ミニコスメが密かなブームに!? “コンシャスビューティ”最新事情をチェック
中島:それは選びやすい!買う人にとって、すごく親切ですね。
小西:そうなんです。全部のマークが入っていないと買わない、という考えの人もいるくらいです。アメリカでは、どんなにバズっていても、どんなにクチコミ評価が高くても、自分の信念に合わないコスメは買わない、という人が少なからずいるようです。
中島:そうなんですね。日本ではリサイクル素材を活用したパッケージやリフィルを採用するコスメがたくさんありますが、環境問題に配慮したコスメが増えてきているんでしょうか?
小西:環境保護を重視したコスメが世界的にも増えているようです。ミンテルという会社が「世界のコスメはコンシャスビューティにおいて、どの項目を重視しているのか」という調査を行ったのですが、2021年は「クルエルティフリー」、つまり動物愛護がトップ。日本は「環境に優しいパッケージ」がトップでした。
ところが2022年になると、世界でも「環境に優しいパッケージ」がトップになったんです。中島:世界が日本に追いついた!?
小西:記録的な猛暑や森林火災、洪水などが相次いで、気候変動への危機感が高まったのかもしれませんね。
中島:気候変動を抑えるためには、環境保護が重要ですものね。