岸田奈美「結果的に自分も周囲もハッピーに」 中元日芽香と考える“頑張らない”不調との向き合い方
それまでは、生理痛やPMSがつらい時は「仕事の邪魔しないで!」という感情でいっぱいで、生理と仲良くしてあげられなかったですね。
岸田:「生理は敵」って思っていると、自分が自分に裏切られているような気がして精神がすり減ってしまうんですよね。それに、休む基準は法律で決まっているわけじゃないから、自分で決めないといけない。私は自分を過信して痛い目を見たので、今は自分の感覚を信用していません。だから、スマートウォッチで睡眠の質やストレス値を計測して、自分の心身の状態を判断するようにしています。また「先週しんどそうだったから、今週は休みましょう」といった周囲の提案を素直に受け入れるのも大切だなと。
中元:自分への期待値が高い人ほど、周囲が休むことを勧めてくれても「私はこんなはずじゃない」と頑張ってしまう。人間なのだから毎日100%のパフォーマンスを発揮するのは無理で、60%の日もある。
そう考えるようになってから、私も少しラクになれました。
岸田:私も経験があるんですが、生理痛で苦しんでいる時って八つ当たりしてしまったり、相手を思いやる余裕がなかったりするので、無理すると人間関係を壊すことにつながりがち。