SM ENTERTAINMENTのアーティストたちが一堂に会する「SMTOWN LIVE」が今年も開催。2024年2月21日と22日の2日間に渡って東京ドームで開催され、10万人以上を動員した。その2日めの模様をレポートします。豪華アーティスト13組55名が勢ぞろい、まさに熱狂のエンタテイメント!NCT WISH「SMCU PALACE」というタイトルに相応しく、宮殿(パレス)のようなデコレーションが施されたステージに真っ先に登場したのは、前日の2月21日に東京ドームでデビューを宣言したNCT WISH。昨年、NCT初のスタジアム公演『NCT STADIUM LIVE ‘NCT NATION : To The World-in JAPAN’』で初めてステージに立った時はまだ「NCT NEW TEAM」という仮名だった彼ら。リクは「去年は早く『To The World』と言って挨拶したいと言いましたが、今日ついにNCT WISHとして『To The World』と挨拶することができました」とうれしそうに語った。トークでは緊張のあまりメンバーのほぼ全員がカミカミだったけれど、昨年プレデビューツアーで9都市公演をこなしてきただけあって、パフォーマンスは堂々としたもの。「NASA」にはじまりプレデビュー曲「Hands Up」の2曲を披露し、フレッシュな魅力でトップバッターを飾った。NCT WISHはこの後、もう一度登場しデビュー曲「WISH」をパフォーマンス。SUPER JUNIORの「U」ではバックステージに登場し、先輩方とのコラボステージを務めた。RIIZE昨年のデビューから大旋風を巻き起こしているRIIZEも大歓声を受けて登場し、デビュー曲「Get A guitar」と最新曲「Love 119」の日本語バージョンの2曲を披露。いつも控えめなアントンは「昨日は僕の声が少し小さかったようなので、今日は大きな声で話してみます!」と威勢よく話すと、客席からは笑いが起きた。「みんなの究極のアイドル」と自己紹介したショウタロウは、「こうしてまた『SMTOWN』で東京ドームに戻ってくることができて、全部オレンジ色のライトが見えてすごくうれしいです。幸せです」とにっこり。さらに、新しいアルバムを準備中であることも明かし、今後の活動への期待を抱かせてくれた。RIIZEは東方神起とのコラボで「Rising Sun」も披露。昨年末にデビュー20周年を迎えた東方神起との合体ステージは、パフォーマンスが終わってもどよめきが止まらないほど場内を圧倒して見せた。aespaaespaの登場で、会場はさらに大興奮。ロックテイストにアレンジされた「Next Level」ではコールがドームに鳴り響いた。他の3人が「こんにちは」と自己紹介する中、ジゼルが「ただいま」と言うとファンは大歓声。カリナからは「今年7月に日本でアリーナツアーが決定しました!」とうれしい発表も。ジゼルの「一緒に歌ってください」という言葉で始まった「Spicy」まで大いに盛り上がった。WayV「Love Talk」で登場したWayVは、高貴でクラシカルなグループイメージとは裏腹なメンバーのおちゃめな素顔が魅力。「僕たちのことは好きですか?シャオジュンは好きですか?」とシャオジュンが茶目っ気たっぷりに挨拶すると、テンは「今日は猫の日だから、僕はテン猫です!」と言って猫耳を作ってアピール。ヤンヤンも「WayVの羊、ヤンヤンです」と可愛さ満点の挨拶を見せた。「Phantom」では妖艶なステージの合間に会場に向かって手を振るメンバーも。テンはライブ終盤で初めてのソロ曲「Nightwalker」を披露。ステージに寝そべり、カメラを見つめる瞳はWayVのステージで猫耳をしてみせた人と同一人物とは思えないほど。体のやわらかさを活かしたしなやかなダンスで、広いドームのステージをテンのカラーに染め上げた。テヨンテヨンはつややかな黒髪に真っ黒なミニドレス、エナメルのロングブーツ、ロンググローブとオールブラックな出で立ちで登場。新曲「To.X」を歌うと、「SMTOWNのファミリーのみんなと一緒にステージできてうれしいです」とにっこり。「今日はSMTOWNのアーティストが一緒に楽しむお祭りのようなステージになっているので最後まで楽しんでください。私もスペシャルなステージで帰ってきます」という言葉どおり、この後ジェヒョンとともに「Starlight」で息の合ったパフォーマンスを見せた。「SMTOWN LIVE」といえば、ここでしか見られないコラボステージも魅力。ヒョヨン×ヤンヤンのラッパー2人によるワイルドな「DESSERT」に続いて、チョウミはウニョクと「Manana」をデュエット。チョウミが前回「SMTOWN LIVE」東京ドーム公演に参加したのは8年前だったそうで、「本当にみなさん会いたかったです」と感慨深げ。「いつかSMTOWN のステージでみなさんに歌って、聞いてもらいたいと思っていたのですが、まさに今日ですよね」と紹介して、リョウクと共に「Starry Night」を披露した。ウニョク、チョウミカンタは白いピアノを演奏しながら、ドヨンと「Doll」をデュエット。切ない曲から一転して、トークでは笑顔を見せ、「ドヨンさんの歌声はとても美しいですよね。ドヨンさんと一緒に歌ったら、僕の歌声ももっと美しく響いたようで、感謝しています」と褒め称えた。「Eyes On You」では黒いライダースジャケットを羽織り、貫禄のダンスパフォーマンスも。チャンミン、ショウタロウ、キュヒョンイェソンの「Pretender」(Official髭男dism)やウェンディとウィンターの「空の青さを知る人よ」(あいみょん)など、日本語曲カバーは日本公演ならではのスペシャルなステージ。特にこの日盛り上がったのはチャンミン、ショウタロウ、キュヒョンによる「アイドル」(YOASOBI)のカバー。チャンミンとキュヒョンがそれぞれトロッコに乗り込み、ショウタロウはメインステージでさっそうとダンスしながら完璧で究極のアイドルに大変身。最後は猫耳を作りながら「みんなだいすき!」とキラキラ笑顔のステージを見せた。NCT DREAMイエローグリーンのガウンをまとって登場したNCT DREAMは日本デビュー曲「Best Friend Ever」で笑顔の多いステージを見せ、自己紹介でも「僕はちーちゃんです」(チソン)と、愛嬌たっぷり。いつもはジェミンがファンにねだる「アイゴ」コールをこの日はヘチャンがやってみせると、ドームに「アイゴ」の歓声が響き渡った。ガウンを脱ぎ捨ててパフォーマンスした「We Go Up」ではラストにメンバー全員が客席に背中を向け、ジェノだけが後ろ向きのまま頭の上で大きくハートを作り、最後まで愛と笑顔にあふれたステージに。韓国でもソロコンサートを開催したテヨンは、この日一番の歓声を受けて登場。まずは「SHALALA」でひときわ大きいコールを引き出すと、続く新曲「TAP」では「声チョーダイ」の一声でさらに大歓声を巻き起こし、熱くてヒップなステージを見せた。Red Velvetは一転してクラシカルなムードで「WILDSIDE」と「Chill Kill」を披露。「去年のツアー以来、久しぶりに日本に来ました。みなさん、Red Velvetを待ってくれてありがとうございます」(アイリーン)と、待ってくれていたファンに感謝を示した。SUPER JUNIORSUPER JUNIORを象徴する青い照明が真っ赤に変わり、ステージに火花が上がる中、メンバーたちが花道を歩いてセンターステージへと登場。「みなさん、準備はできてますか!」とイトゥクが叫ぶと、「SORRY,SORRY」がスタート。サビではドームにいる全員がメロディを口ずさんでいるのではと思うほどの大きな合唱が響き、ドームが一体感に包まれた。トークではSUPER JUNIORらしい自由さが爆発。3分間のトーク時間を存分に生かそうとメンバーそれぞれ自分勝手にしゃべろうとする中、キュヒョンが4月末に東京と大阪でソロコンサートがあることを発表。それを受けてウニョクとドンヘも「D&Eの全国ツアーも5月にあります!」とアピールし始め、ステージが暗転する中イェソンは「リョウクもコンサートがあります!」と絶叫。騒然とした雰囲気の中はじまった「BONAMANA」では、空気を一変。広いドームを全力で駆け巡り、最後まで観客の近くでライブを盛り上げ、一緒に楽しもうとする姿勢を見せた。ソロデビューしたばかりのテンも日本で初めてのソロステージを披露。「Nightwalker」では先ほどのWayVのステージで見せた“猫ちゃん”なキュートな姿とは対照的に、まっすぐにカメラを捉える妖艶な瞳と芸術的なダンスが印象的。NCT 127NCT 127は「2 Baddies」でこの日、2度目の登場。NCT 127が気合みなぎるパフォーマンスを見せると、客席も大きなコールで気合を返す。そんな応酬のさなかにドヨンのハイトーンがキマリ、曲をより華やかに彩った。トークではテヨンが観客を「お姫様」と呼び、ときめきのあまり一瞬時が止まるモーメントも。「みんな一緒に歌って!」というユウタの言葉で始まった「Fact Check」はこの日一番大きなコールがドームに鳴り響き、鬼気迫る怒涛のラストスパートを感じさせた。東方神起この日、最後のグループステージを務めたのは東方神起。真っ赤に燃える太陽をバックにパフォーマンスした「Rebel」は、昨年末にデビュー20周年を迎えた彼らの力量をまざまざと感じさせた。トークがすべて日本語なのも、日本でデビューした当時から変わらず。「もっと前の方に出ましょうか」ユンホ、「昨日と今日ずっと雨が降ってて寒いんですけど、こんなにたくさんの方々に恵まれて心から感謝しています」と気遣いを見せる一幕も。「もっともっと大きい声で一緒に叫んでくださいね」とチャンミン、「次の曲を知ってる方は一緒に歌ってくれると嬉しいです」とユンホが言って始まった「呪文-MIROTIC-」はそんな2人の言葉どおり、ドーム中にファンのコールと合唱が響き、ラストにふさわしいステージに。最後には「SMTOWN LIVE」恒例の「Hope from KWANGYA」で全員がステージに登場。客席に手を降ったり、一緒にハートを作ったりと思い思いのコミュニケーションを楽しみながら、約4時間に及んだ豪華イベントの幕を閉じた。文・尹 秀姫 写真・髙村祐介、釘野孝宏
2024年03月01日「東方神起」ユンホが「aespa」のカリナと共演したミュージックショートフィルム『NEXUS』(キム・ヒョンス監督)が、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」が開催する「秋の国際短編映画祭」韓国特集プログラムにおいて特別上映されることになった。米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭となるSSFF & ASIAの「秋の国際短編映画祭」。映画祭会場の大きなスクリーンで上映されるのは初となるミュージックショートフィルム『NEXUS』は、ユンホの3rdミニアルバム「Reality Show」の発売と同時に公開されている作品。アルバムの楽曲を基に、現実と仮想空間を行き来できる近未来時代のメタバース世界「NEXUS」で巻き起こるノア(ユンホ)と、AIガイド・セラ(カリナ)の物語を、多数のミュージッビデオと広告を演出担当してきた監督キム・ヒョンスが映画的な世界観で演出した。キム・ヒョンス監督なお、10月20日(金)の上映回にはスペシャルMCとして、元「超新星」のソンモも登場する。『NEXUS』あらすじ2048年、高度情報化した社会とAIの発展によって、人間の生活は変化された。人と人が交流することは極めて珍しくなり、各自が望む姿をメタバース世界の中で行う。自宅に閉じこもって3年になるノア(ユンホ)。彼は生命維持のための最低限の時間を除いた全ての時間をネクサスの中で過ごしている。いつものようにネクサスを探検していた彼は仮想空間の中に閉じ込められてしまい、AIセラ(カリナ)に助けを求めるが、彼女からの答えは返ってこない。現実から抜け出して仮想空間に属したい人間と、その中から離れて人間になりたいAIセラ。ふたりの話を近未来の背景とメタバースで盛り込んだ。『NEXUS』は10月20日(金)18時40分~(上映+トーク)、10月21日(土)14時40分~(上映のみ)東京都写真美術館にて上映。「SSFF & ASIA 2023秋の国際短編映画祭」期日および会場<オンライン会場>オンライン・グランドシアター9月28日(木)~10月27日(金)オンラインサテライト会場:1.「DOOR」 シアター 期間同上2.ブリリア ショートショートシアター オンライン10月4日(水)~4週に渡りハロウィン特集<リアル会場>赤坂インターシティ コンファレンス 10月17日(火)東京都写真美術館ホール 10月19日(木)~22日(日)サテライト会場 :1.東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023内上映)10月13日(金)~22日(日)2.シアターギルド代官山 10月16日(月)~18日(水)※プログラムにより上映開始時間が異なります。ウェブサイトにてご確認ください。(シネマカフェ編集部)
2023年10月12日フランスの南東部、地中海沿岸のコートダジュールに面した高級リゾート地カンヌで、今年も5月16日から27日まで開催している第76回カンヌ国際映画祭。ショパールのアンバサダーを務める韓国の4人組多国籍女性アイドルグループ、aespaが、トラン・アン・ユン監督の最新作「La Passion De Dodin Bouffant(原題)」のプレミアに、K-POPグループとしては、映画祭創設以来初めてレッドカーペットに登場しました。Courtesy of ChopardGiselle(ジゼル)ジゼルは、合計34.94カラットのダイヤモンドをフェアマインド認証ホワイトゴールドにセットした「レッド カーペット コレクション」のイヤリングと、フェアマインド認証ホワイトゴールド製のダイヤモンドブレスレット&ダイヤモンドリングを着用。Courtesy of ChopardCourtesy of ChopardWinter(ウィンター)ウィンターは、「ハイジュエリー コレクション」より、合計69.07カラットのサファイアと合計67.67カラットのダイヤモンドをセットしたフェアマインド認証ホワイトゴールド製のネックレスに、同じくサファイアとダイヤモンドをセットしたイヤリングとリングをセレクト。Courtesy of ChopardCourtesy of ChopardCourtesy of ChopardNingNing(ニンニン)ニンニンは、トータル36.54カラットのハートシェイプルビーが連なった「レッド カーペット コレクション」のネックレスを着用。ルビーの周囲には22.18カラットのブリリアントカットダイヤモンドと5.03カラットのペアシェイプダイヤモンドがセット。マッチングのイヤリングとともに。Courtesy of ChopardCourtesy of ChopardCourtesy of ChopardKarina(カリナ)カリナは、「ハイジュエリー コレクション」より、123.18カラットのペアシェイプルベライトが特徴的なフェアマインド認証ホワイトゴールド製のネックレスに、ルベライトをあしらったリング、そしてダイヤモンドイヤリングを纏い登場した。Courtesy of ChopardCourtesy of Chopard#StarsInChopard#ChopardLovesCinema#ChopardDiamondsHP: :: ID:@chopard
2023年05月29日4人組メタバースグループaespa(エスパ)が、初の日本ツアー『aespa LIVE TOUR 2023 ’SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』を開催。3月15日の大阪・大阪城ホールから4月30日の愛知・日本ガイシホールまでの4都市10公演で11万人を動員した。aespaは2020年11月に韓国でデビューした、KARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)からなるメタバースグループ。「自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する」というコンセプトを持ち、各メンバーにはメタバース空間にアバターが存在するという世界観を作品で展開している。ツアータイトルの「HYPER LINE」は、「オンラインはaespaとae-aespa(アバター)が出会う世界で、オフラインはaespaとMY(aespaファンの総称)が出会う世界。そしてHYPER LINEはaespaとae-aespa、MYが出会う世界」というコンセプトを表している。ライブはaespaの世界観を象徴する、宿敵「Black Mamba」との闘いを歌い上げる「Girls」からスタート。炎の上がる情熱的なステージで、WINTERがロックスターのようにギターをかき鳴らすというパフォーマンスもあり、華やかにライブの幕を開けた。そして序盤のステージでファンを驚かせたのが、KARINAのソロ曲「Menagerie」と「Illusion」だ。KARINAが作詞に挑んだ「Menagerie」では、KARINAと同じ衣装のダンサーが彼女の影のように対となって踊ったすぐ後に、モニターにKARINAのアバターであるae-KARINAが登場し、シンクロしたパフォーマンスで客席を沸かせた。続く「Illusion」では透明なOLEDモニターに等身大のae-メンバーたちが登場。まさにaespaとae-aespaが’SYNK’しているかのような演出で、これぞaespaの真骨頂ともいえる、本ツアータイトル「HYPER LINE」を具現化するパフォーマンスを見せてくれた。このセクションでは未発売の新曲「Thirsty」も披露。これまでのaespaのイメージとは雰囲気が違うR&Bを貴重とした軽やかなバラードは各人のボーカルスキルが際立つ曲で、その新鮮な感覚に会場のファンも色めき立った。中盤は、WINTERのソロ曲「Lips」で幕開け。MCで「カッコいい女」と自己紹介していたWINTERだが、バラード曲「Lips」ではキュートな歌を聴かせた。中盤では、昨年の『Coachella Valley Music and Arts Festival』出演時に初披露した「Life’s Too Short」の英語バージョンや、新曲「I’m Unhappy」など、4人のボーカルの妙が光る曲が続いた。WINTERGISELLEがソロ曲、ヒップホップトラックの「2 Hot 4 U」でswagを見せつけると、ステージのムードが一変。衣装もカジュアルになり、彼女たちのかわいらしさを見せる楽しいセクションに。新曲「Hot Air Balloon」ではウサギ、ネコ、サル、ニンジンのバルーン人形が登場。新曲「YOLO」ではペンライトを手に持ち、花道からセンターステージまで歩き回ってファンとのコミュニケーションを楽しんだ。GISELLE終盤の始まりを告げるNINGNINGのソロ曲「Wake up」は、メインボーカルでありながらダンスもラップも上手い彼女の全部乗せともいえるヒップホップナンバー。NINGNINGのセクシーな魅力を際立たせた。新曲「Salty & Sweet」からはaespaのカッコよさ全開のラストスパートに突入。ポイントとなる振り付けが話題となった「Next Level」、そして巨大なスクリーンに登場した巨大なae-メンバーたちがaespaと一緒に踊ったデビュー曲「Black Mamba」で最高潮の盛り上がりを見せ、本編を終えた。NINGNINGアンコールは、新曲「’Till We Meet Again」で登場。「皆さんにまた会いたいので、この曲をアンコールに選びました」と、笑顔を見せるKARINA。ひとりずつファンへ感謝のメッセージを伝えた後は、「最後に言いたいことがあります」と4人がステージの中央に集まり、声をそろえて日本語で「“MY-J”愛してるよー!」と大きな声で叫び、最後の「ICU」を歌った。KARINAセットリストは最新活動曲「Girls」からデビュー曲「Black Mamba」へ、aespaのシーズン1の物語である「Black Mamba」との闘いを遡っていく構成となっていたが、全25曲のうち、各人のソロに加え、「Thirsty」「I’m Unhappy」「Don’t Blink」「Hot Air Balloon」「YOLO」「Salty & Sweet」「’Till We Meet Again」の7曲、計11曲もの未発売新曲が占めていたのは特筆すべきことだろう。4月1日の東京・国立代々木競技場第一体育館公演で、8月5日、6日の2日間にわたり東京ドームでの『aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN -Special Edition-』の開催を発表したが、これは、海外アーティストとしては史上最速の快挙でもある。5月8日には、韓国にて3rdミニアルバム『MY WORLD』のリリースが発表されているaespa。「Black Mamba」との闘いを終えシーズン2に入る彼女たちの新曲も楽しみだ。東京ドームで見せてくれる、Next Levelのaespaに期待が高まる。取材・文=坂本ゆかり<公演情報>『aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』4月15日(土) さいたまスーパーアリーナ【セットリスト】01.Girls02.ænergy03.I’ll Make You Cry04.Savage05.Menagerie(KARINAソロ)06.Illusion07.Lucid Dream08.Thirsty09.Dreams Come True10.Lips(WINTERソロ)11.Life’s Too Short12.I’m Unhappy13.Don’t Blink14.Lingo15.2 HOT 4 U(GISELLEソロ)16.ICONIC17.Hot Air Balloon18.YEPPI YEPPI19.YOLO20.Wake up(NINGNINGソロ)21.Salty & Sweet22.Next Level23.Black Mamba■ENCORE24.’Till We Meet Again25.ICU<リリース情報>3rd Mini Album『MY WORLD』韓国輸入盤をワーナーミュージック・ストア限定、豪華特典付きで予約受付中特設サイト:<ライブ情報>『aespa LIVE TOUR 2023 ʻSYNK : HYPER LINEʼ in JAPAN -Special Edition-』8月5日(土) 東京ドーム 開場 16:00 / 開演 18:008月6日(日) 東京ドーム 開場 14:00 / 開演 16:00
2023年05月01日前回の開催からおよそ3年ぶりにSMTOWNが日本にやってきた!『SMTOWN LIVE 2022:SMCU EXPRESS@TOKYO』と題して、SMエンターテインメント所属アーティストが東京ドームに集結。総勢16組、54名のアーティストが一堂に会して日本のファンの前でパフォーマンスした。SMTOWNでしか見られないコラボやソロ…超豪華で貴重なステージが続々!ライブタイトルにもあるSMCUとは「SM Culture Universe」の略で、現実世界と仮想世界の境界を越えて、全世界が文化でつながるというSMが望む未来のエンターテイメントだそう。SMCUをもとに、「メタバーシャルオリジンストーリー」という世界観を拡張したものが今回のSMTOWNのテーマだ。ライブが始まると、ステージにはSMCU EXPRESSという列車が登場し、その中から現れたのは今年、日本で初のショーケースを大成功させたaespa。「SMTOWNで最高の思い出を作りましょう!」とKARINA(カリナ)が挨拶すると、会場からは声援の代わりに大きな拍手が。続いて中国人メンバーで構成されたWayVの王子様然としたステージや、NCT DREAMの遊び心たっぷりのパフォーマンスが続く。aespaWayVNCT DREAMSMTOWNと言えばここでしか観ることができないグループやユニットの垣根を越えたコラボステージが目玉のひとつ。今年は東方神起のCHANGMIN(チャンミン)、SUPER JUNIORのKYUHYUN(キュヒョン)、SHINeeのMINHO(ミンホ)によるAdoの「阿修羅ちゃん」が話題に。出演アーティスト中、かなりのベテランに数えられる3人が全力で遊ぶステージは、彼らの歌唱力とパフォーマンス力、そしてビジュアル力が遺憾なく発揮されて、とにかくゴージャス。NCT 127のTAEYONG(テヨン)、NCT DREAMのJENO(ジェノ)、WayVのHENDERY(ヘンドリー)とYANGYANG(ヤンヤン)、aespaのGISELLE(ジゼル)ら“SM Rap Unit”による「ZOO」はフレッシュな顔ぶれによるラップの掛け合いが印象的だった。SHINeeのONEW(オンユ)とaespaのNING NING(ニンニン)が歌った「Way」は、2人の歌唱力の高さはもちろん、寄り添い合う声が素晴らしいステージに。そしてSMエンターテイメントが誇る歌姫を集結させたGOT the beatの日本初ステージは、少女時代のTAEYEON(テヨン)、Red VelvetのWENDY(ウェンディ)、aespaのWINTER(ウィンター)のハイトーンの競演が見事。NCT 127のTAEYONG(テヨン)とWayVのTEN(テン)による「Baby Don’t Stop」は、正反対の2人が見せる息の合ったダンスに目を奪われ、まさに2人だけの世界を構築してみせた。NCTのSHOTARO(ショウタロウ)とSUNGCHAN(ソンチャン)がSM ROOKIESと踊ったダンスパフォーマンスや、SUNGCHAN(ソンチャン)とWayVのXIAOJUN(シャオジュン)がフィーチャリングしたRaidenの曲など、普段は観られないステージが続々と繰り広げられた。左からKYUHYUN(SUPER JUNIOR)、CHANGMIN(東方神起)、MINHO(SHINee)。SM Rap Unitそして今年はソロステージも見応えたっぷり。SUPER JUNIORのYESUNG(イェソン)はONE OK ROCKの「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」で会場を熱狂させたかと思えば、BoAは日本デビュー20周年記念アルバムから「The Greatest」を披露。「日本デビュー20周年だって言われた時に、すごく長い間応援されているんだなと思って、幸せだなって思ってます」と笑顔を見せた。BoAとともにSMの土台を築いたKANGTA(カンタ)は「Eye On You」を披露。そして東方神起のCHANGMINは韓国最新ソロ曲「Devil」の日本初公開で、まるでミュージカルのような圧巻のステージを見せたかと思えば、「Fever」では一転してジャジーな曲調に合わせて大人の色気を振りまいた。SHINeeのONEW、MINHO、KEY(キー)もそれぞれソロステージを披露。特にKEYは新曲「Gasoline」をリリース前にステージで先行して見せたことで話題になったが、黄金色に輝く衣装と圧倒的な世界観に裏打ちされたKEYならではのパフォーマンスは、会場中の注目をさらった。今年はSHINeeとしてのステージはなかったが、MCでは3人で集まり、おなじみ「輝くSHINeeです!」と挨拶。“この3人の中では”一番年下のKEYが「SHINeeの末っ子、KEYです!」と言うと、一瞬びっくりしたONEWも「たしかに」と納得顔。KEYは8月30日にリリースされる新曲を、ONEWは現在まわっているジャパンソロツアーをアピールした一方、「今、何してるの?」と聞かれたMINHOは「ゴルフ」と即答して笑いを誘った。「来年ぐらいはSHINeeとしてもここで歌えるようにしたい」というKEYの言葉に、会場からは大きな拍手が沸き起こった。KEY(SHINee)今年はEXOもCHEN(チェン)、SUHO(スホ)、KAI(カイ)、XIUMIN(シウミン)がソロパフォーマンス。MCでは4人集まって挨拶すると、リーダーのSUHOが「ここにいる僕たちだけでなく、今日は一緒に参加できなかったEXOのメンバーたちもみなさんに会いたがっています。少しだけ待っていただければ、EXOが完全で完璧な音楽とステージで帰ってきます」と宣言。最後に「EXOサランハジャ!」と挨拶すると、「帰りたくないよー」と駄々をこねるKAIを引き連れ、ステージを後にした。KAI(EXO)XIUMIN(EXO)グループとしてはSUPER JUNIORが「BAMBINA」で会場にいる全員を踊らせたかと思えば、NCT Uの「Universe(Let’s Play Ball)」からNCT全員揃っての「RESONANCE」の流れは、この日一番の熱をはらんだステージに。クラシカルな雰囲気がよく似合うRed Velvetの「Feel My Rhythm」やNCT 127の人気曲「Kick It」、そして再びSUPER JUNIORが登場しての「Black Suit」と、最後まで見応えたっぷり。ラストはSMTOWNの締め曲、「HOPE」でこの日参加した全アーティストがステージに登場し、会場のファンと目を合わせ、手を振り、ハートを作ってみたり、3年ぶりの日本ファンとの出会いを思いっきり楽しんだ。最後の挨拶ではSUPER JUNIORのLEETEUK(イトゥク)が「SMを建てた!」とBoAを紹介すると、「たしかに、SM建てた!」と答える一幕も。最後はLEETEUKが「また会いましょう!」と日本語で挨拶し、3年ぶりのSMTOWNは無事終幕した。写真川島 伸一、幸田 昌之、上飯坂 一、釘野 孝宏、高村祐介、上西 由華『SMTOWN LIVE 2022 SMCU EXPRESS @TOKYO』DAY3セットリスト01. BLACK MAMBA/aespa02. Next Level/aespa03. Kick Back/WayV04. Beatbox/NCT DREAM05. Hot Sauce/NCT DREAM06. Beautiful goodbye/CHEN(EXO)07. Way/ONEW(SHINee)feat.NINGNING of aespa08. Hurdle/SUHO(EXO)09. WILDSIDE/Red Velvet10. C.h.a.o.s.m.y.t.h./YESUNG(SUPER JUNIOR)11. gimme gimme/NCT 12712. Sticker/NCT 12713. DICE/ONEW14. 阿修羅ちゃん/CHANGMIN(東方神起), KYUHYUN(SUPER JUNIOR), MINHO(SHINee)15. Dream Routine/NCT(SHOTARO, SUNGCHAN)×SMROOKIES16. ZOO/SM Rap Unit(TAEYONG, JENO, HENDERY, YANG YANG & GISELLE)17. Eyes on you/KANGTA18. Golden/RAIDEN(feat. XIAOJUN, SUNGCHAN)19. INVU/TAEYEON20. DEEP/HYOYEON21. Heartbreak/MINHO(SHINee)22. Bad Love/KEY(SHINee)23. Peaches/KAI(EXO)24. Shake/XIUMIN(EXO)25. The greatest/BoA26. Sorry, Sorry27. Bonamana/SUPER JUNIOR28. BAMBINA/SUPER JUNIOR29. Universe(Let’s Play Ball)/NCT U30. RESONANCE/NCT31. Step Back/GOT the beat(BoA, TAEYEON, HYOYEON, SEULGI, WENDY, KARINA, WINTER)32. Devil/CHANGMIN(東方神起)33. Fever/CHANGMIN(東方神起)34. Gasoline/KEY(SHINee)35. Baby Don’t Stop/NCT U36. Glitch Mode/NCT DREAM37. Girls/aespa38. Feel My Rhythm/Red Velvet39. Nectar/WayV40. Kick It/NCT 12741. Better/BoA42. Black Suit/SUPER JUNIOR43. Hope from KWANGYA取材、文・尹秀姫
2022年09月08日4人組ガールズグループ・aespa(エスパ)が3日、さいたまスーパーアリーナで行われたファッションイベント「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」(TGC)に初出演。登場するやいなや観客席から歓迎する声があがった。2020年11月にデビューしたaespaは、カリナ、ジゼル、ウィンター、ニンニンの4人で構成されている。TGC初出演にして大トリを務めた。披露したのは、デビュー曲「Black Mamba」、「Next Level」、「Girls」の計3曲で、アップテンポナンバーで会場を沸かせた。カリナが「1人ずつ挨拶しましょうか?」と言うと、「こんばんは、私はカリナです」と日本語であいさつ。ウィンターは「みなさん本当に会いたかったです」、ニンニンは「みなさん盛り上がってますか?」、ジゼルは「みなさん楽しんでいますか? きょうはお会いできてうれしいです。これから日本のみなさんに会える機会をたくさん作っていきたいので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。すべての曲を披露した後、4人は「ありがとうございました」「バイバイ~」「愛してる~」とそれぞれがファンに愛を送った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは「GOING MY RUNWAY」。「“わたしらしく”過ごすことが尊重されるカラフルな時代に、多様性を受け入れながらも“わたしらしく”輝く人をTGCは応援したい」という思いが込められている。(C)マイナビ TOKYO GIRLS COLLECTION 2022 AUTUMN/WINTER
2022年09月04日