中元日芽香「客観的な指標ができることで、男性からの理解も深まりそう」 PMSのつらさを“数値化”!?
客観的なデータがあれば、もっと伝えやすくなるはずと考え、今回のプロジェクトでは、女性のつらいという気持ちを表現しやすくなるような“指標”を作ることを目指しています。
――どのように研究を行っているのでしょうか。
疋田:ロッテの女性社員や、社員の家族など約120名にウェアラブル端末を3か月間つけてもらい、心拍数や睡眠スコア、ストレススコアなどのデータを計測しています。参加者には心身の状態や症状に関するアンケートも行い、つらいと感じた時にデータがどのように変化しているのか、そこにどのような関連性があるのかを分析。ヘルスケア関連のデータ分析に強い「テックドクター」さんとタッグを組んで研究を進めています。
赤塚:現在プロジェクトの真っ最中ですが、研究の進捗を発表する機会もあり、社内でも男性と生理やPMSについて自然と話せる雰囲気が生まれたと感じています。
中元:素晴らしいです。私はカウンセラーとしての活動を通じて、“パートナーが生理などでつらい時にどのような声をかけていいか分からない”という男性のお悩みもよく聞きます。
客観的な指標ができることで、女性本人はもちろん、男性からの理解も深まりそう。