象印マホービンは16日、小容量タイプのマイコン炊飯ジャー「極め炊き NL-BS05」を発表した。熱が伝わりやすく炊きムラを抑える内釜「黒厚釜」を採用している。発売は2015年1月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別14,000円前後だ。NL-BS05は、内釜に厚さ5mmの「黒厚釜」を採用したマイコン炊飯ジャー。熱が側面まで伝わりやすいように広く浅めの形状としている。ふた、側面、釜底に搭載したヒーターによって高温をキープし、芯からふっくらしたご飯を炊く。栄養価が白米に比べて高いとされている玄米や雑穀米を、最適な方法で炊く専用メニューを搭載。そのほか、「パン(発酵・焼き)」メニューでは、丸パンやメロンパン、フォカッチャなどのパンを作れる。サイズはW23.5×D32.5×H19.5cm、重量は3kg、炊飯容量は0.5合から3合まで。カラーはブロンズブラック。
2014年12月16日吉永小百合が主演を務めた映画『ふしぎな岬の物語』の舞台あいさつが15日、千葉・USシネマ木更津で開催され、女優人生で初めて映画の企画を手がけた吉永小百合と成島出監督、スペシャルゲストとして実在の喫茶店「音楽と珈琲の店 岬」の店主・玉木節子さんが登壇した。同映画は、作家・森沢明夫の小説『虹の岬の喫茶店』が原作。モチーフとなった喫茶店「音楽と珈琲の店 岬」が実在する千葉県明鐘岬を中心に、館山ファミリーパークや和田浦漁港、大多喜町・大多喜駅、上総中野駅、勝浦漁港、千葉市ブルーフィールドなどでロケーションを敢行。舞台あいさつが行われたUSシネマ木更津は、「音楽と珈琲の店 岬」から最も近い映画館となる。舞台あいさつでは撮影時のエピソードや交流の様子はもちろん、同作品を生み出した「音楽と珈琲の店 岬」の魅力についてもトークが繰り広げられた。玉木さんが同店で提供しているコーヒーを吉永と成島監督にプレゼントする場面もあり、優しさとコーヒーの香りに包まれたイベントとなった。吉永は「色々な意味で千葉との繋がりができて嬉しいです」と話し、「コーヒーの淹れ方をマスターして毎日淹れていて、今朝も淹れてきましたが、淹れる時に、心の底から『おいしくなあれ』と願うとおいしくなるものですね。節子さんとは、お会いした時からずーっと友達だったという感じがしました」と続けた。成島監督は千葉県の茂原に15年以上住んでいることから、外房で映画が撮れた喜びを表した。「撮影中は、吉永さんの淹れるコーヒーを飲み、撮影終わりは節子さんの淹れたコーヒーを夕日を見ながら飲むという幸せな生活をしていました。吉永さんがこの映画に入る前に『旅人の心のオアシスになればいいね』とおっしゃっていたんですが、まさに岬の喫茶店は今そういう風になっていて嬉しいですね」とコメント。玉木さんは「今も岬に来る方は『小百合さんはどこに座られたの?』とあらゆるところに座られるの。岬は小百合さんの匂いでいっぱいです」と反響エピソードを明かし、「今もお客さまと話すとき、海を見ている時、コーヒーを淹れている時、常に小百合さんが寄り添っているような気持ちを感じて生きています。小百合さんが中に入っちゃったような! 双子の気持ちがよくわかりましたね」と語った。(C)2014「ふしぎな岬の物語」製作委員会
2014年10月16日パナソニックは10月上旬、新米の銘柄食べ比べセミナー「Wおどり炊き 新米マイスター・チャレンジ」を開催した。「5つ星お米マイスター」である米のプロ・澁谷梨絵氏が今年イチオシの新米、銘柄ごとの味の違い、新米のおいしい炊き方を伝授してくれた。○2014年の新米トレンドは?まずはじめに、2014年の新米トレンドについて澁谷氏がレクチャーしてくれた。米のおいしさは天候に大きく左右されるのだが、2014年の傾向は「西低東高」。西日本では長雨と日照不足の影響を受けた産地もあったが、東日本では昼夜の寒暖差が激しく、天候も良好だったことから、例年以上の豊作になったそうだ。ちなみに、澁谷氏のオススメは「にこまる」という品種。目隠しをした食べ比べを何度行っても、いちばんおいしかったのが、この「にこまる」だったという。新米というと、気になるのはその炊き方ではないだろうか。「新米は水分が多いから古米より少なめの水で炊く」という方法はよく聞くが、実はこれは正しくないそうだ。米の水分量は1年を通して基本的に14.5~15.5%で安定しており、新米と古米でたいした差がない。そのため、水は普段どおりの量で炊くのが正解だ。また、浸水時間については新米の時期では2時間がベストだそう(冬場は1時間、夏場は30分)。ただし、最近の高機能炊飯器では米への浸水を促して時間を短縮しつつ、おいしく炊く機能も付いている。○自分好みの米を探してみよう!米にはいまや多くの銘柄があり、味や食感、粘りなど、銘柄によって大きく異なる。そこでセミナーでは、実際の食味試験にならった食べ比べが行われた。どんな銘柄がそろっているのかわからない状況で食べ比べをするというものだ。"基準米"となるのは真ん中に位置する新潟県産コシヒカリ。筆者の好みは青いシールの山形県産ミルキークイーンであった。ミルキークイーンはもちもちの食感が特徴の品種だ。そのほかは緑のシールが秋田県産あきたこまち、赤のシールが宮崎県産コシヒカリ、黄色のシールが茨城県産ひとめぼれ。あきたこまちとひとめぼれはさっぱりとした味わいで、歯切れのよさが特徴だ。また、コシヒカリといえば粘りが強いイメージだが、宮崎県産のものは新潟県産に比べてもっちり感が少なく、口ざわりがなめらか。同じコシヒカリなのに、産地によってここまで変わるのかと驚いた。○好きな銘柄に合うおかずは?米の味わいのちがいによって、もちろん合うおかずというのも変わってくる。たとえば、もちもち食感で甘みの強いミルキークイーンにはあっさりとした味付けのもの、しゃっきり食感でさっぱりしたひとめぼれには濃い味のものが合う。会場で用意された組み合わせは、「新潟県産コシヒカリ+鮭のほぐし身」「秋田県産あきたこまち+明太子」「宮崎県産コシヒカリ+岩のり」「茨城県産ひとめぼれ+牛ときのこのしぐれ煮」「山形県産ミルキークイーン+秋なすのさっぱり漬け」。ご飯はすべて「SR-SPX104」の「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を使用して炊いたものだ。同じ米といえど、銘柄によって水分量や粘りなどが異なり、産地によってもその味にかなり個性が出るということがわかった。それらをボタン1つで炊き分けられる炊飯器が1台あれば、多様な銘柄の米を試す際にも便利だ。銘柄炊き分けコンシェルジュだけでなく、「もちもち」「しゃっきり」などの食感によって炊き分ける機能ももちろんある。同じ米でもその日のおかずによって炊き分けられる楽しみがあるというのは「SR-SPX104」の大きな魅力だろう。
2014年10月06日最近、猫のある「不思議な行動」が注目を浴びています。それがテレビにくぎ付けになっている、猫の行動。そんなに夢中になって、猫が何を見ているのかというと岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」という番組を見ているのだそうです。それは一体なぜ?■猫も楽しめるNHKの猫番組「世界ネコ歩き」NHKの番組を紹介するHP上で、実際に「ネコも楽しめるネコ番組」というお触れ書きまでついている、岩合光昭の「世界ネコ歩き」。このお触れ書き通り、実際に夢中になっている猫が、各家庭で続出しているとか。今までゆっくり寝ていたであろう、洗濯かごの中できちんとお座りして見ていたり。中にはテレビにしがみつくようにして、マジマジと「世界ネコ歩き」を眺める猫ちゃんもいます。■岩合光昭の「世界ネコ歩き」って、どんな番組?岩合光昭さんは、ナショナルジオグラフィック誌の表紙を飾ったことがあるほどの、有名な動物写真家です。写真界の芥川賞とも呼ばれる、木村伊兵衛写真賞を受賞する等、立派な経歴を持っています。もしや猫もそのすばらしい腕前を知って…?と思いきや、猫が人間の肩書になんて興味を持つはずもありません。「世界のネコ歩き」には、猫も夢中になってしまう、ある岩合さんのこだわりが隠されているのです。■猫目線で猫を撮る、それが「世界ネコ歩き」「世界ネコ歩き」の番組においては、岩合さんは2つの鉄則を持っているそうです。その1つが「猫目線で、猫を撮る」ということ。2つめは人の生活感と美しい背景を撮ることです。そうすることによって、そこでしか見られない世界の猫の暮らしと、そこで暮らす人間の雰囲気とがよりあらわになるのだそうです。そして、なぜ猫が夢中になるかというと、やっぱり一番の秘密は「猫目線カメラ」にありそうです。猫目線のカメラで街を撮ったり、猫を撮ったりしているため、猫自身がちょっとした小旅行気分を味わえる作りになっているのでしょう。そしてネコが「世界ネコ歩き」に夢中になってしまうのは、岩合さんが作り出す猫目線が、猫から見て、かなりリアルなのだという証でもあるのかもしれません。岩合さんが作り上げる猫目線から見た猫の世界は、人間だけでなく、猫にとってもこの上なくおもしろい世界なようです。ぜひご自宅の猫ちゃんと一緒に、一度楽しんでみてくださいね。(画像提供元:うだま)
2014年09月29日話題のイタリアンレストランももちろんいいけれど、やっぱり炊きたての白いごはんはおいしく、気分もほっこりします。せっかくなら家で食べるごはんを、少しでもおいしく炊く方法を知りたいですね。三菱電機株式会社は、“お米”と“炊飯”について学べる情報サイト 「お米塾」 の活動の一環として、11月29日に新米の試食イベントを開催。「お米塾」講師による、お米や炊飯に関する特別講座や今年収穫されたばかりの新米の炊き分け、食べ比べ試食会を実施し、11名の一般の参加者も加わりました。「お米塾」の講師である三菱電機ホーム機器株式会社の松村眞介さんが行ったのは、おいしい新米をよりおいしく食べるための「おいしい炊飯講座」。お米の正しい計量や研ぎ方を解説するとともに、最新の三菱IHジャー炊飯器「蒸気レスIH 本炭釜」を使った炊き分けなども紹介。「自宅でも実践したい」、「今後は、お米だけでなく、炊飯にもこだわりたい」など、参加者も興味津々だったとか。宮城県唯一の五ツ星お米マイスターで「お米塾」の講師でもある佐藤貴之さんは、本年度の新米の出来映えや、試食会で用意した「三菱電機オリジナルブレンド米」など10品種の特徴などについて解説する「銘柄の楽しみ方講座」を開講。参加者の方々はお米のプロの話に熱心に耳を傾け、改めて知るお米の奥深さに感嘆と納得の表情。佐藤さんによると、自宅で美味しいお米を炊くポイントはよりお米とお水の計量を正確にすることだそうなので、覚えておきたいですね。さらに、東北、山形の郷土料理である“だし”のレシピを紹介する「ごはんが進むおかず。3分クッキング!」で、参加者もクッキングに挑戦。そして、「新米炊き分け試食会」 では、参加者が、「蒸気レスIH 本炭釜」の「銘柄芳潤炊き」機能によって炊き分けられた新米10品種を食べ比べ。それぞれの品種に合わせた細かい火力調整などによって際立ったお米そのものの持ち味や微妙な味、食感の違いに驚きの声をあげる人も多く、この日一番の盛り上がりを見せたそう。また、イベントを通じて、「10品種ものお米を同時に食べて、品種による歯ごたえ、味の違いを実感できて大変勉強になった」「“銘柄芳潤炊き”は、それぞれのお米の長所が生かされているように感じた」といった感想も。お米の銘柄はもちろん、それぞれに合った炊き方をすることで、よりおいしくはんが食べられるのですね。おいしいお米の炊き方気になった人は、ぜひ「お米塾」をチェックして。こちらでは、三菱電機オリジナルブレンド米(10kg)が100名様に当たるクイズキャンペーンを実施中。 お米塾内キャンペーンページ のクイズに答えてぜひ応募を。(キャンペーン開催期間は来年1月8日まで)さらに、お米塾では、話題の予備校講師である林修先生による三菱IHジャー炊飯器の本炭釜に関する スペシャル集中講義 も開講中。「お米を活かす、おいしい内釜は何か? 炭でしょ!」をキーワードに、本炭釜で炊くごはんのおいしさの秘密を、林先生がわかりやすく講義しているのでぜひチェックして。ごはんぐらい誰でも炊けると思いがちだからこそ、さらにもう一工夫ほしいですよね。銘柄に合わせた炊き方まで工夫していると聞けば、家庭的なイメージはきっとアップ。そして毎日おいしいごはんが食べられるのだから、こだわる価値はありそうです。・お米塾 公式サイト
2013年12月02日秋といえば松茸!コスパ抜群の松茸ごはんをおいしく炊こう秋の味覚の代表格とも言える、松茸。手軽に買えるものではないけれど、たまには奮発して、この季節だけの恵みを味わいたいですよね。松茸ごはんなら、少な目の松茸でも豪華な気分でおいしく食べられます!●日本人の心をくすぐるきのこの王様深みのある香りと噛み応えのある歯触りが特徴の松茸は、アカマツの木の根に生えるきのこの一種です。主な産地は、岩手、長野、京都、兵庫、広島など。ブランドとしては、京都、兵庫にまたがる丹波地方の『丹波の松茸』が有名ですが、生産量日本一は長野県だそう。今のところ人工栽培が難しく限られた量しか採れないため、価格が高く、国産ブランドものになると1本で数万円するものもあるとか。桐の箱に入った姿は、芸術品のようですね。●昔は椎茸より安かった!?このように、高級食材の代名詞と言える国産松茸ですが、昔(戦前)は今よりも格段に生産量が多く、なんと椎茸よりも安い頃があったそう。里山が人々の生活に欠かせないものとして手入れされていた頃は、そこでたくさんの松茸が採れ、庶民の秋の味覚として親しまれていたのだとか。今、比較的手ごろなお値段で手に入るのは、中国、韓国、カナダなどからの輸入松茸。国産に比べて質が劣っていると思われがちな外国産ですが、質が悪いわけではなく、香りがいわゆる劣るよう。輸送に長い時間がかかるため、香りが飛んでしまうのだそうです。ただ、今、国内で流通している松茸の大部分は輸入品ですし、お値段も国産の1/2~1/3。国産を選ぶか輸入品を選ぶか、お財布と相談して決めてみてはどうでしょうか。●なるべく「ずんぐり体型」を選ぶべしもちろん、国産でも輸入品でも、高級食材であることに変わりはありません。せっかく買うなら良いものを選びたいですよね。では、買う際のチェックポイントをお教えしましょう。ポイントは、なるべく黒ずみがなく、ずんぐりした形のものを選ぶこと。傘があまり開いておらず、軸が太くて弾力があるものが、香りが良くおいしい松茸です。ただ、焼き松茸や土瓶蒸しにする場合と比べ、松茸ごはんなら少々傘が開いていても大丈夫。傘が開き気味の松茸は、値引きされていることが多いですから、上手に選んでください。良いものが買えたら、香りが飛ばないうちに、なるべく早く調理していただきましょう。●水で洗うのはNG!~失敗しない美味しい松茸ごはんの作り方松茸ごはんの作り方は以下の通り。■松茸ごはん(4人分)・米3合・松茸100~150g(大きさによって変わりますが、1~3本程度)・だし汁3カップ※・しょうゆ大さじ2※・酒大さじ2※1米を研いでざるに上げておく(約1時間)2松茸の石づき部分を薄くそぎ落とし、濡れふきんなどで軽くよごれを取る。長さを半分に切り、傘の方は少し包丁を入れて手で割く。軸はそのまま手で割く。3炊飯器に、米と※印の調味料を混ぜたものを入れ、松茸を上にのせて炊く。手順はとっても簡単!大切なのは、松茸を水で洗わないことです。流水でごしごし洗ってしまっては香りが台無しに。濡れふきんやペーパータオルで優しくふき取ってくださいね。また、松茸を手で割くことで、より香りが際立ちます。日本人の憧れの秋の味覚、今年は我が家で味わいましょう!<文/市川裕子>
2013年10月07日象印マホービンは12月18日。「極め炊き」シリーズのIH炊飯ジャー「NP-GF05」とマイコン炊飯ジャー「NS-LF05」を発表した。炊飯容量はいずれも最大3合(0.54L)。発売は2013年1月21日。希望小売価格は、NP-GF05が31,500円で、NS-LF05が15,750円。少人数世帯向けの炊飯器市場が拡大を続けている。従来は小容量炊飯器は単身者世帯向けのシンプルな製品が中心だったが、近年、子どもが独立した中高年などに向けた、ハイグレードな製品が相次いでリリースされている。発表された2製品も、その流れに沿ったモデルだ。新製品では、トーヨーライスが開発した「金芽米」の専用コースを業界で初めて搭載。金芽米は、はい芽部分の基底部と亜糊粉層(うまみ層)をバランスよく残すことで、栄養バランスとおいしさを実現した米。余熱時間や沸騰時間を通常の炊飯より長くすることで、甘みとコクのある炊きあがりを実現している。また、手作りパンの生地発酵から焼き上げまでを行える「パン(発酵・焼き)」メニューも装備している。NP-GF05には、沸騰後もふきこぼれを気にせずに加熱し続ける「豪熱沸とうIH」を搭載。また、炊飯前に時間をかけて給水させる「熟成炊き」メニューも採用されている。炊飯時消費電力はNP-GF05が700Wで、NS-LF05が450W。サイズは共通でW230×D300×H190mm。重量はNP-GF05が3.2kg、NS-LF05が2.7kgだ。
2012年12月19日「ぴあ」調査による11月1日、2日、3日公開の映画・満足度ランキングは、吉永小百合主演映画『北のカナリアたち』がトップに輝いた。2位に料理家・辰巳芳子が食を通して“人の命の尊厳”を唱える映像記録『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』が、3位に和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』が入った。上位作品の画像1位の『北のカナリアたち』は、湊かなえの短編小説を原案に、阪本順治監督が映画化した東映創立60周年記念作品。20年前に起こった“ある事件”に翻弄される女性の姿が描かれる。劇場には幅広い世代の観客が足を運び「気がついたら自然と涙が出ていた」「吉永小百合はとてもキレイで魅力的だった」「若い俳優たちの演技が凄い。特に森山未來は適役」「自分の子ども時代や、その頃の純粋な気持ちを思い出した」「ストーリーがいいだけでなく、情感や雰囲気のある作品。人との繋がりというテーマを感じた」などのコメントが寄せられた。2位の『天のしずく…』は、料理家の辰巳を通じて、私たちの食や、現代の食糧事情、そして日本のゆくえについて考えるドキュメンタリー。出口調査では「辰巳先生の姿勢に大変共感した」「映像がとても美しい。食料自給率など日本食について考えさせられた」「身体を作っているのは食だと改めて実感。自分の食生活を見直し、子どもにも継承していきたいと思った」「農作物が命に繋がるというメッセージがきちんと伝わってくる作品。若い人に観てほしい」など、女性を中心に支持を集めた。(本ランキングは、2012年11月1日(木)、2日(金)、3日(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年11月05日女優の吉永小百合が3日、都内で開催された主演最新作『北のカナリアたち』(阪本順治監督)の完成披露会見に、共演する柴田恭兵、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平とともに出席した。舞台となる北海道・礼文島と利尻島での過酷なロケを無事に終え、「あまりの厳しさに乗り越えられないのでは…と不安になったことも。今は完成してホッとしております」と安どの表情を見せた。その他の写真原案は『告白』の湊かなえ氏が昨年発表した『往復書簡』(幻冬舎刊)に収められた「二十年後の宿題」。20年前に一人の女性教師・はる(吉永)と生徒6人の間に起こった転落事故を軸に、双方の思いが複雑に絡み合いながら、当時明かされることのなかった謎と真実が、一つの衝撃的な結末を導き出すというヒューマン・サスペンスで、東映創立60周年記念作品として全国公開される。吉永は「サスペンスなんですけど、最後には登場人物全員の思いやりや優しさ、温かさがジンワリと伝わる作品になった。辛いことが多い時代ですが(観客の)皆さんの心に、温かい思いが灯ってくだされば」と格段の思いでアピール。劇中で仲村トオルとのキスシーンも披露しており、「二人の心の通い合いをどう表現するか阪本監督と相談し、監督が『じゃあ、キスシーンにしましょう』と(笑)。台本にもキスシーンはあったが、アップで撮ることになったので、監督の度胸に驚かされました」と告白。「撮り終えた後は余韻というか、不思議な気持ちになった」と少し照れくさそうに振り返った。はるの夫を演じた柴田は「まるで吉永さんの手の上でコロコロ転がされた感覚で、心地よかった。今後、何度も何度も共演させていただきたい。ぜひお願いします」と再共演を懇願し、吉永も「次はアクションですか?」とすっかりその気。一方、はるの父親を演じた里見は「吉永さんの親父役と聞いて、ちょっとがっかりしたんですよ(笑)。ぜひ次回は恋人役で」とこちらも吉永との再共演に意欲を見せた。宮崎ら“20年後の子どもたち”を演じた若手俳優陣も、吉永との共演、そして厳しい自然と向き合うロケを通して、感慨を噛みしめていた様子。会見にはキャストに加えて、阪本監督をはじめ、木村大作氏(撮影)、湊かなえ氏(原案)、那須真知子氏(脚本)、川井郁子氏(音楽)、黒澤満氏(企画)らスタッフ陣も顔を揃えた。『北のカナリアたち』11月3日から全国でロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年10月03日東映創立60周年記念作品となる映画『北のカナリアたち』の完成報告会見が10月3日(水)に行われ、主演の吉永小百合を始め柴田恭兵、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、阪本順治監督らが出席した。「告白」などで知られる湊かなえの連作集「往復書簡」(幻冬舎刊)に収録された「二十年後の宿題」を原案に映画化した本作。北海道の離島にひとりの女教師が赴任し、彼女の下で6人の生徒たちがのびのびと育っていくが、ある日痛ましい事故が…。その傷を抱えたまま巣立っていった教え子たちと教師の運命が20年の時を経て絡み合っていく。北海道の礼文島、利尻島で冬と夏の2回にわたりロケが行われたが、特に冬は極寒の中での過酷な撮影が続いた。吉永さんは「あまりの厳しさに『乗り切れないのでは?』と思ったこともあった」と述懐。「それでもスタッフやここにいる出演者のみなさんが頑張ってくださっているのだから、『私ももっとしっかりしなくちゃ』と思い、夏に向けて体力作りもしました」と明かす。吉永さん演じるはる先生の教え子の20年後を演じた森山さんら若手キャスト陣は、吉永さんとの共演、吉永さんの指揮で合唱をするシーンで強く感じるものがあったよう。森山さんは「僕らが歌うシーンは20年前の子供たちと違って綺麗な声で歌うというよりも、20年の時を経てどんな経験をしてまたあの分校に戻ってきたのか?というところ。それぞれが様々な方向に歩き、“ずれ”を感じながらも6人が歌うんですがすごく気持ちよかったです。(映画を観て)自分が出ているのに『いいな』と思えました」と語る。満島さんは「何度もテストをやって気持ちが高揚しすぎるところもあったんですが、吉永さんが本当はこっちを向くはずなにずっとふり向かないことがあったんです。それが高揚感も緊張感もあるけど、空気が澄んだ静かなものになった瞬間に吉永さんがふり向いてシーンが始まったんですが、そのときの表情は、後からみんなで『凄まじかったね』と話をしました。神々しくて、静かだけど美しくて…葛藤も抱えたフッとした表情でした」と尊敬を込めて語った。宮崎さんは吉永さんと目を合わせない芝居が多かったそうで「ストレスがありましたが、指揮をしている吉永さんの顔をしっかりと見られて幸せでした」と告白。小池さんも「歌いながら鳥肌が立つような体験でした」と語る。20年後の6人がこの歌のシーンで初めて揃って再会することになるが、松田さんは「それまでは(6人の関係性や過去が)想像でしかなかったので、それを繋げるものは歌しかなかった。練習でも吉永さんが指揮をしてくださったんですが、想像が形になっていくようで余計な芝居が要らず、本当に久々の再会という感じがして不思議でした」と感嘆を込めて述懐した。吉永さんは“教え子”たちの言葉に目を細めつつ「6人が真っ直ぐに私を見てくれて、それだけで何とも言えぬ感動があり、この場に居合わせてよかったと思いました」としみじみ。「何冥利に尽きると言ったらいいのか…私は先生になりたいと思ったこともあったので、先生冥利に尽きるというか」と現場で感じた幸福を明かした。また吉永さんは劇中、仲村トオルとのキスシーンも披露。吉永さんの映画でのキスシーンは『北の零年』(’05)での渡辺謙とのシーン以来となるが「(はる先生と)仲村トオルさんとの心の通い合いはどういうもの何だろう?と監督とよく話し合いました。トオルさんは撮り終えてその日、東京に帰られたんですが、気恥ずかしくてトオルさんのところに行けず、余韻があり不思議な思いに駆られました」と静かな笑みを浮かべて語った。撮影開始前の制作発表会見で「これまでにない吉永さんを撮りたい」と語っていた阪本監督は、「見たこともない吉永さんの表情というのは、僕が演出で作るのではなく物語がそれを求める瞬間があるんです。不思議な雰囲気を醸し出したショットを感じていただければ」と手応えを口にした。『北のカナリアたち』は11月3日(祝・土)より公開。■関連作品:北のカナリアたち 2012年11月3日より全国にて公開© 2012『北のカナリアたち』製作委員会
2012年10月03日耐熱ガラス製のグラスなどを製造、販売するハリオは、面倒な火加減の調節が不要で、手軽にお米1合(茶わん2から3杯分)が炊ける「フタがガラスのご飯釜1合専用」を発売する。価格は5,250円。同商品は、2合から3合炊きが販売されており、今回新たに1合専用を発売。残すことなく食べきれるサイズは、ひとり暮らしや夫婦ふたり用にぴったりだという。高さ17㎝と見た目はコンパクトながら、味は本格派。吹きこぼれしにくい構造と鍋底に20㎜の厚みを持たせた肉厚形状が、ご飯をおいしく炊くための秘策「はじめちょろちょろ中ぱっぱ…」の状態にするので、わずかお米1合でも、つやつや・モチモチとしたごはんをふっくら炊くことができる。浸水したお米を強火で一気に8分から10分加熱し、あとは火を消してそのまま蒸らすだけ。火を止めるタイミングは、ホイッスル音で知らせてくれる。また、白米のほか、炊き込みご飯やおかゆも可能。内側には水量目盛りが付いており、電気を使わないため、節電にもつながるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日吉永小百合が厳しい寒さの北海道で映画撮影1月13日、女優の吉永小百合が東映創立60周年記念映画「北のカナリアたち」の撮影のため寒さ厳しい北海道、礼文島で2日間の撮影をした。氷点下11度という厳しい寒さの中、撮影したのは、吉永演じる先生が、20年前に天使の歌声を持っていた教え子6人と時を経て思い出の島の学校で再会するというシーンだ。成長した教え子たちを抱きしめたい大人になったかつての教え子たち6人は、それぞれ見事に空白の20年の歳月を演じ、映画.コムによると吉永は「みんなかわいくて、役ではなく私、個人としてもハグしたくなります。俳優をやっていなかったらこんな素敵な教え子たちに出会えなかった。お芝居もみんな20年の歳月をきちっと作って、それを埋めて表現するのを目の当たりして、逆に学ぶことも多かったです」と、感慨深げに話したという。そして6人との合唱の練習のシーンでは、皆が可愛くて仕事ではなく、個人として抱きしめたくなったという。新しいジャンルの映画になるのでは?吉永は、「北のカナリアたち」は現在と過去が交互に出てくるシナリオになっている。明日への新しい第一歩を踏み出していく(再生に向かう)ような新しいジャンルの映画になるのではと本作への深い思い語った。20年後の生徒たちを演じる役者たち吉永が絶賛した生徒役の6人は、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平が演じている。ストーリーは利尻、礼文島を主要舞台としたサスペンス映画20年前に起きた事故がきっかけで、島を出た小学校教師の(吉永)が、教え子の一人が事件を起こしたことを知り、かつての教え子たちに会う旅に出る……。(映画.コムより)元の記事を読む
2012年01月18日