NTT東日本は、公共の場所や飲食店でタブレット端末を利用できる「公衆かんたんタブレット」(仮称)の実現を目指したトライアルを実施する。新潟県長岡市と山形県山形市の一部地域で約3カ月間、技術検証などを行っていく。「公衆かんたんタブレット」(仮称)は、特殊簡易公衆電話(ピンク電話)のように、公共の場所や飲食店などで誰でもインターネットが利用できるサービス。端末は、NFC対応カードなどによるログイン機能を搭載している。カードに、あらかじめインターネット上の各種会員向けサービスのIDやパスワードなどの情報を登録しておけば、各サービスサイトからの申し込みなど、個人で行う必要のある手続きもセキュアに実行できるという。トライアルでは、参加者にNFC対応のカードを配布し、端末ロックやイメージマトリクス認証の実用性を評価・検証していく。また、利用者が使う機能だけを表示するシンプルなホーム画面と、直感的に機能が判別できるアイコンなどユーザーインターフェースの利便性も評価・検証を行う。トライアルの実施場所と期間は、新潟県長岡市のタニタカフェで6月24日から9月30日まで、山形県山形市の七日町商店街の7店舗で7月14日から9月30日まで。
2015年06月23日大日本印刷(DNP)は、タブレット端末を利用した企業の販売促進活動を支援するDNPタブレット端末利用販促支援サービス「平板招財猫(ピンバンザオツァイマオ)」を中国市場で本格的に展開すると発表した。このサービスは、多言語に対応し、ログイン認証やコンテンツ管理などの基本機能のほか、電子カタログやアンケートなどの販売促進に必要な機能をパッケージ化したもの。今回、中国でECサイトなどを展開している恒川系統軟件開発(上海)有限公司が、タブレット端末を利用したビジネスプラットフォームとして、DNPタブレット端末利用販促支援サービス「平板招財猫」を採用。今後、DNPが国内での実績も多いタブレット・ソリューションを提供し、恒川系統軟件開発(上海)が「平板招財猫」を利用した中国国内でのアプリ制作を行い、DNP子会社の迪文普信息技術服務(上海)有限公司が販売する。初期導入費用は20万元(日本円でおよそ400万円、税別)~。DNPは、中国での事業展開を検討している日本の企業や現地の企業に本サービスを提供し、2015年度で1,000万元(日本円でおよそ2億円)の売上を目指す。
2015年06月16日ユニットコムは27日、スタンドとしても使えるタブレットカバー「G161 022」(ブラック)、「G162 022」(ライトブルー)、「G163 022」(ブラウン)を、パソコン工房の通販サイト内雑貨店「Nantena」にて発売した。価格は税込1,079円。G161 022、G162 022、G163 022は、カバーを折りたたんでスタンドとしても利用できるタブレットケース。同製品とタブレットは、面ファスナーつきのパーツをタブレットの四隅に合わせて設置することで固定できる。内寸はW175×H265×D10mmで、10.1インチ以下のタブレットに対応。外寸はW184×H270×D24mmで、重量は225g。本体背面にゴムバンドを備える。
2015年05月28日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:ついに念願の液晶ペンタブレット「Cintiq Companion2」を手に入れたひかり。しかしその矢先、謎の人物が声をかけてきてわずかに怪しい雲行き。さて、今回は……?★1月30日 18:30 駅前の家電量販店(カフェにて)
2015年05月19日日本マイクロソフトは5月18日、ワコールが店舗販売員のスキルアップを実現するシステムとしてWindowsタブレット、Microsoft Azure、Office 365を採用したと発表した。ワコールは各店舗販売員にWindowsタブレットを配布するとともに、教育用コンテンツをクラウドサービスの Microsoft Azure上に配置。コンテンツをWindows アプリ、Office 365に加え、ソリマチ技研の接客システム「UNITE-R2 セールスコンシェルジュ」を活用し、以下の取り組みを進める。ビューティーアドバイザー向けの教育用テキストとカタログの電子化Microsoft Excelでの教材レイアウト、データ管理Microsoft Excelによる商品情報の更新作業Microsoft SharePoint Onlineでの確認テストによる学習状況の追跡調査SharePoint Onlineによるノウハウ・成功事例などのリアルタイムな情報共有Windowsタブレット上カタログの接客での活用ワコールが販売員の教育にWindowsタブレットを採用した経緯には、販売戦略や営業体制を見直し、縮小均衡にある国内のアパレルマーケットを活性化させる狙いがある。Windowsタブレットを販売員が用い、イベント企画などを店舗と直接交渉・商談できる能力などの新たなスキルを養うことで、生産性の向上が期待されている。首都圏の主要25店舗では、Windowsタブレット65台の展開を完了し、今後1年半程度をかけて国内の百貨店約240店舗にWindowsタブレットを導入していく計画。導入完了後は、百貨店の販売員約1000人に対し、約3人に1台の割合でWindowsタブレットが配置されることになる。また、本システムはMicrosoft Azure上に展開されているため、こうしたWindowsタブレットの利用拡大に対し、柔軟に対応できる環境も整っている。
2015年05月19日ロッテは、サントリー食品インターナショナルのドリンク「GREENDA・KA・RA」とコラボレーションした「GREENDA・KA・RAタブレット」と「GREENDA・KA・RAキャンディ(袋)」を発売する。想定小売価格はタブレットが140円前後(税抜)、キャンディが200円前後(税抜)。5月26日に新発売の「GREENDA・KA・RAタブレット」は塩分補給、5月12日にリニューアルの「GREENDA・KA・RAキャンディ(袋)」はミネラル補給(1粒でナトリウム約6mg、カリウム約1mgを摂取)ができることが特徴。両商品とも、グレープフルーツ・レモン・トマト・食塩・海藻・はちみつの6種類の素材を使用し、やさしい美味しさとのこと。なお、「GREENDA・KA・RA」は2012年4月の発売以来、“日常生活の水分補給飲料”として、こどもから大人まで幅広く好評としている。グレープフルーツやレモン、海藻などの素材でできており、汗で失われる水分やミネラルを効率よく補給することができる。また、人工甘味料や保存料は使用していないため、こどもから大人まで安心して飲むことができるという。
2015年05月15日パラゴン ソフトウェアは12日、Windowsタブレットに最適化したバックアップソフト「Paragon Drive Backup for Tablet」を発表。同日から法人限定で発売した。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1。Windowsタブレットのバックアップ・リカバリ専用となるソフト。ベースのソフトウェアは「Paragon Drive Backup 14 Professional」で、ストレージ単位やパーティション単位で丸ごとイメージバックアップが可能。RMB 3.0を使い、Windows PE 5.0に対応したリカバリメディア(CD / USBメモリ / USB HDD)を作れる。リカバリメディアから起動することで、自動リカバリが可能だ。バックアップイメージは、HDD内にバックアップ用の専用領域となる「バックアップカプセル」を作成して保存する。また、CD / DVD / ブルーレイディスクなどの光学ドライブをイメージ保存先に指定できるほか、USBメモリ / USB HDD / SDメモリーカード、およびネットワーク上の共有ドライブやクラウドストレージにもバックアップできる。
2015年05月13日ドスパラは8日、タブレットをカメラ用三脚にセットできるホルダー「三脚用 タブレットクリップ DN-12613」を同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込999円。DN-12613は、タブレットやスマートフォンを三脚に取り付けられるホルダー。タブレットやスマートフォンをクリップ部分に挟み、本体についているネジ穴で三脚に取り付けて使用する。ネジ穴のサイズはカメラ用三脚で使用されている1/4-20UNC(インチ)サイズ。また、単体でスタンドのように使用することも可能。本体サイズはW13.8×H9.9×D1.2cm、重さは約46g。対応機種は、縦または幅が約20cmまでのタブレット・スマートフォン。
2015年05月08日ドスパラは28日、タブレットを保護してくれるうえに華やかに彩る、7~7.9インチ向けタブレット用ケース「DN-12674」を、同社直営の「上海問屋」にて販売開始した。5色のカラーバリエーションを用意し、価格は税込999円。伸縮するゴムストラップでタブレットをホールドする構造で、iPad miniを含む、厚みが約1cmまでの7~7.9型サイズのタブレットに幅広く対応する。画面カバー部は開いている状態ではスタンドとしても使え、本体を見やすい角度でキープできる。ホルダー部は360度回転でき、横置き・縦置き状態での設置も可能。本体サイズは、閉じた状態でW143×D203×H25mm、開いた状態でW298×D203×H20mm。重量は136g。カラーバリエーションは、ブラック、レッド、パープル、グリーン、ブルーの5色。
2015年04月28日サンコーは24日、タブレット用の軽量ホルダースタンド「立って持ってて」を販売開始した。価格は税込5,980円。価格は5,980円。タブレットを手で持たずに使える、高さ調節可能な床置き用ホルダースタンド。ホルダー部は角度も自由に調整できる。素材はアルミとABS製。装着できるタブレットのサイズは7~10インチサイズのものまでで、サイズは対角160~310mm、厚さ14mmまでに対応。本体サイズはW505~670(アーム長)×D505×H780~1,150mm、重量は1,100g。
2015年04月27日ドスパラは4月22日、タブレットを手のひらに固定するハンドホルダー「DN-12832」を同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込799円。タブレット操作の際にかかる、手への負担を軽減する目的で開発されたハンドホルダー。DN-12832のフックをタブレットの角に取りつけて使用する。タブレット背面に備えられたマジックテープ式の輪に手を差し入れて装着。タブレットを手のひらに乗せた状態で固定できるため、長時間の作業に向いているという。手のひらとタブレットを固定した状態でタブレットを回転することが可能だ。マジックテープ部分に搭載されたロックを解除すると、タブレットスタンドとしても使える。取りつけ用のフックは2種類付属し、使用するタブレットのサイズに応じて取り替える。対応するタブレットはiPad Air/iPad miniなど。サイズは直径116mmで、重量は約105g。
2015年04月24日サンコーは、スマートフォンとタブレットを同時に固定できるホルダー『スマホ&タブレットデュアルホルダー「両手で持って手!」』を発売した。価格は税込み3,480円。『スマホ&タブレットデュアルホルダー「両手で持って手!」』は、2つのアームでスマートフォンとタブレットを固定するホルダー。空中のスペースに配置するため、デスク上の邪魔にならない。またベッドサイドに固定すれば、寝ながら端末を操作できる。ホルダー自体は360度回転し、縦置きや横置きなど任意の位置に調整可能。アーム部分は、自由に形を変えることができるため、端末を理想の位置に設置できるという。天板に当たる部分は、キズ防止、ズレ防止のためゴム素材が採用されている。『スマホ&タブレットデュアルホルダー「両手で持って手!」』のサイズは次の通り。スマートフォンホルダーが幅約71mm×高さ約78mm×奥行き約77mm、スマートフォン用アームが直径約10mm×長さ約700mm、タブレットホルダーが幅約150mm×高さ約165mm×奥行き約55mm、タブレット用アームが直径約12mm×長さ約730mm、L字型アタッチメントが幅約31mm×高さ約143mm×奥行き約100mm、クランプ式固定台が幅約51mm×高さ約105mm×奥行き約91mm。重量は約1,311g。対応するスマートフォンのサイズは、幅約106mm以下×厚さ約19mm以下。対応するタブレットのサイズは、幅約109から230mm×厚さ約18mm以下。対応する天板は、厚さ約5mmから64mm。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月18日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:どの液晶ペンタブレットを買おうか迷いに迷ったあげく、手描きに近い描画感覚とモチベーションのために液晶ペンタブレットの購入を固く決意したひかり。みずほ先輩とのショッピングに浮き足だつひかりの後をつばさも追いかけ、3人で家電量販店を訪れることに。さて今回は…?★1月30日 18:30 駅前の家電量販店(小休止)~周辺機器コーナー~
2015年04月16日ワコムは1日、同社の公式Twitterアカウント(@wacom_info_jp)にて、猫専用の液晶ペンタブレットを開発していることを発表した。開発中であることが明かされた「猫専用液晶ペンタブレット」は、昨今の液晶ペンタブレットの発熱量が改良によって減少し、結果として「猫が乗らなくなった」とのユーザーの声を受けて開発されているもの。公式Twitterアカウントでは開発風景が公開されており、実際に温度管理を担当する猫のスタッフが業務にあたっている様子を紹介している。なお、4月1日より新入社員が公式Twitterアカウントの担当となっており、社内の様子のツイートが連続して行われている。このほかの新製品に関する企画会議などの様子も公開されているため、詳細は同アカウントを参照してほしい。
2015年04月01日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:液晶ペンタブレット(略称:液タブ)と板タブレット(略称:板タブ)両方の使用感を比べた上で、Cintiq」シリーズの購入を再度決意したひかり。しかし、同じマンガ・イラスト研究会のつばさから、本当にその決断でいいのかと詰め寄られます。迷いに迷ったひかりはみずほに「液晶ペンタブレットのメリット」を尋ねることに……。★1月30日 17:45 マンガ・イラスト研究会 部室にて
2015年03月31日注目のダイエットサポート成分配合炭酸飲料2種発売株式会社ポーラは、「HMB」と「L-カルニチン」を配合したダイエットサポート炭酸飲料『スパークリングウォーターバーニングプラスHMBダイエット』と、『スパークリングウォーターバーニングプラスHMBダイエットジンジャー』を2015年4月2日に発売する。同品は、1本当たりHMBを100mg、L-カルニチンを500mg配合し、美容やダイエットに関心のある人、健康やメタボが気になる人などに向けた、どちらも無果汁でカロリーゼロのダイエットサポート飲料となっている。商品概要・スパークリングウォーターバーニングプラスHMBダイエット・スパークリングウォーターバーニングプラスHMBダイエットジンジャー価格:各5,000円(税込み5,400円)内容量:500mlペットボトル・24本入り(プレスリリースより引用)代謝をあげてダイエットをサポート「HMB」とは、近年、注目されており、正式名称を「ベータヒドロキシベータメチル酢酸」といいアミノ酸の一種で筋肉のエネルギー源になる成分だ。通常体内で少量しか作られない「L-カルニチン」は、脂肪を筋肉細胞内にある脂肪の焼却炉といわれるミトコンドリアへと運搬する燃料供給ポンプのような働きをし、多くは筋肉に存在する。羊肉や牛肉などの肉の赤身に含まれるため、食物から補給することができるが、卵や豆類、野菜には含まれていない。体内で作られる量は加齢に伴い減少してくることや、ダイエットで肉を食べる回数が減る人などは不足する可能性がある。体内で「HMB」や「L-カルニチン」が不足すると運搬作業が滞り、基礎代謝も落ちる。同品で継続的に摂取し、基礎代謝をあげて脂肪燃焼を促進させて燃焼体質を作りたい。同品は、全国のポーラレディ、コスメ&エステショップ「ポーラザビューティ」約620店を含む、全国約4800店のポーラのお店でカタログ販売にて取り扱う。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ポーラプレスリリース/日経プレスリリース
2015年03月29日MMD研究所は3月23日、タブレット端末に関する利用動向のインターネット調査を実施し、その結果を発表した。調査対象はタブレット端末を所有する20歳以上の男女で、1108件の有効回答を得られた。調査期間は2015年3月5日~7日まで。調査結果によると、タブレット端末の利用頻度は「ほぼ毎日」が54.1%、「週4~5回」が14.7%、「週2~3回」が11.8%、「週1回程度」が8.5%という結果となった。タブレット端末を週1回以上利用する人は89.1%。外出先でのタブレットの携帯は「よく携帯している」が32.4%、「たまに携帯している」が23.7%となり、55%以上の人がよく持ち歩きしていることがわかった。年代別では、20代が43.1%、30代が36.6%が「よく携帯している」ことがわかった。若い世代ほど、タブレット端末の常時携帯が普及している。よく使うアプリのジャンルは、全体で最も多かったのが「動画」で45.8%、次いで「天気」「ニュース」が35.3%となった。対象をよくタブレット端末を持ち歩いている人(N=359)に絞ったところ、「動画」が57.9%とトップと同じだったが、「SNS」が49.3%(全体だと31.3%)、「ゲーム」が45.4%(全体だと32%)と大きな違いがあった。
2015年03月24日MMD研究所は23日、タブレット端末を所有する20歳以上の男女1,108人を対象に行った「2015年3月タブレット端末に関する利用動向調査」の結果を公開した。それによると、56.1%の人がタブレットを携帯しているという。タブレット端末を所有する20歳以上の男女1,108人を対象に、タブレットの持ち歩きについて聞いたところ、「よく携帯している」が32.4%、「たまに携帯している」が23.7%となり、合わせて56.1%の人がタブレット端末を持ち歩きしていることがわかった。年代別では、20代の43.1%、30代の36.6%が「よく携帯している」と回答している。続いて、タブレット端末の利用頻度について聞いたところ、「ほぼ毎日」が54.1%、「週4から5回」が14.7%、「週2から3回」が11.8%、「週1回程度」が8.5%という結果となり週1回以上の利用者は89.1%だった。タブレット端末所有者に「毎日から週1回程度」または、定期的に利用しているアプリのジャンルについて聞くと、最も利用が多かったのは「動画」で45.8%、次いで「天気」、「ニュース」が35.3%となった。また、タブレット端末を持ち歩いていると回答した人に、同様の質問をすると、「動画」が57.9%で最も多く、次いで「SNS」が49.3%、「ゲーム」が45.4%と全体とは異なる結果となった。そのほか、タブレット端末が便利な理由についても質問。最も多かったのは「画面が大きい」で54.0%の人が回答した。次いで「Wi-Fiがあればどこでも利用できる」(50.5%)、「持ち運びに便利」(47.2%)、「起動時間が速い」(44.8%)、「パソコンサイトが閲覧できるから」(41.5%)となった。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月23日イオンは20日、学研とコラボレーションした「学研がんばるタブレット」を発表した。発売日は27日。全国の「イオン」430店舗で販売する。「学研がんばるタブレット」は、小学1年から中学3年までの文科省学習指導要領に対応した学習コンテンツ「学研ビクトリー」が利用できる8型タブレット。「学研ビクトリー」のコンテンツは、学校の授業進度に合わせて毎月配信され、学習を進めると「iポイント」を貯めることもできる。ポイントは、グッズや「WAONポイント」と交換可能。端末は、保護者によるインターネットやタブレット利用時間の制限設定(ペアレンタルコントロール)も行える。端末名は「HUAWEI MediaPad T1 8.0【教育モデル】」。価格は税別36,000円で、24回払い(1,500円/月、税別)も選択可能。コンテンツは小学1年~2年が月額900円、小学3年~6年が1,500円、中学1年~3年が2,000円(いずれも税別)。通信サービス「IIJmioウェルカムパック for イオン」も同時購入でき、通信容量4GB/月のSMS対応ミニマムスタートプランの場合で価格は月額1,040円(税別)となる。
2015年03月21日サンワサプライは18日、12.5インチまでの大型タブレットを6台まで収納できるタブレット収納保管庫「CAI-CAB15W」を発売した。価格は税込75,384円。6台のタブレットを収納できる保管庫。12.5インチまでのタブレットを収納できる。保管場所は棚板で区切られており、棚板には傷や滑落を防止するクッションシートが貼り付けられている。本体内部の前面 / 背面の左右には充電用の電源タップを設置でき、内部にはケーブルを引っかけるフックを備える。前面の扉と背面のパネルは鍵付きで、前面扉はアクリルウィンドウ仕様。前面扉は付け直すことで、開き方を左右どちらにも変更できる。キャスター&アジャスタも付属し、セキュリティワイヤーも取り付け可能。本体サイズはW356×D515×H475mm、重量は20kg。
2015年03月18日カナダBlackBerryは14日、ドイツ・ハノーバーで開催されている「CeBIT 2015」で、セキュリティを特徴とするタブレット「SecuTABLET」を発表した。Samsung、IBMとの共同開発となり、セキュリティニーズの高い政府機関や企業市場を狙う。SecuTABLETはSamsungのAndroidベースのタブレット「Samsung Galaxy Tab S 10.5」をベースに、同社が2014年末に買収したドイツSecuSmartのセキュリティ技術を統合する。IBMは安全性を強化するアプリラッピング技術を提供し、業務用とプライベートを分けて利用できるという。IBMはまた、政府機関のさまざまなクライアントのインフラにSecuSmartのセキュリティソリューションを実装するのを支援するという。SecuSUITEはBlackBerry 10向けに音声通話、テキストメッセージ、電子メール、カレンダーを含むPIMデータを安全に利用できるセキュリティ機能セット「SecuSUITE for BlackBerry 10」を提供しており、SecuTABLETはこれを補完すると位置付けている。BlackBerryは現時点でSecuTABLETのOSをはじめ詳細な技術、価格、発売時期などの情報は明らかにしていない。BlackBerryは2010年、自社QNXベースのタブレット「BlackBerry PlayBook」を発表しているが、同タブレットは業績悪化などを受け、その後販売終了している。同社によるとSecuTABLETは現在、ドイツ連邦政府の情報技術セキュリティ庁(BSI)が定める公務利用向けのセキュリティ認定「VS-NfD」を受けているところだという。ドイツ政府は2013年6月にEdward Snowden氏により明らかになった米政府(NSA:国家安全保障局)の監視プログラムに非難の声を投げかけていた。なお、モバイルの安全性や業務向けモバイルソリューションはこのところのトレンドであり、3月はじめの「Mobile World Congress」ではPGP暗号技術を開発したPhil Zimmermann氏らが参加する企業Silent Circleが、セキュリティに特化したAndroidベースのタブレット「Blackphone +」を発表している。
2015年03月17日日本マイクロソフトは、Windows Pro PC/タブレットとOffice 365 Businessを同時契約した法人向けにOffice 365 Businessを45%割引で提供する「セット割キャンペーン」を展開している。期間は3月31日まで。応募条件は、Windows Pro PC、タブレットとOffice 365 Businessを同時契約した企業で、個人での購入は対象外。対象製品は、Windows Pro PCまたは各種タブレット(Surface Pro、iPad、Android 含む)で、指定の代理店から購入する必要がある。新規に中古PCまたはタブレットを購入し、Office 365 Businessを同時契約し場合もキャンペーン対象となる。詳細はこちらを参照。
2015年03月16日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:あこがれの先輩・みずほの「Cintiq」シリーズを触らせてもらい、デジタル作画の楽しさを知ったひかり。液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズの購入を決意したその瞬間、「待った」をかける声が!その声の主とは……?★1月30日 17:00 マンガ・イラスト研究会 部室にて(小休止)
2015年03月13日サンワサプライは10日、12インチまでのタブレットを10台まで収納できるキャスター付きタブレット収納保管庫「CAI-CAB23W」を発売した。価格は103,680円。10台のタブレットを収納できる保管庫。12インチまでのタブレットを収納でき、サイズがあえばノートPCなども保管可能。保管場所は棚板で区切られており、棚板には滑り止め用のマットが敷かれているため機器が傷が付きにくい仕様となっている。棚板は取り外すこができ、収納スペースを広げてプリンタなどの大型機器を設置することも可能。本体内部の前面 / 背面の左右には電源タップを配置するスペースがあり、前面の扉と背面のパネルは鍵付き。前面の扉は付け直すことで開き方を左右どちらにも変更できる。上面には取っ手が、底面にはキャスターを装備するので収納庫の移動も手軽に行える。本体下部にはフリースペースも用意。充電器や無線LANルータなどを置いて利便性を高められる。総耐荷重は40kg。本体サイズはW500×D510×H1,000mm、重量は20.5kg(キャスター含まず)。
2015年03月10日サンコーは25日、市販の三脚をタブレットスタンドとして使うホルダープレート「カメラ三脚用タブレットデスク」を発売した。同社直販サイト「サンコーレアモノショップ」の直販価格は税込み1,980円。使い方は、まずホルダープレートの背面にある三脚取り付け穴に、三脚のネジを固定。続いて、タブレットの画面サイズに合わせてホルダープレートのフックを調節して、タブレットを取り付ける。本体サイズは約W300×D210×H44mm、重さは約250g。取り付けられるタブレットのサイズは、画面サイズが7~10型、短辺が約90mm~210mm、長辺が約135~300mm、厚みが約16mmまで。
2015年02月27日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:お目当ての画材が手に入らずしょんぼりしていたひかりに、先輩のみずほが液晶ペンタブレットを紹介しています。先回はサイズの違いについて。さて今回は……?★1月30日 16:30 マンガ・イラスト研究会 部室にて
2015年02月27日米Googleは19日(現地時間)、同社のメールツール「Inbox」のモバイルアプリ(Android、iOS)をタブレットにも対応させた。Google PlayまたはAppleのApp Storeから入手できる。Webアプリ版の動作環境も拡大しており、Chromeに加えて新たにFirefoxとSafariでも使用できるようになった。Inboxは、メールをより使いやすく、今日のWebに適したスタイルで利用できるようにする。Gmailの開発チームが手がける新しいメールツールだ。大量に届くメールを自動的に分類し、情報をインテリジェントに表示するほか、リマインダ機能や、すぐに対応する必要のないメールやリマンダを先送りするSnooze機能を備える。昨年10月に開発発表が行われ、招待形式のベータサービスが始まっていた。招待状はinbox@google.comに試用希望のメールを送って入手する。Internet Explorerに未対応で、Google Appsアカウントでは使用できないなど、Inboxを使うにはまだまだ制限が多い。しかし、タブレット対応は大きな前進であり、またGoogleは先週、買収後もApp StoreやMac App Storeで提供し続けてきたメールアプリ「Sparrow」の配信を終了させた。メール関連のサービスとツールをGmailとInboxにまとめる準備を着々と整えている。
2015年02月20日神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、ワコムブースでは同社の液晶タブレット製品を展示していたほか、プロフェッショナルによるセミナーも開催。最新のクリエイト環境やテクニックに触れられる場でもあった。なお、CP+2015のワコムブースや、Cintiq Companion 2、Cintiq 27QHDといった製品については、マイナビニュースのクリエイティブチャンネルで詳細に取り上げている。そちらもぜひご覧いただきたい。カメラマン向けの新製品として期待したいのが、2月20日発売の「Cintiq Companion 2」だ。これは13.3型Windows 8.1タブレット。比較的小型ゆえに、出先で撮影した画像を即確認したり、必要に応じてレタッチを施すという使い方ができる。また、Windowsタブレットなので、これまでのスタイルと違ってノートPCを別途持ち運ぶことも不要だ。写真に見えるキーボードはオプションとなる。Cintiq Companion 2は、CPUに第4世代Intel Core iプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)を使用し、最上位モデルはCore i7-4558U(2.8GHz)、メインメモリ8GB、ストレージ256GB SSDと、かなりのハイスペックマシンだ。液晶ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドットで、別のPCやMacに接続して「液晶ペンタブレット」として使うこともできる。本体サイズはW374.1×D247.7×H17.0mm(グリップパッド含む)、重さは約1.7kgだ。27型液晶(2,560×1,440ドット)を搭載した大画面モデル「Cintiq 27QHD」も展示していた。こちらは大きな作業スペースを持ち、カメラマンというよりもイラストレーター向けの製品となっている。
2015年02月15日液晶ペンタブレットを使ってみたいけど、どんな物があるのか分からない。あるいは、今ペンタブレットを使っていて、液晶ペンタブレットに変えようか迷っている…。そんなクリエイターの方も多いのでは?連載「しんてぃっく!」の舞台は、日本のどこかにあるかもしれない和込大学(わこむだいがく)のマンガ・イラスト研究会。そこで日夜イラストを描いている女子大生たちも、液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズが気になる様子。彼女たちと一緒に、液晶ペンタブレットについて知識を深めていきましょう。★登場人物前回のあらすじ:画材を買いに出かけたのに、お目当てのコピックが売り切れでしょんぼりしていたひかり。先輩のみずほと話していたら、液晶ペンタブレットを薦められ……?★1月30日 16:00 マンガ・イラスト研究会 部室にて★1時間後……
2015年02月13日1万人以上の調査対象者にタブレットを配布し、アンケートデータの収集に活用しているビデオリサーチ。従来の紙によるアンケートから、タブレットによる調査システムを導入したことで、どのような効果が得られたのだろうか。ビデオリサーチの担当者に話を聞いた。○ライフスタイルの多様化が調査項目の増大に繋がったビデオリサーチは、テレビ番組の視聴率をはじめとして、さまざまなメディア・マーケティングデータを提供していることで知られる企業だ。同社は2014年10月に、全国主要7地区において一般生活者1万人以上に対して通信機能付きタブレット端末を配布して調査する国内最大規模のシングルソースデータサービス「ACR/ex」をリリースしている。「ACR/ex」の前身となる「ACR」は、1976年のスタート以来、紙によるアンケートで回答を収集してきた。調査員がアンケート用紙を配布して後日、回収した後に、データを入力・集計といった工程を踏むため、調査からデータ化まで約4カ月を要していた。この「ACR/ex」では紙に代わってデータ通信対応のタブレットで調査。情報を直接送信してもらう形に変更したことで、調査工程の短縮化を実現している。長年続いた調査方法を大きく変更したもうひとつの理由として、同社のソリューション推進局ACR/ex事業推進部長の岩城 靖宏氏は「ライフスタイルの多様化で、生活者の特性を捉えるための情報量が膨大になってきた」という点を挙げている。紙の調査票の場合、"男性向け"といった特定層に向けた質問であっても、全ての項目をアンケート用紙に用意しなければならず、その膨大な量と煩雑さは対象者の心理的な負担となり、回答に影響を与える可能性がある。だが、タブレット端末を利用することで、対象者のセグメントごとに必要な設問のみが現れるようにコントロールできることや、回答する画面が瞬時に現れることによる「ストレスフリーな環境」が提供できることを魅力に感じたという。これに加え、継続して回答してもらえるような工夫が実現できることや、調査対象者の継続した変化を捉えられるメリットを岩城氏は導入の理由として挙げている。○従来の調査方法をデジタルでも実現できるタブレットという選択肢単にタブレット端末と言っても、通信機能付きであれば、ビデオリサーチ側と調査対象者側、双方に負担のない形でアンケートの頻度を上げることができ、季節に応じたデータの変化を知りたいというクライアントのニーズにも応えられる。調査対象者全員にタブレットを配布する結論に至った理由は「調査対象者のデバイス環境に一切影響されることがなく、同一の環境で調査することが可能だから」と岩城氏は答える。このACR/exのデータは市場全体の推計を可能とするため、対象者を無作為に抽出している。そのため、すべての対象者がPC所有者とは限らないし、それぞれ調査環境が大きく異なることは管理上無理があることは容易に想像がつく。より所有率が高い携帯電話やスマートフォンを使うという手もあるが、画面が狭く調査内容を表示しきれない。これに加えて、テレビを見た時間や食事をしていた時間、買物をしていた時間などを用意したスケール上に線を引いてもらうことで回答する"線引き式"と呼ばれる回答形態への対応が困難という問題があった。そうしたことから画面サイズが大きく、紙のアンケートと同じ回答形態が実現できる、タブレットの採用に至ったのだそうだ。だが、ACRは40年以上調査を続けているデータであることから、紙からタブレットへと調査方法を変えたことで回答の傾向と質が大きく変化することで継続性が失われてしまうのではないかという懸念もあった。そこで、2012年度より実際にタブレット端末を使って調査実験を実施。従来と回答の傾向と質に大きな変化がないことを確認できたことから、2014年度から本格的な運用とデータ取得を開始し、同年10月にACR/exのサービスリリースへと至った訳だ。タブレット端末の活用によって、サンプルの代表性を担保しながら、定期的な調査とスピーディなデータ収集を行うことで、より的確で多面的な生活者の情報を迅速に提供することが可能となった。○iOSではなく、Androidという選択ビデオリサーチがACR/exの導入に当たり、採用したのはNTTドコモの富士通製Androidタブレットになる。当初はiOSとAndroidのどちらを採用するか検討していたそうだが、Androidに決めた理由はMDM(モバイルデバイス管理)にあったと岩城氏は話す。調査対象者に配布するタブレットはあくまでアンケート回答用である。ITに関する知識があるとは限らない対象者が操作で混乱しないためにも、想定している以外のアプリや機能が画面上に表示されないというのが、導入する上で必須だったそうだ。だがiOSの場合、当時はMDMを導入しても設定画面を開くのを防げなかった上、OSのバージョンアップ通知が自動的に出てきてしまうなどの問題があったという。そのため「Androidの方が我々のニーズに合った管理ができる」(岩城氏)と判断し、Androidタブレットの導入に至ったのだそうだ。富士通製の端末を採用したことから、導入しているMDMも富士通製になったと、岩城氏は話す。リモートでの監視にも対応しているそうで、モニターが別のSIMカードを挿入し、別の用途に利用しようとした場合でも、その動きを感知して情報をフィードバックし、監視できる仕組みを備えているとのことだ。またNTTドコモのタブレットを選んだ理由について尋ねると、導入を検討した当時、LTEによる通信機能を内蔵したAndroidタブレットを提供していたのがNTTドコモだけであったことが大きいと、岩城氏は答えている。他社はWi-Fiルーターとのセットによる提案であったが、多数いる調査対象者に対して複数のデバイスを貸し出すと、対象者側の取り扱いが面倒になることに加えて、デバイスの発送と返却時の管理にかかる手間が非常に煩雑になってしまう。多くのデバイスをシンプルに管理できるようにするためにも、回線と端末がセットになっていることが、導入する上で必須だったようだ。ちなみに調査対象地域は、東京駅を中心とした50km圏内、及び7大都市圏と、都市部を対象にしていることから、導入する上でネットワーク面での不安はあまりなかったとのこと。それでも、「実験開始当初は現在ほど、LTEのエリアが広くカバーされている訳ではなかった」とソリューション推進局ACR/ex事業推進部主事の岸 斉史氏は話す。それゆえモニターが住む地域でLTEに接続できるかどうかを、NTTドコモ側と情報共有しながら、電波対策などを進めていったそうだ。なお実際に導入した台数は、実験段階では140台であったが、本番のサービス用として約1万5000台と、大規模な導入となっている。調査対象者の数は7つの地域で1万人以上だが、それを大きく超える台数を導入した点には、いくつかの理由があるという。1つは、東京とそれ以外の地域のモニターとで、端末を貸し出すサイクルが異なること。東京以外のエリアでは春先の3ヵ月だけの協力となるが、東京はデータのニーズが高く、調査対象者を半年毎に入れ替えながら1年を通じて調査を実施しているのだという。入れ替え分の台数をあらかじめ確保しておかないと、スムーズな入れ替えができず調査に途切れが出てしまうことから、余分に台数を確保しているそうだ。そしてもう1つは、「対象者を説得したり、アンケートの回答動向をチェックしたりする調査員にもタブレットを活用してもらっている」(岸氏)ためだという。○センシティブな情報を取り扱うが故に、セキュリティは慎重な検討を全国で1000人近くいる調査員も、従来は調査対象者の個人情報などを紙で管理していたそうだが、ACR/exの導入を機にタブレットを活用した管理へと変更。これによって、調査員が担当する対象者が、どの程度アンケートに答えているかなどをリアルタイムに確認でき、相手に応じた対応がよりしやすくなったとのことだ。また、調査対象者と調査員のタブレットでは、利用しているネットワークも変えているとのこと。対象者向けの端末には「ビジネスmoperaインターネット」を用い、VPNを組み合わせることでアクセスできるURLの制限などを実施した。だが、調査員用の端末では個人情報を扱うことから、ドコモの閉域網サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」を利用。ビデオリサーチの社内システムに直接接続することで、インターネットなど他網からのアクセスを遮断し、一切情報が出ない仕組みにしている。もちろん、専用線を用いるとなるとランニングコストも高くなってしまう。だが「一般生活者から情報を頂いてビジネスしている以上、個人情報の保護は最も大事な部分」(岩城氏)であることから、セキュリティの確保には強いこだわりを持って取り組んだそうだ。ドコモによると、特に個人情報を扱う企業様から高いセキュリティを備えたネットワークの要望を受けており、金融機関や医療機関など同様の閉域網サービスを導入しているという。○タブレット導入でデータ量は増大も、クライアントに「より最適な答え」をでは実際のところ、タブレットを導入したことによるメリットはどのようなところに現れているのだろうか。この点について岩城氏は、「対象者に対する質問の量を10倍相当に増やし、従来より多角的なデータを、継続的に取得できるようになった」など、導入当初の目的をしっかり果たすことができていることが、大きなメリットになったと答えている。だが、データが増えたということは、その分データを分析する労力も大変なものになるはずだ。そこでビデオリサーチでは、ACR/exの提供に合わせて、分析に必要な要素は拡張しつつも使い勝手を向上させたASPサービス「VR-CIP」を開発。これを用いることにより、性別や年齢だけでなく、特定の商品を利用している人などより細かなターゲットに関する情報を、顧客が簡単に深掘りできるようになったという。「紙で同じことをするのに比べればコスト上がっているが、データと使い勝手が充実したことでクライアントからも好評をいただいている」と岩城氏は話しており、ビジネス面でも成果が上がってきているようだ。では今後、ACR/exをより充実させていく上で、どのような取り組みを考えているのだろうか。岩城氏は「まずはタブレット上で調査対象者がより使いやすく、回答しやすくするためのメニューやインタフェース開発を進めること。だが、次に進めるべきは環境面で対象者に回答してもらいやすくする仕組みを整えることではないか」と話している。そうしたことから将来的には、タブレットだけでなくスマートフォンでも回答できる環境を構築し、今購入した商品に関する情報など、リアルタイムな回答を得られる仕組みを作り上げていきたいとしている。さらに、スマートフォンを利用すれば日常生活のあらゆる行動のログを取得できる。もちろん対象者の了解を得た上での話しであるが、そうしたログを活用した商品サービスを開発することも、技術的に見れば不可能ではない。ただ、ログの取得には「自分の日々の行動情報を取られることに抵抗を抱く人が少なからずいるため、無作為抽出した方への導入はハードルが高い」(岩城氏)。そうしたことから、スマートフォンを用いた商品サービス開発は個人情報の保護も念頭においた上で、パーソナルデータの利活用を慎重に考える必要があると岩城氏は話している。
2015年02月10日