の記事を執筆中。塗った感のない上品な肌に見せるベースメイクが好み。今シーズンは自然な陰影のあるセミツヤ肌に注目。編集 にしきおり初めて自分でメイクをした14歳の頃からコスメの魅力に取りつかれ、学生時代から女性向けメディアに従事。美容系ニュースメディア、商品比較情報サイトのスキンケア部門ライターを経て、現在はマイナビウーマンでレビュー記事から取材記事、企画記事まで幅広く担当中。TPOに合わせてベースメイクの仕上がりを変えるのがこだわり。■素肌感はマスト!今求めるのはテクニックレスで上質な肌をかなえる下地とファンデーション今シーズンは新作ベースメイクが豊作でしたね。名品がありすぎて何を買うか、どんな組み合わせにするかいつも以上に悩みましたが、私たちが選んだアイテムを紹介していきましょう。まずは下地からいきましょうか。私がまず選んだのはエクセルの「モチベートユアスキン」。ツルツル卵肌になれる下地で、今一番使っているくらいお気に入りです。テカテカにはならない、ほど良いツヤが出る絶妙な質感で、つけてる感も全然無いんです!日焼け止め効果もSPF48・PA+++入ってるから、これを塗ってテカリが気になるところをパウダーで抑えただけで「素肌がキレイな人」っぽくなれる。もちろんファンデと組み合わせてもしっとりと肌に密着してくれて万能なんですよ。メンズにも好まれそうな使い心地の良さとパッケージですよね。エクセルって正直ベースメイクのイメージが無かったので意外でした。ブランドとしてもかなり力が入ったアイテムらしいですよ。続いてはマキアージュの「ドラマティックフォルミンググロウ」。本当は今季もっと下地を買うつもりだったんですけど、マキアージュとエクセルがあまりにも良いから満足しちゃいました。マキアージュはおそろいアイテムですね。下地を塗るだけで小顔って何!?って驚きました。ミント系のカラーってカラー補正のみのものが多いイメージだったんですけど、さらに小顔に見せるって?って私も思いました。手元に塗ると結構キラキラに見えるけど、顔に塗ると自然でツヤと陰影がしっかりとつく。しかも崩れにくくないですか?崩れにくく重さも無いし通年で使いたくなりますよね。しかもこのクオリティをマキアージュ価格で買えるっていうのがうれしい。よしかわさんは下地が多めな印象ですが、何かコンセプトはありますか?今季は進化系が多い印象で、元々ファンデーションが得意ではないから、ファンデ無しで下地とパウダーだけでキレイになれるものを選びました。中でも、DECORTEの「フローレススキン グロウライザー」はマストバイアイテムでした。 これまでは同ブランドの「ロージー グロウライザー」を使っていて、ピンクみがあって結構ラメが強い印象だったんですけど、「フローレススキン グロウライザー」はよりナチュラルにトーンアップしてくれるんです。テクスチャーも美容液のような感じですね。サラサラって伸びて、ピトッとくっつく。すごく上品なツヤが生まれて透明感を底上げしてくれるから今季一番使うんじゃないかなと思ってます。続いてはvim BEAUTYの「キープコンフィデンスプライマー」なんですけど、ついに大きいサイズが発売されたことにただただ感謝。私も今まで小さいサイズしか持ってなかったから気になってました。崩れの気になる箇所に使うパーツ用のイメージがあったけど、崩れにくさが最強だから個人的には全顔に使いたくて……。念願の大容量サイズが発売されたと言うことで即購入しました。もう一つが&beの「UVプライマー シャイニーグロウ」。あの名品の限定版でもあるし、濃いめのカラーでキラキラしているのが魅力的だなと思って選びました。ヘルシーでかっこいい印象になれそう!夏っぽい感じはあるけど、みずみずしい透明感が生まれるので、マットなパウダーと合わせたり、これからのホリデーシーズンにも活用したいなと思っています。首周りが開いてるニットの日に、鎖骨とかにのせても良さそう。ここぞという時に使いたいですね。勝負の日にはボディにまで使いたくなる下地です!あとは変わり種アイテムなんですけど、HERAの「エアリーパウダープライマー」がパウダーで下地ってどうなんだろうと気になっていたんです。毛穴やキメが気になるところに下地として使ってるんですけど、毛穴がボケるのとメイクもちが良くなりました。なんといってもブラシがふわふわで広範囲にささっと塗れるんですよ。マグネットでカチッとくっつくのも良いですね。部分用下地として以外にも、毛穴やメイク崩れが気になるところにパウダー感覚でも使用してます。最後がアルビオン スタジオの「リングライト エフェクター」で、雑誌で紹介されていた時に“まるでメイクアップアーティストにメイクをしてもらったような仕上がりを、テクニックレスで手に入れることができる”と書かれていて、これは絶対購入すると決めてました。アルビオンのベースメイクは優秀なものばかりなので、私もアルビオン スタジオは気になってました。ファンデーションだけを買う予定だったんですけど、下地もパウダーも気になっちゃって3点セットでゲットしました。下地のみでもテクいらずで素肌がきれいな印象にしてくれるから、ファンデ無しでも良いくらい本当に優秀!名前の通りリングライトが当たっているようにパッと発光してくれるんですよ。トーンアップするのに白くはならない絶妙な仕上がりですね。ちなみにファンデーションとの相性はいかがですか?「ビューティアス ファンデーション」は粉感が無く湿度感があって、パウダーとは思えないほどのしっとり感。下地のツヤを残しつつファンデで肌にメリハリを与えるので、このセットの威力に感動しました。きちんとした印象の肌に仕上がりますね。カバーしてますって感じではないけど上品な肌になれるからオフィスメイクとかに良さそう。私みたいにファンデが苦手という方にぜひおすすめしたいアイテムです!
2023年11月03日