“おりもの”で病気の有無がわかる! 産婦人科医が教える「チェックすべきポイント」
「排卵期ではないのに大量に水っぽいおりものが出る場合は、クラミジアなどの性感染症の可能性が。また、排卵の際に卵子は卵巣の表面を突き破るため、排卵期のおりものには血液が混じることがあります。ですが、排卵期以外でも血が混じっていたら要注意。子宮頸がんなどの可能性も考えられます」
おりものの色や質感にも注目が必要だという。
「グレーがかった色なら細菌性腟症、黄緑色っぽく泡立っていたらトリコモナス腟炎、また膿のように黄緑がかっていたら淋菌感染症が考えられます。ポロポロとしたカッテージチーズ状のおりものが、強いかゆみとともに出る場合は、カンジダ腟炎の可能性も。このような異変を少しでも感じたら、迷わず婦人科を受診してほしいです」
下着についたおりものを放置すると、蒸れて細菌が繁殖しやすくなり肌荒れの原因にも。おりものシートを使い、日中2~3回ほど取り替えて清潔に保つのが理想だという。
「濃い色の下着だとおりものの色が分かりにくいため、体調を知る上でもおりものシートを使う利点は大きいといえます」
また、おりものシートは災害時にも活躍するアイテムだ。「災害時はお風呂に入れなかったり、下着を頻繁に洗うのも難しいもの。