岸田奈美「結果的に自分も周囲もハッピーに」 中元日芽香と考える“頑張らない”不調との向き合い方
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、“頑張らない”不調との向き合い方。生理やPMSがつらくても、我慢するのが当たり前?作家の岸田奈美さんと、中元日芽香さんと一緒に、不調との“頑張らない”向き合い方を考えます。
「生理は敵」と考えると精神がすり減ってしまう。
写真左・岸田奈美さん、右・中元日芽香さん
中元:岸田さんは女性特有の不調に悩まされたことはありますか?
岸田:以前はほとんどなかったんですが、30代に突入する頃から生理痛がひどくなってしまい…。あまりにつらくて初めて婦人科に行ったんです。同じ頃に、仕事を頑張りすぎて情緒不安定になり、心療内科にも通院をしていました。
中元:その経験によって、生活に変化はありましたか?
岸田:健康だし、とことん頑張れると思っていたけれど、自分を過信してはダメだと痛感。
今は、生理に関しては家族やマネージャー、親しい編集者の方に「来週あたり、たぶんアカンから」と事前に宣言して、未来の自分に向けて前向きに“諦める”ようにしています。
中元:私もピルを飲むようになってから周期が一定になり、生理の時に予定を詰めすぎないように対策できるようになりました。