どんなときに同意が必要? 断るときはどうしたら? “性的同意”について解説
意識があり、する・しないを自分で決められることがまず一つ」
2、断る自由がある
「相手がどんな人であろうと、“したくない”と断る自由はある。同意が成立するためには、相手との間に力関係や上下関係がなく、対等であることが重要です」
例えば会社の上司など明らかに立場が上の人から迫られ、不利益を憂慮して応じてしまったとしたら、それは真に同意のあるセックスとはいえません。
3、この人と性行為がしたい
「セックスする、しないという意思に加え、“誰とするか”も、性的同意においては重要な要素。自分がしたいと思う相手としか、する必要はありません」
イヤな相手としなくていいのはもちろんですが、暗い場所で気づかず夫や恋人だと思ったら違った、なりすまして騙された、というのも同意のないセックスになります。
今年7月に刑法が変わり、同意のない性行為やわいせつな行為は〈不同意性交等罪〉〈不同意わいせつ罪〉という罪に。
2017年、110年ぶりに性犯罪に関する刑法が大幅改定。しかしまだ多くの課題の積み残しがあり、今年6月にさらなる改正案が可決・成立。これまでの強制性交等罪と準強制性交等罪は、〈不同意性交等罪〉として処罰されることに。