深刻な病気が原因の場合も…産婦人科医に聞く“生理周期の乱れ”の原因とは?
生理がなかなか来なかったり、本来の生理期間を過ぎてもダラダラと出血が続いたり…。周期の乱れには、さまざまな病気が潜んでいることも。便利なツールを利用して正しい周期で生理が来ているのか、自分で管理しよう。
周期乱れには深刻な病気が隠れていることも。
生理周期の乱れの原因は、多岐にわたる。ストレス、寝不足、急激な体重変化などによっても起こりがちだが、深刻な病気が原因になっている場合も少なくないそう。
「生理が止まってしまう背景には、多嚢胞性卵巣症候群や甲状腺の病気が潜んでいることも。多嚢胞性卵巣症候群は、卵子が卵巣に詰まってしまう病気で、いわば卵子が渋滞している状態。
放置しておくと不妊につながる可能性もあります」(産婦人科医・竹元葉さん)
さらに、本来卵巣から分泌されているはずの女性ホルモンの分泌異常も原因として考えられるそうだ。このホルモンは、生理を起こすだけでなく、骨や皮膚などを健康に保つ作用もあるので、骨がもろくなって骨粗しょう症につながったり、肌あれの原因にも。
「生理が長い期間来ない場合はもちろん、コンスタントに2~3か月空いてしまったり、月の半分以上出血しているのであれば、婦人科に相談へ」