症状が出ては消え、出ては消え…20代女性に急増中の「梅毒」とは?
2023年7月27日現在。
コロナ禍を経て世界的に大流行。日本でも今年は2万人を超える予測。
ここ数年、急激に感染が広がっているといわれるのが梅毒。
「挿入だけでなく、キスやオーラルセックスでもうつる性感染症で、“梅毒トレポネーマ”という細菌が原因。かつては“男性の病気”という印象が強かったのですが、2013年頃から若い女性に増え始め、コロナ禍を経てさらに増加。’22年は1万件を超えたという報告があり、今年はそれを上回ると予測されています。医療機関からの報告漏れを含めると、その4倍以上いるのでは、といわれています」(産婦人科専門医・川名敬先生)
男性は20~50代の層に感染が広がっているが、女性の場合、20代が突出して多いとのこと。
読者世代、要注意です。
「性感染症は“いろんな人とセックスをした結果”と言われがちですが、決してそんなことはなく、女性患者の8割は、特定のパートナーとしかしていなかったという調査結果もあります」(川名先生)
実はこの病気、50年に一度流行を迎えるという波があり、世界的にも流行中。セックス時は必ずコンドームを使い、あやしいと思う相手との性交渉は避けて。