新しい年を迎え本連載も2年目に入りました。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。年が改まり、当社でも3Dプリンタの出力物を飾りエントランスのディスプレイを刷新しました。ちょっとした小物を飾るだけでも雰囲気が変わります。無料の3Dデータがアップされているサイト(図1)もデータが日々充実してきていますので、試してみてはいかがでしょうか。○成人式に3Dボディースキャナ(人体スキャン)当社では人体の3Dデータが取れるボディースキャナの取扱い及びプリントサービス(図2)を始めました。先日の成人式の日に記念としてフルカラー3Dプリントしたのが図3です。これはハイエンドの3Dプリンタで造形したもので、石膏でできています。ターンテーブル上で1分間回ることで全身360度のデータを取ることができます。その後パソコン上でデータを重ね合わせるなどの処理をして、3Dプリンタで出力します。これからは写真だけでなく、フルカラーのフィギュアでカタチを残しておくのも楽しいかもしれません。○「積層ピッチ」と「造形時間」についてさて、今回は沢山のご質問を頂く「積層ピッチ」についてお話しします。パーソナル3Dプリンタの多くはFDM(積層溶解)方式を取っており、「ホットエンド(溶けたプラスチックの出口)の先端からソフトクリームを重ねるように」造形しています(詳細は第1回をご覧ください)。そこでよくお客様からお問合せを頂くのが「積層ピッチ」についてです。積層ピッチとはホットエンドが描く1層の大きさを言います(図4)。当社の3DプリンタDS1000の最少の積層ピッチは0.05mmです。積層ピッチはユーザー側で指定することができます(DS1000の場合0.05mmから0.35の間で設定が可能です)。○積層ピッチを小さくすると時間が・・・例えば私がDS1000の最少積層ピッチである「0.05mm」を指定して積層すると、1mm重ねるために20層重ねる計算になります(1÷0.05=20)。積層ピッチを「0.25」にした場合には、4層ですむことになり(1÷0.25=4)5倍速く造形できることになります(図5)。一般的に積層ピッチを細かくした方がきれいな造形ができますが、一方で造形時間は長くなるという欠点もでてきます(積層ピッチ以外の設定値を固定した場合。実際には吐出量、吐出スピード、中身の詰め具合等によっても造形時間は変化します)。実際に私が使う積層ピッチは殆ど0.1mmか0.25mmです。FDM方式のパーソナル3Dプリンタでは、積層ピッチの調整によって見栄えを改善することはできても、層の縞を完全にみえなくすることは難しいようです。積層方向を変更するなどみなさん造形時に工夫を重ねているようです。3Dプリンタにはデフォルトの値が設定されていますので、まずはそこからスタートして、いろいろ試してみることをお勧めします。今週の28日から東京ビッグサイトにて開催される3D Printing2015に当社もブース出展します。冒頭にご紹介したボディースキャナも体験頂けます。よろしければスマイルリンクブースにてお試しください。次回は3Dプリンタの現状について3D Printing2015の会場の様子を含めてレポートしたいと思います。お楽しみに。
2015年01月27日XYZプリンティングジャパンは、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新モデルとして、2色出力、ABS樹脂、PLA樹脂に対応した「ダヴィンチ 2.0A Duo」の販売を開始した。販売店は、ダヴィンチシリーズを取り扱う家電量販店、ネットショップ、同社Webストアなど。価格は8万9,800円。「ダヴィンチ 2.0A Duo」は、ABS樹脂のほか、PLA(ポリ乳酸)樹脂フィラメントによる出力にも対応した2色出力の3Dプリンタ。PLA樹脂で出力したオブジェクトには、出力中の温度変化による変形が少ないという特徴がある。一方、既存のABS樹脂はPLA樹脂と比較して、表面処理や塗装の面で優れた面があるという。同機種では、出力するオブジェクトの特性に合わせて使用するフィラメントをABS樹脂かPLA樹脂かを選択できるため、例えばスマホケースなど薄いものには温度変化による収縮が少ないPLA樹脂を、模型などの出力後に塗装するものにはABS樹脂を使うといった選択が簡単に行えるということだ。PLA樹脂フィラメントのカートリッジは既存のABS樹脂のものと同型で、ユーザーはフィラメントを交換することで樹脂を変更できる。さらに、「ダヴィンチ 2.0A Duo」は2つの出力ノズルを搭載し、2色のフィラメントを同時に使った出力も可能。これにより、色のコントラストを表現したカラフルなデザインの作品や、最終的には切り取る部分の色を変えてより精巧で完成度に優れた作品づくりが可能となっている。また、従来モデルの「ダヴィンチ 1.0」もしくは「ダヴィンチ 2.0 Duo」のユーザーを対象に、PLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへのバージョンアップサービス「PLA対応バージョンアップサービス」(有料)を、2月よりスタートするという。価格は、ダヴィンチ1.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が1万9,800円、ダヴィンチ2.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が2万2,800円(ともに往復の送料込、ただし、離島や一部地域は追加送料がかかる場合あり)となっている。なお、ダヴィンチ 2.0A Duoの本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約24.5kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはデュアルヘッド(2色)で、ヘッド直径は1.75mm、ノズル直径は0.4mm。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、XYZフォーマット。最大出力サイズは150mm(幅)×200mm(高さ)×200mm(奥行)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2015年01月26日STMicroelectronicsは1月21日、1チップに信号調整および保護機能を集積したUltraHD対応のHDMI用デバイス「HDMI2C1-14HD/14HDS/14HD/6C1」4品種を発表した。同シリーズは、すべてのDDC(Display Data Channel)ラインにアクティブプルアップ回路を搭載しているため、UltraHD信号の整合性を維持しながら、HDMIケーブルの品質による影響を最小限に抑える。さらに、内蔵するESD保護回路の信号帯域幅が10GHzに増加されており、高速のUltraHD信号をひずませることなく通過させる。また、10Vの低クランプ電圧と30nsの高速な応答時間が、微細加工プロセスで製造され、かつESDの影響を受けやすい最新のHDMI用ASICを、過渡現象による破壊から保護する。さらに、同シリーズを採用することにより、ディスクリートの保護デバイスが不要になるため、基板スペースを約80%削減することができる。加えて、製品開発期間が短縮されるため、UltraHD対応セットトップボックスやBlu-rayプレーヤといった急速に進化するコンシューマ機器の開発にも対応する。そして、ピン配置は、安価な単層または2層の基板向けに最適化されている。この他、短絡および加熱保護機能内蔵の5V低ドロップアウト(LDO)レギュレータや、HDMI DDC、CEC(Consumer Electronic Control)、ホットプラグ検出(HPD)ライン向けのバックドライブ保護付きレベルシフタも搭載されている。また、同シリーズの4品種のうち、「HDMI2C1-6C1」は、外付けのESD保護デバイスまたはHDMIデータライン用のコモンモードフィルタ「ECMF」シリーズを併用することで、さまざまな設計要件に対応できるという。なお、パッケージはQFN-36LまたはμQFN-18L。価格は100個購入時で「DMI2C1-14HDS」が0.63ドル、「HDMI2C1-6C1」が0.50ドル。
2015年01月22日独ハイブリスソフトウェア(ハイブリス)は1月21日、フォレスター・リサーチが発行したB2Cコマース分野に関する最新レポート「The Forrester Wave:B2C Commerce Suites, Q1 2015(2015年1月13日付)」において、B2Cコマース・スイート分野の「リーダー」に認定された。同レポートによると、単にeコマース・プラットフォームのみを求めている企業はほとんどなく、eビジネスにおいて、オムニチャネルの高度なフルフィルメント・ツールやオンライン・マーチャンダイジング・ツールに対するニーズが高まっていると分析。こうした企業では、コアなコマース機能やオーダー管理システム(OMS)、エクスペリエンス管理、製品情報管理(PIM)からなるコマース・テクノロジー・スイートの購入が進んでいるという。また、ハイブリスに関しては、SAPによる買収以降の12カ月間で大きく成長したと説明。こうした機運の背景として、ハイブリス・プラットフォームのコアな価値提案が買収後も維持されたことや、SAPのグローバルな基盤により、アジア太平洋などの新興市場においての機運が著しく高まったことなどをあげた。
2015年01月22日ニコンイメージングジャパンは2月5日から「D5500新発売記念 Family Nikon キャンペーン」を実施する。デジタル一眼レフカメラ「D5500」などのボディとレンズキット購入者が対象。応募者から抽選で合計100組400名をアドベンチャーツアーに招待する。2月5日から3月31日までの期間中に、「D5500」「D5300」「D3300」のボディもしくはダブルズームキット含む各種レンズキットを購入した人が対象となる。応募締め切りは4月10日だ(当日消印有効)。応募者から抽選で合計100組400名を、大自然の中でアクティビティを楽しめるアドベンチャーツアーに招待する。当選後に全20種類のツアーから参加したいものを選択可能だ。さらに、ツアーの当選からもれた応募者のうち、抽選で1,000名に親子でお揃いのタオルポンチョをプレゼントする。応募は、1月26日以降に特設キャンペーンサイトからダウンロードできる専用封筒に必要事項を記入のうえ郵送する。応募には保証書、レシートが必要だ(いずれもコピー可)。当選した場合は、4月末以降に景品が順次発送されてくる。ツアーの情報など詳細はキャンペーン特設ページを参照のこと。
2015年01月14日パナソニックは1月9日、液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の新シリーズ「C300」を発表した。ラインナップは「TH-50C300」「TH-42C300」「TH-32C300」「TH-24C300」の4モデル。TH-A32C300のみ3月上旬発売で、他はいずれも1月下旬発売となっている。価格はオープンで、推定市場価格はTH-50C300が130,000円前後、TH-42C300が95,000円前後、TH-32C300が58,000円前後、TH-24C300が45,000円前後(いずれも税別)。DLNAクライアント機能を備え、寝室などでのパーソナルユース向け液晶テレビ。「お部屋ジャンプリンク」サーバー機能を備えたHDDレコーダー「DIGA(ディーガ)」シリーズや「ビエラ」シリーズで録画した番組をホームネットワーク経由で視聴することができる。送り元となるディーガやビエラが「放送転送機能」に対応していれば、放送中の番組をリアルタイム伝送することも可能だ。TH-50C300とTH-42C300は1,920×1,080ドットのフルHDパネルを、TH-32C300とTH-24C300は1,366×768ドットのハイビジョンパネルを採用する。パネルの方式は、TH-42C300とTH-32C300では視野角の広いIPS、TH-50C300とTH-24C300はVAとなっている。内蔵するチューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×各1基。USB接続の外付けHDDへの録画機能も搭載する。入力インタフェースはHDMI×2系統、D4×1系統(TH-24C300を除く)、ビデオ×1系統を装備する。その他の接続端子は、HDD接続用のUSB×1基、LAN端子×1基、ヘッドホン出力×1系統を装備。サイズは50V型のTH-50C300がW112.6×D26×H69.7cm、42V型のTH-42C300がW96.3×D24.7×H61cm、32V型のTH-32C300がW73.4×D18.4×H47.8cm、24V型のTH-24C300がW56.2×D18×H40.9cm、重量はTH-50C300が約16kg、TH-42C300が約11kg、TH-32C300が約6kg、TH-24C300が約5kgとなっている(いずれもスタンド含む)。
2015年01月09日年賀状の季節ですね。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。年賀状用に来年の干支「ひつじ」の素材を捜している方も多いのではないでしょうか。3Dプリントできる「ひつじ」の3Dデータもいろいろあり、新しい年のインテリアに加えるのもたのしいです。3Dデータは拡大縮小ができるので、ディスプレイしたい場所に合わせて出力できるのも便利ですね。当社でも入口付近に飾ろうと作り始めています。みなさんもこちらのサイトなどで検索してプリントしてみてはいかがでしょうか。○エコプロダクツにて先日東京ビックサイトで開催されたエコプロダクツのユニチカブースにて3Dプリンタ「DS1000」とともにPLAフィラメントと造形物の展示がありました。3Dプリンタだけでなく、造形物をディスプレイとして利用することで華やかな展示ブースになっていて人気だったようです○3Dプリンタの素材(フィラメント)の製造工程さて前回に続き、パーソナル3Dプリンタの素材であるフィラメントができるまでをご説明します。前回はボビンに巻く工程をご紹介しました。今回はその前工程でプラスチックを糸状にして大きなコイルに巻くまでの工程をご紹介します。当社で取り扱っているPLAフィラメント(名称:T-PLA)の製造工程をユニチカにご協力頂き、京都の宇治事業所にお邪魔して見せて頂きました。○素材→混練(こんれん)→押出しまず、ペレットとよばれるプラスチックの粒を混練(こんれん:よく混ぜ、練り合わせること)します。今回の素材はPLAなので、PLAと色を出すマスターバッチのペレットを機械の中で混ぜます。高温の状態でペレットを混ぜてフィラメント用の細い穴の金型を通して押し出します。金型は機械の中にセットされているので、外からは見えません。金型を通過したことによって糸状になったプラスチックはお湯の中を通り、少しずつ冷えながら張力をかけて引っ張られます(延伸工程)。そして加熱→延伸。それを繰り返し行うことで、強度を増し、3Dプリンタでの造形物をきれいに仕上げる(=フィラメントの溶け方を制御する)ことにつながるということでした。○検査工程工程内で巻き取る前に直径に太い所がないかどうかの検査を行っています。また逐次の抜き取り検査も実施、こちらの写真のような検査工具で直径にバラツキがないかの管理をしています。○巻き取り最後に巻き取り工程に入り大きなボビンにまきとり、箱詰めされて出荷。からまないボビン(スプールパック)に巻き替えるところは前回ご紹介した通りです。見学後にお話しをうかがったところ、震度1の地震でもお湯が揺れるのでフィラメントの品質に影響があり、確認を要するそうです。歴史のある日本の素材メーカーの技術の蓄積がPLAフィラメントひいては3Dプリンタの良い造形に繋がっているのだなと感じました。1年間ご覧頂きありがとうございました。本コラムをご覧になり当社に足を運んでくださる方も多くいらして、大変はげみになりました。来年からは、基本的な内容をご紹介したのちに、3Dプリンタをうまく利用しているユーザーさんに着目し活用事例をご紹介していく予定でおります。また大田区の当社では、3Dプリンタを活用頂くことを目的に、今週から週1回会社3D OPEN DAYを設け、当社取扱いの3Dプリンタを自由にお使いいただける日を設けます。詳しくはホームページなどでご確認ください。次回は質問の多い「積層ピッチ」についてお話します。良いお年をお迎えください。
2014年12月25日12時間継続、塗るビタミンCパウダーヒュンダイIBT株式会社は、塗るビタミンCパウダー「ビタブリッドC」を、2015年1月より中国全域で販売開始することを発表した。中国の新華錦グループと業務提携し、中国市場への進出を果たす。新華錦グループは、中国国内において有力な貿易商社だ。ヒュンダイIBT株式会社は、「ビタブリッドC」を韓国で販売している。「ビタブリッドC」は、2014年に日本でも販売開始された。日本では、株式会社ビタブリッドジャパンが「ビタブリッドC」の販売会社となっている。「ビタブリッドC」について「ビタブリッドC」は、ビタミンCを継続して約12時間、肌に供給してくれるパウダーだ。韓国梨花女子大学の崔珍鎬(チェ・ジンホ)教授により、2003年に開発された成分「ハイブリッドビタミンC」が応用されたもの。ヒュンダイIBTによって商品化されたのは、2013年12月のこと。日本では、頭皮や毛髪のハリ、コシが気になる人向け「ビタブリッドC ヘアー」、皮膚の状態が気になる人向け「ビタブリッド C スキン」、ハリ、透明感のある美肌を目指す人向け「ビタブリッド C フェイス」の3つのラインで展開されている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ビタブリッドジャパンのプレスリリース(PR TIMES)・ビタブリッドジャパン
2014年12月19日映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する「R2-D2」の等身大・半立体型フィギュア『3D WALL FIGURE STAR WARS 1/1 R2-D2』の予約受付がバンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年4月発送予定で、価格は34,800円(税込)。「3Dウォールフィギュア」は、2mm厚の耐衝撃アクリル板を一体加工することで、キャラクターの姿を再現した大型立体フィギュア。史上初めて彩色済みの大型一枚パネルを立体フィギュアに加工する特殊技術で再現し、生産国は日本(音声ユニットのみ中国製)。大型真空成型というシート状の樹脂を加熱し、金型とシートの隙間を真空にして形状を出す成型方法を採用しており、第1弾として登場した『3D ウォールフィギュア アイアンマンマーク7 ホール・オブ・アーマー』は、その構造・製造方法(日本特許出願中)や価格とともに大きな話題となった。その第2弾として発売される『3D WALL FIGURE STAR WARS 1/1 R2-D2』は、音声機能を搭載した半立体型の等身大(1/1)サイズとして商品化。アクリルならではの艷やかな質感でR2-D2を再現し、オリジナルデザインの台座が付いた特別仕様となる。高さ84cm、奥行き約26cmのため、自宅や店舗の壁面などにインテリアフィギュアとして飾ることができる。またR2-D2に近づくと、人の動きに反応して『スター・ウォーズ』シリーズの劇中でおなじみの台詞(電子音声)をしゃべり出す人感センサーを搭載。10種以上の音声に加え、レイア姫の台詞もシークレット音声として収録されているという。商品価格は34,800円(税込)で、予約締切は2015年3月2日23:00。商品の発送は、2015年4月を予定している。なお、第1弾『3Dウォールフィギュア アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー』の2次受注もスタート。そして、バンダイの男の子向けおもちゃのポータルサイト「ボーイズトイパーク」に『スター・ウォーズ』のWebサイトもオープンし、ボーイズトイのスター・ウォーズ商品が、今後も続々と登場するという。(C)&TM Lucasfilm Ltd.
2014年12月13日オンキヨーマーケティングジャパンは11日、3ウェイスピーカーシステム「D-77」シリーズの最新モデル「D-77NE」を発表した。1985年に初代モデルを発売してから30年目・第11世代モデルとなる。発売は12月下旬で、価格は175,000円/1台(税抜)。内部ユニットは、豊かな低音域再生を実現するノンプレスコーン型ウーファー、独自開発のシルクOMF(Onkyo Micro Fiber)コーン型スコーカー、2.5cmアルミマグネシウム合金ドームと4cmバイオクロスコーンを組み合わせた複合型コンビネーションドーム型ツィーターを採用した3ウェイシステムだ。各振動板の振動の際に生じる反作用をしっかり受け止めるアルミダイキャストフレームを採用し、キャビネットにはMDF材を6面に使用。オンキヨー製ギタースピーカーで採用された「力木(ちからぎ)」を内面に配置して綿密なチューニングを施した。スピーカーターミナルには、バナナプラグ対応の真ちゅう削り出し金メッキネジ式スピーカーターミナルを採用している。また、ネットワークはユニットごとの独立基板にして、コイル同士の磁束結合を回避するように配慮。細部にわたって高音質にこだわった設計となっている。形式は3ウェイ・バスレフ型、定格インピーダンスは6Ω、最大入力は150W、定格感度レベルは90dB/W/m。定格周波数は30Hz~50kHz、クロスオーバー周波数は420Hz、3.2kHz。キャビネット内容積は59.5L。突起部を含むサイズはW380×D380×H660mmで、重量は25.5kg(1台)となっている。
2014年12月11日D2C Rは12月8日、台湾のVMFiveが開発したスマートフォン向けアプリのプロモーションソリューション「AdPlay」の提供と、同ソリューションと広告効果測定ソリューションツール「ART(Advertising Response Tracking)」の連携を開始したと発表した。「AdPlay」は、ユーザーがスマートフォンアプリやWebサイト上の広告クリエーティブをタップすると、広告対象となるアプリを同サイト上で1分間無料体験プレイすることが可能なソリューション。ダウンロードすることなくアプリを疑似的に体験できるため、正確にアプリの内容を理解し、ダウンロードの要否を検討する機会を提供する。同サービスは、iOS・Android OSに対応し、あらゆるWebサイトやアドネットワークに組み込むことが可能なほか、アプリのAPKファイル(アプリケーションファイル)を組み込むことにより、アプリ同様の動作をサイト上で実現する。また、「AdPlay」と「ART」の連携によりD2C Rは、広告主に「AdPlay」を経由したさまざまなユーザの導線や行動履歴も提供する予定だ。
2014年12月09日顧客満足度(CS)に関する国際的な調査・コンサルティングの専門機関である株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック(以下、J.D. パワー)は、2014年11月25日 ザ・リッツ・カールトン東京にて、自動車産業の最新動向とCS改善事例を紹介する「J.D. Power Asia Pacific ベスト・プラクテス・セミナー」を開催した。同セミナーは、ゲストスピーカーを招いた「セッション」と、J.D. パワーが実施したCS調査において第一位となった国内自動車関連企業を表彰する「J.D. Power Automotive Award 2014」の二部構成。○今後の自動車市場を占う3セッションに、のべ100人が参加第一部のセッションでは、今後の国内自動車市場の展望や事故・不具合の再発防止対策、そして自動車品質調査などから得られた諮詢について、2名のゲストスピーカーとJ.D. パワーのアナリストが講演を行った。その簡単な内容を以下に紹介する。・セッション1「日本市場の展望と自動車メーカーの挑戦」20年に渡り自動車産業での活動を実施してきた「株式会社ナカニシ自動車産業リサーチ 代表 兼アナリスト 中西孝樹氏」による、グローバルな企業競争力を生み出す自動車経営システムについての講演。・セッション2「ANAビジネスソリューション株式会社 営業本部 人材・研修事業部 参与 山内敏幸氏」 によるヒューマンエラー対策と、それを具現化するANAの考え方について事例を交えての紹介。・セッション3自動車ユーザーに高い満足感を提供し、ロイヤリティなどを高めるために必要なものについて、「株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック シニア・ディレクター 川橋 淳氏」が、同社が実施した調査結果に基づいて解説。各セッションには、日本国内の自動車関連企業の関係者がのべ100人が参加。熱気に満ちたセッションとなった。○各分野のCS調査において第一位に輝いた22部門9企業が表彰各セッションに続いて開催された「J.D. Power Automotive Award 2014」では、J.D. パワーが2014年に実施した国内自動車関連企業の顧客満足度(CS)調査*1において、各分野第一位に輝いた企業(ブランド)の表彰式が開催。第3回となる今回は22部門9企業が表彰されトロフィーが授与された。以下に、各部門の受賞企業(ブランド)と、代表者による表彰後のコメントを紹介する。*1…延べ78,386名(一部法人ユーザー含む)からの回答による調査結果。○受賞企業(ブランド)代表者コメント<プレゼンター>J.D. パワー・アンド・アソシエイツ アジア・パシフィック バイス・プレジデント ジェネラル・マネージャー ジェフ・ブロデリック氏株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック 代表取締役社長 鈴木郁氏●2013年日本大型トラック顧客満足度調査受賞ブランド:日野代表者:日野自動車株式会社 国内営業部 販促企画室長 大野 良樹氏受賞コメント:「まずは、日夜、お客様の第一線でご活躍いただいている販売会社の皆様に感謝します。また、日頃から弊社の商品・サービスを評価いただき、ご愛顧いただいているすべてのお客様に感謝を申し上げます。」●2014年日本冬用タイヤ顧客満足度(W-TSI)調査受賞ブランド:ミシュラン代表者:日本ミシュランタイヤ株式会社 広報部長 加藤 久美子氏受賞コメント:「私たちは日本では30年以上スタッドレスタイヤを販売しておりますが、まだまだ日本市場での存在は小さなものです。そのような中で、このような賞をいただけるのは、社員の励みにもなります。」●2014年日本自動車セールス満足度(SSI)調査・ラグジュリーブランド受賞ブランド:レクサス代表者:トヨタ自動車株式会社 レクサス国内営業部 部長 成瀬 明氏受賞コメント:「昨年に引き続き受賞させていただきましてありがとうございます。引き続き受賞できますように、全国の販売店の皆様と力を合わせて頑張っていくとともに、レクサスを応援いただいているオーナーの皆様に感謝申し上げます。」・量販ブランド受賞ブランド:MINI代表者:ビー・エム・ダブリュー株式会社 MINI本部長 フランソワ ロカ氏受賞コメント:「MINIは面白いブランドです。お客様の満足度ということを中心に、私どもも毎年頑張っております。今年はレクサス様と同時に受賞することができ非常に光栄です。本当にありがとうございます。」●2014年日本自動車サービス満足度(CSI)調査・ラグジュリーブランド受賞ブランド:レクサス代表者:トヨタ自動車株式会社 レクサス国内営業部 部長 成瀬 明氏受賞コメント:「レクサスはまだまだ新しいブランドであり、我々はチャレンジャーだと思っております。今日ご参画の皆さんのお知恵も借りながら、引き続き努力をしてまいります。」・量販ブランド受賞ブランド:MINI代表者:ビー・エム・ダブリュー株式会社 MINI本部長 フランソワ ロカ氏受賞コメント:「MINIは日本の皆さんにとっては小さいブランドであろうかと思っております。ですが、我々は全世界のどこでも、サービス水準が一緒であることが大切だと考え、それに向かって頑張っています。」●2014年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査・軽自動車受賞ブランド:ホンダN-ONE代表者:本田技研工業株式会社 主研 N-ONE エクステリアデザイン責任者 蔦森 大介氏同 インテリアデザイン責任者 金山 慎一郎氏受賞コメント:蔦森氏「N-ONEは、われわれの情熱だけで作ったようなモデルです。それが、このような賞をいただけて大変嬉しく思います。これからも、人の気持ちを豊かにするような車を作っていきたいです。」金山氏「いつまで長く愛着を持って乗ってもらいたい、というところと、軽(軽自動車)を感じさせない、軽を超える、を合言葉に、皆で作ってまいりました。それが、こういった形で賞をいただき嬉しく思っています。」・ミッドサイズ受賞ブランド:フォルクスワーゲンゴルフ/ゴルフカブリオレ/ゴルフヴァリアント代表者:フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 広報部長 丸田 靖生氏受賞コメント:「評価をしていただいたお客様に感謝を申し上げるとともに、機会を設けてくださったJ.D. パワーに感謝します。ゴルフはおかげ様で好調で、お客様にも支持を受けているので、今後とも頑張っていきたいです。」・ミニバン受賞ブランド:ホンダオデッセイ代表者:本田技研工業株式会社 主研 ODYSSEYパワープラント開発責任者 新地 高志氏受賞コメント:「5代目のフルモデルチェンジとなった今回は、ユーティリティ価値と乗用価値を高い次元でバランスを取ることを目標にしました。今回の受賞は、我々が目標にした車が評価されたと考えております。」●2014年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査 自動車メーカー純正ナビカテゴリー(OEM)・ラグジュアリーブランド受賞ブランド:レクサス代表者:トヨタ自動車株式会社 第1電子開発部 第1電子開発室 室長 小林 正人氏受賞コメント:「まずは、仕入れ先の方、販売店の方、そして何よりお客様に感謝を申し上げます。ただ、まだまだやることはたくさんあると思っています。この賞がある限り受賞できるように精進してまいります。」・量販ブランド受賞ブランド:スバル代表者:富士重工業株式会社 取締役 専務執行役員 スバル技術本部長 武藤 直人氏受賞コメント:「我々はナビ/インフォメーションが苦手で、しばらく厳しい評価をいただいていました。今回、勉強を積み重ねた結果の受賞ということで、やはりお客様の信頼は一歩一歩の積み重ねによって得られるものだなと感じています」●2014年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査 市販ナビカテゴリー(アフターマーケット)・据え置き型ナビ:アルバイン ビッグXシリーズ代表者:アルパイン株式会社 相談役 石黒 征三氏受賞コメント:「今回、私どもは1000点満点中573点で賞をいただきました。これはつまり、お客様の考えとは、まだ427点のズレがあることになります。これを一つの判断材料として、これからも頑張っていきたいと考えています。」●2014年日本リプレイスタイヤ顧客満足度調査・軽自動車/コンパクトカー・ミッドサイズ・ラージサイズ:ミシュラン代表者:日本ミシュランタイヤ株式会社 広報部長 加藤 久美子氏受賞コメント:「幅広いセグメントで評価をいただいたということは、ミシュランが理念とする、トータルパフォーマンスが評価されていると考えています。これからも同様に多くのセグメントで受賞できるよう、まい進していきます。」・ミニバン:ブリヂストン代表者:株式会社ブリヂストン 広報部 広報第2課 課長 住田 真彌氏受賞コメント:「このような賞をいただき大変光栄に思っております。お客様からの評価をいただけたことは、メンバーにとっても励みになります。これからも皆様に少しでも喜んでいただける商品を作っていきます。」
2014年12月03日秋も終わりクリスマスの飾りを目にする季節になりました。大田区3Dプリンタメーカ スマイルリンクの大林万利子です。クリスマス関連の3Dデータはネット上にたくさんあります。毎年パソコンで年賀状の素材選びに迷う方も多いと思いますが、3Dプリンティングの素材選びも似ているような気がします。違う色の素材で出力して、組み立てるなどバリエーションも増えているので、みなさんも探してプリントしてみてはいかがでしょうか。○展示会での出来事さて11月19日~21日まで東京ビッグサイトで開催された産業交流展に出展いたしました。主催者の発表によれば3日間で4.4万人の人出があったようで盛況でした。3Dプリンタの導入を検討されている方や実物のサンプルを持参される方などがブースに足を止めてくださり、3Dプリンタの利用が着実に広がっていることを実感しました。また会期中に、展示会場で行われていたハッカソン(集中的に共同作業をするソフト/ハードウェアのプロジェクトのイベント)に参加していた学生から急きょ3Dプリンタで出力したいという依頼があり、展示していた3Dプリンタを使って40分ほどで出力しました。このようにその場で「思いをカタチに」することは、新製品のイメージを共有するには絶大な効果があると思います。あらためてその便利さを実感した出来事でした。○3Dプリンタの素材ができるまでさて今回は趣向を変えてフィラメントとよばれる3Dプリンタの素材について、現場写真も含めてお話ししたいと思います。当社は新製品の発表と同時に新しいPLAフィラメント(名称:T-PLA 色:クリア、イエロー、ブルー、マゼンタ)を11月20日に発売いたしました。ユニチカのポリ乳酸の素材テラマックを利用したものです。日本製である3Dプリンタも少ないですが、素材も日本製のものはこれまで殆どありませんでした。T-PLAの特徴は"透明感"と"シャープな仕上がり"です。今回は入れ子構造のサンプルを出力しました。造形物同士を重ねてもきちんと納まっていることがお分かりになると思います。もうひとつの特徴はその形状です。従来のようにフィラメントをボビンに巻くのではなく、スプールパックに収納しました。スプールパックは中心部分が圧着されていて周囲が密着していないので、そこからフィラメントを引き出す構造になっています。これにより「材料がからんで3Dプリントが止まってしまう」問題を解決し、より快適な3Dプリントを実現しています。また、スプールパックを使うことでプリント時のトラブルを減らすだけでなく、使用済みボビンの廃棄量も少なくなります。フィラメントを巻く現場にお邪魔しました。大きいボビンからスプールパックに巻きとります。巻いている様子をぜひ動画でご覧ください。この作業はすべて長野県の特電というボビン専門会社で行っています。フィラメントについては次回も引き続きご紹介いたします。11月29日(日)には東京都大田区にて「おおたオープンファクトリー」が行われます。予約不要で当社を含めた大田区の町工場をご覧いただけます。また大田の職人の技が詰まったカプセルトイ「モノづくりたまご」にも参加。学生インターンの作品も含めてカプセルトイになります。良かったら遊びに来てください。
2014年11月27日ロア・インターナショナルは、ブリーフケースとバックパックのの2ウェイ使用が可能なGAZEブランドのPCバッグ「2WAY PCバッグ Black Diamond(ツーウェイPCバッグ ブラックダイアモンド)」を販売開始した。価格はカバータイプのモデルが19,440円。同社運営の公式オンラインショップで購入できる。同製品は、ブラックエナメル生地にダイヤモンド柄の型押しを施し、ゴールドの金具を組み合わせたデザインのPCバッグである。MacBook AirやMacBook Pro、35×27cmまでのノートPCや、iPadなどのタブレットを収納することができる。バックパックとブリーフケースの2ウェイ使用が可能で、本体と同じ生地を使用したバックパック用のショルダーストラップは、不使用時、専用ポケットに格納しておけるようになっている。ブリーフケースのハンドルは長さの調整が可能で、使わないときは短くしておくことができる。本体内側にはパッドが入っており、ある程度まで衝撃を吸収する構造になっている。またパソコン収納部には落下防止用の固定ベルトを装備。さらに、ケーブルやペンを収納できる内ポケットも用意している。サイズはW98×H40×L8cm、重量は980g。
2014年11月26日ティアックは、カメラ用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-70D」、「DR-60DMKII」および、DR-70D専用アクセサリーパッケージ「AK-DR70C」を、同社TASCAMブランドより発表した。発売時期は11月下旬。価格はいずれもオープンプライス。「DR-70D」は、ステレオ内蔵マイクと4つのXLR入力を備えた、カメラユーザーのためのオーディオレコーダー。丈夫でコンパクトな筐体は、カメラの上下どちらにも装着が可能で、ステレオマイクを搭載したことで単体でも手軽に録音が行える。カメラの音声とDR-70Dで収録した音声の位置合わせの基準となるスレートトーンを記録する機能や、DR-70D内でミックスされた後の音声をカメラへ出力するためのCAMERA OUT端子を装備するなど、カメラでの動画撮影に特化した仕様を数多く装備している。DR-70Dでの録音に便利なアクセサリーパッケージ「AK-DR70C」も同時発売予定だ。また、「DR-60DMKII」は、デジタル一眼レフカメラやビデオカメラの動画撮影時に使用することで、より高音質な動画撮影を可能にするミキサー統合型の4トラックリニアPCMレコーダー。録音開始時に自動的にスレートトーンを録音するオートトーン機能をはじめ、動画用の音声収録に最適な機能を搭載。カメラ取り付け時の軽量化を考慮したプラスチック製のボディーは、底面の三脚穴、天面の三脚ネジアダプターにより、三脚とカメラの間に設置することができる構造となっている。ショットガンマイクによるシンプルなモノラル録音から、ショットガンマイクと臨場感を演出するアンビエンスマイクとを組み合わせた高度なマルチトラック録音まで、さまざまなシチュエーションに対応する5つの動作モードを備えている。
2014年11月18日「B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム」12月19日発売2014年11月12日、ユーグレナは化粧品ブランドB.C.A.D.(ビー・シー・エー・ディー)の新商品として「B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム」を2014年12月19日から発売する。B.C.A.D.ユーグレナは微細藻類ユーグレナから抽出した加水分解エキス「リジューナ(R)」に肌のターンオーバーを改善する作用があることを発見し、肌のエイジングケア効果(肌にハリとツヤ)がある化粧品ブランドとしてB.C.A.D.を展開。2013年から洗顔料、化粧水、美容液、クリームの販売を開始している。B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム加水分解エキス「リジューナ(R)」を配合したクレンジング。肌の上でなじませるとほのかにあたたまり、毛穴の奥のメイクや汚れを包み込んで洗い流す、質感はなめらかなジェル。ほのかにあたたまるのは、水とグリセリンで起こる反応を応用。そのあたたかさが、一時的に毛穴を開いて、毛穴の奥につまったメイクや皮脂・汗などの汚れを包み込んで落とす。イソノナン酸イソノニル、トリエチルヘキサノイン、パルミチン酸エチルヘキシルとグリセリンが複合的に、汚れの種類に応じてそれぞれに働く「ターゲットクレンジング処方」を採用。肌を整える加水分解ユーグレナエキス、加水分解ローヤルゼリータンパクと保湿成分であるスクワランなどのスキンケア成分を配合。メイクオフ後のお肌を整え、保湿を行う。商品詳細内容量は120ml、価格は3,300円(税抜き)、販売は全国の百貨店、美容サロン、バラエティショップ、また公式サイト。(画像はプレスリリースより)【参考】・ユーグレナプレスリリース
2014年11月16日マイナビは11月14日(金)、書籍「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」の出版を記念したセミナー「3DCGと3Dプリンターの最新潮流を知る」を開催する。受講費は書籍付きが税込3500円、受講のみが税込2000円。受講者には3Dプリンタ造形品用研磨フィルム「TuneD3」がプレゼントされる。同セミナーで講師を務めるのは、3DCGのプロ集団「id.arts」設立者で「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」の著者でもある米谷芳彦氏、統合型3D作成ソフト「Shade 3D」を提供するShade3D、3Dプリンタメーカーのローランド ディー.ジー.。内容は、3DCGのパートと3Dプリンタのパートで構成される。3DCGのパートでは、Shade3Dと米谷氏が、「Shade 3D ver.15」(11月28日発売)のデモを交えながら、3Dプリンタで出力するためのデータ制作の流れやコツを紹介。また、3Dプリンタのパートは米谷氏とローランド ディー.ジー.によるトークセッションで、3Dプリンタの現在のトレンドなどが語られる。さらに、会場には米谷氏の3Dプリント作品や、ローランド ディー.ジー.の最新3Dプリンタ「monoFab ARM-10」、3D切削加工機「monoFab SRM-20」も展示される予定。モノづくりの新しい流れとして注目されている3Dプリント技術について、技術を提供する側・技術を利用する側両方のプロから、テクニックや最新動向を聴くことのできる貴重な機会となっている。なお、同セミナーへの参加は事前申し込みが必要。申込みはセミナー概要ページから行える。セミナーの詳細は以下の通り。開催日程 : 2014年11月14日(金)19:10(開場 18:30)~21:00定員 : 80名申込締切日 : 11月13日(木) 0:00受講費 : 書籍「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」付き 3500円(税込)/受講のみ 2000円(税込)受講特典 : 3Dプリンタ造形品用研磨フィルム「TuneD3」(Mipox提供)開催開場 : マイナビ本社 マイナビルーム2F-S主催 : マイナビ協力 : 株式会社Shade3D、ローランド ディー.ジー.株式会社、Mipox株式会社(マイポックス株式会社)
2014年11月10日Texas Instruments(TI) DLP Productsは11月4日、3Dプリンタや3Dマシンビジョン、リソグラフィなどのアプリケーション向けに高解像度DLPチップセット「DLP9000/6500」2品種を発表した。同チップセットは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)で構成され、コントローラ「DLPC900」でプログラムでき、従来品と比較して、より高解像度のイメージング、拡張された波長領域のサポート、より速いパターンレートを提供する。具体的には、最速9500Hzまでプログラム可能なパターンレートが素早い3D計測や製品の製造を実現する。さらに、400nm~700nmの波長に最適化されており、広く供給されている3Dプリンタ向け樹脂や、リソグラフィ向けレジストに対応する。そして、2品種のうち、「DLP9000」は400万(2560×1600)画素に対応し、同社のDLPラインアップの中で、最高の解像度を有する。これにより、3Dプリンタにおいて、より大きく、より高解像度な物体の製作や、より長い投射距離でのスキャニングが可能になるという。また、低価格重視のアプリケーション向けには「DLP6500」がラインナップされており、最大200万(1920×1080、1080p)画素に対応している。この他、評価モジュール(EVM)「DLP LightCrafter 9000/6500」を使うことで、 各チップセットを迅速に評価でき、製品開発サイクルを短縮できるとしている。なお、パッケージは「DLP9000」が355ピン気密封止FLS、「DLP6500」が350ピンセラミックFYE、もしくは203ピン気密封止FLQ、コントローラ「DLPC900」が516ピンBGA。すでに量産出荷を開始している。また、EVM「DLP LightCrafter 9000/6500」も供給を開始している。
2014年11月05日大判インクジェットプリンタの製造・販売を手掛ける武藤工業は、米3Dシステムズのプロダクション3Dプリンタシリーズの受注を11月4日より開始したと発表した。今回受注を開始したのは、金属パウダーをレーザービームによって一層ずつ焼結して金属パーツを造形するダイレクトメタル方式の「ProX200」および、耐久性の高いプラスチックやゴム素材を使い分けることで熱可塑性パーツを造形できる「粉末焼結(SLS)」方式の「ProX500」の2機種。共に出力したマテリアルをそのまま製品として利用できる性能をもち、航空宇宙や医療、電子機器や自動車のプロトタイプなどで活用されているという。価格は「ProX200」が5980万円、「ProX500」が4090万円となっており、同社ショールームで両機を展示し、デモンストレーションを行うとのこと。
2014年11月04日Taodyneは「Tao3D - A language for dynamic 3D animations」において、リアルタイム3Dアニメーションの制作を目的としたプログラミング言語「Tao3D」をオープンソースソフトウェアとして公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版が提供されている。採用されているライセンスはGNU General Public License version 3.0 (GPLv3)。Tao3Dで提供される主な機能は次のとおり。複雑なアニメーションであっても60FPSで表示する能力2Dおよび3DのレンダリングOBJや3DSなど複数のフォーマットに対応VLCをベースとした統合されたオーディオおよびムービー機能CSVフォーマットによるデータファイルのリアルタイムアップデート機能HTTP経由でデータの取得が直接可能「Tao3D」にはVLCのほかNodeJS、CryptPP、GLV-Libなどが含まれている。現在提供されているバージョンは2.0系で、コーディングしながら結果がリアルタイムに反映されるなど、3Dアニメーションをシームレスに開発できる仕組みになっている。
2014年11月04日XYZプリンティングは、世界初となる3Dスキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」を販売すると発表した。販売開始は11月中旬を予定。販売経路は全国の家電量販店やネットショップ、同社Webサイト。価格は11万9,800円。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、3Dプリンタと3Dスキャナが一体化した、世界初となる3Dプリンタ複合機。スキャナ機能が搭載されたことで、3Dデータを作成するモデリング技術がなくても、自宅で簡単にお気に入りの小物などを手軽に"3Dコピー"することが可能となっている。スキャンしたい物を筐体内のターンテーブルに置いてスキャンすると、左斜め上と右斜め下に配置された2方向からのセンサーによって、5分弱という短時間でスキャンが行われ、そのスキャンデータがパソコンに出力されるという。また、同製品向けに新たに開発されたPC向けアプリケーション「XYZscan」を使って、スキャンデータのサイズを変更したり、表面の滑らかさを調整できるという。3D形状を表現するファイルフォーマットのひとつである「STL」ファイルとしても保存でき、同型式のファイルに対応した編集ソフトを使って編集することも可能だ。そのほか、フィラメントはABS樹脂およびPLA(ポリ乳酸)樹脂の両方に対応。ABS樹脂フィラメントは従来の13色に加え、新色として「ゴールド」、「蛍光マゼンタ」の2色が販売されるほか、同製品から対応したPLA樹脂フィラメントとして「クリア」、「ホワイト」、「ブラック」、「ブルー」、「レッド」の5色が、同じく11月中旬より順次販売を開始されるとのことだ。価格はABS樹脂、PLA樹脂ともに各色3,280円。なお、同製品の本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約23.0kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはシングルへッドで、ノズル直径は0.4mm。プリントスピードは60、90、120mm/秒。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、das、XYZフォーマット。最大出力サイズは200mm(幅)×200mm(高さ)×190mm(奥行)。スキャナは200万画素カメラ+レーザーダイオード。スキャンサイズは150(直径)×150mm(高さ)、精度は0.2mm(200μm)。スキャン速度は平均4.8 分(288秒)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2014年10月30日カドーは28日、「cado」ブランドから、空気清浄機「AP-C700S」と「AP-C700D」を発売した。空気清浄機の世界基準「CADR(クリーンエア供給率)」の世界最高値を獲得している。価格は「AP-C700S」が税別111,000円、「AP-C700D」が税別92,407円となっている。AP-C700SとAP-C700Dは、光触媒でフィルターをセルフクリーニングする「フォトクレアシステム」を採用した空気清浄機。「光ブルー活性炭フィルター」「銀イオン抗菌HEPAフィルター」「特殊活性炭フィルター」の3種からなる高性能3層フィルターによって空気をろ過する。AHAM(米国家電製品協会)による空気清浄機の集じん性能を測定する世界基準「CADR(クリーンエア供給率)」において、世界最高値を獲得。CADRは、空気清浄機が1分間あたりに供給する清浄な空気の量を表す指標で、数値が高いほどより速く空気をキレイにする。いずれも、サイズと重量がW423×D297×H714mm/18kg、適用畳数が62畳。AP-C700Sは、PM2.5の濃度をモニタリングする「PM2.5 インジケーター」を搭載する。カラーは、AP-C700Sがヘアライン加工を施したステンレスブラック、AP-C700Dはブラックとホワイトをラインナップする。
2014年10月30日ニコンは10月23日、高精度非接触センサ3D計測システム「HN-C3030」を発表した。2015年5月上旬より発売する予定。同製品は、高速デジタル変換処理により、毎秒約12万点の高スピードで表面点群のデータを取得する。また、非接触式3次元測定機として世界最高の最大許容球間測定誤差ES, MPE 5μmの高い精度で計測できる。例えば、直径約250mmの自動車用歯車の全歯面形状検査を約5分で完了できるといった、高いスループットを備えている。さらに、測定方向の自由度を高めた新開発のチルトヘッド方式のセンサを採用。レーザスキャナの作動距離が98.6mmと大きく、凹凸のある被検物の測定も可能な他、最大30kgの被検物まで測定できる。そして、オプションとして、測定ティーチングファイルの作成や、歯車を簡単に解析できる、多様なアプリケーションソフトウェアが用意されている。この他、装置チャンバ内の温度を一定に保つ温調装置(別売)を接続することにより、生産ラインなど、より現場に近い場所や恒温測定室外での使用もできる。
2014年10月24日プジョー・シトロエン・ジャポンは25日、シトロエンのラインアップに「グランド C4 ピカソ」「C4 ピカソ」の2モデルを追加して発売する。7年ぶりのフルモデルチェンジであり、日本初導入の5シーターモデルも発売する。従来の「C4 ピカソ」は3列シートの7人乗りのみラインアップされていたが、新型では7人乗りモデルが「グランド C4 ピカソ」となり、2列シートの5人乗りモデルが「C4 ピカソ」としてラインアップに加わった。両モデルとも、「テクノスペース」をコンセプトに、シトロエンらしい独創的なモデルとしている。エクステリアは横に広がるダブルシェブロンと、そこから連続的につながる薄型のLEDヘッドライトが特徴。「グランド C4 ピカソ」「C4 ピカソ」でヘッドライトの形状やリアクォーターの処理が大きく異なるなど、それぞれ特徴的なデザインで差別化を図った。インテリアはパノラミックフロントウィンドウのガラスルーフなどにより、クラス最大レベルのガラス面積を確保。明るく開放的な室内とした。新プラットフォームEMP2を採用し、室内スペースはより広くなっている。シートアレンジも進化し、「グランド C4 ピカソ」では2列目・3列目シートを、ヘッドレストを外すことなくワンタッチで収納できる。エンジンは1.6リットルのターボエンジンで、165PSを発揮。6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせで、優れた燃費性能を発揮する。価格は、「グランド C4 ピカソ セダクション」が347万円(税込)、「グランド C4 ピカソ エクスクルーシブ」が378万円(税込)、「C4 ピカソ エクスクルーシブ」が357万円(税込)。
2014年10月22日Microchip Technologyは10月15日、2Dマルチタッチと3Dジェスチャに対応した開発プラットフォーム「3DTouchPad」を発表した。「3DTouchPad」は、マルチタッチに自由空間ジェスチャ認識を追加した、開発プラットフォームおよびリファレンスデザインである。具体的には、最大10個のタッチポイントとマルチフィンガーサーフェスジェスチャをサポートする応答性の高い投影型静電容量式2Dマルチタッチソリューションに加え、同社のGestICテクノロジにより、パッドから最大で10cm離れた空間での3Dジェスチャを検出する機能を備えている。このうち、2Dマルチタッチは、新しい静電容量式タッチスクリーンラインドライバ「MTCH652」で機能を強化したという。この他、ドライバなしですぐに使えるWindows 7/8.x、およびOS X向けの機能、3D空中ジェスチャ、サーフェスジェスチャなどの最新のマルチタッチ機能、開発者向けの無償でダウンロード可能なGUIおよびSDK/APIパッケージが含まれている。同技術の可能性は、PC市場とコンピュータのタッチパッドに留まらず、手で触らずに使える衛生製品、ホームオートメーション、リモコン、ゲーム コントローラ、ウェアラブル機器、車載アプリケーションにも広がるとコメントしている。なお、「3DTouchPad」はすでに提供が開始されている。ソフトウェアはWebページから無償でダウンロードできる。
2014年10月20日昨年で15周年を迎えたバンダイのアクションフィギュアシリーズ「S.I.C.」より、2015年2月に発売される『S.I.C.仮面ライダーウィザード フレイムドラゴン&オールドラゴン』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は9,936円(税込)。「S.I.C.」シリーズは、造形界のトップクリエイター竹谷隆之氏、安藤賢司氏による、「デザインの美しさ」「造形技術の巧みさ」といった、芸術美に焦点を当てたフィギュアシリーズ。「ニューマテリアル」「ハイクオリティ」「プレイバリュー」「オリジナリティー」の4コンセプトを共存させ、キャラクターフィギュアの新しい概念を構築しており、これまで数々の仮面ライダーが立体化されている。『仮面ライダーウィザード』からは、すでに『S.I.C. 仮面ライダーウィザード フレイムスタイル』(2014年5月発売)、『S.I.C. 仮面ライダーウィザード ウォータースタイル』(2015年1月発送予定/現在予約受付中)の2つが立体化されているが、待望の「フレイムドラゴン」が「S.I.C.」化される。劇中同様の必殺技状態もパーツ組み換えで再現され、付属するオールドラゴンパーツで、「フレイムドラゴン」から「オールドラゴン」へパワーアップ可能な超豪華仕様となる。頭部組み換えによりドラゴンらしい姿へ変化し、「S.I.C.」シリーズ史上最大級のボリュームになるという。セット内容は本体に加え、交換用手首左右各3種、専用台座、オールドラゴンパーツ(頭・羽・尻尾・腕・足)、ドラゴタイマー。これまで同様「超・解・釈」で、「フレイムドラゴン」を「オールドラゴン」へドラゴン覚醒できるこれまでにない仮面ライダーウィザードのフィギュアに仕上がっている。なお、現在「プレミアムバンダイ」では、2015年1月発送予定『S.I.C.仮面ライダーウィザード ウォータースタイル』(6,696円/税込)、2015年4月発売『S.I.C.仮面ライダーオーズ スーパータトバ コンボ』(7,344円/税込)も予約受付中。(C)2012 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2014年10月11日Analog Devices(ADI)は10月9日、従来の2倍を超える高速性能を実現しながら、最高175℃の周辺温度で誤差のない動作を提供する16ビットA/Dコンバータ(ADC)「AD7981」を発表した。同製品は、サンプルレートが最高600kSPSで、広帯域幅の音波や振動の測定から、狭帯域幅の圧力や温度のセンシングまで、幅広いアプリケーションに最適となっている。また、消費電力はサンプルレートによって線形にスケーリングすると、600kSPSのフルスピード時で4.65mW、10kSPSでは70µWと低消費電力を実現している。そのため、過酷な環境でもバッテリ寿命を最大限に延長することができる。さらに、INLが±0.7LSB(typ)、SNRが91dB(typ)であり、高いダイナミックレンジとより優れた精度および確度を提供する。この優れた性能の組み合わせは、ダウンホール(垂直坑)石油掘削や天然ガス掘削、高温対応が必要な測定器、さらに産業用や航空電子機器といった、過酷な高温環境で高精度測定が求められるアプリケーションに不可欠な性能基準を満たしているとしている。なお、パッケージは10ピンMSOP。すでに量産出荷を開始している。
2014年10月10日D2Cは10月6日、スマートフォンアプリ開発技術検定「スマートフォンアプリ開発技術検定試験」(以下、スマ検)において、iOSおよびOS X向けのプログラミング言語「Swift」の検定試験を開始した。D2Cはこれまで、スマ検をiOS、Android OS向けアプリケーション開発技術に関する検定試験として提供してきた。今回、Swiftの検定試験を開始するに当たり、既存のスマ検の設問4000問に加えて、Swiftの設問を1000問用意した。設問は、D2Cがコンシューマ向け事業で蓄積したゲームやWebサービス、アプリ開発運営ノウハウを元に作成。「事前準備」「開発環境設定」「開発者登録」「アプリ企画」「UI/UX設計」「アプリデザイン」「アプリ開発・コーディング」「実機インストール」「実機検証」「アプリ申請」といった、開発から事業化に至るまでの範囲となっている。また今回、iOSとAndroid OSの検定試験に上級者コースを新設し、技術者の技術レベルをより細かく把握できるようにしている。
2014年10月07日光電センサや画像センサなどを手がけるオプテックス・エフエーは10月6日、卓上3D形状計測装置「3D-Eye LS」を発売すると発表した。同製品は、部品などの外観計測が行える卓上計測装置で、センサヘッドに同社の形状測定用センサLSシリーズを採用。ライン状のレーザ光にて測定対象物をスキャニングすることで3D画像およびプロファイルデータを高速・高精度で取得できるという。最大計測可能範囲は80(X軸)×27(Y軸)×125(Z軸)mmで、計測分解能は、Z軸2μm、Y軸25μmとなっている。標準付属のPCにはWindowsベースのソフトウェアを搭載し、3D画像およびプロファイルに対して、一点・平均高さ、最大・最小値、段差・平均段差、角度、幅といったさまざまな計測を行うことができる。また、メディアンフィルタなど、高精度計測のための高度なフィルタ機能を搭載している。標準価格は、本体・PC・ソフトウェアを含めて198万円(税別)で、年間10台の販売を目指すとのこと。
2014年10月06日オムロンは10月2日、LEDの光を透明なプレートから出射し、3D静止映像を空間に投影する「透明プレート型空間投影技術」を開発したと発表した。近年、3D表示やヴァーチャルリアリティ、拡張現実の実現、ジェスチャー入力の補助等のための次世代ディスプレイとして空間投影技術が注目されているが、従来の技術では多くの部品を搭載し比較的規模の大きなシステムや設置スペースが必要だった。同社が開発した「透明プレート型空間投影技術」は液晶ディスプレイ用バックライト事業などで培った光指向性設計技術と微細加工技術を応用し、プレートまたはシート1枚とLED1個のみで空間に3D映像を投影することができる。同技術は3次元で奥行きのある表示、実空間の物体への表示の重ね合わせ、複数枚のシートを重ねての使用ができるほか、シートが目立たず、薄くて軽く、ガラスなどにも貼り付けることができる。そのため、看板の3D表示、鉄道の駅構内など各施設における案内表示の立体化、ショウウィンドウにディスプレイされた商品の周囲への各種情報やデザインの投影、各種のジェスチャー入力機器や非接触スイッチにおける空間上の感知部分を可視化するなど、幅広い用途に活用できるという。なお、同技術は2014年10月7日から11日まで、幕張メッセで開催される「シーテックジャパン2014」に展示される予定。
2014年10月03日