記録的な大雨や大型台風が迫るこの季節。停電や断水などにも注意しなければいけません。そんな中、住宅設備の大手、株式会社LIXIL(リクシル)が断水時の対処法についてのアドバイスをホームページで公開しています。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、家の中の水道設備を守ることができるのです。家を守ろう!断水したらチェックすべき2つのポイントとはリクシルによると、断水が発生した際には、2つのポイントをチェックするよう薦めています。まず1つ目は、「水道の元栓」です。同社によれば、水道の元栓を閉めることで、家の水道管を守ることができるのだそうです。というのも、断水中は水道管が空になります。そこに空気や異物が混入する可能性があり、断水が終わって復旧した時に水を流すと、それらによって水が濁ってしまうのです。もちろん、それも一時的なことではありますが、元栓を締めておけば、こういったトラブルをなるべく防ぐことができます。そして2つ目は、家の中にある「止水栓」です。トイレや給湯器、洗濯機などの設備に繋がっている止水栓を閉じておくことで機器の故障を防ぐといいます。これも、先ほど同様に濁った水が出ることを防ぐというもの。濁った水がトイレや給湯器、洗濯機などに入れば、故障につながる可能性があるからです。止水栓を止めておけば、復旧時に濁った水が入ってしまうこともないでしょう。断水したら「水道の元栓」と「止水栓」をチェックするようにしましょう。もちろん、災害の際は、まずは身の安全を確保することが最優先。水道の元栓や止水栓を閉じる対処は、安全が確保された上で、可能な状況で行ってください。断水が復旧した時に、濁った水が出てきたり、洗濯機が故障したりしたら、よりショックですよね。これらのちょっとした対処法で、大きなトラブルを防ぐことができるのなら、やる価値ありです。断水時のトイレはどうする断水時に困ることでまず挙げられるのが、トイレでしょう。普段ならレバーを引くだけで流れるトイレも、水がなければ流すことができず、使えません。汲んであった水があればそれをバケツで流して対処する方法もありますが、この方法ができるのは、下水管などが正常な時のみ。災害などで排水管や下水管、浄化槽にダメージがあった場合は、この方法では汚水が逆流する可能性があるのです。そういった時のため、市販の簡易トイレはいくつか準備しておきましょう。もし準備がない場合は、自宅でできる簡易トイレを作る方法があります。まずトイレの便器の上から大きめの袋をかぶせ、さらに便座の上からも袋をかぶせます。そして袋の中にペットシートやおむつを入れれば、用を足すことができます。ペットシートなどがない場合は、破いた新聞紙でもある程度は代用が可能です。断水時は、普段当たり前にできていたことができなくなり、非常に不便です。日頃から対策法を知って準備しておくと、ストレスや不安も少しは軽減されるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月08日株式会社LIXILとムーミンがコラボレーション株式会社LIXIL(以下、LIXIL)は、ムーミンとコラボレーションした『自然と生きるムーミンに学ぶ。サステナブルなくらし』キャンペーンを2023年7月4日(火)から実施しています。同キャンペーンは、LIXILがSDGsに関する理解や関心、アクションを社会に広める活動「LIXIL × SDGs NEXT STAG」の一環で実施するもので、プレゼントキャンペーンや、ムーミンバレーパークとコラボレーションした企画などを用意しています。8月1日(火)から8月31日(木)までは、『Instagram限定!SDGsなプレゼントキャンペーン』を開催します。「LIXIL × SDGs NEXT STAG」のInstagramアカウントをフォロー後、プレゼントキャンペーンに関する投稿に「いいね」をした人の中から抽選で150名に、オリジナルエコバッグをプレゼントします。ムーミンバレーパークを散歩しながらSDGsを学ぼう7月22日(土)から8月9日(水)までは、「“自然をのぞく”お散歩ラリー in ムーミンバレーパーク」が行われます。同企画では、パーク内を散歩しながらSDGsに関するクイズの正解を見つけます。パーム内で配布・設置されている参加用紙を手に入れて、クイズに回答した人の中から抽選で200名に、オリジナルグッズをプレゼントします。その他の企画は「自然と生きるムーミンに学ぶ。サステナブルなくらし 特設サイト」にて公開しています。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社LIXIL プレスリリース※株式会社LIXIL 自然と生きるムーミンに学ぶ。サステナブルなくらし 特設サイト
2023年07月10日住宅・設備関連会社では、製品を生産・販売するだけでなく、ギャラリーや美術館を運営している会社があるのをご存じですか?今回は東京・京橋にあるLIXILギャラリーに伺って、その活動内容や意図について聞いてみました。■ 誰もが触れやすいLIXILギャラリー丸編集長(以下、丸)今日は銀座にあるLIXILギャラリーにやってきました。様々な企業が文化芸術活動やそのサポートを行っていますが、LIXILさんではずいぶん古くからやってらっしゃいますよね。ご案内いただくのは館長の大橋さんと展覧会担当の筧さんです。大橋恵美さん(以下、大橋)銀座にINAXギャラリーとしてオープンしたのが1981年ですので、もう37年になりますね。こちらでは3つのギャラリースペースに分けられており、常時3つの展覧会を開催しています。ギャラリー訪問時の企画展は実業家の平瀬與一郎をはじめとする明治期以降の研究者やコレクター10人による、貝人(かいじん)コレクションの展示が。どちらかというとニッチなテーマが多いLIXILギャラリーの巡回企画展。建築・デザインとその周辺から今までにない新たな切り口を見つけ、企画に発展させているそう。例えば「貝」は、古代から私たちの生活に密着し、装飾品、お金、建築資材などに使われおり、実は身近な存在。そんな貝の世界の魅力を学術的でもなく、一般の人にも触れやすいよう展示の仕方も工夫されています。本来研究室にある貴重な貝たちを貸し出してもらえるのは、INAXの時代から積み重ねてきた信頼とネットワークがあるからこそ。現在は、「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」を開催中(2019年5月25日まで)。舞台美術を中心に考現学採集、装幀、文筆業など多彩なジャンルで活躍した吉田謙吉が、52歳の時に東京・港区に建てた12坪の家の魅力について、さまざまな展示物や模型をもとに紹介していくものです。企画展ごと作られているブックレットは160数冊にものぼり、バックナンバーは一般の書店やアマゾンでも購入可能なんだとか。椅子に座ってゆっくり読めるので、飲み物片手にギャラリーで何時間でも過ごせそうです。■ 4人のクリエイターによる「クリエイション未来展」大橋次はギャラリー2です。2014年にスタートした新しい企画「クリエイションの未来展」は、建築家の伊東豊雄さん、隈研吾さん、アートディレクターの清水敏男さん、金工作家の宮田亮平さんの4人のクリエイターを監修者に迎え、それぞれ3か月の単位で毎年1回ずつ展覧会を開催しています。訪問時は伊東豊雄さんの「聖地・大三島を護る=創る」が開催されていました。伊東豊雄さんは瀬戸内海の大三島で日本の伝統文化をもう一度よみがえらせようという活動をされています。企画展では建築予定のオーベルジュの敷地周辺模型や、 大三島に暮らす7人のドキュメンタリーが展示されていました。丸建造物とはまた違った、人や暮らしといったソフトの部分での取り組みをしているんですね。伊東豊雄さんは市井の人々寄りの方なのかもしれません。特に大三島の取り組みはお金もかかっていなさそうで身近な感じがします。■ 贅沢な展示にうっとり!大橋それではギャラリー3へどうぞ。こちらではやきもの展を開催しています。丸美しいやきものですね。こうしたやきものや作家さんの選定はどなたがされているんですか?大橋日本陶磁協会理事の森孝一さんがやってくださっています。作品は、普通はガラスケースで覆っていることが多いかと思いますが、こちらではじかに観ていただけるのが魅力のひとつかと思います。開催されていたのは、伊藤秀人展「青瓷 釉の力」(2018年6月で終了)。直径約60㎝の大鉢3点と茶道具の茶碗1点がゆったりと展示され、近くでディテールまでじっくり観られるのはとっても贅沢!■ 私たちの意識にも訴えかける企業の文化・芸術活動丸昨今では企業の生産部門に対する文化事業の存在意義と費用対効果なんかをシビアに測っていたりするんではないかと思うんですが……。大橋LIXILはトイレなどをつくる会社ですので、「ものをつくる」ということが基本にあります。こうした活動もその一環として、幅広く捉えています。やきものの街「常滑」には「INAXライブミュージアム」も。”光るどろだんご作り体験”や”世界のタイル博物館”の常設展示など、体験・体感型ミュージアムであるこちらの切り口も大変興味深く6つの館を散策することでじっくりと土とやきものの世界に触れることができます。いかがでしたか?誰もが知っている有名な企業でも、その”理念”まで知っている人は少ないはず。企業の文化・芸術活動が活発なこの現代、それらに意識的に目を向けることで企業理念を感じ取り、私たち消費者の”身の回りのモノを選ぶ意識”にもいい影響を与えてくれそうですね。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年9月号」を参考にしてみてくださいね。【取材協力】LIXIL ギャラリー東京都中央区京橋3-6-18東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA2F開館時間/ 10:00~18:00観覧料/無料休館日/水、年末年始、夏季(8/11~15、26)03・5250・6530撮影/林 紘輝(扶桑社)画像提供/LIXIL巻頭特集は「木の家、自然素材の家は居心地がいいんです。」。豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】日本人なら知っています。木の家、自洗素材の家は居心地がいいんです。 【第二特集】犬が暮らしやすい家は、人も暮らしやすいわんこと暮らすなら、こんな家!
2019年04月02日多孔質セラミックスと呼ばれる、珪藻土の約5倍の吸・放湿性がある調湿壁材「エコカラット」。冬の結露や夏のカビ、トイレやペットの匂いにも効果的で、導入しているお宅も多いでしょう。筆者宅でも、おしゃれさと機能性を求めて玄関とリビングの一部の壁に導入しています。そんなエコカラットを、自分の好きな絵や写真でプリントできる「オンデマンドエコカラット」なる商品が発売されましたので、ご紹介します。■ オンデマンドエコカラットの機能性は?エコカラットは元々はLIXILの商品ですが、このオンデマンドエコカラットは株式会社NITTO CERAが企画運営しているとのこと。カタログの中の決まった柄や色の中からでしか選ぶことができなかったエコカラットを、自由自在なプリントで部屋の壁をアレンジできるそうです。オンデマンドエコカラットの最大の特徴は、その機能性。調湿機能に優れた従来のエコカラットに、さらに清掃性がプラスされた「エコカラットプラス」と同等の機能を持っています。まずは湿度調整機能。吸収するだけでなく発散する機能もあるため、室内を常に丁度いい湿度に保ってくれます。脱臭機能もあり、アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタンといった4大悪臭をしっかり脱臭。またシックハウス症候群の原因とされる、ホルムアルデヒドもギュッと低減されるそうです。このように、小さな子どもがいる家庭はもちろん、家族みんなが毎日吸う空気をより快適なものにしてくれます。そして耐久性もあり、半永久的に劣化がないとされているので、日当たりなどはほとんど気にしなくてOKなんだとか。少しの汚れであれば、洗剤で洗って拭き取ることもできます。■ マグネット式だから自分で施工できる!そんなオンデマンドエコカラットのもう一つの特徴は、自分で簡単に施工ができること。業者を呼ぶ必要がないんです。1月25日にLIXIL新宿御苑ビルでオンデマンドエコカラットの商品体験会が行われました。体験会では、壁を想定した板への取り付け作業を実演。まずはエコカラットを貼りたい箇所に型紙を合わせて線を引き、カッターで線に合わせて切れ込みを入れます。次に壁紙を剥がしていきます。壁の上からでも貼れますが、壁紙が撥水加工をしている場合もあるため、壁紙を剥がすことをオススメしているとのこと。そしてスチールペーパーを貼り、タッカーでとめます。ここまでで時間にして5~10分程しかかかりませんでした。最後にエコカラットを貼って完成!マグネットで貼るだけなので、取り外しも簡単です。■ オーダーはすべてWebで完結!また、オンデマンドエコカラットはWebで簡単にオーダーすることが可能。自分の好きな写真や絵はもちろん、世界最大級の写真通信社であるGetty Images, Inc.の日本法人と提携しているので、数千万点のイメージ画像を使うこともできます。オーダーすると届くのは、デザインしたエコカラット、スチールペーパー(下地)、工具類(タッカー、タッカー針)、説明書、型紙の一式。すぐに自分で施工することができるのが嬉しいですね。お部屋の空気がキレイになるだけでなく、一気にアートな空間にできるオンデマンドエコカラット。エコカラット導入を考えている皆さんもぜひ、チェックしてみてください。【参考】※ONDEMAND ECOCARAT -オンデマンドエコカラット-
2019年02月17日「珪藻土」は、水分を吸収・放湿してくれるから、生活のさまざまな場面で活躍するすぐれものとして有名です。しかし、そんな珪藻土の約5倍の吸・放湿量をもつ〔LIXIL(リクシル)〕の《エコカラット》を使用したキッチン・洗面雑貨が登場!今回は絶対役立つ話題のアイテムをご紹介します♪珪藻土の約5倍の吸・放湿量!〔LIXIL〕が開発した多孔質セラミックス《エコカラット》は、土壁から発想を得て開発され、高機能な内装建材として有名です。《エコカラット》の特徴は何と言ってもその調湿機能。湿気を吸収し放出する量を見てみると、なんと《エコカラット》は珪藻土の約5倍(※)にもなるんです!そんな、お家の内装にも広く普及しているという抜群の機能性と信頼が魅力の《エコカラット》を素材とした、生活雑貨が登場したんです!※効果は使用条件・気象・換気などの環境によって異なります。《エコカラット》素材のキッチン・洗面雑貨がスゴイ!!〔LIXIL〕の《エコカラット》を使用したキッチン・洗面雑貨はこれが世界でも初めて。新たに登場するのはこちらの6点!毎日使う水回りや、キッチンでのちょっとしたお悩みやイライラを劇的に改善してくれそうな充実のラインアップです!【キッチン雑貨】●水筒内の水滴をすばやく乾かす《ボトル乾燥スティック》●容器内の塩・砂糖をさらさらにする《ドライキーパー》●トーストの蒸気を吸ってパリッとした食感を保つ《トースト皿》●食器の水滴を吸収する《水切りトレー》【洗面雑貨】●コップの水滴を吸収する《コップ置き》●洗面小物の水滴を吸収する《洗面トレー》では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう♪こんなアイテムが欲しかった!即買い決定の便利アイテム●《エコカラットボトル乾燥スティック》980円(税別)まずはじめにご紹介するのはこちら。近頃、マイボトルを持ち歩くという方も増えてきていますよね。そんなあなたにぜひオススメしたいのがこのアイテム。洗った水筒ってなかなか乾きにくくて、布巾で拭こうとしても手が届かず、ちょっとしたストレスだったりします。そんなときも、この《ボトル乾燥スティック》なら、洗った水筒に入れておくだけで、水筒内部の水滴をすばやく乾かしてくれるんです!(株式会社マーナ調べ)一般的に、洗った水筒を乾かそうと逆さにして置いておくとおよそ7時間を要するのに対して、《ボトル乾燥スティック》なら半分以下の約3時間程度で、水滴を吸い取っちゃいます!スティックはシリコンでカバーされているから、お気に入りのボトルを傷つけることもありません。細身なフォルムにリングも付いているから、収納のスペースも取りません♪●《エコカラットドライキーパー》680円(税別)※2個入り石けんのようなかわいらしい見た目のこちらは、塩・砂糖に関する「あのイライラ」を解決してくれちゃいます。それは、塩や砂糖がカチカチに固まってしまうあの現象!お料理中にイラっとした経験がある方も多いのでは?そんなストレスもこれで解決しましょう。《ドライキーパー》は塩・砂糖の容器に一緒に入れておくだけで、固まってしまうのを防いでくれるんです‼︎仕組みは塩・砂糖の特徴を知ると理解できます。塩というのは湿度が高いと固まってしまう性質があるんです。そこに、吸湿性抜群の《ドライキーパー》を入れることで湿気を防ぎ、お塩をさらさらに保ってくれるんです♪一方で、砂糖は塩と反対に、容器の中が乾燥すると固まってしまうんです。でもそれも、水で湿らせた《ドライキーパー》を入れておくと、今度は《エコカラット》のすぐれた放湿性が発揮され、こちらも使いやすいさらさらの砂糖がキープできちゃうんです!●《エコカラットトースト皿》1,880円(税別)朝食にこんがりトーストを焼いて食べるとき、こんな経験はありませんか?「トーストの湯気がお皿に付いて、トーストがしなっとしちゃう…」「サクサク食感を何とかして保ちたい!」そんな願いを叶えるアイテムがこの、《エコカラットトースト皿》です。トーストの蒸気を吸い取って、トーストをパリッと保ってくれます。トーストをモチーフにした形もかわいらしいですよね♡●《エコカラット水切りトレー》2,980円(税別)《エコカラット水切りトレー》は、洗った後の食器を置いておくだけで、すばやく水滴を吸い取ってくれるから、手間も省けてとっても楽!プラスチックなどの水切りカゴを長く使っていると、湿気が原因で水垢やカビが生えてしまったりと衛生的にもよくありません。でも、《エコカラット》なら、湿気を吸収してくれるからキレイを保てます♪●《エコカラットコップ置き》980円(税別)こちらのコップ置きも水切りトレーと同じく、濡れたコップの水滴をすばやく吸収してくれるから衛生的。表面にわずかに傾斜がつけられていて、コップの口を伏せて置いても隙間ができて換気ができる作りになっています♪●《エコカラット洗面トレー》1,680円(税別)《エコカラット洗面トレー》は、細長いから洗面台などの狭いスペースにもスリムに置けるのがポイント。もちろん、吸湿してくれるから、水回りのお手入れも簡単です!《エコカラット》でストレスフリーな新生活を♪《エコカラット》シリーズは、くらしの中の悩みやストレスを解決してくれる、痒いところに手の届く商品が勢ぞろい!衛生面を維持できるのも大きなポイントですね。カラーはトースト皿のみブルー、グレー、ホワイトの3色。それ以外のシリーズは、ブルー、ピンク、ホワイトの3色を取りそろえています。各色とも、インテリアになじみやすいように、マイルドなやさしい色合いに仕上げられています。おしゃれ雑貨としても、これからの春に向けてぜひゲットしたいアイテムです♪発売後入荷待ちのお店もあるほど、早くも話題の《エコカラット》シリーズ。ぜひチェックしてみてくださいね!
2018年03月09日LIXILは2月23日、汚物や水アカによる汚れを防ぐ衛生陶器「アクアセラミック」を開発したと発表した。同社はこれまでに、トイレの汚れが、「キズ汚れ」、「細菌汚れ」、「汚物汚れ」、「水アカ汚れ」の4つに分類できることを究明し、この結果をもとに技術開発に取り組んでいた。今回開発されたアクアセラミックは、衛生陶器のキズを防ぐ陶器本来の硬さや、抗菌の国際規格「ISO22196」に準拠した抗菌性能を保ちながら、汚物と水アカの汚れを同時に防ぐ性能をあわせ持つことで、これらトイレの4つの汚れすべてに応えることが可能となっている。LIXIL Water Technology JapanのCEO 有代匡氏によると「汚物による汚れに対しては親水性、水アカ汚れに対しては撥水性の素材が適しているため、これらを両立させるのが難しかった」という。アクアセラミックの特長は、陶器表面が超親水性を持ち、水酸基(OH-)が露出しない構造になっていること。超親水性で水になじみやすい性質は、陶器に付着した汚物の下に洗浄水を入り込ませ、水の力で汚物を浮かび上らせることを可能としている。一方、水アカは、洗浄水に含まれるシリカ(Si)が陶器表面の水酸基(OH-)と化学的に結合することで発生するが、水酸基が表面に露出しない構造となっているアクアセラミックでは、水アカの発生を防ぐことができ、陶器表面をいつまでも平滑な状態に保つことができるようになる。これは、汚物と水アカ両者に対して防汚機能の役割を果たす特殊な物質を、焼物の表面を覆う釉薬に一体化させることで実現している。別の素材で覆うコーティングとは異なり、強度の維持にも成功。強度実験の結果では、100年以上摩耗しないことが確認できているという。同社は、アクアセラミックを2016年4月より主要住宅トイレシリーズに展開していくほか、洗面化粧台、トイレ手洗いなどの陶器製の水回り製品においても同技術を活用した製品開発を進めていくとしている。
2016年02月23日LIXILは12月2日、東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究の坂村健 教授の協力を得て、住生活におけるIoTの活用に向けた「LIXIL IoT House プロジェクト」を開始すると発表した。同プロジェクトは3つのフェーズに分かれており、第1フェーズ(2015~2016年)で構想・予備実験を行い、第2フェーズ(2016年~2017年)では実証環境の構築、第3フェーズ(2017年~)では、実際に実証実験施設を建設し、有効性の検証を行う予定。同社はかねてより、研究施設「U2-ホーム」でセンサーを使用して生活シーンに合わせて住環境をコントロールする研究に取り組んでおり、今回のプロジェクトについては「IoT House プロジェクトでの研究を通じて、豊かで快適な住生活の未来に貢献していきます」とコメントしている。
2015年12月03日住宅設備・建材の総合メーカーであるLIXILは12月2日、東京大学大学院 情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター長である坂村健教授と共同で、住生活におけるIoTの活用に向けた「LIXIL IoT House プロジェクト」を開始したことを発表した。同社は、2020年までに「世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業となる」というビジョンを掲げており、このビジョンのもと、これまでも人やモノ、家が情報で結びついた「住生活の未来」について研究を重ねてきた。2009年に研究を開始した研究施設「U2-Home(ユースクウェアホーム)」では、センサーを使用し、生活シーンに合わせて住環境をコントロールするなど、情報化された住まいでの生活について研究してきた。LIXIL 代表取締役社長 兼 CEOの藤森義明氏は、「LIXIL IoT House プロジェクト」の開始に至った経緯について、次のように説明した。「われわれの競合や未来について考えたとき、今の競合相手は10年後、20年後の競合相手ではないだろう。今と同じ延長線上の2030年や2040年を考えると、今とはまったく違った競合がビジネスを持って行ってしまうのではないだろうか。本当の競争相手は、メーカーではなく、IoTやビッグデータを持っている大きな会社や、ソフトとハードを組み合わせていくような技術を持つ会社だ。今まさに、新しいことを考え出さないと、10年後、20年後の未来はなくなってしまうかもしれないという危機感が、IoT House プロジェクトを立ち上げるきっかけとなった」(藤森氏)本プロジェクトでは、社員モニターを活用した実生活での検証や、理想モデルに基づく実証実験施設での検証などを通じて、住まいの中でのIoTの可能性を追求していくとしている。LIXIL 取締役 専務執行役員 R&D本部長の二瓶亮氏は、住まいのIoTの可能性について、次のように述べた。「IoT Houseによって、新しい住生活や生活価値の向上、家自体の性能の向上、さらには今まで以上に地域社会とつながる豊かなコミュニティ社会の実現へと広げていくことができるだろう。例えば、人の排泄物にはたくさんの健康情報が含まれており、この情報をトイレがセンシングすることで、健康状態を人に伝えたり、予防医療や健康管理へつなげていくことができる。また、IoTで獲得した情報を使って、家の中で人の動きを見守り、安全・安心な暮らしの実現や、家の実年齢を把握しながら、最適な手当をすることで、家全体の性能の向上を図ることができる。さらに、IoT Houseを介して家に住まう人同士や、人と人とのつながりを地域コミュニティにつなげていくことで、リアルな社会での関わりが広がり、世の中を明るくすることにも貢献できるだろう」(二瓶氏)また、住まいのIoTに大切なこととして、「いつまでも使い続けられること」「プライバシーが守られていること」「非常時でも困らないこと」「簡単に設置し、簡単に使えること」が挙げられ、これらのポイントがクリアされるよう、検証を進めていくという。約30年前から住宅の未来について研究を重ねてきたという坂村教授は、今回のプロジェクトについて次のような意気込みをみせた。「80年代と比べて何が変化してきたかというと、コンセプトや機能は同じでも、実装技術が非常に変化してきた。例えば、半導体の大きさやネットワーク技術の進歩である。昔はコンピューターとセンサーをつなぐには大量の電線が必要だったが、IoT Houseは無線でつながってしまうだろう。すべてのものがインターネットにつながっているということは、住宅の部品全部が直接的に、インターネットに直結できる時代だということ。これは今までできないことだった。しかし、この部品が大量生産されないと、IoTの住宅を一般に普及させることはできない。IoTが住宅に適用できるかどうかは、部品メーカーにかかっている。これまでの研究の知見をこのプロジェクトにたたきこむことによって、LIXILと世界最高の住宅をつくる。2017年には、その時点で考えられる最高の未来住宅をつくる」(坂村氏)今後のロードマップとしては、まず第1フェーズ(2015年~2016年)で構想・予備実験を行い、第2フェーズ(2016年~2017年)では実証環境の構築、そして第3フェーズ(2017年~)では、実際に実証実験による有効性の検証が実施される予定となっている。
2015年12月03日LIXILグループとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)は23日、Tポイント・ジャパンが運営する「Tポイント」サービスを、LIXILグループのサービスで提供する業務提携に合意したと発表した。○2015年末目処に導入今回の提携により、LIXILグループは利用者の生活環境の向上を、CCCは「衣・食・住」のうち「住」の部分の強化を図る。今後両社は、業務提携の内容の詳細について協議・検討するとともに、利用者のサービス価値向上に向けて関係強化を進めていく。具体的には、2015年末を目途にLIXILグループの各種サービスにTポイントサービスの提供を開始する予定という。LIXILグループは、「世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献する」というビジョンのもと、住宅およびビルの建材・設備機器の製造・販売から、住宅フランチャイズや不動産事業まで、住まいや暮らしに関わる様々な商品やサービスを提供している総合住生活企業。CCCは、「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」をブランド・ステートメントとし、書店事業を中心としたエンタイテインメント事業や、Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング事業などを展開。特にTポイントは、全国5,431万人(2015年6月末現在のアクティブ・ユニーク数)が利用し、125社、39万3,210店舗が参加している。
2015年07月24日LIXILの浴室事業部 浴室開発部 部長 浜田広一氏と、プロトラブズ合同会社 社長&米Proto Labs, Inc.役員 トーマス・パン氏による対談。後編となる今回は、スパ体験を可能にするシステムバス「SPAGE」が世に出るまでの"こだわり"について話が弾んだ。○ユニットバスの歴史パン氏:私はお風呂の歴史に詳しいわけではないですが、70年代のユニットバスにはマイナスのイメージがあったように思います。そこからどのような変遷を経て、SPAGEのようなハイグレードのものが生まれるに至ったのでしょうか。浜田氏:ユニットバスが作られるようになったのは、前回の東京オリンピックが開催された1964年からです。ちょうど高度経済成長の時代で、タイルを一枚ずつ貼っていく在来工法では時間がかかってしまい、住宅の供給に追いつかなかったので、ユニット化が考案されたんです。この時点では省施工がテーマでしたので、お風呂としてのクオリティは置き去りでした。パン氏:確かに、浴槽が小さくて膝を抱えて体育座りしないと入れなかった記憶があります。浜田氏:そんな状況が変わったのは、ちょうどバブルが弾けたあと、1990年代の半ばぐらいからです。ユニットバスから「システムバス」と呼ばれるようになり、高機能なジェットバスが登場しました。この頃から「自分の好きなものが選べる」ようになってきます。実は、昔のユニットバスはB to Bのビジネスで、お客様には選択肢があまりなかったんです。今は30年40年使われ続けたユニットバスの取り替え時期に来ているので、SPAGEはリフォームの需要にうまく合わせることができたと思っています。○「本当にこれで良いのか」を越えてパン氏:SPAGEの開発には、エンジニアリングやコストなどさまざまな難しさがあったと思いますが、最も困難だったことはなんでしたでしょうか?浜田氏:一番大変だったのは「本当にこれで良いのか」という社内の声でした。「肩にお湯をかけるだけでこんな高い製品が売れるのか?」「お風呂で見られるようにしただけでこんなに高いテレビが売れるのか?」という意見です。今までに無い新しいものを作ろうとすると、こうした声を乗り越えていくことが必要になるのですが、今回は特に苦労しました。パン氏:商品企画の段階で難しさがあったわけですね。浜田氏:こうしたハードルを越えるきっかけとなったのは、実際の「体感」です。発売前、弊社研修施設に実物のSPAGEを設置して、営業マンやショールームの担当者、幹部数名に入らせたんです。結果的には、すぐさま「これは売れる」と断言をもらえました。やはり実体験は説得力が違いますね。○空間をこだわり抜くパン氏:肩湯や打たせ湯などの機能は、いかようにでもバリエーションを作れると思いますが、御社のマーケティング資料で内部の構造を拝見すると、作り手がこうあるべきという具体的なイメージと数値目標を持って、何度もテストを重ねてできた商品であることを強く感じますし、その情熱を資料で伝えようとしていますね。実際の反応が良いのは、当然かもしれません。浜田氏:開発メンバーは何回も何回もお風呂に入って試し続けました。ひょっとしたら、設計している時間より入浴の時間の方が長いかもしれません(笑)。パン氏:入浴も仕事だったわけですね(笑)。しかし、これは自分の製品じゃないと頭を切り換えて、客観的に審査する意識も必要だったのではありませんか?浜田氏:はい。その上で単純に身体を洗うだけでなく、もっとリラックスできる空間にするためにはどうしたらいいか、という所まで突き詰めて考える必要がありました。ディテールのところでさらに一歩踏み込むとき、最後の最後には産みの苦しみがあります。でも、それをやるかやらないかで、でき映えが大きく変わってきますから。パン氏:日本のものづくりは、そうして最後まで突き詰める能力が世界一だと常々感じています。浜田氏:SPAGEのメインターゲットであるアクティブシニアの方々は、趣味の道具へのこだわりをすごくお持ちでしょうし、また、現役時代にはものづくりに携わっていた方も多くいらっしゃると思います。そうした方々にも認めて頂けるものができたと思っています。○お風呂にもっと楽しみをパン氏:販売から半年以上経って、ユーザーからはどのようなフィードバックがあったのでしょうか。浜田氏:おかげさまで従来製品の3倍以上の売り上げがあり、まだまだ伸びています。一方で、もっとコンパクトなものが欲しいという要望も頂きました。首都圏には、駅に近くて立地は良いマンションだけれど、築数十年経っていてお風呂が古く、シャワーを浴びるだけで我慢して暮らしているという方が大勢いらっしゃったんです。パン氏:すると、さらにぎゅっとコンパクトサイズに詰めたSPAGEも必要とされているわけですね。このようなフィードバックをもとに、まだまだ進展の可能性を秘めている。商品の勢いを感じますね。浜田氏:日本は世界でも珍しいお風呂文化を持つ国です。ただ身体を洗うだけでなく、お湯に浸かってとことんリラックスする。そんな楽しみを、より多くの方に届けていきたいと思います。
2015年06月25日自宅で温泉のような入浴体験ができるシステムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」が、2014年8月にLIXILから発売された。お湯のベールが肩をなでる「アクアフィール(肩湯)」など、繊細な機能の数々が大きな反響を呼んでいる。いま、日本のお風呂文化は、どんな製品に辿り着いたのだろうか。同社 浴室事業部 浴室開発部 部長の浜田広一氏と、プロトラブズ合同会社 社長&米Proto Labs, Inc.役員 トーマス・パン氏による対談を、前後編でお送りする。○自宅で温泉体験をトーマス・パン氏(以下パン氏):本日は「お風呂」という身近な製品についてお話を聞けるので、楽しみにして参りました。まずは、なぜSPAGEが生まれたのか、その経緯や背景を教えていただけますか?浜田広一氏(以下浜田氏):大きく影響しているのは社会的なタイミングです。団塊世代の方々が退職されて、今後の人生はゆっくりしようという時期に差し掛かってきました。そんな時期だからこそ提供できるお風呂はなんだろうかと、2年前から検討を重ねて企画しました。全体のコンセプトは「スパ(温泉)」です。温泉好きな方は大勢いらっしゃいますので、自宅で温泉のような入浴を楽しめるお風呂を提供しようと考えたわけです。パン氏:確かにSPAGEには「アクアフィール(肩湯)」など多くの機能がありますね。こうしたコンポーネントは既にあったのでしょうか。それとも今回の企画のために、ゼロから開発したのですか?浜田氏:我々には地道に研究しているテーマが複数ありまして、アクティブシニア向けの製品開発を始めたとき、過去の研究から使えそうなものがないか改めて探しました。そこで、肩にお湯を当てることが身体にどのような良い影響を与えるかといった研究を見つけて、これはまさしく温泉気分を生む商品にできるとピックアップしたのがはじまりです。○お湯を自在に操る技術パン氏:先ほど実物で「アクアフィール(肩湯)」を触らせていただきましたが、出てくるお湯の薄さに驚きました。あれほど均一に柔らかくお湯を出すには、かなり苦労をされたのではないですか。浜田氏:もともと研究所の段階では肩の暖まりだけを考えていて、二つのノズルからお湯が別々に流れるという仕組みだったんです。それをもっとお客様が触ってみたくなるものにしたいと改良を始めたのですが、これが大変な作業でした。試した形状は100個以上です。3Dプリンターなどでお湯の通り道を何回も何回も試作して、このままでは発売できないんじゃないかというぎりぎりまで試して、なんとか間に合いました。パン氏:並々ならぬこだわりがあったのですね。「アクアタワー(打たせ湯)」の方も触りましたが、こちらは見た目以上に勢いがありました。マッサージとして充分に気持ちよさそうです。浜田氏:温泉の打たせ湯は高いところから出ているため自然にお湯が切れるのですが、家庭のバスルームでは天井高さに制限があるためそうもいきません。そこで部品に内蔵した羽根車でお湯を切って断続的に出すことで、心地よい打たせ湯になる工夫をしました。パン氏:特別に圧力を上げているわけでは無かったのですね。浜田氏:重力と水の切り方だけでやっています。断続的にお湯を出すということは、今はもう標準になっている「エコフルシャワー(節水シャワー)」でやっていたのですが、この技術を使えば、打たせ湯ができるのではと考え、挑戦したわけです。いずれの機能も、INAX時代から水をコントロールする技術を追求し続けているメンバーがいたからこそ、実現できました。○SPAGEという「部屋」浜田氏:さまざまな入浴形態を楽しめる「空間」に仕上げたというのが、SPAGEの大きな特徴です。間接照明が浴室を柔らかく照らし、音響は入浴中の体勢で一番よく聞こえるようチューニングされています。さらに、映像は視野角いっぱいの広さで楽しめるようになっています。パン氏:これはもう、お風呂というより「リラグゼーション&エンタテインメントルーム」ですね。浜田氏:流れる水の音もまた心地よくて、小川のせせらぎのように感じていただけます。五感に訴えるような製品にできたと思っています。パン氏:大きな特注スペースであればいくらでもカスタム機能を持たせられると思いますが、あえて1坪というユニットバスサイズで、一般の住宅でも導入できるようにしたのは、戦略的な背景があったのでしょうか?浜田氏:そこが我々開発部隊の力の見せ所でした。お金持ちの方ならば、大きな空間で自分の好きなように設計することができるでしょう。それをぎゅっとコンパクトにして、限られた空間の中に多くの機能があり、しかもシステムバスなので工事も2、3日で終わる。いかに合理的に空間の中に納め、温泉気分を味わうというベネフィットを提供できるかが重要なポイントでした。○空間の価値を提供するパン氏:従来のお風呂は「乾燥機があって洗濯物が干せる」といった便利さや機能重視のものが多かったような印象があります。しかし、SPAGEはスタイルを一貫していて、デザイン的にとても練り込まれていますね。浜田氏:デザインと機能の両立は、かなりやり込みました。デザインが良いほど使いにくくなってしまうことが、往々にありますので。パン氏:機能を追求しているとデザイン性が見えにくくなると思うのですが、両者を融合させる開発の仕組みはあるのでしょうか?浜田氏:昔はそもそも人数が少なかったので、エンジニアがデザインまでやっていました。しかし、規模が大きくなるにつれ分業化が進み、コミュニケーションがうまく取れない時期もありました。ここ数年は開発にあたって、デザイナーとエンジニアがどんな物をつくるのか、すり合わせを行うワークショップを重ねています。また、お客様がどう使われているかという行動観察も開発にとって重要なポイントになっています。お風呂も単純に浴槽やシャワーといった「もの」をつくるだけでなく、その「空間」でどう楽しんでいただけるか、そこまで考えて開発をするスタイルにシフトしているというわけです。パン氏:独立したコンポーネントの一つひとつのアセンブリーではなく、お客様に全体の空間として提案する。エンジニアリングもデザインも妥協せず、マーケティングサイドの見方までを統一して製品を完成させている点が、とても素晴らしいと思います。快適な入浴を追求したSPAGEが世に出るまでには、技術面以外にも大きなハードルがあったという。後編では、その課題と解決を中心に対談をお届けする。
2015年06月18日LIXILは6月2日、水洗トイレ便器へ給水する際の水流を活用して発電し、トイレ内の照明エネルギーを賄うゼロエネルギートイレ照明システムを開発したと発表した。同成果はLIXILと東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻の石田壽一 教授、小林光 准教授らの研究グループとの共同研究によるもの。同システムは、非常時でも継続利用が可能な「ゼロ・エネルギー・トイレ(ZET)」研究の一環として開発されたもので、外部給電がなくても水流による自家発電、蓄電、高効率LED照明および制御によりトイレの運用が可能となっている。また、暗所において最小の消費エネルギーで高い明るさ感が得られるプルキンエ効果を活用した新たなLED照明も開発した。東北大学で実施した実証研究では、男女トイレごとに発電量や蓄電量、照明電力使用量などを計測し、トイレにおける照明電源が自家発電によって確保できることを確認した。今後は、実証研究を通じて快適で高効率な運用ロジックを確立し、安定的なシステムの構築を目指すとしている。
2015年06月02日LIXILは4月15日、同社が提供する太陽光発電システム機器の保証を、15年間の無償保証に拡充すると発表した。同施策は、同社が提供するパワーコンディショナからモジュール、接続箱、設置架台や金具まで、システム機器をまるごと保証対象としたもので、同社が指定する保証条件を満たす場合、2015年5月1日以降に発行された保証書を対象に15年間の正常動作を保証するというもの。万一、保証サービス期間内に製造上の異常が発生した場合、保証規定に準じて無償で対応が行われることとなる。また、自然災害や火災などにおける損害も補償する有償の「安心補償制度」も、あわせて補償期間を15年間に拡充するほか、同社ではソーラーパネル出力の20年間無償保証も提供しているため、今回のシステム機器の保証拡充によって、さらに安心して太陽光発電システムを利用してもらえるようになると同社ではコメントしている。
2015年04月15日株式会社「LIXIL(リクシル)」グループはプロテニスプレイヤー・錦織圭と3年のグローバル・パートナーシップ契約を結んだことを発表。4月10日(金)に都内で会見が行われ、錦織選手は拠点の米国フロリダのIMGアカデミーから中継を通じて出席した。錦織選手は昨年の全米オープンで、アジア出身選手で初となる決勝進出(準優勝)を果たすという快挙を成し遂げ、現在世界ランキングは4位。「日清食品」に所属し、すでに「ユニクロ」「ウィルソン」、「タグ・ホイヤー」など数社とスポンサー契約を結んでいるが今回、同じくグローバルな舞台でNo.1を目指すという「LIXIL」と3年のグローバル・パートナーシップ契約を締結。4月20日に開幕する「バルセロナ・オープン」よりユニフォームの左肩に「LIXIL」のロゴを付けて戦うことになる。生中継でスクリーンに登場した錦織選手は「おはようございます。フロリダは夜9時過ぎです(笑)」と挨拶。今回の契約について「光栄です。世界No.1を目指されているLIXILさんにスポンサーになっていただき、世界の頂点を目指している私としても身が引き締まる思いです。共に世界の頂点を獲得できればと強く思っています」と力強く語った。開幕が迫る「バルセロナ・オープン」は昨年、錦織選手が優勝しており「相性のいい大会で、LIXILさんとここからスタートできるので、勢いがつくと思います」と気合い十分の表情。「LIXIL」といえば、住まいに関する製品が知られるが、錦織選手も気になる製品として「お風呂」と「トイレ」を挙げる。「日本人ですので風呂に入るとリラックスできます」と語るが、以前のブログでは、お風呂でゲームをするも、そのまま眠ってゲーム機を湯船に落としてしまったことを告白している。「全米オープン前で練習で疲れててウトウトして落としてしまいました(苦笑)。それくらい、リラックスできる、僕にとってお風呂は一番リラックスできる時間です」と明かす。また、日本の清潔で快適、高機能なトイレに関しては、錦織選手曰く「海外でもウワサで、日本の便器を取り寄せるプレイヤーもいる」とのこと。会見に出席した「LIXIL」グループ取締役 代表執行役社長兼CEOの藤森義明氏は「仰っていただければ、世界中のどこにでも(同社のトイレを)据え付けに行きます!」とトイレも含めた完全サポートを約束!この日は、契約締結の記念に錦織選手に「黄金のトイレ」のミニチュアを贈呈したが「世界に1台ですので、錦織選手が世界一になったら、本物を届けに行きます」と語り、錦織選手も「すごい!初めて見ました。縁起が良さそうですね」と笑顔を見せていた。日本は寒さが完全には終わらないとはいえ、桜に花粉症とすっかり春だが、錦織選手はフロリダを拠点に活動しており、この時期は試合に臨むため「人生で花見をしたことがないんです」と少し残念そう。花見ができるお風呂があったら?という問いかけに「最高ですね。お風呂で花が見られたら言うことないですね」とうなずいていた。これからシーズンもさらに佳境へ。バルセロナ・オープンに、マドリッド・オープン、そして5月から6月にかけて4大大会の全仏オープンとクレーコートの大会が続く。さらには全英、そして全米と続き、初の4大大会制覇に期待がかかる。錦織選手は「去年のUSオープンは自分が一番飛躍できた大会で、ジョコビッチをはじめ強い選手に勝ち、決勝まで行けて自信もつきました。あれをきっかけに今年もいいテニスができてます。厳しい戦いであることは変わりませんが、今年も行けるところまで行けたらと思っています」とさらなる飛躍に向けた意気込みを口にした。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは、“どこでも断熱”“気軽な断熱”“断熱でお得に!”といった内容を提案するスペシャルサイト「ほっとリフォーム」をオープンさせた。同サイトでは「脱衣所でブルッと…」「足下が冷えて水仕事がつらい…」「暖房で頭がボーッと…」「朝、部屋が冷え切っていて寒い…」など、冬の住宅でありがちな事例をシチュエーション別に紹介。家の中で寒さを感じてしまうことの原因とメカニズムについて触れ、断熱の重要性を解説している。さらに部屋間の温度差によりカラダに負担を与える「ヒートショック」対策や、仕事・学習の効率を高める部屋の温度設定などについても掲載。快適な暖房を実現するうえでのヒントとなる内容も掲載されている。なお、同社では壁や床の一部を断熱できる「ココエコ」、今ある窓にプラスするだけで断熱可能な「インプラス/インプラスウッド」、空気を整え快適な湿度を保つ「エコカラット」、“肩湯”や“サーモフロア”などあたたかくする工夫が施されたバスルーム「SPAGE」などの断熱製品を取り扱っている。
2014年11月26日LIXILは、クレディセゾン、コイニーと提携し、スマートフォンやタブレットを使ったカード決済サービス「LIXILリフォームカード決済サービス」を10月1日から順次開始する。リフォーム完了時にその場でクレジットカード決済が可能になる。同サービスは全国約400店のフランチャイズチェーンで構成する「LIXILリフォームチェーン」加盟店により10月1日から順次提供される。FC加盟店は、モバイルデバイスにコイニーが提供する「Coineyリーダー」を接続し、リフォーム工事完了時に、クレジットカードによる決済が行える仕組み。取扱いカードはセゾン・UCカードほか、VISA、MasterCardとなる。決済の上限金額は税込み350万円まで。なお、今回の提携で、セゾンカード・UCカード会員が同サービスを利用すると、「永久不滅ポイント」が通常の2倍(1,000円ごとに2ポイント)になる優遇サービスも開始する。ただし、永久不滅ポイント対象外カードは優遇サービスから除く。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年09月29日LIXIL住宅研究所ジーエルホームカンパニーは26日、「北米デザイン」にこだわった戸建て住宅「New WoodsHill~アーリーアメリカンスタイル~」を発売した。○2×4工法40年の原点に立ち返ったデザイン同商品は、2014年が2×4工法のオープン化40周年に当たることから、オープン化以前より同工法を手掛けてきた同社の原点に立ち返り企画された住宅。北米デザインの代表ともいえる「アーリーアメリカンスタイル」を採用した。商品では、日本家屋でいうところの軒先・縁側である、「カバードポーチ」と呼ばれるミッドテリア空間を提案。また、「アティック」と呼ばれる小部屋空間を設定し、居住スペースとして快適性を備えたデザインとした。さらに、本物にこだわった魅力的なヴィンテージ仕様を投入。外装はアーリーアメリカンを象徴する横張りの外壁のラップサイディングやアンティーク調の屋根材を用意し、内装には無垢フローリングや無垢の室内建具などを採用した。また、さらなる省エネ性能向上を図るため「2×6工法」を採用した「ウッズヒル2×6」も用意した。販売地域は北海道、中四国、九州、沖縄及び一部地域を除く全国。建物本体参考価格帯は2,253万円~2,794万円。初年度は300棟の契約を見込んでいる。
2014年04月30日LIXILは5月13日の「愛犬の日」にちなみ、シニア世代を対象にした「犬と暮らすセカンドライフに関する意識調査」の調査を行った。同調査はペットとして犬を飼っている既婚者、シニア世代(58~72歳)727名を対象に、4月15日から4月19日にかけてインターネット上で行われた。「犬と過ごす時間と、配偶者と過ごす時間のどちらが長いか」という質問に対して、女性の50.9%が「犬」と回答。一方男性の42.6%が「配偶者」と回答しており、夫と妻とでは、同じ時間を共有している相手への認識にずれが見られる結果となった。「犬と配偶者、どちらと過ごす時間が大切か」という質問に対して、シニア男性56.5%が「配偶者と過ごす時間の方が大切」と回答したのに対して、シニア女性では31.1%にとどまった。また「犬と過ごす時間の方が大切」と回答したシニア女性は19.5%で、およそ2割のシニア女性が、夫よりも犬との時間を優先している傾向が見られた。犬を飼うことで夫婦間の変化があったかどうかという調査では、52.4%のシニア世代が「会話が増えた」と回答。次いで、「犬を通じて共通の友人が増えた」が20.8%となっており、「夫婦で一緒にいる時間が増えた」という回答では男性22.0%、女性14.9%あった。犬を飼うことで、ポジティブな結果につながったと回答しているシニア世代も多いことがわかった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月10日LIXILは、タンクレストイレ「SATIS」(サティス)を2013年2月1日より順次発売する。「サティス」の種類は「Gタイプ」「Sタイプ」「Eタイプ」の3種類。「Gタイプ」には、新洗浄方式「パワードライブ式」を採用。従来のタンク式トイレでは、タンク内の水位が下がるとともに水流の勢いも落ちていたが、この技術では、水流の勢いを落とすことなく吐出できる。また、「Gタイプ」、「Sタイプ」共に、シャープ社のプラズマクラスター技術で便器の鉢内の除菌をする「鉢内除菌」を搭載。便フタを閉じた状態で便器鉢にプラズマクラスターイオンを放出する。さらに、「Gタイプ」、「Sタイプ」には、スマートフォン(対応機種:Android OS2.3/4.0 以降)に専用アプリ「My SATIS」を使い、トイレのリモコンとして使用できる業界初の「スマートフォンリモコン」機能を追加。シャワートイレの個人設定や音楽再生機能、トイレの内部部品に記憶している使用履歴を読み込むことで、電気代や水道代の目安を確認することができ、かつ日々の排便状況を記録し楽しく健康管理できる「トイレ日記」も利用できる。「Gタイプ」、「Eタイプ」の発売は2013年2月1日、「Sタイプ」は5月1日を予定。価格は「Eタイプ」が最安で、19万円(税抜き)~となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日住まいと暮らしの総合企業LIXILは、11月24日に愛知県常滑(とこなめ)市にあるINAXライブミュージアム「土・どろんこ館」にて、地区予選を勝ち抜いた代表が「光るどろだんごづくり」の腕を競う「光るどろだんご全国大会2012」を開催。最優秀賞1点ならびに入賞作品を決定した。「光るどろだんご」は、やきもの用の粘土をまるめた「タネ」を、ステンレスカップで丸く球になるように削り、表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげて作られるもの。化粧泥の色の組み合わせや磨き具合でさまざまな表情が生まれ、子どもから大人まで幅広く楽しむことができるという。5回目となる今大会では、全国の営業拠点と連携し、1都1道16県の29会場で地区予選を開催。総参加者540名の中から選出された代表27名が技を競いあった。最優秀賞は、緑色の地に白と黄色を使った大きな花を描いた、埼玉県狭山市の柴田美優さん(10歳)の作品「はな」。お祭りのときに見て印象に残った「コスモス」をモチーフにしている。また、優秀賞は、福岡県久留米市の田中悠貴さん(11歳)の「かくれハートのさくら」と、愛知県名古屋市の小西元子さん(45歳)の「かわいいおかあさん」。そのほか、優良賞3点、企業賞3点、挾土秀平(はさどしゅへい)特別賞1点、さらに大会当日に特別に設けられた「ANAのネーミング賞」1点が表彰された。なお、表彰式には、中部国際空港セントレアのマスコット”なぞの旅人フー”がサンタの衣装で登場し、会場を盛り上げたとのこと。同大会の最優秀作品は、INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」に永久保存される予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日住宅・建材産業に関する調査・研究および、人材育成等の事業に対し助成・支援する「LIXIL 住生活財団」は、大学生が設計した次世代サステナブル住宅2棟が、環境技術研究施設「メムメドウズ」(北海道広尾郡大樹町)に完工したことを発表した。今回建設された2棟は、同財団が主催した建築競技会において最優秀賞を獲得した作品。副賞として、設計した住宅を実際に「メムメドウズ」内に建設する特典があり、今回の完工を迎えたという。1つ目の住宅「町まとう家」(設計/早稲田大学)は、昨年10月28日に、震災復興支援の一環として、「メムメドウズ」開設に合わせて北海道大樹町で開催された「学生のための住宅デザインコンペ」で最優秀賞を獲得した作品。”震災後の新しい時代にふさわしい新しい家”をテーマに、学生によって設計された住宅で、応募総数77作品の中から選ばれた。もう一方の住宅「BARN HOUSE」(設計/慶応義塾大学)は、今年4月27日に、次世代のサステナブル住宅(環境負荷の少ない、循環型建築)の技術を発信することを目的に開催された「国際大学建築コンペ」で、9カ国・12大学の中から最優秀賞を獲得した作品。同財団は、地元自治体(北海道大樹町)と共に2つの住宅を継続的に支援し、”次世代サステナブル住宅”の実証結果の情報発信を行っていくとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日LIXILは10月11日・12日に、東京に住む小学校高学年および中学生の子供を持つ母親1,032名を対象に、洗面化粧台に関する意識調査を実施した。最初に、子供が洗面化粧台を利用する時間が増えた時期について尋ねたところ、「中学一年生」(18.1%)と回答した人の割合が最も高かった。次に朝の支度時に子供が洗面化粧台を利用する時間を尋ねたところ、利用時間は平均6.4分。男女別で比較すると、女子の平均利用時間は7.9分、男子の平均利用時間4.9分。最も利用時間が短かった小学校高学年の男子は平均利用時間4.0分。最も利用時間が長かった中学生の女子は平均利用時間9.3分だった。洗面化粧台が込み合う時に、家族で洗面化粧台の取り合いになることがあるかを尋ねたところ、全体の40.2%が「ある」と回答した。娘がいる家庭(44.6%)では息子がいる家庭(36.4%)よりも、取り合いが生じている割合が高いようだ。洗面化粧台の取り合いになることがあると回答した人に、優先権について尋ねたところ、45.3%が「子供」と回答。次いで「父親」(24.6%)「母親」(24.1%)という結果になった。中学生の娘がいる家庭では、約6割が「子供」に優先権があると回答した。自宅の洗面化粧台に対する満足度を尋ねたところ、39.2%が「満足していない」と回答。特に中学生の娘を持つ家庭の不満が最も多く、41.5%が「満足していない」と回答した。具体的に不満点を尋ねると、最も多い回答は「収納スペースを広くしたい(65.2%)」、2位は「物を整理整頓しやすいデザインにしたい(58.5%)」だった。また、2台目の洗面化粧台が欲しいという声も高く、全体の17.1%が「欲しい」と回答した。特に娘がいる家庭において、2台目洗面化粧台のニーズがあるようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは、10月1日、千葉県船橋市に「LIXILショールーム船橋」をオープンする。リフォームや、新築時の住まいづくりに役立つ情報発信拠点として、LIXILグループの商品を見たり、実演・体験できるショールームとなっている。同ショールームは、約825平方メートルの展示面積で、リフォーム用商品をひとまとめに展示している。リフォーム後のイメージを確認できる戸建てとマンションの空間展示を用意しているだけでなく、断熱窓「サーモスH」、節水トイレ「サティス」など最新の省エネ商品を見ることができる。さらに、タッチパネル式のデジタルサイネージ、システムバスルームの仕様を決めることができる。iPadと大型モニターを用いた3Dシミュレーションを導入するなど、最新のデジタル機器を活用してさまざまな提案を行うとのこと。なお、10月1日~10月8日(10:00~17:00)まで、オープニングフェアを開催。期間中に来館した人には「LIXIL オリジナルまな板シート」を漏れなくプレゼントする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは、「LIXILショールーム静岡」を9月22日にオープンする。約800平方メートルの広大なスペースに、同グループの商品を一堂に展示するという。展示の特長として、家づくりのイメージを膨らませやすいよう、実際に住んでいるような感覚で商品を確認できる空間展示を充実させている。静岡県は、健康寿命が高いという特徴を持つため、元気なシニア層に向けたリフォームの提案を積極的に行う予定。また、断熱窓「サーモスH」や節水トイレ「サティス」のほか、ソーラーパネルを搭載したカーポート「ソラエル ウィンスリーポート2」など、最新の省エネ商品を見ることができる。さらに、気持ちよく自然と共存する暮らしを提案する外まわり展示を充実させ、屋外に約100平方メートルものスペースを用意。加えて、館内で消費する電力の一部として、屋上に設置したソーラーパネルで発電した電力を利用するなど、建物全体の省エネ化を目指した環境配慮型ショールームとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日LIXILは9月3日より、マンションリフォーム用システムバスルーム「リノビオV」を発売した。従来なら2日かかっていた取り付け作業が1日で終了できるように、抜本的に構造を変化させたという。従来構造の床フレームは、フレームと洗い場バン、浴槽バンが一体化しており、搬入が重労働であった。また、点検口からの限られたスペースで作業を行うため、効率が悪いという問題もあった。そこで「リノビオV」は、フレーム分割構造を採用。搬入がしやすくなり、作業の進捗(しんちょく)に合わせて組み合わせらせるため、取り付けも広いスペースで両手作業ができるようなった。この新構造により、取り付け時間は従来より15%(約1時間)の短縮が可能。マンションの場合は騒音の関係上、工事は何時までと決められている場合が多い。そのため、ギリギリのところで作業が2日にまたがるということも少なくない。1時間という違いは大きいと言えるだろう。1日で収められれば、取り付け工事費を節約することもできる。同商品のもうひとつの特徴は、汚れにくくキレイな状態が長持ちする構造になっていることだ。同社は浴室を1年以内にリフォームした30~60代の男女106名に、リフォーム前の浴室に対する不満を調査。すると、82%もの人が「清掃性が悪い」ことを挙げたという。中でも同社は、清掃に手間がかかる洗い場排水溝と浴槽の清掃に着目。そこで開発されたのが、「キレイ浴槽」と「くるりんポイ排水口」である。「キレイ浴槽」は防汚コーティング層で、水アカ(シリカ)汚れの付着を食い止めるという。従来の浴槽では、表面に付着した水アカが水酸基と化学結合して汚れがこびりついていた。しかし、防汚コーティング層は表面が滑らかなため水アカの付着が少なく、スポンジで楽に水アカを落とすことができる。また「キレイ床」も同様に、皮脂汚れがこびりつかないよう、はつ油+親水機能を持った特殊な表面処理が施されている。清掃の手軽さを追及した「くるりんポイ排水口」は、排水時に渦を発生する。遠心力でゴミをまとめ、まとまったゴミをそのままポイっと捨てられるというものだ。また、従来は複雑な内部形状であったが、簡単に清掃できるよう、内部の凹凸を減らした形状になっている。いつの間にか髪の毛が絡みつき、清掃する気がうせていた人にとって、自動でゴミをまとめてくれる構造はありがたい。バスルームのラインアップは4種類で、メーカー希望小売価格は79万3,800円~119万3,000円(税込み、取り付け工事費は別)。「きれい浴槽」「キレイ床」「くるりんポイ排水口」「キレイドア」と、温かさが持続する「サーモフロア」「サーマバスS」は全タイプに標準装備されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは8月31日、香川県高松市に「LIXILショールーム高松」を新設オープンする。約1,000平方メートルと住設メーカーでは香川県内最大級の展示面積を持ち、総合住生活企業としての情報発信拠点として、LIXILグループの住まいに関する商品・サービスを提供していくという。同社ショールームとして四国エリアで初めて、館内で消費する電力の一部に、屋上に設置したソーラーパネルで発電した電力を利用。建物全体の省エネ化を目指した環境配慮型ショールームとなっている。また、家づくりのイメージを膨らませやすいよう、実際に住んでいるような感覚で、商品を確認できる空間展示を充実させている。長い日照時間を持つ同県の特性に合わせ、ソーラーパネルを使った最新の住まいづくりを提案。屋外展示のカーポートに設置したソーラーパネルなども見ることができる。さらに、屋外には約250平方メートルものスペースが用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日LIXILは“いい住まい、いい暮らし”を体験し、実現していく情報発信拠点として「LIXILショールーム沖縄」を8月11日に新設オープンする。LIXIL初となる、建物の自然換気の仕組みなどを導入した最新の環境配慮型ショールームとなる。同ショールーム沖縄は住設メーカーとして沖縄県内最大級の展示スペースを持ち、県内全てのエリアからのアクセスが可能な本島中南部に出店する。LIXILグループの住まいに関する豊富な商品(システムキッチン、バスルーム、トイレといった水まわり商品や、タイル、インテリア建材、窓、玄関、門扉、フェンスなど)が一堂にそろったショールームとなる。ショールームは県特有の暑い気候の中でも、電力消費を抑えながら建物内の温熱環境を調整できる同社初の自然換気の仕組みを導入した最新の環境配慮型ショールーム。照明のLED化はもちろん、室内温度・湿度を計測し、快適さを保ちながら自動的に最適な省エネ運転を行う空調システムや、建物屋上に設置した太陽光パネルで館内の電力を補うなど、建物全体が環境配慮型の設計となっている。沖縄特有の家の暑さ対策や、飛行機などの騒音対策に効果的な内窓「インプラス」、高温多湿な気候風土に最適なカビの発生を抑える調湿効果を持つ健康建材「エコカラット」など、地域性にあわせて商品を提案。また、豊富な商品を組み合わせてコーディネートした住居空間を展示し、実際に住んでいるような感覚で商品を見学することができる。さらにインテリアショップ「THE GRACE(ザ グレース)」とのコラボ展示も試み、家具、インテリア雑貨をLIXIL商品と合わせて展示することで、さらに上質で具体的な生活シーンがイメージできるよう工夫している。館内のベース照明・スポット照明を全てLED化。照明色変換能力のある器具も設置しているため、電球から蛍光灯・太陽光に至るまで照明の色温度を変化させることができる。これにより、実際の住まいに近い色温度環境下で商品を確認することができる。同ショールームでは地域の人がイベントなどで利用できる「ゆんたく広場」を設置するなど、地域に根ざした地元の人々に愛されるショールームを目指すという。また、電気自動車や電動自転車へ充電ができる同社商品の「EVポール」を外部カーポートに併設。電気自動車や電動自転車で来場した人には無償充電サービスを行う。オープニングフェアとして、8月11日~8月12日に来場した各日先着100組に 「シフォンケーキ」をプレゼントする。また来館キャンペーンとして、8月13日~8月26日に来館した人に「LIXIL オリジナル木製鍋敷」をもれなくプレゼントする。「LIXILショールーム沖縄」は、沖縄県宜野湾市字大謝名237‐5営業時間は10時~17時。休館日は毎週水曜日(祝祭日の場合は営業)、夏期、年末年始。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日LIXILは“いい住まい、いい暮らし”を体験し、実現していく情報発信拠点として「LIXILショールーム沖縄」を8月11日に新設オープンする。LIXIL初となる、建物の自然換気の仕組みなどを導入した最新の環境配慮型ショールームとなる。同ショールーム沖縄は住設メーカーとして沖縄県内最大級の展示スペースを持ち、県内全てのエリアからのアクセスが可能な本島中南部に出店する。LIXILグループの住まいに関する豊富な商品(システムキッチン、バスルーム、トイレといった水まわり商品や、タイル、インテリア建材、窓、玄関、門扉、フェンスなど)が一堂にそろったショールームとなる。ショールームは県特有の暑い気候の中でも、電力消費を抑えながら建物内の温熱環境を調整できる同社初の自然換気の仕組みを導入した最新の環境配慮型ショールーム。照明のLED化はもちろん、室内温度・湿度を計測し、快適さを保ちながら自動的に最適な省エネ運転を行う空調システムや、建物屋上に設置した太陽光パネルで館内の電力を補うなど、建物全体が環境配慮型の設計となっている。沖縄特有の家の暑さ対策や、飛行機などの騒音対策に効果的な内窓「インプラス」、高温多湿な気候風土に最適なカビの発生を抑える調湿効果を持つ健康建材「エコカラット」など、地域性にあわせて商品を提案。また、豊富な商品を組み合わせてコーディネートした住居空間を展示し、実際に住んでいるような感覚で商品を見学することができる。さらにインテリアショップ「THE GRACE(ザ グレース)」とのコラボ展示も試み、家具、インテリア雑貨をLIXIL商品と合わせて展示することで、さらに上質で具体的な生活シーンがイメージできるよう工夫している。館内のベース照明・スポット照明を全てLED化。照明色変換能力のある器具も設置しているため、電球から蛍光灯・太陽光に至るまで照明の色温度を変化させることができる。これにより、実際の住まいに近い色温度環境下で商品を確認することができる。同ショールームでは地域の人がイベントなどで利用できる「ゆんたく広場」を設置するなど、地域に根ざした地元の人々に愛されるショールームを目指すという。また、電気自動車や電動自転車へ充電ができる同社商品の「EVポール」を外部カーポートに併設。電気自動車や電動自転車で来場した人には無償充電サービスを行う。オープニングフェアとして、8月11日~8月12日に来場した各日先着100組に 「シフォンケーキ」をプレゼントする。また来館キャンペーンとして、8月13日~8月26日に来館した人に「LIXIL オリジナル木製鍋敷」をもれなくプレゼントする。「LIXILショールーム沖縄」は、沖縄県宜野湾市字大謝名237‐5営業時間は10時~17時。休館日は毎週水曜日(祝祭日の場合は営業)、夏期、年末年始。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日住まいと暮らしの総合住生活をサポートするLIXILは、首都圏最大級の展示スペースをもつ新旗艦ショールーム「LIXILショールーム東京」(東京都新宿区)を8月17日に新設オープンする。LIXILブランド体験の場としてはもちろん、“いい住まい、いい暮らし”の最前線を知る情報発信基地としても活用できる。オープンに先立ち、8月2日、発表会が行われた。「LIXILショールーム東京」は総面積約5,280㎡(約1,600坪)のスペースにLIXILグループの住まいに関する豊富な商品を一堂にそろえた、首都圏最大級のショールーム。6階と7階にまたがる展示スペースは、気づきを提供する「いい暮らしゾーン」、生活感を体験できる「いい住まいゾーン」、実際に商品を選べる「商品選定ゾーン」という3つのコンセプトに基づいて作られている。現在同社は、全国にあった約250のショールームを100にまで再編している。LIXIL代表取締役社長兼CEOの藤森義明氏は、「LIXILが掲げている『住まいへの総合的な取り組み』『生涯価値の実現』『自然・環境との共生』への総合力を1つひとつに結集し、このショールームをきっかけにさらなる豊かなサービス提供に取り組む」と発表。110人のスタッフが常駐し、年間約10万組の来場を目指している。入り口となる7階フロアでは、家や窓、玄関ドアをモチーフにしたデジタルサイネージを用いて、自分にとっての“いい暮らし”を考えるきっかけを提供している。環境負荷の少ない暮らしとは?ユニバーサルデザインの基本とは?などをここで考えてから次に進むと、より具体的な住みよい暮らしをイメージできそうだ。“いい暮らし”を疑似体験できる「いい住まいゾーン」には、以下の5つのコンセプトに基づいた展示が施されている。“ふたりの住まい”では、将来への大規模なリフォームの心配をなくし、自然とのつながりを意識した作りになっており、大開口の「庭の窓」よりリビングダイニングや寝室が中庭と一体化した開放的な気分が味わえる。築20年の住居を完全にリニューアルした“家族の絆をはぐくむ住まい”は、木のぬくもりを伝えるポールやテーブルを中心に、くつろぎを生む空間演出がされている。また、“趣味を楽しむ住まい”は家庭菜園ができるバルコニーや友人を招いてのお茶会にもぴったりな和空間を、“美人収納のすまい”はウォークインクローゼットをはじめ、収納スペースをたっぷりと確保した作りになっている。中でも同社が今一番力を入れている“スマートハウス”は、東京大学と共同で実証実験を行っている省エネ機器を装備している。また、ロボットによる住環境制御システムを実装。水の出しっぱなしを指摘してくれるなど、ロボットが省エネアドバイスや災害時の行動を案内してくれる。一方6階フロアは、総面積約2,640㎡(約800坪)もの広大なフロアに、玄関やキッチン、トイレ、インテリア建材などと各ブロックに分かれて展示がされており、知識豊富なコーディネーターがイメージした暮らしを形にするために、最適な商品選定をサポートしてくれる。また、同フロアにはリフォーム相談コーナーもあり、現在の住居の悩みも気軽に対応してくれるという。素材や機能性のみならず、価格やサイズバリエーション、カラー展開なども明記されているので、今具体的にリフォームを検討していなくとも、大体の金額はどのくらいになるのかを知るきっかけにもなる。このショールームならではの楽しみ方として、住宅の最新技術を学ぶことができるという点もあるだろう。例えば、窓ガラスに割れにくい防犯フィルムを張った場合とそうでない場合、どれほど効果が違ってくるのか、また、高断熱複層ガラスは具体的にどの程度熱をコントロールすることができるのかなど、子どもにも分かりやすく展示で解説されている。さらに、グランドオープンとなる8月17日から9月17日まで、「植村花菜&トムセン陽子 ミニライブ+トークショー」や「鹿島アントラーズ選手がやってくる!」「ハマック柳田 笑魔術!」ほか、バルーンアートや似顔絵のプレゼント、防犯や自身セミナーなど様々なイベントが開催される。開催日時や応募申し込みはホームページを参照。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日住まいと暮らしの総合住生活企業のLIXILは、新テレビCMを8月3日から8月30日の期間、主要テレビ局で放映すると発表した。今回のテレビCMでは、俳優の松山ケンイチさんと女優の広末涼子さんが「暮らしを育てる」をキーワードに、仲が良く元気のいい夫婦役を演じる。同CMには、「暮らしを育てるお手伝いをしたい」という同社の思いが込められており、同社ブランドのイメージ醸成を目的として放映される。「暮らしを育てる。/新しい暮らし編」では、松山ケンイチさんと広末涼子さん演じる夫婦が、二人でどんな暮らしがしたいか、どんな家にしようかを話し合いながら、窓・キッチン・バスルーム・トイレと一つ一つ丁寧に選んで建てた新築の家に引っ越し、二人で掃除をしたり、広い窓から外を眺めたり、バスルームではしゃいだりするストーリーだ。一方、「暮らしを育てる。/ホームパーティー編」では、新しい家にお互いの友人を招き、収納が豊富な対面キッチンで、一緒に作ったロブスターを使った料理を振る舞ったり、最新のトイレを自慢したりするにぎやかで明るいストーリーとなっている。なお、テレビCMの楽曲には、真心ブラザーズのボーカルで、ソロとしても活躍中のYO-KING(ヨーキング)が歌う同社オリジナルソングを使用するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日