「2015年新生活、家電はどう選ぶ?」では、新生活向けの家電製品を数回にわたって紹介している。前回は洗濯機の選び方について解説したが、今回は、各カテゴリーでどんな洗濯機が出ているのかをまとめてみた。○パーソナル向けドラム式洗濯乾燥機ここでは、横幅が60cm以下のドラム式洗濯機を取り上げる。マンションなどの洗濯機置き場は、全自動洗濯機を想定して作られている場合が多いが、横幅60cmならば何とか収まるサイズだ。ただし、ドラム式の場合はドアを開いた時の寸法も考慮する必要がある。設置に必要なスペースにプラスして、手前に40~50cm程度の余裕をみておけばいいだろう。ちなみに、ドラム式洗濯機は一度に大量の水を排水することはないので、排水の手段さえ確保できれば、防水パンに設置しなくともよい。洗面所などに設置するためのオプションが用意されている製品もある。シャープからは、洗濯・脱水容量7kg/乾燥容量3.5kgの「ES-S70」が発売されている。幅が59.6cmで、奥行きが60cm。ドアを開いた時に必要なスペースは37cmだ。乾燥方式はヒーター方式を採用しており、洗濯~乾燥での消費電力量は1,600Whだ。パナソニックからは2015年2月25日に発表された「プチドラム」の「NA-VH320L」と「NA-VD150L」を紹介。いずれも洗濯・脱水容量7kg/乾燥容量は3.5kgだ。幅が59.6cm、奥行きが59.5cm。ドアを開いた時に必要なスペースは41.5cmだ。乾燥方式はNA-VH320Lがヒートポンプ方式、NA-VD150Lがヒーター方式を採用。洗濯~乾燥での消費電力量は、NA-VH320Lが1,100Whで、NA-VD150Lが1,860Wだ。日立アプライアンスからは「ビッグドラムスリム」の洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量6kgタイプ「BD-ST9700」と「BD-S8700」を紹介しよう。幅が60cm、奥行きが71.5cm。ドアを開いた時に必要なスペースは42.5cmだ。ドラムの奥行きを39cmと長めにすることで、大容量化を実現している。BD-ST9700はタッチ式の液晶パネルを採用している。乾燥方式は蓄えておいた廃熱を乾燥時に使用する「ヒートリサイクル方式」と、風アイロンによる空冷式を併用している。洗濯~乾燥時の消費電力量は約810Whだ。○洗濯・脱水容量が6kg以下の縦型洗濯乾燥機スイッチを入れるだけで後は何もしなくてよいという洗濯乾燥機のメリットを最大限活かすには、乾燥の仕上がりや騒音などから見てもドラム式に軍配が上がる。とはいえ、縦型洗濯乾燥機は、衣類の素材や色などによって細かく分けて、水の量や洗剤などを調節して洗う人にとっては、ドラム式よりも使いやすいといえるだろう。ここでは、縦型洗濯乾燥機で洗濯容量が6kg以下の製品を紹介しよう。シャープからは、洗濯・脱水容量6kg/乾燥容量3kgの「ES-TG60L」と洗濯・脱水容量5.5kg/乾燥容量3kgの「ES-TG55L」が発売されている。いずれも幅が56.5cm、奥行きが59cmで、内寸53cm以上の防水パンに設置可能だ。乾燥はヒーター式で、洗濯~乾燥時の消費電力量(50Hz/60Hz)は2,090Wh/1,995Wh。パナソニックからは洗濯・脱水容量6kg/乾燥容量3kgの「NA-FV60B3」が発売されている。余熱を利用した乾燥方式「ハイブリッド乾燥」が特徴のモデルだ。幅が56.2cm、奥行きが57cmで、内寸52cm以上の防水パンに設置可能だ。乾燥はヒーター式で、洗濯~乾燥時の消費電力量(50Hz/60Hz)は、2,690Wh/2,890Wh。○洗濯・脱水容量が6kg以下の全自動洗濯機パーソナル向けでもっともスタンダードなのはこのカテゴリーだろう。インバーター方式と非インバーター方式があるが、インバーター方式のほうが、消費電力量や動作音を抑えられる。製品数が多いため、ここでは代表的なモデルのみを紹介していく。シャープからは、洗濯・脱水容量6kgの「ES-GE60P」を紹介する。節水効果がある"穴なし槽"を採用したモデルで、化繊1kgまで対応の風乾燥機能も搭載する。幅が56.5cm、奥行きが53.5cmで、内寸50.7cm以上の防水パンに設置可能だ。洗濯・脱水容量5.5kgの「ES-GE55P」、4.5kgの「ES-GE45P」も用意しているが、幅と奥行きはES-GE60Pと同様だ。3機種とも非インバーター方式となっている。パナソニックからは、インバーター方式の「NA-FS60H7」を紹介する。洗濯・脱水容量は6kgだ。汚れを泡で浮かせて落とす「泡洗浄」を搭載している。化繊1kgまで対応の風乾燥機能も搭載する。幅が56.2cm、奥行きが56.8cmで、内寸53cm以上の防水パンに設置可能だ。日立アプライアンスからは、洗濯・脱水容量6kgの「NW-6TY」を紹介しよう。NW-6TYは、高濃度洗剤液を使ったシャワー浸透洗浄を特徴としており、非インバーター方式だ。風乾燥機能も持つ。幅が55.7cm、奥行きが53cmで、内寸53cm以上の防水パンに設置可能だ。
2015年03月13日東芝は、IoTに適したソリューション「ApP Lite」ファミリ「TZ5000シリーズ」の新製品として、「TZ5010XBG」、「TZ5011XBG」、「TZ5021XBG」、「TZ5023XBG」の4製品をラインアップに追加したことを発表した。TZ5010XBG、TZ5011XBGは3月下旬から、TZ5021XBG、TZ5023XBGは6月から量産出荷を開始する。同製品は、独自のハードウェアによる自動電力制御技術によって発熱量を低減し、業界トップクラスの高いメモリ制御効率を実現している。さらにTZ5011XBG、TZ5021XBG、TZ5023XBGにはセキュリティ機能を搭載し、品質の高いプラットフォームを提供する。TZ5010XBG、TZ5011XBGは、無線通信規格であるWi-Fi 802.11ac 2x2通信機能に対応し、処理能力の高いデュアルコアCPU、グラフィックエンジン、ビデオエンジンを内蔵している。そのため大容量のデータを扱うOTTチューナー等のIoT機器に適している。従来品「TZ5001MBG」からCPU、メモリ性能および温度環境の範囲を拡張し、産業系を含むより多くのアプリケーションに適用可能。TZ5021XBG、TZ5023XBGは、LP-DDR2/3メモリを搭載し、モバイル用途に特化した省電力モード、省スペースパッケージに適した製品となっている。また、TZ5023XBGには、低電力で信号処理を実行するDSPとして「Cadence Tensilica HiFi mini」を搭載。小型化や省電力が求められるウェアラブルデバイスなどのIoT機器に適した製品となっている。さらにすべての製品において、IoT機器への組み込みを容易にする汎用ボード型のリファレンスデザイン、AndroidやYocto Linux (Yocto Project)に対応したSoftware Development Kit (SDK)、設計ガイドライン等のマニュアルを提供。これにより、機器メーカーはLinuxやAndroidといった高機能OSを搭載したIoT機器の開発期間を短縮できる。
2015年03月09日トレジャーデータとアットマークテクノは3月5日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)事業における協業を開始したと発表した。トレジャーデータのクラウド型データマネージメントサービス(DMS)「トレジャーデータサービス」が、アットマークテクノのIoTゲートウェイプラットフォーム「Armadillo-IoT」のビッグデータ分析ツール基盤として採用されることになり、センサーの接続からクラウド上でのビッグデータ解析までを実現するIoT環境が提供される。アットマークテクノのArmadillo-IoTは、各種機器・センサーとインターネットの接続を仲介するゲートウェイを中心に、IoTシステムの構築を支える組み込みプラットフォーム。これにトレジャーデータサービスを組み合わせることで、導入企業は工作機械や事務機器、各種ビーコンなどのセンサーデータをクラウド上で収集・保管し、各種のデータから短期間かつ経済的に新しい価値を生み出すことが可能となる。両者を組み合わせたIoTプラットフォームは、JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)にてすでに先行的に採用されている。JBATは、グループ企業のJBサービス(JBS)と連携して、3Dプリンターの稼働状況をモニタリングし、故障の予兆を分析してメンテナンスのタイミングを計るサービスを提供。JBSは、IoTプラットフォームを用いたモニタリングを行うことで、稼働状況のログを可視化し、これまで現場に到着してから確認していた情報を訪問前に把握できるようになった。将来的には、障害予兆を検知し、造形不良や機器故障が起こる前に予防保守が実現されることが期待されている。また、Armadillo-IoTはセールスフォース・ドットコムの「Salesforce 1 Platform」にも対応。セールスフォース・ドットコムは、トレジャーデータとアットマークテクノの協業により、Salesforce 1 Platformの顧客においても、センサーから生成されるビッグデータの分析を行う先進的な事例が拡大するものとみている。
2015年03月06日MediaTekは、グローバルな開発者イニシアチブの一環としてウェアラブルとIoT機器の開発設計者の支援に向けたサプライチェーン・パートナー・プログラム「MediaTek Labs Partner Connect」を発表した。同プログラムは、同社が提供している既存プラットフォームを補強するもので、開発者プラットフォームのポートフォリオである「MediaTek LinkIt」を使って同社の広範なパートナー・ネットワーク加盟者と開発者とを引き合わせることで製品開発の時間短縮を図ろうというもの。なお、パートナー同士の引き合わせサービスにアクセスするには、会員企業の相談を同社が受付、同社が事業内容とデバイスの技術的可能性を評価・検討した後に、同社がふさわしいパートナーの選定を行うという手順を踏む必要があるという。
2015年03月04日イオンは、「トップバリュ」ブランドから「トップバリュ デザイン家電シリーズ」を3月7日に発売する。プロダクトデザインユニット「印デザイン(インデザイン)」がデザインを手がけた。第一弾の製品群はトースターやコーヒーメーカーなど5製品だ。カラーはいずれもブルーとベージュを用意する。トップバリュ デザイン家電シリーズのデザインを担当するのは、池内昭仁氏・石井保幸氏からなるプロダクトデザインユニット「印デザイン」。使いやすさにこだわり、インテリアに調和しつつも存在感のあるデザインを目指したという。○オーブントースター1度に食パン4枚を焼けるオーブントースター。直径25cmの大きさのピザも切らずにセットできる。上下に各2本のヒーターを搭載し、出力は4段階で切り替え可能だ。サイズはW37.4×D33.8×H21.4cm、重量は3.8kg。販売価格は税込6,458円だ。○IHクッキングヒーター手入れしやすいよう、ガラストップを採用したIHクッキングヒーター。鍋なし自動停止や切り忘れ防止、温度上昇防止などの安全機能も持つ。サイズはW33.1×D33.1×H6.2cm、重量は2.7kg。販売価格は税込8,618円だ。○コーヒーメーカー容量800mlで1度におよそ6杯分のコーヒーを抽出可能なコーヒーメーカー。真空2層ステンレスサーバーで加熱せずに保温する。サイズはW26×D17.5×H30cm、重量は2.3kg。販売価格は税込7,538円だ。○電気ケトル本体が熱くなりにくい二重構造を採用した容量1,000mlの電気ケトル。倒れた時も湯がこぼれにくい転倒湯漏れ軽減機能を持つ。サイズはW14.5×D22×H23cm、重量は1.3kg。販売価格は税込5,378円だ。○ジュース&ミルミキサー省スペースにこだわったミキサー。サイズはW25.2×D16.8×H28cm、重量は3.6kg。販売価格は税込7,538円だ。
2015年03月03日Freescale Semiconductorは、IoTセキュリティの信頼性を高めるためのプログラムを発表した。「モノのインターネット(IoT)」が勢いを増す中、「IoTアプリケーションのセキュリティを確保するための統一ガイドラインが存在しない」という深刻な課題も浮上し始めてきており、Freescaleは標準規格の策定と業界指標の推進を目指すとする。具体的には、EEMBC(Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)の協力の下、深刻な組込みセキュリティ問題を特定し、ほかのEEMBCメンバと協業してIoT分野の機器メーカーやシステム設計者向けにセキュアなIoTトランザクションやIoTエンドポイントを実現するためのガイドラインを策定する。5月に米カリフォルニア州サンタクララで開催される「IoT Developers Conference第2回年次会議」において、このイニシアチブの創設メンバー会合を開く予定。また、フリースケール・セキュリティ・ラボを設立する。本社をはじめ世界各地に研究拠点を設置し、パートナー企業や顧客企業とともにクラウドからエンド・ノードに至るまで包括的にIoTセキュリティ技術の向上に取り組む。なお、年間研究開発費の最大10%をIoTセキュリティ技術の研究・開発に割り当てる。さらに 新興企業に対してIoTセキュリティのベスト・プラクティスを教育する専用プログラムを創設。Freescaleのパートナー企業によるエコシステムを通じてクラス最高のセキュリティ・サポートを提供していくとしている。
2015年03月03日Texas Instruments(TI)は2月26日、バッテリレスIoTコネクティビティを実現する「SimpleLink」超低消費電力ワイヤレスマイコンプラットフォームを発表した。同プラットフォームは1チップで同一のRF設計を用いており、Bluetooth low energy、ZigBee、6LoWPAN、Sub-1GHz、ZigBee RF4CE、独自モードなど複数のワイヤレスコネクティビティ標準規格を柔軟にサポートする。これにより、エネルギーハーベストによるバッテリレス製品や、1個のコインセルバッテリで数年にわたって常時動作する製品を実現する。同プラットフォームは、ARM Cortex-M3マイコン、フラッシュ/RAM、A/Dコンバータ、ペリフェラル群、センサ・コントローラやセキュリティ機能を1チップに内蔵した高統合製品。また、すぐに使用できるプロトコル・スタック群、TI RTOS、 Code Composer Studio IDE(統合開発環境)、開発ツール群、オンライントレーニングやE2Eコミュニティによるサポートなどにより、設計が容易となっている。最初の製品は、Bluetooth Smart向けの「CC2640」と、6LoWPANとZigBee向けの「CC2630」。また、Bluetooth Smart、6LoWPAN、ZigBeeや RF4CEなどの複数の2.4GHzテクノロジをサポートし、追加の柔軟性を提供する「CC2650」も使用できる。加えて、Sub-1GHz動作向けの「CC1310」やZigBee RF4CE向けの 「CC2620」を、2015年内に供給する予定。各デバイスは、4mm角、5mm角や7mm角のQFNパッケージで供給される。7mm角パッケージ製品は供給中で、その他のパッケージ製品はサンプル供給中、量産出荷は3月以降の予定。7mm角の製品の1,000個受注時の単価はCC2640が3ドル、CC2630が5.10ドルとなっている。なお、同プラットフォームを搭載した開発キットは、TI StoreとTIの販売特約店から供給中。2.4GHz動作向けの開発キットは、すべてCC2650を搭載したソリューションで、参考価格は29ドルから。
2015年03月03日IoT向け無線規格であるIP500の確立・普及を図るIP500 Allianceは2月24日、IP500 Alliance Japanの発足を発表した。IP500はEUで868MHz、米国で915MHz、日本では915MHz/928MHzというサブ1GHzの周波数帯を使用する。通信速度は500kbps、通信距離は500mと、同じ周波数帯のZigBEEやZWaveと比べて高速かつ遠距離で通信できる。また、ノードの数も最大2000と多い。IEEE802.15.4-2006、IPv6、6LoWPAN、UDPおよびBACnetTMに対応しているためネットワークコストを低減することができ、電池で5~10年動作が可能だという。また、メッシュネットワークを基本とし機器がアドホックでつながるため、機器が壊れてもすぐに他の機器でバックアップすることができるほか、既存ネットワークとの完全相互接続が可能となっている。IP500 AllianceのHelmut Adamski CEOによれば、HEMSやセキュリティ(防犯防火)設備の一元遠隔制御、公共施設に設置されたセンサー網で収集されたデータの一括管理システムなどでの利用を想定しており、中でもビルの火災警報器での活用を促進していくという。例えば、IP500をビルに導入した場合、火災時にモバイル端末所持者の位置を瞬時に捉え、即座に避難方向を指示できるほか、避難扉などの防火設備の動作を細かく操作したり、消防署への通報も行うことができるようになる。2015年春には日本で評価キットが発表される予定で、現在のモジュールは2チップ構成だが、今後2015年末までにモジュールをシングルチップ化することを目指していくという。IP500 Alliance JapanのPresidentに就任した豊崎禎久氏は「日本の独自市場として自動車産業のほか、多ノードのネットワークを利用するカラオケ業界でも普及を図りたい」とコメント。さらに、「春に向けて社団法人化する。年内に30社のメンバーを獲得したい」と具体的な計画を明かした。
2015年02月24日英ARM社は2月17日、IoT向けセキュリティソフトウェア企業の蘭Offsparkを買収すると発表した。Offsparkは、IoT向けの組み込み型トランスポートレイヤセキュリティ(TLS)ソリューション「PolarSSL」を開発する。PolarSSLは、センサーモジュール、通信モジュール、スマートフォンなどのデバイスに採用されている。ARMは、ARM mbedプラットフォームにおいて、PolarSSLを通信セキュリティ/ソフトウェア暗号化戦略の中心として統合。PolarSSLのブランド名を「ARM mbed TLS」と改名する。技術はオープンソースで提供し、開発者が商業目的で利用できる。ARM mbed TLSは、スタンドアロンまたはmbed OSの一部として、組み込みデバイスに最適化した最新のTLS/DTLSサポートを提供するほか、mbed OSのCryptoboxと併用したよりセキュアな環境を提供する。また、組み込みデバイスだけにターゲットを絞らず、非組み込みデバイスに対応する機能も拡張していく方針だ。ARMは、Apache 2.0ライセンス下でmbed TLS、Threadなどの主要技術を含むmbed OSを2015年後半にリリースする。mbed TLS 1.3.10は、すでにGPL下で既存のPolarSSLユーザにpolarssl.orgを通じて公開されている。
2015年02月18日●IoT事業に並んだインテルセキュリティの事業規模マカフィーは2月6日、都内で2015年の事業戦略説明会を開催した。昨年の事業を総括するとともに、セキュリティ市場のトレンドを語り、今後の展望を説明した。同社代表取締役社長のジャン・クロード・ブロイド氏は、「2014年は(同社が属する)インテルにとって記録的な年であった」と言及し、昨年の事業の総括をスタートした。コンシューマー事業においては、100社以上のISPパートナーとの協業、出荷される70%のPCにプリインストールされている。さらに、モバイルデバイスでは、ドコモ、ソフトバンク、KDDIとのパートナーシップによって、マーケットリーダーとしての地位をゆるぎないものにした。ちなみにインテルは、PC、サーバー、タブレット、電話向け製品で過去最高の出荷数量を達成。さらにIoT事業については前年比19%増で、金額として20億ドルを突破するなど、その好調を決算で発表している。そんな中、インテルセキュリティグループとしてのマカフィーの年間売り上げは23億ドルとなった。つまり、IoT事業とセキュリティ事業が拮抗する規模のビジネスになりつつある。そんな中で、マカフィーが目指さなければならないことは自ずと見えてくる。ブロイド氏は、セキュリティ市場のトレンドが従来のリスク保護からリスク管理重視のフェーズへと変化していることを指摘。その状況下においては、ITのインフラ全体を統合し、各種の情報を共有することで脅威に対するレスポンスレベルを最大限に向上させる必要があるという。これがSecurity Connected戦略の考え方となる。●Security Connected戦略の具体的なイメージは?例えばMcAfee Enterprize Security Mangerは、統合セキュリティプラットフォームを基盤に、セキュリティ情報とイベント管理を担う。これによって収集、分析したセキュリティ情報をひとつのプラットフォームの中で集中管理していけるわけだ。同社は、2017年への展望として、全世界で接続されたデバイス10億台以上を保護することをめざすという。インテルが2020年のIoTデバイスの予測を500億台とする中で、この数字はいかにも少なすぎる。ただ、マカフィーとしては、ゲートウェイの内側にあるデバイスについてはゲートウェイなどが統合的に保護するため、現時点では直接の保護対象ではないからと、少なくとも現時点ではカウント外であると説明する。今後、IoTのトレンドはもちろん、ウェアラブルデバイスなどが続々登場してくることが予想される中で、マカフィーの内側にいればすべてが保護されるという意味だ。それでも同社は、クラウドからチップまであらゆるデバイスにセキュリティを導入することの重要さを訴える。個々のデバイスを保護するだけでは十分なセキュリティ効果は得られない。セキュリティは「Connected」維持を徹底し、巧妙化する一方のサイバー攻撃を相互連携されたソリューションで回避していくという展望を訴えた。
2015年02月09日IDC Japanは2月5日、国内IoT(Internet of Things)市場における、2014年の市場規模実績と2015年~2019年の予測を発表した。IDCは、IoTを「IP接続による通信を、人の介在なしにローカルまたはグローバルに行うことができる識別可能なエッジデバイス(モノ)からなるネットワークのネットワーク」と定義している。今回の調査では、国内IoT市場を「インテリジェントシステム/エッジデバイス(IoTデバイス)」「通信モジュール、通信回線、通信機器」「IoTプラットフォームソフトウェア」「アナリティクスソフトウェア」「IoTインフラストラクチャ」「垂直市場ソリューション/専門サービス」「セキュリティサービス」という7つのテクノロジーに分類。要素別の市場予測を実施している。2014年のIoTデバイスの普及台数は5億5700万台、売上規模の推定は9兆3645億円となった。2019年には同市場のIoTデバイスの普及台数は9億5600万台、売上規模は16兆4221億円に達すると予測しており、予測期間内(2014年~2019年)の年間平均成長率(CAGR:Compound AnnualGrowth Rate)はそれぞれ11.4%および11.9%になると見込んでいる。テクノロジーの要素別に分類した場合、IoTデバイスの額は予測期間前半においてIoT市場全体の8割~9割を占めるとしている。一方で予測期間の後半では、IoTデバイスのコモディティ化が進み、IoT市場全体に占める割合が7割台に下落し、他の技術要素が少しずつ売上割合を増やすとしている。IDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストの鳥巣悠太氏は「IoTベンダーにとって、短期的には特定の垂直市場に強みを持つパートナーとの提携と、IoTソリューションの試験的な導入環境を積極的に提供していくことが勝ち残っていくために重要になる。また、中長期的にはグローバルエコシステムの中での存在感の確立と、業界一丸での関連法規制改善に向けたアクションが必須になる」と述べている。
2015年02月06日●売上規模は9兆3,645億円身の周りの様々な“モノ”がインターネットにつながりつつある昨今、モノのインターネット化(IoT、Internet of Things)が進みつつあることを、いち消費者としても肌で感じる。実際、現在の国内IoT市場の規模はどのくらいで、今後はどのような業種に拡大していくのだろうか。IT専門調査会社のIDC Japanは5日、国内IoTの市場予測を発表し、都内で記者説明会を開催した。本稿で、その内容をお伝えしていこう。○IoT市場の売上規模は9兆3,645億円記者説明会には、IDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストの鳥巣悠太氏が登壇して詳細を説明した。今回の調査では、国内IoT市場における2014年の市場規模の実績を算出。それによれば、2014年の国内市場におけるIoTデバイスの普及台数は5億5,700万台、売上規模は9兆3,645億円に上ったという。あわせて、2015年から2019年の市場規模予測も行っている。同社では、2019年にはIoTデバイスの普及台数は9億5,600万台、売上規模は16兆4,221億円に達すると予測している。2014年の売上規模9兆円の内訳を見てみると、大部分を占めているのがIoTデバイス、および通信モジュール類。これは、企業にM2M(機器間通信)を利用したシステムが普及した結果だ。鳥巣氏は「一昔前から現在までM2Mの時代が続いている。機器にシステムを組み込み別の機器と通信させる、グループ内における閉じた使い方がこれまでの主流だった」と解説する。しかし今後は、その周辺事業が伸びていくという。●今後IoTの拡大が見込まれる業種は?○今後IoTの拡大が見込まれる業種はエネルギー関連鳥巣氏は「IoTと相性が良い業種には、システムがすでに普及済み。今後は新規事業の開拓が急務になる」と語る。海外では、インテルがファッションブランドと提携してウェアラブル技術の普及を目指すといった報道が話題となった。こうした動きは日本国内でも見られており、富士通IoTプラットフォーム、KDDI M2Mクラウドサービスなど、“業種を問わず手軽にIoTを実現できるプラットフォーム”を提供するサービスが注目されつつあるとのことだ。製造業、輸送業などと親和性の高かったIoTだが、今後はこれまで縁がなかった業種にも拡大していくことが見込まれている。特に鳥巣氏が「2015年にIoTの動きが浸透する」と見ている業種はエネルギー関連。電力料金の高騰により、小売業者としては店舗の光熱費をいかに低く抑えるかが死活問題となる。このため、IoTを活用して電力料金の効率化を図る動きが活発化するとの見立てだ。実際、電力の効率化を図れる通信機能付きの電力計「スマートメーター」が売れているという。さらには「電力の小売り自由化の動きも追い風になる」(同氏)という。IDCでは「事業者にとって、顧客のニーズに沿ったプラットフォームをいかに選別していくか、その努力が必須になる」と提言する。IoTに、いかに付加価値を付随させたサービスを展開できるか。「斬新なアイデアを創造すべく、事業者同士の連携を推進すべき」だと提言した。また、「事業者はIoT関連のグローバル団体への積極的な参加を通じ、自国の技術やノウハウのプレゼンスを確立する」ことの必要性も指摘。かつて、国内の携帯電話メーカーは「フィーチャーフォン」という、世界でも有数の組み込み系技術による製品の開発に成功した。しかしグローバルに出て行かなかったために、スマートフォンに負けてしまった。こうした経緯をふまえた上での提言となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月06日いま人気の睡眠家電って何?ということで、ヤマダ電機渋谷店を訪ねてみました。そもそも睡眠家電とは?どういった基準で選ぶべきなのか?ヤマダ電機渋谷店の各フロアの担当販売員さんたちに聞いてみました。まず訪れたのは、照明器具フロア。フロア担当の松田駿汰さんによると、いまはLED照明が主流になっているとのこと。自然な眠りと目覚めにこだわった照明が人気松田氏「照度(明るさと暗さ)と色温度(白色系と暖色系)が調光できて、かつ、睡眠のリズムに従って自然な調光ができるシーリングライトが人気です。」―人気の睡眠家電、どのような基準で選べばいいのでしょうか?松田氏「例えば、パナソニックLC-640Aにはくつろぎの明かりに加えて、お休みタイマーで徐々に部屋を暗く、暖色系の明かりに変えていく機能があります。しかも、急激に暗くするのではなく、太陽が沈むときのように時間をかけてゆっくりと暗くなるというものです。目覚めの明かりにも力を入れていて、まるで、寝室に太陽が昇るときのように序々に明るくなるのが特長です。快晴の青空と同様の光で、スッキリと目覚められるようになっています。」松田氏「日立のLEDシーリング LEC-AHS1810CCは4段階の照度と色温度の調整が可能、NECのCrossFeelは6段階で明るさと色を変えられ、さらに、朝は小鳥のさえずり、夜は虫の音が搭載のスピーカーから聞こえるという機能へのこだわりようです。」子どもの勉強や睡眠に関心の高い層に人気―入眠に工夫を凝らすだけではなく、目覚めにも着目したシーリングライトはユニークですね。どのような人たちが購入するのでしょうか。松田氏「睡眠に良くて、勉強にも良いということで、お子様がいらっしゃる家庭の人たちが、お求めになっていきます」松田氏「特に、パナソニックのライトは、文字が読みやすい6200K(ケルビン)の明かりにできることから、日本PTA全国協議会の推薦を受けています。勉強の明かりに適しています」省エネ対応で睡眠中も運転するエアコン次に、エアコン、空気清浄機売場担当の三浦光喜さんに話を伺いました。三浦氏「これまでは、睡眠中に暖房や冷房はタイマーでスイッチを切っていました。冬場に室温が暑くなりすぎたり、夏場に涼しくなりすぎたりした場合は、運転を止めていました。いまは睡眠中も運転を続けるエアコンが主流です。つけっぱなしでも、省エネ対応で、電気代もかからなくなってきています」就寝前、就寝中、起床時の寝室の温度を適正に―具体的には、どのような仕組みなのでしょうか。三浦氏「三菱の霧ヶ峰には、みまもり快眠と名付けられた機能が備わっています。温めすぎない、冷やしすぎない温度を保ちながら、睡眠を邪魔しない運転ができます。」三浦氏「さらに踏み込んでいるのがパナソニックのエアコンの“おやすみナビ”という機能です。スマートフォンを使って、就寝前から就寝中、起床時の温度設定をカスタマイズできます。スマートフォンには、寝返り状況や室温変化をグラフ化して記録できます。1週間のログも表示できます。過去のデータを見て、さらに自分に適した睡眠環境になるように、エアコンの運転をカスタマイズできる仕組みです」冬に起きるときには、部屋の暖かさを適正にして、夏は、冷えすぎを抑えるそうです。夏の室温が高くなって、無意識のうちに熟睡できなくなる問題も解消され、しかも、省エネ設計のため、電気代も抑えられるそうです。寝室モード付の空気清浄機―引き続き、空気清浄機について三浦光喜さんにお話を伺いました。三浦氏「加湿器がついた空気清浄機が主流になっています。シャープ、ダイキン、東芝、日立……。各メーカーとも加湿器付きの空気清浄機を出しています。パナソニックの加湿空気清浄機F-VXK55には寝室モードがついています。睡眠環境を整える空気清浄機ですね」―寝室モードとはどんなものでしょうか。三浦氏「就寝前に約15分間のスイング洗浄をして、徹底的に空気清浄をします。眠っている間は、汚れに応じて静かに29dB(デシベル)の運転を続けます。ユニークなのは起床時です。朝に照明がつくと、それを感知して5分間のお目覚め洗浄をするんです」―眠っている間も、空気洗浄は必要なのでしょうか。三浦氏「就寝前の15分のスイング洗浄は、空気を対流させて集塵します。花粉やハウスダストは一年中、室内に舞っています。花粉でお悩みの人はもちろん、症状のない人でも、花粉やハウスダストを吸い込むことで、無意識のうちに熟睡を妨げられるんですよ。自覚のない方がほとんどですけれどね」“床上30センチ”の空気をクリーンに―就寝時、起床時の空気洗浄には意味があるのでしょうか。三浦氏「じつは花粉やハウスダストは床上30センチに密集しているんです。床や畳や絨毯の上を人が歩くと、床に落ちている花粉やハウスダストが舞い上がります。就寝時や起床時に布団を跳ね上げるだけでも落ちていた花粉やハウスダストは舞い上がります。まして活動を始めると、室内には花粉やハウスダストが床上30センチに舞い上がり続けます。だから就寝時、起床時に、いっきに空気清浄をすることで、活動が始まった朝の室内の花粉やハウスダストを集塵することで、健康を守るわけです」―どのような人たちに売れているのでしょうか。「パナソニックの空気清浄機は、床上30センチの花粉やハウスダストを清浄するので、背の低い幼児から小学生のお子さんのいる家庭に売れています。睡眠に意識の高いお客様もお求めになります」空気をきれいにして、快眠を心がけたいものです。睡眠時にこそ活躍する家電次に、睡眠時にこそ活躍する家電があるということです。お話ししてくれたのは美容家電担当の橋本知香さんです。橋本氏「パナソニックのナイトスチーマーEH-SA46は、一見すると加湿器のようですが、睡眠とエステの家電です。入眠と睡眠に効果があり、眠っている間に肌と髪のエステができます」―入眠に効果的なのは、どういう仕組みなのでしょうか。橋本氏「給水タンクに水を入れ、アロマカートリッジにアロマを入れてスイッチオンします。ろうそくの炎のような、ほのかな明かりが、徐々に暗くなっていきますので、暗さに誘われるように眠くなります。アロマの香りが心をリラックスさせ、寝つきやすくするんです」ナノイーが、肌と髪をうるおす―眠っている間に肌と髪のエステができるとは、どういうことなのでしょうか。橋本氏「潤風スチームが出ます。加湿と異なるのは、帯電させた水の微粒子が出ることです。微粒子はナノイーと呼ばれています。ナノイーは、皮膚膜が親水性を持つように肌を潤すんです。髪のキューティクルを引き締めて、ツヤのある髪へと整えてくれます」入眠効果があり、熟睡している間に肌と髪を美しくする睡眠家電とのことです。橋本氏「女性のお客様が購入するケースの他に、男性が女性へのプレゼントとしてご購入されるケースも多いですね」家電は、これまで起きている時間帯に使うものでしたが、睡眠中にも使うものへと進化した家電。睡眠そのものに良い効果がある家電や、睡眠中に健康を守る家電、そして睡眠中にエステができる家電など、今年、睡眠家電ブームが拡大する見込み。
2015年02月05日「IoT」という言葉をご存知でしょうか? 「IoT」とはInternet of Thingsの略で、そのまま訳すと「モノのインターネット」を意味し、モノがインターネットを中心としたネットワークに繋がるということを指します。例えばテレビでインターネットのサービスが利用できたり、外出先からTV番組の録画が可能になったり、エアコン、照明のON/OFFができたりとすでに家庭で使われ始めていることはご存知だと思います。すでにIoTは始まっており家電はもちろんのこと、ウェアラブル端末(人)や車、食品や日用品、様々な物が今、インターネットに繋がろうとしています。○ここ数年の技術革新でIOTの環境が整ってきたそもそもモノのインターネットという話は1999年頃からあるようですが、技術的な問題が大きく実現に困難をきわめていました。しかし、ここ数年の技術革新によって問題が解消され、モノのインターネット環境が整ってきました。具体的にはデバイスの小型化や3G/LTE、WIFI等の無線ネットワーク、そして低コストのITインフラ(クラウドやビッグデータの解析技術含む)です。ビッグデータと呼ばれる膨大なデータを現実的なコストと時間で高速に分析するということが比較的容易になったということが一番大きいでしょう。従来、データを集めたとしても分析に多大な時間を要し、データを保存に必要なコストの問題等がありデバイスをIoT化しても有効に使うことができませんでした。それがクラウドの登場により情報を集め長期に保存し、必要な時に短時間で分析、結果を元に新たな価値を生み出していくという環境が整ってきたのです。○冷蔵庫でペットを飼う!? 冷蔵庫と対話?中国の家電メーカー ハイアールが戦略発表会「Haier Asia Innovation Trip! 2015」において発表した冷蔵庫は冷蔵庫正面全体が液晶パネルになっており、この液晶パネル用の壁紙販売やバーチャルなペット、熱帯魚の販売、また企業と連携した広告の表示もあると説明しており売り切りだったビジネスモデルから脱却すると言っている。また冷蔵庫に収納する食品のデータを蓄積することにより賞味期限の管理、1日に1回開ける冷蔵庫なら安否確認等にも使えるとも説明しています。発表会では説明はなかったが、さらにデータを分析する技術を使えば様々なことが可能になります。例えば、現在冷蔵庫にある食品のデータから作れる料理を冷蔵庫側がディスプレイ上に表示したり所有者に通知したり、自動的に足りない物を通知や注文、消費した食品のデータから人間の栄養状態を推測したりとデータ収集と分析で生活を激変させる可能性があります。冷蔵庫だけでもこのような様々な可能性があるのだから、ウェアラブル端末を付けている人間、家電間での連携や自動車、会社の設備でIoTが当たり前になった場合、映画やアニメでみるような便利で快適な世界が一段と近づくだろう。○情報セキュリティ教育が必須!?ここまで様々な可能性や便利になりますような話を述べてきましたが、セキュリティという問題を忘れてはならない。ネットワークにつながる物すべてがサイバー・ハッキングの対象になります。セキュリティ対策を怠っていない国や大企業でさえ情報が流出してしまうニュースを目にしますが、セキュリティ対策が殆どなされていない家庭や中小企業ではどうなるかは想像がつくことと思います。IoTが当たり前になった世界では今まで以上の個人情報流出事件や遠隔操作による事件、事故が発生する可能性がおおいにありうる。今後は基本的な情報セキュリティ教育が義務教育化されるかもしれないし、市町村レベルでセキュリティ担当者の設置等、国全体で情報セキュリティを強化が叫ばれることになることでしょう。利用者が安心して使用できるIoTになるには、IT業界以外の技術者や経営層、関わる人々全体で話し合っていきセキュリティに関して対応していかなければなりません。○IOTはそう遠くない世界だ!2015年にはインターネットにつながるデバイスが約50億個、2020年には250億以上のデバイスにつながりPCやタブレット以外のデバイスが過半数を占め、数千億ドルを超える経済価値を創出するとITベンダーや調査会社が予測しています。また、IoTデバイス産業の世界では1つの企業で製品を完成させることは難しく、異業種での協業や合併等が今まで以上に進み、新たなビジネスや雇用も生まれる可能性もあるでしょう。本格的に普及が始まりつつ、期待と不安が入り混じるが世界が激変する時代が近づいていることは間違いありません。■ 記事提供:gooスマホ部3万件ものスマホやアプリ、タブレット等Q&Aをストック。あなたのお困りごとにスマホ部員が回答します!!
2015年01月23日サーコム・ジャパンは1月22日、国内IoT/M2M市場向けにOEMホワイトボックスブランド「ジェイワン」の製品第1弾としてIoTカメラ「RC8110J」を発表した。同社は、欧米市場で培ってきた無線/ブロードバンド通信技術を応用し、新しい市場として注目されるIoT/M2Mを主要戦略の1つとしている。近年、同分野においてもコストの安さを求める日本メーカーによる海外への製造委託が進んでいるが、EMSやODMの形態は製品1台ごとの価格が安くても最少の製造数量が大きく、スモールスタートを好む慎重な日本市場には発注が難しい現実があった。これを受けて発表された「ジェイワン」は最少10個から購入可能なOEMのホワイトボックス品でありながら、要望に応じたカスタム開発による新サービスや、既存サービスとの連携など、機能の追加(オプション)が可能となっている。また、今回発表されたIoTカメラ「RC8110J」は、IoT時代の到来に先駆けたネットワークカメラ製品で、IoTゲートウェイ、各種センサ、ウェアラブルデバイスなどの機器と連携できる。さらに、簡易的なセキュリティ、見守り用途だけでなく、映像のモニタリング機能を軸として他のソフトウェアとの組み合わせにより、さまざまなサービスの実現が可能になる。これらにより、BtoB分野では業務の効率化・最適化によるコスト削減、BtoC分野では潜在顧客の獲得と顧客情報の分析による収益の向上を実現するとしている。なお、「ジェイワン」では「RC8110J」に続き、各種センサ類やゲートウェイ、家電制御コントローラなど、さまざまな製品を拡充していく予定。
2015年01月22日ネットワンパートナーズは、シスコシステムズとInternet of Things(以下 IoT)ディストリビュータ事業の推進で合意し、日本市場のお客様に向けたIoTによる新たな協力体制を構築したと発表した。これに伴いネットワンパートナーズは、製造業分野、スポーツ&エンターテインメント分野、フィジカルセキュリティ分野におけるシスコIoT製品群を活用したIoTソリューションを販売開始する。製造業分野では、smart-FOAの「FOA(Flow Oriented Approach) 」とシスコIoT製品を組み合わせたスマートファクトリーソリューションを提供。シスコのセキュリティ対策を施された無線・有線ネットワーク上で生産現場の生データを素早く情報として高度化し、利用者のタブレット端末へ情報をタイムリーに届ける。各組織階層において情報共有とモニタリングすることで迅速な問題解決による品質向上やリアルタイムの意思決定を実現する。これに合わせて、ネットワンパートナーズとシスコは、smart-FOAが主催する「FIM(Field Information Management)コンソーシアム」へ参画し、FOAシステムによるIoTビジネスの推進を支援する。スポーツ&エンターテインメントソリューションでは、デジタル化された映像配信に対応した無線・有線ネットワークによって、スタジアム内の各種ビジョンや来場者のモバイル端末への動画配信を実現する。店舗や従業員も統合ネットワークで接続することで、チケット業務・店舗システムの効率化や、音声・ビデオでの対話も実現する。そして、フィジカルセキュリティソリューションでは、IPカメラの映像を監視・分析し、緊急事態発生時には、迅速に重要な情報を適切な人員に提供するソリューションを提供する。
2015年01月15日ロームは1月7日、M2MやIoT、スマートメータをはじめとするスマートコミュニティ構築に最適な国際無線通信規格「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に準拠する汎用無線通信モジュール「BP35A1」の量産およびインターネットでの販売を開始したと発表した。同製品は、2014年4月よりサンプル出荷を開始して以来、電波法認証取得済みでHEMSに最適なファームウェアを搭載するなど、どのような機器にも容易にWi-SUN通信を実現できることから好評を博していた。今回、月産3万個規模の量産ラインの確立とインターネット販売に必要なドキュメント、ファームウェアなどの準備が整ったことで、1月よりアールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社にて、Wi-SUNモジュール本体と各種評価ボードのインターネット販売を開始する。汎用Wi-SUNモジュールのインターネット販売は業界初の取り組みとなるという。なお、「BP35A1」でWi-SUN通信を実現するために必要な情報はすべてWebサイト上に完備されており、誰でも手軽にWi-SUNを使うことができる。価格はWi-SUNモジュール本体の「BP35A1」が7500円、アダプタボードの「BP35A7」が650円、アダプタボード用留め具の「BP35A7-accessories」が250円、マザーボードの「BP359C」が7500円となっている。
2015年01月08日サーコム・ジャパンは12月17日、IoT/M2M市場向けにIoTゲートウェイ「NA301」を発表した。同社は、欧米市場で培ってきた無線/ブロードバンド通信技術を応用し、新しい市場として注目されるIoT/M2M分野を主要戦略の1つとしている。今回発表された「NA301」は、ZigBee/Z-waveのネットワークの導入に必要な機能を絞りこむことで従来製品よりも小型で低価格を実現し、手軽に導入することが可能になった。また、無線LAN子機の機能を有しており、すでにインターネット環境のある住宅にセンサなどの機器を取り付ける際にも設置場所を選ばないという。さらに、欧米市場で多くの開発実績を持つ同社のODM製品は、カスタマイズに柔軟に対応しており、自社開発に比べて開発コストを抑えながら早く適切なタイミングで市場に投入することが可能となっている。この他、「NA301」と併せて使用可能なドア/窓用センサ、サイレンなど、センサ製品を10製品に拡充している。
2014年12月18日インターネットイニシアティブ(IIJ)とアットマークテクノは12月16日、IoT市場の拡大を睨み、12月24日発売のアットマークテクノ製IoTゲートウェイ「Armadillo-IoT」に、IIJが開発したオープンソースライブラリ「Libarms」を組み込み、IIJが提供するマネジメントシステム基盤「SACM(Service Adaptor Control Manager)」を使って多数のセンサを一元管理できる仕組みを整えたと発表した。昨今注目されているIoTは、各種センサの情報をインターネット経由で収集しビッグデータとして解析することで、さまざまな新しいサービスを生み出そうという概念だが、大量のセンサを搭載した機器を監視・管理する仕組みを構築するためのコストと負荷が、IoTシステム導入の大きな課題となっている。IIJが提供する「SACM」は、通信機器を遠隔から集中管理する仕組みを提供するマネジメントシステム基盤である。また、「Libarms」は、「SACM」の管理機能を通信機器に実装するために開発された組み込みソフトウェアモジュールで、オープンソースライブラリとして無償配布されている。管理対象となる通信機器に「Libarms」を組み込むことで、「SACM」による通信機器の自動接続と完全管理を実現する。これにより、「SACM」の管理機能を利用することで、独自に管理システムを開発することなく、「Armadillo-IoT」の遠隔監視・運用や、接続するセンサやコントローラなど各種通信機器の情報収集、管理・解析などを専用のWeb画面から簡単に一元管理することができる。一方、アットマークテクノの「Armadillo-IoT」は、センサを搭載した機器・設備のインターネット接続を仲介する、LinuxベースのIoT向けゲートウェイである。アドオンモジュールで各種の機能を追加できるのが特徴で、Wi-SUN、EnOcean、BLE(Bluetooth Low Energy)など、最新の省電力無線規格にも対応している。「Armadillo-IoT」ゲートウェイスタンダードモデル開発セットの価格は4万9500円(税抜き)となっている。なお、IIJは今回の技術連携に伴い、IIJの各種サービスやモバイルサービスを無償で試せるトライアルキャンペーンを先着30台限定で12月24日より実施するとしている。
2014年12月17日インテルは10日、IoT向けにゲートウェイやセキュリティなどのソリューションを一体化した「インテルIoTプラットフォーム」を発表した。これに合わせて都内で記者説明会を行ったので、その様子を紹介したい。登壇したインテル 常務執行役員 ビジネスデベロップメント 平野浩介氏は、インテルが考えるIoTを「センサーデバイスから上がってきたデータをゲートウェイ経由でデータセンターに送り、情報を価値に変える」ことと定義。IoTが成立する背景として過去10年の間にセンサやネットワーク、プロセッシングの価格が大幅に下落して、コスト的に見合うようになってきていると説明した。これまでインテルはエッジデバイス、ゲートウェイ、サーバー、APIマネジメント、セキュリティとIoTに関わる要素を発表・開発していたが、これらをまとめたリファレンスモデルをプラットフォームとして提示することとなった。また、IoTサービスを構築するためにAPI管理とアプリケーション開発プラットフォーム、Mashery API製品群を日本市場に投入する。エンハンスド・プライバシー・アイデンティティ(EPID)技術のライセンスも発表し、必ずしもIntel製品だけを使わなくてもインテルIoTプラットフォームに沿ったものを作ることができるという。ベンダーロックインの垂直統合ではなく、インテルはベーステクノロジーと業界標準を作り、それを促進するという立場を強調していた。まず、システムインテグレーター10社と協力して、各社のビルディングブロックをインテルIoTブラットフォーム上で活用するソリューションの開発と導入を行う。平野氏はIoTの将来像としてはエッジとクラウドのバランスが求められるほか、エンドポイントがデータを出すだけでなくある程度のインテリジェンスが求められるようになる。また、現在のIoTは企業側のフォーカスが多いが、ビルマネジメントがHEMSになるようにコンシューマー寄りのIoTが増えるだろうと述べた。
2014年12月11日IoTデバイスによって身近なものがどんどんインターネットへつながるようになり、企業が新しいサービスの開発や顧客管理にそれを活用している。急速に進む社会のIoT化をオンラインセキュリティ大手であるシマンテックはどのように捉えているのだろうか。シドニーでのメディアツアーで明かされたIoTに対する同社のビジョンをご紹介する。○PCやサーバーとは異なるアプローチが必要現在、世界で90億個のデバイスがインターネットに接続しており、その数は2020年には500億個にまで増えると考えられている。そうした状況の中、シマンテックのテクノロジー担当シニアディレクターであるSean Kopelke氏によればオンラインセキュリティ業界にとって重要なのは「いかにユーザーに安心を与えられるか」だという。それを実現するためには多くの課題がある。Kopelke氏は「集まった情報を確実に保護する必要がある」と語る。何時にどこで寝起きをしたかなど、非常にプライベートな情報が収集されるようになるため、「プライバシーを重視することでユーザーの信頼を得ることができる」のだ。一方、IoTで活用されるデバイスの多くは基本的な構造しかもたず、セキュリティソフトをインストールすることなどができない。さらに、おびただしい数のデバイスを管理しなくてはならないにも関わらず、デバイスの種類ごとにOSが異なるため、従来PCやサーバーに対して実施していたセキュリティ対策を用いることが難しい。また、それぞれのデバイスがインターネットにつながっており、遠隔地から操作可能であるにもかかわらず、ソフトウェアのアップデートがなされていない点も大きな課題として挙げられる。同氏によると「IoTデバイスの脆弱性や、IoTデバイスを標的にした攻撃がすでに発見されている」とのこと。加えて、インターネット上の情報量が増えること自体、セキュリティリスクの増加につながる。このような課題を踏まえ、シマンテックは、水・電気などのインフラ、ヘルスケア、スマートグリッド、製造業という5つの分野に注力するという。Kopelke氏は「IoT社会において、こうした分野のデバイスに対するセキュリティが、人命に関わるため」とその理由を語った。○IoTシステムを3つのレイヤーで保護「シマンテックは現時点で、LTEベースステーション、ケーブルテレビ用STBなど、およそ6億個のIoTデバイスに対しセキュリティを提供している」と語るのは同社の情報セキュリティ(IS)担当 テクノロジーストラテジストのMark Shaw氏。同氏によれば、IoTシステムを3つのレイヤーで捉え、サービスや製品を展開していくという。まず、1つ目のレイヤーはデバイスに対するセキュリティ。Shaw氏は「プロセッサやOSなどがデバイスの種類よって異なるため、従来の製品では対応することができない」と説明。同社はこれに対し、はIoTデバイス向けに、侵入検知・阻止、サンドボックスなどのセキュリティ機能をさまざまなプラットフォーム上で実現するソフトウェア「Critical System Protection」を提供していく。2つ目のレイヤーは、収集されたデータが集約されるネットワークシステムに対するセキュリティ。このレイヤーでは「Critical System Protection」のほか、マルウェア対策、デバイスとネットワーク間の通信の暗号化が重要となる。3つ目のレイヤーは解析や開発を含むサービス。具体的には、IoTデバイスをリモートで管理し、ソフトウェアをアップデートできるようにする。Shaw氏はさらに、IoTに対する攻撃についての情報収集力を強化するために「とあるベンダーと共同で、シマンテックのセンサーを組み込んだIoTデバイスの開発を進めている」と語った。
2014年12月11日Intelは12月9日(現地時間)、IoT(Internet of Things)の実現に向け、ネットワーク接続性とセキュリティを一体化および簡素化させたエンド・ツー・エンドのリファレンスモデルとなるインテルIoTプラットフォームと、これに対応した統合型の各種ハード/ソフトウェア製品、ならびにエコシステムを発表した。インテルIoTプラットフォームは、機器間での接続や、機器とクラウド間での信頼あるデータのやり取りを可能にする定義済みの再現性のある基盤であり、ソリューションの複雑さを解消し、即行動に移せるインテリジェンスを提供する。これにより、市場でのイノベーションの早期展開が可能になるとしている。一方で、IoTは、経済的価値と社会の変革を促す大きな可能性を秘めているが、一企業が単独で、それを起こすことはできない。広がりを持たせるためには、強固なエコシステムの存在が不可欠となる。そこで、IoTのエコシステムを強化する新しい製品と連携を発表した。Accenture、Booz Allen Hamilton、Capgemini、Dell、HCL、NTTデータ、SAP、Tata Consultancy、Wiproなどの企業と協力し、インテルIoTプラットフォーム上で各社のビルディングブロックを活用できるソリューションの開発と導入を図るという。これらのソリューションは、IoTの実現に向けた再現性のある基盤となり、開発者が顧客の抱える個別の課題を解決する専門的なソリューションの開発に集中できるようにするものであるとしている。さらに、インテルIoTプラットフォームに対応した統合型のハード/ソフトウェア製品のロードマップを発表した。対象はエッジデバイスからクラウドにわたり、API管理とサービスクリエーションソフトウェア、エッジツークラウドへの接続性と分析機能、インテリジェントゲートウェイ、拡張性のある各種のインテルアーキテクチャプロセッサが含まれている。このロードマップではセキュリティが根幹をなしており、セキュリティ製品そのもののみならず、ハードウェアやソフトウェア製品に組み込まれたセキュリティ機能も含まれている。このうち、Wind River Edge Management Systemは、機器のコンフィグレーションやファイル転送、データキャプチャ、ルールに基づくデータの分析とレスポンスを支援するクラウド接続機能を提供する。この事前統合型のテクノロジースタックにより、顧客はAPI管理を活用して業界別のIoTソリューションを迅速に構築し、性質の異なる企業のITシステムとの統合が可能になる。そして、この組み込み機器からクラウドシステムまで稼働させることができるクラウドベースのミドルウェアにより、開発期間の短縮とTCO(総所有コスト)を削減することができるとしている。また、インテルIoTゲートウェイの最新機種は、常駐のエージェントを介してWind River Edge Management Systemとの統合を図ることができるため、システムの各ゲートウェイを迅速に導入、配備、管理することができ、システム全体のライフサイクルを通してコストの削減と開発期間を短縮できるようになる。さらに、このゲートウェイは性能の向上に加え、安価なメモリへの対応や通信手法の広範な選択肢などの特徴も有している。現在、インテルIoTゲートウェイは7社のシステムメーカーから提供されているが、2015年初頭には新たに13のシステムの提供が開始される予定。
2014年12月10日ヤフーは12月4日、IoT(Internet of Things)事業者の開発を支援するプラットフォームサービスの提供を来春より開始すると発表した。このプラットフォームは、主にIoT製品のハードウェア事業者に向け、製品とウェブサービスの連携をしやすくなるよう、さまざまなサービスやAPIを公開。これにより大手メーカーからスタートアップ企業まで、多くの事業者の製品開発や新規参入を支援する。公開するAPIは、Yahoo! JAPANの各種サービスだけでなく、国内外の多くのインターネット事業者からも協力を募り、オープンにインターネットにつながる製品とサービスが集まるプラットフォームを目指すという。なお、ワイモバイルとも連携し、本プラットフォームを活用したIoT製品のワイモバイルショップでの販売や、ワイモバイルのネットワークを使ってIoT製品をインターネットに接続しやすくするなど、開発面以外でも事業者をサポートできる仕組みを提供する。
2014年12月05日日本オラクルは2日、IoT(Internet of Things)時代のコンセプトカーを製作し、2014年12月4日に開催される「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン2014」(フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン主催)で初公開することを発表した。コンセプトカーには、車載LANシステムを搭載した「BMW X5」を使用。走行速度、エンジン回転数、アクセル開度などの車両情報を取得し、車両情報の収集・送信およびセンサーの制御を行う。使われているシステムやハードウェアは、イータスのECU統合計測・適合・診断ツール「INCA(インカ)」、リースケールのマイクロプロセッサ「i.MX 6シリーズ」、および日本オラクルの「Oracle Java ME Embedded 8」など。また、各種の情報をコンセプトカーのダッシュボードに表示する、「Oracle JavaFX Embedded」が稼働している。車両情報を長期的に蓄積し、走行情報の分析および車両側へのフィードバックを行うシステムも構築されている。このコンセプトカーは、2014年12月10日から12日まで開催される「2014 TRON Symposium」(主催:T-Engineフォーラム 会場:東京ミッドタウン ホール)でもデモンストレーションを行う予定。
2014年12月03日家電製品協会 認定センターは12月1日、2015年3月に実施する「家電製品アドバイザー資格」および「家電製品エンジニア資格」の全国統一試験の受験申請の受付を開始した。「家電製品アドバイザー資格」は家電の販売・営業系業務や接客のプロフェッショナルとしての知識と技能を問うもの。「家電製品エンジニア資格」は家電の設置・セットアップやトラブル対応のプロフェッショナルとしての知識と技能を問うもの。両資格とも「AV情報家電」と「生活家電」に分かれており、それぞれ合格すると「総合アドバイザー」「総合エンジニア」の資格を取得できる。2001年の制度発足来、これまでのべ約15万人が資格を取得した。第28回全国統一試験は、2015年3月8日に家電製品エンジニアおよび家電製品アドバイザー試験、3月11日に家電製品アドバイザー試験を実施する。会場は3月8日が全国21カ所、3月11日が同24カ所。受験申請の受付期間は2015年1月26日まで。
2014年12月01日いつまでも美しい髪をキープしたい。けれど、紫外線や気温の変化、ストレスなどは、髪の毛に影響を及ぼします。シャンプーなどのヘアケアアイテムを見直すことも大切ですが、ドライヤーなど、ヘアケアに欠かせない家電を買い換えることも忘れずに。今回は、美髪をかなえる、最新ヘアケア家電を紹介しましょう。温度と風速が変えられるドライヤーでダメージケアまずは、髪に優しいドライヤーから紹介しましょう。「Aretiグローブトロッタードライヤー8000」は、シンガポールを拠点にヨーロッパやアメリカでプロ仕様のヘアケア機器を製造販売しているメーカーのドライヤーです。ゆっくりと髪全体を乾かしたいときは、写真のようにノズルを外した状態で使うのがオススメ。スタイリングをするときは、写真右にあるグレーのノズルをつけるときれいにセットできます。 Aretiグローブトロッタードライヤー8000は、ダイヤルひとつで風速と温風時の温度を7段階で調整できるのが最大の魅力。電源ボタンをワンプッシュするだけで、温風/冷風の切り分けが可能。ハンドルにあるダイヤルを回すと風速と、温風時の温度が変えられます。温度は45〜90度までの7段階。風量は温度に準じて、低温は少なめ、高温になるにつれて大きくなります。風量に応じて緑、青、赤のライトが点灯するので、それを目安に操作しましょう。 45〜65度の低温にすれば、髪の水分を残しながら乾かすことができるので、乾燥などによるダメージが気になる人にオススメ。75〜85度はスタイリングに最適。90度の高温大風量にすれば、スピーディに髪を乾かすことができ、忙しい朝にぴったり。このように、TPOに合わせて温度と風量が使い分けられるのが利点です。プラグがあえば、海外でも変圧器なしでそのまま使えるので旅行に持って行くこともできます。使用中にドライヤーを床に落としてしまっても自動で電源が切れるので安心です。ボリュームアップ&うねりを抑えたい人に。続いては、「シャープ プラズマクラスターヘアスタイラー IB-CB54」。プラズマクラスターの効果により、ブラッシングやブローの時に起こる髪とブラシの両方の静電気を抑えてくれます。髪の広がりや摩擦などによる髪の絡まり、枝毛、切れ毛の発生も低減できるので、指通りもなめらかになります。本体は手のひらにフィットする「くびれライン」を採用。軽いので手が疲れることもありません。本体に装着しているのがブローブラシ。下は付属のロールブラシ。 ブローブラシは、髪のうねりやクセが気になる人、毛先のぱさつきが気になる人に最適。ちょっとかためのテンション毛で髪をしっかりとキャッチしながら、サイドにあるホールから熱とプラズマクラスターを当てることで、うねりを整えてまとまりのある髪にしてくれます。 ロールブラシは、短いトップの髪や前髪をしっかりキャッチしてくれるので、トップのボリュームを出したい時に便利です。 以前、プラズマクラスタードライヤーを愛用していたのですが、知らぬ間に髪がつややかになり、美容師さんに髪がキレイだとほめられた経験があります。特別なヘアケアをする必要なく美髪に近づけるのは、忙しい女性にとって嬉しいポイントです。かっさブラシで頭皮を健やかに最後は、パナソニックの「頭皮エステEH-HE96」を紹介しましょう。頭皮エステは以前から発売している商品ですが、今年の9月から「かっさブラシ」を搭載したモデルが登場しました。 写真右の本体下にセットしてあるのが、ノーマルブラシ。写真左の薄いピンクのブラシが、かっさブラシです。充電式のコードレスタイプで、防水仕様なのでお風呂で使えます。 かっさは、「カッサバン」という板を使った東洋の美容法のこと。この原理を取り入れたのが、かっさブラシです。 かっさブラシを使う、かっさモードは、ノーマルブラシよりも力強くブラシが回転し、頭皮をしっかりと動かします。ノーマルブラシを使ったモードは、トータルケアモード、側頭部モード、頭頂部モードの3種類。実際にかっさモードを試してみましたが、使っていくうちに気持ち良くて鳥肌が出ました。ヘッドスパに行ったような感覚が自宅で味わえるので、サロンに行く必要がないのも魅力です。いつもと同じようにドライヤーで髪を乾かし、ヘアスタイラーでスタイリング。入浴時は頭皮エステ、と毎日のヘアケアタイムに便利な家電をプラスさせて、美髪を手軽に手に入れましょう。
2014年11月27日パナソニックは11月20日、調理家電の使いこなしをサポートするコミュニティサイト「キッチンポケット」の運用をスタートした。最新の調理家電製品は非常に多機能になっており、使いこなせないというユーザーも多い。キッチンポケットは、同じ製品のユーザーが情報を共有できるコミュニティサイトだ。主なコンテンツは、毎日の調理の際に発生する疑問を他ユーザーやアンバサダーと呼ばれる主婦モニターに解決してもらう「だれか教えて」や、オーブンレンジ向けの簡単レシピ10品を調理した感想を投稿できる「初めてのチャレンジ」など。なお、サイトに投稿するには、キッチンポケット会員として登録を行う必要がある。また、同社のオーブンレンジ「スマート機能対応ビストロ」のユーザー向けに、「パナソニックスマートアプリ」用のレシピも用意されている。Androidスマートフォンでオーブンレンジにタッチするだけで、加熱モードや時間などの設定を行うことが可能だ。現在のキッチンポケットはオーブンレンジが中心の内容となっているが、同社では今後、ホームベーカリーや炊飯器といったほかの調理家電用のコンテンツも充実させていきたいとしている。
2014年11月20日クリスマスやお正月、これからの季節はイベントが盛り沢山。豪華な外食もいいけれど、おうちでパーティを開くのも楽しいですよ。手作りのごはんは、食材の産地にこだわったり、栄養バランスを意識したヘルシーな料理にしやすいのがポイント。みんなでわいわいと盛り上がるなら、卓上サイズの調理家電を使った「みんなでごはんを作る」スタイルのパーティもおすすめ。これなら、自分が料理をしている間にゲストを退屈させてしまうこともないし、一緒に作る喜びや楽しい時間を共有できます。最近は、1台でいろいろな料理に活用できるモノも増えています。おまかせ加熱調理でトークが弾む最近は、熱風を循環させて、食材をムラなく加熱してくれる調理器具が人気です。下ごしらえをしたら、あとの加熱はおまかせ。目を話しても焦げ付きの心配がないので、会話に夢中になってしまっても大丈夫。熱風調理は余分な油を落とせるのでヘルシーさも魅力。中でも、注目なのが『アクティフライ』。なんと、からあげなどの「揚げ物」、チャーハンなどの「炒め物」、ビーフストロガノフなどの「煮込み」の3つの調理モードに対応しています。その秘密は、内部に搭載したパドル。写真のように、加熱中にパドルを動かして食材の混ぜ合わせを自動でしてくれるんです。フタが透明で作っている様子を見られる楽しさもあるので、トークのネタ性もばっちりです。 華やかさアップ!鋳物ホーローのおしゃれホットプレート >>続きを読む 食材を持ち寄って、即興アレンジ料理を楽しむみんなで好きな食材を持ち寄って、その場で何を作るか決めるのも良し。そんなシーンでは、プレートの種類が豊富な、着脱式ホットプレートが便利。例えば、『ブルーノコンパクトホットプレート』には、平面プレートとたこ焼きプレートが付属しています。平面プレートはパエリアやピザ作りに活用でき、たこ焼きプレートはその穴を応用して、アヒージョなども楽しめます。他社にはない鋳物ホーローをイメージしたデザインなので、おしゃれなメニューを作れば卓上の華やかさがアップ! 冬の定番、鍋料理におすすめの調理器具は? >>続きを読む ひとつの小鍋を囲んで、距離を縮める食材の持ち寄りなら、冬の定番、お鍋もいいですね。卓上でのお鍋は、電気で動くIHクッキングヒーターの活用がおすすめ。鍋の熱し過ぎを感知すると自動で電源を切ってくれたり、火を使わないからこどもと一緒でも安心。表面に凹凸がないガラストップなので、使用後にサッと拭くだけとお掃除も簡単です。『IH旨み炊飯鍋』はIH対応の極厚鍋と、IHクッキングヒーターがセットになっていて、価格もお手頃です。2~3人のおうち女子会などにぴったりのサイズ。市販のIH対応のフライパンや鍋も使えるので、お鍋以外の料理も楽しめます。ボタン1つでホクホクのご飯が炊けるのも嬉しいですね。トークを楽しみながら一緒にごはんを作れば、仲もさらに深まるはず。この冬はおうちごはんパーティにもぜひチャレンジしてみて。
2014年11月20日IDC Japanは11月18日、2013年から2020年の世界IoT(Internet of Things)市場予測を発表した。これによると、世界IoT市場は、2013年の1兆3千億ドルから、2020年には3兆400億ドルに拡大し、2013年から2020年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は13%になると予測している。IDCではIoTを「IP接続による通信を、人の介在なしにローカルまたはグローバルに行うことができる識別可能なインテリジェントシステム/エッジデバイスからなる、ネットワークを束ねるネットワーク」と定義。IoT市場のエコシステムの構成要素には、インテリジェントシステム/エッジデバイス、コネクティビティ、プラットフォーム、アナリティクス、アプリケーションがあり、さらに、それらに付随する専門サービス、セキュリティサービスも含まれる。なお、上記の「インテリジェントシステム」についてIDCでは、「高度なオペレーティングシステムを有し、自動的にインターネットに接続され、ネイティブアプリケーション/クラウドアプリケーションを実行し、センサーなどが収集した情報を分析する機能を持つ安全に管理された電子システム」としている。数百億台の接続デバイスを通じて数兆ドルもの収益をもたらすと予測されるIoT市場に対し、さまざまな事業者が取り組みを活発化していることから、IoTは既に単なるバズワードではなくベンダーの将来的な成長を支える上での重要な実ビジネスになりつつあるという。今後も顧客ニーズを満たすべく、この新しい市場機会に焦点を合わせてさまざまな戦略がベンダーによって打ち出されると見込まれる。米IDC バーノン・ターナー氏は「注力するビジネスの規模や種類に関わらず、世界中のあらゆるベンダーがIoTのもたらす市場機会に注目している。成熟度の観点からは未だ初期段階ではあるものの、IoTは政府、消費者、エンタープライズ分野における、またとないビジネスチャンスとなるであろう」と述べている。また、調査から「IoT市場において、一連のベンダー、サービスプロバイダー、システムインテグレーターが成功を収めるには、共存し、製品やソリューションを統合」する必要があることや「IoT向けインテリジェントシステム/エッジデバイスの接続数は2020年に約300億台に達する」こと、「新興ベンダーはIoT市場に攻勢をかけるべく、戦略的に事業を切り出すことで取り組みを加速させており、それによって大手ベンダーのイノベーションが創出される」点が明らかになったとしている。
2014年11月19日Freescale Semiconductorは11月11日(米国時間)、IoT機器の開発に向け、Thread IPベースの新しいメッシュ・ネットワーク・プロトコルの導入を促進するための、Threadベータ開発プログラムを開発したと発表した。同開発プログラムでは、ThreadのソフトウェアとKinetis Wシリーズマイコンを採用したベータ開発キットが提供され、これを活用することで開発者は独自のアプリケーションや差別化に専念することができるようになるという。また、同キットを現段階で導入して、今すぐ製品のプランニングと開発を開始した場合、2015年中にThread対応およびThread認証の最初の製品を市場に供給できる可能性があるとする。さらに同キットには、Thread対応の製品を評価および開発し、それをマルチノードのネットワーク環境でテストするのに必要なあらゆるハードウェアおよびソフトウェアが用意されており、Kinetis KW2x Towerボード、USBドングル、コンパイル済みのThread用ライブラリとデモ用アプリケーション・コードを含むサンプル・プログラムとThreadスタックが付属するという。
2014年11月17日